JP4425497B2 - Communication cable laying structure in underground conduit - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、下水道管、通信用管、電力用管等の地中管路内、より詳細には地中管路の本管に接続している複数の分岐管内に、通信ケーブルを敷設する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年国家プロジェクトとしてIT戦略がうたわれ、その情報伝達手段である高速・超高速ネットワークの構築が求められている。また、各家庭へ通信ケーブルを引き込む計画、即ちFTTH(Fiber To The Home)計画も進められている。
【0003】
その媒体である通信ケーブルとして、これまで使用してきた鋼線のケーブルより格段に性能が優れている光ファイバーケーブルが注目されている。光ファイバーケーブルは、ガラス又はプラスチックの細い繊維からなり、光を情報のキャリアとして使用し、音、映像などの情報をデジタル(1、0の信号)化した信号を送る。光ファイバーケーブルはメタルケーブルと比べて、広帯域、低損失、電磁に対する免疫性、軽量、小型、安全性、機密保持に優れており、数十倍から数百倍以上の情報量を流すことができ、通信媒体として優れた特性を有している。
【0004】
前述のFTTH計画では、この光ファイバーケーブルを用いたシステムを利用し、地域を200から500軒程度の小ブロックに分割してコントロールすることが考えられている。具体的には、各小ブロックにおいて公民館、派出所等の公共施設を通信基地とし、各家庭まで光ファイバーケーブルを敷設することが想定されている。
【0005】
光ファイバーケーブル等の通信ケーブルの敷設方法には架空方式と地中埋設方式があるが、地中埋設方式での通信ケーブルの敷設は、架空方式での敷設と比べ、空間環境(地上風景の美観等)を守り、地震や台風などの災害に強いといった特性を有している。そういった観点から地中埋設方式を用いて、通信基地から地中管路本管内に24から200心程度の枝線ケーブル(通信ケーブル)を敷設し、地中管路本管同士を接続しているマンホール等に接続分岐ボックスを設けることによって、各家庭まで敷設するための2から4心程度(集合住宅はそれ以上)の引き込みケーブル(通信ケーブル)を分岐し、分岐管を介してマンホール等から引き込みケーブルを各家庭にまで敷設する方法が提案されている。
【0006】
このような地中埋設方式においては、本管に接続している分岐管(取付管)が既に各家庭及び施設に接続しており、管内上部は空きスペースとなっており、且つ敷設しても本来の用途の妨げとなりにくいものとして、特に下水道管を利用する案が有力となっている。
【0007】
通信ケーブルを下水道管等の地中管路内に敷設する技術としては、通信ケーブルを管路内に固定するロボット工法、サドル工法、さや管工法、引き流し工法等が提案されている。ただし、これらの工法は主に地中管路本管内への敷設に関するものである。
【0008】
次に、従来から使用されている屋外用通信ケーブルの一例を図10及び図11を参照して説明する。図10に示されている通信ケーブル65は、図11に示すように通信素線60を2〜8心配列してその上に樹脂被覆61が施された構成の通信テープ心線62を、鋼線63を中心に配置したプラスチック芯体64の外周面上に複数形成された溝内に積層配置し、その上に更に樹脂被覆61が施されたものである。このような通信ケーブル65は非常に硬直であり、通信素線60に直接張力が加わらないように直線的に配置するように作られている。
【0009】
一方、屋内用通信ケーブル67,68としては、図12に示されているように通信素線60をアラミド繊維等の組紐66内に収容してその上に樹脂皮膜61を施した通信ケーブル67、及び図13に示されているような通信素線60と鋼線63とに樹脂皮膜61を施した通信ケーブル68等が開発されている。これら屋内用通信ケーブル67,68は前述の屋外用通信ケーブル65と比較すると、非常に柔軟で外径が小さい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
下水道管内に通信ケーブルを敷設する場合、通信ケーブルは下水道本管から分岐管を通り、(汚水桝、宅地内又は道路上にある)分岐管端部の分岐管桝からは地中を掘る等して各家庭へと導かれることとなる。しかしながら、通信ケーブルを施設等の通信基地から地中管路内を通して各家庭に1本ずつ敷設する場合は敷設経路が複雑であり、従来マンホール間の直線的な地中管路内の通信ケーブルの敷設は実施されているが、地中管路の本管から分岐した分岐管内への敷設は技術的困難があり、実施されていなかった。
【0011】
その技術的困難としては、分岐管は管内径が小さいこと、分岐管は本管から分岐管口を介して様々な角度で形成されていること、分岐管内には通常角度が急激に変化する変曲部が形成されていること、等が挙げられる。一般に本管及び分岐管は各家庭及び施設へのライフラインとして使用されている為、本管及び分岐管の本来の機能が阻害されないように通信ケーブルを設置しなければならない。つまり、管内の汚水の流れが阻止されたりしないよう、少なくとも分岐管内壁に沿わせる必要がある。更に、分岐管内に対して敷設可能な通信ケーブルが開発途上段階であることも問題の1つである。即ち、使用する通信ケーブルには、本管と分岐管の接合部である分岐管口及び分岐管内の変曲部等に沿って敷設可能な適度な屈曲性、断線を防止する強度、耐水性、耐薬品性、耐鼠性、即ち鼠によって齧られて断線するのに耐える性能、管路点検の為の高圧洗浄に対する耐高圧洗浄性等の機能が要求される。
【0012】
ここで、比較的柔軟で外径の小さい前述の屋内用通信ケーブルをそのまま分岐管内に敷設すると、分岐管内への敷設時に、通信ケーブルが分岐管口又は分岐管の変曲部で極端に屈曲して断線を引き起こす可能性がある。また、樹脂皮膜が裂け、耐水性及び耐薬品性が失われるという不都合が生じることもあり、更には、鼠に齧られて断線してしまうことも考えられる。
【0013】
