JP4431173B2 - ソース固有のマルチキャスト経路指定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ソースからマルチキャストの宛先へマルチキャストデータを送信するためのマルチキャスト・ツリー(multicast tree)を設定する間に経路指定ノードが参照するための、マルチキャスト通信システムにおけるマルチキャスト経路指定テーブル(multicast routing table)を設定することに関する。
無線通信ネットワークはますますポピュラーになってきており、従来の有線通信ネットワークと共存する、あるいはそれどころかそれと置き換わるようになり得る。無線ネットワークによって、ユーザは、通信データの電話端末への送信又はコンピュータ装置間のデータ通信など、情報を他のユーザに無線で通信できるようになる。携帯コンピュータ装置及び携帯電話は、通信用途で広く使用される無線通信装置の一種である。
通信用途には、ある通信エンティティから、他の通信エンティティあるいは通信エンティティのグループへ通信データを送信することが含まれる。情報が複数の受信機に配送される場合は、全ての受信機は、同じソースから同じデータ又はパケットのストリームを受信し得る。いわゆるマルチキャスト、すなわち1−2−多の送信(one-two-many transmission)は、帯域幅を節約することができる。その理由は、少なくとも大部分のデータがソースからネットワークを介して複数の受取人に近いスイッチングポイントに1度に送信され、このスイッチングポイントにおいてのみ個々のデータストリームが発生されるためである。
通信ネットワークにおいてソースから複数の宛先に通信データを送信可能にするためには、ソースから個々の宛先に向かうデータに対する経路を特定する必要がある。複数の経路指定ノード(routing node)を有する通信ネットワークでは、マルチキャスト・チャネルのためのマルチキャスト経路は通常、中間経路指定ノード(intermediate routing node)を経由してソースと宛先とを接続するように設定される。一般に、マルチキャスト経路指定プロトコル(multicast routing protocol)が、マルチキャストデータを中継するために、ソースと宛先との間の適当な経路指定ノードを特定する。
多くのマルチキャストプロトコルは、宛先からソースまでのユニキャスト経路(unicast path)に沿ってソースから宛先までデータを転送するユニキャスト経路指定情報ベース(unicast routing information base)(RIB)に基づいた逆経路転送(reverse path forwarding)(RPF)チェックを使用して、逆ショート経路ツリー(reverse short path tree)(SPT)を構築する。したがって、マルチキャスト・チャネルに対する経路が事実上、宛先からソースに向かって最初に確立され、これが逆方向に使用され、データをソースから宛先に向かって送信する。
このアプローチは、対称的な経路指定環境(symmetric routing environment)、すなわち、1つの方向の送信経路の特性が、他の方向、すなわち逆方向の通信経路の特性と同じである環境においてはうまく機能する。
しかしながら、非対称的な経路指定環境では、1つの方向の通信経路の伝達特性は、他の方向の同じ経路の伝達特性とは異なり、その結果として、1つの方向にデータを送信する場合に適切な経路は、逆方向のデータの送信に対して適切とはならない場合がある。例としては、通信ネットワーク内の送信経路が1つの方向において、他の方向の帯域幅又は他の特性とは異なった送信帯域幅又は他の特性を有しているような、2つの通信エンティティ間の衛星通信リンク又は広帯域/狭帯域接続がある。
こうした経路指定特性が非対称の通信ネットワークにおいて、逆経路転送スキームを使用してソースから宛先へのマルチキャストデータを送信するための経路及び通信チャネルを構築する場合、得られた経路は最適にはならない場合がある。例えば、通信経路が受信者に向かう宛先から構築され、マルチキャストデータを送信するために逆方向で使用される場合は、たとえ宛先からソースへの経路指定がサービスの質に関する要求事項を考慮したとしても、サービスの質(QoS)に関する要求事項は、マルチキャストデータの送信に対しては満たされない。
非特許文献1には、通信ネットワークにおける経路指定ノードのマルチキャスト経路指定テーブルを設定するマルチキャストプロトコルが記載されている。このPIMプロトコルは、マルチキャストデータを送信するためのマルチキャストの宛先とソースとの間に設定された経路、すなわちマルチキャスト通信チャネルを確立するための逆経路スキームに関連した経路指定情報を使用する。このため、PIMプロトコルを非対称の経路指定環境に適用する場合には、マルチキャスト・チャネルに対するサービスの質に関する要求事項は、前述したように、常に適合されないことになる。
非特許文献2は、PIMプロトコルを修正することによって、非対称の経路指定環境における改良されたマルチキャスト経路指定を達成するためのPIMプロトコルに対する修正を記載しているが、結果として、PIMプロトコルを使用している既存の通信システムにおいてこのアプローチを実施するためには、相当な努力が必要とされる。
B. Fenner,M. Handley,H. Holbrook,I. Kouvelas:「Protocol Independent Multicast - Sparse」,Internet Draft,Internet Engineering Task Force,2004年2月 Horst Hodel:「Policy Tree Multicast Routing: An Extension to Sparse Mode Source Tree Delivery」,ACM SIGCOMM Computer Communication Review,第28(2)巻,1998年4月
従って、本発明の目的は、実施するための要求事項を減らして、非対称の経路指定環境におけるマルチキャストの経路指定(routing)を改良することである。
この本発明の目的は、独立請求項1の特徴を備えるマルチキャスト経路指定テーブルを設定する方法によって解決される。
さらに、本発明の目的は、請求項15の特徴を備えるマルチキャストテーブル(multicast table)を設定するシステムと、独立請求項29の特徴を備える経路指定ノードとによって解決される。
本発明の更なる特徴は、別の請求項の中で開示されている。
図1は、マルチキャストのソースからマルチキャストの宛先までのマルチキャスト・チャネルの経路を改良するために、本発明の実施形態に基づいてマルチキャスト経路指定テーブルを設定する方法の動作を説明しており、特にマルチキャスト・チャネルに関する修正された識別情報(identification)を記憶するための動作の概要を説明している。
この方法は、逆ショート経路ツリー(reverse short path tree)を生成することによってマルチキャスト・チャネルを作るために、非対称の経路指定環境と逆経路転送チェックを用いる環境とにおいて使用できる。図1の実施形態によれば、通信ネットワークの経路指定ノードに関連して維持されたマルチキャスト経路指定テーブルを更新することが可能になる。このマルチキャスト経路指定テーブルは、例えば、前述したPIMプロトコルなどの周知のマルチキャスト経路指定プロトコルによって生成される。経路指定ノードにおいてマルチキャスト経路指定テーブルを修正することは、早い時点で通信ネットワークにおいて実行されたマルチキャスト経路指定プロトコルが、修正しないでマルチキャスト・ツリーをセットアップするためにマルチキャスト経路指定テーブルにアクセスできるような方法で実行される。すなわち、従来のマルチキャスト経路指定プロトコルの機能を実現するユニット又は手段を変更する必要はない。
この方法は、マルチキャスト・チャネルのソース経路指定ノード(source routing node)と、マルチキャスト・チャネルを支える複数の中間経路指定ノードと、マルチキャスト・チャネルに接続されたマルチキャストの宛先を有するマルチキャスト・チャネルのリーフ経路指定ノード(leaf routing node)とを備えるマルチキャスト通信システムに対して好適である。ここで、複数の中間経路指定ノードは、例えば、前述したPIMプロトコルなどのマルチキャスト経路指定プロトコルが要求するように、マルチキャスト経路指定ツリーをセットアップする間にマルチキャスト経路指定テーブルを参照することができる。
第1の動作101では、更新メッセージが現在の中間経路指定ノードで受信される。この更新メッセージは、現在の中間経路指定ノードに関連して維持されているマルチキャスト経路指定テーブルの更新をトリガーさせることを目的としている。更新メッセージは、マルチキャスト・チャネルのソースに向かう経路において、現在の経路指定ノードより上流にある前の経路指定ノードから受信される。更新メッセージは、マルチキャスト・チャネルのチャネル識別情報と、マルチキャスト・チャネルのソースに向かう経路の上流に配置された前の経路指定ノードの識別情報とを備えている。
前に概要を説明したように、逆経路転送を用いるマルチキャスト経路指定プロトコルがマルチキャスト・ツリーを設定する間に、ソースノードからリーフ経路指定ノードに向かうマルチキャスト・チャネルに対するより好適な経路を確立するような方法で、現在の経路指定ノードがマルチキャスト経路指定テーブルを修正できるように、更新メッセージは、マルチキャスト・チャネルの識別情報と、マルチキャスト・チャネルのソース方向の経路にある前の経路指定ノードの識別情報とを備えている。
次の動作102では、マルチキャスト・チャネルの識別情報が、前の経路指定ノード、すなわち現在の経路指定ノードに更新メッセージを伝えた経路指定ノードに関連してマルチキャスト経路指定テーブルに記憶される。このため、マルチキャスト経路指定プロトコルがここで、逆トレーススキーム(reverse tracing scheme)を使用してマルチキャスト・チャネル用の経路を確立するためにマルチキャスト経路指定テーブルにアクセスする場合、このマルチキャスト経路指定プロトコルは、マルチキャスト・チャネルの経路を区分的に構成するためにそれぞれ前の経路指定ノードの識別情報を使用する。すなわち、マルチキャスト経路指定プロトコルは、マルチキャスト・チャネルを支えるノードとして、前の経路指定ノードを使用する。従って、現在のノードにおいてマルチキャスト経路指定テーブルを修正することにより、ソースノードからマルチキャストの宛先までマルチキャストデータを送信するためにマルチキャスト・チャネルをセットアップするために、先行するノードが、例えば逆経路転送を使用するプロトコルによって確実に使用されるようになる。
その次に、動作103では、前の経路指定ノードから受け取った更新メッセージが、前の経路指定ノードの識別情報を現在の経路指定ノードの識別情報に変更することによって修正される。この処理で、前の経路指定ノードの識別情報を含む更新メッセージの部分が、現在のノードの識別情報に置き換えられる、あるいは上書きされる。
その後、動作104では、マルチキャスト更新メッセージが、マルチキャストの宛先に向かってさらに送信するためにユニキャスト経路指定プロトコルに渡される。このユニキャスト経路指定プロトコルは、当業者には周知の経路指定プロトコルであり、多数の経路指定ノードを有するネットワークでソースから宛先までの経路を作るために好適である。このため、ユニキャスト経路指定プロトコルは、更新メッセージをソースからマルチキャストの宛先までの適当な経路内の次の中間ノードに転送し、次の中間ノードでは動作101〜104が再度行われ、その結果として、先行するノードから現在のノードを通って次のノードに向かうマルチキャスト・チャネルの経路の別の部分に導く。
