JP4399199B2 - Regenerative heat exchanger structure of gas turbine - Google Patents

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裕 岩井
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスタービンの排気と圧縮機からの圧縮空気との熱交換によって圧縮空気を予熱させるのに最適な再生熱交換器構造に関し、さらに詳しくは、熱交換コア部の構造は簡易であるが、エネルギー変換効率に優れるとともに、組立時の施工性や使用時の耐久性も良好なガスタービンの再生熱交換器構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年における、中型および小型発電設備を多数に分散させて設置する分散型エネルギーシステムの拡充にともない、中小規模の分散電源または非常用自家発電装置として、ガスタービン発電装置が見直され、実用化されている。ガスタービンは、他の内燃機関に比べて簡易な構造で量産可能であり、また保守点検が容易である等の利点を有している。
【0003】
通常、中小型ガスタービン発電装置は、トータルの発電効率を向上させるため、一軸式の再生サイクルガスタービンの装置構成を採用している。具体的には、圧縮機、タービンおよび発電機が一軸に配置され、燃焼器から供給される燃焼ガスはタービンを回転させると同時に、同軸で連結される圧縮機および発電機の動力源となる。
【0004】
このとき、燃焼ガスエネルギーの損失を低減させるため、タービンを回転させた燃焼ガスは、圧縮機で加圧された空気と熱交換を行い、エネルギー変換効率を確保できるようにしている。すなわち、ガスタービンからの排出ガスが保有している熱エネルギーを用いて、ガスタービンの燃焼器用の燃焼空気を予熱し、熱エネルギーの電気エネルギーへの変換効率の向上を図っている。
【0005】
このため、ガスタービンの排出ガスと圧縮空気との間で熱交換を行う再生熱交換器が必要であり、その性能がガスタービンの性能に大きく影響することになる。したがって、新たなガスタービンの設計に際し、高性能な再生熱交換器、すなわち、小さな温度差で有効な熱交換ができ、その内部をガスタービンの排出ガスと圧縮空気とが流通するときに、圧力損失が小さい再生熱交換器の開発が要請されている。
【特許文献1】
特開2003−049666号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述の通り、エネルギー変換効率が一層優れたガスタービンを開発するには、小さな温度差で有効な熱交換が可能で、さらにガスタービンの排気と圧縮空気との圧力損失が小さい、高性能な再生熱交換器の開発が重要な課題となっている。これに対応するため、本発明者らは、前記の特許文献1でガスタービンの再生熱交換器を提案している。
【0007】
特許文献1で提案したガスタービンの再生熱交換器は、燃焼器で生成された燃焼ガスで駆動するタービンの排気と圧縮機からの圧縮空気との熱交換によって圧縮空気を予熱する再生熱交換器であって、タービンの排気の流路と圧縮空気の流路とが、隣り合う層状に形成され、各流路には線状の伝熱部材を充填するように構成している。
【0008】
このように構成することによって、流路内の流速の分布が一様分布に近づき、層状の流路を区分する仕切板近傍の流速が大きくなり、タービン排気の流路と圧縮空気の流路との間の熱移動を促進させることができる。さらに線状の伝熱部材は、流体との伝熱面積を増大させるので、熱移動を一層促進させることができる。しかも、線材の成形加工は容易であるから、特許文献1で提案したガスタービンの再生熱交換器は低コストで製造することができる。
【0009】
しかしながら、これらの効果を十分に発揮させるには、ガスタービンの再生熱交換器の施工時および使用時における要求特性を適切に把握し、それに基づいた再生熱交換コアの組立、およびそれに用いる部品を設計することが重要になる。
【0010】
本発明は、このような要請に鑑みてなされたものであり、コア部の構造は簡易であるが、エネルギー交換効率に優れるとともに、組立時の施工性や使用時の耐久性も良好なガスタービンの再生熱交換構造を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の課題を達成するために、種々のガスタービンの再生熱交換器構造について検討した結果、装置の小型化、高効率化には、それぞれ円筒形状で外径寸法の異なる複数のセパレータシートを用いて、またはそれぞれ矩形状からなるセパレータシートを用いて、タービンの排気の流路と圧縮空気の流路とが積層配置された熱交換コア部を形成するのが有効であることに着目した。このような着目に基づいて完成された本発明は、次の(1)に記載のガスタービンの再生熱交換器構造を要旨としている
【0012】
(1)燃焼器で生成された燃焼ガスで駆動するタービンの排気と圧縮機からの圧縮空気との熱交換によって前記圧縮空気を予熱するガスタービンの再生熱交換器構造であって、円筒状に配置されたインナーチューブとアウターチューブを設け、これらに円筒状で外径寸法の異なる複数のセパレータシートを用いて形成された、前記タービンの排気の流路と前記圧縮空気の流路とが積層配置されたコアが収容され、前記タービンの排気の流路には密閉した圧縮空気の流通用ポートが内設され、前記圧縮空気の流路には流路の両端を密閉するエンドリングと、当該流路の入側および出側には流路円周上に2個以上の圧縮空気の流通孔とが配設されており、前記圧縮空気は入側の流通孔または入側の流通孔および入側の流通用ポートを通って通路に導入され加熱されたのち、出側の流通孔、または出側の流通用ポートおよび出側の流通孔を通過して、当該コアの内周部に供給されることを特徴とするガスタービンの再生熱交換器構造である(以下、単に「第1の熱交換器構造」という)。
【0013】
第1の熱交換器構造によれば、流路には線状の伝熱部材が充填されているので、伝熱面積を増大させることができ、タービン排気の流路と圧縮空気の流路とで熱移動を一層促進できる
第1の熱交換器構造では、線状の伝熱部材として、タービンの各流路にはインナーチューブまたはセパレータシートに挿着されたコイルスプリングを充填することができる。
【0014】
本発明のように、伝熱部材としてコイルスプリングを用いて流路内に充填させることによって、再生熱交換コアの組立時にコイルスプリングが融通性を発揮するので、部材の収納性が向上し施工性に優れる。
【0015】
また、使用時において、高温の燃焼ガスが流入した際に流路内およびコア全体が不均一な温度分布になり、熱応力の発生がある。この場合であっても、コイルスプリングの融通性から激しい熱負荷の変動に耐えることができ、使用時の耐久性を確保することができる。
【0016】
さらに、第1の熱交換器構造では、線状の伝熱部材、例えば、コイルスプリングをろう付けにより流路を構成するインナーチューブおよびセパレータシートに取り付けることが望ましい。線状のコイルスプリングをインナーチューブおよびセパレータシートに、一定の伝熱面積を有して確実に接合できるので、エネルギー交換効率を向上させることができる。
