JP4405941B2 - 回線冗長化方法およびこれに用いる中継装置 - Google Patents

回線冗長化方法およびこれに用いる中継装置 Download PDF

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Description

本発明は、ネットワーク間を接続する中継装置での故障検出およびバックアップ回線への切り替えにおける回線冗長化技術に関する。
従来、イーサネット(登録商標)などにおける通信回線の故障対策の技術としては、APS(Automatic Protection Switching)やVRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)などがある。APSは、ATM(Asynchronous Transfer Mode)またはPOS(Point of Sale)回線に適用可能であり、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)フレームでの同期機構を用いた技術である。このAPSでは、制御信号を用いて端局間で故障した現用回線を自動的に予備回線に切り替え、復旧動作を行う。
また、VRRPは複数のルータの多重化を行うためのプロトコルであり、このVRRPにより回線の冗長化を実現することが可能である。VRRPを用いる技術については非特許文献1に記載されている。
図18〜図22を参照して、VRRPによる動作をルータが2台の場合の冗長化通信システム100を例として説明する。
図18に示すように、従来の冗長化通信システム100では、第1ルータ101と第2ルータ102とが実インタフェース101a、102aを介してイーサネット(登録商標)網120に接続されるとともに、このイーサネット(登録商標)網120とは別の他ネットワーク網130にも接続されている。また、このイーサネット(登録商標)網120には端末140が接続されている。
第1ルータ101と第2ルータ102とは1台の仮想ルータ110を構成し、この仮想ルータ110はイーサネット(登録商標)網120に1つの仮想インタフェース110aにより接続されることになる。
そのため、実インタフェース101a、102aに接続されている2本の回線は同一の回線とみなされ、第1ルータ101および第2ルータ102には同一のIPアドレスおよびMACアドレスが付与される。
また、実インタフェース101a、102aに接続されている2本の回線には1〜255の範囲の値で優先度が付与されており、最も小さい優先度値が付与されている回線がマスタ状態となり、他の回線はバックアップ状態になる。
図18においては第1ルータ101の実インタフェース101aに接続されている回線の優先度値が100であり、第2ルータ102の実インタフェース102aに接続されている回線の優先度値が200であるため、第1ルータ101がマスタルータであり、第2ルータ102がバックアップルータとなる。
この状態で端末140から他ネットワーク網130宛てにパケットが送信されると、イーサネット(登録商標)網120を介して第1ルータ101および第2ルータ102の両方にパケットが到達するが、マスタルータである第1ルータ101のみで受信され、バックアップルータである第2ルータ102では受信されない。
また、他ネットワーク網130から端末140宛てにパケットが送信されると、第1ルータ101および第2ルータ102の両方にパケットが到達するが、マスタルータである第1ルータ101のみから端末140宛てにパケットが送信され、バックアップルータである第2ルータ102からは送信されない。
ここで、第1ルータ101および第2ルータ102はそれぞれ通信の過程で学習された端末のIPアドレスとMACアドレスとの対応情報が格納されるARPキャッシュと呼ばれるメモリを有し、このARPキャッシュに保存されている情報が利用されて送信が行われる。
さらに、このVRRPの動作では、自身がマスタルータであることを示す稼働状態確認用パケットがマスタルータからすべてのバックアップルータに対してマルチキャストモードで送信される。そして、バックアップルータでこの稼働状態確認用パケットが受信されることにより、マスタルータにおいて正常に通信が行われていることが確認される。
マスタルータが故障した場合は、図19に示すように、マスタルータ101から稼働状態確認用パケットが送信されないため、マスタルータ101が故障したことがバックアップルータ102で認識される。そして、バックアップルータの中で最も優先度値の小さいルータがマスタルータに切り替わる。図19においてはバックアップルータはルータ102のみであるためルータ102がマスタルータに切り替わる。
図20は従来のVRRPの動作によるルータの遷移状態(1)〜(6)を示す説明図である。まずVRRP動作が開始すると、付与されている優先度値が最も小さいルータである場合は、初期状態(S1)からマスタ状態(S2)に遷移する(遷移状態(1))。優先度値が最も小さいルータ以外のルータは、初期状態(S1)からバックアップ状態(S3)に遷移する(遷移状態(2))。
そして、オペレータの指示などによりVRRP動作が停止(または一時停止)されたときには、マスタ状態(S2)またはバックアップ状態(S3)から初期状態(S1)に遷移する(遷移状態(3)、(4))。
また、バックアップ状態(S3)のときに、稼働状態確認用パケットの不達によりマスタルータの故障を認識すると、マスタ状態(S2)に遷移する(遷移状態(5))。
また、マスタ状態(S2)のときに、自身より優先度値が小さいルータの故障が復旧されたことにより送信されるADVERTISEパケットを受信すると、バックアップ状態(S3)に遷移する(遷移状態(6))。このとき、保守条件によりon/offの切り替えが可能なpreemptionモードで状態遷移が制御されており、且つモードがoffのときにはバックアップ状態(S3)へは遷移しない。
Virtual Router Redundancy Protocol (VRRP) RFC3768 IETF
しかし、従来の通信回線の故障対策の技術であるAPSはSDHの機構を利用するため、SDHフレームを使用しないイーサネット(登録商標)には適用できないという問題があった。
また、別の故障対策の技術であるVRRPでは、冗長化構成を組む回線の本数分のルータが必要(回線のN重化にはN台のルータが必要)であるため、最低でも2台のルータが必要であった。
また、VRRPの技術を用いて仮想LAN回線に対して冗長化構成が組まれた際に発生する故障は、同一物理回線内の全仮想LAN回線に共通する物理的な回線リンクまたは回線カードでの故障によるものが多い。しかし、このように同一物理回線内の全仮想LAN回線に共通の媒体で発生する故障にもかかわらず、この全ての仮想LAN回線に対して個々に稼働の状態確認を行う必要がある。このため、同一物理回線内に多数の仮想LAN回線に対する冗長化構成を組んだ場合、故障検出のためのソフトウェアによる処理負担が増加するとともに回線切り替え時における通信断時間も増加するという問題があった。
