JP4449152B2 - センサ用信号処理回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検出物理量に応じた絶対値レベルの電圧信号を発生するセンサ素子に付随して設けられるセンサ用信号処理回路に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
例えば車両用エアバッグに用いられる加速度センサのための信号処理回路においては、当該加速度センサから出力されるアナログ値の信号電圧に対して増幅・フィルタリング・温度補正などの処理を行う電子回路が設けられており、その電子回路から出力される信号電圧を、車載システム側のエアバッグ用ECUに対しA/D変換回路を通じて与える構成となっている。この場合、上記加速度センサ、電子回路及びA/D変換回路を同一の電源に接続することが一般的に行われているが、加速度センサからの信号電圧は、上記電源電圧の変動に依存しない絶対値レベルの信号であるため、その電源電圧が変動したときには、A/D変換回路によるA/D変換値に誤差が発生し、エアバッグ制御の信頼性が低下することになる。このような事態に対処するためには、例えば車載システム側に前記電子回路及びA/D変換回路のための高精度電源を設ける構成として電源電圧の変動を抑制すれば良いが、この構成では必要となる電源容量の増大によりコストが高騰するという新たな問題点が発生する。
【0003】
この問題点を解決するために、従来より、例えば実開平6−2242号公報に記載された手段が考えられている。この手段では、加速度センサを構成する圧電素子側に、当該圧電素子からの信号電圧を処理するための電子回路と、それら圧電素子及び電子回路に給電する電源とを設けると共に、その電源の端子間に、抵抗及びツェナーダイオードの直列回路より成る基準電圧発生回路を接続し、この基準電圧発生回路からの定電圧出力を、圧電素子及び電子回路に対し基準電圧として印加すると共に、システム側のA/D変換回路に対しても基準電圧として印加する構成となっている。
【0004】
このような手段によれば、電源を高精度にする必要がなくなってコストの高騰を抑制できるという利点があるが、基準電圧をシステム側のA/D変換回路へ供給するための経路が必要になって、センサ側(電子回路側)とシステム側との間のインタフェースが増えることになるため、汎用性が低下するという問題点が出てくる。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電源電圧の変動に起因して発生する出力誤差を、コストの高騰を伴うことなく小さくできると共に、汎用性が低下する事態を未然に防止できるセンサ用信号処理回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載した手段を採用できる。この手段によれば、センサ素子から出力される絶対値レベルの信号電圧が、レシオメトリック回路において、信号処理用の電子回路のための電源電圧に比例したレベルの信号電圧に変化されて出力される。このため、電源電圧が変動したときには、レシオメトリック回路からの出力電圧も同様に変動し、以て電源電圧の変動の影響がキャンセルされることになる。従って、上記レシオメトリック回路から出力される信号電圧を受ける外部回路として、上記電子回路と同じ電源から給電されるA/D変換回路が設けられるような場合に、その変化誤差が拡大する恐れがなくなるものである。この結果、センサ素子による検出出力に基づいて行われる制御動作の信頼性が向上する。この場合、従来構成のように電子回路や外部回路(例えばA/D変換回路)のための高精度電源を設ける必要がなくなるから、コストの高騰を抑制できることになる。また、従来構成のように、基準電圧を外部回路へ供給するための経路を設ける必要がなくなるから、電子回路側と外部回路側との間のインタフェースが増えることがなくなり、汎用性の低下を未然に防止できるようになる。
