JP4437703B2 - 話速変換方法および装置 - Google Patents

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本発明は、話速変換方法および装置に関し、より詳しくは、音声の高さや個人性を変化させることなくその速さのみを変更可能な話速変換方法および装置に関する。
音声の高さや個人性を変化させることなくその速さのみを変更する話速変換処理において、PICOLA(Pointer Interval Controlled OverLap and Add)と呼ばれる方式がある。PICOLAのアルゴリズムでは、音声に特徴的な概周期性を利用している。概周期性とは、同じような波形が繰り返し現れることをいう。同じような波形を削除/挿入し、音声波形を圧縮/伸張することにより、話速を速く/遅くする。以下、図3を参照し、PICOLAの話速変換アルゴリズムについて、より詳しく説明する。
話速を速くする場合(話速変換倍率r>1)には、図3(a)に示すように、まず、入力された音声波形データの所定範囲Tにおいて、同じような波形が繰り返す周期である基本周期pを探索する(Tを基本周期探索範囲と呼ぶ)。そして、基本周期pの区間を破棄した上で、続くp/(r−1)の区間を出力する。このようにして基本周期pの波形が削除された結果、p+p/(r−1)の長さの波形がp/(r−1)の長さに変換され、波形は1/rに圧縮される。次に、p+p/(r−1)のポイントA1から基本周期探索範囲Tを取得し、基本周期pの探索から繰り返す。
話速を遅くする場合(話速変換倍率r<1)には、図3(b)に示すように、まず、入力された音声波形データの基本周期探索範囲Tにおいて、基本周期pを探索する。そして、基本周期pの区間を出力した上で、基本周期pの区間を含むpr/(1−r)の区間を出力する。このようにして基本周期pの波形が挿入された結果、pr/(1−r)の長さの波形がp+pr/(1−r)の長さに変換され、波形は1/rに伸張される。次に、pr/(1−r)のポイントA2から基本周期探索範囲Tを取得し、基本周期pの探索から繰り返す(例えば、非特許文献1を参照)。
このように、PICOLAによる話速変換処理では、基本周期pを基に音声波形の伸縮を行う。基本周期pの探索には、基本周期探索範囲Tに相当する所定の長さの音声波形データが必要である。このため、前回のデータ出力の終了ポイントA,B,C(図3(a)では例えばp+p/(r−1)のポイントA1等、図3(b)では例えばpr/(1−r)のポイントA2等)から上記所定の長さの音声波形データが入力されるのを待って、次の基本周期探索範囲Tに対する処理を行う。この処理により得られたデータは、基本周期探索範囲Tの終了点が属する入力フレーム(0,1,2,…)に対応する出力フレーム(0,1,2,…)のデータとして出力される。
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
森田、板倉、"自己相関法による音声の時間軸での伸縮方式とその評価"、1986年
しかし、基本周期探索範囲Tの開始点にあたる前回のデータ出力の終了ポイントA〜Cは、前回の基本周期探索範囲Tにおける基本周期pに依存し前後に変動する。これに応じて、基本周期探索範囲Tの終了点もまた前後に変動する。このため、必ずしもすべての入力フレームに基本周期探索範囲Tの終了点が存在するとは限らず、音声波形データが出力されない出力フレームもあった。図3に示す例では、入力フレーム0,2に基本周期探索範囲Tの終了点が存在しないので、出力フレーム0,2では音声波形データが出力されない。
音声波形データが出力されない出力フレームがあると、一般的にデータが所定のサンプル数で等分割されるストリーミング処理においては、音声波形データの連続性が保たれない。このため、テレビ・ラジオ放送などのリアルタイム再生を適切に行えないという問題があった。さらに、リアルタイム再生を行いながら、話速をユーザが希望するように変更することも難しいという問題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ストリーミング処理において、PICOLAによる話速変換を行うときに、音声波形データが出力されないフレームを作らないようにすることにある。
