JP4399637B2 - Ventilator for house building - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、勾配屋根の棟部から両側の屋根面に亘る断面略傘形状の天板と、天板の各板面と所定の通気間隔を隔てて相対する両側の底板とを備え、屋内側の通気口を棟部の換気口に合せ、棟部の換気口を天板の板面で覆い、棟部の換気口より屋内外の空気を出し入れするよう設置される家屋棟部用換気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、家屋棟部用換気装置としては、屋外側の通気孔を有する前面板と、通気間隔を隔て相対するよう前面板より折り曲げた天板,底板とから組み立てた装置本体を備え、天板の支持桟を板面の長手方向にあてがい固定すると共に、底板の支持桟を底上げした板面の長手方向にあてがい固定し、棟部の換気口を隔てて相隣り合うのし瓦を支持桟の両端部で上下から挟込み保持することから、棟部の換気口より屋内外の空気を出し入れするよう設置するものが提案されている(特許文献1)。
【0003】
その家屋棟部用換気装置においては、棟部の換気口を隔てて相隣り合うのし瓦を支持桟の両端部で上下から挟込み保持することから、装置本体を勾配屋根の棟部に設置するものであるため、設置可能な家屋の屋根がのし瓦を敷き込む勾配屋根に限られる。
【0004】
その他に、棟部用換気装置を内部に収容する冠瓦の釘着固定用として、勾配屋根の野地板にあてがい固定する足片部と、所定の相対間隔を保って足片部から立ち上がる立ち壁板部と、立ち壁板部の上端間に亘る頂板部とからなり、立ち壁板部の各板面を舌片状に切り曲げると共に、切曲げ先端を立ち壁板部の間隔内で互いに圧接させてバネ弾性可能な一対の挟持爪を立ち壁板部に設ける釘の止め金具が提案されている(特許文献2)。
【0005】
その冠瓦の釘着固定用金具では、棟部の換気口を覆う断面略傘形状の天板を冠瓦と共に釘着固定することにより棟部用換気装置を設置するよう用いられるが、この釘着用としては軸線回り溝付または鍔付の特殊な釘が必要となる。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−233607号
【特許文献2】
特開平8−82049号
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、のし瓦を敷き込まない家屋の勾配屋根にも、装置本体を簡単な構造で確実に設置可能な家屋棟部用換気装置を提供することを目的とする。
【0008】
それに加えて、本発明は、雨水が外気と共に棟部の換気口まで侵入するのを確実に阻止可能な家屋棟部用換気装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1に係る家屋棟部用換気装置においては、両側の足片部と、各足片部より立ち上がって相対する脚板部と、脚板部の上端間に亘る橋絡板部を平帯状の金属板材から折り曲げて形成した止め金具を備え、
橋絡板部を勾配屋根の棟部と交差させて配置し、各脚板部を足片部で勾配屋根の野地面に立て付けて少なくとも二つの止め金具を換気口の長手方向に並べて取り付け、一本の枕木を止め金具の橋絡板部に掛渡し固定し、止め金具を底板の間から屋内側の通気口に組み付けて天板の頂部を枕木にあてがい固定し、止め金具を基台として設置可能な装置本体を備え、
更に、平面コの字状を呈する立付け板部と、立付け板部の各自由端側より外向きに折れ曲がる両側のストッパ片部と、立付け板部の基部上に重なるあてがい板部を折り曲げて形成したスペーサ板を備え、
底板の下端寄り板面を折り曲げて天板の下端部と所定の間隔を保つ直立状の立ち壁板部と、立ち壁板部の上端側から屋根瓦に当接可能な下端部まで下り勾配に傾斜する前板部とを設けると共に、底板の長手方向に並べて複数個の開口を立ち壁板部の板面に設け、
スペーサ板の各ストッパ片部を立ち壁板部の開口縁に掛け止め、スペーサ板の立付け板部を立ち壁板部の開口より天板の下端寄り板面と底板の板面との間に嵌め込み、天板の下端寄り板面をスペーサ板のあてがい板部に固定し、天板の下端部と底板の立ち壁板部との間に保つ所定の間隔を屋外側の通気口としてスペーサ板で間隔保持した装置本体を備えることにより構成されている。
【0010】
本願の請求項2に係る家屋棟部用換気装置においては、天板の下端寄り板面を折り曲げて下り勾配の斜面板部から底板の板面と相平行で立ち壁板部と所定の間隔を保つ庇板部を設け、天板の庇板部をスペーサ板のあてがい板部に固定し、天板の庇板部と底板の立ち壁板部との間に保つ所定の間隔を天板と底板との間の通気間隔よりも狭く底板の立ち壁板部よりも低位な屋外側の通気口としてスペーサ板で間隔保持した装置本体を備えることにより構成されている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して説明すると、図示実施の形態は、図1で示すように波形の屋根瓦R1を野地板B1,B2に敷き込み、丸形の冠瓦R2を棟部に設置する勾配屋根において、棟部の換気口Fより屋内外の空気を出し入れする家屋の棟部用換気装置として設置されている。装置本体1は冠瓦R2の内部に収容配置し、また、屋根瓦R1の波伏部に生ずる隙間を漆喰等のコーキング材Cで埋めることから勾配屋根の両側に据え付けられている。図1中、装置本体1を含む全体の略左半分は図示省略されている。
