JP4435736B2 - 通信システムにおける無線リソース管理システム及び方法 - Google Patents

通信システムにおける無線リソース管理システム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4435736B2
JP4435736B2 JP2005512220A JP2005512220A JP4435736B2 JP 4435736 B2 JP4435736 B2 JP 4435736B2 JP 2005512220 A JP2005512220 A JP 2005512220A JP 2005512220 A JP2005512220 A JP 2005512220A JP 4435736 B2 JP4435736 B2 JP 4435736B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
access
related information
access network
network
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005512220A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007529130A (ja
Inventor
ペル マグヌッソン,
ポントゥス ウォレンティン,
イェラン マルムグレン,
Original Assignee
テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) filed Critical テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
Publication of JP2007529130A publication Critical patent/JP2007529130A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4435736B2 publication Critical patent/JP4435736B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/18Selecting a network or a communication service
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/0005Control or signalling for completing the hand-off
    • H04W36/0083Determination of parameters used for hand-off, e.g. generation or modification of neighbour cell lists
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices
    • H04W88/06Terminal devices adapted for operation in multiple networks or having at least two operational modes, e.g. multi-mode terminals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

本発明は、通信システム及び方法に関し、より詳細には、マルチアクセス通信システムにおける無線リソースを管理するシステム及び方法に関するものである。
通信システムでは、無線アクセスネットワークは複数のエンティティあるいはノードを含み、これらは協働することで、効率的な方法で利用可能な無線リソースを使用する。協働は無線アクセスネットワークを介して端末との通信を可能にするために必要である。協働の程度は、単純さ、利用可能な無線リソースの最適使用等、無線アクセスネットワークの設計目標に依存する。この協働は、システムの種々のレベルにおける無線リソース管理機能により行われる。
無線リソースの管理の決定は、しばしばネットワークにおける複数のノードからの入力に基づく。例えば、WCDMAネットワークの無線ネットワークコントローラ(radio network controller:RNC)は端末、ノードB及び他のRNCの両方からの入力に基づいて無線リソース管理決定を行う。例えば、端末が1つのセルから別のセルへハンドオーバを行う候補であれば、RNCは2つのセルをカバーする2つのノードBからの信号の端末における受信信号品質を知る必要がある。この信号品質は端末において測定され、測定値は無線リソースの管理の入力としてRNCへ送信される。即ち、任意のノードBが他の通信にその全てのリソースを使用しようとすれば、RNCはまた、種々のノードBの負荷を知る必要がある。
将来の通信システムは、マルチアクセスシステムである、即ち、通信システムは異なるアクセス技術を使用する重複する無線アクセスネットワークを含み、例えば、通信システムは同じエリアをカバーするWCDMAネットワーク、GSMネットワーク及び無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network:WLAN)からなることがあり得る。マルチアクセスシステムが出現したのは、通信システムにおいて全ての種類のサービス、あらゆる展開シナリオ(例えば、パーソナルエリアネットワーク、室内エリア、ホットスポット、ワイドエリアネットワーク等)に適する単一アクセス技術を設計するのが困難であるからである。また、前世代のシステムを取り替えるのは高くつくが、それはオペレータが既存の顧客データベースを失うことがあり得るし、システムが広く展開されているからである。さらに場合によっては、周波数帯域には特定のアクセス技術が割り当てられている。
ユーザの現在の通信目的にと最適の接続を有するアクセスネットワークに、マルチアクセス通信システムの端末を接続することを可能にするためには、マルチアクセス通信システムにおける種々のアクセスネットワークの無線リソース管理を調整する必要がある。
3GPP標準化の先行技術文献である3GPP TS 25.413 v5.6.0では、WCDMAネットワークとGSMネットワークとの間のハンドオーバをサポートするネットワークを基本とする無線リソース管理システムが議論されている。WCDMAネットワークの無線ネットワークコントローラ(RNC)が、WCDMAセルから目標とするGSMセルへのハンドオーバが差し迫っていることを検出すると、現在のWCDMAセルの測定負荷が目標とするGSMセルが位置するエリアを制御するGSMネットワークの基地局コントローラ(base station controller:BSC)に送信される。測定負荷はコアネットワークを介してIuと呼ばれる既存のインタフェースを経て送信される。現在のWCDMAセルの負荷は、100が最大計画負荷を示す線形尺度(0−100)に正規化される。次に、GSMネットワークはWCDMAセルの負荷を使用して、自己のセル負荷と比較し、端末をGSMセルにハンドオーバするに値するか否かを判断する。BSCがハンドオーバを進行させないと判断する場合、GSMセルの負荷をWCDMAネットワークに送信することができる。この先行技術文献は、ハンドオーバに関係するセル間の調整以上には2つのネットワークの調整無線リソース管理について記述していない。即ち、2ネットワークの共通無線リソース管理機能は存在しない。
3GPP TR 25.891 V0.3.0と呼ばれる3GPP標準化団体の第2先行技術文献には、上記の先行技術文献に記述されているシステムの拡張が示されている。この第2先行技術文献には、WCDMAネットワークのRNC、及びGSMネットワークのBSCからセル負荷測定値情報を収集することができる、共通無線リソース管理サーバ(common radio resource management:CRRM server)が記述されている。次に、これらの測定値を使用して、CRRMサーバにおいて集中化したハンドオーバの決定を行うか、あるいはCRRMサーバからWCDMAネットワーク内の無線リソースを管理するRNCの無線リソース管理機能、及びGSMネットワーク内の無線リソースを管理するBSCの無線リソース管理機能へハンドオーバのポリシー情報を提供する。CRRMサーバはスタンドアローンサーバとして集中化する、あるいは分散化し、各RNC/RNCと統合する、あるいはいくつかのRNC及びBSCの少なくとも一方においてのみ統合することができる。それゆえ、この先行技術文献は集中化CRRMサーバと同時にCRRMエンティティ間の両方にセル負荷の測定値を分配するプロトコルを記述している。但し、端末からの測定値はCRRMサーバへは分配されない。
この第2先行技術文献に記述されている無線リソースを管理するための拡張システムは、CRRMサーバとGSM及びWCDMAネットワークの種々のノードとの間でメッセージにより送信すべき情報を定義する標準化プロトコルを使用する。CRRMサーバにより、GSMネットワークとWCDMAネットワークの間で無線リソースを管理する管理ノードが達成される。但し、この通信システムに別のネットワーク、例えば、WLANネットワークが接続されると、新しいネットワークとCRRMサーバとの間の全てのインタフェースの標準化が必要となる。従って、無線リソースを管理するこのシステムは、GSMあるいはWCDMA以外の他のアクセス技術を使用するアクセスネットワークからなる通信システムの無線リソースを管理するように容易に拡張することはできない。さらに端末の測定値はCRRMサーバに分配されないので、従って、無線リソースを管理する場合、CRRMサーバはこのような測定値を考慮することはない。
将来、マルチアクセス通信システムへ取り込む必要のある新規のアクセス技術が現れる。最近出現したそのようなアクセス技術の一例には無線LANがある。それゆえ、そして、ネットワークオペレータ及びユーザはともに、利用可能な全てのアクセス技術を介して、ユーザの端末が通信システムにアクセスすることができるシステムを達成することに関心があるので、新規のアクセス技術により容易に拡張可能なマルチアクセス通信システムの無線リソースを管理する方法及びシステムの必要性が存在する。
発明の要約
