JP4437174B2 - Thermal transfer recording medium - Google Patents
Thermal transfer recording medium Download PDFInfo
- Publication number
- JP4437174B2 JP4437174B2 JP2001010485A JP2001010485A JP4437174B2 JP 4437174 B2 JP4437174 B2 JP 4437174B2 JP 2001010485 A JP2001010485 A JP 2001010485A JP 2001010485 A JP2001010485 A JP 2001010485A JP 4437174 B2 JP4437174 B2 JP 4437174B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wax
- weight
- thermal transfer
- parts
- recording medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワードプロセッサ、バーコードプリンタなどの熱転写プリンタに好適に使用される熱転写記録媒体に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、熱転写プリンタは、その取り扱いが手軽で便利かつ低コストなため、製造工場における製造工程での部品または製品の管理、流通分野における商品管理、使用現場における物品管理など様々なところで用いられている。
【０００３】
従来、基材上にパラフィンワックス等の無極性ワックスを用いた熱溶融性インク層が設けられた熱転写記録媒体は、無極性ワックスの溶融粘度が低いことから転写感度を高くでき、さらに材料コストが安いことから、一般に広く利用されてきた。しかしながら、無極性ワックスは、顔料などの着色剤の分散が不充分のため着色濃度が劣っており、それをカバーするため、自ずとインク塗布量を多くする必要があった。さらにインクが均一に混ざりにくいことから、基材上に高速に安定して塗布することが困難であった。また、受像体、特に上質紙に対して親和性が低いため、転写性が劣り印字濃度が低く画像品質が劣るという問題点があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、熱溶融性インク層のビヒクルに無極性ワックスを用いた熱転写記録媒体において、着色剤の分散が良好で着色濃度が高く、種々の受像体に対しても転写性の優れた熱転写記録媒体を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は、基材上に熱溶融性インク層が設けられた熱転写記録媒体において、前記熱溶融性インク層中のビヒクルが、無極性ワックス、融点が４０〜７０℃のポリアルキレングリコールおよびキャンデリラワックスを含有し、前記ポリアルキレングリコ−ルはポリエチレングリコ−ル又はポリエチレングリコ−ル−ポリプロピレングリコ−ル共重合体で、前記キャンデリラワックスは、数平均分子量が１００００以上の樹脂成分を除去したものであり、かつ前記無極性ワックス、ポリアルキレングリコ−ル、並びにキャンデリラワックスのビヒクルにおける含有量がそれぞれ、３０〜４５重量％、５〜４５重量％、１０〜６５重量％の範囲であることを特徴とする熱転写記録媒体に関する。
【０００６】
【発明の実施の形態】
本発明者らは、前記の無極性ワックスを用いる熱溶融性インクの問題点を解消すべく鋭意検討を重ねた結果、無極性ワックスと極性基を持ったポリアルキレングリコールを併用することにより、受像体の汎用性が向上することを見出した。つまり、無極性ワックスは、受像体として表面が無極性のコート紙の熱転写に対し転写性が良く、極性基を持ったポリアルキレングリコールは、表面が極性をもった上質紙への転写性を良くする。しかし、これらの２種の材料は非相溶なため、これらの混合物中に着色剤であるカーボンブラック等の顔料を分散させると分散が悪く、着色濃度が上がらないものとなった。そこで本発明者らは、これら２種の材料に対してキャンデリラワックスを含有させると、キャンデリラワックスが相溶化剤として働き、２種の材料の均一混合に有用であることが確認された。さらにキャンデリラワックス中に含まれる１０〜２０重量％の樹脂分の中で、数平均分子量１００００以上の樹脂分を除いたキャンデリラワックスを使用すると、前記の２種の材料の完全な均一混合および着色剤としてのカーボンブラック等の顔料の分散が極めてよくなり、着色濃度が向上することがわかった。本発明の熱溶融性インクの場合、前記３つのビヒクル成分と着色剤を混合分散すると分散の初期では不均一な状態であるが、一定時間以上分散すると均一な相となる。この均一な相となることにより、着色濃度は向上し、各種受像体に対する転写性に優れた性能を示すことが出来る。
