JP4448573B2 - Molds and molding elements for making cuts in rubber products by molding - Google Patents

Molds and molding elements for making cuts in rubber products by molding Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、成形によりタイヤ中に切れ目を作るよう設計された少なくとも1つの成形要素を有するタイヤ成形型に関し、本発明は又、成形によりタイヤに切れ目を作るよう設計された成形要素に関する。
【0002】
【発明の背景】
成形によりタイヤトレッドに切れ目を作るために通例、複数の成形部材で構成された型が用いられ、各成形部材は、これらの成形面上に突出した複数の成形要素を有する。「切れ目」という用語は、溝(幅が少なくとも3mm)及び切込み(幅が3mm以下の溝)を含むものとする。
【0003】
成形要素は一般に2つの部品から成り、成形要素の成形部品を形成する第1の部品は、型の成形面上に突出し、第1の部品の延長部としての第2の部品は、型内に固着されている。第2の部品の固着は、例えば鋳造により作られた型の場合、この型を構成する材料の鋳造時に得られ、この材料はその冷却段階中に成形要素の第2の部品を捕捉する。
【0004】
タイヤの成形及び加硫の際、切れ目を作るために成形要素の成形部品をタイヤのゴム状構成材料の内部に沈める。タイヤの加硫後、型の構成部品をこれらの正しい型からの抜取り方向に動かして互いに徐々に離し、成形要素をこれら構成部品と一緒に運んでこれらをタイヤから取り出すことにより成形タイヤを離型する。
【0005】
持ちのよいローリング性能を有するタイヤを製造するには、切込みを利用するのがよく、かかる切込みの幾何学的形状と平均的な向きの両方又は何れか一方は、タイヤトレッドの摩耗に対する取り組みと共に相当な技術的改良が施されている。しかしながら、通常、剛性の成形要素を用いてかかる切込みを成形すると、成形要素の型からの抜取り(以下、型からの抜取りのことを単に「抜取り」という場合がある)は非常に困難な場合があり(抜取りには、成形要素の使用個数の増加につれて増大する力を必要とするからである)、タイヤを損傷させる恐れなく抜取りを行うことは不可能である(ゴムコンパウンド部品を引きちぎる恐れがある)。
【0006】
たとえば、フランス国特許第2,722,145号は、浮彫り状態の複数の要素を有するトレッドを開示しており、これら要素のうち幾つかは切込みを備え、転動面上におけるかかる切込みの平均的方向は、トレッドの摩耗につれて次第に変化する。向きの変化が最も大きくなるとすぐに、同一の幾何学的形状の成形部品を形成する剛性ワイヤから成る成形要素でかかる切込みを得ることは、少なくとも抜取り段階(換言すると、成形要素の取出し段階)では困難である。「ワイヤ」という用語は、ブレード(刃)を含むものとする。
【0007】
同じことは、成形要素が、螺旋形状又はねじれた形状、或いは抜取り中に成形部品に及ぼされる捩りに起因して生じるトルクの存在を必要とする任意の幾何学的形状を有する少なくとも一本の剛性ワイヤを有する場合について当てはまる。抜取り作業中にトレッドの外観を損なわないようにするために、この種の要素を使用するには、通常は工業的生産の要請とは両立しない特定の予防措置が必要になる。
【0008】
【発明の概要】
これらの欠点を解決するために、タイヤトレッドを成形する型が提案されており、この型は、複数の部材で構成され、型部材(以下、「成形部材」ともいう)は各々、トレッドの表面の一部を成形する成形面を有し、成形方向及び型からの抜取り方向に動くことができる。
【0009】
加うるに、少なくとも1つの成形部材は、トレッド内に少なくとも1つの切込みを作る少なくとも1つの成形要素を備え、成形要素は、一方が他方の延長部をなして設けられた2つの部品を有し、第1の部品は、成形要素の成形部品となっていてタイヤに切れ目を入れるために成形面上に突出し、第2の部品が、成形方向及び型からの抜取り方向と一致した軸線XX′の周りに回転でき、成形部材に設けられた着座部内に嵌まるようになっている。
【0010】
成形部材は、成形要素の第2の部品を型内に設けられた着座部内に取り付けて締結する手段を備え、該取付け手段は、少なくとも型からの抜取り段階中、成形要素をその軸線XX′を中心として回転させることができるようになっていることを特徴とする。
【0011】
成形要素の第1の部品は、タイヤに少なくとも1つの切込みを作るようになっており、その目的のために、第1の部品は、少なくとも一本のワイヤを有し、その幾何学的形状は、抜取り中に第1の部品の周りのゴムの接触力が、その結果として得られるXX′を中心として成形要素を回転させる傾向のあるトルクを成形要素の主方向XX′の回りに生じさせる。成形要素の自由回転式の取付けにより、抜取りの際のタイヤからの成形要素の成形部品の取出しが可能になると共に容易になる。
【0012】
変形実施形態では、成形要素の第2の部品を円筒形のベースに自由回転状態で取り付け、ベースは、成形部材に設けられた着座部内で回転自在に剛性的に取り付けられるよう構成されている。このように構成することにより、成形要素の回転運動部品との摩擦による成形部材の摩耗を防止できる。
【0013】
ゴムへの成形部品の挿入とこれらからの取出しの両方又は何れか一方を容易にするために、型に対する成形要素の相対的回転運動と型に対する同一成形要素の並進運動を組み合わせると有利である。この目的のため、主軸線XX′を有する全体として円筒形の着座部が、成形要素を受け入れるために設けられており、着座部内に挿入されたこの成形要素の部品は、上記方向XX′の回りに回転でき、更に、成形要素を上記着座部内でXX′の方向に移動させる手段が設けられている。また、成形構造中における成形要素の所与の位置を確保する相補形状の手段を設けるのがよい。
【0014】
また、着座部内における成形要素の変位の恐れの有る無しにかかわらず、成形と抜取りの両方又はんずれか一方の作業前又は作業中、回転手段を設けることが重要であり、この回転をXX′に沿う成形要素の移動(これは、ハブの抜取り運動と着座部内での成形要素の移動の両方又は何れか一方に対応する)と同期できれば有利である。
【0015】
公知のように、タイヤ中に切れ目を作るのに用いられる成形要素は、型の製造中、タイヤを成形するのに用いられる型に直接形成されるか、或いは別個に形成しておいて、型の製造中、又は製造後に型上に滑らせて取り付けられる。型の製造法及びタイヤの形成法は、切れ目の形状を、ゴムコンパウンドをその加硫後に切断したり引きちぎらないで型から抜き取ることができる形状に合わせる可能性を制限する。
【0016】
非可剥性の切込み(即ち、アンダーカットされた部品を有する)を作ることができるようにする成形要素は、例えばフランス国特許出願第97/0594号で知られているが、かかる成形要素を用いるには、抜取り中に成形部品を変形させることが必要であり、この変形は多かれ少なかれ大抵の成形後、永続的になる場合がある。
【0017】
これら問題を解決するために、タイヤに少なくとも1つの切込みを作るために、タイヤ又はトラクタ用トレッドのようなゴムコンパウンド製品を成形する成形部材に取り付けられる成形要素が提案され、成形部材は、所定の方向で成形運動と型からの抜取り運動の両方又は何れか一方で駆動できるようになっている。本発明の成形要素は、成形部品を延長部とするヘッドを備えた本体を有し、成形部品は、ゴムコンパウンドトレッドに少なくとも1つの切れ目を作るために成形部材の成形面から突出するようになっており、ヘッドは、成形要素の主軸線を定める軸線XX′の少なくとも1つの円筒体及び成形要素を成形部材内に取り付ける手段を有し、該手段は、成形要素の成形部品が方向XX′に作用する力又は同一方向XX′の回りのトルクを受けると、成形要素を方向XX′に保持したままで、型に対するXX′の回りのヘッドの回転を可能にするために成形部材と協働することを特徴とする。
【0018】
本発明の成形要素の成形部品が、成形要素のヘッドに端部のうち一方のところで締結され、少なくとも局部的に方向XX′と0°ではない角度をなす方向に延びる少なくとも1つのワイヤを有する場合、成形部品は、抜取り中、ゴムコンパウンドにより及ぼされる力を受け、その合力は、方向XX′の回りに作用するトルクになる。
【0019】
この成形要素により、即座には抜き取ることができない切込みの形成を可能にし、この成形要素の成形部品の幾何学的形状は、少なくとも部分的に螺旋又はねじれた形状を有している。「部分的」とは、切込みがその長さの一部にしか螺旋の輪郭を有していないことを意味している。
【0020】
本発明の型を得ることができるようにする成形要素の一実施形態では、成形要素がこれを成形部材に取り付けて締結する取付け手段を備えるようにし、該取付け手段は、成形要素のヘッドと同心の円筒形ベースを有し、該ベースは成形要素を支持する成形部材に設けられた着座部内に回転自在に嵌められるようになっている。このベースは、該ヘッドをベースに対し、その結果、成形要素を支持した成形部材に対して回転させることができるようにするために成形要素のヘッドと協働するよう設計されている。
