JP4411558B1 - ゴム銃 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 弾となる輪ゴム等が、目標側係止ピン3と洗濯挟み6との間に張架される。この際、その線条の一方18は、他方19より引伸ばして張架される。目標側係止ピンと洗濯挟みとの間に、少なくとも1個のガイド(13〜15)が配置される。このガイドは、目標側係止ピンと洗濯挟みの口6fとを結ぶ直線から何れかに偏倚されている。張架により2本となる線条は、このガイドの外側を周回するように張架される。輪ゴム手前側が開放されると、輪ゴムは目標に向って発射される。ガイドで外側に屈曲され、且つ2本の線条の一方が強く伸張されている。輪ゴムは輪形になり逆回転を始める。弧を描きながら前方に飛んで行き、床21等に落下。そこから逆回転の力で手前側に転動し戻って来る。
【選択図】図1
Description
本発明の目的は、このような問題を解決することにある。即ち、撃ち出された輪形ゴム線条が手前に戻って来るようにし、以て、輪ゴムを回収したり探索したりする手間が無く、遊びの中断が起らず、興が削がれないゴム銃を実現することにある。
また、請求項1を引用する請求項2の発明では、前記案内手段が2以上配置されている。
また、請求項1又は請求項2を引用する請求項3の発明では、前記案内手段の前記輪形ゴム線条に当接する部分が滑り防止性を備えている。
また、請求項1、請求項2又は請求項3を引用する請求項4の発明では、仮止めピンが備えられている。
2本となる線条は、この案内手段の外側を周回するように張架される。手元側係止開放手段が操作され輪ゴム手前側が開放されると、輪ゴムは前方に発射される。案内手段で外側に屈曲され、且つ2本の線条の一方が強く伸張されているので、輪形ゴム線条は、円形となり逆回転を始める。そして、弧を描きながら前方に飛び、床や地面に落ちる。逆回転しているので、その力で手前側に転動し、戻って来る。
銃把相当部2に接する一方の部材は、その顎部分6cと柄部分6dに輪ゴム7が掛けられていて、これらで銃把相当部2に縛り付けられている。別の輪ゴム9が両方の部材の先端部分に周回されている。これにより、使用者が他方の部材の柄の部分6eに指先11を掛けて引き付ければ、二つの部材の先端部、即ちこの洗濯挟みの口6fが開き、離せばこれが閉じる。
銃床相当部1には、第1ガイド13、第2ガイド14及び第3ガイド15が突設されている。これら各ガイド13,14,15は、目標側係止ピン3と洗濯挟みの口6fとを結ぶ直線より一方の側に偏倚して配置されている。また、その側面は、例えばゴム等を被せられ、滑りにくくされている。紙やすりのように表面を粗面化しても良い。17は仮止めピンである。
張架した輪ゴム12を、手元側と下側とに伸長して、第1ガイド13、第2ガイド14及び第3ガイド15の外側に周回させる(図2)。輪になっているものが張架されるので、輪ゴム12は2本の線条18,19となる。このうち、外側となる線条18を、内側となる線条19より引伸ばされた状態とする。ここで、外側となる線条18とは、仮止めピン17に於て手前側になる線条、或いは目標側係止ピン3に於て目標側となる線条をいう。
輪ゴム12は滑りが悪い。しかも、各ガイド13,14,15は、上記のとおり滑りが起きにくい構造とされている。従って、輪ゴム12の両端だけ内側に送っても、場合によっては、線条18の中間部分の伸びが十分でないかも知れない。
このような場合は、上記仮止ピン17付近と目標側係止ピン3付近についての引伸ばしのあと、第1ガイド13、第2ガイド14又は第3ガイド15周回部分についても、その部分の線条18に指に掛け左右に動かすなどして、線条18の引伸ばしを線条全体に行き渡らせても良い。更には、これらと前記両端での引伸ばしとを繰り返しても良い。
銃把相当部2を握り、図4に示すように、目標側係止ピン3を目標方向に向ける。この状態で、引き金、即ち洗濯挟みの他方の部材の柄の部分6eを手前に引く。洗濯挟みの口6fに掴まれていた輪ゴム12が開放され、輪ゴム12は目標に向って発射される。
輪ゴム12は、各ガイド13,14,15により、その経路が屈曲されている。また、2本の線条の一方18が強く伸張されている。ゴム銃20を離れて行く輪ゴム12は、洗濯挟み6に掴まれていた部分が下方に向って網打ちをされるが如く揺動し、これと合わせて伸長されていた線条部分18が収縮する。
このとき輪ゴム12は逆回転している。従って、この逆回転の勢いで、床或いは地面21に落ちた輪ゴム12は、回転しつつ手前に戻って来る。
なお、第1ガイド13は、第2ガイド14、第3ガイド14に比べ、大きな直径にされている。理由は定かではないが、こうにした方が、手前への輪ゴム12の戻り具合が良好であった。
輪ゴム12と各ガイド13,14,15の間に摩擦が生じている状態、及び内側19と外側18との線条の張りの違う状態は、輪ゴム12が離れて行く間、そのまま維持される。これが為、輪ゴム12の逆回転が強くなっているものと推測される。
2…銃把相当部
3…目標側係止ピン
4…洗濯挟み用ピン
6…洗濯挟み
6a…洗濯挟みの銃把相当部に接する部材
6b…洗濯挟みの他方の部材
6c…洗濯挟みの顎
6d…洗濯挟みの銃把相当部に接する側の柄の部分
6e…他方の部材の柄の部分
6f…洗濯挟みの口
7…顎に掛けられた輪ゴム
8…銃把相当部に接する側の柄の部分に掛けられた輪ゴム
9…両方の部材の先端部分に周回された輪ゴム
11…指先
12…飛ばす輪ゴム
13…第1ガイド
14…第2ガイド
15…第3ガイド
17…仮止めピン
18…外側の線条
19…内側の線条
20…輪ゴム銃
21…床或いは地面
Claims (4)
- 銃床相当部及びその手元側から上方へ延設された銃把相当部と、
前記銃床相当部上に設けられ、目標側に配置された目標側係止手段と、
前記銃把相当部上に設けられ、手元側に配置された係止開放手段と、
これら各手段の間に配置された少なくとも1個の案内手段とを有し、
前記係止開放手段は上方に、目標側係止手段は下方であって目標側に配置され、
前記案内手段は、前記係止開放手段と前記目標側係止手段とを結ぶ直線から、手元側及び下方側となる側に配置されており、
前記案内手段の外側を周回するように、且つ張架により2本となる線条のうち、外側となる方が内側となる方より伸長された状態になるように、前記目標側係止手段と前記係止開放手段との間に輪形ゴム線条が張架される
ことを特徴とするゴム銃。 - 前記案内手段が2以上配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載のゴム銃。 - 前記案内手段の前記輪形ゴム線条に当接する部分が滑り防止性を備える
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のゴム銃。 - 仮止めピンが備えられている
ことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載のゴム銃。
Priority Applications (1)
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JP2009020090A JP4411558B1 (ja) | 2009-01-30 | 2009-01-30 | ゴム銃 |
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JP2010175191A JP2010175191A (ja) | 2010-08-12 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP4411558B1 (ja) |
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- 2009-01-30 JP JP2009020090A patent/JP4411558B1/ja not_active Expired - Fee Related
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