JP4409686B2 - Lining tube base material and lining tube - Google Patents
Lining tube base material and lining tube Download PDFInfo
- Publication number
- JP4409686B2 JP4409686B2 JP34099899A JP34099899A JP4409686B2 JP 4409686 B2 JP4409686 B2 JP 4409686B2 JP 34099899 A JP34099899 A JP 34099899A JP 34099899 A JP34099899 A JP 34099899A JP 4409686 B2 JP4409686 B2 JP 4409686B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- glass
- base material
- lining
- glass roving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、下水管等の管内面のライニングに使用するチューブ基材とチューブに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、下水管等の管内面をライニングする場合には、チューブ基材に硬化性樹脂を含浸させたライニング用チューブを管内へ引き込み、該チューブを空気圧や水圧で管内面に押し付けて、硬化性樹脂を熱硬化又は光硬化させるライニング工法が採用されている。
【0003】
このようなライニング工法では、ポリエステル繊維等の有機繊維で造ったフェルトをチューブ基材として、これに硬化性樹脂を含浸させたライニング用チューブを使用することが多い。また、ガラスクロスやガラスマットをチューブ基材として使用することもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、有機繊維のフェルトをチューブ基材として硬化性樹脂を含浸させたライニング用チューブは、樹脂の硬化によって形成される管内面の内張りの強度があまり大きくないという問題あった。
【0005】
一方、強度を大きくしようとして厚くしたガラスクロスやガラスマットをチューブ基材として硬化性樹脂を含浸させたライニング用チューブは、チューブ基材が円周方向に伸びにくいため、ライニング用チューブを空気圧等で管内面に密着させにくく、特にガラスマットをチューブ基材としたものは、軸方向の引張強度が充分でないため、管内へ引き込むときに大きい引張力が作用すると破断する恐れもあった。
【0006】
そこで、本発明者らは、これらの問題を解決し得るライニング用チューブ基材とライニング用チューブを開発して既に出願した(特願平7−276426号)が、このものは耐圧強度の点でまだ改良の余地が残されていた。
【0007】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、軸方向の大きい引張強度を有し、管内面に密着させやすく、しかも、含浸樹脂の硬化により大きい耐圧強度を有する管内面の内張りを形成することができる、ライニング用チューブ基材とライニング用チューブを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の請求項1に係るライニング用チューブ基材は、内層と外層を積層して成るチューブ基材であって、内層は内側から軸方向のガラスロービング、ガラスチョップドストランドマット、円周方向のガラスロービング、ガラスフェルト、軸方向のガラスロービングを順次積み重ねた層であり、外層は外側から軸方向のガラスロービング、ガラスチョップドストランドマット、円周方向のガラスロービング、ガラスフェルト、軸方向のガラスロービングを順次積み重ねた層であり、内層及び外層の円周方向のガラスロービングがほぼ一定の長さに切断され、互いに半分の長さずつオーバーラップするように円周方向に位置をずらせて複数段に重ねられていることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の請求項2に係るライニング用チューブ基材は、上記請求項1のチューブ基材において、その内層の内側にポリエステル不織布を重ねたことを特徴とするものである。
【0010】
そして、本発明の請求項3に係るライニング用チューブは、上記請求項1又は2に記載されたライニング用チューブ基材に硬化性樹脂を含浸させたものである。
【0011】
請求項1のライニング用チューブ基材のように、内層の両面および外層の両面に軸方向のガラスロービングが重ねられていると、ガラスロービングによって大きい引張強度が付与され、チューブ基材の軸方向の伸びは殆ど生じなくなる。従って、このチューブ基材に硬化性樹脂を含浸させた請求項3のライニング用チューブは、管内へ引き込むときに大きい引張力が作用しても、伸びたり破断したりする心配がない。
【0012】
また、請求項1のライニング用チューブ基材のように、内層及び外層の内部に円周方向のガラスロービングが重ねて設けられていると、このガラスロービングが補強材として耐圧強度の向上に大きく寄与する。従って、このチューブ基材に硬化性樹脂を含浸させた請求項3のライニング用チューブを管内へ引き込み、空気等の流体圧で該チューブを膨張させて管内面に添わせたまま含浸樹脂を硬化させると、強度、特に耐圧強度の大きい管内面の内張りを形成することができる。
【0013】