本発明は、以上のような問題を鑑みてなされたものであり、地中管路内に敷設する通信ケーブルとして、分岐管口と分岐管内の変曲部とに沿って敷設可能な適度な屈曲性、断線に対する強度、耐水性、耐薬品性、耐鼠性、耐高圧洗浄性等の機能を有するものを使用し、且つ地中管路本来の機能を阻害することのない通信ケーブルの地中管路内敷設構造を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための請求項1に記載の通信ケーブルの地中管路内敷設構造は、地中管路が本管と、前記本管に設けられた分岐管口から分岐する分岐管とを有し、前記地中管路内に設置される通信ケーブルは、本管においてガイド管内に収容され、少なくとも前記分岐管口から前記分岐管の端部である分岐管桝まで、前記ガイド管から分岐するパイプ内に入線され、前記パイプの許容曲げ半径は、前記通信ケーブルの許容曲げ半径以上であり、前記ガイド管は、内部に収容されたテンションメンバに張力が加えられていることによって、本管内に敷設されており、前記分岐管口に、前記分岐管内に嵌合固定される円柱状固定部と、該円柱状固定部から前記本管側に突出して、前記ガイド管を摺動可能に保持するスライド部と、該円柱状固定部の内側に設けられ、前記パイプを前記分岐管の内壁に沿って摺動可能に保持する分岐スライド部とを有する、誘導部材が取り付けられていることを特徴とするものである。この構成によると、通信ケーブルは、少なくとも分岐管口から分岐管桝まで、通信ケーブルの許容曲げ半径以上の曲げ特性を有するパイプ内に入線していることから、通信ケーブルが分岐管内で極端に屈曲して断線することがない。また該パイプによって通信ケーブルが保護されるので、耐水性や耐薬品性が失われることも無く、鼠によって齧られて断線することも防止でき、例え鼠に齧られた場合でも該パイプの保護により通信ケーブルの断線は防がれる。高圧洗浄で分岐管内を清掃した際でも、直接通信ケーブルが高圧洗浄水に触れて傷がつき、断線するということがない。更にパイプ内に通信ケーブルを入線する構成である為、複数本の通信ケーブルをパイプ1本内に収容できる。従って複数本の通信ケーブルを個別に敷設することによる管路機能の阻害の恐れもなく、分岐管内にパイプを最小本数配置することで敷設作業も簡易化される。
また、本管内に通信ケーブルを入線したガイド管が配置され、該ガイド管からパイプを分岐させて分岐管内に挿通していることから、通信ケーブルはガイド管又はパイプによって外部から保護される。従って、通信ケーブルが耐水性、耐薬品性、耐鼠性、耐高圧洗浄性等に優れた構造となる。なお、分岐具を用いてガイド管からの分岐箇所を保護しておくことが好ましい。
また、誘導部材を用いることによって、ガイド管が分岐管の直下を通らないようにし、且つパイプを分岐管内壁に沿って設置することができる為、分岐管本来の機能が損なわれることを防ぐことができる。
【0015】
請求項2に記載の通信ケーブルの地中管路内敷設構造は、請求項1において、前記パイプがステンレス製のフレキシブルパイプから構成されることを特徴とするものである。この構成によると、フレキシブルパイプは適度な柔軟性を持つ為、通信ケーブルの敷設作業を比較的容易に行うことができる。また該フレキシブルパイプが水密性を持たない場合においては、その内面及び/又は外面に水密層を形成することによって、通信ケーブルを水及び薬品類等から確実に保護することが可能となる。この水密層は、プラスチック又はゴムチューブをパイプに内挿及び/又は外挿して貼付ける、あるいは、硬化性樹脂又は防水性塗料をパイプの内面及び/又は外面に塗布することで達成される。
請求項3に記載の通信ケーブルの地中管路内敷設構造は、請求項1において、前記パイプが、剛性のあるワイヤ又は単糸径の大きいモノフィラメント糸を緯糸に使用した織物、又は、剛性のあるワイヤ又は単糸径の大きいモノフィラメント糸を径方向に使用した編物又は組紐からなる筒状布帛で構成されることを特徴とするものである。この構成によると、パイプは、通信ケーブルの許容曲げ半径以上の曲げ特性を確保することができ、地中管路内の変曲部等でも極端に屈曲することがなく、比較的容易に通信ケーブルの敷設作業を実施することができる。また、筒状布帛そのものでは完全な水密性を持たないが、その内面及び/又は外面に水密層を形成することによって、通信ケーブルを水及び薬品類等から確実に保護することが可能となる。この水密層は、プラスチック又はゴムチューブをパイプに内挿及び/又は外挿して貼付ける、あるいは、硬化性樹脂又は防水性塗料をパイプの内面及び/又は外面に塗布することで達成される。更に防鼠性を有する薬品等を塗布した糸を用いて筒状布帛を織成することによって、耐鼠性を持たせることも可能となる。
【0016】
請求項4に記載の通信ケーブルの地中管路内敷設構造は、請求項1〜3のいずれか一項において、前記パイプはその一端が前記ガイド管内に収容されると共に、前記ガイド管から摺動可能に分岐していることを特徴とするものである。この構成によると、通信ケーブルの分岐管内敷設時において、パイプの長さが予測以上に必要となった場合、ガイド管内に収容されているパイプの余尺分を摺動させて引き上げることによって、通信ケーブルを外部から保護することができる。こうして通信ケーブルはガイド管又はパイプによって外部から確実に保護される。また工場内においても、パイプ長の精度に余裕をもたせて準備することができる。
【0018】
請求項5に記載の通信ケーブルの地中管路内敷設構造は、請求項1〜4のいずれか一項において、前記分岐管は変曲部を形成しており、前記分岐管の前記変曲部には、前記パイプを前記分岐管の内壁上面に沿って保持する為の固定部材が取り付けられていることを特徴とするものである。
固定部材を用いることによって、変曲部を有する分岐管においてパイプを分岐管内壁の略上部に沿って設置することができる。結果、分岐管の機能が損なわれることを防ぐことができる。
【0019】
請求項6に記載の通信ケーブルの地中管路内敷設構造は、請求項1〜5のいずれか一項において、前記パイプを前記分岐管の内壁上面に沿って保持する為の固定部材が前記分岐管口近傍の前記分岐管内に設置されていることを特徴とするものである。
分岐管口近傍の分岐管内において固定部材にパイプを保持させることによって、パイプを分岐管内壁の略上部に沿って設置することができる。その結果、分岐管本来の機能が損なわれることを防ぐことができる。特にガイド管を本管に配置したときガイド管が分岐管の直下を通らない場合、即ち分岐管口が本管の側面部に設けられている場合には、誘導部材を使用する必要が無く、当該固定部材のみを用いた構成とすることが望ましい。
【0020】
請求項7に記載の通信ケーブルの地中管路内敷設構造は、請求項5又は6において、前記固定部材に対して、前記パイプが摺動可能であることを特徴とするものである。この構成によると、パイプが摺動可能に固定部材に保持される為、通信ケーブルの敷設作業時にパイプを無理な力で引っ張ってパイプが断線してしまうことを防ぐことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明において地中管路として下水道管を想定しているが、本発明において地中管路は下水道管に限定されず、例えば鋼管を用いたガス管路、鋳鉄管を用いた水道管路、雨水管路、電力ケーブル管路等、あらゆる地中管路に適用可能である。また、通信ケーブルを敷設する地中管路の区画にマンホールが設けられていない場合には、立抗を形成して本発明を実施することが可能である。
【0024】
