JP4432309B2 - サンプリングラッチ回路、表示装置および携帯端末 - Google Patents

サンプリングラッチ回路、表示装置および携帯端末 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サンプリングラッチ回路、表示装置および携帯端末に関し、特にCMOSラッチセルを基本構成とするサンプリングラッチ回路、これを走査系を構成する回路の一つとして用いた表示装置および当該表示装置を画面表示部として搭載した携帯端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のサンプリングラッチ回路の構成例を図11に示す。この従来例に係るサンプリングラッチ回路は、サンプリングパルスSPに応答してサンプリング動作を行うサンプリングスイッチ(NchMOSトランジスタ)101と、このサンプリングスイッチ101によるサンプリングデータをラッチするCMOSラッチセル102と、このCMOSラッチセル102の正相/逆相のラッチデータを反転して出力するインバータ103A,103Bとを有し、単相入力のデジタルデータDATAの振幅電圧、例えば0V−3.3Vに対応した電源電圧、即ちVSS=0V、VCC=3.3Vの電源電圧で動作する構成となっている。
【0003】
CMOSラッチセル102は、VCCラインとVSSラインとの間に直列に接続されかつゲートが共通に接続されたPchMOS(以下、PMOSと記す)トランジスタQp101およびNchMOS(以下、NMOSと記す)トランジスタQn101からなる第1のCMOSインバータと、VCCラインとVSSラインとの間に直列に接続されかつゲートが共通に接続されたPMOSトランジスタQp102およびNMOSトランジスタQn102からなる第2のCMOSインバータとを有し、これらCMOSインバータの各入出力端が交差接続された構成となっている。
【0004】
上記構成のサンプリングラッチ回路において、サンプリングスイッチ101のゲートに与えられる例えば0V−6.5Vの振幅電圧のサンプリングパルスSPが低レベル(0V)から高レベル(6.5V)に遷移すると、サンプリングスイッチ101は、当該サンプリングパルスSPに応答してオンするタイミングのデータDATAの状態をサンプリングし、そのサンプリングしたデータをCMOSラッチセル102に与える。その後、サンプリングパルスSPが低レベルになると、サンプリングスイッチ101がオフし、CMOSラッチセル102はサンプリングスイッチ101によるサンプリングデータを保持する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
デジタルデータDATAの状態が遷移するときには、CMOSラッチセル102の状態(保持内容)を変化させる、即ち保持データを書き換えることになる。しかしながら、上記構成の従来例に係るサンプリングラッチ回路では、単相で引き回されたデジタルデータDATAを入力としているとともに、この単相入力のデジタルデータDATAのサンプリングデータをCMOSラッチセル102にその片側から書き込むようにしているため、データ書き換えの能力が小さく、CMOSラッチセル102の状態を変化させるのに時間がかかってしまう。
【0006】
このように、CMOSラッチセル102の状態を変化させるのに時間がかかることで、デジタルデータDATAの状態が遷移する途中でサンプリングスイッチ101がオンしてしまうと誤動作を引き起こすことになるため、誤動作の起こらないサンプリング可能なマージン(以下、単にサンプリングマージンと記す)が小さい。その結果、サンプリングラッチ回路の動作スピードが遅くなる。
【0007】
特に、ガラス基板等の絶縁基板上に、閾値Vthが大きく、特性のばらつきが大きいトランジスタ、例えばTFT(Thin Film Transistor;薄膜トランジスタ)によって形成されたサンプリングラッチ回路において、デジタルデータDATAを単相入力とした場合に、CMOSラッチセル102の状態を変化させるのに時間がかかる。これは、絶縁基板上にTFTを形成すると、シリコン基板上に形成する場合に比べてTFTの特性が悪くなることに起因する。このため、TFTを用いて絶縁基板上にサンプリングラッチ回路を形成する場合には特に、サンプリングマージンが小さく、動作スピードが遅くなる。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、特に絶縁基板上にTFTを用いて形成し、単相入力のデジタルデータをサンプリングラッチする場合において、CMOSラッチセルの状態の変化を速くして、サンプリングマージンを拡大し、動作スピードを上げることを可能としたサンプリングラッチ回路、これを用いた表示装置および当該表示装置を搭載した携帯端末を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によるサンプリングラッチ回路は、単相入力のデジタルデータをサンプリングするサンプリング手段と、前記サンプリング手段の出力端に対して順方向に接続された第1のインバータと、この第1のインバータに対して逆方向に並列接続された第2のインバータとを有し、前記サンプリング手段でサンプリングされたデータによって書き込みが行われるCMOSラッチセルと、前記第2のインバータに対して直列に接続されたスイッチ素子が前記サンプリング手段からのデータの書き込み時にのみ開状態となって前記CMOSラッチセルのラッチ構造を解除する解除手段とを備え、絶縁基板上に薄膜トランジスタを用いて形成された構成となっている。
