JP4455108B2 - Camera having zoom lens and zoom lens barrel - Google Patents
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Description
本発明は、ズーミングおよびフォーカシング可能なズームレンズを有するカメラ、および、上記ズームレンズを内蔵するズームレンズ鏡筒に関する。 The present invention relates to a camera having a zoom lens capable of zooming and focusing, and a zoom lens barrel incorporating the zoom lens.
従来の沈胴可能なズームレンズ鏡筒の一例として、図15の枠部材部分拡大断面図に示されるような一般的な構造の鏡筒の場合、前群レンズ103,後群レンズ105を保持する進退移動可能な前群枠102,後群枠104がカム枠101の回転によって、沈胴位置からワイド端位置に、さらに、テレ端位置に繰り込まれる。カム枠101の内周部には前群枠102を進退駆動するための雌ヘリコイドネジ101aと後群枠104を進退駆動するためのカム溝101bとが設けられる。
As an example of a conventional retractable zoom lens barrel, in the case of a lens barrel having a general structure as shown in the enlarged sectional view of the frame member in FIG. The movable
図15に示す従来のレンズ鏡筒において、前群枠102,後群枠104をワイド端位置から沈胴位置に繰り込む場合、前群枠102は、雌ヘリコイドネジ101aにより繰り込まれるが、後群枠103は、ワイド端位置から直ちに繰り込み方向に移動するのではなく、ある光学系においては、一旦繰り出し方向に繰り出された後、沈胴位置に向けて繰り込まれることもある。すなわち、カム溝101bのワイド端部分には、ある余裕の範囲の繰り出し方向へのカム溝が設けられているために上述のように一旦繰り出された後に繰り込まれることになる。
In the conventional lens barrel shown in FIG. 15, when the
上述した図15に示す従来のズームレンズ鏡筒においては、ワイド端から沈胴させる場合に後群枠104が一旦繰り出されるように移動することから、前群枠102と後群枠104とがワイド端での相対位置よりさらに接近することになる。従って、前群枠102と後群枠104との離間距離d0 をワイド端での離間距離よりも大きくとっておく必要がある。そのために前群枠102および後群枠104の占有スペ−スが制限されるなどによって配置,形状の自由度が減る。そのため、十分な性能を有するレンズ鏡筒を提供することが難しくなる。あるいは、レンズ鏡筒の小型化にも支障が生じる。
In the conventional zoom lens barrel shown in FIG. 15 described above, when retracting from the wide end, the
本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、ズームレンズ鏡筒において、各構成部材の配置が容易で設計の自由度の大きく、また、小型化も可能なズームレンズ鏡筒、または、ズームレンズを有するカメラを提供することを目的とする。 The present invention has been made in order to solve the above-described problem, and in a zoom lens barrel, the arrangement of each component is easy, the degree of freedom in design is large, and the zoom lens barrel can be downsized. Another object is to provide a camera having a zoom lens.
本発明のズームレンズを有するカメラは、沈胴するズームレンズを有するカメラにおいて、ズームレンズを構成する複数のレンズ群の内の合焦を行うフォーカシングレンズ群と、 上記フォーカシングレンズ群をズーミングのため光軸方向に進退させるためのカムであって、ワイド端回動位置から沈胴回動位置の間において上記フォーカシングレンズ群との干渉を避けるための必要移動量が光軸方向に不足する沈胴カム筋とこれに繋がりズーミングを行うための光学的必要移動量に対し不足するズームカム筋とを有するカムと、上記フォーカシングレンズ群を合焦のため駆動する合焦駆動機構と、上記合焦駆動機構を機能させ、上記フォーカシングレンズ群を合焦させるときに、上記ズームカム筋によって生じた上記フォーカシングレンズ群の移動不足量を合焦のための移動量に加算して上記フォーカシングレンズ群を移動させるように上記合焦駆動機構を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。 A camera having a zoom lens according to the present invention is a camera having a retractable zoom lens, a focusing lens group for focusing among a plurality of lens groups constituting the zoom lens, and an optical axis for zooming the focusing lens group A retractable cam streak that is required to move in the direction of the optical axis, and that is not sufficiently moved in the optical axis direction to avoid interference with the focusing lens group between the wide end rotational position and the retracted rotational position. a cam having a zoom cam muscle is insufficient to optical required amount of movement for zooming leads to a focusing drive mechanism for driving for focusing the focusing lens unit, to function the focusing drive mechanism , when focusing the focusing lens group, the focusing lens unit caused by the zoom cam muscle Control means for controlling the focusing drive mechanism so as to move the focusing lens group by adding the insufficient movement amount to the movement amount for focusing.
本発明によれば、枠部材の配置が容易で設計の自由度の大きく、また、小型化も可能なズームレンズ鏡筒、または、ズームレンズを有するカメラを提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a zoom lens barrel or a camera having a zoom lens in which the arrangement of the frame member is easy, the degree of freedom of design is large, and the size can be reduced.
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるズームレンズ鏡筒の外観を示す斜視図である。図2は、上記ズームレンズ鏡筒が装着される銀塩カメラのレンズ鏡筒沈胴状態での撮影光軸に沿った断面図である。図3は、上記ズームレンズ鏡筒の撮影可能なワイド状態での撮影光軸に沿った断面図である。図4は、上記ズームレンズ鏡筒の撮影可能なテレ状態での撮影光軸に沿った断面図である。図5,6は、上記ズームレンズ鏡筒の分解斜視図である。図7は、上記ズームレンズ鏡筒に内蔵されるフォーカスユニットの分解斜視図である。図8は、図7のE矢視図であって、上記フォーカスユニットの合焦駆動機構部を構成する送り軸部まわりの断面図である。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a perspective view showing an appearance of a zoom lens barrel that is an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the photographing optical axis in the retracted state of the lens barrel of the silver halide camera to which the zoom lens barrel is attached. FIG. 3 is a cross-sectional view of the zoom lens barrel taken along the photographing optical axis in a wide state where photographing is possible. FIG. 4 is a cross-sectional view of the zoom lens barrel along the photographing optical axis in a telephoto state where photographing is possible. 5 and 6 are exploded perspective views of the zoom lens barrel. FIG. 7 is an exploded perspective view of the focus unit built in the zoom lens barrel. FIG. 8 is a cross-sectional view around the feed shaft portion constituting the focusing drive mechanism portion of the focus unit, as seen from the direction of arrow E in FIG.