また、レシオメトリック回路に入力される比較用電圧が、電源電圧をそれぞれ異なる分圧比で分圧する分圧回路及び補助分圧回路からの各分圧電圧の差電圧として得られる構成となっているから、その分圧比を調整することにより、最終的に出力される信号電圧のゲイン調整を容易に行い得るようになる。
さらに、レシオメトリック回路をアナログ乗算器及び差動増幅回路のみにより構成できるから、その回路構成の複雑化を招く恐れがなくなる。
【0007】
請求項2記載の手段によれば、レシオメトリック回路においては、センサ素子からの信号電圧と絶対基準電圧との差電圧を比較用電圧のレベルに比例したレベルの信号電圧に変換して出力するようになるから、センサ素子からの信号電圧が示す絶対値レベルの信頼性を高め得るようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明を加速度センサ用の信号処理回路に適用した第1実施例について図1及び図2を参照しながら説明する。
全体構成を示す図1において、電源端子VCC及びグランド端子GND間には、図示しない直流電源から所定レベルの電源電圧(正極性)が印加されるものであり、これら電源端子VCC及びグランド端子GND間からセンサユニット1内の一対の電源ラインL1、L2間に給電される構成となっている。このセンサユニット1は、分圧回路2、ボルテージフォロワ3、絶対基準電圧回路4、圧電素子5(本発明でいうセンサ素子に相当)、この圧電素子5からの出力を処理するための電子回路6を含んで構成されたものであり、以下これについて説明する。
【0011】
尚、センサユニット1は、圧電素子5以外の回路要素をモノリシックICチップ化して構成できるものであるが、圧電素子5に代わるセンサ素子として、例えばピエゾ抵抗型の半導体加速度センサ(シリコン基板上に重錘部及びこれを支持する梁構造体を形成すると共に、その梁構造体上にピエゾ抵抗素子を形成した周知構成のセンサ)を用いる場合には、全体をモノリシックICチップ化できるものである。
【0012】
分圧回路2は、電源ラインL1、L2間に抵抗2a及び2bを直列に接続することにより、電源電圧を予め設定された第1の分圧比C1で分圧する構成となっており、それら抵抗2a及び2bの共通接続点で得られる分圧電圧Vd1がボルテージフォロワ3を介して出力されるようになっている。
絶対基準電圧回路4は、電源ラインL1、L2間から給電されるものであるが、電源電圧に依存しない所定レベルの絶対基準電圧VREF を出力する構成となっている。
圧電素子5は、一端側が絶対基準電圧回路4の出力端子に接続され、且つ他端側が電子回路6内の増幅回路7の入力端子に接続されており、検出加速度の大きさに応じた絶対値レベルの信号電圧Vaを発生して電子回路6内の増幅回路7に与える構成となっている。
【0013】
電子回路6は、入力段に位置された上記増幅回路7の他に、その増幅出力をフィルタリングするフィルタ回路8、そのフィルタリング出力に所定の補正処理(例えば温度補正処理)を施すための信号補正回路9、その補正出力に対し後述の電圧変換処理を施すための絶対電圧−レシオ変換回路10(レシオメトリック回路に相当)を備えた構成となっており、その絶対電圧−レシオ変換回路10から出力される信号電圧は、センサユニット1の出力端子Qからシステム側の入力段に設けられたA/D変換回路11に対し変換対象電圧として与えられる。
【0014】
この場合、電子回路6内の増幅回路7、フィルタ回路8、信号補正回路9、絶対電圧−レシオ変換回路10には、電源端子VCC及びグランド端子GND間から電源ラインL1、L2を通じて給電されるようになっている。また、増幅回路7、フィルタ回路8、信号補正回路9、絶対電圧−レシオ変換回路10には、前記絶対基準電圧VREF が与えられるようになっており、特に、増幅回路7の増幅動作、フィルタ回路8のフィルタリング動作、信号補正回路9の補正動作は、その絶対基準電圧VREF を基準に行われる。尚、A/D変換回路11の電源も電源端子VCC及びグランド端子GND間から与えられる構成となっており、当該A/D変換回路11は、その電源電圧を基準にA/D変換動作を行うようになっている。
