JP4399335B2 - Sewing cloth presser - Google Patents
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Description
本発明は、ミシンの布押さえ装置に係り、特にブラジャーのくるみ縫いミシンに適用される布押さえ装置に関する。 The present invention relates to a cloth presser for a sewing machine, and more particularly, to a cloth presser applied to a case sewing machine for a brassiere.
ブラジャーの縫製工程の中には、ベルトの両端部のそれぞれに係止部材及び当該係止部材が係止される被係止部材を縫い付けるくるみ縫い工程がある。くるみ縫い工程では、図11(a)に示すように、ホック101が予め固定された係止部材102が、身頃と呼ばれるベルトの一端部103に、左右下辺がジグザグ縫いされることでオカン104が縫製される。また、図11(b)に示すように、係止孔105が予め固定された被係止部材106が、ベルトの他端部107に、左右下辺がジグザグ縫いされることでメカン108が縫製される。つまり、くるみ縫い工程では、ベルトの一端部103と係止部材102との位置決め、ベルトの他端部107と被係止部材106との位置決めを確実に行わなければ、オカン104、メカン108の取付強度が保てなくなってしまう上に見栄えが悪くなってしまう。
The brassiere sewing process includes a case sewing process in which a locking member and a locked member to which the locking member is locked are sewn to both end portions of the belt. In the case of the case sewing process, as shown in FIG. 11 (a), the
ここで、従来のくるみ縫いミシンにおいては、ベルトの一端部103と係止部材102との位置決め、ベルトの他端部107と被係止部材106との位置決めて押さえる布押さえ装置が搭載されている。この布押さえ装置には、係止部材102若しくは被係止部材106を保持する保持板(位置決め板)が設けられており、この保持板で係止部材102若しくは被係止部材106を保持することで、これらの位置決めが行われる。ここで、係止部材102若しくは被係止部材106の下端部は、ベルトの一端部103及び他端部107を挟めるように、縫い付けられておらず開放している。この開放部分にベルトの一端部103及び他端部107を挟んで重ね合わせれば、くるみ縫い工程におけるベルトの一端部103と係止部材102との位置決め、ベルトの他端部107と被係止部材106との位置決めが完了されるようになっている(例えば、特許文献1、2参照)。
Here, the conventional case sewing machine is equipped with a cloth presser that positions and presses one
図12及び図13に示すくるみ縫いミシン200の布押さえ装置201であると、上述した保持板202は、下板203に嵌め込まれている。なお、保持板202と下板203とは、補助板230に支持されている。また、布押さえ装置201には、保持板202に支持され位置決めされた係止部材102若しくは被係止部材106を上方から押さえる部材押さえ204が昇降自在に設けられている。この部材押さえ204には、係止部材102を押さえるオカン用部材押さえと、被係止部材106を押さえるメカン用部材押さえとがあり、布押さえ装置201に対して交換できるように設けられている(図13ではメカン用部材押さえを例示)。さらに布押さえ装置201には、部材押さえ204によって押さえられた係止部材102若しくは被係止部材106をさらに押さえるための布押さえ206がある。この布押さえ206にも、係止部材102を押さえるオカン用押さえと、被係止部材106を押さえるメカン用押さえとがあり、布押さえ装置201に対して交換可能となっている(図13ではメカン用押さえを例示)。さらに、布押さえ装置201には係止部材102若しくは被係止部材106に重ね合わされたベルトの一端部103及び他端部107を押さえる補助押さえ207が設けられている。補助押さえ207は、布押さえ206近傍で回転自在に支持される基端部208と、H型部材からなる先端部209とを備えており、先端部209がベルトの上方に位置するまで回転してから、下降することでベルトの一端部103及び他端部107を押さえるようになっている。これら部材押さえ204、布押さえ206及び補助押さえ207は図示しないペダルなどのスイッチによって個別に昇降駆動するようになっている。
In the
ここで、係止部材用の押さえであるオカン用押さえ211と、被係止部材用の押さえであるメカン用押さえについてさらに詳細に説明する。なお、オカン用押さえとメカン用押さえとは、上述したようにそれぞれオカン用とメカン用の部材押さえと布押さえとが組み合わされて構成されている。従来のくるみ縫いミシンの押さえ装置には、図14(a)に示すオカン用押さえ211と、図14(b)に示すメカン用押さえ221とがある。
オカン用押さえ211には、図14(a)に示すように、昇降装置に固定される固定部212と、固定部212に連結されて昇降装置の昇降動作に連動することで、係止部材102を押さえるオカン用部材押さえ213とが備えられている。このオカン用部材押さえ213には、係止部材102のホック101が挿入される開口214が設けられている。この開口214内にホック101が挿入されるために、係止部材102が押さえられたときにホック101が破損することを防止している。さらに、オカン用部材押さえ213に押さえられた係止部材102を押さえるためのオカン用布押さえ215が設けられている。
Here, the
As shown in FIG. 14 (a), the
メカン用押さえ221には、図14(b)に示すように、昇降装置に固定される固定部222と、固定部222に連結されて昇降装置の昇降動作に連動することで、被係止部材106押さえるメカン用部材押さえ223とが備えられている。メカン用部材押さえ223には、被係止部材106の両側部を押さえるサイド用押さえ部224と、被係止部材106の先端部を押さえるトップ用押さえ部225とからなるメカン用布押さえ226が設けられている。これらのサイド用押さえ部224とトップ用押さえ部225は、略鋸歯状に形成されていて、くるみ縫いの際には針がサイド用押さえ部224とトップ用押さえ部225の鋸歯状部分の隙間に落ちることで、サイド用押さえ部224とトップ用押さえ部225と接触せずに縫製できるようになっている。
ところで、係止部材102、被係止部材106のサイズは、ブラジャーのサイズや種類などによって様々なものが用意されているが、従来の布押さえ装置であっては、いずれの係止部材102、被係止部材106であっても押さえられるように用意しなければならなかった。このため、種類やサイズが異なる度にそれぞれ専用の布押さえ206を準備する必要があり、場合によっては新たな布押さえの製作から始めなければならず、サイズの変更に迅速に対応できないばかりか、多数の布押さえの中から適応したサイズのものを選択する煩わしさや、そのためのミスも発生しやすく、作業効率が低下し、またコストも増大した。
By the way, various sizes of the
本発明の課題は、複数種類の押さえを準備しなくても、種類やサイズの異なる係止部材若しくは被係止部材の押さえを可能とすることで、作業効率を高めることである。 An object of the present invention is to increase work efficiency by enabling pressing of locking members or locked members of different types and sizes without preparing a plurality of types of pressers.
