JP4402854B2

JP4402854B2 - Waterproofing method and apparatus for facing end face of bridge girder etc. in bridge

Info

Publication number: JP4402854B2
Application number: JP2001213804A
Authority: JP
Inventors: 祐司山本; 裕兄守屋; 宏一西山; 勝久南; 智之山ノ内
Original assignee: Okumura Corp
Current assignee: Okumura Corp
Priority date: 2001-07-13
Filing date: 2001-07-13
Publication date: 2010-01-20
Anticipated expiration: 2021-07-13
Also published as: JP2003027421A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高速道路等の橋梁において、所定の隙間を存して対向している橋桁と橋台との対向端面の露出コンクリート面に防水処理を施す方法とこの方法を実施するための装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
コンクリート製の橋梁は、橋台間に橋桁を架設してその両端部下面を橋台にシューを介して支持させていると共に橋桁の上面に床版を設けて該床版の上面に舗装を施してなる構造を有しており、上記橋桁と床版とは現場において型枠を組み立てたのちコンクリートを打設することにより、或いは、プレキャスト部材を使用することにより構築されている。その際、橋桁は変位するので、該橋桁と橋台間には、40〜100mm 程度の隙間が設けられてあり、この隙間の大小は橋梁のスパン長やシューの構造により異なって隙間が大きい場合には道路面にフィンガージョイントなどの伸縮接続装置が設けられているが、近年、この隙間を介して対向している橋桁と橋台との相対するコンクリート端面の劣化が問題となっている。
【０００３】
上記コンクリート端面の劣化は、該端面に生じているクラック内への水の浸入やコンクリート自体の中性化、塩害などによって生じ、特に、寒冷地において冬季に橋梁の道路面に塩化カルシウムや塩化カリウム等の凍結防止剤を散布した場合、この凍結防止剤が橋桁と橋台との間の隙間に入って露出している上記コンクリート端面を付着し、塩害が著しく進行することになる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
橋桁と橋台との上記相対するコンクリート端面の劣化防止対策として、コンクリート端面を適宜な被覆材料によって保護する表面保護工があるが、既設の橋梁においては、上述したように橋桁と橋台との対向面間の隙間が極めて狭いので、その施工が困難であり、また、新設の橋梁においても、橋桁が現場打ちコンクリートの場合には、既設の橋梁の場合と同様に、橋桁と橋台との間の狭隘部での表面保護工の施工が困難であるという問題点がある。
【０００５】
また、防水塗料の散布ノズルを上記橋桁と橋台との間の隙間に挿入して防水塗料を橋桁と橋台との相対するコンクリート端面に吹き付けることにより防水処理することも考えられるが、狭隘な隙間ではそのノズルの向きをコンクリート端面に向けることが困難であるばかりでなく、ノズルから防水塗料が橋桁と橋台との隙間に平行に吐出されて下方に落下し、コンクリート端面に効率よく付着させることができないという問題点があった。この問題点は上記ノズルをコンクリート端面側に向かって屈曲させれば解消し得るが、橋桁や橋台のコンクリート端面に吹き付ける塗料は、硬化剤を含んでいてノズルの先端に達するまでに粘度が増大しており、従って、ノズルの屈曲部内に塗料が溜まって吐出させることができなくなる事態が発生することになる。
【０００６】
本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、狭い隙間を存して対向している橋桁と橋台とのコンクリート端面に確実且つ能率よく防水処理を施すことができる防水処理方法とこの方法を実施するための装置を提供するにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の橋梁における橋桁等の対向端面の防水処理方法は、請求項１に記載したように、隙間を存して対向している橋桁と橋台とのコンクリート端面を防水処理する方法であって、上記橋桁と橋台との対向端面間の隙間に吹付管を挿入し、この吹付管に合成樹脂液と硬化剤とを供給して、吹付管内で合成樹脂液と硬化剤とを混合させながら吹付管の先端ノズルから上記対向端面に平行する方向に合成樹脂液と硬化剤とを混合してなる合成樹脂液塗布剤を噴出させると共に上記先端ノズルの開口端前方近傍部に設けているエア噴出口から上記塗布剤に向かってこの塗布剤の噴出方向に交差する方向にエアを噴射することにより、このエアの噴射力で塗布剤の噴出方向を橋桁と橋台との対向端面に向かって変向させてその変向方向に対向したコンクリート端面に塗布剤を吹き付け、さらに、吹付管を上下方向及び前後方向に移動させることにより上記コンクリート端面に全面的に塗布剤の吹き付け塗装による防水塗布層を形成することを特徴とする。
【０００８】
請求項２に係る発明は、上記請求項１に記載の橋梁における橋桁等の対向端面の防水処理方法において、吹付管の先端ノズルの開口端前方近傍部における両側方にエア噴出口を上記先端ノズルの延長線上に対して交差する方向に向けてこれらのエア噴出口から噴射するエアにより、先端ノズルから噴出する塗布剤を隙間を存して対向している橋桁と橋台とのコンクリート端面に同時に吹き付けることを特徴とする。なお、塗布剤の主剤である上記合成樹脂液としては、請求項３に記載したように、ウレタン樹脂、ウレア樹脂、又はウレアウレタン樹脂を採用することができる。
【０００９】
請求項４に係る発明は、上記防水処理方法を実施するための装置であって、内部に合成樹脂液と硬化剤との混合手段を設け且つこの合成樹脂液と硬化剤とが混合した塗布剤を前方に向かって噴出させる圧縮空気通路を有する吹付管と、この吹付管の側方部に該吹付管と一体に設けられ且つその先端噴出口から噴出する上記塗布剤を吹付管の先端ノズルの開口端前方において先端ノズルの延長線上に対して交差する方向に噴出させるようにした空気管路と、この空気管路を備えた上記吹付管をその先端ノズルを前方に突出させた状態にして取付けている垂直取付板と、この垂直取付板を橋桁と橋台との間の隙間に挿入して該垂直取付板を橋桁と橋台との対向面に沿って前後方向及び上下方向に移動させる移動手段と、上記圧縮空気路と空気管路内に圧縮空気を供給する供給ホースと、上記吹付管内に合成樹脂液と硬化剤とを供給する供給ホースとから構成している。
【００１０】
上記請求項４に記載の装置において、請求項５に係る発明は、吹付管を垂直取付板に上下移動可能に装着していることを特徴とし、請求項６に係る発明は、吹付管を垂直取付板に上下方向の起伏回動自在に装着していることを特徴としている。なお、この吹付管は請求項７に記載したように、その内部に多数の固定混合羽根片を管軸方向に設けてなるスタティックミキサーから構成している。
【００１１】
【作用】
橋桁と橋台との対向面間の隙間に上方又は側方から吹付管を挿入してこの吹付管に合成樹脂液と硬化剤とを供給し、吹付管内で混合させながら先端ノズルから該合成樹脂液と硬化剤とが混合してなる塗布剤を噴出させる。この際、上記隙間が上述したように極めて狭く、そのため、吹付管を橋桁又は橋台のコンクリート端面側に向けることが困難であって、先端ノズルからは塗布剤がコンクリート端面に平行に噴出しようとするが、この先端ノズルの開口端前方近傍部には噴出する塗布剤に向かって交差する方向にエア噴出口を向けているので、このエア噴出口から噴射する空気流によって先端ノズルから吐出する塗布剤の噴出方向がコンクリート端面側に強制的に向けられると共にエアの噴射力によってエアと共に急速に拡散しながら、コンクリート端面に均一に吹き付けられる。
【００１２】
このように、吹付管の先端ノズルから噴出する塗布剤を橋桁と橋台との相対するコンクリート端面のいずれか一方に側方からのエアの噴出によって吹き付けると共に、吹付管を橋桁と橋台との隙間内で上下方向及び前後方向に移動させることによって塗布剤をコンクリート端面に全面的に吹き付け塗装し、防水層を形成するものである。
【００１３】
上記噴出口は、吹付管の先端ノズルの前方近傍部における一側方にのみ配設している場合には、橋桁と橋台との対向端面における一方のコンクリート端面にしか塗布剤を吹き付けることができなく、そのため、他方のコンクリート端面に吹き付け塗装を施す場合には、上記エアの噴出口が該コンクリート端面側に指向するように吹付管の向きを代えなければならないが、吹付管の先端ノズルの開口端前方近傍部における両側方にエア噴出口を上記先端ノズルの軸心延長線上に対して交差する方向、即ち、互いにその噴出口を対向するように向けた状態で配設しておくことにより、これらのエア噴出口から噴出するエアによって先端ノズルから噴出する塗布剤を橋桁と橋台とのコンクリート端面に同時に吹き付けることができる。
【００１４】
