JP4441681B2 - Game machine - Google Patents

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ球が始動口に有効に入賞したことを条件に表示器に識別図柄を可変状態および可変停止状態で順に表示する可変表示を行い、識別図柄の可変停止状態での態様によって遊技者に大当りおよび外れの判定結果を報知する構成の遊技機に関する。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】
上記遊技機には、パチンコ球が始動口に有効に入賞する毎に乱数値を取得し、ＲＡＭの保留エリアに入賞順に格納する構成のものがある。この構成の場合、保留エリアの格納データを大当り値と比較することに基いて大当りおよび外れを判定し、可変表示を入賞順に行うことに基いて大当りおよび外れを入賞順に発生させている。このため、遊技者に大当りを自由なタイミングで報知することができないので、趣向性の点で改善の余地がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、大当り等の特定状態を遊技者に自由なタイミングで報知できる斬新な遊技性の遊技機を提供することにある。
【０００３】
【課題を解決するための手段】
請求項１記載の遊技機は、パチンコ球が発射される遊技盤と、前記遊技盤に設けられパチンコ球が入賞することが可能な始動口と、前記遊技盤に設けられパチンコ球が入賞することが可能な開放状態およびパチンコ球が入賞することが不能な閉鎖状態相互間で切換えられる大入賞口と、３列の識別図柄のそれぞれを変動状態および変動停止状態で順に表示する変動表示の映像が表示される図柄表示装置と、予め決められた一定の時間が経過する毎にカウンタの値を予め決められた一定の値だけ更新するものであってカウンタの値の更新処理を予め決められた下限値および予め決められた上限値の範囲内で行う手段と、１）カウンタの値の下限値および上限値の範囲で決められた相互に異なる複数の高確率用の大当り値および２）複数の高確率用の大当り値のうちで決められたものであって高確率用の大当り値に比べて少数の相互に異なる複数の低確率用の大当り値のそれぞれが予め記録されたＲＯＭと、第１のエリアおよび第２のエリアのそれぞれを有するものであって確率変動フラグおよび大当り持越しフラグのそれぞれがオン状態およびオフ状態のいずれかで記録されるＲＡＭと、パチンコ球が前記始動口に入賞した場合にカウンタの値の更新結果を検出しカウンタの値の更新結果を前記ＲＡＭの第１のエリアに記録する手段と、遊技者が操作することが可能な操作子と、前記操作子が操作された場合に前記ＲＡＭの大当り持越しフラグを前記操作子の操作内容に応じてオン状態およびオフ状態のいずれかに設定する手段と、前記ＲＡＭの第１のエリアにカウンタの値が記録されているか否かを判断するものであって前記ＲＡＭの第１のエリアにカウンタの値が記録されていると判断した場合に前記ＲＡＭの大当り持越しフラグおよび前記ＲＡＭの確率変動フラグの双方がオン状態に設定されているか否かを判断する手段と、前記ＲＡＭの大当り持越しフラグおよび前記ＲＡＭの確率変動フラグの一方がオン状態に設定されていないと判断された場合に前記ＲＡＭの第１のエリアから記録順序が最も古い一つのカウンタの値を検出し当該カウンタの値の検出結果を前記ＲＡＭの第２のエリアに記録すると共に前記ＲＡＭの第１のエリアから消去する手段と、前記ＲＡＭの大当り持越しフラグおよび前記ＲＡＭの確率変動フラグの双方がオン状態に設定されていると判断された場合に前記ＲＡＭの第１のエリアから一つのカウンタの値を検出し当該カウンタの値の検出結果を前記ＲＡＭの第２のエリアに記録すると共に前記ＲＡＭの第１のエリアから消去する手段と、前記ＲＡＭの確率変動フラグのオフ状態では前記ＲＡＭの第２のエリアにカウンタの値が記録されることで１１）前記ＲＡＭの第２のエリアのカウンタの値を前記ＲＯＭの複数の低確率用の大当り値のそれぞれと比較する処理であって前記ＲＡＭの第２のエリアのカウンタの値が前記ＲＯＭの複数の低確率用の大当り値のいずれとも異なる場合に前記大入賞口を開放状態にしない外れであると判定し前記ＲＯＭの複数の低確率用の大当り値のいずれかと同一である場合に前記大入賞口を開放状態にする大当りであると判定する処理を行い前記ＲＡＭの確率変動フラグのオン状態では前記ＲＡＭの第２のエリアにカウンタの値が記録されることで１２）前記ＲＡＭの第２のエリアのカウンタの値を前記ＲＯＭの複数の高確率用の大当り値のそれぞれと比較する処理であって前記ＲＡＭの第２のエリアのカウンタの値が前記ＲＯＭの複数の高確率用の大当り値のいずれとも異なる場合に外れであると判定し前記ＲＯＭの複数の高確率用の大当り値のいずれかと同一である場合に大当りであると判定する処理を行う手段と、大当りであると判定された場合に予め決められた低確率用の図柄および低確率用の図柄と異なる高確率用の図柄のうちから一つの図柄を選択し３列の識別図柄のそれぞれを図柄の選択結果に設定することで３列の識別図柄を相互に同一な大当りの組合せに設定するものであって３列の識別図柄を高確率用の図柄からなる大当りの組合せに設定した場合に前記ＲＡＭの確率変動フラグをオン状態に設定すると共に３列の識別図柄を低確率用の図柄からなる大当りの組合せに設定した場合に前記ＲＡＭの確率変動フラグをオフ状態に設定する手段と、外れであると判定された場合に３列の識別図柄を相互に同一ではない外れの組合せに設定する手段と、３列の識別図柄の組合せが設定された場合に前記図柄表示装置に変動表示の映像を表示するものであって３列の識別図柄が大当りの組合せに設定された場合には３列の識別図柄を変動停止状態で大当りの組合せにすると共に３列の識別図柄が外れの組合せに設定された場合には３列の識別図柄を変動停止状態で外れの組合せにする手段と、前記図柄表示装置に変動表示の映像で識別図柄が変動停止状態で大当りの組合せにされた場合に前記大入賞口を開放状態にする大当り遊技を行う手段を備え、前記ＲＡＭの大当り持越しフラグおよび前記ＲＡＭの確率変動フラグの双方がオン状態に設定されていると判断された場合には一つのカウンタの値として２１）前記ＲＯＭの複数の高確率用の大当り値のいずれとも異なるものであって前記ＲＡＭの確率変動フラグのオン状態およびオフ状態のいずれでも外れであると判定されるカウンタの値および２２）前記ＲＯＭの複数の高確率用の大当り値のうち低確率用を除く残りのいずれかと同一であって前記ＲＡＭの確率変動フラグのオン状態で大当りであると判定されると共に前記ＲＡＭの確率変動フラグのオフ状態で外れであると判定されるカウンタの値のそれぞれが２３）前記ＲＯＭの複数の高確率用の大当り値のうち低確率用と同一のいずれかであって前記ＲＡＭの確率変動フラグのオン状態およびオフ状態のいずれでも大当りであると判定されるカウンタの値に比べて優先的に検出されるところに特徴を有する。
請求項２記載の遊技機は、パチンコ球が発射される遊技盤と、前記遊技盤に設けられパチンコ球が入賞することが可能な始動口と、前記遊技盤に設けられパチンコ球が入賞することが可能な開放状態およびパチンコ球が入賞することが不能な閉鎖状態相互間で切換えられる大入賞口と、３列の識別図柄のそれぞれを変動状態および変動停止状態で順に表示する変動表示の映像が表示される図柄表示装置と、予め決められた一定の時間が経過する毎にカウンタの値を予め決められた一定の値だけ更新するものであってカウンタの値の更新処理を予め決められた下限値および予め決められた上限値の範囲内で行う手段と、１）カウンタの値の下限値および上限値の範囲で決められた相互に異なる複数の高確率用の大当り値および２）複数の高確率用の大当り値のうちで決められたものであって高確率用の大当り値に比べて少数の相互に異なる複数の低確率用の大当り値のそれぞれが予め記録されたＲＯＭと、第１のエリアおよび第２のエリアのそれぞれを有するものであって確率変動フラグおよび大当り持越しフラグのそれぞれがオン状態およびオフ状態のいずれかで記録されるＲＡＭと、パチンコ球が前記始動口に入賞した場合にカウンタの値の更新結果を検出し前記ＲＡＭの確率変動フラグのオフ状態では１１）カウンタの値の検出結果を前記ＲＯＭの複数の低確率用の大当り値のそれぞれと比較する処理であってカウンタの値の検出結果が前記ＲＯＭの複数の低確率用の大当り値のいずれとも異なる場合に前記大入賞口を開放状態にしない外れであると判定しカウンタの値の検出結果が前記ＲＯＭの複数の低確率用の大当り値のいずれかと同一である場合に前記大入賞口を開放状態にする大当りのうちの特定大当りであると判定する処理を行うと共に前記ＲＡＭの確率変動フラグのオン状態では１２）カウンタの値の検出結果を前記ＲＯＭの複数の高確率用の大当り値のそれぞれと比較する処理であってカウンタの値の検出結果が前記ＲＯＭの複数の高確率用の大当り値のいずれとも異なる場合に外れであると判定しカウンタの値の検出結果が前記ＲＯＭの複数の高確率用の大当り値のうち低確率用のいずれかと同一である場合に特定大当りであると判定しカウンタの値の検出結果が前記ＲＯＭの複数の高確率用の大当り値のうち低確率用を除く残りのいずれかと同一である場合に大当りであると判定する処理を行う手段と、前記ＲＡＭの確率変動フラグのオフ状態では特定大当りおよび外れのいずれであるかの判定結果を前記ＲＡＭの第１のエリアに記録し前記ＲＡＭの確率変動フラグのオン状態では特定大当りと大当りと外れのいずれであるかの判定結果を前記ＲＡＭの第１のエリアに記録する手段と、遊技者が操作することが可能な操作子と、前記操作子が操作された場合に前記ＲＡＭの大当り持越しフラグを前記操作子の操作内容に応じてオン状態およびオフ状態のいずれかに設定する手段と、前記ＲＡＭの第１のエリアに判定結果が記録されているか否かを判断するものであって前記ＲＡＭの第１のエリアに判定結果が記録されていると判断した場合に前記ＲＡＭの大当り持越しフラグおよび前記ＲＡＭの確率変動フラグの双方がオン状態に設定されているか否かを判断する手段と、前記ＲＡＭの大当り持越しフラグおよび前記ＲＡＭの確率変動フラグの一方がオン状態に設定されていないと判断された場合に前記ＲＡＭの第１のエリアから記録順序が最も古い一つの判定結果を検出し当該判定結果を前記ＲＡＭの第２のエリアに記録すると共に前記ＲＡＭの第１のエリアから消去する手段と、前記ＲＡＭの大当り持越しフラグおよび前記ＲＡＭの確率変動フラグの双方がオン状態に設定されていると判断された場合に前記ＲＡＭの第１のエリアから一つの判定結果を検出し当該判定結果を前記ＲＡＭの第２のエリアに記録すると共に前記ＲＡＭの第１のエリアから消去する手段と、前記ＲＡＭの確率変動フラグのオフ状態では前記ＲＡＭの第２のエリアに特定大当りの判定結果が記録された場合に２１）予め決められた低確率用の図柄および低確率用の図柄と異なる高確率用の図柄のうちから一つの図柄を選択し３列の識別図柄のそれぞれを図柄の選択結果に設定する処理を行うことで３列の識別図柄を相互に同一な大当りの組合せに設定し前記ＲＡＭの確率変動フラグのオン状態では前記ＲＡＭの第２のエリアに特定大当りの判定結果および大当りの判定結果のそれぞれが記録された場合に２１）の処理を行うことで３列の識別図柄を大当りの組合せに設定するものであって３列の識別図柄を高確率用の図柄からなる大当りの組合せに設定した場合に前記ＲＡＭの確率変動フラグをオン状態に設定すると共に３列の識別図柄を低確率用の図柄からなる大当りの組合せに設定した場合に前記ＲＡＭの確率変動フラグをオフ状態に設定する手段と、前記ＲＡＭの第２のエリアに外れの判定結果が記録された場合に３列の識別図柄を相互に同一ではない外れの組合せに設定する手段と、３列の識別図柄の組合せが設定された場合に前記図柄表示装置に変動表示の映像を表示するものであって３列の識別図柄が大当りの組合せに設定された場合には３列の識別図柄を変動停止状態で大当りの組合せにすると共に３列の識別図柄が外れの組合せに設定された場合には３列の識別図柄を変動停止状態で外れの組合せにする手段と、前記図柄表示装置に変動表示の映像で識別図柄が変動停止状態で大当りの組合せにされた場合に前記大入賞口を開放状態にする大当り遊技を行う手段を備え、前記ＲＡＭの大当り持越しフラグおよび前記ＲＡＭの確率変動フラグの双方がオン状態に設定されていると判断された場合には一つの判定結果として前記ＲＡＭの第１のエリアから外れの判定結果および大当りの判定結果のそれぞれが特定大当りの判定結果より先に検出されるところに特徴を有する。
請求項１に係る発明〜請求項２に係る発明のそれぞれによれば、ＲＡＭに大当り等の特定状態を発生させる遊技データが格納されていることを条件に変動表示順序がパチンコ球の入賞順に対して変更される。このため、遊技者に大当り等の特定状態を順番を変えて報知することができるので、斬新な遊技性が得られる。しかも、遊技者の好みに応じて変動表示順序の変更機能を有効化および無効化できるので、利便性が高まる。
請求項１に係る発明および請求項２に係る発明のそれぞれによれば、確率変動フラグおよび大当り持越しフラグのそれぞれのオン状態で特定の遊技データが存在するときには通常のカウンタデータを用いて可変表示が指令される。このため、特定のカウンタデータの使用が先送りされるので、特定のカウンタデータの使用前に通常のカウンタデータによって大当りが発生する機会が生成される。従って、特定のカウンタデータの使用前に大当りが発生することに基いて確率変動フラグがオフ状態に設定されたときには特定のカウンタデータによって大当りが確定的に発生することになる。即ち、通常モードであれば大当りになる特定のカウンタデータを単なる外れ値として無駄に扱うことがなくなるので、特定のカウンタデータの価値が高められる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
本発明の第１実施例を図１〜図３９に基づいて説明する。パチンコホールの台島には、図５に示すように、外枠１が設置されている。この外枠１は前後面が開口する四角筒状をなすものであり、外枠１の前面には、図３に示すように、前面扉２が左側辺部の垂直な軸（図示せず）を中心に回動可能に装着されている。この前面扉２は外枠１の前面開口部を開閉する枠状をなすものであり、前面扉２の前面には横長な長方形状の皿板３が装着されている。この皿板３の前面には上皿４が固定されており、上皿４内にはパチンコ球が貯溜されている。また、上皿４の左端部には複数のスリット５が形成されている。これら複数のスリット５の後方にはスピーカ６が固定されており、スピーカ６の駆動時にはスピーカ６から複数のスリット５を通して前方の遊技者に遊技音が出力される。
【００１２】
前面扉２の前面には右下部に位置してハンドル台７が固定されており、ハンドル台７には発射ハンドル８が回動可能に装着されている。この発射ハンドル８の後方には、図５に示すように、発射モータ９が装着されており、発射モータ９の回転軸には、図３に示すように、打球槌１０が連結されている。この発射モータ９は打球槌１０の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル８が図３の時計回り方向へ回動操作されたときには発射モータ９に電源が与えられ、打球槌１０が駆動することに基づいて上皿４内のパチンコ球を上皿４内から弾き出す。
【００１３】
前面扉２の前面には矩形状の窓枠１１が左側辺部の垂直な軸（図示せず）を中心に回動可能に装着されており、窓枠１１の内周面には透明なガラス窓１２が保持されている。また、前面扉２の後面には額縁状の機構盤（図示せず）が固定されている。この機構盤には、図４に示すように、遊技盤１３が保持されており、遊技盤１３は窓枠１１のガラス窓１２により前方から覆われている。
【００１４】
前面扉２の前面には、図３に示すように、右側部に位置して枠鍵１４が装着されており、枠鍵１４は前面扉２を外枠１に密着した閉鎖状態にロックし、窓枠１１を前面扉２の開口部の内周面に嵌合した閉鎖状態にロックしている。また、遊技盤１３の前面には、図４に示すように、外レール１５および内レール１６が固定されており、打球槌１０が弾いたパチンコ球は外レール１５および内レール１６間の発射通路１７を通って上昇し、発射通路１７の出口１８から放出される。また、遊技盤１３の前面には複数の障害釘１９が打込まれており、出口１８から放出されたパチンコ球は障害釘１９に当りながら落下する。
【００１５】
遊技盤１３の前面には左上隅部および右上隅部に位置して三角形状のコーナランプカバー２０が固定されている。これら各コーナランプカバー２０の後方には複数のコーナランプ２１（図６参照）が固定されており、各コーナランプカバー２０は後方のコーナランプ２１が点灯することに基づいて発光する。また、遊技盤１３の前面には、図４に示すように、左側部および右側部に位置してサイドランプカバー２２が固定されている。これら各サイドランプカバー２２の後方には複数のサイドランプ２３（図６参照）が固定されており、各サイドランプカバー２２は後方のサイドランプ２３が点灯することに基づいて発光する。
【００１６】
遊技盤１３の前面には、図４に示すように、表示台板２４が固定されており、表示台板２４の上端部には４個の保留球ランプ２５が固定されている。これら４個の保留球ランプ２５は保留球表示器２６を構成するものであり、横一列に配置されている。
【００１７】
表示台板２４にはカラー液晶表示器からなる図柄表示装置２７が固定されている。この図柄表示装置２７には特別図柄変動領域ＴＥが設けられており、特別図柄変動領域ＴＥ内には特別図柄が横３列に表示される。これら各列の特別図柄は大当りおよび外れを識別する識別図柄に相当するものであり、数字図柄から構成されている。尚、図柄表示装置２７は表示器に相当するものである。
【００１８】
図柄表示装置２７には普通図柄変動領域ＨＥが設けられている。この普通図柄変動領域ＨＥは特別図柄変動領域ＴＥの左下隅部に位置するものであり、普通図柄変動領域ＨＥ内には普通図柄が横２列に表示される。これら各列の普通図柄は当りおよび外れを識別する識別図柄に相当するものであり、数字図柄から構成されている。
【００１９】
遊技盤１３には図柄表示装置２７の下方に位置して特別図柄始動口２８が固定されている。この特別図柄始動口２８は上面が開口するポケット状をなすものであり、特別図柄始動口２８内には特別図柄始動センサ２９（図６参照）が固定されている。この特別図柄始動センサ２９は近接スイッチからなるものであり、特別図柄始動口２８内にパチンコ球が入賞したことを検出して特別図柄始動信号を出力する。尚、特別図柄始動口２８は始動口および入賞口に相当するものである。また、特別図柄始動センサ２９は始動センサおよび入賞センサに相当するものである。
【００２０】
特別図柄始動口２８には、図４に示すように、２枚の羽根板３０が軸３１を中心に回動可能に装着されており、両羽根板３０が垂直状態（二点鎖線参照）に回動しているときには両羽根板３０間の離間寸法がパチンコ球の直径寸法程度になり、特別図柄始動口２８に向って真上から落下するパチンコ球だけが両羽根板３０間の隙間を通って特別図柄始動口２８内に入賞する。また、両羽根板３０が傾斜状態（実線参照）に回動しているときには特別図柄始動口２８の左右両側部を落下するパチンコ球が羽根板３０によって捕捉されることに基いて特別図柄始動口２８内に入賞する。即ち、両羽根板３０は特別図柄始動口２８の開口部を実質的に拡縮するものである。
【００２１】
両羽根板３０は羽根板ソレノイド３２（図６参照）のプランジャに機械的に連結されたものであり、羽根板ソレノイド３２は両羽根板３０を傾斜状態および垂直状態に回動操作することに基いて特別図柄始動口２８を拡縮する。また、遊技盤１３の前面には、図４に示すように、特別図柄始動口２８の左側部に位置して普通図柄始動ゲート３３が固定されている。この普通図柄始動ゲート３３は上下面が開口するコ字枠状をなすものであり、普通図柄始動ゲート３３内には普通図柄始動センサ３４（図６参照）が固定されている。この普通図柄始動センサ３４は近接スイッチからなるものであり、普通図柄始動ゲート３３内を通過するパチンコ球を検出して普通図柄始動信号を出力する。
【００２２】
遊技盤１３の前面には、図４に示すように、特別図柄始動口２８の下方に位置して入賞口台板３５が固定されており、入賞口台板３５には前面が開口する四角筒状の大入賞口（図示せず）が固定されている。また、入賞口台板３５には扉３６が下端部の水平な軸３７を中心に回動可能に装着されており、大入賞口の前面は扉３６が垂直な閉鎖状態に回動することに基づいて閉鎖され、扉３６が前方へ水平に倒れた開放状態に回動することに基づいて開放される。尚、大入賞口は可変入賞口に相当するものである。
【００２３】
入賞口台板３５の後面には大入賞口ソレノイド３７（図６参照）が固定されている。この大入賞口ソレノイド３７のプランジャには扉３６が機械的に連結されており、扉３６は大入賞口ソレノイド３７のプランジャが進退することに基づいて開放状態および閉鎖状態に回動操作される。また、大入賞口内にはカウントセンサ３８（図６参照）が固定されている。このカウントセンサ３８は近接スイッチからなるものであり、大入賞口内にパチンコ球が入賞したことを検出してカウント信号を出力する。
【００２４】
前面扉２の後面には、図５に示すように、矩形枠状のメインセット３９が着脱可能に装着されており、メインセット３９の内周部には正方形状のセンタカバー４０が着脱可能に装着されている。このセンタカバー４０は前面が開口する容器状をなすものであり、遊技盤１３の後方に配置されている。また、遊技盤１３の後面には集合樋（図示せず）が固定されており、集合樋はセンタカバー４０によって後方から覆われている。この集合樋は特別図柄始動口２８および大入賞口に接続されており、特別図柄始動口２８内に入賞したパチンコ球および大入賞口内に入賞したパチンコ球は共通の集合樋内に転がり込み、集合樋からメインセット３９の入賞球通路（図示せず）を通して機外へ排出される。
【００２５】
メインセット３９の後面には上端部に位置して球タンク４１が固定されている。この球タンク４１は上面が開口する容器状をなすものであり、球タンク４１内にはパチンコ球が貯溜されている。また、メインセット３９の後面にはタンクレール４２が固定されている。このタンクレール４２は傾斜樋状をなすものであり、タンクレール４２の右端部は球タンク４１内に接続されている。
【００２６】
メインセット３９の左側部には賞球払出装置４３が着脱可能に装着されている。この賞球払出装置４３は払出しモータ４４（図６参照）を駆動源とするものであり、パチンコ球が特別図柄始動口２８内および大入賞口内に入賞することに基づいてパチンコ球を賞品球として放出する。
【００２７】
メインセット３９には下皿通路（図示せず）が設けられている。この下皿通路の上端部は賞球払出装置４３に接続されており、賞球払出装置４３から放出されたパチンコ球は下皿通路内を落下する。また、下皿通路の途中部分には上皿通路（図示せず）が設けられている。この上皿通路は上皿４に接続されており、賞球払出装置４３から放出されたパチンコ球は下皿通路内から上皿通路内に転がり込み、上皿通路内を通して上皿４内に払出される。
【００２８】
前面扉２の前面には、図３に示すように、上皿４の下方に位置して下皿４５が固定されている。この下皿４５は下皿通路の下端部に接続されたものであり、パチンコ球が上皿４内から溢れて上皿通路内に充満した状態では下皿通路の下端部を通して下皿４５内に払出される。
【００２９】
メインセット３９の後面には、図５に示すように、下端部に位置して横長な長方形状のメイン基板ボックス４６が固定されている。このメイン基板ボックス４６内には、図６に示すように、メイン基板４７が収納されており、メイン基板４７にはワンチップ型のマイクロコンピュータを主体に構成されたメイン制御装置４８が搭載されている。このメイン制御装置４８はＣＰＵ４９，ＲＯＭ５０，ＲＡＭ５１，Ｉ／Ｏ５２を有するものであり、ＲＯＭ５０には制御プログラムおよび制御データが記録されている。尚、メイン制御装置４８は取得手段・指令手段・モード変更手段・大当り判定手段・特典設定手段・図柄設定手段・特定状態判定手段・演出設定手段・遊技データ設定手段に相当するものであり、メイン制御装置４８のＲＡＭ５１は記録手段に相当するものである。
【００３０】
特別図柄始動センサ２９・普通図柄始動センサ３４・カウントセンサ３８はセンサ出力回路５３を介してメイン制御装置４８に電気的に接続されている。このセンサ出力回路５３はメイン基板４７に搭載されたものであり、メイン制御装置４８のＣＰＵ４９は特別図柄始動センサ２９からの特別図柄始動信号，普通図柄始動センサ３４からの普通図柄始動信号，カウントセンサ３８からのカウント信号をセンサ出力回路５３を介して検出する。
【００３１】
羽根板ソレノイド３２および大入賞口ソレノイド３７はソレノイド駆動回路５４を介してメイン制御装置４８に電気的に接続されている。このソレノイド駆動回路５４はメイン基板４７に搭載されたものであり、メイン制御装置４８のＣＰＵ４９は羽根板ソレノイド３２および大入賞口ソレノイド３７をソレノイド駆動回路５４を介して通断電制御し、特別図柄始動口２８の両羽根板３０および大入賞口の扉３６を回動操作する。
【００３２】
４個の保留球ランプ２５はランプ駆動回路５５を介してメイン制御装置４８に電気的に接続されている。このランプ駆動回路５５はメイン基板４７に搭載されたものであり、メイン制御装置４８のＣＰＵ４９は４個の保留球ランプ２５をランプ駆動回路５５を介して点灯制御する。
【００３３】
メインセット３９の後面には、図５に示すように、メイン基板ボックス４６の前方に位置して払出基板ボックス５６が固定されている。この払出基板ボックス５６内には、図７に示すように、払出基板５７が収納されており、払出基板５７にはワンチップ型のマイクロコンピュータを主体に構成された払出制御装置５８が搭載されている。この払出制御装置５８はＣＰＵ５９，ＲＯＭ６０，ＲＡＭ６１，Ｉ／Ｏ６２を有するものであり、ＲＯＭ６０には制御プログラムおよび制御データが記録されている。この払出制御装置５８にはメイン制御装置４８が電気的に接続されており、払出制御装置５８にはメイン制御装置４８から賞球コマンドおよび賞球データが単方向で送信される。
【００３４】
払出制御装置５８にはモータ駆動回路６３を介して払出モータ４４が電気的に接続されている。このモータ駆動回路６３は払出基板５７に搭載されたものであり、払出制御装置５８のＣＰＵ５９はモータ駆動回路６３を通して払出モータ４４の回転量を制御する。この回転量は払出制御装置５８のＣＰＵ５９がメイン制御装置４８からの賞球データに基づいて調節するものであり、ＣＰＵ５９は払出モータ４４の回転量を制御することに基づいて賞球払出装置４３から上皿４内に賞球データに応じた個数のパチンコ球を賞品球として払出す。
【００３５】
センタカバー４０の後面には統合基板ケース（図示せず）が固定されている。この統合基板ケース内には、図８に示すように、統合基板６４が収納されており、統合基板６４にはサブ制御装置６５が搭載されている。このサブ制御装置６５はＣＰＵ６６，ＲＯＭ６７，ＲＡＭ６８，ＶＤＰ６９，ＶＲＯＭ７０，ＶＲＡＭ７１，Ｉ／Ｏ７２を有するものであり、ＲＯＭ６７には制御プログラムおよび制御データが記録され、ＶＲＯＭ７０には表示プログラムおよび表示データが記録されている。尚、サブ制御装置６５は演出手段・表示制御手段・ランプ制御手段・スピーカ制御手段に相当するものである。
【００３６】
サブ制御装置６５にはメイン制御装置４８が電気的に接続されている。このサブ制御装置６５はメイン制御装置４８から演出コマンドおよび演出データが単方向で送信されるものであり、サブ制御装置６５のＣＰＵ６６はメイン制御装置４８からの演出コマンド等に基づいて表示コマンドを設定し、ＶＤＰ６９に出力する。また、統合基板６４にはＬＣＤ駆動回路７３が搭載されており、ＶＤＰ６９は表示コマンドに応じた表示データをＶＲＯＭ７０から検出し、ＬＣＤ駆動回路７３を介して図柄表示装置２７に表示コマンドおよび表示データに応じた演出内容の動画面・静止画面を表示する。
【００３７】
サブ制御装置６５にはスピーカ駆動回路７４を介してスピーカ６が電気的に接続されている。このスピーカ駆動回路７４は統合基板６４に搭載されたものであり、サブ制御装置６５のＣＰＵ６６はスピーカ駆動回路７４を通してスピーカ６から遊技音を出力する。この遊技音の出力はサブ制御装置６５のＣＰＵ６６がメイン制御装置４８からの演出コマンドおよび演出データに基づいて行うものであり、スピーカ６の駆動時にはスピーカ６から演出コマンドおよび演出データに応じた遊技音が出力される。
【００３８】
サブ制御装置６５にはランプ駆動回路７５を介して複数のコーナランプ２１および複数のサイドランプ２３が電気的に接続されている。このランプ駆動回路７５は統合基板６４に搭載されたものであり、サブ制御装置６５のＣＰＵ６６はランプ駆動回路７５を通して複数のコーナランプ２１および複数のサイドランプ２３を点灯制御する。この点灯制御はサブ制御装置６５のＣＰＵ６６がメイン制御装置４８からの演出コマンドおよび演出データに基づいて行うものであり、コーナランプ２１およびサイドランプ２３の駆動時にはコーナランプカバー２０およびサイドランプカバー２２が演出コマンド・演出データに応じた態様で電飾される。
【００３９】
図２の遊技機本体７６は外枠１・前面扉２・皿板３・上皿４・ハンドル台７・発射ハンドル８・窓枠１１・ガラス窓１２・機構盤・遊技盤１３・枠鍵１４・コーナランプカバー２０・サイドランプカバー２２・メインセット３９・センタカバー４０・球タンク４１・タンクレール４２・賞球払出装置４３・下皿４５・メイン基板ボックス４６・払出基板ボックス５６・統合基板ケースを有するものであり、遊技機本体７６の前面側にはモード切換スイッチ７７が機械的に装着されている。
【００４０】
モード切換スイッチ７７は上皿４に固定されたものであり、図５に示すように、メイン制御装置４８にハーネスを介して電気的に接続されている。このモード切換スイッチ７７は自己復帰形のプッシュスイッチからなるものであり、操作力が除去されることに基いてオン状態からオフ状態に自己復帰する。尚、モード切換スイッチ７７は操作子に相当するものである。
【００４１】
次に上記構成の作用について説明する。
＜普通図柄遊技機能＞
遊技者が上皿４内にパチンコ球を投入して発射ハンドル８を時計回り方向へ回動操作すると、遊技盤１３内にパチンコ球が発射され、障害釘１９に当りながら落下する。このパチンコ球が普通図柄始動ゲート３３内を有効に通過すると、普通図柄遊技が行われる。この普通図柄遊技は図柄表示装置２７の普通図柄変動領域ＨＥ内に普通図柄を表示することに基いて行われるものであり、普通図柄遊技の概略は次の通りである。
【００４２】
図柄表装置２７の普通図柄変動領域ＨＥ内には左列および右列の普通図柄として「３，７」のいずれかの数字図柄が静止状態で表示されており、パチンコ球が普通図柄始動ゲート３３内を有効に通過すると、各列の普通図柄が変動開始する。この変動は各列の普通図柄が静止状態で変化することを称するものであり、各列の普通図柄の変化順序は「３」→「７」→「３」→…の交互である。
【００４３】
普通図柄の変動開始から所定時間が経過すると、左普通図柄および右普通図柄が同時に停止し、左普通図柄および右普通図柄の停止状態での組合せに応じて当りおよび外れの判定結果が報知される。当り図柄は当りの発生を遊技者に報知するものであり、当り図柄には「３ ３」，「７ ７」の２種類が設定されている。外れ図柄は外れの発生を遊技者に報知するものであり、外れ図柄には「３ ７」，「７ ３」の２種類が設定されている。
【００４４】
＜当り遊技機能＞
図柄表示装置２７の普通図柄変動領域ＨＥ内に当り図柄が停止表示されたときには当り遊技が開始される。この当り遊技は両羽根板３０を傾斜状態に回動操作することに基いて特別図柄始動口２８を拡大し、パチンコ球が特別図柄始動口２８内に入賞する確率を高める遊技者に有利な状態を発生させるものであり、両羽根板３０は拡大時間が上限値に達する時間条件が満足されるまで傾斜状態に保持される。
【００４５】
＜特別図柄遊技機能＞
遊技盤１３内を落下するパチンコ球が特別図柄始動口２８内に有効に入賞すると、賞球払出装置４３から設定個数のパチンコ球が上皿４内に賞品球として払出され、しかも、特別図柄遊技が開始される。この特別図柄遊技は図柄表示装置２７の特別図柄変動領域ＴＥ内に各種のアニメーション画面を表示することに基づいて行われるものであり、特別図柄遊技の概略は次の通りである。
【００４６】
図柄表装置２７の特別図柄変動領域ＴＥ内には左列の特別図柄・中列の特別図柄・右列の特別図柄として「１，２，３，４，５，６，７，８」のいずれかの数字図柄が静止状態で表示されており、パチンコ球が特別図柄始動口２８内に有効に入賞すると、各列の特別図柄が変動開始する。この変動とは各列の特別図柄が移動しながら変化することを称するものであり、各列の特別図柄の移動方向は上から下であり、各列の特別図柄の変化順序は「１」……「７」→「８」→「１」→…のループ状である。尚、特別図柄の変動表示は識別図柄の可変表示に相当するものである。
【００４７】
各列の特別図柄の変動開始から所定時間が経過すると、左特別図柄および右特別図柄が当該順序で仮停止し、左特別図柄および右特別図柄の仮停止状態での組合せに応じてリーチの発生の有無が報知される。この仮停止状態では左特別図柄および右特別図柄が上下方向に揺れ、再変動する可能性が残っていることが視覚的に表現される。
【００４８】
リーチ図柄は大当りが発生する視覚的な可能性が存在する２個の特別図柄（左特別図柄および右特別図柄）の組合せを称するものであり、リーチはリーチ図柄が仮停止することによって発生する。このリーチ図柄には下記の８種類が設定されており、「↓」は中特別図柄が変動中であることを示している。
「１ ↓ １」，「２ ↓ ２」，「３ ↓ ３」，「４ ↓ ４」，「５ ↓５」，「６ ↓ ６」，「７ ↓ ７」，「８ ↓ ８」
リーチの発生状態では図柄表示装置２７に複数種のリーチアクション画面が選択的に表示される。このリーチアクション画面とは最終の中特別図柄が何で仮停止するかを視覚的に演出するアニメーション画面を称するものであり、どのような種類のリーチアクション画面が出現するかに応じて大当りに対する異なる信頼度が設定されている。
【００４９】
左特別図柄，中特別図柄，右特別図柄の変動開始から別の所定時間が経過すると、左特別図柄および右特別図柄に続けて最終の中特別図柄が仮停止した後、左特別図柄，中特別図柄，右特別図柄が１本の仮想的な有効ラインに沿って静止した確定状態になる。これら３列の特別図柄の変動開始から確定に至る所要時間は変動表示時間と称されるものであり、３列の特別図柄の確定状態での組合せによって大当りおよび外れの判定結果が遊技者に報知される。尚、特別図柄の変動表示時間は識別図柄の可変表示時間に相当するものである。
【００５０】
左特別図柄，中特別図柄，右特別図柄はサブ制御装置６５がメイン制御装置４８からの演出コマンドを検出することに基づいて仮停止状態から静止表示するものであり、当該静止表示を確定表示と称する。仮停止はサブ制御装置６５が演出コマンドおよび演出データに基いて自ら設定した特別図柄遊技パターンに基づいて確定前に左特別図柄，中特別図柄，右特別図柄を停止させることを称する。尚、特別図柄の確定表示は識別図柄の可変停止表示に相当するものである。
【００５１】
大当り図柄は大当りを報知する３列の特別図柄の組合せを称するものであり、大当り図柄には下記の８種類が設定されている。
「１ １ １」，「２ ２ ２」，「３ ３ ３」，「４ ４ ４」，「５ ５５」，「６ ６ ６」，「７ ７ ７」，「８ ８ ８」
完全外れ図柄はリーチすら発生しない３列の特別図柄の組合せを称するものであり、具体的には左特別図柄および右特別図柄が相違するものである。また、外れリーチ図柄はリーチは発生するものの大当りとならない３列の特別図柄の組合せを称するものであり、具体的には左特別図柄および右特別図柄が同一で中特別図柄が相違するものである。
【００５２】
＜大当り遊技機能＞
図柄表示装置２７に大当り図柄が確定表示されたときには大当り遊技が開始される。この大当り遊技は大入賞口の扉３６を開放し、大入賞口内にパチンコ球が入賞すること許容する遊技者に有利な状態を発生させるものであり、大入賞口は上限個のパチンコ球が入賞する個数条件または開放時間が上限値に達する時間条件が満足されることで閉鎖される。
【００５３】
大入賞口の個数条件および時間条件を基準とする開閉動作は大当りラウンドと称されるものであり、大当り遊技とは大当りラウンドの繰返しを称する。この大当りラウンドは繰返し回数が上限値に到達することに基いて再開拒否されるものであり、大当りラウンドの繰返し回数が上限値に達したときには大当り遊技が無条件に終了する。
【００５４】
大当りラウンド中には図柄表示装置２７に大当りラウンド表示が行われる。この大当りラウンド表示は現在の大当りラウンド数に応じた画面を表示するものであり、大当りラウンド表示時にはスピーカ６から図柄表示装置２７の表示内容に応じた遊技音が出力され、コーナランプ２１およびサイドランプ２３が図柄表示装置２７の表示内容に応じて発光する。この大当りラウンド表示の繰返しを大当り表示と称する。
【００５５】
＜保留機能＞
特別図柄の変動表示を即座に開始できない特別図柄遊技時および大当り遊技時にパチンコ球が特別図柄始動口２８内に有効に入賞したときには特別図柄の変動表示（特別図柄遊技）が４回を上限に保留される。保留球表示器２６は特別図柄遊技の保留回数を保留球ランプ２５の点灯個数によって表示するものであり、特別図柄遊技が開始されたときには保留球ランプ２５が消灯することに基いて保留回数の減少が報知される。
【００５６】
＜確率変動機能＞
確率変動モードは大当りを確率変動モードの無効状態に比べて高い一定確率で判定する高確率モードに相当するものであり、大当りが奇数図柄（確率変動図柄）で発生することに基いて大当り遊技終了直後の１回目の特別図柄遊技から有効化され、偶数図柄（通常図柄）で発生することに基いて大当り遊技終了直後の１回目の特別図柄遊技から無効化される。即ち、確率変動モードは大当りが奇数図柄で連続的に発生したときには継続的に有効化され、大当りが偶数図柄で発生することに基いて終了するものである。この確率変動モードが無効化された低確率状態を通常モードと称する。
【００５７】
＜時間短縮機能＞
時間短縮モードは普通図柄および特別図柄の変動表示時間を時間短縮モードの無効状態に比べて短く設定し、特別図柄始動口２８の拡大時間を長く設定するモードである。この時間短縮モードは大当りが発生することに基いて有効化され、大当り遊技終了直後の１回目の特別図柄遊技から適用される。
【００５８】
時間短縮モードには無限モードおよび有限モードの２種類が存在する。前者の無限モードは継続回数に限度値が設定されないモードであり、大当りが奇数図柄で発生することに基いて有効化される。即ち、大当りが奇数図柄で発生したときには次の大当りが発生するまで確率変動モードおよび時間短縮モードの双方が有効化される。
【００５９】
有限モードは継続回数に限度値が設定されるモードである。具体的には大当り遊技終了直後の１回目の特別図柄遊技を基準に最大で１００回の特別図柄遊技に対して時間短縮モードを有効化するモードであり、大当りが偶数図柄で発生することに基いて有効化される。即ち、大当りが偶数図柄で発生したときには最大で１００回の特別図柄遊技に対して時間短縮モードが有効化され、時間短縮モードの有効状態で大当りが再び発生したときには確率変動モードおよび時間短縮モードが新たな大当り図柄の種類に応じて抽選される。
【００６０】
＜停止表示機能＞
特別図柄遊技および大当り遊技の停止状態で保留球が発生していない実質的な遊技停止状態では図柄表示装置２７に待機表示が行われる。この待機表示は直前の確定図柄を静止状態で表示するものであり、実質的な遊技停止状態で待機表示の継続時間が限度値（例えば１５ｓｅｃ）に到達したときには待機表示に換えてデモンストレーション表示（デモ表示と称する）が行われる。このデモンストレーション表示は遊技者に客待ち状態にあることを知らせるものであり、具体的にはデモ背景の前方に製造社名・機種名・メッセージ「スイッチ操作で大当りを持越しできます」等を表示することで行われる。
【００６１】
＜大当り持越し機能＞
モード切換スイッチ７７はデモンストレーション画面または待機画面が表示された実質的な遊技停止状態で有効化されるものであり、モード切換スイッチ７７が有効に操作されたときには順序変更モードに相当する大当り持越しモードが有効状態および無効状態に交互に切換わり、デモンストレーション画面および待機画面の前方にモード報知画面が部分的に重ねて表示される。このモード報知画面は大当り持越しモードの設定状態を遊技者に知らせるものであり、具体的にはメッセージ「大当りを持越します」・「大当りを持越しません」を表示するものである。
【００６２】
大当りはランダムカウンタの取得結果が大当り値であるときに判定されるものであり、図２２に示すように、通常モード時には３個の異なる数字が大当り値として使用され、確率変動モード時には１５個の異なる数字が大当り値として使用される。この１５個の大当り値のうち３個は通常モード時と共通であり、特定の遊技データとは共通の３個の大当り値と同一のカウンタデータを称し、特定大当りとはカウンタデータが共通の３個の大当り値のいずれかと同一である場合の大当りを称する。
【００６３】
大当り持越しモードは遊技データに相当する保留データの格納順序を変更するモードであり、具体的には特定大当りとなる保留データを後段に移すモードである。例えば１個目の保留データが特定大当りで２個目〜４個目の保留データが外れであるときには、図１の（ａ）に示すように、１個目の保留データと４個目の保留データとが交換され、１個目の保留データが特定大当りで２個目の保留データが外れであるときには、図１の（ｈ）に示すように、１個目の保留データと２個目の保留データとが交換される。即ち、特定大当りの以後に外れが存在する限りは特定大当りが外れの後段に移動され、特定大当りの発生が持越される。そして、特定大当りの以後に外れが無くなった時点で特定大当りが発生する。
【００６４】
大当り持越し機能は保留データに特定のカウンタデータが存在していることに加え、大当り持越しモードの有効状態で確率変動モードまたは時間短縮モード（有限モード）が有効化されていることを条件に作動するものであり、特定のカウンタデータが存在しているだけでは作動しない。
