JP4400991B2 - 入力装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バイブレーション機能(振動機構)を持つマウスなどに代表される入力装置(キーボート、マウス、電子ペン、ジョイスティックやゲーム機等のコントローラ)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
バイブレーション機能(振動機構)を持つマウス型入力装置として、従来より、ソレノイド内蔵マウス(実開平6−43742号公報)や、振動装置付きマウス型入力装置および振動方法(特開平7−191803号公報)等が開示されている。
【0003】
実開平6−43742号公報のマウス型入力装置は、マウスからコンピュータに対して指示を与えると、その指示をコンピュータが受け付けたことを操作者に機械振動で伝えるもので、具体的には、マウスのスイッチボタン近傍に機械的振動を与えるソレノイドコイルを具備することで実現している。
【0004】
また、特開平7−191803号公報の振動装置付きマウス型入力装置は、コンピュータからの警告音が聞き取りにくい場合や、ディスプレイが見えにくい場合でも、コンピュータからのレスポンスをマウス型入力装置の振動によって判断できるもので、具体的には、機器本体から発生した振動命令を検出して振動装置を振動させるようになっている。その振動方法は、入力された位置が有効範囲か否かを検出し、有効範囲を超えての入力(マウス移動)に対し、機械的振動を発生させることで利用者に通知するようになっている。
【0005】
また、入力装置ではないが、近年、携帯電話などで呼び出し音の代替として振動機構を具備した情報通信機器が商品化されている。
【0006】
入力装置においても、携帯電話の場合とほぼ同様に、メール受信通知を目的にバイブレーション機能(機械的振動機構)を利用する場面が考えられる。
【0007】
すなわち、パソコン等に代表されるように、近年のコンピュータでは、複数のアプリケーションソフトウエアを同時に利用することが可能で、例えばワープロソフトにてデータを入力している状態で、メール受信ソフトを実行しているといった状況は、ごく一般的な使用形態である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このような使用形態において、上記した従来技術のバイブレーション機能をマウスに適用(具体的には、メール受信ソフトがメール受信を感知したタイミングでバイブレーション機能付きマウスに振動命令を出力することで実現)すると、以下の問題が発生する。
【0009】
すなわち、メール受信を感知すると、そのときに利用者がコンピュータの前に居なくても、マウスが振動していまう。この場合、マウスの振動を停止する手段として、例えば一定時間が経過すると振動を自動的に停止するといった方法が考えられるが、一定時間経過後に振動を停止してしまうと、その間に利用者が全くコンピュータを触らなかった場合、メール受信を利用者に知らせることができないといった問題がある。つまり、マウスを振動させたことが全く無駄な動作となってしまう。
【0010】
そこで、メール受信を感知したときにマウスを振動させるタイミングとして、マウスを使用中か否かを判断し、使用中であると判断したときに振動させるといった制御が考えられる。しかしながら、マウス使用中にいつまでも振動を継続すると、振動による誤入力を生じる可能性があるため、振動通知をいつ停止するかという新たな課題が発生する。
【0011】
本発明はかかる課題を解決すべく創案されたもので、その目的は、マウス使用中の振動をできるだけ早く、かつ最適なタイミングで停止することで、振動中のマウスからの入力データを欠落させずに、かつ最適なタイミングでマウスの振動を停止することのできる入力装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の入力装置は、利用者の操作内容を入力情報に変換する入力手段と、利用者に触感によって通知する触感通知手段と、前記入力情報を他の機器へ送信するとともに、該他の機器から利用者に通知をするために前記触感通知手段を稼働させる命令コードを該他の機器から受信するための通信手段と、前記各手段を制御する制御手段とを備えた入力装置において、前記制御手段は、前記通信手段が、前記命令コードを受け取ったかどうか監視し、受け取った場合は、前記入力手段による操作があるかどうか監視し、操作された場合に、前記通信手段に該操作内容を入力情報として前記他の機器へ送信させるとともに、前記命令コードに基づき、前記触感通知手段による稼働を開始させることを特徴とする。また、本発明の入力装置によれば、前記制御手段は、前記触感通知手段が稼働後に、前記入力手段による操作があるかどうか監視し、操作された場合に、前記通信手段に該操作内容を入力情報として前記他の機器へ送信させるとともに、前記触感通知手段の稼働を停止させることを特徴とする。