【0010】
かかる構成のサンプリングラッチ回路において、サンプリングデータの書き込み時に解除手段によってCMOSラッチセルのラッチ構造を解除することで、CMOSラッチセルにデータを書き込む際には、CMOSラッチセル内の寄生容量やトランジスタの入力容量などを充放電するだけで済むため、CMOSラッチセルの状態の変化が速くなり、動作スピードが上がる。
【0011】
上記構成のサンプリングラッチ回路は、デジタル表示データをサンプリングラッチするデータサンプリングラッチ回路を表示部と同じ透明絶縁基板上に搭載してなる表示装置において、当該データサンプリングラッチ回路として用いられる。また、このサンプリングラッチ回路を用いた水平駆動回路を有する表示装置は、PDA(Personal Digital Assistants)や携帯電話機に代表される携帯端末に、その画面表示部として搭載されて用いられる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係るサンプリングラッチ回路の構成を示す回路図である。ここで、本実施形態に係るサンプリングラッチ回路は、閾値Vthが大きく、特性のばらつきが大きいトランジスタ、例えばTFTを用いて絶縁基板上に形成されることを前提としている。
【0014】
図1から明らかなように、本実施形態に係るサンプリングラッチ回路は、単相入力のデジタルデータDATAを逆相のデジタルデータに変換する反転手段であるインバータ回路11と、正相のデジタルデータである単相入力のデジタルデータおよびインバータ回路11から出力される逆相のデジタルデータをサンプリングするサンプリング用スイッチ回路12と、このサンプリングされた正相および逆相のデータによって書き込みが行われるCMOSラッチセル13と、CMOSラッチセル13の正相/逆相のラッチデータを反転して出力するインバータ14A,14Bとを有し、単相入力のデジタルデータDATAの振幅電圧、例えば0V−3.3Vに対応した電源電圧、即ちVSS=0V、VCC=3.3Vの電源電圧で動作する構成となっている。
【0015】
インバータ回路11は、例えば、VCCラインとVSSラインとの間に直列に接続され、単相入力のデジタルデータDATAをゲート入力とするPMOSトランジスタQp11およびNMOSトランジスタQn11からなるCMOSインバータ構成となっている。サンプリング用スイッチ回路12は、インバータ回路11の入出力端、即ちCMOSインバータのゲート共通接続点およびドレイン共通接続点に各ドレインが接続されたNMOSスイッチ(トランジスタ)Qn12,Qn13によって構成されている。
【0016】
CMOSラッチセル13は、VCCラインとVSSラインとの間に直列に接続されかつゲートが共通に接続されたPMOSトランジスタQp14およびNMOSトランジスタQn14からなる第1のCMOSインバータと、VCCラインとVSSラインとの間に直列に接続されかつゲートが共通に接続されたPMOSトランジスタQp15およびNMOSトランジスタQn15からなる第2のCMOSインバータとを有し、これらCMOSインバータの各入出力端が交差接続された構成となっている。
【0017】
具体的には、第1のCMOSインバータの入力端、即ちMOSトランジスタQp14,Qn14のゲート共通接続点が第2のCMOSインバータの出力端、即ちMOSトランジスタQp15,Qn15のドレイン共通接続点に接続され、第2のCMOSインバータの入力端、即ちMOSトランジスタQp15,Qn15のゲート共通接続点が第1のCMOSインバータの出力端、即ちMOSトランジスタQp14,Qn14のドレイン共通接続点に接続されている。
【0018】
そして、第1のCMOSインバータの入力端(第2のCMOSインバータの出力端)がサンプリング用スイッチ回路12のNMOSスイッチQn12のソースに、第2のCMOSインバータの入力端(第1のCMOSインバータの出力端)がサンプリング用スイッチ回路12のNMOSスイッチQn13のソースにそれぞれ接続されている。
【0019】
次に、上記構成の第1実施形態に係るサンプリングラッチ回路の回路動作について説明する。
【0020】
単相入力のデジタルデータDATAは、直接サンプリング用スイッチ回路12のNMOSスイッチQn12に入力されるとともに、インバータ回路11で反転されてサンプリング用スイッチ回路12のNMOSスイッチQn13に入力される。サンプリング用スイッチ回路12には外部から、例えば0V−6.5Vの振幅電圧のサンプリングパルスSPが与えられ、NMOSスイッチQn12,Qn13の各ゲートに印加される。
【0021】
このサンプリング用スイッチ回路12において、NMOSスイッチQn12,Qn13は、サンプリングパルスSPが低レベル(0V)から高レベル(6.5V)に遷移することでオンし、そのオンするタイミングの正相/逆相のデジタルデータDATAの状態をサンプリングし、そのサンプリングしたデータをCMOSラッチセル13に対してその両側、即ち第1,第2のCMOSインバータの各入力側から書き込む。
