JP4407600B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、映像情報の開心領域(ROI)を高画質で符号化するための画像処理装置に関する。
画像のデータ量を圧縮し伝送・蓄積するために各種符号化技術が標準化されている。このうち、JPEG2000圧縮方式では、注目領域の画質を他の領域より高画質に符号化するROI(Region Of Interest:関心領域)機能が知られている。ROIの設定手法としては、ROIを動きのある被写体に設定する画像処理装置の一例が特許文献1及び特許文献2に開示されている。
特開2004−200739号公報 特開2004−240844号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明にあっては、動きのある特定被写体をROI対象とするため、被写体が停止した場合はROIとして設定されない。また、動きの大きい画像ではほとんどの領域がROIに設定されてしまい、符号量/画質の画面内での配分において十分な効果が期待できないといった問題があった。
また、特許文献2に記載された発明にあっては、任意のフレームでユーザが初期設定したROIについて、この領域の特徴的画像を識別し以降のフレームで特徴的画像を探索しROIを追従させている。この場合、ユーザが映像を観察し特徴的画像が出現する時点で自ら初期のROI領域枠を指定するという煩わしさが有る。また、特徴的画像を探索するために相当量の計算コストが必要となる。これについては、初期設定したROIの領域の画像を参照画像として次フレーム以降で参照画像を探索する方法も同様である。
一方、フレーム間の差分情報を元にROIを決定する方法では、特許文献1記載の発明の場合と同様の不都合が生ずる。
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的としては、映像中の被写体が停止した場合でも被写体領域をROIとして適当な期間保持し、動きの大きい画像においても被写体中の注目すべき領域を簡便にROIとして検出することができる画像処理装置を提供することにある。
また、本発明は、ユーザが映像を観察し初期のROIを自ら設定するという煩わしさ無しに適切なROI設定を開始し、継続することができる画像処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置は、時系列に入力される画像情報を符号化する画像処理装置において、入力された画像情報を1フレーム以上蓄積する蓄積手段と、前記画像情報中の第1の所定変化領域を動物体領域として検出する第1の領域検出手段と、前記画像情報中の第2の所定変化領域を動物体の頭部領域として検出する第2の領域検出手段と、前記第1の領域検出手段により検出された前記動物体領域及び前記第2の領域検出手段により検出された前記頭部領域の少なくとも一方を関心領域として選択する選択手段であり、前記動物体領域の占める画積が所定の閾値より大きい場合または前記動物体領域の個数が所定の閾値より多い場合には前記頭部領域を優先的に関心領域として選択する関心領域選択手段と、前記画像情報中の関心領域の符号化に用いる第1の符号化パラメータと、前記画像情報中の関心領域以外の領域の符号化に用いる第2の符号化パラメータとを設定する符号化パラメータ設定手段と、前記関心領域選択手段により選択された前記画像情報の関心領域と、前記符号化パラメータ設定手段により設定された前記第1及び第2の符号化パラメータとを用いて前記画像情報を符号化する符号化手段とを備えることを要旨とする。
本発明によれば、映像情報中の所定変化領域を動物体領域として検出し、或いは映像情報中の所定変化領域を人物の頭部領域として検出し、動物体領域または人物の頭部領域の何れか又は両方の領域を関心領域として指定することにより、被写体の動きが停止した場合でも適当な期間関心領域を保持し、この関心領域に対して高画質の符号化を行ことができる。
また、本発明によれば、動物体領域の面積や個数によって動物体領域と頭部領域の何れかを関心領域として優先的に選択することにより、動きの大きい画像や複数人が映る画像においても人物識別に重要な顔を含む頭部領域をより注目すべき関心領域として効果的に符号化することができる。