【0015】
図2には、絶対電圧−レシオ変換回路10の具体的な構成例が示されている。この図2において、絶対電圧−レシオ変換回路10は、補助分圧回路12、アナログ乗算器13、差動増幅回路14によって構成されている。
補助分圧回路12は、電源ラインL1、L2間に抵抗12a及び12bを直列に接続することにより、電源電圧を予め設定された第2の分圧比C2で分圧する構成となっており、それら抵抗12a及び12bの共通接続点から分圧電圧Vd2を出力する。この補助分圧回路12は、前記分圧回路2と共に本発明でいう電圧発生回路15を構成するものであり、アナログ乗算器13のゲインを決めるレシオメトリックな電圧を発生するようになっている。つまり、電圧発生回路15において、分圧回路2による第1の分圧比C1と補助分圧回路12による第2の分圧比C2とは異なる値に設定されており、従って、分圧電圧Vd1及びVd2の差電圧が電源電圧に比例したレベルの比較用電圧V2としてアナログ乗算器13に与えられる構成となっている。
【0016】
アナログ乗算器13は、周知のギルバート・セル型乗算回路により構成されたもので、上記電圧発生回路15からの比較用電圧V2と、前記フィルタ回路8からの入力信号電圧(以下、これをVINとする)及び前記絶対基準電圧回路4からの絶対基準電圧VREF の差電圧(=VIN−VREF )に対応した信号電圧V1とが乗算対象信号として入力されるようになっている。この場合、アナログ乗算器13の演算出力VMOは、電位差として出力されるものであるため、その演算出力VMOを、周知構成の差動増幅回路14において、前記分圧回路2からの分圧電圧Vd1を基準として増幅することにより、電源電圧に対してレシオメトリックな出力電圧VOUT を得るようになっている。
【0017】
上記実施例において、電子回路6中に設けられた絶対電圧−レシオ変換回路10は以下のように動作する。
即ち、アナログ乗算器13の乗算対象信号である信号電圧V1及び比較用電圧V2のうち、信号電圧V1は、フィルタ回路8からの入力信号電圧VIN(圧電素子5から出力される絶対値レベルの信号電圧Vaに対応した電圧)と絶対基準電圧回路4からの絶対基準電圧VREF との差電圧(=VIN−VREF )に相当するもので、電源電圧Eに依存しない絶対的な電圧である。また、比較用電圧V2は、電源電圧Eを分圧する分圧回路2及び補助分圧回路12による各分圧電圧Vd1及びVd2の差電圧(=Vd2−Vd1)に相当するもので、電源電圧Eに対してレシオメトリックな信号である。このようなアナログ乗算器13の出力電圧VMO(E)は、そのスケールファクタをGM とした場合、次式(1)で得られる。尚、C1は分圧回路2の分圧比、C2は補助分圧回路12の分圧比である。
VMO(E)=GM ・(VIN−VREF )・(Vd2−Vd1)
=GM ・(VIN−VREF )・(C2−C1)・E ………(1)
【0018】
この出力電圧VMO(E)は電位差として出力されるものであるため、差動増幅回路14において分圧電圧Vd1を基準として増幅することにより、電源電圧Eに対しレシオメトリックな出力電圧VOUT (E)を得るようにしている。つまり、差動増幅回路14のゲインをGD とした場合、次式(2)、(3)が成立する。
VOUT (E)=GD ・GM ・(VIN−VREF )
・(C2−C1)・E+C1・E ………(2)
VOUT (E)/E=GD ・GM ・(VIN−VREF )・(C2−C1)+C1………(3)
【0019】
ここで、アナログ乗算器13のスケールファクタGM 、差動増幅回路14のゲインGD 、絶対基準電圧VREF が電源電圧Eの変動に関係なく一定であれば、式(3)の右辺は、入力信号電圧VINに依存した一定の値を示すことになる。このとき、電源電圧Eのa(%)の変動に対して、次式(4)が成立する。
VOUT {(1+a/100) ・E} /{(1+a/100)・E} =VOUT (E)/E
………(4)
【0020】
この式(4)を変形することにより、次式(5)が得られる。
