JP4430249B2 - Air conditioning controller - Google Patents

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JP4430249B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外気の汚れ度合いを検出するガスセンサを使用して車室内の内外気を切り換える空調制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両外部からの空気を車両内に取り込んで空調をする外気モードと、車両内の空気を用いて空調をする内気モードとを備えた車両用空調装置が知られている。また、従来より、外気の汚れ度合いを検出するガスセンサを用いた内外気切り替え制御装置を備えた車両用空調装置が知られている。
【0003】
ガスセンサを備えた車両用空調装置は、ガスセンサが検出する車室外の汚れ度合いと、基準となる汚れ度合いとの比を用いて、内気モードと外気モードとを切り換える。このとき、従来の車両用空調装置では、サーボモータにより内外気切り替えドアを自動的に外気モードや内気モードとするオートインテーク制御する。
【0004】
この車両用空調装置においては、清浄外気中におけるガスセンサの空気抵抗値R0を基準とし、外気が汚れているガスセンサのガス中抵抗値Rsとの比(Rs/R0)によってガス濃度を算出している。
【0005】
また、従来の車両用空調装置では、ガスセンサごとにセンサ値がばらつくという単体ばらつきや、経時劣化によるセンサ値の変動、湿度依存性等、センサ値の変動要因が多く存在する。したがって、従来の車両用空調装置では、ガスセンサを使用開始するに際して、電源投入時から一番清浄な空気抵抗値R0を毎回更新する作業を行う。そして、車両走行中において、空気抵抗値R0に近い空気抵抗値Rsを得たときには外気が清浄であると判定して外気を多く取り込んで空調をし、空気抵抗値R0より遠い空気抵抗値Rsを得たときには外気が汚れていると判定して内気で空調をする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の車両用空調装置では、外気が汚れている場所から車両走行を開始した場合、基準となる清浄な空気抵抗値R0が汚い空気となるため、この空気抵抗値R0を使用してオートインテーク制御をすると、本来であれば汚い外気が清浄と判定されて汚い外気を車室内に侵入させてしまう。これにより、乗員に不快感を与えてしまうという問題点があった。
【0007】
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、汚い外気で基準値を決定することなく、オートインテーク制御をすることができる空調制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、請求項1に係る空調制御装置は、車両外の外気の汚れ度合いを検出するガスセンサからのセンサ信号に応じて内気モードと外気モードとを切り換える制御をする空調制御装置において、上記ガスセンサにより以前に取得した外気の汚れ度合いを示す第1センサ値を記憶する記憶手段と、上記ガスセンサにより現在検出された第2センサ値を入力する入力手段と、上記記憶手段に記憶された第1センサ値と、上記入力手段で入力した第2センサ値とに基づき基準値を取得する演算手段と、上記演算手段で取得した基準値と、上記第2センサ値とを比較して、内気モードと外気モードとを切り換える制御を行う空調制御手段とを備える。上記空調制御手段は、所定期間経過前は第2センサ値と第1センサ値とに基づき、現在の外気が以前の外気よりも汚い場合には、第1センサ値に基づいて、内気モードと外気モードとを切り換える制御をするとともに、現在の外気が以前の外気よりも汚れていない場合には、第2センサ値に基づいて内気モードと外気モードとを切り換える制御をし、上記所定期間経過後は上記演算手段で取得した基準値を使用して内気モードと外気モードとを切り換える制御をする。
【0009】
請求項2に係る空調制御装置では、所定期間は、車両のイグニッションスイッチがオンとなってから、車両の周囲の空気濃度が安定したときに基準値の更新をするために設けられた期間である。
【0010】
請求項3に係る空調制御装置では、上記演算手段は、所定時間直後において、第2センサ値と第1センサ値とに基づき、現在の外気が以前の外気よりも汚い場合には、上記記憶手段に記憶された第1センサ値と、上記入力手段で入力した第2センサ値との平均値を演算して基準値を取得する。
【0013】
【発明の効果】
請求項1に係る空調制御装置によれば、予め記憶手段に以前に取得した第1センサ値を記憶しておき、今回の空調制御の基準値を決定するに際して、記憶した第1センサ値と、今回に取得した第2センサ値とに基づき基準値を取得し、取得した基準値と第2センサ値とを比較して、内気モードと外気モードとを切り換える制御をするので、今回の車両走行開始地域が汚くても、汚い外気で基準値を決定することなく、汚い空気を車室内に取り込むことを抑制して、内気モードと外気モードとを切り換える制御をすることができる。
請求項1に係る空調制御装置によれば、所定期間経過前は第2センサ値と第1センサ値とに基づき、現在の外気が以前の外気よりも汚い場合には、第1センサ値に基づいて内気モードと外気モードとを切り換える制御をし、所定期間経過後は演算手段で取得した基準値を使用して内気モードと外気モードとを切り換える制御をするので、車両の周囲の空気濃度が安定したときに基準値の更新をして自動的に内気モードと外気モードとを切り換える制御をすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0019】
[車両空調装置の構成]
図1に、車両空調装置20を備えた自車両1の全体構成を示す。図1から分かるように、自車両1の前端部1aには、先行車両10などの排気ガスなどに基づいた外気の汚れ度合いを検出するガスセンサ2が設けられ、車両内部には、外気及び内気を使用して車室内の空調を制御する車両空調装置20が備えられている。また、このガスセンサ2及び車両空調装置20には、ガスセンサ2のセンサ検出値に基づいて車両空調装置20のオートインテーク作動を制御する制御装置30が接続されている。
【0020】
ガスセンサ2は、先頭車両10の排気ガスに応答して、排気ガスの車室内の侵入を抑制するときに、使用されるものである。このガスセンサ2は、主として、外気の汚れ度合いを検出してセンサ信号を制御装置30に送出するセンサ部と、センサ部を動作させるための加熱をするヒータ部とからなる。
【0021】
センサ部は、例えばn型半導体であるSnOを形成焼結させてなる。ヒータ部は、センサ部の酸化還元反応を活性化させるために電圧が印加されて発熱する。このセンサ部は、所定温度まで加熱された状態において、その表面に排気ガスなどの外気中に含まれる汚れ成分が付着することで抵抗値が変化して、この抵抗値に従ったセンサ信号を制御装置30に出力する。なお、本例では、汚れ成分が付着すると抵抗値が小さくなるセンサ部を備えたガスセンサ2について説明するが、これには限定されない。
【0022】
制御装置30は、センサ部からのセンサ信号に基づいてガス反応時の抵抗値を得て、センサ部の清浄空気時の抵抗値との比によるガスの濃度を算出して、基準値以下であるときには外気が汚れていると判定して、車室内の外気の取り込みを制限するオートインテーク制御を行う。
【0023】
図2に、車両空調装置20の構成例を示す。この車両空調装置20は、いわゆる前後左右独立温調型エアコンであって、主として車室内を4つの領域に区画してそれぞれ温調するもので、インテークユニット110、クーラユニット120及びヒータユニット130から構成されている。
【0024】
なお、以下の説明では、前後左右独立温調型エアコンを例に挙げるが、これに限定されることはない。
【0025】
