JP4450785B2 - 画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置、画像処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明はデジタル化された画像を見やすくするために画像データを処理する画像処理装置、画像処理装置を備えた画像形成装置、画像読取装置、画像処理方法及びコンピュータを画像処理装置として機能させるためのプログラムに関する。
デジタル複写機のような画像形成装置は、画像読取装置で画像を画像データとして読み取り、画像データをデジタル化し、デジタル化した画像データを画像処理装置で処理して、プリンタへ出力し、画像を形成する。画像データが文字画像から得られたものである場合に画像データにエッジ強調処理を施し、画像データが網点印刷物画像(網点画像)から得られたものである場合に画像データに平滑化処理を施すことによって、出力された画像が見やすくなるようにした画像処理装置がある。
文字画像のみで構成されている画像又は網点画像のみで構成されている画像には、オペレータが画像形成装置に設けられている操作パネルを操作して文字画像であること又は網点画像であることを指定したときに、画像処理装置は画像から得られる画像データに対してエッジ強調処理又は平滑化処理を適切に施す。
しかしながら、読み取る画像に、文字画像、網点画像、連続階調画像(印画紙画像)等の数種類の画像が含まれている場合には、このような指定をしても画像処理装置は、一部の領域に対応する画像データには適切な加工を施すことができるが、他の領域に対応する画像データには不適切な加工を施すことになり、画像全体として画質が劣化する。そこで、画像データから文字領域、網点領域、印画紙領域、下地領域に識別する処理をして、各領域の画像データにそれぞれ適切な加工をするように構成した画像処理装置がある。
この従来の画像処理装置は、例えば特許文献1に記載されているように、画像データからエッジ成分を抽出してエッジ画像を形成し、さらにエッジ画像から主走査方向及び副走査方向へのデータの連続性から文字列に対応する領域を分離する処理をしている。
特開2003−152995号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている画像処理装置では、文字列に対応する領域を分離する処理を行なっているために、計算量が膨大となる問題がある。また、印画紙領域でエッジ成分が含まれている場合、広範囲の網点領域又は印画紙領域を文字列と誤って識別することがあるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、画像のエッジを検出して特定の領域を抽出し、抽出した特定の領域の特徴を表す特徴信号を導入することにより、計算量を削減するとともに、識別信号の精度を向上させる画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置、画像処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
また、本発明は、特定の領域を文字領域候補とすることにより、網点領域及び印画紙領域の一部を誤って文字領域と判断するのを防止して識別精度を向上させた画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、エッジ検出用フィルタ係数を使用することにより、画像のエッジを検出する画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、収縮・膨張処理する手段を設けることにより、文字領域の特徴を表す特徴信号の精度をさらに向上させた画像処理装置、画像形成装置及び画像読取装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、特定領域においてエッジの分布を示す標準偏差値を算出することにより、文字特徴を表す特徴信号を生成する画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、特定の領域の面積を求める手段を設けることにより、画像に小さな文字が含まれている場合にも画質の劣化を防ぐ画像処理装置、画像形成装置及び画像読取装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、画像データを加工する加工手段を設けて、識別信号に基づいて画像データの加工を行うことにより、画像を見やすくする画像処理装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、平滑化処理及びエッジ強調処理によって領域の画像データに加工を行う画像処理装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像処理装置は、画像から得られる画像データに基づいて前記画像を構成する領域ごとに属性を表す識別信号を生成する識別信号生成手段を備えた画像処理装置において、前記画像データから前記画像のエッジを検出する検出手段と、検出したエッジから前記画像を構成する領域として特定の領域を抽出する抽出手段と、抽出した特定の領域の特徴量を検出したエッジの分布から算出する算出手段と、算出した特徴量に基づいて検出した領域の特徴を表す特徴信号を生成する特徴信号生成手段とを備え、前記識別信号生成手段は、前記特徴信号に基づいて前記識別信号を生成するように構成しており、前記抽出手段は、前記画像に所定のマスクをかける手段と、検出したエッジの個数を前記マスクによって特定される範囲で計数する手段と、計数した個数に基づいて前記特定の領域を抽出する手段とを備えており、前記算出手段は、抽出した領域を構成する複数のブロックから異なる二方向についてそれぞれ検出したエッジの個数を計数する手段と、計数したエッジの個数に基づいて標準偏差値を前記二方向にそれぞれ求める手段と、前記特徴量を前記標準偏差値の和として求める手段とを備え、前記特徴信号生成手段は、前記特徴量と所定の閾値との大小を比較した結果を前記特徴信号とするように構成していることを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置は、前記抽出手段は、前記特定の領域として文字領域候補を抽出し、前記算出手段は、前記文字領域候補について文字領域の特徴を表す文字領域特徴量を前記特徴量として算出するように構成していることを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置は、前記識別信号生成手段は、前記特徴信号によって文字領域であるか否かを識別する基準を設定するように構成していることを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置は、前記検出手段は、エッジ検出用のフィルタ係数と前記画像データとの畳み込み演算によって前記エッジを検出するように構成していることを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置は、前記抽出手段で抽出した特定の領域に収縮及び膨張を組み合わせた処理を行って前記算出手段に与える収縮・膨張処理手段をさらに備えることを特徴とする