【0022】
その後、サンプリングパルスSPが高レベルから低レベルに遷移すると、サンプリング用スイッチ回路12のNMOSスイッチQn12,Qn13が共にオフ状態になる。これにより、CMOSラッチセル13は、NMOSスイッチQn12,Qn13がオンするタイミングでサンプリングしたデータDATAの状態を保持(ラッチ)する。このCMOSラッチセル13の正相/逆相のラッチデータは、インバータ14A,14Bでそれぞれ反転されて出力される。
【0023】
上述したように、第1実施形態に係るサンプリングラッチ回路では、単相のデジタルデータDATAに対してインバータ回路11で逆相のデータを生成し、正相/逆相のデータをサンプリングするようにしているため、CMOSラッチセル13にはその両側、即ち第1,第2のCMOSインバータの各入力側からデータが書き込まれることになり、従来例の場合のように片側からデータを書き込む場合に比べてデータ書き換えの能力が上がる。これにより、CMOSラッチセル13の状態の変化が速くなるため、サンプリングマージンを拡大できるとともに、動作スピードを上げることができる。
【0024】
一般的に、サンプリングラッチ回路の動作マージン(動作スピード)を決める要因として、デジタルデータDATAを伝送するデータラインの信号のなまり、CMOSラッチセル13の保持能力、CMOSラッチセル13を構成するトランジスタ(本例の場合、TFT)の能力およびCMOSラッチセル13の寄生容量などが挙げられる。
【0025】
ここで、データラインの信号のなまりが大きいほど、CMOSラッチセル13の保持能力が大きいほど、CMOSラッチセル13を構成するトランジスタの能力が低いほど(閾値Vthが高いほど、on電流が低いほど)、CMOSラッチセル13の寄生容量が大きいほど、サンプリングパルスSPが高レベル(以下、“H”レベルと記す)の期間に対して、CMOSラッチセル13がデータを保持している期間(以下、データホールド期間と呼ぶ)が必要になる。このことは、サンプリングパルスSPのタイミングばらつきに弱いこと、動作スピードを上げることができないことを意味する。
【0026】
例えば、CMOSラッチセル13を構成するトランジスタ(本例の場合、TFT)の特性ばらつきなどにより、サンプリングパルスSPとデジタルデータDATAの切り替わりのタイミングがばらつき、データホールド期間が短くなった場合を考える。デジタルデータDATAが例えば画素データが時系列に並んだデータであるとすると、サンプリングパルスSPが“H”レベルになった瞬間は、違う画素のデータを読み込んでしまうことになる。
【0027】
実際のデータはその次に来るが、データホールド期間が短く、CMOSラッチセル13の内容を切り替える時間がとれず、サンプリング用のNMOSスイッチQn12,Qn13がオフ(閉)してしまう。これにより、サンプリングが正確に行われず、違う画素の絵が表示されることになる。このことから、入力されるデジタルデータDATAがなまっている場合、CMOSラッチセル13の保持能力が高い場合、トランジスタの能力が低い場合、CMOSラッチセル13の寄生容量が大きい場合などには、サンプリングラッチ回路を正常に動作させるためには、データホールド期間として長い期間が必要になる。
【0028】
これに対して、本実施形態に係るサンプリングホールド回路によれば、CMOSラッチセル13に対するデータ書き換え能力の向上によってCMOSラッチセル13の状態の変化を速くできるため、動作スピードを上げることができ、その結果、動作スピードが上がる分だけデータホールド期間を長く設定することができる。これにより、特に絶縁基板上にTFTを用いてサンプリングラッチ回路を形成するとともに、当該サンプリングラッチ回路にデジタルデータDATAを単相で入力する場合であっても、サンプリングラッチ回路を正常に動作させることが可能になる。
【0029】
図2に、従来例に係るサンプリングラッチ回路(図11)と第1実施形態に係るサンプリングラッチ回路の動作マージン(動作スピード)の比較結果を示す。この比較例は、データホールド期間を決めた場合、VCC電圧が何ボルトになるまで回路が動作するか、即ち最低動作VCC電圧をシミュレーションで調べた結果である。ここでは、サンプリングパルスSPのパルス幅を200nsecとしている。
【0030】
本回路例の場合はVCC電圧が3.3Vであり、VCC=3.3Vでは、データホールド期間が従来例に係るサンプリングラッチ回路の場合には約140nsecであるのに対して、第1実施形態に係るサンプリングラッチ回路の場合には約95nsecである。この比較結果から、VCC=3.3Vに対して、第1実施形態に係るサンプリングラッチ回路は、従来例に係るサンプリングラッチ回路に比べてデータホールド期間で約45nsec程度動作マージンを拡大できることがわかる。
【0031】
なお、本実施形態では、インバータ回路11を1段設け、その入力データDATAを正相のデジタルデータ、出力データを逆相のデジタルデータとしてサンプリング用スイッチ回路12にそれぞれ入力する回路構成としたが、これに限られるものではなく、インバータ回路11を例えば2段縦続接続して設け、2段目の出力データを正相のデジタルデータ、1段目の出力データを逆相のデジタルデータとしてサンプリング用スイッチ回路12にそれぞれ入力する回路構成を採ることも可能である。
