JP4397476B2 - How to repair the intermediate body of the vertical container - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、既設のコークドラム等の竪型容器の中間胴部の一部を取り替えて補修する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、腐食等の理由により既設のコークドラム(第1種圧力容器)の胴部の老朽部(約40トン程度)を新しい胴部(即ち、新設部)と取り替えて補修する方法として以下のような方法が一般的に採用されている。
(1)上部既設架構を解体した後、コークドラムの老朽部をクレーンにより一体物で上部から搬出し、新設部を逆の方法で同様にして搬入し、溶接固定する。
(2)既設架構にレール又はコロを敷き、ウインチ等によって老朽部を横に一体物で搬出し、新設部も逆の方法で同様にして搬入、溶接固定する。
(3)胴部をいくつかのパートに分け、パート毎に短冊状で切断撤去し、撤去した部分に、その都度新しい部分を搬入し、溶接固定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の竪型容器の中間胴部の補修方法においては、未だ解決すべき以下のような問題があった。
(1)においては、上部既設架構を解体するために、老朽部の取り替え後、上部既設架構を復旧する必要があると共に、老朽部をクレーンにより一体物で上部から搬出するために、揚程及び能力の大きなクレーンを要し、この為に搬出する作業に危険性を伴うこともあった。
(2)においては、ウインチ等を既設架構に取付けるため、搬出又は搬入する部分の重量によっては、既設架構を補強する必要があり、このため補強するための検討及び補強作業を要すると共に、レール又はコロを敷きながらの作業であるために、作業性が劣り、この結果作業期間が長くなると共に、危険な作業を強いられることもあった。
(3)においては、パート毎に短冊状に切断し、その部分を溶接するので、一体物の場合に比較して現場での溶接量が増加し、この結果溶接作業が増加し工期が随分長くなると共に、溶接による品質保証のリスクが大幅に増加するという問題があった。
【0004】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、工期の短縮、安全性の向上、及び品質の確保が可能な竪型容器の中間胴部の補修方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う本発明に係る竪型容器の中間胴部の補修方法は、架構に配置された竪型容器の中間胴部から補修対象となる老朽部を切断して搬出し、老朽部に代わる地上にある新設部を搬入して補修する竪型容器の中間胴部の補修方法であって、老朽部を設置位置から仮置き位置に搬送及び新設部を仮置き位置から設置位置に搬出するための補助架台を設け、補助架台上に竪型容器の両外側を通過しそれぞれ対となる左右の走行レールを敷設し、走行レール上に昇降及び走行可能な小型ドーリーをそれぞれ複数配置し、予め左右の走行レールに対応する側の老朽部に小型ドーリーに対応する数の補助ブラケットを取付けておき、補助ブラケットを介して老朽部を複数の小型ドーリーに載置して仮置き位置に搬出した後、揚重機によって地上に降ろし、次いで、小型ドーリーへの搭載位置には別の補助ブラケットが設けられた新設部を揚重機によって吊り上げて仮置き位置にある複数の小型ドーリーに搭載し、複数の小型ドーリーで新設部を設置位置に搬送し、残った竪型容器と溶接固定する。これによって、老朽部及び新設部を、短冊状に切断することなく、上部既設架構を解体することなく、さらに、既設架構を補強することなく一体物として搬出又は搬入することができる。
【0006】
本発明に係る竪型容器の中間胴部の補修方法において、補助架台を架構とは別に設置することもでき、これによって、架構の改造工事を省略できる。
本発明に係る竪型容器の中間胴部の補修方法において、左右の走行レール上をそれぞれ走行する複数の小型ドーリーを連結する支持部材が設けられ、老朽部の左右の補助ブラケット群、及び新設部の左右の別の補助ブラケット群がそれぞれ載置されるように構成することもできる。これによって、小型ドーリーへの老朽部又は新設部の負荷をより均一に分布させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図1は本発明の一実施の形態に係る竪型容器の中間胴部の補修方法に用いる中間胴部の補修設備の全体正面図、図2は同竪型容器の中間胴部の補修方法に用いる中間胴部の補修設備の要部正面図、図3は同竪型容器の中間胴部の補修方法に用いる中間胴部の補修設備の全体側面図、図4は同竪型容器の中間胴部の補修方法に用いる第1の小型ドーリーの平面図、図5は同竪型容器の中間胴部の補修方法に用いる第1の小型ドーリーの正面図、図6は同竪型容器の中間胴部の補修方法に用いる第1の小型ドーリーの側面図である。