また、本発明に係る画像処理装置は、前記特徴信号生成手段は、抽出した特定の領域の面積を求める手段を備え、求めた面積に応じて前記閾値を設定するように構成していることを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置は、前記識別信号に基づいて前記画像データを加工する加工手段を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置は、前記加工手段は、前記識別信号に基づいて、前記画像の平滑化を行う平滑化処理と前記画像のエッジを強調するエッジ強調処理の何れかを選択して前記画像データを加工することを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成装置は、前記画像処理装置と、原稿を読み取って前記画像データを前記画像処理装置に与える画像入力装置と、前記画像処理装置で処理した画像データから画像を出力する画像出力装置を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る画像読取装置は、前記画像処理装置と、原稿から前記画像を読み取って前記画像データを画像処理装置に与える画像入力装置とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理方法は、画像から得られる画像データに基づいて前記画像を構成する領域ごとに属性を表す識別信号を生成する画像処理方法において、前記画像データから前記画像のエッジを検出する検出ステップと、検出したエッジから前記画像を構成する領域として特定の領域を抽出する抽出ステップと、抽出した特定の領域の特徴量を検出したエッジの分布から算出する算出ステップと、算出した特徴量に基づいて前記領域の特徴を表す特徴信号を生成する特徴信号生成ステップと、前記画像データ及び前記特徴信号に基づいて前記識別信号を生成する識別信号生成ステップとを有しており、前記抽出ステップは、前記画像に所定のマスクをかけるステップと、検出したエッジの個数を前記マスクによって特定される範囲で計数するステップと、計数した個数に基づいて前記特定の領域を抽出するステップとを含んでおり、前記算出ステップは、抽出した領域を構成する複数のブロックから異なる二方向にそれぞれ検出エッジの個数を計数するステップと、計数したエッジの個数に基づいて標準偏差値を前記二方向にそれぞれ求めるステップと、前記特徴量を前記標準偏差値の和として求めるステップとを含み、前記特徴信号生成ステップは、前記特徴量と所定の閾値との大小を比較した結果を前記特徴信号とするようにしていることを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理方法は、前記抽出ステップは、前記特定の領域として文字領域候補を抽出し、前記算出ステップは前記文字領域候補について文字領域の特徴を表す文字領域特徴量を前記特徴量として算出するようにしていることを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理方法は、前記検出ステップは、エッジ検出用のフィルタ係数と前記画像データとの畳み込み演算によって前記エッジを検出するようにしていることを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、コンピュータに、画像から得られる画像データに基づいて前記画像を構成する領域ごとに属性を表す識別信号を生成させるプログラムにおいて、前記画像データから前記画像のエッジを検出する手順と、検出したエッジから前記画像を構成する領域として特定の領域を抽出する手順と、抽出した特定の領域の特徴量をエッジの分布から算出する手順と、算出した特徴量に基づいて検出した領域の特徴を表す特徴信号を生成する手順と、前記画像データ及び前記特徴信号に基づいて前記識別信号を生成する手順とをコンピュータに実行させることとし、前記抽出する手順は、前記画像に所定のマスクをかける手順と、検出したエッジの個数を前記マスクによって特定される範囲で計数する手順と、計数した個数に基づいて前記特定の領域を抽出する手順とを含んでおり、前記算出する手順は、抽出した領域を構成する複数のブロックから異なる二方向にそれぞれ検出エッジの個数を計数する手順と、計数したエッジの個数に基づいて標準偏差値を前記二方向にそれぞれ求める手順と、前記特徴量を前記標準偏差値の和として求める手順とを含んでおり、前記特徴信号を生成する手順は、前記特徴量と所定の閾値との大小を比較した結果を前記特徴信号とする手順を含むことを特徴とする。
本発明では、まず検出手段が画像データから画像のエッジを検出する。次に、検出したエッジから抽出手段が特定の領域を抽出する。次に、算出手段がエッジの分布から特定の領域の特徴量を算出する。次に、特徴信号生成手段は、特徴量から領域の特徴を表す特徴信号を生成する。次に、識別信号生成手段は、特徴信号を利用して画像データから画像を構成する領域ごとに識別信号を生成する。識別信号生成手段は、識別信号を生成するときには、求めた特徴信号を利用しているので、抽出した特定の領域では識別の精度が向上する。
本発明では、まず抽出手段が画像を構成する領域それぞれについて画像にマスクをかけ、検出したエッジの個数をマスクによって特定される範囲内で計数し、エッジの個数に基づいて文字領域候補を抽出する。次に、算出手段が、抽出された文字領域候補の文字特徴量を算出し、特徴信号生成手段は、文字領域を表す特徴信号を生成する。したがって、特徴信号は文字領域の特徴を表すものになり、特徴信号を利用することによって識別信号生成手段での文字領域の識別精度が向上する。
本発明では、識別信号生成手段は、特徴信号によって文字領域を識別する基準を設定し、識別信号を生成する。特徴信号は文字領域の特徴を表しているので、文字領域の識別精度が向上する。
本発明では、検出手段が、例えば画像の濃度変化が激しい箇所を検出するように設定されているエッジ検出用のフィルタ係数と画像データとの畳み込み演算によって、画像からエッジとなっている箇所を検出する。画像のエッジを検出するには、様々な手段が考えられる。そのなかで多く使用されているのが、画像データの濃度信号の微分をとり、微分された信号の変化が大きい箇所をエッジとするものである。画像データがデジタルデータであるので、微分演算に対応する畳み込み演算が実際に行われる。二次微分をとってエッジを検出することもあり、対応する畳み込み演算が実際に行われる。このような手段でエッジを検出するのが、合理的であり、検出精度も高い。
本発明では、収縮・膨張処理手段が、抽出した特定の領域に収縮と膨張を組み合わせた処理を施す。例えば、収縮・膨張手段がまず特定の領域に収縮処理を施す。収縮処理により、小さい孤立点、ノイズによる細い線が消去される。次に膨張処理を施す。膨張処理により、一旦収縮された文字が元に戻る。したがって、特定の領域に含まれるノイズが除去されるので、特徴信号の精度が向上する。