請求項1記載の発明におけるミシンの布押さえ装置は、
ブラジャーのベルトの一端部に取り付けられる係止部材及び前記ベルトの他端部に取り付けられる被係止部材を押さえる部材押さえを備え、
前記部材押さえは、
左右方向に延びる台座部と、前記台座部の表面と裏面に設けられた突起と、前記台座部の一端部から前後方向に沿って延在し、前記係止部材を押さえるための係止部材用押さえ部と、前記台座部の他端部から前後方向に沿って延在し、前記被係止部材を押さえるための被係止部材用押さえ部を有する一対の押さえ腕と、
前記一対の押さえ腕を支持して昇降すると共に、左右方向に沿って形成され前記突起が係合し、前記一対の押え腕を調節自在に支持する長穴を有する本体部とを備え、
前記本体部は、前記係止部材を押さえる場合には前記係止部材用押さえ部が前記係止部材に対向配置され、前記被係止部材を押さえる場合には前記被係止部材用押さえ部が前記被係止部材に対向配置されるように、前記一対の押さえ腕を切り替え自在に支持する支持部を備え、
前記係止部材を押さえる場合から前記被係止部材を押さえる場合に切り替える際、前記一対の押え腕の表裏を反転した後、前記一対の押え腕の左右を反対にして、前記支持部に装着させることを特徴としている。
The cloth presser device for a sewing machine according to the invention of
A locking member attached to one end of the belt of the brassiere, and a member presser that holds the locked member attached to the other end of the belt,
The member press is
A pedestal portion extending in the left-right direction, protrusions provided on the front and back surfaces of the pedestal portion, and a locking member that extends from one end of the pedestal portion along the front-rear direction and holds the locking member A pair of pressing arms having a pressing member, and a holding member pressing member that extends from the other end of the pedestal along the front-rear direction and holds the locking member;
When lifting by supporting the pair of presser arms together formed the projection engages along the lateral direction, and a body portion having a long hole for adjustably supporting said pair of presser arms,
When the main body portion presses the locking member, the locking member pressing portion is disposed opposite to the locking member, and when the main body portion presses the locked member, the locked member pressing portion is A support portion for switching the pair of pressing arms so as to be opposed to the locked member;
When switching from pressing the locking member to pressing the locked member, the front and back of the pair of presser arms are reversed, and the left and right sides of the pair of presser arms are reversed and attached to the support portion. It is characterized by that.
請求項1記載の発明によれば、係止部材を押さえる場合には係止部材用押さえ部が係止部材に対向配置され、被係止部材を押さえる場合には被係止部材用押さえ部が被係止部材に対向配置されるように、部材押さえの支持部が一対の押さえ腕を切り替え自在に支持しているので、係止部材用のオカン押さえと被係止部材用のメカン押さえとをそれぞれ準備する必要がなく、一種類の部材押さえによって係止部材及び被係止部材を押さえることができ、交換作業が簡略化されて作業効率を高めることができる。 According to the first aspect of the present invention, when pressing the locking member, the locking member pressing portion is arranged opposite to the locking member, and when pressing the locked member, the locked member pressing portion is Since the support part of the member presser supports the pair of presser arms so as to be arranged opposite to the locked member, the okan presser for the locking member and the mecan presser for the locked member are provided. There is no need to prepare each of them, and the locking member and the locked member can be pressed by one type of member pressing, so that the replacement work is simplified and the working efficiency can be improved.
請求項2記載の発明は、請求項1記載のミシンの布押さえ装置において、
前記部材押さえには、前記係止部材若しくは前記被係止部材の幅方向に沿って前記一対の押さえ腕の双方の間隔を調整する調整手段が設けられていることを特徴としている。
The invention according to
The member presser is characterized in that an adjusting means for adjusting the distance between the pair of presser arms along the width direction of the locking member or the locked member is provided.
請求項2記載の発明によれば、調整手段によって一対の押さえ腕の双方の間隔が幅方向に沿って調整されるので、係止部材若しくは被係止部材の種類により幅が異なっていたとしても、その都度最適な位置に一対の押さえ腕を調整することができる。これにより、部材押さえを交換しなくても一種類の部材押さえで複数サイズの係止部材若しくは被係止部材を押さえることができる。 According to the second aspect of the invention, since the distance between the pair of pressing arms is adjusted along the width direction by the adjusting means, even if the width differs depending on the type of the locking member or the locked member. In each case, the pair of pressing arms can be adjusted to an optimum position. Thereby, even if it does not replace | exchange a member holding | suppressing, the locking member or to-be-latched member of several sizes can be pressed down with one type of member pressing.