【0017】
第1の熱交換器構造では、圧縮空気の流路の入側および出側に設けられた前記圧縮空気の流通孔は、入側から出側に向けて一定の偏角を有して設けられており、当該圧縮空気を一様流れとすることが望ましい
【0018】
本発明の第1のガスタービン再生熱交換器構造の他に、装置の小型化や高効率化を達成できる再生熱交換器構造として、下記(2)に記載の特徴を具備する第2のガスタービン再生熱交換器構造を示すことができる
(2)本発明の第2のガスタービン再生熱交換器構造は、燃焼器で生成された燃焼ガスで駆動するタービンの排気と圧縮機からの圧縮空気との熱交換によって前記圧縮空気を予熱するガスタービンの再生熱交換器構造であって、それぞれ矩形状のセパレータシートを用いて、前記タービンの排気の流路と前記圧縮空気の流路とが積層配置された矩形のコアを形成し、これらが矩形の容器内に収容されており、各流路には線状の伝熱部材が充填されていることを特徴としている(以下、単に「第2の熱交換器構造」という)。
【0019】
第2の熱交換器構造においても、流路には線状の伝熱部材が充填されているので、伝熱面積を増大させることができ、タービン排気の流路と圧縮空気の流路とで熱移動を一層促進できる。そして、線状の伝熱部材として、タービンの排気の流路および圧縮空気の流路に、セパレータシートに挿着されたコイルスプリングを充填することができる。
【0020】
第2の熱交換器構造では、前述の通り、伝熱部材としてコイルスプリングを用いて流路内に充填させるので、再生熱交換コアの組立時にコイルスプリングが融通性を発揮するので、部材の収納性が向上し施工性に優れる。使用時において、流路内およびコア全体が不均一な温度分布になり、熱応力の発生がある場合であっても、コイルスプリングの融通性から激しい熱負荷の変動に耐えることができ、使用時の耐久性を確保することができる。
【0021】
また、第2の熱交換器構造では、前記コイルスプリングをろう付けにより流路を構成するセパレータシートに取り付けることが望ましい。線状のコイルスプリングをセパレータシートに、一定の伝熱面積を有して確実に接合できるので、エネルギー交換効率を向上させることができる。
【0022】
第1の熱交換器構造および第2の熱交換器構造では、タービン排気の流路および圧縮空気の流路に充填するコイルスプリングの外径寸法、肉厚、またはピッチ等を変化させて、その充填密度を調整することにより、各流路断面における単位面積当たりの抵抗を一定として、流路内の偏流を防ぐことができる。これにより、積層配置された各流路での熱交換性能の均一化が図れ、性能を最大にすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明の「第1の熱交換器構造」および「第2の熱交換器構造」の構成例を、一軸式の再生サイクルガスタービンを採用した場合に基づいて詳細に説明する。
(1)第1の熱交換器構造の構成
図1は、第1の熱交換器構造の概略構成とその流体の流れを説明する図である。同図に示すガスタービンは、一軸式の再生サイクルガスタービンであり、圧縮機4、タービン3および図示しない発電機が一軸に配置している。タービン3の駆動にともなって、発電機および圧縮機4も駆動する。
【0024】
さらに、このガスタービンは、高温の燃焼ガスを発生する燃焼器2と、この燃焼器2が発生する燃焼ガスCによって駆動されるタービン3と、空気Aを圧縮する圧縮機4と、タービン3の排気Dと圧縮機4で加圧される圧縮空気Bとの熱交換する再生熱交換コア1とを備えている。
【0025】
圧縮機4に供給された空気Aは、加圧され250℃程度の圧縮空気Bとなって、再生熱交換コア1に供給される。一方、タービンの排気Dは700℃程度の温度で再生熱交換コア1に供給される。そして、圧縮空気Bは、再生熱交換コア1内での熱交換によって650℃程度に予熱される。
【0026】
再生熱交換コア1内で予熱された圧縮空気Bは、燃焼器2に導入され、この燃焼器2で燃料を燃焼させて、さらに1000℃程度の高温の燃焼ガスCとなりタービン3を駆動する。
【0027】
図1に示す再生熱交換コア1は、タービンの排気Dの流路5と圧縮空気Bの流路6とが仕切板7を介して積層配置されている。このように、タービンの排気Dの流路5および圧縮空気Bの流路6を、タービン3の回転軸と同軸に配置することにより、本発明のガスタービンは小型化を図ることができる。
【0028】
図2は、本発明の再生熱交換コアの構成例並びにタービンの排気および圧縮空気の流通状況を説明する図である。本発明の再生熱交換コア1は、外径寸法の異なるセパレータシート12を用いて、タービンの排気の流路5と圧縮空気の流路6とが積層配置されたコアを形成し、これらを収容するインナーチューブ11とアウターチューブ13が設けられている。
【0029】
タービン3を駆動した排気Dは、端部に設けられたガイド蓋9に衝突後、周方向に分散して一様流れとなり、同軸上に積層されるタービンの排気の流路5に導入される。そののち、隣接する圧縮空気の流路6と熱交換しながら流通して再生熱交換コア1の系外に排出される。
【0030】
一方、圧縮機4を出た圧縮空気Bは、流路6の入側に設けられた流通孔14を通して、最内層の圧縮空気の流路6に導入される。圧縮空気Bを上層の通路6に導入するために、タービンの排気の流路5に密閉した圧縮空気の流通用ポート15が内設されており、圧縮空気Bはこの流通用ポート15を通って、上層の通路6に導入される。
【0031】
通路6に導入された圧縮空気Bは、隣接するタービンの排気の流路5と熱交換しながら流通して、流路6の出側に設けられた流通用ポート15または流通孔14を通過して、再生熱交換コア1の内周部に供給される。その後、加熱された圧縮空気Bは、図示しない燃焼器に導入され、燃料を燃焼させて高温の燃焼ガスとなる。
【0032】
圧縮空気Bを再生熱交換コア1内を流通させ、その内周部に供給するため、圧縮空気の流路6には流路の両端を密閉するエンドリング17と圧縮空気の流通孔14とが配設されている。また、圧縮空気Bを最内層の流路6と上層の通路6との間を流通させるため、タービンの排気の流路5には密閉した流通用ポート15が内設されている。
【0033】
図3は、タービンの内周面を構成するインナーチューブおよびその他の部品を説明する図である。本発明の再生熱交換コアでは、伝熱部材としてコイルスプリング16を用いることができるので、図3(a)に示すように、インナーチューブ11にコイルスプリング16を挿着させて、タービンの排気の流路5に充填するようにしてもよい。
【0034】
図3(a)のように、コイルスプリング16を挿着させて流路に充填させることによって、伝熱面積を増大させることができ、再生熱交換コアの熱効率を向上させることができる。
【0035】
さらに、再生熱交換コアの組立時に収納性を向上させることができ、施工性に優れる。また、使用時において熱応力の発生に耐えることができ、耐久性を確保することができる。
【0036】
インナーチューブ11の入側および出側の両端には、圧縮空気の流通孔14が設けられている。そして、図3(b)に示すように、この流通孔14を流通した圧縮空気を密閉してタービンの排気の流路内を流通させるため、流通用ポート15が付設される。この流通用ポート15を流通することによって、圧縮空気を最内層の流路と上層の通路との間を流通させることができる。