このような目的を達成するために、本発明に係る話速変換方法は、初期状態において話速変換倍率を設定する第1のステップと、1フレーム分の入力音声波形データを入力バッファに保持する第2のステップと、音声波形の基本周期を求めるための入力音声波形データを前記入力バッファより取得し、基本周期探索用データとして保持する第3のステップと、前記基本周期探索用データが前記音声波形の基本周期を求めるのに必要なデータ長を有しているか否かを判定する判定ステップと、この判定ステップにおいて前記基本周期探索用データが前記音声波形の基本周期を求めるのに必要なデータ長を有していると判定された場合、前記基本周期探索用データより前記音声波形の基本周期を求め、この基本周期および話速変換倍率に基づき音声波形が伸長または圧縮された音声波形データを新たに生成する第4のステップと、前記入力バッファに保持されている1フレーム分の前記入力音声波形データを基に前記第4のステップで生成された音声波形データのうち、1フレームのサンプル数を前記話速変換倍率で割ったサンプル数のみ出力するとともに、残余の音声波形データを出力バッファに保持する第5のステップと、前記判定ステップにおいて前記基本周期探索用データが前記音声波形の基本周期を求めるのに必要なデータ長を有していないと判定された場合、前記出力バッファに保持されている音声波形データのうち、1フレームのサンプル数を前記話速変換倍率で割ったサンプル数のみ出力する第6のステップとを備えることを特徴とする。
この話速変換方法における第4のステップは、話速変換倍率が変更されたときに、変更後の話速変換倍率に基づき音声波形データを生成するステップを備えるものであってもよい。
また、第3のステップは、初期状態において基本周期探索用データとして無音データを保持するステップを備えるものであってもよい。
また、本発明に係る話速変換装置は、1フレーム分の入力音声波形データを保持する入力バッファと、音声波形の基本周期を求めるための入力音声波形データを前記入力バッファから取得し、基本周期探索用データとして保持する基本周期探索用データバッファと、前記基本周期探索用データが前記音声波形の基本周期を求めるのに必要なデータ長を有している場合に、前記基本周期探索用データより前記音声波形の基本周期を求め、この基本周期および話速変換倍率に基づき音声波形が伸長または圧縮された音声波形データを新たに生成する音声波形データ生成手段と、前記入力バッファに保持されている1フレーム分の前記入力音声波形データを基に前記音声波形データ生成手段により生成された音声波形データのうち、1フレームのサンプル数を前記話速変換倍率で割ったサンプル数のみ出力するとともに残余の音声波形データを保持する出力バッファとを備え、前記出力バッファは、前記基本周期探索用データが前記音声波形の基本周期を求めるのに必要なデータ長を有していない場合、保持している音声波形データのうち1フレームのサンプル数を前記話速変換倍率で割ったサンプル数のみ出力することを特徴とする
また、上述した話速変換装置は、話速変換倍率の入力にしたがって音声波形データ生成手段に話速変換倍率を設定する話速変換倍率設定手段を更に備えるものであってもよい。
本発明では、入力バッファに保持されている1フレーム分の入力音声波形データを基に音声波形が伸長または圧縮された音声波形データを新たに生成し、その少なくとも一部を出力するとともに、残余の音声波形データを出力バッファに保持し次のフレームでの出力に備える。これにより、音声波形データが出力されないフレームがなくなり、ストリーミング処理において、音声波形データの連続性を保つことができる。その結果、テレビ・ラジオ放送などのリアルタイム再生を適切に行うことができ、リアルタイム再生を行いながら話速をユーザが希望するように変更することも可能となる。
また、初期状態において基本周期探索用データとして無音データを保持しておくことにより、初期のフレームでもデータが出力されるので、データの連続性を更に高めることができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る話速変換装置の構成を示すブロック図である。この図に示す話速変換装置1は、話速変換倍率設定部2と、基本周期範囲設定部3と、音声波形データ入力部4と、入力バッファ5と、基本周期探索窓データバッファ6と、PICOLA話速変換部7と、出力バッファ8と、音声波形データ出力部9とから構成されている。
話速変換倍率設定部2は、話速をどのくらい速くまたは遅くするかを表す話速変換倍率rが入力されたときに、入力された話速変換倍率rをPICOLA話速変換部7および出力バッファ8に設定する。