【００６５】
次にメイン制御装置４８およびサブ制御装置６５の内部処理を図８〜図３９に基づいて説明する。
＜メイン制御装置４８の内部処理について＞
メイン制御装置４８のＣＰＵ４９は電源が投入されると、図８のメインプログラムを起動する。このメインプログラムはステップＳ１〜Ｓ３の実行後にステップＳ４〜Ｓ１１を無限ループ状に繰返すものであり、ＣＰＵ４９はステップＳ１へ移行すると、割込み禁止を設定することに基づいてタイマ割込みプログラムの起動を禁止する。
【００６６】
ＣＰＵ４９は割込み禁止を設定すると、ステップＳ２へ移行し、ランダムカウンタＲ１〜Ｒ７の計測値，ノーマルカウンタＮ１〜Ｎ５の計測値，タイマＴ１〜Ｔ４の計測値，各種フラグの設定結果，大当りの判定結果，時間短縮モードの設定結果，特別図柄の設定結果，変動パターンの設定結果，当りの判定結果，普通図柄の設定結果，大当り持越しモードの設定結果等のＲＡＭ５１の全データおよびＩ／Ｏ５２を初期設定する。そして、ステップＳ３で割込み許可を設定することに基づいてタイマ割込みプログラムの起動を許容し、タイマ割込みプログラムの残余時間でステップＳ４〜Ｓ１１を無限ループ状に繰返す。
【００６７】
ＣＰＵ４９はステップＳ４へ移行すると、ランダムカウンタＲ５およびＲ７を更新する。ランダムカウンタＲ５は左特別図柄，中特別図柄，右特別図柄を「１〜８」の特別図柄群の中から選択するものであり、完全外れおよび外れリーチの判定時にのみ活用される。このランダムカウンタＲ５は３桁のカウンタからなるものであり、１桁目は、図１０に示すように、「０」から「７」に加算された後に「０」に戻ってリング状に加算される。この１桁目の加算処理はメインプログラムの１ループ毎に「１」ずつ行われるものであり、２桁目は１桁目が「７」から「０」に戻される桁上げ毎に「１」ずつ加算され、３桁目は２桁目が「７」から「０」に戻される桁上げ毎に「１」ずつ加算される。
【００６８】
ランダムカウンタＲ７は左普通図柄および右普通図柄を「３，７」の普通図柄群の中から選択するものである。このランダムカウンタＲ７は２桁のカウンタからなるものであり、１桁目は「０」から「１」に加算された後に「０」に戻ってリング状に加算されれる。この１桁目の加算処理はメインプログラムの１ループ毎に「１」ずつ行われるものであり、２桁目は１桁目が「１」から「０」に戻される桁上げ毎に「１」ずつ加算される。
【００６９】
ＣＰＵ４９は図８のステップＳ４でランダムカウンタＲ５およびＲ７を加算すると、ステップＳ５でランダムカウンタＲ５の１桁目と３桁目とを比較する。ここで両者が相違していることを検出すると、ステップＳ６でランダムカウンタＲ５をＲＡＭ５１の特別図柄用の完全外れ図柄エリア（図１１参照）に格納する。即ち、ランダムカウンタＲ５が完全外れ図柄の組合せであるときには完全外れ図柄エリアに格納される。
【００７０】
ＣＰＵ４９は図８のステップＳ５でランダムカウンタＲ５の１桁目と３桁目とが同一であることを検出すると、ステップＳ７でランダムカウンタＲ５の１桁目と２桁目とを比較する。ここで両者が相違していることを検出すると、ステップＳ８でランダムカウンタＲ５をＲＡＭ５１の特別図柄用の外れリーチ図柄エリア（図１１参照）に格納する。即ち、ランダムカウンタＲ５が外れリーチ図柄の組合せであるときには外れリーチ図柄エリアに格納される。
【００７１】
ＣＰＵ４９は図８のステップＳ９へ移行すると、ランダムカウンタＲ７の１桁目と２桁目とを比較する。ここで両者が同一であることを検出したときにはステップＳ１０でランダムカウンタＲ７をＲＡＭ５１の普通図柄用の当り図柄エリア（図１１参照）に格納し、図８のステップＳ９でランダムカウンタＲ７の１桁目と２桁目とが相違していること検出したときにはステップＳ１１でランダムカウンタＲ７をＲＡＭ５１の普通図柄用の外れ図柄エリア（図１１参照）に格納する。即ち、ランダムカウンタＲ７が当り図柄の組合せであるときには当り図柄エリアに格納され、外れ図柄の組合せであるときには外れ図柄エリアに格納される。
【００７２】
図１２のタイマ割込みプログラムは４ｍｓｅｃが経過する毎に起動するものであり、メイン制御装置４８のＣＰＵ４９はタイマ割込みプログラムの起動時にはメインプログラムを実行位置で一時停止させ、タイマ割込みプログラムの終了時にはメインプログラムを一時停止位置から再開する。このタイマ割込みプログラムはステップＳ２１の出力監視処理〜ステップＳ３２の大当り遊技処理を有するものであり、ステップＳ２１の出力監視処理〜ステップＳ２８のモード変更処理はタイマ割込みプログラムが起動する毎に実行され、ステップＳ２９の制御データ設定処理〜ステップＳ３２の大当り遊技処理はメイン制御フラグの設定状態に基づいて選択的に実行される。
【００７３】
（１）出力監視処理
メイン制御装置４８のＣＰＵ４９は特別図柄始動センサ２９からの特別図柄始動信号の有無，普通図柄始動センサ３４からの普通図柄始動信号の有無，カウントセンサ３８からのカウント信号の有無をセンサ出力回路５３を介して検出し、検出結果をＲＡＭ５１の出力監視エリアの特別図柄始動信号記録部・普通図柄始動信号記録部・カウント信号記録部（いずれも図１１参照）に格納する。この出力監視処理はタイマ割込が発生する４ｍｓｅｃ毎に必ず行われるものであり、出力監視エリアの各格納データは４ｍｓｅｃ毎に更新される。
【００７４】
（２）カウンタ更新処理
図１２のステップＳ２２のカウンタ更新処理はタイマ割込みが発生する４ｍｓｅｃ毎に行われるものであり、メイン制御装置４８のＣＰＵ４９はステップＳ２２のカウンタ更新処理へ移行すると、ランダムカウンタＲ１〜Ｒ４，Ｒ６を更新する。
【００７５】
ランダムカウンタＲ１は、図９の（ａ）に示すように、変動パターンを選択するパラメータとして機能するものであり、左特別図柄，中特別図柄，右特別図柄の変動開始から確定停止に至る間は図柄表示装置２７に変動パターンの選択結果に応じた内容のアニメーション画面が表示される。このアニメーション画面の表示状態ではスピーカ６から変動パターンの選択結果に応じた内容の遊技音が出力され、コーナランプ２１およびサイドランプ２３が変動パターンの選択結果に応じた内容で発光し、図柄表示装置２７の表示内容が音および光によって演出される。このランダムカウンタＲ１はタイマ割込みプログラムの起動毎に「１」ずつ加算されるものであり、初期値「０」から上限値「１００」に加算された後に「０」に戻って加算される。
【００７６】
ランダムカウンタＲ２は外れの判定時に判定結果を完全外れおよび外れリーチに振分けるものである。このランダムカウンタＲ２はタイマ割込みプログラムの起動毎に「１」ずつ加算されるものであり、初期値「０」から上限値「２２２」に加算された後に「０」に戻って加算される。ランダムカウンタＲ３は大当りの発生の有無を判定するものである。このランダムカウンタＲ３はタイマ割込みプログラムの起動毎に「１」ずつ加算されるものであり、初期値「０」から上限値「９５２」に加算された後に「０」に戻って加算される。
【００７７】
ランダムカウンタＲ４は大当りの判定時に大当り図柄を大当り図柄群「１〜８」の中から選択するものである。このランダムカウンタＲ４はタイマ割込みプログラムの起動毎に「１」ずつ加算されるものであり、初期値「０」から上限値「７」に加算された後に「０」に戻って加算される。ランダムカウンタＲ６は当りの発生の有無を判定するものである。このランダムカウンタＲ６はタイマ割込みプログラムの起動毎に「１」ずつ加算されるものであり、初期値「０」から上限値「３２」に加算された後に「０」に戻って加算される。
【００７８】
（３）賞球信号処理
図１２のステップＳ２３の賞球信号処理はタイマ割込みが発生する４ｍｓｅｃ毎に行われるものであり、メイン制御装置４８のＣＰＵ４９は出力監視エリアの格納データに基づいて特別図柄始動信号の有無およびカウント信号の有無を判断する。ここで特別図柄始動信号またはカウント信号を検出したときには払出制御装置５８に賞球コマンドおよび賞球データを出力し、賞品球の払出しを行う。
【００７９】
（４）特別図柄用データ取得処理
図１２のステップＳ２４の特別図柄用データ取得処理はタイマ割込みが発生する４ｍｓｅｃ毎に行われるものであり、メイン制御装置４８のＣＰＵ４９は特別図柄用データ取得処理でパチンコ球が特別図柄始動口２８内に有効に入賞したことを条件にランダムカウンタＲ１〜Ｒ４の現在の計測値を取得し、ＲＡＭ５１の特別図柄用の保留データエリア（図１１参照）に格納する。そして、ランダムカウンタＲ３の取得結果に基いて大当りおよび外れの判定処理を行い、判定結果を特別図柄用の保留データエリアに格納する。
【００８０】
ＣＰＵ４９は図１３のステップＳ４１へ移行すると、特別図柄始動センサ２９からの特別図柄始動信号の有無を検出する。この特別図柄始動信号の有無はＲＡＭ５１の出力監視エリアを参照することに基づいて行われるものであり、ＣＰＵ４９は出力監視エリアに特別図柄始動信号有りが記録されていることを検出したときにはステップＳ４２へ移行し、カウンタＮ１を上限値「４」と比較する。このカウンタＮ１はパチンコ球の特別図柄始動口２８に対する有効な入賞個数を計測するものであり、ＣＰＵ４９は「Ｎ１＜４」を検出したときにはステップＳ４３でランダムカウンタＲ１〜Ｒ４の現在の計測値を取得し、ステップＳ４４でカウンタＮ１に「１」を加算する。尚、特別図柄始動口２８に対する有効な入賞とはカウンタＮ１に「１」が加算される入賞を称する。
【００８１】
カウンタＮ１には、図１４に示すように、計測値「１」〜「４」に対応して特別図柄用の保留データエリアの保留データ記録部Ｅ１〜Ｅ４が割付けられており、ＣＰＵ４９は図１３のステップＳ４５へ移行すると、保留データ記録部Ｅ１〜Ｅ４のうちカウンタＮ１の計測値に対応する記録部にランダムカウンタＲ１〜Ｒ４の取得結果を格納する。例えばカウンタＮ１の計測値が「１」であるときにはランダムカウンタＲ１〜Ｒ４の取得結果が計測値「１」に対応する保留データ記録部Ｅ１に格納される。また、カウンタＮ１の計測値が「３」であるときにはランダムカウンタＲ１〜Ｒ４の取得結果が計測値「３」に対応する保留データ記録部Ｅ３に格納される。
【００８２】
ＣＰＵ４９は図１３のステップＳ４５でランダムカウンタＲ１〜Ｒ４を格納すると、ステップＳ４６で確率変動モードの設定状態を判断する。この判断処理はＲＡＭ５１の確率変動エリア（図１１参照）の格納データに基いて行われるものであり、ＣＰＵ４９は図１３のステップＳ４６で確率変動エリアに確率変動フラグが有効状態で格納されていることを検出したときには確率変動モードが有効化されていると判断し、ステップＳ４７へ移行する。また、ステップＳ４６で確率変動エリアに確率変動フラグが無効状態で格納されていることを検出したときには確率変動モードが無効化されていると判断し、ステップＳ４８へ移行する。
【００８３】
ＣＰＵ４９はステップＳ４７へ移行すると、保留データ記録部Ｅ１〜Ｅ４のうちカウンタＮ１の計測値に対応する記録部からランダムカウンタＲ３の取得結果を検出し、１５個の大当り値「１７，６１，１０３，１９７，２７７，３６７，４０１，４３１，５２３，６１９，６６１，７２７，７９７，８８７，９４１」と比較する。これら１５個の大当り値はメイン制御装置４８のＲＯＭ５０に予め記録されたものであり、ＣＰＵ４９はランダムカウンタＲ３の取得結果が３個の大当り値「１７，４０１，７２７」のいずれかと同一であることを検出したときには特定大当りと判定し、３個の大当り値「１７，４０１，７２７」を除く１２個の大当り値のいずれかと同一であることを検出したときには大当たりと判定し、１５個の大当り値のいずれとも同一でないことを検出したときには外れと判定する。
【００８４】
ＣＰＵ４９はステップＳ４８へ移行すると、保留データ記録部Ｅ１〜Ｅ４のうちカウンタＮ１の計測値に対応する記録部からランダムカウンタＲ３の取得結果を検出し、３個の大当り値「１７，４０１，７２７」と比較する。これら３個の大当り値はメイン制御装置４８のＲＯＭ５０に予め記録されたものであり、ＣＰＵ４９はランダムカウンタＲ３の取得結果が３個の大当り値のいずれとも同一でないことを検出したときには外れと判定し、ランダムカウンタＲ３が３個の大当り値のいずれかと同一であることを検出したときには特定大当りと判定する。
【００８５】
例えばカウンタＮ１の計測値が「２」であるときには保留データ記録部Ｅ２からランダムカウンタＲ３の取得結果が検出され、確率変動モードの有効状態では１５個の大当り値と比較され、確率変動モードの無効状態では３個の大当り値と比較される。また、カウンタＮ１の計測値が「４」であるときには保留データ記録部Ｅ４からランダムカウンタＲ３の取得結果が検出され、確率変動モードの有効状態では１５個の大当り値と比較され、確率変動モードの無効状態では３個の大当り値と比較される。
【００８６】
ＣＰＵ４９はステップＳ４９へ移行すると、保留データ記録部Ｅ１〜Ｅ４のうちカウンタＮ１の計測値に対応する記録部に特定大当り・大当り・外れの判定結果を格納する。例えばカウンタＮ１の計測値が「２」であるときには判定結果が計測値「２」に対応する保留データ記録部Ｅ２に格納される。また、カウンタＮ１の計測値が「４」であるときには判定結果が計測値「４」に対応する保留データ記録部Ｅ４に格納される。
【００８７】
（５）保留球処理
図１２のステップＳ２５の保留球処理はタイマ割込みが発生する４ｍｓｅｃ毎に行われるものであり、メイン制御装置４８のＣＰＵ４９は保留球処理でカウンタＮ１の計測値を検出し、検出結果に基づいて保留球ランプ２５を点灯・消灯することに基づいて遊技者に特別図柄遊技の保留回数を報知する。
【００８８】
保留球ランプ２５には図３の左から順にランプナンバー「ＲＰ１」，「ＲＰ２」，「ＲＰ３」，「ＲＰ４」が割付けられている。カウンタＮ１の計測値「１」〜「４」には、図１４に示すように、ランプナンバー「ＲＰ１」〜「ＲＰ４」が割付けられており、ＣＰＵ４９は図１２のステップＳ２５の保留球処理へ移行すると、カウンタＮ１の計測値を検出し、計測値の検出結果に対応するランプナンバーの保留球ランプ２５を点灯する。
【００８９】
例えばカウンタＮ１の計測値が「３」の状態では「Ｎ１＝３」に対応する３個の保留球ランプ２５が点灯している。この状態で特別図柄始動口２８内に１個のパチンコ球が有効に入賞したときにはカウンタＮ１が「３」から「４」に加算され、「Ｎ１＝４」に対応する４個の保留球ランプ２５が点灯する。従って、１個の保留球ランプ２５が新たに点灯することになり、遊技者に保留回数が「３」から「４」に増えたことが報知される。この状態で特別図柄の変動表示が開始されたときには、後述するように、カウンタＮ１が「４」から「３」に減算されるので、減算後のタイマ割込み処理で「Ｎ１＝３」に対応する３個の保留球ランプ２５が点灯する。従って、１個の保留球ランプ２５が消灯することになり、遊技者に特別図柄遊技の保留回数が「４」から「３」に減ったことが報知される。
【００９０】
（６）普通図柄用データ取得処理
図１２のステップＳ２６の普通図柄用データ取得処理はタイマ割込みが発生する４ｍｓｅｃ毎に行われるものであり、メイン制御装置４８のＣＰＵ４９は普通図柄用データ取得処理でパチンコ球が普通図柄始動ゲート３３内を有効に通過したことを条件にランダムカウンタＲ６の現在の計測値を取得する。
【００９１】
ＣＰＵ４９は図１５のステップＳ５１へ移行すると、普通図柄始動センサ３４からの普通図柄始動信号の有無を検出する。この普通図柄始動信号の有無はＲＡＭ５１の出力監視エリアを参照することに基づいて行われるものであり、ＣＰＵ４９は出力監視エリアに普通図柄始動信号有りが記録されていることを検出したときにはステップＳ５２へ移行し、カウンタＮ５の計測値を上限値「４」と比較する。このカウンタＮ５はパチンコ球の普通図柄始動ゲート３３に対する有効な通過個数を計測するものであり、ＣＰＵ４９は「Ｎ５＜４」を検出したときにはステップＳ５３でランダムカウンタＲ６の現在の計測値を取得し、ステップＳ５４でカウンタＮ５に「１」を加算する。尚、パチンコ球の普通図柄始動ゲート３３に対する有効な通過とはカウンタＮ５に「１」が加算される通過を称する。
【００９２】
カウンタＮ５には、図１６に示すように、計測値「１」〜「４」に対応して普通図柄用カウンタデータエリアの保留データ記録部Ｅ11〜Ｅ14（図１１参照）が割付けられており、ＣＰＵ４９は図１５のステップＳ５５へ移行すると、ランダムカウンタＲ６の取得結果をカウンタＮ５の計測値に対応する記録部に格納する。例えばカウンタＮ５の計測値が「２」であるときにはランダムカウンタＲ６の取得結果を計測値「２」に対応する保留データ記録部Ｅ12に格納し、計測値が「４」であるときにはランダムカウンタＲ６の取得結果を計測値「４」に対応する保留データ記録部Ｅ14に格納する。
【００９３】
（７）普通図柄遊技処理
図１２のステップＳ２７の普通図柄遊技処理はタイマ割込みが発生する４ｍｓｅｃ毎に行われるものであり、メイン制御装置４８のＣＰＵ４９は普通図柄遊技処理で当りおよび外れを振分け、当り図柄および外れ図柄を設定する。そして、当りの判定時には特別図柄始動口２８を拡大し、パチンコ球の特別図柄始動口２８に対する入賞確率を高める。
【００９４】
ＣＰＵ４９は図１７のステップＳ６１へ移行すると、始動口フラグの設定状態を判断する。この始動口フラグは特別図柄始動口２８の拡大状態を示すものであり、ＣＰＵ４９はステップＳ６１で始動口フラグが縮小中にセットされていることを検出したときには特別図柄始動口２８が縮小状態にあると判断し、ステップＳ６２へ移行する。
【００９５】
ＣＰＵ４９はステップＳ６２へ移行すると、普通図柄変動フラグの設定状態を判断する。この普通図柄変動フラグは普通図柄の変動状態を示すものであり、ＣＰＵ４９はステップＳ６２で普通図柄変動フラグが停止中にセットされていることを検出したときには普通図柄が変動停止していると判断し、ステップＳ６３へ移行する。
【００９６】
ＣＰＵ４９はステップＳ６３へ移行すると、カウンタＮ５の計測値を「０」と比較する。このカウンタＮ５は、上述したように、普通図柄遊技用のランダムカウンタＲ６の格納状態を示すものであり、ＣＰＵ４９はステップＳ６３で「Ｎ５＞０」を検出したときにはランダムカウンタＲ６がＲＡＭ５１に格納されていると判断し、ステップＳ６４へ移行する。
【００９７】
ＣＰＵ４９はステップＳ６４へ移行すると、普通図柄用の保留データ記録部Ｅ11からランダムカウンタＲ６の取得結果を検出し、３０個の当り値「３〜３２」と比較する。ここでランダムカウンタＲ６が３０個の当り値のいずれかと同一であることを検出したときには当りと判定し、判定結果をＲＡＭ５１の当りエリア（図１１参照）に格納する。また、ランダムカウンタＲ６が３０個の当り値のいずれとも相違していることを検出したときには外れと判定し、判定結果を当りエリアに格納する。即ち、当りは確率変動モードの設定状態とは無関係に固定的な一定確率「３０／３３」で判定される。
【００９８】
ＣＰＵ４９は当りおよび外れの判定結果を当りエリアに格納すると、図１７のステップＳ６５で当りエリアから判定結果を検出する。ここで判定結果として当りを検出したときには普通図柄用の当り図柄エリアからランダムカウンタＲ７の格納結果を検出する。そして、ＲＯＭ５０の普通図柄テーブル（図１８参照）からランダムカウンタＲ７の１桁目に対応する図柄および２桁目に対応する図柄を検出し、左普通図柄および右普通図柄に設定する（当り図柄の設定）。例えばランダムカウンタＲ７の格納結果が「００」であるときには１桁目に対応する図柄および２桁目に対応する図柄として「３」が検出され、当り図柄「３３」が設定される。
【００９９】
ＣＰＵ４９は図１７のステップＳ６５で当りエリアに判定結果として外れが格納されていることを検出すると、普通図柄用の外れ図柄エリアからランダムカウンタＲ７の格納結果を検出する。そして、ＲＯＭ５０の普通図柄テーブルからランダムカウンタＲ７の１桁目に対応する図柄および２桁目に対応する図柄を検出し、左普通図柄および右普通図柄に設定する（外れ図柄の設定）。例えばランダムカウンタＲ７の格納結果が「０１」であるときには１桁目に対応する図柄および２桁目に対応する図柄として「３」および「７」が検出され、外れ図柄「３７」が設定される。
【０１００】
ＣＰＵ４９は図１７のステップＳ６５で普通図柄を設定すると、ステップＳ６６でＲＡＭ５１の時間短縮エリア（図１１参照）を参照する。この時間短縮エリアには時間短縮モードの設定状態が格納されており、ＣＰＵ４９は時間短縮エリアに時間短縮フラグが無限状態または有限状態で格納されていることを検出したときには時間短縮モードが有効化されていると判断し、タイマＴ３に変動表示時間として短値（例えば１２５＝５ｓｅｃ）をセットする。このタイマＴ３は普通図柄の変動開始から確定停止に至る変動表示時間を計測するものであり、ＣＰＵ４９は時間短縮エリアに時間短縮フラグが無効状態で格納されていることを検出したときには時間短縮モードが無効化されていると判断し、タイマＴ３に変動表示時間として長値（例えば１４５０＝５８ｓｅｃ）をセットする。
【０１０１】
ＣＰＵ４９はステップＳ６６で普通図柄の変動表示時間をセットすると、ステップＳ６７でサブ制御装置６５にＩＮＴ信号を出力し、ステップＳ６８で普通図柄変動開始コマンドおよび普通図柄変動開始データを出力する。この普通図柄変動開始データは普通図柄の設定結果を有するものであり、サブ制御装置６５のＣＰＵ６６はＩＮＴ信号を検出することに基づいてＩＲＱ割込みプログラムを起動し、普通図柄変動開始コマンドおよび普通図柄変動開始データをＩＲＱ割込みプログラムで受信することに基づいて普通図柄の変動表示を開始する。
【０１０２】
ＣＰＵ４９はサブ制御装置６５に普通図柄変動開始コマンド等を出力すると、ステップＳ６９で普通図柄用のカウンタデータエリアを整理する。この処理は保留データ記録部Ｅ11〜Ｅ13に保留データ記録部Ｅ12〜Ｅ14の格納データを上書きするものであり、例えば保留データ記録部Ｅ11だけにランダムカウンタＲ６が格納されているときには保留データ記録部Ｅ11に保留データ記録部Ｅ12のデフォルトデータが記録され、保留データ記録部Ｅ11のランダムカウンタＲ６が消去される。
【０１０３】
保留データ記録部Ｅ11〜Ｅ14にランダムカウンタＲ６が格納されているときには保留データ記録部Ｅ12〜Ｅ14のランダムカウンタＲ６が前段の保留データ記録部Ｅ11〜Ｅ13に移動され、保留データ記録部Ｅ14にデフォルトデータが記録される。従って、次回の普通図柄遊技処理では保留データ記録部Ｅ12に格納されていたランダムカウンタＲ６に基づいて当りの判定処理が行われ、次々回の普通図柄遊技処理では保留データ記録部Ｅ13に格納されていたランダムカウンタＲ６に基づいて当りの判定処理が行われる。
【０１０４】
ＣＰＵ４９は普通図柄用のカウンタデータエリアを整理すると、図１７のステップＳ７０でカウンタＮ５から「１」を減算することに基いて普通図柄遊技の保留回数を減算し、ステップＳ７１で普通図柄変動フラグに変動中をセットすることに基いて普通図柄が変動中であることを記録する。
【０１０５】
ＣＰＵ４９はステップＳ６２で普通図柄変動フラグが変動中にセットされていることを検出すると、普通図柄が変動表示中であると判断する。そして、ステップＳ７２でタイマＴ３から「１」を減算することに基いて普通図柄の変動表示時間を４ｍｓｅｃ単位で減算し、ステップＳ７３でタイマＴ３の減算結果を「０」と比較する。ここで「Ｔ３＝０」を検出したときには普通図柄の変動表示時間が経過したと判断し、ステップＳ７４へ移行する。
【０１０６】
ＣＰＵ４９はステップＳ７４へ移行すると、サブ制御装置６５にＩＮＴ信号を出力し、ステップＳ７５で普通図柄停止コマンドを出力する。そして、ステップＳ７６へ移行し、普通図柄変動フラグに停止中をセットすることに基づいて普通図柄の変動停止を記録する。すると、サブ制御装置６５のＣＰＵ６６はＩＮＴ信号を受信することに基づいてＩＲＱ割込みプログラムで普通図柄停止コマンドを検出し、左普通図柄および右普通図柄を変動状態から静止した停止状態に切換える。
【０１０７】
ＣＰＵ４９はステップＳ７６で普通図柄の変動停止を記録すると、ステップＳ７７でＲＡＭ５１の当りエリアから判定結果を検出する。ここで判定結果として当りが格納されていることを検出したときにはステップＳ７８へ移行し、ＲＡＭ５１の時間短縮エリアを参照する。ここで時間短縮エリアに時間短縮フラグが無限状態または有限状態で格納されていることを検出したときには時間短縮モードが有効化されていると判断し、タイマＴ４に拡大時間として長値（例えば１００＝４ｓｅｃ）をセットする。このタイマＴ４は特別図柄始動口２８の拡大時間を計測するものであり、ＣＰＵ４９は時間短縮エリアに時間短縮フラグが無効状態で格納されていることを検出したときには時間短縮モードが無効化されていると判断し、タイマＴ４に拡大時間として短値（例えば２０＝０．８ｓｅｃ）をセットする。
【０１０８】
ＣＰＵ４９はステップＳ７８でタイマＴ４をセットすると、ステップＳ７９で羽根板ソレノイド３２に駆動電源を印加することに基づいて両羽根板３０を傾斜状態に回動操作し、特別図柄始動口２８を拡大する。そして、ステップＳ８０へ移行し、始動口フラグに拡大中をセットすることに基づいて特別図柄始動口２８が拡大中であることを記録する。
【０１０９】
ＣＰＵ４９はステップＳ６１で始動口フラグに拡大中がセットされていることを検出すると、特別図柄始動口２８が拡大状態にあると判断する。そして、ステップＳ８１でタイマＴ４から「１」を減算することに基いて特別図柄始動口２８の拡大時間を４ｍｓｅｃ単位で計測し、ステップＳ８２でタイマＴ４の減算結果を「０」と比較する。ここで「Ｔ４＝０」を検出したときにはステップＳ８３で羽根板ソレノイド３２を断電することに基づいて特別図柄始動口２８を縮小し、ステップＳ８４で始動口フラグに縮小中をセットすることに基づいて特別図柄始動口２８の縮小を記録する。
【０１１０】
パチンコ球が普通図柄始動ゲート３３内を有効に通過したときには図柄表示装置２７の普通図柄変動領域ＨＥ内に普通図柄が変動表示される。この変動表示時間は時間短縮モードの有効状態で短値に設定され、時間短縮モードの無効状態で長値に設定されるものであり、変動表示時間の経過時には普通図柄が外れの組合せ（「３ ７」，「７ ３」）または当りの組合せ（「３ ３」または「７ ７」）で変動停止する。
【０１１１】
普通図柄が当りの組合せで変動停止したときには特別図柄始動口２８が拡大される。この拡大時間は時間短縮モードの有効状態で長値に設定され、時間短縮モードの無効状態で短値に設定されるものであり、パチンコ球の特別図柄始動口２８に対する入賞個数は時間短縮モードの設定状態に応じて調節される。
【０１１２】
（８）モード変更処理
図１２のステップＳ１８のモード変更処理はタイマ割込みが発生する４ｍｓｅｃ毎に行われるものであり、メイン制御装置４８のＣＰＵ４９はモード変更処理で保留球の発生状態・特別図柄遊技の実行状態・大当り遊技の実行状態を検出し、特別図柄遊技および大当り遊技の停止状態で保留球が発生していない実質的な遊技停止状態でモード切換スイッチ７７が操作されたことを条件に大当り持越しモードの設定状態を変更する。
【０１１３】
ＣＰＵ４９は図１９のステップＳ９１へ移行すると、特別図柄遊技フラグの設定状態を検出する。この特別図柄遊技フラグは特別図柄遊技の実行状態を示すものであり、ＣＰＵ４９は特別図柄遊技フラグが無効状態にセットされていることを検出したときには特別図柄遊技が停止中であると判断し、ステップＳ９２へ移行する。
【０１１４】
ＣＰＵ４９はステップＳ９２へ移行すると、大当り遊技フラグの設定状態を検出する。この大当り遊技フラグは大当り遊技の実行状態を示すものであり、ＣＰＵ４９は大当り遊技フラグが無効状態にセットされていることを検出したときには大当り遊技が停止中であると判断し、ステップＳ９３へ移行する。
【０１１５】
ＣＰＵ４９はステップＳ９３へ移行すると、カウンタＮ１の現在の計測値を検出する。このカウンタＮ１は、上述したように、特別図柄遊技の保留回数を示すものであり、ＣＰＵ４９は「Ｎ１＝０」を検出したときには保留回数が「０」であると判断し、ステップＳ９４へ移行する。
【０１１６】
ＣＰＵ４５はステップＳ９４へ移行すると、モード切換スイッチ７７の操作状態を検出する。ここでモード切換スイッチ７７が操作されたことを検出したときにはステップＳ９５へ移行し、大当り持越しモードの設定状態を判断する。この判断処理は大当り持越しフラグの設定状態に基いて行われるものであり、ＣＰＵ４９はステップＳ９５で大当り持越しフラグが無効状態にセットされていることを検出したときには大当り持越しモードが無効化されていると判断し、ステップＳ９６で大当り持越しフラグを有効状態にセットすることに基いて大当り持越しモードを有効化する。
【０１１７】
ＣＰＵ４９はステップＳ９５で大当り持越しフラグが有効状態にセットされていることを検出すると、大当り持越しモードが有効化されていると判断する。そして、ステップＳ９７へ移行し、大当り持越しフラグを無効状態にセットすることに基いて大当り持越しモードを無効化する。即ち、大当り持越しモードは大当り持越しモードの無効状態でモード切換スイッチ７７が操作されることに基いて有効化され、大当り持越しモードの有効状態でモード切換スイッチ７７が操作されることに基いて無効化されるものであり、モード切換スイッチ７７の操作毎に有効状態および無効状態に交互に切換わる。
【０１１８】
ＣＰＵ４９はステップＳ９６またはＳ９７で大当り持越しモードを切換えると、ステップＳ９８でサブ制御装置６５にＩＮＴ信号を出力し、ステップＳ９９でモード表示コマンドおよびモードデータを出力する。このモードデータは大当り持越しモードの設定状態を示すものであり、サブ制御装置６５のＣＰＵ６６はＩＮＴ信号を検出することに基いてＩＲＱ割込みプログラムを起動する。そして、ＩＲＱ割込みプログラムでモード表示コマンドおよびモードデータを検出し、「大当りを持越します」および「大当りを持越しません」を選択的に表示することで大当り持越しモードの設定状態を遊技者に報知する。
【０１１９】
（９）制御データ設定処理
図１２のステップＳ２９の制御データ設定処理はメイン制御フラグが制御データ設定処理にセットされている場合に実行されるものであり、メイン制御装置４８のＣＰＵ４９は制御データ設定処理で保留データの交換処理を選択的に行い、保留データの交換処理を行った後に確定図柄の設定処理・変動パターンの設定処理等を行う。尚、メイン制御フラグは制御データ設定処理に初期設定されるものであり、電源投入直後の１回目のタイマ割込み処理では制御データ設定処理が実行される。
【０１２０】
ＣＰＵ４９は図２０のステップＳ１０１でカウンタＮ１を「０」と比較する。このカウンタＮ１は、上述したように、特別図柄遊技用のランダムカウンタＲ１〜Ｒ４の格納状態を示すものであり、ＣＰＵ４９は「Ｎ１＞０」を検出したときにはＲＡＭ５１の特別図柄用の保留データエリアに保留データが格納されていると判断し、ステップＳ１０２へ移行する。
【０１２１】
ＣＰＵ４９はステップＳ１０２へ移行すると、大当り持越しモードの設定状態を判断する。ここで大当り持越しフラグが有効状態にセットされていることを検出したときには大当り持越しモードが有効化されていると判断し、ステップＳ１０３へ移行する。
【０１２２】
ＣＰＵ４９はステップＳ１０３へ移行すると、確率変動モードの設定状態を判断する。ここで確率変動フラグが有効状態にセットされていることを検出したときには確率変動モードが有効化されていると判断し、ステップＳ１０５へ移行する。また、確率変動フラグが無効状態にセットされていることを検出したときには確率変動モードが無効化されていると判断し、ステップＳ１０４へ移行する。
【０１２３】
ＣＰＵ４９はステップＳ１０４へ移行すると、時間短縮モード（有限モード）の設定状態を判断する。ここで時間短縮フラグが有限状態にセットされていることを検出したときには時間短縮モードとして有限モードが有効化されていると判断し、ステップＳ１０５へ移行する。
【０１２４】
ＣＰＵ４９はステップＳ１０５へ移行すると、保留データエリアの保留データ記録部Ｅ１から判定結果を検出する。ここで保留データ記録部Ｅ１に判定結果として特定大当りが格納されていることを検出したときにはステップＳ１０６へ移行し、カウンタＮ１の計測値を「４」と比較する。例えば「Ｎ１＝４」を検出したときには保留回数が上限値の４回であると判断し、ステップＳ１０７へ移行する。
【０１２５】
ＣＰＵ４９はステップＳ１０７へ移行すると、保留データ記録部Ｅ４から判定結果を検出する。ここで保留データ記録部Ｅ４に判定結果として外れが格納されていることを検出したときにはステップＳ１０８へ移行し、保留データ記録部Ｅ１に格納されている特定大当りの判定結果と保留データ記録部Ｅ４に格納されている外れの判定結果とを交換し、保留データ記録部Ｅ１に格納されているカウンタデータＲ１〜Ｒ４と保留データ記録部Ｅ４に格納されているカウンタデータＲ１〜Ｒ４とを交換する。
【０１２６】
即ち、特定大当りの持越しは大当り持越しモードおよび確率変動モードの双方が有効化されていること・大当り持越しモードおよび時間短縮モード（有限モード）の双方が有効化されていることを条件に行われるものであり、図１の（ａ）に示すように、保留回数が４回で４回目の判定データが外れであるときには１回目のカウンタデータおよび判定データが４回目のカウンタデータおよび判定データと交換され、保留データエリアの最後に移される。
【０１２７】
ＣＰＵ４９は図２０のステップＳ１０７で保留データ記録部Ｅ４に判定結果として大当りまたは特定大当りが格納されていることを検出したときにはステップＳ１０９へ移行し、保留データ記録部Ｅ３から判定結果を検出する。ここで保留データ記録部Ｅ３に判定結果として外れが格納されていることを検出したときにはステップＳ１１０へ移行し、保留データ記録部Ｅ１に格納されている特定大当りの判定結果と保留データ記録部Ｅ３に格納されている外れの判定結果とを交換し、保留データ記録部Ｅ１に格納されているカウンタデータＲ１〜Ｒ４と保留データ記録部Ｅ３に格納されているカウンタデータＲ１〜Ｒ４とを交換する。
【０１２８】
即ち、４回目の判定データが大当りまたは特定大当りで３回目の判定データが外れであるときには、図１の（ｂ）に示すように、１回目のカウンタデータおよび判定データが３回目のカウンタデータおよび判定データと交換され、２回の大当り（特定大当りを含む）が連続して並べられる。
【０１２９】
ＣＰＵ４９は図２０のステップＳ１０９で保留データ記録部Ｅ３に判定結果として大当りまたは特定大当りが格納されていることを検出したときにはステップＳ１１１へ移行し、保留データ記録部Ｅ２から判定結果を検出する。ここで保留データ記録部Ｅ２に判定結果として外れが格納されていることを検出したときにはステップＳ１１２へ移行し、保留データ記録部Ｅ１に格納されている特定大当りの判定結果と保留データ記録部Ｅ２に格納されている外れの判定結果とを交換し、保留データ記録部Ｅ１に格納されているカウンタデータＲ１〜Ｒ４と保留データ記録部Ｅ２に格納されているカウンタデータＲ１〜Ｒ４とを交換する。
【０１３０】
即ち、４回目の判定データおよび３回目の判定データが大当り（特定大当りを含む）で２回目の判定データが外れであるときには、図１の（ｃ）に示すように、１回目のカウンタデータおよび判定データが２回目のカウンタデータおよび判定データと交換され、３回の大当り（特定大当りを含む）が連続して並べられることになる。
【０１３１】
ＣＰＵ４９はステップＳ１１１で保留データ記録部Ｅ２に判定結果として大当りまたは特定大当りが格納されていることを検出したときには判定データおよびカウンタデータの交換を行わず、図２１のステップＳ１１５へ移行する。即ち、４回目の判定データ・３回目の判定データ・２回目の判定データが大当り（特定大当りを含む）であるときには、図１の（ｄ）に示すように、カウンタデータおよび判定データの交換が行われず、４回の大当り（特定大当りを含む）が連続して並んだままの状態になる。
【０１３２】
ＣＰＵ４９は図２０のステップＳ１０６で「カウンタＮ１＜４」を検出すると、ステップＳ１１３でカウンタＮ１を「３」と比較する。ここで「Ｎ１＝３」を検出したときにはステップＳ１０９へ移行する。従って、３回目の判定データが外れであるときには、図１の（ｅ）に示すように、１回目のカウンタデータおよび判定データが３回目のカウンタデータおよび判定データと交換され、特定大当りが最後に移される。また、３回目の判定データが大当り（特定大当りを含む）で２回目の判定データが外れであるときには、図１の（ｆ）に示すように、１回目のカウンタデータおよび判定データが２回目のカウンタデータおよび判定データと交換され、２回の大当り（特定大当りを含む）が連続して並べられる。また、３回目の判定データ・２回目の判定データが大当り（特定大当りを含む）であるときには、図１の（ｇ）に示すように、カウンタデータおよび判定データの交換が行われず、３回の大当り（特定大当りを含む）が連続して並んだままの状態になる。
【０１３３】
ＣＰＵ４９は図２０のステップＳ１１３で「カウンタＮ１＜３」を検出すると、ステップＳ１１４でカウンタＮ１を「２」と比較する。ここで「Ｎ１＝２」を検出したときにはステップＳ１１１へ移行する。従って、２回目の判定データが外れであるときには、図１の（ｈ）に示すように、１回目のカウンタデータおよび判定データが２回目のカウンタデータおよび判定データと交換され、特定大当りが最後に移される。また、２回目の判定データが大当り（特定大当りを含む）であるときには、図１の（ｉ）に示すように、カウンタデータおよび判定データの交換が行われず、２回の大当り（特定大当りを含む）が連続して並んだままの状態になる。
【０１３４】
ＣＰＵ４９は図２１のステップＳ１１５へ移行すると、保留データ記録部Ｅ１から判定結果を検出する。ここで保留データ記録部Ｅ１に判定結果として大当りまたは特定大当りが格納されていることを検出したときにはＲＡＭ５１の大当りエリア（図１１参照）に判定結果として大当りを記録し、図２１のステップＳ１１６へ移行する。
【０１３５】
メイン制御装置４８のＲＯＭ５０には図柄テーブルが記録されている。この図柄テーブルは、図２３に示すように、ランダムカウンタＲ４〜Ｒ６と大当り図柄との関係を示すものであり、ＣＰＵ４９は図２１のステップＳ１１６へ移行すると、保留データ記録部Ｅ１からランダムカウンタＲ４の取得結果を検出する。そして、図柄テーブルからランダムカウンタＲ４に応じた図柄を検出し、左特別図柄と中特別図柄と右特別図柄とを同一の検出図柄に設定する。例えばランダムカウンタＲ４が「６」であるときには数字図柄「７」が検出され、左特別図柄と中特別図柄と右特別図柄とが同一の検出図柄「７」に設定される。
【０１３６】
ＣＰＵ４９はステップＳ１１６で大当り図柄を設定すると、ステップＳ１１７で変動パターンを設定する。この変動パターンは左特別図柄〜右特別図柄の組合せが決まる様子をどのような内容で演出するかを設定する演出パラメータとして機能するものであり、大当り判定時には時間短縮モードの設定状態とは無関係な同一の態様で変動パターンが設定される。
【０１３７】
メイン制御装置４８のＲＯＭ５０には、図２４に示すように、大当り用の変動パターンテーブルが記録されている。この変動パターンテーブルはランダムカウンタＲ１と変動パターンとの対応関係を示すものであり、ＣＰＵ４９は図２１のステップＳ１１７へ移行すると、保留データ記録部Ｅ１からランダムカウンタＲ１の取得結果を検出し、大当り用の変動パターンテーブルからランダムカウンタＲ１に応じた変動パターンを選択的に設定する。例えばランダムカウンタＲ１が「１０」であるときには変動パターン「３４」が検出され、変動パターンが「３４」に設定される。
【０１３８】
ＣＰＵ４９は図２１のステップＳ１１７で変動パターンを設定すると、ステップＳ１１８で確率変動モードの獲得状態を判断する。この判断処理は大当り図柄の設定結果に基いて行われるものであり、ＣＰＵ４９は大当り図柄の設定結果が奇数図柄であることを検出したときには確率変動モードの獲得と判定し、ＲＡＭ５１の確率変動エリアに確率変動フラグを有効状態で格納することに基いて確率変動モードを有効化する。また、大当り図柄の設定結果が偶数図柄であることを検出したときには確率変動モードの非獲得と判定し、確率変動エリアに確率変動フラグを無効状態で格納することに基いて確率変動モードを無効化する。即ち、確率変動モードは大当りが奇数図柄で発生することに基いて有効化されるものであり、大当りが偶数図柄で発生するまで継続する。
【０１３９】
ＣＰＵ４９は図２１のステップＳ１１８で確率変動モードの獲得状態を判定すると、ステップＳ１１９で時間短縮モードの獲得状態を判定する。この判定処理は大当り図柄の設定結果に基いて行われるものであり、ＣＰＵ４９は大当り図柄の設定結果が奇数図柄であることを検出したときにはＲＡＭ５１の時間短縮エリアに時間短縮フラグを無限状態で格納し、時間短縮モードとして無限モードを有効化する。また、大当り図柄の設定結果が偶数図柄であることを検出したときには時間短縮エリアに時間短縮フラグを有限状態で格納し、時間短縮モードとして有限モードを有効化する。即ち、時間短縮モードは大当りが発生することに基いて確定的に有効化されるものであり、大当りが奇数図柄で発生したときには無限モードが有効化され、大当りが偶数図柄で発生したときには有限モードが有効化される。
【０１４０】
ＣＰＵ４９はステップＳ１１９で時間短縮モードの獲得状態を判定すると、ステップＳ１２０で時間短縮モードの判定結果を検出する。ここで時間短縮エリアに時間短縮フラグが有限状態で格納されていることを検出したときには時間短縮モードとして有限モードが有効化されたと判断し、ステップＳ１２１でカウンタＮ４に時間短縮回数（具体的には１０１回）をセットする。
【０１４１】
ＣＰＵ４９は図２１のステップＳ１１５で保留データ記録部Ｅ１に判定結果として外れが格納されていることを検出すると、ＲＡＭ５１の大当りエリアに判定結果として外れを記録し、ステップＳ１２２へ移行する。そして、保留データ記録部Ｅ１からランダムカウンタＲ２の取得結果を検出し、１９個の外れリーチ値「５，１１，２３，３１，４３，５３，６１，７９，８９，９７，１１３，１２７，１３９，１４９，１５７，１６３，１７３，１８１，１９３」と比較する。
【０１４２】
