JP4430773B2

JP4430773B2 - Cigarette resistant flooring

Info

Publication number: JP4430773B2
Application number: JP2000033943A
Authority: JP
Inventors: 勝美木村; 治正芳野
Original assignee: 株式会社タジマ
Priority date: 2000-02-10
Filing date: 2000-02-10
Publication date: 2010-03-10
Anticipated expiration: 2020-02-10
Also published as: JP2001226883A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、耐シガレット性、さらには耐シガレット性に加えて意匠性が要求される耐シガレット性床材に関する。
【０００２】
【従来技術】
一般的な建築でも教育施設、遊技施設である競輪、競馬場、パチンコ施設および車両関係に使用される床材は様々な性能の中でも、耐シガレット性が特に要求され、さらには前記の遊技施設等においては、耐シガレット性に加えて意匠性が要求される場合が多い。
従来、耐シガレット性が特に要求される分野においては、耐シガレット性の要件を満足するために、トップ層を架橋した構造のものとしたり、意匠層の下部に熱伝導率の大きい材料（アルミニウム箔、あるいは粉末等）を用いた構造のものとすることが行われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような手段においては、耐シガレット性については有効な手段ではあるが、フレキシビリティに欠け、長尺床材に用いることは難しい。
また、アルミニウム粉末状物を使用した場合には、耐シガレット性効果が低く、かつ、透明性が失われるので、床材表面に近いところで使用できず、かつ、意匠効果が低い等の問題がある。
また、アルミニウム箔を使用した場合には、層間剥離を生じやすいし、その下に意匠層を設けることができない等の問題がある。
本発明は、上述のような課題を解決した耐シガレット性、さらには耐シガレット性に加えて意匠性が要求される耐シガレット性床材の提供を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明の特徴は、前記課題を解決するために、トップ層あるいはトップ層と意匠層の間に金網層を配した耐シガレット性の床材を提供した点にある。
すなわち、本発明の床材においては、トップ層と意匠層の間に金網層を配することにより、投げ捨てられた吸殻による高い熱を分散させて、床材の焼け焦げを未然に防ぐことができる。また、金網層は透視性が大きいので、金網層の下の意匠性をある程度損なうこともなく、かつ金網層はフレキシビリティが有るので、意匠を施したカラーシート長尺床材に用いることが容易である。
【０００５】
本発明で使用し得る金網層は、熱伝導性が大きく、かつフレキシビリティが有るものであれば、特にその種類は制限されない。
本発明で用いる金網としては、例えば織物構造の構成のものが挙げられる。
織物構造の金網としては、平織、綾織等が有るが、トップ層に配する場合は透視性が大きいので平織が好ましい。
ただし、本発明で使用可能な金網としては、上述の平織、綾織等のような織物構造のものに限定されるものではなく、本発明の上述の投げ捨てられた吸殻による高い熱を分散させて、床材の焼け焦げを未然に防ぐことができ、かつ意匠層の透視性を阻害しないと言う目的を達成可能なものであれば特に限定されるものではなく、例えば金属製の線状物で構成され、かつ開口率の大きい不織布等であっても良い。
【０００６】
金網を構成する金属製の線状物の線径の太さは、本発明の目的を達成できるものであれば特に限定されないが、通常好ましくは０．０２〜０．２ｍｍ程度、さらに好ましくは０．１〜０．２ｍｍである。線径が０．０２ｍｍ未満では金網の形成が困難であり、また、線径が０．２ｍｍを超えると剛性があるので床材の製法上望ましくない。
金網のメッシュは、好ましくは３０×３０〜４００×４００メッシュ、さらに好ましくは５０×５０〜３００×３００メッシュである。
【０００７】
ただし、前記線状物の線径、金網のメッシュあるいは開口率のそれぞれの好ましい範囲は、該線状物を構成する素材の種類によって異なる。
一番好ましい特性を有すると考えられる金網は、銅製であるが、その軟らかさの故に線径の細い物が出来ないので、線径は０．１６ｍｍ、メッシュは５０×５０、空間率（％）は４７程度が限界である。
ステンレス製の線状物の場合、該線状物の好ましい線径の範囲は０．０２５〜０．１０ｍｍ、さらに好ましくは０．０３５〜０．０７６ｍｍである。
また、前記ステンレス製の線状物で形成される金網のメッシュは好ましくは８０×８０〜４００×４００、より好ましくは１５０×１５０〜３００×３００であり、該金網の開口率は好ましくは３７〜４７（％）、さらに好ましくは３０〜３４（％）である。