さらに、本発明によれば、映像情報中の所定変化領域を関心領域として自動抽出することができるため、ユーザが画像を注視し初期の関心領域の対象を手作業で設定するような煩わしさは無く、適切な関心領域設定を開始継続することができる。
以下、本発明に係る画像処理装置を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。以下の各実施例では、本発明による画像処理装置を監視カメラシステム等の画像撮影記録再生システムに搭載して実施したものである。
まず、本発明の第1の実施例について、図1〜図13を参照して説明する。本実施例は、本発明による画像処理装置を監視カメラシステムに搭載して実施したものである。
図1は、本実施例による監視カメラシステムの構成図である。
図1に示す監視カメラシステムは、画像を撮像する監視カメラ101と、この監視カメラ101の画像出力側に接続される画像人力インタフエース(I/F)102と、この画像入力I/F102の出力側に接続される画像処理装置103と、この画像処理装置103の出力側に接続されるデータ記録装置104とを備える。この構成において、監視カメラ101で撮像された画像は、画像入力I/F102でデジタル画像データに変換され、画像処理装置103に送られる。この画像処理装置103に入力された画像データは、JPEG2000に基づく圧縮方式で符号化され、順次、データ記録装置104に記録されていく。
このうち、画像処理装置103は、本発明の画像処理装置に対応するもので、図1に示すように、機能上、画像入力I/F102の出力側に接続される画像メモリ105と、画像メモリ105の出力側に接続される動物体領域検出部106と、画像メモリ105および動物体領域検出部106の出力側に接続される頭部領域検出部107と、両領域検出部106、107に接続されるROI領域選択部108と、符号化パラメータ設定部109と、画像メモリ105、ROI領域選択部108、および符号化パラメータ設定部109の出力側に接続されるJPEG2000エンコーダ110とを有している。
画像メモリ105は、本発明の蓄積手段に対応するもので、画像入力I/F102から入力された画像情報を1フレーム以上蓄積して記憶する。
動物体領域検出部106は、本発明の第1の領域検出手段に対応するもので、画像メモリ105の画像情報を元に、画像情報中の所定の変化領域を動物体領域として検出する(詳細は後述参照)。
頭部領域検出部107は、本発明の第2の領域検出手段に対応するもので、画像メモリ105の画像情報及び動物体領域検出部106による動物体領域の検出結果を元に、画像情報中の所定の変化領域を頭部領域として検出する(詳細は後述参照)。
ROI領域選択部108は、本発明の関心領域選択手段に対応するもので、動物体領域検出部106にて検出された動物体領域及び頭部領域検出部107にて検出された頭部領域の何れか又は両方をROIとして選択し、ROIマスクデータを出力する(詳細は後述参照)。ROIの選択は、用途により予め設定し、設定された検出領域(動物体領域又は頭部領域)をROIとして選択可能となっている。この場合、ROIとして選択されない検出領域(動物体領域又は頭部領域)に対応する領域検出部(動物体領域検出部106又は頭部領域検出部107)の動作は実行されない。
符号化パラメータ設定部109は、本発明の符号化パラメータ設定手段に対応するもので、画像データ中のROIの符号化に用いる符号化パラメータと、画像データ中のROI以外の領域の符号化に用いる符号化パラメータとをそれぞれ設定する。
JPEG2000エンコーダ110は、本発明の符号化手段に対応するもので、画像メモリ105の画像データと、ROI領域選択部108からのROIマスクデータと、符号化パラメータ設定部109からの符号化パラメータとを元に、JPEG2000に基づく符号化を行い、JPEG2000ビットストリームを出力する。
図2は、画像処理装置103による画像処理の流れを示す概要図である。