【0037】
図3(a)に示すコイルスプリング16はリング状であり、流路に充填する場合には多数のコイルスプリングを装着することにしている。しかし、本発明では、リング状のコイルスプリングに限定されるものではなく、図3(c)に示すように、スパイラル状のコイルスプリング16’を使用することができる。
【0038】
図4は、タービンの各流路を構成するセパレータシート12およびその他の部品を説明する図である。前記図4と同様に、伝熱部材としてコイルスプリング16、16’を用いることができるので、セパレータシート12にコイルスプリング16、16’を挿着させて、圧縮空気の流路6に充填できる。
【0039】
圧縮空気の流路6を密閉状態にするため、圧縮空気の流路には両端を密閉するエンドリング17が、インナーチューブ11およびセパレータシート12の両端面に取り付けられる。また、セパレータシート12には、圧縮空気を導入するための流通孔14が配設されている。
【0040】
図5は、タービンの外周面を構成するアウターチューブの構成を説明する図である。アウターチューブ13は、タービンの排気の流路と前記圧縮空気の流路とが積層配置されたコアを収容するものであり、本発明の再生熱交換コアの外観を構成することになる。
【0041】
図6は、本発明の再生熱交換コアの全体構成を示す図である。前述の通り、本発明の再生熱交換コア1は、タービンの回転軸と同軸に配置することにより、ガスタービンは小型化および効率化を図っている。
【0042】
図6では、圧縮空気の流通孔14が圧縮空気の流路の入側および出側に設けられ、それぞれ流路円周上に4個設けられている。さらに、入側および出側に設けられた前記圧縮空気の流通孔14は、偏角θを有して配置される。偏角θを設けているのは、圧縮空気の流路内での偏流を防止して、一様流れとするためである。
(2)第2の熱交換器構造の構成
図7は、第2の熱交換器構造の概略構成とその流体の流れを説明する図である。前記図1と同様に、図7に示すガスタービンも一軸式の再生サイクルガスタービンであり、圧縮機4、タービン3および発電機(図示せず)を一軸に配置しており、タービン3の駆動にともなって、発電機および圧縮機4も駆動する。
【0043】
そして、図7に示すガスタービンは、高温の燃焼ガスを発生する燃焼器2と、この燃焼器2が発生する燃焼ガスCによって駆動されるタービン3と、空気Aを圧縮する圧縮機4と、タービン3の排気Dと圧縮機4で加圧される圧縮空気Bとの流路が積層配置された再生熱交換コア1とを備えている。
【0044】
圧縮機4に供給された空気Aは圧縮空気Bとなって、再生熱交換コア1に供給される。一方、タービンの排気Dは700℃程度の温度で再生熱交換コア1に供給される。そして、圧縮空気Bは、再生熱交換コア1内での熱交換によって650℃程度に予熱される。再生熱交換コア1内で予熱された圧縮空気Bは、燃焼器2に導入され、この燃焼器2で燃料を燃焼させて、さらに1000℃程度の高温の燃焼ガスCとなりタービン3を駆動する。
【0045】
図7に示す再生熱交換コア1は、タービンの排気Dの流路と圧縮空気Bの流路とがセパレータシートを介して積層配置されており、これらは再生熱交換コアの外観を構成する容器内に収容されている。タービン3を駆動した排気Dは、再生熱交換コア1の端部に分散して一様流れとなり、積層されるタービンの排気の流路に導入されたのち、隣接する圧縮空気の流路と熱交換しながら流通して再生熱交換コア1の系外に排出される。
【0046】
一方、圧縮機4で予熱された圧縮空気Bは、入側のディストリビュータ部1aを通過した後、タービンの排気Dと向流になるように圧縮空気の流路に導入され、上下に積層されたタービンの排気Dの流路と熱交換しながら流通する。その後、出側のディストリビュータ部1bを通過して集合された圧縮空気Bは、燃焼器2に導入されて高温の燃焼ガスCとなりタービン3を駆動する。
【0047】
図8は、第2の熱交換器構造で用いられる矩形状のセパレータシートを用いて積層配置された再生熱交換コアの構成例を示す図である。同図に示すように、第2の熱交換器構造の再生熱交換コア1では、タービンの排気Dと圧縮機からの圧縮空気Bとを熱交換させて、圧縮空気Bを予熱する場合に、タービンの排気の流路5と圧縮空気の流路6とをセパレータシート(仕切板)7を設けて層状に形成して、各流路5、6に線状の伝熱部材8を充填するように構成している。
【0048】
第1の熱交換器構造と同様に、伝熱部材8としてコイルスプリング16、16’を用いることができるので、セパレータシート7にコイルスプリング16、16’を挿着させて、タービンの排気の流路5と圧縮空気の流路6に充填できる。
【0049】
このように構成することによって、流路5、6内の流速の分布が一様分布に近づき、層状の流路を区分するセパレータシート7近傍の流速が大きくなり、タービン排気の流路5と圧縮空気の流路6との間の熱移動を促進させることができる。さらに線状の伝熱部材8として用いられるコイルスプリング16、16’は、流体との伝熱面積を増大させるので、熱移動を一層促進させることができる。
【0050】
本発明の「第1の熱交換器構造」および「第2の熱交換器構造」では、再生熱交換コアの各流路のおいて偏流が発生することがある。このため、タービン排気や圧縮空気の流通密度が高くなりやすい箇所には、挿着するコイルスプリングの密度を高めることによって、圧縮空気の流通密度を低減して、極力、圧縮空気の流路内での偏流発生を抑制し、一様流れに調整することが可能である。
【0051】
【発明の効果】
本発明のガスタービンの再生熱交換器構造によれば、再生熱交換コアの施工時および使用時における要求特性に基づいて設計されており、コア部の構造は簡易であるが、エネルギー交換効率に優れるとともに、組立時の施工性や使用時の耐久性も良好なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の「第1の熱交換器構造」の概略構成とその流体の流れを説明する図である。
【図2】本発明の再生熱交換コアの構成例並びにタービンの排気および圧縮空気の流通状況を説明する図である。
【図3】タービンの内周面を構成するインナーチューブおよびその他の部品を説明する図である。
【図4】タービンの各流路を構成するセパレータシートおよびその他の部品を説明する図である。
【図5】タービンの外周面を構成するアウターチューブの構成を説明する図である。
【図6】本発明の再生熱交換コアの全体構成を示す図である。
【図7】本発明の「第2の熱交換器構造」の概略構成とその流体の流れを説明する図である。
【図8】第2の熱交換器構造で用いられる矩形状のセパレータシートを用いて積層配置された再生熱交換コアの構成例を示す図である。
【符号の説明】
1:再生熱交換器、再生熱交換コア
2:燃焼器、 3:タービン
4:圧縮機、 5:タービンの排気の流路
6:圧縮空気の流路、 7:仕切板、セパレータシート
8:線状の伝熱部材、 9:ガイド蓋
11:インナーチューブ、 12:セパレータシート