【0032】
[第2実施形態]
図3は、本発明の第2実施形態に係るサンプリングラッチ回路の構成を示す回路図である。ここで、本実施形態に係るサンプリングラッチ回路は、閾値Vthが大きく、特性のばらつきが大きいトランジスタ、例えばTFTを用いて絶縁基板上に形成されることを前提としている。
【0033】
図3から明らかなように、本実施形態に係るサンプリングラッチ回路は、単相入力のデジタルデータDATAをサンプリングするサンプリング用スイッチ回路21と、このサンプリングされたデータによって書き込みが行われるCMOSラッチセル22と、サンプリング用スイッチ回路21からのデータの書き込み時にのみCMOSラッチセル22のラッチ構造を解除する解除手段、例えばスイッチ素子23と、CMOSラッチセル22の正相/逆相のラッチデータを反転して出力するインバータ24A,24Bとを有し、単相入力のデジタルデータDATAの振幅電圧、例えば0V−3.3Vに対応した電源電圧、即ちVSS=0V、VCC=3.3Vの電源電圧で動作する構成となっている。
【0034】
サンプリング用スイッチ回路21は、外部から与えられる単相入力のデジタルデータDATAをドレイン入力とするNMOSスイッチ(トランジスタ)Qn21によって構成されている。NMOSスイッチQn21のゲートには外部から、例えば0V−6.5V振幅電圧のサンプリングパルスSPが与えられる。
【0035】
CMOSラッチセル22は、VCCラインとVSSラインとの間に直列に接続されかつゲートが共通に接続されたPMOSトランジスタQp22およびNMOSトランジスタQn22からなる第1のCMOSインバータと、VCCラインとVSSラインとの間に直列に接続されかつゲートが共通に接続されたPMOSトランジスタQp23およびNMOSトランジスタQn23からなる第2のCMOSインバータとを有する構成となっている。
【0036】
このCMOSラッチセル22において、サンプリング用スイッチ回路21の出力端、即ちNMOSスイッチQn21のソースに対して第1のCMOSインバータが順方向に接続されており、この第1のCMOSインバータに対して第2のCMOSインバータが逆方向に並列接続されている。ただし、第2のCMOSインバータに対してスイッチ素子23が例えば第2のCMOSインバータの出力側に直列に接続されている。
【0037】
その接続関係についてさらに具体的に説明する。先ず、NMOSスイッチQn21のソースに、第1のCMOSインバータの入力端、即ちMOSトランジスタQp14,Qn14のゲート共通接続点が接続されている。また、第1のCMOSインバータの出力端、即ちMOSトランジスタQp14,Qn14のドレイン共通接続点に、第2のCMOSインバータの入力端、即ちMOSトランジスタQp15,Qn15のゲート共通接続点が接続されている。
【0038】
そして、NMOSスイッチQn21のソースと、第2のCMOSインバータの出力端、即ちMOSトランジスタQp15,Qn15のドレイン共通接続点との間に、NMOSスイッチ(トランジスタ)Qn24がスイッチ素子23として接続されている。このNMOSスイッチQn24のゲートには外部から、サンプリング用スイッチ回路21に与えられる0V−6.5V振幅電圧のサンプリングパルスSPと逆相のサンプリングパルスXSPが与えられる。すなわち、NMOSスイッチQn24は、サンプリング用のNMOSスイッチQn21と同期してオン(閉)/オフ(開)動作を行う。
【0039】
次に、上記構成の第2実施形態に係るサンプリングラッチ回路の回路動作について、図5のタイミングチャートを用いて説明する。
【0040】
サンプリングパルスSPが低レベル(以下、“L”レベルと記す)の期間においては、サンプリング用のNMOSスイッチQn21がオフ状態にある。また、この期間では、サンプリングパルスXSPが高レベル(以下、“H”レベルと記す)であり、CMOSラッチセル22内のNMOSスイッチQn24がオン状態にあるので、CMOSラッチセル22内のデータが保持され続ける。
【0041】
この状態から、サンプリングパルスSPが“H”レベルに、サンプリングパルスXSPが“L”レベルに遷移すると、その瞬間にサンプリング用のNMOSスイッチQn21がオンし、CMOSラッチセル22内のNMOSスイッチQn24がオフする。これにより、CMOSラッチセル22内における第1のCMOSインバータの入力端(以下、ノードAと記す)の電位がデジタルデータDATAと同電位になり、第1のCMOSインバータの出力端(以下、ノードBと記す)の電位がノードAの反転電位になる。ここでは、ノードAの初期状態(電位)を例えば“L”レベルとしている。
【0042】
このとき、CMOSラッチセル22内では、NMOSスイッチQn24がオフすることによってラッチ構造が解除される、即ち第1のCMOSインバータに対する第2のCMOSインバータの並列接続が解除されるので、データの保持能力がなくなる。これにより、サンプリング用のNMOSスイッチQn21がオンするタイミングのデジタルデータDATAの状態をサンプリングし、そのサンプリングしたデータをCMOSラッチセル22に書き込む際には、CMOSラッチセル22内の寄生容量やトランジスタの入力容量などを充放電するだけで済む。