なお、以下の説明において、ズームレンズ鏡筒(レンズ鏡筒と記載する)の被写体側を前方側とし(前方方向を+Zとする)、結像側を後方側(または、背面側)とする(後方方向を−Z方向とする)。また、回転方向は、前方側から見たときの回転方向で示す。 In the following description, the subject side of a zoom lens barrel (described as a lens barrel) is the front side (the forward direction is + Z), and the imaging side is the rear side (or the back side) ( The backward direction is taken as the -Z direction). The rotation direction is indicated by the rotation direction when viewed from the front side.
本実施形態のレンズ鏡筒110は、図2等に示すように銀塩カメラ100に組み込まれるレンズシャッタタイプのズームレンズ鏡筒であって、該カメラ100には、ズーム式光学ファインダ装置が組み込まれているものとする。
The
レンズ鏡筒110は、図1〜8等に示すようにカメラ外装カバー120内にてカメラ本体130に支持される固定枠1と、固定枠1内に組み込まれる枠部材として、固定枠1に対して回転,進退自在に支持される回転枠2と、固定枠1に対して回転規制され、回転枠2とともに進退移動する移動枠4と、回転枠2とともに回転し、移動枠4に対して進退駆動されるカム枠3と、移動枠4により回転規制され、かつ、カム枠3とともに進退移動するフロートキー5と、フロートキー5により回転規制され、かつ、カム枠3により進退駆動される第一群枠6と、フロートキー5により回転規制され、かつ、カム枠3により進退駆動されるフォーカスユニット7および第三群枠8と、フォーカスユニット7と第三群枠8を離間させる方向に付勢する圧縮バネで形成される付勢バネ9と、光軸Oを有する撮影光学系(ズームレンズ)として第一群枠6に保持される第一群レンズ11,第二群枠23に保持されるフォーカシングレンズ群である第二群レンズ12,第三群枠8に保持される第三群レンズ13と、第一群枠6とフォーカスユニット7の間に配される蛇腹遮光ゴム17と、各枠部材間に配されるリング状の遮光ゴム18,19,20とを主に有してなる。
The
固定枠1は、円環形状部材であって、固定枠1には内周部に雌ヘリコイドネジ(以下、ヘリコイドネジは、ヘリコイドと記載する)1aと、該ヘリコイドに重畳する直進溝1bが設けられ、内周部に光軸Oに沿ったロングギヤ挿入用凹部1cが設けられる。
The
直進溝1bのうち、下方に配置される直進溝1b1には、2つのピン穴1fとビス穴1e等が設けられる。2つのピン穴1fには、それぞれズーム検出ピン37A,37Bが外周側から直進溝1b1内にその先端部が突出する状態で出没自在に挿入される。固定枠1の直進溝1b1の外側の外周位置にズームエンコーダ89であるズーム位置検出スイッチ部40を構成するワイド検出スイッチ接片38A,テレ検出スイッチ接片38Bおよび検出スイッチコモン接片39とがビス72,73をビス穴1e等に螺着して固着される。一方のズーム検出ピン37Aの下端部がコモン接片39の後側端部39aに当接し、他方のズーム検出ピン37Bの下端部がコモン接片39の前側端部39bに当接している。後,前側端部39a,39bは、常時はワイド検出スイッチ接片38A,テレ検出スイッチ接片38Bに接触(オン状態)している。繰り出された移動枠4のガイド突起4a(後述)によりズーム検出ピン37A,37Bの何れかが押圧されると、ワイド検出スイッチ接片38A,テレ検出スイッチ接片38Bがオフ状態に切り替わり、移動枠4のワイド端位置、または、テレ端位置が検出される。なお、ワイド検出スイッチ接片38A,テレ検出スイッチ接片38B,コモン接片39の端部ブラシ部は、図示しない接続用フレキシブルプリント基板に接触して保持され、その出力は、後述するCPU91に入力される。
Of the
ギヤ挿入用凹部1cには、回転枠駆動用ロングギヤ36が挿入され、ロングギヤ36は、前方の軸穴1dと後方部の固定されるギヤ取り付け板36aとによって取り付けられ、その回転軸は、光軸Oと平行に回転自在に支持される。
A rotary frame driving
ロングギヤ36は、ズーム駆動時、ズームモータ64によりギヤ列67等を介して回転駆動される。すなわち、図1に示すようにズームモータ64の出力軸に固着されるピニオン65は、ギヤ列67の入力側ギヤに噛合しており、ギヤ列67の出力ギヤ側は、ネジギヤ68側に噛合している。ネジギヤ68の回転は、出力ギヤ69側に伝達される。出力ギヤ69は、ロングギヤ36に常時噛合しているので、ズームモータ64の回転は、ロングギヤ36側に伝達される。
The
ズームモータ64の回転量は、ズームモータ出力軸に固着されるスリット板65aの回転量を検出するズームエンコーダ89であるフォトインターラプタ66により検知される。
The amount of rotation of the
回転枠2は、円環形状部材であって、回転枠2には後端外周部にギヤ部2cと雄ヘリコイド2aが設けられる。また、後方内周部には内周に沿ってカム部2f,2gを持つ円周ガイド溝2eが設けられ、カム部2f,2gに対応した状態で後端面2dから凹んだ状態の複数の凹部2iが設けられる。また、内周部には光軸O方向に沿った複数の直進溝2bが設けれる。
The rotating
回転枠2は、雄ヘリコイド2aを固定枠1の内周部の雌ヘリコイド1aに螺合させて固定枠1の内周部に嵌入される。そして、回転枠2は、固定枠1に装着されたロングギヤ36によりこれと噛合するギヤ部2cを介して回転駆動され、固定枠1に対して回転しながら光軸O方向に進退移動する。
The rotating
移動枠4は、円環形状部材であって、移動枠4には後端面部4fの外周部に外径方向に突出する複数のガイド突起4aと、ガイド突起4aの前方側に外方に突出する複数のガイドピン4dと、内周部に雌ヘリコイド4b、および、光軸O方向に沿った直進溝4cとが設けられており、さらに、内外周部を貫通する2本の螺旋状逃げ溝4eが設けられている。
The moving
移動枠4は、ガイド突起4aを固定枠1の直進溝1bに摺動自在に嵌入させた状態で回転枠2の内周部に回転自在に嵌合して挿入される。その挿入状態でガイドピン4dは、回転枠2の円周ガイド溝2eに摺動自在に嵌入する。従って、移動枠4は、固定枠1に対して回転規制された状態にて回転枠2の内周部にて光軸O方向に回転枠2と一体の状態で進退移動する。
The moving
カム枠3は、円環形状部材であって、カム枠3には後端外周部に雄ヘリコイド3aが設けられる。また、後方内周部には複数のガイド突起3eが設けられる。また、内周部には雌ヘリコイド3bと、光軸O方向に対して斜行するズーム用カムとして各3本のカム溝3c,3dが設けられる。また、上記後端の雄ヘリコイド3aが設けられる部分に外方に突出する2本のガイドピン14が固着される。