本発明では、まず抽出した領域において領域を構成する複数のブロックから異なる二方向についてそれぞれエッジの個数を計数する。エッジの個数から二方向についてそれぞれの標準偏差値が求められる。標準偏差値の和が特徴量となる。文字領域ではエッジが二方向に同程度に分布するが、印画紙領域でエッジが多く含まれている領域ではエッジが一方向に分布することが多い。そこで、特徴量と所定の閾値との大小を比較し、比較結果を特徴信号とする。例えば、特徴量が閾値以上であるときは文字領域である可能性が高いと判断し、閾値より小さいときは文字領域である可能性が低いと判断する。標準偏差値を算出して特徴量としているのは、エッジの個数から直接に特徴量とする場合、同じ文字であっても文字の大きさによってエッジの個数が変化するので特徴量として利用しにくいからである。
また、本発明では、特徴信号生成手段は、抽出した特定の領域の面積を求め、面積に応じて閾値を設定している。例えば、面積の小さい領域では、文字領域であると識別されやすくなるように閾値を設定する。小さな文字で構成された領域を文字領域でないと誤って判断して画像データに平滑化処理を施し、文字の判別ができなくなるのが防止される。
本発明では、加工手段は画像データに対して、例えば網点画像領域に対しては平滑化処理を施し、文字領域にはエッジ強調処理を施すことによって画像が見やすくなる。
本発明による場合は、画像処理装置に、画像のエッジを検出する検出手段と、検出したエッジから特定の領域を抽出する抽出手段と、抽出した特定の領域の特徴量を算出する算出手段と、検出した領域の特徴を表す特徴信号を生成する特徴信号生成手段とが設けられているので、識別信号生成手段は、特徴信号を利用することにより、抽出した特定の領域の属性を識別する精度が向上する。
また、本発明による場合は、画像を構成する領域それぞれについて画像にマスクがかけられ、エッジの個数がマスクによって特定される範囲で計数され、計数された個数から文字領域候補が抽出される。したがって、特徴信号が文字の特徴量を表すものとなる。特徴信号を利用することによって文字領域の識別の精度が向上する。
また、本発明による場合は、識別信号生成手段は、文字領域を表す特徴信号によって文字領域であるか否かを識別する基準を設定するようになっているので、文字領域の識別の精度が向上する。
また、本発明による場合は、画像のエッジが画像データとエッジ検出用フィルタ係数との畳み込み演算によって検出される。濃度変化が激しい箇所をエッジとして濃度信号を微分することにより求める方法を基に微分演算に対応するフィルタ計数による畳み込み演算をデジタル画像データに行う。エッジを検出する方法としては合理的で検出精度が高い。
また、本発明による場合は、抽出した特定の領域に対して収縮・膨張処理手段が収縮と膨張を組み合わせた処理を行うので、特定の領域の画像に含まれるノイズが削減される。したがって、特徴信号の精度が向上する。特徴信号の精度が高くなるため、文字領域の識別精度が向上し、適切な画像処理を画像データに行うことができる。
また、本発明による場合は、まず抽出した特定の領域において特定の領域を構成する複数のブロックから異なる二方向についてエッジの個数が計数され、計数された個数に基づいて標準偏差値がそれぞれ算出されて標準偏差値の和を特徴量としている。次に、特徴量と閾値との大小が比較され、比較結果が特徴信号となるので、特徴信号は文字領域である可能性の高低を表すものとなる。したがって、識別信号生成手段は、特徴信号を参照して文字領域であるか否かの識別をすることができ、文字領域の識別の精度が向上する。
また、本発明による場合は、抽出した特定の領域の面積が小さいときには、閾値を変更しているので、小さい文字で構成されている文字領域でも文字領域として識別しやすくして文字領域の画質劣化を防ぐ。
また、本発明による場合は、識別信号に基づいて画像データを加工するので、画質を向上させて画像を見やすくすることができる。
また、本発明によるとき、識別信号に基づいて平滑化処理とエッジ強調処理の何れかが選択されるので、画像データに対して適切な加工を施すことができる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について図1〜図10に基づいて説明する。図1は本実施形態の画像形成装置のブロック図である。画像形成装置は、原稿を読み取り、アナログのカラー画像データを出力する画像入力装置部2と、カラー画像データを処理するカラー画像処理装置部1と、カラー画像処理装置部1で処理された画像データに基づいて普通紙、OHP(overhead projector)フィルム等のシート上に画像を出力する画像出力装置部3と、オペレータからの操作指示を受付けるために操作パネル6と、ハードウェア各部を制御する制御部4と、制御の際に必要なデータを記憶する記憶部5とを備えている。
画像入力装置部2は、原稿の画像を光学的に読み取る手段であり、原稿に光を照射する照明系と、原稿からの反射光像を結像させる結像系と、結像系が結ぶ像をアナログのRGB画像データに変換する撮像系とを備えている。
カラー画像処理装置部1は、A/D変換部12、シェーディング補正部13、入力階調補正部14、領域分離処理部15、文字領域特徴量算出部16、色補正部17、黒生成下色除去部18、空間フィルタ処理部19、出力階調補正部20及び階調再現処理部21を備えている。
A/D変換部12は、画像入力装置部2より与えられるアナログのRGB画像データをデジタル化し、シェーディング補正部13へ出力する。シェーディング補正部13は、デジタル化されたRGB画像データに対して、画像入力装置部2の照明系、結像系、撮像系で生じる各種の歪みを取り除く処理を施すとともに、撮像系を構成する撮像素子間のばらつきを吸収する処理を行い、入力階調補正部14へ出力する。
なお、A/D変換部12及びシェーディング補正部13は画像入力装置部2に設けられている構成であってもよく、その場合にはカラー画像処理装置部1はA/D変換部12及びシェーディング補正部13を搭載している必要がない。
入力階調補正部14は、シェーディング補正部13から与えられるRGB画像データのカラーバランスを整える処理を行うとともに、カラー画像処理装置部1が処理しやすい濃度にRGB画像データを変換し、領域分離処理部15と文字領域特徴量算出部16へ出力する。さらに、操作パネル6には濃度調整キーが設けられてあり、オペレータが濃度調整キーを操作して濃度変更を指示したときは、入力階調補正部14は、濃度変更の指示にしたがって出力濃度の濃淡を変更する。また、下地となる領域の濃度も除去する。
文字領域特徴量算出部16は、入力階調補正部14で処理されたRGB画像データから画像の低周波のエッジを検出し、エッジの分布の方向性から文字領域である可能性の高低を表す二値の特徴信号を領域分離処理部15へ出力する。