請求項3記載の発明は、請求項2記載のミシンの布押さえ装置において、
前記部材押さえに押さえられる前記係止部材若しくは前記被係止部材に対向する位置に、前記幅方向に沿って刻まれた目盛りを備えることを特徴としている。
The invention according to
A scale engraved along the width direction is provided at a position facing the locking member or the locked member pressed by the member press.
請求項3記載の発明によれば、幅方向に沿って刻まれた目盛りが、係止部材若しくは前記被係止部材に対向する位置に備えられているので、この目盛りを目安にして一対の押さえ腕双方の間隔を調整できる。したがって、一対の押さえ腕の調整を容易に行うことができる。 According to the third aspect of the present invention, since the scale engraved along the width direction is provided at a position facing the locking member or the locked member, the pair of pressers with the scale as a guide. The distance between both arms can be adjusted. Therefore, the pair of pressing arms can be easily adjusted.
本発明によれば、複数種類の押さえを準備しなくても、一種類の部材押さえによって係止部材及び被係止部材を押さえることができる。このように押さえの種類変更が不要になれば、交換作業が簡略化されて作業効率を高めることができる。
特に、係止部材若しくは被係止部材の種類により幅が異なっていたとしても、その都度最適な位置に一対の押さえ腕双方の間隔を調整できるために、係止部材若しくは被係止部材のサイズに対応して部材押さえを交換しなくても複数サイズの係止部材若しくは被係止部材を押さえることができ、さらに作業効率を高めることが可能となる。
According to the present invention, the locking member and the locked member can be pressed by one type of member pressing without preparing a plurality of types of pressing. If it is not necessary to change the type of the presser in this way, the replacement work is simplified and the work efficiency can be improved.
In particular, even if the width varies depending on the type of the locking member or the locked member, the distance between the pair of pressing arms can be adjusted to the optimum position each time. Accordingly, a plurality of sizes of locking members or locked members can be pressed without replacing the member presser, and the working efficiency can be further increased.
以下、本実施形態に係るミシンの布押さえ装置について図を参照しながら説明する。この布押さえ装置1は、くるみ縫いミシンに搭載されており、ブラジャーのベルトの一端部103と係止部材102との位置決め、ベルトの他端部107と被係止部材106との位置決めを行う位置決めを行う(図11参照)。
Hereinafter, a cloth presser device for a sewing machine according to the present embodiment will be described with reference to the drawings. The
図1及び図2に示すように布押さえ装置1には、基台となる下板2がくるみ縫いミシンに固定されるように設けられている。下板2の前端部21には、図示しないくるみ縫いミシンの針板を臨む開口部22が設けられている。これにより、ブラジャーのベルトの両端部103,107や、係止部材102、被係止部材106を、開口部22を介して針板上に載置できるようになっている。また、開口部22よりも前方にあたる上端面23及び後方にあたる上端面24には、位置決めの基準となるために左右方向に沿って刻まれた目盛り25,26が設けられている。これらの目盛り25,26は互いの目盛り線がそれぞれ対応するように平行に配置されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
また、開口部22の両側方にあたる下板2の上端面27,28には、水平方向に沿って開口部22の内側で伸縮するシリンダロッド3a,4aを備えたサイドガイド用シリンダ3,4と、サイドガイド用シリンダ3,4を下板2に固定する固定部31,41とが設けられている。固定部31,41にはサイドガイド用シリンダ3,4を支持して下板2にネジ止めされる支持板311,411が備えられている。この支持板311,411にはサイドガイド用シリンダ3,4の伸縮方向(図における左右方向)に沿う長孔312,412が形成されていて、この長孔312,412にネジ32,42が貫通されてから下板2にネジ止めされるようになっている。つまり、ネジ32,42をゆるめれば、長孔312,412の長さ分だけ、サイドガイド用シリンダ3,4を伸縮方向に沿って移動して、シリンダロッド3a,4a双方の間隔を調整することができるようになっている。
Further,
また、開口部22内には、サイドガイド用シリンダ3,4にそれぞれ接続されて連動する一対のサイドガイド5,6が配置されている。サイドガイド用シリンダ3,4のシリンダロッド3a,4aの最長時における一対のサイドガイド5,6の間隔は、上述したサイドガイド用シリンダ3,4の間隔の調整により、位置決めされる係止部材102若しくは被係止部材106の幅と同じになるように設定することができる。これにより、サイドガイド用シリンダ3,4のシリンダロッド3a,4aの最長時に係止部材102若しくは被係止部材106を前方から一対のサイドガイド5,6の間に進入させることが可能となる。この進入時においては、係止部材102若しくは被係止部材106は両側面を一対のサイドガイド5,6に当接させながら進入するようになっている。この際、係止部材102若しくは被係止部材106に対向する位置に目盛り25,26が位置することになる。そして、進入後には、一対のサイドガイド5,6が係止部材102若しくは被係止部材106に最も接近していることになり、サイドガイド用シリンダ3,4によって一対のサイドガイド5,6双方の間隔が広がれば離間することになる。つまり、サイドガイド用シリンダ3,4のシリンダロッド3a,4aによって一対のサイドガイド5,6は係止部材102若しくは被係止部材106に対し接離自在となっている。