VOUT {(1+a/100) ・E} =(1+a/100)・VOUT (E)………(5)
この(5)式からは、電源電圧Eがa(%)だけ変動した場合、絶対電圧−レシオ変換回路10からのの出力電圧VOUT もa(%)だけ変動すること、つまり、絶対電圧−レシオ変換回路10が、電源電圧Eに対してレシオメトリックな電圧VOUT を出力する構成になっていることが分かるものである。
【0021】
ここで、A/D変換回路11の変換対象電圧をINA/D 、電子回路6の出力電圧をVOUT 、電源電圧をE(A/D変換回路11の基準電圧に相当)、A/D変換回路11の分解能をNとした場合、次式(6)の関係が成立する。
INA/D =(VOUT /E)・N ………(6)
【0022】
仮に、電子回路6中に本実施例のような絶対電圧−レシオ変換回路10が含まれていない場合には、電子回路6の出力電圧VOUT が、電源電圧Eの変動に依存しない絶対値レベルの信号(圧電素子5から出力される絶対値レベルの信号電圧Vaに比例した信号)になるため、電源電圧Eの変動がA/D変換回路11による変換誤差となって現れることになる。つまり、電源電圧Eが例えば−5%変動したときには、(6)式から、
INA/D ={VOUT /(0.95・E)}・N
=1.053・(VOUT /E)・N
となり(小数点第4位以下は四捨五入)、A/D変換回路11の変換対象電圧INA/D に約+5.3%の誤差が生じ、これがA/D変換値の誤差となって現れることになる。
【0023】
これに対して、本実施例の構成のように、圧電素子5から出力される絶対値レベルの信号電圧Vaを電源電圧Eに対してレシオメトリックな信号電圧VOUT に変換する構成となっている場合には、電源電圧Eの例えば−5%の変動に対して電子回路6の出力電圧VOUT も−5%変動するので、次式のように、電源電圧Eの変動の影響がキャンセルされることになる。
INA/D ={(0.95・VOUT )/(0.95・E)}・N
=(V0UT /E)・N
【0024】
要するに、電子回路6中に絶対電圧−レシオ変換回路10を設けた本実施例の構成によれば、電源電圧Eの変動に起因してA/D変換回路11でのA/D変換誤差が拡大するという問題点を解決できることになり、圧電素子5による検出加速度に基づいて行われる制御動作の信頼性が向上するものである。この場合、従来構成のように電子回路6及びA/D変換回路11のための高精度電源を設ける必要がなくなるから、コストの高騰を抑制できることになる。また、実開平6−2242号公報に記載された従来構成のように、基準電圧をシステム側のA/D変換回路11へ供給するための経路を設ける必要がなくなるから、電子回路6側とシステム側との間のインタフェースが増えることがなくなり、以て汎用性の低下を未然に防止できるようになる。
【0025】
また、絶対電圧−レシオ変換回路10においては、入力された信号電圧VINと絶対基準電圧VREF との差電圧に対応した信号電圧V1を、比較用電圧V2のレベルに比例したレベルの信号電圧VOUT に変換して出力するようになるから、信号電圧VINのレベルひいては圧電素子5からの信号電圧Vaが示す絶対値レベルの信頼性を高め得るようになる。さらに、比較的構造が簡単なアナログ乗算器13及び差動増幅回路14を利用して絶対電圧−レシオ変換回路10を構成できるから、その回路構成の複雑化を招く恐れがなくなり、しかも、比較用電圧V2が、電源電圧Eをそれぞれ異なる分圧比で分圧する分圧回路2及び補助分圧回路12からの各分圧電圧Vd1及びVd2の差電圧として得られる構成となっているから、その分圧比を調整することにより、最終的に出力される信号電圧VOUT のゲイン調整を容易に行い得るようになる。
【0026】
(その他の実施の形態)
上記第1実施例では、絶対電圧−レシオ変換回路10を電子回路6の出力段に位置させた構成を示したが、本発明の第2実施例を示す図3のように、絶対電圧−レシオ変換回路10を電子回路6の入力段に位置させる構成とした場合でも、第1実施例と同等の効果を奏するものである。尚、このような構成を採用した場合には、絶対電圧−レシオ変換回路10の後段に位置された各回路要素の動作、つまり、増幅回路7の増幅動作、フィルタ回路8のフィルタリング動作、信号補正回路9の補正動作は、分圧回路2からの分圧電圧Vd1を基準に行われる。