領域分離処理部15は、入力階調補正部14で処理されたRGB画像データ及び特徴信号に基づいて入力中の各画素を文字領域、網点領域、印画紙領域又は下地領域の何れかに識別するものである。領域分離処理部15は、識別結果に基づき、各画素がどの領域に属しているかを表す識別信号を黒生成下色除去部18、空間フィルタ処理部19、階調再現処理部21へ出力するとともに、RGB画像データをそのまま色補正部17へ出力する。文字領域特徴量算出部16と領域分離処理部15について詳細は後述する。
色補正部17は、領域分離処理部15から与えられるRGB画像データをCMY画像データに変換し、さらに色再現の忠実化実現のために不要吸収成分を含むCMY色材の分光特性に基づいた色濁りを取り除く処理を行い、黒生成下色除去部18へ出力する。
黒生成下色除去部18は、色補正後のCMYの3色信号からKデータを生成する黒生成、元のCMY画像データからKデータを差し引いて新たなCMYデータを生成する処理を行うものであり、CMYの3色のデータからCMYKの4色のデータに変換し、空間フィルタ処理部19へ出力する。
黒生成処理の一例としては、下色除去処理による黒生成を行う方法が知られている。この方法では、濃度と網点の関係を示す黒生成カーブの入力特性をy=f(x)、入力されるデータをC、M、Y、出力されるデータをC’、M’、Y’、K’、下色除去率をα(0<α<1)としたとき、黒生成下色除去処理は、K’=f{min(C,M,Y)}、C’=C−αK’、M’=M−αK’、Y’=Y−αK’のように表すことができる。
空間フィルタ処理部19は、黒生成下色除去部18から与えられるCMYK画像データに対し、識別信号を基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理を行い、空間周波数特性を補正することによって出力画像のぼやけ、粒状性劣化等を防ぐ処理を行い、出力階調補正部20へ出力する。具体的には、空間フィルタ処理部19は、識別信号によって、文字領域に対してはエッジ強調処理を施し、網点領域に対しては平滑化処理を施す。
出力階調補正部20は、CMYK信号を画像出力装置部3の特性に応じた網点面積率に変換する出力階調補正処理を行い、階調再現処理部21へ出力する。
階調再現処理部21は、最終的に画像を画素に分離してそれぞれの階調を再現できるように処理する階調再現処理を行い、画像出力装置部3へ出力する。例えば、印画紙領域に関しては、階調再現性を重視したスクリーンでの二値化又は多値化処理を行い、文字領域に関しては、高周波数の再現性に適した高解像度のスクリーンでの二値化又は多値化処理を行う。
画像出力装置部3は階調再現処理部21から与えられるCMYK画像データに基づいてシート上に画像を出力する。画像出力装置部3は、感光体ドラムを所定の電位に帯電させる帯電器と、外部から受け付けた画像データに応じてレーザ光を発して感光体ドラム上に静電潜像を生成させるレーザ書込装置と、感光体ドラム表面に形成された静電潜像にトナーを供給して顕像化する現像器と、感光体ドラム表面に形成されたトナー像を普通紙上に転写する転写器とを備えている。このように電子写真方式にて画像形成を行う他、画像出力装置部3はインクジェット方式、熱転写方式、昇華方式等により画像形成を出力する構成であってもよい。
図2は領域分離処理部15及び文字領域特徴量算出部16の構成を示すブロック図である。文字領域特徴量算出部16は、文字領域抽出部61及び抽出文字特徴量算出部62を備えている。
文字領域抽出部61は入力階調補正部14から与えられるRGB画像データに基づいて画像のエッジを検出し、検出したエッジから文字領域候補を抽出し、抽出文字特徴量算出部62へ出力する。抽出文字特徴量算出部62は文字領域候補についてエッジの分布から文字特徴量を算出し、特徴量に基づいて文字領域候補が文字で構成されている可能性が高いことを表す特徴信号(1)又は低いことを表す特徴信号(0)の二値信号を記憶部5へ出力する。後に詳述する。
領域分離処理部15は、最大濃度差算出部51、総和濃度繁雑度算出部52、判定領域設定部53、文字・網点判定部54及び下地・印画紙判定部55を備えている。
最大濃度差算出部51は、領域の識別を行う注目画素を含むn×m(ただし、n、mは自然数であり、例えば、15×15である。)の矩形ブロックにおける最小濃度値と最大濃度値の差分である最大濃度差を算出し、判定領域設定部53へ出力する。総和濃度繁雑度算出部52は、ブロック内において隣接する画素の濃度差の絶対値の総和を算出し、判定領域設定部53へ出力する。
判定領域設定部53は、最大濃度差算出部51で算出された最大濃度差と予め設定されている閾値(最大濃度差閾値)との大小を比較し、総和濃度繁雑度算出部52で算出された総和濃度繁雑度と予め設定されている閾値(総和濃度繁雑度閾値)との大小を比較する。判定領域設定部53は、最大濃度差が最大濃度差閾値よりも小さく、かつ、総和濃度繁雑度が総和濃度繁雑度閾値よりも小さいときには、注目画素は下地・印画紙領域であると判断し、そうでないときには、文字・網点領域であると判断し、文字・網点判定部54及び下地・印画紙判定部55へ出力する。
下地・印画紙判定部55は、最大濃度差と予め設定されている閾値(下地・印画紙判定閾値)との比較を行い、最大濃度差が下地・印画紙判定閾値よりも小さいときには、下地領域であると判定し、そうでないときには印画紙領域であると判定し、領域の属性を表す識別信号を黒生成下色除去部18、空間フィルタ処理部19及び階調再現処理部21へ出力する。
文字・網点判定部54は、制御部4を介して記憶部5に記憶されている注目画素の特徴信号を参照して特徴信号が1であるときには、文字・網点判定閾値を第1の閾値TH1(例えば、50である。)とし、特徴信号が0であるときには、文字・網点判定閾値を第2の閾値TH2(ただし、TH1>TH2であり、例えば、20である。)とする。
そして、文字・網点判定部54は、総和濃度煩雑度が最大濃度差と文字・網点判定閾値TH1又はTH2との積よりも小さいか否かを判断する。網点領域では、網点によって画像が構成されているため、最大濃度差に対して総和濃度煩雑度が文字領域よりも大きくなる。文字領域では、最大濃度差が大きく、濃度変化が網点領域よりも小さいので、最大濃度差に対して総和濃度煩雑度が小さくなる。したがって、文字・網点判定部54は、総和濃度煩雑度が積よりも小さいときには、文字領域であると判断し、そうでないときには網点領域であると判断し、識別信号を黒生成下色除去部18、空間フィルタ処理部19及び階調再現処理部21へ出力する。領域分離処理部15は画素ごとに領域の属性を判断して識別信号を出力する。
文字・網点判定部54は、特徴信号によって文字領域である可能性が高いときには第1の閾値TH1(TH1>TH2)で文字領域であるか網点領域であるかを判断するので、文字領域であると判断しやすくなる。したがって、特徴信号を利用することにより、領域分離処理部15での文字領域の識別精度が向上する。
文字領域抽出部61は、入力階調補正部14から与えられるRGB画像データを均等色空間(例えば、CIE−L*a*b*。CIE:Commission International de l'Eclairage:国際照明委員会。L*:明度、a*:色度、b*:色度)に基づく画像データに変換する。