【０００７】
本発明における無極性ワックスは、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、フィッシャートロプシュワックスなどから適宜選択して用いられる。無極性ワックスのビヒクルにおける含有量は、３０〜４５重量％が好ましい。無極性ワックスの含有量が前記範囲未満では、コート紙への転写性に劣り、一方前記範囲を超えると、上質紙や極性の高いコート紙への転写性が低下する傾向がある。
【０００８】
本発明におけるポリアルキレングリコールとしては、固体状のものであれば特に制限はなく、各種のものが使用できるが、中でもポリエチレングリコールやポリエチレングリコールとポリプロピレングリコールの共重合体が望ましい。特に望ましいのは、融点が４０〜７０℃のポリエチレングリコールやポリエチレングリコールとポリプロピレングリコールの共重合体である。
【０００９】
ポリアルキレングリコールのビヒクル中における含有量は、５〜４５重量％が好ましい。ポリアルキレングリコールの含有量が前記範囲未満では上質紙や極性の高いコート紙への転写性が低下し、一方前記範囲を超えると滲んだような印字となる傾向がある。
【００１０】
キャンデリラワックスの相溶化剤的な働きおよび着色剤（顔料等）の分散性はキャンデリラワックスに含まれる樹脂分の分子量によって影響される。キャンデリラワックスは植物であるキャンデリラ草から加熱により抽出されるが、一般的に１０〜２０重量％の樹脂分を含んでいる。その樹脂分は、数平均分子量が４００〜２万程度のテルペン系、ロジン系、ステロール系の物質およびその重合物である。本発明の目的を達成するためには、数平均分子量１００００以上の重合物を除去したキャンデリラワックスを用いる必要がある。数平均分子量１００００以上の樹脂分を除去する方法としては、キャンデリラワックスをエタノール等のアルコールで抽出し、数平均分子量１００００以上の樹脂分を不溶成分として取り除く方法などがある。
【００１１】
数平均分子量１００００以上の重合物を除去したキャンデリラワックスは、ビヒクル中に１０〜６５重量％含有させるのが好ましい。キャンデリラワックスの含有量が前記範囲未満では、無極性ワックスとポリアルキレングリコールの相溶性が充分でなく、着色剤の分散性も劣る傾向にある。一方、キャンデリラワックスの含有量が前記範囲を超えると、上質紙や極性の高いコート紙への転写性が低下する傾向がある。
【００１２】
熱溶融性インク層中のビヒクルとしては、前記３成分以外に、必要に応じて、各種の樹脂成分、ワックス成分等を使用できる。樹脂成分としては、エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン-アルキル(メタ)アクリレート共重合樹脂、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合樹脂、スチレン-ブタジエン共重合樹脂、スチレン-イソプレン共重合樹脂、スチレン-エチレン-ブチレン共重合樹脂、スチレン-エチレン-プロピレン共重合樹脂、ポリ酢酸ビニル、ロジン、ロジン誘導体、石油樹脂などから適宜選択して用いられる。ワックス成分としては、カルナバワックス、モンタンワックス、カスターワックス、ライスワックス、木ロウ、ミツロウ、セレシンなどから適宜選択して用いられる。熱溶融性インク層には、前記成分以外に、分散剤、界面活性剤等の配合剤を本発明の目的を損わない範囲内で適宜配合できる。
【００１３】
着色剤としては、カーボンブラックをはじめとして、この種の熱転写性インク層で一般に使用されている有機、無機の着色顔料、染料などが使用できる。着色剤のインク層中における含有量は１０〜８０重量％程度が適当である。
【００１４】
本発明における熱溶融性インク層は、前記ビヒクル成分、着色剤、必要に応じその他の配合剤を適宜の溶剤に溶解、分散して調製した塗工液を基材上に塗布、乾燥することにより形成できる。あるいは、前記成分を溶融混練したものを基材上にホットメルトコーティングすることにより形成できる。
【００１５】
基材と熱溶融性インク層の間に、熱転写の際におけるインク層の基材からの離型性および転写感度を向上する観点から、離型層を設けても良いし、熱溶融性インク層の上に汚れ防止等を目的としたオーバーコート層を設けてもよい。
【００１６】
本発明の熱転写記録媒体の基材としては、従来より溶融転写型や昇華転写型記録媒体の基材として使用されている種々の材料が使用され得るが、通常のサーマルヘッド用熱転写記録媒体と同様に、膜厚２．５〜６．０μｍの、裏面に耐熱処理（スティック防止層）を施したポリエステルフィルム等が特に好ましい。
【００１７】
【実施例】