【０００８】
真チュウ製の線状物の場合、該線状物の好ましい線径の範囲は０．０６〜０．０９ｍｍである。
また、該真チュウ製の線状物で形成される金網のメッシュは、１００×１００〜１５０×１５０、さらに該金網の開口率は３０〜４２（％）が好ましい。
ブロンズ製の線状物の場合、該線状物の好ましい線径の範囲は０．０３５〜０．０７６ｍｍである。
また、該ブロンズ製の線状物で形成されるメッシュは１５０×１５０〜３００×３００、さらに該金網の開口率は３０〜３４（％）である。
前記金網等の熱伝導率としては、例えば０．５０〜０．９１ｃａｌ／ｍｈ℃の範囲のものが好ましい。なお、ここで言う熱伝導率としてはＪＩＳＡ−１４１２によって測定したものである。
【０００９】
本発明で用いる金網は、その表面にメッキ、金属蒸着等の金属層の形成手段で金属層を形成したプラスチック線状物で構成されるプラスチック製網状物であっても良い。
また、本発明で用いる金網の存在個所は、本発明の意図する耐シガレット効果、意匠層の意匠性を生かすという目的から、トップ層、あるいはトップ層と意匠層の間に設置されることが好ましい。
前記の「トップ層と意匠層の間」とは、金網が「トップ層と意匠層の間」に独立して存在する場合、金網が「意匠層の上部領域」に存在する場合、金網が「トップ層の下部と意匠層の上部領域」にわたって存在する場合などの態様を含む。
【００１０】
前記本発明の床材の意匠層としては、前記の耐シガレット性が要求される分野で用いられている床材に通常使用されるものを採用することができるが、これら意匠層の他に、例えば、本出願人が先に提案した単色または複数の色模様を有する熱可塑性合成樹脂シートを粉砕またはカッティングして得られた一次チップを一次チップエッジの直線部分が不規則な形状に変形するように圧延または加圧することにより得られた模様現出用二次チップを熱可塑性合成樹脂板またはシート上に適用して加圧することにより熱可塑性合成樹脂板またはシートに模様を形成したものが挙げられる（特開平１１−１９８１３８）。
【００１１】
前記意匠層の別の構成としては、同様に、本出願人が先に提案した、合成樹脂層上にカーペットのパイル模様を印刷することにより得られるカーペット調模様を有する層、あるいはパイル大（約２〜７ｍｍ）の異なる色に着色された合成樹脂チップを加熱、加圧などにより一部チップの形状を残しつつ緊密に一体化したチップ集合体等が挙げられる（特開平１１−２４１４８７）。
さらに、前記意匠層の別の構成としては、前記金属線状物あるいは金属層を着色することにより、それ自体に意匠性を持たすことができる。このような意匠性を有する金網を使用すると独特な意匠性を創出できたり、あるいは意匠層を省略することができる。
【００１２】
本発明において、金網層を設ける床材としては、前記の耐シガレット性が要求される分野で通常用いられている構成の床材を使用することができる。これらの床材は通常トップ層とその下の下層より構成される。場合によってはトップ層と下層との間に発泡又は非発泡の中間層を設けることもある。トップ層としては透明ないし半透明のポリ塩化ビニル組成物、ポリオレフィン系組成物が適している。トップ層は架橋された組成物を用いることが耐シガレット性を向上できるので好ましい。さらにはこのトップ層に熱伝導性の良好な添加物を使用するとさらに好ましい。
中間層は、発泡又は非発泡のＰＶＣ組成物、オレフィン系組成物などが使用できる。下層の下には接着（強化）層を設けてもよい。接着層としては、接着剤や寒冷紗が例示できる。
【００１３】
前記下層（基体）を構成する合成樹脂材料としては、接着剤で床面に接着することのできる高分子材料で構成されたものであれば特にその種類は限定されるものではないが、耐薬品性、耐オゾン性、耐油性、耐燃性等の点ですぐれ、かつ非常に安価であるという等の理由から、ポリ塩化ビニル樹脂が好ましいが、その他、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂（略称ＰＰ、ＰＥ、ＥＶＡ）等の合成樹脂も使用することもできる。
本発明の床材は、金網もシートのように扱い、床材を構成する各層をラミネートしたり、あるいはラミネート物にペーストゾルを塗布してトップ層を形成することにより製造することができる。この場合、トップ層を形成する材料としては、熱可塑性のもので、一部架橋構造を持ったペーストゾルが好ましい。
【００１４】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づいてさらに具体的に説明する。
【００１５】
実施例１
下記（１）の表層配合物を混練し、ペースト状組成物とする。一方、下記（２）の下層配合物を混練し、１．６ｍｍ厚にカンレンダー成形し、下層シートを得た。
下記金網層、下記意匠層および前記下層シートを積層し、その上に前記ペースト状組成物を硬化後の厚さが０．４ｍｍとなるように塗布した後、１５８℃〜１６２℃で加熱成形し、最後に下層シートの裏面に寒冷紗を積層して、図２に示す構成の床材を製造した。この床材についてシガレットプルーフ試験を行い、その結果を表１に示す。

