JP4399141B2 - 組織穿刺を閉塞する装置 - Google Patents

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Description

【0001】
発明の分野
本発明は、診断又は治療処置に関連して概略形成される、管壁又は他の身体管腔における穿刺又は他の開口部を閉じ及び/又はシールする装置及び方法に関し、特に、穿刺跡閉鎖要素を含むイントロデューサ鞘、及びその使用方法に関する。
【0002】
発明の背景
血管形成術やステントのような、カテーテル及び介入処置は、患者の皮膚及び筋肉組織を介して脈管系の中に中空針を挿入することにより、概して実施される。ガイドワイヤは、針管腔を通され患者の血管の中に到る。針は除去され、イントロデューサ鞘がガイドワイヤを越えて管の中に進められる。カテーテルは、通常、イントロデューサ鞘の管腔を介して通され、医療処置のための配置の中に、ガイドワイヤを越えて進められる。従って、イントロデューサ鞘は、管壁への外傷を最小化し処置中の血液損失を最小化しつつ、管の中への種々の装置の挿入を助長するものである。
【0003】
医療処置の終了時、カテーテル及びイントロデューサ鞘は除去され、管の中には穿刺跡が残る。通常は、外からの圧力がかかり、凝固及び傷の密閉が生じる。しかしながら、この処置は、外科医若しくは看護師に1時間程度の手間を取らせるため、時間がかかり且つ高価である。患者にとって不快でもあり、手術室、カテーテル室、又は待機領域にて患者はじっとしていることが要求される。更に、止血に先立つ出血から、血腫の危険が存する。
【0004】
穿刺跡を閉塞又は縫合することによって、管穿刺を皮膚にて密閉する様々な装置が開発されている。例えば、ケンゼイ(Kensey)その他に対する米国特許第5192302号及び第5222974号は、穿刺に中へイントロデューサ鞘を介して設定される生物分解性プラグの利用を説明する。展開されると、プラグは管をシールし、止血する。しかしながら、そのような装置は、管内部にプラグを配置する際に遭遇する困難さのために、医療の世界ではなかなか受け入れられていない。更に、穿刺跡を閉塞する薬剤は、動物性のもの、通常はコラーゲンベースのものである。従って、それらの利用には、抗免疫反応性の危険が存する。
【0005】
別の公知技術は、特別の装置を利用し皮膚にて穿刺を縫合することを含む。例えば、ハサウエイ(Hathaway)その他に対する米国特許第5304184号にて、そのような装置が説明される。皮膚にて縫合する装置は効果的であるが、相当程度のスキルが現場の部門に要求される。更に、そのような装置は機械的に複雑であるから、相対的に製造費用が高くなりがちである。
【0006】
外皮の傷の閉鎖のための外科ステープル及び弾力クリップが、当業者に周知である。例としては、ブラウン(Brown)に対する米国特許第5026390号、及びヤコビアン(Yacoubian)その他に対する米国特許第5683405号が含まれ、いずれも、手動の外部での利用に適合的な、弾力的変形可能閉鎖装置について説明する。
【0007】
皮膚での穿刺跡閉鎖装置のコスト及び複雑さを減少するため、弾力クリップ又はステープルを用いる装置が開発されている。トーベイ(Tovey)その他に対する米国特許第5478354号は、腹部穿刺傷を閉じるための、トローカルに関連する弾力クリップの利用を述べる。バーニヒ(Virnich)その他に対する米国特許第5810846号は、塑性の変形可能クリップによって管穿刺跡を閉じる特別な装置を説明する。装置は、ガイドワイヤを越えてカニューレを介して穿刺跡の表面に進み、そこでステープル状のクリップが傷を閉じるために設置される。
【0008】
クラッグ(Cragg)その他に対する米国特許第5782861号は、着脱可能クリップにより穿刺跡を閉じる特別な装置を説明する。装置は中空シャフトを含み、弾力のある挟持プロングの一つ又は複数の対向ペアによって形成される遠位の端部を有し、ガイドワイヤを越えて同軸中空チューブを介して進み、チューブの遠位端であり穿刺の近位である位置に到る。
【0009】
挟持プロングは、チューブの遠位端を越えて伸展し、穿刺の反対側にて管を挟持する。それから、シャフトは部分的に収縮し、チューブ内部でプロングを絞り、穿刺跡を密閉する。前述の特許で説明される両方の装置は、独立した装置が、穿刺跡を閉じるためイントロデューサ鞘を介して展開されなければならず、そうすると処置が長引く、という欠点がある。更に、両方の装置は、相対的に複雑な仕組みが必要であり、止血のための時間の掛かる操作を含んでいる。
【0010】
管穿刺内部の配置技術としてのバックブリード表示の利用も、周知である。例えば、ロビンソン(Robinson)に対する米国特許第4317445号は、カニューレの静脈エントリの視覚徴候を示すフラッシュバックチャンバを説明する。しかしながら、この装置は、管傷閉鎖を検討するものでない。ケンゼイ(Kensey)その他に対する米国特許第5676689号は、上述の第5222974号から優先権が主張されているのであるが、生物分解性プラグの簡素な配置のための管配置装置を利用する。管ロケータにより、管の配置が決定され得るように血液が管から貫流しうる。しかしながら、ケンゼイ(Kensey)その他のシステムは、一つの閉鎖装置を提供するに過ぎず、該装置は複雑であり生物学的適合性に係る懸念を提起する。それは、穿刺内部に配置される閉鎖のための部品も必要とし、よって、プラグを管の中に進行させることに係る危険の見込みを増大してしまう。
【0011】
上記のように、周知の装置の欠点を克服する、管穿刺閉鎖に適合する装置及び方法を提示することが求められる。
【0012】
発明の概要
本発明は、経皮的な処置、若しくは他の診断や治療の処置の間に形成されるような、穿刺、又は管壁若しくは他の身体管腔内の開口部を、閉塞し且つ/又はシールする装置及び方法に関する。
【0013】
本発明の1つの実施形態によると、統合傷閉鎖部品を有するイントロデューサ鞘を含む装置が、提供される。閉鎖部品は、拡張配布構成ではイントロデューサ鞘の外側に配置され、対向する側面が穿刺跡の対向する側面上の管に穴をあけるまでイントロデューサ鞘の外側を越えて進展する弾力バネクリップを含む。それからイントロデューサ鞘は引っ込められ、バネクリップが短縮してストレスの無い展開構成となり得、よって、穿刺の対向する側面を引き寄せて傷を閉塞する。バネクリップが管壁に係合したことを確認し、よって、クリップが展開されイントロデューサ鞘が引っ込められたことを外科医に示すためのインジケータも提供され得る。
【0014】
本発明の別の実施形態によると、生体吸収可能なファスナを伴う生体吸収可能且つ変形可能なクリップを含む閉鎖部品が、提供される。閉鎖部品は、拡張配布構成ではイントロデューサ鞘の外側に配置され、対向する側面が穿刺跡の対向する側面上の管に穴をあけるまでイントロデューサ鞘の外側を越えて進展する。それからクリップは、ファスナにより機械的に変形され展開構成となり、よって、穿刺の対向する側面を引き寄せて傷を閉塞する。生体吸収可能なクリップが管壁に係合したことを確認し、よって、クリップが展開されイントロデューサ鞘が引っ込められたことを外科医に示すためのインジケータも提供され得る。
【0015】
好適な実施形態では、生体吸収可能なクリップは、閉塞すべき管に穴をあける先細端部を伴う反転“Y”に似る。ファスナは、クリップ丈に沿って下方に進展し先細端部を寄せ合う生体吸収可能ロッキングカラーを含む。第2の実施形態では、生体吸収可能なクリップは、先細レグが伸展するフープを含む。フープは、フープの周上にて180°隔てた薄厚の2つのポイントを有する。フープの中へ下方に押しやられ、フープの対向する側面を互いに向かって押して先細レグを寄せ合う、生体吸収可能な円錐くさびを、ファスナは含む。
【0016】
本発明の更に別の実施形態によると、穿刺閉鎖部品を有する鞘と穿刺シーラントとを含む統合管装置が、提供される。閉鎖部品は、鞘の外側上に配置され鞘の外側を越えて進み、例えば、該鞘は、イントロデューサ鞘、トロカール、又はカテーテルを含み得る。閉鎖部品は、管穿刺を閉塞するのに適合する装置であれば、どの種類のものも含んでよい。閉鎖部品が穿刺を閉塞するために動作すると、シーラントが閉塞すべき穿刺の外側表面に注入され得るが、鞘の内側管腔を経由するのが好ましく、その穿刺の外側表面でシーラントは閉塞された穿刺をシールする。それから閉鎖部品と共に鞘は、患者から除かれる。
【0017】
好適な実施形態では、閉鎖部品は、ねじり閉鎖装置を含む。装置は、管穿刺の周囲の組織に穴をあけ、それから回転して傷を閉鎖する。別の実施形態では、閉鎖部品は、ニードル及びニードルの周囲の弾力セグメントを含む。ニードルは、弾力セグメント拡張して、穿刺に穴をあける。それからセグメントは、弾力的に短縮され、より小さい直径の、ストレスの無い構成となり、よって、ニードルを引き寄せ傷を閉鎖する。