【0013】
このような特徴を有する本発明によれば、利用者が入力手段を操作するまでは、感触通知手段による稼働を開始させない構成とすることができる。また、前記入力手段が操作された場合は、利用者が確実に触感通知手段の稼働を認識していることになり、触感通知手段の稼働目的は達せられているので、この時点で触感通知手段の稼働を停止しても何ら支障はない。また、このタイミングで稼働を停止することで、これ以降、入力手段による誤入力の発生を防止することができる。
【0014】
また、本発明の入力装置は、上記構成において、前記制御手段は、前記触感通知手段が稼働後に、前記入力手段による操作があるかどうか監視し、該操作が、移動操作またはボタン操作であった場合に、前記通信手段に該操作内容を入力情報として前記他の機器へ送信させるとともに、前記触感通知手段の稼働を停止させることを特徴とする。
【0015】
このような特徴を有する本発明によれば、触感通知手段の稼働中に、入力手段から一定量の移動量データが入力されるということは、利用者が確実に入力手段を操作しているということであり、利用者は確実に触感通知手段の稼働を認識していることになる。従って、触感通知手段の稼働目的は達せられているので、この時点で触感通知手段の稼働を停止しても何ら支障はない。また、このタイミングで稼働を停止することで、これ以降、入力手段による誤入力の発生を防止することができる。
【0017】
このような特徴を有する本発明によれば、触感通知手段の稼働中に、入力手段からボタン操作のデータが入力されるということは、利用者が確実に入力手段を操作しているということであり、利用者は確実に触感通知手段の稼働を認識していることになる。従って、触感通知手段の稼働目的は達せられているので、この時点で触感通知手段の稼働を停止しても何ら支障はない。また、このタイミングで稼働を停止することで、これ以降、入力手段による誤入力の発生を防止することができる。
【0018】
また、本発明の入力装置は、上記構成において、前記触感通知手段が稼働を開始してからの稼働時間を計測する計測手段をさらに備え、前記制御手段は、前記稼働時間が一定時間を超えても、前記入力手段による操作がなかった場合に、前記触感通知手段の稼働を停止させることを特徴とする。
【0019】
このような特徴を有する本発明によれば、計測手段によって計測される一定時間を、利用者によって触感通知手段の稼働を十分認識し得る時間に設定しておけば、一定時間を計測したときに触感通知手段の稼働を停止しても、利用者には触感通知手段の稼働が十分に認識できたはずなので、この時点で触感通知手段の稼働を停止しても何ら支障はない。また、このタイミングで稼働を停止することで、これ以降、入力手段による誤入力の発生を防止することができる。
【0020】
また、本発明の入力装置は、上記構成において、前記触感通知手段が稼働を開始してからの稼働時間を計測する計測手段をさらに備え、前記制御手段は、前記触感通知手段が稼働後に、前記入力手段による操作があるかどうか監視し、該操作が、移動操作またはボタン操作であったとき、または、前記稼働時間が一定時間を超えても、前記入力手段による操作がなかったとき、のいずれかの条件を満たしたときに前記触感通知手段の稼働を停止させることを特徴とする。
【0021】
このような特徴を有する本発明によれば、触感通知手段の稼働中に、入力手段から一定量の移動量データまたはボタン操作のデータが入力されるということは、利用者が確実に入力手段を操作しているということであり、利用者は確実に触感通知手段の稼働を認識していることになる。従って、触感通知手段の稼働目的は達せられているので、この時点で触感通知手段の稼働を停止しても何ら支障はない。また、計測手段によって計測される一定時間を、利用者によって触感通知手段の稼働を十分認識し得る時間に設定しておけば、一定時間を計測したときに触感通知手段の稼働を停止しても、利用者には触感通知手段の稼働が十分に認識できたはずなので、この時点で触感通知手段の稼働を停止しても何ら支障はない。従って、本発明では、これら3つの条件のいずれか1つの条件が満たされたとき、触感通知手段の稼働を停止することで、利用者には触感通知手段の稼働を確実に認識させることができる。また、最も早いタイミングで稼働を停止することで、これ以降、入力手段による誤入力の発生を防止することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0023】
