JP4423778B2

JP4423778B2 - Refined product improvement material and refined product comprising the same

Info

Publication number: JP4423778B2
Application number: JP2000301545A
Authority: JP
Inventors: 元章西浦; 守王古井; 哲夫坂田
Original assignee: Fuji Oil Co Ltd
Current assignee: Fuji Oil Co Ltd
Priority date: 2000-10-02
Filing date: 2000-10-02
Publication date: 2010-03-03
Anticipated expiration: 2020-10-02
Also published as: JP2002101856A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、煮込み耐性と咀嚼しやすさの両方に優れた練製品に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
練製品特に水産練製品には、板蒲鉾、揚げ蒲鉾、竹輪などの焼き蒲鉾、カニ風味蒲鉾、つみれなど様々な種類のものがあり、その調理のされ方も様々ではあるが、代表的には「おでん」と称されるような、出汁中で煮込み調理に供する用途が最も多い。
【０００３】
従い水産練製品は、煮込み時の煮くずれに対する耐性は重要な品質であり、煮込み時に短時間で煮くずれすると、家庭で調理する場合ばかりではなく、特に業務用などの様に長時間煮込む場合は著しく商品価値が低いものとみなされる。そして「足」という弾力のある食感が重要視される元来の蒲鉾類は、煮込み耐性も有するものであったが、近年においてはそのような弾力のある練製品が好まれず、数回咀嚼するだけで呑み込むことの可能な柔らかい練製品が主流となりつつある。これらの柔らかい練製品とて、煮込んで食する場合には、煮込み耐性が求められることにかわりないが、柔らかい食感の練製品は、総じて出汁中で煮込んだ場合は煮くずれが早く、咀嚼しやすい柔らかい食感と煮込み耐性とは相反するものであった。
【０００４】
また煮込み耐性を向上させようとして、澱粉類や弾力増強剤を練製品に使用して煮込み耐性を向上させることはできるものの、惣菜的な柔らかい食感を損なう難点がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は上記のような、柔らかく惣菜的な練製品であっても長時間の煮込み耐性を有するものを得ることができないか、或いは又、簡単に惣菜的な柔らかく良好な食感の練製品を得ることができないかを種々検討を行なう中で、練り生地中に若干量の組織状大豆たん白を含んでいることによってその解決が図れることを見出し、この発明を完成した。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
即ち、この発明は、組織状蛋白を製品中の乾物重量として０．５〜５重量％含有する練製品である。該組織状蛋白は、粉砕若しくは解繊した状態で存在するのがよく、また、該組織状蛋白は澱粉類または澱粉類とアルカリ土類金属化合物を添加して製造されたものが、容易に繊維状にほぐれて使用しやすい。
この発明はまた、澱粉類または澱粉類とアルカリ土類金属化合物を添加して製造された組織状蛋白を有効成分とする練製品改良材である。
【０００７】
【発明の実施の形態】
組織状蛋白自体は、通常、蛋白原料及び水をエクストルーダーに供給し加熱・加圧し、ダイより押し出すことにより造粒組織化したもので、その一般的製造法は知られており、また市場で容易に入手できる。
即ち、組織状蛋白の蛋白原料は通常、丸大豆、脱脂大豆, 濃縮大豆蛋白, 分離大豆蛋白等の大豆蛋白が用いられ、落花生, 菜種, 綿実など油糧種子由来の蛋白、小麦, トウモロコシ等穀物由来の蛋白、等、加熱ゲル形成性のある他の蛋白を併用したものでもよい。組織状蛋白の原料中の蛋白質含量は乾物換算で４０〜８５％、原料中の水分は１２〜５０％の範囲で通常製造される。エクストルーダーは、一軸エクストルーダーでも二軸以上の複軸エクストルーダーでも用いることができるが、品質の安定性の点から二軸型のものが好ましい。
【０００８】