ＣＰＵ４９はランダムカウンタＲ２の取得結果が１９個の外れリーチ値のいずれかと同一であることを検出したときには外れリーチと判定し、ＲＡＭ５１の外れリーチエリア（図１１参照）に判定結果として外れリーチを格納する。そして、図２１のステップＳ１２３で外れリーチエリアから判定結果として外れリーチを検出し、ステップＳ１２４へ移行する。
【０１４３】
ＣＰＵ４９はステップＳ１２４へ移行すると、ＲＡＭ５１の特別図柄用の外れリーチ図柄エリアからランダムカウンタＲ５の格納結果を検出する。そして、ＲＯＭ５０の図柄テーブル（図２３参照）からランダムカウンタＲ５の１桁目に対応する図柄，２桁目に対応する図柄，３桁目に対応する図柄を検出し、左特別図柄，中特別図柄，右特別図柄に設定する（外れリーチ図柄の設定）。例えばランダムカウンタＲ５の格納結果が「６０６」であるときには１桁目に対応する図柄，２桁目に対応する図柄，３桁目に対応する図柄として「７」，「１」，「７」が検出され、外れリーチ図柄「７１７」が設定される。
【０１４４】
ＣＰＵ４９は外れリーチ図柄を設定すると、図２１のステップＳ１２６でＲＡＭ５１の時間短縮エリアから時間短縮モードの設定状態を検出する。ここで時間短縮エリアに時間短縮フラグが無効状態で格納されていることを検出したときには時間短縮モードが無効化されていると判断し、ステップＳ１２７へ移行する。また、時間短縮エリアに時間短縮フラグが有限状態または無限状態で格納されていることを検出したときには時間短縮モードが有効化されていると判断し、ステップＳ１２８へ移行する。
【０１４５】
メイン制御装置４８のＲＯＭ５０には、図２５に示すように、外れリーチ用の変動パターンテーブルが記録されている。この変動パターンテーブルは停止図柄の差分ΔＳとランダムカウンタＲ１と変動パターンとの対応関係を示すものであり、停止図柄の差分ΔＳとは外れリーチ図柄の設定結果のうち「中特別図柄−左特別図柄（＝中特別図柄−右特別図柄）」を称する。
【０１４６】
ＣＰＵ４９は図２１のステップＳ１２７へ移行すると、保留データ記録部Ｅ１からランダムカウンタＲ１の取得結果を検出し、図２５の外れリーチ用の変動パターンテーブルからランダムカウンタＲ１および差分ΔＳに応じた変動パターンを選択的に設定する。例えばランダムカウンタＲ１が「１０」で外れリーチ図柄の設定結果が「８２８」であるときには変動パターン「３」が設定される。即ち、時間短縮モードの無効状態では複数の変動パターン「２」〜「２５」の中からランダムカウンタＲ１の取得結果および停止図柄の差分ΔＳに応じたものが無作為に選択される。
【０１４７】
ＣＰＵ４９は図２１のステップＳ１２８へ移行すると、保留データ記録部Ｅ１からランダムカウンタＲ１の取得結果を検出し、外れリーチ図柄の設定結果に基いて差分ΔＳを算出する。そして、差分ΔＳが「＋１」，「−１」，「−２」のいずれかであるときには図２５の外れリーチ用の変動パターンテーブルからランダムカウンタＲ１および差分ΔＳに応じた変動パターンを選択的に設定する。また、差分ΔＳが「＋１」，「−１」，「−２」以外の別の値であるときにはランダムカウンタＲ１の取得結果に拘らず変動パターン「０」を設定する。
【０１４８】
ＣＰＵ４９は図２１のステップＳ１２２でランダムカウンタＲ２の取得結果が１９個の外れリーチ値のいずれとも同一でないことを検出したときには完全外れと判定し、ＲＡＭ５１の外れリーチエリアに判定結果として完全外れを格納する。そして、ステップＳ１２３で外れリーチエリアから判定結果として完全外れを検出し、ステップＳ１２５へ移行する。
【０１４９】
ＣＰＵ４９はステップＳ１２５へ移行すると、ＲＡＭ５１の特別図柄用の完全外れ図柄エリアからランダムカウンタＲ５の格納結果を検出する。そして、ＲＯＭ５０の図柄テーブル（図２３参照）からランダムカウンタＲ５の１桁目に対応する図柄，２桁目に対応する図柄，３桁目に対応する図柄を検出し、左特別図柄，中特別図柄，右特別図柄に設定する（完全外れ図柄の設定）。例えばランダムカウンタＲ５の格納結果が「０１２」であるときには１桁目に対応する図柄，２桁目に対応する図柄，３桁目に対応する図柄として「１」，「２」，「３」が検出され、完全外れ図柄「１２３」が設定される。
【０１５０】
ＣＰＵ４９は完全外れ図柄を設定すると、図２１のステップＳ１２６でＲＡＭ５１の時間短縮エリアの格納データに基いて時間短縮モードの設定状態を判断する。ここで時間短縮モードが設定されていないことを検出したときにはステップＳ１２７へ移行し、時間短縮モードが設定されていることを検出したときにはステップＳ１２８へ移行する。
【０１５１】
ＣＰＵ４９はステップＳ１２７へ移行したときには変動パターン「１」を設定し、ステップＳ１２８へ移行したときには変動パターン「０」を設定する。即ち、時間短縮モードの無効状態で完全外れが判定されたときには専用の変動パターン「１」が設定され、時間短縮モードの有効状態で完全外れが判定されたときには専用の変動パターン「０」が設定される。
【０１５２】
変動パターンには、図２４および図２５に示すように、変動表示時間が個別に設定されている。この変動表示時間は左特別図柄〜右特別図柄の変動開始から確定停止に至る所要時間を称するものであり、ＣＰＵ４９は図２１のステップＳ１２９へ移行すると、変動パターンの設定結果に応じた変動表示時間を選択的に設定する。そして、ステップＳ１３０へ移行し、メイン制御フラグを特別図柄遊技開始処理に設定する。尚、変動パターン「０」および「１」の設定時には変動表示時間「Ｔ０」および「Ｔ１」が設定される。
【０１５３】
（１０）特別図柄遊技開始処理
図１２のステップＳ３０の特別図柄遊技開始処理はメイン制御フラグが特別図柄遊技開始処理にセットされている場合に実行されるものであり、メイン制御装置４８のＣＰＵ４９は特別図柄遊技開始処理でサブ制御装置６５に演出コマンドおよび演出データを出力することに基づいて特別図柄の変動表示を開始する。
【０１５４】
ＣＰＵ４９は図２６のステップＳ１３１でサブ制御装置６５にＩＮＴ信号を出力し、ステップＳ１３２で特別図柄変動開始コマンドおよび特別図柄変動開始データを出力する。ＩＮＴ信号はサブ制御装置６５にＩＲＱ割込みプログラムの起動を指令する割込み要求信号に相当するものであり、サブ制御装置６５のＣＰＵ６６はＩＮＴ信号を検出することに基づいてＩＲＱ割込みプログラムを起動し、特別図柄変動開始コマンドおよび特別図柄変動開始データをＩＲＱ割込みプログラムで検出する。
【０１５５】
特別図柄変動開始コマンドは特別図柄の変動開始を指令するものであり、サブ制御装置６５のＣＰＵ６６は特別図柄変動開始コマンドを検出することに基づいて特別図柄の変動表示を開始する。特別図柄変動開始データは変動パターンの設定結果および左特別図柄〜右特別図柄の設定結果を有するものであり、サブ制御装置６５のＣＰＵ６６は特別図柄変動開始データに基づいて特別図柄の変動表示を下記▲１▼〜▲２▼の態様で制御する。
【０１５６】
▲１▼左特別図柄〜右特別図柄の設定結果：左列，中列，右列の確定停止図柄を示すものであり、サブ制御装置６５のＣＰＵ６６は各列の特別図柄を設定図柄で確定停止させる。
▲２▼変動パターンの設定結果：特別図柄遊技の演出内容を示すものであり、サブ制御装置６５のＣＰＵ６６は特別図柄遊技を変動パターンに応じた特別図柄遊技パターンで映像的・音的・電飾的に演出する。
【０１５７】
ＣＰＵ４９は特別図柄変動開始コマンド等を出力すると、図２６のステップＳ１３３で特別図柄遊技フラグを有効状態にセットすることに基いて特別図柄遊技が実行中であることを記録する。そして、ステップＳ１３４へ移行し、ＲＡＭ５１の特別図柄用の保留データエリアを整理する。この処理は保留データエリアの保留データ記録部Ｅ１〜Ｅ３に保留データ記録部Ｅ２〜Ｅ４の格納データを上書きするものであり、例えば保留データ記録部Ｅ１だけにカウンタデータおよび判定データが格納されているときには保留データ記録部Ｅ１に保留データ記録部Ｅ２のデフォルトデータが記録され、保留データ記録部Ｅ１の格納データが消去される。また、保留データ記録部Ｅ１〜Ｅ４の全てにカウンタデータおよび判定データが格納されているときには保留データ記録部Ｅ２〜Ｅ４の格納データが前段の保留データ記録部Ｅ１〜Ｅ３に移動され、保留データ記録部Ｅ４にデフォルトデータが記録される。
【０１５８】
即ち、次回の制御データ設定処理で大当り持越し機能が作動しないときには保留データ記録部Ｅ２に格納されていた判定データおよびカウンタデータに基づいて確定図柄の設定処理・変動パターンの設定処理等が行われ、次々回の制御データ設定処理で大当り持越し機能が作動しないときには保留データ記録部Ｅ３に格納されていた判定データおよびカウンタデータに基づいて確定図柄の設定処理・変動パターンの設定処理等が行われる。
【０１５９】
ＣＰＵ４９はステップＳ１３４で保留データエリアを整理すると、ステップＳ１３５でカウンタＮ１から「１」を減算し、ステップＳ１３６でメイン制御フラグに特別図柄遊技終了処理をセットする。このカウンタＮ１は、上述したように、保留球数を計測するものであり、次のタイマ割込み処理ではカウンタＮ１の減算結果が検出され、カウンタＮ１の減算結果に基づいて保留球ランプ２５が点灯制御される。従って、変動表示の開始後に保留球ランプ２５が消灯し、保留球数の減少が遊技者に報知される。
【０１６０】
（１１）特別図柄遊技終了処理
図１２のステップＳ３１の特別図柄遊技終了処理はメイン制御フラグが特別図柄遊技終了処理にセットされている場合に実行されるものであり、メイン制御装置４８のＣＰＵ４９は特別図柄遊技終了処理でサブ制御装置６５に演出コマンドを出力し、特別図柄遊技を終了させる。
【０１６１】
ＣＰＵ４９は図２７のステップＳ１４１でタイマＴ１から「１」を減算することに基いて変動表示時間を４ｍｓｅｃ単位で計測し、ステップＳ１４２でタイマＴ１の減算結果を「０」と比較する。
ＣＰＵ４９はステップＳ１４２で「Ｔ１＝０」を検出すると、特別図柄の変動表示時間が経過したと判断する。そして、ステップＳ１４３でサブ制御装置６５にＩＮＴ信号を出力し、ステップＳ１４４で特別図柄変動停止コマンドを出力し、ステップＳ１４５で特別図柄遊技フラグを無効状態にリセットすることに基いて特別図柄遊技の停止を記録する。この変動表示時間の経過時点では左特別図柄，中特別図柄，右特別図柄が必ず仮停止状態にあり、サブ制御装置６５のＣＰＵ６６はＩＮＴ信号を受信することに基づいてＩＲＱ割込みプログラムで特別図柄変動停止コマンドを検出し、左特別図柄，中特別図柄，右特別図柄を仮停止状態から静止した確定状態に切換える。
【０１６２】
ＣＰＵ４９はステップＳ１４５で特別図柄遊技フラグをリセットすると、ステップＳ１４６でＲＡＭ５１の大当りエリアから判定結果を検出する。ここで大当りエリアに判定結果として大当りが格納されていることを検出したときにはステップＳ１４７へ移行し、大当り遊技フラグを有効状態にセットすることに基いて大当り遊技が実行中であることを記録する。そして、ステップＳ１４８へ移行し、メイン制御フラグに大当り遊技処理をセットする。
【０１６３】
ＣＰＵ４９はステップＳ１４６でＲＡＭ５１の大当りエリアに判定結果として外れが格納されていることを検出すると、ステップＳ１４９へ移行する。ここでメイン制御フラグに制御データ設定処理をセットし、ステップＳ１５０へ移行する。
【０１６４】
ＣＰＵ４９はステップＳ１５０へ移行すると、時間短縮エリアの格納データに基いて時間短縮モードの設定状態を判断する。例えば時間短縮エリアに時間短縮フラグが有限状態で格納されていることを検出したときには有限モードが有効化されていると判断し、ステップＳ１５１でカウンタＮ４から「１」を減算することに基いて時間短縮モードの残り有効回数を更新する。
【０１６５】
ＣＰＵ４９はステップＳ１５１で時間短縮モードの残り有効回数を更新すると、ステップＳ１５２でカウンタＮ４の減算結果を「０」と比較する。ここで「Ｎ４＝０」を検出したときには有限モードの有効状態で限度回数の変動表示が行われたと判断し、ステップＳ１５３でＲＡＭ５１の時間短縮エリアに時間短縮フラグを無効状態で格納することに基いて有限モードを無効化する。即ち、有限モードの有効状態で特別図柄遊技回数が限度値に達しても大当りが発生しないときには有限モードが自動的に解除され、時間短縮モードが無効化される。
【０１６６】
（１２）大当り遊技処理
図１２のステップＳ３２の大当り遊技処理はメイン制御フラグが大当り遊技処理にセットされている場合に実行されるものであり、メイン制御装置４８のＣＰＵ４９は大当り遊技処理で大入賞口を開閉制御する。そして、サブ制御装置６５に演出コマンドおよび演出データを出力し、大入賞口の開閉を映像的・音的・電飾的に演出する。
【０１６７】
ＣＰＵ４９は図２８のステップＳ１６１へ移行すると、大入賞口の開放状態を判断する。この判断処理は大入賞口フラグの設定状態に基いて行われるものであり、ＣＰＵ４９は大入賞口フラグが閉鎖状態にセットされていることを検出したときには大入賞口が閉鎖されていると判断する。そして、ステップＳ１６２へ移行し、カウンタＮ２を上限値「１４」と比較する。このカウンタＮ２は大入賞口の開放回数（大当りラウンド回数）を計測するものであり、ＣＰＵ４９は「Ｎ２≦１４」を検出したときにはステップＳ１６３へ移行する。
【０１６８】
ＣＰＵ４９はステップＳ１６３へ移行すると、カウンタＮ２に「１」を加算し、ステップＳ１６４でタイマＴ２に初期値（例えば６７５＝２７ｓｅｃ）をセットする。このタイマＴ２は大入賞口の開放時間（大当りラウンドの継続時間）を計測するものであり、ＣＰＵ４９はタイマＴ２をセットすると、ステップＳ１６５へ移行する。
【０１６９】
ＣＰＵ４９はステップＳ１６５へ移行すると、サブ制御装置６５にＩＮＴ信号を出力し、ステップＳ１６６でラウンド開始コマンドおよびラウンドデータ（カウンタＮ２の計測値）を出力する。すると、サブ制御装置６５のＣＰＵ６６はＩＮＴ信号を検出することに基いてＩＲＱ割込みプログラムを起動し、ＩＲＱ割込みプログラムでラウンド開始コマンドおよびラウンドデータを検出することに基いて大当りラウンドの演出動作を開始する。
【０１７０】
ＣＰＵ４９はステップＳ１６６でラウンド開始コマンド等を出力すると、ステップＳ１６７で大入賞口ソレノイド３７に駆動電源を印加することに基いて大入賞口を開放し（大当りラウンド動作の開始）、ステップＳ１６８で大入賞口フラグを開放状態にセットすることに基づいて大入賞口の開放を記録する。これにより、パチンコ球が大入賞口内に入賞することを許容する大当り状態を発生させ、遊技者に有利な状態を生成する。
【０１７１】
ＣＰＵ４９は大入賞口の開放状態でタイマ割込みが発生すると、ステップＳ１６１で大入賞口フラグが開放状態にセットされていることに基いて大入賞口が開放されていることを検出する。そして、ステップＳ１６９でタイマＴ２から「１」を減算することに基いて大入賞口の開放時間を４ｍｓｅｃ単位で計測し、ステップＳ１７０へ移行する。
【０１７２】
ＣＰＵ４９はステップＳ１７０へ移行すると、カウント信号の有無を判断する。このカウント信号はパチンコ球が大入賞口内に入賞することに基づいてカウントセンサ３８から出力されるものであり、ＣＰＵ４９はＲＡＭ５１の出力監視エリアにカウント信号有りが記録されていることを検出したときにはカウント信号有りと判断し、ステップＳ１７１でカウンタＮ３に「１」を加算する。このカウンタＮ３は１回の大当りラウンド動作中に何個のパチンコ球が大入賞口内に入賞したかを計測するものであり、ＣＰＵ４９はパチンコ球の入賞個数を計測すると、ステップＳ１７２へ移行する。
【０１７３】
ＣＰＵ４９はステップＳ１７２へ移行すると、カウンタＮ３の計測値を上限値「１０個」と比較し、ステップＳ１７３で開放時間用のタイマＴ２の減算結果を「０」と比較する。ここで「Ｎ３≧１０個」および「Ｔ２＝０」のいずれかを検出したときにはステップＳ１７４で大入賞口ソレノイド３７を断電することに基づいて大入賞口を閉鎖し、大当りラウンドを終える。即ち、大当りラウンドは規定個数のパチンコ球が大入賞口内に入賞するか、大入賞口の開放時間が上限値に達することに基づいて終了する。
【０１７４】
ＣＰＵ４９はステップＳ１７４で大当りラウンドを終えると、ステップＳ１７５で入賞個数用のカウンタＮ３を「０」にリセットし、ステップＳ１７６で大入賞口フラグを閉鎖状態にセットすることに基づいて大入賞口の閉鎖を記録する。そして、ステップＳ１７７でサブ制御装置６５にＩＮＴ信号を出力し、ステップＳ１７８でラウンド停止コマンドを出力する。すると、サブ制御装置６５のＣＰＵ６６はＩＮＴ信号を検出することに基いてＩＲＱ割込みプログラムを起動し、ＩＲＱ割込みプログラムでラウンド停止コマンドを検出することに基いて大当りラウンドの演出動作を停止する。
【０１７５】
ＣＰＵ４９は大入賞口の閉鎖状態でタイマ割込みが発生すると、ステップＳ１６１からＳ１６２へ移行し、大当りラウンド回数用のカウンタＮ２を上限値「１４」と比較する。ここで「Ｎ２＞１４」を検出したときにはステップＳ１７９へ移行し、大当り遊技フラグを無効状態にリセットすることに基いて大当り遊技の停止を記録する。そして、ステップＳ１８０で大当りラウンド回数用のカウンタＮ２を「０」にリセットし、ステップＳ１８１でメイン制御フラグに制御データ設定処理をセットする。即ち、大当りラウンドの繰返し回数には上限値「１５回」が設定されており、大当りラウンドの継続回数が１５回に達したときには大当り遊技処理が終了する。
【０１７６】
＜サブ制御装置６５の内部処理について＞
サブ制御装置６５のＣＰＵ６６は電源が投入されると、図２９のステップＳ２０１で割込み禁止を設定し、ステップＳ２０２でランダムカウンタＲ２０・タイマＴ２０〜Ｔ２１等のＲＡＭ６８の全データおよびＩ／Ｏ７２を初期設定する。そして、ステップＳ２０３でＶＤＰ６９にデモ表示コマンドを出力し、ステップＳ２０４で割込み禁止の設定を解除することに基づいて割込みの発生を許可する。
【０１７７】
ＶＤＰ６９はデモ表示コマンドを検出すると、ＶＲＯＭ７０からデモ表示コマンドに応じた表示データを検出し、表示データの検出結果に基いてデモ画面を表示する。このデモ画面は遊技者に客待ち状態にあることを報知するものであり、具体的にはデモ背景の前方に製造社名・機種名・メッセージ「スイッチ操作で大当りを持越しできます」等を表示することで行われる。
【０１７８】
ＣＰＵ６６はステップＳ２０４で割込みを許可すると、ステップＳ２０５のカウンタ更新処理へ移行し、カウンタ更新処理を無限ループ状に繰返す。このカウンタ更新処理は特別図柄遊技パターンを無作為に選択するためのランダムカウンタＲ２０を「１」ずつ加算するものであり、ランダムカウンタＲ２０の加算処理は「０」から上限値「１９１」に加算された後に「０」に戻ってリング状に行われる。
【０１７９】
ＣＰＵ６６はメイン制御装置４８からのＩＮＴ信号を検出すると、ＩＲＱ割込みプログラムを起動する。そして、メイン制御装置４８からの演出コマンドおよび演出データをＩＲＱ割込みプログラムで検出し、ＲＡＭ６８のコマンドエリアおよびデータエリアに格納する。
【０１８０】
図３０のタイマ割込みプログラムは４ｍｓｅｃが経過する毎に起動するものであり、サブ制御装置６５のＣＰＵ６６はタイマ割込みプログラムの起動時にはメインプログラムを実行位置で一時停止させ、タイマ割込みプログラムの終了時にはメインプログラムを一時停止位置から再開する。このタイマ割込みプログラムはステップＳ２１１の普通図柄遊技処理〜ステップＳ２１６の大当り遊技処理を有するものであり、ステップＳ２１１の普通図柄遊技処理はタイマ割込みプログラムが起動する４ｍｓｅｃ毎に実行され、ステップＳ２１２のコマンド待ち処理〜ステップＳ２１６の大当り遊技処理はサブ制御フラグの設定状態に基いて選択的に実行される。
【０１８１】
（１）普通図柄遊技処理
図３０のステップＳ２１１の普通図柄遊技処理は図柄表示装置２７の普通図柄変動領域ＨＥ内に普通図柄を変動状態および停止状態で順に表示し、普通図柄の停止状態での組合せに応じて遊技者に当りおよび外れの判定結果を報知するものであり、普通図柄が当りの組合せで停止したときにはメイン制御装置４８が特別図柄始動口２８を拡大し、特別図柄始動口２８に対するパチンコ球の入賞確率を高める。
【０１８２】
サブ制御装置６５のＣＰＵ６６は図３１のステップＳ２２１へ移行すると、ＲＡＭ６８のコマンドエリアに普通図柄変動開始コマンドが格納されているか否かを判断する。この普通図柄変動開始コマンドはメイン制御装置４８がパチンコ球の普通図柄始動ゲート３３に対する有効な通過を検出することに基づいて普通図柄の設定結果と共に出力するものであり、ＣＰＵ６６はコマンドエリアに普通図柄変動開始コマンドが格納されていることを検出すると、ステップＳ２２２へ移行する。
【０１８３】
ＣＰＵ６６はステップＳ２２２へ移行すると、ＶＤＰ６９に普通図柄変動開始コマンドを出力する。そして、ステップＳ２２３へ移行し、コマンドエリアの普通図柄変動開始コマンドを消去する。ＶＤＰ６９は普通図柄変動開始コマンドを検出すると、ＶＲＯＭ７０から普通図柄変動開始コマンドに応じた表示データを検出し、普通図柄の変動表示を開始する。この変動表示は図柄表示装置２７の普通図柄変動領域ＨＥ内に普通図柄を横２列に可変表示するものであり、各列の普通図柄の可変順序は「３」および「７」の交互である。
【０１８４】
ＣＰＵ６６はステップＳ２２４へ移行すると、ＲＡＭ６８のコマンドエリアに普通図柄変動停止コマンドが格納されているか否かを検出する。この普通図柄変動停止コマンドは普通図柄用の変動表示時間が経過することに基いてメイン制御装置４８が出力するものであり、上述したように、時間短縮モードの有効状態では普通図柄の変動開始から相対的に短時間が経過した時点で出力され、時間短縮モードの無効状態では普通図柄の変動開始から相対的に長時間が経過した時点で出力される。
【０１８５】
ＣＰＵ６６はステップＳ２２４でコマンドエリアに普通図柄変動停止コマンドが格納されていることを検出すると、ＲＡＭ６９のデータエリアから普通図柄の設定結果を検出する。そして、ステップＳ２２５でＶＤＰ６９に普通図柄変動停止コマンドおよび普通図柄の設定結果を出力し、ステップＳ２２６でコマンドエリアの普通図柄変動停止コマンドおよびデータエリアの普通図柄の設定結果を消去する。
【０１８６】
ＶＤＰ６９は普通図柄変動停止コマンドおよび普通図柄設定結果を検出すると、ＶＲＯＭ６９から普通図柄設定結果に応じた表示データを検出する。そして、普通図柄の変動表示を設定結果で停止させ、当り図柄および外れ図柄を静止表示する。この静止表示は普通図柄の確定表示に相当するものであり、遊技者には２列の普通図柄の静止状態での組合せによって当りおよび外れの判定結果が確定的に報知される。
【０１８７】
（２）コマンド待ち処理
図３０のステップＳ２１２のコマンド待ち処理はサブ制御フラグがコマンド待ち処理にセットされている場合に実行されるものであり、サブ制御装置６５のＣＰＵ６６はコマンド待ち処理で特別図柄変動開始コマンドの有無およびラウンド開始コマンドの有無を検出し、特別図柄変動開始コマンドおよびラウンド開始コマンドを検出したときには特別図柄遊技パターンおよび大当り遊技パターンを設定する。尚、サブ制御フラグは電源投入時にコマンド待ち処理に初期設定されるものであり、電源投入直後の１回目のタイマ割込み処理ではコマンド待ち処理が実行される。
【０１８８】
ＣＰＵ６６は図３２のステップＳ２３１へ移行すると、ＲＡＭ６８のコマンドエリアに特別図柄変動開始コマンドが格納されているか否かを検出する。この特別図柄変動開始コマンドはメイン制御装置４８がパチンコ球の特別図柄始動口２８に対する有効な入賞を検出することに基いて特別図柄の設定結果および変動パターンの設定結果と共に出力するものであり、ＣＰＵ６６はコマンドエリアに特別図柄変動開始コマンドが格納されていないことを検出したときにはステップＳ２３２へ移行する。
【０１８９】
ＣＰＵ６６はステップＳ２３２へ移行すると、コマンドエリアにラウンド開始コマンドが格納されているか否かを判断する。このラウンド開始コマンドはメイン制御装置４８が大当りラウンドの開始時にラウンドデータ（今回の大当りラウンド回数）と共に出力するものであり、ＣＰＵ６６はコマンドエリアにラウンド開始コマンドが格納されていないことを検出すると、ステップＳ２３３へ移行する。
【０１９０】
ＣＰＵ６６はステップＳ２３３へ移行すると、タイマＴ２０の計測値を「０」と比較する。ここで「Ｔ２０＞０」を検出したときにはステップＳ２３４へ移行し、タイマＴ２０から「１」を減算することに基いて待機表示の残り時間を４ｍｓｅｃ単位で減算する。このタイマＴ２０の減算状態ではＣＰＵ６６がメイン制御装置４８からの特別図柄変動開始コマンドおよびラウンド開始コマンドを待つコマンド待ち状態にあり、図柄表示装置２７の特別図柄変動領域ＴＥ内には直前の確定図柄が静止表示されている。この直前の確定図柄の静止表示を待機表示と称する。
【０１９１】
ＣＰＵ６６はステップＳ２３３で「Ｔ２０＝０」を検出すると、ステップＳ２３５でＶＤＰ６９にデモ表示コマンドを出力する。すると、ＶＤＰ６９はＶＲＯＭ７０からデモ表示コマンドに応じた表示データを検出し、表示データの検出結果に基いてデモ画面を表示する。即ち、実質的な遊技停止状態では図柄表示装置２７の特別図柄変動領域ＴＥ内に待機画面が表示されており、待機画面の表示状態で設定時間が経過したときには待機画面に換えてデモ画面が表示される。
【０１９２】
ＣＰＵ６６は図３２のステップＳ２３６へ移行すると、コマンドエリアにモード表示コマンドが格納されているか否かを検出する。このモード表示コマンドはメイン制御装置４８が大当り持越しモードの設定状態を変更することに基いて大当り持越しモードの変更結果と共に出力するものであり、ＣＰＵ６６はコマンドエリアにモード表示コマンドが格納されていることを検出したときにはステップＳ２３７でコマンドエリアのモード表示コマンドを消去し、ステップＳ２３８へ移行する。
【０１９３】
ＣＰＵ６６はステップＳ２３８へ移行すると、データエリアから大当り持越しモードの変更結果を検出し、ＶＤＰ６６に大当り持越しモードの変更結果に応じた表示コマンドを出力する。すると、ＶＤＰ６６はＶＲＯＭ６７から表示コマンドに応じた表示データを検出し、待機画面またはデモ画面の前方にメッセージ「大当りを持越します」・「大当りを持越しません」のいずれかを部分的に重ねて表示する。
【０１９４】
ＣＰＵ６６はステップＳ２３１でコマンドエリアに特別図柄変動開始コマンドが格納されていることを検出すると、ステップＳ２３９でランダムカウンタＲ２０の現在の計測値を取得し、ステップＳ２４０で特別図柄遊技パターンを設定する。そして、ステップＳ２４１でコマンドエリアの特別図柄変動開始コマンドを消去し、ステップＳ２４２でサブ制御フラグに特別図柄遊技開始処理をセットする。
【０１９５】
特別図柄遊技パターンは特別図柄の可変速度，特別図柄の仮停止タイミング，背景の種類，背景の切換えタイミング，遊技音の出力タイミング，コーナランプ２１およびサイドランプ２３の発光タイミング等を示すシーケンスデータからなるものであり、変動パターンに応じた変動表示時間内で終了するように設定される。以下、特別図柄遊技パターンの設定処理および設定内容について説明する。
【０１９６】
サブ制御装置６５のＲＯＭ６７には、図３３に示すように、特別図柄遊技用の遊技パターンテーブルが記録されている。この遊技パターンテーブルは変動パターンおよびランダムカウンタＲ２０から特別図柄遊技パターンを選択するためのものであり、サブ制御装置６５のＣＰＵ６６は図３２のステップＳ２３９でランダムカウンタＲ２０を取得すると、ステップＳ２４０でＲＡＭ６８のデータエリアから変動パターンを検出し、変動パターンの検出結果およびランダムカウンタＲ２０の取得結果に応じた特別図柄遊技パターンを遊技パターンテーブルから選択的に設定する。
【０１９７】
図３４は特別図柄遊技パターン「０」の設定内容を示すものである。この特別図柄遊技パターン「０」は時間短縮モードの有効状態で完全外れが判定された変動パターン「０」の検出時にランダムカウンタＲ２０に拘らず選択されるものであり、特別図柄遊技パターン「０」の選択時には左，中，右の特別図柄が同時に変動開始する。この変動開始時には変動用背景が表示され、コーナランプ２１およびサイドランプ２３が点滅する。
【０１９８】
３列の特別図柄の変動開始から設定時間が経過したときには３列の特別図柄が同時に仮停止し、３列の仮停止に連動して変動用背景の表示が終了する。これら左特別図柄，中特別図柄，右特別図柄の仮停止はＲＡＭ６８のデータエリアに格納されているメイン制御装置４８からの特別図柄の設定結果で行われるものであり、３列の仮停止状態では３列の特別図柄が完全外れの組合せになる。
【０１９９】
図３５は特別図柄遊技パターン「１−１」の設定内容を示すものである。この特別図柄遊技パターン「１−１」は時間短縮モードの無効状態で完全外れが判定された変動パターン「１」の検出時にランダムカウンタＲ２０の取得結果に応じて選択されるものであり、特別図柄遊技パターン「１−１」の選択時には左，中，右の特別図柄が同時に変動開始する。この変動開始時には変動用背景が表示され、コーナランプ２１およびサイドランプ２３が点滅する。
【０２００】
３列の特別図柄の変動開始から設定時間が経過したときには左特別図柄および右特別図柄が当該順序で仮停止し、左特別図柄および右特別図柄の仮停止に連動してスピーカ６から「ドン」の仮停止音が出力される。そして、中特別図柄が右特別図柄の仮停止後に仮停止し、中特別図柄の仮停止に連動して変動用背景の表示が終了する。これら左特別図柄，中特別図柄，右特別図柄の仮停止はＲＡＭ６８のデータエリアに格納されているメイン制御装置４８からの特別図柄の設定結果で行われるものであり、３列の仮停止状態では３列の特別図柄が完全外れの組合せになる。
【０２０１】
図３６は特別図柄遊技パターン「２」の設定内容を示すものである。この特別図柄遊技パターン「２」は外れリーチが判定された変動パターン「２」の検出時にランダムカウンタＲ２０に拘らず選択されるものであり、時間短縮モードの有効状態および無効状態のいずれでも選択される。この特別図柄遊技パターン「２」の設定時には右特別図柄の仮停止後に中特別図柄の変動速度が遅くなり、スピーカ６から「リーチ」の遊技音が出力される。次に、変動用背景に換えてリーチ用背景が表示され、コーナランプ２１およびサイドランプ２３が点滅動作を開始する。そして、中特別図柄の仮停止に連動してリーチ用背景の表示が終了し、コーナランプ２１およびサイドランプ２３の点滅が終了する。これら左特別図柄，中特別図柄，右特別図柄の仮停止はＲＡＭ６８のデータエリアに格納されているメイン制御装置４８からの特別図柄の設定結果で行われるものであり、３列の仮停止状態では３列の特別図柄が外れリーチの組合せになる。
【０２０２】
特別図柄遊技パターン「２」の設定時に出現する低速変動アクションは「ノーマルリーチアクション」と称されるものであり、例えば大当り用の変動パターン「２６」の設定時には外れリーチ用の特別図柄遊技パターン「２」と同一展開の「ノーマルリーチアクション」が設定され、左特別図柄，中特別図柄，右特別図柄が大当りの組合せで仮停止する。
【０２０３】
変動パターン「０」は残りの全ての変動パターン「１」〜「５８」に比べて変動表示時間が短く設定されたものであり、特別図柄遊技パターン「０」は残りの全ての特別図柄遊技パターンに比べて変動表示時間が短く設定される。この特別図柄遊技パターン「０」は時間短縮モードの有効状態で完全外れが判定された場合に一義的に設定されるものであり、特別図柄遊技パターン「０」の設定時には変動表示時間が相対的に短縮される。
【０２０４】
ＣＰＵ６６は図３２のステップＳ２３２でコマンドエリアにラウンド開始コマンドが格納されていることを検出すると、ステップＳ２４３で大当り遊技パターンを設定する。この大当り遊技パターンはラウンドデータに応じたアニメーション画面を表示し、スピーカ６から図柄表示装置２７の表示内容に応じた遊技音を出力し、コーナランプ２１およびサイドランプ２３をアニメーション画面に応じて発光させるシーケンスデータからなるものであり、ＣＰＵ６６は大当り遊技パターンを設定すると、ステップＳ２４４でコマンドエリアのラウンド開始コマンドを消去し、ステップＳ２４５でサブ制御フラグに大当り遊技開始処理をセットする。
【０２０５】
（３）特別図柄遊技開始処理
図３０のステップＳ２１３の特別図柄遊技開始処理はサブ制御フラグが特別図柄遊技開始処理にセットされている場合に実行されるものであり、サブ制御装置６５のＣＰＵ６６は図３７のステップＳ２５１でタイマＴ２１を「０」にリセットする。このタイマＴ２１は特別図柄の変動表示時間を計測するものであり、ＣＰＵ６６はタイマＴ２１をリセットすると、ステップＳ２５２でサブ制御フラグに特別図柄遊技処理をセットする。
【０２０６】
（４）特別図柄遊技処理
図３０のステップＳ２１４の特別図柄遊技処理はサブ制御フラグが特別図柄遊技処理にセットされている場合に実行されるものであり、サブ制御装置６５のＣＰＵ６６は特別図柄遊技処理でスピーカ６・コーナランプ２１・サイドランプ２３・図柄表示装置２７を制御し、特別図柄遊技パターンの設定結果に応じた演出内容で特別図柄遊技を実行する。
【０２０７】
ＣＰＵ６６は図３８のステップＳ２６１へ移行すると、タイマＴ２１に「１」を加算することに基いて特別図柄の変動表示時間を４ｍｓｅｃ単位で計測する。そして、ステップＳ２６２へ移行し、ＲＡＭ６８のコマンドエリアに特別図柄変動停止コマンドが格納されているか否かを判断する。この特別図柄変動停止コマンドはメイン制御装置４８が変動パターンに応じた変動表示時間の経過を検出することに基いて出力するものであり、ＣＰＵ６６はコマンドエリアに特別図柄変動停止コマンドが格納されていないことを検出したときにはステップＳ２６３へ移行する。ここで特別図柄遊技パターンの設定結果からタイマＴ２１の計測値に応じたイベントを検出し、イベントを実行することで特別図柄遊技を特別図柄遊技パターンの設定結果に応じた内容で進行させる。
【０２０８】
ＣＰＵ６６はステップＳ２６２でコマンドエリアに特別図柄変動停止コマンドが格納されていることを検出すると、ステップＳ２６４でＶＤＰ６９に図柄確定コマンドを出力することに基いて特別図柄遊技を終える。そして、ステップＳ２６５へ移行し、コマンドエリアの特別図柄変動停止コマンド・データエリアの特別図柄の設定結果・データエリアの変動パターンの設定結果を消去する。
【０２０９】
ＣＰＵ６６はステップＳ２６５で特別図柄変動停止コマンド等を消去すると、ステップＳ２６６でタイマＴ２０に待機表示時間（具体的には１５ｓｅｃ＝３７５）をセットし、ステップＳ２６７でサブ制御フラグにコマンド待ち処理をセットする。
【０２１０】
特別図柄変動停止コマンドはメイン制御装置４８が変動パターンに応じた変動表示時間の経過時に出力するものである。また、特別図柄遊技パターンはサブ制御装置６５が変動パターンに基づいて設定するものであり、変動パターンに応じた変動表示時間内で終了するように設定される。サブ制御装置６５のＣＰＵ６６が特別図柄変動停止コマンドを検出してＶＤＰ６９に図柄確定コマンドを出力するときには左特別図柄，中特別図柄，右特別図柄が必ず仮停止状態にある。この仮停止状態ではＶＤＰ６９が左特別図柄，中特別図柄，右特別図柄を上下に揺らしており、ＶＤＰ６９は図柄確定コマンドを検出すると、左特別図柄，中特別図柄，右特別図柄を仮想的な水平ライン上に静止した確定状態で表示する。即ち、特別図柄遊技は３列の特別図柄が確定表示されることによって終了するものである。
【０２１１】
（５）大当り遊技開始処理
図３０のステップＳ２１５の大当り遊技開始処理はサブ制御フラグが大当り遊技開始処理にセットされている場合に実行されるものであり、サブ制御装置６５のＣＰＵ６６は大当り遊技開始処理で大当り遊技を開始し、サブ制御フラグに大当り遊技処理をセットする。
【０２１２】
（６）大当り遊技処理
図３０のステップＳ２１６の大当り遊技処理はサブ制御フラグが大当り遊技処理にセットされている場合に実行されるものであり、サブ制御装置６５のＣＰＵ６６は大当り遊技処理でスピーカ６・コーナランプ２１・サイドランプ２３・図柄表示装置２７を制御し、大入賞口の開閉を大当り遊技パターンの設定結果に応じた内容で演出する。
【０２１３】
ＣＰＵ６６は図３９のステップＳ２７１へ移行すると、ＲＡＭ６８のコマンドエリアにラウンド停止コマンドが格納されているか否かを判断する。このラウンド停止コマンドはメイン制御装置４８が各回の大当りラウンドの終了を検出することに基いて出力するものであり、ＣＰＵ６６はコマンドエリアにラウンド停止コマンドが格納されていないことを検出したときにはステップＳ２７２へ移行し、大当り遊技を大当り遊技パターンの設定結果に応じた内容で演出する。
【０２１４】
ＣＰＵ６６はステップＳ２７１でコマンドエリアにラウンド停止コマンドが格納されていることを検出すると、ステップＳ２７３でスピーカ６・コーナランプ２１・サイドランプ２３・図柄表示装置２７の大当り遊技パターンに応じた制御を停止する。そして、ステップＳ２７４でコマンドエリアのラウンド停止コマンドおよびデータエリアのラウンドデータを消去し、ステップＳ２７５でサブ制御フラグにコマンド待ち処理をセットする。
【０２１５】
上記第１実施例によれば次の効果を奏する。
メイン制御装置４８の保留データエリアに判定データとして特定大当りが格納されていることを条件に変動表示順序をパチンコ球の入賞順に対して変更した。このため、遊技者に特定大当りを順番を変えて報知することができるので、斬新な遊技性が得られる。
保留データ記録部Ｅ１の判定データが特定大当りであるときには保留データ記録部Ｅ１の保留データを保留データ記録部Ｅ２〜Ｅ４のいずれかの保留データと順序交換し、保留データを保留データ記録部Ｅ１・Ｅ２・Ｅ３・Ｅ４の順序で使用することで順序付けした。このため、特定大当りの判定データ・大当りの判定データ・外れの判定データを別個のエリアに分けて格納する必要がなくなるので、ＲＡＭ５１の記録エリアが少なくて済む。
【０２１６】
確率変動モードの有効状態で特定大当りの判定データが存在するときには外れの判定データを先に使用したので、大当りの発生に基いて確率変動モードが終了することが先送りされる。このため、確率変動モードの継続回数が長くなるので、新たな大当りを高確率で獲得する特典が生成される。また、時間短縮モード（有限モード）の有効状態で特定大当りの判定データが存在するときには外れの判定データを先に使用した。このため、時間短縮モード（有限モード）が大当りの発生によって途中終了することが先送りされ、時間短縮モード（有限モード）の継続回数が限度値「１００回」に近付く特典が生成されるので、総じて、特定大当りの価値が高まる。
【０２１７】
モード切換スイッチ７７の操作に応じて大当り持越しモードを選択的に有効化し、大当り持越しモードおよび確率変動モードの有効状態で特定大当りの判定データがある場合・大当り持越しモードおよび時間短縮モード（有限モード）の有効状態で特定大当りの判定データがある場合に変動表示の順序を変更した。このため、遊技者の好みに応じて変動表示順序の変更機能を有効化および無効化できるので、利便性が高まる。
【０２１８】
上記第１実施例においては、保留データの順序を変動表示の開始直前に変更したが、これに限定されるものではなく、例えばパチンコ球が特別図柄始動口２８に有効に入賞した直後に変更しても良い。即ち、上記第１実施例においては、図１３の特別図柄用データ取得処理で特定大当り・大当り・外れを判定し、図２０の制御データ設定処理で保留データの順序を変更したが、これに限定されるものではなく、例えば特定大当り・大当り・外れの判定処理と保留データの順序変更処理とを同一の特別図柄用データ取得処理で行っても良い。
【０２１９】
次に本発明の第２実施例を図４０〜図４２に基いて説明する。
メイン制御装置４８のＣＰＵ４９は図４０のステップＳ４７またはＳ４８で大当りを高確率または通常確率で判定すると、ステップＳ３０１で大当り持越しモードの設定状態を判断する。ここで大当り持越しモードが無効化されていることを検出したときにはステップＳ３０２へ移行し、ランダムカウンタＲ１〜Ｒ４の取得結果および大当りの判定結果を保留データエリアの保留データ記録部Ｅ１〜Ｅ４のうちカウンタＮ１の計測値に対応する記録部に格納する。
【０２２０】
ＣＰＵ４９はステップＳ３０１で大当り持越しモードが有効化されていることを検出すると、ステップＳ３０３で確率変動モードの設定状態を判断する。ここで確率変動モードが有効化されていることを検出したときにはステップＳ３０５へ移行し、確率変動モードが無効化されていることを検出したときにはステップＳ３０４へ移行する。
【０２２１】
ＣＰＵ４９はステップＳ３０４へ移行すると、時間短縮モードの設定状態を判断する。ここで時間短縮モードとして有限モードが無効化されていることを検出したときにはステップＳ３０２へ移行し、ランダムカウンタＲ１〜Ｒ４の取得結果および大当りの判定結果を保留データエリアの保留データ記録部Ｅ１〜Ｅ４のうちカウンタＮ１の計測値に対応する記録部に格納する。即ち、大当り持越しモードの無効状態・大当り持越しモードは有効化されているものの確率変動モードおよび時間短縮モード（有限モード）が無効化されている状態ではランダムカウンタＲ１〜Ｒ４の取得結果および大当りの判定結果が保留データエリアに入賞順に格納される。
【０２２２】
ＣＰＵ４９はステップＳ３０５へ移行すると、ステップＳ４７またはステップＳ４８で行った大当りの判定結果を検出する。ここで判定結果として特定大当りを検出したときにはステップＳ３０６でカウンタＮ６に「１」を加算することに基いて特定大当り回数を計測し、ステップＳ３０７へ移行する。
【０２２３】
メイン制御装置４８のＲＡＭ５１には、図４１に示すように、第２の保留エリアに相当する特定大当りデータ保留エリアが設けられている。この特定大当りデータ保留エリアの特定大当りデータ記録部Ｅ１〜Ｅ４にはカウンタＮ６の計測値「１」〜「４」が割付けられており、ＣＰＵ４９は図４０のステップＳ３０７へ移行すると、ランダムカウンタＲ１〜Ｒ４の取得結果および特定大当りの判定結果を特定大当りデータ記録部Ｅ１〜Ｅ４のうちカウンタＮ６の計測値に対応する記録部に格納する。
【０２２４】
ＣＰＵ４９はステップＳ３０５で判定結果が特定大当りでないことを検出すると、ステップＳ３０８で大当りであるか否かを検出する。ここで判定結果として大当りを検出したときにはステップＳ３０９でカウンタＮ７に「１」を加算することに基いて大当り回数を計測し、ステップＳ３１０へ移行する。