図1は、本発明における通信ケーブル17の地中管路内敷設構造の一例を示す断面図である。通信ケーブル17は、例えば通信媒体として比較的優れた特性を持つ光ファイバーからなり、マンホール2,3間の下水道管の本管1内と分岐管4,5とに敷設されている。該通信ケーブル17は、少なくとも分岐管口6,7から分岐管端部の分岐管桝8,9まではパイプ16内に入線されており、本管1内ではガイド管11内に収められている。これは通信ケーブル17に耐水性、耐薬品性、耐鼠性、耐高圧洗浄性等を持たせる為である。該通信ケーブル17は該ガイド管11から分岐して、分岐管口6,7を通って分岐管桝8,9へと、分岐管4,5内に敷設され、各家庭へと引き込まれている。尚、このマンホール2,3間に他のマンホールが設けられていてもよく、またマンホールが通信基地であっても同様に本発明を適用することができる。
【0025】
本発明を実施するに当たり、地中管路の中で特に下水道や雨水管のような本管1下部に汚水等が流れる管路においては、地中管路本来の機能を損なわない為に、通信ケーブル17、及びガイド管11等の敷設に用いる部材を、図1に示されているように、本管1及び分岐管の略上部に設置する。こうすることで、通信ケーブル17が汚水等の流れを阻止したり、鼠に齧られて断線してしまったりすることが防止できる。
【0026】
ここで通信ケーブル17の曲げ特性について説明を行う。通常通信ケーブル17は、その通信素線の素材特性によって、ある角度以上折り曲がると、断線又はその機能を失うことがある。許容曲げ半径はこの時の角度によって定義される。通信ケーブル17の中でも光ファイバーケーブルは、ガラス又はプラスチックによって素線が構成されている為、鋼線と比較すると許容曲げ半径が大きい。例えば、通信素線を2心配列した通信テープ心線を中心としてテンションメンバ2本をその通信テープ心線の両側に並列的に配置してそれらの外側に樹脂被覆を施した図13に示されるような構成の光ファイバーケーブルの許容曲げ半径は略35mmであり、また、ステンレス製管に該通信テープ心線を収め、管内をジェリー充填し、更にその管表面にPEシース被覆を施した構成の光ファイバーケーブルの許容曲げ半径は略80mmというデータがある。一方、光の屈折を利用して情報伝達を行うマルチタイプと称される光ファイバーケーブルは、その素材特性の為、更に許容曲げ半径が大きい。以上のように、通信ケーブル17の種類及び構成によって許容曲げ半径が定義される。
【0027】
本実施形態例においては、パイプ16が通信ケーブル17の許容曲げ半径未満まで屈曲しないように、パイプ16として、通信ケーブル17の許容曲げ半径以上の曲げ特性を有する材料、好ましくは、ステンレス製又はプラスチック製のフレキシブルパイプが使用される。これは、パイプ16が通信ケーブル17の許容曲げ半径以下に極端に屈曲してパイプ16に入線されている通信ケーブル17が損傷してしまうことを防ぐ為である。またパイプ16として他に織布、編物、又は組紐からなる筒状布帛を使用することもできる。これらを使用する場合、特に通信ケーブル17の許容曲げ半径以上の曲げ特性を確保する為に、織物の場合は緯糸に、編物又は組紐の場合は径方向に別途剛性のあるワイヤ又は単糸径の大きいモノフィラメント糸を使用することが好ましい。そうすることによって、パイプ16に筒状布帛を用いた場合であっても、パイプ16は地中管路内の変曲部等でも極端に屈曲することがないので、比較的容易に通信ケーブル17の敷設作業を実施することができる。
【0028】
更に、ステンレス製若しくはプラスチック製のフレキシブルパイプ又は筒状布帛のような、水密性を持たない材料をパイプ16に用いる場合には、パイプ16の内面及び/又は外面に水密層を形成することで、通信ケーブル17を水及び薬品類等からさらに確実に保護することが可能となる。この水密層は、プラスチック又はゴムチューブをパイプ16に内挿及び/又は外挿して貼付ける、あるいは、硬化性樹脂又は防水性塗料をパイプ16の内面及び/又は外面に塗布することで達成される。
【0029】
本管1の略上部に設けられたガイド管11は、ポリエチレン等の樹脂製で軽量かつ耐薬品性を持つものが好ましいが、その他の素材であっても地中管路の種類によって選定可能である。
【0030】
ガイド管11内にはテンションメンバ21が収容されており、そのテンションメンバ21はマンホール2,3間でテンション装置34によって張力を加えられ、ガイド管11を敷設する役目を果たす。テンションメンバ21には、ポリパラフェニレンベンソヒスオキサゾール(PBO)繊維、アラミド繊維、炭素繊維、金属繊維、ガラス繊維などの高強度低伸度性繊維よりなる、ロープ、紐、ベルト等の長尺体、又は、ステンレスワイヤ等を使用することができる。テンション装置34は、例えばドラム型巻き取り式の手動ウィンチとフックとが対になったものであり、ガイド管11内に収容されたテンションメンバ21を片側はフックに固定し、他方はウィンチで張力を加え、ガイド管11を本管1内の上部側に敷設する。
【0031】
更に、図14に示されている中央部に凹部を有する円柱状固定部51からなる弛み防止材50を、図1に示されているように本管1内に適宜間隔を取って複数配置することによって、ガイド管11が本管1の内径方向へ弛むことを防止できる。図15に示されているように、弛み防止材50の円柱状固定部51は、その凹部でガイド管11を収容しながら、本管1の内壁に固定されている。
【0032】
次に、本管1及び分岐管4,5の構造形態について述べる。一般に、本管1は道路面から深さ数mの位置にあり、分岐管4,5の分岐管口6,7は該本管1の上半面に形設される。そして分岐管4,5は分岐管口6,7から急角度で上昇し(図示せず)、地表近くで緩角度となって分岐管桝8,9へと至る。
【0033】
該分岐管口6,7が本管1の略上部に設けられている場合、ガイド管11は本管1の略上部に設置されるので分岐管4,5の直下を通ってしまい、分岐管4,5内の汚水等の流れを阻止してしまう恐れがある。この場合は、図2に示されているような、円柱状固定部材41と、該円柱状固定部41から下方に突出しているスライド部31と、該円柱状固定部41に設けられた分岐スライド部32等で構成される誘導部材30を各分岐管口6,7に取り付け、ガイド管11をスライド部31で摺動可能に保持させることが好ましい。このような誘導部材30を用いることによって、ガイド管は分岐管4,5の直下を通らなくなり、分岐管4,5の機能が損なわれることを防ぐことができる。また図2の誘導部材30は、円柱状固定部41の径方向にパイプ16を覆う突出部33を有する為、パイプ16に汚物が引っかかることがなく、突出部33に汚物が溜まっても汚水によって除去される。更に、ガイド管11がスライド部31で摺動可能に保持される為、敷設作業が比較的容易となる。
【0034】
一方、該分岐管口6,7が本管1の側面部に設けられている場合は、ガイド管11が分岐管4,5の直下を通ることはないので、誘導部材30を使用する必要は無い。ここでは、図3に示されているような、分岐管4,5内壁に沿う円柱状固定部43と、パイプ16とテンションメンバ21とを摺動可能に保持するスライド部44とからなる固定部材45を、分岐管口6,7近傍の分岐管口4,5内の略上部に取り付け、パイプ16とテンションメンバ21とを分岐管4,5内の略上部に保持することが望ましい。パイプ16が分岐管4,5内壁の略上部に設置される為、分岐管4,5本来の機能を損なうことが無い。またパイプ16はスライド部44によって摺動可能に保持される為、敷設作業時にパイプ16を無理な力で引っ張ってしまい、パイプ16が断線することを防ぐことができる。