【0018】
別の実施形態では、ニードル、即ちプロングは、拡張した直径まで弾力的に変形し得、該実施形態では、ニードルは穿刺の近傍にて組織に穴をあける。それからニードルは、弾力的に短縮され、より小さい直径の、ストレスの無い構成となり、よって、傷を閉鎖する。
【0019】
それからシーラントが、注入され得るが、鞘の内側管腔を経由するのが好ましく、シーラントは閉塞された穿刺をシールする。シーラントは、公知のどの種類のシーラントを含んでもよく、アドヒーシブ、縫合糸、及びクリップを含み得、それら全ては生体吸収可能であるのが望ましい。一方、閉鎖部品はシーラントを含み、閉鎖部品は、止血が自然発生するまで管内部の適所に残され得る。更に一方で、閉鎖部品は、傷をRF流で焼灼する単電極又は対向する2電極を含み得る。焼灼に加えて、RFエネルギは、管組織の収縮を有効に生じる熱を生成し、よって、傷の閉塞を補助する。電気誘導からの熱エネルギ、赤外線光線、超音波振動、マイクロウエーブ又はレーザ照射、及び他の手段も、穿刺をシールするために利用され得る。
【0020】
本発明の傷閉鎖部品は、費用がかからないで標準サイズのイントロデューサ鞘の統合され得、よって、カテーテル処置の終結にて独立の閉鎖装置を求める要求を除去するものである。本発明は、既存の公知の装置の欠点を克服し得る管閉塞を達成するための、素早い、安全な、利用しやすい装置を提供する。
【0021】
好適な実施形態の詳細な説明
図1を参照すると、ハブ14に結合するイントロデューサ鞘12、クリップハウジング16、及びクリップアクチュエータ18を含む管装置10が、示される。イントロデューサ鞘12は、ポリエチレン又はナイロンなどの、管イントロデューサ鞘に通常利用される部材を含み、中心管腔13を含む。他の装置は、その中心管腔13を経由して脈管構造内に導入される。その脈管構造は、例えば、血管造影、血管形成、又はステントのような診断又は介入処置を実施するためのものである。
【0022】
ハブ14は、イントロデューサ鞘12の近位端部に装備され、サイドポート20、アーク形状管腔22、バックブリーダ管腔24、バックフィールドチューブ25、及び装置ポート26を含む。装置ポート26は、イントロデューサ鞘12の中心管腔13に繋がり、横断するように配置された自己シールエラストマ膜27を有する。自己シール膜27は、ラテックス又は生物学的適合性のあるシンセターゼゴムを含み、介入装置を、装置ポート26を介して導入させ、中心管腔13を介する血液損失を防ぐ。ハブ14のサイドポート20は、中心管腔13と繋がり、生物学的適合性のあるチューブ36を介して止血ポート34に接続する。
【0023】
クリップハウジング16は、弾力性があり変形可能なクリップを保持する環形状チャンバを含む。本発明によると、クリップハウジング16は、イントロデューサ鞘12の外側に滑動自在に配置され、ハブ14に近接する収容位置から、遠位のクリップ展開のための位置にまで移動可能であり、その遠位のクリップ展開のための位置では、クリップは管穿刺の周囲の組織と係合することを余儀なくされる。
【0024】
クリップアクチュエータ18は、プランジャ28とロッド30を含み、それらはハブ14のアーク形状管腔22を介して滑動するように構成されている。ロッド30の遠位端部は、プランジャ28の動作が、クリップハウジング16の対応する近位の又は遠位の動作を起こすように、クリップハウジング16の中に装備される。以下に詳細に示すように、プランジャ28が最も近位の位置にまで動くと、クリップハウジング16はハブ14に近接して配置され、介入装置が装置ポート26及び中心管腔13を経由して患者の脈管構造の中に挿入されるために十分なクリアランスを与える。最も遠位の位置にまで動くと、プランジャ28によってロッド30がクリップハウジング16を遠位側に付勢する。
【0025】
図2を参照すると、管装置10がより詳細に示される。クリップハウジング16は、イントロデューサ鞘12を滑動して受けるボア38、ロッド30が中に装備されるボア40、及びバックブリードインジケータポート42を含む。バックフィールドインジケータポート42は、管腔44を介してバックフィールドチューブ25に繋がる。ハウジング16は、雄ネジヤマ48及び近位側の棚50を伴うネジボア46、近位側の棚54を伴うクリップボア52も含む。ネジボア46は、クリップエキスパンダ58の雌ネジ56が係合する。クリップエキスパンダ58はイントロデューサ鞘12上に滑動して配置され、クリップ62の周囲のクリップハウジング16の部位と共に、環状チャンバ60を形成する。
【0026】
クリップ62は、環状チャンバ60の中に拡張配布構成にて格納され、クリップ62はクリップエキスパンダ58を越えて滑動してクリップボア52の近位側の棚54に接触する。管装置10の配布構成では、環状チャンバ60の長さは、クリップエキスパンダ58の遠位の端部から近位側の棚54まで測定すると、クリップハウジング16の遠位端部の範囲内で、クリップ62の長さをカバーするのに十分な距離にまで伸展する。このように、クリップハウジング16は、更に以下に示すように、展開位置にクリップハウジング16が前進する際クリップ62が組織上にて妨げになるのを防ぐ。
【0027】
ロッド30は、ハブ14のアーク形状管腔22を経由し、クリップハウジング16のボア40の中に装備される。ロッド30を遠位側に進めると、クリップハウジング16、クリップエキスパンダ58、及びクリップ62が、イントロデューサ鞘12に対して対応する距離だけ遠位側に進む。プランジャ28が、最も遠位の位置に動かされると、ロッド30はアーク形状管腔22の範囲で回転し、クリップエキスパンダ58に対してクリップハウジング16を回転して進める。コの動きにより、クリップハウジング16は、クリップエキスパンダ58の雌ネジ56に沿って遠位側に進み、終にはクリップエキスパンダ58の近位端部はネジボア46の近位側の棚50に接触する。ロッド30を更に回転させると、近位側の棚54は、クリップエキスパンダ58の遠位側のクリップ62の組織係合部位を付勢する。クリップハウジング16を管穿刺跡Pに配置して、ロッド30を回転させると、組織係合部位、例えばスパイクは、図2で点線で示されているように、管壁に穴を開ける。
【0028】
別の実施形態では、プランジャ28及びロッド30は、クリップハウジング16に除去可能なように結合し、例えば、装置ポート26への障害の無いアクセスが容認される。この実施形態では、ロッド30は、クリップハウジング16の中のボア40にしっかりと係合して回転する歯を含み得る。
【0029】
上記のように、バックブリードインジケータポート42は、クリップハウジング16を貫通して伸びる血液管腔44によって、チューブ25に繋がり得る。バックフィールドチューブ25は、ハブ14のバックフィールド管腔24を貫通して、滑動するように設置される。クリップハウジング16の遠位端部が、穿刺Pの管壁に抗して遠位方向に進められるときは、血液が血液インジケータポート42に入り込みチューブ25から出て行くが、クリップハウジング16の遠位端部が管壁に近接して位置していることを医師は視覚により確証できることになる。したがって、バックフィールドチューブ25により、医師は、クリップ展開を容認するのにクリップハウジング16が十分に進んだ時期を決定でき、一方で、クリップ62が穿刺跡に届かずに展開したり、管の中にまで伸びたりする、危険を減少する。
【0030】
更に図1を参照すると、クリップ展開に関連して、生体ニカワ即ち組織シーラントが、止血ポート34、チューブ36、ポート20、及びイントロデューサ鞘12の中心管腔13を経由して、管穿刺Pに供給され、更にクリップ62の展開後の管の密閉を補助する。一方で、生体ニカワ即ち組織シーラントは、上述のバックブリード経路を経由して供給されてもよい。
【0031】
図3A〜図3Dを参照すると、本発明の原理に係り構成された例示のスプリングクリップ62が、より詳細に示されている。図3Bは、90度回転された図3Aのクリップの側面図であり、クリップ62は拡張配布構成にある。クリップ62は、レグ74により下方部材72に結合し管腔80を形成する上方部位70を有する、環状装置を含む。外側スパイク76と内側スパイク78は下方部材72に結合し、伸長組織係合部材として作用する。クリップ62は、管腔80を経由してイントロデューサ鞘12又はクリップエキスパンダ58(図3A〜図3Dでは示さず。)を進めることにより、弾力的に拡張する。
【0032】
イントロデューサ鞘を除去する際には、クリップ62は、図3C及び図3Dに示されるように、ストレスの無い展開構成に弾力的に戻る。ここで図3Cは図3Aの図に対応し、図3Dは図3Bの図に対応する。イントロデューサ鞘12の外側から除去されると、クリップ62は、その展開形状を回復し、そこではクリップの対向面が引き合い、終には下方部材72が互いに接触し外側スパイク76は内側スパイク78と交差する。図3Aに示すように、クリップ62は、かえしやフックのような、閉塞する管をしっかりと係合する係合エレメント77を選択的に含んでもよい。