【０２２５】
メイン制御装置４８のＲＡＭ５１には、図４１に示すように、第１の保留エリアに相当する大当りデータ保留エリアが設けられている。この大当りデータ保留エリアの大当りデータ記録部Ｅ１〜Ｅ４にはカウンタＮ７の計測値「１」〜「４」が割付けられており、ＣＰＵ４９は図４０のステップＳ３１０へ移行すると、ランダムカウンタＲ１〜Ｒ４の取得結果および大当りの判定結果を大当りデータ記録部Ｅ１〜Ｅ４のうちカウンタＮ７の計測値に対応する記録部に格納する。
【０２２６】
ＣＰＵ４９は図４０のステップＳ３０８で判定結果が大当りでないことを検出すると、外れであると判断する。そして、ステップＳ３１１でカウンタＮ８に「１」を加算することに基いて外れ回数を計測し、ステップＳ３１２へ移行する。
【０２２７】
メイン制御装置４８のＲＡＭ５１には、図４１に示すように、第１の保留エリアに相当する外れデータ保留エリアが設けられている。この外れデータ保留エリアの外れデータ記録部Ｅ１〜Ｅ４にはカウンタＮ８の計測値「１」〜「４」が割付けられており、ＣＰＵ４９は図４０のステップＳ３１２へ移行すると、ランダムカウンタＲ１〜Ｒ４の取得結果および外れの判定結果を外れデータ記録部Ｅ１〜Ｅ４のうちカウンタＮ８の計測値に対応する記録部に格納する。
【０２２８】
即ち、大当り持越しモードおよび確率変動モードの双方が有効化されている状態・大当り持越しモードおよび時間短縮モード（有限モード）の双方が有効化されている状態ではランダムカウンタＲ１〜Ｒ４の取得結果が特定大当り・大当り・外れの判定結果に応じた専用の特定大当りデータ保留エリア・大当りデータ保留エリア・外れデータ保留エリアに入賞順に格納される。
【０２２９】
ＣＰＵ４９は図４２のステップＳ１０１で「カウンタＮ１＞０」を検出すると、保留球が発生していると判断する。そして、ステップＳ１０２で大当り持越しモードの設定状態を検出し、ステップＳ１０３で確率変動モードの設定状態を検出し、ステップＳ１０４で時間短縮モード(有限モード)の設定状態を検出する。
【０２３０】
ＣＰＵ４９は大当り持越しモードが無効化されている状態・大当り持越しモードは有効化されているものの確率変動モードおよび時間短縮モード（有限モード）が無効化されている状態ではステップＳ３２１へ移行する。ここでＲＡＭ５１の保留データエリアの保留データ記録部Ｅ１からランダムカウンタＲ１〜Ｒ４の取得結果および大当り判定結果を検出し、ＲＡＭ５１の実行データエリア（図４１参照）に記録する。
【０２３１】
ＣＰＵ４９は図４２のステップＳ３２１でランダムカウンタＲ１〜Ｒ４の取得結果および大当り判定結果を実行データエリアに記録すると、ステップＳ３２２で保留データエリアを整理する。この処理は保留データ記録部Ｅ１〜Ｅ３に保留データ記録部Ｅ２〜Ｅ４の格納データを上書きするものであり、例えば保留データ記録部Ｅ１だけにカウンタデータおよび判定データが格納されているときには保留データ記録部Ｅ１に保留データ記録部Ｅ２のデフォルトデータが記録され、保留データ記録部Ｅ１の格納データが消去される。また、保留データ記録部Ｅ１〜Ｅ４の全てにカウンタデータおよび判定データが格納されているときには保留データ記録部Ｅ２〜Ｅ４の格納データが前段の保留データ記録部Ｅ１〜Ｅ３に移動され、保留データ記録部Ｅ４にデフォルトデータが記録される。
【０２３２】
ＣＰＵ４９はステップＳ３２２で保留データエリアを整理すると、ステップＳ３２３で実行データエリアから判定データを検出し、判定データが大当りであるか否かを判断する。ここで判定データが大当りであることを検出したときにはステップＳ１１６へ移行し、実行データエリアのカウンタデータに基いて大当り図柄の設定処理・変動パターンの設定処理等を行う。また、ステップＳ３２３で実行データエリアの判定データが外れであることを検出したときにはステップＳ１２２へ移行し、実行データエリアのカウンタデータに基いて外れリーチおよび完全外れの判定処理・変動パターンの設定処理等を行う。
【０２３３】
ＣＰＵ４９は大当り持越しモードおよび確率変動モードの双方が有効化されている状態・大当り持越しモードおよび時間短縮モード（有限モード）の双方が有効化されている状態ではステップＳ３２４へ移行し、カウンタＮ８の計測値を「０」と比較する。ここで「Ｎ８＞０」を検出したときには外れデータ保留エリアにカウンタデータが格納されていると判断し、ステップＳ３２５へ移行する。
【０２３４】
ＣＰＵ４９はステップＳ３２５へ移行すると、外れデータ保留エリアの外れデータ記録部Ｅ１からランダムカウンタＲ１〜Ｒ４の取得結果を検出し、ＲＡＭ５１の実行データエリアに記録する。そして、ステップＳ３２６でカウンタＮ８から「１」を減算することに基いて外れ回数を更新し、ステップＳ３２７で外れデータ記録部Ｅ１〜Ｅ３に外れデータ記録部Ｅ２〜Ｅ４の格納データを上書きする。次に、ステップＳ１２２へ移行し、実行データエリアのカウンタデータに基いて外れリーチおよび完全外れの判定処理・変動パターンの設定処理等を行う。
【０２３５】
ＣＰＵ４９はステップＳ３２４で「Ｎ８＝０」を検出すると、外れデータ保留エリアにカウンタデータが格納されていないと判断する。そして、ステップＳ３２８へ移行し、カウンタＮ７の計測値を「０」と比較する。ここで「Ｎ７＞０」を検出したときには大当りデータ保留エリアにカウンタデータが格納されていると判断し、ステップＳ３２９へ移行する。
【０２３６】
ＣＰＵ４９はステップＳ３２９へ移行すると、大当りデータ保留エリアの大当りデータ記録部Ｅ１からランダムカウンタＲ１〜Ｒ４の取得結果を検出し、ＲＡＭ５１の実行データエリアに記録する。そして、ステップＳ３３０でカウンタＮ７から「１」を減算することに基いて大当り回数を更新し、ステップＳ３３１で大当りデータ記録部Ｅ１〜Ｅ３に大当りデータ記録部Ｅ２〜Ｅ４の格納データを上書きする。次に、ステップＳ１１６へ移行し、実行データエリアのカウンタデータに基いて大当り図柄の設定処理・変動パターンの設定処理等を行う。
【０２３７】
ＣＰＵ４９はステップＳ３２８で「Ｎ７＝０」を検出すると、大当りデータ保留エリアにカウンタデータが格納されておらず、特定大当りデータ保留エリアにカウンタデータが格納されていると判断し、ステップＳ３３２へ移行する。
【０２３８】
ＣＰＵ４９はステップＳ３３２へ移行すると、特定大当りデータ保留エリアの特定大当りデータ記録部Ｅ１からランダムカウンタＲ１〜Ｒ４の取得結果を検出し、ＲＡＭ５１の実行データエリアに記録する。そして、ステップＳ３３３でカウンタＮ６から「１」を減算することに基いて特定大当り回数を更新し、ステップＳ３３４で特定大当りデータ記録部Ｅ１〜Ｅ３に特定大当りデータ記録部Ｅ２〜Ｅ４の格納データを上書きする。次に、ステップＳ１１６へ移行し、実行データエリアのカウンタデータに基いて大当り図柄の設定処理・変動パターンの設定処理等を行う。
【０２３９】
即ち、外れデータ保留エリアにカウンタデータが存在するときには外れデータ保留エリアのカウンタデータが優先的に使用され、外れデータ保留エリアのカウンタデータがなくなったときには大当りデータ保留エリアにカウンタデータが存在するか否かが判定される。ここで大当りデータ保留エリアにカウンタデータが存在することが確認されたときには大当りデータ保留エリアのカウンタデータが使用され、大当りデータ保留エリアのカウンタデータがなくなった時点で特定大当りデータ保留エリアのカウンタデータが使用される。
【０２４０】
上記第２実施例によれば、特定大当りが判定されたときにはカウンタデータを特定大当りデータ保留エリアに記録し、大当りおよび外れが判定されたときにはカウンタデータを大当りデータ保留エリアおよび外れデータ保留エリアに記録し、外れデータ保留エリア・大当りデータ保留エリア・特定大当りデータ保留エリアの順序でカウンタデータを使用した。このため、カウンタデータの順序を交換する必要がなくなるので、制御内容が単純になる。
【０２４１】
上記第２実施例においては、図４０の特別図柄用データ取得処理で特定大当り・大当り・外れを判定して特定大当りデータ保留エリア・大当りデータ保留エリア・外れデータ保留エリアに格納し、図４２の制御データ設定処理で外れデータ保留エリア・大当りデータ保留エリア・特定大当りデータ保留エリアの順序でカウンタデータを使用したが、これに限定されるものではなく、例えば図４２の制御データ設定処理で特定大当り・大当り・外れを判定して特定大当りデータ保留エリア・大当りデータ保留エリア・外れデータ保留エリアに格納し、外れデータ保留エリア・大当りデータ保留エリア・特定大当りデータ保留エリアの順序でカウンタデータを使用しても良い。
【０２４２】
次に本発明の第３実施例を図４３〜図４６に基いて説明する。
メイン制御装置４８のＣＰＵ４９は図４３のステップ４３でランダムカウンタＲ１〜Ｒ４を取得すると、ステップＳ４４でカウンタＮ１に「１」を加算することに基いて保留回数を更新し、ステップＳ４５でランダムカウンタＲ１〜Ｒ４の取得結果を保留データ記録部Ｅ１〜Ｅ４のうちカウンタＮ１の計測値に対応する記録部に格納する。即ち、特別図柄用データ取得処理では大当りおよび外れの判定処理が行われず、保留データ記録部Ｅ１〜Ｅ４にカウンタデータだけが入賞順に格納される。
【０２４３】
ＣＰＵ４９は図４４のステップＳ１０２で大当り持越しモードが有効化されていると判断すると、ステップＳ１０３で確率変動モードの設定状態を判断する。ここで確率変動モードが有効化されていることを検出したときにはステップＳ３４１で保留データ記録部Ｅ１からランダムカウンタＲ３の取得結果を検出し、通常モード用の３個の大当り値「１９，４０３，７２９」と比較する。これら３個の大当り値は、図４５に示すように、確率変動モードの有効状態で使用される１５個の大当り値と相違するものであり、ＣＰＵ４９は図４４のステップＳ３４１でランダムカウンタＲ３の取得結果が３個の大当り値のいずれかと同一であることを検出したときにはステップＳ３４２へ移行する。
【０２４４】
ＣＰＵ４９はステップＳ３４２へ移行すると、カウンタＮ１の計測値を「４」と比較する。ここで「Ｎ１＝４」を検出したときにはステップＳ１０８へ移行し、保留データ記録部Ｅ１のカウンタデータＲ１〜Ｒ４と保留データ記録部Ｅ４のカウンタデータＲ１〜Ｒ４とを交換する。
【０２４５】
ＣＰＵ４９はステップＳ３４２で「カウンタＮ１＜４」を検出すると、ステップＳ３４３でカウンタＮ１を「３」と比較する。ここで「Ｎ１＝３」を検出したときにはステップＳ１１０へ移行し、保留データ記録部Ｅ１のカウンタデータＲ１〜Ｒ４と保留データ記録部Ｅ３のカウンタデータＲ１〜Ｒ４とを交換する。
【０２４６】
ＣＰＵ４９はステップＳ３４３で「カウンタＮ１＜３」を検出すると、ステップＳ３４４でカウンタＮ１を「２」と比較する。ここで「Ｎ１＝２」を検出したときにはステップＳ１１２へ移行し、保留データ記録部Ｅ１のカウンタデータＲ１〜Ｒ４と保留データ記録部Ｅ２のカウンタデータＲ１〜Ｒ４とを交換する。即ち、大当り持越しモードおよび確率変動モードの双方が有効化された状態で今回のランダムカウンタＲ３が通常モード用の大当り値と同一の特定値であるときには今回のカウンタデータが最後の保留データに変更され、別の保留データがなくなった時点で特定データが使用される。
【０２４７】
ＣＰＵ４９は大当り持越しモードおよび時間短縮モード（有限モード）の双方が有効化されていることを検出すると、ステップＳ１０５で保留データ記録部Ｅ１からランダムカウンタＲ３の取得結果を検出して通常モード用の３個の大当り値「１９，４０３，７２９」と比較する。ここでランダムカウンタＲ３の取得結果が３個の大当り値のいずれかと同一であることを検出すると、大当りであると判定してステップＳ１０６へ移行する。
【０２４８】
ＣＰＵ４９はステップＳ１０６へ移行すると、カウンタＮ１の計測値を「４」と比較する。ここで「Ｎ１＝４」を検出したときにはステップＳ１０７へ移行し、保留データ記録部Ｅ４からランダムカウンタＲ３の取得結果を検出して通常モード用の３個の大当り値と比較する。ここでランダムカウンタＲ３の検出結果が３個の大当り値のいずれとも同一でないと判断したときにはステップＳ１０８へ移行し、保留データ記録部Ｅ１のカウンタデータＲ１〜Ｒ４と保留データ記録部Ｅ４のカウンタデータＲ１〜Ｒ４とを交換する。
【０２４９】
ＣＰＵ４９はステップＳ１０７で保留データ記録部Ｅ４のランダムカウンタＲ３が通常モード用の大当り値と同一であることを検出すると、ステップＳ１０９で保留データ記録部Ｅ３からランダムカウンタＲ３の取得結果を検出して通常モード用の３個の大当り値と比較する。ここでランダムカウンタＲ３の検出結果が３個の大当り値のいずれとも同一でないと判断したときにはステップＳ１１０へ移行し、保留データ記録部Ｅ１のカウンタデータＲ１〜Ｒ４と保留データ記録部Ｅ３のカウンタデータＲ１〜Ｒ４とを交換する。
【０２５０】
ＣＰＵ４９はステップＳ１０９で保留データ記録部Ｅ３のランダムカウンタＲ３が通常モード用の大当り値と同一であることを検出すると、ステップＳ１１１で保留データ記録部Ｅ２からランダムカウンタＲ３の取得結果を検出して通常モード用の３個の大当り値と比較する。ここでランダムカウンタＲ３の検出結果が３個の大当り値のいずれとも同一でないと判断したときにはステップＳ１１２へ移行し、保留データ記録部Ｅ１のカウンタデータＲ１〜Ｒ４と保留データ記録部Ｅ２のカウンタデータＲ１〜Ｒ４とを交換する。
【０２５１】
即ち、大当り持越しモードおよび時間短縮モード（有限モード）の双方が有効化された状態で今回のランダムカウンタＲ３が通常モード用の３個の大当り値と同一の特定値であるときには今回のカウンタデータが外れの保留データの次に移され、外れの保留データがなくなった時点で特定データが使用される。
【０２５２】
ＣＰＵ４９はステップＳ１０６で「カウンタＮ１＜４」を検出すると、ステップＳ１１３へ移行する。ここでカウンタＮ１を「３」と比較し、「Ｎ１＝３」を検出したときにはステップＳ１０９へ移行する。従って、保留データ記録部Ｅ３のランダムカウンタＲ３が外れ値であるときには保留データ記録部Ｅ１のカウンタデータＲ１〜Ｒ４と保留データ記録部Ｅ３のカウンタデータＲ１〜Ｒ４とが交換される。また、保留データ記録部Ｅ３のランダムカウンタＲ３が大当り値で保留データ記録部Ｅ２のランダムカウンタＲ３が外れ値であるときには保留データ記録部Ｅ１のカウンタデータＲ１〜Ｒ４と保留データ記録部Ｅ２のカウンタデータＲ１〜Ｒ４とが交換される。また、保留データ記録部Ｅ３のランダムカウンタＲ３と保留データ記録部Ｅ２のランダムカウンタＲ３とが大当り値であるときにはカウンタデータＲ１〜Ｒ４の交換が行われない。
【０２５３】
ＣＰＵ４９はステップＳ１１３で「カウンタＮ１＜３」を検出すると、ステップＳ１１４へ移行する。ここでカウンタＮ１を「２」と比較し、「Ｎ１＝２」を検出したときにはステップＳ１１１へ移行する。従って、保留データ記録部Ｅ２のランダムカウンタＲ３が外れ値であるときには保留データ記録部Ｅ１のカウンタデータＲ１〜Ｒ４と保留データ記録部Ｅ２のカウンタデータＲ１〜Ｒ４とが交換され、保留データ記録部Ｅ２のランダムカウンタＲ３が大当り値であるときにはカウンタデータＲ１〜Ｒ４の交換が行われない。
【０２５４】
ＣＰＵ４９は図４６のステップＳ３４５へ移行すると、確率変動モードの設定状態を検出する。ここで確率変動モードが有効化されていることを検出したときにはステップＳ３４６へ移行し、保留データ記録部Ｅ１からランダムカウンタＲ３の取得結果を検出し、確率変動モード用の１５個の大当り値「１７，６１，１０３，１９７，２７７，３６７，４０１，４３１，５２３，６１９，６６１，７２７，７９７，８８７，９４１」と比較する。これら１５個の大当り値はメイン制御装置４８のＲＯＭ５０に予め記録されたものであり、ＣＰＵ４９はランダムカウンタＲ３の取得結果が１５個の大当り値のいずれかと同一であるときには大当りと判定し、大当りエリアに判定結果として大当りを記録する。また、ランダムカウンタＲ３の取得結果が１５個の大当り値のいずれとも相違しているときには外れと判定し、大当りエリアに判定結果として外れを記録する。
【０２５５】
ＣＰＵ４９はステップＳ３４５で確率変動モードが無効化されていることを検出すると、ステップＳ３４７で保留データ記録部Ｅ１からランダムカウンタＲ３の取得結果を検出して通常モード用の３個の大当り値「１９，４０３，７２９」と比較する。ここでランダムカウンタＲ３の取得結果が３個の大当り値のいずれかと同一であることを検出したときには大当りと判定し、大当りエリアに判定結果として大当りを記録する。また、ランダムカウンタＲ３が３個の大当り値のいずれとも相違していることを検出したときには外れと判定し、大当りエリアに判定結果として外れを記録する。
【０２５６】
ＣＰＵ４９は大当りおよび外れを判定すると、ステップＳ１１５で大当りエリアから判定結果を検出する。ここで大当りエリアに判定結果として大当りが記録されていることを検出したときにはステップＳ１１６へ移行し、大当り図柄の設定処理・変動パターンの設定処理・確率変動モードの判定処理・時間短縮モードの判定処理等を行う。また、ステップＳ１１５で大当りエリアに判定結果として外れが記録されていることを検出したときにはステップＳ１２２へ移行し、外れリーチの判定処理・外れリーチ図柄の設定処理・完全外れ図柄の設定処理・変動パターンの設定処理等を行う。
【０２５７】
上記第３実施例によれば次の効果を奏する。
確率変動モード用の多数個の大当り値と通常モード用の少数個の大当り値とを相違させ、大当り持越しモードおよび確率変動モードの有効状態で今回のランダムカウンタＲ３が通常モード用の大当り値と同一の特定値であるときには今回のランダムカウンタＲ３を最後に移した。このため、特定のランダムカウンタＲ３とは別のランダムカウンタＲ３が保留データエリアに記録されている限り、特定のランダムカウンタＲ３の使用が先送りされるので、特定のランダムカウンタＲ３の使用前に大当りが発生する機会が生成される。この特定のランダムカウンタＲ３は通常モード用の大当り値であるので、特定のランダムカウンタＲ３の使用前に大当りが発生することに基いて通常モードが設定されたときには特定のランダムカウンタＲ３によって大当りが確定的に発生する。即ち、通常モードであれば大当りになるはずのランダムカウンタＲ３を単なる外れ値として無駄に扱うことなく、遊技者に利益を還元することができる。
【０２５８】
大当り持越しモードおよび時間短縮モード（有限モード）の有効状態で今回のランダムカウンタＲ３が通常モード用の大当り値と同一の特定値であるときには今回のランダムカウンタＲ３を外れの保留データの直後に移し、外れのランダムカウンタＲ３を先に使用した。このため、時間短縮モードが大当りの発生によって途中終了することが先送りされ、時間短縮モードの継続回数が限度値に近付く特典が生成されるので、この点からも遊技者に利益を還元することができる。
【０２５９】
次に本発明の第４実施例を図４７〜図４９に基いて説明する。
メイン制御装置４８のＣＰＵ４９は大当り持越しモードの有効状態で確率変動モードまたは時間短縮モード（有限モード）が有効化されていることを検出すると、図４７のステップＳ３５１でランダムカウンタＲ３を通常モード用の３個の大当り値と比較する。このランダムカウンタＲ３は直前のステップＳ４３で取得したものであり、ＣＰＵ４９はランダムカウンタＲ３が通常モード用の３個の大当り値のいずれかと同一の特定値であると判断したときにはステップＳ３５２でカウンタＮ９に「１」を加算することに基いて特定データの保留個数を更新し、ステップＳ３５３へ移行する。
【０２６０】
メイン制御装置４８のＲＡＭ５１には、図４８に示すように、第２の保留エリアに相当する特定データ保留エリアが設けられている。この特定データ保留エリアの特定データ記録部Ｅ１〜Ｅ４にはカウンタＮ９の計測値「１」〜「４」が割付けられており、ＣＰＵ４９は図４７のステップＳ３５３へ移行すると、ランダムカウンタＲ１〜Ｒ４の取得結果を特定データ記録部Ｅ１〜Ｅ４のうちカウンタＮ９の計測値に対応する記録部に格納する。
【０２６１】
ＣＰＵ４９はステップＳ３５１でランダムカウンタＲ３が通常モード用の３個の大当り値のいずれとも相違している普通値であると判断したときにはステップＳ３５４でカウンタＮ１０に「１」を加算することに基いて普通データの保留個数を更新し、ステップＳ３５５へ移行する。
【０２６２】
メイン制御装置４８のＲＡＭ５１には、図４８に示すように、第１の保留エリアに相当する普通データ保留エリアが設けられている。この普通データ保留エリアの普通データ記録部Ｅ１〜Ｅ４にはカウンタＮ１０の計測値「１」〜「４」が割付けられており、ＣＰＵ４９は図４７のステップＳ３５５へ移行すると、ランダムカウンタＲ１〜Ｒ４の取得結果を普通データ記録部Ｅ１〜Ｅ４のうちカウンタＮ１０の計測値に対応する記録部に格納する。即ち、特別図柄用データ取得処理では大当りおよび外れの判定処理が行われず、ランダムカウンタＲ３が特定値であるか否かに応じて特定データ保留エリアおよび普通データ保留エリアに選択的に格納される。
【０２６３】
ＣＰＵ４９は図４９の制御データ設定処理で大当り持越しモードおよび確率変動モードの双方が有効化されていること・大当り持越しモードおよび時間短縮モード（有限モード）の双方が有効化されていることを検出すると、ステップＳ３６１でカウンタＮ１０の計測値を「０」と比較する。ここで「Ｎ１０＞０」を検出したときには普通データエリアにカウンタデータが格納されていると判断し、ステップＳ３６２へ移行する。
【０２６４】
ＣＰＵ４９はステップＳ３６２へ移行すると、普通データエリアの普通データ記録部Ｅ１からランダムカウンタＲ１〜Ｒ４の取得結果を検出し、実行データエリアに記録する。そして、ステップＳ３６３でカウンタＮ１０から「１」を減算することに基いて普通データの保留個数を更新し、ステップＳ３６４で普通データ記録部Ｅ１〜Ｅ３に普通データ記録部Ｅ２〜Ｅ４の格納データを上書きする。次に、図４６のステップＳ３４５へ移行し、実行データエリアのカウンタデータＲ１〜Ｒ４に基いて大当りおよび外れの判定処理を実行する。
【０２６５】
ＣＰＵ４９は図４９のステップＳ３６１で「カウンタＮ１０＝０」を検出すると、普通データエリアにカウンタデータが格納されておらず特定データエリアにカウンタデータが格納されていると判断し、ステップＳ３６５へ移行する。
【０２６６】
ＣＰＵ４９はステップＳ３６５へ移行すると、特定データエリアの特定データ記録部Ｅ１からランダムカウンタＲ１〜Ｒ４の取得結果を検出し、実行データエリアに記録する。そして、ステップＳ３６６でカウンタＮ９から「１」を減算することに基いて特定データの保留個数を更新し、ステップＳ３６７で特定データ記録部Ｅ１〜Ｅ３に特定データ記録部Ｅ２〜Ｅ４の格納データを上書きする。次に、図４６のステップＳ３４５へ移行し、実行データエリアのカウンタデータＲ１〜Ｒ４に基いて大当りおよび外れの判定処理等を実行する。
【０２６７】
ＣＰＵ４９は図４９の制御データ設定処理で大当り持越しモードが無効化されていること・大当り持越しモードは有効化されているものの確率変動モードおよび時間短縮モード（有限モード）の双方が無効化されていることを検出すると、ステップＳ３６８で保留データ記録部Ｅ１からランダムカウンタＲ１〜Ｒ４の取得結果を検出し、実行データエリアに記録する。そして、ステップＳ３６９へ移行し、保留データ記録部Ｅ１〜Ｅ３に保留データ記録部Ｅ２〜Ｅ４の格納データを上書きする。次に、図４６のステップＳ３４５へ移行し、実行データエリアのカウンタデータＲ１〜Ｒ４に基いて大当りおよび外れの判定処理等を実行する。
【０２６８】
上記第１〜第４実施例においては、継続回数に限度値が設定されない時間短縮モードを確率変動モードに連動して設定する構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば通常モード用の時間短縮モードに比べて限度回数が大きい（例えば１０００回）の時間短縮モードを設定しても良い。
上記第１〜第４実施例においては、始動口としてパチンコ球を遊技盤１３から回収するポケット状の特別図柄始動口２８を用いたが、これに限定されるものではなく、例えばパチンコ球が通過する特別図柄始動ゲートを用いても良い。
【０２６９】
上記第１〜第４実施例においては、図柄表示装置２７として液晶表示器を用いたが、これに限定されるものではなく、例えばＬＥＤ表示器等の電気的な表示器を用いたり、回転ドラム等の機械的な表示器を用いても良い。上記第１〜第４実施例においては、サブ制御装置６５がスピーカ６・コーナランプ２１・サイドランプ２３・図柄表示装置２７を統括的に制御する構成としたが、これに限定されるものではなく、例えばスピーカ６を制御するスピーカ制御装置・コーナランプ２１およびサイドランプ２３を制御するランプ制御装置・図柄表示装置２７を制御する図柄制御装置を個別に設けても良い。上記第１〜第４実施例においては、特別図柄遊技用の保留球数を４個を上限に計測したが、これに限定されるものではなく、例えば４個以外の複数値を上限に計測しても良い。上記実施例には特許請求の範囲に記載された発明に加えて次の［発明１］〜［発明６］が記載されている。
［発明１］
パチンコ球が始動口に有効に入賞したことを条件に表示器に識別図柄を可変状態および可変停止状態で順に表示する可変表示を行い識別図柄の可変停止状態での態様によって遊技者に大当りおよび外れの判定結果を報知する構成のものにおいて、パチンコ球が前記始動口に有効に入賞したことを条件に遊技データを取得し記録手段に記録する取得手段と、前記記録手段に記録された遊技データに基いて可変表示を指令する指令手段とを備え、 前記指令手段は前記記録手段に特定の遊技データが記録されていることを条件に可変表示をパチンコ球の入賞順と異なる順序で指令することを特徴とする遊技機。
発明１は記録手段に特定の遊技データが格納されていることを条件に可変表示の順序をパチンコ球の入賞順に対して変更するものである。この発明１によれば、記録手段に大当り等の特定状態を発生させる遊技データが格納されていることを条件に可変表示順序がパチンコ球の入賞順に対して変更される。このため、遊技者に大当り等の特定状態を順番を変えて報知することができるので、斬新な遊技性が得られる。
１）始動口：パチンコ球を遊技盤から回収するポケットおよびパチンコ球が通過するゲートの双方を含む用語である。
２）表示器：液晶表示器およびＬＥＤ表示器等の電気的な表示器に限定解釈されるものではなく、回転ドラム等の機械的な表示器をも含む用語である。
３）可変表示：識別図柄を可変状態および可変停止状態で順に表示し、識別図柄の可変停止状態での態様によって遊技者に大当りおよび外れの判定結果を報知するものであり、識別図柄とは大当りおよび外れの判定結果を遊技者に報知する組合せ図柄または単一図柄を称する。この可変表示はパチンコ球が可変表示を開始することができないタイミングで始動口に入賞したときには保留されるものである。具体的には可変表示中および大当り表示中にパチンコ球が始動口に入賞したときには保留カウンタを加算することでパチンコ球の入賞が記録され、パチンコ球の入賞が記録されているときには可変表示の終了後および大当り表示の終了後に可変表示が再び開始される。この保留カウンタが加算される入賞をパチンコ球の有効な入賞と称する。
４）取得手段：パチンコ球が始動口に有効に入賞したことを条件に遊技データを取得し、記録手段に記録するものである。この遊技データとは可変表示遊技を行うために必要なデータであり、例えば特定状態の有無を判定するためのカウンタデータ・特定状態の判定結果を示す判定データ・可変表示の演出内容を設定するためのカウンタデータ・演出内容の設定結果を示す演出データ・識別図柄の停止態様を設定するためのカウンタデータ・停止態様の設定結果を示す図柄データ等が遊技データに該当する。
５）指令手段：可変表示の開始および停止を表示制御手段に指令するものである。この可変表示は記録手段に遊技データが格納されていることを条件に指令されるものであり、遊技データに特定のものが存在しないときには可変表示の指令順序がパチンコ球の入賞順に設定される。この指令手段は可変表示の指令順序をパチンコ球の入賞順に対して変更する機能を有しており、遊技データに特定のものが存在していることを条件に指令順序の変更機能を作動させる。この特定の遊技データとは予め設定された特定状態を生成する遊技データを称する用語であり、例えば大当りを発生させる遊技データ・リーチを発生させる遊技データ・特定のリーチアクションを発生させる遊技データ等が特定の遊技データに該当する。
［発明２］
操作子と、前記操作子の有効な操作内容に応じて順序変更モードを有効状態および無効状態に切換えるモード変更手段とを備え、前記指令手段は順序変更モードの有効状態で前記記録手段に特定の遊技データが記録されていることを条件に可変表示をパチンコ球の入賞順と異なる順序で指令することを特徴とする発明１記載の遊技機。
発明２は特定の遊技データの存在および順序変更モードの有効化の双方を条件に指令順序の変更機能を作動させるものであり、順序変更モードを操作子の有効な操作内容に応じて有効化するところに特徴を有する。この発明２によれば、遊技者やパチンコホールの好みに応じて可変表示順序の変更機能を有効化および無効化できるので、利便性が高まる。
１）操作子：直接的に操作される接触形の機械スイッチは勿論のこと、手等を近付けることによって間接的に操作される非接触形の赤外線センサおよび光電センサ等を含む用語である。この操作子は遊技者が前方から操作可能に設けても良く、遊技者が前方から操作不能に設けても良い。この操作子は実質的な遊技停止状態で有効化することが好ましく、実質的な遊技停止状態とは可変表示および大当り表示が停止し且つ遊技データが存在しない状態を称する。
［発明３］
前記取得手段は特定の遊技データおよび通常の遊技データを前記記録手段に順序付けて記録し、前記指令手段は前記記録手段に記録された遊技データを設定順序で用いて可変表示を指令することを特徴とする発明１〜２のいずれかに記載の遊技機。
発明３は特定の遊技データおよび通常の遊技データを共通エリアに順序付けて記録し、遊技データを記録順序で使用することで可変表示順序を決めるものであり、通常の遊技データとは特定の遊技データに該当しない遊技データを称している。この順序付けには遊技データを使用順序で記録手段に記録すること・入賞順序で記録された遊技データに使用順序を設定すること等が該当する。この順序付けは特定の遊技データが最後に使用されるように行うことが好ましく、順序付けのタイミングは遊技データの取得時または可変表示の指令時であることが好ましい。この発明３によれば、特定の遊技データおよび通常の遊技データを記録手段の共通エリアに順序付けて格納しておくことで可変表示順序を変更できる。このため、両者を別個のエリアに分けて格納する必要がなくなるので、記録手段の記録エリアが少なくて済む。
［発明４］
前記取得手段は通常の遊技データおよび特定の遊技データを前記記録手段の第１の保留エリアおよび第２の保留エリアに記録し、前記指令手段は前記第１の保留エリアに遊技データが記録されているときには前記第１の保留エリアの遊技データに基いて可変表示を指令し前記第２の保留エリアだけに遊技データが記録されているときには前記第２の保留エリアの遊技データに基いて可変表示を指令することを特徴とする発明１〜２のいずれかに記載の遊技機。
発明４は通常の遊技データおよび特定の遊技データを第１の保留エリアおよび第２の保留エリアに分けて記録し、特定の遊技データを通常の遊技データの消滅段階で使用するものである。具体的には第１の保留エリアに通常の遊技データが記録されているときには第１の保留エリアの遊技データに基いて可変表示を指令し、第２の保留エリアだけに特定の遊技データが記録されているときには第２の保留エリアの遊技データに基いて可変表示を指令するものである。この発明４によれば、遊技データに使用順序を設定する必要がなくなるので、制御内容が単純になる。
［発明５］
遊技データに基いて大当りおよび外れを判定する大当り判定手段と、前記大当り判定手段が大当りを判定したことを条件に高確率モードおよび通常モードを選択的に設定する特典設定手段とを備え、前記特典設定手段は限度回数が多数（無限を含む）の時間短縮モードおよび少数の時間短縮モードを高確率モードおよび通常モードと共に設定し、前記大当り判定手段は通常モード時には遊技データを少数個の大当り値と比較することに基いて大当りを通常確率で判定し高確率モード時には通常モード時と同一値を含んだ多数個の大当り値と比較することに基いて大当りを高確率で判定し、前記指令手段は少数個の大当り値と同一値の遊技データが時間短縮モードの有効状態で前記記録手段に記録されているときには大当りを発生させない遊技データを先に用いて可変表示を指令することを特徴とする発明１〜４のいずれかに記載の遊技機。
遊技機には通常モード用の大当り値群と高確率モード用の大当り値群とがあり、通常モード時には遊技データとしてのカウンタデータを通常モード用の大当り値群と比較することに基いて大当りおよび外れを判定し、高確率モード時にはカウンタデータを高確率モード用の大当り値群と比較することに基いて大当りおよび外れを判定している。これら通常モード用の大当り値群および高確率モード用の大当り値群は少数個の大当り値および多数個の大当り値からなるものであり、高確率モード用の大当り値群は通常モード用の大当り値の一部または全部を含んで構成されている。特定の遊技データとは高確率モードおよび通常モードの双方で兼用される大当り値と同一のカウンタデータを称するものであり、通常モードであっても大当りとなる点で価値が高いものである。この特定の遊技データによって発生する大当りを特定大当りと称する。発明５は特定大当りを発生させる特定のカウンタデータが時間短縮モードの有効状態で存在するときには遊技者有利の状態を発生させ、特定のカウンタデータの価値を高めるものであり、具体的には外れのカウンタデータを先に用いて可変表示を指令するものである。時間短縮モードとは可変表示時間を時間短縮モードの無効時に比べて短縮するモードであり、高確率モードの設定時には限度回数が多数（無限を含む）の時間短縮モードが設定され、通常モードの設定時には限度回数が少数の時間短縮モードが設定される。これら時間短縮モードの有効時には始動口の拡大時間が相対的に長く設定され、パチンコ球の始動口に対する入賞率が高められる。この発明５によれば、特定のカウンタデータが存在するときには外れのカウンタデータを先に用いて可変表示が指令される。このため、高確率モード時には大当りの発生によって高確率モードが終了することが先送りされ、高確率モードの継続回数が長くなるので、新たな大当りを高確率で獲得する新たな特典が生成される。また、限度回数が少数の時間短縮モード時には時間短縮モードが大当りの発生によって途中終了することが先送りされるので、時間短縮モードの継続回数が限度値に近付く新たな特典が生成される。
［発明６］
遊技データに基いて大当りおよび外れを判定する大当り判定手段と、前記大当り判定手段が大当りを判定したことを条件に高確率モードおよび通常モードを選択的に設定する特典設定手段とを備え、前記特典設定手段は限度回数が多数（無限を含む）の時間短縮モードおよび少数の時間短縮モードを高確率モードおよび通常モードと共に設定し、前記大当り判定手段は通常モード時には遊技データを少数個の大当り値と比較することに基いて大当りを通常確率で判定し高確率モード時には通常モード時と異なる多数個の大当り値と比較することに基いて大当りを高確率で判定し、前記指令手段は少数個の大当り値と同一の遊技データが時間短縮モードの有効状態で前記記録手段に記録されているときには別の遊技データを先に用いて可変表示を指令することを特徴とする発明１〜４のいずれかに記載の遊技機。
高確率モード用の多数個の大当り値は通常モード用の少数個の大当り値と相違するものから構成されている。特定の遊技データとは通常モード用の少数個の大当り値と同一のカウンタデータを称するものであり、通常モード時には大当りとなるものの高確率モード時には大当りとならず、高確率モード時の扱いの点で価値が低い。発明６は特定のカウンタデータが高確率モードの有効状態で存在するときには遊技者有利の状態を発生させ、特定のカウンタデータの価値を高めるものであり、具体的には特定のカウンタデータではない通常のカウンタデータを先に用いて可変表示を指令するものである。この発明６によれば、高確率モードの有効状態で特定の遊技データが存在するときには通常のカウンタデータを用いて可変表示が指令される。このため、特定のカウンタデータの使用が先送りされるので、特定のカウンタデータの使用前に通常のカウンタデータによって大当りが発生する機会が生成される。従って、特定のカウンタデータの使用前に大当りが発生することに基いて通常モードが設定されたときには特定のカウンタデータによって大当りが確定的に発生することになる。即ち、通常モードであれば大当りになる特定のカウンタデータを単なる外れ値として無駄に扱うことがなくなるので、特定のカウンタデータの価値が高められる。通常モードおよび時間短縮モードの有効状態で特定のカウンタデータが存在するときには特定のカウンタデータとは異なる通常のカウンタデータが使用され、特定のカウンタデータの使用が先送りされる。このため、時間短縮モードが大当りの発生によって途中終了することが先送りされるので、時間短縮モードの継続回数が限度値に近付く特典が生成される。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の第１実施例を示す図（特別図柄遊技の流れを示す図）
【図２】 パチンコ機の全体構成を示す前面図
【図３】 遊技盤を示す前面図
【図４】 パチンコ機の全体構成を示す後面図
【図５】 メイン制御装置の電気的構成を示す図
【図６】 払出制御装置の電気的構成を示す図
【図７】 サブ制御装置の電気的構成を示す図
【図８】 メイン制御装置のメインプログラムを示すフローチャート
【図９】 （ａ）はメイン制御装置が保有するランダムカウンタの一覧を示す図、（ｂ）はノーマルカウンタの一覧を示す図、（ｃ）はタイマの一覧を示す図
【図１０】 ランダムカウンタの加算方法を説明するための図
【図１１】 メイン制御装置のＲＡＭのデータ格納エリアを示す図
【図１２】 メイン制御装置のタイマ割込みプログラムを示すフローチャート
【図１３】 メイン制御装置の特別図柄用データ取得処理を示すフローチャート
【図１４】 カウンタと特別図柄用の保留データ記録部とランプナンバーとの関係を示す図
【図１５】 メイン制御装置の普通図柄用データ取得処理を示すフローチャート
【図１６】 カウンタと普通図柄用の保留データ記録部との関係を示す図
【図１７】 メイン制御装置の普通図柄遊技処理を示すフローチャート
【図１８】 ランダムカウンタと普通図柄との関係を示す図
【図１９】 メイン制御装置のモード切換処理を示すフローチャート
【図２０】 メイン制御装置の制御データ設定処理を示すフローチャート（前半部）
【図２１】 メイン制御装置の制御データ設定処理を示すフローチャート（後半部）
【図２２】 遊技モードと大当り値との関係を示す図
【図２３】 ランダムカウンタと大当り図柄，左特別図柄，中特別図柄，右特別図柄との関係を示す図
【図２４】 大当り用の変動パターンテーブルを示す図
【図２５】 外れリーチ用の変動パターンテーブルを示す図
【図２６】 メイン制御装置の特別図柄遊技開始処理を示すフローチャート
【図２７】 メイン制御装置の特別図柄遊技終了処理を示すフローチャート
【図２８】 メイン制御装置の大当り遊技処理を示すフローチャート
【図２９】 サブ制御装置のメインプログラムを示すフローチャート
【図３０】 サブ制御装置のタイマ割込みプログラムを示すフローチャート
【図３１】 サブ制御装置の普通図柄遊技処理を示すフローチャート
【図３２】 サブ制御装置のコマンド待ち処理を示すフローチャート
【図３３】 特別図柄遊技用の遊技パターンテーブルを示す図
【図３４】 完全外れ用の特別図柄遊技パターンを説明するための図（時間短縮モード専用）
【図３５】 完全外れ用の特別図柄遊技パターンを説明するための図（通常モード専用）
【図３６】 外れリーチ用の特別図柄遊技パターンを説明するための図（ノーマルリーチ）
【図３７】 サブ制御装置の特別図柄遊技開始処理を示すフローチャート
【図３８】 サブ制御装置の特別図柄遊技処理を示すフローチャート
【図３９】 サブ制御装置の大当り遊技処理を示すフローチャート
【図４０】 本発明の第２実施例を示す図１３相当図
【図４１】 カウンタデータおよび判定データの格納エリアを示す図
【図４２】 図２０相当図
【図４３】 本発明の第３実施例を示す図１３相当図
【図４４】 図２０相当図
【図４５】 図２２相当図
【図４６】 図２１相当図
【図４７】 本発明の第４実施例を示す図１３相当図
【図４８】 図４１相当図
【図４９】 図２０相当図
【符号の説明】
２８は特別図柄始動口（始動口）、２７は図柄表示装置（表示器）、４８はメイン制御装置（取得手段，指令手段，モード変更手段，大当り判定手段，特典設定手段）、５１はＲＡＭ（記録手段）、７７はモード切換スイッチ（操作子）を示している。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention provides a variable display in which an identification symbol is sequentially displayed in a variable state and a variable stop state on a display on the condition that the pachinko ball is effectively won at the start port, and the game is performed depending on the mode of the identification symbol in the variable stop state. The present invention relates to a gaming machine having a configuration for notifying a person of a determination result of jackpot and loss.