下記実施例によって本発明をさらに具体的に説明する。ただし、本発明の範囲はこれらによって制限されるものではない。
【００１８】
厚さ５μｍのポリエチレンテレフタレートフィルムの片面にシリコーン樹脂からなる塗布量０．２５ｇ／ｍ２のスティック防止層を形成し、その反対側に３本ロールを使い９０℃で充分混練した下記の熱溶融性インクをホットメルトコーターにより塗布量２ｇ／ｍ２で塗布して熱溶融性インク層を形成して、熱転写記録媒体を作製した。
【００１９】
実施例１
パラフィンワックス（融点６８℃） ３５重量部
キャンデリラワックス ３５重量部
（融点６５℃、数平均分子量１００００以上の樹脂成分除去)
ポリエチレングリコール（融点６６℃） １０重量部
エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂 ５重量部
（軟化点７１℃、酢酸ビニル含有量２８重量％）
カーボンブラック １５重量部
【００２０】
実施例２
ポリエチレンワックス（融点８０℃） ３５重量部
キャンデリラワックス ３０重量部
（融点６５℃、数平均分子量１００００以上の樹脂成分除去)
ポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコール
共重合体（融点６６℃） ５重量部
カルナバワックス（融点８３℃） １０重量部
エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂 ５重量部
（軟化点７１℃、酢酸ビニル含有量２８重量％）
カーボンブラック １５重量部
【００２１】
実施例３
ポリエチレンワックス（融点８０℃） ２６重量部
キャンデリラワックス ２５重量部
（融点６５℃、数平均分子量１００００以上の樹脂成分除去)
ポリエチレングリコール（融点５１℃） ２９重量部
エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂 ５重量部
（軟化点７１℃、酢酸ビニル含有量２８重量％）
カーボンブラック １５重量部
【００２２】
実施例４
ポリエチレンワックス（融点８０℃） ３５重量部
キャンデリラワックス ３５重量部
（融点６５℃、数平均分子量１００００以上の樹脂成分除去)
ポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコール
共重合体（融点５１℃） １０重量部
エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂 ５重量部
（融点７１℃、酢酸ビニル含有量２８重量％）
カーボンブラック １５重量部
【００２３】
比較例１
パラフィンワックス（融点６８℃） ４５重量部
ポリエチレングリコール（融点６６℃） ３５重量部
エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂 ５重量部
（軟化点７１℃、酢酸ビニル含有量２８重量％）
カーボンブラック １５重量部
【００２４】
比較例２
パラフィンワックス（融点６８℃） ４５重量部
キャンデリラワックス ２５重量部
（ＳＴＲＡＨＬ＆ＰＩＴＳＣＨ社製、融点６５℃）
ポリエチレングリコール（融点６６℃） ３５重量部
エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂 ５重量部
（軟化点７１℃、酢酸ビニル含有量２８重量％）
カーボンブラック １５重量部
【００２５】
実施例１〜４で使用したキャンデリラワックスは、比較例２で使用したキャンデリラワックス（ＳＴＲＡＨＬ＆ＰＩＴＳＣＨ社製）を熱エタノールで抽出し、数平均分子量１００００以上の樹脂分を不溶成分として取り除いたものである。
【００２６】
前記実施例１〜４および比較例１〜２で得られた熱転写記録媒体を熱転写方式バーコードプリンタ（（株）ゼブラ製 １４０ＸｉII）に使用し、バーコードのパターンを下記の条件で印字し、印字濃度を測定し、転写性を評価した。結果を表１に示す。
【００２７】
印字濃度は反射濃度計(マクベス社製ＲＤ−９１８)で測定した。
【００２９】
転写性は、バーコードの印像を目視で観察し、下記の基準で評価した。
○：印像が鮮明である。
△：印像が一部不鮮明である。
×：印像が不鮮明である。
【００３０】
【表１】
【発明の効果】
本発明の熱転写記録媒体は、着色剤の分散が良好で着色濃度が高く、かつ種々の受像体に対して転写性が優れている。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a thermal transfer recording medium suitably used for a thermal transfer printer such as a word processor or a barcode printer.