（３）金網
線径０．２ｍｍの銅製の線状物で作成された５０×５０メッシュ（開口率約４７％）の平織物。
（４）意匠層
下層シート上に印刷して意匠層とした（厚さ約０．０５ｍｍ）。
【００１６】
前記意匠層は、下記のようにして作製されたものも使用できる。
薄い灰色に着色したポリ塩化ビニル製混練りシート上に濃い灰色のポリ塩化ビニル製チップを散布して圧延することにより厚さ１．２ｍｍのシートを得、これを２０ｍｍφのスクリーンを使用した粗粉砕機で粗粉砕し、さらに２〜３ｍｍφスクリーンの粉砕機で粉砕して不定形の模様現出用二次チップを得た。なお、前記ポリ塩化ビニル混練りシートの組成はＰＶＣ４５ｗｔ％、充填剤３０ｗｔ％、可塑剤２５ｗｔ％であり、濃い灰色のポリ塩化ビニルチップの組成もＰＶＣ４５ｗｔ％、充填剤３０ｗｔ％、可塑剤２５ｗｔ％である。
【００１７】
ポリ塩化ビニル製基材シート（下層シートであって、厚さ１．８ｍｍ）上に意匠層としてポリ塩化ビニルペーストを０．２ｍｍ厚に塗布した後、この上に前記模様現出用二次チップを散布（１ｍ^２当たり４０〜６００ｇ）し、プレスロールで加熱加圧することにより、厚さ約２ｍｍの下層シート及び意匠層とする。
なお、前記ポリ塩化ビニル製基材シートの組成は、ＰＶＣ３０ｗｔ％、充填剤４５ｗｔ％、可塑剤２５ｗｔ％であり、ポリ塩化ビニルペーストの組成はＰＶＣ６０ｗｔ％、充填剤５ｗｔ％、可塑剤３５ｗｔ％である。
【００１８】
実施例２
実施例１の耐シガレット床材の下層シート及び意匠層に金網層をラミネートした後、架橋性ペーストゾルをコーティングし、該コーティング層を硬化することにより高分子系床材を製造した。
【００１９】
前記実施例１〜２の高分子系床材の製造方法において、前記（１）の表層用ペーストゾル中に金属粉などのような熱伝導性の良好な無機系充填剤を含有させても良く、また、金網自体に意匠性を持たせることにより、前記床材の意匠層を省略する構成のものとすることもできる。
さらに、ペーストゾル中に模様材を含有させてもよいし、意匠層は場合によっては設けなくてもよい（図３）。
【００２０】
前記実施例１および２と下記比較例のビニル床材について、シガレットプルーフ試験を行い、その結果を表１に示す。
【表１】