[0002]
[Problems to be solved by the invention]
Some of the above gaming machines have a configuration in which a random number value is acquired every time a pachinko ball effectively wins a start opening and is stored in a RAM reservation area in the order of winning. In the case of this configuration, the big hit and miss are determined based on comparing the stored data in the reserved area with the big win value, and the big hit and miss are generated in the order of winning based on performing variable display in the order of winning. For this reason, the player cannot be notified of the big hit at any time, so there is room for improvement in terms of preference.
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object thereof is to provide a novel gaming machine capable of notifying a player of a specific state such as a big hit at a free timing.
[0003]
[Means for Solving the Problems]
  The gaming machine according to claim 1, wherein a pachinko ball is launched, a starting port provided in the game board and allowing the pachinko ball to win, and a pachinko ball provided in the game board to win. A winning display that can be switched between an open state in which a ball can be won and a closed state in which a pachinko ball cannot win, and a variable display image that sequentially displays each of the three rows of identification symbols in a variable state and a variable stop state. The symbol display device to be displayed, and the counter value is updated by a predetermined constant value every time a predetermined fixed time elapses. Means for performing within the range of the value and the predetermined upper limit value, 1) a plurality of different high probability jackpot values determined by the lower limit value and the upper limit range of the counter value, and 2) a plurality of high values probability And a first area and a ROM in which a plurality of low probability jackpot values that are different from each other and smaller than the high probability jackpot value are recorded in advance. A RAM having each of the second areas, in which each of the probability variation flag and the jackpot carryover flag is recorded in either the on state or the off state, and when the pachinko ball wins the start opening, the counter Means for detecting the update result of the value and recording the update result of the value of the counter in the first area of the RAM; an operator operable by the player; and when the operator is operated, A means for setting the RAM big hit carryover flag to either an on state or an off state in accordance with the operation content of the operation element, and a counter value is recorded in the first area of the RAM. If the counter value is determined to be recorded in the first area of the RAM, both the big hit carryover flag of the RAM and the probability variation flag of the RAM are turned on. From the first area of the RAM when it is determined that one of the RAM big hit carryover flag and the RAM probability variation flag is not set to the ON state. Means for detecting the value of the counter having the oldest recording order, recording the result of detection of the counter value in the second area of the RAM, and erasing it from the first area of the RAM; When it is determined that both the flag and the probability variation flag of the RAM are set to the on state, the one from the first area of the RAM Means for detecting the value of the counter and recording the result of detection of the counter value in the second area of the RAM and erasing it from the first area of the RAM; and when the probability variation flag of the RAM is off, the RAM 11) A process of comparing the counter value of the second area of the RAM with each of a plurality of low-probability jackpot values of the ROM. When the value of the counter in the second area of the RAM is different from any of the plurality of low probability jackpot values of the ROM, it is determined that the big winning opening is not in an open state, and the plurality of low probabilities of the ROM is determined. If it is the same as one of the jackpot values for the game, a process is performed to determine that the jackpot is a jackpot that opens the jackpot, and when the probability variation flag of the RAM is on, the RAM 12) the counter value is recorded in the area 2) 12) a process of comparing the counter value of the second area of the RAM with each of the plurality of high probability jackpot values of the ROM, When the counter value of the second area is different from any of the plurality of high probability jackpot values of the ROM and is determined to be out of the ROM, and is equal to any of the plurality of high probability jackpot values of the ROM One of the means for performing the process of determining that the game is a big hit, and the low-probability design that has been determined in advance and the high-probability design that is different from the low-probability design. Is selected and each of the three columns of identification symbols is set as a symbol selection result, so that the three columns of identification symbols are set to the same jackpot combination. Consist of patterns When the winning combination is set, the probability variation flag of the RAM is set to the on state, and when the identification symbols of the three columns are set to the big winning combination including the symbols for low probability, the probability variation flag of the RAM is turned off. When the combination of the means for setting the state, the means for setting the identification symbols of the three columns when they are determined to be out of place, and the combination of the identification symbols of the three columns when the combination of the identification symbols of the three columns is set. When a variable display image is displayed on the symbol display device and the three rows of identification symbols are set to the jackpot combination, the three rows of identification symbols are set to the jackpot combination in the variable stop state and the three rows When the identification symbol is set to the out-of-combination combination, the means for making the three-line identification symbol out-of-combination in the variable stop state, and the symbol display in the variable display on the symbol display device is a big hit in the variable stop state set It is determined that the game is provided with means for performing a big hit game for opening the big prize opening when both are combined, and that both the big hit carryover flag of the RAM and the probability variation flag of the RAM are set to the on state. In this case, the value of one counter is 21) that is different from any of the plurality of high probability jackpot values of the ROM, and is judged to be out of both the on state and off state of the probability variation flag of the RAM. And 22) the same as any of the remaining high probability jackpot values in the ROM except for low probability jackpots, and it is determined that the RAM is a jackpot when the probability variation flag of the RAM is on. In addition, each of the counter values determined to be out in the OFF state of the probability variation flag of the RAM is 23) a large number of high probability for the ROM in the ROM The value is the same as that for low probability, and is detected preferentially compared to the counter value determined to be a big hit in both the on state and off state of the probability variation flag of the RAM. Has characteristics.
  The gaming machine according to claim 2, wherein a pachinko ball is fired, a starting port provided in the game board and allowing the pachinko ball to win, and a pachinko ball provided in the game board to win. A winning display that can be switched between an open state in which a ball can be won and a closed state in which a pachinko ball cannot win, and a variable display image that sequentially displays each of the three rows of identification symbols in a variable state and a variable stop state. The symbol display device to be displayed, and the counter value is updated by a predetermined constant value every time a predetermined fixed time elapses. Means for performing within the range of the value and the predetermined upper limit value, 1) a plurality of different high probability jackpot values determined by the lower limit value and the upper limit range of the counter value, and 2) a plurality of high values probability And a first area and a ROM in which a plurality of low probability jackpot values that are different from each other and smaller than the high probability jackpot value are recorded in advance. A RAM having each of the second areas, in which each of the probability variation flag and the jackpot carryover flag is recorded in either the on state or the off state, and when the pachinko ball wins the start opening, the counter 11) When the update result of the value is detected and the probability variation flag of the RAM is in the OFF state, 11) A process of comparing the detection result of the counter value with each of the plurality of low probability jackpot values of the ROM. When the detection result is different from any of the plurality of low-probability jackpot values in the ROM, it is determined that the prize winning opening is not released and the counter value is detected. When the result is the same as one of a plurality of low probability jackpot values of the ROM, a process is performed for determining that the jackpot is a specific jackpot of the jackpot that opens the jackpot and the probability variation of the RAM In the flag on state, 12) a process of comparing the detection result of the counter value with each of the plurality of high probability jackpot values of the ROM, and the detection result of the counter value is a plurality of high probability for the ROM When it is determined that the value is different from any of the jackpot values and the detection result of the counter value is the same as one of the low probability out of the plurality of high probability jackpot values of the ROM, the specific jackpot Means for determining and determining that the counter value is a big hit when the detection result of the counter value is the same as any of the remaining high probability big hit values of the ROM except the low probability big hit value When the RAM probability variation flag is in an off state, a determination result as to whether it is a specific big hit or miss is recorded in the first area of the RAM, and when the RAM probability variation flag is in an on state, a specific big hit and a big hit are recorded. Means for recording the result of determination of whether it is off in the first area of the RAM, an operation element that can be operated by a player, and a carry-over of the RAM when the operation element is operated Means for setting a flag to either an on state or an off state in accordance with the operation content of the operation element, and whether or not a determination result is recorded in the first area of the RAM; When it is determined that the determination result is recorded in the first area of the RAM, both the big hit carryover flag of the RAM and the probability variation flag of the RAM are set to the on state. The recording order from the first area of the RAM when it is determined that one of the RAM big hit carryover flag and the RAM probability variation flag is not set to the ON state. Means for detecting one old determination result, recording the determination result in the second area of the RAM, and erasing the determination result from the first area of the RAM; a jackpot carryover flag of the RAM; and a probability variation flag of the RAM When it is determined that both are set to the ON state, one determination result is detected from the first area of the RAM, the determination result is recorded in the second area of the RAM, and the first of the RAM is recorded. When the RAM is erased from the area and the probability variation flag of the RAM is off, the determination result of the specific jackpot is recorded in the second area of the RAM. 21) Select one symbol from a predetermined symbol for low probability and a symbol for high probability different from the symbol for low probability, and set each of the three symbols in the symbol selection result. By performing the processing, the three rows of identification symbols are set to the same combination of jackpots, and when the probability variation flag of the RAM is on, the specific jackpot judgment result and the jackpot judgment result are displayed in the second area of the RAM. When each is recorded, the processing of 21) is performed, so that the three rows of identification symbols are set to a jackpot combination, and the three rows of identification symbols are set to a jackpot combination consisting of symbols for high probability. In this case, when the probability variation flag of the RAM is set to the on state and the identification symbols of the three columns are set to the jackpot combination including the symbols for low probability, the probability variation flag of the RAM is set to the off state. A combination of three rows of identification symbols and a means for setting the three rows of identification symbols to a combination of divergences that are not identical to each other when a deviation determination result is recorded in the second area of the RAM Is displayed on the symbol display device, and when the three rows of identification symbols are set to the jackpot combination, the three rows of identification symbols are set to the jackpot in the variable stop state. In the case where the combination symbols and the three-line identification symbols are set to the out-of-combination combinations, means for changing the three-line identification symbols to the out-of-combination state in the variable stop state, and the identification symbols in the variation display image on the symbol display device Means for performing a big hit game for opening the big winning opening when the combination is a big hit in a variable stop state, and both the big jackpot carry-over flag and the random probability flag of the RAM are set to an on state. When it is determined that the determination is made, the determination result is that each of the determination result out of the first area of the RAM and the determination result of jackpot is detected before the determination result of the specific jackpot as one determination result. Have.
  ContractInvention to Claim 1 to Claims2According to each of the inventions, the variable display order is changed from the winning order of the pachinko balls on condition that game data for generating a specific state such as a big hit is stored in the RAM. For this reason, since it is possible to notify the player of a specific state such as a big hit in a different order, novel gaming characteristics can be obtained. Moreover, since the function for changing the variable display order can be validated and invalidated according to the player's preference, convenience is enhanced.
  According to each of the invention according to claim 1 and the invention according to claim 2, when specific game data exists in each of the ON states of the probability variation flag and the big hit carryover flag, variable display is performed using normal counter data. Commanded. For this reason, since the use of the specific counter data is postponed, an opportunity for generating a big hit by the normal counter data is generated before the use of the specific counter data. Therefore, when the probability variation flag is set to the OFF state based on the occurrence of a big hit before using specific counter data, the big hit is definitely generated by the specific counter data. In other words, in the normal mode, specific counter data that is a big hit is not treated as a mere outlier, so that the value of the specific counter data is increased.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. As shown in FIG. 5, the outer frame 1 is installed on the Taishima island of the pachinko hall. The outer frame 1 has a rectangular tube shape with front and rear surfaces opened. As shown in FIG. 3, the front door 2 has a vertical axis (not shown) on the left side as shown in FIG. It is mounted so as to be rotatable around the center. The front door 2 has a frame shape for opening and closing the front opening of the outer frame 1, and a horizontally long rectangular dish plate 3 is mounted on the front surface of the front door 2. An upper plate 4 is fixed to the front surface of the plate 3, and pachinko balls are stored in the upper plate 4. A plurality of slits 5 are formed at the left end of the upper plate 4. A speaker 6 is fixed behind the plurality of slits 5, and when the speaker 6 is driven, game sound is output from the speaker 6 to the player ahead through the plurality of slits 5.
[0012]
A handle base 7 is fixed to the front surface of the front door 2 at the lower right portion, and a firing handle 8 is rotatably attached to the handle base 7. As shown in FIG. 5, a firing motor 9 is attached to the rear of the firing handle 8, and a hitting ball 10 is connected to the rotation shaft of the firing motor 9 as shown in FIG. 3. The firing motor 9 corresponds to a driving source for the hitting ball 10, and when the shooting handle 8 is rotated in the clockwise direction in FIG. 3, power is supplied to the shooting motor 9 and the hitting ball 10 is driven. Based on this, the pachinko ball in the upper plate 4 is ejected from the upper plate 4.
[0013]
A rectangular window frame 11 is mounted on the front surface of the front door 2 so as to be rotatable about a vertical axis (not shown) on the left side, and transparent glass is provided on the inner peripheral surface of the window frame 11. A window 12 is held. A frame-shaped mechanism board (not shown) is fixed to the rear surface of the front door 2. As shown in FIG. 4, the mechanism board holds a game board 13, and the game board 13 is covered from the front by the glass window 12 of the window frame 11.
[0014]
As shown in FIG. 3, a frame key 14 is attached to the front surface of the front door 2 at the right side, and the frame key 14 locks the front door 2 in a closed state in close contact with the outer frame 1, The window frame 11 is locked in a closed state in which the window frame 11 is fitted to the inner peripheral surface of the opening of the front door 2. Further, as shown in FIG. 4, an outer rail 15 and an inner rail 16 are fixed to the front surface of the game board 13, and a pachinko ball repelled by the hitting ball 10 is a launch path between the outer rail 15 and the inner rail 16. Ascends through 17 and is discharged from the outlet 18 of the launch passage 17. In addition, a plurality of obstacle nails 19 are driven in front of the game board 13, and the pachinko balls released from the outlet 18 fall while hitting the obstacle nails 19.
[0015]
A triangular corner lamp cover 20 is fixed to the front surface of the game board 13 at the upper left corner and the upper right corner. A plurality of corner lamps 21 (see FIG. 6) are fixed to the rear of each corner lamp cover 20, and each corner lamp cover 20 emits light when the rear corner lamp 21 is lit. Further, as shown in FIG. 4, side lamp covers 22 are fixed to the front surface of the game board 13 at the left side and the right side. A plurality of side lamps 23 (see FIG. 6) are fixed to the rear of each side lamp cover 22, and each side lamp cover 22 emits light when the rear side lamp 23 is lit.
[0016]
As shown in FIG. 4, a display base plate 24 is fixed to the front surface of the game board 13, and four holding ball lamps 25 are fixed to the upper end portion of the display base plate 24. These four holding ball lamps 25 constitute a holding ball indicator 26 and are arranged in a horizontal row.
[0017]
A symbol display device 27 composed of a color liquid crystal display is fixed to the display base plate 24. The symbol display device 27 is provided with a special symbol variation area TE, and the special symbols are displayed in three horizontal rows in the special symbol variation area TE. These special symbols in each column correspond to identification symbols for identifying jackpots and misses, and are composed of numeric symbols. The symbol display device 27 corresponds to a display.
[0018]
The symbol display device 27 is provided with a normal symbol variation region HE. The normal symbol variation area HE is located in the lower left corner of the special symbol variation area TE, and the normal symbols are displayed in two horizontal rows in the normal symbol variation area HE. The normal symbols in these columns correspond to identification symbols for identifying hits and misses, and are composed of numeric symbols.
[0019]
A special symbol start port 28 is fixed to the game board 13 below the symbol display device 27. The special symbol starting port 28 has a pocket shape whose upper surface is open, and a special symbol starting sensor 29 (see FIG. 6) is fixed in the special symbol starting port 28. The special symbol start sensor 29 is composed of a proximity switch, and detects that a pachinko ball has won in the special symbol start port 28 and outputs a special symbol start signal. The special symbol starting port 28 corresponds to a starting port and a winning port. The special symbol start sensor 29 corresponds to a start sensor and a winning sensor.
[0020]
As shown in FIG. 4, two blades 30 are mounted on the special symbol starting port 28 so as to be rotatable about a shaft 31, and both blades 30 are in a vertical state (see a two-dot chain line). When rotating, the distance between the blades 30 is about the diameter of the pachinko sphere, and only the pachinko balls that fall from directly above the special symbol starting port 28 pass through the gap between the blades 30. To win a special symbol start opening 28. Further, the special symbol starting port is based on the fact that pachinko balls falling on both the left and right sides of the special symbol starting port 28 are captured by the vane plate 30 when both the blade plates 30 are rotated in an inclined state (see the solid line). Win 28. That is, both the blades 30 substantially expand and contract the opening of the special symbol starting port 28.
[0021]
Both vanes 30 are mechanically connected to the plungers of vane solenoids 32 (see FIG. 6), and the vane solenoids 32 are based on rotating both vanes 30 in an inclined state and a vertical state. The special symbol starting port 28 is expanded and contracted. Further, as shown in FIG. 4, a normal symbol start gate 33 is fixed on the front surface of the game board 13 so as to be positioned on the left side of the special symbol start port 28. The normal symbol start gate 33 has a U-shaped frame shape whose upper and lower surfaces are open, and a normal symbol start sensor 34 (see FIG. 6) is fixed in the normal symbol start gate 33. The normal symbol start sensor 34 is a proximity switch, detects a pachinko ball passing through the normal symbol start gate 33, and outputs a normal symbol start signal.
[0022]
As shown in FIG. 4, a winning hole base plate 35 is fixed to the front surface of the game board 13 below the special symbol starting port 28. A large winning opening (not shown) is fixed. In addition, a door 36 is mounted on the winning hole base plate 35 so as to be rotatable around a horizontal shaft 37 at the lower end, and the front of the big winning hole is rotated in a closed state. The door 36 is closed, and the door 36 is opened based on the pivoting to the open state where the door 36 is horizontally tilted forward. Note that the big winning opening corresponds to a variable winning opening.
[0023]
A large winning opening solenoid 37 (see FIG. 6) is fixed to the rear surface of the winning opening base plate 35. A door 36 is mechanically connected to the plunger of the special winning opening solenoid 37, and the door 36 is rotated to an open state and a closed state based on the advance / retreat of the plunger of the special winning opening solenoid 37. A count sensor 38 (see FIG. 6) is fixed in the special winning opening. The count sensor 38 is composed of a proximity switch, and detects that a pachinko ball has won a prize winning opening and outputs a count signal.
[0024]
As shown in FIG. 5, a rectangular frame-shaped main set 39 is detachably mounted on the rear surface of the front door 2, and a square center cover 40 is detachable on the inner periphery of the main set 39. It is installed. The center cover 40 has a container shape with an open front, and is disposed behind the game board 13. Further, a collective kite (not shown) is fixed to the rear surface of the game board 13, and the collective kite is covered from the rear by a center cover 40. This collective basket is connected to the special symbol start opening 28 and the big prize opening, and the pachinko ball won in the special design start opening 28 and the pachinko ball won in the big prize opening roll into a common collective bowl, The balls are discharged out of the machine through a winning ball passage (not shown) of the main set 39.
[0025]
A ball tank 41 is fixed to the rear surface of the main set 39 at the upper end. The ball tank 41 has a container shape with an upper surface opened, and pachinko balls are stored in the ball tank 41. A tank rail 42 is fixed to the rear surface of the main set 39. The tank rail 42 has an inclined bowl shape, and the right end portion of the tank rail 42 is connected to the ball tank 41.
[0026]
A prize ball payout device 43 is detachably mounted on the left side of the main set 39. This prize ball payout device 43 uses a payout motor 44 (see FIG. 6) as a drive source, and the pachinko ball is awarded as a prize ball based on the winning of the pachinko ball in the special symbol start opening 28 and the big prize opening. discharge.
[0027]
The main set 39 is provided with a lower dish passage (not shown). The upper end portion of the lower dish passage is connected to the prize ball payout device 43, and the pachinko balls released from the prize ball payout device 43 fall in the lower dish passage. In addition, an upper plate passage (not shown) is provided in the middle of the lower plate passage. The upper plate passage is connected to the upper plate 4, and the pachinko balls released from the prize ball dispensing device 43 roll into the upper plate passage from the lower plate passage, and are discharged into the upper plate 4 through the upper plate passage. Is done.
[0028]
As shown in FIG. 3, a lower plate 45 is fixed to the front surface of the front door 2 so as to be positioned below the upper plate 4. The lower plate 45 is connected to the lower end of the lower plate passage. When the pachinko ball overflows from the upper plate 4 and fills the upper plate passage, the lower plate 45 passes into the lower plate 45 through the lower end of the lower plate passage. Paid out.
[0029]
On the rear surface of the main set 39, as shown in FIG. 5, a horizontally long rectangular main board box 46 located at the lower end is fixed. As shown in FIG. 6, a main board 47 is accommodated in the main board box 46, and a main control device 48 mainly composed of a one-chip type microcomputer is mounted on the main board 47. Yes. The main control device 48 includes a CPU 49, a ROM 50, a RAM 51, and an I / O 52, and a control program and control data are recorded in the ROM 50. The main control device 48 corresponds to an acquisition unit, a command unit, a mode change unit, a jackpot determination unit, a privilege setting unit, a symbol setting unit, a specific state determination unit, an effect setting unit, and a game data setting unit. The RAM 51 of the control device 48 corresponds to a recording unit.
[0030]
The special symbol start sensor 29, the normal symbol start sensor 34, and the count sensor 38 are electrically connected to the main control device 48 via the sensor output circuit 53. The sensor output circuit 53 is mounted on the main board 47, and the CPU 49 of the main control device 48 has a special symbol start signal from the special symbol start sensor 29, a normal symbol start signal from the normal symbol start sensor 34, and a count sensor. The count signal from 38 is detected via the sensor output circuit 53.
[0031]
The vane solenoid 32 and the special prize opening solenoid 37 are electrically connected to the main controller 48 via a solenoid drive circuit 54. This solenoid drive circuit 54 is mounted on the main board 47, and the CPU 49 of the main control device 48 controls the power supply to the blade plate solenoid 32 and the special prize opening solenoid 37 through the solenoid drive circuit 54 to cut off the power. Both the blades 30 of the start opening 28 and the door 36 of the special winning opening are rotated.
[0032]
The four holding ball lamps 25 are electrically connected to the main controller 48 via the lamp driving circuit 55. The lamp driving circuit 55 is mounted on the main board 47, and the CPU 49 of the main control device 48 controls lighting of the four holding ball lamps 25 via the lamp driving circuit 55.
[0033]
As shown in FIG. 5, a payout board box 56 is fixed to the rear surface of the main set 39 in front of the main board box 46. As shown in FIG. 7, a payout board 57 is accommodated in the payout board box 56, and a payout control device 58 mainly composed of a one-chip type microcomputer is mounted on the payout board 57. Yes. The payout control device 58 includes a CPU 59, a ROM 60, a RAM 61, and an I / O 62. A control program and control data are recorded in the ROM 60. A main control device 48 is electrically connected to the payout control device 58, and a prize ball command and prize ball data are transmitted from the main control device 48 to the payout control device 58 in one direction.
[0034]
A payout motor 44 is electrically connected to the payout control device 58 via a motor drive circuit 63. The motor drive circuit 63 is mounted on the payout board 57, and the CPU 59 of the payout control device 58 controls the rotation amount of the payout motor 44 through the motor drive circuit 63. This amount of rotation is adjusted by the CPU 59 of the payout control device 58 based on the prize ball data from the main control device 48, and the CPU 59 controls the amount of rotation of the payout motor 44 from the prize ball payout device 43. A number of pachinko balls corresponding to the prize ball data are dispensed into the upper plate 4 as prize balls.
[0035]
An integrated substrate case (not shown) is fixed to the rear surface of the center cover 40. As shown in FIG. 8, an integrated substrate 64 is accommodated in the integrated substrate case, and a sub-control device 65 is mounted on the integrated substrate 64. The sub-control device 65 has a CPU 66, ROM 67, RAM 68, VDP 69, VROM 70, VRAM 71, and I / O 72. The ROM 67 records a control program and control data, and the VROM 70 records a display program and display data. ing. Note that the sub-control device 65 corresponds to effecting means, display control means, lamp control means, and speaker control means.
[0036]
A main control device 48 is electrically connected to the sub control device 65. This sub-control device 65 is a device in which effect commands and effect data are transmitted from the main control device 48 in one direction, and the CPU 66 of the sub-control device 65 sets display commands based on the effect commands from the main control device 48. And output to the VDP 69. The integrated board 64 is equipped with an LCD drive circuit 73. The VDP 69 detects display data corresponding to the display command from the VROM 70, and displays the display command and display data on the symbol display device 27 via the LCD drive circuit 73. Displays a moving image / still image with the corresponding contents.
[0037]
The sub-control device 65 is electrically connected to the speaker 6 via the speaker drive circuit 74. The speaker drive circuit 74 is mounted on the integrated substrate 64, and the CPU 66 of the sub-control device 65 outputs game sound from the speaker 6 through the speaker drive circuit 74. The game sound is output by the CPU 66 of the sub-control device 65 based on the effect command and effect data from the main control device 48. When the speaker 6 is driven, the game sound corresponding to the effect command and effect data is output from the speaker 6. Is output.
[0038]
A plurality of corner lamps 21 and a plurality of side lamps 23 are electrically connected to the sub control device 65 via a lamp driving circuit 75. The lamp driving circuit 75 is mounted on the integrated substrate 64, and the CPU 66 of the sub-control device 65 controls lighting of the plurality of corner lamps 21 and the plurality of side lamps 23 through the lamp driving circuit 75. This lighting control is performed by the CPU 66 of the sub-control device 65 based on the effect command and effect data from the main control device 48. When the corner lamp 21 and the side lamp 23 are driven, the corner lamp cover 20 and the side lamp cover 22 are It is illuminated in a manner corresponding to the production command / production data.
[0039]
The gaming machine main body 76 in FIG. 2 includes an outer frame 1, a front door 2, a plate 3, an upper plate 4, a handle base 7, a launch handle 8, a window frame 11, a glass window 12, a mechanism panel, a game board 13, and a frame key 14. Corner lamp cover 20, side lamp cover 22, main set 39, center cover 40, ball tank 41, tank rail 42, prize ball dispensing device 43, lower plate 45, main board box 46, dispensing board box 56, integrated board case A mode changeover switch 77 is mechanically mounted on the front side of the gaming machine main body 76.
[0040]
The mode changeover switch 77 is fixed to the upper plate 4 and is electrically connected to the main control device 48 via a harness as shown in FIG. The mode changeover switch 77 is a self-returning push switch, and self-returns from the on state to the off state based on the removal of the operating force. The mode changeover switch 77 corresponds to an operator.
[0041]
Next, the operation of the above configuration will be described.
<Normal pattern game function>
When the player inserts the pachinko ball into the upper plate 4 and rotates the firing handle 8 in the clockwise direction, the pachinko ball is launched into the game board 13 and falls while hitting the obstacle nail 19. When the pachinko ball effectively passes through the normal symbol start gate 33, a normal symbol game is performed. This normal symbol game is performed based on displaying a normal symbol in the normal symbol variation area HE of the symbol display device 27, and the outline of the normal symbol game is as follows.
[0042]
In the normal symbol variation area HE of the symbol table device 27, any number symbol of “3, 7” is displayed as a normal symbol in the left column and the right column, and the pachinko ball is a normal symbol start gate 33. When passing through the inside effectively, the normal symbols in each row start to fluctuate. This variation means that the normal symbols in each column change in a stationary state, and the change order of the normal symbols in each column is “3” → “7” → “3” →.
[0043]
When a predetermined time elapses from the start of normal symbol fluctuation, the left normal symbol and right normal symbol stop simultaneously, and the determination result of hit and miss is notified according to the combination of the left normal symbol and right normal symbol in the stopped state. . The winning symbol notifies the player of the occurrence of winning, and two types of “3 3” and “77” are set as the winning symbol. The off symbol notifies the player of the occurrence of the off symbol, and two types of “3 7” and “7 3” are set in the off symbol.
[0044]
<Per game function>
When the symbol is stopped and displayed in the normal symbol variation area HE of the symbol display device 27, the winning game is started. This winning game is advantageous to the player who expands the special symbol starting port 28 based on the rotating operation of the blades 30 in an inclined state, and increases the probability that the pachinko ball will win in the special symbol starting port 28. Both blades 30 are held in an inclined state until the time condition for the expansion time to reach the upper limit is satisfied.
[0045]
<Special symbol game function>
When a pachinko ball falling in the game board 13 is effectively won in the special symbol start opening 28, a set number of pachinko balls are paid out into the upper plate 4 as a prize ball from the prize ball payout device 43, and the special symbol game is played. Is started. This special symbol game is performed based on displaying various animation screens in the special symbol variation area TE of the symbol display device 27. The outline of the special symbol game is as follows.
[0046]
In the special symbol variation area TE of the symbol table device 27, any of “1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8” as the special symbol in the left column, the special symbol in the middle column, and the special symbol in the right column These numerical symbols are displayed in a stationary state, and when the pachinko ball is effectively won in the special symbol starting port 28, the special symbols in each row start to fluctuate. This variation means that the special symbol of each column changes while moving, the moving direction of the special symbol of each column is from top to bottom, and the change order of the special symbol of each column is “1”. ... “7” → “8” → “1” →... The special symbol variation display corresponds to the identification symbol variable display.
[0047]
When the specified time elapses from the start of the variation of the special symbol in each column, the left special symbol and right special symbol are temporarily stopped in that order, and reach is generated depending on the combination of the left special symbol and right special symbol in the temporary stop state. The presence or absence of is notified. In this temporary stop state, it is visually expressed that the left special symbol and the right special symbol are shaken in the vertical direction, and there is still a possibility of re-variation.
[0048]
A reach symbol refers to a combination of two special symbols (a left special symbol and a right special symbol) where there is a visual possibility that a jackpot will occur. Reach is generated when the reach symbol is temporarily stopped. The following eight types are set for this reach symbol, and “↓” indicates that the medium special symbol is changing.
“1 ↓ 1”, “2 ↓ 2”, “3 ↓ 3”, “4 ↓ 4”, “5 ↓ 5”, “6 ↓ 6”, “7 ↓ 7”, “8 ↓ 8”
In the reach occurrence state, a plurality of types of reach action screens are selectively displayed on the symbol display device 27. This reach action screen refers to an animation screen that visually shows what the final medium special symbol is temporarily stopped, and there are different reliability levels for the big hit depending on what kind of reach action screen appears. Is set.
[0049]
When another specified time has elapsed since the start of the fluctuation of the left special symbol, middle special symbol, and right special symbol, the left special symbol, the right special symbol, and then the final middle special symbol are temporarily stopped, and then the left special symbol, middle special The symbol and the right special symbol are in a fixed state where they are stationary along one virtual effective line. The time required from the start of change to the confirmation of these three rows of special symbols is called variation display time, and the jackpot and miss determination results are notified to the player by the combination of the three rows of special symbols in the confirmed state. Is done. Note that the variable display time of the special symbol corresponds to the variable display time of the identification symbol.
[0050]
The left special symbol, the middle special symbol, and the right special symbol are displayed in a stationary state from the temporarily stopped state based on the sub-control device 65 detecting an effect command from the main control device 48. Called. The temporary stop means that the sub-control device 65 stops the left special symbol, the middle special symbol, and the right special symbol before confirmation based on the special symbol game pattern set by itself based on the effect command and effect data. The special symbol confirmation display corresponds to the identification symbol variable stop display.
[0051]
The jackpot symbol refers to a combination of three rows of special symbols for notifying the jackpot, and the following eight types of jackpot symbols are set.
“1 1 1”, “2 2 2”, “3 3 3”, “4 4 4”, “555”, “6 6 6”, “7 7 7”, “8 8 8”
A completely off symbol refers to a combination of three rows of special symbols that do not even reach, and specifically, the left special symbol and the right special symbol are different. The outreach symbol refers to a combination of three rows of special symbols that generate a reach but does not result in a big hit. Specifically, the left special symbol and the right special symbol are the same, and the middle special symbol is different. .
[0052]
<Big hit game function>
When the big hit symbol is confirmed and displayed on the symbol display device 27, the big hit game is started. This jackpot game opens the door 36 of the grand prize opening and generates a state advantageous to the player who allows the pachinko ball to enter the big prize opening. The big prize opening wins the upper limit number of pachinko balls. It is closed when the number condition to be performed or the time condition for the opening time to reach the upper limit is satisfied.
[0053]
The opening / closing operation based on the number condition and the time condition of the big prize opening is called a big hit round, and the big hit game means a repetition of the big hit round. The big hit round is rejected when the number of repetitions reaches the upper limit, and when the number of repetitions of the big hit round reaches the upper limit, the big hit game is unconditionally terminated.
[0054]
The big hit round display is performed on the symbol display device 27 during the big hit round. This jackpot round display displays a screen corresponding to the current number of jackpot rounds, and at the time of jackpot round display, a game sound corresponding to the display content of the symbol display device 27 is output from the speaker 6, and the corner lamp 21 and side lamps are displayed. 23 emits light according to the display content of the symbol display device 27. The repetition of the big hit round display is referred to as a big hit display.
[0055]
<Hold function>
The special symbol variation display (special symbol game) is held at the upper limit of 4 times when the pachinko ball effectively wins in the special symbol start port 28 at the special symbol game and the big hit game where the variation display of the special symbol cannot be started immediately Is done. The holding ball indicator 26 displays the number of holding times of the special symbol game by the number of lighting of the holding ball lamp 25. When the special symbol game is started, the holding ball lamp 25 is turned off to reduce the number of holding times. Is notified.
[0056]
<Probability fluctuation function>
The probability variation mode is equivalent to the high probability mode in which the jackpot is determined with a higher probability than the invalid state of the probability variation mode, and the jackpot game ends based on the occurrence of the jackpot with an odd symbol (probability variation symbol). It is validated from the first special symbol game immediately after it, and is invalidated from the first special symbol game immediately after the end of the big hit game based on the occurrence of even symbols (ordinary symbols). That is, the probability variation mode is continuously enabled when the big hits are continuously generated with odd symbols, and is ended based on the occurrence of the big hit with even symbols. A low probability state in which the probability variation mode is invalidated is referred to as a normal mode.
[0057]
<Time reduction function>
The time reduction mode is a mode in which the fluctuation display time of the normal symbol and the special symbol is set shorter than that in the invalid state of the time reduction mode, and the expansion time of the special symbol start port 28 is set longer. This time reduction mode is activated based on the occurrence of a jackpot, and is applied from the first special symbol game immediately after the jackpot game ends.
[0058]
There are two types of time reduction modes: infinite mode and finite mode. The former infinite mode is a mode in which no limit value is set for the number of continuations, and is enabled based on the occurrence of a big hit with an odd symbol. That is, when a big hit occurs with an odd symbol, both the probability variation mode and the time reduction mode are validated until the next big hit occurs.
[0059]
The finite mode is a mode in which a limit value is set for the number of continuations. Specifically, this is a mode in which the time reduction mode is enabled for a maximum of 100 special symbol games based on the first special symbol game immediately after the end of the big hit game. Enabled. That is, when the big hit occurs with an even number of symbols, the time reduction mode is activated for a maximum of 100 special symbol games. A lottery will be drawn according to the type of new jackpot symbol.
[0060]
<Stop display function>
When the special symbol game and the big hit game are in a stopped state in which the reserved ball is not generated, a standby display is performed on the symbol display device 27. This standby display is to display the last confirmed symbol in a stationary state. When the duration of the standby display reaches a limit value (for example, 15 sec) in a substantial game stop state, the demonstration display (demonstration) is replaced with the standby display. Called display). This demonstration display informs the player that he is waiting for the customer. Specifically, the name of the manufacturer, model name, and the message “You can carry over the jackpot by operating the switch” are displayed in front of the demo background. Done in
[0061]
<Big hit carryover function>
The mode changeover switch 77 is activated in a substantial game stop state in which a demonstration screen or a standby screen is displayed. When the mode changeover switch 77 is operated effectively, the big hit carryover mode corresponding to the order change mode is set. The mode is alternately switched between the valid state and the invalid state, and the mode notification screen is partially overlapped and displayed in front of the demonstration screen and the standby screen. This mode notification screen informs the player of the setting status of the jackpot carry-over mode, and specifically displays the messages “Bring the jackpot” and “Do not carry the jackpot”.
[0062]
The jackpot is determined when the acquisition result of the random counter is a jackpot value. As shown in FIG. 22, three different numbers are used as the jackpot value in the normal mode, and fifteen in the probability variation mode. Different numbers are used as jackpot values. Of these 15 jackpot values, three are common to those in the normal mode, and the specific game data refers to the same counter data as the three common jackpot values. A jackpot when it is identical to any one of the jackpot values.
[0063]
The jackpot carry-over mode is a mode for changing the storage order of reserved data corresponding to game data. Specifically, the jackpot carry-over mode is a mode for transferring the reserved data for a specific jackpot to the subsequent stage. For example, when the first hold data is a specific big hit and the second to fourth hold data are out of order, as shown in FIG. 1A, the first hold data and the fourth hold data When the data is exchanged, and the first hold data is a specific big hit and the second hold data is out, the first hold data and the second hold data as shown in FIG. Exchange with pending data. In other words, as long as there is a loss after the specific big hit, the specific big hit is moved to the subsequent stage, and the occurrence of the specific big hit is carried over. A specific big hit occurs when there is no losing after the specific big hit.
[0064]
The jackpot carryover function operates on the condition that certain counter data exists in the pending data and that the probability variation mode or the time reduction mode (finite mode) is enabled in the valid state of the jackpot carryover mode. It does not work if there is only specific counter data.
[0065]
Next, internal processing of the main control device 48 and the sub control device 65 will be described with reference to FIGS.
<Internal processing of main controller 48>
When the power is turned on, the CPU 49 of the main control device 48 starts the main program of FIG. This main program repeats steps S4 to S11 in an infinite loop after execution of steps S1 to S3. When the CPU 49 proceeds to step S1, it prohibits the start of the timer interrupt program based on the setting of interrupt inhibition. .
[0066]
When the CPU 49 is set to disable interrupts, the process proceeds to step S2, and the measured values of the random counters R1 to R7, the measured values of the normal counters N1 to N5, the measured values of the timers T1 to T4, the setting results of various flags, the determination result of the jackpot Initial setting of all data in RAM 51 and I / O 52 such as setting result of time reduction mode, special symbol setting result, variation pattern setting result, hit judgment result, normal symbol setting result, jackpot carryover mode setting result, etc. To do. Then, the activation of the timer interrupt program is permitted based on setting the interrupt permission in step S3, and steps S4 to S11 are repeated in an infinite loop with the remaining time of the timer interrupt program.
[0067]
When moving to step S4, the CPU 49 updates the random counters R5 and R7. The random counter R5 selects the left special symbol, the middle special symbol, and the right special symbol from the special symbol group of “1-8”, and is used only at the time of determination of complete detachment and detachment reach. This random counter R5 is composed of a three-digit counter. As shown in FIG. 10, the first digit is added from “0” to “7” and then returned to “0” to be added in a ring shape. The This addition processing of the first digit is performed by “1” for each loop of the main program. The second digit is “1” for every carry when the first digit is returned from “7” to “0”. The third digit is incremented by one, and the second digit is incremented by “1” every time the second digit is returned from “7” to “0”.
[0068]
The random counter R7 selects the left normal symbol and the right normal symbol from the “3, 7” normal symbol group. The random counter R7 is composed of a two-digit counter. The first digit is added from “0” to “1”, then returned to “0” and added in a ring shape. The addition process for the first digit is performed by “1” for each loop of the main program. The second digit is “1” for every carry when the first digit is returned from “1” to “0”. It is added one by one.