また、図21に示すように、VRRPの技術において仮想ルータ110が接続されているイーサネット(登録商標)網120内で故障が発生した場合、マスタルータ101はこの故障を認識できず稼働状態確認用パケットを定期的に送信し続ける。しかし、バックアップルータ102はイーサネット(登録商標)網120の故障によりこの稼働状態確認用パケットを受信できないため、マスタ状態に遷移する。この結果、両方のルータ101、102がマスタ状態となり、同一パケットが誤って複数個送信される可能性があるという問題があった。
また、VRRPの技術において故障や保守作業によりマスタ状態の回線が別の回線に切り替わる際、図22に示すように、新たなマスタ状態のルータのARPキャッシュ202が旧マスタ状態のルータのARPキャッシュ201と異なるときは通信に先立ちアドレスの学習が頻発してルータのパケット転送性能の低下やそれに伴うパケット損失が起こるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、SDHフレームを使用しないネットワークにも適用することができ、1台の中継装置でも高い信頼性を有する状態で回線の冗長化を構成することができる回線冗長化方法およびこれに用いる中継装置を提供することを目的とする。
また、本発明の別の目的は、仮想LAN回線に対して冗長化を構成する際に、必要な中継装置の台数を低減させるとともに、ソフトウェア処理による負荷を増加させることなく仮想LAN回線を増加させることができ、且つ、回線切り替え時における通信断時間を短縮することができる回線冗長化方法およびこれに用いる中継装置を提供することである。
また、本発明の別の目的は、回線の冗長化を構成した際に、複数の中継装置がマスタ状態になることによる複数個の同一パケットの送信を防ぐことができる回線冗長化方法およびこれに用いる中継装置を提供することである。
また、本発明の別の目的は、回線の冗長化を構成した際の回線切り替え時に、切り替え前の回線と切り替え後の回線とのARPキャッシュの整合性をとるための処理によるパケット転送性能の低下やそれに伴うパケット損失を防止する回線冗長化方法およびこれに用いる中継装置を提供することである。
上記目的を達成するための本発明の請求項1に記載の回線冗長化方法は、複数のポートを利用するそれぞれの回線で接続されたネットワーク網と他のネットワーク網との通信を中継する中継装置が行う回線冗長化方法であって、前記複数のポートから選定されたいずれか1つをマスタ状態のポートとし、他のポートをバックアップ状態のポートとするポートごとのマスタ/バックアップ状態を前記中継装置内の管理情報テーブルに格納する管理情報格納ステップと、前記管理情報格納ステップでマスタ状態のポートであると認識されたポートを識別するための識別情報を含むルーティング情報を前記中継装置内のフォワーディングテーブルに格納するルーティング情報格納ステップと、前記複数のポートを利用する回線で接続されたネットワーク網と他のネットワーク網との間で送信されるパケットを受信すると、前記ルーティング情報に含まれるマスタ状態のポートを利用して、受信したパケットを転送する転送ステップと、前記マスタ状態のポートから前記バックアップ状態のポートに、所定間隔でマルチキャストまたはブロードキャストにより稼働状態確認用パケットを送信する稼働状態確認用パケット送信ステップと、前記バックアップ状態のポートで前記稼働状態確認用パケットを受信する稼働状態確認用パケット受信ステップと、前記複数のポートを利用する回線がそれぞれ正常な状態かまたは異常な状態かを確認する回線状態確認ステップと、前記稼働状態確認用パケット受信ステップで前記稼働状態確認用パケットが受信されないとき、または、前記回線状態確認ステップで前記マスタ状態のポートの回線状態が異常な状態であると確認されたときは、前記管理情報テーブルの前記マスタ状態のポートをバックアップ状態のポートに変更するとともに、前記回線状態確認ステップで回線が正常な状態であると確認された前記バックアップ状態のポートのうちの1つをマスタ状態のポートに変更しさらに新たなマスタ状態のポートを識別するための識別情報前記フォワーディングテーブルのルーティング情報を変更するマスタ/バックアップ切り替えステップとを備えることを特徴とする
また、請求項2に記載の回線冗長化方法は、監視用仮想LAN回線および所定数のパケット通信用仮想LAN回線が設定された複数のポートを有し、この複数のポートを利用するそれぞれの回線で接続されたLAN網と他のネットワーク網との通信を中継する中継装置が行う回線冗長化方法であって、前記複数のポートから選定されたいずれか1つをマスタ状態のポートとし、他のポートをバックアップ状態のポートとするポートごとのマスタ/バックアップ状態を前記中継装置内の管理情報テーブルに格納する管理情報格納ステップと、前記パケット通信用仮想LAN回線ごとの、前記管理情報格納ステップでマスタ状態のポートであると認識されたポートを識別するための識別情報を含むルーティング情報を、前記中継装置内のフォワーディングテーブルに格納するルーティング情報格納ステップと、前記複数のポートを利用する回線で接続されたネットワーク網と他のネットワーク網との間で送信されるパケットを受信すると、前記ルーティング情報に含まれるマスタ状態のポートの、当該パケットの宛先に対応するパケット通信用仮想LAN回線を利用して、受信したパケットを転送する転送ステップと、前記マスタ状態のポートを利用する監視用仮想LAN回線から前記バックアップ状態のポートを利用する監視用仮想LAN回線に、所定間隔でマルチキャストまたはブロードキャストにより稼働状態確認用パケットを送信する稼働状態確認用パケット送信ステップと、前記バックアップ状態のポートを利用する監視用仮想LAN回線で前記稼働状態確認用パケットを受信する稼働状態確認用パケット受信ステップと、前記複数のポートの監視用仮想LAN回線がそれぞれ正常な状態かまたは異常な状態かを確認する回線状態確認ステップと、前記稼働状態確認用パケット受信ステップで前記稼働状態確認用パケットが受信されないとき、または、前記回線状態確認ステップで前記マスタ状態の監視用仮想LAN回線状態が異常な状態であると確認されたときは、前記管理情報テーブルの前記マスタ状態のポートをバックアップ状態のポートに変更するとともに、前記回線状態確認ステップで回線が正常な状態であると確認された前記バックアップ状態の監視用仮想LAN回線が設定されたポートのうちの1つをマスタ状態のポートに変更しさらに新たなマスタ状態のポートを識別するための識別情報前記フォワーディングテーブルのルーティング情報を変更することで、前記複数のポートのマスタ/バックアップ状態を切り替えるマスタ/バックアップ切り替えステップとを備えることを特徴とする。
また、請求項3は請求項1または2に記載の回線冗長化方法であって、前記マスタ/バックアップ切り替えステップにおいて、前記複数のポートのマスタ/バックアップ状態の切り替えが行われた後、一定期間内は前記稼働状態確認用パケットが受信されないことによるマスタ/バックアップ状態の切り替えを行わないように制御することを特徴とする。