上述のように、近年の通信システムは種々のアクセス技術を使用するアクセスネットワークからなる。ユーザの現在の通信目的に最適の接続を有するアクセスネットワークにシステムの端末を接続し、通信システムにおける無線リソースの効率的使用を達成するためには、通信システムの無線リソースが管理される必要がある。今日の解決法はシステムの各アクセス技術に特に合わせて構成され、そうすることで、共通無線リソース処理装置への各インタフェースが標準化される。それゆえ、新規のアクセス技術を使用する新規のアクセスネットワークが今日の解決法によりシステムに取り込まれる場合、共通無線リソース処理装置への新規のインタフェースの全てが標準化され、無線リソース処理装置が新規のアクセスネットワークの種々のノードと通信できることが必要である。従って、多大の努力が必要であり、長い時間の経過の後に、新規のアクセス技術をそのような解決法に取り込むことが可能になる。
本発明の目的は、種々のアクセス技術を使用するアクセスネットワークからなる通信システムへの無線アクセスを提供する提供する無線リソースの管理のための解決法を達成することである。この解決法は、新規のアクセス技術を使用する新規のアクセスネットワークにより拡張されるシステムへの無線アクセスを提供する提供する無線リソースを管理するように容易に構成される。
上記の目的は、請求項1に記載の方法、請求項12に記載のシステム、及び請求項23に記載の聴取(listening)エージェントにより達成される。
本発明による解決法は、種々のアクセス技術を使用するアクセスネットワークからなる通信システムの無線リソースの管理を可能にする。アクセスネットワーク内の既存のメッセージからアクセス関連情報を抽出することにより、新技術を使用する新規のアクセスネットワークが容易に通信システムに追加され、本発明に従う無線リソースの管理のための解決法により管理することができる。
本発明の第1構成に従えば、いくつかの端末に通信システムへの無線アクセスを提供する無線リソースを管理する方法が提供される。この通信システムは、第1アクセス技術を使用する第1アクセスネットワーク、及び第1アクセス技術とは異なる少なくとも1つの第2アクセス技術を使用する少なくとも1つの第2アクセスネットワークを備えている。本方法は、第1アクセスネットワーク、及び少なくとも1つの第2アクセスネットワークからアクセス関連情報を受信するステップを備え、この受信アクセス関連情報は、第1アクセスネットワーク内で送信されるメッセージから抽出される情報を備えている。更に、本方法は、第1アクセスネットワーク内で送信されるメッセージから抽出される受信アクセス関連情報と、少なくとも1つの第2アクセスネットワークから受信されるアクセス関連情報とを比較するステップを備えている。また、本方法は、第1アクセスネットワーク内で送信されるメッセージから抽出される受信アクセス関連情報と、少なくとも1つの第2アクセスネットワークから受信されるアクセス関連情報との比較に少なくとも基づいて、端末がアクセスすべきアクセスネットワークがどれであるかを決定するステップを備えている。
本発明の第2構成に従えば、いくつかの端末に通信システムへの無線アクセスを提供する無線リソースを管理するシステムが提供される。通信システムは第1アクセス技術を使用する第1アクセスネットワーク、及び第1アクセス技術とは異なる少なくとも1つの第2アクセス技術を使用する少なくとも1つの第2アクセスネットワークを備えている。無線リソースを管理するシステムは、少なくとも1つの聴取エージェントを備え、これは、少なくとも第1アクセスネットワーク内で送信されるメッセージから少なくとも第1アクセスネットワークのアクセス関連情報を抽出し、アクセス関連情報をアクセス選択マネージャへ送信するように構成される。また、無線リソースを管理するためのシステムは、アクセス選択マネージャを備え、これは、第1アクセスネットワークから抽出される受信アクセス関連情報と、少なくとも1つの第2アクセスネットワークから受信されるアクセス関連情報とを比較するように構成される。また、アクセス選択マネージャは、第1アクセスネットワークから抽出されるアクセス関連情報と、少なくとも1つの第2アクセスネットワークから受信されるアクセス関連情報との比較に少なくとも基づいて、端末がアクセスすべき第1アクセスネットワーク及び少なくとも1つの第2アクセスネットワークを決定するように構成される。
本発明の第3の構成に従えば、いくつかの端末に通信システムへの無線アクセスを提供する無線リソースを管理するシステムにおいて使用される聴取エージェントが提供される。この通信システムは、第1アクセス技術を使用する第1アクセスネットワーク、及び第1アクセス技術とは異なる少なくとも1つの第2アクセス技術を使用する少なくとも1つの第2アクセスネットワークを備えている。聴取エージェントは少なくとも第1アクセスネットワーク内で送信されるメッセージから少なくとも第1アクセスネットワークのアクセス関連情報を抽出するように構成される。また、聴取エージェントは、アクセス関連情報をアクセス選択マネージャに送信するように構成される。
本発明の好ましい実施形態に従えば、アクセス関連情報は第1アクセスネットワーク内で送信されるメッセージを見つけ出すことにより検出される。
本発明の利点は、システムにおいて以前に使用されたものとは異なるアクセス技術を使用する新規のアクセスネットワークで拡張されるマルチアクセス通信システムにおいて効率的な無線リソースの管理を達成することである。特に、本発明は、無線LANと、GSM及びWCDMAネットワークの少なくとも一方からなるマルチアクセス通信システムにおける効率的な無線リソース管理を達成する。
さらに、本発明の利点は、新しいインタフェースの標準化を要求することなく種々のベンダにより開発される新規のアクセスネットワークにおける装置の使用を可能にすることである。
さらに、本発明の実施形態の利点は、図面と共に以下の詳細な説明を読めば明らかになろう。
詳細説明
以下に、本発明の好ましい実施形態を示す添付の図面を参照してより完全に本発明を記述する。しかしながら、本発明は多くの異なる形式で実施することができ、本明細書で説明される実施形態に制限されるとは考えるべきではない。むしろこれらの実施形態は、本開示が完全で、完結し、添付する特許請求の範囲で定義する本発明の範囲を当該者に余すところなく伝えるように提示される。図面において、同一の番号は同一の要素を参照する。
図1はWCDMA/GSMネットワーク110及びWLANネットワーク120を備える、本発明が使用され得る代表的なマルチアクセス通信システムを示している。また、図はWCDMA/GSMネットワーク110及びWLANネットワーク120の両方と通信することができる端末130を示している。端末130は端末装置131を含んでいて、この装置は、例えば、パーソナルディジタルアシスタント(Personal Digital Assistant:PDA)、あるいはラップトップ、及びそれぞれ異なるアクセス技術ネットワークにアクセスするアクセス専用機能を含む移動端末132、133等の汎用コンピュータである。図では、アクセス専用機能はWLANネットワーク120と通信するWLANトランシーバ(WLAN−MT)133及びWCDMA/GSMネットワークと通信する結合WCDMA/GSMトランシーバ(WCDMA/GSM−MT)132を備えている。
ネットワーク側では、WCDMA/GSMネットワーク110は中でも、アクセスルータ111を含み、このアクセスルータ111はIPバックボーンネットワーク140とWCDMA/GSMネットワーク110との間のIPパケットのルーティングに関与している。また、WCDMA/GSMネットワーク110は、例えば、ネットワーク110のGSMドメインとネットワーク110のWCDMAドメインとの間の通信を扱うコアネットワーク112を備えている。ネットワークのGSMドメインは中でも、少なくとも1つの基地局コントローラ(BSC)116、及び少なくとも1つのBSC116に接続される基地トランシーバ局(base transceiver station:BTS)117、118を含む。ネットワークのWCDMAドメインは中でも、少なくとも1つの無線ネットワークコントローラ(RNC)113、及び少なくとも1つのRNC113に接続されるノードB114、115を備えている。ノードB114、115は一定のWCDMAセルをカバーし、また、BTS117、118は一定のGSMセルをカバーする。WCDMA/GSM−MT132は端末130の地理的位置に応じてそれぞれノードB及びBTSの少なくとも一方と通信する。
WLANネットワーク120はアクセスルータ121を備え、アクセスルータ111はIPバックボーンネットワークとWCDMA/GSMネットワークとの間のIPパケットのルーティングに関与する。また、WLANネットワークは少なくとも1つのレイヤ2スイッチ122、123、及びアクセスポイント124、125、126、127を備えている。アクセスポイントはWLAN−MT133との物理的な送受信と、無線フレームの再送信等のメディアアクセス制御(medium access control:MAC)機能を扱う。WLAN−MT133は端末130の地理的位置、及び端末ユーザの現在の通信目的に応じてそれぞれアクセスポイント124、125、126、127と通信する。
例えば、マルチアクセス通信システムにおいて端末をユーザの現在の通信目的にとり最適の接続を有するアクセスネットワークに接続することを可能にするために、マルチアクセス通信システムにおける種々のアクセスネットワークの無線リソースの管理を調整する必要がある。ユーザにとり最適の可能な接続を考慮することに加えて、また、システムパフォーマンスを最大にする目的により無線リソース管理を調整する必要がある。また、通信システムの無線リソースを調整するための他の理由が存在しうる、例えば、無線リソースは、いくつかのオペレータのサービス等を優先付けする目的により調整されても良い。
これらの目的のため、種々のネットワークの状態を記述するアクセス関連情報を収集し、評価する必要がある。このアクセス関連情報は、例えば、端末とアクセスポイント、基地局、あるいは同等のノードとの間の無線接続に関する信号強度等の無線信号の測定値であり得る。また、アクセス関連情報は、例えば、アクセスポイント、基地局、あるいは同等のノードの負荷等、任意のタイプのシステム負荷の測定値であり得る。種々のネットワークのアクセス関連情報を収集し、比較して、ユーザ端末への最適の接続を提供可能にすることが必要である。
本発明に従えば、少なくとも第1アクセスネットワークからのアクセス関連情報は少なくとも第1アクセスネットワーク内で送信されるメッセージから抽出される。その後、少なくとも第1アクセスネットワークからのアクセス関連情報は、少なくとも1つの第2アクセスネットワークから受信されるアクセス関連情報と比較され、さらに第1アクセスネットワーク内で送信されるメッセージから抽出されるアクセス関連情報と、少なくとも1つの第2アクセスネットワークから受信されたアクセス関連情報との比較に基づいて、端末がアクセスすべきアクセスネットワークが判定される。