インテークユニット110には、外気取入口111及び内気取入口112を自由な開度で開閉するインテークドア113と、モータ114により回転するファン115とが設けられ、インテークドア113の開度に応じて車室内に導入される内外気の混合比が決定される一方で、ファン115の回転数に応じて車室内に導入される空気量が決定される。インテークドア113はインテークドアアクチュエータ116によって駆動制御され、モータ114はファンコントロールアンプ117によって駆動制御される。
【0026】
クーラユニット120には、インテークユニット110で導入された空気を冷却するためのエバポレータ121(蒸発器)が設けられ、エバポレータ121には、コンプレッサ、コンデンサ(凝縮器)、膨張弁及びリキッドタンクなどで構成された冷房サイクル(図示せず)が接続され、コンプレッサで圧縮された冷媒が供給される。
【0027】
ヒータユニット130には、エンジンの冷却水が循環するヒータコア131が設けられ、その両側部のそれぞれに、当該ヒータコア131を迂回するバイパス路132,132が形成されている。クーラユニット120を流下した空気がこのヒータコア131を通過することで加熱されることになる。
【0028】
このヒータユニット130では、ヒータコア131の上流側にフロントエアミックスドア133fとリアエアミックスドア133rとの2枚のエアミックスドアが回動自在に設けられている。フロントエアミックスドア133fは、前席に吹き出される調和空気の温度を制御するためのものであるのに対し、リアエアミックスドア133rは後席に吹き出される調和空気の温度を制御するためのものである。すなわち、フロントエアミックスドア133fについて言えば、その開度に応じてヒータコア131の半分を通過する空気量とバイパス流路132を通過する空気量との比率が決定され、これにより前席側配風通路135fへ流下する空気の温度が調節される。リアエアミックスドア133rについても同様に、当該リアエアミックスドア133rの開度に応じて後席側配風通路135rへ流下する空気の温度が調節される。
【0029】
これら2枚のフロントエアミックスドア133f、リアエアミックスドア133rは、それぞれフロントエアミックスドアアクチュエータ134f及びリアエアミックスドアアクチュエータ134rによって駆動制御される。
【0030】
また、ヒータコア131の下流側は、仕切壁136により前席側配風通路135fと後席側配風通路135rとに仕切られており、前席側への前席側配風通路135fには、前席デフ吹出口137及びこれを開閉する前席デフドア137D、前席ベント吹出口138及びこれを開閉する前席ベントドア138D、前席フット吹出口139及びこれを開閉する前席フットドア139がそれぞれ設けられている。これら3つの前席ドア137D,138D,139Dの開閉位置の組み合わせは前席側の吹出口モードで決定されるので、リンク機構を介してフロントモードアクチュエータ140により一括して駆動制御される。
【0031】
これに対して、ヒータコア131の下流側に形成された後席側への配風通路135rには、前席側の配風通路135fと後席側の配風通路135rとを流れる空気の配風比を調節するための前後配風比調節ドア141Dと、後席ベント吹出口143および後席フット吹出口144とのそれぞれから吹き出される調和空気の配風比を調節するためのリアモードドア145とが設けられている。
【0032】
前後配風比調節ドア141Dは、前後配風比調節ドアアクチュエータ142によって駆動制御され、後席側配風通路135rを全開する位置と全閉する位置との間を回動することができる。この前後配風比調節ドア141Dを、後席側配風通路135rの一部を遮蔽する位置まで回動させると、前席側配風通路135fと後席側配風通路135rとの間の仕切壁136に開設された連通路141の一部が開くので、ヒータコア131の後席側を通過した調和空気の一部が前席側配風通路135fに流下し、これにより前席側へ吹き出される配風量が後席側に対して相対的に多くなる。
【0033】
なお、この前後配風比調節ドア141Dは、前席側と後席側との温度差をより鋭敏にするために設けられたものであることから、本発明の独立温調型エアコンにとっては好ましい形態ではあるが、必ずしも必須のものではない。
【0034】
リアモードドア145は、リアモードドアアクチュエータ146によって駆動制御され、当該リアモードドア145の開度に応じて後席ベント吹出口143と後席フット吹出口144とのそれぞれに流下する調和空気の比率が調節される。
【0035】
前席側配風通路135fと後席側配風通路135rには、図3に示すフロントダクト147fとリアダクト147rとがそれぞれ接続されている。さらに具体的には、前席側配風通路135fの前席ベント吹出口138と前席フット吹出口139とのそれぞれには、フロントダクト147fがそれぞれ接続され、また後席側配風通路135rの後席ベント吹出口143と後席フット吹出口144とのそれぞれには、リアダクト147rがそれぞれ接続されている。図3は、それぞれの一方を図示したものである。
【0036】
たとえば、前席ベント吹出口138に接続されたフロントダクト147f内には、前席の左右(運転席と助手席)の配風比を調節するためのフロント左右配風比調節ドア148が設けられ、フロント左右配風比調節ドアアクチュエータ149によって駆動制御される。そして、このフロント左右配風比調節ドア148を、中立位置からたとえば右席側に回動させると、左席側へ流下する空気量が増加するとともに右席側へ流下する空気量がそのぶんだけ減少する。これにより、前席側の左右座席の空調能力が変化することになる。
【0037】
フロントダクト147fと同様に、リアダクト147r内にも、後席の左右座席の配風比を調節するためのリア左右配風比調節ドア150が設けられ、リア左右配風比調節ドアアクチュエータ151によって駆動制御される。そして、このリア左右配風比調節ドア150を、中立位置からたとえば右席側に回動させると、左席側へ流下する空気量が増加するとともに右席側へ流下する空気量がそのぶんだけ減少する。これにより、後席側の左右座席の空調能力が変化することになる。
【0038】
以上のインテークドアアクチュエータ116、ファンコントロールアンプ117、フロントエアミックスドアアクチュエータ134f、リアエアミックスドアアクチュエータ134r、フロントモードアクチュエータ140、前後配風比調節ドアアクチュエータ142、リアモードドアアクチュエータ146、フロント左右配風比調節ドアアクチュエータ149およびリア左右配風比調節ドアアクチュエータ151へ対する指令信号は、制御装置30からそれぞれ送出される。
【0039】
制御装置30は、上述した各アクチュエータの制御をすると共に、ガスセンサ2の基準値決定処理をする。そして、制御装置30は、基準値設定処理の後に、ガスセンサ2からのセンサ信号、及び決定した基準値に基づいて、オートインテーク制御をする。
【0040】
[制御装置30による基準値決定処理]
図4に、制御装置30による基準値設定処理の処理手順のフローチャートを示す。ここで、制御装置30は、以前に取得したガスセンサ抵抗値GRsを清浄空気抵抗値メモリデータGR0Mとして図示しないメモリに記憶している。
【0041】
ステップS1では、制御装置30は、イグニッションスイッチがオフからオンに操作されてから所定期間T1が経過したか否かの判定をする。制御装置30は、所定期間T1が経過したと判定したときにはステップS2に処理を進め、所定期間T1が経過していないと判定したときにはステップS3に処理を進める。
【0042】
上記所定期間T1とは、センサ部が安定動作し、センサ信号が安定するまでの期間であり、この期間内では車両空調装置20により排気ガスを抑制する処理などは行われない。また、制御装置30は、所定期間T1内では、外気と内気とを同じ比率又は所定の割合(例えば外気:内気=6:4)で車両空調装置20内に取り込む半内気モードにする。
【0043】