【0021】
本発明の成形要素は、もし型からの抜取りが不可能でなくても即座には困難な螺旋の幾何学的形状の場合に生じる問題を解決し、本発明の成形要素を支持した成形部品が変位すると、その結果生じる成形要素に対する成形要素の周りのゴムコンパウンドの機械的作用により、成形要素がその主方向(型の成形面にほぼ垂直な方向又は成形面から僅かに、即ちせいぜい15°の角度、傾斜した方向)の回りに回転する。
【0022】
本発明の型及び成形要素は、図面を参照して説明し、本発明を限定することのない幾つかの実施形態の説明から一層良く理解されよう。
【0023】
【好ましい実施形態の説明】
図1は、タイヤトレッドの成形部材1の部分断面を示しており、この成形部材1には、成形により軸線XX′の螺旋体の平均的形状の中に切込みを作るようになった成形要素2が取り付けられている。図示の成形部材1は、タイヤトレッドの転動面の一部を成形するようになった成形面3を有し、成形部材1内に且つ転動面3上を延びる軸線XX′の円筒形の溝4が(成形又は機械加工により)設けられており、成形面上へのそのトレースは円形であり、内径Dのものである。この図では、溝4は全体的に矩形の横断面を有している。
【0024】
成形要素2は、溝4の内部に嵌め込まれるようになった円筒形ヘッド7で構成され、このヘッド7の延長部としての成形部品5が設けられ、この成形部品5は矩形横断面の単一ワイヤ6から成り、XX′の回りに螺旋部品を形成している。成形要素は、成形中、生ゴムに貫入するほどの十分な剛性を有する材料、例えば金属で作られている。
【0025】
加うるに、成形要素2のヘッド7の外壁面上に突出した締結手段10が、軸線XX′から最も遠くに位置した成形要素の着座部として役立つ溝4の壁8に設けられた溝9と協働するよう設けられている。概略的に示された締結手段10は、軸線XX′に対して半径方向外方に向いた弾性力を及ぼし、成形要素の回転をその着座部内で自由に行わせながら成形要素2の取付けを可能にする。
【0026】
加硫後の抜取りの際、ワイヤ6の周りのゴムがワイヤ6に反力を及ぼし、それによりXX′を中心とするトルクを生じさせ、このトルクの作用を受けて成形要素2はXX′を中心としてその着座部4内で回転し、このように成形により設けられた切込みの幾何学的形状を辿ることによってワイヤは成形されたトレッドを損傷させないでゴムからの巻出しが可能になる。
【0027】
部分断面が図2に示されている本発明による別の実施形態としての型の場合、形要素20を受け入れるよう型1′に設けられた着座部21は、成形部材の成形面3′に垂直な軸線XX′の円筒形の穴の形をしている。当然のことながら、その成形部材の成形面と90°とは異なる角度をなす軸線を有する全体として円筒形の着座部を形成して切れ目を作ることができるようにしてもよく、その平均的軸線は成形面に垂直な方向から傾斜し、この場合、成形部材の抜取り方向により生じる角度に等しい又はこれとは僅かに異なる角度を提供することが望ましい。
【0028】
成形要素20の本体は、XX′を中心として螺旋巻きされた矩形横断面のブレード23により形成された成形部品22からなり、この成形部品22は円柱状のヘッド24の延長部をなし、その円柱状ヘッドの寸法は、着座部21の内側に適当な隙間をもって配置されるのに適しており、かかる隙間は、着座部内へのヘッドの配置及び着座部内でのヘッドの回転を可能にすると共にヘッドと着座部との間へのゴムの侵入を減少させるほどのものである。
【0029】
図1に示す実施形態について説明した内容と同様に、締結手段26(例えば、スナップリング又はリテーナ)が、成形要素のヘッド24に設けられており、それによりヘッドをその着座部21内に挿入することができ、しかもいったん定位置に配置するとこの締結手段は着座部の壁25に設けられた円形の溝27と協働する。
【0030】
ワイヤについて今説明した内容は、各々が螺旋体を形成し、型からの抜取り中成形要素の回転が可能になるようにするために互いに平行な複数本のワイヤから成る成形部品を有する成形要素の場合においても全体として言える。
【0031】
各ワイヤにより描かれる螺旋を切頭円錐体上に彫ってタイヤトレッドの摩耗につれてタイヤトレッドの彫刻模様が徐々に生じてくるようにすると有利であり、各ワイヤがその小径ベースに接してコイル状に巻かれる仮想切頭円錐体が、成形要素のヘッドにできるだけ近くに(即ち、成形要素を支持する型の成形面のできるだけ近くに)位置し、切頭円錐体の角度は好ましくは、0°〜20°である。この種の成形要素の場合、複数の成形要素を、これと幅の狭いベースの円の中心との間の距離が、幅の広いベースの中心距離により小さいように構成し、どうにかして成形部品を互いに編成することが可能である。
【0032】
本発明の成形要素30の特定の一実施形態が図3に示されており、この成形要素の軸方向XX′を含む平面に沿う横断面が示されている。
【0033】
図3の成形要素30の本体は、この成形要素のヘッド33を構成する軸線XX′の円筒形部分の延長部内に位置したワイヤ32によって形成された成形部品31で構成されている。
【0034】
加うるに、成形要素30は、この成形要素のヘッドの軸線と同一の軸線XX′の円筒形の第3の部品を有し、この第3の部品は、上記成形要素のベース34を形成し、その内部には、成形要素のヘッド33がXX′のまわりに回転自在に収納されている。
【0035】
成形要素のヘッド33の回りにリブ37を設けると共にベース34と反対側の壁に溝38を設けることを組み合わせることにより、組立状態を保持した状態でベースに対するヘッドの回転が可能になる。ベース34内でのヘッド33の取付けを容易にするために、これをヘッド33に且つXX′と同一の方向に少なくとも2つの切れ目36を入れるのがよい。
【0036】
当然のことながら他の取付け手段及び他の締結手段を用いることができ、特にベースの交換又は成形要素の交換を可能にする手段を設けるのがよい。
【0037】
結論を述べると、ベース内に取り付けられた本体のかかる成形要素の取付けは、ベースを成形部材の内側に設けられた着座部内に配置することによって行われる。かかる構成の利点は、回転可動部品相互間の遊びを微調整することができ(この場合、ベースとヘッドとの間の遊び)回転可動部品との接触による型の摩耗を減少させることにある。
【0038】
成形部品と反対側のベースに設けられた肩39は、成形要素の主方向XX′における連結の手段(図示せず)と協働するようになっている。その目的は、成形要素が型内のその着座部からの抜出しを防止することにある。
【0039】
この変形例としての成形要素では、例えばベース34と成形要素30との間に設けられた軸線XX′の円錐形支承部35上に設けられた支承部の存在を可能にすることによりベースとヘッドとの間の摩擦係数を減少させる手段を用いることが有利である。
【0040】
図4は、本発明の成形要素40の別の実施形態の軸線方向を含む平面に沿う横断面を示している。
【0041】
図示の成形要素40は、方向XX′の回りに螺旋巻きされたワイヤ41及び中空円柱体の形状のヘッド42によって形成される成形部品を有し、ヘッドが円筒形ベース46内に挿入される点において図3の成形要素と同等な構成になっている。
【0042】
特に複雑な幾何学的形状のワイヤを使用する場合に抜取りを更に一層容易にするために、成形要素を回転運動と並進運動の両方で(例えば、これら2つの運動を同期させることにより)駆動するよう構成すると有利である。この目的のため、ヘッド42を形成する筒体の半径方向外部に位置した壁面43に、成形部品のワイヤ41により形成される螺旋体から見て反対方向に螺旋軌道又はトラックを有する溝44を設け、また、ヘッドに形成された溝44と協働する少なくとも1本のロッド45をベース46を横断して設けることが提案されている。このようにすると、抜取りの時点でゴムにより及ぼされる力の作用を受けて、成形部品の回転を制御調節することが可能であり、更に、ロッド45により、成形前に成形要素の位置を正しく設定するために回転成形要素を係止することができる。
【0043】
抜取り後、図4に示されている成形要素は、図5に示す幾何学的形状をとり、それにしたがって成形要素のヘッド42は部分的にそのベース46の外部に位置する。加うるに、成形要素40をその成形位置に戻すための弾性戻り手段を設けるのが良く、その目的は成形により成形要素を備えたタイヤ全てに関して同一の切断形態を再現することにある。
【0044】
本発明の成形要素の別の実施形態が図6に示されている。図6は、成形要素の軸線XX′を有する平面に沿う互いに同心の2つの切れ目を作るようになった変形例としての成形要素50の断面を示しており、各切れ目は螺旋の形をしている。
【0045】