前述した実施形態は、経路指定ノードにおけるマルチキャスト経路指定テーブルに対する更新動作を、動作101〜104で説明したように、特にマルチキャスト・チャネルの設定に関連して、通信システムで実現された他の機能から分離された別個の方法で行うことができる。これにより、使用されたマルチキャスト経路指定プロトコルに関連した変更を避けるという点で、特に都合が良い。言い換えると、動作101〜104は、特にマルチキャスト経路指定プロトコルに関連して、現在のシステムの機能に重ね合わせるように実施又は実現することができるため、特定のノードにおける状態機械(state machine)を変更する必要を避けることができる。動作101〜104のオーバーレイは、例えば、ソースから宛先に向かうマルチキャストデータを送信するためにより好適な経路を見つけることができるような方法で、マルチキャスト経路指定テーブルを修正するような既存の通信ネットワークをアップグレードする中で実行することができる。より正確には、中間ノードのマルチキャスト経路指定テーブルに対する修正は、ソースからマルチキャストの宛先までの経路を構築するために逆経路転送チェックを用いるマルチキャスト経路指定プロトコルが、マルチキャストのソースからマルチキャストの宛先へ向かう方向の逆方向に経路指定された、更新メッセージのユニキャスト経路を使用するように実行される。すなわち、各中間ノードにおいて前のノードの識別情報(動作102を参照のこと)が記憶されるように、逆経路転送メカニズムは、ソースからマルチキャストの宛先に向かうマルチキャスト・チャネルを構築するために先行するノードを使用する。従って、逆経路転送方式を使用する周知のマルチキャスト経路指定プロトコルに基づいて、マルチキャスト経路指定テーブルを形成することができる。この周知のマルチキャスト経路指定プロトコルは、マルチキャスト経路指定テーブルを使用して、前述したように、それぞれ先行する中間経路指定ノードに関連したマルチキャスト・チャネルの識別情報をマルチキャスト経路指定テーブルの中に記憶した後で、マルチキャスト経路指定ツリーを作る。
このように、削減された実施要件で、非対称の経路指定環境におけるマルチキャスト経路指定を向上させることが可能となる。
以下に、本発明のさらに別の実施形態を、図2に関連して説明する。
図2は、通信システムの中間ノードにおいてマルチキャスト経路指定テーブルを設定する方法の動作を説明しており、特に既存のマルチキャスト経路指定プロトコル、すなわち早い時点で通信システムの中で実行されたマルチキャスト経路指定プロトコルに対するオーバーレイとして、図1の少なくとも幾つかの動作間の相互作用を略述している。図2の動作は、個々の中間ノードで行われるステップを説明している。この中間ノードは、マルチキャスト・チャネルのソースからマルチキャストの宛先への確立すべき経路内の任意の中間ノードとすることができる。
第1の動作201では、マルチキャスト経路指定テーブルが、マルチキャストデータのソースからマルチキャスト・チャネルのリーフ経路指定ノードまでのマルチキャスト・チャネルを構築ために逆経路転送スキームを有する周知のマルチキャスト経路指定プロトコルを用いて、中間経路指定ノードに設定される。このリーフ経路指定ノードは、例えばこのノードに接続されたマルチキャストの宛先を有するノードである。実施例では、マルチキャスト経路指定プロトコルは、非特許文献3の中で説明されているPIMプロトコルである。PIMプロトコルに基づいて生成されたマルチキャスト経路指定テーブルは、例えばリーフ経路指定ノードからマルチキャストデータのソースノードまでのマルチキャスト要求の送信に基づいて確立された経路を逆方向に反転させることにより、マルチキャストのソースからマルチキャストの宛先までのマルチキャスト・チャネルに対して経路を構築する経路指定テーブルである。例えば、このマルチキャスト経路指定プロトコルは、ユニキャストプロトコルを使用して、リーフ経路指定ノードからマルチキャストデータのソースまでマルチキャスト要求を送信することができる。次に、マルチキャスト経路指定プロトコルは、マルチキャストデータをソースからマルチキャストの宛先に送信するために、ユニキャスト経路を逆方向に使用することができる。導入部で言及しているように、リーフ経路指定ノードからソースノードまでの経路に従った送信特性は、ソースノードからリーフ経路指定ノードまでの同じ経路を逆方向に従った送信特性とは著しく異なる場合があるため、逆方向にユニキャスト経路を使用することにより、非対称の経路指定環境において問題が引き起こされうる。このため、非対称環境における逆経路転送の不都合を避けるために、ソースから宛先までのマルチキャストデータに対するより好適な経路を使用できるように、マルチキャスト経路指定テーブルに対する変更が行われる。
B. Fenner,M. Handley,H. Holbrook,I. Kouvelas:「Protocol Independent Multicast-Sparse」,Internet Draft,Internet Engineering Task Force,2004年2月
より正確には、動作202において、更新メッセージが特定の中間ノードで受信され、マルチキャスト・チャネルの識別情報が、中間ノードに関連したマルチキャスト経路指定テーブルの中に、先行する中間経路指定ノードに関連して記憶される。この動作は、図1に関連して説明した動作102にほぼ対応している。前の中間ノードに関連したマルチキャスト・チャネルのIDを記憶することにより、マルチキャスト経路指定テーブル内の現在のエントリーが上書きされるか、又はマルチキャスト経路指定テーブル内に新しいエントリーが作られる。
記憶動作を終えた後の動作203では、逆経路指定メカニズム(reverse path routing mechanism)の既存のマルチキャスト経路指定プロトコルは、例えばPIMプロトコルに基づいて実行される手続きのような当業者に周知の手続きに基づいて、マルチキャスト経路指定テーブルにアクセスする。
その後で、動作204では、逆経路指定メカニズムのマルチキャスト経路指定プロトコルは、例えばPIMプロトコルに基づいて当業者には周知の、逆経路ツリー又はショート経路ツリー(short path tree)を作成する。
更新メッセージは、好ましいことに、ソースノードからリーフ経路指定ノードに向かう方向にマルチキャスト・チャネルに対する最も適切な経路に沿って送信されるため、周知のマルチキャスト経路指定プロトコルの逆経路転送メカニズムは、更新メッセージの経路を正確にたどるマルチキャスト・チャネルに対する逆経路を構築する。
更新メッセージが基本的に任意の経路指定スキームを用いてリーフ経路指定ノードに向かう方向に送信される間において、ユニキャスト・メッセージに対する経路指定プロトコルが、マルチキャストデータをソースノードからマルチキャストの宛先に向かって送信するために特に好適な更新メッセージ用の経路を確立する場合、マルチキャスト・チャネルに対する最も適切な経路を得ることができる。例えば、経路指定プロトコルは、経路のそれぞれの部分の利用可能な帯域幅、送信遅延、経路のローバスト性、特定の量のデータを送信するコストなどに基づいて、更新メッセージに対する経路を決定する。上記の特性又はサービス品質(QoS)の設定は、特定のマルチキャストデータのセッションに基づいて選択することができる。要求される経路特性又はQoSの設定を考慮して、ネットワーク環境内の通信エンティティ間の経路を選択する経路指定プロトコルは、当業者には周知であるため本願ではこれ以上説明しない。ドメイン内の経路指定に関する実施例は、非特許文献4に記載されている。ドメイン間の経路指定に関する実施例は、非特許文献5に記載されている。
G. Apostolopoulos,R. Guerin,S. Kamat,A. Orda,T. Przygienda,D. Williams:「QoS Routing Mechanisms and OSPF Extensions」,Internet RFC 2676,1999年8月 L. Xiao,K. S. Lui,J. Wang,K. Nahrstedt:「QoS extension to BGP」,10th IEEE International Conference on Network Protocols,2002年11月
図2の実施形態で示されているように、既存のマルチキャスト経路指定スキームは、既存のマルチキャスト経路指定プロトコルの修正を要求することなく、本発明と連携して使用することができる。既存のマルチキャスト経路指定プロトコルは、前述したオーバーレイスキームが存在することすら気付かずに、既存のプロトコルに完全に適合したマルチキャスト経路指定チャネルあるいは経路を確立することができる。前述したオーバーレイは、マルチキャスト・セッションに対してより好適なデータ送信経路が使用されるような方法で、現在のマルチキャスト経路指定プロトコルが確立する又は使用するように、マルチキャスト経路指定テーブルを修正するために限って使用することができる。
以下に、本発明のさらに別の実施形態が、図3に関連して説明される。
図3は、マルチキャスト・ツリーを設定する間に参照されるマルチキャスト経路指定テーブルを設定するための、マルチキャスト通信システムの構成要素を例示している。
図3では、マルチキャスト経路指定テーブルを設定するための原理を略述するために、必要な通信システムの幾つかの構成要素しか例示されていない。より正確には、図3は、ルーティング・エージェント301とマルチキャスト経路指定テーブル302とを備える通信システムの現在の中間経路指定ノード300を例示している。さらに、図3は、マルチキャストデータのソースからマルチキャストの宛先に接続するリーフ経路指定ノードまで伸びるようなマルチキャスト・チャネルに対する経路の中における先行する中間経路指定ノード310を例示している。この先行する中間経路指定ノード310は、矢印353によって示されているように、前の経路指定ノードが中間経路指定ノード300よりもマルチキャストデータのソースにより近い位置に配置されているため、中間経路指定ノード300に先行するノードを構成すると考えられる。さらにまた、図3は、マルチキャストデータのソースからマルチキャストの宛先に接続するリーフ経路指定ノードに向かうマルチキャスト・チャネルに対する経路の中における次の中間経路指定ノード320を例示している。この次の中間経路指定ノード320は、マルチキャストデータの宛先に向かう方向を示す矢印354によって示されているように、中間経路指定ノード300と比較すると、マルチキャストデータのソースからより遠くの位置に配置されているため、後続のノードを構成すると考えられる。