図1は、本発明の入力装置のシステム構成を示すブロック図である。
【0024】
の入力装置は、利用者の操作内容を入力情報に変換する入力手段1と、利用者に触感によって通知する触感通知部2と、入力手段1の入力情報をPC(パーソナルコンピュータ)等の機器本体7へ送信するとともに、触感通知部2を稼働させる命令コードを機器本体7から受信するための通信部3と、現在時刻を計測する時計部4と、各種のデータを格納するメモリ部5と、これら各部を制御する制御部6とを備えている。
【0025】
本実施形態では、入力装置としてマウスを想定している。そのため、入力手段1は、本実施形態ではマウスボールやマウスボタンであり、マウスボールの移動量およびマウスボタンのクリックなどで、入力の有無を判断できる。ここで入力された情報は制御部4に送られる。
【0026】
触感通知部2は、本入力装置の一部であるマウスの手の平に触れる部分に配置されており、制御部6から触感(振動)命令を受けたときに振動を与える部分である。ここでの振動は、手の平に軽く伝わる程度でよい。すなわち、この振動によって利用者が誤入力をするような強い振動ではなく、またこの振動によりマウスボールが移動することもない小さな振動とするが、かといって利用者が感知できないような小さな振動でもない。なお、触感通知部2としては、振動の他に、例えば発熱や、微弱の電流を流したときのびりびり感などで通知するように構成することが可能である。
【0027】
通信部3は、本入力装置を利用者が操作することによって得られた情報を、何らかのコンピュータ制御を目的として機器本体7に送信するブロックであり、有線の場合にはコード化された導線などを意味するが、赤外線、電磁波などの無線通信媒体や、機器本体7に内蔵された装置である場合には、単なる電子制御ラインを意味する。
【0028】
時計部4は、現在時刻を計測する単なる時計である。
【0029】
制御部6は、通信部3を通じて機器本体7から通知された触感通知部2の振動命令(命令コード)を受信し、本入力装置であるマウスの使用状況に応じて、実際に触感通知部2を振動させるために、触感通知部2に対して振動命令を通知すべきか否かの制御を行う。すなわち、利用者がマウスを使用しているか否かを感知するとともに、機器本体7から受信した振動命令(命令コード)に基づき、利用者がマウスを使用中であると感知したときに触感通知部2を稼働させ、この稼働状態において、利用者がマウスを使用中であると再度感知したときに、触感通知部2の稼働を停止するように制御するブロックである
【0030】
メモリ部5は、時間変数T,T′を格納する領域と、移動変数mを格納する領域とを備えている。そして、制御部6で触感通知部2に対して振動命令が発せられ、触感通知部2が振動を開始するときに、制御部6が時計部4から取り込んだ現在時刻を時間変数Tに格納するとともに、その後、時計部4から随時取り込んだ現在時刻を時間変数T′に随時上書きする。つまり、時間変数T′には、常に現在時刻が格納されるようになっている。また、触感通知部2が振動を開始するときに、移動変数mを0に初期化する。そして、マウスの移動があったときには、その移動の絶対量をmに書き込むようになっている。
【0031】
機器本体7は、外部につながれたLANやモデムから、E−mailが入ったときに、通信部3を経由して制御部6にその情報を送信する。
【0032】
次に、上記構成の入力装置において、E−mailの入力による振動制御および振動停止制御について、図2に示すフローチャートを参照して説明する。
【0033】
機器本体7は、モデム若しくはLANを通じてE−mailが入ってきたとき、通信部3を介して制御部6に振動命令を送信する。
【0034】
制御部6は、この機器本体7から送信されてくる振動命令の有無を監視している(ステップS1)。しそて、振動命令を受信しない場合(ステップS1でNoと判断される場合)には、次のステップS2に進み、マウスボタンやマウスボールからの入力の有無を監視する。そして、マウスボタンやマウスボールからの入力がある場合には、次のステップS3に進み、その入力データを通信部3を通じて機器本体7に送信する。一方、マウスボタンやマウスボールからの入力がない場合には、そのままステップS1に戻る。制御部6は、振動命令を受信しない間、ステップS1、ステップS2、ステップS3のループを繰り返す。