[0002]
[Prior art]
In recent years, thermal transfer printers are used in various places such as the management of parts or products in the manufacturing process at a manufacturing plant, the management of goods in the distribution field, and the management of goods at the site of use because they are easy to handle and inexpensive. .
[0003]
Conventionally, a thermal transfer recording medium in which a heat-meltable ink layer using a non-polar wax such as paraffin wax is provided on a substrate can increase the transfer sensitivity because the melt viscosity of the non-polar wax is low, and the material cost is further reduced. Since it is cheap, it has been widely used in general. However, the nonpolar wax has an inferior color density due to insufficient dispersion of a colorant such as a pigment, and it has been necessary to increase the amount of ink applied to cover it. Furthermore, since the ink is difficult to mix uniformly, it has been difficult to stably apply the ink on the substrate at a high speed. In addition, since the affinity for the image receiving member, particularly high-quality paper, is low, there is a problem that transferability is poor, print density is low, and image quality is poor.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention relates to a thermal transfer recording medium using a non-polar wax as a vehicle of a heat-meltable ink layer, and a thermal transfer recording having excellent colorant dispersion and high color density, and excellent transferability to various image receivers. The purpose is to provide a medium.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a thermal transfer recording medium in which a heat-meltable ink layer is provided on a substrate, wherein the vehicle in the heat-meltable ink layer is a nonpolar wax, a polyalkylene glycol having a melting point of 40 to 70 ° C., and a candelilla. Containing a wax, wherein the polyalkylene glycol is polyethylene glycol or polyethylene glycol-polypropylene glycol copolymer, and the candelilla wax is obtained by removing a resin component having a number average molecular weight of 10,000 or more. der is, and the apolar wax, polyalkylene glycolate - le, and the content in vehicle candelilla wax, respectively, 30 to 45 wt%, 5 to 45 wt%, area by der of 10-65 wt% The present invention relates to a thermal transfer recording medium.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
As a result of intensive studies to solve the problems of the heat-meltable ink using the nonpolar wax, the present inventors have obtained image reception by using a nonpolar wax and a polyalkylene glycol having a polar group in combination. It has been found that the versatility of the body is improved. In other words, nonpolar wax has good transferability to thermal transfer of coated paper whose surface is nonpolar as an image receiver, and polyalkylene glycol having a polar group has good transferability to high-quality paper having a polar surface. To do. However, these two types of materials are incompatible with each other, and when a pigment such as carbon black as a colorant is dispersed in these mixtures, the dispersion is poor and the color density does not increase. Therefore, the present inventors have confirmed that when candelilla wax is contained in these two kinds of materials, the candelilla wax acts as a compatibilizing agent and is useful for uniform mixing of the two kinds of materials. Furthermore, when the candelilla wax in which the resin component having a number average molecular weight of 10,000 or more is removed from 10 to 20% by weight of the resin component contained in the candelilla wax, a complete uniform mixing of the above two kinds of materials and It has been found that the dispersion of pigments such as carbon black as the colorant is extremely improved and the color density is improved. In the case of the heat-meltable ink of the present invention, when the three vehicle components and the colorant are mixed and dispersed, it is in a non-uniform state at the initial stage of dispersion, but when dispersed for a certain time or more, a uniform phase is obtained. By forming this uniform phase, the color density is improved, and performance excellent in transferability to various image receivers can be exhibited.