基本周期範囲設定部3は、この話速変換装置1で話速変換の対象とする音声波形の基本周期pの最大値および最小値を基本周期探索窓データバッファ6およびPICOLA話速変換部7に設定する。
音声波形データ入力部4は、話速変換を行う入力音声波形データを1フレームあたりnサンプル取得し、入力バッファ5へ出力する。
入力バッファ5は、音声波形データ入力部4から入力される1フレーム分の入力音声波形データを保持する。入力バッファ5はまた、保持されている入力音声波形データを、基本周期探索窓データバッファ6またはPICOLA話速変換部7へ出力する。
基本周期探索窓データバッファ6は、基本周期範囲設定部3により設定された基本周期pの最大値の2倍の長さのデータ容量を確保する。その上で、基本周期pを求めるのに必要なデータ長(以下、窓長という)Tの入力音声波形データを、基本周期探索窓データとして保持する。また、基本周期探索窓データの少なくとも一部をPICOLA話速変換部7へ出力し、これにより窓長Tに不足した長さ分の入力音声波形データを入力バッファ5から取得し補充する。
PICOLA話速変換部7は、基本周期探索窓データバッファ6から基本周期探索窓データを取得し、この基本周期探索窓データを探索し音声波形の基本周期pを求める。この際、基本周期範囲設定部3により設定された最大値および最小値の範囲から基本周期pを探索する。このようにして得られた基本周期pと、話速変換倍率設定部2により設定された話速変換倍率rとに基づき、音声波形が伸長または圧縮された音声波形データを新たに生成する。以上の基本周期pの探索から音声波形データの生成までの処理は、従来のPICOLAによる話速変換処理と同様である。
PICOLA話速処理部7はまた、入力バッファ5に同一フレームで未処理の入力音声波形データが残っている限り、話速変換処理を繰り返し行う。この際、入力バッファ5から入力音声波形データを直接取得し、この入力音声波形データに対し先に基本周期探索窓データから求められた基本周期pを用いて、音声波形データを新たに生成する。
PICOLA話速処理部7はさらに、入力バッファ5に保持されている1フレーム分の入力音声波形データに対する処理が終了した後に、新たに生成された音声波形データを出力バッファ8へ出力する。
出力バッファ8は、PICOLA話速処理部7から入力された音声波形データのうち、1フレームあたりの入力サンプル数nを話速変換倍率rで割ったn/rサンプルのみ音声波形データ出力部9へ出力するとともに、残余の音声波形データを保持する。そして、次のフレームで入力バッファ5に窓長Tを超える入力音声波形データが存在せず、PICOLA話速処理部7による話速変換処理を行えないときに、前のフレームから出力バッファ8に保持されている音声波形データをn/rサンプルのみ音声波形データ出力部9へ出力する。
音声波形データ出力部9は、出力バッファ8から音声波形データをn/rサンプル取得し、入力フレームに対応する出力フレームの出力音声波形データとして出力する。
次に、図1および図2を参照し、話速変換装置1の動作について説明する。図2は、話速変換装置1の動作の流れを示すフローチャートである。
まず、毎フレームの処理を行う前に、話速変換装置1を初期化する(ステップS1)。このとき、話速変換倍率設定部2により話速変換倍率rをPICOLA話速変換部7および出力バッファ8に設定し、基本周期範囲設定部3により基本周期pの最大値および最小値を基本周期探索窓データバッファ6およびPICOLA話速変換部7に設定する。
音声波形データ入力部4において、話速変換したい入力音声波形データを1フレームあたりnサンプル取得し(ステップS2)、取得された1フレーム分の入力音声波形データを入力バッファ5に保持する(ステップS3)。
基本周期探索窓データバッファ6に保持されている入力音声波形データ(基本周期探索窓データ)が、音声波形の基本周期pを求めるのに必要な窓長Tを超えているかを判定し、窓長Tを超えている場合には(ステップS4,YES)、PICOLA話速変換部7において、基本周期探索窓データから基本周期pを求める(ステップS8)。
これに対し、窓長Tを超えていない場合には(ステップS4,NO)、入力バッファ5に入力音声波形データが存在するかを判定する。入力音声波形データが存在する場合には(ステップS5,YES)、窓長Tに不足する長さ分の入力音声波形データを基本周期探索窓データバッファ6に補充する(ステップS6)。再び基本周期探索窓データバッファ6に保持されている入力音声波形データ(基本周期探索窓データ)が窓長Tを超えたかを判定し、窓長Tを超えた場合には(ステップS7,YES)、PICOLA話速変換部7において、基本周期探索窓データから基本周期pを求める(ステップS8)。