中間経路指定ノード300は、ソースからリーフ経路指定ノードまで、また最終的にはマルチキャストの宛先までのマルチキャスト・チャネルに対してより好適な経路を提供するために、中間経路指定ノード300のマルチキャスト経路指定テーブルを適切に修正又は更新する機能を実現するルーティング・エージェントを有する通信システムの任意のノードとすることができる。より正確には、このマルチキャスト用のルーティング・エージェントは、先行する経路指定ノードからの更新メッセージを受信するための手段を備えている。この更新メッセージは、マルチキャスト・チャネルの識別情報と、マルチキャスト・チャネルのソースに向かう経路に沿って上流に配置された先行する中間経路指定ノードの識別情報とを含むものである。さらに、このエージェントは、矢印355によって示されているように、マルチキャスト経路指定テーブル302の中に先行する中間ノードに関連したマルチキャスト・チャネルの識別情報を記憶するための手段を備えている。さらにまた、このルーティング・エージェントは、先行する中間ノード310の識別情報を中間ノード300の識別情報に変更することによって、更新メッセージを修正するための手段と、この修正された更新メッセージを後続の経路指定ノード320に送るための手段とを備えている。更新メッセージを先行する経路指定ノード310から中間経路指定ノード300を通って後続の中間経路指定ノード320まで、又は場合によってはさらに別の経路指定ノードまで送信することは、前の実施形態に関連して略述したように、通信システムのローカルユニキャスト経路指定プロトコルを用いて行うことができる。
前に概略を説明したように、更新メッセージに基づいてマルチキャスト経路指定テーブルを修正した後で、PIMプロトコルなどの通信システムのマルチキャスト経路指定プロトコルは、矢印352で示されているように、マルチキャストデータのソースからマルチキャストデータの宛先までのマルチキャスト経路指定チャネルをセットアップするためにマルチキャスト経路指定テーブル302にアクセスすることができる。前述したように、マルチキャスト経路指定プロトコルは、マルチキャスト経路指定テーブルの中でルーティング・エージェントが行うメカニズムや動作を意識していない。このため、マルチキャスト経路指定テーブルは、PIMプロトコルなどのマルチキャスト経路指定プロトコルによって前もって形成され、マルチキャスト経路指定プロトコルは、このマルチキャスト経路指定テーブルを使用して、ルーティング・エージェントが行った動作、例えば先行する中間経路指定ノード310に関連したマルチキャスト・チャネルの識別情報をマルチキャスト経路指定テーブル302の中に記憶した後で、マルチキャスト経路指定ツリー作ることができる。
通信システムが、説明された実施形態によるルーティング・エージェントを有する経路指定ノードを備え、経路指定ノードが、本発明の実施形態で説明されたルーティング・エージェントを有していない場合は、中間経路指定ノード300は、中間経路指定ノードが実際にマルチキャスト経路指定テーブルを設定するためのルーティング・エージェントを備えているかどうかを判断するための確認動作を行うことができることが好ましい。
このため、中間経路指定ノード300は、先行する中間経路指定ノードから更新メッセージを受け取ると、ルーティング・エージェントが存在するかどうかを判断して、ルーティング・エージェントが存在する場合は、更新メッセージをこのルーティング・エージェントに転送して、ルーティング・エージェントが概要を前述したマルチキャスト経路指定テーブル302を設定する動作を行うようにさせる。
図3に示した構成要素は、次の実施例の中でさらに詳細に説明される。以下の詳細な記載は単に実施例を構成するものであり、本願を限定するものと解釈してはならない。
マルチキャスト通信を行う通信システムは、任意の種類の無線通信ネットワーク又は固定式の無線通信ネットワークとすることができ、有線通信を含むことができる。例えば、通信システムは、任意の携帯通信ネットワーク、すなわちUMTSネットワークなどの携帯端末及び固定基地局を含むことができ、またアドホック通信ネットワークを含むこともできる。アドホック通信ネットワークは、動的な動作及び構成を有するネットワークを構成する、分散型の媒体アクセス制御機能を有する無線ネットワークとして構成することができる。ここで、リソースの有用性及び例えば受信可能領域は、関係するネットワークの構成要素又はノードに依存する。このネットワークは、パケット化したデータ転送、又は直接通信リンク(direct communication link)又は任意の種類のコネクションレス・リンク(connection-less link)を中継する。
本発明の実施形態では、通信ネットワークは、マルチキャストデータの送信、すなわちソースから多数の宛先へのデータの送信をサポートすることが考慮されている。マルチキャスト送信は一般に、全てのマルチキャストデータの宛先に対して同じ時間に生じて、そしてマルチキャストの宛先により近い位置又はノードに向かうマルチキャストデータを搬送するマルチキャスト・チャネルが確立される。一般的に、マルチキャスト・チャネルは、マルチキャストデータのソースから実際のマルチキャストの宛先に接続されたリーフ経路指定ノードに向かって延びている。このリーフ経路指定ノードは、スイッチング装置を構成すると考えることができる。このスイッチング装置では、マルチキャスト・チャネルを経由して送信されたマルチキャストデータは一般に、個々のマルチキャストデータの宛先に対して個々のデータストリームあるいはパケットシーケンスに分割される。
マルチキャストの宛先は一般に、ラップトップコンピュータ、携帯電話、携帯情報端末、ネットワークの中間ノードなどの任意の適当なコンピュータ装置とすることができる。通信システムでは、ノードは、マルチキャストデータの宛先と、例えば他のマルチキャスト・セッションに関係する通信データの経路指定を行う中間ノードとを同時に構成することができる。
代表的なマルチキャスト・セッションは、ソースノード又はサーバから複数のマルチキャストの宛先、すなわち視聴者に向かってオーディオ又はビデオデータを送信することである。ソースノードが、例えばある地理的地域に配置され、マルチキャストの宛先が別の地理的地域に配置される場合は、マルチキャストデータ、すなわちオーディオデータ、ビデオデータあるいは別のデータは、1つのデータストリーム又はパケットのストリームとして、第1の地理的地域のソースノードから第2の地理的地域に関連したリーフ経路指定ノードに送信され、そしてマルチキャストデータは、第2の地理的地域の中の個々の宛先に対する個々の伝送に分岐される。しかしながら、ビデオデータ及びオーディオデータに加えて、マルチキャスト・セッションは任意の他の種類のデータを送信することも含むことができる。
以下に、中間経路指定ノード300の実施例を説明する。
この中間経路指定ノードは、前述したように、通信システムのノードによって構成され、PIMプロトコルなどのマルチキャスト経路指定プロトコルに対応している。従って、中間経路指定ノード300は、コンピュータ装置、携帯電話、又は通信システムの任意の他のノードとすることができる。一般に、中間経路指定ノード300は、少なくとも1つの処理構成要素すなわちCPUと、データを記憶するための記憶能力すなわちメモリと、中間経路指定ノードの適切な動作に対応するためのプログラムとを備えている。中間経路指定ノードは、マルチキャスト経路指定テーブル302を記憶するためのストレージ・スペース(storage space)を備えているか、又は離れた位置にマルチキャスト経路指定テーブル302を保持するためのストレージ・スペースに接続されている。さらに、中間経路指定ノード300は、前述したように、更新メッセージを受け取り、かつマルチキャスト経路指定テーブルを適切に変更するためのルーティング・エージェント301を備えている。このルーティング・エージェントは、中間経路指定ノード300に記憶されたプログラム命令のシーケンスによって構成され、ノードの中央処理装置に読み込まれると、ルーティング・エージェントの前述した特徴を実現させる。別の方法では、ハードウェア要素すなわち回路が、少なくとも部分的にルーティング・エージェントを構成することができる。このため、中間ノードは、マルチキャスト・チャネルの識別情報と、エージェントを有し、かつマルチキャスト・チャネルのソースに向かう経路上の上流に配置されている先行する中間経路指定ノード310の識別情報とを含む更新メッセージを受信させるための命令を含むコード部分と、次のマルチキャスト・チャネルを設定するために、先行する中間ノードに関連したマルチキャスト・チャネルの識別情報をマルチキャスト経路指定テーブルの中に記憶させるための命令を有するコード部分と、先行する中間ノードの識別情報を現在の中間ノードの識別情報に変更することによって、更新メッセージを修正させるための命令を有するコード部分と、修正された更新メッセージをローカルユニキャスト経路指定プロトコルに送らせるための命令を有するコード部分とを含む、経路指定エージェントに関係するコード部分を記憶することができる。
マルチキャスト経路指定テーブル302は、マルチキャスト・チャネルの識別情報と、先行する中間ノード又はマルチキャスト・チャネルのソースに関連する識別情報とを記憶するメモリ空間を備えている。マルチキャスト・チャネルの識別情報に続いて、マルチキャスト・チャネルの先行する経路指定ノード又はソースの識別情報を含むマルチキャスト経路指定テーブルに関する情報は、アレイに記憶される。識別情報は、インターネットのアプリケーションで使用されるIPアドレスなどの、先行する中間ノード又はソースの識別を可能とするような任意の固有の文字列とすることができる。別の方法では、先行する経路指定ノードの識別情報は、任意の他の種類の情報で構成することができる。同様に、マルチキャスト・チャネルの識別情報は、マルチキャスト・チャネル及び/又はマルチキャストの宛先の識別を可能とするような任意の固有の文字列又は任意の他の種類の情報とすることができる。
ルーティング・エージェントがマルチキャスト経路指定テーブルを設定した後で、マルチキャスト経路指定プロトコルでアクセスすることは、マルチキャスト経路指定プロトコルの特徴に基づいて行うことができる。すなわち、マルチキャスト経路指定プロトコルが実行される手順は変更されない。アクセスは、逆経路転送を用いてマルチキャスト・チャネル用の経路を構築ために、マルチキャスト・チャネルの識別情報と、先行する経路指定ノードの識別情報とを読み取ることにより行うことができる。
前の実施形態に関連して説明したように、更新メッセージは、マルチキャスト用のソースからマルチキャストの宛先に向かうマルチキャスト・チャネルの意図した経路に沿って送信され、これにより、矢印350で例示したように、先行する経路指定ノード310から中間経路指定ノード300まで送信される。更新メッセージは、ユニット経路指定プロトコルを用いてマルチキャスト・チャネルの適切な経路に沿って送信するか、又は所定の経路に沿って、すなわち所定の経路指定ノードのシーケンスに沿って送信することができる。
1つの実施例によると、マルチキャスト・チャネルの識別情報と先行する経路指定ノードの識別情報とを含む更新メッセージは、インターネットパケット送信などの周知のアドレス指定スキームを用いて送信され、そしてこの更新メッセージは、中間経路指定ノード300のアドレス又は識別情報を示すヘッダ部分を有するデータパケットによって構成されるか、又はそのデータパケットの中に含まれる。
中間経路指定ノードは、前述したように、ルーティング・エージェントがマルチキャスト経路指定テーブルを更新して更新メッセージを修正した後で、矢印351で示されているように、更新メッセージを後続の経路指定ノード320に転送するために同じスキームを使用できる。
先行する経路指定ノード310と後続の経路指定ノード320とは、中間経路指定ノード300とほぼ同じ構成をしている、すなわちルーティング・エージェントとマルチキャスト経路指定テーブルとを備えている。図面には例示されていないが、更なる経路指定ノード又は中継局が、先行する経路指定ノード310、中間経路指定ノード300及び後続の経路指定ノード320の間に設けられ得る。これらのノード又は中継局は、ルーティング・エージェントを備えていない。