図2に示すように、画像処理装置103は、画像入力I/F102を介して画像データを画像メモリに105に入力すると(ステップS10)、動物体領域検出部106、頭部領域検出部107、及びROI領域検出部108により、その入力画像に対してROIを検出する(ステップS20)。次いで、画像処理装置103は、検出されたROIに対応するROIマスクデータと、符号化パラメータ設定部109により設定された符号化パラメータとに基づいて、JPEG2000エンコーダ110により、JPEG2000に基づくエンコードを行い(ステップS30)、エンコードされたコードストリーム(JPEG2000ビットストリーム)をデータ記録装置104に出力する(ステップS40)。
図3は、上記の動物体領域検出部106、頭部領域検出部107、及びROI領域検出部108によるROI検出処理(ステップS20)の詳細を示すフローチャート、図4は、図3に示すROI検出処理に伴う入力データから出力データまでの処理画像データの遷移状況を説明する図である。
図3に示すように、動物体領域検出部106は、入力画像111(図4参照)に対してフィルタ処理・縮小の前処理を行い(ステップS110)、比較画像を更新する(ステップS120)。
図5は、画像処理装置103による比較画像作成の処理の具体例を示すフローチャートである。この処理に際し、画像処理装置103は、入力画像111に対して空間方向にローパスフィルタ(LPF)を適用し、ノイズ除去と画像データ縮小を行って縮小画像112(図4参照)を得る(ステップS210)。次いで、得られた縮小画像112に対し、画像処理装置103は、時間軸方向に係数の異なる2種類のIIR(Infinite Impulse Response)フィルタ、すなわち長期蓄積用IIRフィルタおよび短期蓄積用IIRフィルタをそれぞれ適用する(ステップS220、S230)。ここで適用されるLPF及び2種類のIIRフィルタは、画像処理装置103内に予め設定される。
図6は、上記の縮小画像112を入力データとするIIRフィルタの回路図を示す。図6において、IIRフィルタの係数a(0≦a≦1)は、フレーム毎の画像データの更新割合に相当する。ここで、IIRフィルタの係数aが大きければ、出力データは短期間で速やかに更新される画像データ、即ち短期蓄積画像114(図4参照)となる。一方、IIRフィルタの係数aが小さければ、出力データは長期間に亘って蓄積され僅かずつ更新される画像データ、即ち長期蓄積画像113(図4参照)となる。
従って、短期蓄積用IIRフィルタの係数aは、出力データが短期蓄積画像114となるようにその範囲内で大きく、長期蓄積用IIRフィルタの係数aは、出力データが長期蓄積画像113となるようにその範囲内で小さく設定される。例えば、短期蓄積用IIRフィルタの係数aを、短期蓄積画像用の更新パラメータAs(短期蓄積用時定数)とし、長期蓄積用IIRフィルタの係数aを、長期蓄積用IIRフィルタの更新パラメータAl(長期蓄積用時定数)とした場合、一例として、Al=0.001、As=1に設定される。
図3に戻り説明を続けると、動物体領域検出部106は、上記のIIRフィルタから出力された短期蓄積画像114と長期蓄積画像113とを比較することにより、入力画像上の動物体領域を抽出する(ステップS130)。
図7は、上記の動物体領域検出部106による動物体領域抽出処理(ステップS130)の詳細を示す。
図7において、動物体領域検出部106は、長期蓄積画像113と短期蓄積画像114の対応する画素位置の輝度差分の絶対値を求める(ステップS310)。次いで、動物体領域検出部106は、絶対値が所定の閾値Thより大きければ、「変化画素」として2値化マップ115(図4参照)の対応する画素位置に「1」を与え、絶対値が所定の閾値Th以下であれば、「変化の無い画素」として2値化マップ115の対応する画素位置に「0」を与え、このようにして変化領域の2値化マップ115を作成する(ステップS320)。
次いで、動物体領域検出部106は、ノイズの影響を低減するために2値化マップ115中の孤立点を除去し(ステップS330)、隣接する「変化画素」をグループ化し、「変化領域」としてラベルを付与する(ステップS340)。