吹付管を橋桁と橋台との間の隙間内で前後左右に移動させてコンクリート端面全面に塗布剤を吹き付けるには、この吹付管を垂直取付板の一側面にその先端ノズルがこの垂直取付板から前方に突出させた状態で装着しておき、この垂直取付板を路面上から上記隙間内に挿入して路幅方向及び上下方向に移動させながら、外部から吹付管内に供給ホースを通じて合成樹脂液と硬化剤とを供給し、吹付管内で混合させながら上述したように先端ノズルからその混合剤である塗布剤を噴出させると共にエア噴出口にエア供給ホースを通じて圧縮空気を供給することにより、上記先端ノズルから噴出する塗布剤をこの空気流によってコンクリート端面に吹き付け塗装を施すものである。
【００１５】
この場合、吹付管を垂直取付板に上下移動可能に装着しておけば、垂直取付板の側方に面したコンクリート端面における垂直取付板の縦幅に相当する部分を確実且つ能率よく吹き付け塗装することができ、この上下方向の吹き付け塗装と共に垂直取付板を路幅方向に移動させることによってコンクリート端面全面に塗布剤を円滑に吹き付けて防水処理することができる。垂直取付板に吹付管を上下移動可能に装着することに代えて、吹付管を垂直取付板に上下方向の起伏回動自在に装着しておいても橋桁と橋台との相対するコンクリート端面に対して同様な吹き付け塗装作業が行える。
【００１６】
また、上記吹付管はその内部に多数の固定混合羽根片を管軸方向に設けてなるスタティックミキサーからなるので、この吹付管内に圧入、供給される合成樹脂液と硬化剤とを固定混合羽根片によって均一に混合することができると共に該羽根片によって通過抵抗を受けて、先端ノズルに達するまでに合成樹脂液が硬化剤によってその粘度が上昇し、先端ノズルから上記エアの噴射によってコンクリート端面に吹き付けられた時には硬化時間が極めて短くなって、防水処理を短時間で完了させることができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
次に本発明の具体的な実施の形態を図面について説明する。図１〜図３は道路用橋梁における橋桁Ａと橋台Ｂとの間に形成されている隙間Ｃ内に吹付管１を挿入してこれらの橋桁Ａと橋台Ｂとの相対するコンクリート端面ａ、ｂに防水処理を施すための装置を示すもので、吹付管１はこの吹付管１と共に上記隙間Ｃ内に挿入し得る厚みを有する側面矩形状の垂直取付板２の一側面にその先端ノズル1aを垂直取付板２の前端から前方に突出させた状態で水平に配設されてあり、この垂直取付板２を上記隙間Ｃの上方における路面Ｄ上から該隙間Ｃに挿入して水平方向及び上下方向に移動させると共に、吹付管１の先端ノズル1aから吐出する塗布剤を空気流によって上記コンクリート端面ａ、ｂに吹き付けるように構成している。
【００１８】
垂直取付板２の一側面に配設している上記吹付管１は、その後端部（基端部）を垂直取付板２の一側面に縦方向に装着しているロッドレスシリンダ３に取付けられていると共に先端ノズル1aはその外側面に固着した縦筒部材４を垂直取付板２の一側面前端部に取付けている垂直ガイドロッド５に挿通させて上記ロッドレスシリング３の作動により垂直ガイドロッド５に沿って水平状態を維持したまま垂直取付板２の上下端間を上下移動するように配設されている。
【００１９】
吹付管１を配設している上記垂直取付板２を橋桁Ａと橋台Ｂとの間の隙間Ｃ内で上下方向及び水平方向（路幅方向）に移動させる手段としては、隙間Ｃを存して対向している橋桁Ａと橋台Ｂ上の路面間に跨がった状態で路幅方向に所定間隔毎に立設、設置する門形形状の脚台20と、各脚台20の上端部中央に固定している縦筒部20a に上下摺動自在に挿通され且つ適宜箇所を該縦筒部20a に固定、支持させるように形成した垂直棒部材21と、各脚台20における垂直棒部材21の下端に支持された路幅方向に長いレール部材22とからなり、このレール部材22に上記垂直取付板２の上端面前後部に軸支しているローラ23、23を転動可能に受止させて垂直取付板２をレール部材22に吊支させ、レール部材22の長さ方向にこの垂直取付板２を移動できるように構成していると共に上記各脚台20の垂直棒部材21を上下方向に移動させて垂直取付板２を隙間Ｃ内で昇降させるように構成している。
【００２０】
この垂直棒部材21には長さ方向に一定間隔毎に両側面間に亘って貫通した係止孔21a が設けられている一方、上記脚台20の縦筒部20a にはその両側面間に亘ってピン挿通孔20b が設けられてあり、垂直棒部材21を上下方向に移動させて隙間Ｃ内の所望位置まで挿入された時に、ピン挿通孔20b と該ピン挿通孔20b に合致した係止孔21a 間にピン24を挿通することにより、垂直棒部材21を縦筒材20a に固定するように構成している。なお、垂直取付板２の四隅部には、スプリング力によって両側方に向かって拡張、収縮する平面パンタグラフ形状の水平保持機構25が装着されていてこれらの水平保持機構25に装着しているローラを相対する上記コンクリート端面ａ、ｂに摺接させることによって垂直取付板２が常に隙間Ｃの中央部に位置しながら前後、上下方向に移動可能としている。26は垂直取付板２の後端面にその先端を連結させた押込用ロッドである。
【００２１】
垂直取付板２の一側面に装着されている上記吹付管１の構造は、図４に示すように、先端部が先細の先端ノズル1aに形成された外径が10〜15mm程度の管主体10内に多数の固定混合羽根片11を管軸方向に連設してなるスタティックミキサーからなり、この吹付管１の後端開口部に合成樹脂液とこの合成樹脂液の硬化剤とを供給するホース６、７を連結、連通させていると共に、先端部に外管12を被嵌してこの外管12の内周面と吹付管１の外周面間で圧縮空気の通路13を形成してあり、この通路13の先端部を先細に形成した先端ノズル1aの外周面から一定の隙間を存した状態で先細状に傾斜させていると共に上記先端ノズル1aの開口端部を軸芯に平行な短筒形状に形成して上記通路13の開口端部をこの先端ノズル1aの開口端部に平行に形成することにより、通路13の先端から圧縮空気を軸芯方向に噴射させるように構成している。
【００２２】
さらに、先端ノズル1aの開口端を圧縮空気の通路13の開口端よりも僅かに前方に突出させて先端ノズル1aから吐出する上記合成樹脂液と硬化剤との混合剤である塗布剤を通路13から管軸方向に噴出するエアにより前方に向けて直線状に噴射させるように形成している。14は上記圧縮空気の通路13に圧縮空気を供給するための供給ホースである。
【００２３】
なお、上記固定混合羽根片11は、図５に示すように右方向に螺旋状に傾斜した前後一対の羽根片11a 、11a と左方向に螺旋状に傾斜した前後一対の羽根片11b、11b とを同軸上に交互に連続形成してなり、前後に対向した右螺旋方向の羽根片11a と左螺旋方向の羽根片11b との連設部分を切除して、この切除部分11c を通じて右方向に螺旋状に傾斜した前後一対の羽根片11a 、11a 間の螺旋状溝11a'と左方向に螺旋状に傾斜した前後一対の羽根片11b 、11b 間の螺旋状溝11b'とを連通させている。
【００２４】
このように構成している吹付管１において図４、図６に示すように、その管主体10の外周一側面にこの管主体10と平行にエア管８を固定すると共にこのエア管８の先端部を先端ノズル1aに向かって緩やかな円弧状に傾斜させ、さらに、このエア管８の先端エア噴出口8aを吹付管１の先端ノズル1aから僅かに前方に突出させて吹付管１の先端ノズル1aから噴出する上記塗布剤の噴出方向に対して交差する方向に向けてあり、このエア噴出口8aから噴出するエアによって吹付管１の先端ノズル1aから直線状に噴出する塗布剤を橋桁Ａ又は橋台Ｂのコンクリート端面ａ又はｂに向かって屈折させながら吹きつけるように構成している。
【００２５】
上記エア管８は吹付管１の管主体10の外周一側面の１か所に配設されているが、図７に示すように、吹付管１の管主体10の外周一側面と他側面との２ヵ所にこの管主体10と平行にして固定しておくことが望ましい。この場合、管主体10の両側に配設したエア管８、8'のエア噴出口8a、8a’は吹付管１の先端ノズル1aの軸線に対称的に屈折している。即ち、これらのエア管８、8'のエア噴出口8a、8a’は吹付管１の先端ノズル1aから噴出する上記塗布剤の噴出方向に対して交差する方向に向けてあり、従って、吹付管１の先端ノズル1aから直線状に噴出する塗布剤は一方のエア噴出口8aによって橋桁Ａのコンクリート端面ａに吹きつけられ、他方のエア噴出口8a’によって橋台Ｂのコンクリート端面ｂに吹きつけられる。９はエア管８に圧縮空気を供給するホースである。
【００２６】
このホース９と上記合成樹脂液及び硬化剤の供給ホース６、７及び吹付管１内の通路13に圧縮空気を供給するホース14は、垂直取付板２の後端から後方に延長して路面の側路側に設けている作業台27（図８に示す）内に設置した供給源（図示せず）に連結、連通してあり、コンプレッサによって吹付管１側に供給されるように構成している。また、この作業台27にはウインチ28が設置されてあり、このウインチ28のドラムから引き出したロープ29を滑車30をガイドとして上記垂直取付板２の後端に連繋している。
【００２７】
このように構成した防水処理装置によって図９、図10に示すように、橋桁Ａと橋台Ｂとの相対したコンクリート端面ａ、ｂに防水処理層を施すには、まず、図１〜図３及び図８に示すように、隙間Ｃを存して対向している橋桁Ａ上と橋台Ｂ上の路面間に跨がった状態で路幅方向に所定間隔毎に門形形状の脚台20を立設、設置し、これらの脚台20に上記隙間Ｃ上でこの隙間Ｃに平行して水平状に支持されているレール部材22に、上記吹付管１を取付けている垂直取付板２をローラ23によって走行自在に吊支すると共に垂直取付板２を隙間Ｃ内に挿入した状態にする。
【００２８】