【0033】
クリップ62は、ニッケルチタン合金のような、非常に弾力のある部材から製作されるのが好ましいが、イントロデューサ鞘12を越えて配布のために弾力的に拡張しクリップハウジング16(図2参照)の環状チャンバ60の内部に嵌合する程度の、弾力性を備えならどんな部材を含んでもよい。クリップ62は、生体吸収可能な部材から製作されてもよく、生体吸収可能な部材と弾力的に拡張可能な部材の組み合わせから製作されてもよい。
【0034】
図4Aと図4Bは、本発明の弾力スプリングクリップ90の別の実施形態を示し、フープ92と、対向するスパイク94とを含む。図4Aでは、クリップ90は、ストレスの無い展開構成にて示され、そこでは対向するスパイク94は互いに接触する。図4Bでは、クリップ90は、拡張された配布構成にて示され、そこでは対向するスパイク94は、ギャップ96を挟んで分離する。クリップ90は、上述のクリップ62と同様に、例えばイントロデューサ鞘を越えて進むことにより、弾力的に拡張し、上述のものと同様の部材から製作されるのが好ましい。
【0035】
図1乃至図3に関連する図5A乃至図5Fを参照すると、管装置10を利用する方法が記される。図5Aでは、イントロデューサ鞘12が、皮膚、脂肪、及び筋肉組織Tを貫通して管の中に進み、公知技術によって形成される管穿刺Pを介して進展する。プランジャ28及びロッド30を、最も近位の十分に収縮した位置に置き、一つ又は複数の介入装置、例えば血管形成バルーン、ステント配布システム、アセレクトミ(atherectomy)装置などを公知技術に係るイントロデューサ鞘12の装置ポート26及び管腔13を貫通して導入することによって、介入処置が実施され得る。サイドポート20が、介入処置の間、イントロデューサ鞘12を介して管の中に、流体、例えば造影剤や投薬をしみ込ませるために、利用されてもよい。
【0036】
処理が終了すると、クリップ62は、管穿刺Pを閉塞するのに利用され得る。このポイントでは、クリップアクチュエータ18、ハウジング16、クリップエキスパンダ58、及びクリップ62は,図5Aに示すように、ハブ14に近接して、最も近位に位置に配置される。
【0037】
図5Bに示されるように、クリップアクチュエータ18は、遠位の方向にプランジャ28を付勢することにより進められ、そうすると、ロッド30がハブ14のアーク形状管腔22を介して滑動しクリップハウジング16を進めることになる。プランジャ28を継続して遠位側に勧めると、クリップハウジング16の遠位端部が管の外側に接触し、クリップハウジング16のバックブリードインジケータポート42が直接に穿刺傷と繋がる。大気圧より高い管内の圧力の存在により、血液がインジケータポート42、血液管腔44を通過し、チューブ25の近位端部から外に出、従って、ハウジング16が穿刺跡に位置し更には進めないことを確認する。
【0038】
図5Cでは、クリップハウジング16が動かぬよう保持され、クリップアクチュエータ18がアーク形状管腔22の内部で時計回りに回転され、よってロッド30は回転しクリップエキスパンダ58(図2参照)に対してクリップハウジング16が進められる。とりわけ、ハウジング16の棚54はクリップ62の近位端部に接触し、図2に関して前に説明したように、組織係合部材、スパイク76、78が穿刺跡周りのポイントにて管Vの壁に接触し穴を開けるように、クリップ62を遠位側に押しやる。
【0039】
スパイク76、78が管壁に一旦穴を開けると、クリップアクチュエータ18は、アーク形状管腔22の内部で反時計回りに回転し、クリップエキスパンダ58沿いのネジボア46によってクリップハウジング16を収縮する。クリップ62の組織係合部材76、78は、管Vの壁の内部にクリップ62を保持し、一方ハウジングは図5Dに示されるように、引っ込む。
【0040】
図5Eでは、クリップ62は管壁に係合しており、クリップハウジング16及びクリップエキスパンダ58は、アクチュエータ18を近位側に引き上げることにより、近位側に引き上げられ、よって、クリップ62がクリップエキスパンダ58から滑って離れる。図5Eでは、スパイク78は図示されない組織に生め込まれている。なぜなら、その組織は断面の範囲内に存するからである。
【0041】
次に管装置10は、管壁から引き上げられる。イントロデューサ鞘12がクリップ62の管腔80から離れると、図5Fに示すように、クリップ62は管壁に対して回転し、ストレスの掛かっていない展開構成に戻り、よって穿刺Pの対向する側面を引っ張り穿刺をシールする。この時点で、上述のように、管穿刺Pのシールを補助するために、適切な生物学的適合性のある生体ニカワ即ち組織シーラントが、装置ポート26又はサイドポートを経由して穿刺域の中に注入されてもよい。一方、生体ニカワ即ち組織シーラントは、上述のバックブリード経路を経由して配布されてもよい。
【0042】
図6及び図7Aに戻ると、本発明に係る第2の実施形態の装置110が示される。装置110は、ハブ114に繋がるイントロデューサ鞘112、クリップハウジング116、及びクリップアクチュエータ118を含む。以下に詳しく説明する、閉鎖部品120はクリップハウジング116の中に配置される。
【0043】
イントロデューサ鞘112は、ポリエチレン又はナイロンなどの、管イントロデューサ鞘に通常利用される部材から形成され、中心管腔113を含む。他の介入装置は、その中心管腔113を経由して脈管構造の中に導入される。その脈管構造は、例えば、血管造影、血管形成、又はステントのような診断又は介入処置を実施するためのものである。
【0044】
ハブ114は、イントロデューサ鞘12の近位端部に装備され、サイドポート122、アクチュエータ管腔124、閉鎖管腔126、バックブリード管腔128、バックフィールドチューブ130、及び装置ポート132を含む。装置ポート132は、イントロデューサ鞘112の中心管腔113に繋がり、横断するように配置された自己シールエラストマ膜133を有する。自己シール膜133は、ラテックス又は生物学的適合性のあるシンセターゼゴムから形成され得、介入装置を、装置ポート132を介して導入させ、中心管腔113を介する血液損失を防ぐ。ハブ114のサイドポート122は、中心管腔113とも繋がり、生物学的適合性のあるチューブ136を介して止血ポート134に接続する。
【0045】
クリップハウジング116は、各々、生体吸収可能で、変形可能なクリップ146を保持する2つの管腔159を含む。クリップハウジング116は、イントロデューサ鞘112の外側に滑動自在に配置され、ハブ14に近接する収容位置から、遠位のクリップ展開のための位置にまで移動可能であり、その遠位のクリップ展開のための位置では、生体吸収可能なクリップ146は管穿刺(図示せず。)の周囲の組織と係合することを余儀なくされる。クリップハウジング116は、クリップハウジング116が進む際にクリップ146が組織上に引っ掛かるのを防ぐ。
【0046】
クリップアクチュエータ118は、プランジャ138とロッド140を含み、それらはハブ114のアクチュエータ管腔124を介して滑動するように構成されている。プランジャ138は更に開口部139を含む。ロッド140の遠位端部は、プランジャ138の動作が、クリップハウジング116の対応する近位の又は遠位の動作を起こすように、クリップハウジング116の中に装備される。プランジャ138が最も近位の位置にまで動くと、クリップハウジング116はハブ14に近接して配置され、介入装置が装置ポート132及び中心管腔113を経由して患者の脈管構造の中に挿入されるために十分なクリアランスを与える。最も遠位の位置にまで動くと、プランジャ138によってロッド140がクリップハウジング116を遠位側に付勢する。
【0047】
特に図7A−図7Cを参照すると、クリップハウジング116は、イントロデューサ鞘112を滑動して受ける管腔142、ロッド140が中に装備されるロッドボア141(図6参照)、中にクリップ146が収容され穿刺跡に向かって進められるクリップ管腔144、遠位ピン150を確固として受けるピンホール148、及びバックブリードインジケータポート(図7Aの断面の外であり、図示せず。)を含む。該バックフィールドインジケータポートは、血液管腔131を介してバックフィールドチューブ130に繋がる。
【0048】