[0069]
When the CPU 49 adds the random counters R5 and R7 in step S4 of FIG. 8, the CPU 49 compares the first digit and the third digit of the random counter R5 in step S5. If it is detected that the two are different from each other, the random counter R5 is stored in the completely deviated symbol area (see FIG. 11) for the special symbol in the RAM 51 in step S6. That is, when the random counter R5 is a combination of completely out symbols, the random counter R5 is stored in the complete out symbol area.
[0070]
When the CPU 49 detects that the first digit and the third digit of the random counter R5 are the same in step S5 of FIG. 8, the CPU 49 compares the first digit and the second digit of the random counter R5 in step S7. If it is detected that the two are different, the random counter R5 is stored in the special reach outreach symbol area (see FIG. 11) in the RAM 51 in step S8. That is, when the random counter R5 is a combination of outlier reach symbols, it is stored in the outlier reach symbol area.
[0071]
When shifting to step S9 in FIG. 8, the CPU 49 compares the first digit and the second digit of the random counter R7. When it is detected that they are the same, the random counter R7 is stored in the normal symbol hit symbol area (see FIG. 11) of the RAM 51 in step S10, and the first digit of the random counter R7 is stored in step S9 in FIG. When it is detected that the second digit is different from the second digit, the random counter R7 is stored in the normal symbol off symbol area (see FIG. 11) of the RAM 51 in step S11. That is, when the random counter R7 is a winning symbol combination, it is stored in the winning symbol area, and when it is a missing symbol combination, it is stored in the losing symbol area.
[0072]
The timer interrupt program shown in FIG. 12 is started every 4 msec. The CPU 49 of the main control device 48 pauses the main program at the execution position when the timer interrupt program starts, and the main program when the timer interrupt program ends. Resume from the pause position. This timer interrupt program has the output monitoring process in step S21 to the jackpot game process in step S32. The output monitoring process in step S21 to the mode change process in step S28 are executed every time the timer interrupt program is started. The control data setting process of S29 to the big hit game process of step S32 are selectively executed based on the setting state of the main control flag.
[0073]
(1) Output monitoring processing
The CPU 49 of the main controller 48 uses a sensor output circuit 53 to determine whether or not there is a special symbol start signal from the special symbol start sensor 29, whether or not there is a normal symbol start signal from the normal symbol start sensor 34, and whether or not there is a count signal from the count sensor 38. And the detection result is stored in a special symbol start signal recording unit, a normal symbol start signal recording unit, and a count signal recording unit (see FIG. 11) in the output monitoring area of the RAM 51. This output monitoring process is always performed every 4 msec when a timer interrupt occurs, and each stored data in the output monitoring area is updated every 4 msec.
[0074]
(2) Counter update processing
The counter update process in step S22 in FIG. 12 is performed every 4 msec when a timer interrupt occurs. When the CPU 49 of the main control device 48 proceeds to the counter update process in step S22, the random counters R1-R4 and R6 are updated. To do.
[0075]
As shown in FIG. 9A, the random counter R1 functions as a parameter for selecting a variation pattern, and during the period from the start of variation of the left special symbol, middle special symbol, and right special symbol to the final stop. An animation screen having contents corresponding to the selection result of the variation pattern is displayed on the symbol display device 27. In the display state of the animation screen, the game sound having the content corresponding to the variation pattern selection result is output from the speaker 6, and the corner lamp 21 and the side lamp 23 emit light with the content corresponding to the variation pattern selection result. 27 display contents are produced by sound and light. The random counter R1 is incremented by “1” every time the timer interrupt program is started. After being added from the initial value “0” to the upper limit value “100”, the random counter R1 returns to “0” and is added.
[0076]
The random counter R2 distributes the determination result to complete detachment and detachment reach when determining detachment. The random counter R2 is incremented by “1” every time the timer interrupt program is started. After being added from the initial value “0” to the upper limit value “222”, the random counter R2 returns to “0” and is added. The random counter R3 determines whether or not a big hit has occurred. The random counter R3 is incremented by “1” every time the timer interrupt program is started. After being added from the initial value “0” to the upper limit value “952”, the random counter R3 returns to “0” and is added.
[0077]
The random counter R4 selects the big hit symbol from the big hit symbol group “1-8” when determining the big hit. The random counter R4 is incremented by “1” every time the timer interrupt program is started. The random counter R4 is incremented from the initial value “0” to the upper limit value “7” and then returned to “0” to be incremented. The random counter R6 determines whether or not a hit has occurred. The random counter R6 is incremented by “1” every time the timer interrupt program is started. The random counter R6 is incremented from the initial value “0” to the upper limit value “32” and then returned to “0” to be incremented.
[0078]
(3) Prize ball signal processing
The prize ball signal processing in step S23 of FIG. 12 is performed every 4 msec when a timer interruption occurs, and the CPU 49 of the main control device 48 determines whether or not a special symbol start signal exists and count signal based on the stored data in the output monitoring area. Determine the presence or absence. Here, when a special symbol start signal or a count signal is detected, a prize ball command and prize ball data are output to the payout control device 58, and a prize ball is paid out.
[0079]
(4) Special symbol data acquisition processing
The special symbol data acquisition process in step S24 of FIG. 12 is performed every 4 msec when a timer interrupt occurs. The CPU 49 of the main control device 48 performs the special symbol data acquisition process so that the pachinko ball is placed in the special symbol start port 28. The current measured values of the random counters R1 to R4 are acquired on the condition that the winning is effective, and stored in the reserved data area for special symbols in the RAM 51 (see FIG. 11). Then, the big hit and miss determination processing is performed based on the acquisition result of the random counter R3, and the determination result is stored in the reserved data area for special symbols.
[0080]
When the CPU 49 proceeds to step S41 in FIG. 13, it detects the presence or absence of a special symbol start signal from the special symbol start sensor 29. The presence / absence of the special symbol start signal is determined based on referring to the output monitoring area of the RAM 51. When the CPU 49 detects that the special symbol start signal is recorded in the output monitoring area, the process proceeds to step S42. Then, the counter N1 is compared with the upper limit “4”. This counter N1 measures the effective number of winnings for the special symbol start port 28 of the pachinko ball. When the CPU 49 detects “N1 <4”, it acquires the current measured values of the random counters R1 to R4 in step S43. In step S44, “1” is added to the counter N1. The effective winning for the special symbol starting port 28 refers to a winning in which “1” is added to the counter N1.
[0081]
As shown in FIG. 14, the counter N1 is assigned with the reserved data recording portions E1 to E4 of the reserved data area for special symbols corresponding to the measured values “1” to “4”. When the process proceeds to step S45, the acquisition results of the random counters R1 to R4 are stored in the recording unit corresponding to the measurement value of the counter N1 among the reserved data recording units E1 to E4. For example, when the measurement value of the counter N1 is “1”, the acquisition results of the random counters R1 to R4 are stored in the hold data recording unit E1 corresponding to the measurement value “1”. When the measurement value of the counter N1 is “3”, the acquisition results of the random counters R1 to R4 are stored in the hold data recording unit E3 corresponding to the measurement value “3”.
[0082]
When the CPU 49 stores the random counters R1 to R4 in step S45 of FIG. 13, the CPU 49 determines the setting state of the probability variation mode in step S46. This determination processing is performed based on the stored data in the probability variation area (see FIG. 11) of the RAM 51, and the CPU 49 stores the probability variation flag in the probability variation area in a valid state in step S46 of FIG. Is detected, it is determined that the probability variation mode is enabled, and the process proceeds to step S47. If it is detected in step S46 that the probability variation flag is stored in an invalid state in the probability variation area, it is determined that the probability variation mode is invalidated, and the process proceeds to step S48.
[0083]
When the CPU 49 proceeds to step S47, the acquisition result of the random counter R3 is detected from the recording unit corresponding to the measurement value of the counter N1 among the reserved data recording units E1 to E4, and the fifteen big hit values “17, 61, 103, 197, 277, 367, 401, 431, 523, 619, 661, 727, 797, 887, 941 ". These 15 jackpot values are recorded in advance in the ROM 50 of the main control device 48, and the CPU 49 obtains the same result as one of the three jackpot values “17, 401, 727”. Is detected as a special big hit, and when it is detected that it is the same as any of the 12 big hit values excluding the three big hit values “17, 401, 727”, it is determined as a big hit and 15 big hit values When it is detected that they are not the same as any of the above, it is determined that they are off.
[0084]
In step S48, the CPU 49 detects the acquisition result of the random counter R3 from the recording unit corresponding to the measurement value of the counter N1 among the reserved data recording units E1 to E4, and the three jackpot values “17, 401, 727”. Compare with These three jackpot values are recorded in advance in the ROM 50 of the main controller 48, and the CPU 49 determines that they are off when it detects that the acquisition result of the random counter R3 is not the same as any of the three jackpot values. When it is detected that the random counter R3 is the same as any one of the three jackpot values, the specific jackpot is determined.
[0085]
For example, when the measured value of the counter N1 is “2”, the acquisition result of the random counter R3 is detected from the held data recording unit E2, and in the valid state of the probability variation mode, it is compared with 15 jackpot values, and the probability variation mode is invalid. The state is compared with three big hit values. When the measured value of the counter N1 is “4”, the acquisition result of the random counter R3 is detected from the held data recording unit E4, and compared with 15 jackpot values in the effective state of the probability variation mode, In the invalid state, it is compared with three jackpot values.
[0086]
When proceeding to step S49, the CPU 49 stores the determination result of the specific big hit / hit / miss from the recording portion corresponding to the measured value of the counter N1 among the reserved data recording portions E1 to E4. For example, when the measurement value of the counter N1 is “2”, the determination result is stored in the hold data recording unit E2 corresponding to the measurement value “2”. When the measurement value of the counter N1 is “4”, the determination result is stored in the hold data recording unit E4 corresponding to the measurement value “4”.
[0087]
(5) Reservation ball processing
The hold ball process in step S25 in FIG. 12 is performed every 4 msec when a timer interrupt occurs. The CPU 49 of the main control device 48 detects the measured value of the counter N1 in the hold ball process, and holds based on the detection result. Based on the turning on / off of the ball lamp 25, the player is informed of the number of special symbol games held.
[0088]
Lamp numbers “RP1”, “RP2”, “RP3”, and “RP4” are assigned to the holding ball lamp 25 in order from the left in FIG. As shown in FIG. 14, the lamp numbers “RP1” to “RP4” are assigned to the measurement values “1” to “4” of the counter N1, and the CPU 49 proceeds to the holding ball processing in step S25 of FIG. Then, the measurement value of the counter N1 is detected, and the holding ball lamp 25 having the lamp number corresponding to the detection result of the measurement value is turned on.
[0089]
For example, when the measured value of the counter N1 is “3”, the three holding ball lamps 25 corresponding to “N1 = 3” are lit. In this state, when one pachinko ball effectively wins in the special symbol starting port 28, the counter N1 is incremented from “3” to “4”, and four holding ball lamps 25 corresponding to “N1 = 4”. Lights up. Accordingly, one hold ball lamp 25 is newly lit, and the player is notified that the number of hold times has increased from “3” to “4”. When the change display of the special symbol is started in this state, the counter N1 is subtracted from “4” to “3” as will be described later, so that it corresponds to “N1 = 3” in the timer interrupt processing after the subtraction. Three holding ball lamps 25 are lit. Accordingly, one holding ball lamp 25 is turned off, and the player is informed that the number of special symbol games held has decreased from “4” to “3”.
[0090]
(6) Normal symbol data acquisition processing
The normal symbol data acquisition process in step S26 of FIG. 12 is performed every 4 msec when a timer interrupt occurs, and the CPU 49 of the main control device 48 performs the normal symbol data acquisition process so that the pachinko ball is in the normal symbol start gate 33. The current measured value of the random counter R6 is acquired on the condition that it has passed effectively.
[0091]
When the CPU 49 proceeds to step S51 in FIG. 15, it detects the presence or absence of a normal symbol start signal from the normal symbol start sensor 34. The presence / absence of the normal symbol start signal is performed based on referring to the output monitoring area of the RAM 51, and when the CPU 49 detects that the presence of the normal symbol start signal is recorded in the output monitoring area, the process proceeds to step S52. Then, the measured value of the counter N5 is compared with the upper limit value “4”. This counter N5 measures the effective number of pachinko balls passing through the normal symbol start gate 33. When the CPU 49 detects "N5 <4", it acquires the current measured value of the random counter R6 in step S53, In step S54, "1" is added to the counter N5. The effective passage of the pachinko ball to the normal symbol start gate 33 refers to a passage in which “1” is added to the counter N5.
[0092]
As shown in FIG. 16, the counter N5 is assigned with the reserved data recording portions E11 to E14 (see FIG. 11) of the normal symbol counter data area corresponding to the measured values “1” to “4”. When the CPU 49 proceeds to step S55 in FIG. 15, the acquisition result of the random counter R6 is stored in the recording unit corresponding to the measurement value of the counter N5. For example, when the measurement value of the counter N5 is “2”, the acquisition result of the random counter R6 is stored in the hold data recording unit E12 corresponding to the measurement value “2”, and when the measurement value is “4”, the random counter R6 The obtained result is stored in the pending data recording unit E14 corresponding to the measured value “4”.
[0093]
(7) Normal symbol game processing
The normal symbol game process in step S27 of FIG. 12 is performed every 4 msec when a timer interrupt occurs, and the CPU 49 of the main control device 48 assigns the hit and miss in the normal symbol game process and sets the hit symbol and the miss symbol. To do. When the winning determination is made, the special symbol starting port 28 is enlarged, and the winning probability of the pachinko ball with respect to the special symbol starting port 28 is increased.
[0094]
When the CPU 49 proceeds to step S61 in FIG. 17, the CPU 49 determines the setting state of the start port flag. The start port flag indicates the expanded state of the special symbol start port 28. When the CPU 49 detects that the start port flag is set during reduction in step S61, the special symbol start port 28 is in the contracted state. And the process proceeds to step S62.
[0095]
When proceeding to step S62, the CPU 49 determines the setting state of the normal symbol variation flag. The normal symbol variation flag indicates the variation state of the normal symbol. When the CPU 49 detects that the normal symbol variation flag is set to stop in step S62, the normal symbol variation flag determines that the ordinary symbol variation has stopped. The process proceeds to step S63.
[0096]
In step S63, the CPU 49 compares the measured value of the counter N5 with “0”. As described above, the counter N5 indicates the storage state of the random counter R6 for normal symbol games. When the CPU 49 detects “N5> 0” in step S63, the random counter R6 is stored in the RAM 51. The process proceeds to step S64.
[0097]
When proceeding to step S64, the CPU 49 detects the acquisition result of the random counter R6 from the reserved data recording unit E11 for normal symbols, and compares it with 30 hit values “3 to 32”. Here, when it is detected that the random counter R6 is the same as any one of the 30 hit values, it is determined that it is a hit, and the determination result is stored in the hit area (see FIG. 11) of the RAM 51. Further, when it is detected that the random counter R6 is different from any of the 30 winning values, it is determined that the random counter R6 is different, and the determination result is stored in the winning area. That is, the hit is determined with a fixed constant probability “30/33” regardless of the setting state of the probability variation mode.
[0098]
When the CPU 49 stores the hit / miss judgment result in the hit area, the CPU 49 detects the judgment result from the hit area in step S65 of FIG. Here, when a hit is detected as the determination result, the storage result of the random counter R7 is detected from the hit symbol area for the normal symbol. Then, the symbol corresponding to the first digit of the random counter R7 and the symbol corresponding to the second digit are detected from the normal symbol table (see FIG. 18) of the ROM 50, and set to the left normal symbol and the right normal symbol (the winning symbol Setting). For example, when the storage result of the random counter R7 is “00”, “3” is detected as the symbol corresponding to the first digit and the symbol corresponding to the second digit, and the winning symbol “33” is set.
[0099]
When the CPU 49 detects that an outage is stored as a determination result in the hit area in step S65 of FIG. 17, the CPU 49 detects the storage result of the random counter R7 from the out symbol area for the normal symbol. Then, the symbol corresponding to the first digit and the symbol corresponding to the second digit of the random counter R7 are detected from the normal symbol table of the ROM 50, and set to the left normal symbol and the right normal symbol (setting of the off symbol). For example, when the storage result of the random counter R7 is “01”, “3” and “7” are detected as the symbol corresponding to the first digit and the symbol corresponding to the second digit, and the off symbol “37” is set. .
[0100]
When the normal symbol is set in step S65 of FIG. 17, the CPU 49 refers to the time reduction area (see FIG. 11) of the RAM 51 in step S66. In this time reduction area, the setting state of the time reduction mode is stored, and when the CPU 49 detects that the time reduction flag is stored in the infinite state or the finite state in the time reduction area, the time reduction mode is activated. Therefore, a short value (for example, 125 = 5 sec) is set as the variable display time in the timer T3. This timer T3 measures the fluctuation display time from the start of fluctuation of the normal symbol to the fixed stop, and when the CPU 49 detects that the time reduction flag is stored in an invalid state in the time reduction area, the time reduction mode is set. It is determined that it is invalidated, and a long value (for example, 1450 = 58 sec) is set as the variable display time in the timer T3.
[0101]
When the CPU 49 sets the normal symbol variation display time in step S66, the CPU 49 outputs an INT signal to the sub-control device 65 in step S67, and outputs a normal symbol variation start command and normal symbol variation start data in step S68. The normal symbol variation start data has a normal symbol setting result, and the CPU 66 of the sub-control device 65 starts the IRQ interrupt program based on the detection of the INT signal, and the normal symbol variation start command and the normal symbol variation are detected. Based on the reception of the start data by the IRQ interrupt program, the normal symbol variation display is started.
[0102]
When the CPU 49 outputs a normal symbol change start command or the like to the sub-control device 65, the counter data area for the normal symbol is arranged in step S69. This process overwrites the data stored in the holding data recording units E12 to E14 in the holding data recording units E11 to E13. For example, when the random counter R6 is stored only in the holding data recording unit E11, the holding data recording unit E11. Is stored in the reserved data recording unit E12, and the random counter R6 of the reserved data recording unit E11 is deleted.
[0103]
When the random counter R6 is stored in the reserved data recording units E11 to E14, the random counter R6 of the reserved data recording unit E12 to E14 is moved to the previous reserved data recording unit E11 to E13, and the default data is stored in the reserved data recording unit E14. Is recorded. Therefore, in the next normal symbol game process, the winning determination process is performed based on the random counter R6 stored in the reserved data recording unit E12, and in the next normal symbol game process, it is stored in the reserved data recording unit E13. A winning determination process is performed based on the random counter R6.
[0104]
After arranging the counter data area for the normal symbol, the CPU 49 subtracts “1” from the counter N5 in step S70 in FIG. 17 to subtract the number of times of holding the normal symbol game, and sets the normal symbol variation flag in step S71. Record that the normal symbol is changing based on the setting of changing.
[0105]
When the CPU 49 detects in step S62 that the normal symbol variation flag is set during the variation, the CPU 49 determines that the ordinary symbol is being varied. In step S72, the normal symbol variation display time is subtracted in units of 4 msec based on subtracting “1” from the timer T3. In step S73, the subtraction result of the timer T3 is compared with “0”. If “T3 = 0” is detected, it is determined that the normal symbol fluctuation display time has elapsed, and the process proceeds to step S74.
[0106]
In step S74, the CPU 49 outputs an INT signal to the sub-control device 65, and outputs a normal symbol stop command in step S75. Then, the process proceeds to step S76, and the normal symbol fluctuation stop is recorded based on the fact that the normal symbol fluctuation flag is set to stop. Then, the CPU 66 of the sub-control device 65 detects the normal symbol stop command by the IRQ interrupt program based on the reception of the INT signal, and switches the left normal symbol and the right normal symbol from the fluctuation state to the stationary stop state.
[0107]
When the CPU 49 records the normal symbol fluctuation stop in step S76, the CPU 49 detects the determination result from the hit area of the RAM 51 in step S77. Here, when it is detected that the winning is stored as the determination result, the process proceeds to step S78, and the time reduction area of the RAM 51 is referred to. Here, when it is detected that the time reduction flag is stored in the time reduction area in an infinite state or a finite state, it is determined that the time reduction mode is enabled, and the timer T4 has a long value (for example, 100 = 4 sec) is set. This timer T4 measures the expansion time of the special symbol start port 28. When the CPU 49 detects that the time reduction flag is stored in an invalid state in the time reduction area, the time reduction mode is invalidated. And a short value (for example, 20 = 0.8 sec) is set as the expansion time in the timer T4.
[0108]
When the CPU 49 sets the timer T4 in step S78, the CPU 49 rotates both the blade plates 30 in an inclined state based on the application of drive power to the blade plate solenoid 32 in step S79, and enlarges the special symbol start port 28. Then, the process proceeds to step S80, and it is recorded that the special symbol start port 28 is being expanded based on setting the start port flag as being enlarged.
[0109]
When the CPU 49 detects in step S61 that the start-up flag is set to being enlarged, it determines that the special symbol start-up port 28 is in the enlarged state. Then, based on subtracting “1” from the timer T4 in step S81, the expansion time of the special symbol start port 28 is measured in units of 4 msec, and the subtraction result of the timer T4 is compared with “0” in step S82. Here, when “T4 = 0” is detected, the special symbol starting port 28 is reduced based on disconnecting the blade solenoid 32 in step S83, and in step S84, the reducing state is set in the starting port flag. The reduction of the special symbol start port 28 is recorded.
[0110]
When the pachinko ball has passed through the normal symbol start gate 33 effectively, the normal symbol is variably displayed in the normal symbol variation area HE of the symbol display device 27. This variable display time is set to a short value when the time reduction mode is enabled, and is set to a long value when the time reduction mode is disabled. 7 ”,“ 7 3 ”) or a winning combination (“ 3 3 ”or“ 7 7 ”).
[0111]
When the normal symbol fluctuates and stops in the winning combination, the special symbol start port 28 is expanded. This expansion time is set to a long value in the valid state of the time reduction mode, and is set to a short value in the invalid state of the time reduction mode. It is adjusted according to the setting state.
[0112]
(8) Mode change processing
The mode change process in step S18 in FIG. 12 is performed every 4 msec when a timer interrupt occurs, and the CPU 49 of the main control device 48 generates a reserved ball, a special symbol game execution state, and a jackpot game in the mode change process. The state of the big hit carryover mode is set on condition that the mode changeover switch 77 is operated in the substantial game stop state in which the holding ball is not generated in the special symbol game and the big hit game stop state. change.
[0113]
CPU49 will detect the setting state of a special symbol game flag, if it transfers to step S91 of FIG. The special symbol game flag indicates the execution state of the special symbol game. When the CPU 49 detects that the special symbol game flag is set to an invalid state, the CPU 49 determines that the special symbol game is stopped. The process proceeds to S92.
[0114]
In step S92, the CPU 49 detects the set state of the big hit game flag. The jackpot game flag indicates the execution state of the jackpot game. When the CPU 49 detects that the jackpot game flag is set to an invalid state, the CPU49 determines that the jackpot game is stopped, and proceeds to step S93. .
[0115]
In step S93, the CPU 49 detects the current measured value of the counter N1. As described above, the counter N1 indicates the number of times that the special symbol game is held. When the CPU 49 detects “N1 = 0”, the CPU 49 determines that the number of times the hold is “0”, and proceeds to step S94. .
[0116]
In step S94, the CPU 45 detects the operation state of the mode changeover switch 77. If it is detected that the mode changeover switch 77 has been operated, the process proceeds to step S95 to determine the set state of the big hit carryover mode. This determination process is performed based on the set state of the big hit carryover flag. When the CPU 49 detects that the big hit carryover flag is set to an invalid state in step S95, the big hit carryover mode is invalidated. In step S96, the jackpot carryover mode is validated based on setting the jackpot carryover flag to the valid state.
[0117]
When the CPU 49 detects that the big hit carryover flag is set to the valid state in step S95, the CPU 49 determines that the big hit carryover mode is activated. Then, the process proceeds to step S97, and the jackpot carry-over mode is invalidated based on setting the jackpot carryover flag to an invalid state. That is, the big hit carryover mode is enabled based on the operation of the mode changeover switch 77 in the invalid state of the big hit carryover mode, and is invalidated based on the operation of the mode changeover switch 77 in the valid state of the big hit carryover mode. Each time the mode changeover switch 77 is operated, the mode is switched alternately between the valid state and the invalid state.
[0118]
When the big hit carryover mode is switched in step S96 or S97, the CPU 49 outputs an INT signal to the sub-control device 65 in step S98, and outputs a mode display command and mode data in step S99. This mode data indicates the set state of the jackpot carry-over mode, and the CPU 66 of the sub-control device 65 activates the IRQ interrupt program based on detecting the INT signal. Then, the mode display command and the mode data are detected by the IRQ interrupt program, and the setting status of the jackpot carryover mode is notified to the player by selectively displaying “carry over jackpot” and “do not carry jackpot”. .
[0119]
(9) Control data setting process
The control data setting process in step S29 in FIG. 12 is executed when the main control flag is set in the control data setting process. The CPU 49 of the main control device 48 performs the hold data exchange process in the control data setting process. Is performed, and after the hold data exchange process is performed, a fixed symbol setting process, a variation pattern setting process, and the like are performed. The main control flag is initially set in the control data setting process, and the control data setting process is executed in the first timer interrupt process immediately after the power is turned on.
[0120]
The CPU 49 compares the counter N1 with “0” in step S101 of FIG. As described above, the counter N1 indicates the storage state of the special symbol game random counters R1 to R4. When the CPU 49 detects “N1> 0”, the counter N1 stores the special symbol in the reserved data area for the special symbol. It is determined that the pending data is stored, and the process proceeds to step S102.
[0121]
When the CPU 49 proceeds to step S102, it determines the set state of the jackpot carryover mode. Here, when it is detected that the big hit carryover flag is set to the valid state, it is determined that the big hit carryover mode is enabled, and the process proceeds to step S103.
[0122]
When proceeding to step S103, the CPU 49 determines the setting state of the probability variation mode. Here, when it is detected that the probability variation flag is set to the valid state, it is determined that the probability variation mode is validated, and the process proceeds to step S105. If it is detected that the probability variation flag is set to the invalid state, it is determined that the probability variation mode is invalidated, and the process proceeds to step S104.
[0123]
In step S104, the CPU 49 determines the setting state of the time reduction mode (finite mode). If it is detected that the time reduction flag is set to the finite state, it is determined that the finite mode is enabled as the time reduction mode, and the process proceeds to step S105.
[0124]
In step S105, the CPU 49 detects the determination result from the reserved data recording unit E1 in the reserved data area. Here, when it is detected that the specific jackpot is stored as the determination result in the hold data recording unit E1, the process proceeds to step S106, and the measured value of the counter N1 is compared with “4”. For example, when “N1 = 4” is detected, it is determined that the number of suspensions is the upper limit of 4 times, and the process proceeds to step S107.
[0125]
In step S107, the CPU 49 detects the determination result from the hold data recording unit E4. Here, when it is detected that an outage is stored as a determination result in the hold data recording unit E4, the process proceeds to step S108, and the determination result of the specific jackpot stored in the hold data recording unit E1 and the hold data recording unit E4 are stored. The stored determination result is exchanged, and the counter data R1 to R4 stored in the hold data recording unit E1 and the counter data R1 to R4 stored in the hold data recording unit E4 are exchanged.
[0126]
In other words, carryover for a specific jackpot is performed on the condition that both the jackpot carryover mode and the probability variation mode are enabled, and that both the jackpot carryover mode and the time reduction mode (finite mode) are enabled. As shown in FIG. 1A, when the number of holding times is 4 and the fourth determination data is out of date, the first counter data and the determination data are exchanged with the fourth counter data and the determination data. , Moved to the end of the pending data area.
[0127]
When the CPU 49 detects that the big hit or the specific big hit is stored as a determination result in the hold data recording unit E4 in step S107 of FIG. 20, the CPU 49 proceeds to step S109 and detects the determination result from the hold data recording unit E3. Here, when it is detected that an outage is stored as a determination result in the hold data recording unit E3, the process proceeds to step S110, and the determination result of the specific jackpot stored in the hold data recording unit E1 and the hold data recording unit E3 are stored. The stored determination result is exchanged, and the counter data R1 to R4 stored in the hold data recording unit E1 and the counter data R1 to R4 stored in the hold data recording unit E3 are exchanged.
[0128]
That is, when the fourth judgment data is a big hit or a specific big hit and the third judgment data is out of place, as shown in FIG. 1B, the first counter data and judgment data are the third counter data and Exchanged with the judgment data, two big hits (including a specific big hit) are arranged in succession.
[0129]
When the CPU 49 detects that the big hit or specific big hit is stored as the determination result in the hold data recording unit E3 in step S109 of FIG. 20, the CPU 49 proceeds to step S111 and detects the determination result from the hold data recording unit E2. Here, when it is detected that a loss is stored as a determination result in the hold data recording unit E2, the process proceeds to step S112, and the determination result of the specific jackpot stored in the hold data recording unit E1 and the hold data recording unit E2 are stored. The stored determination result is exchanged, and the counter data R1 to R4 stored in the hold data recording unit E1 and the counter data R1 to R4 stored in the hold data recording unit E2 are exchanged.
[0130]
That is, when the determination data for the fourth time and the determination data for the third time are big hits (including a specific big hit) and the determination data for the second time is out of place, as shown in FIG. The determination data is exchanged with the counter data and the determination data for the second time, and the three big hits (including the specific big hit) are continuously arranged.
[0131]
When the CPU 49 detects that the big hit or specific big hit is stored as a determination result in the hold data recording unit E2 in step S111, it does not exchange the determination data and the counter data, and proceeds to step S115 in FIG. That is, when the fourth determination data, the third determination data, and the second determination data are big hits (including a specific big hit), as shown in FIG. It is not performed, and four big hits (including a specific big hit) are continuously arranged.
[0132]
When CPU 49 detects “counter N1 <4” in step S106 of FIG. 20, CPU 49 compares counter N1 with “3” in step S113. If “N1 = 3” is detected, the process proceeds to step S109. Therefore, when the third determination data is out, the first counter data and the determination data are exchanged with the third counter data and the determination data, as shown in FIG. Moved. Further, when the third determination data is a big hit (including a specific big hit) and the second determination data is not, the first counter data and the determination data are the second time as shown in FIG. Exchanged with counter data and determination data, two big hits (including a specific big hit) are arranged in succession. When the third determination data and the second determination data are big hits (including a specific big hit), the counter data and the determination data are not exchanged as shown in FIG. Big hits (including specific big hits) remain in a row.
[0133]
When CPU 49 detects “counter N1 <3” in step S113 of FIG. 20, CPU 49 compares counter N1 with “2” in step S114. If “N1 = 2” is detected, the process proceeds to step S111. Therefore, when the second determination data is out, the first counter data and the determination data are exchanged with the second counter data and the determination data, as shown in FIG. Moved. When the second determination data is a big hit (including a specific big hit), as shown in FIG. 1 (i), the counter data and the determination data are not exchanged, and the second big hit (including a specific big hit) is included. ) Will continue to line up.
[0134]
When the CPU 49 proceeds to step S115 in FIG. 21, the CPU 49 detects the determination result from the reserved data recording unit E1. Here, when it is detected that the big hit or the specific big hit is stored as the determination result in the hold data recording unit E1, the big hit is recorded as the determination result in the big hit area (see FIG. 11) of the RAM 51, and the process proceeds to step S116 in FIG. To do.
[0135]
A symbol table is recorded in the ROM 50 of the main controller 48. As shown in FIG. 23, the symbol table shows the relationship between the random counters R4 to R6 and the jackpot symbol. When the CPU 49 proceeds to step S116 in FIG. 21, the reserved data recording unit E1 stores the random counter R4. Detect the acquisition result. Then, a symbol corresponding to the random counter R4 is detected from the symbol table, and the left special symbol, the middle special symbol, and the right special symbol are set to the same detection symbol. For example, when the random counter R4 is “6”, the numerical symbol “7” is detected, and the left special symbol, the middle special symbol, and the right special symbol are set to the same detected symbol “7”.
[0136]
When the CPU 49 sets a big hit symbol in step S116, it sets a variation pattern in step S117. This variation pattern functions as an effect parameter for setting what kind of effect the combination of the left special symbol to the right special symbol is determined, and has no relation to the setting state of the time reduction mode when determining the big hit. The variation pattern is set in the same manner.
[0137]
As shown in FIG. 24, a big hit variation pattern table is recorded in the ROM 50 of the main controller 48. This variation pattern table shows the correspondence between the random counter R1 and the variation pattern. When the CPU 49 proceeds to step S117 in FIG. 21, the CPU 49 detects the acquisition result of the random counter R1 from the reserved data recording unit E1 and The variation pattern corresponding to the random counter R1 is selectively set from the variation pattern table. For example, when the random counter R1 is “10”, the fluctuation pattern “34” is detected, and the fluctuation pattern is set to “34”.
[0138]
When the CPU 49 sets the variation pattern in step S117 of FIG. 21, the CPU 49 determines the acquisition state of the probability variation mode in step S118. This determination process is performed based on the jackpot symbol setting result. When the CPU 49 detects that the jackpot symbol setting result is an odd symbol, the CPU 49 determines that the probability variation mode has been acquired and enters the probability variation area of the RAM 51. The probability variation mode is validated based on storing the probability variation flag in the valid state. Also, when it is detected that the jackpot symbol setting result is an even symbol, it is determined that the probability variation mode is not acquired, and the probability variation mode is invalidated based on storing the probability variation flag in an invalid state in the probability variation area. To do. That is, the probability variation mode is activated based on the occurrence of a big hit with an odd number of symbols, and continues until the big hit occurs with an even number of symbols.
[0139]
When the CPU 49 determines the acquisition state of the probability variation mode in step S118 of FIG. 21, the CPU 49 determines the acquisition state of the time reduction mode in step S119. This determination process is performed based on the jackpot symbol setting result. When the CPU 49 detects that the jackpot symbol setting result is an odd symbol, the CPU 49 stores the time reduction flag in the time reduction area of the RAM 51 in an infinite state. Enable the infinite mode as the time reduction mode. When it is detected that the big hit symbol setting result is an even symbol, the time reduction flag is stored in a finite state in the time reduction area, and the finite mode is validated as the time reduction mode. In other words, the time reduction mode is definitely activated based on the occurrence of a big hit, the infinite mode is activated when the big hit occurs with an odd symbol, and the finite mode when the big hit occurs with an even symbol. Is activated.
[0140]
When the CPU 49 determines the acquisition state of the time reduction mode in step S119, the CPU 49 detects the determination result of the time reduction mode in step S120. Here, when it is detected that the time reduction flag is stored in a finite state in the time reduction area, it is determined that the finite mode is enabled as the time reduction mode, and in step S121, the counter N4 stores the number of time reductions (specifically, 101 times).
[0141]
When the CPU 49 detects that a loss is stored as a determination result in the hold data recording unit E1 in step S115 of FIG. 21, the CPU 49 records the loss as a determination result in the big hit area of the RAM 51, and proceeds to step S122. Then, the acquisition result of the random counter R2 is detected from the hold data recording unit E1, and the 19 outreach reach values “5, 11, 23, 31, 43, 53, 61, 79, 89, 97, 113, 127, 139 are detected. , 149, 157, 163, 173, 181, 193 ".
[0142]
When the CPU 49 detects that the acquisition result of the random counter R2 is the same as any one of the 19 outreach values, the CPU 49 determines that it is an outreach and stores the outreach as a determination result in the outreach area (see FIG. 11) of the RAM 51. To do. Then, in step S123 in FIG. 21, a detach reach is detected as a determination result from the detach reach area, and the process proceeds to step S124.
[0143]
When proceeding to step S124, the CPU 49 detects the storage result of the random counter R5 from the special symbol outreach symbol area of the RAM 51. Then, a symbol corresponding to the first digit of the random counter R5, a symbol corresponding to the second digit, a symbol corresponding to the third digit are detected from the symbol table of the ROM 50 (see FIG. 23), and the left special symbol and the middle special symbol are detected. , Set to the right special symbol (setting the reach reach symbol). For example, when the storage result of the random counter R5 is “606”, “7”, “1”, “7” are displayed as the symbol corresponding to the first digit, the symbol corresponding to the second digit, and the symbol corresponding to the third digit. Detected and the reach reach symbol “717” is set.
[0144]
When the CPU 49 sets the detach reach symbol, the time reduction mode setting state is detected from the time reduction area of the RAM 51 in step S126 of FIG. Here, when it is detected that the time reduction flag is stored in an invalid state in the time reduction area, it is determined that the time reduction mode is invalidated, and the process proceeds to step S127. If it is detected that the time reduction flag is stored in the time reduction area in the finite state or the infinite state, it is determined that the time reduction mode is enabled, and the process proceeds to step S128.
[0145]
As shown in FIG. 25, the ROM 50 of the main controller 48 stores a fluctuation pattern table for outreach. This variation pattern table shows the correspondence between the stop symbol difference ΔS, the random counter R1, and the variation pattern, and the stop symbol difference ΔS is out of reach reach symbol setting result “middle special symbol-left special symbol”. (= Middle special symbol-right special symbol) ".
[0146]
When the CPU 49 proceeds to step S127 in FIG. 21, the acquisition result of the random counter R1 is detected from the held data recording unit E1, and the variation pattern corresponding to the random counter R1 and the difference ΔS is detected from the variation pattern table for outlier reach in FIG. Selectively set. For example, when the random counter R1 is “10” and the reach reach symbol setting result is “828”, the variation pattern “3” is set. In other words, in the invalid state of the time reduction mode, one corresponding to the acquisition result of the random counter R1 and the stop symbol difference ΔS is randomly selected from the plurality of variation patterns “2” to “25”.
[0147]
When proceeding to step S128 of FIG. 21, the CPU 49 detects the acquisition result of the random counter R1 from the held data recording unit E1, and calculates the difference ΔS based on the setting result of the outreach symbol. When the difference ΔS is any one of “+1”, “−1”, and “−2”, the fluctuation pattern corresponding to the random counter R1 and the difference ΔS is selectively selected from the fluctuation pattern table for outlier reach in FIG. Set. When the difference ΔS is a value other than “+1”, “−1”, and “−2”, the variation pattern “0” is set regardless of the acquisition result of the random counter R1.
[0148]
When the CPU 49 detects in step S122 in FIG. 21 that the acquisition result of the random counter R2 is not the same as any of the 19 outreach reach values, the CPU 49 determines that it is completely out, and stores the complete out as a determination result in the outreach area of the RAM 51. To do. Then, in step S123, a complete detachment is detected as a determination result from the detachment reach area, and the process proceeds to step S125.
[0149]
In step S125, the CPU 49 detects the storage result of the random counter R5 from the complete symbol area for the special symbol in the RAM 51. Then, a symbol corresponding to the first digit of the random counter R5, a symbol corresponding to the second digit, a symbol corresponding to the third digit are detected from the symbol table of the ROM 50 (see FIG. 23), and the left special symbol and the middle special symbol are detected. , Set to the right special symbol (completely off symbol setting). For example, when the storage result of the random counter R5 is “012”, “1”, “2”, “3” are the symbols corresponding to the first digit, the symbols corresponding to the second digit, and the symbols corresponding to the third digit. Detected and a completely out of symbol “123” is set.
[0150]
When the CPU 49 sets the completely off symbol, it determines the setting state of the time reduction mode based on the data stored in the time reduction area of the RAM 51 in step S126 of FIG. If it is detected that the time reduction mode is not set, the process proceeds to step S127. If it is detected that the time reduction mode is set, the process proceeds to step S128.
[0151]
The CPU 49 sets the variation pattern “1” when the process proceeds to step S127, and sets the variation pattern “0” when the process proceeds to step S128. That is, a dedicated variation pattern “1” is set when a complete deviation is determined in the invalid state of the time reduction mode, and a dedicated variation pattern “0” is set when a complete deviation is determined in the valid state of the time reduction mode. Is done.
[0152]
As shown in FIGS. 24 and 25, the fluctuation display time is individually set in the fluctuation pattern. This variation display time refers to the time required from the start of variation of the left special symbol to the right special symbol to the final stop, and when the CPU 49 proceeds to step S129 of FIG. 21, the variation display time according to the variation pattern setting result. Is set selectively. And it transfers to step S130 and sets a main control flag to a special symbol game start process. Note that when the variation patterns “0” and “1” are set, variation display times “T0” and “T1” are set.
[0153]
(10) Special symbol game start processing
The special symbol game start process in step S30 of FIG. 12 is executed when the main control flag is set in the special symbol game start process, and the CPU 49 of the main controller 48 performs sub-control in the special symbol game start process. Based on the output of the effect command and effect data to the device 65, the special symbol variation display is started.
[0154]
The CPU 49 outputs an INT signal to the sub-control device 65 in step S131 of FIG. 26, and outputs a special symbol variation start command and special symbol variation start data in step S132. The INT signal corresponds to an interrupt request signal for instructing the sub-control device 65 to start the IRQ interrupt program, and the CPU 66 of the sub-control device 65 starts the IRQ interrupt program based on the detection of the INT signal. The symbol variation start command and special symbol variation start data are detected by the IRQ interrupt program.
[0155]
The special symbol variation start command is for instructing the special symbol variation start, and the CPU 66 of the sub-control device 65 starts the special symbol variation display based on detecting the special symbol variation start command. The special symbol variation start data has a variation pattern setting result and a left special symbol to right special symbol setting result, and the CPU 66 of the sub-control device 65 displays the variation display of the special symbol based on the special symbol variation start data below. Control is performed in the manner of (1) to (2).
[0156]
(1) Setting result of left special symbol to right special symbol: This shows the fixed stop symbols in the left column, middle column, and right column, and the CPU 66 of the sub-control device 65 finalizes the special symbols in each column with the set symbols. Let
(2) Change pattern setting result: This shows the effect of special symbol game, and the CPU 66 of the sub-control device 65 displays the special symbol game as a special symbol game pattern according to the change pattern. Directing.
[0157]
When the CPU 49 outputs a special symbol variation start command or the like, it records that the special symbol game is being executed based on setting the special symbol game flag to the valid state in step S133 of FIG. Then, the process proceeds to step S134, and the reserved data area for special symbols in the RAM 51 is arranged. This process overwrites the data stored in the hold data recording units E2 to E4 in the hold data recording units E1 to E3 in the hold data area. For example, the counter data and the determination data are stored only in the hold data recording unit E1. Sometimes, the default data of the hold data recording unit E2 is recorded in the hold data recording unit E1, and the stored data of the hold data recording unit E1 is erased. Further, when the counter data and the determination data are stored in all of the holding data recording units E1 to E4, the stored data of the holding data recording units E2 to E4 are moved to the holding data recording units E1 to E3 in the preceding stage, and the holding data recording is performed. Default data is recorded in the part E4.
[0158]
That is, when the big hit carry-over function is not activated in the next control data setting process, the determined symbol setting process and the variation pattern setting process are performed based on the determination data and the counter data stored in the hold data recording unit E2. When the big hit carry-over function is not activated in the subsequent control data setting process, a determined symbol setting process, a variation pattern setting process, and the like are performed based on the determination data and counter data stored in the hold data recording unit E3.