In the
サイドガイド5,6について詳細に説明すると、一対のサイドガイド5,6には、水平な水平部51,61と、水平部51,61の外側端部から上方に向けて垂直に延出して、サイドガイド用シリンダ3,4のシリンダロッド3a,4aの先端に設けられたブロック体3b,4bにネジ止めされる垂直部52,62とが設けられている。
水平部51,61には、垂直部52,62が延出する長板状の基板511,611と、基板511,611の後端部から内側に向けて延出する第1延出板512,612と、第1延出板512,612に平行になるように基板511,611の前端部から内側に向けて延出する第2延出板513,613とが設けられている。第1延出板512,612の内側面514,614と第2延出板513,613の内側面515,615とは前後方向に沿ってそれぞれ面一となるように形成されている。この第1延出板512,612の内側面514,614及び第2延出板513,613の内側面515,615が、係止部材102若しくは被係止部材106の両側面に当接することで、係止部材102若しくは被係止部材106の左右方向(幅方向)の位置決めを行うようになっている。
The side guides 5 and 6 will be described in detail. In the pair of side guides 5 and 6, the horizontal
The
水平部51,61の第1延出板512,612には、一対のサイドガイド5,6に挟まれた係止部材102若しくは被係止部材106の位置を決めて押さえる第1規制部材7,8が設けられている。第1規制部材7,8には、第1延出板512,612にネジ止めされるネジ止め部71,81が設けられている。ネジ止め部71,81には、前後方向に沿う長孔711,811が形成されていて、この長孔711,811にネジ72,82が貫通されてから第1延出板512,612にネジ止めされるようになっている。つまり、ネジ72,82をゆるめれば、長孔711,811の長さ分だけ、第1規制部材7,8を前後方向に沿って移動させることができるようになっている。また、ネジ止めされることで第1規制部材7,8とサイドガイド5,6とは一定的に固定されている。
ネジ止め部71,81の前半部分は、その内側面712,812が第1延出板512,612の内側面514,614と面一になっているが、ネジ止め部71,81の後半部分は前半部分よりも内側に張り出している。この張り出し部713,813の前端部には、垂直になるように下方に向けて延出するストッパ714,814と、ストッパ714,814の内側で斜め上方に傾くように前方に延出する第1防止部715,815とが設けられている。
On the first extending
The front half portions of the screwing
水平部51,61の第2延出板513,613には、図1に示すように、一対のサイドガイド5,6に挟まれた被係止部材106を押さえる第2規制部材716,816が設けられている。第2規制部材716,816には、第2延出板513,613にネジ止めされるネジ止め部717,817が設けられている。ネジ止め部717,817には、図示しない貫通孔が形成されていて、この貫通孔にネジ73,83が貫通されてから第2延出板513,613にネジ止めされるようになっている。このように、ネジ止めされることで第2規制部材716,816とサイドガイド5,6とは一定的に固定されている。また、ネジ止め部717,817には、第2延出板513,613よりも内側に張り出して、斜め上方に傾くように前方に延出する第2防止部718,818が設けられている。
As shown in FIG. 1,
図3に示すように、第1規制部材7,8の第1防止部715,815と、第2規制部材716,816の第2防止部718,818とは、平行に斜め上方に傾いている。この角度αは水平面から例えば45度に設定されている。ここで、ストッパ714,814の長さLは、下板2の下方に位置する図示しないくるみ縫いミシンの針板と干渉しない長さに設定されている。また、針板と第1防止部715,815との間隔及び針板と第2防止部718,818の間隔は、係止部材102及び被係止部材106の進入が可能なように、係止部材102及び被係止部材106の厚みよりも大きく設定されている。
そして、針板に沿いながら一対のサイドガイド5,6の間に係止部材102若しくは被係止部材106が進入してくると、先ず係止部材102若しくは被係止部材106の先端は、第2防止部718,818の下面(当接面)718a,818aに当接してから、第1防止部715,815の下面(当接面)715a,815aに当接し、その後ストッパ714,814に当接するようになっている。
As shown in FIG. 3, the
When the locking
ここで、本実施形態では、被係止部材106の先端がストッパ714,814に当接した際に、被係止部材106の開放部分の付け根近傍に、第2防止部718,818が位置するように配置されている。これにより、被係止部材106の開放部分でベルトの他端部107を挟むときにスムーズに開放部分を開くことができる。
なお、係止部材102の先端がストッパ714,814に当接した際に、係止部材102の開放部分の付け根近傍に、第2防止部718,818が位置するように配置されていてもよい。
Here, in this embodiment, when the front end of the locked
It should be noted that the
次に図1及び図2に示すように下板2の後端部上方には、下板2と平行なベース板9がくるみ縫いミシンに固定されるように設けられている。このベース板9には、係止部材102にセットされたベルトの一端部103若しくは被係止部材106にセットされたベルトの他端部107を押さえる補助押さえ91が設けられている。補助押さえ91には、伸縮自在な補助押さえ用シリンダ92と、補助押さえ用シリンダ92をベース板9に固定する固定部93と、補助押さえ用シリンダ92の伸縮運動を回転運動に変換する変換部94と、変換部94の回転運動を基に回転する回転軸95と、回転軸95を中心に回転することで下板2の上端面23若しくは針板に昇降・接離する補助押さえ部96とが設けられている。この補助押さえ部96が下板2の上端面23若しくは針板に向かって下降接近することで、上端面23若しくは針板上に載置されたベルトの両端部103,107が押さえられるようになっている。補助押さえ部96は、前後方向に移動自在となるように回転軸95に固定されている。ベルトの他端部103を押さえる場合は補助押さえ91を後方へ移動させ固定し、下板補助板98と補助押さえ部96とで押さえるようになっている。
Next, as shown in FIGS. 1 and 2, a
