JP4404224B2 - 光学式認識コード認識装置及び方法及びプログラム - Google Patents

光学式認識コード認識装置及び方法及びプログラム Download PDF

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Description

光学式認識コードに関する。特に、光学式認識コードの読み取り技術(シンボルの切り出し技術)に関する。マーキング方法
本願出願人は、先の特願2006−196705号において、色彩の遷移、変化によって情報を表す光学式認識コードを提案した。この光学式認識コードを「1Dカラービットコード」と呼ぶ。この1Dカラービットコードによれば、各色彩の占める領域の大きさや形の正弦が緩いので、凹凸のある表面や、柔軟性のある素材上でも光学式認識コードをマーキングすることが可能である。
しかし、このような1Dカラービットコードは、所定の色彩が占める領域の大きさや形が一定しないので、従来の読み取り技術では対応が困難である。
従来のバーコードの読み取り技術
一方、従来からいわゆる二次元バーコードが知られている。この2次元バーコードは、一般に、マス目状に位置が規定されたセグメントの白黒(明暗)でデータを表すものである。そして、通常は、「マーキングパターン」(その2次元バーコードの模様を言う。境界を示すためのクワイアットゾーンを含む。)はマーキングを付加する物体である「被印物」と一体になっている。一般には、印刷等によって、マーキングパターンがその日院物の表面と一体化しているのである。
そのため、この2次元バーコードを読み取ろうとして、光学的にキャプチャ(エリアセンサ等で二次元画像データとしてデータを取り込むこと等)を行うと、当然のことながら、上述した「被印物」の一部が(2次元バーコードとともに)一緒に写り込んでしまう。
仮に「マーキングパターン」だけが空中に浮いているような場合(被印物が透明、ひも等によって2次元バーコードがぶら下げられている場合など)でも、通常、何らかの背景がマーキングパターンと一緒に入力されることが避けられない。
本特許では、この場合の「マーキングパターン」以外の入力された画像を「背景画像」と呼ぶ。また、「マーキングパターン」の入力画像を「マーキング画像」と呼ぶ。
さて、「マーキング画像」をデコードするために、その最初のステップとして
・「マーキング画像」と「背景画像」を区別し、
・「マーキング画像」の正確な範囲を認識する
ことが必要であることは明らかである。このような作業を通常、「マーキング画像」の「切り出し」と称している。従来の二次元バーコードの場合は、エリアセンサでキャプチャした画像の中から、複数の特定パターン(通常、「切り出しマーク」と呼ぶ)を画像認識的に探しだし、この「切り出しマーク」の大きさとそれらの間の位置関係から、二次元バーコードの存在範囲を推定する。すなわち、該当する二次元バーコードのパターンの範囲と寸法を推測して、その範囲をセグメント化する。そして、各セグメントの読み取り内容から、そこに確かに二次元バーコードが存在することを確認するという手順が取られる。
一方、従来の一次元のバーコードは白黒(明暗)バーの太さでデータを表すものであるが、2次元バーコードにおける「切り出しマーク」に相当するものは両端のバーとクワイアットゾーンなどである。
しかし、一次元バーコードは、直線状の「スキャンライン」を想定してそのライン上の明暗パターンを読み取るのが一般的な仕様なので、背景からマーキングパターンを切り出すという概念は存在しない。
むしろ一次元バーコードで現実に重要なことは、上述した「スキャンライン」を一次元バーコードのバーの並びにあわせることである。
この作業の実行は種々の行い方がある。
第1に、操作者が目視で行なう。第2に、ラスタースキャンのように多数のスキャンラインを出射する。この方式は、スキャンラインの存在する範囲内にバーコードをあてがい、多数のスキャンラインでスキャンしてその結果からデコードを行うという手法である。
概ね、これら、第1又は第2の方法が一般的である。
従って、一次元バーコードは「切り出し」の考え方が二次元バーコードに比べて手軽であるが、一方、バーコードの「マーキングパターン」に一定の幅(太細バーの長さ)が必要であり、この太さが極端に細い場合や太い場合、又は曲がって並んでいる場合、などではデコードが非常に困難となる。
従来の先行特許技術
例えば、下記特許文献1には、文字や図形の中からバーコードを容易に切り出すことが出来る切り出し方法が開示されている。
また、下記特許文献2には、小さなスペースに多くの情報を含むバーコードを印刷する方法が開示されている。特に、中心角θの劣弧の集合として切り出されるバーコードを利用することを特徴とする。
また、下記特許文献3には、2次元バーコードを読み取る装置が開示されている。特に、画像の画質によってデコード手段を切り換えることを特徴とする技術が開示されている。
さらに、下記特許文献4には、複数のバーコードを読み取ることができるバーコード切り出し方法が開示されている。ここに開示されている技術によれば、レフトマージンやライトマージンが規格外でも連続して認識することが出来るので、複数のバーコードを切り出せると記述されている。
特開2005−266907号公報 特開2005−193578号公報 特開平8−305785号公報 特開平8−185463号公報
さて、先に述べた1Dカラービットコードであるが、その名称に「1D」(1次元)とあるけれども、エリアセンサの二次元画像を使用する点で、また「マーキングパターン」の太さや曲がりを許容する点で、従来の二次元バーコードと対比して本発明を説明する方が適切であると考えられるので、以下、従来の2次元バーコードとの比較を適宜行いながら説明を進める。
従来の二次元バーコードの切り出し方法は上述したとおりであるが、切り出しパターンが正確に認知できないと切り出しが出来ないということが技術的に大きな問題点になっている。
つまり、二次元バーコードでは、以下のような特徴がある。
・平面上に配列されているという前提が成立していないと基本的に正しく認識できないが、ある程度は誤差が生じることを前提とした読み取りアルゴリズムが必要である。
・「切り出しマーク」の特定のパターンを探す作業を、複雑な「背景パターン」のある中で行なう必要がある。
したがって、切り出しマークの歪みの推測、大きさの推測、平面が曲がっている場合の許容等を、様々な背景パターンと区分けして行なう必要がある。これらの処理をまともに行なえばその処理量は膨大である。
したがって、実際には、画面全体に対して「マーキング画像」の占める範囲を大きくとらせたり、ある程度使用者が画面内の「マーキング画像」の位置を調節する(位置合わせする)というような、補助操作が求められているのが実情である。
なお、画像の中に複数個のバーコードが存在する場合などは、更に処理や位置合わせが複雑かつ高精度を求められるため、実現性は非常に困難であるという問題点があった。つまり、事実上、1画像中にたかだか1個の2次元バーコードしかないということを前提とする必要があった。
然るに、本願発明者が考案した1Dカラービットコードは本来色の配列のみを認識するものであり、寸法、形状の歪みやぼけ、ブレなどに強いという特徴を持っている。当然、読取りにはエリアセンサなどで周囲とともに取り込んだ画像からカラービットコードを切り出す必要がある。