閉鎖部品120は、ピンホール(図7Aの断面の外であり、図示せず。)が近位ピン154を受けるように構成されているキャップ152、クリップ146に装着するクリップホルダ156、ファスナ160を進めるように構成されているロッキングカラードライバ158を含む。ロッキングカラードライバ158は、プランジャ138の管腔139、ハブ14の閉鎖管腔126、及びクリップハウジング116のクリップ管腔144の内部で、滑動自在に受けとめる。ドライバ158は管腔159及び矩形クリップハウジング147も含み、そこにおいてはクリップホルダ156及びクリップ146が、夫々、滑動自在に受けとめられる。ボア147は、矩形断面を備えるのが好ましい。
【0049】
図7Bに示されるように、ロッキングカラードライバ158は、管腔159と繋がる近位ドライバスロット162を含み、一方クリップホルダ156は近位ホルダスロット164を含む。近位ピン154は、キャップ152の中に装着され、スロット162および164を通過し、それらの内部で活動自在に受けとめられる。図7Cに示されるように、ロッキングカラードライバ158は、管腔159と繋がる遠位ドライバスロット166も含み、一方クリップホルダ156は更に遠位ホルダスロット168を含む。遠位ピン150は、クリップハウジング116の中に装着され、スロット166および168を通過し、それらの内部で活動自在に受けとめられる。
【0050】
上記のように、バックブリードインジケータポート(図示せず。)は、クリップハウジング116を貫通して伸びる血液管腔131によって、バックブリードチューブ130に繋がる。バックブリードチューブ130は、ハブ14のバックブリード管腔128を貫通して、滑動自在に設置される。クリップハウジング116の遠位端部が、管穿刺の管壁に抗して遠位方向に進められるときは、血液がバックブリードインジケータポートに入り込みチューブ130から出て行くが、クリップハウジング116の遠位端部が管壁に近接して位置していることをオペレータは視覚により確証できることになる。したがって、バックブリードチューブ130により、オペレータは、クリップ展開を容認するのにクリップハウジング116が十分に進んだ時期を決定でき、一方で、クリップ146が穿刺跡に届かずに展開したり、管の中にまで伸びたりする、危険を減少する。
【0051】
クリップ展開に関連して、生体ニカワ又は組織シーラントが、止血ポート134、生物学的適合性のあるチューブ136、サイドポート122、及びイントロデューサ鞘112の中心管腔131を経由して、管穿刺に供給され、更にクリップ146の展開後の管の密閉を補助する。一方で、生体ニカワ即ち組織シーラントは、装置ポート132を経由して、又は上述のバックブリード経路を経由して供給されてもよい。
【0052】
図8A−図8Cを参照すると、クリップ146及びファスナ160が詳細に記される。図8Aは配布構成のクリップ146を示す。クリップ146は湾曲したレグ170と近位端部172を含む。レグ170は、かえしやフックのような係合エレメント176を選択の上備えるスパイク174にて遠位では終端となり、狭領域178にて近位では終端となる。図7Aに示すように、近位端部172は、例えば接着剤を利用してクリップホルダ156に装着されてもよく、ロッキングカラードライバ158の矩形クリップボア147により滑動自在に受けられる。ボア147に関しては、クリップ146は実質上矩形断面を備える。
【0053】
ファスナ160は、生体吸収可能なロッキングカラー180を含み、該ロッキングカラー180はクリップ146の外側で滑動自在に受けとめられる。図8Bに示すように、ロッキングカラー180は、クリップ146の外側を遠位方向にに進め下げられクリップ146を変形して展開構成とし、展開構成では湾曲したレグ170及びスパイク174は共に引かれる。クリップ146は、レグ170に関して近位端部172を回転することによって、クリップホルダ156から分離され、以下に説明するように、そのことによりクリップ146は狭領域178にて2つの部分に割れる。クリップ146及びロッキングカラー180は、ポリグリコール酸のような、生体吸収可能な部材から製作されるのが好ましい。
【0054】
図9A及び図9Bに進むと、本発明に係る閉鎖部品190の別の実施形態が示される。閉鎖部品190は生体吸収可能なクリップ190及びファスナ194を含む。クリップ192は、狭領域198を備える近位フープ196を含み、レグ200はスパイク202にて終端となる。ファスナ194は生体吸収可能なくさび204を含む。くさび204は、遠位端部にてフープ196の直径に実質等しい直径を有し、フープ196の直径はくさび204の遠位端部にて最大直径となるようテーパ形状となる。従ってクリップ192は、図9Aの配布構成から図9Bの展開構成へと変形し得、該展開構成ではレグ200及びスパイク202は、くさび204をフープ196の中に打ち狭領域198にてクリップ192を変形することにより、引き合う。管腔206はクリップ192のフープ198を通過して伸び、一方管腔208はくさび196を通過して伸びる。よってクリップ192及びくさび196はイントロデューサ鞘(図示せず)の外側を越えて配布されるように構成される。クリップ192及びくさび196は、生体吸収可能な部材から製作されるのが好ましい。
【0055】
図6乃至図8Cに関連する図10A−図10B乃至図13A−図13Bを参照すると、管装置110を利用する方法が記される。イントロデューサ鞘112が、皮膚、脂肪、及び筋肉組織を貫通して管Vの中に進み、公知技術によって形成される管穿刺Pを介して進展する。管装置110は、器具を管腔113を介して管の中に進めることで、標準的なイントロデューサ鞘と同じように利用される。とりわけ、プランジャ138及びロッド140を、最も近位の十分に収縮した位置に置き、一つ又は複数の介入装置、例えば血管形成バルーン、ステント配布システム、装置などを公知技術に係るイントロデューサ鞘112の装置ポート132及び管腔113を貫通して導入することによって、介入処置が実施され得る。サイドポート122が、介入処置の間、イントロデューサ鞘112を介して管の中に、流体、例えば造影剤や投薬をしみ込ませるために、利用されてもよい。
【0056】
処理が終了すると、管装置110は、管穿刺Pを閉塞するのに利用され得る。このポイントでは、クリップアクチュエータ118、クリップハウジング116、及びクリップ146を伴う閉鎖部品120は、ハブ14に近接して、最も近位の位置に配置される。
【0057】
クリップアクチュエータ18は、遠位の方向にプランジャ138を付勢することにより進められ、そうすると、ロッド140がハブ114のアクチュエータ管腔124を介して滑動しクリップハウジング116を進めることになる。遠位ピン150は、ハウジング116の中に装着され、ドライバ158とホルダ156の遠位スロット166、168に、夫々接触する。従って、クリップハウジング116を遠位側に進めると、閉鎖部品120も遠位側に進めることになる。プランジャ138を継続して遠位側に勧めると、クリップハウジング116の遠位端部が管の外側に接触し、クリップハウジング116のバックブリードインジケータポート(図示せず。)が直接に穿刺傷と繋がる。大気圧より高い管内の圧力の存在により、血液がインジケータポート、血液管腔131を通過し、チューブ130の近位端部から外に出、従って、クリップハウジング116が穿刺跡に位置し更には進めないことを確認する。
【0058】
図10Bは、イントロデューサ鞘112に平行な面に沿ったクリップハウジング116の断面図により、閉鎖部品120を示す。図10Aは、図10Bに示されるクリップホルダ156とロッキングカラードライバ158の縦方向の相対的位置に対応する、近位スロット162、164内部の近位ピン154の位置と、遠位スロット166、168内部の遠位ピン150の位置とを示す。ピン位置は、関連する位置にあるクリップホルダ156とロッキングカラードライバ158の側面図により示される。
【0059】
図10A及び図10Bに示されるように、クリップハウジング116は穿刺跡Pに配置され、近位ピン154は、キャップ152の中に装着され、近位ドライバスロット162と、近位ホルダスロット164の円周部位との、最も右側に、位置する。遠位ピン150は、遠位ドライバスロット166と、遠位ホルダスロット168の縦部位との、遠位端部に位置する。
【0060】
図11A及び図11Bでは、クリップハウジング116は動かぬよう保持され、クリップハウジング116に関してクリップ146を遠位側に進める力が、キャップ152に加えられる。とりわけ、近位ピン154は接触して近位スロット162、164に力を加え、装着されたクリップ146及びロッキングカラー180に加えてドライバ158及びクリップホルダ156を進める。遠位ピン150は、遠位スロット166の内部及び遠位スロット168の縦部位の内部で、自在に動く。クリップ146の遠位方向へ進み続け、終にはピン150はクリップホルダ156の遠位ホルダスロット168の縦部位の近位端部に接触する。ドライバ158は同様に、近位ピン154を介してクリップホルダ156にクリップホルダ156に繋がることにより、抑制される。クリップ146の組織係合部材、即ちスパイク174及び係合エレメント176は、穿刺跡Pの対向する側面上にて、管Vの壁に接触し穴を開ける。
【0061】
図12A及び図12Bに示すように、スパイクが管壁に穴を開けると、ロッキングカラードライバ158は遠位側に進み、一方クリップハウジング116及びクリップホルダ156は静止を続け、よって、ロッキングカラー180がクリップ146の外側を下方に進み、レグ170及びスパイク174を共に引き穿刺Pを閉塞する。係合エレメント176は、治癒の間、クリップ146を管壁内部に保持する役割をもつ。
【0062】
クリップホルダ156に関して、ドライバ158をこのように進めるために、上から眺めてキャップ152は時計回りに回転され、終には近位ピン154が近位スロット162、164の最も左に接触し、よって、ピン154を近位ホルダスロット164の縦部位に並べる。ドライバ158を進めクリップ146を変形し展開構成とする力が、キャップ152にもう一度加えられる。とりわけ、近位ピン154は接触して近位ドライバスロット162に力を加え、ドライバ158を遠位側に進める。ピン154は、近位ホルダスロット164の縦部位の内部で、自在に動き、終にはピン154はスロット164の遠位端部に接触する。同様に、遠位ドライバスロット166は自在に動き、終には遠位ピン150はスロット166の近位端部に接触する。図12Aでは、近位ピン154がスロット164に接触し遠位ピン150がスロット166に接触すると、ロッキングカラー180はクリップ146の外側を下方に押しやられ、よって、クリップ146を変形してレグ170を共に引き、穿刺跡を閉塞する。
【0063】
図13A及び図13Bでは、穿刺Pを閉塞するためクリップ146が変形され、クリップホルダ156は、狭領域178にてクリップ146を制約無く折ることにより、クリップ146から分離する
【0064】
この時点で、若しくは分離に先立ち、適切な生物学的適合性のある生体ニカワ即ち組織シーラントが、装置ポート132又はサイドポート122を経由して、上述のように、管穿刺Pのシールを補助するために穿刺傷に選択的に注入されてもよい。一方、生体ニカワ又は組織シーラントは、上述のバックブリード経路を経由して配布されてもよい。それから管装置110は、管壁から引き抜かれ処置を終える。
【0065】
クリップ146は、上から眺めてキャップ152を反時計回り回転することにより、クリップホルダ156から分離される。キャップ152の近位ピン154は、近位ドライバスロット162に内部で自在に動くが、近位ホルダスロット164の縦部位の遠位端部に接触して、クリップホルダ156をカラードライバ158に対して回転せしめる。クリップハウジング116の遠位ピン150は、クリップホルダ156の回転の間、遠位ホルダスロット168の縦部位の内部で自在に動く。同時に、ドライバ158は、遠位ピン150によって回転しないよう抑制され、該遠位ピン150は遠位ドライバスロット166に接触する。ドライバ158の矩形クリップボア147の矩形断面がクリップ146の実質上の矩形断面に調和するので、クリップ146は回転しない。従って、ドライバ158が回転し無いように抑制されるのでクリップ146も同様である。上記抑制機能を実施し得るようにクリップ146及びボア147にて非矩形断面とすることは、当業者には明白であり、本発明の範囲内である。
【0066】
クリップホルダ156は回転するがクリップ146は抑止され、クリップ146の近位端部172はクリップホルダ156に装着されるので、キャップ152を反時計回りに回転すると、クリップ146は最も弱い部分の狭領域178で折れる。それから管装置110は患者から外され処置を終える。
【0067】
本発明の好適な実施形態が上述されたが、本発明から乖離することなく様々な変化や修正が為され得ることは当業者には明白である。例えば、小さい修正によって、管装置110は、図9A及び図9Bの閉鎖部品190や、種々の他のどんな生体吸収可能な且つ/又は変形可能なクリップをも運ぶようにも、構成され得る。近位ピン154はキャップ152と統合して形成され得るし、遠位ピン150はクリップハウジング116と統合して形成され得る。管穿刺を閉塞するためにクリップ146がいくつ利用されてもよい。
【0068】
図14を参照すると、本発明に係る別の実施形態の装置210が示される。装置210は、ハブ214に繋がる1鞘212、閉鎖部品216、及び1閉鎖アクチュエータ218を含む。鞘212は、イントロデューサ鞘、トロカール、又はカテーテルであるが、中心管腔213を含む。他の介入装置(図示せず。)は、その中心管腔213を経由して脈管構造の中に導入される。その脈管構造は、例えば、血管造影、血管形成、ステント、又は穿刺跡シールのような診断又は介入処置を実施するためのものである。
【0069】
ハブ214は、鞘212の近位端部に装備され、サイドポート220、アーク形状管腔222、及び装置ポート224を含む。装置ポート224は、鞘212の中心管腔213に繋がり、横断するように配置された自己シールエラストマ膜225を有する。自己シール膜225は、ラテックス又は生物学的適合性のあるシンセターゼゴムから形成され得、介入装置を、装置ポート224を介して導入させ、中心管腔213を介する血液損失を防ぐ。ハブ214のサイドポート220は、中心管腔213とも繋がり、生物学的適合性のあるチューブ28を介してホメオスタシスポート226に接続する。
【0070】
閉鎖部品216は、鞘212を受ける管腔230を含む。閉鎖部品216は、鞘212の外側に滑動自在に配置され、ハブ214に近接する収容位置から、遠位の展開のための位置にまで移動可能であり、その遠位の展開のための位置では、閉鎖部品216の歯217は管穿刺の周囲の組織と係合することを余儀なくされる。閉鎖部品216は、少なくとも2つの鋭利なチップ、即ち歯217を含む。歯217は、バックブリードポート232を含むのが好ましい。閉鎖部品216は、鞘212の縦軸まわりのアーク管腔222の内部で回転可能であり、よって、歯217を管穿刺の周囲の組織に係合して、閉鎖部品216は穿刺を閉塞し得る。
【0071】
閉鎖アクチュエータ218は、プランジャ234及びチューブ236を含み、それらはハブ214のアーク管腔22を通過して滑動するように構成される。チューブ236の近位端部は、プランジャ234のバックブリードボア238に繋がる。チューブ236の遠位端部は、閉鎖部品216の中で、永続的に又は着脱可能なように、装備され、よって、プランジャ234が動くことで閉鎖部品216が対応して近位方向に又は遠位方向に動かされる。同様に、プランジャ234が回転すると、アーク管腔222の内部でチューブ236が対応して回転させられ、更にチューブ236は鞘212の縦軸まわりに閉鎖部品216を回転する。
【0072】
プランジャ234は、装置ポート224と同軸にて配列される装置ボア240も含む。該装置ボア240を介して介入装置又は穿刺シーラントが通される。以下に詳しく説明するように、プランジャ234が最も近位の位置に移動したときは、閉鎖部品216はハブ214に近接して配置され、介入装置が装置ポート224及び中心管腔213を経由して患者の脈管構造の中に挿入されるために十分なクリアランスを与える。最も遠位の位置にまで動くと、プランジャ234によってチューブ236が閉鎖部品216を遠位側に付勢する。それから介入装置、即ちシーラントは、装置ボア240、装置ポート224、及び中心管腔213を通過して脈管構造の中に導入され得る。
【0073】
プランジャ234のバックブリードボア238は、チューブ234の内部でバックブリード管腔(図示せず。)と繋がる。チューブ236のバックブリード管腔は、歯217のバックブリードポート232に繋がり、よって、ポート232、チューブ236の管腔(図示せず。)、及びボア238を通過する完全なバックブリード経路を確立する。閉鎖部品216の歯217が、管穿刺の周囲の管壁に穴をあけるときは、血液がバックブリードポート232に入り込みバックブリードボア238から出て行くが、歯217が管壁の内部に位置していることを外科医は視覚により確証できることになる。したがって、バックブリード経路により、外科医は、穿刺を閉塞するため閉鎖部品216を回転させて閉鎖部品216が十分に進んだ時期を決定でき、一方で、閉鎖部品216が穿刺跡に届かなかったり、管の中にまで伸びたりする、危険を減少する。
【0074】