[0007]
The nonpolar wax in the present invention is appropriately selected from paraffin wax, microcrystalline wax, polyethylene wax, polypropylene wax, Fischer-Tropsch wax and the like. The content of the nonpolar wax in the vehicle is preferably 30 to 45% by weight. If the content of the nonpolar wax is less than the above range, the transferability to coated paper is inferior. On the other hand, if it exceeds the above range, the transferability to high-quality paper or highly coated paper tends to decrease.
[0008]
The polyalkylene glycol in the present invention is not particularly limited as long as it is in a solid state, and various types can be used. Among them, polyethylene glycol or a copolymer of polyethylene glycol and polypropylene glycol is preferable. Particularly desirable is polyethylene glycol having a melting point of 40 to 70 ° C. or a copolymer of polyethylene glycol and polypropylene glycol.
[0009]
The content of the polyalkylene glycol in the vehicle is preferably 5 to 45% by weight. If the content of polyalkylene glycol is less than the above range, the transferability to high-quality paper or coated paper with high polarity tends to be deteriorated.
[0010]
The function of the candelilla wax as a compatibilizer and the dispersibility of the colorant (pigment, etc.) are affected by the molecular weight of the resin contained in the candelilla wax. Candelilla wax is extracted from plant candelilla grass by heating, but generally contains 10 to 20% by weight of resin. The resin component is a terpene-based, rosin-based, or sterol-based substance having a number average molecular weight of about 400 to 20,000, and a polymer thereof. In order to achieve the object of the present invention, it is necessary to use a candelilla wax from which a polymer having a number average molecular weight of 10,000 or more is removed. As a method of removing a resin component having a number average molecular weight of 10,000 or more, there is a method of extracting candelilla wax with an alcohol such as ethanol and removing a resin component having a number average molecular weight of 10,000 or more as an insoluble component.
[0011]
The candelilla wax from which the polymer having a number average molecular weight of 10,000 or more has been removed is preferably contained in the vehicle in an amount of 10 to 65% by weight. When the content of the candelilla wax is less than the above range, the compatibility between the nonpolar wax and the polyalkylene glycol is not sufficient, and the dispersibility of the colorant tends to be inferior. On the other hand, when the content of candelilla wax exceeds the above range, the transferability to high-quality paper or coated paper with high polarity tends to be reduced.
[0012]
As the vehicle in the heat-meltable ink layer, various resin components, wax components, and the like can be used as necessary in addition to the three components. Resin components include ethylene-vinyl acetate copolymer resin, ethylene-alkyl (meth) acrylate copolymer resin, vinyl chloride-vinyl acetate copolymer resin, styrene-butadiene copolymer resin, styrene-isoprene copolymer resin, styrene-ethylene. -Butylene copolymer resin, styrene-ethylene-propylene copolymer resin, polyvinyl acetate, rosin, rosin derivative, petroleum resin, etc. As the wax component, carnauba wax, montan wax, castor wax, rice wax, wood wax, beeswax, ceresin and the like are appropriately selected and used. In addition to the above components, a compounding agent such as a dispersant and a surfactant can be appropriately blended in the heat-meltable ink layer within a range that does not impair the object of the present invention.
[0013]
Examples of the colorant include carbon black and organic and inorganic color pigments and dyes generally used in this type of thermal transfer ink layer. The content of the colorant in the ink layer is suitably about 10 to 80% by weight.