図3(a)は主走査方向のエッジ量EdgeXを算出するためのフィルタ係数Filaを示す。フィルタ係数Filaは7×7行列であり、注目画素(i,j)の−3列から−1列まではすべて1、0列はすべて0、1列から3列まではすべて−1である。
図3(b)は副走査方向のエッジ量EdgeYを算出するためのフィルタ係数Filbを示す。フィルタ係数Filbは7×7行列であり、注目画素(i,j)の−3行から−1行まではすべて1、0行はすべて0、1行から3行まではすべて−1である。
文字領域抽出部61は変換されたL*データについて判定を行う対象の注目画素(i,j)をフィルタ係数Fila,Filbでそれぞれ畳み込み処理して、主走査方向及び副走査方向のエッジ量EdgeX(i,j),EdgeY(i,j)を算出する。
EdgeX(i,j)=Mask(i,j)*Fila
EdgeY(i,j)=Mask(i,j)*Filb
ただし、Mask(i,j)={IL(i+x,j+y)},
−3≦x≦3,
−3≦y≦3,
{}は集合を表し、
IL(i,j)は画素(i,j)におけるL*値である。
次に、文字領域抽出部61は、式(1)のように、エッジ量EdgeX(i,j),EdgeY(i,j)の平均2乗和と閾値との大小を比較することによって低周波エッジであるか否かを判断する。すなわち、平均2乗和が閾値THedge(例えば、450である。)以上である場合、文字領域抽出部61は、EdgeLF(i,j)を1として低周波エッジであると判断する。一方、平均2乗和が閾値THedgeより小さい場合、文字領域抽出部61は、EdgeLF(i,j)を0として低周波エッジでないと判断する。
Figure 0004450785
・・・・(1)
次に、文字領域抽出部61は、図4に示すように、注目画素(i,j)を中心に主走査方向と副走査方向にそれぞれ21画素の領域を指定するマスクを掛けて、低周波エッジと判断された画素数を各方向に対して計数し、それぞれ計数した個数
Mask_cntLF_X(i,j),
Mask_cntLF_Y(i,j)
を求める。そして、文字領域抽出部61は、式(2)のように、Mask_cntLF_X(i,j)が予め定められている閾値THcntx(例えば、2である。)以上であり、かつ Mask_cntLF_Y(i,j)が予め定められている閾値THcnty(例えば、2である。)以上である場合に、文字領域候補TXTcd(i,j)を1とする。一方、そうでない場合、文字領域抽出部61は、文字領域候補TXTcd(i,j)を0とする。
Figure 0004450785
・・・・(2)
図5は注目画素の文字領域候補TXTcdの値が与えられる様子を示す説明図である。注目画素が符号70で示すように文字「A」の左斜線のすぐ左にある場合、主走査方向70aに対しては低周波エッジが4箇所あり、副走査方向70bに対しては低周波エッジが2箇所あるので、式(2)にしたがって、文字領域候補TXTcd(i,j)=1となる。
一方、注目画素が符号71で示すように文字「A」と「B」の中間位置にある場合、主走査方向71aに対しては低周波エッジが3箇所あり、副走査方向71bに対しては低周波エッジがないので、式(2)にしたがって、文字領域候補TXTcd(i,j)=0となる。表1にこの結果をまとめて示す。
Figure 0004450785
このように、各画素が個々の文字の外接枠の内側であるか、文字と文字の間あるいは文字の存在していない領域であるかを判別する。このようにして、文字領域候補の抽出が行われる。
図6は文字領域抽出部61が文字領域候補を抽出する処理のフローチャートである。文字領域抽出部61はまず入力階調補正部14から与えられるRGB画像データに基づいてフィルタ係数Fila、Filb(図3参照)を用いた畳み込み演算を行い、エッジ量EdgeX(i,j)、EdgeY(i,j)を算出し、式(1)に示すように、エッジ量EdgeX(i,j)、EdgeY(i,j)の平均2乗和と閾値THedgeとの大小を比較することによって低周波エッジであるか否かを判断する(S1)。
次に、文字領域抽出部61は、図4に示すように、主走査方向及び副走査方向それぞれにマスクによって特定される領域内のエッジの個数
Mask_cntLF_X(i,j),
Mask_cntLF_Y(i,j)
を計数する(S2)。
次に、文字領域抽出部61は計数した個数
Mask_cntLF_X(i,j),
Mask_cntLF_Y(i,j)
と閾値THcntx,THcntyの大小をそれぞれ比較し、式(2)に示すように、文字領域候補TXTcd(i,j)の判定を行う(S3)。次に、文字領域抽出部61は全画素の判定を終了したか否かを判断し、終了していない場合には、注目画素を変更してステップS1、S2、S3の処理を繰り返す(S4)。
抽出文字特徴量算出部62はまず文字領域抽出部61から与えられる文字領域候補TXTcd(i,j)に対して同類の画素を連結するラベリング処理を施す。ラベリング処理には4連結、8連結処理等があり、本実施形態では抽出文字特徴量算出部62は8連結処理を行う。
図7は抽出文字特徴量算出部62でのラベリング処理のフローチャートである。抽出文字特徴量算出部62はまず初期ラベル付与処理を行う(S11)。すなわち、文字領域候補TXTcd(i,j)=1と判定された注目画素(i,j)の周辺画素((i−1,j−1),(i−1,j),(i−1,j+1),(i,j−1))の何れにもラベル(識別子)が付与されていない場合、抽出文字特徴量算出部62は注目画素(i,j)に使用されていないラベルを付す。また、注目画素の周辺画素に異なるラベルが付されている場合、抽出文字特徴量算出部62はそれらのラベルの中で最初に付されたラベルを注目画素(i,j)に付す。次に、抽出文字特徴量算出部62は画素に付与されたラベルに関する情報をラベル等価表に記録する(S12)。ラベル等価表は記憶部5(図1参照)に記憶されてあり、ラベリング処理によって更新される。抽出文字特徴量算出部62は、ステップS11、S12の処理を全画素について終了するまで繰り返す(S13)。
次に、抽出文字特徴量算出部62はラベル等価表を参照し、同一領域であるにもかかわらず別ラベルを初期ラベル付与処理(S11)で付与した画素に同一ラベルを付与するように修正する(S14)。抽出文字特徴量算出部62は、ラベル補正の処理(S14)を全画素について終了するまで繰り返す(S15)。
ラベリング処理によって、抽出文字特徴量算出部62は文字の外接枠に連結した内部の領域に同一のラベルを付与する。この領域に対して抽出文字特徴量算出部62は特徴信号を求める。抽出文字特徴量算出部62は特徴信号をエッジ量EdgeX,EdgeYを用いて生成する。
図8は抽出文字特徴量算出部62での処理のフローチャートである。抽出文字特徴量算出部62はまず上述のラベリング処理を施す(S20)。次に、抽出文字特徴量算出部62は、同一ラベルが付された領域に対して、主走査方向及び副走査方向の各エッジ量平均値をエッジ量EdgeX,EdgeYから算出する(S21)。