【0043】
その後、サンプリングパルスSPが“L”レベルに遷移すると、サンプリング用のNMOSスイッチQn21がオフするため、CMOSラッチセル22にはデジタルデータDATAが入力されなくなる。同時に、サンプリングパルスXSPが“H”レベルに遷移し、CMOSラッチセル22内のNMOSスイッチQn24がオンし、CMOSラッチセル22のラッチ構造を復活させるため、書き込まれたデータがCMOSラッチセル22に保持されることになる。
【0044】
以上の一連の動作、即ちサンプリング用のNMOSスイッチQn21によって単相入力のデジタルデータDATAをサンプリングするとともに、そのサンプリングデータの書き込み時にCMOSラッチセル22内のNMOSスイッチQn24によってCMOSラッチセル22のラッチ構造を解除し、デジタルデータDATAのサンプリング終了時、即ちサンプリングデータの書き込み終了時にCMOSラッチセル22のラッチ構造を復活させる動作を繰り返すことで、単相入力のデジタルデータDATAをサンプリングしてラッチすることが可能になる。
【0045】
因みに、CMOSラッチセル22のラッチ構造を選択的に解除するためのNMOSスイッチQn24を持たない回路構成(これは、図11に示した従来例の回路構成に相当)の場合の回路動作について、図5のタイミングチャートを用いて説明する。
【0046】
例えば、CMOSラッチセル22を構成するトランジスタ(本例の場合、TFT)の特性ばらつきなどに起因して、CMOSラッチセル22の状態を変化させるのに時間がかかってしまうことで、サンプリングパルスSPとデジタルデータDATAの切り替わりのタイミングがばらつき、データホールド期間が短くなってしまう。すると、ノードAの電位が応答し切れなくなり、例えば“H”レベルのデータ書き込みに対して、ノードAの電位が“L”レベルから“H”レベルに遷移しなければならないのに、“L”レベルのままとなって誤動作を引き起こすことになる。
【0047】
これに対して、第2実施形態に係るサンプリングラッチ回路においては、サンプリングデータの書き込み時にCMOSラッチセル22内のNMOSスイッチQn24によってCMOSラッチセル22のラッチ構造を解除することで、CMOSラッチセル22にデータを書き込む際には、CMOSラッチセル22内の寄生容量やトランジスタの入力容量などを充放電するだけで済むため、CMOSラッチセル22の状態の変化が速くなり、動作スピード(動作マージン)を上げることができる。
【0048】
図6に、第1実施形態に係るサンプリングラッチ回路と本実施形態に係るサンプリングラッチ回路の動作マージンの比較結果を示す。これは、データホールド期間を決めた場合、VCC電圧が何ボルトになるまで回路が動作するか、即ち最低動作VCC電圧をシミュレーションで調べた結果である。ここでは、サンプリングパルスSPのパルス幅を200nsecとしている。
【0049】
VCC=3.3Vでは、データホールド期間が第1実施形態に係るサンプリングラッチ回路の場合には約95nsecであるのに対して、本実施形態に係るサンプリングラッチ回路の場合には約80nsecである。この比較結果から、VCC=3.3Vに対して、本実施形態に係るサンプリングラッチ回路は、第1実施形態に係るサンプリングラッチ回路に比べてデータホールド期間で約15nsec程度動作マージンを拡大できることがわかる。これにより、従来例に係るサンプリングラッチ回路(図11)に対しては、約60nsec(=45nsec+15nsec)程度動作マージンを拡大できることになる。
【0050】
以上説明した第1,第2実施形態に係るサンプリングラッチ回路は、その用途が特に限定されるものではないが、例えば、画素がマトリクス状に配置されてなる表示部と同一の透明絶縁基板上に、周辺の駆動回路が一体的に形成されてなるいわゆる駆動回路一体型表示装置において、表示部を駆動する周辺の駆動回路、例えばデジタル方式の水平駆動回路を構成する回路の一部として用いて好適なものである。ただし、本発明によるサンプリングラッチ回路は、表示装置の駆動回路への適用に限られるものではなく、特に絶縁基板上にTFTで形成されるサンプリングラッチ回路単体として用いても良いことは勿論である。
【0051】
[適用例]
図7は、本発明に係る表示装置、例えば液晶表示装置の構成例を示すブロック図である。図7において、透明絶縁基板、例えばガラス基板31上には、画素がマトリクス状に配置されてなる表示部(画素部)32が形成されている。ガラス基板31は、もう一枚のガラス基板と所定の間隙を持って対向配置され、両基板間に液晶材料を封止することで表示パネル(LCDパネル)を構成している。
【0052】
表示部32における各画素の構成の一例を図8に示す。マトリクス状に配置された画素50の各々は、画素トランジスタであるTFT51と、このTFT51のドレイン電極に画素電極が接続された液晶セル52と、TFT51のドレイン電極に一方の電極が接続された保持容量53とを有する構成となっている。ここで、液晶セル52は、画素電極とこれに対向して形成される対向電極との間で発生する液晶容量を意味する。
【0053】