閉鎖部品216の回転により為される穿刺跡の閉鎖に関連して、穿刺シーラントが、閉鎖跡をシールするため穿刺後に注入され得る。シーラントは、例えば、生体ニカワ、組織シーラント、又は凝固剤のような、アドヒーシブを含み、それらは、止血ポート226、生物学的適合性のあるチューブ228、サイドポート、及びイントロデューサ鞘212の中心管腔213を経由して管穿刺に配布され、更に閉鎖部品216により穿刺閉鎖後の管のシールを補助する。一方で、アドヒーシブは、装置ポート224を経由して、又は上述のバックブリード経路を経由して供給されてもよい。アドヒーシブの代わりに、閉鎖部品216は、更にシーラントを含んでもよく、閉鎖部品216は、止血が自然に生じるまで、管の内部の適所に置かれる。更に、縫合糸(図示せず。)が中心管腔213を経由して供給され、更に/又は、熱エネルギが、例えば、電気誘導、赤外線光、超音波振動、マイクロウエーブ又はレーザ照射、及び他の方法から、与えられ得る。
【0075】
図15を参照すると、本発明に係る別の穿刺シール装置250が示される。シール装置250は、配布装置252及びクリップ254を含む。配布装置252は、チューブ258に装着する近位端部を含む。チューブ258は、遠位端部の第1の顎部260にて終端し、管腔262及びピン264を含む。ピン264は、チューブ258の内側面から管腔262の中に伸展し、チューブ258の縦軸に対して垂直に配置される。配布装置252は、ピン264と繋がる雌コネクタ268を有する第2の顎部266も含み、第2の顎部266はピン264回りにてピボットする。第2の顎部266はモーメントアーム270を含み、第1の顎部260に対して第2の顎部266をバイアスすべく、テンションばね272がモーメントアーム270とチューブ258の内側面とに、繋がる。
【0076】
互いにバイアスされたときにクリップを受けるように構成されたチャネル274を、第1の顎部260と第2の顎部266が形成するのが好ましい。テンションばね272により加えられるバイアス力は、チャネル274の内部にクリップ254を保持し、よって、クリップ254は、閉鎖部品216により概算される縁部を備えた管穿刺の周囲の組織中に進められる。
【0077】
配布装置252は、リリースアーム280を有するプッシュロッド278に繋がるプランジャ276も含む。プッシュロッド278は、リリースアーム280がモーメントアーム270と係合するようように、チューブ258の管腔262の内部で受けられる。
【0078】
プランジャ276に力を加えて、プッシュロッド278を遠位側に進めると、リリースアーム280がモーメントアーム270を遠位側に付勢する。この動きは、テンションばね272によって加えられるバイアス力を圧倒し、第2の顎部266に対してピン264の周りでピボットせしめる。従って第2の顎部266は最早第1の顎部260と接触せず、クリップ254はチャネル274からリリースされる。チューブ258、第1の顎部260、第2の顎部266、及びシール装置250のクリップ254は、装置ボア240、装置ポート224、及び管装置210の管腔213を経由しての患者の脈管構造の中への注入に合わせて、寸法取りされるのが好ましい。
【0079】
図14及び図15に関連する図16A−図16D乃至図17A−図17Dを参照すると、シール装置250を伴う管装置210を利用する方法が記される。鞘212が、皮膚、脂肪、及び筋肉組織を貫通して管Vの中に進み、管穿刺Pの周囲の管壁組織を介して進展する。プランジャ234及びアクチュエータ218のチューブ236を、最も近位の十分に収縮した位置に置き、一つ又は複数の介入装置、例えば血管形成バルーン、ステント配布システム、アセレクトミ(atherectomy)装置などを公知技術に係る鞘212の装置ポート224及び管腔213を貫通して導入することによって、介入処置が実施され得る。サイドポート220が、介入処置の間、鞘212を介して管の中に、流体、例えば造影剤や投薬をしみ込ませるために、利用されてもよい。
【0080】
処置が終了すると、管装置210は、管穿刺Pを閉塞するのに利用され得る。このポイントでは、閉鎖アクチュエータ218、及び閉鎖部品216は、閉鎖部品216をハブ214に近接して、最も近位の位置に配置される。閉鎖アクチュエータ218は、遠位の方向にプランジャ234を付勢することにより進められ、そうすると、チューブ236がハブ214のアーク形状管腔222を介して滑動し閉鎖部品216を進めることになる。
【0081】
図16Aに示されるように、プランジャ234を継続して遠位側に進めると、閉鎖部品216の遠位端部の歯217が穿刺Pの周囲の組織に穴をあけ、よって歯217のバックブリードポート232が直接に穿刺傷と繋がる。図17Aの中の歯穿刺Tは、歯217が管Vに入り込むポイントを表す。大気圧より高い管内の圧力の存在により、血液がバックブリードポート232、チューブ236のバックブリード管腔(図示せず。)を通過し、バックブリードボア238の近位端部から外に出、従って、歯217が穿刺跡近辺の組織に係合し更には進まないことを確認する。
【0082】
図16Bでは、鞘212が、穿刺Pの閉鎖を促進するため、穿刺Pから除去される。閉鎖アクチュエータ218は静止状態を保持し、一方ハブ214は近位方向に引き上げられ、よって、穿刺Pから鞘212を近位方向に引き上げる。穿刺Pは、図17Bに示されるように、開いたままである。鞘212は最早穿刺Pの内部には無く、閉鎖アクチュエータ218がアーク形状管腔222の内部で回転され、閉鎖部品216を回転する。閉鎖部品216の回転により、図16C及び図17Cに示されるように、歯217が回転し穿刺Pを閉じるよう付勢する。
【0083】
穿刺Pを閉じると、シーラントが注入され閉じられた傷をシールする。シーラントは、例えば、生体ニカワ、組織シーラント、又は凝固剤のようなアドヒーシブを含んでもよい。更に、若しくは一方で、縫合糸が利用され、及び/又はエネルギが加えられてもよい。止血が自然に生じるまで、閉鎖部品216は管V内部の適所にて保持され得る。一方で、ここに述べたクリップの一つのような、シール装置が加えられてもよい。
【0084】
図16D及び図17Dは、図15のシール装置250と関連して利用される装置210を示す。クリップ254を配布装置252のチャネル274の中に設置して、配布装置252は、閉鎖アクチュエータ218の装置ボア240、ハブ214の装置ポート224、及び鞘212の中心管腔213を経由して、管Vに配布され得る。クリップ254は閉塞穿刺Pの周囲の組織にて管Vに穴をあけ、クリップ穿刺Cを形成し、穿刺Pをシールする。それから配布装置252のプッシュロッド278は作動され、第2の顎部266を第1の顎部260から分離し、配布装置252からクリップ254を解放する。それから装置210及び配布装置252は、患者から取り外され、処置を終える。止血が生じるまでクリップ254は閉塞状態であるが、異質な部材が患者の身体内に永続的には入れ込まれないように、生体吸収可能であるのが好ましい。所望されるか若しくは要求されれば、更なるクリップも打ち込まれ得る。
【0085】
図18A乃至図18Cを参照すると、本発明に係る別の統合管装置300が示されている。装置300は、ハブ304に結合する鞘302、閉鎖部品306、及び閉鎖アクチュエータ308を含む。上述の鞘112と同様に、鞘302は、イントロデューサ鞘、トロカール、又はカテーテルであり、中心管腔303を含む。他の装置(図示せず)は、その中心管腔303を経由して脈管構造内に導入される。その脈管構造は、例えば、血管造影、血管形成、又はステント、又は穿刺跡のシールのような診断又は介入処置を実施するためのものである。ハブ304は、アクチュエータ308、装置ポート312、及びサイドポート314を滑動自在に受けるボア310を含む。装置ポート312は、鞘302の中心管腔303と繋がって介入装置の導入を受け入れ、一方で中心管腔303を経由する血液の損失を防ぐ。
【0086】
閉鎖部品306は、滑動自在に鞘302を受けるように構成される管腔318を有する外側ハウジング316、滑動自在に内側ハウジング322を受けるためのボア320、閉鎖アクチュエータ308を受けるべく調整された管腔324、ニードル即ち鋭利チップ328を伴うプロングを含む。内側ハウジング322は、鞘302を受けるための管腔323と、プロング326を受けるためのチャネル330とを有する。閉鎖要素306は、少なくとも2つのプロングを、望ましくは4つのプロングを含む。
【0087】
閉鎖アクチュエータ308は、管腔333を有する発動チューブ332、該発動チューブ332内部に設置された発動ロッド334、該チューブ332の近位端部に結合する第1のプランジャ336、および該ロッド334の近位端部に結合する第2のプランジャ338を含む。該チューブ332の遠位端部は、永続的に又は着脱可能なように、管腔324の中にて閉鎖部品306の外側ハウジング316に添付され、一方ロッド324の遠位端部は、内側ハウジング322に結合する。
【0088】