また、請求項4は請求項1ないし3何れか1項に記載の回線冗長化方法であって、前記中継装置が、前記複数のポートを利用するそれぞれの回線のARP情報を格納したARPキャッシュを有し、前記マスタ/バックアップ切り替えステップにおいて、切り替え元の前記マスタ状態のポートを利用する回線のARPキャッシュの内容、切り替え先のバックアップ状態のポートを利用する回線のARPキャッシュにコピーした後マスタ/バックアップ状態を切り替えることを特徴とする。
また、請求項5は請求項1ないし何れか1項に記載の回線冗長化方法であって、前記中継装置が、前記複数のポートを利用するそれぞれの回線のARP情報を格納したARPキャッシュを有し、一定期間毎に前記マスタ状態のポートを利用する回線のARPキャッシュの内容、前記バックアップ状態のポートを利用する回線のARPキャッシュにコピーするAPRキャッシュコピーステップをさらに有することを特徴とする。
本発明の回線冗長化方法およびこれに用いる中継装置によれば、ネットワークの回線での通信回線の故障の際にSDHフレームを使用しないネットワークにも対応することができ、また1台の中継装置でも高い信頼性を有する状態で回線の冗長化を構成することができる。
また、本発明の回線冗長化方法およびこれに用いる中継装置によれば、仮想LAN回線に対して冗長化を構成する際に、必要な中継装置の台数を低減させるとともに、ソフトウェア処理による負荷を増加させることなく仮想LAN回線を増加させることができ、且つ、回線切り替え時における通信遮断時間を短縮することができる。
また、本発明の回線冗長化方法およびこれに用いる中継装置によれば、回線の冗長化を構成した際に、複数の中継装置がマスタ状態になることによる複数個の同一パケットの送信を防ぐことができる。
また、本発明の回線冗長化方法およびこれに用いる中継装置によれば、回線の冗長化を構成した際の回線切り替え時に、切り替え前の回線と切り替え後の回線とのARPキャッシュの整合性をとるための処理によるパケット転送性能の低下やそれに伴うパケット損失を防止することができる。
〈第1実施形態〉
本発明の回線冗長化方法を用いる冗長化通信システムの第1実施形態の構成を、図1を用いて説明する。
本実施形態における冗長化通信システム1は、回線を冗長化する中継装置としてのルータ10と、ルータ10に接続されているイーサネット(登録商標)網20および他ネットワーク網30と、イーサネット(登録商標)網20に接続されている端末40とを有する。
ルータ10は、第1ポートおよび第2ポートを利用してイーサネット(登録商標)網20と通信を行うことが可能である。ルータ10は、管理情報格納部11と、フォワーディングテーブル格納部12と、転送部13と、第1ポート回線インタフェース14と、第2ポート回線インタフェース15と、稼働状態確認用パケット送信部16と、稼働状態確認用パケット受信部17と、回線状態確認部18と、マスタ/バックアップ切り替え部19とを有する。
管理情報格納部11は、ポートごとに予め設定された優先度が最も高いポートをマスタ状態のポートとし、他のポートをバックアップ状態のポートとするポートごとのこのマスタ/バックアップ状態が格納される管理情報テーブルを有する。本実施形態においてポートの優先度は、優先度値が小さい程高いものとする。
管理情報テーブルについて図2を参照して説明する。本実施形態においてはルータ10内の管理情報テーブルの情報として、同一の仮想IPアドレスが付与されるポート群を識別するポート群識別情報と、個々のポートを識別するポート識別情報と、各ポート群の中でいずれのポートを利用する回線が優先的に使用されるかを示す優先度(値が小さい程優先度が高い)と、各ポートを利用する回線の生死状態と、各ポートを利用する回線がマスタ状態であるかバックアップ状態であるかを示すマスタ/バックアップ状態とが格納されている。
図2に示す管理情報テーブルには、ポート群Aには第1ポートと第2ポートとが含まれ、第1ポートを利用する回線(以下、「第1ポート回線」と称する。)および第2ポートを利用する回線(以下、「第2ポート回線」と称する。)はともに正常であり、優先度が100である第1ポート回線がマスタ状態、優先度が200である第2ポート回線がバックアップ状態として登録されている。
フォワーディングテーブル格納部12は、管理情報格納部11でマスタ状態のポートであると認識されたポートを識別するための識別情報を含むルーティング情報を格納するフォワーディングテーブルを有する。
フォワーディングテーブルに格納されているルーティング情報について図3を参照して説明する。本実施形態においてはルーティング情報として、宛先IP・NWと、この宛先に送信するために利用するポートのインタフェースに付与されている仮想IPアドレスを含むインタフェースIPアドレスと、この利用するポートのポート識別情報がある。
図3に示すルーティング情報は、図2の管理情報テーブルに基づき、IP・NWがIPt/xxであるイーサネット(登録商標)網20への送信にはインタフェースIPアドレスがIPvである第1ポートが利用されることが示されている。
転送部13は、フォワーディングテーブル格納部12に格納されているルーティング情報に基づいて、受信したパケットを転送する。
第1ポート回線インタフェース14は、第1ポートを利用して通信を行う際に使用するインタフェースであり、第2ポート回線インタフェース15は、第2ポートを利用して通信を行う際に使用するインタフェースである。
ここで、第1ポート回線インタフェース14および第2ポート回線インタフェース15には、同一のIPアドレスおよびMACアドレスが付与されている。本実施形態における冗長化通信システム1を構成する各要素のIPアドレスとして、第1ポート回線インタフェース14および第2ポート回線インタフェース15にはIPvが付与され、ルータ10に接続されているイーサネット(登録商標)網20にはIPt/xxが付与され、端末40にはIPt1が付与されている。
稼働状態確認用パケット送信部16は、マスタ状態である第1ポートからバックアップ状態である第2ポートに稼働状態確認用パケットを定周期で送信する。
稼働状態確認用パケット受信部17は、バックアップ状態である第2ポートで受信された稼働状態確認用パケットを受信してマスタ/バックアップ切り替え部19に出力する。
回線状態確認部18は、第1ポート回線および第2ポート回線がそれぞれ正常な状態かまたは異常な状態かを確認する。
マスタ/バックアップ切り替え部19は、稼働状態確認用パケット受信部17で稼働状態確認用パケットが受信されないとき、または、回線状態確認部18でマスタ状態のポートの回線状態が異常な状態であると確認されたときは、マスタ状態のポートである第1ポートをバックアップ状態のポートに変更するとともに、回線状態確認部18で回線が正常な状態であると確認されたバックアップ状態のポートである第2ポートをマスタ状態のポートに変更して管理情報格納部11の管理情報テーブルに格納する。また、管理情報テーブルにおいて新たなマスタ状態となったポートを識別するための識別情報を、フォワーディングテーブルに格納する。
上記のように構成された冗長化通信システム1において、パケットが送信される動作について図1〜図7を用いて説明する。
まず、他ネットワーク網30から端末40へパケットが送信されたときは、図4の矢印aに示すようように、図3のフォワーディングテーブルの設定に基づいて、他ネットワーク網30からルータ10の転送部13および第1ポート回線インタフェース14を経由してイーサネット(登録商標)網20に送信され、さらに端末40に送信される。