成形要素50は、タイヤ成形部材64内に作られた着座部内に嵌め込まれるようになった軸線XX′の全体として筒状のベース53と、第1の筒体51及び第2の筒体52で形成されるヘッドとを有し、前記筒体51,52はそれぞれ、成形要素の成形部品を形成する延長部としてのワイヤ62,63を備えている。2つの筒体51,52は、互いに接触した状態にあり、そして軸線XX′を中心とする互いに対する筒体の回転を可能にする円錐形支承部61,61′を有している。
【0046】
成形要素は、取付け前に図6に示すやり方で成形部材に設けられた着座部内に組み込まれる。円錐形支承部60,60′が、互いに接触して第1の筒体をベースに対して回転させることができるようにするためにベース53及び半径方向最も内側の第1の筒体51内部の半径方向の壁に設けられている。
【0047】
さらに、第1の筒体とベースとを結合する係止手段56,58及び第1の筒体と第2の筒体52とを結合する係止手段57,59,55が設けられており、その目的は、成形要素を形成して筒体とベースとの結合状態を維持すると共にXX′を中心とする筒体の自由回転を可能にすることにある。
【0048】
第1の筒体51のワイヤ62は有利には、これと同心の第2の筒体52のワイヤ63により形成された螺旋体の角度の符号とは逆の符号の角度を有する螺旋体に沿って幾何学的輪郭をたどり、それにより少なくとも型からの抜取り段階中、筒体が互いに逆方向に回転するようになっている。
【0049】
後者の場合、第1の筒体の成形部品を構成するワイヤが第2の筒体の成形部品のワイヤと摺動接触し、それにより、単一の切れ目を作り、この切れ目の互いに反対側の壁相互間に連結ブリッジを形成するために成形中にゴムコンパウンドを通過させるようになった複数の開口部を構成する一種のメッシュを形成するような構成にしても有利である。
【0050】
上記と同一の構成を、少なくとも1つの筒体が、全て互いに平行な螺旋体を形成する数本のワイヤを備えている場合に採用でき、本発明の成形要素の成形部品は3以上の筒体を含むのがよい。
【0051】
上述の全ての実施形態では、成形部品の各ワイヤの横断面積が、成形要素のヘッドに締結されたその端から成形部品の反対側の端に向かって減少するような構成にすると有利である。
【0052】
また、成形要素の各ワイヤが抜取りに必要な力を相当減少させる膜を備えるような構成にしても有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】円形の溝の形態の着座部内で軸線XX′の回りに自由回転自在に成形部材に取り付けられた軸線XX′の円筒形の成形要素を含むタイヤトレッドの一部を成形する成形部材の部分横断面図である。
【図2】軸線XX′を中心として回転できる成形要素のヘッドが収納された円筒形の穴の形態の着座部を備えた型の断面図である。
【図3】円筒形ベースの内側に自由回転状態で設けられた円筒形ヘッドを有する本発明の成形要素の断面図であり、ベースが型内に締結されるよう構成されている状態を示す図である。
【図4】本発明の成形要素の変形例の断面図であり、円筒形ベースの内側に自由回転状態で設けられたその円筒形ヘッドがベースの軸線方向XX′に移動できるようになっていることを示す図である。
【図5】抜取り位置にある図4に示す成形要素の変形例の断面図である。
【図6】タイヤ型の所定位置に設置されるようになった円筒状ベースに回転可能に取り付けられた二つの同心状筒体によって形成された本発明による成形要素の変形実施形態の断面図である。
【符号の説明】
1 成形部材
2,20,30,40,50 成形要素
3 成形面
4 円筒形の溝
5 成形部品
6,32,41,62,63 ワイヤ
7,24,33,42, 円筒形ヘッド
9 溝
10 締結手段
51 第1の筒体
52 第2の筒体
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a tire mold having at least one molding element designed to make a cut in a tire by molding, and the invention also relates to a molding element designed to make a tire cut by molding.
[0002]
BACKGROUND OF THE INVENTION
In order to make a cut in the tire tread by molding, a mold composed of a plurality of molding members is usually used, and each molding member has a plurality of molding elements protruding on these molding surfaces. The term “cut” includes grooves (width of at least 3 mm) and notches (grooves of width of 3 mm or less).
[0003]
The molding element generally consists of two parts, the first part forming the molding part of the molding element projects on the molding surface of the mold and the second part as an extension of the first part is in the mold. It is fixed. The fixing of the second part is obtained, for example in the case of a mold made by casting, during the casting of the material constituting the mold, which captures the second part of the molding element during its cooling phase.
[0004]
During the molding and vulcanization of the tire, the molded part of the molding element is submerged in the rubbery component of the tire in order to make a cut. After vulcanization of the tire, mold components are released by moving the mold components in the direction of removal from their correct mold and gradually separating them from each other, carrying the molding elements together with these components and taking them out of the tire. To do.
[0005]
In order to produce tires with good rolling performance, incisions are often used, and the geometry and / or average orientation of such incisions is significant along with efforts to wear tire treads. Technical improvements have been made. However, in general, when such a cut is formed using a rigid molding element, it may be very difficult to extract the molding element from the mold (hereinafter, the extraction from the mold may be simply referred to as “extraction”). Yes (since extraction requires a force that increases as the number of molding elements used increases), it is impossible to extract without fear of damaging the tire (it may tear off rubber compound parts) ).
[0006]