図2はいくつかの端末にマルチアクセス通信システムへの無線アクセスを提供する無線リソースを管理する本発明の実施形態に従うシステムの概要ブロック図を示している。図2において、端末130のWLAN−MT133はWLANの無線信号量、例えば、WLANの信号強度(SS)を測定し、WLANネットワーク120にWLAN SSの測定値を送信する。端末130のWCDMA−MT132は、WCDMAの無線信号量、例えば、WCDMAの信号強度(SS)を測定し、WCDMAネットワーク110にWCDMA SSの測定値を送信する。
本発明のこの実施形態に従えば、WLANネットワーク120に配置されるいくつかの第1聴取(listening)エージェント203は、メッセージ内のアクセス関連情報を検出する目的によりWLANネットワーク内に分配される既存メッセージを見つけ出す。メッセージを見つけ出すことはメッセージのソース及び宛先アドレスを読むだけでなく、メッセージに影響を与えることなくメッセージのデータをも読むことを意味する。メッセージの送信者及び受信者はメッセージが見つけ出されたことを知る必要はない。WLANネットワーク120において見つけ出されるメッセージは、例えば、WLAN−MT133からWLANネットワーク120へ送信されるWLAN SSの測定値等のアクセス関連情報、及びWLAN−MT133が無線接続を持つアクセスポイントの負荷等のWLANネットワークの負荷に関する情報の少なくとも一方を備えている。
WCDMAネットワーク110に配置されるいくつかの第2聴取エージェント202は、メッセージ内のアクセス関連情報を検出する目的によりWCDMAネットワーク内に分配された既存メッセージを見つけ出す。WCDMAネットワーク110において見つけ出されるメッセージは、WCDMA−MT132からWCDMAネットワーク110へ送信されるWCDMA SSの測定値等のアクセス関連情報、及びWCDMA−MT132が無線接続を持つノードBの負荷等のWCDMAネットワークの負荷に関する情報の少なくとも一方を備えている。
いくつかの第1聴取エージェント203及びいくつかの第2聴取エージェント202は、それぞれWLANネットワーク及びWCDMAネットワーク内で見つけ出されるメッセージからアクセス関連情報を抽出し、アクセス関連情報をアクセス選択マネージャ201に送信する。アクセス選択マネージャ201はいくつかの第1聴取エージェント203からWLANアクセス関連情報を受信し、受信したWLANアクセス関連情報をいくつかの第2聴取エージェント202から受信したWCDMAアクセス関連情報と比較し、この比較に基づいて端末130がアクセスすべきアクセスネットワークを判定する。この判定は、例えば、一方のアクセスネットワークから他へのハンドオーバの決定にすることができ、次に、この決定はアクセス選択マネージャ201から端末130に通信される。次に、端末130のアクセス選択クライアント134は一方のアクセスネットワークから他への移動IPハンドオーバを開始する。選択的には、この決定は、ネットワーク制御ハンドオーバを開始する一方の、あるいは両方のネットワークへ通信される。
種々のネットワークの同様な量に関するいくつかのアクセス関連情報は直接比較することができない。それゆえ、種々のネットワークのアクセス関連情報がアクセス選択マネージャ201において比較される前に、このアクセス関連情報はアクセスに独立な量に変換されなければならない。
また、本発明に従えば、WCDMAネットワークからのアクセス関連情報の少なくとも一部は、WCDMAネットワーク内の既存メッセージから抽出されるものを除いてWCDMAネットワーク、例えば、WCDMAネットワークの共通無線リソース管理サーバからアクセス選択マネージャへの専用チャネルにおいて受信される標準化メッセージとして取得することができる。
図3は本発明による聴取エージェント203及びアクセス選択マネージャ201の実施形態を示す概要ブロック図である。聴取エージェント203は、アクセスネットワークのノード内に配置されている。また、これは、アクセスネットワーク内で送信されるメッセージを見つけ出し、見つけ出したメッセージからアクセス関連情報を抽出するために構成される聴取ユニット301を備えている。また、聴取エージェント203は抽出したアクセス関連情報をアクセス選択マネージャ201に送信するために構成される通信インタフェース302を備えている。アクセス選択マネージャ201は聴取エージェント203からアクセス関連情報を受信するために構成される通信インタフェース303を備えている。アクセス選択マネージャ201は、単一の通信インタフェース302と共に示されるが、また、アクセス選択マネージャは、いくつかの聴取エージェントと通信するいくつかの通信インタフェースを持つことが可能であり、また、あり得ることである。また、アクセス選択マネージャは、種々のアクセスネットワークに配置される聴取エージェントから受信されるアクセス関連情報を比較するために構成される処理ユニット304を備えている。また、処理ユニット304は、種々のアクセスネットワークに配置される聴取エージェントから受信するアクセス関連情報の比較に基づいて端末がアクセスすべき種々のアクセスネットワークの中のアクセスネットワークを判定するように構成されている。この判定は、一方のアクセスネットワークから別のアクセスネットワークへのハンドオーバの決定になりうるので、アクセス選択マネージャは、アクセス選択マネージャ201から端末130へのハンドオーバの決定を通信するために構成される送信ユニット305を備えることができる。選択的には、ハンドオーバの決定は、次に、ネットワーク制御ハンドオーバを開始する、関係するアクセスネットワークの一方あるいは両方に通信されても良い。
図4はコアネットワーク112により接続されるWCDMA無線アクセスネットワーク(UTRAN)401及びGSM EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN)402を備えるWCDMA/GSMネットワーク110を示している。この図は、既存内部インタフェースが示され、このインタフェースを介して、アクセス関連情報を含むメッセージが送信される。本発明に従う聴取エージェントはこのネットワークの任意の場所で使用することができ、これにより、内部インタフェースを介して送信されるメッセージを見つけ出し、WCDMA/GSMネットワークの図示の内部インタフェースを介して送信されるメッセージからアクセス関連情報を抽出する。WCDMA無線アクセスネットワーク401は中でもRNC113及びノードB114、115を備えている。GSM EDGE無線アクセスネットワーク402は中でもBSC116及びBTS117、118を備えている。GERAN402とコアネットワーク112との間でA/Gb−インタフェース406を介して送信されるメッセージは、本発明に従って、見つけ出し、抽出することができるハンドオーバ/再配置情報(即ち、ハンドオーバを実行するために必要な情報)及び負荷情報等のアクセス関連情報を備えることができる。本発明に従って、見つけ出し、抽出することができるハンドオーバ/再配置情報及び負荷情報等のアクセス関連情報を備えることができるメッセージが送信されるインタフェースの他の例には、UTRAN401とコアネットワーク112との間のIu−インタフェース404、UTRAN401とGERAN402との間のIurg−インタフェース407、ノードB114、115とRNC113との間のIub−インタフェース410、BTS117、118とBSC116との間のAbis−インタフェース411、及びUTRAN401内のRNC113間のIur−インタフェース405がある。また、共通無線リソースの管理(CRRM)サーバ403とUTRAN401との間のインタフェース408、及びCRRMサーバ403とGERAN402との間のインタフェース409を介して送信されるメッセージからアクセス関連情報を見つけ出し、抽出することが可能である。CRRMサーバ403はRNC及びBSCからセルの負荷情報を収集する。この情報は、WCDMA/GSMネットワーク110のみからなる通信システムの無線リソースを扱うために使用される。CRRMサーバ及びその機能は、上述の先行技術文献である3GPP TR 25.891 V0.3.0に記述されている。本発明に従えば、聴取エージェントはCRRMサーバ及びWCDMA/GSMネットワークのノードの両方に位置することができる。
図5では、アクセス関連情報が、アクセスポイント間プロトコル(Inter Access Point Protokol:IAPP)に従うWLANネットワーク内で通信されるメッセージから抽出される、本発明の実施例が示される。IAPPは、種々のローカルイベントがアクセスポイント124において発生する場合に、他のアクセスポイント125、126、127と通信するためにアクセスポイント124の管理エンティティにより使用される通信プロトコルである。アクセスポイントを接続するノードに配置される聴取エージェント501、502はこれらのアクセスポイント間で通信されるIAPPメッセージを見つけ出し、IAPPメッセージからアクセス関連情報を抽出し、アクセス選択マネージャ201へ情報を送信することができる。聴取エージェントは1つ以上のアクセスポイント124、125、126、127に直接接続されるレイヤ2スイッチ122、123内に適切に配置することができる。聴取エージェントをレイヤ2スイッチ122、123に配置することにより、ネットワークの端末用のアクセス関連情報の検出に必要な聴取エージェントの数が最小になる。本発明のこの実施形態に従えば、アクセス関連情報は、IAPP ADD−通知メッセージ及びIAPP MOVE−通知メッセージ、あるいはレイヤ2更新フレームを見つけ出すことにより受信され、これらのメッセージあるいはフレームは、端末が新規のアクセスポイントと関係あるいは再関係した後、即ち、端末が新規のアクセスポイントと接続あるいは再接続した後に送信される。これらのメッセージを聴取することにより、通信交換のためのソース及び宛先アクセスポイントの情報と同時に端末のアイデンティティをメッセージから検出し、抽出することができる。通信交換用のソース及び宛先アクセスポイントの少なくとも一方の情報を、例えば、アクセスポイントの負荷を計算するためにアクセス選択マネージャにおいて使用することができる。このアクセス関連情報抽出の過程はIAPP ADD−通知メッセージについて図6、IAPP MOVE−通知メッセージについて図7、及びレイヤ2更新フレームメッセージについて図8と関連して以下に示される。