13:アウターチューブ、 14:流通孔
15:流通用ポート、 16:コイルスプリング
17:エンドリング
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a regenerative heat exchanger structure that is optimal for preheating compressed air by heat exchange between exhaust gas from a gas turbine and compressed air from a compressor, and more specifically, the structure of a heat exchange core is simple. However, the present invention relates to a regenerative heat exchanger structure for a gas turbine that is excellent in energy conversion efficiency and has good workability during assembly and durability during use.
[0002]
[Prior art]
In recent years, gas turbine power generators have been reviewed and put into practical use as medium- and small-scale distributed power supplies or emergency private power generators, with the expansion of distributed energy systems in which a large number of medium and small power generation facilities are dispersed. Yes. The gas turbine is advantageous in that it can be mass-produced with a simple structure compared to other internal combustion engines, and that maintenance and inspection are easy.
[0003]
Usually, in order to improve the total power generation efficiency, the medium and small-sized gas turbine power generator employs a device configuration of a uniaxial regenerative cycle gas turbine. Specifically, a compressor, a turbine, and a generator are arranged on one axis, and combustion gas supplied from the combustor rotates the turbine and at the same time serves as a power source for the compressor and the generator that are connected coaxially.
[0004]
At this time, in order to reduce the loss of combustion gas energy, the combustion gas obtained by rotating the turbine exchanges heat with the air pressurized by the compressor so as to ensure energy conversion efficiency. That is, using the thermal energy possessed by the exhaust gas from the gas turbine, the combustion air for the combustor of the gas turbine is preheated to improve the conversion efficiency of the thermal energy into electric energy.
[0005]
For this reason, a regenerative heat exchanger that performs heat exchange between the exhaust gas of the gas turbine and the compressed air is necessary, and the performance greatly affects the performance of the gas turbine. Therefore, when designing a new gas turbine, a high-performance regenerative heat exchanger, that is, effective heat exchange with a small temperature difference, and when the gas turbine exhaust gas and compressed air circulate inside, Development of a regenerative heat exchanger with low loss is demanded.
[Patent Document 1]
JP 2003-049666 A
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in order to develop a gas turbine with higher energy conversion efficiency, effective heat exchange is possible with a small temperature difference, and furthermore, high-performance regeneration with low pressure loss between the gas turbine exhaust and compressed air. Development of heat exchangers is an important issue. In order to cope with this, the present inventors have proposed a regenerative heat exchanger for a gas turbine in Patent Document 1 described above.