一方、端末40から他ネットワーク網30へパケットが送信されたときは、図4の矢印aに示すように、イーサネット(登録商標)網20からルータ10の第1ポート回線インタフェース14で受信されたのち、図3のフォワーディングテーブルに基づいて転送部13で選択されたポートを利用して他ネットワーク網30へ送信される。
また、ルータ10では、稼働状態確認用パケット送信部16により、マスタ状態である第1ポートの第1ポート回線インタフェース14からバックアップ状態である第2ポートの第2ポート回線インタフェース15へマルチキャスト送信で定期的に稼働状態確認用パケットが送信される。
第2ポート回線インタフェース15で受信された稼働状態確認用パケットは稼働状態確認用パケット受信部17で受信されることにより、マスタ状態にある第1ポート回線およびイーサネット(登録商標)網20内部の動作が正常であることが確認される。
一方、回線状態確認部18においても、マスタ状態である第1ポート回線の生死状態が確認される。
これら稼働状態確認用パケットによる確認と、回線状態確認部18におけるマスタ状態である第1ポート回線の生死状態の確認との両方により正常であると確認されたときは、第1ポートは正常であるとルータ10において判断され、第1ポートを利用する通信が継続される。
これら稼働状態確認用パケットによる確認と、回線状態確認部18におけるマスタ状態である第1ポート回線の生死状態の確認のいずれか一方で異常があると判断されたときの処理について、図5を参照して説明する。
図5に示すように、マスタ状態である第1ポート回線で故障が発生したときには、稼働状態確認用パケット受信部17において稼働状態確認用パケットが受信されない。
稼働状態確認用パケット受信部17で稼働状態確認用パケットが受信されない場合は、マスタ/バックアップ切り替え部19から回線状態確認部18にバックアップ状態である第2ポート回線の生死状態が正常であるかどうかが確認される。そして第2ポート回線が正常であると判断されたときには、管理情報テーブルの中の第1ポート回線についてマスタ状態からバックアップ状態へ、また第2ポート回線についてバックアップ状態からマスタ状態へ変更される。さらに、管理情報テーブルの第1ポート回線に関する生死状態が正常から異常へと変更される。図6に変更された状態の管理情報テーブルを示す。
この変更に伴い、フォワーディングテーブルのルーティング情報の内容が、宛先IP・NWをIPt/xxとするレコードのポート識別情報が第1ポートから第2ポートに切り替えられ、第2ポート回線によりIP通信が開始される。図7に変更された状態のルーティング情報の内容を示す。
また、イーサネット(登録商標)網20内部で故障が発生したときも稼働状態確認用パケットが第2ポート回線インタフェース15に不達となり第2ポート回線がバックアップ状態からマスタ状態へ変更されるとともに、第1ポート回線が正常であっても第1ポートは強制的にマスタ状態からバックアップ状態へと変更される。
以上の第1実施形態により、1台のルータで高い信頼性を有する状態で回線の冗長化を構成することができる。また、複数の回線がマスタ状態となることがないため、同一パケットが複数送信されることが防止される。
〈第2実施形態〉
本発明の回線冗長化方法を用いる冗長化通信システムの第2実施形態の構成を、図8を用いて説明する。
本実施形態における冗長化通信システム2は、回線を冗長化する中継装置としてのルータ50と、ルータ50に接続されているイーサネット(登録商標)網20および他ネットワーク網30と、イーサネット(登録商標)網20に接続されている端末40−1、40−2、および40−3を有する。
図8中の管理情報格納部51、フォワーディングテーブル格納部52、転送部53、回線状態確認部58、およびマスタ/バックアップ切り替え部59の機能は、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
ルータ50は、第1ポートおよび第2ポートを利用して複数の仮想VLANを制御し、イーサネット(登録商標)網20と通信を行うことが可能である。本実施形態においてルータ50は第1ポートと第2ポートとに同数のインタフェースを有し、イーサネット(登録商標)網20と通信を行う際に第1ポートを利用するVLAN-1回線(以下、「第1ポート VLAN-1回線」と称する。)を接続する第1ポート VLAN-1インタフェース54−1、第1ポートを利用するVLAN-2回線(以下、「第1ポート VLAN-2回線」と称する。)を接続する第1ポート VLAN-2インタフェース54−2、第1ポートを利用するVLAN-n回線(以下、「第1ポート VLAN-n回線」と称する。)を接続する第1ポート VLAN-nインタフェース54−n、および、第2ポートを利用するVLAN-1回線(以下、「第2ポート VLAN-1回線」と称する。)を接続する第2ポート VLAN-1インタフェース55−1、第2ポートを利用するVLAN-2回線(以下、「第2ポート VLAN-2回線」と称する。)を接続する第2ポート VLAN-2インタフェース55−2、第2ポートを利用するVLAN-n回線(以下、「第2ポート VLAN-n回線」と称する。)を接続する第2ポート VLAN-nインタフェース55−nとを有する。また、これらとは別に第1ポートを利用する監視用VLAN回線(以下、「第1ポート監視用VLAN回線」と称する。)を接続する第1ポート監視用VLANインタフェース54−a、および第2ポートを利用する監視用VLAN回線(以下、「第2ポート監視用VLAN回線」と称する。)を接続する第2ポート監視用VLANインタフェース55−aを有する。
ここで、図9に示すように、第1ポート VLAN-1インタフェース54−1および第2ポート VLAN-1インタフェース55−1には同一のIPアドレスおよびMACアドレスが付与されている。同様に、第1ポート VLAN-2インタフェース54−2および第2ポート VLAN-2インタフェース55−2、第1ポート VLAN-nインタフェース54−nおよび第2ポート VLAN-nインタフェース55−nにも同一のIPアドレスおよびMACアドレスが付与されている。
本実施形態における冗長化システム2を構成する各要素のIPアドレスとして、第1ポート VLAN-1インタフェース54−1および第2ポート VLAN-1インタフェース55−1にはIPv1が付与され、第1ポート VLAN-2インタフェース54−2および第2ポート VLAN-2インタフェース55−2にはIPv2が付与され、第1ポート VLAN-nインタフェース54−nおよび第2ポート VLAN-nインタフェース55−nにはIPvnが付与され、ルータ10に接続されているイーサネット(登録商標)網20にはVLANごとにIPta/xx、IPt1/xx、IPt2/xx、IPtn/xxが付与され、端末40−1、40−2、および40−nにはそれぞれIPt1、IPt2、およびIPtが付与されている。