次いで、動物体領域検出部106は、「変化領域」の大きさ(サイズ)が所定の閾値Thsize(後述参照)より大きければ、この領域を動物体領域として選択する(ステップS350)。次いで、動物体領域検出部106は、複数の動物体領域に重なりが生じる場合は、これを一つの動物体領域としてまとめ(ステップS360)、動物体領域の形状を整形し(ステップS370)、動物体領域マップ116(図4参照)を作成する(ステップS380)。
図3に戻り説明を続けると、上記のように動物体領域検出部106により動物体領域抽出処理が実行されると、その結果に基づいて、ROI領域検出部108は、入力画像上に動物体領域が有るか否かを判断し(ステップS140)、その結果、動物体領域が有る場合(ステップS140:Yes)には、ROI領域選択部108により頭部領域検出が選択されているか否かを判断する(ステップS150)。
その結果、ROI領域選択部108により頭部領域検出が選択されていれば(ステップS150:Yes)、頭部領域検出部107による頭部領域抽出処理を行い(ステップS160)、抽出された頭部領域に基づいて、ROI領域検出部108は、ROIマスク117(図4参照)を作成する(ステップS170)。
一方、動物体領域が無い場合(ステップS140:No)、又は、動物体領域が有る場合(ステップS140:Yes)で且つROI領域選択部108により頭部領域検出が選択されていない場合(ステップS150:No)、ROI領域検出部108は、動物体領域抽出による動物体領域マップ116を元に、ROIマスク117を作成する(ステップS170)。
図8は、上記の頭部領域検出部107による頭部領域抽出処理(ステップS160)の詳細を示すフローチャートである。
図8において、頭部領域検出部107は、動物体領域マップ116から動物体領域の輪郭情報を抽出し(ステップS410)、ハフ変換・投票を用いて動物体領域上部の円近似領域を頭部領域候補として検出する(ステップS420)。次いで、頭部領域検出部107は、頭部領域候補から得票数が上位の要素を頭部領域として選択し(ステップS430)、選択された頭部領域の頭部領域マップを作成し、その頭部領域マップで動物体領域マップ116を更新する(ステップS440)。
本実施例の監視カメラシステムでは、例えば、長期蓄積画像113用の更新パラメータAlを0.001、短期蓄積画像114用の更新パラメータAsを1として、前述したIIRフィルタによるフィルタ処理を行うことができる。例えば、図9のように画像の輝度範囲を1〜255の8ビットで表現し、室内の壁面の輝度レベルが80程度の場面に現れた人物の輝度レベルが150程度の場合、差分2値化閾値Thを50とすると、この人物が停止しても、約330フレーム(フルフレームで11秒間)に亘って動物体領域を保持する。このように更新パラメータAl、Asと、差分2値化閾値Thの調整により、動物体領域が停止した場合でも、特別な領域マッチングの処理を要さずに一定期間検出領域を保持することが可能となる。
なお、本実施例では、ROI検出への入力画像は輝度成分を用いたが、色差成分を併せて用い、総合的に動物体領域を判定してもよい。
また、「変化領域」の選択閾値Thsizeは、撮影場面に応じて、画面上の位置により変化させてもよい。即ち、面面下部(手前側)では閾値が大きく、画面上部(奥側)では閾値が小さくなるように設定することができる。
さらに、初期のROI検出処理は、タイマー設定により長期蓄積画像113が十分平均化され、安定するまで適当な時間経過後に開始してもよい。或いは、初期の長期蓄積画像113は、FIR(Finite Impulse Response)フィルタを用いて短時間で蓄積し、その後設定した係数で長期蓄積画像113を更新するようにして、ROI検出の不感時間を無くすことも可能である。
また、差分絶対値の2値化閾値を適用する際の仕方は、以下のように比較画像間の平均輝度の差を差し引き、更に2段階の閾値に設定することにより、検出部分の輝度に応じてより安定した検出を行うようにしてもよい。