【0012】
その換気装置は、装置本体1,止め金具2,枕木3を揃えると共に、内囲い枠4を加えることから屋根の棟部に設置するよう構成されている。この構成部材1〜4のうち、止め金具2を除いては野地板B1,B2を一部切り取って棟部の長手方向に設けられる換気口Fの全長に亘るよう形成されている。なお、枕木3としては略正方形の断面形状を有する木製の角材が備え付けられている。
【0013】
装置本体1は、図2で示すように金属薄板を所定の立体形状に折り曲げて形成した天板10、底板11、邪魔板12,13から組み立てられている。この装置本体1は、天板10の傘板部10a,10bを屋根面の勾配角と略相応するよう折り曲げることから、底板11の板面を屋根瓦R1の波起部に掛渡し可能に組み立てられている。
【0014】
天板10は、傘板部10a,10bが勾配屋根の棟部から両側の屋根面に亘るよう一枚の金属薄板を折り曲げて形成されている。天板10の頂部10cは、枕木3に嵌まり合うよう下向きコの字状に立ち上げて形成されている。底板11としては、天板10の傘板面10a,10bと所定の通気間隔14を隔てて相対すると共に、所定の相対間隔を上端側に保つよう二枚個別に組み付けられている。
【0015】
邪魔板12,13としては、横断面コの字状に折り曲げた桟状部材が取り付けられている。その桟状部材12,13は、中間辺12a,13aを天板10,底板11の各板面にリベット止めすることから、立上り辺12b,12c、13b,13cが天板10,底板11より通気間隔14の空間に向けて互い違い交互に起立するよう組み付けられている。この邪魔板12,13を含む通気間隔14は、傘板部10a,10bの端部寄りを底板11の側端まで折り曲げて閉塞するよう形成するようにできる。
【0016】
天板10と底板11の下端寄りには、屋外側の通気口15が形成されている。屋外側の通気口15は、底板11の下端寄り板面を折り曲げて直立状の立ち壁板部11aと、立ち壁板部11aの上端側から屋根瓦R1の波起部に当接可能な下端部まで下り勾配に傾斜する前板部11bとを設けると共に、天板10の下端寄り板面を折り曲げて下り勾配の斜面板部10dから底板11の板面と相平行で立ち壁板部11aと所定の間隔を保つ庇板部10eを設けることにより形成されている。
【0017】
底板11の上端寄りには、屋内側の通気口16が形成されている。屋内側の通気口16は、底板11の上端寄り板面を邪魔板13の立上り辺13b,13cと同じ高さの立上げ板部11cとして折り曲げることから、邪魔板12の立上り辺12cと間隔を隔てて最内側の邪魔板を形成するよう設けられている。
【0018】
通気間隔14並びに通気口15,16は、支柱ピン17を天板10と底板11との上部側にリベット止めし、また、スペーサ板18を下部側に立付け固定することから間隔保持されている。その支柱ピン17,スペーサ板18は、図2で示すように天板10並びに底板11(図示せず)の長手方向に並べて複数個取り付けられている。
【0019】
スペーサ板18は、図3で示すように平面コの字状を呈する立付け板部18aと、立付け板部18aの各自由端側を外向きに折り曲げた両側のストッパ片部18b,18cと、立付け板部18aの基部側上に重なるあてがい板部18dを折り曲げて形成されている。
【0020】
スペーサ板18は、ストッパ片部18b,18cを底板11の立ち壁板部11aに設けた開口11dの口縁に掛け止めると共に、立付け板部18aを立ち壁板部11aの開口11dより天板10の庇板部10eと底板11の板面の間に嵌め込み、あてがい板部18dを天板10の庇板部10eとリベット止めで固定することから、屋外側の通気口15を通気間隔14よりも狭く底板11の立ち壁板部11aよりも低位に形成するよう組み付けられている。
【0021】
止め金具2は、比較的肉厚な金属製の平帯板材から折曲げ形成されている。その止め金具2は、図4で示すように両側の足片部20a,20bと、足片部20a,20bより立ち上がって相対する脚板部21a,21bと、脚板部21a,21bの各上端間に亘る橋絡板部22とから形成されている。このうち、橋絡板部22は各脚板部21a,21bの上端側より上向きコの状に落ち込むよう形成されている。
【0022】
内囲い枠4は、金属薄板を折り曲げて形成されている。この内囲い枠4は、図5で示すように止め金具2の相対する脚板部21a,21bの間隔に相当する幅と、換気口F(図1参照)の長手方向に相当する長さと、止め金具2の橋絡板部22より低い高さを有する長方形の枠板部40を本体として形成されている。また、枠板部40の長手方向下端から外方に張り出す両側の足板部41a,41bと、長穴状の通気孔42を長手方向に複数設けた天板部43を備えて形成されている。