IAPP ADD−通知メッセージ600は、端末が第1アクセスポイントと関係している情報を提供する。IAPP ADD−通知パケットは、ユーザデータグラムプロトコル(User Datagram Protokol、UDP)及びローカルLANセグメントのIPを介して送信され、端末が第1アクセスポイントと関係していることをネットワーク内の他のアクセスポイントに通知し、その際IAPP ADD−通知はアクセスポイントのIAPP IPマルチキャストアドレス、ソースIPアドレス及びMACアドレスを使用する。アクセスポイントのソースIPアドレスはIAPPメッセージのIP−ヘッダで検出される。IAPP ADD−通知メッセージの内容は図6に示される。IAPP ADD−通知メッセージ600は、それがどのIAPPコマンド602であるか(ゼロはADD−通知を意味する)のIAPPバージョン601についての情報及びメッセージデータ603を含む。メッセージデータはアドレス長604、予約フィールド605、端末のMACアドレス及びシーケンス番号607を含んでいる。端末がアクセスポイントと関係する場合に常にこのメッセージが送信され、メッセージの目的は他のアクセスポイントに滞る関係を削除することである。最も近いレイヤ2スイッチに配置される聴取エージェントはIAPP ADD−通知メッセージを見つけ出し、MACアドレスフィールド606から端末アドレスについての情報を抽出し、この情報をIAPPメッセージのIPヘッダから抽出される、端末が関係するアクセスポイントのソースIPアドレスと共にアクセス選択マネージャに送信する。次に、アクセス選択マネージャは、このMACアドレスを持つ端末がこのソースIPアドレスを持つアクセスポイントと関係していることを知る。
IAPP MOVE−通知パケットは、端末が新規のアクセスポイントと再関係していることを示す情報を提供する。IAPP MOVE−通知パケットはTCP/IPを使用して旧アクセスポイントに直接送信され、旧アクセスポイントに自身のテーブルからの端末の削除、MOVE−応答メッセージの送信によって端末のために格納されたコンテキストの転送を要求し、MOVE−応答メッセージにおいて、新規のアクセスポイントにそれ自身が所有するテーブルに端末とコンテキストの追加を要求する。IAPP MOVE−通知メッセージの内容は図7に示される。図7に示すメッセージの内容は、図6に示すIAPP ADD−通知メッセージの内容とは、メッセージデータ603が更に、コンテキストブロックの長さ708とコンテキストブロック709を定義する部分を含んでいる点が異なる。IAPPコマンドバイト602はIAPPコマンドがMOVE−通知メッセージである(コマンドバイト=1)か、あるいはADD−通知メッセージである(コマンドバイト=0)か、を明らかにする。最も近いレイヤ2スイッチに配置される聴取エージェントはIAPP MOVE−通知メッセージを見つけ出し、MACアドレスフィールド606の端末アドレスについての情報を抽出し、この情報をIAPPメッセージのIPヘッダから抽出される、端末が関係するアクセスポイントのソースIPアドレスと共にアクセス選択マネージャに送信する。次に、アクセス選択マネージャは、このMACアドレスを持つ端末がこのソースIPアドレスを有する新規のアクセスポイントと再度関係していることを知る。
アクセス選択マネージャは、この情報を種々のアクセスポイントと関係している、あるいは再関係している他の端末に関する、以前に受信した情報と共にアクセスポイントの負荷を示すものとして使用する。次に、端末がアクセスすべきアクセスネットワークを決定する際に、次に、アクセスポイントの負荷はアクセス選択マネージャにより使用されることができる。
暗号化通信の場合、IAPP通信は暗号化されることが可能である。その場合、情報をIAPP MOVE−通知メッセージ及びIAPP ADD−通知メッセージから抽出することはできないが、例えば、レイヤ2スイッチに配置される聴取エージェントによりレイヤ2更新フレームメッセージを聴取することは依然として可能である。レイヤ2更新フレームメッセージはIAPP MOVE−通知メッセージ及びIAPP ADD−通知メッセージの後に続く。レイヤ2更新フレームメッセージは、図8に示される内容を有する802.11タイプ1の論理リンク制御(Logical Link Control:LLC)交換識別子(Exchange Identifier:XID)更新応答フレームである。レイヤ2更新フレームメッセージ800は、このセグメントに接続される全ての装置へのブロードキャストMACアドレスである、MAC宛先アドレス(MAC destination address:MAC DA)801、及び関係/再関係している端末のMACアドレスである、MACソースアドレス802を含んでいる。また、レイヤ2更新フレームメッセージは、フレーム長803、宛先サービスアクセスポイント(destination service access point、DSAP)804、ソースサービスアクセスポイント(source service access point、SSAP)805、制御ビット806及びXID情報フィールド807についての情報を含んでいる。DSAP及びSSAPは、使用される上位層プロトコルを識別するために使用される。レイヤ2更新フレームメッセージの目的は、全てのレイヤ2装置(例えば、ブリッジ、スイッチ及び他のアクセスポイント)を更新し、これらのレイヤ2装置が端末の新しい位置(アクセスポイント)に到達するようにすることである。本発明に従えば、最も近いレイヤ2スイッチに配置される聴取エージェントはこのレイヤ2更新フレームメッセージを聴取し、MACソースアドレスフィールド802の端末アドレスに関する情報を抽出し、この情報を新規のアクセスポイントのIDと共にアクセス選択マネージャに送信する。新規のアクセスポイントのIDは、レイヤ2スイッチ上でこのメッセージを受信したポートを識別することにより抽出される。次に、アクセス選択マネージャは、このMACアドレスを有する端末がこのメッセージを送信した新規のアクセスポイントと再関係していることを知る。
IAPPメッセージ及びレイヤ2更新フレームの両方から抽出されるアクセス関連情報により、アクセス選択マネージャは、各アクセスポイントの関係端末の数を追跡し続けることができる。WLANネットワークを他のアクセスネットワークと比較する場合に、この数は、負荷測定値としてアクセス選択マネージャにより使用される。アクセス選択マネージャに端末がアクセスポイントの使用を停止していることを知らせるメッセージがないことに注意されたい。アクセス選択マネージャが、端末がもはや動作していないかもしれないことを見つける1つの解決法は、アクセス選択マネージャにおいてリストされる各端末に不活動タイマを関係させ、一定時間内にハンドオーバが生じなければ、アクセス選択マネージャの関係端末リストから端末を削除することである。別のより詳細な解決法は、聴取エージェントの各端末のユーザ段階(user plane)のトラフィックを聴取し、これを端末が動作中か否かの入力として使用することである。ユーザ段階のトラフィックは端末に入出力するデータトラフィックを意味する。この場合、ユーザ段階のトラフィックが一定時間内に送受信されなければ、端末はアクセス選択マネージャの関係端末リストから削除される。
また、ユーザ段階のトラフィックは他の理由で監視することができる。聴取エージェントにユーザ段階のトラフィックを聴取させることにより、各アクセスポイントのより詳細なレベルの負荷情報を提供するトラフィック量(送信ビット総数)と各端末のスループット(ビット/秒)を抽出し、計算することができる。このより詳細な負荷情報はアクセス選択マネージャにより使用され、無線リソースをより正確に管理することができる。ユーザ段階のトラフィックを聴取する聴取エージェントはアクセスポイントに直接接続されるレイヤ2スイッチに位置することができる、あるいは各アクセスポイントに直接位置することができる。
以下に、WLANネットワーク内で通信されるメッセージからどのようにしてアクセス関連情報が抽出されるかを説明する本発明の別の実施形態を示す。この実施形態では、アクセス関連情報は軽量アクセスポイントプロトコル(Light Weight Access Point Protokol、LWAPP)と呼ばれるプロトコルに従って送信されるメッセージから抽出される。LWAPPはルータあるいはスイッチが無線アクセスポイントの集合を相互作用により制御し、管理することを可能にする。LWAPPプロトコルは、アクセス関連情報を含むことができるメッセージカテゴリーのパケット転送及びアクセスルータの構成(コンフィグレーション)を備えている。
パケット転送では、移動端末へ/からのパケットはLWAPPパケットにおいてカプセル化されたアクセスポイントを介してアクセスルータから/へ転送される。アップリンクパケット(即ち、端末からアクセスポイントへ送信されるパケット)は、802.11フレームが無線インタフェースを介して移動端末により受信された信号強度及び信号対雑音比等のアクセス関連情報を含んでいる。本発明に従えば、これらのパケットは、例えば、アクセスルータに配置される聴取エージェントにより見つけ出すことができる。聴取エージェントは、アクセスルータに位置するものを除き、アクセスポイントにより近く、あるいはアクセスポイントに位置することができる。聴取エージェントは、アクセス関連情報を抽出し、この情報をアクセス選択マネージャに送信する。
アクセスルータ構成(コンフィグレーション)メッセージは、アクセスルータにより使用され、制御チャネルを有するアクセスポイントに専用の構成(コンフィグレーション)をプッシュする。アクセスポイントからの統計の検索を扱うメッセージもまた、このカテゴリーに入る。特に、統計の検索を扱うメッセージはアクセス関連情報を含んでいる。この統計は、アクセスポイントからアクセスルータへ送信される統計レポートLWAPPメッセージに含まれる。このメッセージは、アクセスポイントのデータフレームの送受信の動作状態を示すいくつかのカウンタを含んでいる。このメッセージに含まれる統計カウンタの例には、アクセスポイントによりそれぞれ送受信される区分(fragment)フレームの数を示す「Tx区分カウント」及び「Rx区分カウント」がある。この統計レポートLWAPPメッセージは繰り返し送信されるので、これら2つのカウンタを使用して、以下の公式を使用して秒当りの区分フレームの送信(受信)数で測定される2つの受信統計メッセージ間の特定のアクセスポイントのダウンリンク及びアップリンクの平均負荷(以前のメッセージは「時間旧(time old)」時で受信され、最後のメッセージは「時間新(time new)」時で受信され、時間は秒で経過する)を計算することができる。
ダウンリンクの負荷=(Tx区分新−Tx区分旧)/(時間新−時間旧)
ここで、「Tx区分新(Tx frag new)」は「時間新」時における「Tx区分カウント」の受信値であり、「Tx区分旧(Tx frag old)」は「時間旧」時における「Tx区分カウント」の受信値である。
アップリンクの負荷=(Rx区分新−Rx区分旧)/((時間新−時間旧))