次に、抽出文字特徴量算出部62は、式(3)のように、各エッジ量平均値を用いて主走査方向のエッジ量の標準偏差と副走査方向のエッジ量の標準偏差の和を特徴量Paratextとして算出する(S22)。
Figure 0004450785
・・・・(3)
ただし、Rlabeliはある特定のラベルに属している領域であり、nはラベルRlabeliに属している画素数である。
特徴量Paratextは主走査方向のエッジ量の標準偏差及び副走査方向のエッジ量の標準偏差の和である。
次に、抽出文字特徴量算出部62は特徴量Paratextと閾値THtext(例えば、122000)との大小を比較し、特徴量Paratextが閾値THext以上である場合には文字である可能性が高いことを表す特徴信号(1)を生成し、そうでない場合には文字である可能性が低いことを表す特徴信号(0)を生成する(S23)。次に、抽出文字特徴量算出部62は全てのラベルが付された領域について処理(S21、S22、S23)を終了したか否かを判断し、行われていないときには他のラベルが付された領域に変更して処理(S21、S22、S23)を繰り返す(S24)。
これによって、抽出文字特徴量算出部62は、エッジ量が主走査方向にも副走査方向にも多くある場合に文字である可能性が高いと判定し、印画紙領域でエッジが一方向に分布している場合に文字である可能性が低いと判定する。特徴信号は記憶部5に格納される。
以上の領域分離処理部15で識別信号についてまとめておく。図9及び図10は領域分離処理部15での領域識別処理のフローチャートである。まず最大濃度差算出部51が入力階調補正部14で処理されたRGB画像データから注目画素を含むn×mの矩形ブロックにおける最大濃度値を算出する(S31)。次に、最大濃度差算出部51がRGB画像データからブロックにおける最小濃度値を算出する(S32)。最大濃度差算出部51は最大濃度値と最小濃度値から最大濃度差を算出する(S33)。次に、総和濃度繁雑度算出部52がブロック内において隣接する画素の濃度差の絶対値の総和である総和濃度繁雑度を算出する(S34)。
次に、判定領域設定部53は最大濃度差が最大濃度差閾値よりも小さくかつ総和濃度繁雑度が総和濃度繁雑度閾値よりも小さいか否かを判断する(S35)。そうである場合には判定領域設定部53は下地・印画紙領域であると判断する(S36)。そうでない場合には判定領域設定部53は文字・網点領域であると判断する(S40)。
下地・印画紙領域であるときには、下地・印画紙判定部55は最大濃度差が下地・印画紙判定閾値よりも小さいか否かを判断する(S37)。そうであるときには、下地・印画紙判定部55は下地領域であることを表す識別信号を出力する(S38)。そうでないときには、下地・印画紙判定部55は印画紙領域であることを表す識別信号を出力する(S39)。
ステップS40の次に、文字・網点判定部54は文字領域特徴量算出部16で生成された特徴信号によって、文字領域である可能性の高低を参照する(S41)。文字領域である可能性が高いときには、文字・網点判定部54は文字・網点判定閾値を第1の閾値TH1に設定する(S42)。一方、文字領域である可能性が低いときには、文字・網点判定部54は文字・網点判定閾値を第2の閾値TH2に設定する(S45)。
次に、文字・網点判定部54は総和濃度繁雑度が最大濃度差と文字・網点判定閾値TH1又はTH2との積よりも小さいか否かを判断する(S43)。総和濃度繁雑度が積よりも小さい場合には、文字・網点判定部54は文字領域であることを表す識別信号を出力する(S44)。そうでない場合には、文字・網点判定部54は網点領域であることを表す識別信号を出力する(S46)。
以上のように、本実施形態の画像処理装置では、領域分離処理部15で文字と網点領域を識別するときに、文字領域特徴量算出部16で文字領域である可能性の高さを表す特徴信号を利用して、文字領域の識別処理の精度を向上させているので、画像処理を適切に行うことができ、画質が向上する。また、文字列抽出処理を行っていないので計算量が削減され、処理速度が向上する。
また、文字領域抽出部61で画像のエッジを検出する方法は、本実施形態の他に、注目画素と隣接画素の間の濃度差分を利用する検出方法又はゾーベルフィルタ、ロバーツフィルタ等のエッジ検出フィルタを利用した検出方法を使用してもよい。
通常、文字サイズが小さい場合、画像入力装置部2の解像度不足によって、エッジがなまるため、カラー画像処理装置部1は文字領域の識別をすることができなくなる場合がある。この問題に対処するため、表2に示すように、特徴信号によって文字である可能性が高い領域であって同一ラベルの画素面積が閾値THarea(例えば、875である。)以下である場合には、文字・網点判定部54は文字・網点判定閾値を第1の閾値TH1及び第2の閾値TH2よりも大きい第3の閾値TH3(例えば、70である。)とする。これによって文字・網点判定部54は小さい文字を文字領域として識別しやすくなるので、文字・網点判定部54は小さい文字で構成されている領域を誤って文字領域でないと判断するのが防止される。
Figure 0004450785
また、特徴量Paratextについては、本実施形態の算出方法に限らず、他にも例えば、注目画素から縦、横、右上がりの斜め、右下がりの斜めの4方向に同一ラベルが付されている領域で、4方向にエッジが分布しているかを求めるようにしてもよい。この場合、複数方向にエッジが存在している場合に文字である可能性の高いことを表す特徴信号を生成し、そうでなければ文字である可能性の低いことを表す特徴信号を生成するようにしてもよい。
また、画像形成装置が、原稿を粗く高速に読み取るプレスキャンを行い、画像の読取範囲、読取精度等を設定した後に再度原稿を読み取るようになっている場合には、プレスキャンによって読み取られた画像データに基づいて文字領域特徴量算出部16で特徴信号を生成する処理を行ってもよい。
また、識別信号の生成を全画素の画像データについて行わないで、複数画素から成るブロックごとに行うようになっていてもよい。この場合には、計算量が削減され、処理速度が向上する。
また、画像入力装置部2で読み取られた画像データをA/D変換部12でデジタル信号に変換後、記憶部5に格納し、この格納された画像データを文字領域特徴量算出部16が読み出して、特徴信号を生成するようになっていてもよい。
また、本実施形態は、カラー画像データを処理する画像形成装置であるが、モノクローム画像形成装置としても使用することができる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について図11に基づいて説明する。図11は本実施形態の画像形成装置を構成する領域分離処理部15と文字領域特徴量算出部16aの構成を示すブロック図である。本実施形態では、図2に示す第1の実施形態の文字領域特徴量算出部16において、文字領域抽出部61と抽出文字特徴量算出部62の間に収縮・膨張処理部65をさらに設けたものである。