The
カム溝3cは、後述するフォーカスユニット7の第二群ガイド枠21のカムフォロア15と嵌合するカム溝であって、第二群ガイド枠21を介して第二群枠23に保持されるフォーカシングレンズの第二群レンズ12をズーミングのために光軸O方向に進退させるためのズーム用カムである。但し、カム溝3cには、ズーミング時の第二群レンズ12の光学的必要移動量を制限するために後述するように該必要移動量に対して不足するカム筋(図10のカム溝部3c1〜3c3)が形成されているものとする。後述するように合焦駆動時に上記ズーミングに不足する移動量(図10の移動量L1 )を合焦駆動量に加算した第二群レンズ12の補正駆動がなされる。
The
カム溝3dは、第三群枠8のカムフォロア16と嵌合するカム溝であって、第三群枠8に保持される第三群レンズ13をズーミングのために光軸O方向に進退させるためのズーム用カムである。
The
カム枠3は、移動枠4の内周部の雌ヘリコイド4bに雄ヘリコイド3aを螺合させた状態で嵌合され、かつ、ガイドピン14が逃げ溝4eを挿通した状態で回転枠2の直進溝2bに摺動自在に嵌入させて組み込まれる。従って、カム枠3は、回転枠2とともに回転し、かつ、移動枠4に対して相対的に光軸O方向に進退移動する。
The
フロートキー5は、円環形状部材であって、フロートキー5には外周後端部に外径方向に突出する複数のガイド突起5aと、外周後方部に周方向に沿ったガイド溝5dと、外周部に光軸O方向に沿った直進溝5eと、内外周を貫通する光軸O方向に沿った各3本の直進ガイド溝5b,5cが設けられる。
The
フロートキー5は、ガイド突起5aを移動枠4の直進溝4cに摺動自在に嵌入させ、さらに、ガイド溝5dにカム枠3のガイド突起3eを摺動自在に嵌入させた状態で組み付けられる。従って、フロートキー5は、移動枠4によって回転が規制され、かつ、光軸O方向にカム枠3と一体で進退移動する。
The
第一群枠6は、円環形状部材であって、第一群枠6には後端外周部に雄ヘリコイド6aと、内周部に光軸O方向に延びる直進ガイド凸部6bが設けられる。さらに、中央開口部に第一群レンズ11が保持され、その前面部に飾り板10が固着される。
The
第一群枠6は、直進ガイド凸部6bをフロートキー5の直進ガイド溝5bに摺動自在に嵌入させ、かつ、雄ヘリコイド6aをカム枠3の雌ヘリコイド3bに螺合させて組み込まれる。従って、第一群枠6は、フロートキー5によって回転規制された状態でカム枠3の回転と進退移動にともなって光軸O方向に直進移動する。
The
フォーカスユニット7は、図2,5,7等に示すように第二群ガイド枠21と、フォーカシングスレンズ,シャッタの駆動源が装着され、第二群ガイド枠21の後側に取り付けられるLD地板22と、シャッタ羽根,遮光羽根及びフォーカシングレンズである第二群レンズ等が組み込まれ、フォーカシング時に第二群ガイド枠21に対して光軸O方向に相対駆動される第二群枠23と、第二群枠23の前面に取り付けられるシャッタ蓋25と、第二群ガイド枠21の前面に取り付けられる枠蓋26と、第二群枠23を光軸O方向に摺動自在に支持するガイドロッド27とを主に有してなる。
As shown in FIGS. 2, 5, and 7, the
LD地板22は、中央開口部22aを有する枠部材であって、その前面側にシャッタ羽根,遮光羽根の駆動源であるプランジャソレノイド装置55と、合焦駆動の駆動源であるフォーカスモータ41と、合焦駆動用ギヤ列46と、合焦駆動用ギヤ列46を介して第二群枠23を進退駆動する合焦駆動機構部と、フォーカスモータ回転量検出用フォトインタラプタ61と、シャッタ羽根移動位置検出用フォトインタラプタ63等が組み込まれる。このLD地板22は、第二群ガイド枠21に対して背面側からフック22cで仮止めした後、ビス挿通穴22bに挿通させたビス71a、および、ビス挿通穴22dを挿通させたビス71bを第二群ガイド枠21に螺着させて固定される。
The
プランジャソレノイド装置55は、ソレノイド部58と、プランジャ56と、該ソレノイド部と該プランジャとの間に介在され、該プランジャを突出方向(シャッタ羽根閉方向)に付勢するプランジャバネ57とを有している。プランジャ56のスライド方向は、光軸Oとの垂直面に沿った方向とする。プランジャ56の先端には後述するシャッタ駆動レバー29の端部29bが当接する。
The plunger solenoid device 55 includes a solenoid part 58, a
フォーカスモータ41は、光軸Oと平行方向に沿った出力軸を有しており、該出力軸には、ピニオン42が固着されている。ピニオン42は、合焦駆動用ギヤ列46の初段ギヤ47に噛合する。この出力軸の回転量は、合焦駆動用ギヤ列46中のギヤ48の軸に取り付けられたスリット板62の回転を検出するフォーカスエンコーダ60であるフォトインターラプタ61によって検出される。
The
合焦駆動用ギヤ列46の終段ギヤ49は、一体的に固着される光軸Oと平行な合焦駆動機構部の送りネジ50を有しており、送りネジ50には合焦駆動機構部の駆動用ナット52が螺合している。なお、この送りネジ50まわりの合焦駆動機構部の詳細については図8を用いて後で説明する。
The
第二群ガイド枠21は、中央開口部21aを有する枠部材であって、外周部3ヶ所に凸部21bが設けられ、その凸部にそれぞれカムフォロア15が固着される。
The second
フォーカスユニット7に内蔵される第二群ガイド枠21の凸部21bがフロートキー5内部の直進ガイド溝5bに嵌入した状態で光軸O方向に直進ガイドされて支持される。そして、第二群ガイド枠21は、ズーム駆動時、カム枠3のカム溝3cに嵌入するカムフォロア15を介してカム枠3の回転に伴って相対的に進退駆動される。
The
第二群枠23は、中央にシャッタ開口部23aを有する枠部材であって、第二群レンズおよびシャッタ装置が組み込まれている。すなわち、この第二群枠23には、該開口部23aの後方側に第二群レンズ12(図2)が保持され、前面側にシャッタ装置として撮影光路を開閉する一対のシャッタ羽根である第一のシャッタ羽根31と第二のシャッタ羽根32が一対の軸である支持ピン23dと支持ピン23eに回動自在に支持されている。さらに、シャッタ装置として撮影光の漏れを遮光する遮光羽根33が支持ピン23fにより回動可能に支持されている。また、背面側上方部の光軸O方向に突出する軸部23gにはシャッタ駆動レバー29が軸穴29aにて回動可能に取り付けられている。また、第二群枠23の上方部に光軸O方向と平行なスリーブ28が接着固定される。該スリーブの光軸Oを挟んだ対向位置の外方に突出する回り止め用ガイド凸部23bが設けられる。
The
スリーブ28は、まず、第二群枠23に対してガタのある状態で挿入される。そして、該スリーブの内径部が第二群レンズ12の光軸Oと平行で、かつ、光軸Oから所定の距離離間した状態で位置するように治具等で位置決めした状態で第二群枠23に接着,固定される。なお、このスリーブ28には、第二群枠23を摺動自在に支持するガイドロッド27が嵌入される。
First, the
シャッタ駆動レバー29は、プランジャ56によって駆動される被駆動部材であり、かつ、遮光羽根を含むシャッタ羽根を回動駆動する駆動部材である。そして、このシャッタ駆動レバー29は、軸部23gに回動自在に嵌合する軸穴29aと、プランジャ56の先端に当接する端部29bと、第二群枠23のピン挿通長穴23cを挿通して前方側に突出し、シャッタ羽根,遮光羽根に係合するシャッタ駆動ピン29cを有している。
The shutter drive lever 29 is a driven member that is driven by the
シャッタ駆動レバー29は、シャッタバネ30により時計回り(前方より見て)に付勢されている。その付勢方向は、シャッタ駆動レバー29の端部29bがプランジャ56の先端側に当接する方向であり、かつ、シャッタ羽根31,32,遮光羽根33を開放する方向である。このシャッタバネ30のシャッタ駆動レバー29に対する付勢力は、プランジャ56側の付勢バネ57の付勢力より弱い。従って、プランジャソレノイド装置55がオフ状態になるとシャッタ駆動レバー29は、付勢バネ57の付勢力によってプランジャ56を介してシャッタ閉方向に回動駆動される。
The shutter drive lever 29 is urged clockwise (viewed from the front) by a
なお、シャッタ駆動レバー29とプランジャ56とは、フォーカス駆動時に光軸O方向に相対移動することからプランジャ56の先端との当接状態を維持するためにシャッタ駆動レバー29の端部29bは、光軸O方向に平行である軸穴29a方向と平行に延びた形状を有している。
Since the shutter drive lever 29 and the
第一のシャッタ羽根31は、シャッタ開口部23aを第二のシャッタ羽根32と協働して開閉可能な遮光部を有している。そして、シャッタ羽根31は、第二群枠23の前面側にて支持ピン23dに嵌入し、かつ、駆動用長穴をシャッタ駆動レバー29の駆動ピン29cに嵌入した状態で回動可能に支持される。
The
第二のシャッタ羽根32は、シャッタ開口23aを第一のシャッタ羽根31と協働して開閉可能な開口縁部をもつ遮光部を有している。すなわち、第二のシャッタ羽根32は、第一のシャッタ羽根31に対してシャッタ閉状態において該開口部23a上にて食い合わせ部分(重なる部分)を形成する。このシャッタ羽根32は、第二群枠23の前方側でシャッタ羽根31の前面に重畳させた状態で支持ピン23eに嵌入し、かつ、駆動用長穴をシャッタ駆動レバー29の駆動ピン29cに嵌入した状態で回動可能に支持される。
The
遮光羽根33は、シャッタ開口部23aをシャッタ羽根31,32とで遮蔽した状態でのシャッタ羽根31,32の重畳部からの光漏れを遮断し、かつ、シャッタ開時には、シャッタ羽根31とともにシャッタ開口部23aから退避可能な遮光部を有している。この遮光羽根33は、第二群枠23の前面側にてシャッタ羽根32の前面側の遮光部の縁部を覆った状態で該シャッタ羽根32をシャッタ羽根31とで挟んだ状態で配置される。その取り付け状態で支持ピン23fに嵌入し、かつ、駆動用長穴をシャッタ駆動レバー29の駆動ピン29cに嵌入させた状態で回動可能に支持される。
The
遮光羽根33の前面にさらに遮光シート24を乗せて、覆った状態とする。なお、遮光シート24には、シャッタ開口部23aと等しい大きさの中央開口部24aや駆動ピン29cの逃げ穴24cや第二群枠付勢バネ35の逃げ部24b等が設けられている。
A
シャッタ羽根31,32と遮光羽根33および遮光シート24が組み込まれた第二群枠23には、その前面にシャッタ蓋25が第二群枠23の係止ピン23h,23i,23jで係止されて装着され、ユニット化される。なお、シャッタ蓋25には、駆動ピン29cの逃げ穴25cや第二群枠付勢バネ35の逃げ部25b等が設けられている。
The
ユニット化された第二群枠23は、第二群ガイド枠21に対してその前面側からガイド凸部23bを第二群ガイド枠21の光軸Oと平行に形成されたガイド凹部21dに摺動自在に嵌入させた状態で装着される。さらに、その装着状態で枠蓋26を第二群ガイド枠21の前面にガイド枠の位置決めピンで位置決めした状態ではめ込み、枠蓋26の係止穴部26bを第二群ガイド枠21のフック部21fに係止させて仮止め状態とする。そこで、ガイドロッド27を枠蓋26のロッド支持穴26cに挿通させてその先端部を第二群ガイド枠21のロッド支持穴21cに圧入して固定する。なお、その固定状態でガイドロッド27には、枠蓋26と第二群枠23の間に第二群枠付勢バネ35が圧縮状態で挿入される。
The unitized
上述したLD地板22に組み込まれる合焦駆動機構部は、フォーカスモータ41により駆動されるギヤ列46の終段ギヤ49に一体的に固着される光軸Oと平行な送りネジ50と、送りネジ50に螺合する駆動用ナット52と、さらに、第二群枠23側に設けられる1つの頂点をもつ後方突起部23kと2つの頂点を持つ後方突起部23mとを有してなる(図7,8)。送りネジ50の両端軸部51は、その両端がLD地板22に軸穴22cと第二群ガイド枠21の軸穴21eに回転自在に支持されている。駆動用ナット52は、凸部52aを有しており、その凸部52aは、第二群ガイド枠21の送りネジ50の軸と平行に形成された凹部21hに摺動自在に嵌入している。従って、終段ギヤ49が回転すると、駆動用ナット52は、回転規制された状態で送りネジ50に沿って光軸Oと平行方向(Z方向)に移動する(図8)。そして、駆動用ナット52の前面側には、第二群枠23の突起部23kと突起部23mとが付勢バネ35による後方への付勢力W0 を受けて常時当接している。
The focusing drive mechanism unit incorporated in the
合焦駆動時にフォーカスモータ41の出力軸が回転駆動されると、終段ギヤ49の回転に伴って送りネジ50を介して駆動用ナット52が移動するので、第二群枠23は、駆動用ナット52を介して付勢バネ35の付勢力W0 に抗して押圧され、第二群ガイド枠21およびLD地板22に対して相対的に光軸Oと平行なZ方向に進退し、合焦駆動される。
When the output shaft of the
なお、上記合焦駆動時においては、直前のズーミング駆動にて第二群ガイド枠21のカムフォロア15が上述したカム枠3のカム溝3cの第二群レンズ12のズーミングの光学的必要移動量に対して不足するカム溝部(図10に示すカム溝部3c2,3c1)上に位置しているときは、そのズーミング不足分を補正する移動量を合焦駆動量に加算して第二群ガイド枠21,第二群枠23が進退駆動される。その動作の詳細は後述する。
At the time of the focusing drive, the