下板2の中央部上方には、一対のサイドガイド5,6によって位置決めされた係止部材102若しくは被係止部材106を押さえる部材押さえ13が設けられている。この部材押さえ13は、上下方向に伸縮する部材押さえ用シリンダ11によって昇降されるようになっている(図7参照)。部材押さえ13には、図1及び図2に示すように部材押さえ用シリンダ11に連結されて昇降する本体部131と、本体部131に切り替え自在に支持されて係止部材102若しくは被係止部材106を押さえるための一対の押さえ腕132a,132bと、本体部131及び一対の押さえ腕132a,132bを固定する固定ネジ30とが設けられている。
Above the central portion of the
本体部131の中央部には、図4に示すように部材押さえ用シリンダ11に連結される一対の連結部133a,133bが立設している。また、本体部131には、一対の押さえ腕132a,132bを支持する支持部としての支持腕135が連結部133a,133bの下方に設けられている。この支持腕135には左右方向に沿う一対の長孔134a,134bが直線状に配置されている。
As shown in FIG. 4, a pair of connecting
一対の押さえ腕132a,132bには、図5(a),(b)に示す通り、左右方向に沿って本体部131に重なる台座部144a,144bが設けられている。この台座部144a,144bの表面及び裏面には、本体部131の長孔134a,134bに挿入されるそれぞれ2つの突起(図5(a)における表面側の突起に136a,136bの符号を,裏面側(図5(b)における表面側)の突起に137a,137bの符号を付す。)と、これら2つの突起136a,137a,136b,137bの略中間で固定ネジ30が螺合されるネジ孔138a,138bとが左右方向に沿って並ぶように設けられている。これら2つの突起136a,137a,136b,137bの幅H1は、本体部131の長孔134a,134bの長さH2よりも短く設定されているために、2つの突起136a,137a,136b,137bが長孔134a,134bに挿入された状態であっても、左右方向に移動することが可能になっている。
As shown in FIGS. 5A and 5B, the pair of pressing
台座部144a,144bの一端部には、前後方向に沿って延在する第1延在部139a,139bが設けられている。この第1延在部139a,139bは、基端側が傾斜していて、先端側が台座部144a,144bと平行になっている。この平行な部分が、係止部材102を押さえるための係止部材用押さえ部140a,140bである。この係止部材用押さえ部140a,140bには、係止部材102のホック101を覆うための凹部141a,141bが設けられている。
First extending
一方、台座部144a,144bの他端部には、第1延在部139a,139bとは逆向きに前後方向に沿って延在する第2延在部142a,142bが設けられている。この第2延在部142a,142bは、基端側が第1延在部139a,139bの傾斜部分と平行に傾斜していて、先端側が台座部144a,144bと平行になっている。この平行な部分が、被係止部材106を押さえるための被係止部材用押さえ部143a,143bである。この被係止部材用押さえ部143a,143bは平らに形成されている。
On the other hand, second extending
例えば、係止部材102を押さえる場合には、図6(a)に示す通り係止部材用押さえ部140a,140bを前方に位置させて、被係止部材用押さえ部143a,143bを後方に位置させる。その後、一対の押さえ腕132a,132bの表面側の突起136a,136bを本体部131の長孔134a,134bに挿入してから、固定ネジ30をネジ孔138a,138bに螺合することで、一対のサイドガイド5,6に挟まれた係止部材102に対して係止部材用押さえ部140a,140bが対向配置されるので、係止部材102の押さえが可能な位置に一対の押さえ腕132a,132bが設置されることになる。
For example, when pressing the locking
一方、被係止部材106を押さえる場合には、図6(a)の状態から固定ネジ30を外して一対の押さえ腕132a,132bを台座部144a,144bの長手方向に沿う直線を中心に係止部材用押さえ部140a,140bと、被係止部材用押さえ部143a,143bとがそれぞれ前後入れ替わるように反転させるとともに、押さえ腕132a,132bを本体部131の長孔134a,134bに対してそれぞれ入れ換えることで、図6(b)に示す通り被係止部材用押さえ部143a,143bを前方に位置させて、係止部材用押さえ部140a,140bを後方に位置させる。その後、一対の押さえ腕132a,132bの裏面側の突起137a,137bを本体部131の長孔134b,134aのそれぞれに挿入し、固定ネジ30をネジ孔138b,138aに螺合することで、一対のサイドガイド5,6に挟まれた被係止部材106に対して被係止部材用押さえ部143a,143bが対向配置されるので、被係止部材106の押さえが可能な位置に一対の押さえ腕132a,132bが切り替えられて設置されることになる。
On the other hand, when pressing the
そして、図6(a),(b)のいずれの状態においても、固定ネジ30をゆるめれば一対の押さえ腕132a,132bを移動させることができるが、移動時には、それぞれの2つの突起136a,137a,136b,137b及び固定ネジ30が本体部131の長孔134a,134bによって案内されるので、一対の押さえ腕132a,132bは左右方向に沿う双方の間隔が調整できるようになっている。つまり、2つの突起136a,137a,136b,137b、長孔134a,134b及び固定ネジ30が本発明に係る調整手段である。
6 (a) and 6 (b), the pair of pressing
次に、布押さえ装置1の主制御構成について図7を参照にしながら説明する。図7に示すように、布押さえ装置1には、各駆動部を制御する制御部12が設けられている。制御部12には、部材押さえ用シリンダ11を駆動させる部材押さえ用スイッチ14と、補助押さえ用シリンダ92を駆動させる補助押さえ用スイッチ15と、位置決めの完了を伝える縫製開始スイッチ16と、サイドガイド用シリンダ3,4と、補助押さえ用シリンダ92と、部材押さえ用シリンダ11と、がI/Oポート17を介して電気的に接続されている。また、制御部12には、記憶部18と、メモリスイッチ19と、くるみ縫いミシン300の主軸モータドライバ301と、X/Yモータドライバ302とが電気的に接続されている。そして、制御部12は、記憶部18中に書き込まれている制御プログラムや制御データに従い各種機器を制御するようになっている。
Next, the main control configuration of the
以下、本実施形態の布押さえ装置の作用について説明する。 Hereinafter, the operation of the cloth presser of the present embodiment will be described.