【0023】
上述した構成部材を備えては、まず、図6で示すように枠板部40を棟部の換気口Fに位置合わせし、足板部41a,41bを野地板B1,B2の板面にあてがうことから、内囲い枠4を勾配屋根の棟部に据え付ける。次に、内囲い枠4を脚板部21a,21bの内側に受け入れ、足片部20a,20bを足板部41a,41bの上に載せて野地板B1,B2の板面に釘着固定することから、止め金具2を内囲い枠4と共に勾配屋根の棟部に取り付ける。その止め金具2は、所定の間隔を隔てて内囲い枠4の長手方向に三つ程度(図2参照)取り付ければよい。
【0024】
止め金具2には、図7で示すように枕木3を上向きコの状の橋絡板部22に嵌め込んで橋絡板部22の側面から釘着固定することから、内囲い枠4の上部側で換気口Fの長手方向に掛け渡すよう取り付ける。この際に、止め金具2の橋絡板部22が上向きコの状に形成されているため、枕木3を上向きコ内に嵌め込んで簡単に組付け固定できる。
【0025】
枕木2の取付け後乃至は前には、図8で示すように屋根瓦R1を勾配屋根の両側に所定通り敷詰め施工する。また、上述したように屋根瓦R1の波伏部に生ずる隙間を漆喰等のコーキング材で埋める。その後に、装置本体1を枕木3の上側から被せて傘板部10a,10bを勾配屋根の両側に掛渡し配置する。この装置本体1は、下向きコの字状に折り曲げられた頂部10cを枕木3の上側から嵌め合わすことから簡単に位置決めさせて釘着固定できる。
【0026】
最後に、図9で示すように冠瓦R2を棟部の長手方向に複数組み付けることから、装置全体を冠瓦R2の内側に収容配置すればよい。この冠瓦R2は天板10の庇板部10eにまで被り、外側の通気口15が冠瓦R2から外部に露出するよう寸法設定されている。なお、冠瓦R2は枕木3に釘着固定し、または瓦相互を漆喰等で連結固定することから取り付けられる。
【0027】
このように、止め金具2を基台として設置可能な装置本体1を備えるため、家屋棟部用換気装置としてはのし瓦を敷き込まない家屋の勾配屋根にも簡単な構造で確実に設置できる。
【0028】
その家屋棟部用換気装置では、図10で示すように屋外空気を屋外側の通気口15から取り込んで通気間隔14を経て屋内側の通気口16より棟部の換気口に流動し、逆の経路を経て屋内空気を屋外側の通気口15より放出することから屋内外の空気を換気できる。
【0029】
その屋外空気の取込みにあたり、雨水を伴う風が上方から屋外側の通気口15に向かっても、屋外側の通気口15が通気間隔14よりも狭くなるよう形成されているため、この雨水を伴う風の侵入を少なく抑えられる。勾配屋根の下方から上方に向かう風については、立ち壁板部11aの上端側に向けて上り勾配を呈する前板部11bにより上方に舞い上がらせられるから屋外側の通気口15に流れ込むのを防げる。
【0030】
その雨水を伴う風が屋外側の通気口15より通気間隔14に入り込んでも、邪魔板12b,12c、13b,13cで蛇行しながら流動することから、雨水が水切りされる。また、雨水が邪魔板12b,12c、13b,13cで完全に水切りされていないとしても、内囲い枠4で遮られるため、棟部の換気口まで至らない。従って、雨水が外気と共に棟部の換気口まで侵入するのを確実に阻止できる。
【0031】
上述した実施の形態は、波形の屋根瓦R1を敷込み施工する場合に基づいて説明したが、スレート板等の平板を屋根瓦として敷込み施工する場合にも適用できる。この平板を屋根瓦とする場合には、立上り高さの相対的に低い止め金具2並びに内囲い枠4を組み付けられる。また、のし瓦を敷き込まない家屋の勾配屋根に基づいて説明したが、のし瓦を敷込み施工する家屋の勾配屋根にも同様に適用できる。
【0032】
【発明の効果】
以上の如く、本願の請求項1に係る家屋棟部用換気装置に依れば、一本の枕木を止め金具の橋絡板部に掛渡し固定し、止め金具の脚板部を底板の間から屋内側の通気口に組み付けて天板の頂部を枕木にあてがい固定し、止め金具を基台として設置可能な装置本体を備え付けることにより、のし瓦を敷き込まない家屋の勾配屋根にも簡単な構造で確実に設置できる。
【0033】
それと共に、スペーサ板の各ストッパ片部を立ち壁板部の開口縁に掛け止め、スペーサ板の立付け板部を立ち壁板部の開口より天板の下端寄り板面と底板の板面との間に嵌め込み、天板の下端寄り板面をスペーサ板のあてがい板部に固定し、天板の下端部と底板の立ち壁板部との間に保つ所定の間隔を屋外側の通気口としてスペーサ板で間隔保持することから、屋外側の通気口をスペーサ板で間隔保持させて装置本体を簡単な構造で確実に設置するようにできる。
【0034】
本願の請求項2に係る家屋棟部用換気装置に依れば、天板の庇板部と底板の立ち壁板部との間に保つ所定の間隔を天板と底板との間の通気間隔よりも狭く底板の立ち壁板部よりも低位な屋外側の通気口としてスペーサ板で間隔保持することから、雨水を伴う風が上方から屋外側の通気口に向かっても、この風の侵入を通気間隔よりも狭い屋外側の通気口で少なく抑えられ、また、勾配屋根の下方から上方に向かう風についても前板部で上方に舞い上がらせられるから屋外側の通気口に流れ込むのを防げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る家屋棟部用換気装置の設置構造を示す説明図である。
【図2】 図1の家屋棟部用換気装置を構成する装置本体を示す平面図である。
【図3】 図1の家屋棟部用換気装置を構成する装置本体を示す横断面図である。
【図4】 図1の家屋棟部用換気装置を構成する止め金具を示す斜視図である。
【図5】 図1の家屋棟部用換気装置を構成する内囲い枠を部分的に示す斜視図である。
【図6】 図1の家屋棟部用換気装置を構成する内囲い枠,止め金具の取付構造を示す説明図である。
【図7】 図1の家屋棟部用換気装置を構成する枕木の取付構造を示す説明図である。
【図8】 図1の家屋棟部用換気装置を構成する装置本体の取付構造を示す説明図である。
【図9】 図1の家屋棟部用換気装置を覆う冠瓦の取付構造を示す説明図である。
【図10】 図1の家屋棟部用換気装置による換気経路を示す説明図である。
【符号の説明】
1 装置本体
10 天板
10d 天板の斜面板部
10e 天板の庇板部
11 底板
11a 底板の立ち壁板部
11b 底板の前板部
12,13 邪魔板
14 通気間隔
15 屋外側の通気口
16 屋外側の通気口
18 スペーサ板
18a スペーサ板の立付け板部
18b,18c スペーサ板のストッパ片部
18d スペーサ板のあてがい板部
2 止め金具
20a,20b 止め金具の足片部
21a,21b 止め金具の脚板部
22 止め金具の橋絡板部
3 枕木
F 棟部の換気口[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention comprises a top plate having a substantially umbrella-shaped cross section from a ridge portion of a sloped roof to both roof surfaces, and bottom plates on both sides opposed to each plate surface of the top plate with a predetermined ventilation interval, The ventilator of the building is installed so that the air vent of the building is aligned with the ventilation port of the building, the ventilation port of the building is covered with the plate surface of the top plate, and the indoor and outdoor air is taken in and out from the ventilation port of the building Is.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a ventilation device for a house building has a device body assembled from a front plate having a vent hole on the outdoor side, a top plate bent from the front plate so as to be opposed to each other with a ventilation interval, and a bottom plate. The support rails are fixed in the longitudinal direction of the plate surface, and the support plates of the bottom plate are fixed in the longitudinal direction of the plate surface with the bottom raised. Since it is sandwiched and held from above and below by a section, there has been proposed one that is installed so that indoor and outdoor air is taken in and out from the ventilation opening of the ridge (Patent Document 1).