即ち、その設定閾値は、図10に示すようなテーブルデータとして予め格納されており、使用場面に応じて、高/中/低の何れかの感度を選択し、選択した感度に対応する3つの閾値Th1、Th2、Th3を2値化ステップ(ステップS320)の中で利用する。なお、各閾値Th1、Th2、Th3の値は、8ビットで量子化された画像データの輝度値を0〜255として表現した場合を基準にとってある。
本実施例における2値化処理において、長期蓄積画像113のフレーム全体の輝度平均値をFavlとし、短期蓄積画像114のフレーム全体の輝度平均値をFavsとし、各面素位置(i,j)における長期蓄積画像113の輝度値をFl(i,j)とし、短期蓄積画像114の輝度値をFs(i,j)とすると、差分の絶対値Dabs(i,j)は、
△Fav=Favs−Favl
△F(i,j)=Fs(i,j)−Fl(i,j)
Dabs(1,j)=|△F(i,j)−△Fav|
で表すことができる。
この場合、前記の絶対値Dabs(i,j)が求まると、短期蓄積画像114の画素位置(i,j)における輝度値Fs(i,j)と、長期蓄積画像113の画素位置(i,j)における輝度値F1(i,j)とをそれぞれ閾値Th1と比較する。そして、少なくともFs(i,j)、Fl(i,j)の何れか一方が閾値Th1よりも大きい場合には、判定閾値としてTh2を適用し、双方とも閾値Th1以下であった場合には、判定閾値としてTh3を適用する。
その結果、Dabs(i,j)>適用閾値(Th2又はTh3)であれば、画素位置(i,j)に有意な変化が有ると判定し、Dabs(1,j)≦適用閾値(Th2又はTh3)であれば、画素位置(i,j)に有意な変化が無いと判定する。
なお、孤立点除去・ラベリングされた動き領域を有効な動物体と判定する閾値Thsizeには、想定される物体領域の面積を用いる。監視カメラでは、斜め上から監視エリアを撮影することが多く、この場合には、画面下部がカメラに近く画面上部がカメラから遠くなり、想定する動物体の画面上の大きさは画面下部で大きく画面上部で小さくなる。そこで、検出された「変化領域」の重心の画面上の座標位置を元に、想定される動物体領域の面積をパラメータとして設定する。想定される動物体領域の大きさは、図11のように撮影場面に応じて予め簡易的にユーザが設定できるようにしてもよい。図11の例では、検出画面上で、動物体領域が下端に有る時と上端に有る時とにそれぞれ想定される動物体の面積をユーザが初期設定し、これを元に、動物体領域の位置毎に想定される動物体の面積を設定する場合を模式的に示している。
また、本実施例では、面面全体よりROIを検出しているが、撮影場面に応じて領域をマスクしてもよい。また、領域検出の安定化のために、変化領域にIIRフィルタを適用し、一瞬だけ現れる領域を除去してもよい。さらに、関心領域(ROI)の選択は、撮影場面に応じてユーザが予め設定することができる。
図12は、ROI領域の検出イメージである。動物体領域の情報を元に頭部領域を推定しROIをより限定することができる。なお、本実施例においては、頭部領域検出を動物体領域検出結果を用いて効率的な検出を行っているが、頭部領域検出を独立して行ってもよい。
図13は、ROI検出結果を用いたJPEG2000エンコーダ110による符号化の詳細を示すフローチャートである。なお、JPEG2000の符号化技術は、公知であるので、本明細書では詳述しない。
図13において、JPEG2000エンコーダ110は、入力画像データに対し、DCレベルシフト(ステップS510)、色変換(ステップS520)を行った後、ウェーブレット変換を適用し(ステップS530)、量子化する(ステップS540)。次いで、JPEG2000エンコーダ110は、量子化データに対し、EBCOTと呼ばれるビットプレーン単位のエントロピー符号化を適用する。EBCOTでは、係数ビットモデリング(ステップS550)の後、算術符号化(ステップS560)を行う。次いで、JPEG2000エンコーダ110は、符号化結果から設定符号量に合わせたビットストリームを生成し、データ記録装置104に出力する(ステップS570)。