For example, French Patent No. 2,722,145 discloses a tread having a plurality of embossed elements, some of which comprise incisions, the average of such incisions on the rolling surface. The target direction gradually changes as the tread wears. As soon as the change in orientation is greatest, obtaining such a cut with a molding element consisting of a rigid wire forming a molded part of the same geometric shape is at least in the extraction stage (in other words, the extraction stage of the molding element). Have difficulty. The term “wire” is intended to include blades.
[0007]
The same is true if the molding element has at least one rigid shape that has a helical or twisted shape or any geometric shape that requires the presence of torque resulting from the twist exerted on the molded part during extraction. This is the case with wires. The use of this type of element in order to ensure that the appearance of the tread is not impaired during the extraction operation requires specific precautions which are usually incompatible with industrial production requirements.
[0008]
SUMMARY OF THE INVENTION
In order to solve these drawbacks, a mold for molding a tire tread has been proposed. This mold is composed of a plurality of members, and each of the mold members (hereinafter also referred to as “molded members”) is the surface of the tread. It has a molding surface for molding a part of the mold, and can move in the molding direction and the direction of extraction from the mold.
[0009]
In addition, the at least one forming member comprises at least one forming element making at least one incision in the tread, the forming element having two parts, one provided as an extension of the other The first part is a molded part of the molding element and protrudes on the molding surface in order to make a cut in the tire, and the second part has an axis XX ′ that coincides with the molding direction and the direction of extraction from the mold. It can rotate around and fits within a seating section provided on the molded member.
[0010]
The forming member comprises means for attaching and fastening the second part of the forming element in a seat provided in the mold, the attaching means having the axis XX 'on its forming element at least during the extraction stage from the mold. It can be rotated as a center.
[0011]
The first part of the molding element is adapted to make at least one incision in the tire, for which purpose the first part has at least one wire, the geometric shape of which is During the extraction, the contact force of the rubber around the first part produces a torque around the main direction XX ′ of the molding element that tends to rotate the molding element about the resulting XX ′. The free-rotating attachment of the molding element makes it easy and easy to remove the molded part of the molding element from the tire during extraction.
[0012]
In an alternative embodiment, the second part of the molding element is attached to a cylindrical base in a freely rotating state, and the base is configured to be rotatably and rigidly attached within a seating portion provided on the molding member. By comprising in this way, abrasion of the shaping | molding member by friction with the rotationally-moving component of a shaping | molding element can be prevented.
[0013]
In order to facilitate the insertion and / or removal of the molded part from the rubber, it is advantageous to combine the relative rotational movement of the molding element with respect to the mold and the translational movement of the same molding element with respect to the mold. For this purpose, a generally cylindrical seating part having a main axis XX ′ is provided for receiving the molding element, and the part of this molding element inserted into the seating part is in the direction XX ′ above. In addition, means are provided for moving the molding element in the direction of XX 'within the seat. It is also preferable to provide complementary means for ensuring a given position of the molding element in the molding structure.