先ず、ベルトの一端部103と係止部材102とを縫製する場合、作業者は図2及び図6(a)に示すように、部材押さえ13における一対の押さえ腕132a,132bの係止部材用押さえ部140a,140bを前方に位置させる。この際、固定ネジ30をゆるめておいて、一対の押さえ腕132a,132bの左右方向への調整が可能な状態にしておく。目盛り25,26が、部材押さえ13によって押さえられる係止部材102に対向する位置に配置されているので、この目盛り25,26を基にして、これから縫い付けられる係止部材102の幅に合うように、一対の押さえ腕132a,132bの幅方向の位置を調整する。なお、この調整では係止部材102のホック101が、凹部141a,141bによって覆われるようにしなければならない。これにより、ホック101が押さえ腕132a,132bにぶつかって破損することを防止できる。
First, when the one
また、作業者は図2に示すように第2規制部材716,816をサイドガイド5,6から取り外しておき、さらに補助押さえ91の補助押さえ部96をベルトの一端部103の押さえが可能な位置まで移動させておく。その後、作業者はこれから縫い付けられる係止部材102を基に、一対のサイドガイド5,6の間隔及びストッパ714,814の位置を調整する。
Further, as shown in FIG. 2, the operator removes the second restricting
一対のサイドガイド5,6の間隔調整時においては、作業者は係止部材102の幅に合う目盛り25,26の目盛り線上に、第1延出板512,612の内側面514,614及び第2延出板513,613の内側面515,615が位置するように、サイドガイド用シリンダ3,4を伸縮方向に移動させる。なお、この間隔調整時においてはサイドガイド用シリンダ3,4の各シリンダロッド3a,4aが最も伸びた状態(最長時)になっている。
一方、ストッパ714,814の位置調整時においては、作業者は縫製時の係止部材102の先端にストッパ714,814が位置するように第1規制部材7,8を前後方向に移動させる。
At the time of adjusting the distance between the pair of side guides 5 and 6, the operator places the inner side surfaces 514 and 614 of the
On the other hand, when adjusting the positions of the
調整が完了すると、作業者は、係止部材102を前方からくるみ縫いミシン300の針板に沿わせながら、サイドガイド用シリンダ3,4のシリンダロッド3a,4aの最長時における一対のサイドガイド5,6の間に進入させる。ここで、本実施形態の係止部材102は、被係止部材106の先端から開放部分の付け根までの長さよりも短いために、サイドガイド5,6における第2延出板513,613の内側面515,615に当接させながら進入させなくとも、サイドガイド5,6における第1延出板512,612の内側面514,614だけに当接させながら進入させることが可能である。この進入時には、係止部材102の先端が第1防止部715,815の下面715a,815aに当接してから、ストッパ714,814に当接するので、作業者は係止部材102とストッパ714,814との当接が確認されたら進入を停止させる。これで、係止部材102の位置決めが完了する。
When the adjustment is completed, the operator sets the pair of side guides 5 at the longest time of the
係止部材102が位置決めされると、作業者は係止部材102の開放部分にベルトの一端部103を挟んで重ね合わせてから、部材押さえ用スイッチ14を操作する。この際、第1防止部715,815は係止部材102の上面に当接しているので、係止部材102の浮き上がりを防止している。この操作に基づいて制御部12は、部材押さえ用シリンダ11を駆動させて、一対の押さえ腕132a,132bの係止部材用押さえ部140a,140bが係止部材102の先端部を押さえるまで部材押さえ13を下降させる。
When the locking
そして作業者は、補助押さえ用スイッチ15を操作する。この操作に基づいて制御部12は、補助押さえ用シリンダ92を駆動させて、補助押さえ91の補助押さえ部96がベルトの一端部103を押さえるまで、回転軸95を回転させる。これにより、図2に示すように係止部材102が一対のサイドガイド5,6に挟まれた状態で、係止部材102は部材押さえ13に押さえられるとともに、ベルトの一端部103は補助押さえ91におさえられる。
Then, the operator operates the auxiliary
このように、係止部材102及びベルトの一端部103が押さえられて固定されると、縫製を開始するために作業者は縫製開始スイッチ16を操作する。この操作に基づいて制御部12は、くるみ縫いミシン300の主軸モータドライバ301及びX/Yモータドライバ302に縫製開始の指示を与えるとともに、サイドガイド用シリンダ3,4のシリンダロッド3a,4aを収縮させる。サイドガイド用シリンダ3,4が収縮されると、この収縮に伴って図8に示すようにサイドガイド5,6が外側へと水平に沿って移動することになる。つまり、第1規制部材7,8も水平に沿って移動するために、ストッパ714,814及び第1防止部715,815の垂直方向の位置は維持された状態で、サイドガイド5,6は退避する。これにより、サイドガイド5,6がくるみ縫いの邪魔になることなく、係止部材102及びベルトの一端部103を縫製できる。
As described above, when the locking
次に、ベルトの他端部107と被係止部材106とを縫製する場合について説明する。この場合、作業者は図9及び図6(b)に示すように、部材押さえ13における一対の押さえ腕132a,132bの被係止部材用押さえ部143a,143bを前方に位置させる。この際、固定ネジ30をゆるめておいて、一対の押さえ腕132a,132bの左右方向への調整が可能な状態にしておき、目盛り25,26を基にして、これから縫い付けられる被係止部材106の幅に合うように、一対の押さえ腕132a,132bの幅方向の位置を調整する。なお、この調整では被係止部材106の係止孔105の側方に被係止部材用押さえ部143a,143bが位置するように調整する。
Next, a case where the