この画素構造において、TFT51はゲート電極がゲート線(走査線)54に接続され、ソース電極がデータ線(信号線)55に接続されている。液晶セル52は対向電極がVCOM線56に対して各画素共通に接続されている。そして、液晶セル52の対向電極には、VCOM線56を介してコモン電圧VCOM(VCOM電位)が各画素共通に与えられる。保持容量53は他方の電極(対向電極側の端子)がCS線57に対して各画素共通に接続されている。
【0054】
ここで、IH(Hは水平期間)反転駆動または1F(Fはフィールド期間)反転駆動を行う場合は、各画素に書き込まれる表示信号は、VCOM電位を基準として極性反転を行うことになる。また、VCOM電位の極性を1H周期または1F周期で反転させるVCOM反転駆動をIH反転駆動または1F反転駆動と併用する場合は、CS線57に与えられるCS電位の極性もVCOM電位に同期して反転する。ただし、本適用例に係る液晶表示装置は、VCOM反転駆動に限られるものではない。
【0055】
再び図7において、表示部32と同じガラス基板31上には、例えば、表示部32の左側にインターフェース(IF)回路33およびタイミングジェネレータ(TG)34が、表示部32の上側に水平ドライバ35が、表示部32の右側に垂直ドライバ36がそれぞれ搭載されている。これら周辺の駆動回路は、表示部32の画素トランジスタと共に、低温ポリシリコンあるいはCG(Continuous Grain;連続粒界結晶)シリコンを用いて作製される。
【0056】
上記構成の液晶表示装置において、ガラス基板31に対して、低電圧振幅(例えば、0V−3.3V振幅)のマスタークロックMCK、水平同期パルスHsync、垂直同期パルスVsyncおよびR(赤)G(緑)B(青)パラレル入力の表示データDataがフレキシブルケーブル(基板)37を介して基板外部から入力され、インターフェース回路33において高電圧振幅(例えば、0V−6.5V振幅)にレベルシフト(レベル変換)される。
【0057】
レベルシフトされたマスタークロックMCK、水平同期パルスHsyncおよび垂直同期パルスVsyncは、タイミングジェネレータ34に供給される。タイミングジェネレータ34は、マスタークロックMCK、水平同期パルスHsyncおよび垂直同期パルスVsyncに基づいて、水平ドライバ35や垂直ドライバ36などの駆動に必要な各種のタイミングパルスを生成する。インターフェース回路33で一度レベルシフト(昇圧)された表示データDataは当該回路33内で再度0V−3.3Vの低電圧振幅にレベルシフト(降圧)されて出力され、データライン37によって水平ドライバ35に伝送される。
【0058】
水平ドライバ35は、例えば、水平シフトレジスタ351、データサンプリングラッチ回路352、DA(デジタル−アナログ)変換回路(DAC)353およびアナログバッファ回路354を有する構成となっている。水平シフトレジスタ351は、タイミングジェネレータ34から供給される水平スタートパルスHSTに応答してシフト動作を開始し、同じくタイミングジェネレータ34から供給される水平クロックパルスHCKに同期して1水平期間に順次転送していくサンプリングパルスを生成する。
【0059】
データサンプリングラッチ回路352は、水平シフトレジスタ351で生成されたサンプリングパルスに同期して、インターフェース回路33から供給されるデジタル表示データを1水平期間内において順次サンプリングしラッチする。このラッチされた1ライン分のデジタルデータはさらに、水平ブランキング期間内にラインメモリ(図示せず)に移される。そして、この1ライン分のデジタルデータは、DA変換回路353でアナログ表示信号に変換される。
【0060】
DA変換回路353は、例えば、基準電圧発生回路(図示せず)から与えられる階調数分の基準電圧の中から、表示データ(デジタルデータ)に対応した基準電圧を選択してアナログ表示信号として出力する基準電圧選択型DA変換回路の構成となっている。DA変換回路353から出力される1ライン分のアナログ表示信号は、アナログ信号のインピーダンス変換を行うアナログバッファ回路354を介して表示部32の水平方向画素数nに対応して配線されたデータ線55−1〜55−nに出力される。
【0061】
垂直ドライバ36は、垂直シフトレジスタおよびゲートバッファによって構成される。この垂直ドライバ36において、垂直シフトレジスタは、タイミングジェネレータ34から供給される垂直スタートパルスVSTに応答してシフト動作を開始し、同じくタイミングジェネレータ34から供給される垂直クロックパルスVCKに同期して1垂直期間に順次転送していく走査パルスを生成する。この生成された走査パルスは、表示部32の垂直方向画素数mに対応して配線されたゲート線54−1〜54−mにゲートバッファを通して順次出力される。
【0062】
この垂直ドライバ37による垂直走査により、走査パルスがゲート線54−1〜54−mに順次出力されると、表示部32の各画素が行(ライン)単位で順に選択される。そして、この選択された1ライン分の画素に対してDA変換回路353から出力される1ライン分のアナログ表示信号が、アナログバッファ回路354およびデータ線55−1〜55−nを経由して一斉に書き込まれる。このライン単位の書き込み動作の繰り返しによって1画面分の画表示が行われる。