管理情報格納部51に格納されている管理情報テーブルについて図10を参照して説明する。本実施形態においては管理情報テーブルの情報として、同一の仮想IPアドレスが付与されるポート群を識別するポート群識別情報と、個々のポートを識別するポート識別情報と、各ポート群の中でいずれのポートを利用する回線が優先的に使用されるかを示す優先度(値が小さい程優先度が高い)と、各ポートを利用する回線の生死状態と、各ポートを利用する回線がマスタ状態であるかバックアップ状態であるかを示すマスタ/バックアップ状態とが格納されている。
図10に示す管理情報テーブルには、ポートA群には第1ポートと第2ポートとが含まれ、第1ポート回線および第2ポート回線はともに正常であり、優先度が100である第1ポート回線がマスタ状態、優先度が200である第2ポート回線がバックアップ状態として登録されている。
フォワーディングテーブル格納部52に格納されているフォワーディングテーブルのルーティング情報について図11を参照して説明する。本実施形態においてはフォワーディングテーブルのルーティング情報として、宛先IP・NWと、この宛先に送信するために利用するポートのインタフェースに付与されている仮想IPアドレスを含むインタフェースIPアドレスと、この利用するポートのポート識別情報が格納されている。
図11に示すルーティング情報は、図10の管理情報テーブルに基づき、IP・NWがIPt1/xxであるイーサネット(登録商標)網20への送信にはインタフェースIPアドレスがIPv1である第1ポートのVLAN-1が利用されることが示され、IP・NWがIPt2/xxであるイーサネット(登録商標)網20への送信にはインタフェースIPアドレスがIPv2である第1ポートのVLAN-2が利用されることが示され、IP・NWがIPtn/xxであるイーサネット(登録商標)網20への送信にはインタフェースIPアドレスがIPvnである第1ポートのVLAN-nが利用されることが示されている。
本実施形態における稼働状態確認用パケット送信部56は、マスタ状態である第1ポートの第1ポート監視用VLANインタフェース54−aからバックアップ状態である第2ポートの第2ポート監視用VLANインタフェース55−aに稼働状態確認用パケットを定周期で送信する。
上記のように構成された冗長化通信システム2において、パケットが送信される動作について図8〜図15を用いて説明する。
まず、他ネットワーク網30から端末40−1へパケットが送信されたときは、図12の矢印cに示すようように、図11のフォワーディングテーブルの設定に基づいて他ネットワーク網30からルータ50の転送部53および第1ポート VLAN-1インタフェース54−1を経由してイーサネット(登録商標)網20のIPt1/xxに送信され、さらに端末40−1に送信される。
同様に、他ネットワーク網30から端末40−2または40−nへパケットが送信されたときは、図12の矢印dまたは矢印eに示すようように、図11のフォワーディングテーブルの設定に基づいて他ネットワーク網30からルータ50の転送部53および、第1ポート VLAN-2インタフェース54−2または第1ポート VLAN-nインタフェース54−nを経由してイーサネット(登録商標)網20のIPt2/xxまたはIPtn/xxに送信され、さらに端末40−2または端末40−nに送信される。
一方、端末40−1から他ネットワーク網30へパケットが送信されたときは、図12の矢印cに示すように、イーサネット(登録商標)網20からルータ50の第1ポート VLAN-1インタフェース54−1で受信されたのち、図11のフォワーディングテーブルに基づいて選択されたポートを利用して他ネットワーク網30へ送信される。
同様に、端末40−2または端末40−nから他ネットワーク網30へパケットが送信されたときは、図12の矢印dまたはeに示すように、イーサネット(登録商標)網20からルータ50の第1ポート VLAN-2インタフェース54−2または第1ポート VLAN-nインタフェース54−nで受信されたのち、図10のフォワーディングテーブルに基づいて選択されたポートを利用して他ネットワーク網30へ送信される。
また、ルータ50では、稼働状態確認用パケット送信部56により、マスタ状態である第1ポート監視用VLANインタフェース54−aからバックアップ状態である第2ポート監視用VLANインタフェース55−aへマルチキャスト送信で定期的に稼働状態確認用パケットが送信される。
第2ポート監視用VLANインタフェース55−aでは、この稼働状態確認用パケットが受信されることにより、マスタ状態にある第1ポート VLAN-1回線、第1ポート VLAN-2回線、第1ポート VLAN-n回線、およびイーサネット(登録商標)網20内部の動作が正常であることが確認される。これは、同一ポートにおいて複数のVLAN回線を制御する場合に発生する故障の多くは全VLAN回線に共通の物理的な回線リンクまたは回線カードの故障であるため、同一ポート中で1つの回線が正常であれば他の回線も正常であると判断されるからである。
一方、回線状態確認部58においてもマスタ状態である第1ポート監視用VLAN回線の生死状態が確認される。
これら稼働状態確認用パケットによる確認と、回線状態確認部58におけるマスタ状態である第1ポート監視用VLAN回線の生死状態の確認との両方により正常であると確認されたときは、第1ポートは正常であるとルータ50において判断され、第1ポートを利用する通信が継続される。
これら稼働状態確認用パケットによる確認と、回線状態確認部58におけるマスタ状態である第1ポート監視用VLAN回線の生死状態の確認のいずれか一方で異常があると判断されたときの処理について、図13を参照して説明する。
図13に示すように、イーサネット(登録商標)網20内で故障が発生したときには、バックアップ状態である第2ポート監視用VLANインタフェース55−aにおいてマスタ状態である第1ポート監視用VLANインタフェース54−aから送信される稼働状態確認用パケットが不達となる。
稼働状態確認用パケット受信部57で稼働状態確認用パケットが受信されない場合は、マスタ/バックアップ切り替え部59から回線状態確認部58にバックアップ状態である第2ポート監視用VLAN回線の生死状態が正常であるかどうかが確認される。そして第2ポート監視用VLAN回線が正常であると確認されたときには第2ポートで制御される全ての回線が正常であると判断され、第1ポートで制御される全ての回線がマスタ状態からバックアップ状態へ、また第2ポートで制御される全ての回線がバックアップ状態からマスタ状態へ変更される。さらに、管理情報テーブルの第1ポート監視用VLAN回線の生死状態が正常から異常へと変更される。図14に変更された状態の管理情報テーブルを示す。
この変更に伴い、ルーティング情報の内容が、宛先IP・NWをIPt1/xxとするレコードのポート識別情報が第1ポートのVLAN-1から第2ポートのVLAN-1に切り替えられる。同様にして、宛先IP・NWをIPt2/xxとするレコードのポート識別情報が第1ポートのVLAN-2から第2ポートのVLAN-2に切り替えられ、宛先IP・NWをIPtn/xxとするレコードのポート識別情報が第1ポートのVLAN-nから第2ポートのVLAN-nに切り替えられる。
このように変更されることにより、第2ポートで制御される回線によりIP通信が開始される。図15に変更された状態のルーティング情報の内容を示す。
