JP4413384B2 - ポールプリズムを傾動することによる位置測定方法及びこのために用いる装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トータルステーション(電子式測距測角儀)とポールプリズムを用いた位置測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、測点の位置を測定するときには、図3に示したように、ポール1にプリズム2が1つ付いたポールプリズム3を測点Pに鉛直に立て、トータルステーション10を位置が既知である既知点Oに設置し、トータルステーション10により、プリズム2を視準し、既知点Oから測点Pまでの距離、水平角、高度角を測定していた。プリズム2は、プリズム2と入射光のなす角にかかわらず、ほとんど損失なく反射光を入射光の来た方向に返すためものである。
【0003】
トータルステーション10は、望遠鏡12を備え、さらに、図4に示したように、望遠鏡12の向いている方向の水平角と高度角を測定する角度測定手段14と、望遠鏡12がプリズム2を視準しているとき、プリズムに向けて光波を発射し、プリズム2からの反射光を受光することにより、プリズム2までの距離を測定する距離測定手段16と、これらの測定手段14、16の測定結果を表示する表示手段18と、望遠鏡12を自動的にプリズム2に視準する自動視準手段20と、これら各手段の制御と各測定結果の処理を行うメイン制御手段22とを備えている。また、トータルステーション10は、図示しない送受信手段を備え、メイン制御手段22を有線又は無線の通信手段23を介して、図示しない送受信手段を備えた外部制御装置24等に接続して使用することもある。外部制御装置24は、トータルステーション10の測定開始又は終了等の制御指令を送信するとともに、トータルステーション10で測定した測定値を受信して記憶することができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、トータルステーション10で測点Pの位置を測定するときは、ポールプリズム3の下端5を測点Pの上に置き、かつ、ポールプリズム3を正確に鉛直に立てなければならない。このため、ポールプリズム3には図示しない円形気泡管が備えられていて、ポールプリズム3側作業者は円形気泡管を見ながらポール1を鉛直に立てていた。しかし、円形気泡管の精度は高くないことや、トータルステーション10とポールプリズム3とは、夫々異なる作業者によって操作されるため、ポールプリズム3が正確に鉛直に立った状態のときに、トータルステーション10で測点Pの位置測定を行うことは容易ではなかった。
【0005】
そこで、円形気泡管によりポールプリズムを鉛直に立てることなく、測点の位置を正確に測定できる測定方法及びこのために用いるトータルステーションを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明では、ポールプリズムの下端からプリズムまでの距離Rが既知であるポールプリズムの下端を測点に置き、該測点を回転中心にして前記ポールプリズムを傾動させるとともに、トータルステーションで、前記プリズムの異なった位置を3回以上測定し、測点の位置を(x0,y0,z0)とし、i回目の測定のプリズムの位置が(xi,yi,zi)だったとき、(xi−x0) 2 +(yi−y0) 2 +(zi−z0) 2 =R 2 の方程式を作り、前記方程式を3つ以上組み合わせた連立方程式を解いて、前記測点の位置を求めることを特徴とする。ただし、前記iは、測定順序を表す正の整数である。