【0027】
また、本発明の第3及び第4の各実施例を示す図4及び図5のように、絶対電圧−レシオ変換回路10を電子回路6の中間段に位置させる構成とした場合でも、第1実施例と同等の効果を奏するものである。尚、第3実施例の構成(図4のように、増幅回路7の後段に絶対電圧−レシオ変換回路10を配置する構成)を採用した場合には、絶対電圧−レシオ変換回路10の後段に位置された各回路要素の動作、つまり、フィルタ回路8のフィルタリング動作、信号補正回路9の補正動作は、分圧回路2からの分圧電圧Vd1を基準に行われる。さらに、第4実施例の構成(図5のように、増幅回路7の後段に絶対電圧−レシオ変換回路10を配置する構成)を採用した場合には、絶対電圧−レシオ変換回路10の後段に位置された信号補正回路9の補正動作は、分圧回路2からの分圧電圧Vd1を基準に行われる。
【0028】
その他、本発明は上記した各実施例に限定されるものではなく、次のような変形または拡張が可能である。
センサ素子の例として、圧電素子5を挙げたが、前にも述べたようなピエゾ抵抗型の半導体加速度センサ、或いは絶対値レベルの信号電圧を発生する他の物理量センサを用いることができる。つまり、このようなセンサ素子用の信号処理回路全般に広く適用できるものである。アナログ乗算器を13をギルバート・セル型乗算回路により構成したが、これに限らないことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す全体の電気的構成図
【図2】要部の電気的構成図
【図3】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図4】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図5】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
1はセンサユニット、2は分圧回路、4は絶対基準電圧回路、5は圧電素子(センサ素子)、6は電子回路、10は絶対電圧−レシオ変換回路(レシオメトリック回路)、11はA/D変換回路、12は補助分圧回路、13はアナログ乗算器、14は差動増幅回路、15は電圧発生回路を示す。

Claims (2)

  1. センサ素子から出力される絶対値レベルの信号電圧を処理するための電子回路を備えたセンサ用信号処理回路において、
    前記電子回路のための電源電圧に比例したレベルの比較用電圧を出力する電圧発生回路と、
    前記センサ素子からの信号電圧を前記比較用電圧のレベルに比例したレベルの信号電圧に変換して出力するレシオメトリック回路と備え
    前記電圧発生回路は、前記電源電圧を第1の分圧比で分圧する分圧回路と、前記電源電圧を前記第1の分圧比と異なる値に設定された第2の分圧比で分圧する補助分圧回路とを備え、それら分圧回路及び補助分圧回路による各分圧電圧の差電圧を前記比較用電圧として出力し、
    前記レシオメトリック回路は、前記センサ素子からの信号電圧と前記比較用電圧とを乗算するアナログ乗算器と、このアナログ乗算器から出力される信号電圧を前記分圧回路の分圧電圧若しくは前記補助分圧回路の分圧電圧を基準として増幅する差動増幅回路とを備えた構成とされたことを特徴とするセンサ用信号処理回路。
  2. 所定レベルの絶対基準電圧を発生する絶対基準電圧回路を備え、
    前記レシオメトリック回路は、前記センサ素子からの信号電圧と前記絶対基準電圧との差電圧を前記比較用電圧のレベルに比例したレベルの信号電圧に変換して出力する構成とされていることを特徴とする請求項1記載のセンサ用信号処理回路。
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