この状態にして吹付管１内に合成樹脂液と硬化剤を圧送、供給すると、これらの合成樹脂液と硬化剤とは吹付管１内の固定混合羽根片11における左右方向に螺旋状に捻回した溝11a'、11b'によって均一に混合させながら溝11a'、11b'内を羽根片11a 、11b 間の切除部分11c を通じて前方に移動し、その移動中にこの合成樹脂液と硬化剤との混合剤である塗布剤が適度な粘度に調整されて先端ノズル1aから吐出する。なお、合成樹脂液としてはウレタン樹脂又はウレア樹脂、或いはウレアウレタン樹脂の合成樹脂液を用いている。
【００２９】
一方、供給ホース14を通じて吹付管１側に圧送された圧縮空気は、吹付管１における先端ノズル1aの周囲に設けている通路13から前方に向かって噴出し、その噴出によって上記吹付管１の先端ノズル1aから吐出する塗布剤は前方に向かって噴射されると共に、供給ホース９を通じてエア管８に供給された圧縮空気は、図６に示すように、吹付管１の先端ノズル1a側に向かって屈曲しているエア噴出口8aから上記前方に向かって噴出する塗布剤に対して交差する方向に噴射する。この噴射力は先端ノズル1aの周囲から噴射する圧縮空気の噴射力よりも大きくなるように設定されてあり、従って、エア噴出口8aから噴射する圧縮空気によって先端ノズル1aから噴出する塗布剤の噴出方向がエア噴出口8aの開口端と対向している橋桁Ａのコンクリート端面ａ又は橋台Ｂのコンクリート端面ｂに向かって拡散しながら変向され、該コンクリート端面に吹き付けられることになる。
【００３０】
この際、図７に示すように、吹付管１の両側部に２本のエア管８、8'を取付けておいた場合には、これらのエア管８、8'のエア噴出口8a、8a' から噴出する圧縮空気によって橋桁Ａと橋台Ｂとの相対するコンクリート端面ａ、ｂに吹付管１の先端ノズル1aから噴出する塗布剤を同時に吹き付けることができる。この場合、吹付管１の先端ノズル1aは図１、図３に示すように、垂直取付板２の前端から前方に突出しているので、該先端ノズル1aから噴出する塗布剤を両側のコンクリート端面ａ、ｂに確実に吹き付けることができる。なお、１本のエア管８によって例えば、そのエア噴出口8aの開口端と対向している橋桁Ａのコンクリート端面ａに吹き付け塗装を施す場合には、その塗装が終了すると、垂直取付板２の向きを代えてエア管８のエア噴出口8aを橋台Ｂのコンクリート端面ｂ側に向けることにより、該コンクリート端面ｂに対する吹き付け塗装を行うものである。
【００３１】
コンクリート端面に対するこのような吹き付け塗装は、上記吹付管１を垂直取付板２に設けているロッドレスシリンダ３によって垂直ガイドロッド５に沿って上下移動させることにより、垂直取付板２の縦幅に相当するコンクリート端面部分に塗布剤の吹き付け塗装を施すと共に、垂直取付板２を隙間Ｃ内の一端側から他端側に向かって路幅方向に移動させることによってコンクリート端面における垂直取付板２の縦幅に略等しい高さ部分を隙間Ｃの両端間に亘って吹き付け塗装を施すものである。なお、垂直取付板２の水平方向の移動は、押込用ロッド26による前進とウインチ28によるロープ29の引き戻しとによって行っているが、垂直取付板２をレール部材22に走行自在に吊支しているローラ23をモータ駆動によって回転させる等、垂直取付板２を自走式に構成しておいてもよい。
【００３２】
こうして、橋桁Ａと橋台Ｂとの相対するコンクリート端面ａ、ｂの一部分、例えば、上部を路幅方向に全幅に亘って塗布剤の吹き付け塗装による防水処理を施したのち、レール部材22を垂直取付板２の縦幅に相当する高さだけ下方に移動させ、しかるのち、上記同様にして垂直取付板２と対向するコンクリート端面ａ、ｂに該垂直取付板２を水平方向に移動させながら且つ吹付管１の先端ノズル1aを上下方向に移動させながら塗布剤の吹き付けを行う。
【００３３】
さらに、コンクリート端面ａ、ｂの所定高さ部分における吹き付け塗装が終わると、再び、垂直取付板２を下方に移動させて上記同様に該垂直取付板２と対向するコンクリート端面ａ、ｂに吹き付け塗装を施し、コンクリート端面ａ、ｂに全面的に塗布剤の吹き付けによる防水処理層を形成するものである。
【００３４】
垂直取付板２を上下方向に移動させるためのレール部材22の上下移動手段としては上述したように、該レール部材22を支持している複数の脚台20の上端縦筒部20a に挿通している垂直棒部材21を該縦筒部20a をガイドとして上下方向に摺動移動させ、この垂直棒部材21の下端に支持された上記レール部材22を所定の高さ位置に達した時にピン24によって固定しているが、脚台20にジャッキ或いは螺子棒等の伸縮機構を介してレール部材22を上下移動可能に支持させた構造を採用してもよい。
【００３５】
図11、図12は、本発明における橋桁Ａと橋台Ｂとの相対するコンクリート端面への防水処理装置の別な実施の形態を示すもので、上記実施の形態においては、吹付管１を取付けている垂直取付板２を橋桁Ａと橋台Ｂ間の上方から隙間Ｃ内に挿入し、且つレール部材22に沿って水平方向に移動させると共にレール部材22を上下方向に移動させることによって吹付管１によるコンクリート端面ａ、ｂへの塗布剤の吹き付け位置を変えているが、この実施の形態においては、吹付管１を取付けている垂直取付板2'を上記橋桁Ａと橋台Ｂとの間の隙間Ｃに路肩（側路）側から水平方向に挿入可能とし、且つ隙間Ｃ内で上下方向に移動させるように構成している。
【００３６】
具体的には、垂直取付板2'はその縦幅がコンクリート端面ａ、ｂの縦幅を複数分割した幅に等しく、長さが路幅の長さに略等しい側面横長長方形状板からなる一方、橋梁の一側方における適所に、橋桁Ａの長さ方向に移動する移動台車31を配設し、この移動台車31上にジャッキ（図示せず）によって上下方向に伸縮するパンタグラフ機構32を設置すると共に該パンタグラフ機構32の上端に昇降台33を取付け、この昇降台33に固定枠34を立設して該固定枠34に上記垂直取付板2'を水平方向に移動自在に挿通、支持させている。
【００３７】
この垂直取付板2'の水平移動手段は、固定枠34の前後及び上下端部に垂直取付板2'の上下端面を挟持するガイドローラ35を回転自在に軸支してこれらのガイドローラ35によって垂直取付板2'を水平方向に前後移動可能に支持させてあり、さらに、固定枠34の一側面にモータ36を配設すると共に垂直取付板2'の上端部に全長に亘って形成しているラック37に噛合したピニオン38を回転自在に軸支してごきピニオン38を上記モータ36により噛合歯車を介して回転させるように構成している。
【００３８】
垂直取付板2'の一側面前端部には上記吹付管１をその先端ノズル1aが垂直取付板2'の前端から前方に突出させた状態で且つ上下方向に回動自在に枢着39してあり、この回動手段は、垂直取付板2'の前端部下端に装着しているジャッキ40のロッドをリンク機構41を介して吹付管１に連結し、ジャッキ40のロッドを伸縮させることによって枢着部39を支点として吹付管１を上下方向に回動させるように構成している。なお、この吹付管１の一側部又は両側部に上記エア管８（8') を設けている構造や、供給ホース等の接続構造等は上記実施の形態と同様であるので、同一部分には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【００３９】
このように構成したので、移動台車31を橋桁Ａと橋台Ｂと間の隙間Ｃにおける一側方にまで移動させたのち、パンタグラク機構32を伸長させて昇降台33を上昇させ、垂直取付板2'の前端部を上記隙間Ｃの一側開口端に対向させる。しかるのち、モータ36を駆動して垂直取付板2'を前方に移動させることにより隙間Ｃの一端部内に挿入する。この状態にして上記実施の形態と同様に、吹付管１内にウレタン樹脂液等の合成樹脂液と硬化剤を圧送、供給して該吹付管１内の固定混合羽根片11により合成樹脂液と硬化剤とを混合させながら先端ノズル1aからこの混合剤である塗布剤を吐出させると共に供給ホース14を通じて供給する圧縮空気を先端ノズル1aの周囲に設けている通路13から前方に向かって噴出することによって先端ノズル1aから吐出する上記塗布剤を前方に向かって噴射する。
【００４０】
さらに、供給ホース９を通じてエア管８に供給された圧縮空気をその先端屈曲部のエア噴出口8aから上記前方に向かって噴出する塗布剤に対して交差する方向に噴射することによって、塗布剤の噴出方向をエア噴出口8aの開口端と対向している橋桁Ａのコンクリート端面ａ又は橋台Ｂのコンクリート端面ｂに変向させながら、該コンクリート端面に吹き付け塗装を施すものである。
【００４１】
この吹き付け塗装は、吹付管１を上下方向に回動させることによってコンクリート端面に対して垂直取付板2'の縦幅に相当した高さ部分に行うと共に垂直取付板2'を前進させることによってその塗布部分を路幅間に亘って連続させ、さらに昇降台33を上下方向に移動させることによってコンクリート端面ａ、ｂに全面的に吹き付け塗装を施すものである。そして、コンクリート端面ａ、ｂに吹き付けられた塗布剤は硬化剤によって短時間で硬化して防水層を形成する。
【００４２】
このように、吹付管１を橋桁Ａと橋台Ｂとの間の隙間に一端側から水平方向に挿入してコンクリート端面ａ、ｂに対する塗布剤の吹き付けを行う方法によれば、路面を使用を停止させることなく、該路面上を車両等が走行中においても実施することができる利点を有するものである。
【００４３】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、隙間を存して対向している橋桁と橋台とのコンクリート端面間に吹付管を挿入してその先端ノズルから噴出する合成樹脂液と硬化剤との混合塗布剤を側方からの圧縮空気の噴射によってコンクリート端面に向きをかえながらコンクリート端面に吹き付け塗装を施すものであるから、橋桁と橋台との間の隙間が狭くても吹付管をコンクリート端面に平行する方向に向けた状態で確実且つ能率よくコンクリート端面への吹き付け塗装を施すことができ、その上、吹付管を隙間内で上下方向及び前後方向に移動させるので、コンクリート端面全面に上記塗布剤の吹き付けによる防水塗布層を形成することができる。