第三群枠8は、中央開口部に第三群レンズ13を保持する円板形状の枠部材であって、第三群枠には、外周部に3つの直進ガイド凸部8aが設けられ、該凸部上には3本のカムフォロア16がそれぞれ固着されている。
The
第三群枠8は、フロートキー5の内周部にて直進ガイド凸部8aをフロートキー5の直進ガイド溝5cに摺動自在に嵌入させた状態でフォーカスユニット7の後方位置に光軸O方向に進退自在に挿入される。そして、第三群枠8のカムフォロア16は、カム枠3の内周のカム溝3dに摺動自在に嵌入される。従って、第三群枠8は、光軸O方向に直進ガイドされた状態でカム枠3の回転および進退移動にともなってカム溝3dによって進退移動する。
The
第三群枠8とフォーカスユニット7のLD地板22との間には、圧縮バネである付勢バネ9が挿入されており、常時、離間する方向に付勢力が作用している。従って、第三群枠8のカムフォロア16とカム溝3dとの間の嵌合ガタおよび第二群ガイド枠21のカムフォロア15とカム溝3cとの間の嵌合ガタがない状態で第三群枠8および第二ガイド枠21(第二群枠23)は、進退移動することになる。
A biasing
本実施形態のレンズ鏡筒110が装着されるカメラ100の電気回路について、図11の回路ブロック構成図を用いて説明する。
An electrical circuit of the
カメラ100の電気回路は、図11に示すようにカメラ駆動用電源(バッテリ)92と、カメラ全体の制御を司る制御手段であるCPU91と、カメラ100の主電源スイッチであるメインスイッチ93と、レンズ鏡筒110のズーム駆動を指示するためのズームスイッチ94と、撮影開始を指示するレリーズスイッチ95と、フォーカスモータ41を駆動するためのフォーカスモータドライバ96と、フォーカスモータ41と、カメラ制御上の各種のデータを記憶するRAM97と、ズームモータ64を駆動するためのズームモータドライバ98と、ズームモータ64と、被写体距離を測定し、レンズ鏡筒110の合焦駆動データを得るための測距手段(測距回路)99と、フォトインターラプタ61(図7)からなる合焦駆動量を検出するためのフォトインターラプタ61(図7)からなるフォーカスエンコーダ60と、ズーム位置検出スイッチ部40(図5),フォトインターラプタ66(図1)からなるレンズ鏡筒のズーム位置データ(カム枠3の回動角度位置データ)を得るためのズームエンコーダ89とを有している。
As shown in FIG. 11, the electric circuit of the
次に、上述した構成を有する本実施形態のレンズ鏡筒110における各鏡枠の進退動作ついて説明する。
本レンズ鏡筒110において、非撮影状態では、回転枠2,カム枠3や第一群枠6,フォーカスユニット7等の鏡枠は、図2に示す固定枠1の内部に略収納される沈胴位置に繰り込まれている。
Next, the advancing / retreating operation of each lens frame in the
In the
メインスイッチ93のオンによってCPU91の制御のもとでカメラ100の各種の制御が開始される。そして、図2の沈胴状態にあるレンズ鏡筒110においては、ロングギヤ36を介した回転枠2の回転によって回転枠2,カム枠3,第一群枠6,フォーカスユニット7および第三群枠8がそれぞれ光軸O方向に繰り出され、図3,4の撮影可能なワイド状態となる。詳しくは、回転枠2は、その回転にともなって固定枠1の雌ヘリコイド1aを介して前方に繰り出される。移動枠4は、回転することなく回転枠2とともに前方に繰り出される。カム枠3は、回転枠2とともに回転しながら繰り出されるが、その繰り出し位置は、移動枠4の雌ヘリコイド4bを介して繰り出されることからカム枠3よりもさらに前方に繰り出される。フロートキー5は、移動枠4により回転規制された状態でカム枠3とともに繰り出される。また、第一群枠6は、フロートキー5により回転規制された状態でカム枠3の雌ヘリコイド3bを介してカム枠3よりも前方に繰り出される。フォーカスユニット7,第三群枠8は、フロートキー5によって回転規制された状態でカム枠3のカム溝3c,3dによって繰り出される。
When the
その後、ズームスイッチ94がテレ側(さらにはワイド側)に操作されると、回転枠2,カム枠3の回転に伴って第一群枠6,フォーカスユニット7,第三群枠8等がそれぞれのズーム位置に繰り出され、あるいは、繰り込まれる(図3,4)。
Thereafter, when the
第一群枠6,フォーカスユニット7,第三群枠8のズーム位置であるワイド端位置、または、テレ端位置への到達(カム枠3の回動角度位置に対応する)は、ズーム位置検出スイッチ部40のオフ信号によって検出される。さらに、上記各枠部材のワイド端位置とテレ端位置以外の任意のズーム位置を与えるカム枠3の回動角度位置は、ズーム位置検出スイッチ部40によってワイド端回動位置到達が検知された後のフォトインターラプタ66の出力によるズームモータ64の回転量データによって得られる。
The arrival of the
レリーズスイッチ95の一段目の操作により測距手段99より取り込まれた被写体距離データに基づいたフォーカスユニット7の合焦駆動が行われる。すなわち、被写体距離データに基づき、上記CPU91の制御によりフォーカスモータ41が駆動され、上記合焦駆動機構部によりフォーカスユニット7に内蔵される第二群枠23が第二群ガイド枠21に対して光軸O方向に沿って相対的に進退駆動され、合焦駆動が行われる。本実施形態の場合、上記合焦駆動時においては、後述するようにズーム繰り出し位置が正規のズーム位置より不足する場合には、上記不足分が加算されて合焦駆動がなされる。
Focusing drive of the
次に、本実施形態のレンズ鏡筒110におけるカム枠3に設けられるカム溝3c,3dの軌跡の詳細、および、ズーム駆動時の各枠部材の進退動作、さらに、ズーム駆動における移動量の不足を合焦駆動時に補正する動作の詳細について、図9,10等を用いて説明する。
図9は、本実施形態のレンズ鏡筒におけるカム枠の内周部の雌ヘリコイドおよびカム溝の形状を示す展開図である。図10は、図9のP部拡大図であって、上記カム溝の詳細な形状を示す図である。
Next, details of the trajectories of the
FIG. 9 is a development view showing the shape of the female helicoid and the cam groove in the inner peripheral portion of the cam frame in the lens barrel of the present embodiment. FIG. 10 is an enlarged view of a portion P in FIG. 9 and shows a detailed shape of the cam groove.