ここで、「Rx区分新」は「時間新」時における「Rx区分カウント」の受信値であり、「Rx区分旧」は「時間旧」時における「Rx区分カウント」の受信値である。
例えば、アクセスルータに位置する聴取エージェントは、統計レポートLWAPPメッセージからTx区分カウント及びRx区分カウントを抽出し、上記に従いそれぞれのアクセスポイントのアップリンクあるいはダウンリンクの負荷を計算できるアクセス選択マネージャにこの情報を送信できる。また、計算は聴取エージェントにおいて行うこともできる。
アクセス関連情報がWLANネットワーク内で通信されるメッセージからどのようにして抽出されるかについての本発明の別の実施形態を以下に示す。この実施形態では、アクセス関連情報は、802.11kと呼ばれるIEEEが提示する規格により定義されるプロトコルに従って送信されるメッセージから抽出される。この規格は、受信信号電力等の無線状態の測定値を備える測定レポートを定義する。また、これは、例えば、クリアチャネルの査定(clear channel assessment、CCA)の使用中部分により示される、WLANチャネルが使用中である時間の部分がどれくらい長さであるかを示す負荷測定値を備えるレポートを定義する。WLANチャネルは多くの端末により使用できるアクセスポイントへの接続である。このアクセス関連情報は、例えば、チャネル負荷レポートを見つけ出すアクセスポイントに配置される聴取エージェントによる測定レポートを含むメッセージから抽出できる。
上述の実施形態において説明されるようにして抽出されるアクセス関連情報は、次に、アクセス選択マネージャに送信され、一方のネットワーク、例えば、WLANからのアクセス関連情報と、WCDMA及びGSMネットワークの少なくとも一方等の他のネットワークからのアクセス関連情報との比較によりマルチアクセスに関係する決定を実行する。例えば、LWAPPにおけるパケット転送から収集されるWLAN信号強度の測定値はWCDMA及びGSMと同様の測定値と比較され、特定の移動端末が特定のWLANアクセスポイント、あるいはGSM/WCDMAセルにより最も良いサービスを受けるかの決定の基本を形成する。
種々のネットワークからのアクセス関連情報は、多くの場合、直接比較することはできない。それゆえ、端末が第1ネットワークあるいは第2ネットワークにおいて最も良いサービスを受けるかの判定を可能にするために、第1及び第2ネットワークの少なくとも一方からのアクセス関連情報を比較可能な量に変換する必要があり得る。この変換はおそらくアクセス選択マネージャにおいて行われるが、また、聴取エージェントにおいて行われても良い。信号強度及び負荷等のアクセス関連情報をどのようにしてGSM、WCDMA及びWLANの間で比較可能な量に変換し、比較するかを以下に示す。
第1実施例は、種々のアクセスネットワークからの負荷測定値をどのようにして比較可能な量に変換するかを説明する。従来技術に従えば、GSM及びWCDMAからの負荷測定値はBSC及びRNCにより、100が最大計画負荷を示す線形尺度(0−100)に正規されている。例えば、IAPP通信を見つけ出すことから抽出され、かつアクセス選択マネージャにおいて編集される、WLANの負荷測定値「関係ユーザ数」もまた、それゆえ、0−100の間の線形尺度に変換される。この変換は、以下に従い実行される:この例では、アクセスポイントがN個の関係端末を扱う大きさに規定され、かつアクセスポイントが現在n個の関係端末を持っていると仮定すれば、以下の公式によりWCDMA及びGSMの負荷測定値と比較可能な負荷測定値が与えられる。
WLAN負荷測定=n/N*100
これにより、異なる負荷測定量が同じ比較可能な量に変換され、端末がアクセスすべきアクセスネットワークがどれであるかを決定する目的により比較することができる。
アクセス関連情報を比較可能な量に変換する別の実施例は、例えば、802.11k測定レポートから抽出されるWLANチャネル負荷測定値をどのようにして0−100の間の尺度の負荷測定値、即ち、GSM及びWCDMAの少なくとも一方から抽出できる負荷測定値と比較可能な負荷測定値に変換するかを説明する。802.11k測定レポートからクリアチャネルの査定(CCA)の使用中部分(Busy Fraction)の測定値が抽出され、この測定値にはチャネル負荷を示す測定時間中にチャネルが使用中であった時間の部分がどれくらいの長さであるかの情報が含まれる。ネットワークがリソースを計画するWCDMAに対し、WLANは端末を基本とするCSMA(Carrier Sense Multiplex Access:キャリヤセンス多重アクセス)を使用しているので、システム負荷が一杯になるまで、実際上遅延が非常に少ないWCDMAに比べて、WLANの場合負荷が増すと遅延は指数関数的に増加する。それゆえ、本発明は、CSMA(WLAN)とネットワークを基本とする計画システム(GSMまたはWCDMA)の負荷測定値間の公正な比較を実施することのできる変換機能の導入を提案する。
負荷_測定_ネットワーク=F(負荷測定_csma)
また、種々のアクセスネットワークの無線接続に関する測定値は比較可能な量に変換後比較される必要がある。WLANの場合、例えば、ダウンリンクあるいはアップリンクで使用される信号電力、信号強度あるいは信号対雑音比等、無線状態を示す測定値はWLANネットワーク内で送信される種々のメッセージから抽出され得る。WCDMAの場合、受信信号符号電力(received signal code power、RSCP)測定値は、移動端末が継続中のWCDMA接続を有する場合に、移動端末からRNCへ送信されるRRC測定レポートメッセージから抽出できる。代替手法は、信号品質を示すEc/No測定値から抽出することがある。GSMの場合、例えば、移動端末からBTSへ、更に、BSCへ測定レポートメッセージで送信されるSSLEV(信号強度)及びSQUAL(信号品質)測定値を抽出できる。WLAN、GSM及びWCDMA測定値はアクセス選択マネージャへ送信され、比較可能な量に変換された後に比較される。
本発明によるアクセス選択マネージャは、簡単のため、一箇所に存在する1つの機能エンティティとして示されているが、アクセス選択マネージャの機能はまた、分散されても良い。
図9は本発明に従う、いくつかの端末に通信システムへの無線アクセスを提供する無線リソースを管理する方法の実施形態を説明するフローチャートである。この通信システムは第1アクセス技術を使用する第1アクセスネットワーク、及び第1アクセス技術とは異なる少なくとも1つの第2アクセス技術を使用する少なくとも1つの第2アクセスネットワークを備えている。
本方法は、メッセージ内のアクセス関連情報を検出する目的により少なくとも第1アクセスネットワーク内で送信されるメッセージを聴取することから開始する901。少なくとも第1アクセスネットワーク内で送信されるメッセージを聴取するこのステップは好ましくはメッセージを見つけ出すことにより実行される。次に、検出されたアクセス関連情報は、見つけ出されたメッセージから抽出される902。その後、抽出されたアクセス関連情報は共通アクセス選択マネージャ機能により受信され903、この機能は、また、少なくとも1つの第2アクセスネットワークからアクセス関連情報を受信する。少なくとも1つの第2アクセスネットワークから受信されるアクセス関連情報は、第1アクセスネットワークのアクセス関連情報の場合と同様の方法で少なくとも1つの第2アクセスネットワーク内で送信されるメッセージから抽出できるが、別の方法で、例えば、専用チャネルの標準化メッセージとして受信することもできる。受信後、種々のネットワークからのアクセス関連情報は、必要であれば、比較可能な、かつ好ましくはアクセスに独立な量に変換される904。アクセス関連情報を変換するこのステップ904は、種々のネットワークからのアクセス関連情報がすでに比較可能な量で表現されていれば省略できる。種々のネットワークから受信されるアクセス関連情報が比較可能な量で表現されていれば、アクセス関連情報は端末がアクセスすべきアクセスネットワークがどれであるかを決定する906目的により比較される905。
本願において示されるように、本発明の目的は、種々のアクセス技術を使用するアクセスネットワークからなる通信システムへの無線アクセスを提供する無線リソースの管理のための解決法を達成することである。また、この解決法は、新規のアクセス技術を使用する第1アクセスネットワークで拡張されるシステムへの無線アクセスを提供する無線リソースを管理するように容易に構成することができる。解決法は、第1アクセスネットワーク及び少なくとも1つの第2アクセスネットワークからアクセス関連情報を受信することにより達成され、受信アクセス関連情報は第1アクセスネットワーク内で送信されるメッセージから抽出される情報を備えている。更には、第1アクセスネットワーク内で送信されるメッセージから抽出される受信アクセス関連情報と、少なくとも1つの第2アクセスネットワークから受信されるアクセス関連情報と比較し、第1アクセスネットワーク内で送信されるメッセージから抽出される受信アクセス関連情報と、少なくとも1つの第2アクセスネットワークから受信するアクセス関連情報との比較に基づいて、端末がアクセスすべきアクセスネットワークがどれであるかを判定することにより達成される。
図面と明細書では、本発明の好ましい実施形態と実施例が開示され、かつ特定の用語を使用しているが、これらの用語は一般的な、記述の意味でのみ使用したものであり、制限する目的ではなく、本発明の範囲は上記の特許請求の範囲において示される。
本発明が使用され得る通信システムの概要ブロック図である。 マルチアクセス通信システムにおける無線リソースの管理のための本発明の実施形態を説明する概要ブロック図である。 本発明の実施形態に従う無線リソースの管理のための聴取エージェント及びアクセス選択マネージャの概要ブロック図である。 本発明が使用され得る既存内部インタフェースを有するGSM/WCDMAネットワークの概要ブロック図である。 聴取エージェントがWLANネットワークのレイヤ2スイッチに配置されている、本発明の実施形態を示す概要ブロック図である。 WLANネットワーク内で送信されるIAPP ADD通知メッセージの内容を示す図である。 WLANネットワーク内で送信されるIAPP MOVE通知メッセージの内容を示す図である。 WLANネットワーク内で送信されるレイヤ2更新フレームメッセージの内容を示す図である。 本発明の実施形態に従う方法を示すフローチャートである。

Claims (23)

  1. いくつかの端末(130)へ通信システムへの無線アクセスを提供する無線リソースを管理する方法であって、前記通信システムは、第1通信規格を使用する第1アクセスネットワーク(120)と、前記第1通信規格とは異なる第2通信規格を使用する第2アクセスネットワーク(110)とを備えている、方法であって、