ユーザにより話速変換倍率rが変更された場合には(ステップS9,YES)、基本周期pを求めた後に、話速変換倍率設定部2により変更後の話速変換倍率rをPICOLA話速変換部7および出力バッファ8に設定する(ステップS10)。そして、PICOLA話速変換部7において、基本周期pおよび話速変換倍率rに基づき、音声波形が伸長または圧縮された音声波形データを新たに生成する話速変換処理を行う(ステップS11)。入力バッファ5に同一フレームで未処理の入力音声波形データが残っている限り、話速変換処理を繰り返し行う(ステップS12,YES)。この際、入力バッファ5から入力音声波形データを直接取得し、この入力音声波形データに対しステップS8で求められた基本周期pを用いて、音声波形データを新たに生成する。
ここで、窓長Tがフレーム長よりも短いときには、同一フレームの入力音声波形データに対する話速変換処理が1回で終了せず、話速変換処理が繰り返し行われる。窓長Tがフレーム長よりも長いときには、所定の条件の下、話速変換処理が繰り返し行われる。すなわち、話速変換倍率r>1のときには、話速変換倍率rが十分に大きく基本周期pが十分に小さいため、p+p/(r−1)がフレーム長よりも短い場合には、話速変換処理が繰り返し行われる。また、話速変換倍率r<1のときには、話速変換倍率rおよび基本周期pが十分に小さいため、p+pr/(1−r)がフレーム長よりも短い場合には、話速変換処理が繰り返し行われる。窓長Tがフレーム長よりも長いときでも、これらの条件が満たされない場合には、同一フレームの入力音声波形データに対する話速変換処理が1回で終了する(ステップS12,NO)。
なお、話速変換倍率r=1、すなわち話速を遅くも速くもしない場合には、入力音声波形データをそのまま話速変換処理結果とする。
入力バッファ5に保持されている1フレーム分の入力音声波形データに対する話速変換処理が終了したところで、PICOLA話速変換部7において新たに生成された音声波形データを出力バッファ8へ出力する(ステップS13)。
PICOLA話速処理部7から出力バッファ8に入力された音声波形データのうち、1フレームあたりの入力サンプル数nを話速変換倍率rで割ったn/rサンプルのみ音声波形データ出力部9へ出力し、そのフレームにおける出力音声波形データとして出力する。また、出力バッファ8において、音声波形データ出力部9へ出力されなかった残余の音声波形データを保持する(ステップS14)。
一方、ステップS5において入力バッファ5に入力音声波形データが存在しない場合(ステップS5,NO)、またはステップS7において基本周期探索窓データバッファ6に保持されている入力音声波形データが窓長Tを超えなかった場合には(ステップS7,NO)、前のフレームのステップS14から出力バッファ8に保持されている音声波形データのうちn/rサンプルのみ音声波形データ出力部9へ出力し、そのフレームにおける出力音声波形データとする(ステップS15)。
ステップS14,15の後に音声入力が終了したかを判定し、終了していなければ(ステップS16,NO)、ステップS2に戻って次のフレームに対する処理を続け、終了していれば(ステップS16,YES)、全体の処理を終了する。
以上のように、本実施の形態では、入力バッファ5に保持されている1フレーム分の入力音声波形データを基に音声波形が伸長または圧縮された音声波形データを新たに生成し、その少なくとも一部を出力音声波形データとして出力するとともに、残余の音声波形データを出力バッファ8に保持し次のフレームでの出力に備える。これにより、出力音声波形データが出力されないフレームがなくなり、ストリーミング処理において、出力音声波形データの連続性を保つことができる。その結果、テレビ・ラジオ放送などのリアルタイム再生を適切に行うことができ、リアルタイム再生を行いながら話速をユーザが希望するように変更することも可能となる。また、すでに媒体に蓄積されている音声波形データに対して、話速を速めることによる短時間での音声の聞き取りや、遅くすることによる英会話音声のリスニング訓練への応用などが可能となる。
また、入力音声波形データの入力部分に入力バッファ5を設けることにより、基本周期探索窓データバッファ6への入力音声波形データの補充と、PICOLA話速変換部7への入力音声波形データの供給とを連続的に振り分けることが可能となる。
