JP4398463B2 - インクリメンタル仮想コピーのための方法、システム、及びプログラム - Google Patents
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Description
書き込む。書き込み動作は、ソース・キャッシュ124内の格納ブロックを同期修正し(すなわち、書き込みホスト140は、動作の完了を待つ)、次いで、バックグラウンド処理において、ソース・キャッシュ124のコンテンツが、ソース格納部120に書き込まれる。書き込み動作は、データを更新し、新しいデータを書き込み、又は同じデータを再度書き込むことができる。ソース・キャッシュ124内のデータをソース格納部120に書き込むことは、デステージ動作と呼ばれる。ソース格納部120からソース・キャッシュ124にデータ・ブロックの全て又は一部をコピーするのは、ステージ動作である。同様に、ターゲット格納部130とターゲット・キャッシュ134との間でデータをステージ及びデステージすることができる。さらに、ソース格納部120からターゲット・キャッシュ134にデータをステージすることもできる。
インクリメンタル仮想コピーのための述べられた技術は、方法、装置、又は製品としてし、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、又はこれらのあらゆる組み合わせを生産するための標準的なプログラミング、及び/又は、工学技術を用いて実施することができる。ここで用いる「製品」という用語は、ハードウェア論理(例えば、集積回路チップ、プログラマブル・ゲート・アレイ(PGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)など)において実施されるコード又は論理、又は、磁気格納媒体(例えば、ハードディスク・ドライブ、フロッピィ・ディスク、テープなど)のようなコンピュータ可読媒体、光学格納(CDROM、光ディスクなど)、揮発性及び不揮発性メモリ・デバイス(例えば、EEPROM、ROM、PROM、RAM、DRAM、SRAM、ファームウェア、プログラマブル論理など)を指す。コンピュータ可読媒体におけるコードは、さらに、伝送媒体を通して、又は、ネットワーク上のファイル・サーバからアクセス可能とすることができる。このような場合においては、コードが実施される製品は、ネットワーク伝送ライン、ワイヤレス伝送媒体、空気を通って伝搬する信号、無線波、赤外線信号等などの伝送媒体を含むことができる。したがって、「製品」は、コードが具現される媒体を含むことができる。さらに、「製品」は、コードが具現され、処理され、実行されるハードウェア・コンポーネントとソフトウェア・コンポーネントの組み合わせを含むことができる。もちろん、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなく、多くの修正をこの構成に行うことができ、製品は、当該技術分野に知られる媒体を支持するあらゆる情報を含むことができることを認識するであろう。
Claims (9)
- ソース格納部とターゲット格納部との間でデータを転送するためのシステムにおいて、転送されるデータ量を減少させる方法であって、
前記システムは、
1つ又はそれ以上のホスト・コンピュータと、
前記ホスト・コンピュータにネットワークを介して接続される1つ又はそれ以上の格納コントローラと、
前記格納コントローラに接続されうるソース格納部であって、1つ又はそれ以上のソース・データ・ブロックをソース・ボリュームとして含む、前記ソース格納部と、
前記格納コントローラに接続されうるターゲット格納部であって、1つ又はそれ以上のターゲット・データ・ブロックをターゲット・ボリュームとして含み、前記ターゲット・データ・ブロックは、前記ソース・ボリュームの全て又は一部のコピーを維持する、前記ターゲット格納部と
を含み、
前記格納コントローラは、前記ソース格納部又は前記ターゲット格納部への入力又は出力要求を前記ホスト・コンピュータから受け取り、該要求を前記ソース格納部又は前記ターゲット格納部へ向け、さらに前記ソース格納部と前記ターゲット格納部との間のデータ転送を制御し、
前記格納コントローラは、
システム・メモリと、
前記ソース格納部に接続されうるソース・キャッシュであって、前記ソース格納部にデータが書き込まれるまで前記ソース格納部内へのデータ更新が維持される、前記ソース・キャッシュと、
前記ターゲット格納部に接続されうるターゲット・キャッシュであって、前記ターゲット格納部にデータが書き込まれるまで前記ターゲット格納部内へのデータ更新が維持される、前記ターゲット・キャッシュと、
不揮発性キャッシュと
を含み、
前記格納コントローラは、
前記ソース格納部から前記ソース・キャッシュへ及び前記ターゲット格納部から前記ターゲット・キャッシュへデータを読み取るための読み取り処理と、
前記ソース・キャッシュから前記ソース格納部へ及び前記ターゲット・キャッシュから前記ターゲット格納部へデータを書き込むための書き込み処理と、
ソース格納部からターゲット格納部にデータを転送し、仮想コピー動作を実行する仮想コピー処理と
を前記システム・メモリ内に読み込み、そして実行することができ、
前記不揮発性キャッシュは、
ソース変更記録構造体と、