[0014]
Regardless of whether there is a risk of displacement of the molding element in the seating section, it is important to provide a rotation means before or during the molding and / or sampling operation. It is advantageous if it can be synchronized with the movement of the forming element along (which corresponds to the pulling movement of the hub and / or the movement of the forming element in the seat).
[0015]
As is well known, the molding elements used to make the cuts in the tire are formed directly on the mold used to mold the tire during the manufacture of the mold, or they can be formed separately, Is slid onto the mold during or after manufacture. Mold manufacturing methods and tire forming methods limit the possibility of matching the shape of the cut to a shape that allows the rubber compound to be extracted from the mold without being cut or torn after vulcanization.
[0016]
Molding elements that make it possible to make non-peelable cuts (ie with undercut parts) are known, for example, from French patent application No. 97/0594. To use, it is necessary to deform the molded part during extraction, and this deformation may become more or less permanent after most molding.
[0017]
In order to solve these problems, a molding element is proposed that is attached to a molding member that molds a rubber compound product, such as a tire or a tractor tread, in order to make at least one incision in the tire. It is possible to drive the molding movement and / or the extraction movement from the mold in the direction. The molding element of the present invention has a body with a head that is an extension of the molded part, the molded part protruding from the molding surface of the molded member to make at least one cut in the rubber compound tread. And the head has at least one cylindrical body with an axis XX 'defining the main axis of the molding element and means for mounting the molding element in the molding member, the means being such that the molding part of the molding element is in the direction XX'. When subjected to an acting force or torque about the same direction XX ', it cooperates with the forming member to allow rotation of the head about XX' relative to the mold while retaining the forming element in the direction XX '. It is characterized by that.
[0018]
The molded part of the molding element according to the invention has at least one wire fastened at one of its ends to the head of the molding element and extending at least locally in a direction that is not at an angle of 0 ° with the direction XX ′ The molded part receives a force exerted by the rubber compound during extraction, and the resultant force becomes a torque acting around the direction XX ′.
[0019]
This molding element allows the formation of cuts that cannot be removed immediately, and the geometric shape of the molded part of the molding element has at least partly a spiral or twisted shape. “Partial” means that the incision has a helical profile only in part of its length.
[0020]
In one embodiment of the molding element that makes it possible to obtain a mold according to the invention, the molding element comprises attachment means for attaching and fastening it to the molding member, the attachment means being concentric with the head of the molding element. The base is configured to be rotatably fitted in a seat provided on a molding member that supports the molding element. This base is designed to cooperate with the head of the molding element in order to be able to rotate the head relative to the base and consequently with respect to the molding member carrying the molding element.
[0021]
The molded element of the present invention solves the problems that arise in the case of spiral geometries that are difficult if not impossible to remove from the mold, and a molded part that supports the molded element of the present invention. When displaced, the mechanical action of the rubber compound around the molding element on the resulting molding element causes the molding element to move in its main direction (direction approximately perpendicular to the molding surface of the mold or slightly from the molding surface, ie at most 15 °). Rotate around an angle (inclined direction).
[0022]
The mold and molding element of the present invention will be better understood from the description of several embodiments, which will be described with reference to the drawings and not limit the present invention.
[0023]
[Description of Preferred Embodiment]
FIG. 1 shows a partial cross-section of a molded part 1 of a tire tread, which has a molded element 2 that is cut into an average shape of a helix of axis XX ′ by molding. It is attached. The illustrated molding member 1 has a molding surface 3 adapted to mold a part of the rolling surface of the tire tread, and has a cylindrical shape with an axis XX ′ extending in the molding member 1 and on the rolling surface 3. A groove 4 is provided (by molding or machining), and its trace on the molding surface is circular and of inner diameter D. In this figure, the groove 4 has a generally rectangular cross section.
[0024]
The molding element 2 is constituted by a cylindrical head 7 which is adapted to be fitted into the groove 4, and is provided with a molding part 5 as an extension of the head 7, the molding part 5 having a single rectangular cross section. It consists of wire 6 and forms a helical part around XX '. The molding element is made of a material, such as a metal, that is sufficiently rigid to penetrate the raw rubber during molding.
[0025]
In addition, a fastening means 10 projecting on the outer wall surface of the head 7 of the forming element 2 is provided with a groove 9 provided on the wall 8 of the groove 4 serving as a seating part of the forming element located farthest from the axis XX ′. It is provided to work together. The fastening means 10 shown schematically exerts an elastic force directed radially outward with respect to the axis XX ′ and allows the molding element 2 to be mounted while allowing the molding element to rotate freely within its seat. To.
[0026]
At the time of extraction after vulcanization, the rubber around the wire 6 reacts against the wire 6, thereby generating a torque centered on XX ′. By rotating in the seat 4 as a center and following the notch geometry provided by molding in this way, the wire can be unwound from rubber without damaging the molded tread.
[0027]
In the case of a mold according to another embodiment of the invention whose partial cross section is shown in FIG. 2, the seat 21 provided on the mold 1 'to receive the form element 20 is perpendicular to the molding surface 3' of the molding member. It has the shape of a cylindrical hole with a simple axis XX '. As a matter of course, it may be possible to form an overall cylindrical seat having an axis that is at an angle different from 90 ° with the molding surface of the molded member so that a cut can be made, and its average axis. Is inclined from a direction perpendicular to the molding surface, in which case it is desirable to provide an angle equal to or slightly different from the angle caused by the direction of withdrawal of the molded part.
[0028]
The main body of the molding element 20 includes a molding part 22 formed by a blade 23 having a rectangular cross section spirally wound around XX ′. The molding part 22 is an extension of a cylindrical head 24 and has a circular shape. The dimensions of the columnar head are suitable for being arranged with an appropriate gap inside the seating portion 21, which allows the head to be placed in the seating portion and the head to rotate within the seating portion and the head. And so as to reduce rubber penetration between the seat and the seat.
[0029]
Similar to what has been described for the embodiment shown in FIG. 1, fastening means 26 (e.g., snap rings or retainers) are provided on the head 24 of the molding element, thereby inserting the head into its seat 21. In addition, once in place, the fastening means cooperates with a circular groove 27 provided in the wall 25 of the seat.
[0030]
What has just been described for wires is the case of a molded element having a molded part consisting of a plurality of wires parallel to each other, each forming a helix and allowing the molded element to rotate during extraction from the mold. Can be said as a whole.