また、基本周期探索窓データバッファ6の初期状態においては、基本周期探索窓データとして、無音データを保持させてもよい。これにより、初期のフレームでもデータが出力されるので、データの連続性を更に高めることができる。
本発明の一実施の形態に係る話速変換装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る話速変換装置の動作の流れを示すフローチャートである。 PICOLAの話速変換アルゴリズムを説明するための図である。
符号の説明
1…話速変換装置、2…話速変換倍率設定部、3…基本周期範囲設定部、4…音声波形データ入力部、5…入力バッファ、6…基本周期探索窓データバッファ、7…PICOLA話速変換部、8…出力バッファ、9…音声波形データ出力部。

Claims (5)

  1. 初期状態において話速変換倍率を設定する第1のステップと、
    1フレーム分の入力音声波形データを入力バッファに保持する第2のステップと、
    音声波形の基本周期を求めるための入力音声波形データを前記入力バッファより取得し、基本周期探索用データとして保持する第3のステップと、
    前記基本周期探索用データが前記音声波形の基本周期を求めるのに必要なデータ長を有しているか否かを判定する判定ステップと、
    この判定ステップにおいて前記基本周期探索用データが前記音声波形の基本周期を求めるのに必要なデータ長を有していると判定された場合、前記基本周期探索用データより前記音声波形の基本周期を求め、この基本周期および話速変換倍率に基づき音声波形が伸長または圧縮された音声波形データを新たに生成する第4のステップと、
    前記入力バッファに保持されている1フレーム分の前記入力音声波形データを基に前記第4のステップで生成された音声波形データのうち、1フレームのサンプル数を前記話速変換倍率で割ったサンプル数のみ出力するとともに、残余の音声波形データを出力バッファに保持する第5のステップと
    前記判定ステップにおいて前記基本周期探索用データが前記音声波形の基本周期を求めるのに必要なデータ長を有していないと判定された場合、前記出力バッファに保持されている音声波形データのうち、1フレームのサンプル数を前記話速変換倍率で割ったサンプル数のみ出力する第6のステップと
    を備えることを特徴とする話速変換方法。
  2. 請求項1に記載の話速変換方法において、
    前記第4のステップは、前記話速変換倍率が変更されたときに、変更後の話速変換倍率に基づき前記音声波形データを生成するステップを備えることを特徴とする話速変換方法。
  3. 請求項1に記載の話速変換方法において、
    前記第3のステップは、初期状態において前記基本周期探索用データとして無音データを保持するステップを備えることを特徴とする話速変換方法。
  4. 1フレーム分の入力音声波形データを保持する入力バッファと、
    音声波形の基本周期を求めるための入力音声波形データを前記入力バッファから取得し、基本周期探索用データとして保持する基本周期探索用データバッファと、
    前記基本周期探索用データが前記音声波形の基本周期を求めるのに必要なデータ長を有している場合に、前記基本周期探索用データより前記音声波形の基本周期を求め、この基本周期および話速変換倍率に基づき音声波形が伸長または圧縮された音声波形データを新たに生成する音声波形データ生成手段と、
    前記入力バッファに保持されている1フレーム分の前記入力音声波形データを基に前記音声波形データ生成手段により生成された音声波形データのうち、1フレームのサンプル数を前記話速変換倍率で割ったサンプル数のみ出力するとともに残余の音声波形データを保持する出力バッファと
    を備え、
    前記出力バッファは、前記基本周期探索用データが前記音声波形の基本周期を求めるのに必要なデータ長を有していない場合、保持している音声波形データのうち1フレームのサンプル数を前記話速変換倍率で割ったサンプル数のみ出力することを特徴とする話速変換装置。
  5. 請求項4に記載の話速変換装置において、
    話速変換倍率の入力にしたがって前記音声波形データ生成手段に前記話速変換倍率を設定する話速変換倍率設定手段を更に備えることを特徴とする話速変換装置
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