本発明の目的
本発明は、本願発明者が考案した1Dカラービットコードの特長を生かした寸法、形状の歪みやぼけ、ブレなどに強い、また従来の二次元バーコードと異なるより容易な切り出し手法を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、画像内に複数の1Dカラービットコードがあっても容易に切り出しが出来る切り出し手法を提案することも目的とする。
A.装置
(1)本発明は、上記課題を解決するために、光学式認識コードを認識する光学式認識コード認識装置において、光学式認識コードを撮像して得られた画像データを、色彩を表すパラメータに基づき色領域に分割する分割手段と、前記分割後の各色領域について、前記光学式認識コードを構成するセルであるか否かを判定する判定手段と、を含むことを特徴とする光学式認識コード認識装置である。
(2)また、本発明は、上記(1)記載の光学式認識コード認識装置において、前記画像データが3原色のデータから構成されており、前記色彩を表すパラメータは、前記3原色のデータであることを特徴とする光学式認識コード認識装置である。
ここで、3原色のデータとは、3原色、例えばRGB形式やCMY形式などによって色を表すデータをいう。
(3)また、本発明は、上記(1)記載の光学式認識コード認識装置において、前記画像データが色相を含めて色を表すデータから構成されており、前記色彩を表すパラメータは、前記色相であることを特徴とする光学式認識コード認識装置である。
ここで、色相を含めて色を表すデータとは、RGB形式やCMY形式はもちろんのこと、さらに例えばHSV形式やHLS形式などによって色を表すデータをいう。また、色相が現れていればどのような形式・フォーマットでもかまわない。例えば色差信号等で色彩が表されているような場合も、ここでいう色相を含めて色を表すデータの一例に相当する。いわゆる白黒のデータ以外は、ここでいう色相を含めて色を表すデータの一例に相当する。
(4)また、本発明は、上記(1)記載の光学式認識コード認識装置において、前記分割手段は、分割する領域の位置、寸法、形状に関する情報を一切用いずに、前記色彩を表すパラメータのみに依拠して領域分割処理を行うことを特徴とする光学式自動認識装置である。
(5)また、本発明は、上記(1)記載の光学式認識コード認識装置において、前記分割手段は、分割して得た各領域に対して、領域を拡張する画像処理を実行することを特徴とする光学式認識コード認識装置である。
(6)また、本発明は、上記(1)記載の光学式認識コード認識装置において、前記分割手段は、分割して得た各領域に対して、領域を縮小する画像処理を実行することを特徴とする光学式認識コード認識装置である。
(7)また、本発明は、上記(1)記載の光学式認識コード認識装置において、前記分割手段は、色彩を表すパラメータに基づき前記画像データを4値化、又はN値化し、前記画像データをこの値に基づき色領域に分割することを特徴とする光学式認識コード認識装置である。ここで、前記Nは正の整数である。
(8)また、本発明は、上記(7)記載の光学式認識コード認識装置において、前記判定手段は、前記分割して得た各領域に対して、前記各領域の並び方(境界条件、領域数、並び順の適合性)のみに基づいて単数もしくは複数の1Dカラービットコードのパターンを切り出すことを特徴とする光学式認識コード認識装置である。
(9)また、本発明は、上記(1)記載の光学式認識コード認識装置において、前記分割手段は、前記画像データをマーキングパターンを構成する1個又は2個以上の色彩と、クワイアットゾーンを表す色彩と、の領域に分割し、前記クワイアットゾーンを表す色彩は、前記マーキングパターンを構成する色彩以外の色彩(スペース色)であることを特徴とする光学式認識コード認識装置である。
(10)また、本発明は、上記(9)記載の光学式認識コード認識装置において、前記判定手段は、ある着目領域が下記のいずれかの条件を満足する場合に、その着目領域がカラービットコードを構成するセルの候補であると判断することを特徴とする光学式認識コード認識装置である。
(中間セル条件a)その着目領域の周囲に他の4領域が隣接し、この他の4領域の色彩が、その着目領域を中心とする周方向にスペース色−他色−スペース色−他色である。
(終端セル条件b)その着目領域の周囲に他の2領域が隣接し、この他の2領域の色彩が、スペース色と他色である。
ここで、他色とは、前記着目領域の色彩と異なるマーキングパターンを構成する他の色彩をいう。
(11)また、本発明は、上記(9)又は(10)記載の光学式認識コード認識装置において、 前記クワイアットゾーンを表すスペース色は白又は黒であることを特徴とする光学式認識コード認識装置である。
(12)また、本発明は、上記(1)記載の光学式認識コード認識装置において、前記判定手段は、ある着目領域が1Dカラービットコードを構成するセルであると仮定した場合のその1Dカラービットコードを構成するセルの数が、予め決められた数と一致する場合に、前記着目領域はカラービットコードを構成するセルの候補であると判断することを特徴とする光学式認識コード認識装置である。
(13)また、本発明は、上記(1)記載の光学式認識コード認識装置において、前記判定手段は、ある着目領域が1Dカラービットコードを構成するセルであると仮定した場合のその1Dカラービットコードの始点と終点とを検知し、始点を構成する1個以上のセルと、終点を構成する1個以上のセルとが、予め決められた始点と終点の色彩に一致する場合に、前記着目領域はカラービットコードを構成するセルの候補であると判断することを特徴とする光学式認識コード認識装置である。
(14)また、本発明は、上記(1)記載の光学式認識コード認識装置において、前記判定手段は、ある着目領域が1Dカラービットコードを構成するセルであると仮定した場合のその1Dカラービットコードの中間点を検知し、中間点を構成する1個以上のセルが、予め決められた中間点の色彩に一致する場合に、前記着目領域はカラービットコードを構成するセルの候補であると判断することを特徴とする光学式認識コード認識装置。
(15)また、本発明は、上記(10)〜(13)記載のいずれかの光学式認識コード認識装置において、前記判定手段は、カラービットコードを構成するセルの候補から成るカラービットコードと推定される色彩の領域群をカラービットコードと見なしてデコードし、原データを得ることを特徴とする光学式認識コード認識装置である。
(16)また、本発明は、上記(15)記載の光学式認識コード認識装置において、前記判定手段は、カラービットコードを構成するセルの候補から成るカラービットコードと推定される色彩の領域群が複数個存在する場合、それぞれの領域群をそれぞれカラービットコードと見なしてデコードし、それぞれ原データを得ることを特徴とする光学式認識コード認識装置である。
B.プログラム
(17)また、本発明は、上記課題を解決するために、コンピュータを、光学式認識コードを認識する光学式認識コード認識装置として動作させるプログラムにおいて、前記コンピュータに、光学式認識コードを撮像して得られた画像データを、色彩を表すパラメータに基づき色領域に分割する分割手順と、前記分割後の各色領域について、前記光学式認識コードを構成するセルであるか否かを判定する判定手順と、を実行させることを特徴とするプログラムである。