そして、請求項1のライニング用チューブ基材のように、内層及び外層の円周方向のガラスロービングがほぼ一定の長さに切断され、互いに半分の長さずつオーバーラップするように円周方向に位置をずらせて複数段に重ねられていると、このガラスロービングが円周方向に伸びやすくなり、ガラスチョップドストランドマットやガラスフェルトも伸びやすいので、チューブ基材が比較的容易に拡径できるようになる。従って、このライニング用チューブ基材に硬化性樹脂を含浸させた請求項3のライニング用チューブを管内へ引き込んで流体圧で膨張させると、該チューブの径が管の内径より若干小さくても、該チューブが円周方向に伸びて管内面へ密着するため、管内面との間に隙間がない内張りを形成することができる。
【0014】
更に、請求項2のライニング用チューブ基材のように、内層の内側にポリエステル不織布を重ね、このチューブ基材に硬化性樹脂を含浸させて請求項3のライニング用チューブを形成すると、軸方向のガラスロービングやガラスチョップドストランドマットのガラス繊維がチューブ内面に露出しないため、チューブ内面の平滑性が向上し、また、ポリエステル不織布によって内張り(硬化チューブ)の耐薬品性や耐摩耗性も大幅に向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を詳述する。
【0016】
図1は本発明の一実施形態に係るライニング用チューブ基材の概略断面図、図2は図1の円で囲んだ部分を詳細に示した拡大部分断面図である。
【0017】
このライニング用チューブ基材は、図1に示すように内層1と外層2を積層したもので、内層1の内側にはポリエステル不織布3が重ねられている。
【0018】
図2に示すように、内層1は内側から軸方向のガラスロービング4、ガラスチョップドストランドマット5、円周方向のガラスロービング6、ガラスフェルト7、軸方向のガラスロービング4を順次積み重ねた層であり、外層2は外側から軸方向のガラスロービング4、ガラスチョップドストランドマット5、円周方向のガラスロービング6、ガラスフェルト7、軸方向のガラスロービング4を順次積み重ねた層である。
【0019】
軸方向のガラスロービング4は、チューブ基材の軸方向の伸びをなくして充分な引張強度を付与するための補強材であるから、充分な引張強度が得られるようにガラスロービング4の太さや間隔を設定することが大切であり、例えば厚さ0.1〜0.5mm程度、巾3〜8mm程度のガラスロービング4を円周方向に7〜15mm程度の間隔をあけて軸方向に通すことが好ましい。
【0020】
また、ガラスチョップドストランドマット5としては、例えば、長さが50〜150mm程度のガラスチョップドストランドを堆積し、該ストランドがばらけないようにポリエステル等の合成樹脂糸で縫合したマットが使用される。特に、ガラスチョップドストランドの50%以上を円周方向に配向させて合成樹脂糸で軸方向に縫合したマットは、円周方向に伸びやすいので好ましく使用される。
【0021】
円周方向のガラスロービング6は、図2に示すように、ほぼ一定の長さに切断され、互いに半分の長さずつオーバーラップするように円周方向に位置をずらせて四段に重ねられており、そのため円周方向に伸びやすくなっている。
【0022】
円周方向のガラスロービング6としては、巾3〜8mm程度、厚さ0.2〜0.5mm程度、長さ50〜200mm程度のものが好適であり、重ねる段数は三段〜五段程度が適当である。0.5mmより太いガラスロービング6を六段以上重ねると、チューブ基材の剛性が高くなりすぎるため、折り畳みや取り扱いが不便になり、逆に0.2mmより細いガラスロービングを二段以下に重ねると、円周方向のガラスロービングによる補強が不充分となるため、耐圧強度の大きい管内面の内張りを形成することが困難となる。
【0023】
ガラスフェルト7は、ガラス繊維を重ね合わせ縮絨して製されるものであり、その厚さについては、チューブ基材の膨脹時の直径を考慮して丈夫な内張りが形成されるように適宜決定すればよい。
【0024】
上記のような構成のライニング用チューブ基材は、例えば次の方法によって製造される。
【0025】
まず、ガラスロービング4を軸方向に並べ、その上にガラスチョップドストランドマット5を重ね、その上に一定長さのガラスロービング6を円周方向に半分ずつ互い違いに位置をずらせて四段に重ね、その上にガラスフェルト7を重ね、その上にガラスロービング4を軸方向に並べて、これらをポリエステル等の合成樹脂糸で一体に縫い付けて積層体を造る。そして、この積層体を二枚用いて、その一枚を外層2とし、その上に他の一枚を裏返して内層1として積み重ね、更にその上にポリエステル不織布3を重ねて、これをチューブ状に折り畳んでその端部を同様の合成樹脂糸で縫合すると、上記のライニング用チューブ基材が得られる。その場合、内層1の縫合端部と外層2の縫合端部の位置が左右対称となるようにすることが望ましい。
【0026】
本発明のライニング用チューブの基本的な実施形態は、上記のチューブ基材に硬化性樹脂を含浸させることにより、内外層1,2を構成するガラスチョップドストランドマット5の内部空隙、ガラスフェルト7の内部空隙、ガラスロービング4,7の相互間の空隙部分などに硬化性樹脂を保持させたものである。
【0027】
含浸させる硬化性樹脂としては、熱硬化型、放射線硬化型、自然硬化型のいずれの樹脂も使用可能であり、例えば、エポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂、ポリエステル樹脂などが好適に使用される。
【0028】
また、樹脂含浸方法としては、硬化性樹脂液の槽内にチューブ基材をディッピングする方法などが好適に採用される。
【0029】
このようなライニング用チューブを用いて下水管等の既設管の内面をライニングする場合は、該チューブを管内へ引き込み、空気圧や水圧等の流体圧で該チューブを膨らませて管内面へ押付け、そのままの状態で含浸樹脂を自然硬化させるか、或は加熱空気や熱水等の熱媒体を供給して熱硬化させるか、或は紫外線等の放射線照射機をチューブ内で移動させながら放射線硬化させればよく、このように含浸樹脂を硬化させると、ガラス繊維で補強された強度の大きい内張りを管内面に形成することができる。