【００２１】
なお、前表１において、実施例１および実施例２と比較のために、比較例として採用した床材は、表層０．４ｍｍ、意匠層０．０５ｍｍ、下層１．６ｍｍ、最下層に寒冷紗を積層してなる構成の塩化ビニル系床材である。
なお、前表１に示す、実施例１および２で採用したシガレットプルーフ試験結果で採用した“もみ消し”および“放置”の項目の試験は以下のようにして行った。
もみ消し：火の付いたタバコをサンプル表面に約３秒間押しつけ損傷を観察し、目視評価する。
放置：３０度に傾けた台の上に火の付いたタバコをサンプル表面に放置、その時の損傷を目視評価する。
前表１の試験結果から、実施例１と実施例２の場合には、特に耐シガレット性という効果を奏している。これに対して、比較例としてビニル床材を使用した場合には、耐シガレット性に乏しい。
【００２２】
【効果】
本発明によるとシガレット耐熱性やシガレット耐熱性に加えて意匠性に優れた高分子系床材が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の耐シガレット性床材の１例の模式的断面図である。
【図２】本発明の耐シガレット性床材の他の例（実施例１）の模式的断面図である。
【図３】本発明の耐シガレット性床材の他の例（実施例２の意匠層を設けないもの）の模式的断面図である。
【符号の説明】
１トップ層
２金網層
３意匠層
４下層
５接着剤層
２１トップ層
２２金網層
２３意匠層
２４中間層および下層
２５寒冷紗
３１トップ層
３１１模様材（チップ）
３１２カラーシート
３２金網層
３３中間層および下層
３４寒冷紗[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cigarette-resistant flooring material that requires designability in addition to cigarette-resistance and furthermore cigarette-resistance.
[0002]
[Prior art]
Even in general architecture, flooring materials used for educational facilities, amusement facilities such as bicycle races, racetracks, pachinko facilities, and vehicles are required to have cigarette resistance among various performances. In many cases, design properties are required in addition to cigarette resistance.
Conventionally, in a field where cigarette resistance is particularly required, in order to satisfy the requirements for cigarette resistance, a structure having a cross-linked top layer or a material having high thermal conductivity (aluminum foil) under the design layer Or a structure using a powder or the like).
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above-mentioned means are effective means for cigarette resistance, but lack flexibility and are difficult to use for long flooring.
In addition, when an aluminum powder is used, the cigarette resistance effect is low and the transparency is lost, so there is a problem that it cannot be used near the floor material surface and the design effect is low. .
Further, when an aluminum foil is used, there is a problem that delamination is likely to occur and a design layer cannot be provided thereunder.
The object of the present invention is to provide a cigarette-resistant floor material that solves the above-described problems and further requires design properties in addition to cigarette-resistance.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the present invention is characterized in that a cigarette-resistant flooring in which a wire mesh layer is disposed between the top layer or the top layer and the design layer is provided.
That is, in the flooring of the present invention, by arranging the wire mesh layer between the top layer and the design layer, high heat from the thrown butts can be dispersed to prevent scorching of the flooring. In addition, since the wire mesh layer has a high degree of transparency, the design properties under the wire mesh layer are not impaired to some extent, and the wire mesh layer is flexible, so it can be easily used for a color sheet long floor material with a design. It is.
[0005]
The type of wire mesh layer that can be used in the present invention is not particularly limited as long as it has high thermal conductivity and flexibility.
Examples of the wire mesh used in the present invention include those having a woven structure.
There are plain weave, twill, and the like as a wire mesh having a woven structure. However, plain weave is preferable because it is highly transparent when arranged in the top layer.
However, the wire mesh that can be used in the present invention is not limited to a fabric structure such as the above-mentioned plain weave, twill weave, etc., but disperses the high heat generated by the above-mentioned thrown butts of the present invention, It is not particularly limited as long as it can prevent scorching of the flooring material and can achieve the purpose of not impairing the transparency of the design layer, and is composed of, for example, a metal linear object. Further, it may be a nonwoven fabric having a large aperture ratio.
[0006]
The thickness of the metal wire constituting the wire mesh is not particularly limited as long as the object of the present invention can be achieved, but is preferably about 0.02 to 0.2 mm, more preferably 0. .1 to 0.2 mm. If the wire diameter is less than 0.02 mm, it is difficult to form a wire mesh, and if the wire diameter exceeds 0.2 mm, rigidity is unsatisfactory because of the manufacturing method of the flooring.
The mesh of the wire mesh is preferably 30 × 30 to 400 × 400 mesh, more preferably 50 × 50 to 300 × 300 mesh.
[0007]
However, the preferable ranges of the wire diameter of the linear object, the mesh of the wire mesh, or the aperture ratio differ depending on the type of material constituting the linear object.
The wire mesh considered to have the most desirable characteristics is made of copper, but because of its softness, it cannot produce a thin wire diameter, so the wire diameter is 0.16 mm, the mesh is 50 × 50, and the space ratio (%). 47 is the limit.
In the case of a stainless steel wire, the preferable wire diameter range of the wire is 0.025 to 0.10 mm, and more preferably 0.035 to 0.076 mm.
The mesh of the wire mesh formed of the stainless steel wire is preferably 80 × 80 to 400 × 400, more preferably 150 × 150 to 300 × 300, and the opening ratio of the wire mesh is preferably 37 to 47 (%), more preferably 30 to 34 (%).
[0008]
In the case of a wire made of true Chu, the preferred wire diameter range of the wire is 0.06 to 0.09 mm.
In addition, the mesh of the wire mesh formed of the linear product made of true Chu is preferably 100 × 100 to 150 × 150, and the opening ratio of the wire mesh is preferably 30 to 42 (%).
In the case of a bronze linear object, the preferred wire diameter range of the linear object is 0.035 to 0.076 mm.
The mesh formed of the bronze linear material is 150 × 150 to 300 × 300, and the opening ratio of the wire mesh is 30 to 34 (%).
The thermal conductivity of the wire mesh or the like is preferably in the range of 0.50 to 0.91 cal / mh ° C., for example. In addition, as heat conductivity said here, it measured by JISA-1412.
[0009]
The wire mesh used in the present invention may be a plastic mesh composed of a plastic linear material having a metal layer formed on the surface thereof by means of forming a metal layer such as plating or metal vapor deposition.
Further, the presence of the wire mesh used in the present invention is preferably installed between the top layer or the top layer and the design layer for the purpose of making use of the cigarette resistance effect intended by the present invention and the design properties of the design layer. .
The term “between the top layer and the design layer” means that when the metal mesh is present independently between “the top layer and the design layer”, when the metal mesh is present in the “upper region of the design layer”, the metal mesh is “ It includes embodiments such as the case of existing over the lower part of the top layer and the upper region of the design layer.
[0010]
As the design layer of the flooring of the present invention, those usually used for flooring used in the field where the above-mentioned cigarette resistance is required can be adopted, but in addition to these design layers, For example, the linear part of the primary chip edge is deformed into an irregular shape in a primary chip obtained by pulverizing or cutting a thermoplastic synthetic resin sheet having a single color pattern or a plurality of color patterns previously proposed by the applicant. The pattern-forming secondary chip obtained by rolling or pressing is applied to a thermoplastic synthetic resin plate or sheet and pressed to form a pattern on the thermoplastic synthetic resin plate or sheet. (JP-A-11-198138).
[0011]
As another configuration of the design layer, similarly, a layer having a carpet-like pattern obtained by printing a carpet pile pattern on the synthetic resin layer previously proposed by the present applicant, or a large pile (about 2-7 mm) of synthetic resin chips colored in different colors, such as a chip assembly tightly integrated while leaving a part of the chip shape by heating, pressurizing, etc. (Japanese Patent Laid-Open No. 11-241487).
Furthermore, as another configuration of the design layer, the metallic linear object or the metal layer can be colored to give design properties to itself. When a wire mesh having such a design property is used, a unique design property can be created, or a design layer can be omitted.
[0012]
In the present invention, as the flooring provided with the wire netting layer, the flooring having a configuration usually used in the field where cigarette resistance is required can be used. These flooring materials are usually composed of a top layer and a lower layer below it. In some cases, a foamed or non-foamed intermediate layer may be provided between the top layer and the lower layer. As the top layer, a transparent or translucent polyvinyl chloride composition or polyolefin composition is suitable. It is preferable to use a crosslinked composition for the top layer because the cigarette resistance can be improved. Further, it is more preferable to use an additive having good thermal conductivity for the top layer.
As the intermediate layer, a foamed or non-foamed PVC composition, an olefin-based composition, or the like can be used. An adhesive (strengthening) layer may be provided under the lower layer. Examples of the adhesive layer include an adhesive and a cold chill.
[0013]
The synthetic resin material constituting the lower layer (substrate) is not particularly limited as long as it is composed of a polymer material that can be bonded to the floor surface with an adhesive, Polyvinyl chloride resin is preferred because it is excellent in terms of heat resistance, ozone resistance, oil resistance, flame resistance and the like, and is very inexpensive. In addition, polypropylene, polyethylene, ethylene vinyl acetate copolymer resin ( Synthetic resins such as PP, PE, EVA) can also be used.
The flooring of the present invention can be produced by treating the wire mesh like a sheet and laminating each layer constituting the flooring or by applying a paste sol to the laminate to form a top layer. In this case, the material for forming the top layer is preferably a paste sol which is thermoplastic and has a partially crosslinked structure.
[0014]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described more specifically based on examples.
[0015]
Example 1
The surface layer formulation of the following (1) is kneaded to obtain a paste-like composition. On the other hand, the lower layer formulation of the following (2) was kneaded and molded into a 1.6 mm thickness to obtain a lower layer sheet.
The following wire mesh layer, the following design layer, and the lower layer sheet are laminated, and the paste composition is applied thereon so that the thickness after curing is 0.4 mm, and then heat molded at 158 ° C to 162 ° C. Finally, a cold chill was laminated on the back surface of the lower layer sheet to produce a flooring having the structure shown in FIG. A cigarette proof test was performed on the flooring, and the results are shown in Table 1.