組織状蛋白の市販品は吸水して挽肉様の粒感を生じる程度の大きさのものから、肉塊様の食感を生じる程度の大きさのものまであるが、この発明では、練製品の基本的食感を損なわない大きさ、換言すれば練り生地の中に存在して粒感を殆ど生じない程度にダウンサイズ化して存在させるのがよい。ダウンサイズ化して存在させる方法は、練り生地中に添加する前に組織状蛋白を粉砕する方法、予め（自重の１．５倍量から３倍量の水で）水戻しするかまたはせずして練製品の母体となる練り生地調製時に練り生地とともに練ることによりほぐす（解繊）方法、或いはそれらを組合せた方法のいずれによってもよいが、解繊する方法の適用は組織状蛋白自体が繊維状にほぐれやすいものでないと困難で、当該繊維状にほぐれやすい組織状蛋白は、その製造原料として、澱粉類または澱粉類とアルカリ土類金属化合物を含ませることにより得ることができる。そして予め粉砕する場合の組織状蛋白の大きさは通常２０メッシュオンの大きな粒度のものが３０％以下にするのが好ましいのに対して、ほぐす（解繊する）用途の組織状大豆蛋白は通常の挽肉様素材として使える大きさのものでもよい。
【０００９】
組織状蛋白をほぐれやすくするのに適した澱粉類の量は、組織状蛋白の原料中に乾物換算で６〜４０％好ましくは８〜３０％含むのがよい（少な過ぎるとほぐれにくく、多過ぎると水戻し後に溶けてしまう）。アルカリ土類金属化合物の添加は、緻密な繊維状構造の形成を容易にするためかより少量の組織状蛋白で容易に万遍なく分散させるのが容易である。アルカリ土類金属化合物を用いる場合の適した含量は組織状蛋白の原料中に乾物換算でアルカリ土類金属として０．０１〜３％好ましくは０．１〜２％の範囲がよい。
【００１０】
上記澱粉類は、小麦粉、小麦澱粉、馬鈴薯澱粉、コーンスターチ、タピオカ澱粉などその由来を問わず、また、それらの化工澱粉でも差し支えない。アルカリ土類金属化合物としては、硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、塩化カルシウム、水酸化カルシウム、硫酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、塩化マグネシウム、水酸化マグネシウムなどが例示される。
【００１１】
組織状蛋白の使用量は練り製品中（具材や種物などを除外）の乾物重量として０．５〜５重量％とする。少な過ぎると、咀嚼しやすいやわらかさにしがたく、煮込み耐性の維持・向上効果も乏しい。多過ぎると生地の結着性低下がおこり、芋羊羹や団子が舌でグチャっとつぶれるような、練り製品とは異質の食感に転化する。煮込み耐性の向上と、食感の惣菜的なソフト化を練り生地に与えるのは、望ましくは１重量％から４重量％の間での使用が望ましい。
【００１２】
練製品の原料である練生地は、上記少量の組織状蛋白を用いる他は、公知のものでよく、代表的には、魚肉、家禽肉の摺身（魚肉としてはスケソウダラ、南ダラ、ホキ、グチ、エソ、サメ、金目鯛、イトヨリ、鰯、アジ、家禽肉としては、鶏肉、兎肉、などが例示できる）や植物蛋白（分離大豆蛋白、濃縮大豆蛋白、脱脂大豆、小麦蛋白）のペーストを主原料として用いることができ、摺身の一部または全部はおとしみであってもよい。また必要に応じてゼラチン、卵白、澱粉類（馬鈴薯澱粉、小麦澱粉、タピオカ澱粉などの澱粉類）などの副資材を添加してもよいし、通常の練り製品と同様に食塩，砂糖，グルタミン酸ソーダー等の調味料、葱，ごま，ニンジン、ゴボウ、キャベツ、海老等の具材等が使用できる。
【００１３】
上記原料は、配合、練り、及び成型をして生地とされ、それらは常法により行なうことができるが、前記組織状大豆蛋白を練り生地中で解繊する場合は、均質にほぐして分散させるため、練り行程の前半に添加することが好ましい。また練り行程で使用する混練機はカッターやブレンダーと称される混練機が良好であり、擂潰機も使用できる。
【００１４】
上記のようにして得られた練生地は、油中加熱、焼き加熱、湯中加熱、又は蒸し加熱により加熱を行なうことができる。また、煮込み耐性の向上を目的に組織状大豆蛋白を添加使用する際は、油中加熱や焼き加熱が望ましい。
【００１５】
このようにして得られた製品はお総菜として、または煮炊き調理用の食材（おでん種等）等に適している。また油中加熱、焼き加熱をしたものは長時間の煮込み耐性に優れている。
【００１６】
上記の説明から理解できる様に、澱粉類または澱粉類とアルカリ土類金属化合物を添加して製造された組織状蛋白は、それ自体、或いは他の公知の練り製品添加材と混合して練製品改良材であることができる。
【００１７】
【作用】
