JP4427517B2 - 歩行者動線観測装置、方法およびプログラム - Google Patents
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通路と通路間を結ぶ交差点とを含む歩行環境に関する情報を保持した環境データベースと、
前記歩行環境を歩行する歩行者に携帯させた、歩行者の位置座標および歩行者の向きを連続して観測する観測ユニットから逐次取得されたデータを格納した移動履歴データベースと、
前記移動履歴データベース内の各データを時系列の順に処理して、歩行者が通路上を歩行中であると推定する歩行モード0、歩行者が通路外を歩行中であると推定する歩行モード1、歩行者が通路外から通路上に復帰したと推定する歩行モード2のいずれかの歩行モードを各前記データに設定するとともに、前記移動履歴データベースに含まれる前記歩行者の位置座標を補正する、位置補正手段であって
前記データに含まれる歩行者の向きの情報から歩行者の向きが第1の閾値以上変更されたか否かを判定し、前記第1の閾値以上変更されない場合、前記データに対して、1つ前に処理したデータに設定したのと同じ歩行モードを設定し、前記第1の閾値以上変更された場合、前記データに含まれる位置座標を補正点として判定する判定手段と、
前記データに含まれる位置座標が補正点として判定されかつ1つ前に処理したデータに設定した歩行モードが歩行モード0の場合、
前回決定された補正点としての前回補正点から到達可能条件を満たす交差点のうち、前記補正点との距離が第2の閾値以下の交差点としての最近交差点が存在する場合は、前記データに含まれる位置座標を前記最近交差点の位置座標に補正し、前記補正点と前記前回補正点との間の各位置座標を補正アルゴリズムを用いて補正し、前記データに対して歩行モード0を設定し、前記最近交差点が存在しない場合は、前記データに対して歩行モード1を設定する、歩行モード0処理手段と、
前記データに含まれる位置座標が補正点として判定されかつ1つ前に処理したデータに設定した歩行モードが歩行モード1の場合、
前記補正点から第3の閾値以下の通路が存在するか否かを検査し、存在する場合は、前記データに対して歩行モード2を設定し、存在しない場合は、前記データに対して歩行モード1を設定する歩行モード1処理手段と、
前記データに含まれる位置座標が補正点として判定されかつ前回処理したデータに設定した歩行モードが2の場合、
前記前回補正点から到達可能条件を満たす交差点のうち前記補正点との距離が第2の閾値以下の最近交差点が存在する場合、前記データに含まれる位置座標を前記最近交差点の位置座標に補正し、前記データに対して歩行モード0を設定し、
前記最近交差点が存在しない場合は、前記補正点から第3の閾値以下の通路が存在するか否かを検査し、存在する場合は、前記データに対して歩行モード2を設定し、存在しない場合は、前記データに対して歩行モード1を設定する、歩行モード2処理手段と、
有する位置補正手段と、
を備えたことを特徴とする。
歩行者の位置座標と向きを連続して観測する歩行者観測機器を歩行者に備えさせ、前記歩行者観測機器が取得した情報から、歩行モードを判定し、前記歩行モードに応じて位置補正手段にて位置補正を実施する歩行者動線観測方法であって、
前記位置補正手段が、前記歩行者観測機器により観測されたデータを格納した移動履歴データベース内の各データを時系列の順に処理して、通路と通路間を結ぶ交差点とを含む歩行環境に関する情報を保持した環境データベースを用いて、歩行者が通路上を歩行中であると推定する歩行モード0、歩行者が通路外を歩行中であると推定する歩行モード1、歩行者が通路外から通路上に復帰したと推定する歩行モード2のいずれかの歩行モードを各前記データに設定するとともに、前記移動履歴データベースに含まれる前記歩行者の位置座標を補正する、位置補正ステップであって
前記位置補正手段が、
前記データに含まれる歩行者の向きの情報から歩行者の向きが第1の閾値以上変更され
たか否かを判定し、前記第1の閾値以上変更されない場合、前記データに対して、1つ前
に処理したデータに設定したのと同じ歩行モードを設定し、前記第1の閾値以上変更され
た場合、前記データに含まれる位置座標を補正点として判定する判定ステップと、
前記データに含まれる位置座標が補正点として判定されかつ1つ前に処理したデータに
設定した歩行モードが歩行モード0の場合、
前回決定された補正点としての前回補正点から到達可能条件を満たす交差点のうち、前
記補正点との距離が第2の閾値以下の交差点としての最近交差点が存在する場合は、前記
データに含まれる位置座標を前記最近交差点の位置座標に補正し、前記補正点と前記前回
補正点との間の各位置座標を補正アルゴリズムを用いて補正し、前記データに対して歩行
モード0を設定し、前記最近交差点が存在しない場合は、前記データに対して歩行モード
1を設定する、歩行モード0処理ステップと、
前記データに含まれる位置座標が補正点として判定されかつ1つ前に処理したデータに
設定した歩行モードが歩行モード1の場合、
前記補正点から第3の閾値以下の通路が存在するか否かを検査し、存在する場合は、前
記データに対して歩行モード2を設定し、存在しない場合は、前記データに対して歩行モ
ード1を設定する歩行モード1処理ステップと、
前記データに含まれる位置座標が補正点として判定されかつ前回処理したデータに設定
した歩行モードが2の場合、
前記前回補正点から到達可能条件を満たす交差点のうち前記補正点との距離が第2の閾
値以下の最近交差点が存在する場合、前記データに含まれる位置座標を前記最近交差点の
位置座標に補正し、前記データに対して歩行モード0を設定し、
前記最近交差点が存在しない場合は、前記補正点から第3の閾値以下の通路が存在する
か否かを検査し、存在する場合は、前記データに対して歩行モード2を設定し、存在しな
い場合は、前記データに対して歩行モード1を設定する、歩行モード2処理ステップと、
を実行することを特徴とする。
Pmove=Step×Fs ・・・(1)
Fs:歩行者の歩幅 Step:歩行者観測機器1によって観測した歩行者の歩数
Fs=Pmove’/Step’ ・・・(2)
Pmove’:歩行者が位置変換手段2に入力した歩行距離
Step’:歩行者観測機器1で観測した歩行者の歩数
xt=r×cosθt+xt-1
yt=r×sinθt+yt-1 ・・・(3)
ただし、
xt:時刻tにおける歩行者の北方向の位置座標
yt:時刻tにおける歩行者の東方向の位置座標
r:歩行者の移動距離、θt:時刻tの歩行者の移動方向
xt-1:時刻t-1における歩行者の北方向の位置座標
yt-1:時刻t-1における歩行者の東方向の位置座標
また、t=0すなわち観測開始時の歩行者の位置座標を
xt=0、
yt=0
とする。
モード0:通路上を歩行
モード1:通路外を歩行
モード2:通路上へ復帰
モード3:通路内での向き変え
モード4:通路上を引き返し
にわけ、補正点において、歩行者の位置の補正をおこなうか否かの判断と、歩行モードの判定とを行う。補正点の判定、歩行モードの判定は補正条件データベース5に記録された補正条件によって行う。位置補正手段6は位置データベースに記録された歩行者の位置および方向を読み出しながら、位置の補正および歩行モードの判定を行う。なお、位置補正および歩行モード判定は歩行者が移動を終えてからまとめて行ってもよいし、歩行者の移動を観測しながら行ってもよい。
(xk-xpn)*(xk-xpn)+(yk-ypn)*(yk-ypn) > di …(4)
xpn:一番最近に補正を行った点(前回補正点)の北座標
ypn:一番最近に補正を行った点(前回補正点)の東座標
||θk-Tin - θk ||≧θi …(5)
θk-Tin:k−Tin秒における歩行者の体の向き
現在の歩行モードが0(初期状態の歩行モード、または位置データベース3において1つ前に位置するデータに設定した歩行モードが0)の場合は、通路の地理的なネットワーク構造と、歩行者が最近に通過した交差点と、歩行者の体の向きとにより、到達条件を満たす交差点(歩行者が到達可能な交差点)を検索し、その検索した交差点群の中で、最適条件を満たす交差点が存在すれば、歩行者の位置をその交差点の位置となるように補正を行う。最適条件を満たす交差点は、例えば歩行者の位置から閾値以下で、かつ最も距離が近い交差点である。もし、最適条件を満たす交差点がなければ、位置の補正を行わず、歩行モードを変更する。以下より詳細に説明する。
(Y-YA1)=(YA2-YA1)/(XA2-XA1)×(X-XA1) …(6)
(Y-YB1)=(YB2-YB1)/(XB2-XB1)×(X-XB1) …(7)
Pjx'= Pjx+(△MPix-△MPi-1x)/(Cnix-Cni-1x)×(Pjx-MPi-1x)…(8)
ただし、
Cnix:MPixに最も距離の近い交差点の位置座標
MPix:現在処理しているデータの位置座標
Pjx:MPiとMPi-1間のj番目の点の北座標の実測値
MPi-1x:1つ前に補正した点の実測位置座標
Cni-1x:MPi-1xに最も距離の近い交差点の位置座標
△MPix=MPix−Cnix
△MPix-1=MPi-1x−Cni-1x
とする。
Pjy'= Pjy+(△MPiy-△MPi-1y)/(Cniy-Cni-1y)×(Pjy-MPi-1y)…(9)
ただし,
Pjy:MPiとMPi-1間のj番目の点の北座標の実測値
MPiy:現在処理しているデータの位置座標
Cniy:MPiyに最も距離の近い交差点の位置座標
MPi-1y:一つ前に補正した点の実測位置座標
Cni-1y:MPi-1yに最も距離の近い交差点の位置座標
△MPiy=MPiy−Cniy
△MPiy-1=MPi-1y−Cni-1y
Pjx'=Pjx+(Pjx-MPi-1x) ×ax+bx …(10)
式(10)の変数ax,bxはMPiとMPi-1間に存在するm個の点(P1x〜Pmx)を用いて、最小二乗法を用いて求める。
Pjy'=Pjy+(Pjy-MPi-1y) ×ay+by …(11)
式(11)の変数ay,byはMPiとMPi-1間に存在するm個の点(P1y〜Pmy)を用いて、最小二乗法を用いて求める。
現在の歩行モードが1の場合は位置座標の補正を行なわず、歩行者がどこかの通路の近くを移動しているかどうかを調べる。もし、歩行者が通路の近くを移動している場合、通路に復帰したと推定し、歩行モードを2に変える。以下より詳細に説明する。
現在の歩行モードが2の場合は、モード1の場合の処理で通路に復帰したと判定された通路を移動していると仮定し、その通路から到達可能な交差点を検索し、その検索した交差点群の中で最適条件を満たす交差点が存在すれば、補正点における歩行者の位置のみをその交差点の位置となるように補正を行う。以下より詳細に説明する。
現在の歩行モードが3の場合、歩行者が通路を離れて移動したのか、それとも通路内で向きを変えただけなのかを、歩行モードが3に変更された後の歩行者の動きから判定する。前者の場合、歩行者の位置の補正を行わず、後者の場合は、歩行者の位置を補正する。本歩行モード3を加えることによって歩行者が通路上で向きを変えて少し移動した場合に通路から出て移動したと誤判定することを防ぐことができる。以下より詳細に説明する。
図18は、歩行モードが4の場合の処理の一例を示すフローチャートである。本モード4を加えることによって歩行者が通路を引き返す場合にも対応できる。
判定率=1−(誤判定点数/総補正点数)
条件1:歩行者の方向転換前と方向転換後の体の向きの差が180度に近い
条件2:方向転換後に移動した距離(forward travel distance)が方向転換する前の移動方向を逆にした距離(backward travel distance)よりも大きい。
条件3:方向転換前の軌跡と方向転換後の軌跡のなす角度が閾値以下である。
2 位置変換手段
3 位置データベース
4 実験環境データベース
5 補正条件データベース
6 位置補正手段
7 補正後位置データベース
8 表示装置
Claims (12)
- 通路と通路間を結ぶ交差点とを含む歩行環境に関する情報を保持した環境データベース
と、
前記歩行環境を歩行する歩行者に携帯させた、歩行者の位置座標および歩行者の向きを
連続して観測する観測ユニットから逐次取得されたデータを格納した移動履歴データベー
スと、
前記移動履歴データベース内の各データを時系列の順に処理して、歩行者が通路上を歩
行中であると推定する歩行モード0、歩行者が通路外を歩行中であると推定する歩行モー
ド1、歩行者が通路外から通路上に復帰したと推定する歩行モード2のいずれかの歩行モ
ードを各前記データに設定するとともに、前記移動履歴データベースに含まれる前記歩行
者の位置座標を補正する、位置補正手段であって
前記データに含まれる歩行者の向きの情報から歩行者の向きが第1の閾値以上変更され
たか否かを判定し、前記第1の閾値以上変更されない場合、前記データに対して、1つ前
に処理したデータに設定したのと同じ歩行モードを設定し、前記第1の閾値以上変更され
た場合、前記データに含まれる位置座標を補正点として判定する判定手段と、
前記データに含まれる位置座標が補正点として判定されかつ1つ前に処理したデータに
設定した歩行モードが歩行モード0の場合、
前回決定された補正点としての前回補正点から到達可能条件を満たす交差点のうち、前
記補正点との距離が第2の閾値以下の交差点としての最近交差点が存在する場合は、前記
データに含まれる位置座標を前記最近交差点の位置座標に補正し、前記補正点と前記前回
補正点との間の各位置座標を補正アルゴリズムを用いて補正し、前記データに対して歩行
モード0を設定し、前記最近交差点が存在しない場合は、前記データに対して歩行モード
1を設定する、歩行モード0処理手段と、
前記データに含まれる位置座標が補正点として判定されかつ1つ前に処理したデータに
設定した歩行モードが歩行モード1の場合、
前記補正点から第3の閾値以下の通路が存在するか否かを検査し、存在する場合は、前
記データに対して歩行モード2を設定し、存在しない場合は、前記データに対して歩行モ
ード1を設定する歩行モード1処理手段と、
前記データに含まれる位置座標が補正点として判定されかつ前回処理したデータに設定
した歩行モードが2の場合、
前記前回補正点から到達可能条件を満たす交差点のうち前記補正点との距離が第2の閾
値以下の最近交差点が存在する場合、前記データに含まれる位置座標を前記最近交差点の
位置座標に補正し、前記データに対して歩行モード0を設定し、
前記最近交差点が存在しない場合は、前記補正点から第3の閾値以下の通路が存在する
か否かを検査し、存在する場合は、前記データに対して歩行モード2を設定し、存在しな
い場合は、前記データに対して歩行モード1を設定する、歩行モード2処理手段と、
有する位置補正手段と、
を備えたことを特徴とする歩行者動線観測装置。 - 前記歩行モード0処理手段は、前記最近交差点が存在しない場合、前記補正点から前記
第3の閾値以下の通路が存在するか否かを検査し、存在する場合は、歩行者が通路内で向
きを変えたと推定する歩行モード3を前記データに対して設定し、存在しない場合は、歩
行モード1を前記データに対して設定し、
前記位置補正手段は、
前記データに含まれる位置座標が補正点として判定されかつ1つ前に処理したデータに
設定した歩行モードが3の場合、
前記補正点との距離が第2の閾値以下の最近交差点が存在する場合、前記データに含ま
れる位置座標を前記最近交差点の位置座標に補正し、前記補正点と、前記補正点から連続
して歩行モードが3である過去の補正点のうち時間的に最も古い補正点との間の各位置座
標を前記補正アルゴリズムを用いて補正し、前記データに対して歩行モード0を設定し、
前記最近交差点が存在しない場合、前記補正点から第3の閾値以下の通路が存在するか
否かを検査し、存在する場合は、前記データに対して歩行モード3を設定し、存在しない
場合は、前記データに対して歩行モード1を設定する歩行モード3処理手段をさらに備え
たことを特徴とする請求項1に記載の歩行者動線観測装置。 - 前記歩行モード0処理手段は、前記最近交差点が存在しない場合、前記データに含まれ
る歩行者の向きの情報と、前記前回補正点のデータに含まれる歩行者の向きの情報とから
、歩行者の向きの変化が規定範囲に入るか否かを判定し、前記規定範囲に入る場合は、前
記データに対して、歩行者が通路上を引き返したことを推定する歩行者モード4を設定し
、入らない場合は歩行者モード1を設定し、
前記位置補正手段は、
前記データに含まれる位置座標が補正点として判定されかつ1つ前に処理したデータに
設定した歩行モードが4の場合、
前記前回補正点から到達可能条件を満たす交差点のうち、前記補正点との距離が前記第
2の閾値以下の交差点としての最近交差点が存在する場合は、前記データに含まれる位置
座標を前記最近交差点の位置座標に補正し、前記データに対して歩行モード0を設定し、
前記最近交差点が存在しない場合は、前記データに含まれる歩行者の向きの情報と、前
記前回補正点のデータに含まれる歩行者の向きの情報とから、歩行者の向きの変化が前記
規定範囲に入るか否かを判定し、前記規定範囲に入る場合は、前記データに対して歩行者
モード4を設定し、入らない場合は歩行者モード1を設定する歩行モード4処理手段をさ
らに備えたことを特徴とする請求項1に記載の歩行者動線観測装置。 - 前記歩行モード0処理手段は、前記最近交差点が存在しない場合、前記データに含まれ
る歩行者の向きの情報と、前記前回補正点のデータに含まれる歩行者の向きの情報とから
、歩行者の向きの変化が規定範囲に入るか否かを判定し、前記規定範囲に入る場合は、前
記データに対して、歩行者が通路上を引き返したことを推定する歩行者モード4を設定し
、入らない場合は歩行者モード1を設定し、
前記位置補正手段は、
前記データに含まれる位置座標が補正点として判定されかつ1つ前に処理したデータに
設定した歩行モードが4の場合、
前記前回補正点から到達可能条件を満たす交差点のうち、前記補正点との距離が前記第
2の閾値以下の交差点としての最近交差点が存在する場合は、前記データに含まれる位置
座標を前記最近交差点の位置座標に補正し、前記データに対して歩行モード0を設定し、
前記最近交差点が存在しない場合は、前記データに含まれる歩行者の向きの情報と、前
記前回補正点のデータに含まれる歩行者の向きの情報とから、歩行者の向きの変化が前記
規定範囲に入るか否かを判定し、前記規定範囲に入る場合は、前記データに対して歩行者
モード4を設定し、入らない場合は、前記補正点から第3の閾値以下の通路が存在するか
否かを検査し、存在する場合は、前記データに対して歩行モード3を設定し、存在しない
場合は、前記データに対して歩行モード1を設定する歩行モード4処理手段をさらに備え
たことを特徴とする請求項2に記載の歩行者動線観測装置。 - 前記歩行モード4処理手段は、前記最近交差点が存在する場合は、前記補正点と、前記
補正点から連続して歩行モードが4である過去の補正点のうち時間的に最も古い補正点と
の間の各位置座標を前記補正アルゴリズムを用いて補正することを特徴とする請求項3ま
たは4に記載の歩行者動線観測装置。 - 前記判定手段は、前記歩行者の方向が前記第1の閾値以上変更され、かつ、前記データ
に含まれる位置座標と、前記前回補正点との距離が第4の閾値より大きい場合は、前記デ
ータに含まれる位置座標を補正点として判定することを特徴とする請求項1ないし5のい
ずれかに記載の歩行者動線観測装置。 - 前記位置補正手段は、前記移動履歴データベースに含まれる各前記データに歩行モード
を設定し、前記移動履歴データベースにおける前記歩行者の位置座標を補正することによ
って補正後データベースを生成し、
前記補正後データベースの内容を表示する、歩行モードに応じて表示色を変える表示手
段をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の歩行者動線観測装置。 - 歩行者の位置座標と向きを連続して観測する歩行者観測機器を歩行者に備えさせ、前記歩行者観測機器が取得した情報から、歩行モードを判定し、前記歩行モードに応じて位置補正手段にて位置補正を実施する歩行者動線観測方法であって、
前記位置補正手段が、前記歩行者観測機器により観測されたデータを格納した移動履歴データベース内の各データを時系列の順に処理して、通路と通路間を結ぶ交差点とを含む歩行環境に関する情報を保持した環境データベースを用いて、歩行者が通路上を歩行中であると推定する歩行モード0、歩行者が通路外を歩行中であると推定する歩行モード1、歩行者が通路外から通路上に復帰したと推定する歩行モード2のいずれかの歩行モードを各前記データに設定するとともに、前記移動履歴データベースに含まれる前記歩行者の位置座標を補正する、位置補正ステップであって
前記位置補正手段が、
前記データに含まれる歩行者の向きの情報から歩行者の向きが第1の閾値以上変更され
たか否かを判定し、前記第1の閾値以上変更されない場合、前記データに対して、1つ前
に処理したデータに設定したのと同じ歩行モードを設定し、前記第1の閾値以上変更され
た場合、前記データに含まれる位置座標を補正点として判定する判定ステップと、
前記データに含まれる位置座標が補正点として判定されかつ1つ前に処理したデータに
設定した歩行モードが歩行モード0の場合、
前回決定された補正点としての前回補正点から到達可能条件を満たす交差点のうち、前
記補正点との距離が第2の閾値以下の交差点としての最近交差点が存在する場合は、前記
データに含まれる位置座標を前記最近交差点の位置座標に補正し、前記補正点と前記前回
補正点との間の各位置座標を補正アルゴリズムを用いて補正し、前記データに対して歩行
モード0を設定し、前記最近交差点が存在しない場合は、前記データに対して歩行モード
1を設定する、歩行モード0処理ステップと、
前記データに含まれる位置座標が補正点として判定されかつ1つ前に処理したデータに
設定した歩行モードが歩行モード1の場合、
前記補正点から第3の閾値以下の通路が存在するか否かを検査し、存在する場合は、前
記データに対して歩行モード2を設定し、存在しない場合は、前記データに対して歩行モ
ード1を設定する歩行モード1処理ステップと、
前記データに含まれる位置座標が補正点として判定されかつ前回処理したデータに設定
した歩行モードが2の場合、
前記前回補正点から到達可能条件を満たす交差点のうち前記補正点との距離が第2の閾
値以下の最近交差点が存在する場合、前記データに含まれる位置座標を前記最近交差点の
位置座標に補正し、前記データに対して歩行モード0を設定し、
前記最近交差点が存在しない場合は、前記補正点から第3の閾値以下の通路が存在する
か否かを検査し、存在する場合は、前記データに対して歩行モード2を設定し、存在しな
い場合は、前記データに対して歩行モード1を設定する、歩行モード2処理ステップと、
を実行することを特徴とする歩行者動線観測方法。 - 前記歩行モード0処理ステップは、前記最近交差点が存在しない場合、前記補正点から
前記第3の閾値以下の通路が存在するか否かを検査し存在する場合は、歩行者が通路内で
向きを変えたと推定する歩行モード3を前記データに対して設定し、存在しない場合は、
歩行モード1を前記データに対して設定し、
前記位置補正手段は、
前記位置補正ステップにおいて、
前記データに含まれる位置座標が補正点として判定されかつ1つ前に処理したデータに
設定した歩行モードが3の場合、
前記補正点との距離が第2の閾値以下の最近交差点が存在する場合、前記データに含ま
れる位置座標を前記最近交差点の位置座標に補正し、前記補正点と、前記補正点から連続
して歩行モードが3である過去の補正点のうち時間的に最も古い補正点との間の各位置座