[0031]
It is advantageous to carve the spiral drawn by each wire on a truncated cone so that the tire tread engraving pattern gradually develops as the tire tread wears, and each wire touches its small diameter base and coiled The virtual truncated cone to be rolled is located as close as possible to the head of the molding element (ie as close as possible to the molding surface of the mold supporting the molding element), and the angle of the truncated cone is preferably from 0 ° to 20 °. In the case of this type of molded element, the multiple molded elements are constructed so that the distance between them and the center of the narrow base circle is smaller than the center distance of the wide base, and somehow the molded part Can be knitted together.
[0032]
One particular embodiment of the molding element 30 of the present invention is shown in FIG. 3, which shows a cross section along a plane containing the axial direction XX ′ of this molding element.
[0033]
The body of the molding element 30 in FIG. 3 is composed of a molded part 31 formed by a wire 32 located in the extension of the cylindrical part of the axis XX ′ constituting the head 33 of this molding element.
[0034]
In addition, the molding element 30 has a third cylindrical part with an axis XX ′ identical to the axis of the head of the molding element, which third part forms the base 34 of the molding element. Inside, a molding element head 33 is housed rotatably around XX ′.
[0035]
By combining the provision of the rib 37 around the head 33 of the molding element and the provision of the groove 38 on the wall opposite to the base 34, the head can be rotated relative to the base while maintaining the assembled state. In order to facilitate mounting of the head 33 within the base 34, it may be provided with at least two cuts 36 in the head 33 and in the same direction as XX '.
[0036]
Of course, other attachment means and other fastening means can be used, and in particular means should be provided which allow the replacement of the base or the replacement of the molding element.
[0037]
In conclusion, the mounting of such a molding element of the body mounted in the base is performed by placing the base in a seat provided on the inside of the molding member. The advantage of such an arrangement is that the play between the rotating movable parts can be fine-tuned (in this case, the play between the base and the head) to reduce mold wear due to contact with the rotating movable parts.
[0038]
A shoulder 39 provided on the base opposite to the molded part is adapted to cooperate with means for connection (not shown) in the main direction XX 'of the molded element. The purpose is to prevent the molding element from being pulled out of its seat in the mold.
[0039]
In this variant of the forming element, for example, the base and the head are made possible by allowing the presence of a support provided on a conical support 35 of the axis XX ′ provided between the base 34 and the forming element 30. It is advantageous to use means for reducing the coefficient of friction between
[0040]
FIG. 4 shows a cross section along a plane including the axial direction of another embodiment of the forming element 40 of the present invention.
[0041]
The illustrated molding element 40 has a molded part formed by a wire 41 spirally wound about a direction XX ′ and a head 42 in the form of a hollow cylinder, where the head is inserted into a cylindrical base 46. 3 has the same configuration as that of the molding element of FIG.
[0042]
To make the extraction even easier, especially when using wires with complex geometries, the forming element is driven in both rotational and translational movement (eg by synchronizing these two movements). This arrangement is advantageous. For this purpose, a wall 44 located radially outside the cylinder forming the head 42 is provided with a groove 44 having a spiral track or track in the opposite direction as seen from the spiral formed by the wire 41 of the molded part, It has also been proposed to provide at least one rod 45 across the base 46 which cooperates with a groove 44 formed in the head. In this way, it is possible to control and adjust the rotation of the molded part under the action of the force exerted by the rubber at the time of extraction, and the rod 45 correctly sets the position of the molding element before molding. In order to do so, the rotational molding element can be locked.
[0043]
After extraction, the molding element shown in FIG. 4 takes the geometric shape shown in FIG. 5 and accordingly the head 42 of the molding element is partially located outside its base 46. In addition, an elastic return means may be provided for returning the molding element 40 to its molding position, the purpose of which is to reproduce the same cutting configuration for all tires provided with the molding element by molding.
[0044]
Another embodiment of the molding element of the present invention is shown in FIG. FIG. 6 shows a cross section of an alternative forming element 50 adapted to make two concentric cuts along a plane having the axis XX ′ of the forming element, each cut being in the form of a helix. Yes.
[0045]
The molding element 50 includes a cylindrical base 53, a first cylinder 51, and a second cylinder 52 as a whole of an axis XX 'that is fitted in a seat portion formed in the tire molding member 64. The cylinders 51 and 52 are respectively provided with wires 62 and 63 as extensions for forming a molded part of the molding element. The two cylinders 51, 52 are in contact with each other and have conical bearings 61, 61 'that allow the cylinders to rotate relative to each other about the axis XX'.
[0046]
The molding element is incorporated into a seat provided on the molding member in the manner shown in FIG. The conical bearings 60, 60 ′ are in contact with each other inside the base 53 and the radially innermost first cylinder 51 to allow the first cylinder to rotate relative to the base. It is provided on the radial wall.
[0047]
Furthermore, locking means 56, 58 for connecting the first cylinder and the base and locking means 57, 59, 55 for connecting the first cylinder and the second cylinder 52 are provided, Its purpose is to form a molding element to maintain the connection between the cylinder and the base and to allow free rotation of the cylinder about XX '.
[0048]
The wire 62 of the first cylinder 51 is advantageously geometric along a helix having an angle opposite to the sign of the angle of the helix formed by the wire 63 of the second cylinder 52 concentric therewith. The geometric contour is followed, so that the cylinders rotate in opposite directions at least during the extraction stage from the mold.
[0049]
In the latter case, the wire constituting the molded part of the first cylinder is in sliding contact with the wire of the molded part of the second cylinder, thereby creating a single cut and the opposite sides of this cut. It is also advantageous to form a kind of mesh that forms a plurality of openings that allow the rubber compound to pass through during molding to form a connecting bridge between the walls.
[0050]
The same configuration as above can be adopted when at least one cylindrical body is provided with several wires that all form a spiral that is parallel to each other, and the molded component of the molding element of the present invention has three or more cylindrical bodies. It is good to include.
[0051]
In all the embodiments described above, it is advantageous to have a configuration in which the cross-sectional area of each wire of the molded part decreases from its end fastened to the head of the molding element towards the opposite end of the molded part.
[0052]
It is also advantageous to have a construction in which each wire of the forming element is provided with a membrane that considerably reduces the force required for extraction.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a molded part for molding a part of a tire tread comprising a cylindrical shaped element of an axis XX ′, which is attached to the molded part so as to be freely rotatable around an axis XX ′ within a seat in the form of a circular groove. FIG.