[0003]
In the house building ventilation system, the roof tiles are sandwiched and held at both ends of the support bar across the ventilation opening of the building, so the main unit is installed in the building of the sloped roof. Therefore, the roof of a house that can be installed is limited to a sloped roof on which tiles are laid.
[0004]
In addition, for fixing nails of crown tiles that house the ventilation equipment for ridges, there are foot pieces that are fixed to the roof plate of the sloped roof, and standing walls that stand up from the foot pieces with a predetermined relative spacing. It consists of a plate part and a top plate part that extends between the upper ends of the standing wall plate part. A nail fastener has been proposed in which a pair of clamping claws that are spring-elastic can be provided on the standing wall plate (Patent Document 2).
[0005]
The nail fixing fixture for the roof tile is used to install the ventilation device for the ridge by fixing the top plate with a substantially umbrella-shaped cross section covering the ventilation opening of the ridge with the crown tile. For wearing, special nails with grooves or brazing around the axis are required.
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-7-233607 [Patent Document 2]
JP-A-8-82049
[Problems to be solved by the invention]
It is an object of the present invention to provide a ventilation device for a house building part that can reliably install the apparatus main body with a simple structure even on a sloped roof of a house where no roof tile is laid.
[0008]
In addition, an object of the present invention is to provide a house building ventilation device that can reliably prevent rainwater from entering the ventilation opening of the building along with outside air.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In the ventilation device for a house building part according to claim 1 of the present application, the foot plate portions on both sides, the leg plate portions rising from the respective foot piece portions and facing each other, and the bridge plate portion extending between the upper ends of the leg plate portions are flat-banded. It is equipped with a fastener formed by bending from a metal plate material of
Place the bridge plate so that it crosses the ridge of the sloped roof, place each leg plate on the ground of the sloped roof with the foot piece, and attach at least two fasteners side by side in the longitudinal direction of the vent. A book sleeper is fastened to the bridge plate part of the fastener, the fastener is assembled from the bottom plate to the indoor vent and the top of the top plate is fixed to the sleeper, and the fastener is installed as a base With a possible device body,
In addition, the standing plate portion having a U-shaped flat shape, the stopper pieces on both sides that are bent outward from the free end sides of the standing plate portion, and the fitting plate portion that overlaps the base portion of the standing plate portion are bent. A spacer plate formed
Bend the bottom plate closer to the lower end of the bottom plate and keep it at a predetermined distance from the lower end of the top plate, and the descending slope from the upper end of the standing wall plate to the lower end that can contact the roof tile An inclined front plate portion and a plurality of openings arranged in the longitudinal direction of the bottom plate on the plate surface of the standing wall plate portion,
Each stopper piece of the spacer plate is hooked on the opening edge of the standing wall plate portion, and the standing plate portion of the spacer plate is placed between the plate surface near the lower end of the top plate and the plate surface of the bottom plate from the opening of the standing wall plate portion. Insert the spacer plate as a vent on the outdoor side and fix the space between the bottom plate of the top plate and the standing wall plate of the bottom plate. It is configured by providing a device main body that holds the interval.