(18)また、本発明は、上記(17)記載のプログラムにおいて、前記画像データが3原色のデータから構成されており、前記色彩を表すパラメータは、前記3原色のデータであることを特徴とするプログラムである。
(19)また、本発明は、上記(17)記載のプログラムにおいて、前記画像データが色相を含めて色を表すデータから構成されており、前記色彩を表すパラメータは、前記色相であることを特徴とするプログラムである。
(20)また、本発明は、上記(17)記載のプログラムにおいて、前記分割手順は、分割する領域の位置、寸法、形状に関する情報を一切用いずに、前記色彩を表すパラメータのみに依拠して領域分割処理を行うことを特徴とするプログラムである。
(21)また、本発明は、上記(17)記載のプログラムにおいて、前記分割手順は、分割して得た各領域に対して、領域を拡張する画像処理を実行することを特徴とするプログラムである。
(22)また、本発明は、上記(17)記載のプログラムにおいて、前記分割手順は、分割して得た各領域に対して、領域を縮小する画像処理を実行することを特徴とするプログラムである。
(23)また、本発明は、上記(17)記載のプログラムにおいて、前記分割手順は、色彩を表すパラメータに基づき前記画像データを4値化、又はN値化し、前記画像データをこの値に基づき色領域に分割することを特徴とするプログラムである。ここで、前記Nは正の整数である。
(24)また、本発明は、上記(23)記載のプログラムにおいて、前記判定手順は、前記分割して得た各領域に対して、前記各領域の並び方(境界条件、領域数、並び順の適合性)のみに基づいて単数もしくは複数の1Dカラービットコードのパターンを切り出すことを特徴とするプログラムである。
(25)また、本発明は、上記(17)記載のプログラムにおいて、前記分割手順は、前記画像データをマーキングパターンを構成する1個又は2個以上の色彩と、クワイアットゾーンを表す色彩と、の領域に分割し、前記クワイアットゾーンを表す色彩は、前記マーキングパターンを構成する色彩以外のスペース色であることを特徴とするプログラムである。
(26)また、本発明は、上記(25)記載のプログラムにおいて、前記判定手順は、ある着目領域が下記のいずれかの条件を満足する場合に、その着目領域がカラービットコードを構成するセルの候補であると判断することを特徴とするプログラムである。
(中間セル条件a)その着目領域の周囲に他の4領域が隣接し、この他の4領域の色彩が、その着目領域を中心とする周方向にスペース色−他色−スペース色−他色であること。
(終端セル条件b)その着目領域の周囲に他の2領域が隣接し、この他の2領域の色彩が、スペース色と他色であること。
ここで、他色とは、前記着目領域の色彩と異なるマーキングパターンを構成する他の色彩をいう。
(27)また、本発明は、上記(25)又は(26)記載のプログラムにおいて、前記クワイアットゾーンを表すスペース色は白又は黒であることを特徴とするプログラムである。
(28)また、本発明は、上記(17)記載のプログラムにおいて、前記判定手順は、ある着目領域が1Dカラービットコードを構成するセルであると仮定した場合のその1Dカラービットコードを構成するセルの数が、予め決められた数と一致する場合に、前記着目領域はカラービットコードを構成するセルの候補であると判断することを特徴とするプログラムである。
(29)また、本発明は、上記(17)記載のプログラムにおいて、前記判定手順は、ある着目領域が1Dカラービットコードを構成するセルであると仮定した場合のその1Dカラービットコードの始点と終点とを検知し、始点を構成する1個以上のセルと、終点を構成する1個以上のセルとが、予め決められた始点と終点の色彩に一致する場合に、前記着目領域はカラービットコードを構成するセルの候補であると判断することを特徴とするプログラムである。
(30)また、本発明は、上記(17)記載のプログラムにおいて、前記判定手段は、ある着目領域が1Dカラービットコードを構成するセルであると仮定した場合のその1Dカラービットコードの中間点を検知し、中間点を構成する1個以上のセルが、予め決められた中間点の色彩に一致する場合に、前記着目領域はカラービットコードを構成するセルの候補であると判断することを特徴とするプログラムである。
(31)また、本発明は、上記(26)〜(29)記載のいずれかのプログラムにおいて、前記判定手順は、カラービットコードを構成するセルの候補から成るカラービットコードと推定される色彩の領域群をカラービットコードと見なしてデコードし、原データを得ることを特徴とするプログラムである。
(32)また、本発明は、上記(31)記載のプログラムにおいて、前記判定手順は、カラービットコードを構成するセルの候補から成るカラービットコードと推定される色彩の領域群が複数個存在する場合、それぞれの領域群をそれぞれカラービットコードと見なしてデコードし、それぞれ原データを得ることを特徴とするプログラムである。
C.方法
(33)本発明は、上記課題を解決するために、光学式認識コードを認識する光学式認識コード認識方法において、光学式認識コードを撮像して得られた画像データを、色彩を表すパラメータに基づき色領域に分割する分割ステップと、前記分割後の各色領域について、前記光学式認識コードを構成するセルであるか否かを判定する判定ステップと、を含むことを特徴とする光学式認識コード認識方法である。
(34)また、本発明は、上記(33)記載の光学式認識コード認識方法において、前記画像データが3原色のデータから構成されており、前記色彩を表すパラメータは、前記3原色のデータであることを特徴とする光学式認識コード認識方法である。
(35)また、本発明は、上記(33)記載の光学式認識コード認識方法において、前記画像データが色相を含めて色を表すデータから構成されており、前記色彩を表すパラメータは、前記色相であることを特徴とする光学式認識コード認識方法である。
(36)また、本発明は、上記(33)記載の光学式認識コード認識方法において、前記分割ステップは、分割する領域の位置、寸法、形状に関する情報を一切用いずに、前記色彩を表すパラメータのみに依拠して領域分割処理を行うことを特徴とする光学式自動認識方法である。
(37)また、本発明は、上記(33)記載の光学式認識コード認識方法において、前記分割ステップは、分割して得た各領域に対して、領域を拡張する画像処理を実行することを特徴とする光学式認識コード認識方法である。
(38)また、本発明は、上記(33)記載の光学式認識コード認識方法において、前記分割ステップは、分割して得た各領域に対して、領域を縮小する画像処理を実行することを特徴とする光学式認識コード認識方法である。
(39)また、本発明は、上記(33)記載の光学式認識コード認識方法において、前記分割ステップは、色彩を表すパラメータに基づき前記画像データを4値化、又はN値化し、前記画像データをこの値に基づき色領域に分割することを特徴とする光学式認識コード認識方法である。ここで、前記Nは正の整数である。
(40)また、本発明は、上記(39)記載の光学式認識コード認識方法において、前記判定ステップは、前記分割して得た各領域に対して、前記各領域の並び方(境界条件、領域数、並び順の適合性)のみに基づいて単数もしくは複数の1Dカラービットコードのパターンを切り出すことを特徴とする光学式認識コード認識方法である。
(41)また、本発明は、上記(33)記載の光学式認識コード認識方法において、前記分割ステップは、前記画像データをマーキングパターンを構成する1個又は2個以上の色彩と、クワイアットゾーンを表す色彩と、の領域に分割し、前記クワイアットゾーンを表す色彩は、前記マーキングパターンを構成する色彩以外のスペース色であることを特徴とする光学式認識コード認識方法である。
(42)また、本発明は、上記(41)記載の光学式認識コード認識方法において、前記判定ステップは、ある着目領域が下記のいずれかの条件を満足する場合に、その着目領域がカラービットコードを構成するセルの候補であると判断することを特徴とする光学式認識コード認識方法である。
(中間セル条件a)その着目領域の周囲に他の4領域が隣接し、この他の4領域の色彩が、その着目領域を中心とする周方向にスペース色−他色−スペース色−他色であること。
(終端セル条件b)その着目領域の周囲に他の2領域が隣接し、この他の2領域の色彩が、スペース色と他色であること。
ここで、他色とは、前記着目領域の色彩と異なるマーキングパターンを構成する他の色彩をいう。
(43)また、本発明は、上記(41)又は(42)記載の光学式認識コード認識方法において、前記クワイアットゾーンを表すスペース色は白又は黒であることを特徴とする光学式認識コード認識方法である。
(44)また、本発明は、上記(33)記載の光学式認識コード認識方法において、前記判定ステップは、ある着目領域が1Dカラービットコードを構成するセルであると仮定した場合のその1Dカラービットコードを構成するセルの数が、予め決められた数と一致する場合に、前記着目領域はカラービットコードを構成するセルの候補であると判断することを特徴とする光学式認識コード認識方法である。
(45)また、本発明は、上記(33)記載の光学式認識コード認識方法において、前記判定ステップは、ある着目領域が1Dカラービットコードを構成するセルであると仮定した場合のその1Dカラービットコードの始点と終点とを検知し、始点を構成する1個以上のセルと、終点を構成する1個以上のセルとが、予め決められた始点と終点の色彩に一致する場合に、前記着目領域はカラービットコードを構成するセルの候補であると判断することを特徴とする光学式認識コード認識方法である。
(46)また、本発明は、上記(33)記載の光学式認識コード認識方法において、前記判定手段は、ある着目領域が1Dカラービットコードを構成するセルであると仮定した場合のその1Dカラービットコードの中間点を検知し、中間点を構成する1個以上のセルが、予め決められた中間点の色彩に一致する場合に、前記着目領域はカラービットコードを構成するセルの候補であると判断することを特徴とする光学式認識コード認識方法である。
(47)また、本発明は、上記(42)〜(45)記載のいずれかの光学式認識コード認識方法において、前記判定ステップは、カラービットコードを構成するセルの候補から成るカラービットコードと推定される色彩の領域群をカラービットコードと見なしてデコードし、原データを得ることを特徴とする光学式認識コード認識方法である。
(48)また、本発明は、上記(47)記載の光学式認識コード認識方法において、前記判定ステップは、カラービットコードを構成するセルの候補から成るカラービットコードと推定される色彩の領域群が複数個存在する場合、それぞれの領域群をそれぞれカラービットコードと見なしてデコードし、それぞれ原データを得ることを特徴とする光学式認識コード認識方法である。
以上述べたように、本発明は、画像データ全体の中から1Dカラービットコードの「マーキングパターン」の条件に合ったセル群をその特徴により「背景画像」から抽出する。したがって、従来の2次元バーコードのように「切り出しマーク」の如き補助的な目印を用いずにコードを認識することが出来る。
したがって、本発明には、切り出しマークを見つけるようなプロセス、手段は存在せず、画像データ全体を一定の方法で処理することで、「マーキングパターン」に相当するパターンを認識している。
また、従来の二次元バーコードのように切り出しのための複雑な画像認識を行なう必要がなく、画像処理、画像認識処理が簡単になり処理速度が速くなる。
またさらに、画像データ全体のパターンで認識するので切り出しマークを探して、位置合わせするための精密な画像や複雑な処理は不要で、画像キャプチャや画像処理操作が簡単になる。
また同時に、読取り機器や画像処理のソフトウェア、ソフトウェアが収容されている電気回路(記憶装置など)も簡単な構成を利用できるので、従来のものに比べて、安価、小型化が実現できる。
また、マーキング(光学式認識コードを付与する動作、行為)そのものの精度もラフなもので光学式認識コードを実現できる。
また、本発明によれば複数個の1Dカラービットコードが同一画像内にあっても特別な手段を講じることなく、条件に合致した領域群をすべて1Dカラービットコードとして認識し、原データを得る。したがって、複数個の1Dカラービットコードを用いる場合でも、1個の場合と同様な単純な読取り作業が適用できるという効果がある。
以下、図面を参照して、本発明に係る1Dカラービットコードの切り出し手法の好適な実施の形態について詳細に説明する。
第1 1Dカラービットコードの定義
さて、本願発明者が考案した1Dカラービットコードの定義を説明する。1Dカラービットコードは、
・所定の色彩の領域「セル」が一列に配列したもの(=「セル列」)である。
・複数の色彩が用いられ、各セルにはセル毎の色彩が付されている。
・セル同士の包含はない。すなわち、あるセルが他のセルに包含されることはない。
・配列を構成するセルの数が予め定められた数である。
・隣接するセル同士には同色は付されず、必ず異なる色彩が付される。
というものである。1Dカラービットコードはこの条件に基づいて作成されている。
第2 切り出し及びデコードの実際
2.1 色領域の区分け
まず、切り出しに先立って、画像データを以下のように色領域に分ける。
・1Dカラービットコードを含んだ画像データをエリアセンサで取り込む、
・上記画像データを定義に基づき複数の色領域に区分けする
という処理を行うが、本実施の形態では、青、赤、黄および白に区分けする例を示す。
また、本実施の形態では1Dカラービットコードは青、赤、黄の「セル」の列であり、「セル」数は15であるものとして説明する。すなわち、1Dカラービットコードの各セルは青、赤、黄のいずれかの色彩が付されている。
元々、上のエリアセンサで取り込んだ「原画像」データは背景も含めて様々な色彩で構成されており、それらのパターンも様々である。この原画像データ中の色彩を色空間の中で青、赤、黄、無彩色に区分けし、各画素の色彩をいずれかの領域に当てはめる「均色化処理」を行なう。要するに、各画素をいわゆるラベリング処理を行うものである。
ここで、上記青、赤、黄は、本来、1Dカラービットコードのマーキングパターンを構成する色彩(青、赤、黄)として定義された色彩である。しかし、区分けで用いる「青、赤、黄」は、照明、彩色、退色等のばらつきを考慮して色空間上で一定の範囲をとった色彩の範囲である。これを「マーキング色彩範囲」と呼ぶ。