カム枠3は、ズームレンズ鏡筒の沈胴状態からワイド状態に至るまでのズームアップ駆動(セットアップ駆動を含む)される場合、沈胴回動位置(角度)からワイド回動位置(角度)、さらに、テレ回動位置(角度)に反時計回り(図9上では、+θ方向)に回動駆動される。カム枠3の反時計回りの回動によってカムフォロア15は、沈胴回動位置θ2C,ワイド端回動位置θ2W,テレ端回動位置θ2Tの対応位置に移動する。カムフォロア15の移動によって第二群枠23がそれぞれのズーム移動位置に移動する。一方、カムフォロア16は、沈胴回動位置θ3C,ワイド端回動位置θ3W,テレ端回動位置θ3Tの対応位置に移動する。カムフォロア16の上記移動によって第三群枠8は、それぞれのズーム位置に移動する。
When the zoom frame is zoomed up (including setup drive) from the retracted state to the wide state of the zoom lens barrel, the
ところが、カム溝3cは、沈胴位置からワイド位置の間の範囲に限って正規の第二群レンズ12のズーム時における光学的必要移動量(軌跡)に対して光軸O方向に不足する移動量(−Z方向に部分的平行移動した軌跡)を与える軌跡を有している。
However, the
図10のカム溝の拡大図により説明すると、フォーカスユニット7の第二群ガイド枠21(第二群枠23)を介して保持される第二群レンズ12のズーム駆動時の正規の光学的必要移動量を与えるカム溝3c′は、カム枠3の沈胴カム筋としてのカム溝部3c3′とズームカム筋としてのカム溝部3c2′およびテレ端までのカム溝部で形成され、そのうち、カム溝部3c2′は、ワイド端回動位置θ2Wから沈胴回動位置θ2C側に向けて光軸O方向前方にピーク点をもつ形状を有している。
Explaining with an enlarged view of the cam groove in FIG. 10, regular optical necessity at the time of zoom driving of the
これに対して本実装形態におけるカム枠3のカム溝3cは、沈胴カム筋としてのカム溝部3c3とズームカム筋としてのカム溝部3c2,3c1およびテレ端までのカム溝部で形成される。このカム溝3cは、カム枠3の沈胴回動位置θ2Cからワイド端回動位置θ2Wを過ぎた折曲点F0 の回動位置θ2Fまでの範囲がカム溝3c′よりも−Z側に後退した軌跡を有している。すなわち、カム溝3cは、ズームカム筋として折曲点回動位置θ2Fからワイド端回動位置θ2W側に向けて光軸Oと直交方向に沿って折れ曲がった傾斜のないカム溝部3c1と、カム溝部3c1に続いてワイド端回動位置θ2W近傍のピーク状のカム溝部3c2と、カム溝部3c2に続いてピークを過ぎて沈胴位置まで下がってゆく沈胴カム筋としてのカム溝部3c4からなる。このカム溝3cは、カム溝3c′のカム溝部3c2′,3c3′の一部が−Z方向に距離L1 だけ平行移動した上記必要移動量に不足するカム溝部である。
On the other hand, the
ズーム駆動時に沈胴回動位置θ2Cからワイド端回動位置θ2Wに向けてカム溝3cによってカムフォロア15が繰り出される場合、カム溝3c′により繰り出す場合に比較して、沈胴回動位置θ2Cから遅れて繰り出され、距離L1 だけ不足した状態でワイド端回動位置θ2Wに対するカム溝部3c2上に達する。その後、カム溝部3c1を通過するときは、カム溝3c′のカム溝部3c2′に対する不足分が徐々に少なくなり、折曲点F0 の回動位置θ2Fに達したとき、上記不足分がなくなる。その回動位置でカム溝3cは、カム溝3c′と一致して、カムフォロア15は、同一位置に位置する。以後、テレ端回動位置θ2Tまでは、カムフォロア15は、カム溝3c′と同一軌跡のカム溝3c上を移動する。
When the
上述のようにカム枠3のワイド端回動位置近傍と沈胴回動位置の間において、カム枠3のカム溝3cとしてズーム駆動時の光学的必要移動量を与えるカム溝3c′を−Z側に変位させた上記必要移動量に光軸O方向に不足する軌跡(換言すると、ズームの繰り出し不足)を与える理由は、ワイド位置から沈胴位置への繰り込み時においてカムフォロア15が固着される第二群ガイド枠21(実際には、枠蓋26の前端面)と第一群枠6(実際には、第一群レンズ11を保持する枠部後端面)との間の干渉(衝突)を避けるためである。
As described above, between the vicinity of the wide end rotation position of the
詳しくは、カム枠3をワイド端回動位置から沈胴回動位置に向けて回動させた場合、第一群枠6は、雌ヘリコイド3bに沿って漸次繰り込まれる。一方、カム溝3c′をもつ第二群ガイド枠21を同様にワイド端回動位置から沈胴回動位置に向けて回動させた場合は、カム溝3c′に沿ってカムフォロア15が移動するが、カム溝3c′が上述したようにワイド端回動位置から沈胴回動位置に向けてピークを有しているためにそのピーク点を僅かにすぎた最接近回動位置θ2P′で第一群枠6の後端面と第二群ガイド枠21の前面部が極めて接近する。したがって、その接近時に双方が干渉する可能性があることから第一群枠6および第二群枠23を含めて第二群ガイド枠21の配置,形状が制限されることになり、自由度が少なくなる。なお、上述した第一群枠6と第二群ガイド枠21との接近する状態は、カム枠3を沈胴回動位置からワイド端回動位置に向けて回動させた場合も同様の接近状態となる。
Specifically, when the
そこで、本実装形態のレンズ鏡筒110においては、カム枠23の第二群ガイド枠21にためのカム溝として上述したようにワイド端回動位置から沈胴回動位置に向けて−Z側に距離L1 だけ後退させた上記必要移動量に不足するカム溝3cを適用した。これによって最接近回動位置θ2Pにおける第一群枠6の後端面と第二群ガイド枠21の前面部との離間距離が図10に示すようにカム溝3c′を適用する場合に比べて距離L2 だけ増えることになる。上記最接近時の離間距離の増加によって第一群枠6および第二群枠23を含めて第二群ガイド枠21の配置,形状に対する自由度が増え、十分に光学系性能を満足するレンズ鏡筒が得られることになる。
Therefore, in the
上述したようにカム枠23のカム溝3cが沈胴回動位置からワイド端回動位置に向けて−Z側に距離L1 だけ後退しており、ズーム駆動時の第二群ガイド枠21(したがって、第二群枠21)の繰り出し量が必要移動量に対して不足するが、この不足移動量は、合焦駆動処理時にて合焦のための移動量に加算して第二群枠21が合焦駆動される。
As described above, the
なお、カム溝部3c2のピークを与える形状は、光学的必要移動量を与えるカム溝部3c2′のピークの形状に対して平行移動した形状(傾斜角度が等しい)を有しているが、このような形状を採用することによって、カム枠3のズーム駆動時の停止回動位置のばらつきによる第二群ガイド枠21の繰り出し量のずれ量を光学的必要移動量を与えるカム溝部3c2′でのずれ量と同程度とすることができる。
Incidentally, the shape giving the peak of the cam groove 3c2 has a shape parallel to the peak shape of the cam groove 3c2 'giving the necessary optical movement amount (inclination angle is equal). By adopting the shape, the deviation amount of the extension amount of the second
上記合焦駆動処理動作を図12のフローチャートに基づいて具体的に説明する。