鞘302の中心管腔303を経由して介入処置を実施するため、鞘302が、従来技術に従って、皮膚、脂肪、及び筋肉組織を貫通して管Vの中に進み管穿刺Pを介して進展する。閉鎖部品306を、ハブ304に近接した最も近位の十分に収縮した位置に置き、一つ又は複数の介入装置、例えば血管形成バルーン、ステント配布システム、アセレクトミ(atherectomy)装置などをやはり公知技術に係る鞘302の装置ポート312及び管腔303を貫通して導入することによって、介入処置が実施され得る。サイドポート314が、介入処置の間、鞘302を介して管の中に、流体、例えば造影剤や投薬をしみ込ませるために、利用されてもよい。
【0089】
処置が終了すると、装置300は、管Vを閉塞するのに利用され得る。閉鎖部品306は、遠位の方向にプランジャ336、338を付勢することにより遠位の方向に進められる。プロング326が弾力的に変形しチャネル330内部で受けられるように、内部ハウジング322は外部ハウジング316のボア320の内部で一部分のみ受けられる。図18Aに示されるが、閉鎖部品306は、例えばバックブリードインジケータ(図示せず。)と共に、所与のように、内部ハウジング322が管Vに接触するまで、進められる。
【0090】
図18Bでは、第1のプランジャ336は遠位側に付勢され発動チューブ332及び外部ハウジング316を遠位側に進め、一方第2のプランジャ338及び鞘302は、静止状態を保持する。外部ハウジング316を進めると、プロング326の鋭利チップ328を、穿刺Pの周囲の組織の中に進めることになる。
【0091】
図18Cでは、鞘302及び第2のプランジャ338は、近位方向に収縮し管Vから鞘302を引き上げ、外部ハウジング316のボア320の完全内部に内部ハウジング322を引き上げる。発動ロッド334及び第2のプランジャ338を経由して内部ハウジング322を近位側に収縮することで、内部ハウジング322のチャネル330から、外部ハウジング316のプロング326を取り去ることになる。プロング326は、下方ストレス構成にはね返りつつ接触し、よって、穿刺Pの対向する側面を合わせて引っ張り傷を閉じる。シーラント、例えば図15のクリップ254は、上述のように、閉塞された穿刺に導入されて閉塞跡をシールし得る。更に、RFジェネレータ(図示せず。)により印加されるRF流が、二極電極として作動する対向チップ328に加えられてもよい。
【0092】
図20A及び図20Bに加えて図19A−図19Eを参照すると、本発明に係る更に別の実施形態の装置が示される。図19A−図19Eは、管Vの内部の管穿刺Pにて利用される統合管装置の閉鎖部品354を示す。装置350は、ハブ(図示せず。)に結合する鞘352、閉鎖部品354、及び閉鎖アクチュエータ(図示せず。)を含む。閉鎖部品354と利用する種々の閉鎖アクチュエータが、前述の実施形態から、当業者には明白である。
【0093】
鞘352は、イントロデューサ鞘、トロカール、又はカテーテルであり、中心管腔353を含む。他の装置(図示せず)は、脈管構造内に導入される。その脈管構造は、例えば、前記の実施形態と同様に、血管造影、血管形成、又はステント、又は穿刺跡のシールのような診断又は介入処置を実施するためのものである。閉鎖部品354は、スペーサ356、ニードル358、及びニードルカバー360を含む。スペーサ356は、鞘352の外側のまわりに同軸上に且つ滑動自在に設定される。更にスペーサ356は、以下に説明するが、ニードル358が傷を引っ張って閉じ得るように穿刺Pに入り込むのではなく穿刺Pの周囲の組織に確実に係合するために、約1ミリメートル(1mm)の環径を有するのが好ましい。ニードル358は、穿刺Pに向かって進む間、スペーサ356とカバー360との間に、配置する。ニードル358は、棚362を含み、該棚362は、カバー360に対してニードル358が過度に進むのを防ぐためのポジの留め物として作用する。該棚362は、対応する環状棚364を含む。カバー360は、ニードル358を弾力的に変形するように構成された弾力セグメント366を含む。閉鎖部品354は少なくとも2つのニードル158を含み、好ましくは4つ含む。ニードル358は、組織を握持するのを補助するため、かえしやフックのような、係合エレメント(図示せず。)を更に含んでもよい。
【0094】
図19Aに示されるように、鞘352が、従来技術に従って、皮膚、脂肪、及び筋肉組織を貫通して管Vの中に進み管穿刺Pを介して進展する。閉鎖部品354を、ハブ304に近接した最も近位の十分に収縮した位置に置き、一つ又は複数の介入装置を管腔を介して患者の脈管構造の中に導入することによって、介入処置が鞘352の中心管腔353を経由して実施される。閉鎖部品354は、例えば前に説明されたようなバックブリードインジケータと共に、所与のように、閉鎖部品354が管Vに接触するまで、閉鎖アクチュエータ308を経由して進められる。カバー360はニードル358を保護し、閉鎖部品354が鞘352を遠位方向に下り皮膚、脂肪、及び筋肉組織を経由して遠位方向に進む際に、組織が妨げとなることを防ぐ。スペーサ356は、穿刺Pの端部から離れた位置で、ニードル358を保持する。
【0095】
図19Bでは、ニードル358は、棚362が棚364に接触するまで、ニードルカバー360に対して遠位側に進められる。ニードル358は、カバー360の弾力セグメント366を外方向に反らせ、穿刺Pの周囲の組織に穴を開ける。図20Aは、穿刺Pの周囲の管Vのセグメントをアイソメ図にて示す。ニードル配置に4本のニードル358を含めて、ニードル358は管穿刺Pの周囲にニードル穿刺Nを形成する。それから鞘352及びスペーサ356は、図19Cに示すように、近位方向に収縮し、管Vから除去される。図19D及び図20Bに示すように、ニードルカバー360の弾力セグメント366は弾力的に緊縮し、よって、ニードル358を引き合わせ傷の端部を接合する。
【0096】
それから、生体ニカワ、組織シーラント、又は凝固剤のようなシーラントが穿刺跡に注入され閉じられた傷をシールする。一方、閉鎖部品354は、止血が自然に発生するか、縫合糸(図示せず。)が中心管腔353を介して導入されるまで、位置が維持され得る。更に、若しくは一方で、前述のように、RFエネルギがニードル358を渡して加えられてもよく、図15のシール装置250のクリップ254のようにクリップが加えられてもよい。電気誘導からの熱エネルギ、赤外線光線、超音波振動、マイクロウエーブ又はレーザ照射、及び他の手段が、穿刺をシールするために、利用され得る。例示として、図19Eがアドヒーシブ372を含むシール装置370を示し、そのアドヒーシブ372は中心管腔353を介して鞘374に配布される。アドヒーシブ372が固まるのに十分な時間経過後、装置350は、管Vから除去され得る。
【0097】
本発明の閉鎖部品を伴う統合管イントロデューサ鞘は、管穿刺をシールするための周知の方法及び装置に係る欠点を克服し得るものである。例えば、素早い、簡単な、低コストの、効果的な、利用しやすい傷閉鎖の解決法を提供する。本発明に係る装置は、単一装置での管注入及び傷閉鎖を提示し、処置の終了時に独立の閉鎖装置を挿入するのに要求される時間と操作とを省くものである。
【0098】
本発明の好適な例示の実施形態を上述したが、本発明から乖離することなく種々の変更や修正をなし得ることは、当業者には明白である。例えば、少しの修正により、管装置10は図4のクリップ90を運ぶように構成され得るし、種々の代替の拡張可能な弾力クリップであればどのものでも運ぶように構成され得る。本発明の真実の精神及び範囲の中に含まれる全てのそのような変更および修正をカバーすることが、添付の請求項では意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係り、構築された管装置の側面図である。
【図2】 図1の管装置の閉鎖のための部品の断面図である。
【図3A】 拡張配布構成での、及び応力無く展開される構成での、異なる角度から示される、本発明の弾力クリップの側面図である。
【図3B】 拡張配布構成での、及び応力無く展開される構成での、異なる角度から示される、本発明の弾力クリップの側面図である。
【図3C】 拡張配布構成での、及び応力無く展開される構成での、異なる角度から示される、本発明の弾力クリップの側面図である。
【図3D】 拡張配布構成での、及び応力無く展開される構成での、異なる角度から示される、本発明の弾力クリップの側面図である。
【図4A】 応力無く展開される構成で示される、本発明に係る弾力外科クリップの別の実施形態のアイソメ図である。
【図4B】 拡張配布構成で、示される、本発明に係る弾力外科クリップの別の実施形態のアイソメ図である。
【図5A】 図1の統合管装置によって穿刺跡を密閉する方法を示す、管穿刺跡の側断面図である。
【図5B】 図1の統合管装置によって穿刺跡を密閉する方法を示す、管穿刺跡の側断面図である。
【図5C】 図1の統合管装置によって穿刺跡を密閉する方法を示す、管穿刺跡の側断面図である。