【0030】
特に、このライニング用チューブは、チューブ基材の内外層1,2に円周方向のガラスロービング6が設けられているため、その補強作用によって耐圧強度の極めて大きい内張りを形成することができる。しかも、この円周方向のガラスロービング6はほぼ一定の長さに切断され、互いに半分の長さずつオーバーラップするように円周方向に位置をずらせて四段に重ねられているため円周方向に伸びやすく、また、ガラスチョップドストランドマット5やガラスフェルト7も伸びやすいので、このライニング用チューブは管の内径より若干小径であっても、流体圧で膨脹させると該チューブが円周方向に伸びて管内面へ密着することができ、また、管と管との継目に多少の段差があるような場合でも、その段差形状に追従して伸縮変形しながら管内面に密着することができる。従って、含浸樹脂の硬化により形成される内張り(硬化したチューブ)と管内面との間に隙間が生じる心配も解消される。
【0031】
更に、このライニング用チューブは、そのチューブ基材に軸方向のガラスロービング4が設けられているため軸方向の引張強度が大きく、そのため該チューブを管内へ引き込むときに大きい引張力が作用しても、該チューブが伸びたり破断したりする心配はない。
【0032】
また、このチューブの内層1の内側にはポリエステル不織布3を設けているので、軸方向のガラスロービング4やガラスチョップドストランドマット5のガラス繊維がチューブ内面に露出せず、チューブ内面の平滑性が向上すると共に、このポリエステル不織布3によって耐薬品性や耐摩耗性も向上するようになる。そして、このように内装1の内側に設けられるポリエステル不織布3や合成樹脂フィルムは、エアー蒸気等を供給してライニングチューブを膨らませるのに重要な役目を果たすものである。
【0033】
尚、図には示していないが、外層2の外側を更に外皮材で被覆するように構成してもよい。外皮材としては、ポリエチレンフィルム、ナイロンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルムとナイロンフィルムのラミネートフィルム等、各種の合成樹脂フィルムが好ましく使用される。
【0034】
このように外皮材で被覆すると、含浸した樹脂の臭気が外皮材によって遮断されるため、樹脂臭による不快感を受ける心配がなく、含浸樹脂によるベタツキも外皮材で防止されるため取扱いが容易となり、更に、チューブ内への水分の浸入も外皮材で阻止されるので含浸樹脂の硬化不良の心配も解消される。
【0035】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のライニング用チューブ基材は、軸方向の引張強度が大きく円周方向の伸びが良いため、これに硬化性樹脂を含浸させた本発明のライニング用チューブは、管内へ引き込むときに大きい引張力が作用しても伸びたり破断する心配がなく、また、流体圧で該チューブを膨脹させると円周方向に伸びて管内面に密着し、しかも、円周方向のガラスロービングの補強作用によって耐圧強度の大きい丈夫な管内面の内張りを形成することができるといった効果を奏する。そして、内層の内側に更にポリエステル不織布を重ねたものは、形成される内張り(硬化チューブ)の内面が平滑で水の流れが良く、耐薬品性や耐摩耗性も向上するといった効果を併せて奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るライニング用チューブ基材の概略断面図である。
【図2】図1の円で囲んだ部分を詳細に示した拡大部分断面図である。
【符号の説明】
1 内層
2 外層
3 ポリエステル不織布
4 軸方向のガラスロービング
5 ガラスチョップドストランドマット
6 円周方向のガラスロービング
7 ガラスフェルト[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a tube base material and a tube used for lining an inner surface of a pipe such as a sewage pipe.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, when lining the inner surface of a sewage pipe or the like, a lining tube in which a tube base material is impregnated with a curable resin is drawn into the tube, and the tube is pressed against the inner surface of the tube with air pressure or water pressure. A lining method in which the resin is thermally cured or photocured is employed.
[0003]