符号化パラメータは、JPEG2000エンコーダ110に対してROI領域を高画質に符号化する設定値を与えるものである。JPEG2000では、MAXSHIFT法がROI優先符号化の基本仕様となっているが、本実施例においては、ビットプレーンシフトの適用の有無をROI領域用の符号化パラメータとして与えてもよいし、より一般化してビットプレーンシフトを行うシフト係数をROI領域用の符号化パラメータとして与えてもよい(図13中の点線矢印(A)参照)。或いは、量子化のステップ設定を符号化パラメータとして与えてもよい(図13中の点線矢印(B)参照)。
ここで、ROI検出・符号化する画像のフレーム間隔は、フルフレーム(30フレーム/秒)で行うことが可能であるが、必要に応じより少ないフレーム数で検出・符号化を行ってもよい。フレームレートを変更する際には、蓄積画像の更新パラメータを調節することにより、動物体領域の保持時間を調整することができる。
従って、本実施例によれば、映像情報中の所定変化領域を動物体領域として検出し、或いは映像情報中の所定変化領域を人動の頭部領域として検出し、動物体領域または人物の頭部領域の何れか又は両方の領域をROIとして指定することにより、被写体の動きが停止した場合でも適当な期間ROIを保持し、高画質の符号化を行うことができる。
また、本実施例によれば、動物体領域の面積や個数によって動物体領域と頭部領域の何れかをROIとして選択することにより、動きの大きい画像や複数人が映る画像においても、人物識別に重要な顔を含む頭部領域をより注目すべきROIとして効果的に符号化することができる。
さらに、本実施例によれば、映像情報中の所定変化領域をROIとして自動抽出することができるため、ユーザが画像を注視し初期のROIの対象を手作業で設定するような煩わしさは無く、適切なROI設定を開始継続することができる。
次に、本発明の第2の実施例を説明する。本実施例は、前述の図3に示すROI検出処理の一部を変更して実施したものである。その他については、第1の実施例(図1〜図13)と同様であるため、以下、相違点のみ説明する。
図14は、本実施例による画像処理装置のROI検出処理の流れを示すフローチャートである。第1の実施例(図3)と比べると、ステップS610〜S640の処理は、ステップS110〜S140と同様であり、ステップS650以降のROI領域選択部108に関する処理が相違する。
すなわち、図14において、ROI領域選択部108は、動物体領域が無ければ(ステップS640:No)、動物体領域抽出による動物体領域マップを元に空のROIマスクを作成する(ステップS670)。一方、ROI領域選択部108は、動物体領域が有れば(ステップS640:Yes)、動物体領域の面積Aobjを評価する(ステップS650)。この際、複数の動物体領域が有る場合は、各領域の面積の総和を求め、ROI面積閾値Thareaと比較する。
その結果、Aobj≦Thareaならば、頭部領域検出部107による頭部領域検出は行わず(ステップS650:No)、ROI領域選択部108は、動物体領域検出部106による動物体領域抽出で得られた動物体領域マップを元に、ROIマスク117を作成する(ステップS670)。一方、Aobj>Thareaならば、頭部領域検出部107による頭部領域抽出を行い(ステップS660)、抽出された頭部領域に基づいて、ROI領域選択部108は、ROIマスク117を作成する(ステップS670)。
なお、ROI面積閾値Thareaは、ユーザが初期設定することができる。また、ROIと非ROIの符号化パラメータの差分または比率を元に割り当て符号量の差が大きくなるほど、ROI面積閾値Thareaを低く設定する計算式を用いてもよい。
例えば、ROIの量子化ステップ幅をQroi、ROI以外の量子化ステップ幅をQnroiとすると、ROI面積閾値Thareaは、一定の係数Careaを用いて、
Tharea=Carea×(Qroi/Qnroi)
と表すことができる。この場合、ROIの量子化ステップが細かくなるほど、ROI面積閾値は小さなくり、少ない領域を際立たせるように符号化することができる。
図15(A)及び(B)は、上記のROI選択例を示す図である。
図15(A)に示すように動物体領域の面積がROI面積閾値Tharea(図中の例:Tharea=w(画面の幅)*h(画面の高さ)/4)以下の場合は、動物体領域全体をROIとして選択する。図15(B)に示すように動物体領域の面積がROI面積閾値Thareaより大きい場合には、頭部領域をROIとして選択する。
次に、本発明の第3の実施例を説明する。本実施例は、前述の図3に示すROI検出処理の一部を変更して実施したものである。その他については、第1の実施例(図1〜図13)と同様であるため、以下、相違点のみ説明する。
図16は、本実施例による画像処理装置のROI検出処理の流れを示すフローチャートである。前述の図3に示す処理と比べると、ステップS710〜S740の処理は、ステップS110〜S140と同様であり、ステップS750以降のROI領域選択部108に関する処理が相違する。
すなわち、図16において、ROI領域選択部108は、動物体領域が無ければ(ステップS740:No)、動物体領域抽出による動物体領域マップを元に空のROIマスクを作成する(ステップS770)。一方、ROI領域選択部108は、動物体領域が有れば(ステップS740:Yes)、動物体領域の個数NobjをROI個数閾値Thnと比較する(ステップS750)。
その結果、Nobj≦Thnならば、頭部領域検出部107による頭部領域検出は行わず(ステップS750:No)、ROI領域選択部108は、動物体領域検出部106による動物体領域抽出で得られた動物体領域マップ116を元に、ROIマスク117を作成する(ステップS770)。一方、Nobj>Thnならば、頭部領域検出部107による頭部領域抽出を行い(ステップS760)、抽出された頭部領域に基づいて、ROI領域選択部108は、ROIマスク117を作成する(ステップS770)。
なお、ROI個数閾値Thnは、ユーザが初期設定することができる。また、ROIと非ROIの符号化パラメータの差分または比率を元に、割り当て符号量の差が大きくなるほど、ROI個数閾値Thnを低く設定する計算式を用いてもよい。
例えば、ROIの量子化ステップ幅をQroi、ROI以外の量子化ステップ幅をQnroiとすると、ROI個数閾値Thnは、一定の係数Cnを用いて、
Thn=Cn×(Qroi/Qnroi)
と表すことができる。この場合、ROIの量子化ステップが細かくなるほど、ROI個数閾値Thnは小さくなり、数少ない領域を際立たせるように符号化することができる。
図15(A)及び(B)は、上記のROI選択例を示す図である。
図15(A)に示すように、動物体領域の個数がROI個数閾値Thn(図中の例:Thn=2)以下の場合は、動物体領域全体をROIとして選択する。図15(B)に示すように、動物体領域の個数がROI個数閾値Thnより多い場合には、頭部領域をROIとして選択する。
なお、前述のROI面積閾値及びROI個数閾値を併用して、動物体領域またはROI領域を選択してもよい。
また、上記の各実施例では、JPEG2000のROI領域を用いているが、本発明の画像処理装置で用いる符号化方式はJPEG2000に限定するものではなく、例えば同一フレーム内で複数の画質を設定可能な全ての符号化方式に適用できる。
また、上記の各実施例で適用される監視カメラシステムの応用例としては、ROIが一定期間検出された時に警報を出力、または、イベント情報を記録してもよい。また、前述した第2の実施例で適用される監視カメラシステムの場合には、ROIが頭部領域となったタイミングで警報を出力、またはイベント情報を記録してもよい。
なお、上記の各実施例で説明した画像処理装置の各部(画像メモリ、動物体領域検出部、頭部領域検出部、ROI領域検出部、符号化パラメータ設定部、JPEG2000エンコーダ)が有している機能の少なくとも一部をプログラムによりコンピュータに実現させるようにしてもよい。このプログラムは、記録媒体から読み取られてコンピュータに取り込まれてもよいし、通信ネットワークを介して伝送されてコンピュータに取り込まれてもよい。