【0063】
上記構成の液晶表示装置では、表示部32と同一のパネル(ガラス基板31)上に、水平ドライバ35および垂直ドライバ36に加えて、インターフェース回路33やタイミングジェネレータ34などの周辺の駆動回路を一体的に搭載したことにより、全駆動回路一体型の液晶表示パネルを構成でき、外部に別の基板やIC、トランジスタ回路を設ける必要がないため、システム全体の小型化および低コスト化が可能になる。
【0064】
この駆動回路一体型液晶表示装置において、水平ドライバ35を構成するデータサンプリングラッチ回路352として、先述した第1,第2実施形態に係るサンプリングラッチ回路が用いられる。この場合、図1や図3に示した回路を単位とするサンプリングラッチ回路を、表示部32の水平方向画素数n分だけ並べて配置することにより、1ライン分のデジタルデータをサンプリングしかつラッチするデータサンプリングラッチ回路352が構成されることになる。
【0065】
第1,第2実施形態に係るサンプリングラッチ回路は、先述したように、閾値Vthが大きく、特性ばらつきが大きなトランジスタ、例えばTFTを用いて形成した場合において、デジタルデータを単相入力として場合であっても、動作マージンを拡大し、動作速度を上げることができるため、液晶表示パネル内における表示データ(デジタルデータ)の引き回しも単相でかつ低振幅で実現できる。これにより、液晶表示装置全体の低消費電力化を図ることができる。
【0066】
また、表示データを単相で引き回せることによって配線面積も少なくて済むため、表示部31の周辺領域、いわゆる額縁を小さくできる。特に、第2実施形態に係るサンプリングラッチ回路の場合には、単位回路当たりのトランジスタ数も6個と少ない回路構成のため、レイアウト面積が少なくて済む。その結果、液晶表示装置全体のさらなる小型化を図ることができる。
【0067】
なお、第1,第2実施形態に係るサンプリングラッチ回路は共に、従来例に係るサンプリングラッチ回路に比べて動作マージンを拡大できるという大きな利点を持っているが、最低データホールド期間、レイアウトサイズおよびデータライン容量などを比べた場合、第2実施形態に係るサンプリングラッチ回路の方が第1実施形態に係るサンプリングラッチ回路よりも優れている。その比較結果を図9に示す。ただし、図9に示す数値は一例に過ぎず、表示部31の大きさ、いわゆる画サイズによって違ってくる。
【0068】
レイアウトサイズに関しては、第2実施形態に係るサンプリングラッチ回路の方が第1実施形態に係るサンプリングラッチ回路に比べて、23μm程度小さくできる。また、データライン38の容量に関しては、第2実施形態に係るサンプリングラッチ回路の方が第1実施形態に係るサンプリングラッチ回路に比べて、見えるトランジスタの入力容量の差分(3pF程度)だけ小さくなる。データライン38の容量が小さいと、その容量と配線抵抗で決まってくる表示データのなまり方も小さくなる、即ちデータの立ち上がり、立ち下がりの応答性が速くなるため、動作マージンも拡大している。
【0069】
なお、本適用例では、表示素子として液晶セルを用いてなる液晶表示装置に適用した場合を例に挙げて説明したが、この適用例に限られものではなく、表示素子としてEL(electroluminescence;エレクトロルミネッセンス)素子を用いてなるEL表示装置など、表示部と同一の基板上にサンプリングラッチ回路を有する水平ドライバを搭載してなる表示装置全般に適用可能である。
【0070】
上述した適用例に係る液晶表示装置に代表される表示装置は、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistants;携帯情報端末)に代表される小型・軽量な携帯端末の画面表示部として用いて好適なものである。
【0071】
図10は、本発明に係る携帯端末、例えばPDAの構成の概略を示す外観図である。
【0072】
本例に係るPDAは、例えば、装置本体61に対して蓋体62が開閉自在に設けられた折り畳み式の構成となっている。装置本体61の上面には、キーボードなどの各種のキーが配置されてなる操作部63が配置されている。一方、蓋体62には、画面表示部64が配置されている。この画面表示部64として、先述した第1,第2実施形態に係るサンプリングラッチ回路を用いた水平ドライバを、表示部と同一基板上に搭載してなる液晶表示装置が用いられる。
【0073】
これら実施形態に係るサンプリングラッチ回路を、水平ドライバを構成する回路の一部として用いた液晶表示装置では、先述したように、液晶表示パネル内における表示データの引き回しを単相でかつ低振幅で実現できるため、装置全体の低消費電力化および小型化を図ることができる。したがって、当該液晶表示装置を画面表示部64として搭載することで、PDA全体の構成を簡略化できるとともに小型化に寄与でき、特に画面表示部64の低消費電力化によってバッテリ電源による連続使用可能時間の長時間化を図ることができる。
【0074】