換言すれば、マーキングの際には定められた特定の「赤」を用いるが、読み取りの際には、「赤」を中心とする所定の色彩範囲の色を全て「赤」(マーキング色彩範囲)と認定するのである。これが上述した均色化処理である。
またここで、無彩色は、「マーキング色彩範囲」以外の一種として定義される。クワイアットゾーンの色も、この「マーキング色彩範囲」以外の色彩として扱う。クワイアットゾーンは1Dカラービットコード以外の部分であることを表し、コード間の仕切りの役割を果たすので当然、このように取り扱う。
このように、マーキング色彩範囲以外の色彩を本実施の形態ではクワイアットゾーンの色(これをスペース色と呼ぶ)と認定している。これも上述した「均色化処理」の一部である。クワイアットゾーンの色彩であるスペース色は、本実施の形態では例えば白である。すなわち、マーキング色彩範囲以外の色彩を全て白とみなし白に変換しているのである。
尚、ここでは「マーキング色彩範囲」以外と判断された画素は全て白に変換しているが、上記青、赤、黄(マーキング色彩範囲)以外の色であればどのような色でも構わない。これも上記均色化処理の一部である。
「原画像」データを上記のごとく「均色化処理」をするにあたり、ノイズ成分の混入は通常避けられない。このノイズに相当する微少部位の色彩異変は、その周囲の色彩に合わせたり、平均化する等のノイズ除去処理をあわせて行なうことで除去することが出来る。
このような均色化処理を行った結果の例が、図1に示されている。
この図1では、「背景パターン」を故意に1Dカラービットコードと紛らわしいものとしている。また、この図1中で検出されるべきカラービットコードはひとつのみである。
すなわち、検出すべき正しい1Dカラービットコードは、中央部分の色彩領域の連なりである。図1には、その他にもこのような色彩領域の連なりがいくつか存在するが、それらは、以下のような3種の判定ステップによって、カラービットコードの候補から除外されていく。最終的に、残存した候補が検出すべきカラービットコードとなる。
2.2 切り出しとデコード
切り出しの処理を以下述べる。
(1)判定ステップ1(境界条件)
まず、各色の領域の境界条件を判定する。
即ち、白色以外の各色領域において、その領域が「セル列」を構成する「セル」である要件は、その境界条件が以下のいずれかの条件を満たすことである。
(条件a)その領域の周囲が白色−他色−白色−他色で周回が完結されていること。 :この場合は、その領域は「中間セル」に相当する。または、
(条件b)その領域の周囲が白色−他色で周囲が完結されていること。
:この場合は、その領域は「終端セル」に相当する。
ここで、他色とは本例では白以外の、青、赤、黄の三色で当該セル(領域)以外の色(当該セルが赤なら、青または黄である)を意味する。
「中間セル」とは、セル列の両端以外の「セル」をいう。この中間セルの場合は、セル列を構成していることから、隣接する2個のセルが存在し、その2個のセル(となる領域)の色彩は、1Dカラービットコードの定義から、その中間セルの色彩と異なる色彩である。さらに、その2個の領域以外の周囲は1Dカラービットコードの定義から、クワイアットゾーンで囲まれている。このクワイアットゾーンは、上述したように「無彩色」の領域であるが、白色に変換されている。
このようにして、結局、その領域がセル列の中間セルであるならば、上記条件aを満足するはずである。条件aを満たせば、その領域は中間セルである可能性がある。
「終端セル」とは、セル列の両端の「セル」を言う。この終端セルの場合は、セル列の端点を構成していることから、隣接するただ1個のセルが存在し、その1個のセル(となる領域)の色彩は、1Dカラービットコードの定義から、その終端セルの色彩と異なる色彩である。さらに、その隣接する1個の領域以外の周囲は1Dカラービットコードの定義から、クワイアットゾーンで囲まれている。このクワイアットゾーンは、上述したように「無彩色」の領域であるが、白色に変換されている。
結局、その領域がセル列の終端セルであるならば、上記条件bを満足するはずである。条件bを満たせば、その領域は終端セルである可能性が高い。
さて、上記条件aも条件bも満たさない色領域(たとえば地色を挟まず3色が接している領域、一色のみで周囲を覆われている領域等)は、セル列を構成する可能性は0であるので、「背景画像」領域と判定し、この背景画像領域に接する白色以外の色領域をすべて「背景画像」領域と判定する。なお白色は上述したようにクワイアットゾーンである。
(判定ステップ2)(セル数)
上記判定ステップ1で排除されずに候補として残った色領域(セル列候補領域)は、必ず一列に連なっているはずであるが、各列の連なっている色領域の数が、所望の1Dカラービットコードと異なっている可能性がある。したがって、このセル数の条件で色領域を更に絞り込む(1Dカラービットコードのセル数は既知であり、これと合致したもののみを1Dカラービットコードの領域を構成する「セル」と判定する)。
(判定ステップ3)(終端条件)
次に、1Dカラービットコードの終端条件(始点セル(群)は、黄・赤であり、終点セルは青である)から更にコード領域を絞り込む。終端セルには、このように始点セル(群)と、終点セル(群)と、の2種類がある。それぞれ1個又は2個以上のセル(群)から成る。本実施の形態では、上述のように、始点セル群は2セルで構成され、終点セルは1セルで構成されている。それぞれの色彩の設定を終端条件と呼ぶ。
また、コード領域の絞り込みは、終端条件からではなく、中間点条件からであっても構わない。セル列の両端以外の中間に位置する中間セルが、黄・赤である、あるいは青であるというような色彩の設定を中間点条件と呼ぶ。
上記終端点条件の変わりにこの中間点条件を用いることも好ましい。さらに、上記終端点条件に加えてこの中間点条件も検査し、両方の条件が満たされている場合のみをセルの候補として残し、コード領域を絞り込むことも好ましい。
(判定ステップ4)(デコード)
上で述べた判定ステップ1〜3を全てパスした色領域、すなわち、残された最終1Dカラービットコードの候補領域について、すべてその色の順番を以てデコードを試みる。そして、チェックディジット等の整合性を確認する。
この結果、最終的に正常に(エラー無く)デコードできた領域とその値を以て、「切り出し」、「デコード」を完了する。
2.3 補助的処理
(1)領域拡大
マーキング仕様によってはマーキングの色領域が必ずしも接していない場合も想定される。各色領域がいわゆる飛び石状に連なっている場合もある。このように島状の各色領域が所定距離離間しながら並んでいる場合でも、その並びが認識しうる限り(トレースできる限り)1Dカラービットコードが成立しうる。
その場合には色領域を一定の大きさに拡張して、それぞれが接すると見なして上記アルゴリズムを適応することが好ましい。所定の領域を拡大(拡張)することは、画像処理の基本的な処理(例えば、細い線を太くする太線化処理等)として知られており、当業者であれば容易に実施可能である。
(2)領域縮小
また、マーキング仕様によってはマーキングの色領域が拡大し、重なり部分が多く成りすぎる場合も考えられる。この場合、色領域の重なりが増えてしまい、各色領域の並びの順番が把握できない事態も想定される。