【0035】
一方、ステップS1において、機器本体7からの振動命令を受信した場合(ステップS1でYesと判断された場合)には、次のステップS4に進み、マウスボタンやマウスボールからの入力の有無を監視する。そして、マウスボタンやマウスボールからの入力がない場合には、マウスボタンやマウスボールからの入力があるまで、ステップS4の処理を繰り返す。すなわち、利用者が機器本体7の前にいないときや、マウスを触って操作していないときには、機器本体7から振動命令を受け取っても、制御部6は触感通知部2を振動させないようにしている。別言すれば、利用者がマウスを触って操作を開始するまでは、絶対に触感通知部2を振動させないようになっている。
【0036】
一方、ステップS4において、マウスボタンやマウスボールからの入力がある場合には、次のステップS5に進み、その入力データを通信部3を通じて機器本体7に送信する。すなわち、入力データを欠落させることのないように、振動命令を受信している場合であっても、入力データは必ず機器本体7に送信するようにしている。
【0037】
この後、本発明の特徴である振動制御および振動停止制御を実行する。すなわち、次のステップS6に進み、振動停止制御の1つの条件である時間での制御を行うために、制御部6が時計部4から取り込んだ現在時刻を時間変数Tに格納する。そして後、制御部6は、触感通知部2に対して振動命令を出力し、触感通知部2は、この振動命令に従って振動を開始する(ステップS7)。
【0038】
次のステップS8では、振動停止制御の他の1つの条件であるマウスボールの移動量での制御を行うために、マウスボールの絶対移動量の初期値に0を書き込む。ただし、上記したように、触感通知部2の振動では、このマウスボールの移動は起こらないようになっている。
【0039】
このようにして触感通知部2による振動を開始した後、制御部6では、振動停止条件である、マウスボタンよりの入力の有無、マウスボールの移動の有無、予め設定された時間(一定時間)の経過の有無を、それぞれステップS9、ステップS11、ステップS13において監視する。この監視状態は、機器本体7の前に利用者が居り、なおかつマウスを触っている状態である。
【0040】
このような監視状態において、マウスボタンからのクリック入力があれば(ステップS9でYesと判断されると)、利用者に振動が伝わっていると判断できるので、次のステップS10に進み、クリックによる入力データをまず通信部3を通じて機器本体7に送信した後、次のステップS17に進んで、触感通知部2の振動を停止する。すなわち、マウスボタンからクリック入力されたことで、E−mailの受信を利用者に知らせる目的は達成されたと判断できるので、この時点で触感通知部2の振動を停止する。触感通知部2の振動停止条件であるマウスのクリックは、明らかに利用者の意図した操作であるので、この時点で触感通知部2の振動を停止しても何ら問題はない。むしろ、それ以降のマウスによる入力において、振動が継続されることによる誤入力を防止し得る効果がある。
【0041】
一方、このような監視状態(ステップS9、ステップS11、ステップS13のループ)において、マウスボタンからのクリック入力はないが、マウスボールによる移動があれば(ステップS9でNo、ステップS11でYesと判断されると)、次のステップS14に進む。すなわち、マウスボールの移動量で、利用者が実際に現時点でマウス操作(クリック以外の操作)をしているか否かを判断する。
【0042】
すなわち、ステップS14では、マウスの移動量(絶対量)を測定する。この場合、次のステップS15に進んで、その移動量の入力データを通信部3を通じて機器本体7に送信する。すなわち、入力データを欠落させることのないように、振動命令を受信している場合であっても、入力データは必ず機器本体7に送信するようにしている。
【0043】
そして後、次のステップS16では、ステップS14で測定された移動量(絶対量)が、予め設定された規定値(一定量)よりも大きいか否かを判断する。すなわち、触感通知部2の振動停止条件として、規定値以上のマウスボールの移動量があれば、明らかに利用者の意図した操作であると判断できるからである。ここでの規定値とは、利用者が意図してマウスを移動させた場合に移動する絶対量のことであり、本実施形態では、マウスボールが半回転するぐらいの移動量とする。つまり、マウスを置いている机や台が何らかの影響で動いたときなどに起こる微小な振動によるマウスボールの移動よりも大きい移動量としている。