(3) A plain fabric of 50 × 50 mesh (opening ratio: about 47%) made of a copper wire having a wire mesh wire diameter of 0.2 mm.
(4) It printed on the design layer lower layer sheet | seat, and was set as the design layer (thickness about 0.05 mm).
[0016]
The said design layer can use what was produced as follows.
A sheet of 1.2 mm thickness is obtained by spreading and rolling dark gray polyvinyl chloride chips on a light gray colored polyvinyl chloride kneaded sheet, and this is coarsely pulverized using a 20 mmφ screen. The resultant was coarsely pulverized by a machine, and further pulverized by a pulverizer having a 2 to 3 mmφ screen to obtain secondary chips for displaying irregular shapes. The composition of the polyvinyl chloride kneaded sheet is 45 wt% PVC, 30 wt% filler, 25 wt% plasticizer, and the composition of the dark gray polyvinylchloride chip is 45 wt% PVC, 30 wt% filler, 25 wt% plasticizer. is there.
[0017]
After applying a polyvinyl chloride paste as a design layer to a polyvinyl chloride base sheet (a lower layer sheet having a thickness of 1.8 mm) to a thickness of 0.2 mm, a secondary chip for displaying the pattern thereon Is sprayed (40 to 600 g per 1 m ² ) and heated and pressed with a press roll to obtain a lower layer sheet and a design layer having a thickness of about 2 mm.
The composition of the substrate sheet made of polyvinyl chloride is 30 wt% PVC, 45 wt% filler, and 25 wt% plasticizer, and the composition of the polyvinyl chloride paste is 60 wt% PVC, 5 wt% filler, and 35 wt% plasticizer. .
[0018]
Example 2
After laminating a wire netting layer on the lower layer sheet and design layer of the cigarette-resistant flooring of Example 1, a crosslinkable paste sol was coated and the coating layer was cured to produce a polymer flooring.
[0019]
In the method for producing a polymeric flooring of Examples 1 and 2, the surface layer paste sol of (1) may contain an inorganic filler having good thermal conductivity such as metal powder. In addition, the design of the flooring material may be omitted by giving the wire mesh itself a design.
Furthermore, a pattern material may be included in the paste sol, and a design layer may not be provided depending on circumstances (FIG. 3).
[0020]
A cigarette proof test was performed on the vinyl flooring materials of Examples 1 and 2 and the following comparative example, and the results are shown in Table 1.
[Table 1]