[0007]
The regenerative heat exchanger of the gas turbine proposed in Patent Document 1 is a regenerative heat exchanger that preheats compressed air by heat exchange between the exhaust of the turbine driven by the combustion gas generated by the combustor and the compressed air from the compressor. The turbine exhaust flow path and the compressed air flow path are formed in adjacent layers, and each flow path is configured to be filled with a linear heat transfer member.
[0008]
With this configuration, the flow velocity distribution in the flow channel approaches a uniform distribution, the flow velocity in the vicinity of the partition plate that divides the layered flow channel increases, and the turbine exhaust flow channel and the compressed air flow channel Heat transfer between the two can be promoted. Furthermore, since the linear heat transfer member increases the heat transfer area with the fluid, heat transfer can be further promoted. And since the shaping | molding process of a wire is easy, the regenerative heat exchanger of the gas turbine proposed by patent document 1 can be manufactured at low cost.
[0009]
However, in order to fully demonstrate these effects, the required characteristics at the time of construction and use of the regenerative heat exchanger of the gas turbine are properly grasped, and the regenerative heat exchange core is assembled based on the required characteristics, and the components used therefor are Design becomes important.
[0010]
The present invention has been made in view of such demands, and has a simple core structure, but is excellent in energy exchange efficiency, and has excellent workability during assembly and durability during use. It aims to provide a regenerative heat exchange structure.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned problems, the present inventors have studied the regenerative heat exchanger structure of various gas turbines. As a result, in order to reduce the size and increase the efficiency of the apparatus, each has a cylindrical shape and a different outer diameter. It is effective to use a plurality of separator sheets or rectangular separator sheets to form a heat exchange core portion in which a turbine exhaust flow path and a compressed air flow path are laminated. Focused on that. The present invention completed based on such attention focuses on the regenerative heat exchanger structure for a gas turbine described in (1) below .
[0012]
(1) A regenerative heat exchanger structure for a gas turbine that preheats the compressed air by exchanging heat between the exhaust of the turbine driven by the combustion gas generated by the combustor and the compressed air from the compressor, and has a cylindrical shape An inner tube and an outer tube are provided, and the turbine exhaust gas flow path and the compressed air flow path are formed by using a plurality of cylindrical separator sheets having different outer diameters. A closed compressed air flow port is provided in the exhaust flow path of the turbine, the compressed air flow path includes an end ring that seals both ends of the flow path, and the flow. the inlet side and outlet side of the road are provided with flow holes is 2 or more compressed air on the channel circumference, circulation holes of said compressed air inlet side or entry side flow holes and enter the, passage through the distribution for the port side After being introduced is heated, through the exit side flow holes or outlet side flow port and the exit-side flow holes in, the regeneration of the gas turbine, characterized in that to be supplied to the inner periphery of the core This is a heat exchanger structure (hereinafter simply referred to as “first heat exchanger structure”).
[0013]
According to the first heat exchanger structure, since the flow path is filled with the linear heat transfer member, the heat transfer area can be increased, and the flow path of the turbine exhaust and the flow path of the compressed air Can further promote heat transfer .
In the first heat exchanger structure, as a linear heat transfer member, each flow path of the turbine can be filled with a coil spring inserted into an inner tube or a separator sheet.
[0014]
As in the present invention, by using a coil spring as a heat transfer member to fill the flow path, the coil spring exhibits flexibility when the regenerative heat exchange core is assembled. Excellent.
[0015]
In use, when high-temperature combustion gas flows in, the flow path and the entire core have a non-uniform temperature distribution, and thermal stress is generated. Even in this case, due to the flexibility of the coil spring, it is possible to withstand severe fluctuations in heat load, and durability during use can be ensured.
[0016]
Furthermore, in the first heat exchanger structure, it is desirable to attach a linear heat transfer member, for example, a coil spring, to the inner tube and the separator sheet constituting the flow path by brazing. Since the linear coil spring can be reliably bonded to the inner tube and the separator sheet with a certain heat transfer area, the energy exchange efficiency can be improved.
[0017]
In the first heat exchanger structure, the compressed air circulation holes provided on the inlet side and the outlet side of the flow path of the compressed air are provided with a certain declination from the inlet side to the outlet side. It is desirable that the compressed air has a uniform flow .
[0018]
In addition to the first gas turbine regenerative heat exchanger structure of the present invention, as a regenerative heat exchanger structure capable of achieving downsizing and high efficiency of the apparatus, a second gas having the characteristics described in (2) below A turbine regenerative heat exchanger structure can be shown .
(2) The second gas turbine regenerative heat exchanger structure of the present invention preheats the compressed air by heat exchange between the exhaust of the turbine driven by the combustion gas generated by the combustor and the compressed air from the compressor. A regenerative heat exchanger structure for a gas turbine, each using a rectangular separator sheet, and forming a rectangular core in which the exhaust flow path and the compressed air flow path of the turbine are stacked and arranged. Is housed in a rectangular container, and each flow path is filled with a linear heat transfer member (hereinafter simply referred to as “second heat exchanger structure”).
[0019]
Also in the second heat exchanger structure, since the flow path is filled with linear heat transfer members, the heat transfer area can be increased, and the flow path of the turbine exhaust and the flow path of the compressed air Heat transfer can be further promoted. As a linear heat transfer member, a coil spring inserted into the separator sheet can be filled into the exhaust flow path and the compressed air flow path of the turbine.
[0020]
In the second heat exchanger structure, as described above, the coil spring is used as the heat transfer member to fill the flow path, so that the coil spring exhibits flexibility when the regenerative heat exchange core is assembled. Improved and workability is excellent. Even when there is a non-uniform temperature distribution in the flow path and the entire core during use, and thermal stress is generated, it can withstand severe thermal load fluctuations due to the flexibility of the coil spring. It is possible to ensure durability.