[0010]
In the ventilation device for a house building part according to
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, with reference to the accompanying drawings, the illustrated embodiment, the sheathing roof board B 1 the roof tile R 1 of the waveform as shown in FIG. 1, B 2 to laying, building a Kanmurikawara R 2 round In the sloped roof installed in the building, it is installed as a ventilation device for building ridges where indoor and outdoor air is taken in and out from the ventilation openings F of the ridges. The apparatus main body 1 is accommodated and arranged in the crown tile R 2 and is installed on both sides of the sloped roof because the gap generated in the undulating portion of the roof tile R 1 is filled with a caulking material C such as plaster. In FIG. 1, the substantially left half of the whole including the apparatus main body 1 is not shown.
[0012]
The ventilation device is configured to be installed in a roof ridge because the device main body 1, the
[0013]
The apparatus body 1 is assembled from a
[0014]
The
[0015]
As the
[0016]
A
[0017]
An
[0018]
The
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
The
[0022]
The
[0023]
When the above-described constituent members are provided, first, as shown in FIG. 6, the
[0024]
As shown in FIG. 7, the
[0025]
Before the or after attachment of the
[0026]
Finally, since the assembled plurality of Kanmurikawara R 2 in the longitudinal direction of the ridge portion as shown in Figure 9, may be positioned accommodated the entire apparatus inside the Kanmurikawara R 2. The crown roof tile R 2 covers the
[0027]
Thus, since the apparatus main body 1 that can be installed using the
[0028]
In the house building ventilation device, as shown in FIG. 10, outdoor air is taken from the outdoor
[0029]
When the outdoor air is taken in, the wind with rainwater is formed so that the outdoor-
[0030]
Even if the wind with rainwater enters the
[0031]
The above-described embodiment has been described based on the case of laying included construction of roof tile R 1 waveform, the flat slate plates and the like can also be applied to the insole included construction as roof tiles. When this flat plate is used as a roof tile, the
[0032]
【The invention's effect】
As described above, according to the ventilation device for a house building part according to claim 1 of the present application, one sleeper is spanned and fixed to the bridge plate part of the fastener, and the leg plate part of the fastener is interposed between the bottom plates. By attaching the top of the top plate to sleepers and fixing it to the indoor side vents, and by installing a device body that can be installed with a stopper as a base, it is easy even for sloped roofs of houses that do not lay roof tiles The structure can be installed reliably.
[0033]
At the same time, each stopper piece portion of the spacer plate is hooked on the opening edge of the standing wall plate portion, and the standing plate portion of the spacer plate is positioned closer to the lower end plate surface of the top plate and the plate surface of the bottom plate than the opening of the standing wall plate portion. The top plate close to the bottom plate is fixed to the spacer plate plate, and a predetermined gap maintained between the top plate and the bottom wall plate is used as the vent on the outdoor side. Since the gap is held by the spacer plate, it is possible to reliably install the apparatus main body with a simple structure by holding the outdoor-side vent hole with the spacer plate.
[0034]
According to the ventilation device for a house building part according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view showing an installation structure of a ventilation device for a house building according to the present invention.
2 is a plan view showing a device main body constituting the ventilation device for a house building shown in FIG. 1. FIG.
3 is a cross-sectional view showing a device main body constituting the ventilation device for a house building shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 4 is a perspective view showing a fastener that constitutes the house building ventilation device of FIG. 1;
5 is a perspective view partially showing an inner enclosure frame constituting the ventilation device for a house building shown in FIG. 1. FIG.
6 is an explanatory view showing a mounting structure of an inner frame and a fastener constituting the house building ventilation device of FIG. 1. FIG.
7 is an explanatory view showing an attachment structure of sleepers constituting the house building ventilation device of FIG. 1. FIG.