【0035】
また、以上に説明した分岐管口6,7の形設位置に関わらず、分岐管4,5が図1及び図9に示されているような急激に角度が変わる変曲部26を有する場合、分岐管桝8,9に取り付けたテンション機構34で張力を加えるだけでは分岐管4,5の変曲部26の内壁上部に沿って通信ケーブル17が入線されたパイプ16を敷設することができない。そこで、パイプ16等を分岐管4,5の内壁略上部に保持する為、図9に示されている円柱状固定部43とスライド部44とからなる固定部材45を使用する。
【0036】
次いで、通信ケーブル17がガイド管11から分岐する構成について、図4〜図8を参照してより詳細に説明する。
【0037】
図4は、ガイド管11内の通信ケーブル17が、ガイド管11の側面に設けられた開口部18を介してガイド管11外部に取り出されている図を示している。ガイド管11は断面が略矩形の中空管となっており、ガイド管11内は複数の仕切り板で仕切られている。本管1の幹線用の通信ケーブル17を通す中央の大きな空間と、その両側に通信ケーブル17等を通す為の略等しく3層に区画された空間とが形成されている。
【0038】
図5では、ガイド管11内を挿通する通信ケーブル17がガイド管11の開口部からガイド管11外部に取り出されており、ガイド管11の開口部周囲には分岐具12が装着されている。分岐具12は通信ケーブル17のガイド管11からの分岐箇所、即ちガイド管11の開口部18近傍において、通信ケーブル17を保護する役目を果たす。通信ケーブル17はガイド管11の開口部を挿通し、該分岐具12を介して分岐管4,5内へと導かれる。
【0039】
通信ケーブル17を外部から保護する目的で、少なくとも分岐管口6,7から分岐管桝8,9までパイプ16に通信ケーブル17を入線させる必要がある。よって図4及び図5に示されている構成は、図2で示されている誘導部材30を使用する時に用いられ、通信ケーブル17は誘導部材30に付属されたパイプ16によって保護される。該パイプ16は誘導部材30の分岐スライド32を通って分岐口6,7から分岐管4,5内を介して分岐管桝8,9へと延長されている。ガイド管11が該誘導部材30のスライド部31で摺動可能に保持され、且つ通信ケーブル17をガイド管11の開口部18からパイプ16に挿通させて、分岐管桝8,9へと導き、各家庭に引き込まれることとなる。
【0040】
図6は、通信ケーブル17が入線されたパイプ16が、ガイド管11の一端からガイド管11内に挿入され、且つガイド管11の側面に形成された開口部18から摺動可能に分岐している状況を示している。該パイプ16は通信ケーブル17を外側から保護し、分岐管桝8,9まで延長されている。
【0041】
図7においては、ガイド管11の開口部周囲に、図5とは異なる形状の分岐具12が装着されており、通信ケーブル17のガイド管11からの分岐箇所、即ちガイド管11の開口部18近傍において、通信ケーブル17を保護する役目を果たしている。この分岐具12には、中空円筒部材がその側部に付属されており、該中空円筒部材のガイド管11側面は分岐具12内空間と連通可能になっている。また、パイプ16が該中空円筒部材と連続的に接続され、通信ケーブル17を外側から保護し、分岐管桝8,9まで延長されている。ガイド管11内を通る通信ケーブル17は、ガイド管11の側面に設けられた開口部を挿通し、分岐具12の中空円筒部材のガイド管11側面に形成された空間を介して付属のパイプ16内に導かれ、分岐管4,5内へと敷設されることとなる。
【0042】
図6及び図7に示されている構成は、通信ケーブル17はパイプ16に入線されている為、図2に示されている誘導部材30を導入しない時に用いられ、通信ケーブル17を入線したパイプ16は図3に示されている固定部材45によって分岐管4,5の略上部に支持され、各家庭へと導かれる。
【0043】
ガイド管11に設けられた開口部18は、通信ケーブル17をガイド管11外部に引き出して分岐管4,5内に分岐させるものであり、分岐管口6,7に略相当する位置(分岐管口6,7の前後1m程度の範囲)に分岐管の個数分形成されている。ここで、分岐管4,5からの流体が開口部18内に流入することのないよう、分岐管4,5直下に開口部18を設けることは避けることが望ましい。また、開口部18は本管1内の調査結果を下に予め工場等で形成されることが好ましい。
【0044】
図8は更なる本発明に係るガイド管11及び通信ケーブル17等のガイド管11内における配置の他の実施形態例を示している。ガイド管11内には本管用通信ケーブル28のみが通され、分岐管数に対応した通信ケーブル17を入線したパイプ16はガイド管11外周に束ねて固定されている。通信ケーブル17又はパイプ16は、図7及び図8に示されているような分岐具12又は固定バンド等を介して各分岐管口6,7付近でガイド管11から分岐している。ガイド管11とパイプ16とを分岐具12等で束ねているだけであるから、その組み立てが容易であり、後述する管路状況調査後にそのデータを使って直ぐに敷設現場で組み立てることが可能で、非常に実用的である。
【0045】
本管1に対して分岐管数が多い場合には、後述する管路内に通線する牽引策の数が多くなり、絡み合う恐れが高くなるので、通信ケーブル17又はパイプ16の先端に呼び子を着脱不能に取り付けておくことが好ましい。呼び子は、通信ケーブル17をガイド管11内部から開口部18を介して取り出す作業を容易且つ円滑にする。この呼び子の形状は、フック状、リング状等種々の形状が採用可能であるが、少なくとも呼び子の外径はガイド管11の開口部18の大きさより大きく、ガイド管11外部に取り出した通信ケーブル17等の先端がガイド管11内部に戻らないようにしておくことが肝要である。例えば呼び子として、径略1mmのワイヤを略Φ100mmの球状に組み合わせたもの、例えばピンポン玉のような略Φ20ミリメートルの樹脂製ボール等を採用可能である。他にも通信ケーブル17又はパイプ16の先端を直接引っ掛けたり、掴んだりすることが可能な形状に加工しても構わない。
【0046】
呼び子が通信ケーブル17又はパイプ16に連結している場合は、通信ケーブル17又はパイプ16をガイド管11からある程度の長さ引っ張り出しておき、分岐管口6,7から引っ掛けたり、掴んだりすることを容易にすることが好ましい。
【0047】
ガイド管11内の複数の通信ケーブル17及び/又はパイプ16が絡まないようにする為、通信ケーブル17及び/又はパイプ16のガイド管11内での配置場所が、各家庭へと延びる分岐管4,5の位置と関わり合って規則的な配置法則に従うことが好ましい。即ち、一方のマンホール2から本管1の内部に向かって、順次最外側に位置する通信ケーブル17等を取り出し可能なように、ガイド管11内に通信ケーブル17等を幅方向に並列に配置する。
【0048】
以下に、本発明を実施する方法の一例を示す。
【0049】
先ず本管1内について、TVカメラ等を使用して、マンホール2,3間の距離、マンホール2から本管1内の各分岐管4,5の分岐口6,7までの距離、分岐管4,5から分岐管桝8,9までの距離、分岐桝8,9の深さ等を正確に測定する。以上のような管路調査から得たデータを基に、予め工場等で、ガイド管11に各分岐管口6,7に対応する位置に開口部18を設け、通信ケーブル17又はパイプ16を該開口部18から取り出しておく。ガイド管11を本管1に配置したときにガイド管11が分岐管4,5の直下を通る場合、即ち分岐管4,5が本管1の略上部に設けられている場合は、通信ケーブル17の分岐箇所に図2に示されている誘導部材30を分岐管口6,7に取り付ける必要がある。この場合、施工現場での作業効率の向上のため、細孔36に細線を通して円柱状固定部41の径を分岐管4,5内に挿入可能に縮径した状態としておき、また、予め通信ケーブル17又はパイプ16を誘導部材30の分岐スライド部32に通して呼び子を形成させておくことが望ましい。
【0050】
工場で予め準備されたガイド管11は、リールドラム等に巻き取られて施工現場に搬入される。なお、弛み防止材50、誘導部材30、固定部材45等を導入する場合は、本管1内の移動時に本管1内壁との摩擦で傷ついたり管路の段差等に引っ掛かったりする恐れがある為、本管1内を移動可能な台車や簡易船の上に誘導部材30、固定部材45等を載せて移動させ、後述の牽引策と同時に引き込むことが好ましい。
【0051】
施工現場においては、先ずマンホール2,3間に牽引策を通線する。牽引策をマンホール2,3間に通線する方法としては、ワイヤ等の剛直体を押し込む方法、パラシュート状の通線具を空気圧で飛ばす方法、自走型管内移動車に接続しておく方法等既知の方法を適宜採用することができる。またここで、予めドラム型巻き取り式の手動ウィンチとフックが対になったテンション機構34をマンホール2,3内、及び各分岐管4,5の分岐管桝8,9に取り付けておく。
【0052】
次に牽引策の一端とガイド管11とを本管1の一端部、例えばマンホール2で接続し、牽引策を他方のマンホール3から引き取って、本管1内にガイド管11を設置する。この段階でガイド管11に設けた開口部18各々が、分岐管口6,7各々にほぼ一致した状態となる。ガイド管11を一方のマンホール2から他方のマンホール3に引き取る時には、ガイド管が捻れる恐れがある為、捻れ防止具を牽引策とガイド管11との間に介在させておいても良い。捻れ防止具を用いた場合は、ガイド管11全長を本管1内に配置した後に取り外す。図14に示されている弛み防止材50を用いてガイド管11を支持させる場合は、弛み防止材50の円柱状固定部51によって本管1内壁に図15のように固定させる。
【0053】
次いで、分岐管4,5内に通信ケーブル17を引き込む。この作業について、先ず図2に示されている誘導部材30を使用する必要が無い場合を説明する。本管1内のガイド管11を前後に微調整してパイプ16又は通信ケーブル17先端にある呼び子を分岐管4,5直下に位置させる。次に分岐桝8,9からアーム状の掴み冶具等を挿入し、TVカメラで確認しながら、分岐管口6,7付近に位置するパイプ16又は通信ケーブル17の一端に設けられている呼び子を掴んで分岐桝8,9から取り出す。あるいは、分岐管枡8,9から分岐管4,5と本管1とを介して本管1の一端部、例えばマンホール2まで牽引策を通線しておき、通信ケーブル17又はパイプ16と該牽引策とを接続して、該牽引策を分岐管枡8,9から引き上げることによって分岐管4,5内に通信ケーブル17を敷設することも可能である。
【0054】
誘導部材30を使用しない場合、パイプ16を分岐管4,5内壁の略上部に沿って設置する為に、固定部材45を分岐管口6,7の分岐管4,5内に設置することが好ましい。これによって分岐管4,5本来の機能が損なわれることを防ぐことができる。先ず分岐管桝8,9に到達しているテンションメンバ21及びパイプ16を固定部材45のスライド部44の中に通す。スライド部44にテンションメンバ21及びパイプ16を通した状態で、縮径された固定部材45の円柱状固定部43及び該スライド部44を、分岐管4,5内を通して分岐管口6,7に移動させる。この移動操作の補助として、エアーパッカー又は専用装置を用いてもよい。例えば、エアーパッカー等を収縮した状態で分岐管桝8,9から分岐管4,5へ挿入し、固定部材45の内側に挿入して、固定部材45の設置箇所においてエアーパッカー等の縮径を解く。こうしてエアーパッカー等で固定部材45の円柱状固定部43を挟持し、分岐管4,5内壁に固定する。
【0055】
一方、分岐管4,5が本管1の略上部に設けられ、ガイド管11が分岐管4,5の直下を通る場合は、図2に示されている誘導部材30を使用する。この場合は予め通信ケーブル17又はパイプ16を誘導部材30の分岐スライド部32に通しておき、通信ケーブル17又はパイプ16の先端に呼び子を形成させておく。前述の方法と同様に、TVカメラで確認しながら、通信ケーブル17又はパイプ16先端の呼び子を掴み冶具等で掴んで分岐桝8,9から取り出す。それと同時に細線で縮径された誘導部材30はその先端部から分岐管口6,7に挿入される。このときの操作の補助として、前述のエアーパッカー等を収縮した状態で分岐管桝8,9から分岐管口6,7に挿入し、誘導部材30の内面に挿入して膨張させてエアーパッカーで誘導部材30を挟持し、エアーパッカーを引き上げて分岐管口6,7に挿入してもよい。
【0056】
そして該細線を切断して円柱状固定部41の縮径を解放し、分岐管4,5内に固定する。この場合、円柱状固定部41外面に接着剤、粘着剤等を予め塗布しておくと、分岐管4,5内面との接触によって誘導部材30を確実に固定することができる。あるいは、円柱状固定部41外面にゴム、スポンジ等の弾性体を貼り付けたり、円柱状固定部41の端部に先細りのテーパー面を形成して摩擦による圧着で固定したりしてもよい。
【0057】
続いて、ガイド管11内に収容されたテンションメンバ21の一端をマンホール2,3に取り付けられたテンション機構34のフックに固定し、テンションメンバ21の他端をテンション機構34のウィンチで引っ張ることによって、ガイド管11を本管1の略上部に固定させる。同様に、分岐管4,5内にも、分岐管桝8,9に取り付けたテンション機構34を用いてパイプ16又は通信ケーブル17を敷設することができる。
【0058】
しかしここで、分岐管4,5が図1及び図9に示されているような急激に角度が変わる変曲部26を有する場合、テンション機構34で張力を加えるだけでは分岐管4,5内の内壁上部に沿ってパイプ16又は通信ケーブル17を敷設することができない。この場合、図9に示されている固定部材45を分岐管4,5内の変曲部26周辺に前述のように設置することによって、変曲部26を有する分岐管4,5においても、パイプ16を分岐管4,5内壁の略上部に沿って設置することが可能となる。なお、固定部材45の移動手段は前述の通りである。
【0059】
以上のようにして通信ケーブル17を本管1内及び各分岐管4,5内の略上部に敷設し、各家庭に導くことができる。
【0060】
なお、通信ケーブル17を敷設しない家に対しては、通信ケーブル17又は該通信ケーブル17を入線したパイプ16の代わりとして、外径が通信ケーブル17又はパイプ16の外径と略等しい、例えばウレタン製のチューブのような紐状物からなる呼び線をガイド管11内に挿通させておくことも可能である。こうすることで、将来該呼び線を通信ケーブル17又は該通信ケーブル17を入線したパイプ16に容易に取替えることができる。
【0061】
呼び線と通信ケーブル17又はパイプ16とを入れ替える時は、マンホール2側に位置する新たに通信ケーブル17の敷設を希望する家庭の分岐管に敷設されている呼び線の一端に通信ケーブル17又はパイプ16を接続する。この接続法としては、突き合わせて金属リング等でかしめてもよいし、通信ケーブル17の被膜又はパイプ16の材質と、呼び線の材質とがプラスチック製同士で、且つ、呼び線がチューブ状ならば、呼び線内部に通信ケーブル17の先端を適当長さ挿入して重複部分を形成し、その部分を外面から熱圧着や誘電により圧着して、重複部分のプラスチックを溶かしながら潰し、ほぼ段差の生じない形状とすることも可能である。呼び線と通信ケーブル17又はパイプ16とを略同外径とすることによって、通信ケーブル17又はパイプ16を引き込む際に無理な引き込み力が作用して通信ケーブル17等が断線することを防止することができる。このように通信ケーブル17又はパイプ16と呼び線とをマンホール2側で接続した後、分岐管桝8,9から該呼び線を引っ張ることによって、ガイド管11内に通信ケーブル17又はパイプ16を引き込み、更には分岐管4,5内に敷設し、各家庭に導くことができる。
【0062】
更に本発明に係る通信ケーブル17の地中管路内敷設構造は本実施形態例に限定されず、例えば以下の構造も採用することができる。
(1)通信ケーブル17等の敷設時に仮の張力をテンションメンバ21に加え、ガイド管11を略宙吊り状態として敷設してもよい。
(2)分岐管数が比較的少ない場合、ガイド管11を用いず、通信ケーブル17をパイプ16に入線させて本管1内に敷設してもよい。
(3)ガイド管11の構成は本実施形態例に限らず、例えば形状が矩形ではなく中空円筒状であったり、ガイド管11内の仕切りが放射状であったり、ガイド管11が上下に分割されたものであったり、ガイド管11とテンションメンバ21とが一体化したものとしてもよい。
(4)誘導部材30、固定部材45、弛み防止材50等他の敷設補助部材の構成もまた、本実施形態例の構成に限るものではない。
(5)マンホール2,3間の長さが長い時、あるいは住宅が密集している地区等を省力して通信ケーブル17を敷設する時に、単一のガイド管11で敷設することが困難な場合は複数のガイド管11を接合して一体として使用してもよい。
【0063】
【発明の効果】
本発明における通信ケーブルの地中管路内敷設構造によると、地中管路内に敷設される通信ケーブルは、少なくとも分岐管口から分岐管桝まで、通信ケーブルの許容曲げ半径以上の曲げ特性を有するパイプ内に入線していることから、通信ケーブルが分岐管内で極端に屈曲して断線することがない。また該パイプによって通信ケーブルが保護されるので、耐水性や耐薬品性が失われることも無く、鼠によって齧られて断線することも防止でき、例え鼠に齧られた場合でも該パイプの保護により通信ケーブルの断線は防がれる。高圧洗浄で分岐管内を清掃した際でも、直接通信ケーブルが高圧洗浄水に触れて傷がつき、断線するということがない。更に本管内においてもガイド管内に通信ケーブルを収容することで、前述と同様に通信ケーブルを外部から保護することが可能である。また、地中管路内において誘導部材、固定部材、弛み防止材等の敷設補助部材を適宜使用して通信ケーブルを管内略上部に設置することによって、管路本来の機能を阻害することも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通信ケーブルの地中管路内敷設構造の一実施形態例を示す断面図である。
【図2】誘導部材がガイド管及び通信ケーブル等を保持している状態を示す斜視図である。
【図3】本管内における通信ケーブルの敷設状況と、本管から分岐した分岐管内に固定部材を用いた状態を示す斜視図である。
【図4】通信ケーブルがガイド管から分岐している状態を示す斜視図である。
【図5】通信ケーブルが一実施形態例である分岐具を有するガイド管から分岐している状態を示す斜視図である。
【図6】パイプに入線された通信ケーブルがガイド管から分岐している状態を示す斜視図である。
【図7】通信ケーブルが他の実施形態例である分岐具を有するガイド管から分岐している状態を示す斜視図である。
【図8】本発明に係るガイド管及び通信ケーブル等のガイド管内における配置の他の実施形態例を示す斜視図である。
【図9】分岐管内で通信ケーブル等を上部側に敷設するための固定部材の一実施形態例を示す斜視図である。
【図10】従来技術における屋外用通信ケーブルの一例を示す断面図である。
【図11】従来技術における屋外用通信ケーブルに用いられる通信テープ心線の一例を示す断面図である。
【図12】従来技術における屋内用通信ケーブルの一例を示す断面図である。
【図13】従来技術における屋内用通信ケーブルの他の一例を示す断面図である。
【図14】本管内でガイド管等の弛みを防止する弛み防止材の一実施形態例を示す斜視図である。
【図15】本管内で図14に示される弛み防止材を用いてガイド管等が本管内略上部に保持された状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 本管
2,3 マンホール
4,5 分岐管
6,7 分岐管口
8,9 分岐管桝
11 ガイド管
12 分岐具
16 パイプ
17 通信ケーブル
18 開口部
21 テンションメンバ
26 変曲部
28 本管用通信ケーブル
30 誘導部材
31 スライド部
32 分岐スライド部
34 テンション機構
41 円柱状固定部
42 テーパー面
43 円柱状固定部
44 スライド部
45 固定部材
50 弛み防止材
51 円柱固定部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention has a structure in which communication cables are laid in underground pipes such as sewer pipes, communication pipes, and power pipes, and more specifically, in a plurality of branch pipes connected to the main pipe of the underground pipe. About.
[0002]
[Prior art]
In recent years, IT strategies have been advocated as a national project, and the construction of high-speed / ultra-high-speed networks, which are information transmission means, has been demanded. In addition, a plan to draw a communication cable into each home, that is, a FTTH (Fiber To The Home) plan is also in progress.
[0003]
As a communication cable which is the medium, an optical fiber cable which is much superior in performance to a steel wire cable used so far has been attracting attention. An optical fiber cable is made of thin fibers of glass or plastic, uses light as an information carrier, and sends a signal obtained by digitalizing information such as sound and video (1, 0 signal). Compared to metal cables, optical fiber cables are superior in broadband, low loss, immunity to electromagnetic waves, light weight, small size, safety, and confidentiality, and can flow information amounts from tens to hundreds of times. It has excellent characteristics as a communication medium.
[0004]
In the above-mentioned FTTH plan, it is considered that the system using this optical fiber cable is used to control the area by dividing it into 200 to 500 small blocks. Specifically, in each small block, it is assumed that public facilities such as public halls and dispatch stations are used as communication bases, and optical fiber cables are laid down to each household.
[0005]
There are two methods for laying communication cables such as optical fiber cables. There are two methods: aerial and underground laying. However, the communication cable laying in the underground laying method is more space-based than the aerial method. ) And is resistant to disasters such as earthquakes and typhoons. From this point of view, the underground burial method is used to lay branch cables (communication cables) of about 24 to 200 cores in the underground conduit main from the communication base and connect the underground conduits to each other. By providing connection branch boxes in manholes, etc., branch cables (communication cables) of about 2 to 4 cores (more than collective housing) for laying to each home are branched, and they are pulled in from manholes, etc. via branch pipes. A method of laying a cable in each home has been proposed.
[0006]
In such an underground burial system, the branch pipe (attachment pipe) connected to the main pipe is already connected to each home and facility, and the upper part of the pipe is vacant and can be laid. Proposals for using sewer pipes are particularly promising as they are unlikely to interfere with their intended use.
[0007]
As a technique for laying a communication cable in an underground conduit such as a sewer pipe, a robot construction method, a saddle construction method, a sheath pipe construction method, a drain construction method, etc. for fixing the communication cable in the pipeline have been proposed. However, these construction methods are mainly related to laying in underground pipe mains.
[0008]
Next, an example of an outdoor communication cable conventionally used will be described with reference to FIGS. As shown in FIG. 11, the
[0009]
On the other hand, as the
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
When laying a communication cable in the sewer pipe, the communication cable passes from the sewer main to the branch pipe and digs underground from the branch pipe end of the branch pipe (in the sewage tank, residential land or on the road). Will be led to each family. However, when one communication cable is laid from a communication base such as a facility to each household through the underground conduit, the laying route is complicated, and the conventional communication cable in the straight underground conduit between manholes is difficult. Although laying has been carried out, laying in the branch pipe branched from the main pipe of the underground conduit has not been carried out due to technical difficulties.
[0011]
Technical difficulties include that the branch pipe has a small inner diameter, that the branch pipe is formed at various angles from the main pipe through the branch pipe port, and that the normal angle changes rapidly in the branch pipe. For example, a curved portion is formed. In general, since the main pipe and the branch pipe are used as lifelines to each home and facility, a communication cable must be installed so that the original functions of the main pipe and the branch pipe are not hindered. That is, at least along the inner wall of the branch pipe, the sewage flow in the pipe is not blocked. Another problem is that a communication cable that can be laid in the branch pipe is still under development. That is, the communication cable to be used has an appropriate bendability that can be laid along the branch pipe opening and the inflection part in the branch pipe, which is a junction between the main pipe and the branch pipe, strength to prevent disconnection, water resistance, Functions such as chemical resistance, weather resistance, that is, performance capable of resisting being broken by being scratched by wrinkles, and high pressure washing resistance against high pressure washing for pipe inspection are required.
[0012]
Here, if the above-mentioned indoor communication cable having a relatively flexible and small outer diameter is laid in the branch pipe as it is, the communication cable will be bent extremely at the branch pipe opening or the inflection part of the branch pipe when laying in the branch pipe. May cause disconnection. In addition, the resin film may be torn, resulting in inconvenience that water resistance and chemical resistance are lost.
[0013]
The present invention has been made in view of the above problems, and as a communication cable to be laid in an underground conduit, an appropriate bend that can be laid along a branch pipe opening and an inflection portion in the branch pipe. Of communication cables that use functions with functions such as durability, strength against disconnection, water resistance, chemical resistance, weather resistance, and high-pressure washing resistance, and do not hinder the original functions of underground conduits A structure for laying in a pipeline is provided.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
The underground laying structure of the communication cable according to
In addition, since a guide tube with a communication cable inserted therein is arranged in the main tube, and the pipe is branched from the guide tube and inserted into the branch tube, the communication cable is protected from the outside by the guide tube or the pipe. Therefore, the communication cable has a structure excellent in water resistance, chemical resistance, weather resistance, high pressure washing resistance, and the like. In addition, it is preferable to protect the branch location from a guide pipe using a branch tool.
In addition, by using a guide member, the guide pipe can be prevented from passing directly under the branch pipe, and the pipe can be installed along the inner wall of the branch pipe, thereby preventing the original function of the branch pipe from being impaired. Can do.
[0015]
The underground cable laying structure of the communication cable according to
The underground cable laying structure of the communication cable according to
[0016]
Claim4The underground cable laying structure of the communication cable according to
[0018]
The underground laying structure of the communication cable according to claim 5 is the inflection part of any one of
By using the fixing member, the pipe can be installed along the substantially upper portion of the inner wall of the branch pipe in the branch pipe having the inflection portion. As a result, it is possible to prevent the function of the branch pipe from being impaired.
[0019]
The underground laying structure of the communication cable according to
By holding the pipe by the fixing member in the branch pipe near the branch pipe port, the pipe can be installed along substantially the upper part of the inner wall of the branch pipe. As a result, it is possible to prevent the original function of the branch pipe from being damaged. In particular, when the guide tube is arranged in the main tube, when the guide tube does not pass directly under the branch tube, that is, when the branch tube port is provided on the side surface of the main tube, there is no need to use a guide member. A configuration using only the fixing member is desirable.
[0020]
The underground cable laying structure of the communication cable according to claim 75 or 6In,in frontThe pipe is slidable with respect to the fixing member. According to this configuration, PaSlidableHardSince it is held by the fixed member, it is possible to prevent the pipe from being disconnected by pulling the pipe with an excessive force during the laying operation of the communication cable.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. In the following description, a sewer pipe is assumed as an underground pipe. However, in the present invention, the underground pipe is not limited to a sewer pipe. For example, a gas pipe using a steel pipe or a water pipe using a cast iron pipe. It can be applied to all underground pipelines such as pipelines, rainwater pipelines, and power cable pipelines. Moreover, when the manhole is not provided in the section of the underground conduit where the communication cable is laid, it is possible to implement the present invention by forming a resistance.