収縮・膨張処理部65は、文字領域抽出部61で抽出された文字領域候補に対して収縮処理と膨張処理を組合わせた処理を行う。例えば、収縮・膨張処理部65がまず文字領域候補に収縮処理を施すことによって小さい孤立点及びノイズによる細い線を消去し、次に膨張処理を施すことによって一旦縮小した文字を元に戻す。したがって、収縮・膨張処理部65はノイズとして含まれる小さい孤立点及び細い線を除去する。抽出文字特徴量算出部62はノイズを除去した文字領域候補から特徴信号を求めるので、特徴信号の精度が向上する。
その他の構成については、第1の実施形態と同様であるので、対応する各部に同じ符号を付して、説明を省略する。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態について図12に基づいて説明する。図12は本実施形態の画像読取装置(スキャナ)のブロック図である。画像読取装置は、第1の実施形態の画像処理装置の領域分離処理部15で生成された識別信号及び入力階調補正部14で処理されたRGB画像データをカラー画像処理装置部1aより外部へ出力するように構成されている。以下説明する各部の詳細については、第1の実施形態と同様である。
画像読取装置は、原稿を読み取り、アナログのカラー画像データを出力する画像入力装置部2と、画像データを処理するカラー画像処理装置部1aと、オペレータからの操作指示を受け付けるための操作パネル6と、ハードウェア各部を制御する制御部4と、制御の際に必要なデータを保持する記憶部5とを備えている。
画像入力装置部2は、原稿の画像を光学的に読み取る手段であり、原稿に光を照射する照明系と、原稿からの反射光像を結像させる結像系と、結像系が結ぶ像をアナログのRGB画像データに変換する撮像系とを備えている。
カラー画像処理装置部1aは、A/D変換部12、シェーディング補正部13、入力階調補正部14、領域分離処理部15及び文字領域特徴量算出部16を備えている。
カラー画像処理装置部1aは入力階調補正部14で処理されたRGB画像データと領域の属性を表す識別信号を出力する。カラー画像処理装置部1aから出力されるRGB画像データと識別信号はコンピュータ又はプリンタに送られ、色補正処理、空間フィルタ処理、階調再現処理等がなされる。
<第4の実施形態>
本発明の第4の実施形態について図13に基づいて説明する。図13は本実施形態のコンピュータ・システムのブロック図である。コンピュータ80は、CPU(Central Processing Unit)81、外部記憶部82、入力部83、表示部84、RAM(Random Access Memory)85、ハードディスク86及び通信ポート87を備え、これらの各部はバスライン88を介して互いに接続されている。プリンタ90は通信ポート87に接続されている。CPU81は様々な演算及び制御を行うもので、外部記憶部82より導入されるプログラム100によって文字特徴量算出処理部81a、領域分離処理部81b及び階調再現処理部81cを備える。
外部記憶部82は、プログラム100が記録されている記録媒体であり、磁気テープ又は磁気ディスク又はCD−ROM、MO、MD、DVD等の光ディスク又はICカード又は光カード又はマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Mmory)、フラッシュROM等の半導体メモリである。
プログラム100は、低周波エッジ算出プロセス101、文字特徴量算出プロセス102、領域判定プロセス103等を有し、コンピュータ80に読み取られることによって画像処理が実行される。
入力部83は、画像データをコンピュータ80に入力するための装置であり、第3の実施形態の画像読取装置、フィルムスキャナ、デジタルスチルカメラ等である。表示部84はコンピュータ80の処理結果を表示するCRTディスプレイ、液晶ディスプレイ等の画像表示装置である。
RAM85はコンピュータ80の処理でデータを記憶する記憶装置である。ハードディスク86は、外部記憶部82より導入されるプログラム及び画像データを蓄積する記憶装置である。通信ポート87はコンピュータ80に他の機器を接続する装置である。プリンタ90はコンピュータ80で画像処理された画像データに基づいて普通紙上に画像形成を行う装置である。
文字特徴量算出処理部81a、領域分離処理部81b、階調再現処理部81c等の画像処理は第1の実施形態で説明した方法で行われるので、説明を省略する。
なお、プログラム100はインターネットを含む通信ネットワークを通してコンピュータ80にダウンロードするようになっていてもよい。この場合、コンピュータ80は、ネットワークを介してサーバーにアクセスするためのネットワークカード又はモデムを備える。ダウンロード用のプログラムは予めハードディスク86に格納されているか又は外部記憶部82より導入されるようになっている。
本実施形態のコンピュータ・システムによって、コンピュータ80は入力部83より読み込まれた画像データに対し、識別信号を生成し、識別信号に基づいて平滑化処理とエッジ強調処理の何れかを選択して加工する。
プログラム100によってコンピュータ80で実行される画像処理は、第1の実施形態のカラー画像処理装置部1に搭載されている各部で実行される処理と同様である。
本発明の第1の実施形態の画像形成装置のブロック図である。 画像形成装置の領域分離処理部と文字領域特徴量算出部の構成を示すブロック図である。 文字領域特徴量算出部のエッジ検出用のフィルタ係数を示す図である。 文字領域特徴量算出部で使用されるマスクを示す図である。 文字領域特徴量算出部での処理を説明する図である。 処理のフローチャートである。 文字領域特徴量算出部でのラベリング処理のフローチャートである。 文字領域特徴量算出部での処理のフローチャートである。 領域分離処理部での処理のフローチャートである。 領域分離処理部での処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の画像形成装置の領域分離処理部と文字領域特徴量算出部の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態の画像読取装置のブロック図である。 本発明の第4の実施形態のコンピュータ・システムのブロック図である。
符号の説明
1 カラー画像処理装置部
2 画像入力装置部
3 画像出力装置部
4 制御部
5 記憶部
6 操作パネル
12 A/D変換部
13 シェーディング補正部
14 入力階調補正部
15 領域分離処理部
16 文字領域特徴量算出部
17 色補正部
18 黒生成下色除去部
19 空間フィルタ処理部
20 出力階調補正部
21 階調再現処理部
51 最大濃度差算出部
52 総和濃度繁雑度算出部
53 判定領域設定部
54 文字・網点判定部
55 下地・印画紙判定部
61 文字領域抽出部
62 抽出文字特徴量算出部
65 収縮・膨張処理部

Claims (14)

  1. 画像から得られる画像データに基づいて前記画像を構成する領域ごとに属性を表す識別信号を生成する識別信号生成手段を備えた画像処理装置において、