ステップS3において、制御装置30は、ガスセンサ2からのセンサ信号を入力し、ガスセンサ抵抗演算値GRsを、清浄空気抵抗値メモリデータGR0Mにして(GRs=GR0M)、後述のステップS14に処理を進める。
【0044】
一方、ステップS2において、制御装置30は、ガスセンサ2からのセンサ信号を入力し、
GRs=(GGAD×GRL)/(255−GGAD)
GGAD:ガソリン用ガスセンサA/D値(bit)
GRL:ガソリン用ガスセンサLOAD抵抗値(例えば10kΩ)
で表現される式を用いてガスセンサ2からのA/D値を現在のガスセンサ抵抗値GRsとして換算して、ステップS4に処理を進める。
【0045】
ステップS4において、制御装置30は、上述のステップで読み出したセンサ信号が初回であったか否かを判定し、初回である時にはステップS5に処理を進め、初回でないときにはステップS6に処理を進める。今回に読み出したセンサ信号が初回でないときには、前回又は以前に読み出したガスセンサ抵抗値をガスセンサ抵抗初期値GR0M0にしてステップS6以降の処理をする。
【0046】
ステップS5において、制御装置30は、ガスセンサ2を使用したのが今回が初回なので、ガスセンサ抵抗初期値GR0M0を所定値(例えば6kΩ)にして、ステップS6に処理を進める。
【0047】
ステップS6において、制御装置30は、ステップS2で演算したガスセンサ抵抗値GRsと、ステップS5又は以前に決定されて図示しないメモリに格納されたガスセンサ抵抗初期値GR0M0との大小比較をし、ガスセンサ抵抗値GRsがガスセンサ抵抗初期値GR0M0よりも大きい(清浄)と判定したときにはステップS7に処理を進め、大きくないと判定したときにはステップS8に処理を進める。
【0048】
ステップS7において、制御装置30は、清浄空気判断タイマGGCATのカウントを開始してステップS9に処理を進める。一方、ステップS8では、清浄空気判断タイマGGCATをクリアして、ステップS14に処理を進める。
【0049】
ステップS9において、制御装置30は、清浄空気判断タイマGGCATが所定時間T2を経過したか否かの判定をし、経過していると判定したときにはステップS10に処理を進め、経過していないと判定したときにはステップS14に処理を進める。
【0050】
ステップS10において、制御装置30は、清浄空気判断タイマGGCATの値をクリアして、ステップS11に処理を進める。
【0051】
ステップS11において、制御装置30は、上述のステップで求めた現在のガスセンサ抵抗値GRsと、予め設定した清浄空気と認められる下限値である清浄空気限界抵抗値GR0Lとの比較をし、ガスセンサ抵抗値GRsが清浄空気限界抵抗値GR0Lよりも大きい(清浄)と判定したときにはステップS12に処理を進め、大きくないと判定したときにはステップS13に処理を進める。すなわち、外気が清浄であるときにはステップS12に処理を進め、外気が汚れているときにはステップS13に処理を進める。
【0052】
ステップS12において、制御装置30は、検出したガスセンサ抵抗値GRsを清浄空気限界抵抗値GR0Lにして(GRs=GR0L)、ステップS13に処理を進める。
【0053】
ステップS13において、制御装置30は、求められたガスセンサ抵抗値GRsをガスセンサ抵抗初期値GR0M0にして(GR0M0=GRs)、ステップS14に処理を進める。
【0054】
ステップS14において、制御装置30は、イグニッションスイッチがオフからオンに操作されてから所定期間T3が経過したか否かの判定をする。ここで、所定期間T3とは、車両の周囲の空気濃度が安定したときに初期値の更新をするために設けられた期間である。制御装置30は、所定期間T3が経過したと判定したときにはステップS17に処理を進め、所定期間T3経過直後であると判定したときにはステップS15に処理を進め、所定期間T3が経過していないと判定したときにはステップS16に処理を進める。
【0055】
ステップS17において、制御装置30は、ガスセンサ抵抗初期値GR0M0を清浄空気抵抗値メモリデータGR0Mに更新してステップS21に処理を進める。
【0056】
ステップS16において、制御装置30は、以前の清浄空気抵抗値メモリデータGR0Mがガスセンサ抵抗初期値GR0M0よりも小さいか否かの判定をする。制御装置30は、小さいと判定したときにはステップS20に処理を進め、小さくないと判定したときにはステップS21に処理を進める。ステップS20において、制御装置30は、ガスセンサ抵抗初期値GR0M0を清浄空気抵抗値メモリデータGR0Mに更新してステップS21に処理を進める。
【0057】
ステップS16及びステップS20の処理を行うことにより、制御装置30は、所定期間T1が経過して、所定時間T3になるまでの間に、ガスセンサ抵抗初期値GR0M0の更新を行う。すなわち、以前に取得したガスセンサ抵抗値が今回のガスセンサ抵抗値GRsを越えていない場合は以前に取得したガスセンサ抵抗値を使用してオートインテーク制御をし、越えた場合は今回の最新のガスセンサ抵抗値GRsを使用してオートインテーク制御をする。
【0058】
ステップS15において、制御装置30は、清浄空気抵抗値メモリデータGR0Mがガスセンサ抵抗初期値GR0M0よりも小さいか否かの判定をする。
制御装置30は、小さくないと判定したときにはステップS17に処理を進め、小さと判定したときにはステップS18に処理を進める。
【0059】
ステップS18において、制御装置30は、今回の清浄空気抵抗値メモリデータGR0Mを、ガスセンサ抵抗初期値GR0M0と加算して、半分にした値にする。すなわち、制御装置30は、
GR0M=[{GR0M(以前の値)+GR0M0(今回の初期値)}/2]
で表現される計算式を使用して今回の清浄空気抵抗値メモリデータGR0Mを演算して、ステップS19に処理を進める。すなわち、制御装置30は、前回や以前に取得したガスセンサ抵抗値、又は以前に取得した複数のガスセンサ抵抗値の平均値などと、今回のガスセンサ抵抗値GRsとの平均値を、今回のオートインテーク制御の基準値となる清浄空気抵抗値メモリデータGR0Mにする。
【0060】
ステップS19において、制御装置30は、今回のオートインテーク制御の基準値となるガスセンサ抵抗初期値GR0M0を、ステップS18で求めた清浄空気抵抗値メモリデータGR0Mにして、ステップS21に処理を進める。
【0061】
ステップS21において、制御装置30は、一番綺麗な空気の清浄空気抵抗値メモリデータGR0Mを基準値(GR0M)を基準とし、ガスセンサ抵抗値GRsに対する抵抗比を演算して、ガソリン微分用演算値GGCを求める。このとき、制御装置30は、
GGC=(GRs/GR0M)×255
で表現される演算式を使用する。
【0062】
そして、制御装置30は、車両が走行しているときに、ステップS21で更新したガスセンサ抵抗初期値GR0M0よりも大きなガスセンサ抵抗値GRsが入力されたときには外気が清浄であると判定して外気モードとし、ガスセンサ抵抗初期値GR0M0よりも小さなガスセンサ抵抗値GRsが入力されたときには外気が汚れていると判定して内気モードとする、オートインテーク制御をするように車両空調装置20を制御する。
【0063】
このような処理をする制御装置30によれば、所定時間T3となる前には、ステップS16及びステップS20で説明したように、今回のガスセンサ抵抗初期値GR0M0が以前の清浄空気抵抗値メモリデータGR0Mよりも大きくて清浄である場合には今回のガスセンサ抵抗初期値GR0M0を基準にして制御をするので、汚い空気を基準とすることなく、車室内に汚い空気の侵入を防止する。
【0064】
また、この制御装置30では、所定期間T3直後では、今回のガスセンサ抵抗初期値GR0M0が以前の清浄空気抵抗値メモリデータGR0Mよりも小さく、汚いときには以前の清浄空気抵抗値メモリデータGR0Mと今回のガスセンサ抵抗初期値GR0M0との平均値を今回のガスセンサ抵抗初期値GR0M0にするので、外気が汚い地域から車両が走行開始した場合でも、車室内に外気が多く侵入して車室内が臭くなることを抑制することができる。
【0065】
このような車両空調装置20によれば、所定期間T3後に今回の初期値を決定しているので、ガスセンサ2が安定する期間を確保し、センサ部により生成するセンサ信号のばらつきを回避する。また、この車両空調装置20では、清浄空気時のセンサ信号を基準値とし、現在のセンサ値との比率をガス濃度として演算する。したがって、この車両空調装置20によれば、過去のガス濃度状態により、今後に外気が汚れて車室内が臭くなることを予測して確実に車室内の臭いを抑制することができる。
【0066】
また、本実施の形態に係る制御装置30では、オートインテーク制御を行うに際して、以下に説明するような制御をしても良い。
【0067】
制御装置30は、車両が走行しているときに、外気の汚れ度合いに基づいて、インテークドア113の駆動速度を変化させるようにインテークドアアクチュエータ116を制御しても良い。すなわち、制御装置30は、インテークドアアクチュエータ116を駆動するに際して、ガスセンサ2からのセンサ信号の大きさに応じてインテークドアアクチュエータ116の駆動速度を調整する係数を変化させる。制御装置30は、外気が清浄であるときにはゆっくりインテークドア113を駆動させ、外気が汚れているときにはインテークドア113を速く駆動するようにインテークドアアクチュエータ116を制御することで、汚い外気が車室内に多く侵入することを抑制することができる。
【0068】
また、制御装置30は、車両速度に応じてセンサ信号を演算する係数を変化させてオートインテーク制御をしても良い。すなわち、制御装置30は、ガスセンサ抵抗値に基づいて外気の汚れ度合いを判定するに際して、係数を変化させる。これにより、例えば車両速度が低くても、汚れ度合いが大きいことを検出しやすくする。具体的には、制御装置30は、通常、現在のガスセンサ抵抗値GRsが所定値(Ω)以下であるときに、所定車両速度以上(例えば60km/h)となったら外気のみで空調をし、所定車両速度以下(例えば50km/h)以下となったら内気を所定割合だけ使用して空調をするようにインテークドアアクチュエータ116を制御をする。そして、制御装置30は、現在のガスセンサ抵抗値GRsが所定値(Ω)以上であるときに、所定車両速度以上(例えば60km/h)となったら外気のみで空調をし、所定車両速度以下(例えば50km/h)以下となったら内気を上記所定割合より多く使用して空調をするようにインテークドアアクチュエータ116を制御をする。
【0069】
更に、制御装置30は、車両利用者の膝冷え防止を図り、外気の温度、車両速度に基づいて、半内気モードを有するオートインテーク制御を行うか否かを決定しても良い。これにより、制御装置30は、外気温度が高いときや、外気温度が低く車両速度が遅いときに半内気モードを行い、そのほかの条件の時には半内気モードを無くすことができる。
【0070】
更にまた、制御装置30は、車両の窓くもりを防止するために、コンプレッサがオフとなっているときに、例えば所定期間毎に自動的に外気を取り込むように、インテークドアアクチュエータ116を制御し車両の周囲の空気濃度が安定したときに初期値の更新をしても良い。
【0071】
更にまた、制御装置30は、目標吹き出し温度に基づいて、外気を使用する割合を変化させて、外気を使用する割合に応じてオートインテーク制御を行うか否かを判定しても良い。
【0072】
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
【0073】
また、上述の一例では、主として、前回のガスセンサ抵抗値と、今回のガスセンサ抵抗値とを平均して基準値を決定する一例について説明したが、前々回のガスセンサ抵抗値と、前回のガスセンサ抵抗値と、今回のガスセンサ抵抗値とを加算して3で割ることで基準値を決定しても良い。このように、以前に取得したガスセンサ抵抗値を複数使用するので、今回の車両走行開始地域が汚くても、汚い外気で基準値を決定することなく、汚い空気を車室内に取り込むことを更に抑制して、空調をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した車両空調装置を含む全体の構成を示す図である。
【図2】本発明を適用した車両空調装置の構成図である。
【図3】本発明を適用した車両空調装置の要部構成図である。
【図4】制御装置による基準値設定処理の処理手順のフローチャートを示す。
【符号の説明】
1 自車両
2 ガスセンサ
20 車両空調装置
30 制御装置
111 外気取入口
112 内気取入口
113 インテークドア
116 インテークドアアクチュエータ
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an air-conditioning control device that switches between inside and outside air in a vehicle interior using a gas sensor that detects the degree of contamination of outside air.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there is known a vehicle air conditioner including an outside air mode in which air from outside the vehicle is taken into the vehicle for air conditioning, and an inside air mode in which air conditioning is performed using the air in the vehicle. Conventionally, there is known a vehicle air conditioner including an inside / outside air switching control device using a gas sensor that detects the degree of dirtiness of outside air.
[0003]
The vehicle air conditioner provided with the gas sensor switches between the inside air mode and the outside air mode using a ratio between the degree of dirt outside the passenger compartment detected by the gas sensor and the standard degree of dirt. At this time, in the conventional vehicle air conditioner, the automatic intake control is performed so that the inside / outside air switching door is automatically set to the outside air mode or the inside air mode by the servo motor.
[0004]
In this vehicle air conditioner, the gas concentration is calculated based on the ratio (Rs / R0) to the gas resistance value Rs of the gas sensor in which the outside air is dirty, based on the air resistance value R0 of the gas sensor in clean outside air. .
[0005]
In addition, in the conventional vehicle air conditioner, there are many factors that vary the sensor value, such as single unit variation in which the sensor value varies for each gas sensor, sensor value variation due to deterioration over time, humidity dependency, and the like. Therefore, in the conventional vehicle air conditioner, when the gas sensor is started to be used, an operation of updating the cleanest air resistance value R0 every time from turning on the power is performed. When the air resistance value Rs close to the air resistance value R0 is obtained while the vehicle is running, it is determined that the outside air is clean and a large amount of outside air is taken in for air conditioning, and the air resistance value Rs farther than the air resistance value R0 is set. When it is obtained, it is determined that the outside air is dirty and air conditioning is performed with the inside air.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional vehicle air conditioner, when the vehicle starts running from a place where the outside air is dirty, the reference clean air resistance value R0 becomes dirty air. When intake control is performed, dirty outside air is determined to be clean, and dirty outside air enters the vehicle interior. As a result, there is a problem that the passenger is uncomfortable.
[0007]
Therefore, the present invention has been proposed in view of the above-described circumstances, and an object of the present invention is to provide an air conditioning control device that can perform auto intake control without determining a reference value with dirty outside air.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
  In order to solve the above-described problem, an air conditioning control device according to claim 1 is an air conditioning control that performs control to switch between an inside air mode and an outside air mode in accordance with a sensor signal from a gas sensor that detects the degree of contamination of outside air outside the vehicle. In the apparatus, storage means for storing a first sensor value indicating the degree of contamination of outside air previously acquired by the gas sensor, input means for inputting a second sensor value currently detected by the gas sensor, and storage in the storage means The calculation means for acquiring a reference value based on the first sensor value thus obtained and the second sensor value input by the input means, and the reference value acquired by the calculation means is compared with the second sensor value. And air conditioning control means for performing control to switch between the inside air mode and the outside air mode. The air-conditioning control means is based on the second sensor value and the first sensor value before a predetermined period of time, and when the current outside air is dirty than the previous outside air, the inside air mode and the outside air are based on the first sensor value. Control to switch between modesIn addition, if the current outside air is not dirty than the previous outside air, the control is performed to switch between the inside air mode and the outside air mode based on the second sensor value,After the predetermined period, control is performed to switch between the inside air mode and the outside air mode using the reference value acquired by the calculating means.
[0009]
  In the air conditioning control device according to claim 2,The predetermined period is a period provided for updating the reference value when the air concentration around the vehicle is stabilized after the ignition switch of the vehicle is turned on.The
[0010]
  In the air conditioning control device according to claim 3, the computing means isImmediately after the predetermined time, based on the second sensor value and the first sensor value, if the current outside air is dirty than the previous outside air,A reference value is obtained by calculating an average value of the first sensor value stored in the storage means and the second sensor value input by the input means.
[0013]
【The invention's effect】
  According to the air conditioning control device of the first aspect, the first sensor value previously acquired is stored in the storage unit in advance, and when the reference value of the current air conditioning control is determined, the stored first sensor value; A reference value is acquired based on the second sensor value acquired this time, the acquired reference value is compared with the second sensor value, and control is performed to switch between the inside air mode and the outside air mode. Even if the area is dirty, it is possible to control the switching between the inside air mode and the outside air mode by suppressing the intake of dirty air into the vehicle interior without determining the reference value with dirty outside air.
  According to the air conditioning control device of the first aspect, based on the second sensor value and the first sensor value before the lapse of the predetermined period, and based on the first sensor value when the current outside air is dirty than the previous outside air. The control of switching between the inside air mode and the outside air mode is performed, and after the predetermined period, the control is performed to switch between the inside air mode and the outside air mode using the reference value acquired by the calculation means, so that the air concentration around the vehicle is stable. In this case, it is possible to control to automatically switch between the inside air mode and the outside air mode by updating the reference value.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0019]
[Configuration of vehicle air conditioner]
In FIG. 1, the whole structure of the own vehicle 1 provided with the vehicle air conditioner 20 is shown. As can be seen from FIG. 1, a gas sensor 2 that detects the degree of contamination of the outside air based on exhaust gas from the preceding vehicle 10 or the like is provided at the front end 1 a of the host vehicle 1. A vehicle air conditioner 20 that is used to control air conditioning in the passenger compartment is provided. The gas sensor 2 and the vehicle air conditioner 20 are connected to a control device 30 that controls the auto intake operation of the vehicle air conditioner 20 based on the sensor detection value of the gas sensor 2.
[0020]
The gas sensor 2 is used when the exhaust gas is suppressed from entering the vehicle interior in response to the exhaust gas of the leading vehicle 10. The gas sensor 2 mainly includes a sensor unit that detects the degree of contamination of the outside air and sends a sensor signal to the control device 30, and a heater unit that performs heating for operating the sensor unit.
[0021]
The sensor unit is, for example, SnO that is an n-type semiconductor.2Is formed and sintered. The heater unit generates heat when a voltage is applied to activate the oxidation-reduction reaction of the sensor unit. When the sensor section is heated to a predetermined temperature, the resistance value changes due to adhesion of dirt components contained in the outside air such as exhaust gas to the surface, and the sensor signal is controlled according to the resistance value. Output to device 30. In addition, although this example demonstrates the gas sensor 2 provided with the sensor part to which resistance value becomes small when a dirt component adheres, it is not limited to this.
[0022]
The control device 30 obtains a resistance value at the time of gas reaction based on a sensor signal from the sensor unit, calculates a gas concentration by a ratio with a resistance value at the time of clean air of the sensor unit, and is equal to or less than a reference value. Sometimes, it is determined that the outside air is dirty, and auto intake control is performed to limit the intake of outside air into the vehicle interior.
[0023]
In FIG. 2, the structural example of the vehicle air conditioner 20 is shown. The vehicle air conditioner 20 is a so-called front / rear / left / right independent temperature control air conditioner, and mainly controls the temperature by dividing a vehicle interior into four regions, and includes an intake unit 110, a cooler unit 120, and a heater unit 130. Has been.
[0024]
In the following description, the front / rear / left / right independent temperature control type air conditioner is taken as an example, but the present invention is not limited to this.
[0025]
The intake unit 110 is provided with an intake door 113 that opens and closes the outside air inlet 111 and the inside air inlet 112 at any opening degree, and a fan 115 that is rotated by a motor 114. While the mixing ratio of the inside and outside air introduced into the room is determined, the amount of air introduced into the vehicle interior is determined according to the rotational speed of the fan 115. The intake door 113 is driven and controlled by an intake door actuator 116, and the motor 114 is driven and controlled by a fan control amplifier 117.
[0026]
The cooler unit 120 is provided with an evaporator 121 (evaporator) for cooling the air introduced by the intake unit 110, and the evaporator 121 includes a compressor, a condenser (condenser), an expansion valve, a liquid tank, and the like. The cooled cooling cycle (not shown) is connected, and the refrigerant compressed by the compressor is supplied.
[0027]
The heater unit 130 is provided with a heater core 131 through which engine cooling water circulates, and bypass paths 132 and 132 that bypass the heater core 131 are formed on both sides thereof. The air flowing down the cooler unit 120 is heated by passing through the heater core 131.
[0028]
In the heater unit 130, two air mix doors, a front air mix door 133f and a rear air mix door 133r, are provided on the upstream side of the heater core 131 so as to be rotatable. The front air mix door 133f is for controlling the temperature of the conditioned air blown to the front seat, whereas the rear air mix door 133r is for controlling the temperature of the conditioned air blown to the rear seat. Is. That is, for the front air mix door 133f, the ratio of the amount of air that passes through half of the heater core 131 and the amount of air that passes through the bypass flow path 132 is determined according to the opening, and thereby the front seat side air distribution The temperature of the air flowing down to the passage 135f is adjusted. Similarly, for the rear air mix door 133r, the temperature of the air flowing down to the rear seat air distribution passage 135r is adjusted according to the opening degree of the rear air mix door 133r.