【００４４】
さらに、請求項２に係る発明によれば、上記吹付管の先端ノズルの開口端前方近傍部における両側方にエア噴出口を上記先端ノズルの延長線上に対して交差する方向に向けているので、これらのエア噴出口から噴射するエアにより、先端ノズルから吐出する塗布剤を隙間を存して対向している橋桁と橋台とのコンクリート端面に同時に吹き付けることができ、コンクリート端面に対する防水処理を一層、能率よく行うことができる。
【００４５】
また、上記橋桁と橋台との相対するコンクリート端面への防水処理方法を実施するための装置としては、請求項４に記載したように、吹付管を垂直取付板の一側面に取付けた状態で橋桁と橋台との間の隙間に挿入するように構成しているので、垂直取付板を隙間内で上下方向及び前後方向に移動させることによって吹付管を常に所定の方向に向けた状態にしてコンクリート端面に対する塗布剤の吹き付けを正確に行うことができるばかりでなく、吹付管の先端ノズルを垂直取付板から前方に突出させているので、この先端ノズルから噴出する塗布剤を垂直取付板に邪魔されることなく全て隙間内に向かって噴射させることができると共に、先端ノズルの開口端前方における両側に、先端ノズルの延長線上に対して交差する方向に圧縮空気を噴出する空気管路を配設した場合においても、垂直取付板の前方空間部でこれらの空気管路からの空気流により吹付管の先端ノズルから噴出する塗布剤を橋桁と橋台との相対するコンクリート端面に同時に且つ略同一散布割合でもって円滑に吹き付け塗装を施すことができ、狭い隙間内でのコンクリート端面に対する防水処理が能率良く行うことができる。
【００４６】
上記防水処理装置において、請求項５に係る発明は、吹付管を垂直取付板に上下移動可能に装着しているので、垂直取付板の側方に面したコンクリート端面における垂直取付板の縦幅に相当する部分を確実且つ能率よく吹き付け塗装することができ、この上下方向の吹き付け塗装と共に垂直取付板を路幅方向に移動させることによってコンクリート端面全面に塗布剤を円滑に吹き付けてコンクリート端面を防水処理することができる。一方、垂直取付板に吹付管を上下移動可能に装着することに代えて、請求項６に記載したように、吹付管を垂直取付板に上下方向の起伏回動自在に装着しておいても橋桁と橋台との相対するコンクリート端面に対して同様な吹き付け塗装作業が行える。
【００４７】
また、上記吹付管は、請求項７に記載したように、その内部に多数の固定混合羽根片を管軸方向に設けてなるスタティックミキサーからなるので、この吹付管内に圧入、供給される合成樹脂液と硬化剤とを固定混合羽根片によって均一に混合することができると共に大きな通過抵抗を受けて、先端ノズルに達するまでに合成樹脂液が硬化剤によってその粘度が上昇し、先端ノズルから上記エアの噴射によってコンクリート端面に吹き付けられた時には硬化時間が極めて短くなって、防水処理を短時間で完了させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】防水処理装置の側面図、
【図２】その簡略正面図、
【図３】その簡略斜視図、
【図４】吹付管の簡略縦断面図、
【図５】その一部の拡大断面図、
【図６】一方のコンクリート端面に吹き付け塗装を施している状態の平面図、
【図７】両方のコンクリート端面に吹き付け塗装を施している状態の平面図、
【図８】装置全体の簡略側面図、
【図９】橋桁と橋台との簡略斜視図、
【図１０】その縦断面図、
【図１１】本発明の他の実施の形態を示す簡略側面図、
【図１２】その要部の拡大斜視図。
【符号の説明】
１吹付管
1a 先端ノズル
２垂直取付板
８エア管
8a エア噴出口
Ａ橋桁
Ｂ橋台
Ｃ隙間
ａ、ｂコンクリート端面[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for waterproofing an exposed concrete surface of an opposing end surface between a bridge girder and an abutment facing each other with a predetermined gap in a bridge such as an expressway, and an apparatus for carrying out this method It is.
[0002]
[Prior art]
A concrete bridge is constructed by installing a bridge girder between abutments and supporting the lower surfaces of both ends of the abutment via shoes and providing a floor slab on the upper surface of the bridge girder and paving the upper surface of the floor slab. The bridge girder and the floor slab are constructed by assembling a formwork on the site and then placing concrete or using a precast member. At that time, since the bridge girder is displaced, a gap of about 40 to 100 mm is provided between the bridge girder and the abutment. The size of this gap varies depending on the span length of the bridge and the structure of the shoe, and the gap is large. However, in recent years, there has been a problem of deterioration of the concrete end face facing the bridge girder and the abutment facing each other through the gap.
[0003]
The deterioration of the concrete end face is caused by the intrusion of water into the cracks generated on the end face, neutralization of the concrete itself, salt damage, etc., especially in cold areas, the calcium chloride and potassium chloride on the road surface of the bridge in winter. When the anti-freezing agent such as the above is sprayed, the anti-freezing agent adheres to the exposed concrete end face entering the gap between the bridge girder and the abutment, and salt damage progresses remarkably.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
As a measure to prevent the deterioration of the concrete end faces facing each other between the bridge girder and the abutment, there is a surface protection work that protects the concrete end face with an appropriate coating material. However, in the existing bridge, as described above, the facing surface between the bridge girder and the abutment Since the gap between them is extremely narrow, it is difficult to construct them. Also, in the case of new bridges, if the bridge girder is made of cast-in-place concrete, the narrow gap between the bridge girder and the abutment is the same as in the case of existing bridges. There is a problem that it is difficult to perform surface protection work at the section.
[0005]
In addition, it is possible to perform waterproofing by inserting a spray nozzle of waterproof paint into the gap between the bridge girder and the abutment and spraying the waterproof paint on the concrete end faces facing the bridge girder and the abutment. Not only is it difficult to orient the nozzle toward the concrete end face, but the waterproof paint is discharged from the nozzle in parallel to the gap between the bridge girder and the abutment and falls downward, making it impossible to efficiently adhere to the concrete end face. There was a problem. This problem can be solved by bending the nozzle toward the concrete end face side, but the paint sprayed on the concrete end face of the bridge girder or abutment contains a curing agent and the viscosity increases before reaching the tip of the nozzle. Therefore, a situation occurs in which the paint is accumulated in the bent portion of the nozzle and cannot be discharged.
[0006]
The present invention has been made in view of the above problems, and its object is to reliably and efficiently waterproof the concrete end surfaces of the bridge girder and the abutment facing each other with a narrow gap therebetween. It is an object of the present invention to provide a waterproofing method and an apparatus for performing the method.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the waterproof treatment method for the facing end face of the bridge girder and the like in the bridge according to the present invention provides a concrete end face between the bridge girder and the abutment facing each other with a gap as described in claim 1. A waterproofing method, wherein a spray tube is inserted into the gap between the opposed end surfaces of the bridge girder and the abutment, a synthetic resin liquid and a curing agent are supplied to the spray tube, and the synthetic resin liquid and the curing are cured in the spray tube. A synthetic resin liquid coating agent obtained by mixing a synthetic resin liquid and a curing agent in a direction parallel to the opposing end surface is ejected from the tip nozzle of the spray tube while mixing the agent, and the front end portion of the tip nozzle near the front end The jetting direction of the coating agent is made to oppose the bridge girder and the abutment by the jetting force of this air by jetting air in the direction intersecting the jetting direction of the coating agent from the air jet port provided in Turn towards the end face Spraying the coating agent on the concrete end face opposed to the direction of turning, and further forming a waterproof coating layer by spray coating of the coating agent on the concrete end face by moving the spray pipe in the vertical direction and the front-rear direction. It is characterized by.
[0008]
According to a second aspect of the present invention, there is provided the waterproof treatment method for opposing end surfaces of a bridge girder or the like in the bridge according to the first aspect, wherein the air nozzles are provided on both sides in the vicinity of the front end of the opening nozzle of the spray tube. With the air jetted from these air jets in the direction intersecting with the extension line, the coating agent jetted from the tip nozzle is sprayed simultaneously on the concrete end faces of the bridge girder and the abutment facing each other with a gap. It is characterized by that. In addition, as the said synthetic resin liquid which is the main ingredient of a coating agent, as described in Claim 3, a urethane resin, a urea resin, or a urea urethane resin is employable.
[0009]
The invention according to claim 4 is an apparatus for carrying out the waterproofing method, wherein a coating means in which a mixing means for the synthetic resin liquid and the curing agent is provided and the synthetic resin liquid and the curing agent are mixed is provided. A spray pipe having a compressed air passage for ejecting the liquid toward the front, and the coating agent provided integrally with the spray pipe at a side portion of the spray pipe and ejected from the tip jet outlet of the spray nozzle. Attach the air pipe that is jetted in the direction intersecting the extension line of the tip nozzle in front of the open end and the spray pipe provided with the air pipe with the tip nozzle protruding forward. A vertical mounting plate, and a moving means for inserting the vertical mounting plate into a gap between the bridge girder and the abutment and moving the vertical mounting plate in the front-rear direction and the vertical direction along the facing surface of the bridge girder and the abutment. , Compressed air passage and air pipe It is composed of a supply hose for supplying compressed air, a supply hose for supplying the curing agent and the synthetic resin solution to the spray tube in.
[0010]
In the apparatus according to claim 4, the invention according to claim 5 is characterized in that the spray pipe is mounted on the vertical mounting plate so as to be vertically movable, and the invention according to claim 6 is characterized in that the spray pipe is installed vertically. It is characterized in that it is mounted on the mounting plate so as to be freely rotatable up and down. In addition, this spray pipe is comprised from the static mixer which provided many fixed mixing blade pieces in the inside in the pipe-axis direction, as described in Claim 7.
[0011]
[Action]
A spray tube is inserted into the gap between the opposed surfaces of the bridge beam and the abutment from above or from the side, and the synthetic resin liquid and the curing agent are supplied to the spray tube and mixed in the spray tube, and then the synthetic resin liquid is supplied from the tip nozzle. And a coating agent formed by mixing the curing agent. At this time, the gap is extremely narrow as described above, and therefore, it is difficult to direct the spray pipe toward the concrete end surface of the bridge girder or the abutment, and the coating agent tends to spray from the tip nozzle in parallel to the concrete end surface. However, since the air outlet is directed in the direction intersecting the sprayed coating agent in the vicinity of the front end of the opening end of the tip nozzle, the coating agent discharged from the tip nozzle by the air flow ejected from the air jet outlet The spraying direction is forcibly directed to the concrete end face side and is sprayed uniformly on the concrete end face while rapidly diffusing with the air by the air injection force.
[0012]
In this way, the coating agent sprayed from the nozzle at the tip of the spray pipe is sprayed onto one of the opposing concrete end faces of the bridge girder and the abutment by air blow from the side, and the spray pipe is blown into the gap between the bridge girder and the abutment. Then, the coating agent is sprayed and applied to the concrete end face entirely by moving it up and down and back and forth to form a waterproof layer.
[0013]
In the case where the above-mentioned spout is disposed only on one side in the front vicinity of the tip nozzle of the spray pipe, the coating agent can be sprayed only on one concrete end face on the opposite end face of the bridge girder and the abutment. Therefore, when spray coating is applied to the other concrete end face, the direction of the spray pipe must be changed so that the air outlet is directed to the concrete end face side. By arranging the air outlets on both sides in the vicinity of the front end in the direction intersecting with the axial extension line of the tip nozzle, that is, with the outlets facing each other, The coating agent ejected from the tip nozzle can be simultaneously sprayed onto the concrete end faces of the bridge girder and the abutment by the air ejected from these air ejection ports.
[0014]
In order to spray the spray pipe on the entire surface of the concrete end face by moving the spray pipe back and forth and right and left within the gap between the bridge girder and the abutment, the tip nozzle is placed on one side of the vertical mounting plate from the vertical mounting plate. It is mounted in a state of protruding forward, and the vertical mounting plate is inserted into the gap from the road surface and moved in the road width direction and the vertical direction, and from the outside through the supply hose through the supply hose and the synthetic resin liquid While supplying the curing agent and mixing in the spray tube, the tip nozzle is ejected from the tip nozzle as described above, and the compressed air is supplied to the air outlet through the air supply hose. The coating agent sprayed from is sprayed onto the concrete end face by this air flow.
[0015]
In this case, if the spray tube is mounted on the vertical mounting plate so as to be movable up and down, the portion corresponding to the vertical width of the vertical mounting plate on the concrete end face facing the side of the vertical mounting plate is sprayed reliably and efficiently. By moving the vertical mounting plate in the road width direction together with this vertical spray coating, the coating agent can be smoothly sprayed on the entire concrete end surface to be waterproofed. Instead of mounting the spray pipe on the vertical mounting plate so that it can move up and down, the vertical mounting plate can be mounted on the vertical mounting plate so that it can be swung up and down. The same spray painting work can be done.
[0016]
Further, since the spray tube is composed of a static mixer having a large number of fixed mixing blade pieces provided in the tube axis direction, the synthetic resin liquid and the curing agent that are press-fitted and supplied into the spray tube are fixed and mixed blade pieces. Can be mixed uniformly by the vane piece, and the viscosity of the synthetic resin liquid is increased by the curing agent until it reaches the tip nozzle, and sprayed from the tip nozzle onto the concrete end face by the air injection. When cured, the curing time is extremely short and the waterproofing process can be completed in a short time.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, specific embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 to 3 show the concrete end faces a and b facing each other between the bridge girder A and the abutment B by inserting the spray pipe 1 into the gap C formed between the bridge girder A and the abutment B in the road bridge. 1 shows a device for performing a waterproofing treatment. The spray tube 1 has a nozzle 1a at its front end on one side surface of a vertical rectangular mounting plate 2 having a thickness that can be inserted into the gap C together with the spray tube 1. The vertical mounting plate 2 is horizontally disposed in a state of protruding forward from the front end, and the vertical mounting plate 2 is inserted into the gap C from the road surface D above the gap C to be horizontally and vertically The coating agent discharged from the tip nozzle 1a of the spray tube 1 is sprayed onto the concrete end faces a and b by an air flow.
[0018]
The spray tube 1 disposed on one side surface of the vertical mounting plate 2 is attached to a rodless cylinder 3 whose rear end portion (base end portion) is vertically mounted on one side surface of the vertical mounting plate 2. At the same time, the tip nozzle 1a is inserted into a vertical guide rod 5 attached to the front end of one side surface of the vertical mounting plate 2 with the vertical cylindrical member 4 fixed to the outer surface thereof, and the vertical guide rod 5 is operated by the rodless shilling 3 described above. 5 is arranged to move up and down between the upper and lower ends of the vertical mounting plate 2 while maintaining a horizontal state.
[0019]
As a means for moving the vertical mounting plate 2 on which the spray pipe 1 is disposed in the gap C between the bridge beam A and the abutment B in the vertical direction and the horizontal direction (road width direction), the gap C exists. The bridge-shaped leg base 20 is installed and installed at predetermined intervals in the road width direction across the road surface on the bridge girder A and the abutment B facing each other, and the upper end of each leg base 20 A vertical bar member 21 that is inserted into a vertical cylindrical part 20a fixed at the center so as to be slidable in the vertical direction and is appropriately fixed to and supported by the vertical cylindrical part 20a, and a vertical bar member in each leg base 20 The rail member 22 is supported by the lower end of the rail 21 and is long in the road width direction. The rail member 22 receives the rollers 23 and 23 pivotally supported on the front and rear portions of the upper end surface of the vertical mounting plate 2 in a rollable manner. The vertical mounting plate 2 is suspended from the rail member 22 so that the vertical mounting plate 2 can be moved in the length direction of the rail member 22. And configured to raise and lower the vertical mounting plate 2 by a vertical bar member 21 is moved in the vertical direction of the respective leg stand 20 in the clearance C with there.
[0020]
The vertical bar member 21 is provided with a locking hole 21a penetrating between both side surfaces at regular intervals in the length direction, while the vertical cylindrical portion 20a of the leg base 20 is provided between the both side surfaces. A pin insertion hole 20b is provided over the pin insertion hole 20b when the vertical bar member 21 is moved up and down and inserted to a desired position in the gap C, and the pin insertion hole 20b is engaged with the pin insertion hole 20b. By inserting a pin 24 between the holes 21a, the vertical bar member 21 is fixed to the vertical cylindrical member 20a. In addition, at the four corners of the vertical mounting plate 2, a horizontal holding mechanism 25 having a flat pantograph shape that expands and contracts toward both sides by a spring force is mounted, and the rollers mounted on these horizontal holding mechanisms 25 are mounted. By making sliding contact with the concrete end faces a and b facing each other, the vertical mounting plate 2 can be moved in the front-rear and up-down directions while being always located at the center of the gap C. Reference numeral 26 denotes a pushing rod having its front end connected to the rear end face of the vertical mounting plate 2.
[0021]
As shown in FIG. 4, the structure of the spray tube 1 mounted on one side surface of the vertical mounting plate 2 is a tube main body 10 having an outer diameter of about 10 to 15 mm formed in a tip nozzle 1a having a tapered tip. A hose that is composed of a static mixer in which a large number of fixed mixing blade pieces 11 are continuously arranged in the tube axis direction, and supplies a synthetic resin solution and a curing agent for the synthetic resin solution to the rear end opening of the spray tube 1 6 and 7 are connected and communicated with each other, and an outer tube 12 is fitted on the tip portion to form a compressed air passage 13 between the inner peripheral surface of the outer tube 12 and the outer peripheral surface of the spray tube 1. The tip of the passage 13 is tapered in a tapered manner with a certain gap from the outer peripheral surface of the tip nozzle 1a formed to be tapered, and the opening end of the tip nozzle 1a is short parallel to the axis. By forming a cylindrical shape and forming the opening end of the passage 13 parallel to the opening end of the tip nozzle 1a, The compressed air is jetted from the tip of the passage 13 in the axial direction.
[0022]
Further, the opening end of the tip nozzle 1a protrudes slightly forward from the opening end of the compressed air passage 13, and a coating agent that is a mixture of the synthetic resin liquid and the curing agent discharged from the tip nozzle 1a is passed through the passage 13. Is formed so as to be ejected in a straight line toward the front by air ejected in the tube axis direction. Reference numeral 14 denotes a supply hose for supplying compressed air to the compressed air passage 13.
[0023]
As shown in FIG. 5, the fixed mixing blade piece 11 includes a pair of front and rear blade pieces 11a and 11a that are spirally inclined in the right direction and a pair of front and rear blade pieces 11b and 11b that are spirally inclined in the left direction. Are continuously formed on the same axis, and a continuous portion of the right spiral blade piece 11a and the left spiral blade piece 11b opposite to each other is cut off and spiraled rightward through the cut portion 11c. A spiral groove 11a ′ between the pair of front and rear blade pieces 11a and 11a inclined in a straight line and a spiral groove 11b ′ between the pair of front and rear blade pieces 11b and 11b inclined in a spiral direction to the left are communicated.
[0024]
As shown in FIGS. 4 and 6, the air pipe 8 is fixed to the outer peripheral side surface of the pipe main body 10 in parallel with the pipe main body 10 and the tip of the air pipe 8 in the spray pipe 1 configured as described above. The tip is inclined in a gentle arc shape toward the tip nozzle 1a, and the tip air outlet 8a of the air tube 8 is slightly protruded forward from the tip nozzle 1a of the spray tube 1 so that the tip nozzle of the spray tube 1 The coating agent that is directed in a direction crossing the ejection direction of the coating agent ejected from 1a and that is ejected linearly from the tip nozzle 1a of the spray tube 1 by the air ejected from the air ejection port 8a It sprays while being refracted toward the concrete end surface a or b of the abutment B.
[0025]
The air pipe 8 is disposed at one place on the outer peripheral side surface of the pipe main body 10 of the spray pipe 1, but as shown in FIG. It is desirable to fix in parallel with the pipe main body 10 at these two locations. In this case, the air outlets 8 a and 8 a ′ of the air pipes 8 and 8 ′ arranged on both sides of the pipe main body 10 are refracted symmetrically with respect to the axis of the tip nozzle 1 a of the spray pipe 1. That is, the air outlets 8a and 8a 'of these air pipes 8 and 8' are directed in a direction intersecting with the spraying direction of the coating agent ejected from the tip nozzle 1a of the spraying pipe 1. The coating agent ejected linearly from one tip nozzle 1a is sprayed to the concrete end surface a of the bridge girder A by one air jet port 8a and sprayed to the concrete end surface b of the abutment B by the other air jet port 8a '. . A hose 9 supplies compressed air to the air pipe 8.
[0026]
The hose 9, the synthetic resin liquid and curing agent supply hoses 6, 7, and the hose 14 for supplying compressed air to the passage 13 in the spray pipe 1 extend rearward from the rear end of the vertical mounting plate 2 to the road surface. It is connected to and communicated with a supply source (not shown) installed in a work table 27 (shown in FIG. 8) provided on the side path side, and is configured to be supplied to the spray pipe 1 side by a compressor. . A winch 28 is installed on the work table 27, and a rope 29 drawn from the drum of the winch 28 is connected to the rear end of the vertical mounting plate 2 with a pulley 30 as a guide.
[0027]
In order to apply the waterproof layer to the concrete end faces a and b facing the bridge beam A and the abutment B as shown in FIGS. 9 and 10 by the waterproof processing device configured as above, first, FIG. As shown in FIG. 8, the gate-shaped footrest 20 is provided at predetermined intervals in the road width direction in a state of straddling between the road surfaces on the bridge girder A and the abutment B facing each other with a gap C therebetween. A vertical mounting plate 2 for mounting the spray tube 1 on a rail member 22 that is horizontally installed in parallel with the gap C on the leg C 20 is installed on these leg bases 20 with rollers. 23, and the vertical mounting plate 2 is inserted into the gap C while being supported so as to run freely.
[0028]
When the synthetic resin liquid and the curing agent are pumped and supplied into the spray tube 1 in this state, the synthetic resin liquid and the curing agent are spirally wound in the left-right direction in the fixed mixing blade piece 11 in the spray tube 1. In the grooves 11a 'and 11b', the inside of the grooves 11a 'and 11b' is moved forward through the cut portion 11c between the blade pieces 11a and 11b while being mixed uniformly. The coating agent, which is a mixed agent, is adjusted to an appropriate viscosity and discharged from the tip nozzle 1a. As the synthetic resin liquid, urethane resin or urea resin, or synthetic resin liquid of urea urethane resin is used.
[0029]
On the other hand, the compressed air pumped to the spray tube 1 side through the supply hose 14 is ejected forward from a passage 13 provided around the tip nozzle 1a in the spray tube 1, and the tip of the spray tube 1 is ejected by the ejection. The coating agent discharged from the nozzle 1a is sprayed forward, and the compressed air supplied to the air tube 8 through the supply hose 9 is directed toward the tip nozzle 1a side of the spray tube 1 as shown in FIG. The spray is sprayed in a direction intersecting the coating agent ejected forward from the bent air ejection port 8a. This injection force is set to be larger than the injection force of the compressed air injected from the periphery of the tip nozzle 1a. Therefore, the jet of the coating agent jetted from the tip nozzle 1a by the compressed air jetted from the air jet port 8a The direction is changed while diffusing toward the concrete end surface a of the bridge girder A or the concrete end surface b of the abutment B facing the opening end of the air jet port 8a, and is sprayed on the concrete end surface.
[0030]
At this time, as shown in FIG. 7, when two air pipes 8 and 8 'are attached to both sides of the spray pipe 1, the air outlets 8a and 8a of these air pipes 8 and 8' are provided. The coating agent ejected from the tip nozzle 1a of the spray tube 1 can be simultaneously sprayed to the concrete end faces a and b of the bridge beam A and the abutment B which are opposed to each other by the compressed air ejected from '. In this case, the tip nozzle 1a of the spray tube 1 protrudes forward from the front end of the vertical mounting plate 2 as shown in FIGS. 1 and 3, so that the coating agent sprayed from the tip nozzle 1a is applied to the concrete end faces a on both sides. , B can be reliably sprayed. For example, when spray coating is applied to the concrete end surface a of the bridge girder A facing the opening end of the air jet port 8a by one air tube 8, when the coating is finished, the vertical mounting plate 2 By changing the direction and directing the air outlet 8a of the air pipe 8 toward the concrete end surface b of the abutment B, spray coating is performed on the concrete end surface b.
[0031]
Such spray coating on the concrete end face corresponds to the vertical width of the vertical mounting plate 2 by moving the spray tube 1 up and down along the vertical guide rod 5 by the rodless cylinder 3 provided on the vertical mounting plate 2. The vertical width of the vertical mounting plate 2 on the concrete end surface is obtained by spraying the coating agent on the concrete end surface to be applied and moving the vertical mounting plate 2 in the road width direction from one end side to the other end side in the gap C. Is applied by spraying a portion having a height substantially equal to that between both ends of the gap C. The horizontal movement of the vertical mounting plate 2 is carried out by advancing by the pushing rod 26 and pulling back the rope 29 by the winch 28. The vertical mounting plate 2 is suspended on the rail member 22 so as to be able to run. The vertical mounting plate 2 may be configured to be self-propelled, for example, by rotating the roller 23 being driven by a motor.
[0032]
In this way, a portion of the concrete end faces a and b facing the bridge girder A and the abutment B, for example, the upper part is subjected to waterproof treatment by spraying the coating agent over the entire width in the road width direction, and then the rail member 22 is vertically mounted. The plate 2 is moved downward by a height corresponding to the vertical width of the plate 2, and then sprayed while moving the vertical mounting plate 2 horizontally on the concrete end faces a and b facing the vertical mounting plate 2 in the same manner as described above. The coating agent is sprayed while moving the tip nozzle 1a of the tube 1 in the vertical direction.
[0033]
Further, after spray coating at a predetermined height portion of the concrete end faces a and b is finished, the vertical mounting plate 2 is again moved downward and sprayed onto the concrete end surfaces a and b facing the vertical mounting plate 2 in the same manner as described above. Is applied to form a waterproof layer by spraying the coating agent over the concrete end faces a and b.
[0034]
As described above, the vertical movement means of the rail member 22 for moving the vertical mounting plate 2 in the vertical direction is inserted through the upper end vertical cylinder portions 20a of the plurality of leg bases 20 supporting the rail member 22 as described above. The vertical rod member 21 is slid up and down using the vertical cylinder portion 20a as a guide, and when the rail member 22 supported by the lower end of the vertical rod member 21 reaches a predetermined height position, the pin 24 Although fixed, a structure in which the rail member 22 is supported on the leg base 20 so as to be movable up and down via an expansion / contraction mechanism such as a jack or a screw rod may be adopted.
[0035]
FIG. 11 and FIG. 12 show another embodiment of the waterproof treatment apparatus for the concrete end faces facing the bridge girder A and the abutment B in the present invention. In the above embodiment, the spray pipe 1 is attached. The vertical mounting plate 2 is inserted into the gap C from above between the bridge girder A and the abutment B, and is moved horizontally along the rail member 22, and the rail member 22 is moved up and down. Although the spraying position of the coating agent on the concrete end faces a and b is changed, in this embodiment, the vertical mounting plate 2 ′ to which the spray pipe 1 is attached is attached to the gap C between the bridge girder A and the abutment B. It can be inserted in the horizontal direction from the road shoulder (side road) side, and is moved up and down in the gap C.
[0036]
Specifically, the vertical mounting plate 2 ′ is formed of a laterally long rectangular plate whose vertical width is equal to a width obtained by dividing a plurality of vertical widths of the concrete end faces a and b, and whose length is substantially equal to the length of the road width. A movable carriage 31 that moves in the length direction of the bridge girder A is arranged at an appropriate position on one side of the bridge, and a pantograph mechanism 32 that extends and contracts in the vertical direction by a jack (not shown) is installed on the movable carriage 31. At the same time, an elevating platform 33 is attached to the upper end of the pantograph mechanism 32, a fixed frame 34 is erected on the elevating platform 33, and the vertical mounting plate 2 'is inserted and supported by the fixed frame 34 so as to be movable in the horizontal direction. ing.
[0037]
The horizontal moving means of the vertical mounting plate 2 ′ is configured such that a guide roller 35 sandwiching the upper and lower end surfaces of the vertical mounting plate 2 ′ on the front and rear and upper and lower ends of the fixed frame 34 is rotatably supported by these guide rollers 35. The vertical mounting plate 2 ′ is supported so as to be movable back and forth in the horizontal direction, and further, a motor 36 is disposed on one side surface of the fixed frame 34 and formed at the upper end of the vertical mounting plate 2 ′ over the entire length. A pinion 38 meshed with the rack 37 is rotatably supported and the pinion 38 is rotated by the motor 36 via a meshing gear.
[0038]
At the front end of one side surface of the vertical mounting plate 2 ′, the spray tube 1 is pivotally mounted 39 so that the tip nozzle 1a protrudes forward from the front end of the vertical mounting plate 2 ′ and is rotatable in the vertical direction. Yes, this rotating means connects the rod of the jack 40 attached to the lower end of the front end of the vertical mounting plate 2 'to the spray pipe 1 via the link mechanism 41, and pivots the rod by extending and contracting the rod of the jack 40. The spray tube 1 is configured to rotate in the vertical direction with the wearing portion 39 as a fulcrum. The structure in which the air pipe 8 (8 ′) is provided on one side or both sides of the spray pipe 1 and the connection structure of the supply hose and the like are the same as those in the above-described embodiment. Are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
[0039]
Since the moving carriage 31 is moved to one side in the gap C between the bridge girder A and the bridge abutment B, the pan / tilt mechanism 32 is extended to raise the lifting / lowering platform 33, and the vertical mounting plate 2 is thus constructed. The front end portion of 'is opposed to the one side opening end of the gap C. After that, the motor 36 is driven to move the vertical mounting plate 2 ′ forward, thereby inserting it into one end of the gap C. In this state, similar to the above-described embodiment, the synthetic resin liquid such as urethane resin liquid and the curing agent are pumped and supplied into the spray pipe 1 and the synthetic resin liquid is fixed by the fixed mixing blade piece 11 in the spray pipe 1. While mixing the hardening agent, the coating agent which is the mixed agent is discharged from the tip nozzle 1a and the compressed air supplied through the supply hose 14 is jetted forward from the passage 13 provided around the tip nozzle 1a. Thus, the coating agent discharged from the tip nozzle 1a is sprayed forward.
[0040]
Further, the compressed air supplied to the air pipe 8 through the supply hose 9 is sprayed in a direction intersecting with the coating agent ejected forward from the air ejection port 8a at the bent end of the tip. The concrete end face is spray-coated while the direction of the jet is changed to the concrete end face a of the bridge girder A or the concrete end face b of the abutment B facing the opening end of the air outlet 8a.
[0041]
This spray coating is performed on the height portion corresponding to the vertical width of the vertical mounting plate 2 ′ with respect to the concrete end surface by rotating the spray tube 1 in the vertical direction and by moving the vertical mounting plate 2 ′ forward. The coating portion is continuously applied across the width of the road, and the elevator table 33 is moved in the vertical direction to spray the entire surface of the concrete a and b. And the coating agent sprayed on concrete end surface a and b hardens | cures in a short time with a hardening | curing agent, and forms a waterproof layer.
[0042]
As described above, according to the method in which the spray pipe 1 is horizontally inserted into the gap between the bridge beam A and the abutment B from one end side and the coating agent is sprayed onto the concrete end faces a and b, the use of the road surface is stopped. Without being made, it has the advantage that it can be carried out even when a vehicle or the like is traveling on the road surface.
[0043]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a mixed application of a synthetic resin liquid and a curing agent is inserted between a concrete end face of a bridge girder and an abutment facing each other with a gap and ejected from a tip nozzle thereof. Because the spray is applied to the concrete end face while spraying the agent to the concrete end face by jetting compressed air from the side, the spray pipe is parallel to the concrete end face even if the gap between the bridge girder and the abutment is narrow. The spray coating can be applied to the concrete end face reliably and efficiently in a state directed to the direction, and the spray pipe is moved in the vertical direction and the front and rear direction within the gap, so that the above-mentioned coating agent is sprayed on the entire concrete end face. A waterproof coating layer can be formed.
[0044]
Furthermore, according to the invention according to claim 2, because the air outlets are directed in the direction intersecting the extension line of the tip nozzle on both sides in the vicinity of the front end of the opening end of the tip nozzle of the spray tube, By the air jetted from these air jets, the coating agent discharged from the tip nozzle can be sprayed simultaneously on the concrete end faces of the bridge girder and the abutment facing each other with a gap therebetween, and the waterproof treatment for the concrete end face is further enhanced. Can be done efficiently.
[0045]
Moreover, as an apparatus for implementing the waterproofing method to the concrete end surface which the said bridge girder and an abutment oppose, a bridge girder in the state which attached the spray pipe to one side of a vertical attachment board as described in Claim 4 Because it is configured to be inserted into the gap between the abutment and the abutment, the vertical end plate is moved in the gap in the vertical direction and the front-rear direction so that the spray pipe is always oriented in the predetermined direction. In addition to accurately spraying the coating agent on the nozzle, the tip nozzle of the spray tube projects forward from the vertical mounting plate, so that the coating agent sprayed from the tip nozzle is obstructed by the vertical mounting plate Can be injected into the gap without any problem, and compressed air is injected on both sides of the front end of the tip nozzle in the direction intersecting the extension line of the tip nozzle. Even when air pipes are installed, the concrete end faces of the bridge girder and the abutment face each other with the coating agent sprayed from the tip nozzles of the spray pipes by the air flow from these air pipes in the front space of the vertical mounting plate. At the same time, it can be smoothly sprayed and applied at substantially the same application rate, and the waterproof treatment for the concrete end face in a narrow gap can be efficiently performed.
[0046]
In the waterproof treatment apparatus, the invention according to claim 5 is such that the spray tube is mounted on the vertical mounting plate so as to be vertically movable, so that the vertical width of the vertical mounting plate on the concrete end surface facing the side of the vertical mounting plate is increased. Corresponding parts can be sprayed and applied reliably and efficiently, and the vertical mounting plate is moved in the road width direction along with this vertical spray coating, so that the coating agent is smoothly sprayed on the entire concrete end surface to waterproof the concrete end surface. can do. On the other hand, instead of mounting the spray tube on the vertical mounting plate so as to be movable up and down, as described in claim 6, the spray tube may be mounted on the vertical mounting plate so as to be vertically undulated. The same spray painting work can be performed on the concrete end faces facing the bridge girder and the abutment.
[0047]
Moreover, since the said spraying pipe consists of a static mixer which provides many fixed mixing blade pieces in the inside in the pipe-axis direction as described in Claim 7, it is the synthetic resin press-fitted and supplied in this spraying pipe The liquid and the curing agent can be uniformly mixed by the fixed mixing blade piece, and the viscosity of the synthetic resin liquid is increased by the curing agent before reaching the tip nozzle due to a large passage resistance. When sprayed on the concrete end face by spraying, the curing time becomes extremely short and the waterproofing treatment can be completed in a short time.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a waterproof processing device,
FIG. 2 is a simplified front view thereof.
FIG. 3 is a simplified perspective view thereof;
FIG. 4 is a simplified longitudinal sectional view of a spray tube,
FIG. 5 is an enlarged cross-sectional view of a part thereof,
FIG. 6 is a plan view showing a state where spray coating is applied to one concrete end surface;
FIG. 7 is a plan view showing a state where both concrete end faces are spray-painted,
FIG. 8 is a simplified side view of the entire apparatus,
FIG. 9 is a simplified perspective view of a bridge girder and an abutment,
FIG. 10 is a longitudinal sectional view thereof,
FIG. 11 is a simplified side view showing another embodiment of the present invention;
FIG. 12 is an enlarged perspective view of the main part.
[Explanation of symbols]
1 Spray tube
1a Nozzle at the tip
2 Vertical mounting plate
8 Air pipe
8a Air outlet
A Bridge girder
B Abutment
C gap
a, b Concrete end face

Claims

A method of waterproofing a concrete end face between a bridge girder and an abutment facing each other with a gap, and a spray pipe is inserted into a gap between the opposed end faces of the bridge girder and the abutment, and a synthetic resin liquid is inserted into the spray pipe. And a curing agent are supplied, and a synthetic resin liquid and a curing agent are mixed in a direction parallel to the opposing end surface from the tip nozzle of the spraying pipe while mixing the synthetic resin liquid and the curing agent in the spraying pipe. By spraying the resin liquid coating agent and injecting air in a direction crossing the spraying direction of the coating agent from the air outlet provided in the vicinity of the front end of the opening end of the tip nozzle toward the coating agent, The spraying direction of the coating agent is changed toward the facing end surface between the bridge beam and the abutment by the jetting force of air, and the coating agent is sprayed onto the concrete end surface facing the changing direction. Move to Bridge girder like waterproofing method opposing end faces of the bridges and forming a waterproof coating layer by spray coating the wholly coating material to the concrete end surface by the.

The air jets are ejected from the tip nozzles by the air jetted from these air jets in the direction intersecting the extension line of the tip nozzles on both sides in the vicinity of the front end of the opening end of the tip nozzle of the spray pipe. The method of waterproofing a facing end surface of a bridge girder or the like in a bridge according to claim 1, wherein the coating agent is sprayed simultaneously on the concrete end surfaces of the bridge girder and the abutment facing each other with a gap.

The method for waterproofing a facing end surface of a bridge girder or the like in a bridge according to claim 1 or 2, wherein the synthetic resin liquid is urethane resin, urea resin, or urea urethane resin.

A spray pipe having a compressed air passage provided therein with a mixing means for mixing the synthetic resin liquid and the curing agent and jetting the coating agent mixed with the synthetic resin liquid and the curing agent forward, and a side of the spray pipe Air that is provided integrally with the spray pipe at the portion and jets the coating agent ejected from the tip jet outlet in a direction intersecting the extension line of the tip nozzle in front of the opening end of the tip nozzle of the spray pipe A vertical mounting plate for mounting the pipe and the above-mentioned spray pipe provided with the air pipe with the tip nozzle protruding forward, and inserting the vertical mounting plate into the gap between the bridge beam and the abutment A moving means for moving the vertical mounting plate in the front-rear direction and the up-down direction along the opposing surfaces of the bridge beam and the abutment, the supply hose for supplying the compressed air into the compressed air passage and the air pipe, and the blowing Synthetic resin liquid and curing agent in the tube Waterproofing apparatus of the opposite end faces of such bridge girder in bridges, characterized in that it is composed of a supply hose for supplying.

5. A waterproof treatment apparatus for facing end surfaces of bridge girders and the like in a bridge according to claim 4, wherein the spray pipe is mounted on the vertical mounting plate so as to be vertically movable.

5. A waterproof treatment apparatus for opposing end surfaces of bridge girders and the like in a bridge according to claim 4, wherein the spray tube is mounted on a vertical mounting plate so as to be able to be pivoted up and down.

5. The waterproof treatment apparatus for opposing end faces of bridge girders and the like in a bridge according to claim 4, wherein the spray pipe is composed of a static mixer in which a number of fixed mixing blade pieces are provided in the pipe axis direction.