ターゲット変更記録構造体と、
ターゲット・コピー構造体と
を記憶し、
前記ソース変更記録構造体は、前記各ソース・データ・ブロックについての第1のインジケータを含み、前記第1のインジケータは、ソース・データ・ブロックが仮想コピー動作として最後にターゲット格納部に転送されたとき以降に、該ソース・データ・ブロックが更新されたかどうかを示し、
前記ターゲット変更記録構造体は、前記各ターゲット・データ・ブロックについての第2のインジケータを含み、前記第2のインジケータは、ターゲット・データ・ブロックが仮想コピー動作として該ターゲット・データ・ブロックに対応するソース・データ・ブロックによって更新されたとき以降に、該ターゲット・データ・ブロックが更新されたかどうかを示し、
前記ターゲット・コピー構造体は、前記各ターゲット・データ・ブロックについての第3のインジケータを含み、前記第3のインジケータは、仮想コピー動作としてソース・データ・ブロックがターゲット・データ・ブロックに転送されるべきであるかどうかを示し、
前記方法は、前記システムに、仮想コピー動作を可能にするために、
前記ソース格納部の1つ又はそれ以上のソース・ボリュームと前記ターゲット格納部の前記1つ又はそれ以上のソース・ボリュームに対応する1つ又はそれ以上のターゲット格納部のターゲット・ボリュームとの間で仮想コピー関連性を確立するステップと、
前記ソース格納部からソース・データ・ブロックを取り出されるべきこと、及び前記ソース格納部から前記ターゲット格納部に前記ソース・データ・ブロックがコピーされるべきであることを示すように前記第3のインジケータを更新するステップと、
ソース・データ・ブロックが仮想コピー動作として最後にターゲット格納部に転送されたとき以降に、前記ソース・データ・ブロックが更新されなかったことを示すように前記第1のインジケータを更新するステップと、
前記仮想コピー動作として最後にターゲット格納部に転送された以降に、前記ターゲット・データ・ブロックが更新されなかったことを示すように前記第2のインジケータを更新するステップと
を実行させることを含む、前記方法。 - 前記方法は、前記システムに、
データ・ブロックへの書き込み要求を受信するステップと、
前記書き込み対象のデータ・ブロックが前記仮想コピー関連性内にあるかどうかを判断するステップと、
前記仮想コピー関連性にある場合に、前記書き込み対象のデータ・ブロックが前記ターゲット格納部内にあるかどうかを判断するステップと、
前記書き込み対象のデータ・ブロックが前記ターゲット格納部内にある場合に、前記第2のインジケータを更新するステップと、
前記前記書き込み対象のデータ・ブロックが前記ターゲット格納部内にない場合に、前記第1のインジケータを更新するステップと、
前記データ・ブロックへの書き込みを実行するステップと
を実行させることを含む、請求項1に記載の方法。 - 前記方法は、前記システムに、
データ・ブロックへの読み取り要求を受信するステップと、
前記読み取り対象のデータ・ブロックが前記仮想コピー関連性内にあるかどうかを判断するステップと、
前記仮想コピー関連性にある場合に、前記第3のインジケータが読み取り対象が前記ソース格納部であるべきであることを示すかどうかを判断するステップと、
前記第3のインジケータが読み取り対象が前記ソース格納部であるべきであることを示す場合に、前記ソース格納部からデータ・ブロックを読み取るステップと
前記第3のインジケータが読み取り対象が前記ソース格納部であるべきであることを示さない場合に、前記ターゲット格納部からデータ・ブロックを読み取るステップと
を実行させることを含む、請求項1に記載の方法。 - 前記方法は、前記システムに、
データ・ブロックをバックグラウンドでコピーすると判断する場合に、
前記第3のインジケータがデータ・ブロックがコピーされなかったことを示す場合に、該データ・ブロックを読み取り、前記ターゲット格納部にコピーし、そして前記データ・ブロックがコピーされたことを示すように前記第3のインジケータを更新するステップと、
前記第3のインジケータがデータ・ブロックがコピーされたことを示す場合に、処理されるべき次のデータ・ブロックがある場合、該次のデータ・ブロックを処理するステップと
を実行させることを含む、請求項1に記載の方法。 - ソース格納部とターゲット格納部との間でデータを転送するためのシステムであって、
1つ又はそれ以上のホスト・コンピュータと、
前記ホスト・コンピュータにネットワークを介して接続される1つ又はそれ以上の格納コントローラと、
前記格納コントローラに接続されうるソース格納部であって、1つ又はそれ以上のソース・データ・ブロックをソース・ボリュームとして含む、前記ソース格納部と、
前記格納コントローラに接続されうるターゲット格納部であって、1つ又はそれ以上のターゲット・データ・ブロックをターゲット・ボリュームとして含み、前記ターゲット・データ・ブロックは、前記ソース・ボリュームの全て又は一部のコピーを維持する、前記ターゲット格納部と
を含み、
前記格納コントローラは、前記ソース格納部又は前記ターゲット格納部への入力又は出力要求を前記ホスト・コンピュータから受け取り、該要求を前記ソース格納部又は前記ターゲット格納部へ向け、さらに前記ソース格納部と前記ターゲット格納部との間のデータ転送を制御し、