【0044】
このステップS16での判断の結果、ボールマウスの移動量が規定値以上あれば(ステップS16でYesと判断されると)、次のステップS17に進み、この時点で触感通知部2の振動を停止する。すなわち、マウスボールが規定値以上移動することで、E−mailの受信を利用者に知らせる目的は達成されたと判断できるので、この時点で触感通知部2の振動を停止しても何ら問題はない。むしろ、それ以降のマウスによる入力において、振動が継続されることによる誤入力を防止し得る効果がある。
【0045】
一方、このような監視状態(ステップS9、ステップS11、ステップS13のループ)において、マウスボタンからのクリック入力がなく、かつ、マウスボールによる移動もなければ(ステップS9でNo、ステップS11でNoと判断されると)、次のステップS12に進む。また、ステップS16において、マウスボールの移動はあるものの、その移動量が規定値以下である場合も、ステップS12に進む。
【0046】
ステップS12では、制御部6が時計部4から取り込んだ現在時刻を時間変数T′に随時上書きする。つまり、振動を開始して以降の監視状態において、マウスボタンの入力もなく、マウスボールの移動もない場合、時間変数T′には、常に現在時刻が更新して格納されることになる。
【0047】
次のステップS13では、触感通知部2の振動開始時にメモリ部5の時間変数Tに格納されている振動開始時の時刻と、随時上書きされている時間変数T′に格納されている現在時刻とから振動時間(T′−T)が計算できるので、この計算された振動時間が、予め設定された一定時間以上であるか否かを判断する。ここで、一定時間とは、触感通知部2が振動している時間であるが、この時間が短すぎる(1秒前後等)と利用者が振動を感知できない可能性があり、逆にあまり長いと(10秒等)利用者に振動が伝わった後も振動し続け、利用者の入力動作を妨害する可能性があるので、数秒程度が好ましい。
【0048】
ステップS13での判断の結果、振動時間(T′−T)が一定時間よりも短い場合(ステップS13でNoと判断される場合)には、マウスボタンの入力待ちの状態であるステップS9に戻る。すなわち、マウスボタンによる入力がなく、かつ、マウスボールによる移動がない場合には、ステップS13で振動時間が一定時間を超えたと判断されるまで、ステップS9、ステップS11、ステップS12、ステップS13のループを繰り返す。そして、このループ中に、ステップS13で、振動時間が一定時間を超えたと判断された場合には、ステップS17に進み、この時点で触感通知部2の振動を停止する。すなわち、触感通知部2が一定時間振動することで、E−mailの受信を利用者に知らせる目的は達成されたと判断できるので、この時点で触感通知部2の振動を停止しても何ら問題はない。むしろ、それ以降のマウスによる入力において、振動が継続されることによる誤入力を防止し得る効果がある。
【0049】
【発明の効果】
本発明の入力装置によれば、触感通知手段の稼働中に、使用状態感知手段により利用者が入力手段を使用中であると感知したときに、触感通知手段の稼働を停止するように構成している。すなわち、利用者が確実に触感通知手段の稼働を感知していることを確認した時点の最適なタイミングで、触感通知手段の稼働を停止することができる。また、このタイミングで稼働を停止することで、これ以降、入力手段による誤入力の発生を防止することができる。
【0050】
また、本発明の入力装置によれば、触感通知手段の稼働中に、入力手段から一定量の移動量データが入力されたときに、触感通知手段の稼働を停止するように構成している。すなわち、利用者が確実に触感通知手段の稼働を感知していることを確認できた時点の最適なタイミングで、触感通知手段の稼働を停止することができる。また、このタイミングで稼働を停止することで、これ以降、入力手段による誤入力の発生を防止することができる。
【0051】
また、本発明の入力装置によれば、触感通知手段の稼働中に、入力手段からボタン操作のデータが入力されたときに、触感通知手段の稼働を停止するように構成している。すなわち、利用者が確実に触感通知手段の稼働を感知していることを確認できた時点の最適なタイミングで、触感通知手段の稼働を停止することができる。また、このタイミングで稼働を停止することで、これ以降、入力手段による誤入力の発生を防止することができる。