なお、ここでは、PDAに適用した場合を例に採って説明したが、この適用例に限られるものではなく、本発明に係る液晶表示装置は、特に携帯電話機など小型・軽量の携帯端末全般に用いて好適なものである。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、単相入力のデジタルデータをそのままサンプリングし、そのサンプリングデータの書き込み時にCMOSラッチセルのラッチ構造を解除することで、CMOSラッチセルの状態の変化を速くできるため、特に絶縁基板上にTFTを用いて形成し、単相入力のデジタルデータをサンプリングラッチする場合であってもサンプリングラッチ回路の動作スピードを上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るサンプリングラッチ回路の構成を示す回路図である。
【図2】従来例に係るサンプリングラッチ回路と第1実施形態に係るサンプリングラッチ回路の動作マージンの比較結果を示す図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係るサンプリングラッチ回路の構成を示す回路図である。
【図4】第2実施形態に係るサンプリングラッチ回路の回路動作の説明に供するタイミングチャートである。
【図5】従来例に係るサンプリングラッチ回路の回路動作の説明に供するタイミングチャートである。
【図6】第1実施形態に係るサンプリングラッチ回路と第2実施形態に係るサンプリングラッチ回路の動作マージンの比較結果を示す図である。
【図7】本発明に係る液晶表示装置の構成例を示すブロック図である。
【図8】画素の構成の一例を示す回路図である。
【図9】液晶表示装置に適用した場合の第1実施形態に係るサンプリングラッチ回路と第2実施形態に係るサンプリングラッチ回路の効果の比較を示す図である。
【図10】本発明に係るPDAの構成の概略を示す外観図である。
【図11】従来例に係るサンプリングラッチ回路の構成例を示す回路図である。
【符号の説明】
11…インバータ回路、12,21…サンプリング用スイッチ回路、13,22…CMOSラッチセル、23…スイッチ素子、31…ガラス基板、32…表示部、33…インターフェース(IF)回路、34…タイミングジェネレータ(TG)、35…水平ドライバ、36…垂直ドライバ、50…画素、51…TFT(画素トランジスタ)、52…液晶セル、53…保持容量

Claims (5)

  1. 単相入力のデジタルデータをサンプリングするサンプリング手段と、
    前記サンプリング手段の出力端に対して順方向に接続された第1のインバータと、この第1のインバータに対して逆方向に並列接続された第2のインバータとを有し、前記サンプリング手段でサンプリングされたデータによって書き込みが行われるCMOSラッチセルと、
    前記第2のインバータに対して直列に接続されたスイッチ素子が前記サンプリング手段からのデータの書き込み時にのみ開状態となって前記CMOSラッチセルのラッチ構造を解除する解除手段とを備え、
    絶縁基板上に薄膜トランジスタを用いて形成された
    サンプリングラッチ回路。
  2. 前記スイッチ素子は、前記サンプリング手段のサンプリング動作に同期して開閉動作を行う
    請求項記載のサンプリングラッチ回路。
  3. 透明絶縁基板上に画素がマトリクス状に配置されてなる表示部と、
    前記透明絶縁基板上に前記表示部と共に薄膜トランジスタを用いて形成され、デジタル表示データをサンプリングラッチするデータサンプリングラッチ回路とを具備し、
    前記データサンプリングラッチ回路が、
    単相入力のデジタルデータをサンプリングするサンプリング手段と、
    前記サンプリング手段の出力端に対して順方向に接続された第1のインバータと、この第1のインバータに対して逆方向に並列接続された第2のインバータとを有し、前記サンプリング手段でサンプリングされたデータによって書き込みが行われるCMOSラッチセルと、
    前記第2のインバータに対して直列に接続されたスイッチ素子が前記サンプリング手段からのデータの書き込み時にのみ開状態となって前記CMOSラッチセルのラッチ構造を解除する解除手段とを有する
    表示装置。
  4. 前記データサンプリングラッチ回路は、前記透明絶縁基板上に低温ポリシリコンあるいは連続粒界結晶シリコンを用いて形成されている
    請求項記載の表示装置。
  5. 透明絶縁基板上に画素がマトリクス状に配置されてなる表示部と、
    前記透明絶縁基板上に前記表示部と共に薄膜トランジスタを用いて形成され、デジタル表示データをサンプリングラッチするデータサンプリングラッチ回路とを具備し、
    前記データサンプリングラッチ回路が、
    単相入力のデジタルデータをサンプリングするサンプリング手段と、
    前記サンプリング手段の出力端に対して順方向に接続された第1のインバータと、この第1のインバータに対して逆方向に並列接続された第2のインバータとを有し、前記サンプリング手段でサンプリングされたデータによって書き込みが行われるCMOSラッチセルと、
    前記第2のインバータに対して直列に接続されたスイッチ素子が前記サンプリング手段からのデータの書き込み時にのみ開状態となって前記CMOSラッチセルのラッチ構造を解除する解除手段とを有する
    表示装置を画面表示部として搭載した携帯端末。
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