本発明において、練り生地中に組織状大豆蛋白が存在している中で何故、組織状大豆蛋白の特定量の存在が、煮込み耐性の向上と、食感の惣菜的なソフト化を付与するのかの理由の詳細は明らかでない。しかし食感の惣菜的ソフト化については練り生地中に微細な組織状大豆蛋白を点在させることで、生地の組織が部分的に阻害されて食感のソフト化が付与されるのではないかと推測される。また煮込み耐性の向上については、加熱後の練製品の表皮の強度がやや強くなる点から、練製品の加熱時に表皮が形成される際、微細にほぐされた組織状大豆蛋白が表皮組織の骨格となり、外皮を強靱にしているものと推測できる。
またその強靱な外皮が、煮込み耐性を向上させているものと推測できる。
【００１８】
【実施例】
以下に実施例を以て本発明を説明する。
実施例１
分離大豆蛋白（ニューフジプロ−Ｅ、蛋白質含量９２％、不二製油（株）製）５５部、脱脂大豆（蛋白質含量５３％）２５部と小麦澱粉２０部を混合し、さらにこの混合原料にカルシウム量で１部に相当する量の硫酸カルシウムを混合したもの並びに水４０部をエクストルーダーに供給して加熱、加圧処理を行い製品を得た。なお、実施例に用いたエクストルーダーは二軸型のものであり、スクリュー回転数２００ｒｐｍ、バレル入口側温度８０℃、中央部１２０℃、出口側１５０℃、ダイの穴の径５mm、粉体原料流量３０kg／時の条件で運転することにより組織状大豆蛋白を製造した。粉砕及び篩がけした粒度の調製後、４メッシュオンは１１重量％、それより小さい６メッシュオンのもの４２重量％、それより小さい８メッシュオンのもの２７重量％、１０メッシュパスのもの２０重量％であった。このものは以下の実施例に示す様に練り製品改良材として有用であった。
【００１９】
実施例２
＜対照例１＞すけそう二級擂り身１００部に、分離大豆蛋白粉末（「フジプロ５４５」（フジプロテインテクノロジー株式会社販）：水：植物油脂が１：４．５：１の乳化組成物５０部をカッターで約４分間練り、これに食塩２．５部を加えて４〜５分塩摺りし、さらに砂糖４部、ＭＳＧ０．６部、小麦澱粉１０部、延ばし水６０部を加えて練り、１個約５０ｇの小判状に成型し、１６０℃の油中で２．５分間加熱して凝固させて、足の強い揚げ蒲鉾様食品を得た。このものの煮崩れ時間は１時間４０分であった。
なお、以下において煮崩れ時間は、対象食品１０個を９０℃の市販の出汁中で煮込み、半数の５個が煮くずれた時間を計測した。
【００２０】
＜対照例２＞食塩量を１．８部にし、塩摺り時間を３分とする他は対照例１と同様にして、咀嚼しやすい揚げ蒲鉾様食品を得た。しかしこのものの煮崩れ時間は１時間４０分であった。
【００２１】
＜組織状蛋白配合品＞実施例１によって得た組織状大豆蛋白を二重量倍の水で戻した水和物を練り生地に対して種々の程度（表中は生地に対する組織状大豆蛋白乾物の重量で表示）、食塩添加直後に加える他は、対照例１と同様にして、揚げ蒲鉾様食品を得た。各揚げ蒲鉾様食品の出汁中で煮くずれ時間は下表のようであった。
【００２２】

【００２３】
対照例１のフライ後の食感は足のある蒲鉾的弾力を感じるものであったのに対し、Ｒｕｎ１のものは、蒲鉾的な食感を有してはいるが、咀嚼しやすい傾向を備えていた。以下Ｒｕｎ２〜４と組織状大豆蛋白の添加量が増えるに従い、タワミのある蒲鉾的な食感がなくなりソフトで咀嚼しやすいものとなったが、Ｒｕｎ５では団子が舌で潰れるようなグチャッした好ましくない食感となった。これらの中で食感的に好ましいものは、組織状大豆蛋白が１％〜４％添加されたものであり、ソフトで咀嚼しやすい、好ましい食感を保っていた。
【００２４】
参考例
澱粉類とアルカリ土類金属化合物を添加していない市販の組織状大豆蛋白（「ニューフジニック１２」不二プロテインテクノロジー株式会社販売、２０メッシュオンは６９重量％、それより小さい４２メッシュオンのもの２５重量％、それより小さい４２メッシュパスのもの３重量％以下）を２％用い、そのまま、または、予め粉砕して用いる他は、対照例１と同様にして揚げ蒲鉾様食品を得た。そのまま添加したものは揚げ蒲鉾様食品に粒状感が感じられまた咀嚼しやすさの改善がなく、煮くずれ時間も１時間４０分であった。これに対して予め粉砕したものは、咀嚼しやすさの改善があり、また煮くずれ時間も２時間であった。
【００２５】
【発明の効果】
以上のように、組織状大豆蛋白を練り生地中に特定量分散させることにより、ソフトで咀嚼しやすい総菜的な練製品が手軽に作成可能となった。また、従来はソフトで咀嚼しやすい食感の練製品は煮込んだ場合、煮くずれる時間が早く、煮込み適性に欠ける点が問題視されてきたが、組織状大豆蛋白を使用することによって煮込み耐性が維持乃至向上した。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a kneaded product excellent in both stew resistance and ease of chewing.
[0002]
[Prior art]
There are various types of paste products, especially fish paste products, such as grilled rice cakes, deep-fried rice cakes, bamboo rings, crab-flavored miso, tsumire, etc. It is most often used for stewed cooking in soup, as it is called “oden”.
[0003]
Therefore, for marine products, resistance to simmering during cooking is an important quality, and when simmering in a short time during simmering, not only when cooking at home, but especially when simmering for a long time, such as for business use Considered to be significantly less valuable. And the original moss, which has an emphasis on the elastic texture of “foot”, was also resistant to simmering, but in recent years, such an elastic paste product has not been preferred, and several times Soft paste products that can be swallowed just by chewing are becoming mainstream. These soft kneaded products do not have to be simmered when simmered, but soft kneaded products generally have a quick boil when chewed in the broth and are chewed. There was a contradiction between easy soft texture and stew resistance.
[0004]
In addition, in order to improve the simmering resistance, starches and elasticity enhancers can be used in the kneaded product to improve the simmering resistance.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The present inventor cannot obtain a product having a long-time simmering resistance, even if it is a soft and delicately prepared product as described above. As a result of various investigations as to whether or not the kneaded product can be obtained, it has been found that the solution can be achieved by including a slight amount of structured soybean protein in the kneaded dough.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
That is, the present invention is a paste product containing 0.5 to 5% by weight of a structured protein as a dry matter weight in the product. The textured protein is preferably present in a pulverized or defibrated state, and the textured protein is produced by adding starches or starches and an alkaline earth metal compound, and can be easily used as a fiber. Easy to use by loosening the shape.
The present invention is also a kneaded product improving material comprising as an active ingredient a starch or a textured protein produced by adding starch and an alkaline earth metal compound.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The textured protein itself is usually granulated and textured by supplying a protein raw material and water to an extruder, heating and pressurizing, and extruding from a die, and its general production method is known, and in the market Easy to obtain.
That is, the protein material of the textured protein is usually soy protein such as whole soybean, defatted soybean, concentrated soybean protein, isolated soybean protein, protein derived from oil seeds such as peanut, rapeseed, cottonseed, wheat, corn, etc. It may be a combination of a protein derived from grains, such as a protein derived from cereal. The protein content in the raw material of the textured protein is usually produced in the range of 40 to 85% in terms of dry matter, and the water content in the raw material is in the range of 12 to 50%. The extruder can be a single-screw extruder or a biaxial or more multi-screw extruder, but a twin-screw type is preferable from the viewpoint of quality stability.
[0008]
Commercially available products of textured proteins range from those that absorb water to produce a ground meat-like grain texture to those that produce a meat-like texture. It is preferable that the basic texture is not impaired, in other words, it exists in the kneaded dough and is downsized to such an extent that it hardly causes graininess. The method of downsizing and existing is to pulverize the textured protein before adding it to the kneaded dough, or to rehydrate in advance (with 1.5 to 3 times its own weight of water) or not. The method of loosening (defibration) by kneading together with the kneaded dough when preparing the kneaded dough that will be the base of the kneaded product, or a combination of these methods may be used. The textured protein that is difficult to loosen into a fibrous form and easily loosened into a fibrous form can be obtained by including starch or starch and an alkaline earth metal compound as a raw material for production. And when the size of the textured protein when pulverized in advance is usually 20 mesh on, it is preferable that the particle size is 30% or less, whereas the textured soy protein for loosening (defibrating) is usually used. It may be of a size that can be used as a minced meat-like material.
[0009]
The amount of starches suitable for making the textured protein easy to loosen should be 6 to 40%, preferably 8 to 30% in terms of dry matter in the raw material of the textured protein. And will melt after rehydration). The addition of an alkaline earth metal compound is easy to disperse easily with a smaller amount of textured protein in order to facilitate the formation of a dense fibrous structure. A suitable content in the case of using an alkaline earth metal compound is in the range of 0.01 to 3%, preferably 0.1 to 2% as alkaline earth metal in terms of dry matter in the raw material of the structured protein.
[0010]
The starches may be derived from wheat starch, wheat starch, potato starch, corn starch, tapioca starch or the like, and may be modified starches thereof. Examples of the alkaline earth metal compound include calcium sulfate, calcium carbonate, calcium chloride, calcium hydroxide, magnesium sulfate, magnesium carbonate, magnesium chloride, magnesium hydroxide and the like.
[0011]
The amount of tissue protein used is 0.5 to 5% by weight as the dry matter weight in the kneaded product (excluding ingredients and seeds). If the amount is too small, it is difficult to chew and soft, and the effect of maintaining and improving stew resistance is poor. If the amount is too much, the binding of the dough will decrease, and the texture will be different from that of the kneaded product, where the rams and dumplings will be crushed by the tongue. It is desirable to use between 1% by weight and 4% by weight to improve the stew resistance and to give the kneaded dough a softening of the texture.
[0012]
The kneaded dough, which is the raw material of the kneaded product, may be a known one except that the above small amount of textured protein is used. Typically, fish and poultry sashimi (for example, walleye pollock, south duck, hoki, Guchi, Eso, Shark, Kinme-don, Itoyori, Salmon, Horse mackerel, Poultry meat such as chicken and salmon meat) and plant protein (isolated soy protein, concentrated soy protein, defatted soy, wheat protein) paste Can be used as the main raw material, and part or all of the fillet may be sashimi. If necessary, auxiliary materials such as gelatin, egg white, starches (potato starch, wheat starch, tapioca starch, etc.) may be added, and salt, sugar, sodium glutamate, etc., as in the case of ordinary kneaded products Seasonings, rice cakes, sesame, carrots, burdock, cabbage, shrimp and other ingredients.
[0013]
The above raw materials are blended, kneaded, and molded into a dough, which can be obtained by a conventional method, but when the textured soy protein is defibrated in the kneaded dough, it is uniformly loosened and dispersed. Therefore, it is preferable to add in the first half of the kneading process. The kneader used in the kneading process is preferably a kneader called a cutter or a blender, and a crusher can also be used.
[0014]
The kneaded dough obtained as described above can be heated by heating in oil, baking, hot water, or steaming. Moreover, when adding and using the textured soybean protein for the purpose of improving stew resistance, heating in oil or baking is desirable.
[0015]
The product thus obtained is suitable as a side dish or as a food for cooking (such as oden seeds). Also, those heated in oil and baked are excellent in long-term simmering resistance.
[0016]
As can be understood from the above explanation, the starch or the textured protein produced by adding starch and an alkaline earth metal compound is mixed with itself or other known kneaded product additives to improve the kneaded product. Can be wood.
[0017]
[Action]
In the present invention, why the presence of a specific amount of textured soy protein in the kneaded dough presents a certain amount of textured soy protein, improves simmering resistance and provides a soft texture of the texture. The details of the reason are not clear. However, with regards to the softening of the texture, the texture of the dough may be partially inhibited by adding fine textured soy protein in the kneaded dough, giving a soft texture. Guessed. In addition, regarding the improvement of stew resistance, since the strength of the skin of the paste product after heating is slightly increased, when the skin is formed during heating of the paste product, the finely crushed soy protein is the skeleton of the skin tissue. It can be assumed that the outer skin is tough.
Moreover, it can be estimated that the tough outer skin has improved the boil resistance.
[0018]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described by way of examples.
Example 1
55 parts of isolated soybean protein (New Fuji Pro-E, protein content 92%, manufactured by Fuji Oil Co., Ltd.), 25 parts of defatted soybean (protein content 53%) and 20 parts of wheat starch are mixed. An amount of calcium sulfate mixed in an amount corresponding to 1 part and 40 parts of water were supplied to the extruder and heated and pressurized to obtain a product. The extruder used in the examples is of a biaxial type, screw rotation speed 200 rpm, barrel inlet side temperature 80 ° C., central portion 120 ° C., outlet side 150 ° C., die hole diameter 5 mm, powder raw material By operating at a flow rate of 30 kg / hour, textured soy protein was produced. After preparation of the crushed and sieved particle size, 4 mesh-on is 11% by weight, smaller 6-mesh-on 42% by weight, smaller 8-mesh-on 27%, 10-mesh pass 20% by weight Met. This was useful as a kneaded product improving material as shown in the following examples.
[0019]
Example 2
<Control Example 1> An emulsified composition 50 containing 100 parts of soy second grade surimi and separated soy protein powder (“Fuji Pro 545” (Fuji Protein Technology Co., Ltd.): water: vegetable oil 1: 4.5: 1. Knead about 4 minutes with a cutter, add 2.5 parts of salt to this and salt for 4-5 minutes, and add 4 parts of sugar, 0.6 parts of MSG, 10 parts of wheat starch, 60 parts of extended water and knead. Each one was molded into an oval of about 50 g and heated in 160 ° C. oil for 2.5 minutes to solidify to obtain a deep-fried crab-like food that had a boiling time of 1 hour and 40 minutes. Met.
In the following, the boiling time was measured by immersing 10 target foods in 90 ° C. commercial soup and halving 5 of them.
[0020]
<Control Example 2> A fried rice cake-like food that is easy to chew was obtained in the same manner as Control Example 1 except that the salt amount was 1.8 parts and the salting time was 3 minutes. However, the boiling time of this product was 1 hour 40 minutes.
[0021]
<Structured protein blended product> Hydrate obtained by returning the structured soy protein obtained in Example 1 with double amount of water to various degrees to the kneaded dough (in the table, the textured soy protein dry matter with respect to the dough) Fried rice cake-like food was obtained in the same manner as in Control Example 1 except that it was added immediately after the addition of salt. The table below shows the cooking time of each fried rice cake-like food.
[0022]

[0023]
The texture after the fried food of Control Example 1 felt that it had a habitual elasticity with legs, whereas that of Run1 had a habitable texture but had a tendency to chew easily. It was. As the amounts of Runs 2 to 4 and textured soy protein increased, the wrinkled texture disappeared and it became soft and easy to chew. However, in Run 5, the dumpling was crushed with the tongue. It became a texture. Among these, those preferred in terms of texture are those to which 1% to 4% of the textured soy protein is added, and the preferred texture is soft and easy to chew.
[0024]
Reference example: Commercially available textured soy protein to which starches and alkaline earth metal compounds are not added ("New Fujinic 12" sold by Fuji Protein Technology Co., Ltd., 20 mesh on is 69% by weight. Fried rice cake-like like Control Example 1 except that 25% by weight of small 42 mesh on and 3% by weight or less of 42 mesh pass smaller than 2% are used as it is or after pre-grinding Got food. When added as it was, the deep-fried rice cake-like food had a granular feeling, and the ease of chewing was not improved, and the cooking time was 1 hour and 40 minutes. On the other hand, the pulverized product had improved ease of chewing and the cooking time was 2 hours.
[0025]
【The invention's effect】
As described above, by preparing a specific amount of textured soy protein in a kneaded dough, it becomes possible to easily produce a soft and easy-to-chew prepared vegetable paste product. Conventionally, soft and easy-to-chew textured kneaded products have been regarded as problematic when they are boiled, and the time to boil is short and lacks suitability for cooking. Maintained or improved.

Claims

6-40% of one or more types of starch selected from wheat flour, wheat starch, potato starch, corn starch, and tapioca starch, and 0.01 to 3% of calcium compound as calcium, starches and other calcium compounds A kneaded product containing 0.5 to 5% by weight as a dry matter weight in a product in a defibrated state, a structured soy protein which is mixed with a raw material and then heated and pressurized to form a texture.

6-40% of one or more types of starch selected from wheat flour, wheat starch, potato starch, corn starch, and tapioca starch, and 0.01 to 3% of calcium compound as calcium, starches and other calcium compounds It is mixed with a raw material, heating, as an active ingredient a tissue-like soybean protein was organized performs pressure treatment, paste products modifying material.