8 is an explanatory view showing a mounting structure of a device main body constituting the ventilation device for a house building shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 9 is an explanatory view showing a mounting structure of a crown tile that covers the ventilation device for a house building shown in FIG. 1;
10 is an explanatory view showing a ventilation path by the house building ventilation device of FIG. 1; FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Apparatus
Claims (2)
屋外側の通気口を天板と底板の下端寄りに形成し、屋内側の通気口を底板の上端寄りに形成し、屋内側の通気口を棟部の換気口に合せて棟部の換気口を天板の板面で覆い、棟部の換気口,屋外側の通気口により屋内外の空気を出入れ可能に設置する家屋棟部用換気装置において、
両側の足片部と、各足片部より立ち上がって相対する脚板部と、脚板部の上端間に亘る橋絡板部を平帯状の金属板材から折り曲げて形成した止め金具を備え、
橋絡板部を勾配屋根の棟部と交差させて配置し、各脚板部を足片部で勾配屋根の野地面に立て付けて少なくとも二つの止め金具を換気口の長手方向に並べて取り付け、一本の枕木を止め金具の橋絡板部に掛渡し固定し、止め金具を底板の間から屋内側の通気口に組み付けて天板の頂部を枕木にあてがい固定し、止め金具を基台として設置可能な装置本体を備え、
更に、平面コの字状を呈する立付け板部と、立付け板部の各自由端側より外向きに折れ曲がる両側のストッパ片部と、立付け板部の基部上に重なるあてがい板部を折り曲げて形成したスペーサ板を備え、
底板の下端寄り板面を折り曲げて天板の下端部と所定の間隔を保つ直立状の立ち壁板部と、立ち壁板部の上端側から屋根瓦に当接可能な下端部まで下り勾配に傾斜する前板部とを設けると共に、底板の長手方向に並べて複数個の開口を立ち壁板部の板面に設け、
スペーサ板の各ストッパ片部を立ち壁板部の開口縁に掛け止め、スペーサ板の立付け板部を立ち壁板部の開口より天板の下端寄り板面と底板の板面との間に嵌め込み、天板の下端寄り板面をスペーサ板のあてがい板部に固定し、天板の下端部と底板の立ち壁板部との間に保つ所定の間隔を屋外側の通気口としてスペーサ板で間隔保持した装置本体を備えてなることを特徴とする家屋棟部用換気装置。The top plate with a substantially umbrella-shaped cross section from the ridge part of the sloped roof to the roof surfaces on both sides, the bottom plate on both sides facing each plate surface of the top plate with a predetermined air gap, and each plate surface of the top plate and the bottom plate It is equipped with a device body assembled from a plurality of baffle plates standing alternately in the space of the ventilation interval alternately from
The outdoor side vent is formed near the lower end of the top plate and the bottom plate, the indoor side vent is formed near the upper end of the bottom plate, and the indoor side vent is aligned with the vent of the ridge. In the ventilation equipment for a house building, where indoor and outdoor air can be taken in and out by the ventilation opening of the building and the ventilation hole on the outdoor side,
Provided with fasteners formed by bending the foot plate portions on both sides, the leg plate portions rising from each foot piece portion and facing each other, and the bridge plate portion extending between the upper ends of the leg plate portions from a flat metal plate material,
Place the bridge plate so that it crosses the ridge of the sloped roof, place each leg plate on the ground of the sloped roof with the foot piece, and attach at least two fasteners side by side in the longitudinal direction of the vent. A book sleeper is fastened to the bridge plate part of the fastener, the fastener is assembled from the bottom plate to the indoor vent and the top of the top plate is fixed to the sleeper, and the fastener is installed as a base With a possible device body,
In addition, the standing plate portion having a U-shaped flat shape, the stopper pieces on both sides that are bent outward from the free end sides of the standing plate portion, and the fitting plate portion that overlaps the base portion of the standing plate portion are bent. A spacer plate formed
Bend the bottom plate closer to the lower end of the bottom plate and keep it at a predetermined distance from the lower end of the top plate, and the descending slope from the upper end of the standing wall plate to the lower end that can contact the roof tile An inclined front plate portion and a plurality of openings arranged in the longitudinal direction of the bottom plate on the plate surface of the standing wall plate portion,
Each stopper piece of the spacer plate is hooked on the opening edge of the standing wall plate portion, and the standing plate portion of the spacer plate is placed between the plate surface near the lower end of the top plate and the plate surface of the bottom plate from the opening of the standing wall plate portion. Insert the spacer plate as a vent on the outdoor side and fix the space between the bottom plate of the top plate and the standing wall plate of the bottom plate. A ventilation device for a house building characterized by comprising an apparatus main body which is maintained at intervals.
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