    前記第1アクセスネットワーク(120)と前記第2アクセスネットワーク(110)それぞれからアクセス関連情報として、無線信号の測定値及び前記通信システムの負荷の測定値の少なくとも一方に基づくアクセスネットワークの状態を記述する情報であるアクセス関連情報を受信するステップを備え、
    前記第1アクセスネットワーク(120)内で送信されるメッセージから抽出される前記アクセス関連情報で示される測定値と、前記第2アクセスネットワーク(110)から受信される前記アクセス関連情報で示される測定値とを比較するステップと、
    前記第1アクセスネットワーク内で送信されるメッセージから抽出される前記アクセス関連情報で示される測定値と、前記第2アクセスネットワークから受信される前記アクセス関連情報で示される測定値との比較結果に少なくとも基づいて、端末(130)への最適な接続を提供する、アクセスすべきアクセスネットワークがどれであるかを判定するステップとを備え、
    前記受信したアクセス関連情報は、前記第1アクセスネットワーク(120)内で送信されるメッセージを読むことによって抽出される情報である
    を備えることを特徴とする方法。
  2. 前記第1アクセスネットワーク(120)は、無線ローカルエリアネットワークである
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1アクセスネットワーク(120)内で送信される前記メッセージの少なくとも一部は、アクセスポイント間で送信されるメッセージである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記第1アクセスネットワーク(120)内で送信される前記メッセージの少なくとも一部は、アクセスポイント間プロトコル(IAPP)で定義される
    ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記抽出されるアクセス関連情報は、端末(130)の識別情報と、前記端末が関係しているアクセスポイントの識別情報を備えている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記アクセス関連情報の少なくとも一部は、少なくとも1つの端末(130)に対するユーザ段階のトラフィックを読むことによって抽出され、アクセス関連情報は、前記少なくとも1つの端末のトラフィック量及びスループットの少なくとも一方を計算するために使用される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  7. 前記第1アクセスネットワーク(120)内で送信される前記メッセージの少なくとも一部は、アクセスポイントとルータ間で送信される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  8. 前記第1アクセスネットワーク(120)内で送信される前記メッセージの少なくとも一部は、軽量アクセスポイントプロトコル(LWAPP)によって定義される
    ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記第1アクセスネットワーク(120)内で送信される前記メッセージの少なくとも一部は、少なくとも1つの端末とアクセスポイント間で送信される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  10. 前記第1アクセスネットワーク(120)内で送信される前記メッセージを読むことによって抽出される前記アクセス関連情報の少なくとも一部は、チャネルがどの程度使用中であるかを示すものであり、これは、前記チャネルの負荷を示すものである
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記第1アクセスネットワーク内で送信されるメッセージを読むことによって抽出される前記受信アクセス関連情報と、前記第2アクセスネットワークから受信されるアクセス関連情報とを比較するステップの前に、前記第1アクセスネットワーク(120)内で送信されるメッセージを読むことによって抽出される前記受信アクセス関連情報及び前記第2アクセスネットワーク(110)から受信される前記アクセス関連情報の少なくとも一方を、比較可能な量に変換するステップを更に備える
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の方法。
  12. いくつかの端末(130)へ通信システムへの無線アクセスを提供する無線リソースを管理するシステムであって、前記通信システムは、第1通信規格を使用する第1アクセスネットワーク(120)と、前記第1通信規格とは異なる第2通信規格を使用する第2アクセスネットワーク(110)とを備えている、システムであって、
    前記第1アクセスネットワーク(120)内で送信されるメッセージを読むことによって、該第1アクセスネットワーク(120)に対するアクセス関連情報として、無線信号の測定値及び前記通信システムの負荷の測定値の少なくとも一方に基づくアクセスネットワークの状態を記述する情報であるアクセス関連情報を抽出し、
    前記アクセス関連情報をアクセス選択マネージャ(201)へ送信する
    ように構成されている少なくとも1つの聴取エージェント(202、203)と、
    前記第1アクセスネットワーク(120)内で送信されるメッセージから抽出される前記受信アクセス関連情報で示される測定値と、前記第2アクセスネットワーク(110)から受信されるアクセス関連情報で示される測定値とを比較し、
    前記第1アクセスネットワーク(120)から抽出される前記アクセス関連情報で示される測定値と、前記第2アクセスネットワーク(110)から受信される前記アクセス関連情報で示される測定値との比較結果に少なくとも基づいて、端末(130)への最適な接続を提供する、アクセスすべきアクセスネットワークとして、前記第1アクセスネットワーク(120)及び前記第2アクセスネットワーク(110)のどちらかを判定する
    ように構成されているアクセス選択マネージャ(201)と
    を備えることを特徴とするシステム。
  13. 前記第1アクセスネットワーク(120)は、無線ローカルエリアネットワークである
    ことを特徴とする請求項12に記載のシステム。
  14. 前記第1アクセスネットワーク(120)内で送信される前記メッセージの少なくとも一部は、アクセスポイント間で送信されるメッセージである
    ことを特徴とする請求項12または13に記載のシステム。
  15. 前記第1アクセスネットワーク(120)内で送信される前記メッセージの少なくとも一部は、アクセスポイント間プロトコル(IAPP)で定義される
    ことを特徴とする請求項14に記載のシステム。
  16. 前記抽出されるアクセス関連情報は、端末(130)の識別情報と、前記端末が関係しているアクセスポイントの識別情報を備えている
    ことを特徴とする請求項12乃至15のいずれか1項に記載のシステム。
  17. 前記アクセス関連情報の少なくとも一部は、少なくとも1つの端末(130)に対するユーザ段階のトラフィックを読むことによって抽出され、アクセス関連情報は、前記少なくとも1つの端末のトラフィック量及びスループットの少なくとも一方を計算するために使用される
    ことを特徴とする請求項12または13に記載のシステム。
  18. 前記第1アクセスネットワーク(120)内で送信される前記メッセージの少なくとも一部は、アクセスポイントとルータ間で送信される
    ことを特徴とする請求項12または13に記載のシステム。
  19. 前記第1アクセスネットワーク(120)内で送信される前記メッセージの少なくとも一部は、軽量アクセスポイントプロトコル(LWAPP)によって定義される
    ことを特徴とする請求項18に記載のシステム。
  20. 前記第1アクセスネットワーク(120)内で送信される前記メッセージの少なくとも一部は、少なくとも1つの端末とアクセスポイント間で送信される
    ことを特徴とする請求項12または13に記載のシステム。
  21. 前記第1アクセスネットワーク(120)内で送信される前記メッセージを読むことによって抽出される前記アクセス関連情報の少なくとも一部は、チャネルがどの程度使用中であるかを示すものであり、これは、前記チャネルの負荷を示すものである
    ことを特徴とする請求項12乃至20のいずれか1項に記載のシステム。
  22. 前記アクセス選択マネージャ(201)は、更に、
    前記第1アクセスネットワーク内で送信されるメッセージを読むことによって抽出される前記受信アクセス関連情報と、前記第2アクセスネットワークから受信されるアクセス関連情報とを比較する前に、前記第1アクセスネットワーク(120)内で送信されるメッセージを読むことによって抽出される前記受信アクセス関連情報及び前記第2アクセスネットワーク(110)から受信される前記アクセス関連情報の少なくとも一方を、比較可能な量に変換するように構成される
    ことを特徴とする請求項12乃至21のいずれか1項に記載のシステム。
  23. 無線リソースを管理するシステムで使用する聴取エージェント(202、203)であって、前記システムは、いくつかの端末(130)へ通信システムへの無線アクセスを提供するものであり、前記通信システムは、第1通信規格を使用する第1アクセスネットワーク(120)と、前記第1通信規格とは異なる少なくと1つの第2通信規格を使用する第2アクセスネットワーク(110)とを備えている、聴取エージェント(202、203)であって、
    前記第1アクセスネットワーク内で送信されるメッセージを読むことによって、該第1アクセスネットワークに対するアクセス関連情報を抽出し、
    前記アクセス関連情報をアクセス選択マネージャ(201)へ送信する
    ように構成されていて、
    前記抽出されたアクセス関連情報は、無線信号の測定値及び前記通信システムの負荷の測定値の少なくとも一方に基づく前記第1アクセスネットワークの状態を記述する情報であり、該情報は、前記アクセス選択マネージャに、前記第1アクセスネットワークに対する前記アクセス関連情報と前記第2アクセスネットワークに対する前記アクセス関連情報とを比較させて、端末(130)への最適な接続を提供する、アクセスすべきアクセスネットワークが前記第1アクセスネットワーク(120)及び前記第2アクセスネットワーク(110)のどちらかであるかを判定することを可能にする、情報である
    ことを特徴とする聴取エージェント(202、203)。