請求項2に係る発明では、請求項1に係る発明において、前記プリズムの異なった位置を4回以上測定し、前記方程式を4つ以上組み合わせた連立方程式から最小二乗法によって前記測点の位置を求めることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、ポールプリズムの下端からプリズムまでの距離が未知であるポールプリズムの下端を測点に置き、該測点を回転中心にしてポールプリズムを傾動させるとともに、トータルステーションで、前記プリズムの異なった位置を4回以上測定し、測点の位置を(x0,y0,z0)とし、i回目の測定のプリズムの位置が(xi,yi,zi)だったとき、(xi−x0) 2 +(yi−y0) 2 +(zi−z0) 2 =R 2 の方程式を作り、前記方程式を4つ以上組み合わせた連立方程式を解いて、前記測点の位置を求めることを特徴とする。ただし、前記iは、測定順序を表す正の整数である。
請求項4に係る発明では、請求項3に係る発明において、前記プリズムの異なった位置を5回以上測定し、前記方程式を5つ以上組み合わせた連立方程式から最小二乗法によって前記測点の位置を求めることを特徴とする。
請求項5に係る発明のトータルステーションでは、下端を測点に置き、該測点を回転中心にして傾動運動しているポールプリズムに対して、前記ポールプリズムのプリズムを視準した瞬間に該プリズムまでの距離を測定する距離測定手段と、前記距離を測定した瞬間のプリズムの水平角及び高度角を測定する角度検出手段と、前記距離を測定した瞬間のプリズムの位置に関する測定値を記憶する位置記憶手段と、前記位置記憶手段に記憶された3点以上のプリズムの位置に基づいて請求項1、2、3又は4に記載の位置測定方法により測点の位置を求める演算手段とを備えたことを特徴とする。
請求項6に係る発明では、トータルステーションと、該トータルステーションと通信手段を介して接続された外部制御装置とからなる位置測定システムにおいて、前記トータルステーションは、下端を測点に置いて該測点を回転中心にして傾動運動しているポールプリズムに対して、前記ポールプリズムのプリズムを視準した瞬間に該プリズムまでの距離を測定する距離測定手段と、前記距離を測定した瞬間のプリズムの水平角及び高度角を測定する角度検出手段とを備え、前記外部制御装置は、前記距離を測定した瞬間のプリズムの位置に関する測定値を記憶する位置記憶手段と、前記位置記憶手段に記憶された3点以上のプリズムの位置に関する測定値に基づいて請求項1、2、3又は4に記載の位置測定方法により測点の位置を求める演算手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の原理を述べる。図3に示したように、既知点Oにトータルステーション10を設置するとともに、測点Pの上にポールプリズム3の下端5を置く。そして、図1に示したように、ポールプリズム3側作業者は、ポールプリズム3を測点Pを回転中心にして任意の方向に傾動させる。このとき、傾動させる方向は任意の方向でよく、刻々とその方向を変化させてもよいし、ポールプリズム3を測点Pを頂点とする円錐側面に沿うように傾動させてもよい。すなわち、ポールプリズム3の下端5を測点Pに置き、プリズム2の位置が刻々と変化するように、ポールプリズム3を傾動させればよい。
【0008】
これに対して、トータルステーション10で、適当な時間間隔でプリズム2までの距離と水平角と高度角を測定し、これらの距離と水平角と高度角から、既知点Oを原点とした直交座標での位置(xi,yi,zi)を得る。ただし、添字iは、測定順序を表す正の整数(1、2、3、・・・・・)である。
【0009】
ここで、測点Pの直交座標での位置を(x0,y0,z0)、ポールプリズム3の下端5からプリズム2の中心までの距離を既知のRとすると、
(xi−x0)2+(yi−y0)2+(zi−z0)2=R2 (1)
が成り立つ。そこで、プリズム2が異なる3点にあるとき、夫々のプリズム2の位置(x1,y1,z1)(x2,y2,z2)(x3,y3,z3)が求まったとすると、次の3元連立二次方程式が得られる。
(x1−x0)2+(y1−y0)2+(z1−z0)2=R2 (2)
(x2−x0)2+(y2−y0)2+(z2−z0)2=R2 (3)
(x3−x0)2+(y3−y0)2+(z3−z0)2=R2 (4)
これを解くと、(x0,y0,z0)が求まる。ただし、この方程式からは一般に解が2つ出るため、正しい位置として、このうち一方を選択する必要がある。また、測定回数が少ないことによる誤差の恐れもあるので、特に高精度に測点Pの位置を求めるときには、次に述べるように測定回数を多くして最小二乗法を用いる。
【0010】
プリズム2の位置を4回以上測定すると、次のn元連立二次方程式(ただし、nは4以上の整数)が得られる。
(x1−x0)2+(y1−y0)2+(z1−z0)2=R2 (5)
(x2−x0)2+(y2−y0)2+(z2−z0)2=R2 (6)
− − − − −
(xi−x0)2+(yi−y0)2+(zi−z0)2=R2 (7)
− − − − −
(xn−x0)2+(yn−y0)2+(zn−z0)2=R2 (8)
このように、未知数x0、y0、z0よりも方程式が多い場合には、最小二乗法によって、未知数を求めることが普通である。ここで、xi、yi、ziがそれぞれ誤差Δxi、Δyi、Δziを含むとすると、すなわち、xi、yi、ziを夫々xi+Δxi、yi+Δyi、zi+Δziと置き換えると、残差 ΔRiは、
ΔRi=(xi−x0)2+(yi−y0)2+(zi−z0)−R2
+2Δxi(xi−x0)+2Δyi(yi−y0)+2Δzi(zi−z0)
(9)
となる。この残差ΔRiの二乗の総和Σ(ΔRi)2を最小にするように、x0、y0、z0を求めると、最も確からしいx0、y0、z0が求まる。この解法は、最小二乗法といわれ、当業者に周知である。したがって、この解法の説明は省略する。このように、測定回数nを大きくして、最小二乗法で得られた位置(x0,y0,z0)は、誤差が小さく信頼できるものとなる。
【0011】
前記測定方法では、ポールプリズム3の下端5からプリズム2までの距離Rを既知としたが、Rも未知数であるしても、前記した方法と同様に4点のプリズム2の位置が得られれば、4元連立二次方程式が得られ、測点Pの位置(x0,y0,z0)が求まり、5点以上のプリズム2の位置が得られれば、n元連立二次方程式(ただし、nは5以上の整数)が得られ、最小二乗法によって、測点Pの位置を求めることができる。
【0012】
次に、トータルステーション10において、本発明の位置測定方法を行う手順を説明する。トータルステーション10は、図2のフローチャートで示したような位置測定を行うためのプログラムを内蔵する以外は、図3及び図4に示した従来のものと同じである。
【0013】
まず、ポールプリズム3側の作業者は、プリズム2がトータルステーション10を向くようにしながら、ポールプリズム3の下端5を測点Pに置いて、ポールプリズム3を測点Pを回転中心にして傾動させる。このような動作をトータルステーション10側作業者から止めの合図があるまで続ける。
【0014】
これに対して、トータルステーション10は、図2のフローチャートに示したような手順で測点Pの位置測定を行う。
【0015】
まず、トータルステーション10側の作業者は、ポールプリズム3が傾動運動していることを確認した後に、図示しないスタートスイッチを押す。すると、ステップ1(S1)に進み、自動視準手段20がONになり、トータルステーション10の望遠鏡12がプリズム2の視準を開始する。この視準は、後記ステップ5(S5)に進むまで継続する。なお、自動視準手段を備えていないときは、この視準は人手で行う。
【0016】
次に、ステップ2(S2)に進み、プリズム2までの距離測定を行う。この距離測定は、望遠鏡12がプリズム2を視準した瞬間にメイン制御手段22からの指示により自動的に行う。もちろん、作業者が、その都度、距離測定スイッチを押すことにより距離測定を行うことも可能である。
【0017】
プリズム2までの距離が求まったら、ステップ3(S3)に進み、距離測定手段16から得られた距離と、距離測定を行った瞬間に角度測定手段14から得られた水平角と高度角は、メイン制御手段22に送られ、直交座標での位置(xi,yi,zi)に変換されて記憶される。なお、角度測定手段14は、常時水平角と高度角を出力しているから、特別の操作しなくても、距離測定を行った瞬間の水平角と高度角を得ることができる。もちろん、プリズム2の位置に関する測定値としては、直交座標での位置ではなく、距離、水平角、高度角をそのまま記憶しておいてもよい。このステップ3(S3)が、請求項5に記載の位置記憶手段に相当する。
【0018】
プリズム2の位置に関する測定値を記憶すると、ステップ4(S4)に進み、プリズム2に関して、設定数以上の位置に関する測定値を記憶したかどうかを調べ、設定数の位置に関する測定値を記憶したときにはステップ5(S5)に進み、そうでないときはステップ2(S2)に戻る。
【0019】
ステップ5(S5)に進むと、プリズム2の視準を停止し、3点以上測定したプリズム2の位置(xi,yi,zi)を用い、前記したようなn元連立二次方程式(2)−(4)、(5)−(8)から、普通の代数的解法により、又は最小二乗法により、測点Pの位置を求め、表示手段28にこれを表示する。もちろん、距離、水平角、高度角からなる位置に関する測定値に基づいても、測点Pの位置が求まることは言うまでもない。このステップ5(S5)が、請求項5に記載の演算手段に相当する。
【0020】
本実施例のトータルステーション10では、自動的に測点Pの位置を求めることができるので、トータルステーション10側の作業者の負担がほとんどなくなる。また、ポールプリズム3側の作業者がポールプリズム3を傾動させ始めたら、直ちにトートタルステーション10により位置測定を開始できるので、能率的な位置測定が可能になる。なお、自動視準手段を備えないトータルステーション10でも、作業者がプリズム2を視準することで、同様の位置測定方法を実現することができる。
【0021】
ところで、本発明は、前記実施例に限ることなく、種々の実施例がある。たとえば、トータルステーション10は、メイン制御手段22を有線又は無線の通信手段23を介して外部制御装置24等に接続してもよい。この場合、図2のフローチャートにおいて、ステップ3(S3)のプリズム2の位置に関する測定値の記憶からステップ5(S5)の測点Pの位置計算と表示までを行うプログラムをトータルステーション10に内蔵させてもよいが、外部制御装置24に内蔵させて、なるべくトータルステーション10のメイン制御手段22の負担が少なくなるようにしてもよい。
【0022】
このような外部制御装置を備えると、トータルステーション10を遠方から操作できるので、ポールプリズム3側作業者1人で、測点Pの位置測定を行うことができ、作業能率が向上する。また、トータルステーション10で求めた測定値を外部制御装置24へ送信して表示させることもできるので、ポールプリズム3側作業者が測定値を確認できるので、安心して作業を進めることができる。また、外部制御装置24で記憶した測定値をさらにパーソナルコンピュータへ転送すると、これらの測定値を用いて、パーソナルコンピュータで種々の測量計算や図面作成を能率的に行うことができる。
【0023】
【発明の効果】
以上に述べたように、請求項1又は3に係る発明によれば、ポールプリズムを正確に鉛直に保つ必要がなく、単に傾動させるだけでよいので、ポールプリズム側の作業者の負担が大幅に減る。また、ポールプリズム側の作業者がポールプリズムを傾動させ始めたら、直ちにトータルステーション側の作業者は位置測定を開始できるので、能率的な位置測定が可能になる。
請求項2又は4に係る発明によれば、最小二乗法を用いて測点の位置を求めているから、誤差が小さく信頼できる位置が求まる。
請求項5に係る発明のトータルステーションを用いることにより、請求項1−4に係る発明に係る位置測定方法を行うことができ、これらの発明の効果を奏すことができる。さらに、自動視準手段を備えたトータルステーションを用いることにより、自動的に測点の位置を求めることができるので、トータルステーション側の作業者の負担がほとんどなくなる。
請求項6に係る発明によれば、トータルステーションと外部制御装置を通信手段を介して接続したため、トータルステーションを遠方から操作できるので、ポールプリズム側作業者1人で、測点の位置測定を行うことができ、作業能率が向上する。また、トータルステーションで求めた測定値を外部制御装置へ送信して表示させることもできるので、ポールプリズム側作業者が測定値を確認でき、安心して作業を進めることができる。さらに、外部制御装置に記憶した測点値をパーソナルコンピュータへ転送すると、これらの測点値を用いて、パーソナルコンピュータで種々の測量計算や図面作成を能率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置測定方法におけるポールプリズムの傾動方法を示す図である。
【図2】トータルステーションにおいて、本発明の位置測定方法を行うフローチャートである。
【図3】従来の位置測定方法を説明する図である。
【図4】従来及び本発明のトータルステーションのブロック図である。
【符号の説明】
1 ポール
2 プリズム
3 ポールプリズム
5 下端
10 トータルステーション
O 既知点
P 測点
Claims (6)
- ポールプリズムの下端からプリズムまでの距離Rが既知であるポールプリズムの下端を測点に置き、該測点を回転中心にして前記ポールプリズムを傾動させるとともに、
トータルステーションで、前記プリズムの異なった位置を3回以上測定し、測点の位置を(x0,y0,z0)とし、i回目の測定のプリズムの位置が(xi,yi,zi)だったとき、(xi−x0) 2 +(yi−y0) 2 +(zi−z0) 2 =R 2 の方程式を作り、前記方程式を3つ以上組み合わせた連立方程式を解いて、前記測点の位置を求めることを特徴とする位置測定方法。ただし、前記iは、測定順序を表す正の整数である。 - 前記プリズムの異なった位置を4回以上測定し、前記方程式を4つ以上組み合わせた連立方程式から最小二乗法によって前記測点の位置を求めることを特徴とする請求項1に記載の位置測定方法。
- ポールプリズムの下端からプリズムまでの距離Rが未知であるポールプリズムの下端を測点に置き、該測点を回転中心にしてポールプリズムを傾動させるとともに、
トータルステーションで、前記プリズムの異なった位置を4回以上測定し、測点の位置を(x0,y0,z0)とし、i回目の測定のプリズムの位置が(xi,yi,zi)だったとき、(xi−x0) 2 +(yi−y0) 2 +(zi−z0) 2 =R 2 の方程式を作り、前記方程式を4つ以上組み合わせた連立方程式を解いて、前記測点の位置を求めることを特徴とする位置測定方法。ただし、前記iは、測定順序を表す正の整数である。 - 前記プリズムの異なった位置を5回以上測定し、前記方程式を5つ以上組み合わせた連立方程式から最小二乗法によって前記測点の位置を求めることを特徴とする請求項3に記載の位置測定方法。
- 下端を測点に置き、該測点を回転中心にして傾動運動しているポールプリズムに対して、前記ポールプリズムのプリズムを視準した瞬間に該プリズムまでの距離を測定する距離測定手段と、前記距離を測定した瞬間のプリズムの水平角及び高度角を測定する角度検出手段と、前記距離を測定した瞬間のプリズムの位置に関する測定値を記憶する位置記憶手段と、前記位置記憶手段に記憶された3点以上のプリズムの位置に関する測定値に基づいて請求項1、2、3又は4に記載の位置測定方法により測点の位置を求める演算手段とを備えたことを特徴とするトータルステーション。
- トータルステーションと、該トータルステーションと通信手段を介して接続された外部制御装置とからなる位置測定システムにおいて、
前記トータルステーションは、下端を測点に置いて該測点を回転中心にして傾動運動しているポールプリズムに対して、前記ポールプリズムのプリズムを視準した瞬間に該プリズムまでの距離を測定する距離測定手段と、前記距離を測定した瞬間のプリズムの水平角及び高度角を測定する角度検出手段とを備え、
前記外部制御装置は、前記距離を測定した瞬間のプリズムの位置に関する測定値を記憶する位置記憶手段と、前記位置記憶手段に記憶された3点以上のプリズムの位置に関する測定値に基づいて請求項1、2、3又は4に記載の位置測定方法により測点の位置を求める演算手段とを備えたことを特徴とする位置測定システム。
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