【図5D】 図1の統合管装置によって穿刺跡を密閉する方法を示す、管穿刺跡の側断面図である。
【図5E】 図1の統合管装置によって穿刺跡を密閉する方法を示す、管穿刺跡の側断面図である。
【図5F】 図1の統合管装置によって穿刺跡を密閉する方法を示す、管穿刺跡の側断面図である。
【図6】 本発明に係る別の統合管装置の側面図である。
【図7A】 図6の管装置の閉鎖部品の断面図である。
【図7B】 閉鎖部品の近位のスロットの分解側面図である。
【図7C】 遠位スロットの分解側面図である。
【図8A】 配布構成での頂面にて示される本発明の生体吸収可能なクリップ及びファスナの図である。
【図8B】 配布構成での側面にて示される本発明の生体吸収可能なクリップ及びファスナの図である。
【図8C】 展開構成での側面にて示される本発明の生体吸収可能なクリップ及びファスナの図である。
【図9A】 配布構成で示される、本発明に係る生体吸収可能な外科クリップ及びファスナの別の実施形態のアイソメ図である。
【図9B】 展開構成で示される、本発明に係る生体吸収可能な外科クリップ及びファスナの別の実施形態のアイソメ図である。
【図10A】 図7B及び図7Cの近位及び遠位のスロットの、図10Bに対応する側面図である。本発明により穿刺跡を密閉する方法を示す。
【図10B】 管穿刺跡で利用する、図7Aの閉鎖部品の側断面図である。本発明により穿刺跡を密閉する方法を示す。
【図11A】 図7B及び図7Cの近位及び遠位のスロットの、図11Bに対応する側面図である。本発明により穿刺跡を密閉する方法を示す。
【図11B】 管穿刺跡で利用する、図7Aの閉鎖部品の側断面図である。本発明により穿刺跡を密閉する方法を示す。
【図12A】 図7B及び図7Cの近位及び遠位のスロットの、図12Bに対応する側面図である。本発明により穿刺跡を密閉する方法を示す。
【図12B】 管穿刺跡で利用する、図7Aの閉鎖部品の側断面図である。本発明により穿刺跡を密閉する方法を示す。
【図13A】 図7B及び図7Cの近位及び遠位のスロットの、図13Bに対応する側面図である。本発明により穿刺跡を密閉する方法を示す。
【図13B】 管穿刺跡で利用する、図7Aの閉鎖部品の側断面図である。本発明により穿刺跡を密閉する方法を示す。
【図14】 本発明に係る統合管装置の好適な実施形態の側面図である。
【図15】 図14の管装置と共に利用するシール装置の側断面図である。
【図16A】 管穿刺跡にて利用する図14の閉鎖部品の側断面図であり、穿刺跡をシールする方法を示す。
【図16B】 管穿刺跡にて利用する図14の閉鎖部品の側断面図であり、穿刺跡をシールする方法を示す。
【図16C】 管穿刺跡にて利用する図14の閉鎖部品の側断面図であり、穿刺跡をシールする方法を示す。
【図16D】 管穿刺跡にて利用する図14の閉鎖部品の側断面図であり、穿刺跡をシールする方法を示す。
【図17A】 図16Aの管穿刺跡の平面図であり、図16Aの側断面図に対応し、更に図16Aの方法を示す。
【図17B】 図16Bの管穿刺跡の平面図であり、図16Bの側断面図に対応し、更に図16Bの方法を示す。
【図17C】 図16Cの管穿刺跡の平面図であり、図16Cの側断面図に対応し、更に図16Cの方法を示す。
【図17D】 図16Dの管穿刺跡の平面図であり、図16Dの側断面図に対応し、更に図16Dの方法を示す。
【図18A】 管穿刺跡にて利用する本発明の統合管装置の別の実施形態の側断面図であり、穿刺跡をシールする方法を示す。
【図18B】 管穿刺跡にて利用する本発明の統合管装置の別の実施形態の側断面図であり、穿刺跡をシールする方法を示す。
【図18C】 管穿刺跡にて利用する本発明の統合管装置の別の実施形態の側断面図であり、穿刺跡をシールする方法を示す。
【図19A】 管穿刺跡にて利用する更なる別の実施形態の側断面図であり、穿刺跡をシールする方法を示す。
【図19B】 管穿刺跡にて利用する更なる別の実施形態の側断面図であり、穿刺跡をシールする方法を示す。
【図19C】 管穿刺跡にて利用する更なる別の実施形態の側断面図であり、穿刺跡をシールする方法を示す。
【図19D】 管穿刺跡にて利用する更なる別の実施形態の側断面図であり、穿刺跡をシールする方法を示す。
【図19E】 管穿刺跡にて利用する更なる別の実施形態の側断面図であり、穿刺跡をシールする方法を示す。
【図20A】 図19A乃至図19Eの管穿刺跡を含み且つそれら跡に対応する管断面のアイソメ図であり、更に、図19A乃至図19Eの方法を示す。
【図20B】 図19A乃至図19Eの管穿刺跡を含み且つそれら跡に対応する管断面のアイソメ図であり、更に、図19A乃至図19Eの方法を示す。

Claims (18)

  1. 近位領域と遠位領域と外側表面を有する管状部材(12)と、
    管状部材(12)の外側表面上に滑動自在に配置され、環形状チャンバを画定する部位を含むハウジング(16)と、
    チャンバの内部に解放可能に配置されるクリップ(62、90、192)であって、
    クリップ(62、90、192)の対向する側面が互いに内側に向き合う展開構成から拡張可能であり、配布構成ではクリップ(62、90、192)はチャンバの内部に引きうけられ、ハウジング(16)は、クリップ(62、90、192)がハウジング(16)の進む間に組織上にて妨げとなることを防ぐためクリップ(62、90、192)を覆うような、クリップ(62、90、192)とを含む身体管腔の穿刺を閉鎖する装置(10)。
  2. チャンバからクリップ(62)を展開し、穿刺の周囲の組織と係合し、穿刺を閉塞する、アクチュエータ(18)を更に含む、
    請求項1に記載の装置。
  3. アクチュエータ(18)がハウジング(16)に結合する伸長部材(30)を含む、
    請求項2に記載の装置。
  4. 伸長部材(30)が、
    伸長部材(30)がハウジング(16)と係合する第1の配置と、伸長部材(30)がその中のエキスパンダ(58)に対してハウジング(16)を回転しチャンバの内側長さを減少する第2の配置とを有する、
    請求項3に記載の装置。
  5. ハウジング(16)を管状部材(12)の近位領域から遠位領域まで進めるように、アクチュエータ(18)が構成される、
    請求項2に記載の装置。
  6. アクチュエータ(18)が、ハウジング(16)に着脱自在に結合する、
    請求項2に記載の装置。
  7. 管状部材(12)の近位端部に結合し、穿刺に対するハウジング(16)の位置を示すバックブリードインディケータポート(42)を、更に含む、
    請求項1に記載の装置。
  8. 流体を管状部材(12)の管腔(13)の中に注入するサイドポート(20)を、更に含む、
    請求項1に記載の装置。
  9. 外側表面を有するエキスパンダ(58)であって、
    管状部材(12)の外側表面上に、滑動自在で同軸上に配置され、
    ハウジング(16)が同軸上にて、且つカムが係合して、配置されるエキスパンダ(58)を、更に有する、
    請求項1に記載の装置。
  10. 管状部材(12)が、治療又は診断器具を身体管腔の中にまで経由して進めるための管腔(13)を含むイントロデューサ鞘を、含む、
    請求項1に記載の装置。
  11. クリップ(12)が展開構成にまでバイアスされており、配布構成へ弾力的に展開可能である、
    請求項1に記載の装置。
  12. クリップ(12)が、複数の伸長の組織係合エレメント(76、78)が基点として伸展する管状部材を、含む、
    請求項1に記載の装置。
  13. 組織係合エレメント(76、78)上にかえし(77)を更に含む、
    請求項12に記載の装置。
  14. 管状部材が、近位及び遠位端部を有する複数の伸長レグ(74)と、伸長レグ(74)の各々の近位端部に繋がる複数の上方部材(70)と、伸長レグ(74)の各々のもう一方の遠位端部と相互に繋がる複数の下方部材(72)とを、更に含み、
    組織係合エレメント(76、78)は、それら複数の下方部材(72)から突出する、
    請求項12に記載の装置。
  15. クリップ(62)が生体吸収可能である、請求項1に記載の装置。
  16. ファスナ(194)を更に含み、
    ファスナ(194)は、対向する側面に対し互いに内側に向かわせ、穿刺を係合して閉塞するための、クリップ(192)と係合可能である、
    請求項1に記載の装置。
  17. ファスナ(194)がくさびを含む、
    請求項16に記載の装置。
  18. クリップ(90)が、近位フープ(92)に結合する少なくとも2つの伸長組織部材(94)を含む、
    請求項1に記載の装置。
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