JP2005512220A 2003-12-17 2003-12-17 通信システムにおける無線リソース管理システム及び方法 Expired - Fee Related JP4435736B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/SE2003/001963 WO2005060294A1 (en) 2003-12-17 2003-12-17 System and method for radio resource management in a communication system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007529130A JP2007529130A (ja) 2007-10-18
JP4435736B2 true JP4435736B2 (ja) 2010-03-24

Family

ID=34699227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005512220A Expired - Fee Related JP4435736B2 (ja) 2003-12-17 2003-12-17 通信システムにおける無線リソース管理システム及び方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20070165537A1 (ja)
EP (1) EP1695579B1 (ja)
JP (1) JP4435736B2 (ja)
CN (1) CN1887012B (ja)
AU (1) AU2003291582A1 (ja)
TW (1) TW200537954A (ja)
WO (1) WO2005060294A1 (ja)

Families Citing this family (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1733586B1 (en) * 2004-03-17 2016-03-09 Unwired Planet International Limited Method and arrangement for improved inter-rat handover
US7969937B2 (en) 2004-03-23 2011-06-28 Aruba Networks, Inc. System and method for centralized station management
US9432848B2 (en) 2004-03-23 2016-08-30 Aruba Networks, Inc. Band steering for multi-band wireless clients
US7835384B2 (en) * 2004-07-01 2010-11-16 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson Power control in a communication network and method
CN102572820B (zh) * 2004-11-02 2015-11-11 苹果公司 与正交频分复用一起使用的方法及其基站和无线终端
US7742498B2 (en) * 2005-05-17 2010-06-22 At&T Intellectual Property Ii, L.P. Method and apparatus for routing a call to a dual mode wireless device
KR100877136B1 (ko) * 2005-06-23 2009-01-07 삼성전자주식회사 무선통신시스템에서 이종망간 핸드오프 처리 장치 및 방법
US9521149B2 (en) * 2005-06-28 2016-12-13 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Means and method for controlling network access in integrated communications networks
US8200820B2 (en) 2005-08-12 2012-06-12 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Access selection method
WO2007027129A1 (en) * 2005-08-29 2007-03-08 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Access node selection in a network
CN1326424C (zh) * 2005-09-19 2007-07-11 北京天碁科技有限公司 一种快速选择网络注册登记的双模或多模终端和方法
KR101009804B1 (ko) * 2005-11-04 2011-01-19 재단법인서울대학교산학협력재단 근거리무선통신망 단말을 위한 절전방법
KR100694215B1 (ko) * 2005-11-24 2007-03-14 삼성전자주식회사 무선 랜 네트워크 및 무선 랜 단말의 채널 선택 방법
CN102170683B (zh) * 2006-01-09 2013-08-07 华为技术有限公司 一种通信网络驻扎方法、用户设备和装置
US7839815B2 (en) * 2006-02-10 2010-11-23 Alcatel-Lucent Usa Inc. Triggering migration of a network access agent associated with an access terminal
US9100874B2 (en) * 2006-03-05 2015-08-04 Toshiba America Research, Inc. Quality of service provisioning through adaptable and network regulated channel access parameters
US20070245025A1 (en) * 2006-04-17 2007-10-18 Muthaiah Venkatachalam Methods and apparatus for resource management architectures for Internet protocol based radio access networks
US20070259692A1 (en) * 2006-04-17 2007-11-08 Muthaiah Venkatachalam Radio resource management architectures for internet protocol based radio access networks with radio resource control in base stations
WO2008046965A1 (en) * 2006-10-17 2008-04-24 Nokia Corporation Network element and method for making handover
WO2008058998A1 (en) * 2006-11-15 2008-05-22 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Reservation and admission of access resources for access selection in multi-access networks
KR100898237B1 (ko) 2007-04-23 2009-05-18 에스케이 텔레콤주식회사 다중 무선망에서 crrm 운용을 위한 액세스 선택 방법및 장치
KR100922476B1 (ko) 2007-04-23 2009-10-21 에스케이 텔레콤주식회사 다중 무선망에서 crrm 및 이동 단말기 상호 주도의네트워크 선택 방법 및 장치
EP2196037A4 (en) * 2007-08-23 2012-01-25 Ericsson Telefon Ab L M METHOD FOR CONTROLLED ACCESS SELECTION TO A NETWORK
US20110096749A1 (en) * 2007-08-23 2011-04-28 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method For Simple Retrieval Of Network Access Selection Information
KR101366534B1 (ko) * 2007-11-06 2014-02-25 삼성전자주식회사 파일럿 신호를 이용한 주파수 스펙트럼 센싱 방법 및 상기방법을 채용하는 인지 무선 시스템
DK2223557T3 (en) * 2007-12-21 2017-03-06 ERICSSON TELEFON AB L M (publ) Methods and devices of a mobile telecommunications network
NZ588672A (en) * 2008-05-15 2013-05-31 Ericsson Telefon Ab L M Storing and forwarding data packets for user equipment during handover
GB2464480B (en) * 2008-10-15 2011-01-12 Nomad Spectrum Ltd Network communication
EP2374305B1 (en) 2008-12-10 2013-02-13 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Integrated multi-radio access technology multi-frequency admission control
US9357462B2 (en) * 2008-12-24 2016-05-31 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for changing serving cell in a high speed wireless communication system
US8948027B2 (en) * 2009-01-16 2015-02-03 Blackberry Limited Method and system for wireless network management