【0052】
また、本発明の入力装置によれば、計測手段によって一定時間を計測したときに、触感通知手段の稼働を停止するように構成している。すなわち、利用者が確実に触感通知手段の稼働を感知していることを確認できた時点の最適なタイミングで、触感通知手段の稼働を停止することができる。また、このタイミングで稼働を停止することで、これ以降、入力手段による誤入力の発生を防止することができる。
【0053】
また、本発明の入力装置によれば、触感通知手段の稼働中に、入力手段から一定量の移動量データが入力されたとき、または入力手段からボタン操作のデータが入力されたとき、または計測手段によって一定時間を計測したとき、のいずれかの条件を満たしたときに、触感通知手段の稼働を停止するように構成している。すなわち、利用者が確実に触感通知手段の稼働を感知していることを確認できる最も早いタイミングで、触感通知手段の稼働を停止することができる。また、このタイミングで稼働を停止することで、これ以降、入力手段による誤入力の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入力装置のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の入力装置において、E−mailの入力による振動制御および振動停止制御の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 入力手段
2 触感通知部
3 通信部
4 時計部
5 メモリ部
6 制御部
7 機器本体

Claims (5)

  1. 用者の操作内容を入力情報に変換する入力手段と、
    利用者に触感によって通知する触感通知手段と、
    記入力情報を他の機器へ送信するとともに、該他の機器から利用者に通知をするために前記触感通知手段を稼働させる命令コードを該他の機器から受信するための通信手段と、
    前記各手段を制御する制御手段とを備えた入力装置において、
    前記制御手段は、
    前記通信手段が、前記命令コードを受け取ったかどうか監視し、受け取った場合は、前記入力手段による操作があるかどうか監視し、操作された場合に、前記通信手段に該操作内容を入力情報として前記他の機器へ送信させるとともに、前記命令コードに基づき、前記触感通知手段による稼働を開始させることを特徴とする入力装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記触感通知手段が稼働後に、前記入力手段による操作があるかどうか監視し、操作された場合に、前記通信手段に該操作内容を入力情報として前記他の機器へ送信させるとともに、前記触感通知手段の稼働を停止させることを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記触感通知手段が稼働後に、前記入力手段による操作があるかどうか監視し、該操作が、移動操作またはボタン操作であった場合に、前記通信手段に該操作内容を入力情報として前記他の機器へ送信させるとともに、前記触感通知手段の稼働を停止させることを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  4. 前記触感通知手段が稼働を開始してからの稼働時間を計測する計測手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記稼働時間が一定時間を超えても、前記入力手段による操作がなかった場合に、前記触感通知手段の稼働を停止させることを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  5. 前記触感通知手段が稼働を開始してからの稼働時間を計測する計測手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記触感通知手段が稼働後に、前記入力手段による操作があるかどうか監視し、該操作が、移動操作またはボタン操作であったとき、または、前記稼働時間が一定時間を超えても、前記入力手段による操作がなかったとき、のいずれかの条件を満たしたときに前記触感通知手段の稼働を停止させることを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
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