撮影に際してズームスイッチ94を操作することによってカム枠3を回動させて雌ヘリコイド3bやカム溝3c,3dによって第一群枠6,第二群ガイド枠21,第三群枠8を進退させ、所望のズーム状態とする。そこで、レリーズスイッチ95の一段目の操作がなされた場合、CPU91の制御のもとで実行されている撮影シーケンス処理のメインルーチンにて図12に示すサブルーチン「合焦駆動処理」がCPU91に内蔵される制御手段により実行される。
The focusing drive processing operation will be specifically described based on the flowchart of FIG.
By operating the
まず、ステップS01にてズームエンコーダ89の出力によって上記ズーム状態でのカム枠3の回動位置を検出し、フォーカシングレンズ群群である第二群レンズ12のズーミング位置が正規領域内にあるかチェックする。なお、第二群レンズ12のズーミング位置が正規領域内にあるかどうかの判断は、第二群ガイド枠21のズーム位置を与えるカムフォロア15がカム枠3のカム溝3c上の前述した折曲点回動角位置θ2Fからテレ端回動角位置θ2Fの範囲にあるか、あるいは、ズーム移動の光学的必要移動量が不足する範囲である折曲点回動角位置θ2Fよりもワイド端回動位置θ2Wの側にあるかを判断することになる(図9,10)。
First, in step S01, the rotation position of the
ステップS01のチェックで上記正規領域内にあると判断された場合は、光学的必要移動量が不足がないことからズーム移動量の加算は不要であるとして、ステップS02に進む。上記正規領域外にあると判断された場合は、光学的必要移動量が不足することからズーム移動量の加算が必要であるとして、ステップS06に進む。 If it is determined in step S01 that it is within the normal region, the optically required movement amount is not insufficient, so that the addition of the zoom movement amount is unnecessary, and the process proceeds to step S02. If it is determined that the position is outside the normal region, the amount of zoom movement needs to be added because the required optical movement amount is insufficient, and the process proceeds to step S06.
ステップS02に進んだ場合は、測距手段99の出力データによるRAM97に記憶されている合焦駆動位置データを読み出し、正規ズーム位置から合焦駆動時の駆動量としてセットする。
When the process proceeds to step S02, the focus drive position data stored in the
ステップS06に進んだ場合は、ステップS01で検出されたワイド端回動位置θ2Wから折曲点回動角位置θ2Fの間のカム枠3の回動位置に対応するズーム正規カム位置からのずれ量、詳しくは、ズームの光学的必要移動量を与えるカム溝部3c2′上の移動量に対してカム溝部3c1、または、3c2上の移動量が不足する移動量データ(ずれ量)をRAM97より読み出す。一方、測距手段99の出力データによるRAM97に記憶されている合焦駆動位置データを読み出し、双方の移動量データを加算して合焦駆動時の駆動量としてセットする。
When the process proceeds to step S06, the amount of deviation from the zoom normal cam position corresponding to the rotation position of the
ステップS03にてフォーカスモータ41の駆動を開始させ、第二群枠23を進退駆動する。ステップS04でステップS02、または、ステップS06でセットされた合焦駆動時の駆動量分の駆動が完了したかをフォーカスエンコーダ60の出力によりチェックして、駆動完了が検出された場合、ステップS05に進み、フォーカスモータ41を停止させて、本サブルーチンを終了する。
In step S03, driving of the
以上、説明したように本実装形態のレンズ鏡筒110によれば、カム枠3のカム溝3c中のワイド端回動位置と沈胴回動位置間のカム溝部3c1,3c2,3c3を正規の光学必要移動量を与えるカム溝3c′に対してピーク点を下方にずらすことによってワイド端位置から沈胴位置への第一群枠6と第二群ガイド枠21との繰り込み動作での最接近時における離間距離を増やすようにした。したがって、第一群枠6と第二群ガイド枠21との光軸O方向の占有スペースをより広くとることが可能となり、配置および形状の自由度が増え、満足する光学性能を持つレンズ鏡筒を提供することができ、さらに、レンズ鏡筒やカメラの小型化も実現できる。
As described above, according to the
なお、本実装形態のレンズ鏡筒110においては、上述のようにワイド端近傍でのズーム駆動時には、第二群ガイド枠21(第二群枠23)の移動量が合焦駆動前は不足している状態であるが、レンズ鏡筒110が装着されるカメラ100には、前述したようにズーム式光学ファインダを有していることからファインダ像の観察上の問題は生じない。
In the
上述した実装形態のレンズ鏡筒110のカム枠3のカム溝3cの形状は、図10に示すようにワイド端回動位置θ2Wの沈胴側にピーク部のカム溝部3c2が形成されている。この形状に対する変形例として図13のカム溝拡大図に示すような平坦なカム溝部を有するカム枠83を提案できる。
The shape of the
この変形例のカム枠83は、図13に示すように第二群枠23を進退駆動するカム溝83cを有するが、このカム溝3cは、ワイド端回動位置θ2W近傍、すなわち、折曲点回動駆動位置θ2Fから最接近回動位置θ2Pの範囲に光軸Oと直交方向に沿った、すなわち、周方向に沿ったカム溝部83c1と、そのカム溝部に続いて沈胴位置に向けて傾斜するカム溝部83c3と、折曲点回動駆動位置θ2Fからテレ端までのカム溝部とを有している。カム溝部83c1にはピーク点がないため、ズーム駆動時の正規の光学的必要移動量を与えるカム溝3c′のカム溝部3c2′に対してさらに不足量が増える。したがって、カムフォロア15がワイド端対応位置から沈胴位置に移動する際の第一群枠6と第二群ガイド枠21との最接近時の離間距離が前記実装形態のカム溝の場合よりさらに大きくなり、第一群枠6と第二群ガイド枠21との配置形状の自由度がさらに増える。
The
なお、本変形例のカム枠83を適用する場合においても前記実施形態の場合と同様にレリーズスイッチ95の一段目オンに伴って図12のフローチャートに示した合焦駆動処理動作が実行される。
Even when the
前述した実施形態、または、その変形例を適用したレンズ鏡筒110は、ズーム式ファインダ光学系を有するカメラに適用されるものであったが、ズーム式ファインダ光学系を有していない一眼レフカメラのズームレンズ鏡筒に対しても上述した実施形態、または、その変形例の構造を適用することが可能である。但し、カム枠3がワイド端回動位置θ2Wから折曲点回動角位置θ2Fの間にある場合のフォーカシングレンズ群の位置のズーム正規カム位置からのずれ補正は、合焦駆動時ではなくズーム駆動時に補正してファインダ観察像を正規のズーム状態の観察像にする必要がある。