[0029]
These two front air mix doors 133f and rear air mix door 133r are driven and controlled by a front air mix door actuator 134f and a rear air mix door actuator 134r, respectively.
[0030]
Further, the downstream side of the heater core 131 is divided into a front seat side air distribution passage 135f and a rear seat side air distribution passage 135r by a partition wall 136, and the front seat side air distribution passage 135f to the front seat side includes: A front-seat differential outlet 137, a front-seat differential door 137D that opens and closes the front-seat vent outlet 138, a front-seat vent outlet 138D that opens and closes the front-seat vent door 138D, a front-seat foot outlet 139, and a front-seat foot door 139 that opens and closes each are provided. It has been. Since the combination of the opening / closing positions of the three front seat doors 137D, 138D, and 139D is determined in the front-seat air outlet mode, the front mode actuator 140 collectively controls driving through the link mechanism.
[0031]
On the other hand, the air distribution passage 135r formed on the downstream side of the heater core 131 toward the rear seat side distributes air flowing through the front seat side air distribution passage 135f and the rear seat side air distribution passage 135r. A rear mode door 145 for adjusting the air distribution ratio of conditioned air blown out from each of the front and rear air distribution ratio adjusting door 141D for adjusting the ratio, the rear seat vent outlet 143 and the rear seat foot outlet 144. And are provided.
[0032]
The front / rear air distribution ratio adjustment door 141D is driven and controlled by the front / rear air distribution ratio adjustment door actuator 142, and can rotate between a position where the rear seat side air distribution passage 135r is fully opened and a position where it is fully closed. When the front / rear air distribution ratio adjusting door 141D is rotated to a position where a part of the rear seat air distribution passage 135r is shielded, the partition between the front seat air distribution passage 135f and the rear seat air distribution passage 135r is separated. Since a part of the communication passage 141 opened in the wall 136 is opened, a part of the conditioned air that has passed through the rear seat side of the heater core 131 flows down to the front seat side air distribution passage 135f, and is thereby blown out to the front seat side. The amount of air distribution increases relative to the rear seat side.
[0033]
Since the front / rear air distribution ratio adjusting door 141D is provided to make the temperature difference between the front seat side and the rear seat side more sensitive, it is preferable for the independent temperature control type air conditioner of the present invention. Although it is a form, it is not necessarily essential.
[0034]
The rear mode door 145 is driven and controlled by the rear mode door actuator 146, and the ratio of the conditioned air flowing down to the rear seat vent outlet 143 and the rear seat foot outlet 144 according to the opening degree of the rear mode door 145. Is adjusted.
[0035]
A front duct 147f and a rear duct 147r shown in FIG. 3 are connected to the front seat side air distribution passage 135f and the rear seat side air distribution passage 135r, respectively. More specifically, a front duct 147f is connected to each of the front seat vent air outlet 138 and the front seat foot air outlet 139 of the front seat air distribution passage 135f, and the rear seat air distribution passage 135r. A rear duct 147r is connected to each of the rear seat vent outlet 143 and the rear seat foot outlet 144. FIG. 3 illustrates one of each.
[0036]
For example, in the front duct 147f connected to the front seat vent outlet 138, a front left / right air distribution ratio adjusting door 148 for adjusting the air distribution ratio of the left and right fronts (driver seat and front passenger seat) is provided. The front left / right air distribution ratio adjusting door actuator 149 is driven and controlled. When the front left / right air distribution ratio adjusting door 148 is rotated from the neutral position to the right seat side, for example, the amount of air flowing down to the left seat side increases and the amount of air flowing down to the right seat side is that much. Decrease. Thereby, the air-conditioning capacity of the left and right seats on the front seat side changes.
[0037]
Similar to the front duct 147f, a rear left / right air distribution ratio adjustment door 150 for adjusting the air distribution ratio of the left and right seats in the rear seat is provided in the rear duct 147r, and is driven by a rear left / right air distribution ratio adjustment door actuator 151. Be controlled. When the rear left / right air distribution ratio adjusting door 150 is rotated from the neutral position to the right seat side, for example, the amount of air flowing down to the left seat side increases and the amount of air flowing down to the right seat side is that much. Decrease. Thereby, the air-conditioning capability of the left and right seats on the rear seat side changes.
[0038]
Intake door actuator 116, fan control amplifier 117, front air mix door actuator 134f, rear air mix door actuator 134r, front mode actuator 140, front / rear air distribution ratio adjusting door actuator 142, rear mode door actuator 146, front left / right air distribution Command signals for the ratio adjusting door actuator 149 and the rear left / right air flow ratio adjusting door actuator 151 are respectively sent from the control device 30.
[0039]
The control device 30 controls each actuator described above and performs a reference value determination process for the gas sensor 2. Then, after the reference value setting process, the control device 30 performs auto intake control based on the sensor signal from the gas sensor 2 and the determined reference value.
[0040]
[Reference Value Determination Processing by Control Device 30]
FIG. 4 shows a flowchart of the processing procedure of the reference value setting process by the control device 30. Here, the control device 30 stores the previously acquired gas sensor resistance value GRs as clean air resistance value memory data GR0M in a memory (not shown).
[0041]
In step S1, the control device 30 determines whether or not a predetermined period T1 has elapsed since the ignition switch was operated from OFF to ON. When it is determined that the predetermined period T1 has elapsed, the control device 30 proceeds to step S2, and when it is determined that the predetermined period T1 has not elapsed, the control apparatus 30 proceeds to step S3.
[0042]
The predetermined period T1 is a period from when the sensor unit operates stably until the sensor signal is stabilized. During this period, the vehicle air conditioner 20 does not perform a process of suppressing exhaust gas. Further, the control device 30 sets the semi-inside air mode in which the outside air and the inside air are taken into the vehicle air conditioner 20 at the same ratio or a predetermined ratio (for example, outside air: inside air = 6: 4) within the predetermined period T1.
[0043]
In step S3, the control device 30 inputs the sensor signal from the gas sensor 2, sets the gas sensor resistance calculation value GRs to the clean air resistance value memory data GR0M (GRs = GR0M), and advances the process to step S14 described later.
[0044]
On the other hand, in step S2, the control device 30 inputs a sensor signal from the gas sensor 2,
GRs = (GGAD × GRL) / (255−GGAD)
GGAD: Gas sensor for gasoline A / D value (bit)
GRL: Gas sensor LOAD resistance value for gasoline (for example, 10 kΩ)
The A / D value from the gas sensor 2 is converted as the current gas sensor resistance value GRs using the expression expressed as follows, and the process proceeds to step S4.
[0045]
In step S4, the control device 30 determines whether or not the sensor signal read in the above step is the first time. If it is the first time, the process proceeds to step S5. If not, the process proceeds to step S6. When the sensor signal read this time is not the first time, the gas sensor resistance value read last time or before is set to the gas sensor resistance initial value GR0M0, and the processes after step S6 are performed.