標を前記補正アルゴリズムを用いて補正し、前記データに対して歩行モード0を設定し、
前記最近交差点が存在しない場合、前記補正点から第3の閾値以下の通路が存在するか
否かを検査し、存在する場合は、前記データに対して歩行モード3を設定し、存在しない
場合は、前記データに対して歩行モード1を設定する歩行モード3処理ステップをさらに
実行することを特徴とする請求項8に記載の歩行者動線観測方法。 - 前記歩行モード0処理ステップは、前記最近交差点が存在しない場合、前記データに含
まれる歩行者の向きの情報と、前記前回補正点のデータに含まれる歩行者の向きの情報と
から、歩行者の向きの変化が規定範囲に入るか否かを判定し、前記規定範囲に入る場合は
、前記データに対して、歩行者が通路上を引き返したことを推定する歩行者モード4を設
定し、入らない場合は歩行者モード1を設定し、
前記位置補正手段は、
前記位置補正ステップにおいて、
前記データに含まれる位置座標が補正点として判定されかつ1つ前に処理したデータに
設定した歩行モードが4の場合、
前記前回補正点から到達可能条件を満たす交差点のうち、前記補正点との距離が前記第
2の閾値以下の交差点としての最近交差点が存在する場合は、前記データに含まれる位置
座標を前記最近交差点の位置座標に補正し、前記データに対して歩行モード0を設定し、
前記最近交差点が存在しない場合は、前記データに含まれる歩行者の向きの情報と、前
記前回補正点のデータに含まれる歩行者の向きの情報とから、歩行者の向きの変化が前記
規定範囲に入るか否かを判定し、前記規定範囲に入る場合は、前記データに対して歩行者
モード4を設定し、入らない場合は歩行者モード1を設定する歩行モード4処理ステップ
をさらに実行することを特徴とする請求項8に記載の歩行者動線観測方法。 - 前記歩行モード0処理ステップは、前記最近交差点が存在しない場合、前記データに含
まれる歩行者の向きの情報と、前記前回補正点のデータに含まれる歩行者の向きの情報と
から、歩行者の向きの変化が規定範囲に入るか否かを判定し、前記規定範囲に入る場合は
、前記データに対して、歩行者が通路上を引き返したことを推定する歩行者モード4を設
定し、入らない場合は歩行者モード1を設定し、
前記位置補正手段は、
前記位置補正ステップにおいて、
前記データに含まれる位置座標が補正点として判定されかつ1つ前に処理したデータに
設定した歩行モードが4の場合、
前記前回補正点から到達可能条件を満たす交差点のうち、前記補正点との距離が前記第
2の閾値以下の交差点としての最近交差点が存在する場合は、前記データに含まれる位置
座標を前記最近交差点の位置座標に補正し、前記データに対して歩行モード0を設定し、
前記最近交差点が存在しない場合は、前記データに含まれる歩行者の向きの情報と、前
記前回補正点のデータに含まれる歩行者の向きの情報とから、歩行者の向きの変化が前記
規定範囲に入るか否かを判定し、前記規定範囲に入る場合は、前記データに対して歩行者
モード4を設定し、入らない場合は、前記補正点から第3の閾値以下の通路が存在するか
否かを検査し、存在する場合は、前記データに対して歩行モード3を設定し、存在しない
場合は、前記データに対して歩行モード1を設定する歩行モード4処理ステップをさらに
実行することを特徴とする請求項9に記載の歩行者動線観測方法。 - 請求項8ないし11のいずれか一項に記載の各ステップをコンピュータに実行させるた
めのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006036770A JP4427517B2 (ja) | 2006-02-14 | 2006-02-14 | 歩行者動線観測装置、方法およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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