また、作業者は図9に示すように第2規制部材716,816をサイドガイド5,6に取り付けておき、さらに補助押さえ91の補助押さえ部96をベルトの他端部107の押さえが可能な位置まで移動させておく。その後、作業者はこれから縫い付けられる被係止部材106を基に、係止部材102の場合と同様の手順で、一対のサイドガイド5,6の間隔及びストッパ714,814の位置を調整する。
Further, as shown in FIG. 9, the operator can attach the second restricting
調整が完了すると、作業者は、被係止部材106を前方からくるみ縫いミシン300の針板に沿わせながら、サイドガイド用シリンダ3,4の最長時における一対のサイドガイド5,6の間に進入させる。ここで、被係止部材106は、サイドガイド5,6における第2延出板513,613の内側面515,615及び第1延出板512,612の内側面514,614を当接させながら進入させる。この進入時には、係止部材102の先端が、第2防止部718、818の下面718a,818aに当接してから、第1防止部715,815の下面715a,815aに当接し、その後ストッパ714,814に当接するので、作業者は被係止部材106とストッパ714,814との当接が確認されたら進入を停止させる。これで、被係止部材106の位置決めが完了する。
When the adjustment is completed, the operator moves between the pair of side guides 5 and 6 at the longest time of the
被係止部材106が位置決めされると、作業者は被係止部材106の開放部分にベルトの他端部107を挟んで重ね合わせてから、部材押さえ用スイッチ14を操作する。この際、第1防止部715,815及び第2防止部718,818は、被係止部材106の上面に当接しているので、被係止部材106の浮き上がりを防止している。この操作に基づいて制御部12は、部材押さえ用シリンダ11を駆動させて、一対の押さえ腕132a,132bの係止部材用押さえ部143a,143bが被係止部材106の先端部を押さえるまで部材押さえ13を下降させる。
When the locked
そして作業者は、補助押さえ用スイッチ15を操作する。この操作に基づいて制御部12は、補助押さえ用シリンダ92を駆動させて、補助押さえ91の補助押さえ部96がベルトの他端部107を押さえるまで、回転軸95を回転させる。これにより、図9に示すように被係止部材106が一対のサイドガイド5,6に挟まれた状態で、被係止部材106は部材押さえ133に押さえられるとともに、ベルトの他端部107は補助押さえ91におさえられる。
Then, the operator operates the auxiliary
このように、被係止部材106及びベルトの他端部107が押さえられて固定されると、縫製を開始するために作業者は縫製開始スイッチ16を操作する。この操作に基づいて制御部12は、くるみ縫いミシン300の主軸モータドライバ301及びX/Yモータドライバ302に縫製開始の指示を与えるとともに、サイドガイド用シリンダ3,4を収縮させる。サイドガイド用シリンダ3,4が収縮されると、この収縮に伴って図10に示すようにサイドガイド5,6が外側へと移動することになる。つまり、第1規制部材7,8及び第2規制部材716,816も水平に沿って移動するために、ストッパ714,814、第1防止部715,815及び第2防止部718,818の垂直方向の位置は維持された状態で、サイドガイド5,6は退避する。これにより、くるみ縫いの際の針の上下動に対して、サイドガイド5,6が邪魔になることなく、被係止部材106及びベルトの他端部107を縫製できる。
Thus, when the locked
以上のように、本実施形態の布押さえ装置1によれば、係止部材102を押さえる場合には係止部材用押さえ部140a,140bが係止部材102に対向配置され、被係止部材106を押さえる場合には被係止部材用押さえ部143a,143bが被係止部材106に対向配置されるように、部材押さえ13の本体部131が一対の押さえ腕132a,132bを切り替え自在に支持しているので、複数種類の押さえを準備しなくても、一種類の部材押さえ13によって係止部材102及び被係止部材106を押さえることができる。このように複数種類の押さえの準備や選択が不要になれば、準備作業が簡略化されて作業効率を高めることができる。さらに、多数の部材押さえを準備するためのコストも低減できる。
As described above, according to the
さらに、2つの突起136a,137a,136b,137b、長孔134a,134b及び固定ネジ30からなる調整手段によって一対の押さえ腕132a,132bが左右方向(幅方向)に沿って調整されるので、係止部材102若しくは被係止部材106の種類により幅が異なっていたとしても、その都度最適な位置に一対の押さえ腕132a,132bを調整することができる。これにより、部材押さえ13を交換しなくても複数サイズの係止部材102若しくは被係止部材106を押さえることができる。
そして、左右方向に沿って刻まれた目盛り25,26が、係止部材102若しくは被係止部材106に対向する位置に備えられているので、この目盛り25,26を目安にして一対の押さえ腕132a,132bを調整できる。したがって、一対の押さえ腕132a,132bの調整を容易に行うことができる。
Further, since the pair of pressing
Since the
なお、本発明は上記実施形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
本実施形態では、調整手段が、2つの突起136a,137a,136b,137b、長孔134a,134b及び固定ネジ30からなる場合を例示して説明したが、一対の押さえ腕132a,132bを左右方向に沿って調整できるのであればこれに限定されず、例えば本体部131及び一対の押さえ腕132a,132bの一方に左右方向に沿う溝を形成し、他方に前記溝に係合する凸部を設ければ、凸部が溝に沿うように案内されるために、一対の押さえ腕132a,132bを左右方向に沿って調整することが可能となる。
Of course, the present invention is not limited to the above-described embodiment and can be modified as appropriate.