In such a lining method, a lining tube in which a felt made of an organic fiber such as polyester fiber is used as a tube base material and impregnated with a curable resin is often used. Further, a glass cloth or a glass mat may be used as a tube base material.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the lining tube impregnated with a curable resin using an organic fiber felt as a tube base material has a problem that the strength of the inner surface of the tube inner surface formed by curing of the resin is not so high.
[0005]
On the other hand, a lining tube impregnated with a curable resin using a glass cloth or glass mat that has been thickened to increase its strength as a tube base is difficult to stretch in the circumferential direction. It is difficult to adhere to the inner surface of the tube, and in particular, those using a glass mat as a tube base material have insufficient tensile strength in the axial direction.
[0006]
Therefore, the present inventors have already filed an application for developing a lining tube base and a lining tube that can solve these problems (Japanese Patent Application No. 7-276426). There was still room for improvement.
[0007]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and the object thereof is to have a large axial tensile strength, to be in close contact with the inner surface of the tube, and to have a greater pressure strength for curing the impregnating resin. An object of the present invention is to provide a lining tube base material and a lining tube capable of forming a lining on the inner surface of the tube.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a lining tube base material according to
[0009]
Further, the lining tube base material according to
[0010]
And the lining tube which concerns on Claim 3 of this invention impregnates curable resin in the lining tube base material described in the said
[0011]
When the axial glass roving is overlapped on both surfaces of the inner layer and the outer layer as in the lining tube base material according to
[0012]
Moreover, when the glass roving of the circumferential direction is provided in the inner layer and the outer layer so as to overlap each other as in the lining tube base material according to
[0013]
And like the lining tube base material of
[0014]
Further, as in the lining tube base material according to
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, specific embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0016]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view of a lining tube base material according to an embodiment of the present invention, and FIG. 2 is an enlarged partial cross-sectional view showing in detail a portion surrounded by a circle in FIG.
[0017]
As shown in FIG. 1, the lining tube base material is formed by laminating an
[0018]
As shown in FIG. 2, the
[0019]
Since the glass roving 4 in the axial direction is a reinforcing material for imparting sufficient tensile strength by eliminating the elongation in the axial direction of the tube base material, the thickness and interval of the glass roving 4 are obtained so that sufficient tensile strength can be obtained. For example, it is possible to pass a glass roving 4 having a thickness of about 0.1 to 0.5 mm and a width of about 3 to 8 mm in the axial direction with an interval of about 7 to 15 mm in the circumferential direction. preferable.
[0020]
Moreover, as the glass chopped strand mat 5, for example, a mat in which glass chopped strands having a length of about 50 to 150 mm are deposited and stitched with a synthetic resin thread such as polyester so that the strands are not scattered is used. In particular, a mat in which 50% or more of the glass chopped strands are oriented in the circumferential direction and stitched in the axial direction with a synthetic resin yarn is preferably used because it easily extends in the circumferential direction.
[0021]
As shown in FIG. 2, the circumferential glass roving 6 is cut into a substantially constant length, and is overlapped in four stages while being shifted in the circumferential direction so as to overlap each other by half the length. Therefore, it is easy to extend in the circumferential direction.
[0022]
The glass roving 6 in the circumferential direction is preferably about 3 to 8 mm in width, about 0.2 to 0.5 mm in thickness, and about 50 to 200 mm in length. Is appropriate. If the glass roving 6 thicker than 0.5 mm is stacked more than 6 steps, the rigidity of the tube base material becomes too high, so that folding and handling becomes inconvenient, and conversely if the glass roving thinner than 0.2 mm is stacked in 2 steps or less. Further, since reinforcement by glass roving in the circumferential direction becomes insufficient, it becomes difficult to form a lining on the inner surface of the tube having a high pressure resistance.
[0023]
The glass felt 7 is made by overlapping and shrinking glass fibers, and the thickness thereof is appropriately determined so that a strong lining is formed in consideration of the diameter when the tube base material is expanded. do it.
[0024]
The lining tube base material having the above-described configuration is manufactured, for example, by the following method.
[0025]
First, glass rovings 4 are arranged in the axial direction, glass chopped strand mats 5 are stacked thereon, and
[0026]
In the basic embodiment of the lining tube of the present invention, the above-described tube base material is impregnated with a curable resin, whereby the inner gaps of the glass chopped strand mat 5 constituting the inner and
[0027]
As the curable resin to be impregnated, any of thermosetting, radiation curable, and natural curable resins can be used. For example, epoxy resins, vinyl ester resins, and polyester resins are preferably used.
[0028]
Moreover, as a resin impregnation method, the method of dipping a tube base material in the tank of curable resin liquid is employ | adopted suitably.
[0029]
When lining the inner surface of an existing pipe such as a sewage pipe using such a lining tube, the tube is pulled into the pipe, and the tube is inflated with a fluid pressure such as air pressure or water pressure and pressed against the inner surface of the pipe. If the impregnated resin is naturally cured in the state, or it is cured by supplying a heating medium such as heated air or hot water, or radiation curing is performed while moving an irradiation device such as ultraviolet rays in the tube. Well, when the impregnating resin is cured in this way, a high-strength lining reinforced with glass fibers can be formed on the inner surface of the tube.
[0030]
In particular, in this lining tube, since the glass roving 6 in the circumferential direction is provided on the inner and
[0031]
Furthermore, since this tube for lining has axial glass roving 4 on its tube base, the tensile strength in the axial direction is large, so even when a large tensile force is applied when the tube is pulled into the tube. There is no concern that the tube will stretch or break.