[0021]
In the second heat exchanger structure, it is desirable that the coil spring is attached to a separator sheet constituting the flow path by brazing. Since the linear coil spring can be reliably bonded to the separator sheet with a certain heat transfer area, the energy exchange efficiency can be improved.
[0022]
In the first heat exchanger structure and the second heat exchanger structure, the outer diameter, thickness, pitch, etc. of the coil spring filling the flow path of the turbine exhaust and the flow path of the compressed air are changed. By adjusting the packing density, it is possible to keep the resistance per unit area in each channel cross section constant and to prevent drift in the channel. As a result, the heat exchange performance in each flow path arranged in a stacked manner can be made uniform, and the performance can be maximized.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, with reference to the drawings, configuration examples of the “first heat exchanger structure” and the “second heat exchanger structure” of the present invention will be described in detail based on the case where a single-shaft regenerative cycle gas turbine is employed. explain.
(1) Configuration of First Heat Exchanger Structure FIG. 1 is a diagram for explaining the schematic configuration of the first heat exchanger structure and the flow of the fluid. The gas turbine shown in the figure is a single-shaft regeneration cycle gas turbine, and a compressor 4, a turbine 3, and a generator (not shown) are arranged on one shaft. As the turbine 3 is driven, the generator and the compressor 4 are also driven.
[0024]
Further, the gas turbine includes a combustor 2 that generates high-temperature combustion gas, a turbine 3 that is driven by the combustion gas C generated by the combustor 2, a compressor 4 that compresses air A, and the turbine 3. A regenerative heat exchange core 1 for exchanging heat between the exhaust D and compressed air B pressurized by the compressor 4 is provided.
[0025]
The air A supplied to the compressor 4 is pressurized to become compressed air B of about 250 ° C. and supplied to the regenerative heat exchange core 1. On the other hand, the turbine exhaust D is supplied to the regenerative heat exchange core 1 at a temperature of about 700 ° C. The compressed air B is preheated to about 650 ° C. by heat exchange in the regenerative heat exchange core 1.
[0026]
The compressed air B preheated in the regenerative heat exchange core 1 is introduced into the combustor 2, the fuel is combusted in the combustor 2, and the combustion gas C is heated to about 1000 ° C. to drive the turbine 3.
[0027]
In the regenerative heat exchange core 1 shown in FIG. 1, a flow path 5 for the exhaust D of the turbine and a flow path 6 for the compressed air B are stacked via a partition plate 7. Thus, by arranging the flow path 5 of the turbine exhaust D and the flow path 6 of the compressed air B coaxially with the rotating shaft of the turbine 3, the gas turbine of the present invention can be miniaturized.
[0028]
FIG. 2 is a diagram illustrating a configuration example of the regenerative heat exchange core according to the present invention and the flow of turbine exhaust and compressed air. The regenerative heat exchange core 1 of the present invention uses a separator sheet 12 having different outer diameters to form a core in which a turbine exhaust flow path 5 and a compressed air flow path 6 are stacked and accommodated. An inner tube 11 and an outer tube 13 are provided.
[0029]
The exhaust D that has driven the turbine 3 collides with the guide lid 9 provided at the end, and then is dispersed in the circumferential direction to become a uniform flow, and is introduced into the exhaust flow path 5 of the turbine that is stacked coaxially. . After that, it flows while exchanging heat with the adjacent compressed air flow path 6 and is discharged out of the regenerative heat exchange core 1.
[0030]
On the other hand, the compressed air B exiting the compressor 4 is introduced into the innermost compressed air flow path 6 through a flow hole 14 provided on the inlet side of the flow path 6. In order to introduce the compressed air B into the upper-layer passage 6, a compressed air circulation port 15 is provided in the turbine exhaust passage 5, and the compressed air B passes through the circulation port 15. , Introduced into the upper passage 6.
[0031]
The compressed air B introduced into the passage 6 circulates while exchanging heat with the exhaust passage 5 of the adjacent turbine, and passes through the circulation port 15 or the circulation hole 14 provided on the outlet side of the passage 6. And supplied to the inner periphery of the regenerative heat exchange core 1. Thereafter, the heated compressed air B is introduced into a combustor (not shown), and the fuel is combusted to become high-temperature combustion gas.
[0032]
In order to circulate the compressed air B through the regenerative heat exchange core 1 and supply it to the inner peripheral portion thereof, the compressed air flow path 6 has an end ring 17 and a compressed air flow hole 14 for sealing both ends of the flow path. It is arranged. Further, in order to allow the compressed air B to flow between the innermost layer flow path 6 and the upper layer passage 6, a sealed distribution port 15 is provided in the turbine exhaust flow path 5.
[0033]
FIG. 3 is a view for explaining the inner tube and other components constituting the inner peripheral surface of the turbine. In the regenerative heat exchange core according to the present invention, the coil spring 16 can be used as a heat transfer member. Therefore, as shown in FIG. The flow path 5 may be filled.
[0034]
As shown in FIG. 3A, by inserting the coil spring 16 and filling the flow path, the heat transfer area can be increased, and the thermal efficiency of the regenerative heat exchange core can be improved.
[0035]
Furthermore, storage property can be improved when the regenerative heat exchange core is assembled, and the workability is excellent. Further, it can withstand the generation of thermal stress during use, and durability can be ensured.
[0036]
Compressed air circulation holes 14 are provided at both the inlet and outlet ends of the inner tube 11. And as shown in FIG.3 (b), in order to seal the compressed air which distribute | circulated this circulation hole 14 and distribute | circulate the inside of the flow path of exhaust of a turbine, the port 15 for distribution is attached. By flowing through the flow port 15, the compressed air can flow between the innermost flow path and the upper flow path.
[0037]
The coil spring 16 shown in FIG. 3A has a ring shape, and a large number of coil springs are mounted when the flow path is filled. However, the present invention is not limited to the ring-shaped coil spring, and a spiral coil spring 16 ′ can be used as shown in FIG.
[0038]
FIG. 4 is a diagram for explaining the separator sheet 12 and other components constituting each flow path of the turbine. Similarly to FIG. 4, since the coil springs 16 and 16 ′ can be used as the heat transfer members, the coil springs 16 and 16 ′ can be inserted into the separator sheet 12 to fill the flow path 6 of the compressed air.
[0039]
In order to make the compressed air flow path 6 hermetically sealed, end rings 17 that are sealed at both ends of the compressed air flow path are attached to both end faces of the inner tube 11 and the separator sheet 12. The separator sheet 12 is provided with a flow hole 14 for introducing compressed air.
[0040]
FIG. 5 is a diagram illustrating the configuration of the outer tube that constitutes the outer peripheral surface of the turbine. The outer tube 13 accommodates the core in which the exhaust gas flow path of the turbine and the compressed air flow path are stacked, and constitutes the appearance of the regenerative heat exchange core of the present invention.
[0041]
FIG. 6 is a diagram showing the overall configuration of the regenerative heat exchange core of the present invention. As described above, the regenerative heat exchange core 1 of the present invention is arranged coaxially with the rotating shaft of the turbine, so that the gas turbine is reduced in size and efficiency.
[0042]
In FIG. 6, compressed air circulation holes 14 are provided on the inlet side and the outlet side of the compressed air flow path, and four are provided on the circumference of the flow path. Furthermore, the compressed air circulation holes 14 provided on the entry side and the exit side are arranged with a deviation angle θ. The reason why the deviation angle θ is provided is to prevent a deviation flow in the flow path of the compressed air and to make the flow uniform.
(2) Configuration of Second Heat Exchanger Structure FIG. 7 is a diagram for explaining the schematic configuration of the second heat exchanger structure and the flow of the fluid. As in FIG. 1, the gas turbine shown in FIG. 7 is also a single-shaft regenerative cycle gas turbine, in which a compressor 4, a turbine 3, and a generator (not shown) are arranged on a single shaft. Along with this, the generator and the compressor 4 are also driven.
[0043]
7 includes a combustor 2 that generates high-temperature combustion gas, a turbine 3 that is driven by the combustion gas C generated by the combustor 2, a compressor 4 that compresses air A, A regenerative heat exchange core 1 in which flow paths of exhaust D of the turbine 3 and compressed air B pressurized by the compressor 4 are stacked is provided.
[0044]
The air A supplied to the compressor 4 becomes compressed air B and is supplied to the regenerative heat exchange core 1. On the other hand, the turbine exhaust D is supplied to the regenerative heat exchange core 1 at a temperature of about 700 ° C. The compressed air B is preheated to about 650 ° C. by heat exchange in the regenerative heat exchange core 1. The compressed air B preheated in the regenerative heat exchange core 1 is introduced into the combustor 2, the fuel is combusted in the combustor 2, and the combustion gas C is heated to about 1000 ° C. to drive the turbine 3.
[0045]
The regenerative heat exchange core 1 shown in FIG. 7 has a flow path for the exhaust D of the turbine and a flow path for the compressed air B stacked on each other via a separator sheet, and these are containers constituting the appearance of the regenerative heat exchange core. Is housed inside. The exhaust D that has driven the turbine 3 is dispersed at the end of the regenerative heat exchange core 1 to form a uniform flow, and after being introduced into the exhaust flow path of the stacked turbine, the adjacent compressed air flow path and heat It is distributed while being exchanged and discharged out of the regenerative heat exchange core 1.
[0046]
On the other hand, the compressed air B preheated by the compressor 4 is introduced into the flow path of the compressed air so as to counter-flow with the exhaust D of the turbine after passing through the distributor portion 1a on the inlet side, and is stacked up and down. It circulates while exchanging heat with the flow path of the exhaust D of the turbine. Thereafter, the compressed air B gathered through the outlet distributor 1b is introduced into the combustor 2 and becomes high-temperature combustion gas C to drive the turbine 3.
[0047]
FIG. 8 is a diagram showing a configuration example of a regenerative heat exchange core that is stacked and arranged using rectangular separator sheets used in the second heat exchanger structure. As shown in the figure, in the regenerative heat exchange core 1 of the second heat exchanger structure, when the exhaust air D of the turbine and the compressed air B from the compressor are heat-exchanged to preheat the compressed air B, The flow path 5 for the turbine exhaust and the flow path 6 for the compressed air are formed in layers by providing a separator sheet (partition plate) 7 so that each of the flow paths 5 and 6 is filled with a linear heat transfer member 8. It is configured.
[0048]
Similarly to the first heat exchanger structure, the coil springs 16 and 16 ′ can be used as the heat transfer member 8. Therefore, the coil springs 16 and 16 ′ are inserted into the separator sheet 7 so that the flow of the exhaust gas from the turbine can be reduced. The channel 5 and the compressed air channel 6 can be filled.
[0049]
With this configuration, the flow velocity distribution in the flow passages 5 and 6 approaches a uniform distribution, the flow velocity in the vicinity of the separator sheet 7 that divides the layered flow passage increases, and the turbine exhaust flow passage 5 is compressed. Heat transfer with the air flow path 6 can be promoted. Furthermore, since the coil springs 16 and 16 ′ used as the linear heat transfer member 8 increase the heat transfer area with the fluid, the heat transfer can be further promoted.
[0050]
In the “first heat exchanger structure” and the “second heat exchanger structure” of the present invention, drift may occur in each flow path of the regenerative heat exchange core. For this reason, by increasing the density of the coil springs to be inserted at locations where the circulation density of turbine exhaust and compressed air is likely to increase, the compressed air circulation density is reduced to the extent possible in the compressed air flow path. It is possible to adjust the flow to be uniform by suppressing the occurrence of drift.
[0051]
【The invention's effect】
According to the regenerative heat exchanger structure of the gas turbine of the present invention, the regenerative heat exchange core is designed based on the required characteristics at the time of construction and use. In addition to being excellent, the workability during assembly and the durability during use are also good.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating a schematic configuration of a “first heat exchanger structure” of the present invention and a flow of fluid thereof.
FIG. 2 is a diagram for explaining a configuration example of a regenerative heat exchange core according to the present invention and the flow of turbine exhaust and compressed air.
FIG. 3 is a view for explaining an inner tube and other components constituting an inner peripheral surface of a turbine.
FIG. 4 is a diagram illustrating a separator sheet and other components that constitute each flow path of the turbine.
FIG. 5 is a diagram illustrating a configuration of an outer tube that forms an outer peripheral surface of a turbine.
FIG. 6 is a diagram showing an overall configuration of a regenerative heat exchange core according to the present invention.
FIG. 7 is a diagram for explaining a schematic configuration of the “second heat exchanger structure” of the present invention and the flow of the fluid.
FIG. 8 is a diagram showing a configuration example of a regenerative heat exchange core that is stacked and arranged using rectangular separator sheets used in the second heat exchanger structure.
[Explanation of symbols]
1: Regenerative heat exchanger, Regenerative heat exchange core 2: Combustor 3: Turbine 4: Compressor 5: Exhaust flow path 6: Compressed air flow path 7: Partition plate, separator sheet 8: Wire 9: Guide lid 11: Inner tube 12: Separator sheet 13: Outer tube 14: Distribution hole 15: Distribution port 16: Coil spring 17: End ring

Claims (5)

燃焼器で生成された燃焼ガスで駆動するタービンの排気と圧縮機からの圧縮空気との熱交換によって前記圧縮空気を予熱するガスタービンの再生熱交換器構造であって、
円筒状に配置されたインナーチューブとアウターチューブを設け、これらに円筒状で外径寸法の異なる複数のセパレータシートを用いて形成された、前記タービンの排気の流路と前記圧縮空気の流路とが積層配置されたコアが収容され、
前記タービンの排気の流路には密閉した圧縮空気の流通用ポートが内設され、
前記圧縮空気の流路には流路の両端を密閉するエンドリングと、当該流路の入側および出側には流路円周上に2個以上の圧縮空気の流通孔とが配設されており、
前記圧縮空気は入側の流通孔または入側の流通孔および入側の流通用ポートを通って通路に導入され加熱されたのち、出側の流通孔、または出側の流通用ポートおよび出側の流通孔を通過して、当該コアの内周部に供給されることを特徴とするガスタービンの再生熱交換器構造。
A regenerative heat exchanger structure for a gas turbine that preheats the compressed air by heat exchange between the exhaust of the turbine driven by the combustion gas generated by the combustor and the compressed air from the compressor,
An inner tube and an outer tube arranged in a cylindrical shape, and a plurality of separator sheets having a cylindrical shape and different outer diameters are formed on the inner tube and the outer tube. Contains a stacked core,
A closed compressed air circulation port is provided in the exhaust passage of the turbine,
An end ring that seals both ends of the flow path is disposed in the flow path of the compressed air, and two or more compressed air circulation holes are disposed on the circumference of the flow path on the inlet side and the outlet side of the flow path. And
After the compressed air that has been heated is introduced into the passage through the flow holes or inlet side flow port of the communication holes and the inlet side of the inlet side, outlet side flow holes or outlet side flow port and out of, the A regenerative heat exchanger structure for a gas turbine, characterized in that the regenerative heat exchanger structure is supplied to the inner peripheral portion of the core through the flow hole on the side.
圧縮空気の流路の入側および出側に設けられた前記圧縮空気の流通孔は、入側から出側に向けて一定の偏角を有して設けられており、当該圧縮空気を一様流れとすることを特徴とする請求項1に記載のガスタービンの再生熱交換器構造。  The compressed air flow holes provided on the inlet side and the outlet side of the compressed air flow path are provided with a certain declination from the inlet side to the outlet side, and the compressed air is uniformly distributed. The regenerative heat exchanger structure for a gas turbine according to claim 1, wherein the regenerative heat exchanger structure is a flow. 前記タービンの排気の流路および前記圧縮空気の流路には線状の伝熱部材が充填され、その伝熱部材として、前記タービンの各流路には前記インナーチューブおよび前記セパレータシートに挿着されたコイルスプリングが充填されていることを特徴とする請求項1または2に記載のガスタービンの再生熱交換器構造。  The turbine exhaust flow path and the compressed air flow path are filled with linear heat transfer members, and the heat transfer members are inserted into the inner tube and the separator sheet in the respective flow paths of the turbine. The regenerative heat exchanger structure for a gas turbine according to claim 1 or 2, wherein the coil spring is filled. 前記線状の伝熱部材は、ろう付けにより前記インナーチューブおよびセパレータシートに取り付けられていることを特徴とする請求項2または3に記載のガスタービンの再生熱交換器構造。  The regenerative heat exchanger structure for a gas turbine according to claim 2 or 3, wherein the linear heat transfer member is attached to the inner tube and the separator sheet by brazing. 前記タービンの排気の流路と前記圧縮空気の流路に線状の伝熱部材として充填されるコイルスプリングの充填密度を調整して、流路内の偏流を防ぐとともに、熱交換性能の向上を図ることができることを特徴とする請求項3または4に記載のガスタービンの再生熱交換器構造。  Adjusting the packing density of coil springs filled as linear heat transfer members in the exhaust flow path of the turbine and the compressed air flow path prevents drift in the flow path and improves heat exchange performance. The regenerative heat exchanger structure for a gas turbine according to claim 3 or 4, wherein the regenerative heat exchanger structure can be realized.
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