[0159]
After arranging the reserved data area in step S134, the CPU 49 subtracts "1" from the counter N1 in step S135, and sets a special symbol game end process in the main control flag in step S136. As described above, the counter N1 measures the number of held balls. In the next timer interrupt process, the subtraction result of the counter N1 is detected, and the holding ball lamp 25 is controlled to be turned on based on the subtraction result of the counter N1. Is done. Accordingly, the hold ball lamp 25 is turned off after the start of the variable display, and the player is notified of a decrease in the number of hold balls.
[0160]
(11) Special symbol game end processing
The special symbol game end process in step S31 of FIG. 12 is executed when the main control flag is set in the special symbol game end process, and the CPU 49 of the main controller 48 performs sub-control in the special symbol game end process. An effect command is output to the device 65 to end the special symbol game.
[0161]
The CPU 49 measures the variable display time in units of 4 msec based on subtracting “1” from the timer T1 in step S141 of FIG. 27, and compares the subtraction result of the timer T1 with “0” in step S142.
When CPU 49 detects “T1 = 0” in step S142, CPU 49 determines that the special symbol variation display time has elapsed. Then, an INT signal is output to the sub-control device 65 at step S143, a special symbol variation stop command is output at step S144, and the special symbol game is stopped based on resetting the special symbol game flag to an invalid state at step S145. Record. When the fluctuation display time elapses, the left special symbol, middle special symbol, and right special symbol are always in a temporary stop state, and the CPU 66 of the sub-control device 65 receives the INT signal to change the special symbol in the IRQ interrupt program. A stop command is detected, and the left special symbol, middle special symbol, and right special symbol are switched from the temporary stop state to the fixed state.
[0162]
When the CPU 49 resets the special symbol game flag in step S145, the CPU 49 detects the determination result from the big hit area of the RAM 51 in step S146. Here, when it is detected that a big hit is stored as a determination result in the big hit area, the process proceeds to step S147 and records that the big hit game is being executed based on setting the big hit game flag to the valid state. Then, the process proceeds to step S148, and the big hit game process is set in the main control flag.
[0163]
When the CPU 49 detects in step S146 that a hit is stored as a determination result in the big hit area of the RAM 51, the process proceeds to step S149. Here, the control data setting process is set in the main control flag, and the process proceeds to step S150.
[0164]
In step S150, the CPU 49 determines the time reduction mode setting state based on the data stored in the time reduction area. For example, when it is detected that the time reduction flag is stored in a finite state in the time reduction area, it is determined that the finite mode is enabled, and time is calculated based on subtracting “1” from the counter N4 in step S151. Update the remaining effective number of shortened mode.
[0165]
When the CPU 49 updates the remaining effective number of times in the time reduction mode in step S151, the subtraction result of the counter N4 is compared with “0” in step S152. Here, when “N4 = 0” is detected, it is determined that the limit number of fluctuations is displayed in the valid state of the finite mode, and the time reduction flag is stored in the time reduction area of the RAM 51 in the invalid state in step S153. And disable finite mode. That is, when the special symbol game count reaches the limit value in the effective state of the finite mode and the big hit does not occur, the finite mode is automatically canceled and the time reduction mode is invalidated.
[0166]
(12) Big hit game processing
The big hit game process of step S32 in FIG. 12 is executed when the main control flag is set to the big win game process, and the CPU 49 of the main control device 48 controls the opening / closing of the big prize opening in the big hit game process. Then, the production command and production data are output to the sub-control device 65, and the opening / closing of the special winning opening is produced in a visual, sound, and electrical manner.
[0167]
When the CPU 49 proceeds to step S161 in FIG. 28, it determines the open state of the special winning opening. This determination process is performed based on the set state of the big prize opening flag, and the CPU 49 judges that the big prize opening is closed when it detects that the big prize opening flag is set in the closed state. . Then, the process proceeds to step S162, and the counter N2 is compared with the upper limit value “14”. The counter N2 measures the number of times that the big winning opening is opened (the number of big hit rounds). When the CPU 49 detects “N2 ≦ 14”, the process proceeds to step S163.
[0168]
In step S163, the CPU 49 adds “1” to the counter N2, and sets an initial value (for example, 675 = 27 sec) in the timer T2 in step S164. This timer T2 measures the opening time of the big prize opening (the duration of the big hit round), and when the CPU 49 sets the timer T2, the process proceeds to step S165.
[0169]
In step S165, the CPU 49 outputs an INT signal to the sub-control device 65, and in step S166, outputs a round start command and round data (measured value of the counter N2). Then, the CPU 66 of the sub-control device 65 starts the IRQ interrupt program based on detecting the INT signal, and starts the big hit round effect operation based on detecting the round start command and the round data in the IRQ interrupt program. .
[0170]
When the CPU 49 outputs a round start command or the like in step S166, the winning opening is opened based on applying drive power to the big winning solenoid 37 in step S167 (start of the big hit round operation), and the big winning is made in step S168. The opening of the special winning opening is recorded based on setting the mouth flag to the open state. As a result, a big hit state that allows the pachinko ball to win in the big winning opening is generated, and a state advantageous to the player is generated.
[0171]
When the timer interrupt is generated when the special winning opening is open, the CPU 49 detects that the special winning opening is open based on the fact that the special winning prize flag is set to the open state in step S161. Then, in step S169, based on subtracting “1” from the timer T2, the opening time of the special winning opening is measured in units of 4 msec, and the process proceeds to step S170.
[0172]
When proceeding to step S170, the CPU 49 determines whether or not there is a count signal. This count signal is output from the count sensor 38 based on the pachinko ball winning in the big winning opening, and the CPU 49 counts when it detects that the count signal is present in the output monitoring area of the RAM 51. It is determined that there is a signal, and “1” is added to the counter N3 in step S171. This counter N3 measures how many pachinko balls have won in the big winning opening during one big hit round operation, and when the CPU 49 measures the number of winning pachinko balls, the process proceeds to step S172.
[0173]
In step S172, the CPU 49 compares the measured value of the counter N3 with the upper limit value “10”, and compares the subtraction result of the open time timer T2 with “0” in step S173. If either “N3 ≧ 10” or “T2 = 0” is detected, the big prize opening is closed based on the fact that the big prize opening solenoid 37 is disconnected in step S174, and the big hit round is completed. In other words, the big hit round ends when a specified number of pachinko balls win in the big winning opening or when the opening time of the big winning opening reaches the upper limit.
[0174]
When the CPU 49 finishes the big hit round in step S174, the winning number counter N3 is reset to “0” in step S175, and the big prize opening is closed based on setting the big prize opening flag to the closed state in step S176. Record. In step S177, an INT signal is output to the sub-control device 65, and in step S178, a round stop command is output. Then, the CPU 66 of the sub-control device 65 starts the IRQ interrupt program based on detecting the INT signal, and stops the big hit round effect operation based on detecting the round stop command in the IRQ interrupt program.
[0175]
When the timer interrupt is generated in the closed state of the big prize opening, the CPU 49 proceeds from step S161 to S162 and compares the big hit round number counter N2 with the upper limit value “14”. Here, when “N2> 14” is detected, the process proceeds to step S179, and the stoppage of the big hit game is recorded based on resetting the big hit game flag to the invalid state. In step S180, the big hit round counter N2 is reset to "0", and in step S181, the control data setting process is set in the main control flag. In other words, the upper limit “15 times” is set for the number of repetitions of the big hit round, and the big hit game processing is ended when the number of continuous big hit rounds reaches 15.
[0176]
<Regarding Internal Processing of Sub-Control Device 65>
When the power is turned on, the CPU 66 of the sub-control device 65 sets interrupt inhibition in step S201 in FIG. 29, and initializes all data in the RAM 68 such as the random counter R20 and timers T20 to T21 and the I / O 72 in step S202. To do. In step S203, a demonstration display command is output to the VDP 69. In step S204, the generation of an interrupt is permitted based on the cancellation of the interrupt prohibition setting.
[0177]
When detecting the demonstration display command, the VDP 69 detects display data corresponding to the demonstration display command from the VROM 70 and displays a demonstration screen based on the detection result of the display data. This demo screen informs the player that they are waiting for a customer, and specifically displays the manufacturer name, model name, message “You can carry over the jackpot by operating the switch”, etc. in front of the demo background. Is done.
[0178]
When the CPU 66 permits an interrupt in step S204, the CPU 66 proceeds to the counter update process in step S205, and repeats the counter update process in an infinite loop. In this counter update process, a random counter R20 for randomly selecting a special symbol game pattern is added by “1”, and the addition process of the random counter R20 is added from “0” to the upper limit value “191”. After that, it returns to “0” and is performed in a ring shape.
[0179]
When the CPU 66 detects the INT signal from the main control device 48, the CPU 66 starts the IRQ interrupt program. Then, the effect command and effect data from the main control device 48 are detected by the IRQ interrupt program and stored in the command area and data area of the RAM 68.
[0180]
The timer interrupt program shown in FIG. 30 is started every 4 msec. The CPU 66 of the sub-control device 65 pauses the main program at the execution position when the timer interrupt program starts, and the main program when the timer interrupt program ends. Resume from the pause position. This timer interrupt program has the normal symbol game process of step S211 to the jackpot game process of step S216. The normal symbol game process of step S211 is executed every 4 msec when the timer interrupt program is started, and waits for a command of step S212. The big hit game process from process to step S216 is selectively executed based on the set state of the sub-control flag.
[0181]
(1) Normal symbol game processing
The normal symbol game process in step S211 of FIG. 30 displays the normal symbols in the normal symbol variation area HE of the symbol display device 27 in order of the variation state and the stop state, and to the player according to the combination of the normal symbol in the stop state. This is a notification of the determination result of winning and losing, and when the normal symbol stops in a winning combination, the main control device 48 expands the special symbol starting port 28 and increases the probability of winning a pachinko ball for the special symbol starting port 28. .
[0182]
When the CPU 66 of the sub-control device 65 proceeds to step S221 in FIG. 31, it determines whether or not the normal symbol variation start command is stored in the command area of the RAM 68. This normal symbol variation start command is output together with the normal symbol setting result based on the main controller 48 detecting the effective passage of the pachinko ball to the normal symbol start gate 33, and the CPU 66 displays the normal symbol in the command area. When it is detected that the change start command is stored, the process proceeds to step S222.
[0183]
In step S222, the CPU 66 outputs a normal symbol variation start command to the VDP 69. Then, the process proceeds to step S223, and the normal symbol variation start command in the command area is deleted. When the VDP 69 detects a normal symbol variation start command, the VDP 69 detects display data corresponding to the normal symbol variation start command from the VROM 70, and starts normal symbol variation display. In this variable display, the normal symbols are variably displayed in two horizontal rows within the normal symbol variation area HE of the symbol display device 27, and the variable order of the normal symbols in each column is "3" and "7" alternately. .
[0184]
When proceeding to step S224, the CPU 66 detects whether or not the normal symbol variation stop command is stored in the command area of the RAM 68. This normal symbol variation stop command is output from the main controller 48 based on the passage of the normal symbol variation display time. As described above, in the effective state of the time reduction mode, the normal symbol variation start is started. It is output when a relatively short time has elapsed, and in the invalid state of the time reduction mode, it is output when a relatively long time has elapsed since the start of normal symbol fluctuation.
[0185]
When the CPU 66 detects that the normal symbol variation stop command is stored in the command area in step S224, the CPU 66 detects the normal symbol setting result from the data area of the RAM 69. In step S225, the normal symbol variation stop command and the normal symbol setting result are output to the VDP 69, and in step S226, the normal symbol variation stop command in the command area and the normal symbol setting result in the data area are deleted.
[0186]
When the VDP 69 detects the normal symbol variation stop command and the normal symbol setting result, the VDP 69 detects display data corresponding to the normal symbol setting result from the VROM 69. Then, the fluctuation display of the normal symbol is stopped at the setting result, and the winning symbol and the off symbol are statically displayed. This static display is equivalent to a normal symbol fixed display, and the player is informed of the determination result of hit and miss according to the combination of two rows of normal symbols in the static state.
[0187]
(2) Command wait processing
The command waiting process in step S212 in FIG. 30 is executed when the sub control flag is set to the command waiting process. The CPU 66 of the sub control device 65 determines whether there is a special symbol variation start command in the command waiting process. The presence / absence of a round start command is detected, and when a special symbol variation start command and a round start command are detected, a special symbol game pattern and a jackpot game pattern are set. The sub-control flag is initially set in the command wait process when the power is turned on, and the command wait process is executed in the first timer interrupt process immediately after the power is turned on.
[0188]
When the CPU 66 proceeds to step S231 in FIG. 32, it detects whether or not a special symbol variation start command is stored in the command area of the RAM 68. This special symbol variation start command is output together with the special symbol setting result and the variation pattern setting result based on the fact that the main controller 48 detects an effective winning with respect to the special symbol starting port 28 of the pachinko ball. When it is detected that the special symbol variation start command is not stored in the command area, the process proceeds to step S232.
[0189]
When proceeding to step S232, the CPU 66 determines whether or not a round start command is stored in the command area. The round start command is output by the main controller 48 together with the round data (the number of times of the big hit round) at the start of the big hit round. When the CPU 66 detects that the round start command is not stored in the command area, the step starts. The process proceeds to S233.
[0190]
When proceeding to step S233, the CPU 66 compares the measured value of the timer T20 with “0”. If “T20> 0” is detected, the process proceeds to step S234, and the remaining time of the standby display is subtracted in units of 4 msec based on subtracting “1” from the timer T20. In the subtraction state of the timer T20, the CPU 66 is in a command waiting state waiting for a special symbol variation start command and a round start command from the main control device 48, and the immediately preceding definite symbol is present in the special symbol variation area TE of the symbol display device 27. Still displayed. This stationary display immediately before the determined symbol is referred to as standby display.
[0191]
When CPU 66 detects “T20 = 0” in step S233, it outputs a demonstration display command to VDP 69 in step S235. Then, the VDP 69 detects display data corresponding to the demonstration display command from the VROM 70 and displays a demonstration screen based on the detection result of the display data. That is, the standby screen is displayed in the special symbol variation area TE of the symbol display device 27 in the substantial game stop state, and when the set time has elapsed in the standby screen display state, the demonstration screen is displayed instead of the standby screen. Is done.
[0192]
When proceeding to step S236 of FIG. 32, the CPU 66 detects whether or not a mode display command is stored in the command area. This mode display command is output together with the change result of the jackpot carryover mode based on the main controller 48 changing the setting state of the jackpot carryover mode, and the CPU 66 stores the mode display command in the command area. Is detected, the mode display command in the command area is deleted in step S237, and the process proceeds to step S238.
[0193]
When the CPU 66 proceeds to step S238, it detects the change result of the big hit carry-over mode from the data area and outputs a display command corresponding to the change result of the big hit carry-over mode to the VDP 66. Then, the VDP 66 detects display data corresponding to the display command from the VROM 67, and displays either the message "Bring the jackpot" or "Do not carry the jackpot" in front of the standby screen or the demo screen. To do.
[0194]
When the CPU 66 detects that a special symbol variation start command is stored in the command area in step S231, the CPU 66 acquires the current measured value of the random counter R20 in step S239, and sets a special symbol game pattern in step S240. In step S241, the special symbol variation start command in the command area is deleted, and in step S242, a special symbol game start process is set in the sub-control flag.
[0195]
The special symbol game pattern consists of sequence data indicating the variable speed of the special symbol, the temporary stop timing of the special symbol, the background type, the background switching timing, the output timing of the game sound, the light emission timing of the corner lamp 21 and the side lamp 23, and the like. It is set to end within a change display time corresponding to the change pattern. The special symbol game pattern setting process and setting contents will be described below.
[0196]
In the ROM 67 of the sub-control device 65, as shown in FIG. 33, a game pattern table for special symbol games is recorded. This game pattern table is for selecting a special symbol game pattern from the variation pattern and the random counter R20. When the CPU 66 of the sub-control device 65 acquires the random counter R20 in step S239 of FIG. 32, the CPU 68 of the RAM 68 in step S240. A variation pattern is detected from the data area, and a special symbol game pattern corresponding to the variation pattern detection result and the acquisition result of the random counter R20 is selectively set from the game pattern table.
[0197]
FIG. 34 shows the setting contents of the special symbol game pattern “0”. The special symbol game pattern “0” is selected regardless of the random counter R20 when the variation pattern “0” determined to be completely out of the effective state of the time reduction mode is detected, and the special symbol game pattern “0”. When selecting, the special symbols on the left, middle and right start to change at the same time. At the start of the change, the change background is displayed, and the corner lamp 21 and the side lamp 23 blink.
[0198]
When the set time elapses from the start of variation of the special symbols in the three columns, the special symbols in the three columns are temporarily stopped simultaneously, and the display of the background for variation is terminated in conjunction with the temporary stop of the three columns. The temporary stop of these left special symbol, middle special symbol, and right special symbol is performed based on the setting result of the special symbol from the main control device 48 stored in the data area of the RAM 68. Three rows of special symbols are completely out of combination.
[0199]
FIG. 35 shows the setting contents of the special symbol game pattern “1-1”. This special symbol game pattern “1-1” is selected according to the acquisition result of the random counter R20 when the variation pattern “1” determined to be completely out in the invalid state of the time reduction mode is detected. When the game pattern “1-1” is selected, the left, middle, and right special symbols start to change simultaneously. At the start of the change, the change background is displayed, and the corner lamp 21 and the side lamp 23 blink.
[0200]
When the set time has elapsed since the start of the variation of the special symbols in the three rows, the left special symbol and the right special symbol are temporarily stopped in this order, and “don” is output from the speaker 6 in conjunction with the temporary stop of the left special symbol and the right special symbol. The temporary stop sound is output. Then, the middle special symbol temporarily stops after the right special symbol is temporarily stopped, and the display of the changing background is terminated in conjunction with the temporary stop of the middle special symbol. The temporary stop of these left special symbol, middle special symbol, and right special symbol is performed based on the setting result of the special symbol from the main control device 48 stored in the data area of the RAM 68. Three rows of special symbols are completely out of combination.
[0201]
FIG. 36 shows the setting contents of the special symbol game pattern “2”. This special symbol game pattern “2” is selected regardless of the random counter R20 when the variation pattern “2” determined to be out of reach is detected, and is selected in either the valid state or invalid state of the time reduction mode. The When the special symbol game pattern “2” is set, the fluctuation speed of the middle special symbol is slowed after the right special symbol is temporarily stopped, and the “reach” game sound is output from the speaker 6. Next, the reach background is displayed instead of the fluctuation background, and the corner lamp 21 and the side lamp 23 start blinking operation. Then, the display of the reach background is terminated in conjunction with the temporary stop of the middle special symbol, and the corner lamp 21 and the side lamps 23 are blinked. The temporary stop of these left special symbol, middle special symbol, and right special symbol is performed based on the setting result of the special symbol from the main control device 48 stored in the data area of the RAM 68. Three rows of special symbols become a combination of missed reach.
[0202]
The low-speed fluctuation action that appears when the special symbol game pattern “2” is set is referred to as “normal reach action”. For example, when the big-hit fluctuation pattern “26” is set, the special symbol game pattern “2” for losing reach is set. "Normal reach action" of the same development as "" is set, and the left special symbol, middle special symbol, and right special symbol are temporarily stopped with a combination of jackpots.
[0203]
The variation pattern “0” is set with a shorter variation display time than all the remaining variation patterns “1” to “58”, and the special symbol game pattern “0” is all the remaining special symbol game patterns. Compared to, the variable display time is set shorter. This special symbol game pattern “0” is uniquely set when it is determined that the time shortening mode is valid and complete outage is detected. When the special symbol game pattern “0” is set, the variable display time is relative. Shortened to
[0204]
When detecting that a round start command is stored in the command area in step S232 of FIG. 32, the CPU 66 sets a big hit game pattern in step S243. This jackpot game pattern displays an animation screen corresponding to the round data, outputs a game sound corresponding to the display content of the symbol display device 27 from the speaker 6, and causes the corner lamp 21 and the side lamp 23 to emit light according to the animation screen. When the big hit game pattern is set, the CPU 66 erases the command area round start command in step S244, and sets the big hit game start process in the sub-control flag in step S245.
[0205]
(3) Special symbol game start processing
The special symbol game start process in step S213 in FIG. 30 is executed when the sub control flag is set in the special symbol game start process. The CPU 66 of the sub control device 65 performs the timer T21 in step S251 in FIG. Is reset to “0”. The timer T21 measures the special symbol variation display time. When the timer 66 is reset, the CPU 66 sets the special symbol game process in the sub-control flag in step S252.
[0206]
(4) Special symbol game processing
The special symbol game process of step S214 in FIG. 30 is executed when the sub control flag is set to the special symbol game process, and the CPU 66 of the sub-control device 65 performs the speaker 6 / corner lamp in the special symbol game process. 21. The side lamp 23 and the symbol display device 27 are controlled, and the special symbol game is executed with the production contents corresponding to the setting result of the special symbol game pattern.
[0207]
When proceeding to step S261 in FIG. 38, the CPU 66 measures the variation display time of the special symbol in units of 4 msec based on adding “1” to the timer T21. Then, the process proceeds to step S262, and it is determined whether or not a special symbol variation stop command is stored in the command area of the RAM 68. This special symbol variation stop command is output based on the fact that the main control device 48 detects the passage of the variation display time according to the variation pattern, and the CPU 66 does not store the special symbol variation stop command in the command area. When this is detected, the process proceeds to step S263. Here, an event corresponding to the measured value of the timer T21 is detected from the setting result of the special symbol game pattern, and the event is executed to advance the special symbol game with the content corresponding to the setting result of the special symbol game pattern.
[0208]
When the CPU 66 detects that a special symbol variation stop command is stored in the command area in step S262, the CPU 66 ends the special symbol game based on outputting a symbol confirmation command to the VDP 69 in step S264. Then, the process proceeds to step S265, and the special symbol variation stop command in the command area, the special symbol setting result in the data area, and the variation pattern setting result in the data area are deleted.
[0209]
When the CPU 66 deletes the special symbol fluctuation stop command or the like in step S265, the standby display time (specifically, 15 sec = 375) is set in the timer T20 in step S266, and the command waiting process is set in the sub control flag in step S267. .
[0210]
The special symbol variation stop command is output by the main control device 48 when the variation display time corresponding to the variation pattern elapses. The special symbol game pattern is set by the sub-control device 65 based on the variation pattern, and is set to end within the variation display time corresponding to the variation pattern. When the CPU 66 of the sub-control device 65 detects a special symbol variation stop command and outputs a symbol confirmation command to the VDP 69, the left special symbol, middle special symbol, and right special symbol are always in a temporary stop state. In this temporary stop state, the VDP 69 swings the left special symbol, middle special symbol, and right special symbol up and down. When the VDP 69 detects a symbol confirmation command, the left special symbol, middle special symbol, and right special symbol are virtually horizontal. Display in a fixed state stationary on the line. In other words, the special symbol game ends when three rows of special symbols are fixedly displayed.
[0211]
(5) Big hit game start processing
The big hit game start process of step S215 in FIG. 30 is executed when the sub control flag is set to the big hit game start process, and the CPU 66 of the sub control device 65 starts the big hit game in the big hit game start process. The big hit game process is set in the sub-control flag.
[0212]
(6) Big hit game processing
The big hit game process of step S216 in FIG. 30 is executed when the sub control flag is set to the big hit game process, and the CPU 66 of the sub control device 65 performs the speaker 6, the corner lamp 21 and the side in the big hit game process. The lamp 23 and the symbol display device 27 are controlled, and the opening / closing of the big prize opening is produced with the contents according to the setting result of the big hit game pattern.
[0213]
When proceeding to step S271 in FIG. 39, the CPU 66 determines whether or not a round stop command is stored in the command area of the RAM 68. The round stop command is output based on the main controller 48 detecting the end of each big hit round. When the CPU 66 detects that the round stop command is not stored in the command area, the process proceeds to step S272. It shifts and produces a jackpot game with the contents according to the setting result of the jackpot game pattern.
[0214]
When the CPU 66 detects that the round stop command is stored in the command area in step S271, the CPU 66 stops the control according to the big hit game pattern of the speaker 6, the corner lamp 21, the side lamp 23, and the symbol display device 27 in step S273. . Then, in step S274, the command area round stop command and the data area round data are deleted, and in step S275, a command waiting process is set in the sub-control flag.
[0215]
According to the first embodiment, the following effects are obtained.
The variable display order was changed with respect to the winning order of the pachinko balls on condition that the specific jackpot is stored as the determination data in the holding data area of the main control device 48. For this reason, since it is possible to notify the player of the specific jackpot by changing the order, a novel gaming property can be obtained.
When the determination data of the holding data recording unit E1 is a specific big hit, the holding data of the holding data recording unit E1 is exchanged with the holding data of any of the holding data recording units E2 to E4, and the holding data is stored in the holding data recording unit E1. Ordered by using E2, E3, E4 in order. For this reason, there is no need to store the specific big hit decision data, the big hit decision data, and the lost decision data separately in separate areas, so the recording area of the RAM 51 can be reduced.
[0216]
When the determination data for the specific jackpot exists in the effective state of the probability variation mode, since the determination data for losing is used first, it is postponed that the probability variation mode ends based on the occurrence of the jackpot. For this reason, since the frequency | count of continuation of probability fluctuation mode becomes long, the privilege which acquires a new jackpot with high probability is produced | generated. Further, when there is determination data for a specific big hit in the effective state of the time reduction mode (finite mode), the determination data that is out of use is used first. For this reason, it is postponed that the time shortening mode (finite mode) is terminated halfway due to the occurrence of a big hit, and the benefit that the number of continuations of the time shortening mode (finite mode) approaches the limit value “100 times” is generated. , The value of a specific jackpot increases.
[0217]
When the jackpot carryover mode is selectively enabled according to the operation of the mode changeover switch 77 and there is judgment data for specific jackpots in the valid state of the jackpot carryover mode and the probability variation mode. The jackpot carryover mode and the time reduction mode (finite mode) Changed the order of the variable display when there is judgment data for a specific jackpot in the valid state. For this reason, since the change function of a change display order can be validated and invalidated according to a player's liking, the convenience increases.
[0218]
In the first embodiment, the order of the pending data is changed immediately before the start of the variable display. However, the order is not limited to this. For example, the reservation data is changed immediately after the pachinko ball is effectively won in the special symbol starting port 28. May be. That is, in the first embodiment, the specific big hit / big hit / outage is determined in the special symbol data acquisition process of FIG. 13, and the order of the pending data is changed in the control data setting process of FIG. However, for example, the specific big hit / hit / miss determination processing and the pending data order change processing may be performed by the same special symbol data acquisition processing.
[0219]
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
When the CPU 49 of the main control device 48 determines the big hit with a high probability or a normal probability in step S47 or S48 in FIG. 40, it determines the set state of the big hit carryover mode in step S301. When it is detected that the jackpot carryover mode is invalidated, the process proceeds to step S302, and the acquisition results of the random counters R1 to R4 and the determination result of the jackpot are displayed as counters of the held data recording units E1 to E4 in the reserved data area. Store in the recording unit corresponding to the measured value of N1.
[0220]
When the CPU 49 detects that the big hit carryover mode is enabled in step S301, the CPU 49 determines the setting state of the probability variation mode in step S303. If it is detected that the probability variation mode is enabled, the process proceeds to step S305. If it is detected that the probability variation mode is invalidated, the process proceeds to step S304.
[0221]
In step S304, the CPU 49 determines the setting state of the time reduction mode. Here, when it is detected that the finite mode is invalidated as the time reduction mode, the process proceeds to step S302, and the acquisition results of the random counters R1 to R4 and the determination result of the big hit are used as the hold data recording units E1 to E4 in the hold data area. Is stored in the recording unit corresponding to the measured value of the counter N1. That is, in the state where the jackpot carryover mode is disabled and the jackpot carryover mode is enabled but the probability variation mode and the time reduction mode (finite mode) are disabled, the acquisition results of the random counters R1 to R4 and the jackpot determination The results are stored in the pending data area in the order of winning.
[0222]
In step S305, the CPU 49 detects the big hit determination result made in step S47 or step S48. When a specific big hit is detected as a determination result, the number of specific big hits is measured based on adding “1” to the counter N6 in step S306, and the process proceeds to step S307.
[0223]
As shown in FIG. 41, the RAM 51 of the main control device 48 is provided with a specific big hit data holding area corresponding to the second holding area. The measured values “1” to “4” of the counter N6 are assigned to the specific big hit data recording units E1 to E4 in the specific big hit data holding area. When the CPU 49 proceeds to step S307 in FIG. The acquisition result of R4 and the determination result of the specific jackpot are stored in the recording unit corresponding to the measurement value of the counter N6 among the specific jackpot data recording units E1 to E4.
[0224]
When the CPU 49 detects that the determination result is not a specific big hit in step S305, it detects whether or not it is a big hit in step S308. When a big hit is detected as a determination result, the number of big hits is measured based on adding “1” to the counter N7 in step S309, and the process proceeds to step S310.
[0225]
As shown in FIG. 41, the RAM 51 of the main control device 48 is provided with a big hit data holding area corresponding to the first holding area. Measured values “1” to “4” of the counter N7 are assigned to the big hit data recording portions E1 to E4 in the big hit data holding area, and when the CPU 49 proceeds to step S310 in FIG. 40, the random counters R1 to R4 are set. The obtained result and the big hit determination result are stored in the recording unit corresponding to the measured value of the counter N7 among the big hit data recording units E1 to E4.
[0226]
When the CPU 49 detects that the determination result is not a big hit in step S308 of FIG. 40, the CPU 49 determines that it is out of place. In step S311, the number of misses is measured based on adding “1” to the counter N8, and the process proceeds to step S312.
[0227]
As shown in FIG. 41, the RAM 51 of the main control device 48 is provided with an outlier data holding area corresponding to the first holding area. Measurement values “1” to “4” of the counter N8 are assigned to the outlier data recording units E1 to E4 in the outlier data holding area, and when the CPU 49 proceeds to step S312 in FIG. 40, the random counters R1 to R4 The acquisition result and the determination result of detachment are stored in the recording unit corresponding to the measurement value of the counter N8 among the detachment data recording units E1 to E4.
[0228]
That is, when both the jackpot carryover mode and the probability variation mode are enabled, and when both the jackpot carryover mode and the time reduction mode (finite mode) are enabled, the acquisition results of the random counters R1 to R4 are specified. It is stored in the winning order in the special specific big hit data holding area, big hit data holding area, and outage data holding area corresponding to the determination result of big hit, big hit, and out.
[0229]
When CPU 49 detects “counter N1> 0” in step S101 of FIG. 42, CPU 49 determines that a holding ball has been generated. Then, the setting state of the big hit carryover mode is detected in step S102, the setting state of the probability variation mode is detected in step S103, and the setting state of the time reduction mode (finite mode) is detected in step S104.
[0230]
The CPU 49 proceeds to step S321 when the jackpot carry-over mode is disabled or when the jackpot carry-over mode is enabled but the probability variation mode and the time reduction mode (finite mode) are disabled. Here, the acquisition results of the random counters R1 to R4 and the jackpot determination result are detected from the hold data recording unit E1 in the hold data area of the RAM 51, and recorded in the execution data area (see FIG. 41) of the RAM 51.
[0231]
When the CPU 49 records the acquisition results of the random counters R1 to R4 and the jackpot determination result in the execution data area in step S321 of FIG. 42, the reserved data area is organized in step S322. This process overwrites the data stored in the hold data recording units E2 to E4 in the hold data recording units E1 to E3. For example, when the counter data and the determination data are stored only in the hold data recording unit E1, the hold data recording is performed. The default data of the hold data recording unit E2 is recorded in the part E1, and the stored data of the hold data recording unit E1 is erased. Further, when the counter data and the determination data are stored in all of the holding data recording units E1 to E4, the stored data of the holding data recording units E2 to E4 are moved to the holding data recording units E1 to E3 in the preceding stage, and the holding data recording is performed. Default data is recorded in the part E4.
[0232]
After arranging the reserved data area in step S322, the CPU 49 detects determination data from the execution data area in step S323, and determines whether the determination data is a big hit. When it is detected that the determination data is a big hit, the process proceeds to step S116, and a big hit symbol setting process, a variation pattern setting process, etc. are performed based on the counter data in the execution data area. Further, when it is detected in step S323 that the execution data area determination data is out, the process proceeds to step S122, and outreach and complete out determination processing / variation pattern setting processing based on the counter data in the execution data area, etc. I do.
[0233]
The CPU 49 proceeds to step S324 when both the big hit carry-over mode and the probability variation mode are enabled, and when both the big hit carry-over mode and the time reduction mode (finite mode) are enabled, and the counter N8 measures. Compare the value with "0". If “N8> 0” is detected here, it is determined that the counter data is stored in the outlier data holding area, and the process proceeds to step S325.
[0234]
In step S325, the CPU 49 detects the acquisition results of the random counters R1 to R4 from the outlier data recording unit E1 in the outlier data holding area, and records them in the execution data area of the RAM 51. In step S326, the number of outages is updated based on subtracting “1” from the counter N8, and in step S327, the outage data recording units E1 to E3 are overwritten with the stored data of the outage data recording units E2 to E4. Next, the process proceeds to step S122, and a determination process of deviation reach and complete deviation, a process of setting a variation pattern, and the like are performed based on counter data in the execution data area.
[0235]
When detecting “N8 = 0” in step S324, the CPU 49 determines that the counter data is not stored in the outlier data holding area. Then, the process proceeds to step S328, and the measured value of the counter N7 is compared with “0”. When “N7> 0” is detected, it is determined that the counter data is stored in the big hit data holding area, and the process proceeds to step S329.
[0236]
In step S329, the CPU 49 detects the acquisition results of the random counters R1 to R4 from the big hit data recording unit E1 in the big hit data holding area and records them in the execution data area of the RAM 51. In step S330, the number of big hits is updated based on subtracting “1” from the counter N7. In step S331, the data stored in the big hit data recording units E2 to E4 is overwritten on the big hit data recording units E1 to E3. Next, the process proceeds to step S116, and a jackpot symbol setting process, a variation pattern setting process, and the like are performed based on the counter data in the execution data area.
[0237]
When the CPU 49 detects “N7 = 0” in step S328, the CPU 49 determines that the counter data is not stored in the big hit data holding area and the counter data is stored in the specific big hit data holding area, and the process proceeds to step S332. .
[0238]
In step S332, the CPU 49 detects the acquisition results of the random counters R1 to R4 from the specific big hit data recording unit E1 in the specific big hit data holding area, and records them in the execution data area of the RAM 51. In step S333, the number of specific big hits is updated based on the subtraction of "1" from the counter N6. In step S334, the specific big hit data recording units E1 to E3 are overwritten with the data stored in the specific big hit data recording units E2 to E4. To do. Next, the process proceeds to step S116, where a jackpot symbol setting process, a variation pattern setting process, and the like are performed based on the counter data in the execution data area.
[0239]
That is, when there is counter data in the out-of-data holding area, the counter data in the out-of-data holding area is preferentially used, and when there is no more counter data in the out-of-data holding area, is there counter data in the big hit data holding area? Is determined. Here, when it is confirmed that the counter data is present in the jackpot data holding area, the counter data in the jackpot data holding area is used, and when the counter data in the jackpot data holding area disappears, the counter data in the specific jackpot data holding area is displayed. used.
[0240]
According to the second embodiment, the counter data is recorded in the specific big hit data holding area when the specific big hit is determined, and the counter data is recorded in the big hit data holding area and the out data holding area when the big hit or miss is determined. However, the counter data was used in the order of outlier data holding area, jackpot data holding area, and specific jackpot data holding area. For this reason, it is not necessary to exchange the order of the counter data, so that the control contents are simplified.
[0241]
In the second embodiment, the special symbol data acquisition process shown in FIG. 40 is used to determine the specific big hit / hit / out and store it in the specific big hit data holding area / hit data holding area / outgoing data holding area shown in FIG. In the control data setting process, the counter data is used in the order of outlier data holding area, jackpot data holding area, and specific jackpot data holding area. However, the present invention is not limited to this. For example, the control data setting process in FIG.・ Determine big hit / out and store it in specific big hit data hold area / big hit data hold area / outgo data hold area, and use counter data in the order of lost data hold area / big hit data hold area / specific big hit data hold area May be.
[0242]
Next, a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
When the CPU 49 of the main control device 48 acquires the random counters R1 to R4 in step 43 of FIG. 43, it updates the number of suspensions based on adding “1” to the counter N1 in step S44, and in step S45 the random counter R1. ˜R4 acquisition result is stored in the recording unit corresponding to the measurement value of the counter N1 among the pending data recording units E1 to E4. That is, in the special symbol data acquisition process, the big hit and miss determination processes are not performed, and only the counter data is stored in the reserved data recording units E1 to E4 in the order of winning.
[0243]
If the CPU 49 determines in step S102 of FIG. 44 that the big hit carryover mode is enabled, it determines the setting state of the probability variation mode in step S103. Here, when it is detected that the probability variation mode is enabled, the acquisition result of the random counter R3 is detected from the reserved data recording unit E1 in step S341, and the three jackpot values “19, 403, 729 for the normal mode are detected. " These three jackpot values are different from the 15 jackpot values used in the effective state of the probability variation mode as shown in FIG. 45, and the CPU 49 obtains the random counter R3 in step S341 in FIG. When it is detected that the result is the same as any one of the three jackpot values, the process proceeds to step S342.
[0244]
In step S342, the CPU 49 compares the measured value of the counter N1 with “4”. When “N1 = 4” is detected, the process proceeds to step S108, and the counter data R1 to R4 of the hold data recording unit E1 and the counter data R1 to R4 of the hold data recording unit E4 are exchanged.
[0245]
When detecting “counter N1 <4” in step S342, the CPU 49 compares the counter N1 with “3” in step S343. If “N1 = 3” is detected, the process proceeds to step S110, and the counter data R1 to R4 of the hold data recording unit E1 and the counter data R1 to R4 of the hold data recording unit E3 are exchanged.
[0246]
When detecting “counter N1 <3” in step S343, the CPU 49 compares the counter N1 with “2” in step S344. When “N1 = 2” is detected, the process proceeds to step S112, and the counter data R1 to R4 of the hold data recording unit E1 and the counter data R1 to R4 of the hold data recording unit E2 are exchanged. That is, when both the big hit carryover mode and the probability variation mode are enabled and the current random counter R3 has the same specific value as the big hit value for the normal mode, the current counter data is changed to the last held data. The specific data is used when there is no other pending data.
[0247]
When the CPU 49 detects that both the big hit carry-over mode and the time reduction mode (finite mode) are enabled, the CPU 49 detects the acquisition result of the random counter R3 from the held data recording unit E1 in step S105, and the normal mode 3 Compare with the big hit value of “19,403,729”. Here, when it is detected that the acquisition result of the random counter R3 is the same as any of the three jackpot values, it is determined that it is a jackpot and the process proceeds to step S106.
[0248]
In step S106, the CPU 49 compares the measured value of the counter N1 with “4”. When “N1 = 4” is detected, the process proceeds to step S107, and the acquisition result of the random counter R3 is detected from the reserved data recording unit E4 and compared with the three jackpot values for the normal mode. If it is determined that the detection result of the random counter R3 is not the same as any of the three jackpot values, the process proceeds to step S108, where the counter data R1 to R4 of the hold data recording unit E1 and the counter data R1 of the hold data recording unit E4 are transferred. Replace ~ R4.
[0249]
When the CPU 49 detects that the random counter R3 of the hold data recording unit E4 is the same as the big hit value for the normal mode in step S107, the CPU 49 detects the acquisition result of the random counter R3 from the hold data recording unit E3 in step S109, and normally Compare with the three jackpot values for the mode. If it is determined that the detection result of the random counter R3 is not the same as any of the three jackpot values, the process proceeds to step S110, where the counter data R1 to R4 of the hold data recording unit E1 and the counter data R1 of the hold data recording unit E3 are transferred. Replace ~ R4.
[0250]
When the CPU 49 detects that the random counter R3 of the hold data recording unit E3 is the same as the big hit value for the normal mode in step S109, the CPU 49 detects the acquisition result of the random counter R3 from the hold data recording unit E2 in step S111. Compare with the three jackpot values for the mode. If it is determined that the detection result of the random counter R3 is not the same as any of the three jackpot values, the process proceeds to step S112, where the counter data R1 to R4 of the hold data recording unit E1 and the counter data R1 of the hold data recording unit E2 are detected. Replace ~ R4.
[0251]
That is, when both the big hit carry-over mode and the time reduction mode (finite mode) are enabled and the current random counter R3 has the same specific value as the three big hit values for the normal mode, The data is moved next to the missed hold data, and the specific data is used when the missed hold data disappears.
[0252]
If the CPU 49 detects “counter N1 <4” in step S106, the process proceeds to step S113. Here, the counter N1 is compared with “3”, and when “N1 = 3” is detected, the process proceeds to step S109. Therefore, when the random counter R3 of the hold data recording unit E3 is an outlier, the counter data R1 to R4 of the hold data recording unit E1 and the counter data R1 to R4 of the hold data recording unit E3 are exchanged. Further, when the random counter R3 of the hold data recording unit E3 is a big hit value and the random counter R3 of the hold data recording unit E2 is an outlier, the counter data R1 to R4 of the hold data recording unit E1 and the counter data of the hold data recording unit E2 R1 to R4 are exchanged. Further, when the random counter R3 of the reserved data recording unit E3 and the random counter R3 of the reserved data recording unit E2 are big hit values, the counter data R1 to R4 are not exchanged.
[0253]
If the CPU 49 detects “counter N1 <3” in step S113, the process proceeds to step S114. Here, the counter N1 is compared with “2”, and when “N1 = 2” is detected, the process proceeds to step S111. Accordingly, when the random counter R3 of the hold data recording unit E2 is an outlier, the counter data R1 to R4 of the hold data recording unit E1 and the counter data R1 to R4 of the hold data recording unit E2 are exchanged, and the hold data recording unit E2 When the random counter R3 is a big hit value, the counter data R1 to R4 are not exchanged.
[0254]
When proceeding to step S345 in FIG. 46, the CPU 49 detects the set state of the probability variation mode. When it is detected that the probability variation mode is enabled, the process proceeds to step S346, the acquisition result of the random counter R3 is detected from the reserved data recording unit E1, and the 15 jackpot values “17 for the probability variation mode are detected. , 61, 103, 197, 277, 367, 401, 431, 523, 619, 661, 727, 797, 887, 941 ". These 15 jackpot values are recorded in advance in the ROM 50 of the main controller 48, and the CPU 49 determines that the jackpot area is the jackpot area when the acquisition result of the random counter R3 is the same as one of the 15 jackpot values. The jackpot is recorded as a result of the determination. Further, when the acquisition result of the random counter R3 is different from any of the 15 jackpot values, it is determined that there is a miss, and the miss is recorded in the jackpot area as a judgment result.