FIG. 2 is a sectional view of a mold with a seating portion in the form of a cylindrical hole in which a head of a molding element that can rotate about an axis XX ′ is housed.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a molding element of the present invention having a cylindrical head provided in a freely rotating state inside a cylindrical base, showing the state where the base is configured to be fastened in the mold. It is.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a modification of the molding element of the present invention, in which the cylindrical head provided in a freely rotating state inside the cylindrical base can move in the axial direction XX ′ of the base. FIG.
FIG. 5 is a cross-sectional view of a variation of the molding element shown in FIG. 4 in the extraction position.
FIG. 6 is a cross-sectional view of a modified embodiment of a molding element according to the invention formed by two concentric cylinders rotatably mounted on a cylindrical base adapted to be installed in place on a tire mold is there.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Molding member 2,20,30,40,50 Molding element 3 Molding surface 4 Cylindrical groove 5 Molded parts 6, 32, 41, 62, 63 Wire 7, 24, 33, 42, Cylindrical head 9 Groove 10 Fastening Means 51 First cylinder 52 Second cylinder

Claims (18)

タイヤトレッドの一部を成形する成形部材(1、1’)であって、該成形部材(1、1’)が、型からの抜取り方向に動くことができ、前記成形部材(1、1’)が、前記トレッドの表面を成形する成形面(3)を有し、前記成形部材(1、1’)は、前記トレッドに少なくとも1つの切込みを成形する少なくとも1つの成形要素(2、20”)を備え、
前記成形要素が、第1の部品(5、22)と該第1の部品(5、22)の延長部である第2の部品(7、24)とを有し、前記第1の部品(5、22)は前記成形要素の成形部品となっていてタイヤに切れ目を入れるために前記成形面(3)から突出し、前記第2の部品(7、24)は前記成形面(3)から、前記型からの抜取り方向に延びる中心軸線XX′をもつ円筒の形態を有し、
成形部材(1、1’)に設けられた凹所(4、21)内に取付けられるようになっている成形部材において、該成形部材は、
成形要素の第2の部品を前記凹所内で自由に回転するように保持する手段を備え、該保持手段は、少なくとも型からの抜取り段階中、成形要素がその軸線XX′を中心として回転できるようにしている、
ことを特徴とする成形部材。
A molding member (1, 1 ') for molding a part of a tire tread, wherein the molding member (1, 1') can move in a direction of extraction from a mold, and the molding member (1, 1 ') ) Has a forming surface (3) for forming the surface of the tread, the forming member (1, 1 ') being at least one forming element (2, 20 "for forming at least one incision in the tread. )
The molding element includes a first part (5, 22) and a second part (7, 24) that is an extension of the first part (5, 22), and the first part ( 5, 22) is a molded part of the molding element and protrudes from the molding surface (3) to make a cut in the tire, and the second part (7, 24) is from the molding surface (3), Having a cylindrical shape with a central axis XX ′ extending in the direction of extraction from the mold;
In a molding member adapted to be mounted in a recess (4, 21) provided in the molding member (1, 1 '), the molding member comprises:
Means for holding the second part of the molding element for free rotation in said recess, said holding means being able to rotate the molding element about its axis XX 'at least during the extraction stage from the mold I have to,
A molded member characterized by that.
成形部材上で成形要素を成形する前記手段は、型内に設けられた凹所内の定位置に固定できる円柱状ベース(34、46、51)から成り、成形要素の第2の部品は、前記ベースに自由回転状態で取り付けられている、
請求項1に記載の成形部材。
Said means for molding the molding element on the molding member consists of a cylindrical base (34, 46, 51) which can be fixed in place in a recess provided in the mold, the second part of the molding element being said Attached to the base in a freely rotating state,
The molded member according to claim 1.
軸線XX′を中心として回転できる成形要素を受け入れるよう設けられた凹所は、前記型の内側に延び、その延びる方向における成形要素の運動を可能にし、更に、成形要素を前記凹所内でXX′の方向に移動させる手段が設けられている、
請求項1に記載の成形部材。
A recess provided to receive a molding element that can rotate about an axis XX ′ extends inside the mold and allows movement of the molding element in the direction of extension, and further allows the molding element to move in the recess XX ′. Means for moving in the direction of
The molded member according to claim 1.
成形要素をその凹所内でXX′の方向に移動させるために設けられた前記手段は、前記作用の回転運動をも可能にし、この回転運動は、凹所内における並進運動と同期状態にある、
請求項に記載の成形部材。
The means provided for moving the forming element in the recess in the direction of XX ' also allows a rotational movement of the action, which is in synchronism with the translational movement in the recess,
The molded member according to claim 3 .
トレッドを成形するために成形部材に取り付けられるよう構成された成形要素であって、
前記成形部材が、前記トレッドに少なくとも1つの切込みを入れるようになっており、前記成形部材を、型抜取り方向に駆動できるようになっている成形要素において、
成形部品を延長部とするヘッドを備えた本体を有し、前記成形部品は、ゴムコンパウンドトレッドに少なくとも1つの切れ目を作るために成形部材の成形面から突出するようになっており、
前記ヘッドは、成形要素の主軸線を定める軸線XX′の円筒体と、成形部材に成形要素を取付ける手段とを有し、該手段が、成形要素の成形部品が方向XX′に作用する力又は同一方向XX′を中心としたトルクを受けたとき、成形要素を方向XX′に保持したままで、XX′を中心とした前記型に対するヘッドの回転を可能にするために、前記成形部材と協働し、
前記成形要素の成形部品は、一端が前記成形要素のヘッドに締結され、XX′方向と局部的に平行な方向に延びる少なくとも1つの成形ワイヤから成り、前記成形要素の本体は、型からの抜取り中に前記ブレードにゴムコンパウンドが接触すると、軸線XX′を中心にベースに対して回転駆動され、前記成形部材によるベースの保持が前記型からの抜取りを容易にする、
ことを特徴とする成形要素。
A molding element configured to be attached to a molding member to mold a tread,
In the molding element, wherein the molding member is adapted to make at least one cut in the tread, and the molding member can be driven in a mold drawing direction.
A body having a head with a molded part as an extension, the molded part protruding from the molding surface of the molded member to make at least one cut in the rubber compound tread;
Said head comprises a cylinder of an axis XX 'defining the main axis of the molding element and means for attaching the molding element to the molding member, said means acting on the force acting on the molding element in the direction XX' When subjected to torque about the same direction XX ', the molding element cooperates with the molding member to allow the head to rotate relative to the mold about XX' while holding the molding element in the direction XX '. Work,
The molded part of the molding element comprises at least one molding wire, one end of which is fastened to the head of the molding element and extending in a direction parallel to the XX ′ direction, and the body of the molding element is removed from the mold. When the rubber compound comes into contact with the blade, it is rotationally driven with respect to the base about the axis XX ′, and the holding of the base by the molding member facilitates the extraction from the mold.