以上の第2実施形態により、仮想LAN回線に対して冗長化を構成する際に、使用するルータの台数を低減させることができる。また、1つの監視用VLANを用いて制御されるポート全体を監視するため、ソフトウェア処理による負荷を増加させることなく仮想LAN回線を増加させることができる。
〈第3実施形態〉
本発明の回線冗長化方法を用いる冗長化通信システムの第3実施形態について説明する。
本実施形態による冗長化通信システムの主な構成および動作は、第1実施形態または第2実施形態と同様であるためその詳細な説明は省略する。
第1実施形態または第2実施形態と異なる点は、図13においてIP通信が故障により第1ポートから第2ポートに切り替えられた後、一定期間(例えば5分)内はマスタ/バックアップ状態の切り替えを行わないようにする回線固定機能を有することである。
冗長化通信システム2では、イーサネット(登録商標)網20内の故障によりIP通信が第1ポートから第2ポートに切り替えられると、新たにマスタ状態になった第2ポートから稼働状態確認用パケットの送信が開始される。
しかし、図13に示すようにイーサネット(登録商標)網20内では故障が発生しているため稼働状態確認用パケットがバックアップ状態である第1ポートに不達となり、再度マスタ/バックアップ状態が切り替えられる処理が発生することになる。
このようにしてマスタ/バックアップ処理が頻繁に発生することにより、故障個所の特定が困難になったり、またIP通信が正常に行われなかったりする弊害が生じる。
よって本実施形態の回線固定機能により、故障の発生でIP通信が第1ポートから第2ポートに切り替えられたときは一定期間内はマスタ/バックアップ状態の切り替えが行われないようにし、故障個所の特定をし易くするとともに、IP通信が正常に行われるように制御される。
〈第4実施形態〉
本発明の回線冗長化方法を用いる冗長化通信システムの第4実施形態について図16を参照して説明する。
本実施形態による冗長化通信システム3の主な構成および動作は、第1実施形態〜第3実施形態と同様であるためその詳細な説明は省略する。
第1実施形態〜第3実施形態と異なる点について説明する。本実施形態による冗長化通信システム3で利用されるルータ60は、イーサネット(登録商標)網20に接続される回線ごとにARPキャッシュを有する。
本実施形態においては、オペレータからのコマンド指示により回線の切り替えが行われる際に、図16に示すように、切り替え元の回線のARPキャッシュ63から切り替え先の回線のARPキャッシュ64に格納情報をコピーした後、回線の切り替えを行うARPキャッシュコピー機能を有する。
通常このARPキャッシュにはIP通信により学習したIPアドレスとMACアドレスとの対応付けが格納され、以降の通信の際に利用される。しかし、通信に利用される回線が切り替えられると、新たな回線のARPキャッシュでは通信に先立ちアドレスの学習が急激に頻発する。この頻発するアドレスの学習処理により、ルータのパケット転送性能の劣化やこの性能の劣化によるパケット損失が引き起こされる可能性がある。
よって本実施形態のARPキャッシュコピー機能により、オペレータの指示による回線の切り替えの際に頻発するアドレスの学習処理が防止され、ルータのパケット転送性能の劣化やこの性能の劣化によるパケット損失が引き起こされないように制御される。
〈第5実施形態〉
本発明の回線冗長化方法を用いる冗長化通信システムの第5実施形態について図17を参照して説明する。
本実施形態による冗長化通信システム4の主な構成および動作は、第4実施形態と同様であるためその詳細な説明は省略する。
第4実施形態と異なる点について説明する。本実施形態においては、オペレータからの指示ではなく故障による回線の切り替えに備えて、図17に示すように、マスタ状態である第1ポート回線のARPキャッシュ73からバックアップ状態である第2ポート回線のARPキャッシュ74に定期的に格納情報をコピーするARPキャッシュ定周期コピー機能を有する。
このARPキャッシュ定周期コピー機能により、故障による回線切り替えの際に頻発するアドレスの学習処理が防止され、ルータのパケット転送性能の劣化やこの性能の劣化によるパケット損失が引き起こされないように制御される。
なお、上記の第1実施形態〜第5実施形態では、稼働状態確認用パケットの送信がマルチキャストで行われている場合について記載されているがこれには限定されず、IPネットワークにおけるブロードキャストで行われる場合でも同様の効果が得られる。
また、上記の第1実施形態〜第5実施形態では、稼働状態確認用パケットが定周期で送信されているがこれには限定されず、不定周期の間隔で送信されてもよい。
また、上記の第1実施形態〜第5実施形態では、ポートごとに予め設定された優先度値に基づいてマスタ状態のポートを選定しているが、この方法には限定されず、ポート番号に基づいて選定する方法などでもよい。
また、上記の第1実施形態〜第5実施形態では、利用するポートを第1ポートおよび第2ポートの2つとして説明したがこれには限定されず、3つ以上のポートからなるポート群としてもよい。
この3つ以上のポートからなるポート群においては、全ての正常なバックアップ状態のポートにおいて稼働状態確認用パケットが受信されたときにマスタ状態のポートを利用する回線の生死状態が正常であると判断する方法や、正常なバックアップ状態のポートのうち1つでも稼働状態確認用パケットが受信されたときにはマスタ状態のポートを利用する回線の生死状態は正常であると判断する方法などがある。
また、3つ以上のポートからなるポート群においては、ポートの切り替えの際、バックアップ状態にあるポートのうち最も優先度値が小さいポートが選択されてマスタ状態へと切り替えられるようにしてもよい。
本発明の第1実施形態による回線冗長化方法を用いる冗長化通信システムを示すブロック図である。 本発明の第1実施形態による回線冗長化方法に用いる管理情報テーブルの例を示す表である。 本発明の第1実施形態による回線冗長化方法に用いるフォワーディングテーブルの例を示す表である。 本発明の第1実施形態による回線冗長化方法を用いる冗長化通信システムにおけるパケットの転送方向を示す全体図である。 本発明の第1実施形態による回線冗長化方法を用いる冗長化通信システムにおいて故障が生じたときのパケットの転送方向を示す全体図である。 本発明の第1実施形態による回線冗長化方法を用いる冗長化通信システムにおいて故障が生じたときの管理情報テーブルの例を示す表である。 本発明の第1実施形態による回線冗長化方法を用いる冗長化通信システムにおいて故障が生じたときのフォワーディングテーブルの例を示す表である。 本発明の第2実施形態による回線冗長化方法を用いる冗長化通信システムを示すブロック図である。 本発明の第2実施形態による回線冗長化方法を用いる冗長化通信システムにおいて、複数の回線に同一のIPアドレスが付与された状態を示す全体図である。 本発明の第2実施形態による回線冗長化方法に用いる管理情報テーブルの例を示す表である。 本発明の第2実施形態による回線冗長化方法に用いるフォワーディングテーブルの例を示す表である。 本発明の第2実施形態による回線冗長化方法を用いる冗長化通信システムにおけるパケットの転送方向を示す全体図である。 本発明の第2実施形態による回線冗長化方法を用いる冗長化通信システムにおいて故障が生じたときのパケットの転送方向を示す全体図である。 本発明の第2実施形態による回線冗長化方法を用いる冗長化通信システムにおいて故障が生じたときの管理情報テーブルの例を示す表である。 本発明の第2実施形態による回線冗長化方法を用いる冗長化通信システムにおいて故障が生じたときのフォワーディングテーブルの例を示す表である。 本発明の第4実施形態による回線冗長化方法を用いる冗長化通信システムを示す全体図である。 本発明の第5実施形態による回線冗長化方法を用いる冗長化通信システムにおいて故障が生じた状態を示す全体図である。 従来の冗長化通信システムを示す全体図である。 従来の冗長化通信システムにおいてルータに故障が生じた状態を示す全体図である。 従来のVRRP動作によるルータの遷移状態を示す説明図である。 従来の冗長化通信システムにおいてイーサネット(登録商標)網に故障が生じた状態を示す全体図である。 従来の冗長化通信システムにおいて回線が切り替えられる状態を示す全体図である。
符号の説明
1…冗長化通信システム
2…冗長化通信システム
3…冗長化通信システム
10…ルータ
11…管理情報格納部
12…フォワーディングテーブル格納部
13…転送部
14…第1ポート回線インタフェース
15…第2ポート回線インタフェース
16…稼働状態確認用パケット送信部
17…稼働状態確認用パケット受信部
18…回線状態確認部
19…マスタ/バックアップ切り替え部
20…イーサネット(登録商標)網
30…他ネットワーク網
40、40−1、40−2、40−n…端末
50…ルータ
51…管理情報格納部
52…フォワーディングテーブル格納部
53…転送部
54−a、54−1、54−2、54−n…インタフェース
55−a、55−1、55−2、55−n…インタフェース
56…稼働状態確認用パケット送信部
57…稼働状態確認用パケット受信部
58…回線状態確認部
59…マスタ/バックアップ切り替え部
60…ルータ
60…ルータ
63、64、73、74…ARPキャッシュ
100…冗長化通信システム
101…マスタルータ
101a…実インタフェース
102…バックアップルータ
102a…実インタフェース
110…仮想ルータ
110a…仮想インタフェース
120…イーサネット(登録商標)網
130…他ネットワーク網
140…端末

Claims (10)

  1. 複数のポートを有し、この複数のポートを利用するそれぞれの回線で接続されたネットワーク網と他のネットワーク網との通信を中継する中継装置が行う回線冗長化方法であって、
    前記複数のポートから選定されたいずれか1つをマスタ状態のポートとし、他のポートをバックアップ状態のポートとするポートごとのマスタ/バックアップ状態を前記中継装置内の管理情報テーブルに格納する管理情報格納ステップと、
    前記管理情報格納ステップでマスタ状態のポートであると認識されたポートを識別するための識別情報を含むルーティング情報を前記中継装置内のフォワーディングテーブルに格納するルーティング情報格納ステップと、
    前記複数のポートを利用する回線で接続されたネットワーク網と他のネットワーク網との間で送信されるパケットを受信すると、前記ルーティング情報に含まれるマスタ状態のポートを利用して、受信したパケットを転送する転送ステップと、
    前記マスタ状態のポートから前記バックアップ状態のポートに、所定間隔でマルチキャストまたはブロードキャストにより稼働状態確認用パケットを送信する稼働状態確認用パケット送信ステップと、
    前記バックアップ状態のポートで前記稼働状態確認用パケットを受信する稼働状態確認用パケット受信ステップと、
    前記複数のポートを利用する回線がそれぞれ正常な状態かまたは異常な状態かを確認する回線状態確認ステップと、
    前記稼働状態確認用パケット受信ステップで前記稼働状態確認用パケットが受信されないとき、または、前記回線状態確認ステップで前記マスタ状態のポートの回線状態が異常な状態であると確認されたときは、前記管理情報テーブルの前記マスタ状態のポートをバックアップ状態のポートに変更するとともに、前記回線状態確認ステップで回線が正常な状態であると確認された前記バックアップ状態のポートのうちの1つをマスタ状態のポートに変更しさらに新たなマスタ状態のポートを識別するための識別情報前記フォワーディングテーブルのルーティング情報を変更することで、前記複数のポートのマスタ/バックアップ状態を切り替えるマスタ/バックアップ切り替えステップと、
    を備えることを特徴とする回線冗長化方法。
  2. 監視用仮想LAN回線および所定数のパケット通信用仮想LAN回線が設定された複数のポートを有し、この複数のポートを利用するそれぞれの回線で接続されたLAN網と他のネットワーク網との通信を中継する中継装置が行う回線冗長化方法であって、
    前記複数のポートから選定されたいずれか1つをマスタ状態のポートとし、他のポートをバックアップ状態のポートとするポートごとのマスタ/バックアップ状態を前記中継装置内の管理情報テーブルに格納する管理情報格納ステップと、
    前記パケット通信用仮想LAN回線ごとの、前記管理情報格納ステップでマスタ状態のポートであると認識されたポートを識別するための識別情報を含むルーティング情報を、前記中継装置内のフォワーディングテーブルに格納するルーティング情報格納ステップと、
    前記複数のポートを利用する回線で接続されたネットワーク網と他のネットワーク網との間で送信されるパケットを受信すると、前記ルーティング情報に含まれるマスタ状態のポートの、当該パケットの宛先に対応するパケット通信用仮想LAN回線を利用して、受信したパケットを転送する転送ステップと、
    前記マスタ状態のポートを利用する監視用仮想LAN回線から前記バックアップ状態のポートを利用する監視用仮想LAN回線に、所定間隔でマルチキャストまたはブロードキャストにより稼働状態確認用パケットを送信する稼働状態確認用パケット送信ステップと、
    前記バックアップ状態のポートを利用する監視用仮想LAN回線で前記稼働状態確認用パケットを受信する稼働状態確認用パケット受信ステップと、
    前記複数のポートの監視用仮想LAN回線がそれぞれ正常な状態かまたは異常な状態かを確認する回線状態確認ステップと、
    前記稼働状態確認用パケット受信ステップで前記稼働状態確認用パケットが受信されないとき、または、前記回線状態確認ステップで前記マスタ状態の監視用仮想LAN回線状態が異常な状態であると確認されたときは、前記管理情報テーブルの前記マスタ状態のポートをバックアップ状態のポートに変更するとともに、前記回線状態確認ステップで回線が正常な状態であると確認された前記バックアップ状態の監視用仮想LAN回線が設定されたポートのうちの1つをマスタ状態のポートに変更しさらに新たなマスタ状態のポートを識別するための識別情報前記フォワーディングテーブルのルーティング情報を変更することで、前記複数のポートのマスタ/バックアップ状態を切り替えるマスタ/バックアップ切り替えステップと、
    を備えることを特徴とする回線冗長化方法。