この場合には、色領域を所定量縮小させることが好ましい。このように色領域を所定量縮小させることによって、各色領域の並びが認識できる状態にしてから、上記アルゴリズムを適応することが好ましい。所定の領域を縮小(減縮)することは、画像処理の基本的な処理(線を細くする細線化処理等)として知られており、当業者であれば容易に実施可能である。
2.4 切り出されたカラービットコードの様子
このようにして切り出された1Dカラービットコードの様子が図2に示されている。この図2に示すように、1Dカラービットコードとなりそうな色領域の集合(候補)は5個あるが、中央の1列のみが1Dカラービットコードとして切り出され、デコードの対象となる。
左上の集合は、境界条件が不整合であるので判定ステップ1で除外される。左下の集合は、同じく境界条件が不整合であるので判定ステップ1で除外される。中央下の集合は、セル数が所望の1Dカラービットコードの数(ここでは15個としている)とは合わない(10個)であるので、判定ステップ2で除外される。右端の集合は、境界条件が不整合であるので判定ステップ1で除外される。
このようにして、中央の集合のみが、境界条件も、セル数(15個)の条件も満足するので、最終的に1Dカラービットコードとして切り出され、デコードされる。
なお、図1、図2中、Rは赤色を表し、Yは黄色を表し、Bは青色を表す。また、Wは白色を表す。
第3 色領域の区分けについて
上述した「2.1色領域の区分け」では、例えば、赤を中心とした一定範囲を全て赤と見なす均色処理を実行している。黄や青についても同様である。ここで、一定範囲とは種々の近似した領域を採用すればよいが、例えば純粋な赤から一定のハミング距離にある範囲とすることも好適である。
また、一般に画像データそのものは、R(赤)G(緑)B(青)の3原色から成るデータで得られる場合が多いので、そのRGBデータのまま、均色化処理を行うことが好ましい。
しかし、このRGBデータを、一旦、HSV形式にに変換してから均色化処理を行うことも好適である。言うまでもなくHSVは、色相(Hue)、彩度(Saturation(純度ともいう))、明度(Value)から成るデータであり、色相成分を備えているので、赤を中心とした一定範囲、黄を中心とした一定範囲、青を中心とした一定範囲、の計算が容易になる可能性がある。もちろん、これら一定範囲以外は、上で述べたように全て「白」に変換する。RGBデータと、HSVデータとを相互に変換することは従来から行われてきたことであり、当業者であればその変換は容易である。
このような、RGBによって表された色彩や、HSVのH(色相)は、請求の範囲の色彩を表すパラメータの好適な一例に相当する。
このようなHSV形式は、色相を含めて色を表すデータの好適な一例に相当する。色相が表れていれば、他の種類のデータ形式を採用してもよい。
第4 コンピュータとソフトウェア
(1)以上、光学式認識コードを認識する手法について説明してきた。これまで述べた実施の形態では、基本的には画像データとしてデジタル画像データを前提としている。そのためこのような画像データを処理できるハードウェア・ソフトウェアによって実行することが好ましい。
典型的には、コンピュータと、そのコンピュータが実行するプログラムと、を用いて、上記の動作を実行する「光学式認識コード認識装置」を構成し、「光学式認識コード認識方法」を実行させることが好ましい。
また、このようなプログラムは、所定の記録媒体に格納しておくことが好ましい。例えば、ハードディスクや各種光ディスク、フラッシュメモリ等の各種半導体記憶装置に格納しておくことが好ましい。
さらに、これらプログラムと、コンピュータとは、別体に構成することも好ましい。例えば、サーバーにプログラムを収容しておき、ネットワークを介して遠隔地のクライアントコンピュータがこのサーバー内のプログラムを実行するように構成することも好適である。
(2)画像データは、典型的には、CCDカメラ等で撮影して得ることが好ましい。アナログカメラで撮影したデータをデジタル信号に変換してもかまわない。
第5 変形例
(1)上述した例では、1Dカラービットコードが1個のみ存在する場合を説明したが、複数個存在していてももちろんかまわない。最終的な候補が複数個になり、それら複数個の候補についてデコードが行われ、それぞれ原データが得られる。
(2)上述した例では、赤、黄、青について均色化処理を行い、領域を分割したが、これはどのような色でも良いし、また色の数も4色以上でもよい。緑、シアン、マゼンタ等を利用することも好適である。
(3)上述した例では、「マーキング色彩範囲」以外と判断された画素は全て白(スペース色)に変換しているが、このスペース色は、上記青、赤、黄(マーキング色彩範囲)以外の色であればどのような色でも構わない。
本実施の形態において、画像データに均色化処理を行った結果の例を示す説明図である。 本実施の形態において、切り出された1Dカラービットコードの様子を示す説明図である。
符号の説明
R 赤
B 青
Y 黄
W 白

Claims (48)

  1. 光学式認識コードを認識する光学式認識コード認識装置において、
    光学式認識コードを撮像して得られた画像データを、色彩を表すパラメータに基づき色領域に分割する分割手段と、
    前記分割後の各色領域について、前記光学式認識コードを構成するセルであるか否かを判定する判定手段と、
    を含むことを特徴とする光学式認識コード認識装置。
  2. 請求項1記載の光学式認識コード認識装置において、
    前記画像データが3原色のデータから構成されており、前記色彩を表すパラメータは、前記3原色のデータであることを特徴とする光学式認識コード認識装置。
  3. 請求項1記載の光学式認識コード認識装置において、
    前記画像データが色相を含めて色を表すデータから構成されており、前記色彩を表すパラメータは、前記色相であることを特徴とする光学式認識コード認識装置。
  4. 請求項1記載の光学式認識コード認識装置において、
    前記分割手段は、分割する領域の位置、寸法、形状に関する情報を一切用いずに、前記色彩を表すパラメータのみに依拠して領域分割処理を行うことを特徴とする光学式自動認識装置。
  5. 請求項1記載の光学式認識コード認識装置において、
    前記分割手段は、分割して得た各領域に対して、領域を拡張する画像処理を実行することを特徴とする光学式認識コード認識装置。
  6. 請求項1記載の光学式認識コード認識装置において、
    前記分割手段は、分割して得た各領域に対して、領域を縮小する画像処理を実行することを特徴とする光学式認識コード認識装置。
  7. 請求項1記載の光学式認識コード認識装置において、
    前記分割手段は、色彩を表すパラメータに基づき前記画像データを4値化、又はN値化し、前記画像データをこの値に基づき色領域に分割することを特徴とする光学式認識コード認識装置
    。ここで、前記Nは正の整数である。
  8. 請求項7記載の光学式認識コード認識装置において、
    前記判定手段は、前記分割して得た各領域に対して、前記各領域の並び方(境界条件、領域数、並び順の適合性)のみに基づいて単数もしくは複数の1Dカラービットコードのパターンを切り出すことを特徴とする光学式認識コード認識装置。