更新メッセージの送信は、大抵は、無線データ送信、ワイヤーラインデータ送信又はその組合せなどの任意の種類のネットワークデータの送信方式を用いて行うことができる。
下記に、本発明のさらに別の実施形態を、図4に関連して説明する。
図4は、マルチキャスト経路指定テーブルを設定する方法の動作を例示しており、特に更新メッセージの開始点として目標の経路指定ノードを選択する動作の要点を説明している。
前述したように、更新メッセージは、ソースノードからリーフ経路指定ノードまでの経路に沿って送信され、この経路は、個々の経路指定ノードのマルチキャスト経路指定テーブルに基づいて決定される。更新メッセージをソースノードからリーフ経路指定ノードまでの全経路に沿って送信することは可能であるが、更新メッセージをソースノードからリーフ経路指定ノードまでの経路の一定の部分のみに沿って送信することもできる。より正確には、ソースノードとリーフ経路指定ノードとの間の経路指定ノードの中から選択したある目標の経路指定ノードから更新メッセージが送信さえる、あるいは、更新メッセージがその目標の経路指定ノードで開始することができる。
より正確に述べると、動作401では、リーフ経路指定ノードがマルチキャスト・セッションに加わることを希望するかどうかが検出される。例えば、リーフ経路指定ノードに接続されたコンピュータ装置のユーザが、ビデオの送信のような特定のサービスを申し込むと、このリーフ経路指定ノードは、所望の情報を得てその情報をユーザに送信するために、マルチキャスト・セッションに加わるその意思をネットワークで示す。
その後、動作402では、目標の経路指定ノードに関する決定が届けられる。この目標の経路指定ノードは、目標の経路指定ノードからリーフ経路指定ノードまでの経路に沿ってマルチキャスト経路指定テーブルを設定するための開始点として選択される。実施例では、目標の経路指定ノードに関する決定は、例えばネットワークのオペレータにより設定されるポリシーなどのポリシーに基づいている。例えば、ポリシーによれば、マルチキャスト・チャネルのソースに近い目標の経路指定ノード、又はマルチキャスト・チャネルの経路上のある別の点の目標の経路指定ノードが選択される。目標の経路指定ノードを決定するための動作は、リーフ経路指定ノードにおいて、又はマルチキャスト・チャネルあるいはセッションを担うネットワークの任意の他のノードにおいて行われる。ソースノードとリーフ経路指定ノードとの間の目標の経路指定ノードが選択された場合において、目標の経路指定ノードとリーフ経路指定ノードとの間の通信チャネルの経路の一部のみが、前の実施形態に関連して説明された特徴及び動作に基づいて設定される。
目標の経路指定ノードを選択した後で、動作403では、目標の経路指定ノードは、目標の経路指定ノードからリーフ経路指定ノードまでのマルチキャスト・チャネルの経路に沿ってマルチキャスト経路指定テーブルを設定することをトリガーするように要求される。この目標の経路指定ノードは、リーフ経路指定ノードによって、又はマルチキャスト・チャネル又はセッションを担う任意の他のノードによって要求されることになる。実施例によれば、リーフ経路指定ノードは要求メッセージを目標の経路指定ノードに送信して、この目標の経路指定ノードに関連した目標の更新エージェントに対して、目標の経路指定ノードからリーフ経路指定ノードまでのマルチキャスト経路指定テーブルを設定することをトリガーするように要求する。この要求メッセージには、例えばマルチキャスト・チャネルの識別情報とリーフ経路指定ノードの識別情報とが含まれる。さらに、要求メッセージには、幾つかの要求事項、すなわちサービス品質の設定などのマルチキャスト・チャネルに対する所望の特性が含まれる。例えば、要求メッセージには、特定の要求されたデータのスループット、特定の最大許容時間遅延、あるいはその他の所望のデータ送信の特性の品質が含まれる。
要求メッセージに基づいて、目標の経路指定ノードは、前の実施形態に関連して説明したように更新メッセージを発生し、通信チャネルの適切な経路上のリーフ経路指定ノードに向かって更新メッセージを送信する。例えば、更新メッセージは、任意のインターネット経路指定プロトコルなどのユニキャスト経路指定プロトコルによって選択された経路に沿って送信される。さらに、サービス品質を認識している経路指定プロトコルは、例えばマルチキャスト要求メッセージと一緒に送信されるようなマルチキャスト・チャネルに対する一定の特性が必要な場合において、使用され得る。更新メッセージを経路指定するのに適した経路指定プロトコルが、この分野では周知のQoSを含んでおり、経路指定プロトコルに関してこの時点ではこれ以上は説明しない。
更新メッセージがリーフ経路指定ノードに到着した後で、マルチキャスト経路指定プロトコルは、逆経路転送チェックに基づいてマルチキャスト・チャネルに対する経路を構築する。この経路は、更新メッセージによって得られた経路に合致し、マルチキャスト経路指定プロトコルが各中間経路指定ノードにおいてマルチキャスト経路指定テーブルの情報に従っているため、マルチキャスト経路指定プロトコルを目標の経路指定ノードに導くようになっている。
下記において、本発明のさらに別の実施形態を図5に関連して説明する。
図5は、マルチキャスト経路指定テーブルを設定するための通信システムの構成要素を例示しており、目標の経路指定ノードの選択と、要求メッセージ及び更新メッセージの送信とをさらに概説している。
図5は、マルチキャストデータのソースノード501とマルチキャストデータの受取人としてリーフ経路指定ノード502とを概略的に例示している。
前述したように、マルチキャストの宛先(図示せず)は、リーフ経路指定ノードに接続され、このリーフ経路指定ノードは、マルチキャストデータを経路指定するスイッチングノードとして動作するものであり、個々のマルチキャストの宛先に向かう個々の分岐に対しデータストリームを分ける。しかしながら、リーフ経路指定ノードはそれ自体、例えばマルチキャストデータを要求したコンピュータ装置として、マルチキャストデータの宛先を構成し得る。リーフ経路指定ノードが、ソースから宛先に向かうマルチキャスト・チャネルの経路の中のいずれかで経路指定ノードを構成する場合は、マルチキャスト・チャネルは、リーフ経路指定ノード502からさらに別の経路指定ノードまで続くことになる。組み合わされたアプローチも可能であり、この場合リーフ経路指定ノード502は、マルチキャストデータの宛先として、マルチキャストの宛先に向かうマルチキャストデータの適切な分岐として、またマルチキャスト・チャネルのデータをさらに別の経路指定ノードに転送するための経路指定ノードとして動作する。
図5はさらに、目標の経路指定ノード503を例示している。この目標の経路指定ノード503は、目標の経路指定ノードからリーフ経路指定ノードまでの経路に沿ったマルチキャスト経路指定テーブルを設定する開始点として、メカニズムが選択した通信システムの経路指定ノードにより構成される。目標の経路指定ノード503は、ソースノード501からリーフ経路指定ノード502までの経路の中の通信システム内の任意の場所に配置することができる。しかしながら、マルチキャストデータを適切に送ることを可能にするために、目標の経路指定ノードがソースノード501からリーフ経路指定ノード502までのマルチキャスト・チャネルの既存の経路あるいはその経路の一部の中に存在すること、又は目標の経路指定ノードが選択プロセスの情報を少なくとも保持しているかあるいは備えていて、ソースノード501からリーフ経路指定ノード502までのマルチキャスト・チャネルとマルチキャストデータの送信とをサポートできることが好ましい。
例えば、マルチキャスト経路指定プロトコルがソースノード501からリーフ経路指定ノード502までの通信チャネルに対して経路を確立し、そしてソースノードからリーフ経路指定ノードまでデータを送信するために経路の特性を考慮して、この経路を改良することが望ましい。この場合は、ソースノード501からリーフ経路指定ノード502までの現行の経路上の経路指定ノードの1つが、前の実施形態に関連して概説したように、マルチキャスト経路指定テーブルを設定あるいは更新するために目標の経路指定ノードとして選択される。前に概説した手続きも、マルチキャスト・チャネルに対して経路を新たに確立するように機能する。この場合、例えば、ソースノードに近い経路指定ノードあるいはソースノード自身を、目標の経路指定ノードとして選択できる。
図5は、通信システムの多数の経路指定ノード504,505,506及び507を示しており、これらの経路指定ノードは、ソースノード501からリーフ経路指定ノード502まで通信チャネルを経路指定する具体例としての候補を構成する。
この実施形態では、通信チャネルに対する通信経路は、点線560,561及び562によって例示したように、ソースノード501から目標の経路指定ノード503、経路指定ノード506を通ってリーフ経路指定ノード502までの経路に沿って、PIMプロトコルなどのマルチキャスト経路指定プロトコルによって前もって確立されていると仮定する。しかしながら、経路がPIMプロトコルなどの逆経路転送機能を有する経路指定プロトコルによって確立される場合、前述した理由のため、この経路は最適ではない場合がある。
このため、マルチキャスト・セッションに加わるというリーフ経路指定ノード502の意思を検出すると、例えばリーフ経路指定ノード502に接続されたコンピュータ装置を有するユーザからの要求に基づいて、送信方向の経路の特性を考慮してマルチキャスト・チャネルに対してより好適な経路を得るために、リーフ経路指定ノードは、マルチキャスト経路指定テーブルを更新するための目標点又は開始点として、目標ノード503を選択する。目標ノード503を選択すると、リーフ経路指定ノード502は、矢印550で示されているように、要求メッセージを目標の経路指定ノード503に送信する。要求メッセージの送信は、通信ネットワークで利用できる適切なアドレス部分を有するデータパケットなどの任意の適切な技術を用いて実行できる。この要求メッセージは、経路指定ノード506などの多数のさらに別の経路指定ノードを通って転送され得る。
目標ノード503で要求メッセージを受け取ると、この目標ノードは、前に概説したように、マルチキャスト更新メッセージを生成する。次に、目標ノード503は、この更新メッセージを経路指定ノード504に送信する。更新メッセージには、マルチキャスト・チャネルの識別情報と目標の経路指定ノード503の識別情報とが含まれている。
更新メッセージに対する経路は、通信システムで使用できるローカルユニキャスト経路指定プロトコルなどの任意の適当な技術によって選択することができる。QoSを意識した、すなわち帯域幅や遅延などに対して一定の特性を有する更新メッセージに対する経路を見つけることができる経路指定プロトコルを使用することが好ましい。
経路指定ノード504で更新メッセージを受け取ると、経路指定ノード504においてマルチキャスト経路指定テーブルを設定する手順が、前の実施形態に関連して概説したように実行される。そのプロセスでは、経路指定ノード504の経路指定テーブルが、目標の経路指定ノード503の識別情報に関連したマルチキャスト・チャネルの識別情報を記憶することによって設定される。さらに、経路指定ノード504は、目標ノード503の識別情報を経路指定ノード504の識別情報に置き換えることによって更新メッセージを修正して、この更新メッセージを経路指定ノード505に転送する。