[0014]
The heat-meltable ink layer in the present invention is obtained by applying a coating liquid prepared by dissolving and dispersing the vehicle component, colorant, and if necessary other compounding agents in an appropriate solvent, on a substrate, and drying. Can be formed. Alternatively, it can be formed by hot melt coating a material obtained by melt-kneading the above components on a substrate.
[0015]
A release layer may be provided between the base material and the heat-meltable ink layer from the viewpoint of improving the releasability of the ink layer from the base material and the transfer sensitivity during thermal transfer, or the heat-meltable ink layer. An overcoat layer may be provided on the top for preventing contamination.
[0016]
As the base material of the thermal transfer recording medium of the present invention, various materials conventionally used as a base material for melt transfer type and sublimation transfer type recording media can be used, but the same as the thermal transfer recording medium for a normal thermal head. Furthermore, a polyester film having a film thickness of 2.5 to 6.0 μm and a heat-resistant treatment (stick prevention layer) on the back surface is particularly preferable.
[0017]
【Example】
The following examples further illustrate the present invention. However, the scope of the present invention is not limited by these.
[0018]
The following heat-fusible property was formed by forming a 0.25 g / m 2 stick-proof layer made of silicone resin on one side of a 5 μm thick polyethylene terephthalate film and thoroughly kneading it at 90 ° C. using three rolls on the opposite side. The ink was applied at a coating amount of 2 g / m 2 with a hot melt coater to form a heat-meltable ink layer, and a thermal transfer recording medium was produced.
[0019]
Example 1
Paraffin wax (melting point 68 ° C) 35 parts by weight Candelilla wax 35 parts by weight (melting point 65 ° C, removal of resin component having a number average molecular weight of 10,000 or more)
Polyethylene glycol (melting point 66 ° C.) 10 parts by weight Ethylene-vinyl acetate copolymer resin 5 parts by weight (softening point 71 ° C., vinyl acetate content 28% by weight)
Carbon black 15 parts by weight 【0020】
Example 2
Polyethylene wax (melting point 80 ° C.) 35 parts by weight Candelilla wax 30 parts by weight (melting point 65 ° C., removal of resin component having a number average molecular weight of 10,000 or more)
Polyethylene glycol-polypropylene glycol copolymer (melting point 66 ° C.) 5 parts by weight carnauba wax (melting point 83 ° C.) 10 parts by weight ethylene-vinyl acetate copolymer resin 5 parts by weight (softening point 71 ° C., vinyl acetate content 28% by weight)
Carbon black 15 parts by weight [0021]
Example 3
Polyethylene wax (melting point 80 ° C.) 26 parts by weight Candelilla wax 25 parts by weight (melting point 65 ° C., removal of resin component having a number average molecular weight of 10,000 or more)
Polyethylene glycol (melting point 51 ° C) 29 parts by weight Ethylene-vinyl acetate copolymer resin 5 parts by weight (softening point 71 ° C, vinyl acetate content 28% by weight)
Carbon black 15 parts by weight [0022]
Example 4
Polyethylene wax (melting point 80 ° C) 35 parts by weight Candelilla wax 35 parts by weight (melting point 65 ° C, removal of resin component having a number average molecular weight of 10,000 or more)
Polyethylene glycol-polypropylene glycol copolymer (melting point 51 ° C.) 10 parts by weight Ethylene-vinyl acetate copolymer resin 5 parts by weight (melting point 71 ° C., vinyl acetate content 28% by weight)
Carbon black 15 parts by weight [0023]
Comparative Example 1
Paraffin wax (melting point 68 ° C.) 45 parts by weight Polyethylene glycol (melting point 66 ° C.) 35 parts by weight Ethylene-vinyl acetate copolymer resin 5 parts by weight (softening point 71 ° C., vinyl acetate content 28% by weight)
Carbon black 15 parts by weight [0024]
Comparative Example 2
Paraffin wax (melting point 68 ° C.) 45 parts by weight Candelilla wax 25 parts by weight (STRAHL & PITSCH, melting point 65 ° C.)
Polyethylene glycol (melting point 66 ° C.) 35 parts by weight Ethylene-vinyl acetate copolymer resin 5 parts by weight (softening point 71 ° C., vinyl acetate content 28% by weight)
Carbon black 15 parts by weight 【0025】
The candelilla wax used in Examples 1 to 4 is obtained by extracting the candelilla wax used in Comparative Example 2 (STRAHL & PITSCH) with hot ethanol and removing the resin having a number average molecular weight of 10,000 or more as an insoluble component. is there.
[0026]
The thermal transfer recording media obtained in Examples 1 to 4 and Comparative Examples 1 and 2 were used in a thermal transfer barcode printer (140XiII manufactured by Zebra Corporation), and the barcode pattern was printed under the following conditions. The density was measured and the transferability was evaluated. The results are shown in Table 1.
[0027]
The print density was measured with a reflection densitometer (RD-918 manufactured by Macbeth).
[0029]
The transferability was evaluated based on the following criteria by visually observing the barcode image.
○: The image is clear.
Δ: The printed image is partially unclear.
X: The image is unclear.
[0030]
[Table 1]
【The invention's effect】
The thermal transfer recording medium of the present invention has good colorant dispersion, high color density, and excellent transferability to various image receivers.
Claims (1)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001010485A JP4437174B2 (en) | 2001-01-18 | 2001-01-18 | Thermal transfer recording medium |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001010485A JP4437174B2 (en) | 2001-01-18 | 2001-01-18 | Thermal transfer recording medium |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002211138A JP2002211138A (en) | 2002-07-31 |
| JP4437174B2 true JP4437174B2 (en) | 2010-03-24 |
Family
ID=18877790
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001010485A Expired - Fee Related JP4437174B2 (en) | 2001-01-18 | 2001-01-18 | Thermal transfer recording medium |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4437174B2 (en) |
-
2001
- 2001-01-18 JP JP2001010485A patent/JP4437174B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2002211138A (en) | 2002-07-31 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3036924A (en) | Duplicating ink compositions and transfer elements prepared therefrom | |
| JP3672365B2 (en) | Hot melt solid ink | |
| JPS6230091A (en) | Thermal transfer material | |
| JP4437174B2 (en) | Thermal transfer recording medium | |
| JP2716907B2 (en) | Thermal transfer recording medium | |
| CA1320398C (en) | Processes for thermal transfer ink donor films | |
| JPS63194983A (en) | Thermally fusible heat-sensitive transfer sheet | |
| JP2928313B2 (en) | Thermal transfer recording medium | |
| JP5772049B2 (en) | Thermal transfer recording medium and manufacturing method thereof | |
| JPS60184881A (en) | Thermal transfer recording medium | |
| JP2934975B2 (en) | Thermal transfer recording medium | |
| JP2714512B2 (en) | Thermal transfer recording medium | |
| JP3101345B2 (en) | Thermal transfer sheet | |
| JP2511450B2 (en) | Thermal transfer recording medium | |
| JP2947973B2 (en) | Thermal transfer recording medium | |
| JP2571217B2 (en) | Thermal transfer recording medium | |
| JPS6381088A (en) | Transfer-type thermal recording medium | |
| JP2786503B2 (en) | Thermal transfer recording medium | |
| JPH10181218A (en) | Thermal transfer recording medium | |
| JPH0534151B2 (en) | ||
| JP2000141923A (en) | Thermal transfer ercording medium and its manufacture | |
| JPH0333161A (en) | Wax dispersion | |
| JPH0288281A (en) | Thermal transfer recording material | |
| JPH02279386A (en) | Thermal transfer recording material | |
| JPH01122487A (en) | Thermal transfer recording medium |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080115 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090519 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090526 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090629 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090929 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091014 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115 Year of fee payment: 3 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4437174 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140115 Year of fee payment: 4 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |