JP4412794B2 - 造水用車両 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、海水または河川水などの濁水に水処理を施し、飲料水を得ることができる造水用車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、河川水などの濁水を飲料水にするための濾過装置としては、種々、製造されているが、殆どの濾過装置は据付方式のものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、災害が発生した際には、飲料水の供給が重大事項となるが、従来の濾過装置を、災害発生地に運搬するのが困難な場合があり、したがって災害発生時に、その発生場所に移動して、河川水または海水から、迅速に飲料水を供給し得る装置が望まれている。なお、可搬式の濾過装置は存在するが、災害が大きい場合には、多量の飲料水の供給を行うことができないという問題があった。
【0004】
そこで、本発明は、災害などの緊急時に、現地に赴き、かつ迅速に飲料水を供給し得る造水用車両を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の造水用車両は、被処理水の汲上用ポンプと、この汲上用ポンプにより汲み上げられた被処理水を貯溜する被処理水用貯溜タンクと、オゾンを発生させるオゾン発生装置と、上記被処理水用貯溜タンク内の被処理水を導いて所定の磁気力を作用させる磁気処理部および磁気処理部からの被処理水に上記オゾン発生装置で得られたオゾンを注入して攪拌させるオゾン注入混合部からなる第1磁気処理反応器と、この第1磁気処理反応器からの被処理水中の凝集物質を除去する第1濾過器と、この第1濾過器から出た被処理水を導いて所定の磁気力を作用させる磁気処理部および磁気処理部からの被処理水に上記オゾン発生装置で得られたオゾンを注入して攪拌させるオゾン注入混合部からなる第2磁気処理反応器と、この第2磁気処理反応器から出た被処理水を導いて活性炭からなる触媒層により酸化・分解を行わせる反応槽と、この反応槽から出た被処理水中の凝集物質を除去する第2濾過器と、この第2濾過器から出た処理水を貯溜する処理水用貯溜タンクと、この処理水用貯溜タンク内の処理水を導き、逆浸透膜または限外濾過膜を通過させて飲料水を得る濾過ユニットとを、車体に積載したものであり、
また上記構成において、濾過ユニットから得られた飲料水を導き、車両エンジンの排気ガスの熱により加熱して温水を得る熱交換器を車体に積載したものである。
【0006】
この構成によると、車体上に、被処理水の汲上用ポンプと、被処理水用貯溜タンクと、オゾン発生装置と、磁気処理部およびオゾン注入混合部からなる第1および第2磁気処理反応器と、これら各磁気処理反応器から出た被処理水中の凝集物質などを除去する第1および第2濾過器並びに活性炭からなる触媒層により酸化・分解を行わせる反応槽と、これらの処理により凝集物質が除去された処理水を貯溜する処理水用貯溜タンクと、この処理水を導いて逆浸透膜または限外濾過膜を通過させて飲料水を得る濾過ユニットとを積載したので、例えば緊急災害時には、被災地に赴き、迅速に、海水または河川水から、飲料水を迅速に供給することができる。
【0007】
また、車体に、飲料水を排気ガスにより加熱する熱交換器を積載することにより、温水を簡単に得ることができ、例えば被災地においては、シャワー、風呂などに利用することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態における造水用車両を、図1〜図5に基づき説明する。
【0009】
この造水用車両は、図1および図2に示すように、例えば普通4トントラック1の車体2の後部に設けられた荷台3に、水処理ユニット(造水ユニットともいう)4を積載(搭載)したものであり、所定場所に赴き、河川水、雨水などの濁水または海水などの被処理水に、水処理を施し、飲料水を得るものである。
【0010】
以下、荷台3に積載される水処理ユニット4を、図1〜図3に基づき説明する。
この水処理ユニット4は、主に、可搬式の被処理水の汲上用ポンプ11と、この汲上用ポンプ11により汲み上げられた被処理水を可撓管(例えばホース)31を介して導き貯溜する被処理水用貯溜タンク12と、オゾンを発生させるオゾン発生装置13と、上記被処理水用貯溜タンク12内の被処理水を第1配管32を介して導き所定の磁気力を作用させる磁気処理部14およびこの磁気処理部14からの被処理水に上記オゾン発生装置13で得られたオゾンを第1オゾン供給配管41を介して導き注入して攪拌させるオゾン注入混合部15からなる第1磁気処理反応器16と、この第1磁気処理反応器16からの被処理水を第2配管33を介して導き被処理水中の凝集物質を除去する第1濾過器17と、この第1濾過器17からの被処理水を第3配管34を介して導き所定の磁気力を作用させる磁気処理部18およびこの磁気処理部18からの被処理水に上記オゾン発生装置13で得られたオゾンを第2オゾン供給配管42を介して導き注入して攪拌させるオゾン注入混合部19からなる第2磁気処理反応器20と、この第2磁気処理反応器20から出た被処理水を第4配管35を介して導き活性炭からなる触媒層により酸化・分解を行わせる反応槽21と、この反応槽21から出た被処理水を第5配管36を介して導き被処理水中の凝集物質を除去する第2濾過器22と、この第2濾過器22から出た凝集物質が除去されたほぼ主な処理が行われた処理水を第6配管37を介して導き貯溜する処理水用貯溜タンク23と、この処理水用貯溜タンク23内の処理水を第7配管38を介して導き濾過を行い飲料水を得る濾過ユニット24と、この濾過ユニット24で得られた飲料水を外部に供給する第1飲料水供給配管39と、この第1飲料水供給配管39の途中に接続された第2飲料水供給配管40と、この第2飲料水供給配管40の途中に設けられるとともに第1飲料水供給配管39からの飲料水および車両のエンジン(図示せず)からの排気ガスを導き、排気ガスの熱により飲料水を温めて温水を得る熱交換器25とから構成されている。
【0011】
上記第7配管38には、処理水供給ポンプ51、保安フィルタ52およびピストン式の高圧ポンプ53が介装されており、また濾過ユニット24には、濾過されなかった非濾過液を取り出す液取出配管54が接続されている。なお、上記保安フィルタ52は、高圧ポンプ53を保護するためのもので、数μm程度(例えば、6μm)以下の微小粒子だけを通過させるためのものである。
【0012】
また、上記第1配管32の途中には、第1電磁切換弁61および被処理水供給ポンプ62が介装され、第2配管33および第3配管34同士間には逆洗切換用の第1電動ボール弁63が介装され、第5配管36および第6配管37同士間には逆洗切換用の第2電動ボール弁64が介装されている。
【0013】
なお、第1電磁切換弁61と処理水用貯溜タンク23との間には、処理水用貯溜タンク23内の処理水を、各配管32〜37および各電動ボール弁63,64を介して、各濾過器17,22および反応槽21に逆洗用として供給するためのバイパス配管65が設けられている。勿論、必要に応じて、その他の機器、例えば保安用フィルタ52にも、逆洗用の処理水が供給される。
【0014】
また、第2濾過器22の底部には、ドレン配管66が接続されるとともに、上記各電動ボール弁63,64と上記ドレン配管66とが、それぞれ接続配管67,68を介して接続されている。
【0015】
なお、上述した配管以外の配管39,40,41,42、54にも、電磁開閉弁71〜75が介装されている。
さらに、上記各濾過器17,22および反応槽21に溜まるオゾンを分解するためのオゾン分解器26も水処理ユニット4側に設けられている。
【0016】
ところで、図4に示すように、上記各磁気処理反応器16,20は、上述したように、磁気処理部14,18と、この磁気処理部14,18に一体的に連設されたオゾン注入混合部15,19とから構成されている。
【0017】
以下、これらの磁気処理部14,18およびオゾン注入混合部15,19を、少し詳しく説明するが、本来、両磁気処理反応器16,20は、同一の構成であるため、第1磁気処理反応器16側について説明する。
【0018】
磁気処理部14は、所定径でかつ所定長さの筒状体(例えば、PVC管により構成されている)101の内部に、その内壁面101aに対して所定の隙間(環状通路、例えば被処理水の流量により決定される)102を有するような外径にされかつ筒状体101よりも少し短くされた棒状磁石体103が挿入されることにより構成されている。
【0019】
そして、この棒状磁石体103は、円柱状の小磁石104が複数個直列に並べられて構成されており、この小磁石104は、S極とN極とが互いに対向するように配列される。この小磁石104としては永久磁石が使用される。
【0020】
また、上記オゾン注入混合部15は、磁気処理部14の筒状体101のフランジ部101bに接続される混合用筒状体111と、この混合用筒状体111の上流側からL字形状に挿入されたオゾン注入管(オゾン吸引管)112と、混合用筒状体111内のかつオゾン注入管112の周囲に設けられた攪拌混合用の羽根体113と、この羽根体113よりさらに下流側の混合用筒状体111内に複数個配置された攪拌混合用の突起体114とから構成されている。
【0021】
さらに、このオゾン注入混合部15における羽根体113および突起体114を、図5に基づき詳細に説明する。
すなわち、羽根体113は、一対の半円状の羽根板121A,121Bにより構成されるとともに、これら両羽根板121A,121Bは被処理水の流れ方向に対して所定角度(例えば、好ましくは30度〜45度)でもって傾斜するようにかつ互いに逆方向に捻るようにして配置され、さらにこれら両羽根板121A,121Bの交差部の前方空間部を左右に仕切る仕切板122が設けられたものである。
【0022】
また、上記複数個設けられた各突起体114は、混合用筒状体111の内壁面に固定される円柱部(柱状部)131と、この円柱部131の先端に形成されるきのこ状部132とから構成されるとともに、複数個の各突起体114が、混合用筒状体111の内壁面に千鳥状に配置されたものであり、またその配置範囲は、羽根板121A,121Bによって捻られたねじりピッチPの1.5倍以上の範囲とされる。なお、図示した羽根板121A,121Bのねじれ範囲は、P/2である。
【0023】
なお、オゾン発生装置13からのオゾンの注入は、混合用筒状体111内を流れる水のエジェクタ効果により、混合用筒状体111内に吸引されることにより行われる。
【0024】
また、磁石の磁気力(磁束密度)としては、例えば1000ガウス(使用可能範囲としては、1000〜10000ガウス)のものが使用され、この磁気力のもとで、被処理水の流速が約1.5m/sとされる。例えば、被処理水の流量に対する磁気力で表せば、1000ガウス/m・hとなる。
【0025】
また、上記各濾過器17,22は体積型のものが使用され、数ミクロン程度以上の粒子を捕捉できるものであり、例えば濾材としては、長繊維球形体を充填したものが使用されるが、例えば砂なども使用される。
【0026】
さらに、上記濾過ユニット24としては、基本的には、2種類用意されている。すなわち、被処理水が海水である場合には、逆浸透膜(例えば、ポリアミド系複合膜が使用される)を組み込まれた逆浸透膜ユニット(ROユニット)が使用され、被処理水が淡水である場合には、限外濾過膜(例えば、酢酸セルロース薄膜が使用される)が組み込まれた限外濾過ユニット(UFユニット)が使用される。勿論、被処理水が変われば、その性状に応じて、例えば逆浸透膜、限外濾過膜以外の適正な濾過膜が使用される。
【0027】
また、上記各機器の全て、すなわち水処理ユニット4は、1個の支持フレーム5上に取り付けられるとともに、水処理ユニット4側と車体2側の排気ガスの配管とは、カップリング(図示せず)を介して接続されており、したがって水処理ユニット4の積載、または所定場所に、簡単に荷降ろしを行うことができる。また、支持フレーム5には、発電機6および上記各機器を制御する制御装置7なども設けられている。さらに、各機器は、必要に応じて一体化、すなわちユニット化およびコンパクト化されており、部品の交換および保守・点検などを簡単に行い得るようにされている。例えば、被処理水用貯溜タンク12と処理水用貯溜タンク23とが、タンクユニット8として一体的に構成されている。
【0028】
ところで、上記濾過ユニット24、反応槽21、オゾン分解器26には、それぞれ薄膜式ヒータが巻き付けられた後、断熱材で覆われている。濾過ユニット24および反応槽21については、寒冷地における膜の保護のため、オゾン分解器26については、オゾンの分解能力の維持を図るためである。
【0029】
次に、上記水処理ユニット4を積載した造水用車両により、海水から飲料水を得る手順について説明する。
なお、海水には、微生物、細菌、有機物、または鉄・マンガンなどの溶解性無機物が含まれており、またこれらには、色、臭気などもある。
【0030】
汲上用ポンプ11により汲み上げられた海水は、一旦、被処理水用貯溜タンク12に貯溜され、そして第1配管32を介して第1磁気処理反応器16に供給される。
【0031】
この第1磁気処理反応器16では、まず磁気処理部14にて、磁束密度が1000〜10000ガウスの磁気力が作用させられ、引き続き、オゾン注入混合部15の混合用筒状体111内に入り、そしてここでオゾン発生装置13から第1オゾン供給配管41を介して供給されるオゾンが、オゾン注入管112のエジェクタ効果により、注入(吸引)されて混合が行われる。
【0032】
この第1磁気処理反応器16で、磁気作用およびオゾンの酸化作用並びに羽根体113と突起体114との攪拌混合作用により、海水に含まれる被酸化物、例えば鉄・マンガンなどの無機酸化物がコロイド状物質として析出し、また海水中の水棲動植物が死滅したものが懸濁物質となり、しかもこれらコロイド状物質および懸濁物質(以下、単に懸濁物質等と称す)は、磁気の作用により凝集して、例えば数ミクロン〜数十ミクロン程度の大きさになる。
【0033】
このように、磁気力を作用させることにより凝集が行われるのは、水に溶けている荷電粒子にローレンツ力が働き、磁気流体力学効果が生じ、この効果により、荷電粒子間で結晶化・凝集が促進されるからであると考えられる。
【0034】
すなわち、一般に、コロイド粒子は、水の中で粒子表面が「負」に帯電し、相互の反発力によって安定した分散状態を保っているが、磁場の中に水を通すと、イオン分極して電場が生じ、粒子表面電荷の中和作用により、粒子間の引力(ファンデル・ワース引力)が働き、粒子同士の接近が容易になり、凝集が生じる。
【0035】
そして、上記第1磁気処理反応器16で酸化・凝集作用が行われた被処理水は、第2配管33を介して第1濾過器17に入り、ここで数ミクロン〜数十ミクロンに凝集された懸濁物質等が除去される。
【0036】
このように、懸濁物質等を除去するのは、次の工程におけるオゾンの使用効率を上げるためである。すなわち、水中に懸濁物質等が存在すると、これがオゾンを消費し、オゾンが水中の有機物質などの酸化に、有効に作用しなくなるのを防止するためである。
【0037】
次に、上記第1磁気処理反応器16のオゾン注入混合部15における作用について、詳しく説明する。勿論、第2磁気処理反応器20での作用も同様である。一般に、被処理水にオゾンをいかに有効に接触させるかが、オゾンの有効利用の上で重要となる。特に、反応成分の濃度が希薄の場合には、拡散律速になるため、強力な攪拌混合が必要となるが、この強力な攪拌混合がオゾン注入混合部にて行われる。
【0038】
すなわち、磁気処理された被処理水は、混合用筒状体111内に設けられた仕切板122により左右に分割整流され、仕切板122の後方部の羽根板121A,121Bにより、強い捻りと、大きい加速力とが与えられて螺旋流となる。
【0039】
この螺旋流により、混合用筒状体111内には、同心円構造の多層状旋回流が形成され、また流路の横断面積と変流部の最小開口断面積との面積比により、流れの軸心部に円筒状の低圧部aができ、したがって先端部が軸心bに挿入配置されたオゾン注入管112より、オゾンが自然に吸引される。
【0040】
この吸引されたオゾンは、負圧部分から離脱して、多層状旋回流に合流する。この多層状旋回流においては、流れの構成物質の密度、粘性などの違いにより相対速度を生じて乱流渦が発生し、この作用により、被処理水の一次混合が強力に行われる。
【0041】
そして、この後、この多層状旋回流は突起体114が設けられた攪拌混合部に流入して、その円柱部131では流れが切断された状態となり、またきのこ状部132では、流れが筒状体111の半径方向で分断される。
【0042】
また、この突起体114は、羽根体121A,121Bによる流れの捻りピッチPの1ピッチ以上(例えば、1.5P)の範囲に亘って千鳥状に配置されており、上記の分断による攪拌混合がより効果的に行われる。
【0043】
具体的に説明すると、被処理水がこのきのこ状部132に衝突すると、その衝突した前面にキャビテーションが発生し、そしてその後面側においては、負圧の後流が形成され、さらにきのこ状部132の半球状の頭部においては、境界層の剥離が発生する。
【0044】
このため、大量の乱流渦が充満した状態となり、流れの構成物が互いに相手のうちに微粒子として混入し、重質流体は外側へ、また軽質流体は内側へと激しく衝突し、各流層を突き抜けることになる。
【0045】
なお、突起体114の円柱部131に衝突した流れには、約0.5〜3ミクロンの超微細な気泡が流れの中に発生し、この超微細気泡を含んだ旋回流は、さらに次の突起体114に衝突して、流れの中の気泡密度が高まる。また、この旋回流は超音波(例えば40kHz以上)も発生する。
【0046】
このような激しい分断衝突作用により、羽根体113による一次高速反応に続いて、突起体114による二次高速反応が行われる。
ところで、上記第1濾過器17から出た海水は、さらに第3配管34を介して第2磁気処理反応器20に供給され、ここで、第2オゾン供給配管42を介して注入されるオゾンにより、再度、混合・酸化が行われる。勿論、磁気作用も受けている。そして、この第2磁気処理反応器20においても、第1磁気処理反応器16と同様の攪拌混合作用が発揮される。