経路指定ノード505では、同じプロセスが繰り返される、すなわちマルチキャスト・チャネルの識別情報は、経路指定ノード504の識別情報に関連した経路指定ノード505のマルチキャスト経路指定テーブルの中に記憶され、更新メッセージは、経路指定ノード504の識別情報の代わりに経路指定ノード505の識別情報を含むことによって修正される。
本実施例では、更新メッセージは、次にリーフ経路指定ノードに転送される。しかしながら、更新メッセージは、ノード504や505などのさらに別の経路指定ノードを通って送信することもできる。
リーフ経路指定ノード502では、マルチキャスト経路指定テーブルが、同様に、経路指定ノード505の識別情報に関連したマルチキャスト・チャネルの識別情報を記憶することによって選択される。
この動作の後で、マルチキャスト経路指定プロトコルが、リーフ経路指定ノードで始まる通信チャネルに対する経路を確立するために逆経路転送チェックを実行する場合、リーフ経路指定ノードは、マルチキャスト・チャネルに対する経路の一部を確立するために経路指定ノード505の識別情報を使用し、経路指定ノード505は、経路指定ノード504の識別情報を使用し、また経路指定ノード504は、目標の経路指定ノード503の識別情報を使用する。次に、この経路は、マルチキャストデータを転送するために逆方向に使用され、そしてマルチキャスト・チャネルに対する最終的な経路は、ソース経路指定ノード501から目標ノード503、中間経路指定ノード504及び中間経路指定ノード505を通ってリーフ経路指定ノード502まで延びる。
目標の経路指定ノードを選択したり、マルチキャスト経路指定テーブルを設定あるいは更新する前記のステップは、特に通信システムが、システムに出入りする経路指定ノードによる動的な挙動を有する場合においては、タイマに基づいて、又はマルチキャスト・チャネルの経路内のノードの中の変化などの特定の事象に基づいて定期的に実行され得る。
1つの実施例では、図5に示したそれぞれのノードは、前の実施形態に関連して概説したように、マルチキャスト経路指定テーブルの更新動作を行うための更新エージェントを備えている。この場合、目標ノード503に送信された要求メッセージは、さらに処理を行うために目標の経路指定ノードの関連する更新エージェントに転送され、そして目標の経路指定ノード503からリーフ経路指定ノード502に向かって送信された更新メッセージは、経路指定ノード504において前に概説した更新動作を行うために関連する更新エージェントに、また同様に、経路指定ノード505においてマルチキャスト経路指定テーブルの更新動作を行うために経路指定ノード505の更新エージェントに転送される。同じことが、リーフ経路指定ノード502にも適用される。
下記において、本発明のさらに別の実施形態を、図6に関連して説明する。
図6は、マルチキャスト・チャネルに対してマルチキャストテーブルを設定するための動作を例示しており、特にマルチキャストデータの宛先に向かうマルチキャスト経路指定テーブルを設定するための開始点として、目標の経路指定ノード選択する動作を概説している。
図6の動作は、例えば、マルチキャスト経路指定プロトコルがマルチキャスト経路指定動作を実行するのと同じ繰り返し率(30秒又は任意の他の継続時間とすることができる)で、定期的に実行される。さらに、マルチキャスト・チャネルの現在の経路に対する修正が検出される場合、例えば動的なシステムにおいて経路指定ノードが通信システムから離れる場合に、図6の動作を実行できる。
図6は、ドメインの中の(ドメイン内の)マルチキャストチャネル経路指定と、多数のドメインの間の(ドメイン間の)マルチキャスト・チャネルの経路指定とを支援するために、ドメイン間及びドメイン内の環境の中で目標の経路指定ノードを適切に選択することを特に概説している。第1の動作601では、実質的に前に概説しているように、マルチキャスト・セッションに加入するというリーフ経路指定ノードの意思が検出される。
その後、動作602では、リーフ経路指定ノードは、マルチキャスト・セッションに関してデータトラフィックを処理する進入経路指定ノード(ingress routing node)からのローカルな告知(local announcement)を待つ。この進入経路指定ノードは、リーフ経路指定ノードをも含むネットワーク・ドメインの経路指定ノードである。ネットワーク・ドメインは、特定の地理的地域の中の任意の自律ネットワーク(autonomous network)又は経路指定ノードのグループである。通信システムは、退出経路指定ノード(egress routing node)及び進入経路指定ノードを通して互いに相互接続された多数のこうしたドメインを備えている。退出経路指定ノードは、1つのネットワーク・ドメインから別のネットワーク・ドメインの進入経路指定ノードに対してトラフィックを送信する。
このため、ネットワーク・ドメインの進入経路指定ノードは、マルチキャスト・セッションに関係するトラフィックを受け取ると、進入経路指定ノードのネットワーク・ドメインに対してローカルな告知を行い、マルチキャスト・セッションに関係するデータを受け取るこの特定のノードは、マルチキャスト・セッションに対する進入経路指定ノードであることを示している。この告知は、この特定の実施例では、リーフ経路指定ノードも備えた進入経路指定ノードの領域内のブロードキャストである。
実施例によれば、このローカルな告知は、ネットワークのアドレスなどの進入経路指定ノードの識別情報とマルチキャスト・チャネルの識別情報とを備えている。このため、リーフ経路指定ノードが、マルチキャスト・セッションに関係するローカルな告知を受信する、又は過去にマルチキャスト・セッションに関係したそのような告知を受信している場合は、リーフ経路指定ノードは、進入経路指定ノードがマルチキャスト・チャネルに関係する情報を保持していることを知ることになる。
このため、動作603では、エッジ経路指定ノードがローカルな公知を受信したかどうかが決定される。この決定が「イエス」の場合は、ローカルな告知がリーフ経路指定ノードで受信されたことを示し、このリーフ経路指定ノードは動作604において、進入経路指定ノードを目標の経路指定ノードとして選択する。進入経路指定ノードを目標の経路指定ノードとして選択すると、この進入経路指定ノードは、進入経路指定ノードからリーフ経路指定ノードに向かうマルチキャスト経路指定テーブルを設定あるいは更新するための開始点になる。動作608では、リーフ経路指定ノードはここで、要求メッセージを目標の経路指定ノードに、この場合は進入経路指定ノードに送信する。
動作603で、決定が「ノー」である、すなわちローカルな告知がリーフ経路指定ノードで受信されなかった場合は、動作605において、選択ポリシーの設定がチェックされる。この選択ポリシーは、目標の経路指定ノードとして経路指定ノードを選択することを管理し、そして通信システムのオペレータ又はリーフ経路指定ノードのドメインによって設定される。1つの選択肢によれば、選択ポリシーは、マルチキャスト更新テーブルを設定するための開始点として、マルチキャスト経路指定チャネルのソースに近い経路指定ノードを選択するようにソース選択手順を規定することができる。別の方法では、選択ポリシーは、マルチキャスト・チャネルに関係する情報を保持している最も近い経路指定ノードを選択するように指示する。
動作606において、ポリシーの設定がチェックされて、ソースの選択が設定されている場合は、動作607において、マルチキャスト・チャネルのソースに近いノードが目標の経路指定ノードとして選択される。この経路指定ノードは、マルチキャストデータのソースに接続された第1のノードであり、その代替として、マルチキャストデータのソースノードがそれ自体目標の経路指定ノードとして選択される場合もある。ソースに近いノード又はソースノードが目標の経路指定ノードとして動作607で選択されると、動作608において、要求メッセージが、目標の経路指定ノードであるこのノードに送信される。
動作608に続いて、前の実施形態に関連して概説したように、更新メッセージを生成してリーフ経路指定ノードに向かって送信される。
動作606で、決定が「ノー」である場合は、ソースの選択が望まれていないことを示し、選択ポリシーはマルチキャスト・チャネルに関係する情報を保持している最も近い経路指定ノードを選択するように指示する。動作の流れは出口点609に続き、図8に関連してさらに説明する。
下記において、本発明のさらに別の実施形態を、図7に関連して説明する。
図7は、マルチキャスト経路指定テーブルを設定する通信システムの構成要素を例示しており、特にマルチキャスト経路指定テーブルを更新するためのドメイン間及びドメイン内のシナリオを例示している。前述したように、要求メッセージは、マルチキャスト・チャネルを複数のドメインを通って経路指定するために、通信システムのあるドメインから別のドメインに送信される。この場合において、要求メッセージを使用してリーフ経路指定ノードの特定のドメイン内のマルチキャスト・チャネルに対するマルチキャスト経路指定テーブルを更新するシナリオを説明する。
図7は、前の実施形態に関して概説したように、ソースノード701とリーフ経路指定ノード702とを例示している。
ソースノード701は第1のドメイン760の中に、またリーフ経路指定ノード702は第2のドメイン761内に配置されている。通信システムのネットワークドメインは、互いに対して知識がある経路指定ノードを備えた地理的地域によって構成されると考えることができるため、互いの間でデータを交換するための経路指定ノードのグループを構成する。データが第1のドメイン760から第2のドメイン761にというように、1つのドメインから他のドメインに送信される場合、このデータは一般に、第1のドメインの退出経路指定ノードによって処理されて、第2のドメインの進入ノードに送信される。図7の実施例では、データは第1のドメイン760の退出ノード703から第2のドメイン761の進入ノード704に送信される。
2つのネットワーク・ドメイン間のトラフィックが1対の退出ノード及び進入ノードによって処理されることは可能であるが、例えば異なる通信チャネル又はマルチキャスト通信チャネルに関係する、第1及び第2のドメインの複数の退出ノード及び進入ノードが通信トラフィックを処理することもできる。
図7の実施例では、マルチキャスト・チャネルに対する通信経路の一部が、ソースノード701から図7に示されている経路指定ノード708などの例えば多数の中間経路指定ノードを通って第1のネットワーク・ドメイン760の退出ノード703まで確立すると考えられる。矢印755によって例示されているように、退出ノードまで通じた後で、マルチキャスト・チャネルは、矢印756で例示したように、第2のネットワーク・ドメイン761の進入ノード704に通される。
第2のネットワーク・ドメイン761では、例えば第2のドメイン内で経路指定ノードの位置を変更すること又は定期的な更新メカニズムに基づいて、マルチキャスト・チャネルに関係するマルチキャスト経路指定テーブルを更新する又は設定することが必要である。
進入ノード704は、第2のドメイン内のマルチキャスト・チャネルのエントリーポイントであり、矢印750で例示されているように、1度又は定期的にローカルな告知を第2のドメインのノードに対して送信する。このローカルな告知は、進入ノードが通信チャネルに対する進入ポイントであることを知らせている。例えば、ローカルな告知には、マルチキャスト・チャネルの識別情報と、ネットワークアドレスなどの進入ノードの識別情報とが含まれる。ローカルな告知は、リーフ経路指定ノード702を含む第2のネットワーク・ドメインのノードによって受信され、リーフ経路指定ノードが例えばユーザの要求に基づいてマルチキャスト・セッションに加入することを希望する場合は、リーフ経路指定ノード702又は通信システムの任意の他のエンティティは、リーフ経路指定ノードに向かうマルチキャスト経路指定テーブルの設定を開始するための目標の経路指定ノードとして、進入経路指定ノード704を選択する。