[0046]
In step S5, since the control device 30 has used the gas sensor 2 for the first time this time, the gas sensor resistance initial value GR0M0 is set to a predetermined value (for example, 6 kΩ), and the process proceeds to step S6.
[0047]
In step S6, the control device 30 compares the gas sensor resistance value GRs calculated in step S2 with the gas sensor resistance initial value GR0M0 determined in step S5 or previously and stored in a memory (not shown). When it is determined that GRs is greater than the gas sensor resistance initial value GR0M0 (clean), the process proceeds to step S7. When it is determined that GRs is not greater, the process proceeds to step S8.
[0048]
In step S7, control device 30 starts counting of clean air determination timer GGCAT and advances the process to step S9. On the other hand, in step S8, the clean air determination timer GGCAT is cleared, and the process proceeds to step S14.
[0049]
In step S9, the control device 30 determines whether or not the clean air determination timer GGCAT has passed the predetermined time T2, and proceeds to step S10 when determining that the predetermined time T2 has elapsed, and determines that it has not elapsed. If so, the process proceeds to step S14.
[0050]
In step S10, control device 30 clears the value of clean air determination timer GGCAT, and proceeds to step S11.
[0051]
In step S11, the control device 30 compares the current gas sensor resistance value GRs obtained in the above-described step with the preset clean air limit resistance value GR0L, which is a lower limit value recognized as clean air, to determine the gas sensor resistance value. When it is determined that GRs is greater than the clean air limit resistance value GR0L (clean), the process proceeds to step S12. When it is determined that GRs is not greater, the process proceeds to step S13. That is, when the outside air is clean, the process proceeds to step S12, and when the outside air is dirty, the process proceeds to step S13.
[0052]
In step S12, the control device 30 sets the detected gas sensor resistance value GRs to the clean air limit resistance value GR0L (GRs = GR0L), and proceeds to step S13.
[0053]
In step S13, the control device 30 sets the obtained gas sensor resistance value GRs to the gas sensor resistance initial value GR0M0 (GR0M0 = GRs), and proceeds to step S14.
[0054]
In step S14, the control device 30 determines whether or not a predetermined period T3 has elapsed since the ignition switch was operated from OFF to ON. Here, the predetermined period T3 is a period provided for updating the initial value when the air concentration around the vehicle is stabilized. When it is determined that the predetermined period T3 has elapsed, the control device 30 proceeds to step S17, and when it is determined that the predetermined period T3 has elapsed, the control device 30 proceeds to step S15 and determines that the predetermined period T3 has not elapsed. If so, the process proceeds to step S16.
[0055]
In step S17, control device 30 updates gas sensor resistance initial value GR0M0 to clean air resistance value memory data GR0M, and proceeds to step S21.
[0056]
In step S16, control device 30 determines whether or not previous clean air resistance value memory data GR0M is smaller than gas sensor resistance initial value GR0M0. When it is determined that the control device 30 is small, the control device 30 proceeds to step S20. When it is determined that the control device 30 is not small, the control device 30 proceeds to step S21. In step S20, control device 30 updates gas sensor resistance initial value GR0M0 to clean air resistance value memory data GR0M, and proceeds to step S21.
[0057]
By performing the processing of step S16 and step S20, the control device 30 updates the gas sensor resistance initial value GR0M0 until the predetermined period T1 elapses and the predetermined time T3 is reached. That is, if the previously acquired gas sensor resistance value does not exceed the current gas sensor resistance value GRs, auto intake control is performed using the previously acquired gas sensor resistance value, and if it exceeds, the latest gas sensor resistance value of this time Auto intake control is performed using GRs.
[0058]
  In step S15, control device 30 determines whether or not clean air resistance value memory data GR0M is smaller than gas sensor resistance initial value GR0M0.
The control device 30 is smallNotIf it is determined that the process proceeds to step S17,NoIf it is determined, the process proceeds to step S18.
[0059]
In step S18, the control device 30 adds the current clean air resistance value memory data GR0M to the gas sensor resistance initial value GR0M0 to halve the value. That is, the control device 30
GR0M = [{GR0M (previous value) + GR0M0 (current initial value)} / 2]
The current clean air resistance value memory data GR0M is calculated using the calculation formula expressed as follows, and the process proceeds to step S19. That is, the control device 30 determines the average value of the current gas sensor resistance value GRs and the average value of the previously acquired gas sensor resistance value or the previously acquired gas sensor resistance value and the current gas sensor resistance value GRs. The clean air resistance value memory data GR0M, which becomes the reference value of
[0060]
In step S19, the control device 30 sets the gas sensor resistance initial value GR0M0, which is the reference value for the current auto intake control, as the clean air resistance value memory data GR0M obtained in step S18, and proceeds to step S21.
[0061]
In step S21, the control device 30 calculates the resistance ratio with respect to the gas sensor resistance value GRs using the clean air resistance value memory data GR0M of the cleanest air as a reference value (GR0M) as a reference, and calculates the gasoline differential calculation value GGC. Ask for. At this time, the control device 30
GGC = (GRs / GR0M) × 255
Use the expression expressed by.
[0062]
When the vehicle is traveling, the control device 30 determines that the outside air is clean and enters the outside air mode when the gas sensor resistance value GRs larger than the gas sensor resistance initial value GR0M0 updated in step S21 is input. When the gas sensor resistance value GRs smaller than the gas sensor resistance initial value GR0M0 is input, the vehicle air conditioner 20 is controlled to perform auto intake control in which it is determined that the outside air is dirty and the inside air mode is set.
[0063]
According to the control device 30 that performs such processing, before the predetermined time T3, as described in step S16 and step S20, the current gas sensor resistance initial value GR0M0 is the previous clean air resistance value memory data GR0M. If it is larger and clean, control is performed based on the current gas sensor resistance initial value GR0M0, so that the entry of dirty air into the vehicle compartment is prevented without using dirty air as a reference.
[0064]
Further, in this control device 30, immediately after the predetermined period T3, the current gas sensor resistance initial value GR0M0 is smaller than the previous clean air resistance value memory data GR0M, and when it is dirty, the previous clean air resistance value memory data GR0M and the current gas sensor Since the average value of the initial resistance value GR0M0 is set to the initial gas sensor resistance value GR0M0, even when the vehicle starts to travel from an area where the outside air is dirty, it prevents the outside of the vehicle from entering the vehicle interior and causing the vehicle interior to become odorous. can do.
[0065]
According to such a vehicle air conditioner 20, since the initial value of this time is determined after the predetermined period T3, a period during which the gas sensor 2 is stable is ensured, and variations in sensor signals generated by the sensor unit are avoided. In the vehicle air conditioner 20, the sensor signal at the time of clean air is used as a reference value, and the ratio with the current sensor value is calculated as the gas concentration. Therefore, according to the vehicle air conditioner 20, it is possible to predict that the outside air will become dirty in the future due to the past gas concentration state and the interior of the vehicle will become odor, and to reliably suppress the odor in the vehicle interior.