    前記画像データから前記画像のエッジを検出する検出手段と、検出したエッジから前記画像を構成する領域として特定の領域を抽出する抽出手段と、抽出した特定の領域の特徴量を検出したエッジの分布から算出する算出手段と、算出した特徴量に基づいて検出した領域の特徴を表す特徴信号を生成する特徴信号生成手段とを備え、前記識別信号生成手段は、前記特徴信号に基づいて前記識別信号を生成するように構成しており、
    前記抽出手段は、前記画像に所定のマスクをかける手段と、検出したエッジの個数を前記マスクによって特定される範囲で計数する手段と、計数した個数に基づいて前記特定の領域を抽出する手段とを備えており、
    前記算出手段は、抽出した領域を構成する複数のブロックから異なる二方向についてそれぞれ検出したエッジの個数を計数する手段と、計数したエッジの個数に基づいて標準偏差値を前記二方向にそれぞれ求める手段と、前記特徴量を前記標準偏差値の和として求める手段とを備え、前記特徴信号生成手段は、前記特徴量と所定の閾値との大小を比較した結果を前記特徴信号とするように構成していることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記抽出手段は、前記特定の領域として文字領域候補を抽出し、前記算出手段は、前記文字領域候補について文字領域の特徴を表す文字領域特徴量を前記特徴量として算出するように構成していることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記識別信号生成手段は、前記特徴信号によって文字領域であるか否かを識別する基準を設定するように構成していることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記検出手段は、エッジ検出用のフィルタ係数と前記画像データとの畳み込み演算によって前記エッジを検出するように構成していることを特徴とする請求項1から請求項3までの何れかひとつに記載の画像処理装置。
  5. 前記抽出手段で抽出した特定の領域に収縮及び膨張を組み合わせた処理を行って前記算出手段に与える収縮・膨張処理手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項4までの何れかひとつに記載の画像処理装置。
  6. 前記特徴信号生成手段は、抽出した特定の領域の面積を求める手段を備え、求めた面積に応じて前記閾値を設定するように構成していることを特徴とする請求項1から請求項5までの何れかひとつに記載の画像処理装置。
  7. 前記識別信号に基づいて前記画像データを加工する加工手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項6までの何れかひとつに記載の画像処理装置。
  8. 前記加工手段は、前記識別信号に基づいて、前記画像の平滑化を行う平滑化処理と前記画像のエッジを強調するエッジ強調処理の何れかを選択して前記画像データを加工することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  9. 請求項1から請求項8までの何れかひとつに記載の画像処理装置と、原稿を読み取って前記画像データを前記画像処理装置に与える画像入力装置と、前記画像処理装置で処理した画像データから画像を出力する画像出力装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1から請求項8までの何れかひとつに記載の画像処理装置と、原稿から前記画像を読み取って前記画像データを画像処理装置に与える画像入力装置とを備えることを特徴とする画像読取装置。
  11. 画像から得られる画像データに基づいて前記画像を構成する領域ごとに属性を表す識別信号を生成する画像処理方法において、
    前記画像データから前記画像のエッジを検出する検出ステップと、検出したエッジから前記画像を構成する領域として特定の領域を抽出する抽出ステップと、抽出した特定の領域の特徴量を検出したエッジの分布から算出する算出ステップと、算出した特徴量に基づいて前記領域の特徴を表す特徴信号を生成する特徴信号生成ステップと、前記画像データ及び前記特徴信号に基づいて前記識別信号を生成する識別信号生成ステップとを有しており、
    前記抽出ステップは、前記画像に所定のマスクをかけるステップと、検出したエッジの個数を前記マスクによって特定される範囲で計数するステップと、計数した個数に基づいて前記特定の領域を抽出するステップとを含んでおり、
    前記算出ステップは、抽出した領域を構成する複数のブロックから異なる二方向にそれぞれ検出エッジの個数を計数するステップと、計数したエッジの個数に基づいて標準偏差値を前記二方向にそれぞれ求めるステップと、前記特徴量を前記標準偏差値の和として求めるステップとを含み、前記特徴信号生成ステップは、前記特徴量と所定の閾値との大小を比較した結果を前記特徴信号とするようにしていることを特徴とする画像処理方法。
  12. 前記抽出ステップは、前記特定の領域として文字領域候補を抽出し、前記算出ステップは前記文字領域候補について文字領域の特徴を表す文字領域特徴量を前記特徴量として算出するようにしていることを特徴とする請求項11に記載の画像処理方法。
  13. 前記検出ステップは、エッジ検出用のフィルタ係数と前記画像データとの畳み込み演算によって前記エッジを検出するようにしていることを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の画像処理方法。
  14. コンピュータに、画像から得られる画像データに基づいて前記画像を構成する領域ごとに属性を表す識別信号を生成させるプログラムにおいて、
    前記画像データから前記画像のエッジを検出する手順と、
    検出したエッジから前記画像を構成する領域として特定の領域を抽出する手順と、
    抽出した特定の領域の特徴量をエッジの分布から算出する手順と、
    算出した特徴量に基づいて検出した領域の特徴を表す特徴信号を生成する手順と、
    前記画像データ及び前記特徴信号に基づいて前記識別信号を生成する手順と
    をコンピュータに実行させることとし、
    前記抽出する手順は、前記画像に所定のマスクをかける手順と、検出したエッジの個数を前記マスクによって特定される範囲で計数する手順と、計数した個数に基づいて前記特定の領域を抽出する手順とを含んでおり、
    前記算出する手順は、抽出した領域を構成する複数のブロックから異なる二方向にそれぞれ検出エッジの個数を計数する手順と、計数したエッジの個数に基づいて標準偏差値を前記二方向にそれぞれ求める手順と、前記特徴量を前記標準偏差値の和として求める手順とを含んでおり、
    前記特徴信号を生成する手順は、前記特徴量と所定の閾値との大小を比較した結果を前記特徴信号とする手順を含むことを特徴とするプログラム。
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