  9. 請求項1記載の光学式認識コード認識装置において、
    前記分割手段は、前記画像データをマーキングパターンを構成する1個又は2個以上の色彩と、クワイアットゾーンを表す色彩と、の領域に分割し、
    前記クワイアットゾーンを表す色彩は、前記マーキングパターンを構成する色彩以外のスペース色であることを特徴とする光学式認識コード認識装置。
  10. 請求項9記載の光学式認識コード認識装置において、
    前記判定手段は、ある着目領域が下記のいずれかの条件を満足する場合に、その着目領域がカラービットコードを構成するセルの候補であると判断することを特徴とする光学式認識コード認識装置。
    (中間セル条件a)その着目領域の周囲に他の4領域が隣接し、この他の4領域の色彩が、その着目領域を中心とする周方向にスペース色−他色−スペース色−他色であること。
    (終端セル条件b)その着目領域の周囲に他の2領域が隣接し、この他の2領域の色彩が、スペース色と他色であること。
    ここで、他色とは、前記着目領域の色彩と異なるマーキングパターンを構成する他の色彩をいう。
  11. 請求項9又は10記載の光学式認識コード認識装置において、
    前記クワイアットゾーンを表すスペース色は白又は黒であることを特徴とする光学式認識コード認識装置。
  12. 請求項1記載の光学式認識コード認識装置において、
    前記判定手段は、ある着目領域が1Dカラービットコードを構成するセルであると仮定した場合のその1Dカラービットコードを構成するセルの数が、予め決められた数と一致する場合に、前記着目領域はカラービットコードを構成するセルの候補であると判断することを特徴とする光学式認識コード認識装置。
  13. 請求項1記載の光学式認識コード認識装置において、
    前記判定手段は、ある着目領域が1Dカラービットコードを構成するセルであると仮定した場合のその1Dカラービットコードの始点と終点とを検知し、始点を構成する1個以上のセルと、終点を構成する1個以上のセルとが、予め決められた始点と終点の色彩に一致する場合に、前記着目領域はカラービットコードを構成するセルの候補であると判断することを特徴とする光学式認識コード認識装置。
  14. 請求項1記載の光学式認識コード認識装置において、
    前記判定手段は、ある着目領域が1Dカラービットコードを構成するセルであると仮定した場合のその1Dカラービットコードの中間点を検知し、中間点を構成する1個以上のセルが、予め決められた中間点の色彩に一致する場合に、前記着目領域はカラービットコードを構成するセルの候補であると判断することを特徴とする光学式認識コード認識装置。
  15. 請求項10〜13記載のいずれかの光学式認識コード認識装置において、
    前記判定手段は、カラービットコードを構成するセルの候補から成るカラービットコードと推定される色彩の領域群をカラービットコードと見なしてデコードし、原データを得ることを特徴とする光学式認識コード認識装置。
  16. 請求項15記載の光学式認識コード認識装置において、
    前記判定手段は、カラービットコードを構成するセルの候補から成るカラービットコードと推定される色彩の領域群が複数個存在する場合、それぞれの領域群をそれぞれカラービットコードと見なしてデコードし、それぞれ原データを得ることを特徴とする光学式認識コード認識装置。
  17. コンピュータを、光学式認識コードを認識する光学式認識コード認識装置として動作させるプログラムにおいて、前記コンピュータに、
    光学式認識コードを撮像して得られた画像データを、色彩を表すパラメータに基づき色領域に分割する分割手順と、
    前記分割後の各色領域について、前記光学式認識コードを構成するセルであるか否かを判定する判定手順と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  18. 請求項17記載のプログラムにおいて、
    前記画像データが3原色のデータから構成されており、前記色彩を表すパラメータは、前記3原色のデータであることを特徴とするプログラム。
  19. 請求項17記載のプログラムにおいて、
    前記画像データが色相を含めて色を表すデータから構成されており、前記色彩を表すパラメータは、前記色相であることを特徴とするプログラム。
  20. 請求項17記載のプログラムにおいて、
    前記分割手順は、分割する領域の位置、寸法、形状に関する情報を一切用いずに、前記色彩を表すパラメータのみに依拠して領域分割処理を行うことを特徴とするプログラム。
  21. 請求項17記載のプログラムにおいて、
    前記分割手順は、分割して得た各領域に対して、領域を拡張する画像処理を実行することを特徴とするプログラム。
  22. 請求項17記載のプログラムにおいて、
    前記分割手順は、分割して得た各領域に対して、領域を縮小する画像処理を実行することを特徴とするプログラム。
  23. 請求項17記載のプログラムにおいて、
    前記分割手順は、色彩を表すパラメータに基づき前記画像データを4値化、又はN値化し、前記画像データをこの値に基づき色領域に分割することを特徴とするプログラム。ここで、前記Nは正の整数である。
  24. 請求項23記載のプログラムにおいて、
    前記判定手順は、前記分割して得た各領域に対して、前記各領域の並び方(境界条件、領域数、並び順の適合性)のみに基づいて単数もしくは複数の1Dカラービットコードのパターンを切り出すことを特徴とするプログラム。
  25. 請求項17記載のプログラムにおいて、
    前記分割手順は、前記画像データをマーキングパターンを構成する1個又は2個以上の色彩と、クワイアットゾーンを表す色彩と、の領域に分割し、
    前記クワイアットゾーンを表す色彩は、前記マーキングパターンを構成する色彩以外のスペース色であることを特徴とするプログラム。
  26. 請求項25記載のプログラムにおいて、
    前記判定手順は、ある着目領域が下記のいずれかの条件を満足する場合に、その着目領域がカラービットコードを構成するセルの候補であると判断することを特徴とするプログラム。
    (中間セル条件a)その着目領域の周囲に他の4領域が隣接し、この他の4領域の色彩が、その着目領域を中心とする周方向にスペース色−他色−スペース色−他色であること。
    (終端セル条件b)その着目領域の周囲に他の2領域が隣接し、この他の2領域の色彩が、スペース色と他色であること。
    ここで、他色とは、前記着目領域の色彩と異なるマーキングパターンを構成する他の色彩をいう。
  27. 請求項25又は26記載のプログラムにおいて、
    前記クワイアットゾーンを表すスペース色は白又は黒であることを特徴とするプログラム。
  28. 請求項17記載のプログラムにおいて、
    前記判定手順は、ある着目領域が1Dカラービットコードを構成するセルであると仮定した場合のその1Dカラービットコードを構成するセルの数が、予め決められた数と一致する場合に、前記着目領域はカラービットコードを構成するセルの候補であると判断することを特徴とするプログラム。
  29. 請求項17記載のプログラムにおいて、