US8831619B2 (en) 2011-07-21 2014-09-09 Alcatel Lucent Method of sharing information between base stations associated with different network technologies and the base stations
US8705490B2 (en) * 2011-12-23 2014-04-22 Verizon Patent And Licensing Inc. Handing over a user device from one technology to another
CN107426799B (zh) * 2012-02-29 2020-01-03 华为技术有限公司 多模无线通信系统的控制方法、控制服务器和终端
US9226210B1 (en) * 2013-07-22 2015-12-29 Sprint Spectrum L.P. Use of fallback carrier load to manage fallback communication setup latency
EP3072335B1 (en) 2013-11-22 2018-01-31 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Network node and methods for selecting access node for communications in wireless communication networks
US10194376B2 (en) 2013-12-20 2019-01-29 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) System and method for wireless network access control
DE102014107122A1 (de) * 2014-05-20 2015-11-26 Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg Modulares Messsystem
US10194345B2 (en) 2014-10-15 2019-01-29 Fortinet, Inc. Self-provisioning of a wireless communication network using coordination of data plane behavior to steer stations to preferred access points
CN105704045B (zh) * 2014-11-26 2019-05-28 华为技术有限公司 数据中心网关间虚拟机位置信息同步的方法、网关及系统
CN106067865B (zh) * 2016-05-25 2019-05-24 北京百度网讯科技有限公司 数据报文的转发方法和装置
CN109952713B (zh) * 2016-09-12 2021-08-24 工业科技有限公司 具有相关范围的信标广播的系统和方法
US11116028B2 (en) * 2017-07-10 2021-09-07 Motorola Mobility Llc Multi-access data connection in a mobile network
CN114710781A (zh) * 2020-12-16 2022-07-05 华为技术有限公司 一种终端识别方法及装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003069938A1 (de) * 2002-02-11 2003-08-21 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur verwaltung von funkressourcen in einem funk-kommunikationssystem
CA2107820A1 (en) * 1992-10-16 1994-04-17 Keith Daniel O'neill Low-power wireless system for telephone services
US6332077B1 (en) * 1999-07-29 2001-12-18 National Datacom Corporation Intelligent roaming in AGV application
US6795846B1 (en) * 1999-10-22 2004-09-21 Sun Microsystems, Inc. Network configuration and management for dynamic networks and methods thereof
TW453070B (en) * 2000-01-17 2001-09-01 Accton Technology Corp Wireless network communication system and method with double packet filtering function
WO2002032160A2 (en) * 2000-10-09 2002-04-18 Nokia Corporation Service priorities in multi-cell network
WO2002104054A1 (en) 2001-06-19 2002-12-27 Nokia Corporation Communication system
US7257403B2 (en) * 2002-05-03 2007-08-14 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Service-based inter-system handover
US7212837B1 (en) * 2002-05-24 2007-05-01 Airespace, Inc. Method and system for hierarchical processing of protocol information in a wireless LAN
US7047009B2 (en) * 2003-12-05 2006-05-16 Flarion Technologies, Inc. Base station based methods and apparatus for supporting break before make handoffs in a multi-carrier system

Also Published As

Publication number Publication date
AU2003291582A1 (en) 2005-07-05
US20070165537A1 (en) 2007-07-19
EP1695579A1 (en) 2006-08-30
TW200537954A (en) 2005-11-16
EP1695579B1 (en) 2015-04-29
CN1887012A (zh) 2006-12-27
WO2005060294A1 (en) 2005-06-30
JP2007529130A (ja) 2007-10-18
CN1887012B (zh) 2010-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4435736B2 (ja) 通信システムにおける無線リソース管理システム及び方法
AU2005272052B2 (en) Robust and fast handover in a wireless local area network
JP4185853B2 (ja) 無線システム、サーバ、および移動局
AU2009243501B2 (en) Wireless communication methods and components that implement handoff in wireless local area networks
JP5118135B2 (ja) 隣接するセルの発見
RU2384020C2 (ru) Средства и способы для улучшения характеристик хэндовера интегрированных сетей радиодоступа
US7082114B1 (en) System and method for a wireless unit acquiring a new internet protocol address when roaming between two subnets
US7515548B2 (en) End-point based approach for determining network status in a wireless local area network
US9642036B2 (en) Relieving congestion in wireless local area networks
Giannoulis et al. Supporting vehicular mobility in urban multi-hop wireless networks
MX2007014009A (es) Metodo y sistema para reseleccionar un punto de acceso.
JP2009500980A (ja) パケット交換基盤のネットワークにおけるコアネットワーク個体間ハンドオーバを遂行する方法及び装置
Lott et al. Interworking of WLAN and 3G systems
Balažia et al. Seamless handover in 802.11 networks
KR200398967Y1 (ko) 무선 로컬 영역 네트워크에서의 견고하고 신속한 핸드오버
KR20060115308A (ko) 이동통신 시스템에서 랜덤 액세스 채널 메시지를 이용한주파수간 메저먼트 결과의 보고 방법 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090803

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091127

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4435736

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees