JP4427101B2 - 通信網に接続された端末内のリソースを管理するシステムと方法 - Google Patents

通信網に接続された端末内のリソースを管理するシステムと方法 Download PDF

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Description

本発明は、通信網に接続された端末内のリソースを管理するシステムと方法に関するものである。
本発明は、より特徴的には、それぞれがサービスの集合を提供している通信網の集合の中から一つの通信網に割り当てられたリソースを、ユーザーが加入している公共の移動体通信網に接続された端末に組み込まれた専用アーキテクチャを介して管理することに適用されるものである。
現状では、これらのサービスは、GPRSシステム(General Packet Radio Service、すなわちパケット方式での無線通信総合サービス)やUMTSシステム(Universal Mobile Telecommunications System、すなわち移動端末による遠隔通信包括サービス)などの移動電気通信網に接続された端末からアクセス可能である。
これらの前記移動体通信網では、サービスを提供する通信網を選択するために、前記通信網を識別する名称を選択しなければならない。端末と所定の通信網との間で接続を確立するために、前記識別名称は、移動体通信網のサービスをサポートする機器を介して、前記通信網へのアクセスを管理する機器に伝送される。端末から発せられる前記識別名称によって、移動体通信網のサービスをサポートする前記機器は、通信網へのアクセスを提供し、前記識別名称に関連付けられているアクセス管理機器を決定することができる。
GPRS並びにUMTSタイプの現状のネットワークにおいては、通信網を識別する名称はAPN(Access Point Name、すなわちアクセス・ポイントの名称)と呼ばれる。識別名称APNは主として、選択された通信網に対応する識別子と、前記通信網を管理する事業者の識別子、および、例えばGPRSのような、移動体通信網の技術の識別子を含んでいる。識別名称APNのフォーマット並びに用法は、ETSI(European Telecommunications Standards Institute、すなわち欧州遠隔通信網規格協会)によって標準化されている。
サービスの集合を提供する通信網にアクセスするために、ユーザーは端末上で識別名称APNを選択することで、対応する通信網との接続を確立するようになっている。
いったん端末上で識別名称APNが選択されると、アクセス・プロトコルが開始される。GPRSやUMTSでは、このプロトコルはPDP(Packet Data Protocol、すなわちパケット方式でのデータ・プロトコル)と呼ばれる。端末の接続をGGSNと呼ばれるアクセス管理機器に向けて確立するプロシージャが実行される。接続の確立を可能にするために、リンクが、移動体通信網を介して、選択された通信網に向けて生成される。GPRSやUMTSでは、このリンクは「PDPコンテキスト」と呼ばれる。このリンクにより、端末が前記通信網のサービスの集合にアクセスすることが可能になる。
ETSI規格では、複数の接続が同一の端末からさまざまな通信網に向けて同時に確立できることも想定されている。仏国特許出願公開第0207457号明細書には、複数の通信網への同時アクセスを管理するために、端末内の専用アーキテクチャのマネージャを用いることが記載されている。
前記明細書では、通信網に向けて接続を確立する際に、専用アーキテクチャのマネージャは前記通信網と対話を行う。端末において、専用アーキテクチャのマネージャは、前記通信網への接続に充てられた専用アーキテクチャを指定する。新たな通信網に向けて新たな接続を確立するたびに、専用アーキテクチャのマネージャは異なったアーキテクチャを指定するのだが、該アーキテクチャは前記新たな通信網への接続に専用となっている。同一の端末において、さまざまな専用アーキテクチャが同時に作動する。各専用アーキテクチャは「PDPコンテキスト」と呼ばれるリンクにそれぞれ関連づけられており、異なった通信網へのアクセスを可能にする。
前記明細書では、端末内で、各専用アーキテクチャが専用アーキテクチャの前記マネージャによって通信網に割り当てられることが言及されている。前記端末の専用アーキテクチャの自律性および独立作動性によって、通信網の間での秘密性と安全性が確保されており、前記端末に接続されたさまざまなサービスの間における機密性が保証される。
さまざまな通信網の間で実質的に独立性を維持するために、そして端末のさまざまな専用アーキテクチャの間における自律性によって、各専用アーキテクチャからは、前記端末の他の専用アーキテクチャの作動が全く見えないようになっている。
仏国特許出願公開第0207457号明細書
したがって、本発明の対象により解決すべき技術的課題は、通信網用の少なくとも一つの専用アーキテクチャに対して、端末内の少なくとも一つのリソースを管理するシステムと方法を提案し、該システムおよび方法によって、同一の端末のさまざまな専用アーキテクチャを管理しつつ、既存システムの欠点を克服できるようにすることである。
本発明による技術的課題の解決法は、前記システムが専用アーキテクチャの少なくとも一つのリソースマネージャを含んでおり、該リソースマネージャが、前記専用アーキテクチャの少なくとも一つのリソースリクエストを処理することと、専用アーキテクチャの少なくとも一つのマネージャの少なくとも一つのリソースアドミニストレータと対話することに適していることで、前記端末の少なくとも一つのリソースを管理し、複数の前記通信網と接続された前記端末の前記専用アーキテクチャの作動を同時に処理するようになっていることからなる。
端末の専用アーキテクチャのマネージャは、前記端末が接続されているさまざまな通信網に専用となっている、さまざまなアーキテクチャが同時に作動することを管理するものである。
そのようにして、前記端末の専用アーキテクチャのそれぞれは、前記端末が複数の通信網に接続されていても、対応するPDPコンテキスト・リンクに関連づけられた単一の通信網とだけ通信する。
端末のユーザーが、前記専用アーキテクチャの一つに接続され、関連づけられている前記通信網の一つによってアクセス可能なサービスにアクセスしようとするとき、該ユーザーは端末上で少なくとも一つのアプリケーションを起動する。希望するサービスに応じて、前記アプリケーションは、ウェブ・ページの読み込み用のナビゲータ(またはブラウザ)、動画プレーヤ、アナログまたはデジタル音声のプレーヤなどの形をとることができる。
端末において、前記アプリケーションは、関係している前記通信網用の専用アーキテクチャと関連づけられる。前記専用アーキテクチャにおいて、専用アーキテクチャのリソースマネージャは、前記アプリケーションの実行に関連づけられたリソースリクエストを処理する。
さらに、専用アーキテクチャの前記リソースマネージャは、前記リソースリクエストを、端末の専用アーキテクチャの前記マネージャに伝送することで、前記リソースリクエストの実行可能性と、その他の専用アーキテクチャや端末の使用可能なリソースとの適合性を検証するようになっている。
したがって、端末のさまざまな専用アーキテクチャの、個別で自律的な作動が保持され、このことによって、前記端末が接続されているさまざまな通信網の間における秘密性と安全性が確保される。これらの必要性は、たとえば特徴的には、銀行取引の際、あるいは企業のプライベート・ネットワークへの接続の際に感じられるものである。
本発明によれば、専用アーキテクチャの前記リソースマネージャは、専用アーキテクチャの前記マネージャの前記リソースアドミニストレータとの間で情報の発信と受信を行うための、少なくとも一つのインターフェイスを備えている。
本発明によると、専用アーキテクチャの前記リソースマネージャは、前記専用アーキテクチャの少なくとも一つのプロセスマネージャとの間で情報の発信と受信を行うための、少なくとも一つのインターフェイスを備えている。
本発明によると、専用アーキテクチャの前記マネージャの前記リソースアドミニストレータは、前記端末の少なくとも一つのリソースアロケータとの間で情報の発信と受信を行うための、少なくとも一つのインターフェイスを備えている。
本発明によると、専用アーキテクチャの前記マネージャの前記リソースアドミニストレータは、少なくとも一つの無線インターフェイスとの間で情報の発信と受信を行うための、少なくとも一つのインターフェイスを備えている。
端末において、専用アーキテクチャの前記リソースマネージャから発せられた前記リソースリクエストは、前記端末のさまざまな機器によって処理されるのだが、該機器はたとえば、前記専用アーキテクチャのプロセスマネージャ、専用アーキテクチャの前記マネージャのリソースアドミニストレータ、前記端末のリソースアロケータおよび無線インターフェイスなどである。
リソース情報を発信し、受信するための伝送を容易にするために、少なくとも一つのインターフェイスが、端末の関係する前記機器に組み込まれていることで、必要な交信が可能になっている。
組み込まれた前記インターフェイスを介して、端末の前記機器のそれぞれは、端末の少なくとももう一つの機器と対話する。逆に、前記機器のそれぞれは、リソースリクエストを表現する同一の方法は有しておらず、例えば、メモリ空間の形で、あるいは、前記メモリ空間のサイズの形で表現することになる。前記対話を容易にするために、端末の関係している前記さまざまな機器は、受信した前記リソースリクエストの内容を翻訳する少なくとも一つの手段を有している。
本発明にしたがうと、専用アーキテクチャの前記リソースマネージャは、少なくとも一つのリソース対照表を備えていることで、前記端末上で起動される少なくとも一つのアプリケーションに対応する少なくとも一つのリソースを規定するようになっている。
既に説明したように、ユーザーが起動するアプリケーションは、関係する前記通信網用の専用アーキテクチャに関連づけられている。前記アプリケーションの実行リクエストは、前記専用アーキテクチャのプロセスマネージャに伝送され、該プロセスマネージャが該実行リクエストを識別し、そして専用アーキテクチャのリソースマネージャに伝送する。
専用アーキテクチャの前記リソースマネージャは、少なくとも一つのリソース対照表にアクセスし、該対照表によって、前記アプリケーションに対応する少なくとも一つのリソースを規定することができる。例えば、メモリ空間は、端末に接続された一つの通信網からファイルをダウンロードするために必要である。このように、リソースリクエストは起動された前記アプリケーションに対応している。
本発明はまた、通信網用の少なくとも一つの専用アーキテクチャに対して、端末内の少なくとも一つのリソースを管理する方法も対象としており、前記方法が、−前記端末上で少なくとも一つのアプリケーションを起動すること;−前記専用アーキテクチャの少なくとも一つのプロセスマネージャにより、前記アプリケーションに対応する少なくとも一つのリソースを規定すること;−前記リソースを、前記プロセスマネージャにより、専用アーキテクチャの少なくとも一つのリソースマネージャにリクエストすること;−検証後に、専用アーキテクチャの前記リソースマネージャによって前記リソースリクエストに応答すること;−検証後に、専用アーキテクチャの少なくとも一つのマネージャの少なくとも一つのリソースアドミニストレータによって、前記リソースリクエストに応答すること;−前記端末の少なくとも一つのリソースアロケータによって、少なくとも一つのリソースを割り当てること;−前記通信網にアクセスするために、少なくとも一つの無線インターフェイスによって、少なくとも一つのリソースを割り当てること;−前記リソースを、専用アーキテクチャの前記リソースマネージャによって有効化した後、前記アプリケーションと関連づけること;−前記アプリケーションを、前記リソースを介して、前記プロセスマネージャによって実行すること;
からなる操作を含んでいることを特徴としている。
端末の関連する前記機器のそれぞれが、起動された前記アプリケーションに対応する前記リソースリクエストを受信する。端末の前記機器のそれぞれは、前記リソースリクエストの実行可能性と適合性を検証する。
前記プロセスマネージャは、専用アーキテクチャにおいて、実行されたアプリケーションの全体を管理する。専用アーキテクチャの前記リソースマネージャは、専用アーキテクチャのリソースリクエストの全体を管理する。専用アーキテクチャのマネージャの前記リソースアドミニストレータは、前記専用アーキテクチャによってリクエストされているリソースリクエストの全体を管理する。端末の前記リソースアロケータは、前記端末の使用可能なリソースを管理し、そして、前記無線インターフェイスは、移動体通信網や前記通信網との交信を管理する。さまざまな機器を有効にした後、前記アプリケーションは割り当てられた前記リソースによって実行される。
前記アプリケーションの性質並びに前記端末の技術的な複雑さに応じて、あるいは、たとえば端末上での処理時間に関する単純化または経済性を考えて、本発明による前記方法の過程の一部は、実行しないようにすることもできる。
しかし、過程の数が減ればそれだけ、リソースリクエストと、前記リソースを割り当てるために端末によって実行される処理の間で、不適合となる可能性が大きくなることになる。
専用アーキテクチャの前記マネージャは、専用アーキテクチャを前記通信網のそれぞれに割り当て、このことにより、異なっており、独立している管理を同時に実行できる可能性が開けることになる。専用アーキテクチャの前記マネージャの前記リソースアドミニストレータは、さまざまな専用アーキテクチャによってリクエストされるリソースリクエストの全体を集中管理する。
さまざまな専用アーキテクチャが個別に自律的に作動することから、前記端末の作動は、該端末が接続されている通信網に応じて適合化することができる。例えば、複数の機能性は通信網の一つで考慮することができ、他の通信網とでは存在しないようにすることができる。
さらに、通信網によってアクセス可能なサービスの数が増加することから、各専用アーキテクチャの自律性によって、とりわけ特定のリソースを割り当てること、例えば特定のアプリケーションあるいは異なるメモリ空間あるいは通信網ごとに質の異なるサービスを割り当てることが可能になる。
非限定的例示としてあげられた、添付図面を参照しつつ以下に続く説明によって、本発明が何によって構成され、どのように実現されるのかということがより良く理解されるものである。
図1は、本発明にしたがった、通信網用の少なくとも一つの専用アーキテクチャに対して、端末内の少なくとも一つのリソースを管理するシステムの全体的構成の概略図である。
図2は、本発明にしたがった、端末内の少なくとも一つのリソースを管理する方法の過程を示す図である。
説明を簡略化するために、移動遠隔通信網に接続された機器は端末10として示されるが、該機器はさまざまな性質のもの、例えば、サーバーあるいは移動体通信端末またはPC(Personal Computer)タイプのパーソナルコンピュータであってよい。
図1では、その全体において、通信網用の少なくとも一つの専用アーキテクチャ15、15’に対して、端末10の中の少なくとも一つのリソースを管理するシステムが表されており、前記端末10は、UE(User Equipment)と呼ばれる加入者用機器10の代表となっている。
用いられる端末10がどのようなものであれ、該端末はユーザーが加入している公共の移動体通信網に接続されている。
現状では、端末10のユーザーが通信網にアクセスしようとするとき、該ユーザーは、移動体通信網の無線端子を介して、前記端末10がアクセスしようとするサービスの集合を提供する、前記通信網を識別する名称APNを伝送する。
そのために、前記ユーザーは、例えば、専用アーキテクチャの少なくとも一つのマネージャ13の中のユーザー・インターフェイスにより、前記ユーザーが加入し、アクセスすることが可能な前記通信網を識別する名称APNの少なくとも一つの一覧表にアクセスする。ETSI規格は、同一の端末からさまざまな通信網に向けて、複数の接続を同時に確立することができることを想定しており、とりわけ、名称APNの前記一覧表によって、前記端末の内部で複数のAPNを管理することが可能になっている。
前記移動体通信網において、「GGSN」と呼ばれる機器が、選択された前記通信網への接続を確立する。「PDPコンテキスト」と呼ばれるリンクが、移動体通信網を介して、前記通信網に向けて確立される。この「PDPコンテキスト」リンクによって、端末10が前記通信網にアクセスすることが可能になっている。「GGSN」と呼ばれる前記機器は、次に、端末10にアドレスを伝送し、該アドレスは、接続された前記通信網に対して前記端末10を識別する。
前記端末10において、専用アーキテクチャのマネージャ13は前記アドレスを受信する。専用アーキテクチャの前記マネージャ13は、専用アーキテクチャ15、15’を、接続された前記通信網に割り当てる。前記専用アーキテクチャ15、15’は、「PDPコンテキスト」と呼ばれる前記リンクに関連づけられており、該リンクによって、前記端末10が前記通信網にアクセスすることが可能になっている。
上述した接続過程は、前記端末10のユーザーが少なくとも一つの新たな通信網にアクセスしようとするたびに更新される。端末10において、専用アーキテクチャの前記マネージャ13は、新たな専用アーキテクチャ15、15’を、接続された新たな通信網のそれぞれに割り当てる。
端末10のユーザーが前記通信網の一つによってアクセス可能なサービスにアクセスしようとするとき、該ユーザーは前記端末10の上で少なくとも一つのアプリケーションを起動する。希望するサービスに応じて、前記アプリケーション18、19、20は、ウェブ・ページの読み込み用のナビゲータ(またはブラウザ)、動画のプレーヤ、アナログまたはデジタル音声のプレーヤなどの形をとることができる。
前記端末10において、前記アプリケーション18、19、20は、関係する前記通信網用の専用アーキテクチャ15、15’に関連づけられる。前記アプリケーション18、19、20の実行リクエストは、前記専用アーキテクチャ15、15’の少なくとも一つのプロセスマネージャ17、17’に伝送され、該プロセスマネージャは、識別子をアプリケーション18、19、20の前記実行リクエストに割り当てる。
前記プロセスマネージャ17、17’は、前記専用アーキテクチャ15、15’において実行されるアプリケーションの全体を管理する。前記プロセスマネージャ17、17’は、識別子を各リソースリクエストに割り当てるのだが、該識別子は、前記リソースリクエストが有効化された時に実際に効力を発揮するものである。
前記プロセスマネージャ17、17’は、前記アプリケーション18、19、20に対応する少なくとも一つのリソースリクエストを、専用アーキテクチャの少なくとも一つのリソースマネージャ16、16’に伝送する。
前記専用アーキテクチャ15、15’において、専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ16、16’は、前記専用アーキテクチャ15、15’に関連づけられ、前記端末10のユーザーによって起動されたアプリケーション18、19、20と、既存のアプリケーションに必要なリソースリクエストを管理する。
専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ16、16’は、少なくとも一つのリソース対応一覧表にアクセスし、該一覧表により、前記アプリケーション18、19、20に対応し、前記アプリケーションを実行するために前記端末10の中で必要となる少なくとも一つのリソースを規定することができる。例えば、表示手段、メモリ空間、入力・出力インターフェイス並びに端末10の中央処理ユニットすなわちCPU(Central Processing Unit)の一定時間の作動は、ウェブ・ページを開くために特に必要なものである。
専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ16、16’は、前記リソースリクエストの実行可能性を検証する。実行不可能な場合には、専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ16、16’は、前記リソースリクエストを拒否する。
前記プロセスマネージャ17、17’と専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ16、16’との間における情報の伝送を容易にするために、情報の発信と受信のための少なくとも一つの伝送インターフェイスが、二つのマネージャ16、16’、17、17’の中に組み込まれている。
同様に、リソースの情報の発信と受信のための伝送インターフェイスが、前記端末10の関係するさまざまな機器の中に組み込まれていることで、必要な交信が可能になっている。
さらに、前記端末10の前記機器のそれぞれは、前記端末10の他の機器と同じ方法で前記リソースリクエストを表明するわけではない。例えば、前記アプリケーション18、19、20は、単純にメモリ空間をリクエストすることができ、専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ16、16’は、例えば150キロバイトのメモリ空間のような、必要な前記メモリ空間のサイズという形でのメモリ空間の表現だけを解釈することができる。
したがって、端末10の関係する前記機器のそれぞれは、前記組み込まれたインターフェイスを介して対話を行い、受信した前記リソースリクエストの内容を翻訳する少なくとも一つの手段を有している。
専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ16、16’は、前記リソースリクエストを少なくとも一つのリソースアドミニストレータ14に伝送し、該アドミニストレータは、専用アーキテクチャの少なくとも一つのマネージャ13に組み込まれている。
専用アーキテクチャのマネージャ13により、それぞれが異なった通信網に関連づけられているさまざまな専用アーキテクチャ15、15’を管理することで、前記端末10は「マルチAPN」と呼ばれる端末として作動することができる。
専用アーキテクチャの前記マネージャ13において、今度は前記リソースアドミニストレータ14が、前記アプリケーション18、19、20用の前記専用アーキテクチャ15、15’に対応する前記リソースリクエストの実行可能性を検証する。実行不可能な場合には、前記リソースアドミニストレータ14は前記リソースリクエストを拒否する。
さらに、専用アーキテクチャの前記マネージャ13の前記リソースアドミニストレータ14は、一覧表を記憶しており、前記端末10の中で用いられる前記専用アーキテクチャ15、15’を管理するものであり、さまざまな専用アーキテクチャ15、15’から発せられるリソースリクエストの釣り合いをとり、さまざまな専用アーキテクチャ15、15’の間で割り当てられたリソースを調整する。端末10のパラメータ設定にしたがって、専用アーキテクチャの前記マネージャ13の前記リソースアドミニストレータ14は、あるアプリケーション18、19、20に、他のアプリケーションに対する、あるいは、ある専用アーキテクチャ15、15’に対する優位性を与えることができる。
専用アーキテクチャの前記マネージャ13の前記リソースアドミニストレータ14は、集中管理された状態であり、移動体通信網および関係する通信網への働きかけを回避するのだが、それは特に、リソースリクエストが端末10の容量と適合しない、あるいは前記通信網に対応する識別名称APNの特性と適合しない場合である。
専用アーキテクチャの前記マネージャ13の前記リソースアドミニストレータ14は、リソースの管理を容易にするために、さまざまな専用アーキテクチャ15、15’から発せられるリソースリクエストを集中管理し、更新された状態で維持するのだが、それは特に、アプリケーション18、19、20を閉じる時、あるいは専用アーキテクチャ15、15’を閉じる時である。
専用アーキテクチャの前記マネージャ13の前記リソースアドミニストレータ14が、前記リソースリクエストを、前記端末10に組み込まれた少なくとも一つのリソースアロケータ12に伝送することで、前記リソースリクエストに対応する少なくとも一つのリソースを予約するようになっている。
前記リソースアロケータ12は、前記端末10に存在するさまざまなリソースを管理するのだが、該リソースは例えば、少なくとも一つのメモリ空間、少なくとも一つの入力・出力インターフェイス、表示手段、並びに、前記端末10の中央処理ユニットすなわちCPU(Central Processing Unit)の作動時間などである。
専用アーキテクチャの前記マネージャ13の前記リソースアドミニストレータ14が、前記リソースリクエストを少なくとも一つの無線インターフェイス11に伝送することで、移動体通信網が前記リソースリクエストによって、関係する前記通信網にアクセスできるようになっている。
端末10において、前記無線インターフェイス11は、前記端末10が接続されている移動体通信網および前記通信網とのさまざまな交信および通信を管理する。
検証結果に応じて、専用アーキテクチャの前記マネージャ13の前記リソースアドミニストレータ14は、前記リソースアロケータ12に対してリソースの予約を確認し、前記無線インターフェイス11に対して、前記通信網へのアクセスプロシージャの実行を確認する。
検証結果が否定であるとき、専用アーキテクチャの前記マネージャ13の前記リソースアドミニストレータ14は、前記リソースアロケータ12に対してリソースの前記予約をキャンセルし、前記無線インターフェイス11に対して、前記通信網への前記アクセスプロシージャの実行をキャンセルする。
検証結果が肯定であるとき、専用アーキテクチャの前記マネージャ13の前記リソースアドミニストレータ14は、前記リソースリクエストを専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ16、16’に伝送し、該リソースマネージャは、リソースリクエストの結果の承認を肯定応答する。
関係する専用アーキテクチャ15、15’において、専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ16、16’が、割り当てられたリソースを、識別されたリソースリクエストが実行されている前記アプリケーション18、19、20と関連づける。
リソースリクエストが拒否されていれば、専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ16、16’は、前記リソースリクエストに関するすべての参照事項を削除する。
前記専用アーキテクチャ15、15’において、専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ16、16’は、リソースリクエストの結果を前記プロセスマネージャ17、17’に伝送する。
前記リソースリクエストが承認されていれば、前記プロセスマネージャ17、17’は、前記アプリケーション18、19、20を実行する。逆の場合には、前記アプリケーション18、19、20の実行はキャンセルされる。
本発明の理解を助けるために、一つの通信網用の少なくとも一つの専用アーキテクチャ15、15’に対して、端末10における少なくとも一つのリソースを管理する方法のさまざまな過程を図2に示す。
ユーザーが、通信網の一つによってアクセス可能なサービスにアクセスしようとするとき、該ユーザーは前記端末10の上で少なくとも一つのアプリケーション18、19、20を起動する(過程1)。
前記アプリケーション18、19、20の実行リクエストは、関係する前記通信網用の前記専用アーキテクチャ15、15’の前記プロセスマネージャ17、17’に伝送される(過程2)。
前記プロセスマネージャ17、17’は、前記アプリケーション18、19、20を実行するため、前記端末10において必要な少なくとも一つのリソースを規定する。
前記プロセスマネージャ17、17’は、前記アプリケーション18、19、20に対応する少なくとも一つのリソースリクエストを、専用アーキテクチャの少なくとも一つのリソースマネージャ16、16’に伝送する(過程3)。
前記専用アーキテクチャ15、15’において、専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ16、16’は前記リクエストの一部を処理するのだが、該リクエストは、専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ16、16’によって局所的に管理される。専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ16、16’がリクエストの前記局所的部分を分析することで、前記リソースリクエストの実行可能性を検証する(過程4)。
処理のこの段階では、専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ16、16’は、肯定応答メッセージ(OK)によって前記リソースリクエストの局所的に処理された部分に肯定応答すること、あるいは、拒否メッセージ(NOK)によって前記部分を拒否する、あるいは、前記リソースリクエストを、例えば、既に前記専用アーキテクチャ15、15’に割り当てられているリソースに応じて変更することができる。
拒否メッセージ(NOK)は、例えば、専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ16、16’がリソースリクエストを解釈できないとき、または、専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ16、16’による前記リソースリクエストの処理に関する問題が生じる場合に、伝送することができる。
既に述べたように、情報の発信と受信のための少なくとも一つの伝送インターフェイスは、専用アーキテクチャの前記プロセスマネージャ17、17’と前記リソースマネージャ16、16’に組み込まれている。同様に、必要であれば、組み込まれた前記インターフェイスを介して、前記リソースリクエストの内容を翻訳する少なくとも一つの手段によって、対話が容易になる。
分析結果が否定であるとき(NOKメッセージ)、前記リソースリクエストは拒否され、方法の次の過程は、本発明にしたがうと、過程15ということになる(下記参照)。
分析結果が肯定であるとき(OKメッセージ)、専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ16、16’は前記リソースリクエストを、専用アーキテクチャの前記マネージャ13の前記リソースアドミニストレータ14に伝送する(過程5)。
端末10において、専用アーキテクチャの前記マネージャ13の前記リソースアドミニストレータ14は、前記リクエストの一部を処理し、該リクエストは、前記リソースアドミニストレータ14によって局所的に管理される。専用アーキテクチャの前記マネージャ13の前記リソースアドミニストレータ14がリクエストの前記局所的部分を分析することで、前記リソースリクエストの実行可能性を検証する(過程6)。
処理のこの段階では、専用アーキテクチャの前記マネージャ13の前記リソースアドミニストレータ14は、肯定応答メッセージ(OK)によって前記リソースリクエストの局所的に処理された部分に肯定応答する、あるいは、拒否メッセージ(NOK)によって前記部分を拒否する、あるいは、前記リソースリクエストを、例えば、既に前記端末10において使用されているリソースに応じて変更することができる。