【0047】
この第2磁気処理反応器20では、第1磁気処理反応器16で反応しきれなかった主として有機物質、特に難分解有機物質(COD物質)がオゾンにより酸化される。ここでは、大部分の有機物質が酸化作用を受けるが、難分解有機物質(高分子物質)については、化合物における鎖が切れるなどの変化(低分子化)を受けるだけで、有機物質(COD物質)として水中に存在する場合もある。
【0048】
次に、この第2磁気処理反応器20から出た海水は、第4配管35を介して、触媒として粒状活性炭が充填された反応槽21に導かれ、海水中の余剰オゾンの分解が行われるとともに、難分解有機物質がオゾンにより酸化されて低分子化した有機物質が、活性炭と高濃度溶存酸素(DO)により酸化されて分解される。
【0049】
なお、第1磁気処理反応器16および第2磁気処理反応器20におけるオゾンの注入により、海水中の酸素濃度は飽和に達しており、PSA法(プレッシャー・スイング・アブソーバ法)によるオゾン発生装置では、溶存酸素が例えば50〜60PPM程度にも達する。
【0050】
このように、微生物、細菌、有機物質、溶解性無機物質などが除去されて浄化された海水は、処理水用貯溜タンク23に貯溜される。
そして、この処理水用貯溜タンク23に貯溜された処理済みの海水、すなわち処理水は、第6配管37途中に設けられた高圧ポンプ53により、濾過ユニット24に供給され、ここで、逆浸透膜により塩分が除去されて、淡水すなわち飲料水(生産水)が得られる。
【0051】
この濾過ユニット24で得られた飲料水は、第1飲料水供給配管39より、外部に取り出される。また、温水が必要な場合は、第2電磁開閉弁72を操作して飲料水を熱交換器25に供給すれば、排気ガスの熱により、所定温度に温められて、温水が得られる。
【0052】
なお、濾過ユニット24で濾過膜を通過しなかった濃度の濃い海水、すなわち濃塩水が液取出配管54より取り出すことができる。
ここで、上記水処理ユニット4にて得られた飲料水における水質検査の主要項目の結果を、下記[表1]に示しておく。
【0053】
【表1】
Figure 0004412794
この[表1]から分かるように、飲料水として不適合であった原料である海水が、磁気処理、イオン注入混合処理、濾過器による濾過処理(これらの処理が施されたものが処理水である)、および逆浸透膜などの濾過ユニットを通過すると、全ての項目で、飲料水としての基準値を満足した飲料水となること分かる。
【0054】
なお、第1濾過器17の逆洗は、第1電磁切換弁61および第1電動ボール弁63を切り換えて、第2貯溜タンク23内の処理水を、各配管32,33,34を介して供給することにより行われ、また第2濾過器21の逆洗は、第1電磁切換弁61および第2電動ボール弁64を切り換えて、第2貯溜タンク23内の処理水を、各配管32,33,34,35,36,37を介して供給することにより行われる。なお、逆洗した水は、それぞれ接続配管67,68を介して、ドレン配管66から排出される。また、反応槽21についても、第2電動ボール弁64を切り換えて、処理水を逆向きに流すことにより逆洗が行われる。
【0055】
ところで、上述した水処理ユニット4においては、塩素などの薬液は一切使用していないため、この液取出配管54より取り出される濃塩水については、環境汚染の心配も無く、したがって食品調味液、食品鮮度保持剤、または路面凍結剤など、様々の利用を図ることができる。
【0056】
上記実施の形態においては、海水から飲料水を得る場合について説明したが、勿論、河川水、雨水などの濁水から飲料水を得ることもできる。この場合、淡水の処理に適した限外濾過膜が使用される。
【0057】
このように、トラック1における車体2の荷台3上に、被処理水の汲上用ポンプ11と、この汲上用ポンプ11により汲み上げられた被処理水を貯溜する被処理水用貯溜タンク12と、オゾンを発生させるオゾン発生装置13と、被処理水を導いて所定の磁気力を作用させる磁気処理部14およびこの磁気処理部14に一体的に連設されて被処理水にオゾンを注入して攪拌させるオゾン注入混合部15とから構成されるとともに被処理水中の被酸化物を、主として無機物を酸化・凝集させる第1磁気処理反応器16と,この第1磁気処理反応器16から出た被処理水中の凝集物質を除去する第1濾過器17と、この第1濾過器17から出た被処理水を導いて所定の磁気力を作用させる磁気処理部18およびこの磁気処理部18に一体的に連設されて被処理水にオゾンを注入して攪拌させるオゾン注入混合部19とから構成されるとともに残存する被酸化物、主として残存する有機物を酸化・凝集させる第2磁気処理反応器20と、この第2磁気処理反応器20から出た被処理水を導いて活性炭からなる触媒層により水中の余剰オゾンの分解を行うとともにさらに残存する有機物質を酸化により分解させる反応槽21と、この反応槽21から出た被処理水中の凝集物質を除去する第2濾過器22と、これらの処理により凝集物質が除去された処理水を貯溜する処理水用貯溜タンク23と、この処理水を導き、逆浸透膜または限外濾過膜を通過させて飲料水を得る濾過ユニット24とを積載したので、例えば緊急災害時には、被災地に赴き、迅速に、海水または河川水から、飲料水を迅速に供給することができる。また、その水処理に際して、塩素などの薬液を使用しないので、飲料水として最適なものを得ることができる。
【0058】
さらに、荷台3に、飲料水を排気ガスにより加熱する熱交換器25を設けたので、温水を簡単に得ることができ、例えば被災地においては、シャワー、風呂などに利用することができる。
【0059】
【発明の効果】
以上のように本発明の構成によると、車体上に、被処理水の汲上用ポンプと、被処理水用貯溜タンクと、オゾン発生装置と、磁気処理部およびオゾン注入混合部からなる第1および第2磁気処理反応器と、これら各磁気処理反応器から出た被処理水中の凝集物質などを除去する第1および第2濾過器並びに活性炭からなる触媒層により酸化・分解を行わせる反応槽と、これらの処理により凝集物質が除去された処理水を貯溜する処理水用貯溜タンクと、この処理水を導いて逆浸透膜または限外濾過膜を通過させて飲料水を得る濾過ユニットとを積載したので、例えば緊急災害時には、被災地に赴き、迅速に、海水または河川水から、飲料水を迅速に供給することができる。
【0060】
また、車体に、飲料水を排気ガスにより加熱する熱交換器を積載することにより、温水を簡単に得ることができ、例えば被災地においては、シャワー、風呂などに利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における造水用車両の側面図である。
【図2】同造水用車両の平面図である。
【図3】同造水用車両に積載された水処理ユニットの構成を示すフロー図である。
【図4】同水処理ユニットの磁気処理反応器の構成を示す断面図である。
【図5】同磁気処理反応器のオゾン注入混合部の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 トラック
2 車体
3 荷台
4 水処理ユニット
5 支持フレーム
11 汲上用ポンプ
12 被処理水用貯溜タンク
13 オゾン発生装置
14 磁気処理部
15 オゾン注入混合部
16 第1磁気処理反応器
17 第1濾過器
18 磁気処理部
19 オゾン注入混合部
20 第2磁気処理反応器
21 反応槽
22 第2濾過器
23 処理水用貯溜タンク
24 濾過ユニット
25 熱交換器

Claims (2)

  1. 被処理水の汲上用ポンプと、この汲上用ポンプにより汲み上げられた被処理水を貯溜する被処理水用貯溜タンクと、オゾンを発生させるオゾン発生装置と、上記被処理水用貯溜タンク内の被処理水を導いて所定の磁気力を作用させる磁気処理部および磁気処理部からの被処理水に上記オゾン発生装置で得られたオゾンを注入して攪拌させるオゾン注入混合部からなる第1磁気処理反応器と、この第1磁気処理反応器からの被処理水中の凝集物質を除去する第1濾過器と、この第1濾過器から出た被処理水を導いて所定の磁気力を作用させる磁気処理部および磁気処理部からの被処理水に上記オゾン発生装置で得られたオゾンを注入して攪拌させるオゾン注入混合部からなる第2磁気処理反応器と、この第2磁気処理反応器から出た被処理水を導いて活性炭からなる触媒層により酸化・分解を行わせる反応槽と、この反応槽から出た被処理水中の凝集物質を除去する第2濾過器と、この第2濾過器から出た処理水を貯溜する処理水用貯溜タンクと、この処理水用貯溜タンク内の処理水を導き、逆浸透膜または限外濾過膜を通過させて飲料水を得る濾過ユニットとを、車体に積載したことを特徴とする造水用車両。
  2. 濾過ユニットから得られた飲料水を導き、車両エンジンの排気ガスの熱により加熱して温水を得る熱交換器を車体に積載したことを特徴とする請求項1に記載の造水用車両。
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