In the present embodiment, the case where the adjusting means includes the two
また、本実施形態では、2つの突起136a,137a,136b,137bが本体部131の表裏面に一体となるように設けられているが、例えば、2つの突起136a,136bに雄ネジを切って、本体部131の表裏面にも雌ネジを切っておけば、突起136a,136bと本体部131との着脱が自在に行えるようになる。こうしておけば本体部131の表裏面の一方にのみ突起136a,136bを取り付けておいても、その面から突起136a,136bを取り外して他方の面に取り付けることが可能となる。
In this embodiment, the two
1 布押さえ装置
13 部材押さえ
25,26 目盛り
30 固定ネジ(調整手段)
102 係止部材
103 ベルトの一端部
106 被係止部材
107 ベルトの他端部
131 本体部
132a,132b 押さえ腕
134a,134b 長孔(調整手段)
135 支持腕(支持部)
136a,137a,136b,137b 突起(調整手段)
140a,140b 係止部材用押さえ部
143a,143b 被係止部材用押さえ部
DESCRIPTION OF
DESCRIPTION OF
135 Support arm (support part)
136a, 137a, 136b, 137b Protrusion (adjustment means)
140a, 140b Locking
Claims (3)
前記部材押さえが、
左右方向に延びる台座部と、前記台座部の表面と裏面に設けられた突起と、前記台座部の一端部から前後方向に沿って延在し、前記係止部材を押さえるための係止部材用押さえ部と、前記台座部の他端部から前後方向に沿って延在し、前記被係止部材を押さえるための被係止部材用押さえ部を有する一対の押さえ腕と、
前記一対の押さえ腕を支持して昇降すると共に、左右方向に沿って形成され前記突起が係合し、前記一対の押え腕を調節自在に支持する長穴を有する本体部とを備え、
前記本体部は、前記係止部材を押さえる場合には前記係止部材用押さえ部が前記係止部材に対向配置され、前記被係止部材を押さえる場合には前記被係止部材用押さえ部が前記被係止部材に対向配置されるように、前記一対の押さえ腕を切り替え自在に支持する支持部を備え、
前記係止部材を押さえる場合から前記被係止部材を押さえる場合に切り替える際、前記一対の押え腕の表裏を反転した後、前記一対の押え腕の左右を反対にして、前記支持部に装着させることを特徴とするミシンの布押さえ装置。 A locking member attached to one end portion of the belt of the brassiere, and a member pressing member that presses the locked member attached to the other end portion of the belt,
The member presser
A pedestal portion extending in the left-right direction, protrusions provided on the front and back surfaces of the pedestal portion, and a locking member that extends from one end of the pedestal portion along the front-rear direction and holds the locking member A pair of pressing arms having a pressing member, and a holding member pressing member that extends from the other end of the pedestal along the front-rear direction and holds the locking member;
When lifting by supporting the pair of presser arms together formed the projection engages along the lateral direction, and a body portion having a long hole for adjustably supporting said pair of presser arms,
When the main body portion presses the locking member, the locking member pressing portion is disposed opposite to the locking member, and when the main body portion presses the locked member, the locked member pressing portion is A support portion for switching the pair of pressing arms so as to be opposed to the locked member;
When switching from pressing the locking member to pressing the locked member, the front and back of the pair of presser arms are reversed, and the left and right sides of the pair of presser arms are reversed and attached to the support portion. sewing machine presser foot and wherein the.
前記部材押さえには、前記係止部材若しくは前記被係止部材の幅方向に沿って前記一対の押さえ腕の双方の間隔を調整する調整手段が設けられていることを特徴とするミシンの布押さえ装置。 The cloth presser device for a sewing machine according to claim 1,
A sewing machine cloth presser characterized in that the member presser is provided with an adjusting means for adjusting the distance between the pair of presser arms along the width direction of the locking member or the locked member. apparatus.
前記部材押さえに押さえられる前記係止部材若しくは前記被係止部材に対向する位置に、前記幅方向に沿って刻まれた目盛りを備えることを特徴とするミシンの布押さえ装置。 The cloth presser device for a sewing machine according to claim 2,
A cloth presser device for a sewing machine, comprising a scale engraved along the width direction at a position facing the locking member or the locked member pressed by the member presser.
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