分析結果が否定であるとき(NOKメッセージ)、前記リソースリクエストは拒否され、方法の次の過程は、本発明にしたがうと、過程12ということになる(下記参照)。
分析結果が肯定であるとき(OKメッセージ)、専用アーキテクチャの前記マネージャ13の前記リソースアドミニストレータ14は、前記リソースリクエストを、前記端末10の前記リソースアロケータ12に伝送する(過程7)。
前述したように、前記リソースアロケータ12は受信したリクエストの実行可能性を検証し、肯定応答メッセージ(OK)によって前記リソースリクエストに肯定応答する、あるいは、拒否メッセージ(NOK)によって前記リクエストを拒否する、あるいは、前記リソースリクエストを、例えば、前記端末10の中で既に使用されているリソースに応じて変更することができる。
分析結果が否定であるとき、前記リソースリクエストは拒否され、前記リソースアロケータ12は拒否メッセージ(NOK)を、専用アーキテクチャの前記マネージャ13の前記リソースアドミニストレータ14に伝送する。
分析結果が肯定であるとき、前記リソースアロケータ12は、前記リソースリクエストに対応する少なくとも一つのリソースの予約を実行し、肯定応答メッセージ(OK)を前記リソースアドミニストレータ14に伝送する。
先行する分析結果が肯定であるとき(OKメッセージ)、専用アーキテクチャの前記マネージャ13の前記リソースアドミニストレータ14は、前記リソースリクエストを、前記端末10の前記無線インターフェイス11に伝送する(過程8)。
前記端末10の前記無線インターフェイス11は、前記リソースリクエストから、移動体通信網ならびに関係する前記通信網へのアクセスプロシージャの実行に必要なパラメーターを抽出する。通信網への前記アクセスプロシージャは、ETSIによって規格化されており、該プロシージャはまた、前記通信網用のリソースを予約することも可能する。
前記端末10の前記無線インターフェイス11は、前記通信網からプロシージャの結果を受信し、該結果は、拒否(NOKメッセージ)、あるいは承認(OKメッセージ)、あるいは前記リソースリクエストの変更である。
前記端末10の前記無線インターフェイス11は、前記結果を、専用アーキテクチャの前記マネージャ13の前記リソースアドミニストレータ14に伝送する(過程9)。
伝送されたメッセージが拒否メッセージ(NOKメッセージ)であるとき、リソースリクエストは拒否され、方法の次の過程は、本発明にしたがって、過程12ということになる(下記参照)。
伝送されたメッセージが前記リソースリクエストの変更であるとき、前記リソースアドミニストレータ14が、前記変更されたリソースリクエストを、前記端末10の前記リソースアロケータ12に伝送することで、リソースの予約の変更を行うようになっている(過程10)。
結果は、改めて、専用アーキテクチャの前記マネージャ13の前記リソースアドミニストレータ14に対する、肯定応答(OKメッセージ)あるいは拒否(NOKメッセージ)である。
伝送されたメッセージが肯定応答メッセージ(OKメッセージ)であるとき、前記リソースアドミニストレータ14は前記リソースリクエストを、専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ16、16’に伝送する(過程11)。
前記専用アーキテクチャ15、15’において、専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ16、16’は、肯定応答メッセージ(OK)によって前記リソースリクエストに肯定応答する、あるいは、拒否メッセージ(NOK)によって前記リクエストを拒否する、あるいは前記リソースリクエストを変更することができる。
専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ16、16’は、先行する結果を、前記端末10の前記リソースアドミニストレータ14に返送する(過程12)。
伝送されたメッセージが拒否メッセージ(NOKメッセージ)であるとき、リソースリクエストは拒否され、前記リソースアロケータ12に対しても、前記端末10の前記無線インターフェイス11に対しても、いかなるリソースの承認も行われない。
前記端末10の前記リソースアドミニストレータ14は、予約されたすべてのリソースを、前記リソースアロケータ12および前記無線インターフェイス11に向けて解放し、ネットワークへのアクセスプロシージャを破棄することを命令する。方法の次の過程は、本発明にしたがって、過程15ということになる(下記参照)。
伝送されたメッセージが肯定応答メッセージ(OKメッセージ)であるとき、前記リソースアドミニストレータ14が、前記リソースアロケータ12に前記リソースリクエストを伝送することで、リソースの予約を承認し、前記アプリケーション18、19、20のために予約された前記リソースを割り当てるようになっている。前記リソースアロケータ12は、拒否メッセージ(NOK)またはOKメッセージで応答する(過程13)。
さらに、前記リソースアドミニストレータ14が、前記リソースリクエストを前記無線インターフェイス11に伝送することで、ネットワークへのアクセスプロシージャの確認を行うようになっている。前記無線インターフェイス11は、例えば移動体通信網が端末10によってアクセス可能でない場合には、拒否メッセージ(NOK)で、もしくはOKメッセージで応答する(過程14)。
前記リソースアドミニストレータ14は、前記リソースリクエストを、専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ16、16’に伝送する(過程15)。
伝送されたメッセージが肯定応答メッセージ(OK)であるとき、専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ16、16’は、割り当てられた前記リソースを、前記専用アーキテクチャ15、15’の中の前記アプリケーション18、19、20に関連づける。
前記リクエストが拒否されていれば、専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ16、16’は、前記リソースリクエストに対応するすべての参照事項を削除する。
専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ16、16’は、先行する結果を、前記専用アーキテクチャ15、15’の前記プロセスマネージャ17、17’に伝送する(過程16)。
伝送されたメッセージが肯定応答メッセージ(OK)であるとき、前記プロセスマネージャ17、17’は、前記専用アーキテクチャ15、15’の中の前記アプリケーション18、19、20の実行を続行する(過程17)。
前記リクエストが拒否されていれば、前記プロセスマネージャ17、17’は、前記アプリケーション18、19、20の実行をキャンセルする。
前記アプリケーション18、19、20の性質並びに前記端末10の技術的な複雑さに応じて、あるいは、たとえば端末10における処理時間の簡略化または経済性を考慮して、前記方法の過程の一部は、本発明にしたがって、実行しないようにすることもできる。
過程の数が減ればそれだけ、リソースリクエストと、前記リソースを割り当てるために端末によって実行される処理の間で、不適合となる可能性が大きくなることになる。
アプリケーションを解放する場合には、前記アプリケーション18、19、20に割り当てられたリソースは、前記アプリケーション18、19、20の実行が正常に終了したときに、前記プロセスマネージャ17、17’のリクエストに応じて解放することができ(過程11)、あるいは、例えば端末10の通信不良または通信切断の場合には、前記リソースアロケータ12により、または前記無線インターフェイス11により、または端末10の前記リソースアドミニストレータ14によって、前記リソースが強制的に解放される場合(過程12)に解放することができる。
その場合、関係する前記アプリケーションを明示して、拒否メッセージ(NOKメッセージ)を伝送する。処理の終わりに際して、前記リソースは解放され、アプリケーション18、19、20の実行は終了する。
専用アーキテクチャの前記マネージャ13は、専用アーキテクチャ15、15’の開放を命令することで、該専用アーキテクチャを通信網に割り当てるようにする可能性を有している。そのために、専用アーキテクチャの前記マネージャ13の前記リソースアドミニストレータ14は、肯定応答メッセージ(OKメッセージ)を伝送することで、前もって規定されたリソースリクエストを実行し、前記専用アーキテクチャ15、15’の作動を可能にする最低限のリソースを明示するようになっている。このタイプの前もって規定されたリソースリクエストは、例えば他のリソースリクエストに対して優位であることで、新たな専用アーキテクチャ15、15’の開放を容易にすることができる。
その場合、本発明による方法は過程3から開始される。処理の終わりに際して、前記リソースは前記専用アーキテクチャ15、15’に割り当てられ、専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ16、16’と前記プロセスマネージャ17、17’によって管理される。
専用アーキテクチャの前記マネージャ13はまた、専用アーキテクチャ15、15’に割り当てられたリソースの変更をリクエストする可能性を有している。そのために、専用アーキテクチャの前記マネージャ13の前記リソースアドミニストレータ14は、肯定応答メッセージ(OKメッセージ)を伝送することで、前記専用アーキテクチャ15、15’のリソースの変更を明示するリソースリクエストを実行するようになっている。
その場合、本発明による方法は過程3から開始される。処理の終わりに際して、前記変更されたリソースは、前記専用アーキテクチャ15、15’に割り当てられる。
専用アーキテクチャの前記マネージャ13はまた、専用アーキテクチャ15、15’の解放をリクエストする可能性も有している。そのために、専用アーキテクチャの前記マネージャ13の前記リソースアドミニストレータ14は、前記専用アーキテクチャ15、15’を明示する拒否メッセージ(NOKメッセージ)を伝送する。
その場合、本発明による方法は過程12から開始される。処理の終わりに際して、前記専用アーキテクチャ15、15’に割り当てられたリソースは解放され、専用アーキテクチャ15、15’は、前記端末10の上で通信網に関連づけられた状態ではなくなる。
専用アーキテクチャの前記マネージャ13はまた、専用アーキテクチャ15、15’の作動を中断する、あるいは復帰させる可能性も有しており、これはつまり、対応する通信網に前記専用アーキテクチャ15、15’がアクセスすることが一時的に中断される、あるいは復旧されるということである。そのために、専用アーキテクチャの前記マネージャ13の前記リソースアドミニストレータ14は、リクエストを前記無線インターフェイス11に伝送する。
前記端末10の前記無線インターフェイス11は、前記リクエストから、関係する前記通信網へのアクセスを中断する、または復帰するプロシージャの実行に必要なパラメーターを抽出するのだが、該プロシージャはETSI(European Telecommunications Standards Institute、すなわち欧州遠隔通信網規格協会)によって規格化されている。前記端末10の前記無線インターフェイス11は、前記通信網から、拒否(NOKメッセージ)あるいは承認(OKメッセージ)となっている、プロシージャの結果を受信する。
前記端末10の前記無線インターフェイス11は、前記結果を、専用アーキテクチャの前記マネージャ13の前記リソースアドミニストレータ14に伝送する。NOKメッセージは、中断または復帰プロシージャが失敗したことを示す。OKメッセージによって、中断または復帰の前記プロシージャの実行が可能になる。
本発明にしたがった、通信網用の少なくとも一つの専用アーキテクチャに対して、端末内で少なくとも一つのリソースを管理するシステムの全体的構成の概略図である。 本発明にしたがった、端末内で少なくとも一つのリソースを管理する方法の過程を示す図である。
符号の説明
10 端末
11 無線インターフェイス
12 リソースアロケータ
13 マネージャ
14 リソースアドミニストレータ
15、15’ 専用アーキテクチャ
16、16’ リソースマネージャ
17、17’ プロセスマネージャ
18、19、20 アプリケーション