前記格納コントローラは、
システム・メモリと、
前記ソース格納部に接続されうるソース・キャッシュであって、前記ソース格納部にデータが書き込まれるまで前記ソース格納部内へのデータ更新が維持される、前記ソース・キャッシュと、
前記ターゲット格納部に接続されうるターゲット・キャッシュであって、前記ターゲット格納部にデータが書き込まれるまで前記ターゲット格納部内へのデータ更新が維持される、前記ターゲット・キャッシュと、
不揮発性キャッシュと
を含み、
前記格納コントローラは、
前記ソース格納部から前記ソース・キャッシュへ及び前記ターゲット格納部から前記ターゲット・キャッシュへデータを読み取るための読み取り処理と、
前記ソース・キャッシュから前記ソース格納部へ及び前記ターゲット・キャッシュから前記ターゲット格納部へデータを書き込むための書き込み処理と、
ソース格納部からターゲット格納部にデータを転送し、仮想コピー動作を実行する仮想コピー処理と
を前記システム・メモリ内に読み込み、そして実行することができ、
前記不揮発性キャッシュは、
ソース変更記録構造体と、
ターゲット変更記録構造体と、
ターゲット・コピー構造体と
を記憶し、
前記ソース変更記録構造体は、前記各ソース・データ・ブロックについての第1のインジケータを含み、前記第1のインジケータは、ソース・データ・ブロックが仮想コピー動作として最後にターゲット格納部に転送されたとき以降に、該ソース・データ・ブロックが更新されたかどうかを示し、
前記ターゲット変更記録構造体は、前記各ターゲット・データ・ブロックについての第2のインジケータを含み、前記第2のインジケータは、ターゲット・データ・ブロックが仮想コピー動作として該ターゲット・データ・ブロックに対応するソース・データ・ブロックによって更新されたとき以降に、該ターゲット・データ・ブロックが更新されたかどうかを示し、
前記ターゲット・コピー構造体は、前記各ターゲット・データ・ブロックについての第3のインジケータを含み、前記第3のインジケータは、仮想コピー動作としてソース・データ・ブロックがターゲット・データ・ブロックに転送されるべきであるかどうかを示し、
前記システムは、仮想コピー動作を可能にするために、
前記ソース格納部の1つ又はそれ以上のソース・ボリュームと前記ターゲット格納部の前記1つ又はそれ以上のソース・ボリュームに対応する1つ又はそれ以上のターゲット格納部のターゲット・ボリューム間で仮想コピー関連性を確立し、
前記ソース格納部からソース・データ・ブロックを取り出されるべきこと、及び前記ソース格納部から前記ターゲット格納部に前記ソース・データ・ブロックがコピーされるべきであることを示すように前記第3のインジケータを更新し、
ソース・データ・ブロックが仮想コピー動作として最後にターゲット格納部に転送されたとき以降に、前記ソース・データ・ブロックが更新されなかったことを示すように前記第1のインジケータを更新し、
前記仮想コピー動作として最後にターゲット格納部に転送された以降に、前記ターゲット・データ・ブロックが更新されなかったことを示すように前記第2のインジケータを更新する、
前記システム。 - データ・ブロックへの書き込み要求を受信し、
前記書き込み対象のデータ・ブロックが前記仮想コピー関連性内にあるかどうかを判断し、
前記仮想コピー関連性にある場合に、前記書き込み対象のデータ・ブロックが前記ターゲット格納部内にあるかどうかを判断し、
前記書き込み対象のデータ・ブロックが前記ターゲット格納部内にある場合に、前記第2のインジケータを更新し、
前記前記書き込み対象のデータ・ブロックが前記ターゲット格納部内にない場合に、前記第1のインジケータを更新し、
前記データ・ブロックへの書き込みを実行する、
請求項5に記載のシステム。 - データ・ブロックへの読み取り要求を受信し、
前記読み取り対象のデータ・ブロックが前記仮想コピー関連性内にあるかどうかを判断し、
前記仮想コピー関連性にある場合に、前記第3のインジケータが読み取り対象が前記ソース格納部であるべきであることを示すかどうかを判断し、
前記第3のインジケータが読み取り対象が前記ソース格納部であるべきであることを示す場合に、前記ソース格納部からデータ・ブロックを読み取り
前記第3のインジケータが読み取り対象が前記ソース格納部であるべきであることを示さない場合に、前記ターゲット格納部からデータ・ブロックを読み取る、
請求項5に記載のシステム。 - データ・ブロックをバックグラウンドでコピーすると判断される場合に、
前記第3のインジケータがデータ・ブロックがコピーされなかったことを示す場合に、該データ・ブロックを読み取り、前記ターゲット格納部にコピーし、そして前記データ・ブロックがコピーされたことを示すように前記第3のインジケータを更新し、
前記第3のインジケータがデータ・ブロックがコピーされたことを示す場合に、処理されるべき次のデータ・ブロックがある場合、該次のデータ・ブロックを処理する、
請求項5に記載のシステム。 - コンピュータ・システムに、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法の各ステップを実行させるコンピュータ・プログラム。
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