The
上記フォーカシングレンズ群群のずれ量の補正を行うためのサブルーチン「フォーカシングレンズ群補正駆動処理」は、図14のフローチャートに示される。この補正駆動処理は、図12に示した「合焦駆動処理」に対して合焦のための駆動量の読み出しと加算を行わず、フォーカシングレンズ群群(第二群枠23の第二群レンズ12)の位置の補正のみを行う処理である。なお、この変形例における合焦駆動処理では、従来の合焦駆動処理が実行される。 A subroutine “focusing lens group correction driving process” for correcting the shift amount of the focusing lens group is shown in the flowchart of FIG. This correction driving process does not read out and add the driving amount for focusing with respect to the “focus driving process” shown in FIG. 12, and the focusing lens group (the second group lens of the second group frame 23). 12) is a process for performing only the position correction. In the focus drive process in this modification, a conventional focus drive process is executed.
なお、レンズ鏡筒110の構造は、銀塩カメラに限らずデジタルカメラ用のレンズ鏡筒にも適用可能である。
The structure of the
本発明によるズームレンズ鏡筒、あるいは、ズームレンズを有するカメラは、枠部材の配置が容易で設計上の自由度が大きく、また、小型化も可能なズームレンズ鏡筒、または、ズームレンズを有するカメラとして利用可能である。 A zoom lens barrel or a camera having a zoom lens according to the present invention has a zoom lens barrel or a zoom lens in which a frame member can be easily arranged, has a high degree of freedom in design, and can be downsized. It can be used as a camera.
3c…カム溝(ズーム用カム)
3c1,3c2
…カム溝部
(光学的必要移動量に対して不足するカム筋,
ズームカム筋)
3c3…カム溝部(沈胴カム筋)
11 …第一群レンズ
(複数のレンズ群,他のレンズ群)
12 …第二群レンズ
(複数のレンズ群,フォーカシングレンズ群)
13 …第三群レンズ(複数のレンズ群)
23k,23m
…後方突起(合焦駆動機構)
50 …送りネジ(合焦駆動機構)
52 …駆動用ナット(合焦駆動機構)
91 …CPU(制御手段)
代理人 弁理士 伊 藤 進
3c ... Cam groove (zoom cam)
3c1, 3c2
... Cam groove (cam streaks that are insufficient for the required optical travel,
Zoom cam muscle)
3c3 ... Cam groove (collapse cam)
11: First lens group (multiple lens groups, other lens groups)
12. Second lens group (Multiple lens group, Focusing lens group)
13 ... Third lens group (plural lens groups)
23k, 23m
... Back projection (focus drive mechanism)
50 ... Feed screw (focusing drive mechanism)
52 ... Drive nut (focus drive mechanism)
91 ... CPU (control means)
Agent Patent Attorney Susumu Ito
Claims (1)
ズームレンズを構成する複数のレンズ群の内の合焦を行うフォーカシングレンズ群と、
上記フォーカシングレンズ群をズーミングのため光軸方向に進退させるためのカムであ
って、ワイド端回動位置から沈胴回動位置の間において上記フォーカシングレンズ群との干渉を避けるための必要移動量が光軸方向に不足する沈胴カム筋とこれに繋がりズーミングを行うための光学的必要移動量に対し不足するズームカム筋とを有するカムと、
上記フォーカシングレンズ群を合焦のため駆動する合焦駆動機構と、
上記合焦駆動機構を機能させ、上記フォーカシングレンズ群を合焦させるときに、上記
ズームカム筋によって生じた上記フォーカシングレンズ群の移動不足量を合焦のための移
動量に加算して上記フォーカシングレンズ群を移動させるように上記合焦駆動機構を制御
する制御手段と、
を有することを特徴としたズームレンズを有するカメラ。 In a camera with a zoom lens that retracts,
A focusing lens group for focusing among a plurality of lens groups constituting the zoom lens;
A cam for advancing and retreating the focusing lens group in the optical axis direction for zooming, and the amount of movement necessary to avoid interference with the focusing lens group between the wide end rotation position and the retracted rotation position is light. a cam having a zoom cam muscle is insufficient to optical required amount of movement for performing a retracting cam muscle zooming leads to a shortage in the axial direction,
A focusing drive mechanism for driving the focusing lens group for focusing;
To function the focus drive mechanism, when focusing the focusing lens groups, by adding the movement shortage amount of the focusing lens unit caused by the <br/> zoom cam muscle movement amount for focusing Control means for controlling the focusing drive mechanism so as to move the focusing lens group;
A camera having a zoom lens.
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