[0255]
When the CPU 49 detects that the probability variation mode is invalidated in step S345, the CPU 49 detects the acquisition result of the random counter R3 from the reserved data recording unit E1 in step S347 and detects the three jackpot values “19, 403, 729 ". Here, when it is detected that the acquisition result of the random counter R3 is the same as any of the three jackpot values, the jackpot is determined, and the jackpot is recorded as a determination result in the jackpot area. Further, when it is detected that the random counter R3 is different from any of the three jackpot values, it is determined that there is a miss, and the miss is recorded in the jackpot area as a judgment result.
[0256]
When the CPU 49 determines the big hit or miss, the CPU 49 detects the determination result from the big hit area in step S115. Here, when it is detected that a big hit is recorded as a determination result in the big hit area, the process proceeds to step S116, the big hit symbol setting process, the fluctuation pattern setting process, the probability fluctuation mode determination process, and the time reduction mode determination process. Etc. Further, when it is detected in step S115 that an outage is recorded as a determination result in the big hit area, the process proceeds to step S122, and the outreach reach determination processing, the outreach reach setting processing, the complete outage design setting processing, and the fluctuation pattern The setting process is performed.
[0257]
The third embodiment has the following effects.
A large number of jackpot values for the stochastic mode are different from a small number of jackpot values for the normal mode, and the random counter R3 of this time is the same as the jackpot value for the normal mode in the enabled state of the jackpot carryover mode and the stochastic mode. The random counter R3 of this time is moved last when the specific value is. For this reason, as long as a random counter R3 different from the specific random counter R3 is recorded in the reserved data area, the use of the specific random counter R3 is postponed, so that a big hit is made before using the specific random counter R3. An opportunity to occur is generated. Since this specific random counter R3 is a big hit value for the normal mode, when the normal mode is set based on the occurrence of the big hit before using the specific random counter R3, the big hit is determined by the specific random counter R3. Will occur. That is, the profit can be returned to the player without wastefully handling the random counter R3, which should be a big hit in the normal mode, as a mere outlier.
[0258]
When the current random counter R3 is the same specific value as the big hit value for the normal mode in the effective state of the big hit carryover mode and the time reduction mode (finite mode), the current random counter R3 is moved immediately after the off-hold data, The outlier random counter R3 was used first. For this reason, it is postponed that the time shortening mode is terminated halfway due to the occurrence of a big hit, and a benefit is generated that the number of times the time shortening mode continues is approaching the limit value. it can.
[0259]
Next, a fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
When the CPU 49 of the main controller 48 detects that the probability variation mode or the time reduction mode (finite mode) is enabled in the big hit carryover mode enabled state, the random counter R3 is set for the normal mode in step S351 in FIG. Compare with 3 big hits. The random counter R3 is obtained in the immediately preceding step S43, and when the CPU 49 determines that the random counter R3 is the same specific value as any of the three big hit values for the normal mode, the CPU 49 sets the counter N9 in step S352. Based on the addition of “1”, the number of reserved specific data is updated, and the process proceeds to step S353.
[0260]
As shown in FIG. 48, the RAM 51 of the main control device 48 is provided with a specific data holding area corresponding to the second holding area. The measured values “1” to “4” of the counter N9 are assigned to the specific data recording sections E1 to E4 in the specific data holding area, and when the CPU 49 proceeds to step S353 in FIG. 47, the random counters R1 to R4 The obtained result is stored in the recording unit corresponding to the measurement value of the counter N9 among the specific data recording units E1 to E4.
[0261]
When the CPU 49 determines in step S351 that the random counter R3 is a normal value that is different from any of the three jackpot values for the normal mode, it is normal based on adding “1” to the counter N10 in step S354. The pending number of data is updated, and the process proceeds to step S355.
[0262]
As shown in FIG. 48, the RAM 51 of the main control device 48 is provided with a normal data holding area corresponding to the first holding area. The measured values “1” to “4” of the counter N10 are assigned to the normal data recording sections E1 to E4 in the normal data holding area. When the CPU 49 proceeds to step S355 in FIG. 47, the random counters R1 to R4 store the random counters R1 to R4. The obtained result is stored in the recording unit corresponding to the measurement value of the counter N10 among the normal data recording units E1 to E4. That is, in the special symbol data acquisition process, the big hit and miss determination process is not performed, and the random counter R3 is selectively stored in the specific data hold area and the normal data hold area depending on whether or not the random counter R3 is a specific value.
[0263]
When the CPU 49 detects that the jackpot carry-over mode and the probability variation mode are both enabled and the jackpot carry-over mode and the time reduction mode (finite mode) are both enabled in the control data setting process of FIG. In step S361, the measured value of the counter N10 is compared with “0”. If “N10> 0” is detected, it is determined that counter data is stored in the normal data area, and the process proceeds to step S362.
[0264]
In step S362, the CPU 49 detects the acquisition results of the random counters R1 to R4 from the normal data recording unit E1 in the normal data area and records them in the execution data area. In step S363, the number of normal data held is updated based on the subtraction of “1” from the counter N10. In step S364, the normal data recording units E1 to E3 are overwritten with the stored data of the normal data recording units E2 to E4. To do. Next, the process proceeds to step S345 in FIG. 46, and the big hit and miss determination processing is executed based on the counter data R1 to R4 in the execution data area.
[0265]
When the CPU 49 detects “counter N10 = 0” in step S361 in FIG. 49, the CPU 49 determines that the counter data is not stored in the normal data area but is stored in the specific data area, and the process proceeds to step S365. .
[0266]
In step S365, the CPU 49 detects the acquisition results of the random counters R1 to R4 from the specific data recording unit E1 in the specific data area and records them in the execution data area. In step S366, the number of reserved specific data is updated based on the subtraction of “1” from the counter N9. In step S367, the specific data recording units E1 to E3 are overwritten with the data stored in the specific data recording units E2 to E4. To do. Next, the process proceeds to step S345 in FIG. 46, and a big hit / loss determination process or the like is executed based on the counter data R1 to R4 in the execution data area.
[0267]
The CPU 49 has the jackpot carry-over mode disabled in the control data setting process of FIG. 49. Although the jackpot carry-over mode is enabled, both the probability variation mode and the time reduction mode (finite mode) are disabled. If this is detected, the acquisition results of the random counters R1 to R4 are detected from the hold data recording unit E1 in step S368 and recorded in the execution data area. Then, the process proceeds to step S369, and the stored data of the reserved data recording units E2 to E4 are overwritten on the reserved data recording units E1 to E3. Next, the process proceeds to step S345 in FIG. 46, and the big hit and miss determination processing is executed based on the counter data R1 to R4 in the execution data area.
[0268]
In the first to fourth embodiments, the time reduction mode in which no limit value is set for the number of continuations is set in conjunction with the probability variation mode. However, the present invention is not limited to this. For example, for the normal mode The time reduction mode having a larger limit number of times (for example, 1000 times) as compared with the time reduction mode may be set.
In the first to fourth embodiments, the pocket-shaped special symbol starting port 28 for collecting the pachinko ball from the game board 13 is used as the starting port. However, the present invention is not limited to this. For example, the pachinko ball passes therethrough. A special symbol starting gate may be used.
[0269]
  In the first to fourth embodiments, a liquid crystal display is used as the symbol display device 27. However, the present invention is not limited to this. For example, an electric display such as an LED display or a rotating drum is used. A mechanical indicator such as the above may be used. In the first to fourth embodiments, the sub-control device 65 is configured to control the speaker 6, the corner lamp 21, the side lamp 23, and the symbol display device 27 in an integrated manner. However, the present invention is not limited to this. For example, a speaker control device that controls the speaker 6, a corner lamp 21 and a lamp control device that controls the side lamp 23, and a symbol control device that controls the symbol display device 27 may be provided individually. In the above first to fourth embodiments, the number of reserved balls for special symbol games is measured up to four, but is not limited to this. For example, multiple values other than four are measured as the upper limit. May be.In addition to the invention described in the claims, the following [Invention 1] to [Invention 6] are described in the above-mentioned embodiment.
[Invention 1]
  Under the condition that the pachinko ball has won the start opening effectively, the display will display the identification symbol in the variable state and variable stop state in order, and the player will win and miss the player depending on the mode of the identification symbol in the variable stop state. In the configuration for informing the determination result of the above, acquisition means for acquiring game data on the condition that the pachinko ball has won the start opening effectively and recording it on the recording means, and game data recorded on the recording means Commanding means for commanding variable display based on the commanding means, commanding the variable display in a different order from the winning order of the pachinko balls on the condition that specific game data is recorded in the recording means A featured gaming machine.
In the first aspect, the variable display order is changed from the winning order of the pachinko balls on condition that specific game data is stored in the recording means. According to the first aspect, the variable display order is changed with respect to the winning order of the pachinko balls on condition that game data for generating a specific state such as a big hit is stored in the recording means. For this reason, since it is possible to notify the player of a specific state such as a big hit in a different order, novel gaming characteristics can be obtained.
1) Start port: A term including both a pocket for collecting a pachinko ball from the game board and a gate through which the pachinko ball passes.
2) Display: It is a term including not only an electric display such as a liquid crystal display and an LED display but also a mechanical display such as a rotating drum.
3) Variable display: The identification symbols are sequentially displayed in a variable state and a variable stop state, and the player is notified of the determination result of the big hit or miss according to the mode of the identification symbols in the variable stop state. A combination symbol or a single symbol for notifying the player of the determination result of detachment is also referred to. This variable display is suspended when the pachinko ball wins the start opening at a timing at which variable display cannot be started. Specifically, when the pachinko ball wins the start opening during variable display and jackpot display, the pachinko ball win is recorded by adding a holding counter, and when the pachinko ball win is recorded, the variable display ends. The variable display starts again after the end and after the big hit display. The winning to which the holding counter is added is referred to as an effective winning of the pachinko ball.
4) Acquisition means: The game data is acquired on the condition that the pachinko ball has won the start opening effectively and is recorded in the recording means. This game data is data necessary for performing a variable display game. For example, counter data for determining the presence or absence of a specific state, determination data indicating a determination result of a specific state, and variable display effect contents are set. The counter data / design data indicating the setting result of the stop mode corresponds to the game data.
5) Command means: Commands the display control means to start and stop variable display. This variable display is instructed on the condition that game data is stored in the recording means, and when there is no specific data in the game data, the command display order of the variable display is set in the order of winning the pachinko ball. This command means has a function of changing the command order of variable display with respect to the winning order of the pachinko balls, and activates the command order changing function on condition that there is a specific game data. This specific game data is a term that refers to game data that generates a preset specific state, for example, game data that generates a big hit, game data that generates a reach, game data that generates a specific reach action, etc. Corresponds to the game data.
[Invention 2]
  Mode change means for switching the order change mode between the valid state and the invalid state according to the valid operation content of the operator, and the command means is specific to the recording means in the valid state of the order change mode. The gaming machine according to claim 1, wherein variable display is commanded in a different order from the winning order of pachinko balls on condition that game data is recorded.
  In the second aspect of the invention, the command order change function is activated on the condition that both the existence of specific game data and the order change mode are enabled, and the order change mode is enabled according to the effective operation contents of the operator. However, it has characteristics. According to the second aspect of the present invention, the function for changing the variable display order can be validated and invalidated according to the preference of the player or the pachinko hall, so that convenience is enhanced.
1) Manipulator: It is a term that includes not only a contact type mechanical switch that is directly operated, but also a non-contact type infrared sensor and a photoelectric sensor that are operated indirectly by bringing a hand or the like close thereto. This operator may be provided so that the player can operate from the front, or may be provided so that the player cannot operate from the front. This operator is preferably activated in a substantial game stop state. The substantial game stop state refers to a state in which variable display and jackpot display are stopped and there is no game data.
[Invention 3]
  The acquisition unit records specific game data and normal game data in the recording unit in order, and the command unit commands variable display using the game data recorded in the recording unit in a set order. The gaming machine according to any one of inventions 1 and 2.
  In the invention 3, specific game data and normal game data are recorded in order in the common area, and the variable display order is determined by using the game data in the recording order. The normal game data is specific game data. It refers to game data that does not fall under. This ordering corresponds to recording game data in the recording means in the use order, setting the use order to the game data recorded in the winning order, and the like. This ordering is preferably performed so that specific game data is used last, and the ordering timing is preferably when the game data is acquired or when a variable display is commanded. According to the third aspect of the present invention, the variable display order can be changed by storing specific game data and normal game data in the common area of the recording means in order. For this reason, it is not necessary to divide and store the two into separate areas, so that the recording area of the recording means can be reduced.
[Invention 4]
  The acquisition means records normal game data and specific game data in the first holding area and the second holding area of the recording means, and the command means records game data in the first holding area. When there is, the variable display is instructed based on the game data in the first reserved area, and when the game data is recorded only in the second reserved area, the variable display is performed based on the game data in the second reserved area. The gaming machine according to any one of inventions 1 and 2, wherein the gaming machine is commanded.
  Invention 4 records normal game data and specific game data separately in a first reserved area and a second reserved area, and uses the specific game data at the stage of disappearance of the normal game data. Specifically, when normal game data is recorded in the first reserved area, a variable display is instructed based on the game data in the first reserved area, and specific game data is recorded only in the second reserved area. When this is done, variable display is instructed based on the game data in the second reserved area. According to this invention 4, since it is not necessary to set a use order to game data, the control content becomes simple.
[Invention 5]
  Jackpot determining means for determining jackpot and loss based on game data; and bonus setting means for selectively setting a high probability mode and a normal mode on condition that the jackpot determining means has determined jackpot The setting means sets a time reduction mode having a large number of limits (including infinite) and a small number of time reduction modes together with the high probability mode and the normal mode, and the big hit determination means sets the game data to a small number of big hit values in the normal mode. Based on the comparison, the jackpot is determined with a normal probability, and in the high probability mode, the jackpot is determined with a high probability based on comparison with a large number of jackpot values including the same value as in the normal mode. A game that does not generate a big hit when game data having the same value as a small number of big hit values is recorded in the recording means in a valid state of the time reduction mode The gaming machine according to any one of Inventions 1 to 4, characterized in that to command variable display with over data first.
  The gaming machine has a big hit value group for the normal mode and a big hit value group for the high probability mode. In the normal mode, the big hit value and the big hit value group are based on comparing the counter data as the game data with the big hit value group for the normal mode. In the high probability mode, the big hit and the off are judged based on comparing the counter data with the big hit value group for the high probability mode. The jackpot value group for the normal mode and the jackpot value group for the high probability mode are composed of a small number of jackpot values and a large number of jackpot values, and the jackpot value group for the high probability mode is the jackpot value for the normal mode. It is comprised including part or all of. The specific game data refers to the same counter data as the jackpot value used in both the high probability mode and the normal mode, and is highly valuable in that it is a jackpot even in the normal mode. The jackpot generated by the specific game data is referred to as a specific jackpot. In the invention 5, when the specific counter data for generating the specific big hit exists in the effective state of the time shortening mode, the player's advantageous state is generated, and the value of the specific counter data is increased. The counter data is used first to command variable display. The time reduction mode is a mode that shortens the variable display time compared to when the time reduction mode is disabled. When the high probability mode is set, the time reduction mode with a large number of limits (including infinite) is set, and the normal mode is set. Sometimes a time reduction mode with a limited number of times is set. When these time reduction modes are valid, the start-up port enlargement time is set relatively long, and the winning rate of the pachinko ball with respect to the start-up port is increased. According to the fifth aspect of the invention, when specific counter data exists, variable display is instructed by using the out-of-counter data first. For this reason, in the high probability mode, the end of the high probability mode is postponed due to the occurrence of a big hit, and the number of continuations of the high probability mode is lengthened, so that a new privilege for acquiring a new big hit with a high probability is generated. Further, in the time reduction mode with a small number of limit times, it is postponed that the time reduction mode is terminated halfway due to the occurrence of a big hit, so a new privilege is generated in which the number of continuations of the time reduction mode approaches the limit value.
[Invention 6]
  Jackpot determination means for determining jackpot and loss based on game data; and bonus setting means for selectively setting a high probability mode and a normal mode on condition that the jackpot determination means has determined jackpot The setting means sets a time reduction mode with a large number of limits (including infinite) and a small number of time reduction modes together with the high probability mode and the normal mode, and the big hit determination means sets the game data as a small number of big hit values in the normal mode. Based on the comparison, the big hit is determined with a normal probability, and in the high probability mode, the big hit is determined with a high probability based on comparing with a large number of big hit values different from those in the normal mode. When the game data having the same value is recorded in the recording means in the effective state of the time reduction mode, another game data is used for variable display. The gaming machine according to any of invention 1 to 4, wherein the commanding.
  The large number of jackpot values for the high probability mode are different from the small number of jackpot values for the normal mode. The specific game data refers to the same counter data as a small number of jackpot values for the normal mode, which is a big hit in the normal mode but not a big hit in the high probability mode. And low value. In the invention 6, when the specific counter data exists in the effective state of the high probability mode, a player advantageous state is generated and the value of the specific counter data is increased. Specifically, the specific counter data is not the specific counter data. The counter data is first used to instruct variable display. According to the sixth aspect of the invention, when specific game data exists in the effective state of the high probability mode, variable display is instructed using normal counter data. For this reason, since the use of the specific counter data is postponed, an opportunity for generating a big hit by the normal counter data is generated before the use of the specific counter data. Therefore, when the normal mode is set based on the occurrence of the big hit before using the specific counter data, the big hit is definitely generated by the specific counter data. That is, in the normal mode, the specific counter data that is a big hit is not treated as a mere outlier, so that the value of the specific counter data is increased. When specific counter data exists in the valid state of the normal mode and the time reduction mode, normal counter data different from the specific counter data is used, and the use of the specific counter data is postponed. For this reason, since it is postponed that the time shortening mode is ended halfway due to the occurrence of a big hit, a privilege that the number of times the time shortening mode continues approaches the limit value is generated.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a first embodiment of the present invention (a diagram showing a flow of a special symbol game).
FIG. 2 is a front view showing the overall configuration of the pachinko machine.
FIG. 3 is a front view showing a game board.
FIG. 4 is a rear view showing the overall configuration of the pachinko machine.
FIG. 5 is a diagram showing an electrical configuration of a main control device
FIG. 6 is a diagram showing an electrical configuration of the payout control device
FIG. 7 is a diagram showing an electrical configuration of a sub-control device
FIG. 8 is a flowchart showing a main program of the main control device.
9A is a diagram showing a list of random counters held by the main control device, FIG. 9B is a diagram showing a list of normal counters, and FIG. 9C is a diagram showing a list of timers.
FIG. 10 is a diagram for explaining a random counter addition method;
FIG. 11 is a diagram showing a RAM data storage area of the main control device.
FIG. 12 is a flowchart showing a timer interrupt program of the main control device.
FIG. 13 is a flowchart showing special symbol data acquisition processing of the main controller.
FIG. 14 is a diagram showing a relationship between a counter, a reserved data recording unit for special symbols, and a lamp number;
FIG. 15 is a flowchart showing normal symbol data acquisition processing of the main control device;
FIG. 16 is a diagram showing the relationship between the counter and the reserved data recording unit for normal symbols
FIG. 17 is a flowchart showing normal symbol game processing of the main control device;
FIG. 18 is a diagram showing the relationship between a random counter and normal symbols
FIG. 19 is a flowchart showing a mode switching process of the main control device.
FIG. 20 is a flowchart (first half) showing control data setting processing of the main control device
FIG. 21 is a flowchart (second half) showing control data setting processing of the main control device
FIG. 22 is a diagram showing the relationship between game mode and jackpot value
FIG. 23 is a diagram showing the relationship between the random counter and the jackpot symbol, the left special symbol, the middle special symbol, and the right special symbol.
FIG. 24 is a diagram showing a variation pattern table for big hits
FIG. 25 is a diagram showing a variation pattern table for outreach.
FIG. 26 is a flowchart showing a special symbol game start process of the main controller.
FIG. 27 is a flowchart showing a special symbol game end process of the main controller.
FIG. 28 is a flowchart showing a big hit game process of the main control device.
FIG. 29 is a flowchart showing a main program of the sub-control device.
FIG. 30 is a flowchart showing a timer interrupt program of the sub-control device.
FIG. 31 is a flowchart showing a normal symbol game process of the sub-control device.
FIG. 32 is a flowchart showing command wait processing of the sub-control device.
FIG. 33 shows a game pattern table for special symbol games.
FIG. 34 is a diagram for explaining a special symbol game pattern for complete removal (only for the time reduction mode)
FIG. 35 is a diagram for explaining a special symbol game pattern for complete disengagement (normal mode only)
FIG. 36 is a diagram for explaining a special symbol game pattern for outreach (normal reach).
FIG. 37 is a flowchart showing a special symbol game start process of the sub-control device.
FIG. 38 is a flowchart showing a special symbol game process of the sub-control device.
FIG. 39 is a flowchart showing a jackpot game process of the sub-control device.
FIG. 40 is a view corresponding to FIG. 13 showing a second embodiment of the present invention.
FIG. 41 is a diagram showing a storage area for counter data and determination data
FIG. 42 is equivalent to FIG.
FIG. 43 is a view corresponding to FIG. 13 showing a third embodiment of the present invention.
44 is equivalent to FIG.
45 is a view corresponding to FIG.
FIG. 46 is equivalent to FIG.
FIG. 47 is a view corresponding to FIG. 13 and showing a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 48 is a view corresponding to FIG.
FIG. 49 is equivalent to FIG.
[Explanation of symbols]
28 is a special symbol start port (start port), 27 is a symbol display device (display), 48 is a main control device (acquisition means, command means, mode change means, jackpot determination means, privilege setting means), 51 is a RAM ( Recording means) 77 is a mode changeover switch (operator).

Claims (2)

パチンコ球が発射される遊技盤と、
前記遊技盤に設けられ、パチンコ球が入賞することが可能な始動口と、
前記遊技盤に設けられ、パチンコ球が入賞することが可能な開放状態およびパチンコ球が入賞することが不能な閉鎖状態相互間で切換えられる大入賞口と、
３列の識別図柄のそれぞれを変動状態および変動停止状態で順に表示する変動表示の映像が表示される図柄表示装置と、
予め決められた一定の時間が経過する毎にカウンタの値を予め決められた一定の値だけ更新するものであって、カウンタの値の更新処理を予め決められた下限値および予め決められた上限値の範囲内で行う手段と、
次の１）高確率用の複数の大当り値および２）低確率用の複数の大当り値のそれぞれが予め記録されたＲＯＭと、
１）カウンタの値の下限値および上限値の範囲で決められた相互に異なる複数の高確率用の大当り値
２）複数の高確率用の大当り値のうちで決められたものであって、高確率用の大当り値に比べて少数の相互に異なる複数の低確率用の大当り値
第１のエリアおよび第２のエリアのそれぞれを有するものであって、確率変動フラグおよび大当り持越しフラグのそれぞれがオン状態およびオフ状態のいずれかで記録されるＲＡＭと、
パチンコ球が前記始動口に入賞した場合にカウンタの値の更新結果を検出し、カウンタの値の更新結果を前記ＲＡＭの第１のエリアに記録する手段と、
遊技者が操作することが可能な操作子と、
前記操作子が操作された場合に前記ＲＡＭの大当り持越しフラグを前記操作子の操作内容に応じてオン状態およびオフ状態のいずれかに設定する手段と、
前記ＲＡＭの第１のエリアにカウンタの値が記録されているか否かを判断するものであって、前記ＲＡＭの第１のエリアにカウンタの値が記録されていると判断した場合に前記ＲＡＭの大当り持越しフラグおよび前記ＲＡＭの確率変動フラグの双方がオン状態に設定されているか否かを判断する手段と、
前記ＲＡＭの大当り持越しフラグおよび前記ＲＡＭの確率変動フラグの一方がオン状態に設定されていないと判断された場合に前記ＲＡＭの第１のエリアから記録順序が最も古い一つのカウンタの値を検出し、当該カウンタの値の検出結果を前記ＲＡＭの第２のエリアに記録すると共に前記ＲＡＭの第１のエリアから消去する手段と、
前記ＲＡＭの大当り持越しフラグおよび前記ＲＡＭの確率変動フラグの双方がオン状態に設定されていると判断された場合に前記ＲＡＭの第１のエリアから一つのカウンタの値を検出し、当該カウンタの値の検出結果を前記ＲＡＭの第２のエリアに記録すると共に前記ＲＡＭの第１のエリアから消去する手段と、
前記ＲＡＭの確率変動フラグのオフ状態では前記ＲＡＭの第２のエリアにカウンタの値が記録されることで次の１１）処理を行い、前記ＲＡＭの確率変動フラグのオン状態では前記ＲＡＭの第２のエリアにカウンタの値が記録されることで次の１２）処理を行う手段と、
１１）前記ＲＡＭの第２のエリアのカウンタの値を前記ＲＯＭの複数の低確率用の大当り値のそれぞれと比較する処理であって、前記ＲＡＭの第２のエリアのカウンタの値が前記ＲＯＭの複数の低確率用の大当り値のいずれとも異なる場合に前記大入賞口を開放状態にしない外れであると判定し、前記ＲＯＭの複数の低確率用の大当り値のいずれかと同一である場合に前記大入賞口を開放状態にする大当りであると判定する処理
１２）前記ＲＡＭの第２のエリアのカウンタの値を前記ＲＯＭの複数の高確率用の大当り値のそれぞれと比較する処理であって、前記ＲＡＭの第２のエリアのカウンタの値が前記ＲＯＭの複数の高確率用の大当り値のいずれとも異なる場合に外れであると判定し、前記ＲＯＭの複数の高確率用の大当り値のいずれかと同一である場合に大当りであると判定する処理
大当りであると判定された場合に予め決められた低確率用の図柄および低確率用の図柄と異なる高確率用の図柄のうちから一つの図柄を選択し、３列の識別図柄のそれぞれを図柄の選択結果に設定することで３列の識別図柄を相互に同一な大当りの組合せに設定するものであって、３列の識別図柄を高確率用の図柄からなる大当りの組合せに設定した場合に前記ＲＡＭの確率変動フラグをオン状態に設定すると共に３列の識別図柄を低確率用の図柄からなる大当りの組合せに設定した場合に前記ＲＡＭの確率変動フラグをオフ状態に設定する手段と、
外れであると判定された場合に３列の識別図柄を相互に同一ではない外れの組合せに設定する手段と、
３列の識別図柄の組合せが設定された場合に前記図柄表示装置に変動表示の映像を表示するものであって、３列の識別図柄が大当りの組合せに設定された場合には３列の識別図柄を変動停止状態で大当りの組合せにすると共に３列の識別図柄が外れの組合せに設定された場合には３列の識別図柄を変動停止状態で外れの組合せにする手段と、
前記図柄表示装置に変動表示の映像で識別図柄が変動停止状態で大当りの組合せにされた場合に前記大入賞口を開放状態にする大当り遊技を行う手段を備え、
前記ＲＡＭの大当り持越しフラグおよび前記ＲＡＭの確率変動フラグの双方がオン状態に設定されていると判断された場合には、一つのカウンタの値として次の２１）カウンタの値および２２）カウンタの値のそれぞれが２３）カウンタの値に比べて優先的に検出されることを特徴とする遊技機。
２１）前記ＲＯＭの複数の高確率用の大当り値のいずれとも異なるものであって、前記ＲＡＭの確率変動フラグのオン状態およびオフ状態のいずれでも外れであると判定されるカウンタの値
２２）前記ＲＯＭの複数の高確率用の大当り値のうち低確率用を除く残りのいずれかと同一であって、前記ＲＡＭの確率変動フラグのオン状態で大当りであると判定されると共に前記ＲＡＭの確率変動フラグのオフ状態で外れであると判定されるカウンタの値
２３）前記ＲＯＭの複数の高確率用の大当り値のうち低確率用と同一のいずれかであって、前記ＲＡＭの確率変動フラグのオン状態およびオフ状態のいずれでも大当りであると判定されるカウンタの値A game board where pachinko balls are fired,
A start opening provided in the game board and capable of winning a pachinko ball;
A large winning opening that is provided on the game board and can be switched between an open state in which the pachinko ball can win and a closed state in which the pachinko ball cannot win,
A symbol display device for displaying a video of a variable display for sequentially displaying each of the three columns of identification symbols in a variable state and a variable stop state;
The counter value is updated by a predetermined constant value every time a predetermined time elapses, and the counter value updating process is performed by a predetermined lower limit value and a predetermined upper limit value. Means to perform within the range of values;
A ROM in which each of 1) a plurality of jackpot values for high probability and 2) a plurality of jackpot values for low probability are recorded in advance,
1) A plurality of different high probability jackpot values determined in the range of the lower limit value and the upper limit value of the counter value 2) A value determined among a plurality of high probability jackpot values for high probability A small number of mutually different low probability jackpot values compared to the probability jackpot value Each of the first and second areas has a probability variation flag and a jackpot carryover flag turned on. RAM recorded in either state and off state;
Means for detecting an update result of the counter value when the pachinko ball wins the start opening, and recording the update result of the counter value in the first area of the RAM;
An operator that can be operated by the player;
Means for setting a jackpot carryover flag in the RAM to either an on state or an off state according to the operation content of the manipulator when the manipulator is operated;
It is determined whether or not a counter value is recorded in the first area of the RAM, and when it is determined that a counter value is recorded in the first area of the RAM, Means for determining whether both the big hit carryover flag and the probability variation flag of the RAM are set to an on state;
When it is determined that one of the RAM big hit carryover flag and the RAM probability variation flag is not set to the ON state, the value of the one counter having the oldest recording order is detected from the first area of the RAM. Means for recording the result of detection of the counter value in the second area of the RAM and erasing it from the first area of the RAM;
When it is determined that both the big hit carryover flag of the RAM and the probability variation flag of the RAM are set to the on state, the value of one counter is detected from the first area of the RAM, and the value of the counter Means for recording the result of detection in the second area of the RAM and erasing from the first area of the RAM;
When the probability variation flag of the RAM is off, the counter value is recorded in the second area of the RAM to perform the following 11) processing. When the probability variation flag of the RAM is on, the second value of the RAM is Means for performing the following 12) processing by recording the value of the counter in the area:
11) A process of comparing the counter value of the second area of the RAM with each of the plurality of low probability jackpot values of the ROM, wherein the counter value of the second area of the RAM is When it is different from any of the plurality of low-probability jackpots, it is determined that the big winning opening is not opened, and when the same is one of the plurality of low-probability jackpots for the ROM A process of determining that the winning prize opening is a big hit 12) A process of comparing the value of the counter in the second area of the RAM with each of a plurality of high probability jackpot values of the ROM, When the value of the counter of the second area of the RAM is different from any of the plurality of high probability jackpot values of the ROM, it is determined that the counter is out, and one of the plurality of high probability jackpot values of the ROM When it is determined that it is a big hit when it is the same, one symbol is selected from a predetermined low probability symbol and a high probability symbol different from the low probability symbol. By selecting and setting each of the three columns of identification symbols as the symbol selection result, the three columns of identification symbols are set to the same jackpot combination. The probability of the RAM is set when the probability variation flag of the RAM is set to the ON state when the jackpot combination consisting of the symbols of the above is set and the identification symbol of the three columns is set to the jackpot combination consisting of the symbols for the low probability. Means for setting the variation flag to an off state;
Means for setting three rows of identification symbols to combinations of outliers that are not identical to each other when it is determined that they are outliers;
When a combination of three identification symbols is set, a variable display image is displayed on the symbol display device. When a three-column identification symbol is set as a jackpot combination, three columns are identified. A means for making a combination of jackpots in a variable stop state and a combination of three rows of identifying symbols in a variable stop state when three rows of identification symbols are set to a combination of outliers;
The symbol display device comprises means for performing a jackpot game for opening the big prize opening when the identification symbol is a combination of jackpots in a variable stop state in the variation display image,
If it is determined that both the RAM big hit carryover flag and the RAM probability variation flag are set to the ON state, the following 21) counter value and 22) counter value are set as one counter value. Each of these is detected with priority over the value of the counter 23).
21) A counter value that is different from any of the plurality of high probability jackpot values of the ROM and is determined to be out of any of the on-state and off-state of the probability variation flag of the RAM 22) It is the same as any one of a plurality of high probability jackpot values in the ROM except the low probability jackpot, and is determined to be a big hit when the probability variation flag of the RAM is on, and the probability variation flag of the RAM The value of the counter determined to be out in the off state of 23) The same as the low probability out of the plurality of high probability jackpot values in the ROM, and the on state of the probability variation flag of the RAM Counter value determined to be a big hit in both the off state パチンコ球が発射される遊技盤と、
前記遊技盤に設けられ、パチンコ球が入賞することが可能な始動口と、
前記遊技盤に設けられ、パチンコ球が入賞することが可能な開放状態およびパチンコ球が入賞することが不能な閉鎖状態相互間で切換えられる大入賞口と、
３列の識別図柄のそれぞれを変動状態および変動停止状態で順に表示する変動表示の映像が表示される図柄表示装置と、
予め決められた一定の時間が経過する毎にカウンタの値を予め決められた一定の値だけ更新するものであって、カウンタの値の更新処理を予め決められた下限値および予め決められた上限値の範囲内で行う手段と、
次の１）高確率用の複数の大当り値および２）低確率用の複数の大当り値のそれぞれが予め記録されたＲＯＭと、
１）カウンタの値の下限値および上限値の範囲で決められた相互に異なる複数の高確率用の大当り値
２）複数の高確率用の大当り値のうちで決められたものであって、高確率用の大当り値に比べて少数の相互に異なる複数の低確率用の大当り値
第１のエリアおよび第２のエリアのそれぞれを有するものであって、確率変動フラグおよび大当り持越しフラグのそれぞれがオン状態およびオフ状態のいずれかで記録されるＲＡＭと、
パチンコ球が前記始動口に入賞した場合にカウンタの値の更新結果を検出し、前記ＲＡＭの確率変動フラグのオフ状態では次の１１）処理を行うと共に前記ＲＡＭの確率変動フラグのオン状態では次の１２）処理を行う手段と、
１１）カウンタの値の検出結果を前記ＲＯＭの複数の低確率用の大当り値のそれぞれと比較する処理であって、カウンタの値の検出結果が前記ＲＯＭの複数の低確率用の大当り値のいずれとも異なる場合に前記大入賞口を開放状態にしない外れであると判定し、カウンタの値の検出結果が前記ＲＯＭの複数の低確率用の大当り値のいずれかと同一である場合に前記大入賞口を開放状態にする大当りのうちの特定大当りであると判定する処理
１２）カウンタの値の検出結果を前記ＲＯＭの複数の高確率用の大当り値のそれぞれと比較する処理であって、カウンタの値の検出結果が前記ＲＯＭの複数の高確率用の大当り値のいずれとも異なる場合に外れであると判定し、カウンタの値の検出結果が前記ＲＯＭの複数の高確率用の大当り値のうち低確率用のいずれかと同一である場合に特定大当りであると判定し、カウンタの値の検出結果が前記ＲＯＭの複数の高確率用の大当り値のうち低確率用を除く残りのいずれかと同一である場合に大当りであると判定する処理
前記ＲＡＭの確率変動フラグのオフ状態では特定大当りおよび外れのいずれであるかの判定結果を前記ＲＡＭの第１のエリアに記録し、前記ＲＡＭの確率変動フラグのオン状態では特定大当りと大当りと外れのいずれであるかの判定結果を前記ＲＡＭの第１のエリアに記録する手段と、
遊技者が操作することが可能な操作子と、
前記操作子が操作された場合に前記ＲＡＭの大当り持越しフラグを前記操作子の操作内容に応じてオン状態およびオフ状態のいずれかに設定する手段と、
前記ＲＡＭの第１のエリアに判定結果が記録されているか否かを判断するものであって、前記ＲＡＭの第１のエリアに判定結果が記録されていると判断した場合に前記ＲＡＭの大当り持越しフラグおよび前記ＲＡＭの確率変動フラグの双方がオン状態に設定されているか否かを判断する手段と、
前記ＲＡＭの大当り持越しフラグおよび前記ＲＡＭの確率変動フラグの一方がオン状態に設定されていないと判断された場合に前記ＲＡＭの第１のエリアから記録順序が最も古い一つの判定結果を検出し、当該判定結果を前記ＲＡＭの第２のエリアに記録すると共に前記ＲＡＭの第１のエリアから消去する手段と、
前記ＲＡＭの大当り持越しフラグおよび前記ＲＡＭの確率変動フラグの双方がオン状態に設定されていると判断された場合に前記ＲＡＭの第１のエリアから一つの判定結果を検出し、当該判定結果を前記ＲＡＭの第２のエリアに記録すると共に前記ＲＡＭの第１のエリアから消去する手段と、
前記ＲＡＭの確率変動フラグのオフ状態では前記ＲＡＭの第２のエリアに特定大当りの判定結果が記録された場合に次の２１）の処理を行うことで３列の識別図柄を相互に同一な大当りの組合せに設定し、前記ＲＡＭの確率変動フラグのオン状態では前記ＲＡＭの第２のエリアに特定大当りの判定結果および大当りの判定結果のそれぞれが記録された場合に次の２１）の処理を行うことで３列の識別図柄を大当りの組合せに設定するものであって、３列の識別図柄を高確率用の図柄からなる大当りの組合せに設定した場合に前記ＲＡＭの確率変動フラグをオン状態に設定すると共に３列の識別図柄を低確率用の図柄からなる大当りの組合せに設定した場合に前記ＲＡＭの確率変動フラグをオフ状態に設定する手段と、
２１）予め決められた低確率用の図柄および低確率用の図柄と異なる高確率用の図柄のうちから一つの図柄を選択し、３列の識別図柄のそれぞれを図柄の選択結果に設定する処理
前記ＲＡＭの第２のエリアに外れの判定結果が記録された場合に３列の識別図柄を相互に同一ではない外れの組合せに設定する手段と、
３列の識別図柄の組合せが設定された場合に前記図柄表示装置に変動表示の映像を表示するものであって、３列の識別図柄が大当りの組合せに設定された場合には３列の識別図柄を変動停止状態で大当りの組合せにすると共に３列の識別図柄が外れの組合せに設定された場合には３列の識別図柄を変動停止状態で外れの組合せにする手段と、
前記図柄表示装置に変動表示の映像で識別図柄が変動停止状態で大当りの組合せにされた場合に前記大入賞口を開放状態にする大当り遊技を行う手段を備え、
前記ＲＡＭの大当り持越しフラグおよび前記ＲＡＭの確率変動フラグの双方がオン状態に設定されていると判断された場合には、一つの判定結果として前記ＲＡＭの第１のエリアから外れの判定結果および大当りの判定結果のそれぞれが特定大当りの判定結果より先に検出されることを特徴とする遊技機。A game board where pachinko balls are fired,
A start opening provided in the game board and capable of winning a pachinko ball;
A large winning opening that is provided on the game board and can be switched between an open state in which the pachinko ball can win and a closed state in which the pachinko ball cannot win,
A symbol display device for displaying a video of a variable display for sequentially displaying each of the three columns of identification symbols in a variable state and a variable stop state;
The counter value is updated by a predetermined constant value every time a predetermined time elapses, and the counter value updating process is performed by a predetermined lower limit value and a predetermined upper limit value. Means to perform within the range of values;
A ROM in which each of 1) a plurality of jackpot values for high probability and 2) a plurality of jackpot values for low probability are recorded in advance,
1) A plurality of different high probability jackpot values determined in the range of the lower limit value and the upper limit value of the counter value 2) A value determined among a plurality of high probability jackpot values for high probability A small number of mutually different low probability jackpot values compared to the probability jackpot value Each of the first and second areas has a probability variation flag and a jackpot carryover flag turned on. RAM recorded in either state and off state;
When the pachinko ball wins the start opening, the update result of the counter value is detected, and when the probability variation flag of the RAM is off, the following 11) processing is performed, and when the probability variation flag of the RAM is on, the next is performed. 12) means for performing processing,
11) A process of comparing the detection result of the counter value with each of the plurality of low probability jackpot values of the ROM, wherein the detection result of the counter value is any of the plurality of low probability jackpot values for the ROM. If it is different from the above, it is determined that the big winning opening is not in an open state, and the detection result of the counter value is the same as any one of the plurality of low probability jackpot values of the ROM. 12) A process of determining that a specific big hit out of the big hits in the open state is a process of comparing the detection result of the counter value with each of a plurality of high probability big hit values of the ROM, If the detection result of the counter is different from any of the plurality of high probability jackpot values of the ROM, it is determined that the detection value is out of the plurality of high probability jackpot values of the ROM. If it is the same as one for rate, it is determined that it is a specific big hit, and the detection result of the counter value is the same as any of the remaining high probability big hit values in the ROM except for low probability When the probability variation flag of the RAM is in an off state, the determination result as to whether it is a specific big hit or miss is recorded in the first area of the RAM, and the probability variation flag of the RAM Means for recording in the first area of the RAM a determination result as to whether a specific big hit, big hit or off is in the ON state;
An operator that can be operated by the player;
Means for setting a jackpot carryover flag in the RAM to either an on state or an off state according to the operation content of the manipulator when the manipulator is operated;
It is determined whether or not the determination result is recorded in the first area of the RAM, and when it is determined that the determination result is recorded in the first area of the RAM, the big hit carryover of the RAM is carried out. Means for determining whether both the flag and the probability variation flag of the RAM are set to an on state;
If it is determined that one of the RAM big hit carryover flag and the RAM probability variation flag is not set to the ON state, one determination result with the oldest recording order is detected from the first area of the RAM; Means for recording the determination result in the second area of the RAM and erasing from the first area of the RAM;
When it is determined that both the RAM big hit carryover flag and the RAM probability variation flag are set to the ON state, one determination result is detected from the first area of the RAM, and the determination result is Means for recording in the second area of the RAM and erasing from the first area of the RAM;
When the probability variation flag of the RAM is in an off state, when the determination result of the specific big hit is recorded in the second area of the RAM, the following 21) processing is performed, so that the three symbols of the identification symbols are mutually identical. When the probability variation flag of the RAM is in the ON state, the following 21) processing is performed when each of the specific jackpot determination result and the jackpot determination result is recorded in the second area of the RAM. Thus, when the identification symbol of the three columns is set to the jackpot combination, and the identification symbol of the three columns is set to the jackpot combination consisting of the symbols for high probability, the probability variation flag of the RAM is turned on. Means for setting the probability variation flag of the RAM to an OFF state when setting and setting the identification symbols of the three columns to a jackpot combination consisting of symbols for low probability;
21) Processing for selecting one symbol from a predetermined low-probability symbol and a high-probability symbol different from the low-probability symbol, and setting each of the three columns of identification symbols as a symbol selection result Means for setting three rows of identification symbols to combinations of detachments that are not identical to each other when a determination result of detachment is recorded in the second area of the RAM;
When a combination of three identification symbols is set, a variable display image is displayed on the symbol display device. When a three-column identification symbol is set as a jackpot combination, three columns are identified. A means for making a combination of jackpots in a variable stop state and a combination of three rows of identifying symbols in a variable stop state when three rows of identification symbols are set to a combination of outliers;
The symbol display device comprises means for performing a jackpot game for opening the big prize opening when the identification symbol is a combination of jackpots in a variable stop state in the variation display image,
If it is determined that both the RAM jackpot carryover flag and the RAM probability variation flag are set to the ON state, the determination result of the first area of the RAM and the jackpot are determined as one determination result. Each of the determination results is detected before the determination result of the specific jackpot.
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