  3. 前記マスタ/バックアップ切り替えステップにおいて、前記複数のポートのマスタ/バックアップ状態の切り替えが行われた後、一定期間内は前記稼働状態確認用パケットが受信されないことによるマスタ/バックアップ状態の切り替えを行わないように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の回線冗長化方法。
  4. 前記中継装置が、前記複数のポートを利用するそれぞれの回線のARP情報を格納したARPキャッシュを有し、
    前記マスタ/バックアップ切り替えステップにおいて、切り替え元の前記マスタ状態のポートを利用する回線のARPキャッシュの内容、切り替え先のバックアップ状態のポートを利用する回線のARPキャッシュにコピーした後マスタ/バックアップ状態を切り替えることを特徴とする請求項1ないし3何れか1項に記載の回線冗長化方法。
  5. 前記中継装置が、前記複数のポートを利用するそれぞれの回線のARP情報を格納したARPキャッシュを有し、
    一定期間毎に前記マスタ状態のポートを利用する回線のARPキャッシュの内容、前記バックアップ状態のポートを利用する回線のARPキャッシュにコピーするAPRキャッシュコピーステップをさらに有することを特徴とする請求項1ないし何れか1項に記載の回線冗長化方法。
  6. 複数のポートを有し、この複数のポートを利用するそれぞれの回線で接続されたネットワーク網と他のネットワーク網との通信を中継する中継装置において、
    前記複数のポートから選定されたいずれか1つをマスタ状態のポートとし、他のポートをバックアップ状態のポートとするポートごとのマスタ/バックアップ状態を格納する管理情報テーブルを有する管理情報格納部と、
    前記管理情報格納部でマスタ状態のポートであると認識されたポートを識別するための識別情報を含むルーティング情報を格納するフォワーディングテーブルを有するフォワーディングテーブル格納部と、
    前記複数のポートを利用する回線で接続されたネットワーク網と他のネットワーク網との間で送信されるパケットを受信すると、前記ルーティング情報に含まれるマスタ状態のポートを利用して、受信したパケットを転送する転送部と、
    前記マスタ状態のポートから前記バックアップ状態のポートに、所定間隔でマルチキャストまたはブロードキャストにより稼働状態確認用パケットを送信させる稼働状態確認用パケット送信部と、
    前記バックアップ状態のポートから前記稼働状態確認用パケットを受信する稼働状態確認用パケット受信部と、
    前記複数のポートを利用する回線がそれぞれ正常な状態かまたは異常な状態かを確認する回線状態確認部と、
    前記稼働状態確認用パケット受信部で前記稼働状態確認用パケットが受信されないとき、または、前記回線状態確認部で前記マスタ状態のポートの回線状態が異常な状態であると確認されたときは、前記管理情報テーブルの前記マスタ状態のポートをバックアップ状態のポートに変更するとともに、前記回線状態確認部で回線が正常な状態であると確認された前記バックアップ状態のポートのうちの1つをマスタ状態のポートに変更しさらに新たなマスタ状態のポートを識別するための識別情報前記フォワーディングテーブルのルーティング情報を変更することで、前記複数のポートのマスタ/バックアップ状態を切り替えるマスタ/バックアップ切り替え部と、
    を備えることを特徴とする中継装置。
  7. 監視用仮想LAN回線および所定数のパケット通信用仮想LAN回線が設定された複数のポートを有し、この複数のポートを利用するそれぞれの回線で接続されたLAN網と他のネットワーク網との通信を中継する中継装置において、
    前記複数のポートから選定されたいずれか1つをマスタ状態のポートとし、他のポートをバックアップ状態のポートとするポートごとのマスタ/バックアップ状態を格納する管理情報テーブルを有する管理情報格納部と、
    前記パケット通信用仮想LAN回線ごとの、前記管理情報格納部でマスタ状態のポートであると認識されたポートを識別するための識別情報を含むルーティング情報を格納するフォワーディングテーブルを有するフォワーディングテーブル格納部と、
    前記複数のポートを利用する回線で接続されたネットワーク網と他のネットワーク網との間で送信されるパケットを受信すると、前記ルーティング情報に含まれるマスタ状態のポートの、当該パケットの宛先に対応するパケット通信用仮想LAN回線を利用して、受信したパケットを転送する転送部と、
    前記マスタ状態のポートを利用する監視用仮想LAN回線から前記バックアップ状態のポートを利用する監視用仮想LAN回線に、所定間隔でマルチキャストまたはブロードキャストにより稼働状態確認用パケットを送信させる稼働状態確認用パケット送信部と、
    前記バックアップ状態のポートを利用する監視用仮想LAN回線から前記稼働状態確認用パケットを受信する稼働状態確認用パケット受信部と、
    前記複数のポートの監視用仮想LAN回線がそれぞれ正常な状態かまたは異常な状態かを確認する回線状態確認部と、
    前記稼働状態確認用パケット受信部で前記稼働状態確認用パケットが受信されないとき、または、前記回線状態確認部で前記マスタ状態の監視用仮想LAN回線状態が異常な状態であると確認されたときは、前記管理情報テーブルの前記マスタ状態のポートをバックアップ状態のポートに変更するとともに、前記回線状態確認部で回線が正常な状態であると確認された前記バックアップ状態の監視用仮想LAN回線が設定されたポートのうちの1つをマスタ状態のポートに変更しさらに新たなマスタ状態のポートを識別するための識別情報前記フォワーディングテーブルのルーティング情報を変更することで、前記複数のポートのマスタ/バックアップ状態を切り替えるマスタ/バックアップ切り替え部と、
    を備えることを特徴とする中継装置。
  8. 前記マスタ/バックアップ切り替え部において、前記複数のポートのマスタ/バックアップ状態の切り替えが行われた後、一定期間内は前記稼働状態確認用パケットが受信されないことによるマスタ/バックアップ状態の切り替えを行わないように制御することを特徴とする請求項6または7に記載の中継装置。
  9. 前記複数のポートを利用するそれぞれの回線のARP情報を格納したARPキャッシュをさらに有し、
    前記マスタ/バックアップ切り替え部において、切り替え元の前記マスタ状態のポートを利用する回線のARPキャッシュの内容、切り替え先のバックアップ状態のポートを利用する回線のARPキャッシュにコピーした後マスタ/バックアップ状態を切り替えることを特徴とする請求項6ないし8何れか1項に記載の中継装置。
  10. 前記複数のポートを利用するそれぞれの回線のARP情報を格納したARPキャッシュと
    一定期間毎に前記マスタ状態のポートを利用する回線のARPキャッシュの内容、前記バックアップ状態のポートを利用する回線のARPキャッシュにコピーするAPRキャッシュコピー部とをさらに有することを特徴とする請求項6ないし何れか1項に記載の中継装置。
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