その結果、リーフ経路指定ノード702は、前の実施形態に関して概説したように、矢印751で例示されているように、要求メッセージを進入経路指定ノード704に送信する。その後で、進入経路指定ノードは、更新メッセージを生成し、矢印752.753及び754で示すように、この更新メッセージを経路を通してリーフ経路指定ノード702に向けて送信する。図7は、別の例の経路指定ノード707を示しており、これは第2のドメインの残りのノードを例示するためのマルチキャスト経路の一部ではない。経路指定ノード705、706及びリーフ経路指定ノード702は、マルチキャスト経路指定テーブルの更新を行い、PIMプロトコルなどのマルチキャスト経路指定プロトコルは、逆経路転送チェック機能を用いて、進入経路指定ノードから経路指定ノード705及び706を通ってリーフ経路指定ノードまでの経路を確立する。
例えば、リーフ経路指定ノード702が進入ノード704からのローカルな告知を受け取らない場合は、このリーフ経路指定ノードは、第2のネットワーク・ドメインに対するマルチキャスト・チャネルのエントリーポイントを知らないことになる。このため、リーフ経路指定ノードは、要求メッセージを進入経路指定ノード704に送ることはできないが、その代わりに、要求メッセージをソース経路指定ノード701にあるいはソース経路指定ノードに近接したノードに直接送信することを決定する。ソース経路指定ノードのアイデンティティは、例えばマルチキャスト・セッションに加入するクライアントによる要求に基づいてリーフ経路指定ノードには知られているため、このリーフ経路指定ノードは、要求メッセージをソース又はそれに近接した経路指定ノードに直接送ることができる。
このドメイン間のシナリオの中で目標の経路指定ノードを選択した後の、更新メッセージの生成及び送信は、前に概説したほぼ同じ手順に従い、すなわち目標の経路指定ノードが更新メッセージを生成し、その更新メッセージをリーフ経路指定ノードに送信して、更新メッセージの経路上の個々の経路指定ノードにおいて更新動作を実行させる。
下記において、本発明のさらに別の実施形態を図8に関連して説明する。
図8は、マルチキャスト経路指定テーブルを設定する方法の動作を例示しており、特に目標の経路指定ノードから宛先、例えばリーフ経路指定ノードに向かう経路に沿ってマルチキャスト経路指定テーブルの設定をトリガーするために、目標の経路指定ノードを識別する動作を概説している。
前述したように、目標の経路指定ノードは、ネットワーク・ドメインの進入経路指定ノード、すなわち、リーフ経路指定ノードあるいはマルチキャスト・チャネルの宛先を含むドメインの中へ入るマルチキャスト・チャネルのエントリーポイントとすることができる。別の実施例では、ドメイン間のシナリオでは、ソースノードに近い経路指定ノードあるいはソースノード自身を、目標の経路指定ノードとして選択することができる。
しかしながら、リーフ経路指定ノードすなわち宛先がマルチキャスト・セッションに加入することを新たに希望する場合は、現在のマルチキャスト・チャネルについては、下記に概説するように、新しいマルチキャストの宛先とマルチキャスト・セッションに関するデータを処理する最も近い経路指定ノードとの間にマルチキャスト・チャネルを設定することが望ましい。
第1の動作801では、リーフ経路指定ノードは要求メッセージをマルチキャストデータのソースに向かって送信する。前述したように、例えばリーフ経路指定ノードに接続されたコンピュータ装置のユーザからの、マルチキャスト・セッションに加入するという要求をリーフ経路指定ノードが検出すると、この要求メッセージはリーフ経路指定ノードによって送信される。
要求メッセージに関する経路は、当業者には周知のインターネットのアプリケーションで使用されるユニキャスト経路指定プロトコルなどの、通信システムの経路指定メカニズムに基づいて選択される。経路指定プロトコルは、リーフ経路指定ノードからソースノードに向かう経路を選択する。この経路は、その宛先への途中で要求メッセージを転送するような多数の中間経路指定ノードを横断している。
このプロセスの動作802では、要求メッセージが、前の実施形態に関連して概説したように、エージェントに関連付けられた中間経路指定ノードで受信される。要求メッセージは識別情報を付けて送信されて、その経路上の各ノードがIPアラート機能(alert function)などにより要求メッセージを分析することができる。メッセージの分析に基づいて、経路指定ノードは、エージェントが経路指定ノードに関連付けられているかどうかを判断するように指示される。そして、エージェントが経路指定ノードに関連付けられていない場合は、要求メッセージは、さらに処理されることはなく転送される。
しかしながら、要求メッセージがエージェントに関連付けられた経路指定ノードで受信される場合は、この要求メッセージはこのエージェントに送られる。このエージェントは動作803で、当該のマルチキャスト・セッションに関連するマルチキャスト経路指定テーブルに関する情報が経路指定ノードに存在するかどうかを判断する。動作803には、エージェントが、マルチキャスト経路指定テーブル用に確保されたストレージ・スペースにマルチキャスト・チャネルの識別情報が存在することを検出する動作が含まれる。
マルチキャスト・セッションのマルチキャスト経路指定テーブルに関する情報が最新のものであるかどうか、すなわち当該の経路指定ノードがマルチキャスト・チャネルに関する有効な情報を保持していて、マルチキャスト・セッションに関するマルチキャストデータを提供することができるかどうか、がさらに検出される。
動作804では、次にマルチキャスト・セッションに関する必要な情報が存在するかどうかが判断されて、そして動作804において判断が「ノー」である場合、すなわち必要な情報が存在しない場合は、要求メッセージが動作805の中で、リーフ経路指定ノードからソース経路指定ノードに向かう経路の中の次の経路指定ノードに転送される。前述したように、要求メッセージの転送は、当業者に周知の任意の経路指定プロトコルによって行うことができる。
要求メッセージを次の経路指定ノードで受け取った後で、動作802〜804が再び行われる。すなわち、次の経路指定ノードにおいて、当該のマルチキャスト・セッションに関係する情報が存在するかどうかがここで判断される。
このプロセスは、要求メッセージがマルチキャスト・セッションに関する必要な情報を有する経路指定ノードを通過するまで繰り返されて、これは最悪の場合はソースノードになる。
従って、動作804において、判断が「イエス」である場合、すなわち現在の経路指定ノードにおいて、マルチキャスト・セッションに関係する情報が存在し、そして経路指定ノードがマルチキャスト・セッションに関連付けられたデータを提供することができると判断された場合は、経路指定メッセージの転送は動作806で停止される。例えば、経路指定メッセージは、マルチキャスト・セッションに関係する必要な情報を確認すると、経路指定メッセージを廃棄するという命令を含むことができる。別の方法では、経路指定ノードに関連付けられたエージェントはそのような機能、すなわち、マルチキャスト・セッションに関係する必要な情報を確認すると、経路指定メッセージを廃棄するという機能を備えることができる。
その後、動作807では、必要な情報を有する経路指定ノードが目標の経路指定ノードとして選択され、動作808では、その経路指定ノードがマルチキャスト経路指定テーブルの更新を開始する。
動作809では、前の実施形態に関連して概説したように、経路指定ノードが、例えばローカルな既存のユニキャスト経路指定プロトコルを用いて、そのときの更新メッセージを生成して、それをリーフ経路指定ノードに向かって送信する。
上記の手順を用いて、マルチキャスト・セッションに関係する情報を有する、リーフ経路指定ノードからソースノードに向かう経路の中で最も近い経路指定ノードが選択され、そしてこのように選択された目標の経路指定ノードから始まりリーフ経路指定ノードに向かうマルチキャスト経路指定テーブルの更新が行われる。
下記において、本発明のさらに別の実施形態を、図9に関して説明する。
図9は、マルチキャスト経路指定テーブルを設定するための通信システムの構成要素を例示しており、特に図8に関して開示された手順に基づいて、目標の経路指定ノードを選択するためのメッセージの流れを概説している。
図9は、ソース経路指定ノード901を例示しており、これはマルチキャスト・セッションに関係するマルチキャストデータのソースである。ソースノードはマルチキャストデータの原点であるか、又はマルチキャスト・セッションのデータソースに接続される。図9は、リーフ経路指定ノード902をさらに例示しており、これはマルチキャストデータの宛先であり、また例えばマルチキャストデータを個々のコンピュータ装置に向けられた個々のデータストリームに分岐する機能を有している。さらに図9は、通信システムにある中間経路指定ノード903,904,905,906,及び907を例示している。しかしながら、任意の数のさらに別の経路指定ノードが存在できることも理解されたい。
図8に関連して上述したように、リーフ経路指定ノードはマルチキャスト・セッションに加入して、ソースノード901に向かう経路に沿って送信される要求メッセージを生成することを希望している。この実施例では、要求メッセージは、矢印951で例示したように、使用された経路指定プロトコルによって中間経路指定ノード903に送信されると仮定する。要求メッセージが好ましいことに、例えばIPアラートオプションを用いて送信されるため、経路指定ノード903は、このメッセージを分析する資格が与えられて、エージェントが経路指定ノードに関連付けられているかどうかを判断する。そして、例えば経路指定ノードに関連付けられたこのエージェントが、当該のマルチキャスト・セッションに関係するマルチキャスト経路指定情報が存在するかどうかを判断する。この実施例では、経路指定ノード903はマルチキャスト・セッションに関する情報を保持していないため、必要なマルチキャストデータを提供できないと仮定する。
このため、中間経路指定ノード903は、使用された経路指定プロトコルによって選択されたソースに向かう経路に沿って、さらに別の中間経路指定ノードに要求メッセージを転送する。この中間経路指定ノード904は要求メッセージを分析して、この実施例では、中間経路指定ノード904は、既にマルチキャスト・セッションに関係する情報を保持している、すなわち必要なマルチキャストデータを提供することができると仮定する。
従って、中間経路指定ノード904が目標の経路指定ノードとして選択され、そして目標の経路指定ノード904からリーフ経路指定ノード902に向かう経路の中のマルチキャスト経路指定テーブルの設定をトリガーさせるマルチキャスト更新要求を生成する。このマルチキャスト更新要求は、矢印953によって例示されているように、中間経路指定ノード905に転送されて、前の実施形態に関連して説明したように、マルチキャスト経路指定テーブルの更新動作が実行される。
この中間経路指定ノード905は、更新要求をリーフ経路指定ノードに送信するために、この実施例ではさらに経路指定ノード906に送るために、使用された経路指定プロトコルによって選択された経路上のリーフ経路指定ノードに向かうさらに別の経路指定ノードに、マルチキャスト更新要求を転送する。この経路指定ノード906では、マルチキャスト経路指定テーブルの必要な更新動作が実行される。次に、マルチキャスト要求メッセージは、矢印955で例示したように、リーフ経路指定ノード902に送信され、このリーフ経路指定ノードも、前に概説したように、必要な更新動作を実行する。
その結果、リーフ経路指定ノードから始まる逆経路転送チェック機能を使用するマルチキャスト経路指定プロトコルは、目標の経路指定ノードから始まり経路指定ノード905及び経路指定ノード906を通過してリーフ経路指定ノード902に向かうマルチキャスト・チャネルに対する経路を選択する。マルチキャスト・チャネルの残りの部分、すなわちソース経路指定ノードから中間経路指定ノード907を通って目標の経路指定ノード904までの部分は、既に確立されているとみなされている。
さらに別の実施形態によれば、経路指定ノード又は通信システムの他の制御エンティティなどにおいて、プログラム部分を記憶及び実行するための処理手段と、メモリ手段とを有する、マルチキャスト・ツリーを設定する間に参照されるマルチキャスト経路指定テーブルを設定するためのマルチキャスト通信システムが設けられる。プログラム部分には、マルチキャスト・チャネルの識別情報と、エージェントを有するとともにマルチキャスト・チャネルのソースに向かう経路上の上流に配置された先行する中間経路指定ノードの識別情報とを含む更新メッセージを受信するための命令を有するコード部分と、次のマルチキャスト・ツリーを設定するマルチキャスト経路指定テーブル内の先行する中間ノードに関係したマルチキャスト・チャネルの識別情報を記憶するための命令を有するコード部分と、先行する中間ノードの識別情報を現在の中間ノードの指示に変更することによって更新メッセージを修正するための命令を有するコード部分と、修正された更新メッセージをユニキャスト経路指定プロトコルに送るための命令を有するコード部分とを含む、前に概説したような、更新エージェントの機能を実現するためのコード部分が含まれる。
さらに、マルチキャスト経路指定テーブルを形成する命令を有するコード部分と、マルチキャスト経路指定テーブル内の先行する中間経路指定ノードに関係するマルチキャスト・チャネルの識別情報を記憶した後でマルチキャスト経路指定ツリーを構築ためにマルチキャスト経路指定ツリーを使用するコード部分とを含む、マルチキャスト経路指定プロトコルの機能を実現するためのプログラム部分を設けることができる。
さらに、ユニキャスト経路指定プロトコルを用いて、ソース経路指定ノードからリーフ経路指定ノードに向かって中間経路指定ノードを通る経路の中の目標の経路指定ノードから更新メッセージを送信させる命令を有するコード部分を設けることができる。
さらに、ソース経路指定ノードからリーフ経路指定ノードまでの経路の中の中間経路指定ノードにおいて、この中間経路指定ノードが更新エージェントに関連して動作されるかどうかを判断し、そして更新メッセージを更新エージェントに送る命令を有するコード部分を備えることができる。
さらに、マルチキャスト・セッションに加入するというリーフ経路指定ノードの意思を判断するための命令を有するコード部分を備えることができる。
さらに、目標の経路指定ノードからリーフ経路指定ノードまでの経路に沿ってマルチキャスト経路指定テーブルを設定する開始点として目標の経路指定ノードを選択するように決定する命令を有するコード部分を備えることができる。
さらに、要求メッセージをエッジ経路指定ノードから目標の経路指定ノードに送って、目標の経路指定ノードに関連した目標の更新エージェントが、目標の経路指定ノードからリーフ経路指定ノードまでの経路に沿ってマルチキャスト経路指定テーブルの設定を開始することを要求するように決定する命令を有するコード部分を備えることができる。
さらに、目標の経路指定ノードとして、リーフ経路指定ノードを含むネットワーク・ドメインの進入経路指定ノードを選択するための命令を有するコード部分を備えることができる。この進入経路指定ノードは、ネットワーク・ドメインに入る場合にマルチキャスト・セッションに関するデータトラフィックを処理する。
さらに、マルチキャスト・セッションに関連するデータトラフィックを処理する進入経路指定ノードからのローカルな告知をリーフ経路指定ノードにおいて受け取り、そして進入経路指定ノードをローカルな告知に基づいて目標の経路指定ノードとして選択するための命令を有するコード部分を備えることができる。
さらに、要求メッセージをリーフ経路指定ノードからマルチキャスト・チャネルのソースに向かうユニキャスト経路に沿って送信するための命令を有するコード部分と、要求メッセージを中間経路指定ノードで受け取り、この要求メッセージを分析して、中間経路指定ノードがマルチキャスト・チャネルに関する情報を既に保持しているかどうかを確認するための命令を有するコード部分と、中間経路指定ノードがマルチキャスト・チャネルに関する情報を既に保持している場合において経路指定ノードを目標の経路指定ノードとして設定するための命令を有するコード部分と、を備えることができる。
さらにまた、上記のコード部分を取り入れて、データ処理装置に関連付けられた機能を実行させる、コンピュータ読取り可能な媒体を設けることができる。コンピュータプログラム製品は、コンピュータ読取り可能な媒体を含むことができる。
別の実施例によれば、マルチキャスト・ツリーを設定する間に参照されるマルチキャスト経路指定テーブルを設定するマルチキャスト通信システムは、マルチキャスト・チャネルのソース経路指定ノードと、マルチキャスト・チャネルに接続されたマルチキャストの宛先を有するマルチキャスト・チャネルのリーフ経路指定ノードと、マルチキャスト・チャネルを支える複数の中間経路指定ノードとを備えており、複数の中間経路指定ノードの少なくとも1つはマルチキャスト経路指定テーブルと更新エージェントとを含み、この更新エージェントは、マルチキャスト・チャネルの識別情報とエージェントとを有するとともにマルチキャスト・チャネルのソースに向かう経路上の上流に配置された先行する中間経路指定ノードの識別情報を含む更新メッセージを受け取る手段と、次のマルチキャスト・ツリーを設定するために先行する中間ノードに関連したマルチキャスト・チャネルの識別情報をマルチキャスト経路指定テーブルの中に記憶する手段と、先行する中間ノードの識別情報を現在の中間ノードの識別情報に変更することによって更新メッセージを修正する手段と、修正された更新メッセージをローカルユニキャスト経路指定プロトコルに送る手段とを備えている。
マルチキャスト通信システムにおいて、マルチキャスト経路指定テーブルは、マルチキャスト経路指定プロトコルに基づいて形成され、このマルチキャスト経路指定プロトコルは、マルチキャスト経路指定テーブルを使用して、先行する中間経路指定ノードに関連するマルチキャスト・チャネルの識別情報をマルチキャスト経路指定テーブルの中に記憶した後で、マルチキャスト経路指定ツリーを作る。
マルチキャスト通信システムにおいて、ソース経路指定ノードからリーフ経路指定ノードに向かって中間経路指定ノードを通過する経路の中の目標の経路指定ノードから、ユニキャスト経路指定プロトコルを用いて更新メッセージの送信が行われる。
マルチキャスト通信システムは、ソース経路指定ノードからリーフ経路指定ノードまでの経路の中の中間経路指定ノードにおいて、この中間経路指定ノードが更新エージェントに関連して動作されるかどうかを確認する手段と、更新メッセージを更新エージェントに送る手段とを備えることができる。
マルチキャスト通信システムは、マルチキャスト・セッションに加入するというリーフ経路指定ノードの意思を発見する手段を備えることができる。
マルチキャスト通信システムは、目標の経路指定ノードからリーフ経路指定ノードまでの経路に沿ってマルチキャスト経路指定テーブルを設定するための開始点として、目標の経路指定ノードを選択する手段を備えることができる。
マルチキャスト通信システムは、要求メッセージをエッジ経路指定ノードから目標の経路指定ノードに送る手段と、目標の経路指定ノードからリーフ経路指定ノードまでの経路に沿ってマルチキャスト経路指定テーブルの設定を開始することを、目標の経路指定ノードに関連した目標の更新エージェントに要求する手段とを備えることができる。
マルチキャスト通信システムは、目標の経路指定ノードとして、ネットワーク・ドメインに入るときにマルチキャスト・セッションに関連するデータトラフィックを処理する、リーフ経路指定ノードを含むネットワーク・ドメインの進入経路指定ノードを選択する手段を備えることができる。
マルチキャスト通信システムは、リーフ経路指定ノードにおいて、マルチキャスト・セッションに関連するデータトラフィックを処理する進入経路指定ノードからのローカルな告知を受け取る手段と、進入経路指定ノードをこのローカルな告知に基づいて目標の経路指定ノードとして選択する手段とを備えることができる。
マルチキャスト通信システムは、要求メッセージを複数のネットワーク・ドメインに送る手段を備えることができる。
マルチキャスト通信システムにおいて、目標の経路指定ノードは、マルチキャスト・チャネルのソースに最も近い経路指定ノードとすることができる。
マルチキャスト通信システムにおいて、目標の経路指定ノードは、リーフ経路指定ノードからソース経路指定ノードに向かうマルチキャスト・チャネルの経路に沿って、マルチキャスト・チャネルを経路指定する第1の中間経路指定ノードとすることができる。
マルチキャスト通信システムは、要求メッセージをリーフ経路指定ノードからマルチキャスト・チャネルのソースに向かうユニキャスト経路に沿って送信する手段と、要求メッセージを中間経路指定ノードで受け取る手段と、この要求メッセージを分析して、中間経路指定ノードがマルチキャスト・チャネルに関する情報を既に保持しているかどうかを確認する手段と、中間経路指定ノードがマルチキャスト・チャネルに関する情報を既に保持している場合において経路指定ノードを目標の経路指定ノードとして設定する手段とを備えることができる。
この要求メッセージは、ユニキャスト経路上の上流の目標の経路指定ノードに送られる。
本発明の実施形態によるマルチキャストテーブルを設定する方法の動作を説明する図である。 本発明の別の実施形態によるマルチキャスト経路指定テーブルを設定する方法の動作を示す図である。 本発明の実施形態による経路指定テーブルを設定するシステムの構成要素を示す図である。 本発明の別の実施形態によるマルチキャスト経路指定テーブルを設定する方法を説明する図であり、特に目標の経路指定ノードを選択する動作を説明している。 本発明の別の実施形態によるマルチキャスト経路指定テーブルを設定する通信システムの構成要素を説明する図であり、特に目標ノードからリーフ経路指定ノードへの更新メッセージの送信を説明している。 本発明の別の実施形態によるマルチキャスト経路指定テーブルを設定する方法の動作を説明する図であり、特にドメイン間及びドメイン内の場合に目標の経路指定ノードを選択する動作を説明している。 本発明の別の実施形態によるマルチキャスト経路指定テーブルを設定する通信システムの構成要素を説明する図であり、特にドメイン間/ドメイン内のマルチキャスト経路指定動作を説明している。 本発明の別の実施形態によるマルチキャスト経路指定テーブルを設定する方法の動作を説明する図であり、特にユニキャスト・メッセージを用いて目標ノードを選択する方法を説明している。 本発明の別の実施形態によるマルチキャスト経路指定テーブルを設定する通信システムの構成要素を説明する図であり、特にユニキャスト・メッセージを用いて目標経路指定ノードを選択する方法を説明している。