[0021]
In Table 1, for comparison with Example 1 and Example 2, the floor material employed as a comparative example is a surface layer of 0.4 mm, a design layer of 0.05 mm, a lower layer of 1.6 mm, and a cold chill on the lowermost layer. This is a vinyl chloride floor material having a laminated structure.
In addition, the test of the item of “fogging” and “leaving” employed in the results of the cigarette proof test employed in Examples 1 and 2 shown in Table 1 was performed as follows.
Fumigation: A fired cigarette is pressed against the sample surface for about 3 seconds to observe damage and visually evaluated.
Release: A cigarette with fire on a table tilted at 30 degrees is left on the sample surface, and the damage at that time is visually evaluated.
From the test results in Table 1, in the case of Example 1 and Example 2, the effect of cigarette resistance is achieved. On the other hand, when a vinyl flooring is used as a comparative example, the cigarette resistance is poor.
[0022]
【effect】
According to the present invention, a polymer flooring excellent in design properties in addition to cigarette heat resistance and cigarette heat resistance is provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view of an example of a cigarette-resistant flooring of the present invention.
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view of another example (Example 1) of the cigarette-resistant flooring of the present invention.
FIG. 3 is a schematic cross-sectional view of another example of the cigarette-resistant flooring of the present invention (without the design layer of Example 2).
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Top layer 2 Wire mesh layer 3 Design layer 4 Lower layer 5 Adhesive layer 21 Top layer 22 Wire mesh layer 23 Design layer 24 Intermediate layer and lower layer 25 Cold chill 31 Top layer 311 Pattern material (chip)
312 Color sheet 32 Wire mesh layer 33 Intermediate layer and lower layer 34

Claims

A cigarette-resistant flooring characterized in that a wire mesh layer is disposed on the back side of the top layer or between the top layer and the design layer.

The cigarette-resistant flooring according to claim 1, wherein the wire mesh layer is a plain woven structure.

The cigarette-resistant flooring according to any one of claims 1 and 2, wherein the wire mesh layer is composed of a linear material having a wire diameter of 0.02 to 0.2 mm.

The cigarette-resistant flooring according to any one of claims 1 to 3, wherein the top layer has at least a partially crosslinked structure.

The cigarette-resistant flooring according to any one of claims 1 to 4, wherein the mesh of the wire net is 30 x 30 to 400 x 400.

The cigarette-resistant flooring according to any one of claims 1 to 5, wherein the opening ratio of the wire mesh is 20 to 70%.