この場合に用いるプログラムの例として、時系列に入力される画像情報を符号化する画像処理プログラムを対象とすることができる。この画像処理プログラムは、入力された画像情報を1フレーム以上蓄積するステップと、画像情報中の第1の所定変化領域を動物体領域として検出する第1の領域検出ステップと、画像情報中の第2の所定変化領域を人物の頭部領域として検出する第2の領域検出ステップと、動物体領域または人物の頭部領域の何れか又は両方の領域を関心領域として選択する関心領域選択ステップと、画像情報中の関心領域の符号化に用いる第1の符号化パラメータと画像情報中の関心領域以外の領域の符号化に用いる第2の符号化パラメータを設定するステップと、映像情報の関心領域指定と第1及び第2の符号化パラメータを用いて映像情報を符号化するステップとをコンピュータに実行させるように構成してもよい。
この画像処理プログラムを用いた場合、関心領域選択ステップは、動物体領域の占める面積が所定の閾値より大きい場合に人物の頭部領域を関心領域として選択してもよく、動物体領域の個数が所定の閾値より多い場合に人物の頭部領域を関心領域として選択してもよい。
本発明は、映像情報の開心領域を高画質で符号化する画像処理装置に適用でき、例えば監視カメラシステム等の画像撮影記録再生システムにも適用できる。
本発明の第1の実施例に係る画像処理装置を搭載した監視カメラシステムの全体構成を示すブロック図である。 画像処理の流れを示す図である。 画像処理装置のROI検出処理の流れを示すフローチャートである。 ROI検出処理に伴う処理画像データの遷移状況を示す図である。 比較画像作成の処理の流れを示すフローチャートである。 IIRフィルタの回路図である。 動物体領域抽出処理の詳細を示すフローチャートである。 頭部領域抽出処理の詳細を示すフローチャートである。 動物体領域検出を説明する概念図である。 差分絶対値の2値化閾値として適用可能な閾値テーブルの内容を示す図である。 動物体領域選択閾値の設定例を示す図である。 ROI検出処理結果の概念図である。 JPEG2000符号化処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施例に係る画像処理装置のROI検出処理の流れを示すフローチャートである。 (A)及び(B)は、ROI選択例を示す図である。 本発明の第3の実施例に係る画像処理装置のROI検出処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
101 監視カメラ
102 画像入力I/F
103 画像処理装置
104 データ記録装置
105 画像メモリ
106 動物体領域検出部
107 頭部領域検出部
108 ROI領域選択部
109 符号化パラメータ設定部
110 JPEG2000エンコーダ

Claims (1)

  1. 時系列に入力される画像情報を符号化する画像処理装置において、
    入力された画像情報を1フレーム以上蓄積する蓄積手段と、
    前記画像情報中の第1の所定変化領域を動物体領域として検出する第1の領域検出手段と、
    前記画像情報中の第2の所定変化領域を動物体の頭部領域として検出する第2の領域検出手段と、
    前記第1の領域検出手段により検出された前記動物体領域及び前記第2の領域検出手段により検出された前記頭部領域の少なくとも一方を関心領域として選択する手段であり、前記動物体領域の占める画積が所定の閾値より大きい場合または前記動物体領域の個数が所定の閾値より多い場合には前記頭部領域を優先的に関心領域として選択する関心領域選択手段と、
    前記画像情報中の関心領域の符号化に用いる第1の符号化パラメータと、前記画像情報中の関心領域以外の領域の符号化に用いる第2の符号化パラメータとを設定する符号化パラメータ設定手段と、
    前記関心領域選択手段により選択された前記画像情報の関心領域と、前記符号化パラメータ設定手段により設定された前記第1及び第2の符号化パラメータとを用いて前記画像情報を符号化する符号化手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
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