[0024]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an example of an underground pipe laying structure of a
[0025]
In carrying out the present invention, in the underground pipeline, particularly in the pipeline where sewage flows in the lower part of the
[0026]
Here, the bending characteristics of the
[0027]
In the present embodiment, the
[0028]
Furthermore, in the case where a material having no water tightness such as a flexible pipe or a cylindrical fabric made of stainless steel or plastic is used for the
[0029]
The
[0030]
A
[0031]
Further, a plurality of
[0032]
Next, the structure form of the
[0033]
When the
[0034]
On the other hand, when the
[0035]
Further, when the branch pipes 4 and 5 have the
[0036]
Next, the configuration in which the
[0037]
FIG. 4 shows a diagram in which the
[0038]
In FIG. 5, the
[0039]
In order to protect the
[0040]
In FIG. 6, the
[0041]
In FIG. 7, a branching
[0042]
The configuration shown in FIGS. 6 and 7 is used when the
[0043]
The
[0044]
FIG. 8 shows another embodiment of the arrangement of the
[0045]
When the number of branch pipes is larger than that of the
[0046]
When the caller is connected to the
[0047]
In order to prevent the plurality of
[0048]
The following is an example of a method for carrying out the present invention.
[0049]
First, in the
[0050]
The
[0051]
At the construction site, first, a traction measure is routed between the
[0052]
Next, one end of the traction measure and the
[0053]
Next, the
[0054]
When the
[0055]
On the other hand, when the branch pipes 4 and 5 are provided substantially above the
[0056]
Then, the thin wire is cut to release the reduced diameter of the cylindrical fixing
[0057]
Subsequently, one end of the
[0058]
However, here, when the branch pipes 4 and 5 have the
[0059]
As described above, the
[0060]
For a house where the
[0061]
When the call line and the
[0062]
Further, the underground cable laying structure of the
(1) Temporary tension may be applied to the
(2) When the number of branch pipes is relatively small, the
(3) The configuration of the
(4) The configuration of other laying auxiliary members such as the
(5) When the length between the
[0063]
【The invention's effect】
According to the underground cable laying structure of the communication cable in the present invention, the communication cable laid in the underground pipe line has a bending characteristic that is at least the allowable bending radius of the communication cable from the branch pipe port to the branch pipe rod. Since the cable is inserted into the pipe, the communication cable is not extremely bent and disconnected in the branch pipe. In addition, since the communication cable is protected by the pipe, the water resistance and chemical resistance are not lost, and it is possible to prevent the cable from being hit by a hook and disconnecting it. Disconnection of the communication cable is prevented. Even when the inside of a branch pipe is cleaned by high-pressure cleaning, the communication cable does not touch the high-pressure cleaning water and is damaged and does not break. Further, in the main pipe, the communication cable can be protected from the outside in the same manner as described above by housing the communication cable in the guide pipe. In addition, it is possible to prevent obstructing the original function of the pipeline by installing the communication cable in the upper part of the pipeline by appropriately using laying auxiliary members such as guide members, fixing members, loosening prevention materials, etc. in the underground pipeline. it can.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an embodiment of an underground cable laying structure for a communication cable according to the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a state in which a guide member holds a guide tube, a communication cable, and the like.
FIG. 3 is a perspective view showing a laying state of communication cables in the main pipe and a state in which a fixing member is used in a branch pipe branched from the main pipe.
FIG. 4 is a perspective view showing a state in which a communication cable is branched from a guide tube.
FIG. 5 is a perspective view showing a state in which a communication cable is branched from a guide tube having a branching tool according to an embodiment.
FIG. 6 is a perspective view showing a state where a communication cable inserted into a pipe is branched from a guide pipe.
FIG. 7 is a perspective view showing a state in which a communication cable is branched from a guide tube having a branching tool according to another embodiment.
FIG. 8 is a perspective view showing another embodiment of the arrangement in the guide tube such as the guide tube and the communication cable according to the present invention.
FIG. 9 is a perspective view showing an embodiment of a fixing member for laying a communication cable or the like on the upper side in a branch pipe.
FIG. 10 is a cross-sectional view showing an example of an outdoor communication cable in the prior art.
FIG. 11 is a cross-sectional view showing an example of a communication tape core wire used in an outdoor communication cable in the prior art.
FIG. 12 is a cross-sectional view showing an example of an indoor communication cable in the prior art.
FIG. 13 is a cross-sectional view showing another example of an indoor communication cable in the prior art.
FIG. 14 is a perspective view showing an embodiment of a slack preventing material for preventing slack of a guide tube or the like in the main pipe.
15 is a cross-sectional view showing a state in which a guide pipe and the like are held substantially in the main pipe using the slack preventing material shown in FIG. 14 in the main pipe.
[Explanation of symbols]
1 Main
A few manholes
4,5 branch pipe
6,7 Branch port
8,9 Branch pipe
11 Guide tube
12 Bifurcation tool
16 pipes
17 Communication cable
18 opening
21 Tension member
26 inflection part
28 Mains communication cable
30 Guide member
31 Slide part
32 Branch slide part
34 Tension mechanism
41 Cylindrical fixing part
42 Tapered surface
43 Cylindrical fixing part
44 Slide part
45 Fixing member
50 Slack prevention material
51 Cylinder fixing part
Claims (7)
前記地中管路内に設置される通信ケーブルは、本管においてガイド管内に収容され、少なくとも前記分岐管口から前記分岐管の端部である分岐管桝まで、前記ガイド管から分岐するパイプ内に入線され、
前記パイプの許容曲げ半径は、前記通信ケーブルの許容曲げ半径以上であり、
前記ガイド管は、内部に収容されたテンションメンバに張力が加えられていることによって、本管内に敷設されており、
前記分岐管口に、
前記分岐管内に嵌合固定される円柱状固定部と、
該円柱状固定部から前記本管側に突出して、前記ガイド管を摺動可能に保持するスライド部と、
該円柱状固定部の内側に設けられ、前記パイプを前記分岐管の内壁に沿って摺動可能に保持する分岐スライド部とを有する、誘導部材が取り付けられていることを特徴とする通信ケーブルの地中管路内敷設構造。The underground pipeline has a main pipe and a branch pipe branched from a branch pipe port provided in the main pipe,
Communication cables installed in the ground conduit is received in the guide tube in the main, from at least the branch pipe opening to the end of the branch pipe Masuichi of the branch pipe, the pipe branching from the guide tube Entered the line,
Allowable bending radius of the pipe, permissible tolerance bend der than the radius of the communication cable,
The guide pipe is laid in the main pipe by applying tension to the tension member accommodated therein,
In the branch pipe port,
A columnar fixing portion fitted and fixed in the branch pipe;
A slide part that protrudes from the cylindrical fixing part toward the main pipe and holds the guide pipe slidably;
A communication cable comprising a branch slide portion provided inside the cylindrical fixed portion and holding the pipe slidably along the inner wall of the branch pipe, and having a guide member attached thereto Underground pipe laying structure.
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