Claims (19)

  1. マルチキャスト通信システムのマルチキャスト経路指定テーブルを既存のマルチキャスト経路指定プロトコルに対するオーバレイの中で更新するための方法であって、ここで、前記マルチキャスト通信システムは、マルチキャスト・チャネルのソース経路指定ノードと、前記マルチキャスト・チャネルを支える複数の中間経路指定ノードと、前記マルチキャスト・チャネルに接続されたマルチキャストの宛先を有する前記マルチキャスト・チャネルのリーフ経路指定ノードとを備えるものであり、前記マルチキャスト経路指定テーブルは、マルチキャスト・ツリーのセットアップ中に前記複数の中間経路指定ノードの少なくともいずれかにより参照されるものであり、
    前記複数の中間経路指定ノードのうちの現在の中間経路指定ノードに関連付けられた更新エージェントによってソースノードから発信している更新メッセージを受信するステップであって、前記更新メッセージは、前記マルチキャスト・チャネルの識別情報と、エージェントを有するとともに前記マルチキャスト・チャネルのソースに向かう経路に沿って上流に配置された先行する中間経路指定ノードの識別情報とを含むものである、ステップと、
    前記先行する中間経路指定ノードに関連付けられた前記マルチキャスト・チャネルの識別情報を、その後に続くマルチキャスト・ツリーのセットアップのために前記マルチキャスト経路指定テーブルの中に記憶するステップであって、前記マルチキャスト経路指定テーブルは、前記ソース経路指定ノードから前記リーフ経路指定ノードまでの経路を構築するために逆経路転送を用いるマルチキャスト経路指定プロトコルによって形成されるものである、ステップと、
    前記先行する中間経路指定ノードの識別情報を前記現在の中間経路指定ノードの識別情報に変更することによって、前記更新メッセージを修正するステップと、
    前記リーフ経路指定ノードに向かってさらに送信するために、前記修正された更新メッセージをローカルユニキャスト経路指定プロトコルに送るステップであって、前記マルチキャスト経路指定プロトコルが、前記逆経路転送を行うために前記ソース経路指定ノードから前記リーフ経路指定ノードへの方向に経路指定された、前記更新メッセージのユニキャスト経路を使用する、ステップと
    を含む方法。
  2. 前記マルチキャスト経路指定テーブルは、マルチキャスト経路指定プロトコルに基づいて形成され、前記マルチキャスト経路指定プロトコルは、前記マルチキャスト経路指定テーブルを使用して、前記先行する中間経路指定ノードに関連する前記マルチキャスト・チャネルの識別情報を前記マルチキャスト経路指定テーブルに記憶した後に、前記マルチキャスト経路指定ツリーを確立するためのものである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記中間経路指定ノードを経由して前記ソース経路指定ノードから前記リーフ経路指定ノードに向かう経路において前記ユニキャスト経路指定プロトコルを用いて、目標の経路指定ノードから前記更新メッセージを送信するステップを含んでおり、前記目標の経路指定ノードが前記更新メッセージの開始点である、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記ソース経路指定ノードから前記リーフ経路指定ノードまでの経路における前記現在の中間経路指定ノードにおいて、前記現在の中間経路指定ノードが更新エージェントに関連して動作されるかどうかを判断するステップと、
    前記更新メッセージを前記更新エージェントに送るステップと
    を含む請求項1ないし3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記リーフ経路指定ノードがマルチキャスト・セッションに加入するかどうかを検出するステップを含む請求項1ないし4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記目標の経路指定ノードから前記リーフ経路指定ノードまでの経路に沿ってマルチキャスト経路指定テーブルを設定するための開始点として前記目標の経路指定ノードを選択するステップを含んでおり、前記目標の経路指定ノードが更新メッセージの開始点である、請求項1ないし5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記リーフ経路指定ノードから前記目標の経路指定ノードに要求メッセージを送るステップと、
    前記目標の経路指定ノードに関連した目標の更新エージェントに対して前記目標の経路指定ノードから前記リーフ経路指定ノードまでの経路に沿ってマルチキャスト経路指定テーブルの設定を開始することを要求するステップと
    を含む請求項6に記載の方法。
  8. 前記目標の経路指定ノードとして前記リーフ経路指定ノードを含む前記ネットワーク・ドメインの進入経路指定ノードを選択するステップを含んでおり、前記進入経路指定ノードは、ネットワーク・ドメインに入る際にマルチキャスト・セッションに関するデータトラフィックを処理するものである、請求項6または7に記載の方法。
  9. 前記マルチキャスト・セッションに関連するデータトラフィックを処理する前記進入経路指定ノードからのローカルな告知を前記リーフ経路指定ノードにおいて受け取るステップと、前記ローカルな告知に基づいて前記目標の経路指定ノードとして前記進入経路指定ノードを選択するステップとを含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記要求メッセージが複数のネットワーク・ドメインに送られるものである、請求項7に記載の方法。
  11. 前記目標の経路指定ノードが、前記マルチキャスト・チャネルのソースに最も近い経路指定ノードである、請求項10に記載の方法。
  12. 前記目標の経路指定ノードは、前記マルチキャスト・チャネルを経路指定する第1の中間経路指定ノードであり、前記リーフ経路指定ノードから前記ソース経路指定ノードに向かう前記マルチキャスト・チャネルの経路上のものである、請求項6または7に記載の方法。
  13. 前記要求メッセージを前記リーフ経路指定ノードから前記マルチキャスト・チャネルのソースに向かうユニキャスト経路上に送信するステップと、
    前記要求メッセージを前記中間経路指定ノードで受け取り、前記中間経路指定ノードが前記マルチキャスト・チャネルに関する情報を既に保持しているかどうかを認識するために前記要求メッセージを分析するステップと、
    前記中間経路指定ノードが前記マルチキャスト・チャネルに関する情報を既に保持している場合は、前記中間経路指定ノードを前記目標の経路指定ノードとして設定するステップと
    を含む請求項12に記載の方法。
  14. 前記要求メッセージが、ユニキャスト経路上の上流の前記目標の経路指定ノードに送られるものである、請求項8または9に記載の方法。
  15. マルチキャスト・ツリーのセットアップ中に参照されるマルチキャスト経路指定テーブルを、既存のマルチキャスト経路指定プロトコルに対するオーバレイの中で更新するためのマルチキャスト通信システムであって、
    マルチキャスト・チャネルのソース経路指定ノードと、
    前記マルチキャスト・チャネルに接続されたマルチキャストの宛先を有する、前記マルチキャスト・チャネルのリーフ経路指定ノードと、
    前記マルチキャスト・チャネルを支える複数の中間経路指定ノードとを備えており、
    前記複数の中間経路指定ノードの少なくとも1つが、前記マルチキャスト経路指定テーブルと更新エージェントとを含み、該更新エージェントが、
    前記ソース経路指定ノードから発信している更新メッセージを受信する手段であって、前記更新メッセージが、前記マルチキャスト・チャネルの識別情報と、エージェントを有するとともに前記マルチキャスト・チャネルのソースに向かう経路上の上流に配置された先行する中間経路指定ノードの識別情報とを含むものである、手段と、
    前記先行する中間経路指定ノードに関連付けられた前記マルチキャスト・チャネルの識別情報を、その後に続くマルチキャスト・ツリーのセットアップのために前記マルチキャスト経路指定テーブルの中に記憶する手段であって、前記マルチキャスト経路指定テーブルは、前記ソース経路指定ノードから前記リーフ経路指定ノードまでの経路を構築するために逆経路転送を用いるマルチキャスト経路指定プロトコルによって形成されるものである、手段と、
    前記先行する中間経路指定ノードの識別情報を現在の中間経路指定ノードの識別情報に変更することによって前記更新メッセージを修正する手段と、
    前記リーフ経路指定ノードに向かってさらに送信するために、前記修正された更新メッセージをローカルユニキャスト経路指定プロトコルに送る手段であって、前記マルチキャスト経路指定プロトコルが、前記逆経路転送を行うために前記ソース経路指定ノードから前記リーフ経路指定ノードへの方向に向けられた、前記更新メッセージのユニキャスト経路を使用する、手段と
    を含むマルチキャスト通信システム。
  16. マルチキャスト・ツリーのセットアップ中に参照されるマルチキャスト経路指定テーブルを、既存のマルチキャスト経路指定プロトコルに対するオーバレイの中で更新するためのマルチキャスト通信システムの経路指定ノードであって、
    更新エージェントを備え、
    該更新エージェントが、
    ソースノードから発信されている更新メッセージを受信する手段であって、前記更新メッセージが、マルチキャスト・チャネルの識別情報と、エージェントを有するとともに前記マルチキャスト・チャネルのソースに向かう経路上の上流に配置された先行する中間経路指定ノードの識別情報とを含むものである、手段と、
    前記先行する中間経路指定ノードに関連付けられた前記マルチキャスト・チャネルの識別情報を、次のマルチキャスト・ツリーをセットアップするために、前記マルチキャスト経路指定テーブルの中に記憶する手段であって、前記マルチキャスト経路指定テーブルは、ソース経路指定ノードからリーフ経路指定ノードまでの経路を構築するために逆経路転送を用いるマルチキャスト経路指定プロトコルによって形成されるものである、手段と、
    前記先行する中間経路指定ノードの識別情報を現在の中間経路指定ノードの識別情報に変更することによって前記更新メッセージを修正する手段と、
    前記リーフ経路指定ノードに向かってさらに送信するために、前記修正された更新メッセージをローカルユニキャスト経路指定プロトコルに送る手段であって、前記マルチキャスト経路指定プロトコルが、前記逆経路転送を行うために前記ソース経路指定ノードから前記リーフ経路指定ノードへの方向に向けられた、前記更新メッセージのユニキャスト経路を使用する、手段と
    を含むマルチキャスト通信システムの経路指定ノード。
  17. データ処理装置に請求項1ないし14のいずれかに記載の方法を実行させるように適合された命令を有するプログラム。
  18. データ処理装置に請求項1ないし14のいずれか一項に記載の方法を実行させるようなプログラムが具体化されている、コンピュータ読取り可能媒体。
  19. 請求項18のコンピュータ読取り可能媒体を含んでいるコンピュータプログラム製品。
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