[0066]
Further, in the control device 30 according to the present embodiment, when performing the auto intake control, the control described below may be performed.
[0067]
The control device 30 may control the intake door actuator 116 so as to change the drive speed of the intake door 113 based on the degree of contamination of outside air when the vehicle is traveling. That is, when driving the intake door actuator 116, the control device 30 changes a coefficient for adjusting the drive speed of the intake door actuator 116 according to the magnitude of the sensor signal from the gas sensor 2. The control device 30 drives the intake door 113 slowly when the outside air is clean, and controls the intake door actuator 116 so as to drive the intake door 113 quickly when the outside air is dirty, so that the dirty outside air enters the vehicle interior. Many intrusions can be suppressed.
[0068]
In addition, the control device 30 may perform auto intake control by changing a coefficient for calculating a sensor signal according to the vehicle speed. That is, the control device 30 changes the coefficient when determining the degree of dirtiness of the outside air based on the gas sensor resistance value. This makes it easy to detect that the degree of contamination is large even when the vehicle speed is low, for example. Specifically, the control device 30 normally air-conditions only with outside air when the current gas sensor resistance value GRs is equal to or lower than a predetermined value (Ω) and becomes a predetermined vehicle speed or higher (for example, 60 km / h), When the vehicle speed is equal to or lower than a predetermined vehicle speed (for example, 50 km / h), the intake door actuator 116 is controlled so as to air-condition using a predetermined ratio of the inside air. Then, when the current gas sensor resistance value GRs is equal to or greater than a predetermined value (Ω), the control device 30 performs air conditioning only with outside air when the current gas sensor resistance value GRs is equal to or higher than a predetermined vehicle speed (for example, 60 km / h), and is equal to or lower than the predetermined vehicle speed ( For example, when the air pressure is 50 km / h or less, the intake door actuator 116 is controlled so as to perform air conditioning using a larger amount of the inside air than the above-mentioned predetermined ratio.
[0069]
Further, the control device 30 may determine whether or not to perform the auto intake control having the semi-inside air mode based on the temperature of the outside air and the vehicle speed in order to prevent the vehicle user from cooling down the knees. As a result, the control device 30 can perform the semi-inside air mode when the outside air temperature is high or when the outside air temperature is low and the vehicle speed is low, and can eliminate the semi-inside air mode under other conditions.
[0070]
Furthermore, the control device 30 controls the intake door actuator 116 so as to automatically take in the outside air every predetermined period when the compressor is turned off in order to prevent the vehicle from being clouded. The initial value may be updated when the ambient air concentration is stabilized.
[0071]
Furthermore, the control device 30 may determine whether or not to perform auto intake control according to the ratio of using the outside air by changing the ratio of using the outside air based on the target blowing temperature.
[0072]
The above-described embodiment is an example of the present invention. For this reason, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made depending on the design and the like as long as the technical idea according to the present invention is not deviated from this embodiment. Of course, it is possible to change.
[0073]
In the above example, an example in which the reference value is determined by averaging the previous gas sensor resistance value and the current gas sensor resistance value has been described, but the previous gas sensor resistance value, the previous gas sensor resistance value, and The reference value may be determined by adding the current gas sensor resistance value and dividing by three. In this way, since multiple previously acquired gas sensor resistance values are used, even if the current vehicle travel start area is dirty, it is possible to further suppress the intake of dirty air into the vehicle interior without determining the reference value with dirty outside air And can be air-conditioned.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an overall configuration including a vehicle air conditioner to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a configuration diagram of a vehicle air conditioner to which the present invention is applied.
FIG. 3 is a configuration diagram of a main part of a vehicle air conditioner to which the present invention is applied.
FIG. 4 shows a flowchart of a processing procedure of reference value setting processing by the control device.
[Explanation of symbols]
1 Own vehicle
2 Gas sensor
20 Vehicle air conditioner
30 Control device
111 Outside air intake
112 Inside air intake
113 Intake door
116 Intake door actuator

Claims (3)

車両外の外気の汚れ度合いを検出するガスセンサからのセンサ信号に応じて内気モードと外気モードとを切り換える空調制御装置において、
上記ガスセンサにより以前に取得した外気の汚れ度合いを示す第1センサ値を記憶する記憶手段と、
上記ガスセンサにより現在検出された第2センサ値を入力する入力手段と、
上記記憶手段に記憶された第1センサ値と、上記入力手段で入力した第2センサ値とに基づき基準値を取得する演算手段と、
上記演算手段で取得した基準値と、上記第2センサ値とを比較して、内気モードと外気モードとを切り換える制御を行う空調制御手段とを備え、
上記空調制御手段は、所定期間経過前は第2センサ値と第1センサ値とに基づき、現在の外気が以前の外気よりも汚い場合には、第1センサ値に基づいて、内気モードと外気モードとを切り換える制御をするとともに、
現在の外気が以前の外気よりも汚れていない場合には、第2センサ値に基づいて内気モードと外気モードとを切り換える制御をし、
上記所定期間経過後は上記演算手段で取得した基準値を使用して内気モードと外気モードとを切り換える制御をすることを特徴とする空調制御装置。
In an air conditioning control device that switches between an inside air mode and an outside air mode in accordance with a sensor signal from a gas sensor that detects the degree of contamination of outside air outside the vehicle,
Storage means for storing a first sensor value indicating the degree of contamination of outside air previously acquired by the gas sensor;
Input means for inputting a second sensor value currently detected by the gas sensor;
Arithmetic means for obtaining a reference value based on the first sensor value stored in the storage means and the second sensor value input by the input means;
An air conditioning control means for comparing the reference value acquired by the calculation means and the second sensor value and performing control to switch between the inside air mode and the outside air mode;
The air-conditioning control means is based on the second sensor value and the first sensor value before a predetermined period of time, and when the current outside air is dirty than the previous outside air, the inside air mode and the outside air are based on the first sensor value. Control to switch between modes ,
If the current outside air is not contaminated than the previous outside air, control is performed to switch between the inside air mode and the outside air mode based on the second sensor value,
An air conditioning control device that performs control to switch between an inside air mode and an outside air mode using the reference value acquired by the calculating means after the predetermined period has elapsed.
前記所定期間は、車両のイグニッションスイッチがオンとなってから、車両の周囲の空気濃度が安定したときに基準値の更新をするために設けられた期間であることを特徴とする請求項1に記載の空調制御装置。 Wherein the predetermined period is claim 1 in which the ignition switch of the vehicle from the turned on, air concentration around the vehicle, wherein the period der Rukoto provided for the update of the reference value when the stabilized The air conditioning control device described in 1. 上記演算手段は、所定時間直後において、第2センサ値と第1センサ値とに基づき、現在の外気が以前の外気よりも汚い場合には、上記記憶手段に記憶された第1センサ値と、上記入力手段で入力した第2センサ値との平均値を演算して基準値を取得することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空調制御装置。If the current outside air is less dirty than the previous outside air based on the second sensor value and the first sensor value immediately after the predetermined time , the calculating means, the first sensor value stored in the storage means, The air conditioning control device according to claim 1 or 2, wherein a reference value is obtained by calculating an average value of the second sensor value input by the input means.
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