A molding element characterized by that.
前記成形部品の少なくとも1つのブレード(32、41、62、63)は、方向XX′の周りに螺旋体を形成している、
請求項5に記載の成形要素(30、40、50)。
At least one blade (32, 41, 62, 63) of the molded part forms a helix around the direction XX ′,
Molding element (30, 40, 50) according to claim 5.
成形部品は、全体として互いに平行に配置された複数のブレードから成り、前記ブレードの各々は、螺旋体を形成している、
請求項6に記載の成形要素。
The molded part as a whole consists of a plurality of blades arranged parallel to each other, each of the blades forming a spiral,
The molding element according to claim 6.
ブレードにより構成された螺旋体は、切頭円錐体に内接しており、切頭円錐体の最も幅の狭い直径のベースは、前記成形要素のヘッドにできるだけ近く位置している、タイヤトレッドの摩耗につれてタイヤトレッドの彫刻模様が徐々に生じてくるようにされている、
請求項6または7に記載の成形要素。
As the tire tread wears, the spiral constituted by the blades is inscribed in the truncated cone and the base of the narrowest diameter of the truncated cone is located as close as possible to the head of the forming element. The sculpture pattern of the tire tread is gradually generated.
Molding element according to claim 6 or 7.
切頭円錐体の角度は、0°〜20°の範囲にある、
請求項8記載の成形要素。
The angle of the truncated cone is in the range of 0 ° to 20 °,
The molding element according to claim 8.
前記成形要素のヘッドは、同一の軸線XX′を有する少なくとも2つの同心状の筒体から成り、各筒体は、成形ブレードを支持しており、さらに、筒体をXX′の方向に互いに連結すると共に前記筒体を互いに対して軸線XX′を中心として回転させることができる手段が設けられている、
請求項5に記載の成形要素。
The head of the molding element is composed of at least two concentric cylinders having the same axis XX ′, each cylinder supports a molding blade, and further connects the cylinders to each other in the direction of XX ′. And means for rotating the cylinders relative to each other about the axis XX ′,
The molding element according to claim 5.
筒体のうち一方のブレードは、これと同心の他方の筒体のブレードにより形成される螺旋体の角度とは逆の符号の角度を有する螺旋体に沿って幾何学的輪郭をたどり、それにより少なくとも型からの抜取り段階中、前記筒体が互いに逆方向に回転するようになっている、
請求項10に記載の成形要素。
One blade of the cylinder follows a geometric contour along a helix having an angle opposite to the angle of the helix formed by the blade of the other cylinder concentric with it, thereby at least the mold During the extraction stage from, the cylinders are designed to rotate in opposite directions,
The molding element according to claim 10.
成形要素の本体は、軸線XX′を有する2つの同心状の筒体から成り、各筒体は、少なくとも1つの螺旋巻きブレードを支持しており、半径方向最も外側の筒体により支持された各ブレードは、内側の筒体により支持された各ブレードに摺動接触していて、最も内側の筒体により支持された各ブレードにより構成される螺旋体の角度の符号とは逆の符号の角度を有する螺旋体を形成し、それにより、成形中に連結ブリッジを形成するためにゴムコンパウンドが通過する開口部を備えたメッシュを形成するようになっている、
請求項10または11に記載の成形要素。
The body of the forming element consists of two concentric cylinders having an axis XX ', each cylinder supporting at least one spiral wound blade, each supported by the radially outermost cylinder The blade is in sliding contact with each blade supported by the inner cylinder, and has an angle with a sign opposite to the sign of the angle of the spiral formed by each blade supported by the innermost cylinder. Forming a spiral, thereby forming a mesh with openings through which the rubber compound passes to form a connecting bridge during molding,
12. A molding element according to claim 10 or 11.
ブレードの横断面積は、ヘッドに締結されたブレードの端から成形要素の反対側の端に向かって減少している、
請求項5に記載の成形要素。
The cross-sectional area of the blade decreases from the end of the blade fastened to the head towards the opposite end of the molding element,
The molding element according to claim 5.
型の成形要素は、軸線XX′の中空筒体の形をしたベースを有し、中空筒体の内側には前記成形要素のヘッドが設けられ、前記ヘッドはその外面に、前記ヘッドを前記ベースに対して回転させることができるようにするために、ベースを形成する筒体の内側上に突出した浮彫り状態の要素と協働する溝を備えている、
請求項5に記載の成形要素。
The molding element of the mold has a base in the shape of a hollow cylinder of the axis XX ′, and the head of the molding element is provided inside the hollow cylinder, and the head is placed on the outer surface of the head. A groove cooperating with a raised element projecting on the inside of the cylinder forming the base, so that it can be rotated with respect to
The molding element according to claim 5.
成形要素のヘッドの外面に設けられた溝は、少なくとも一部が軸線XX′の螺旋の幾何学的形状を有し、更に、ベースの内側上に突出していて、前記溝と協働する浮彫り状態の要素が設けられ、それにより、成形要素の前記本体がその軸線XX′に沿って力を受けると、前記本体がベースに対して回転運動と同時に並進運動を行うことができるようになっている、
請求項1に記載の成形要素。
A groove provided on the outer surface of the head of the forming element has at least a part of the spiral geometry of the axis XX ′ and further protrudes on the inside of the base and cooperates with the groove A state element is provided, so that when the body of the molding element is subjected to a force along its axis XX ', the body can perform a translational movement simultaneously with a rotational movement with respect to the base. Yes,
The molding element according to claim 1.
摩擦力を減少させると共に成形要素の前記本体のそのベースに対する回転運動を容易にするベアリングを更に有する、
請求項5ないし15のいずれか1項に記載の成形要素。
A bearing that reduces frictional force and facilitates rotational movement of the body of the body relative to its base;
16. A molding element according to any one of claims 5 to 15.
摩擦力を減少させる前記手段は、玉軸受けである、
請求項16に記載の成形要素。
The means for reducing the frictional force is a ball bearing;
The molding element according to claim 16.
請求項5ないし17のいずれか1項に記載の少なくとも1つの成形要素を有する型で成形されたゴムコンパウンドトレッド。  A rubber compound tread molded with a mold having at least one molding element according to any one of claims 5 to 17.
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