Claims (8)

  1. 通信網用の少なくとも一つの専用アーキテクチャ(15、15’)に対して端末(10)の中の少なくとも一つのリソースを管理するシステムであり、前記システムが専用アーキテクチャの少なくとも一つのリソースマネージャ(16、16’)を含んでおり、該リソースマネージャが、前記専用アーキテクチャ(15、15’)の少なくとも一つのプロセスマネージャ(17、17’)によって、前記端末(10)の上で起動された少なくとも一つのアプリケーションに応じて規定された、前記専用アーキテクチャ(15、15’)の少なくとも一つのリソースリクエストを処理することと、専用アーキテクチャの少なくとも一つのマネージャ(13)の少なくとも一つのリソースアドミニストレータ(14)と対話することに適していることで、前記端末(10)の少なくとも一つのリソースを管理し、複数の前記通信網と接続された前記端末(10)の前記専用アーキテクチャ(15、15’)の作動を同時に処理するようになっていることを特徴とするシステム。
  2. 専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ(16、16’)が前記端末(10)の各専用アーキテクチャ(15、15’)に組み込まれていることを特徴とする、請求項1に記載の、少なくとも一つの専用アーキテクチャ(15、15’)に対して端末(10)の中の少なくとも一つのリソースを管理するシステム。
  3. 専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ(16、16’)が、専用アーキテクチャの前記マネージャ(13)の前記リソースアドミニストレータ(14)との間で情報の発信と受信を行うための少なくとも一つのインターフェイスを備えていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の、少なくとも一つの専用アーキテクチャ(15、15’)に対して端末(10)の中の少なくとも一つのリソースを管理するシステム。
  4. 専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ(16、16’)が、前記専用アーキテクチャ(15、15’)の少なくとも一つのプロセスマネージャ(17、17’)との間で情報の発信と受信を行うための少なくとも一つのインターフェイスを備えていることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の、少なくとも一つの専用アーキテクチャ(15、15’)に対して端末(10)の中の少なくとも一つのリソースを管理するシステム。
  5. 専用アーキテクチャの前記マネージャ(13)の前記リソースアドミニストレータ(14)が、前記端末(10)の少なくとも一つのリソースアロケータ(12)との間で情報の発信と受信を行うための少なくとも一つのインターフェイスを備えていることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載の、少なくとも一つの専用アーキテクチャ(15、15’)に対して端末(10)の中の少なくとも一つのリソースを管理するシステム。
  6. 専用アーキテクチャの前記マネージャ(13)の前記リソースアドミニストレータ(14)が、少なくとも一つの無線インターフェイス(11)との間で情報の発信と受信を行うための少なくとも一つのインターフェイスを備えていることを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれか一つに記載の、少なくとも一つの専用アーキテクチャ(15、15’)に対して端末(10)の中の少なくとも一つのリソースを管理するシステム。
  7. 専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ(16、16’)が、少なくとも一つのリソース対照表を備えていることで、前記端末(10)の上で起動される少なくとも一つのアプリケーション(18、19、20)に対応する少なくとも一つのリソースを規定するようになっていることを特徴とする、請求項1〜請求項6のいずれか一つに記載の、少なくとも一つの専用アーキテクチャ(15、15’)に対して端末(10)の中の少なくとも一つのリソースを管理するシステム。
  8. 通信網用の少なくとも一つの専用アーキテクチャ(15、15’)に対して、端末(10)の中の少なくとも一つのリソースを管理する方法であり、前記方法が、
    −前記端末(10)の上で少なくとも一つのアプリケーション(18、19、20)を起動すること、
    −前記専用アーキテクチャ(15、15’)の少なくとも一つのプロセスマネージャ(17、17’)により、前記アプリケーション(18、19、20)に対応する少なくとも一つのリソースを規定すること、
    −前記リソースを、前記プロセスマネージャ(17、17’)により、専用アーキテクチャの少なくとも一つのリソースマネージャ(16、16’)にリクエストすること、
    −検証後に、専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ(16、16’)によって前記リソースリクエストに応答すること、
    −検証後に、専用アーキテクチャの少なくとも一つのマネージャ(13)の少なくとも一つのリソースアドミニストレータ(14)によって、前記リソースリクエストに応答すること、
    −前記端末(10)の少なくとも一つのリソースアロケータ(12)によって、少なくとも一つのリソースを割り当てること、
    −前記通信網にアクセスするために、少なくとも一つの無線インターフェイス(11)によって、少なくとも一つのリソースを割り当てること、
    −前記リソースを、専用アーキテクチャの前記リソースマネージャ(16、16’)によって有効化した後、前記アプリケーション(18、19、20)と関連づけること、
    −前記アプリケーション(18、19、20)を、前記リソースを介して、前記プロセスマネージャ(17、17’)によって実行すること、
    からなる操作を含んでいることを特徴とする管理方法。
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