[0032]
Moreover, since the polyester nonwoven fabric 3 is provided inside the
[0033]
Although not shown in the figure, the
[0034]
When coated with a skin material in this way, the odor of the impregnated resin is blocked by the skin material, so there is no fear of being uncomfortable due to the resin odor, and sticking due to the impregnated resin is also prevented by the skin material, making handling easier Furthermore, since the invasion of moisture into the tube is also prevented by the outer skin material, the fear of poor curing of the impregnating resin is solved.
[0035]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, the lining tube base material of the present invention has a high tensile strength in the axial direction and good elongation in the circumferential direction, and therefore the lining tube of the present invention impregnated with a curable resin. There is no risk of stretching or breaking even when a large tensile force is applied when the tube is pulled into the tube, and when the tube is expanded by fluid pressure, it extends in the circumferential direction and adheres closely to the inner surface of the tube. Due to the reinforcing action of the glass roving in the direction, there is an effect that it is possible to form a strong inner surface of the tube with high pressure strength. Further, a polyester nonwoven fabric further laminated on the inner side of the inner layer has the effect that the inner surface of the formed lining (cured tube) is smooth and has a good flow of water, and also has improved chemical resistance and wear resistance. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view of a lining tube base material according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged partial cross-sectional view showing in detail a portion surrounded by a circle in FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34099899A JP4409686B2 (en) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | Lining tube base material and lining tube |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34099899A JP4409686B2 (en) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | Lining tube base material and lining tube |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001150545A JP2001150545A (en) | 2001-06-05 |
JP4409686B2 true JP4409686B2 (en) | 2010-02-03 |
Family
ID=18342267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34099899A Expired - Fee Related JP4409686B2 (en) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | Lining tube base material and lining tube |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4409686B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114701193B (en) * | 2022-04-27 | 2023-04-28 | 武汉中仪物联技术股份有限公司 | Glass fiber cloth folding device, glass fiber hose production equipment and production method |
-
1999
- 1999-11-30 JP JP34099899A patent/JP4409686B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001150545A (en) | 2001-06-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6923217B2 (en) | Fiber reinforced composite liner for lining an existing conduit and method of manufacture | |
US6932116B2 (en) | Fiber reinforced composite liner for lining an existing conduit and method of manufacture | |
CA2790832C (en) | Method of lining a conduit using a scrim-reinforced pipe liner | |
US5688571A (en) | Composite tubular member with internal reinforcement and method | |
JP7277189B2 (en) | Pipe liner and its method of manufacture and installation | |
US5698055A (en) | Method of manufacturing composite tube | |
JP5136876B2 (en) | Reinforced fiber laminate and method for producing the same | |
WO1990011175A1 (en) | Improvements relating to flexible tubular structures, methods of manufacturing same and pipes and pipe linings formed from said flexible tubular structures | |
RU2005127553A (en) | FACING MATERIAL FOR PIPELINES | |
GB2303574A (en) | Reinforced hose and method of manufacture thereof | |
JP3395053B2 (en) | Lining tube base material and lining tube | |
JP2011104786A (en) | Lining material | |
JP4409686B2 (en) | Lining tube base material and lining tube | |
JP4545399B2 (en) | Rehabilitation material and manufacturing method thereof | |
JPS6053213A (en) | Composite bearing and method of producing same | |
JPH0515542B2 (en) | ||
JP2002160296A (en) | Tube lining material, its manufacturing method, method for lining tube | |
JP2012126129A (en) | Lining material | |
JP3881938B2 (en) | Tubular liner, thermosetting resin tube, and method for repairing and reinforcing tubular inner layer | |
JPH10246388A (en) | Tube lining material | |
JP2002225136A (en) | Cylindrical regenerated material | |
JP2001129882A (en) | Tube lining material and tube lining method | |
JP2002249968A (en) | Substrate for lining material, lining material and method of lining pipe | |
JP2002137298A (en) | Material and method for pipe lining | |
JP3062560B2 (en) | Manufacturing method of lightweight hose |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061108 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081201 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090722 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090924 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091014 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091112 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4409686 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131120 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |