JP4402050B2 - レッドドットサイトの装置及び照準方法 - Google Patents
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Description
市場で見られるオープンサイト照準器はレーザー指標器が発する赤色光を直接敵の身体に照射し、使用者の銃口が敵の致命点に照準を合わせているかどうかを直ちに知ることができるものである。この種の方式は迅速に照準を合わせ打撃を行うことができるという効果を具えるが、その欠点は使用者自身の位置、動きを簡単に暴露してしまうことで、周囲が明るい時には、オープンサイトが発する赤色光は見にくく、使用者は赤色光が照射する位置を識別できなくなってしまうという短所もある。
図4、5に示すように、公知のドットサイト照準器の原理は、遠方からレッドドットが平行に射出されたと模擬するもので、該レッドドットサイトは円弧R角を具えた凹レンズAを利用し、該凹レンズAの円心Cを主軸線上に位置させ、焦点Fは円心Cと凹レンズAの距離の半分の距離に位置させる。該レッドドットが該焦点Fより該凹レンズAに向かって照射されると、その光線は該凹レンズAを経由し反射し主軸上より平行に射出され、入射角=反射角を満たす。これにより使用者の目は遠方より標的に類似した模擬レッドドットを認識することができるようになる。
使用者が該凹レンズAを目視した時、自身の目の位置に対応する模擬レッドドットを目にし、これによりレッドドットサイトを具えた照準器Bを形成する。こうして使用者は敵の致命点に迅速に照準を合わせることができ、自身の動きが露出することを恐れる必要はなくなる。
しかし、この種の構造には使用時に以下のような欠点が存在する。
銃器にレッドドット照準器Bを装置後、使用者は目を該凹レンズAに近づけ、該凹レンズAに反射する模擬レッドドットを探さなければならないが、一般の凹レンズAが反射する光線は、主軸に非常に接近した光線でなければ、平行に射出されず、さもなくば模擬レッドドットの効果を発揮することはできない。もし使用者が該凹レンズAのエッジを見ている時、その凹レンズAのエッジは平行には射出されず、模擬レッドドットが結ぶ像は変形してしまう。該凹レンズAの直径が小さいほど、その光線が平行に射出される範囲は小さくなり、視野全体の範囲は非常に狭い区域に制限されてしまうため、全体的視野を広くするために、該凹レンズAの直径を大きくする必要が生じる。
しかし、前記凹レンズAの直径を大きくすると、凹レンズAの焦点Fも相対的に遠くなってしまうため、光源と凹レンズA間の距離が長くなってしまう(図5参照)。これでは、レッドドットサイト照準器B全体も長くなってしまい、銃器の重量を重くしてしまう。
この種の方式は極めて精密な調整を必要とし、それによって初めて像を結ぶことができるもので、使用するガラス部材の数も非常に多いため、全体的コストは高騰してしまう。さらに、この種のレッドドットサイト照準器を不注意でぶつける或いは落としてしまった場合には、レーザー赤色光の反射角度は偏移し、像を結ぶことができなくなる。しかもレーザーは人の目を傷つけ易いという欠点もあるため、該構造も改善が望まれる。
すなわち、従来公知の銃器に使用される照準器にはレッドドットサイト、オープンサイト、レーザー投影方式があるが、オープンサイト照準器には自身の位置、動きを簡単に暴露してしまい、周囲が明るい時にはオープンサイトが発する赤色光が見難いという欠点がある。さらに、公知のドットサイト照準器は、全体的視野を広くするためには凹レンズの直径を大きくする必要があり、それにより凹レンズの焦点も遠くなり、光源と凹レンズ間の距離が長くなってしまう。その結果、該レッドドットサイト照準器が長くなり、銃器の総重量を重くしてしまう。また、レーザー投影方式によるレッドドットサイト照準器は極めて精密な調整を必要とするため使用するガラス部材の数も非常に多く全体的に高価である。さらに衝撃を受けると、レーザー赤色光の反射角度が偏移し像を結ぶことができなくなり、またレーザーは人の目を傷つける恐れがあるという欠点も存在する。
本発明は、上記構造の問題点に鑑みてなされたもので、照準器の長さを短縮し、且つ、対物レンズを大きくすることが可能で、しかも、結ばれた像の歪曲やピン呆けが起こらないレッドドットサイトの構造及び照準方法を提供するものである。
それは主に平面の接眼レンズと凹面の対物レンズ間においてドットライトを発し、該ドットライトは該接眼レンズに照射し、該ドットライトは該接眼レンズにより反射され、虚偽のドットライトを該対物レンズの焦点上に形成し、虚偽のドットライトを利用し、対物レンズに投射後続けて平行に射出され、こうして遠い所からドットライトが平行に入射する状況を模擬し、照準器はレッドドットサイトの標示の効果を達成し、対物レンズの直径を大きくした時、発光部品のドットライトの位置を調整するだけで、反射される虚偽のドットライトは該対物レンズの焦点上に位置し、その光線は平行に射出される範囲はさらに大きくなり、こうして対物レンズの全体的視野をさらに広くし、同時に照準器の長さを短縮し、接眼レンズと対物レンズの表面にはメッキ技術により反射ドットライトの赤色光のパーセンテージを制御可能で、ドットライトはさらに正確に投射されることを特徴とするレッドドットサイトの装置及び照準方法である。
請求項2の発明は、前記接眼レンズ下表面には赤色光だけが反射可能な反射メッキ膜をメッキし、かつ該接眼レンズ下表面の反射メッキ膜を通して赤色光が反射する比率を制限することができ、また、該接眼レンズ上表面には高透過メッキ膜をメッキし、かつ該接眼レンズ上表面の高透過メッキ膜は該接眼レンズ上表面に照射するライトの赤色光を完全に射出することを特徴とする請求項1記載のレッドドットサイトの構造である。
請求項3の発明は、迅速照準器のレッドドットサイトの照準方法で、平面の接眼レンズと凹面の対物レンズを含み、該接眼レンズは該凹面の対物レンズに対して傾斜角を呈し、該接眼レンズと該対物レンズ間においてドットライトを発し、該ドットライトは該接眼レンズに照射し、これによりドットライトは該接眼レンズにより反射され、虚偽のドットライトが該対物レンズの主軸上に形成され、しかも該虚偽のドットライトは該対物レンズの焦点上に位置し、こうして虚偽のドットライトを利用し該対物レンズに投射後続けて平行射出され、遠い所からレッドドットが平行に入射する状況を模擬することを特徴とするレッドドットサイトの照準方法である。
さらに、接眼レンズと対物レンズ表面においてメッキ技術により所望の反射率及び透過率になるようにすれば、反射ドットライトの赤色光のパーセンテージを制御することができるので、照準器の長さを短縮しながら対物レンズを大きくすることが可能で、かつ結ばれた像の歪曲やピン呆けは起こらない。
したがって、小型で、コストは低く、かつ光源は正確に投射されるレッドドットサイトとすることができる。
図1、2に示すように、本発明の実施例は、照準器4内に接眼レンズ1、対物レンズ2を設置し、発光部品3は該接眼レンズ1と該対物レンズ2の間から光を発する。
前記接眼レンズ1は平面レンズで、前記対物レンズ2は凹レンズで、該接眼レンズ1は該対物レンズ2に向かい傾斜状態を呈する。前記発光部品3が発するドットライトは該接眼レンズ1に向かい射出される時、「入射角=反射角」により該発光部品3のドットライトは該接眼レンズ1が生じる反射により虚偽のドットライトを該対物レンズ2の主軸上に形成する。しかも該発光部品3のドットライトから該接眼レンズ1までの距離はちょうど虚偽のドットライトから該接眼レンズ1までの距離に等しい。
こうして、虚偽の赤色の点であるドットライトは、ちょうど該対物レンズ2の焦点F上に浮かぶように写る。さらに、虚偽のドットライトを通して、光線を該対物レンズ2に投射後続けて平行に射出し、上記構造配置により、実際の発光部品3が発するドットライトを該対物レンズ2の焦点F上に模擬し、さらに虚偽のドットライトを通して該対物レンズ2上に投射後平行に射出する。
したがって、使用者にとっては、非常に遠い所からレッドドットが平行に入射するのを目にする状況を模擬し、照準器のレッドドットサイトの目的を達成する。また、この構造設計により、該照準器4の長さは、該接眼レンズ1から該対物レンズ2までの距離を必要とするだけで、該発光部品3は該接眼レンズ1と該対物レンズ2の間に設置すれば良く、該照準器4の全体的長さを短縮することができる。
前記対物レンズ2の凹面には全反射メッキ膜21をメッキし、また該接眼レンズ1上表面(傾斜状態の上側片面)には高透過メッキ膜12をメッキする。
図3に示すように、赤色光LED等の前記発光部品3が発する光が該接眼レンズ1に照射する時、該接眼レンズ1の反射メッキ膜11を通して該赤色光の50%は該対物レンズ2に反射させる。残りの50%は該接眼レンズ1上表面の高透過メッキ膜12により射出される。
よって、50%の赤色光が該接眼レンズ1から該対物レンズ2に反射される時、該対物レンズ2上の全反射メッキ膜21を通して該赤色光を全部反射し、かつ該接眼レンズ1へと平行に射出する。同様に全反射50%の赤色光の25%の赤色光は該反射メッキ膜11により反射され、残りの25%の赤色光は平行に射出される。光は直線運動を行うため、平行に射出された25%の赤色光は人の目に受け入れられ、こうして非常に遠い所から赤色光が平行に入射する状況を模擬することができる。
上記のような構造により、該接眼レンズ1と該対物レンズ2を該照準器4内に配置し、該発光部品3は該接眼レンズ1と該対物レンズ2間に設置し、虚偽のドットライト投射を当して、該照準器4全体の長さを短縮することができる。該対物レンズ2の直径を大きくする時には、該発光部品3のドットライト位置を調整するだけで、該反射の虚偽光源は該対物レンズ2の焦点F上に位置し、その光線が射出する範囲はいっそう大きくなる。
こうして、全体的視野を大きく広げ、結ばれた像の歪曲やピン呆けは起こらない。すなわち、該照準器4の長さを短縮し、該対物レンズ2を大きくしながらコストは低く、かつ光源は正確に投射される。
なお、本発明の特徴を損なうものでなければ、上記実施例に限定されるものでないことは勿論であり、例えば、接眼レンズ1と対物レンズ2の反射率或いは透過率を上記の数値以外のものでもよい。
11 反射メッキ膜
12 高透過メッキ膜
2 対物レンズ
21 全反射メッキ膜
3 発光部品
4 照準器
A 凹レンズ
B 照準器
Claims (3)
- 迅速照準器のレッドドットサイトの構造で、平面の接眼レンズと凹面の対物レンズを含み、該接眼レンズは該凹面の対物レンズに対して傾斜角を呈し、該接眼レンズと該対物レンズ間においてドットライトを発し、該ドットライトは該接眼レンズに照射し、これによりドットライトは該接眼レンズにより反射され、虚偽のドットライトが該対物レンズの主軸上に形成され、しかも該虚偽のドットライトは該対物レンズの焦点上に位置し、こうして虚偽のドットライトを利用し該対物レンズに投射後続けて平行射出され、遠い所からレッドドットが平行に入射する状況を模擬することを特徴とするレッドドットサイトの構造。
- 前記接眼レンズ下表面には赤色光だけが反射可能な反射メッキ膜をメッキし、かつ該接眼レンズ下表面の反射メッキ膜を通して赤色光が反射する比率を制限することができ、また、該接眼レンズ上表面には高透過メッキ膜をメッキし、かつ該接眼レンズ上表面の高透過メッキ膜は該接眼レンズ上表面に照射するライトの赤色光を完全に射出することを特徴とする請求項1記載のレッドドットサイトの構造。
- 迅速照準器のレッドドットサイトの照準方法で、平面の接眼レンズと凹面の対物レンズを含み、該接眼レンズは該凹面の対物レンズに対して傾斜角を呈し、該接眼レンズと該対物レンズ間においてドットライトを発し、該ドットライトは該接眼レンズに照射し、これによりドットライトは該接眼レンズにより反射され、虚偽のドットライトが該対物レンズの主軸上に形成され、しかも該虚偽のドットライトは該対物レンズの焦点上に位置し、こうして虚偽のドットライトを利用し該対物レンズに投射後続けて平行射出され、遠い所からレッドドットが平行に入射する状況を模擬することを特徴とするレッドドットサイトの照準方法。
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