    前記判定手順は、ある着目領域が1Dカラービットコードを構成するセルであると仮定した場合のその1Dカラービットコードの始点と終点とを検知し、始点を構成する1個以上のセルと、終点を構成する1個以上のセルとが、予め決められた始点と終点の色彩に一致する場合に、前記着目領域はカラービットコードを構成するセルの候補であると判断することを特徴とするプログラム。
  30. 請求項17記載のプログラムにおいて、
    前記判定手段は、ある着目領域が1Dカラービットコードを構成するセルであると仮定した場合のその1Dカラービットコードの中間点を検知し、中間点を構成する1個以上のセルが、予め決められた中間点の色彩に一致する場合に、前記着目領域はカラービットコードを構成するセルの候補であると判断することを特徴とするプログラム。
  31. 請求項26〜29記載のいずれかのプログラムにおいて、
    前記判定手順は、カラービットコードを構成するセルの候補から成るカラービットコードと推定される色彩の領域群をカラービットコードと見なしてデコードし、原データを得ることを特徴とするプログラム。
  32. 請求項31記載のプログラムにおいて、
    前記判定手順は、カラービットコードを構成するセルの候補から成るカラービットコードと推定される色彩の領域群が複数個存在する場合、それぞれの領域群をそれぞれカラービットコードと見なしてデコードし、それぞれ原データを得ることを特徴とするプログラム。
  33. 光学式認識コードを認識する光学式認識コード認識方法において、
    光学式認識コードを撮像して得られた画像データを、色彩を表すパラメータに基づき色領域に分割する分割ステップと、
    前記分割後の各色領域について、前記光学式認識コードを構成するセルであるか否かを判定する判定ステップと、
    を含むことを特徴とする光学式認識コード認識方法。
  34. 請求項33記載の光学式認識コード認識方法において、
    前記画像データが3原色のデータから構成されており、前記色彩を表すパラメータは、前記3原色のデータであることを特徴とする光学式認識コード認識方法。
  35. 請求項33記載の光学式認識コード認識方法において、
    前記画像データが色相を含めて色を表すデータから構成されており、前記色彩を表すパラメータは、前記色相であることを特徴とする光学式認識コード認識方法。
  36. 請求項33記載の光学式認識コード認識方法において、
    前記分割ステップは、分割する領域の位置、寸法、形状に関する情報を一切用いずに、前記色彩を表すパラメータのみに依拠して領域分割処理を行うことを特徴とする光学式自動認識方法。
  37. 請求項33記載の光学式認識コード認識方法において、
    前記分割ステップは、分割して得た各領域に対して、領域を拡張する画像処理を実行することを特徴とする光学式認識コード認識方法。
  38. 請求項33記載の光学式認識コード認識方法において、
    前記分割ステップは、分割して得た各領域に対して、領域を縮小する画像処理を実行することを特徴とする光学式認識コード認識方法。
  39. 請求項33記載の光学式認識コード認識方法において、
    前記分割ステップは、色彩を表すパラメータに基づき前記画像データを4値化、又はN値化し、前記画像データをこの値に基づき色領域に分割することを特徴とする光学式認識コード認識方法。ここで、前記Nは正の整数である。
  40. 請求項39記載の光学式認識コード認識方法において、
    前記判定ステップは、前記分割して得た各領域に対して、前記各領域の並び方(境界条件、領域数、並び順の適合性)のみに基づいて単数もしくは複数の1Dカラービットコードのパターンを切り出すことを特徴とする光学式認識コード認識方法。
  41. 請求項33記載の光学式認識コード認識方法において、
    前記分割ステップは、前記画像データをマーキングパターンを構成する1個又は2個以上の色彩と、クワイアットゾーンを表す色彩と、の領域に分割し、
    前記クワイアットゾーンを表す色彩は、前記マーキングパターンを構成する色彩以外のスペース色であることを特徴とする光学式認識コード認識方法。
  42. 請求項41記載の光学式認識コード認識方法において、
    前記判定ステップは、ある着目領域が下記のいずれかの条件を満足する場合に、その着目領域がカラービットコードを構成するセルの候補であると判断することを特徴とする光学式認識コード認識方法。
    (中間セル条件a)その着目領域の周囲に他の4領域が隣接し、この他の4領域の色彩が、その着目領域を中心とする周方向にスペース色−他色−スペース色−他色であること。
    (終端セル条件b)その着目領域の周囲に他の2領域が隣接し、この他の2領域の色彩が、スペース色と他色であること。
    ここで、他色とは、前記着目領域の色彩と異なるマーキングパターンを構成する他の色彩をいう。
  43. 請求項41又は42記載の光学式認識コード認識方法において、
    前記クワイアットゾーンを表すスペース色は白又は黒であることを特徴とする光学式認識コード認識方法。
  44. 請求項33記載の光学式認識コード認識方法において、
    前記判定ステップは、ある着目領域が1Dカラービットコードを構成するセルであると仮定した場合のその1Dカラービットコードを構成するセルの数が、予め決められた数と一致する場合に、前記着目領域はカラービットコードを構成するセルの候補であると判断することを特徴とする光学式認識コード認識方法。
  45. 請求項33記載の光学式認識コード認識方法において、
    前記判定ステップは、ある着目領域が1Dカラービットコードを構成するセルであると仮定した場合のその1Dカラービットコードの始点と終点とを検知し、始点を構成する1個以上のセルと、終点を構成する1個以上のセルとが、予め決められた始点と終点の色彩に一致する場合に、前記着目領域はカラービットコードを構成するセルの候補であると判断することを特徴とする光学式認識コード認識方法。
  46. 請求項33記載の光学式認識コード認識方法において、
    前記判定手段は、ある着目領域が1Dカラービットコードを構成するセルであると仮定した場合のその1Dカラービットコードの中間点を検知し、中間点を構成する1個以上のセルが、予め決められた中間点の色彩に一致する場合に、前記着目領域はカラービットコードを構成するセルの候補であると判断することを特徴とする光学式認識コード認識方法。
  47. 請求項42〜45記載のいずれかの光学式認識コード認識方法において、
    前記判定ステップは、カラービットコードを構成するセルの候補から成るカラービットコードと推定される色彩の領域群をカラービットコードと見なしてデコードし、原データを得ることを特徴とする光学式認識コード認識方法。
  48. 請求項47記載の光学式認識コード認識方法において、
    前記判定ステップは、カラービットコードを構成するセルの候補から成るカラービットコードと推定される色彩の領域群が複数個存在する場合、それぞれの領域群をそれぞれカラービットコードと見なしてデコードし、それぞれ原データを得ることを特徴とする光学式認識コード認識方法。
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