【0008】
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る竪型容器の中間胴部の補修方法に用いる中間胴部の補修設備10は、地上11に突出して設けられた基礎12上に構築された架構13に配置された竪型容器の一例であるコークドラム14の補修対象となる老朽部15(斜線で示す)を、中間胴部16から切断して架構13内から搬出し、老朽部15に代わる地上にある新設部(図示していないが、実質的には老朽部15と同じ構造)を架構13内に搬入して取り替えて補修する設備である。なお、本実施の形態では、図3に示すように、架構13内に配置された2基のコークドラム14、14aそれぞれの老朽部15、15aを取り扱う場合を示しているが、コークドラム14、14aについては同じ構成であるので、コークドラム14についてのみ説明し、コークドラム14aについては、同一の符号にアルファベットaを付して説明を省略する。
【0009】
図1〜図3に示すように、中間胴部の補修設備10は、断面円形状のコークドラム14の老朽部15のレベルにおいて、架構13内の設置位置Aから架構13外に設けられた仮置き位置Bに老朽部15を搬出可能な一対の走行レール17、18を有している。走行レール17、18は、図3に示すように、コークドラム14の両外側を通過しており、架構13側の走行レール17、18を構成する内レール19、20は、基礎12上に架構13とは別に設けられた対となる補助架台の一例であるレール支持脚材21〜23の上端に、取付けブラケット24〜26を介して取付けられている。架構13外側の走行レール17、18を構成する外レール27、27aは、地上11上に設けられた対となる、補助架台の一例であるトラス構造のレール支持脚材28の上端に取付けられている。外レール27、27aと内レール19、20とは図2に示すように、フランジ継手によって接続されている。
【0010】
図2及び図3に示すように、一対の走行レール17、18上をそれぞれ走行可能な一対の走行装置29が設けられており、各走行装置29は、走行方向に間隔を開けて配置された2個の第1の小型ドーリー30と、2個の第1の小型ドーリー30間の中心に配置された1個の第2の小型ドーリー31とを備えている。各走行装置29には、2個の第1の小型ドーリー30及び1個の第2の小型ドーリー31の上部を連結し、かつ老朽部15の左右側をそれぞれを支持可能な支持部材46が設けられている。
【0011】
図4〜図6に示すように、走行装置29の構成要素である第1の小型ドーリー30は、走行レール17、18上を転動する2個の駆動車輪32、32aと、駆動車輪32、32aが取付けられた矩形状の荷台33と、荷台33の4角部に設けられて走行レール17、18上を転動する4個の従動車輪34、35と、昇降可能な矩形状の1個の昇降・載置台36を備えている。駆動車輪32、32aはそれぞれ、走行手段を備えており、該走行手段は荷台33の下部に取付けられた減速機付きモータ37の出力軸がギア等の駆動力伝達機構(図示せず)及び軸受(図示せず)を介して駆動車輪32、32aを回転するように構成されている。従動車輪34、35には駆動源は設けられておらず、軸受を介して荷台33に取付けられている。
【0012】
昇降・載置台36は、昇降手段によって昇降可能であり、昇降手段は図5に示す荷台33の下部に取付けられた減速機付きモータ38の出力軸がウォームギア等の駆動力伝達機構(図示せず)及び軸受(図示せず)を介して昇降・載置台36を昇降するように構成されている。昇降・載置台36の上面には、図4に示すように、支持部材46をボルト・ナットによって固定するため、多数のボルト孔39が形成されている。
なお、第2の小型ドーリー31は、第1の小型ドーリー30より許容負荷荷重が大きいが、第1の小型ドーリー30と構造的には同じであるので、説明を省略する。
【0013】
第1の小型ドーリー30及び第2の小型ドーリー31の昇降・載置台36上に載置される支持部材46の下面には、ボルト孔39に対応するボルト孔(図示せず)が形成されている。図2に示すように、支持部材46の第1の小型ドーリー30又は第2の小型ドーリー31の搭載位置の近傍には、複数の補強板40が垂直方向に設けられている。図2及び図3に示すように、老朽部15の走行レール17、18に対応する側の側壁には、第1の小型ドーリー30又は第2の小型ドーリー31の昇降・載置台36の上方位置に、支持部材46の上面に載置可能な第1、第2の小型ドーリー30、31に対応する数の補助ブラケット41、42が溶接によって固着されている。従って、老朽部15(又は新設部)の同一側の1個の補助ブラケット41と2個の補助ブラケット42とによって、補助ブラケット群が構成され、老朽部15(又は新設部)の左右にそれぞれ補助ブラケット群が溶接されることになる。
【0014】
図1に示すように、仮置き位置Bに配置された走行装置29に搭載された老朽部15は、地上11に配置された揚重機の一例であるレッカークレーン43を作業者が操作して地上11に降ろすことができるようになっている。また、老朽部15に代わる、地上に配置された図示しない新設部にも老朽部15の補助ブラケット41、42と同様の補助ブラケット(補助ブラケット群)が予め溶接されており、レッカークレーン43によって吊り上げて仮置き位置Bに配置された走行装置29上に搭載することができる。このように、中間胴部の補修設備10は、レッカークレーン43、走行装置29及び走行レール17、18を備えている。
【0015】
次いで、本発明の一実施の形態に係る竪型容器の中間胴部の補修方法について、中間胴部の補修設備10を使用して行う作業を説明する。
(事前の作業)
(1)コークドラム14の中間胴部16の内、腐食等の調査結果に基づいて老朽部15を決定し、老朽部15に置き代わる新設部(左右の補助ブラケット群を含む)を製作する。
(2)老朽部15の重量、位置(高さ)、第1、第2の小型ドーリー30、31の容量、個数、配置等に基づいて、走行装置29の仕様、走行レール17、18の仕様、レール支持脚材21〜23及びレール支持脚材28の仕様、支持部材46の仕様、及び補助ブラケット41、42の仕様等を決定し、製作する。
【0016】
(3)レール支持脚材21〜23及びレール支持脚材28を介して走行レール17、18を現場で据え付けると共に、レッカークレーン43を現場に配置する。
(4)左右の走行レール17、18に対応する側の老朽部15に補助ブラケット41、42(左右の補助ブラケット群)を予め溶接しておく。
(老朽部15の切断・搬出作業)
(5)小型ドーリー30、31をレッカークレーン43によって吊り上げて仮置き位置Bの走行レール17、18上に配置後、小型ドーリー30、31を支持部材46によって連結して一対の走行装置29を構成する。
(6)走行装置29の走行手段を駆動して架構13内の設置位置Aに移動させ停止する。この際、各補助ブラケット41、42の下面と、支持部材46の上面との間には僅かな隙間を設けておく。その後、走行装置29の昇降手段を駆動して支持部材46を上昇させて各補助ブラケット41、42の下面に軽く当接させる。
【0017】
(7)コークドラム14の上方の架構13に所要能力のチェーンブロック(図示せず)を所要数取付け、チェーンブロックによって老朽部15の上方のコークドラム14を支持した状態に保持しておく。
(8)コークドラム14の中間胴部16を老朽部15の上切断線44に沿って切断する。切断しても、上切断線44の上方のコークドラムはチェーンブロックによって保持されている。
(9)上切断線44に沿って切断された下側の中間胴部を老朽部15の下切断線45に沿って切断する。
【0018】
(10)老朽部15の上方の、上切断線44によって切断された上部胴部16b(上切断線44の上方のコークドラム)をチェーンブロックによって吊り上げて、その下端面と老朽部15の上端面との間に隙間を設ける。
(11)一対の走行装置29を構成する小型ドーリー30、31に設けられたそれぞれの昇降手段を駆動して老朽部15を少し上昇させて、老朽部15の上端面が吊り上げられた上部胴部16bの下端面に接触しないで、かつ、老朽部15の下端面が基礎に固定されたままの下部胴部16cの上端面に接触しないようにする。
(12)図1に示すように、走行装置29を、走行手段を駆動して仮置き位置Bの走行レール17、18上に移動させた後、レッカークレーン43によって老朽部15を吊り上げて地上11に降ろす。
【0019】
(新設部の搬入・補修作業)
(13)製作されて地上11に配置された新設部をレッカークレーン43によって吊り上げて、先程老朽部15を降ろしたままの状態の走行装置29上に搭載する。
(14)走行装置29を走行させて架構13内の設置位置Aに移動させ停止する。
(15)走行装置29の昇降手段を駆動して新設部を少し下降させて、新設部の下端面と基礎に固定されたままの下部胴部16cの上端面との隙間が溶接に必要な隙間を有するように位置決めする。
(16)新設部の下端部と基礎に固定されたままの下部胴部16cの上端部とを溶接する。
【0020】
(17)チェーンブロックによって、吊り上げられて保持された上部胴部16bを下降させて、この下端面と新設部の上端面との隙間が溶接に必要な隙間を有するように位置決めする。
(18)新設部の上端部とチェーンブロックによって保持された上部胴部16bの下端部とを溶接する。これによって、コークドラム11の老朽部15は新設部によって置き換えられて補修されたことになる。
(19)走行装置29の昇降手段を駆動して走行装置29の支持部材46を少し下降させて、各補助ブラケット41、42の下面と、支持部材46の上面との間に僅かな隙間を設けて位置決めした後、走行装置29を仮置き位置Bに移動させ、停止する。
(20)走行装置29を、支持部材46、小型ドーリー30、31に分解しながらレッカークレーン43によって吊り上げて地上11に降ろす。
【0021】
前記実施の形態においては、走行レール17、18及び走行レール17、18を支持するレール支持脚材21〜23、レール支持脚材28は、補修作業時に据え付けるものとして説明したが、必要に応じて、常時設けられたものとしても構わない。又は、架構13内の内レール19、20及び内レール19、20を支持するレール支持脚材21〜23のみ常時設けられるものとし、架構13外の外レール27、27a及び外レール27、27aを支持するレール支持脚材28は補修作業時に据え付けるものとすることもできる。また、走行レール17、18及び走行レール17、18を支持するレール支持脚材21〜23、レール支持脚材28は、補修作業時に製作するものとして説明したが、架構13及びコークドラム11の据え付け時に、据え付けておいても構わない。
また、走行レール17、18は基礎12に固定されたレール支持脚材21〜23及び地上11に固定されたレール支持脚材28によって支持したが、状況に応じて、架構13に設けたレール支持脚材によって支持することもできるし、又は内レール19、20は架構13に設けたレール支持脚材によって支持し、外レール27、27aは架構13とは別に設置されたレール支持脚材によって支持することもできる。
【0022】
前記作業工程の(6)、(11)、(15)及び(19)において、走行装置29の昇降手段を用いたが、これに限定されず、例えば、能力が足りない場合には、昇降手段の代わりに別のジャッキ手段を走行装置にセットして使用することもできる。
前記作業工程の(7)、(8)、(10)、(17)及び(18)において、チェーンブロックを架構13に取付けて使用したが、例えば、架構13の強度が不足する場合には、レッカークレーン43によって吊ることもできる。
左右の走行レール17、18上を走行する小型ドーリー30、31の各上部を連結する支持部材46が設けられおり、この支持部材46によって小型ドーリー30、31に老朽部15の荷重をできるだけ均等に分散するようにしているが、支持部材46を用いずに、老朽部15の荷重を補助ブラケット41、42を介して直接、小型ドーリー30、31の昇降・載置台36に負荷することもできる。
走行装置29は、異なった容量の2種類の小型ドーリー30、31を使用したが、これに限定されず、1種類又は3種類以上の小型ドーリーを使用することもできる。小型ドーリー30、31は、既設のもの又は新作のものを使用することができる。
【0023】
【発明の効果】
請求項1〜3記載の竪型容器の中間胴部の補修方法においては、従来のように老朽部又は新設部を、短冊状に切断することなく、また上部既設架構を解体することなく、さらに、既設架構を補強することなく、老朽部又は新設部を一体物として搬出又は搬入することができるので、溶接量が減少し、この結果品質の保証が確保されると共に、工期が短縮され、かつ、安全性も向上する。
特に、請求項2記載の竪型容器の中間胴部の補修方法においては、架構の改造工事を省略できるので、さらに工期が短縮される。
請求項3記載の竪型容器の中間胴部の補修方法においては、複数の小型ドーリーへの老朽部又は新設部の負荷をより均一に分散させることができるので、小型ドーリーをコンパクトに、軽量に製作することができ、これによって補修作業費を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る竪型容器の中間胴部の補修方法に用いる中間胴部の補修設備の全体正面図である。
【図2】同竪型容器の中間胴部の補修方法に用いる中間胴部の補修設備の要部正面図である。
【図3】同竪型容器の中間胴部の補修方法に用いる中間胴部の補修設備の全体側面図である。
【図4】同竪型容器の中間胴部の補修方法に用いる第1の小型ドーリーの平面図である。
【図5】同竪型容器の中間胴部の補修方法に用いる第1の小型ドーリーの正面図である。
【図6】同竪型容器の中間胴部の補修方法に用いる第1の小型ドーリーの側面図である。
【符号の説明】
10:中間胴部の補修設備、11:地上、12:基礎、13:架構、14、14a:コークドラム、15、15a:老朽部、16、16a:中間胴部、16b:上部胴部、16c:下部胴部、17、17a:走行レール、18、18a:走行レール、19、20:内レール、21、22:レール支持脚材(補助架台)、23、23a:レール支持脚材(補助架台)、24、25、26:取付けブラケット、27、27a:外レール、28:レール支持脚材(補助架台)、29:走行装置、30:第1の小型ドーリー、31:第2の小型ドーリー、32、32a:駆動車輪、33:荷台、34、35:従動車輪、36:昇降・載置台、37:減速機付きモータ、38:減速機付きモータ、39:ボルト孔、40:補強板、41、42、42a:補助ブラケット、43:レッカークレーン(揚重機)、44、44a:上切断線、45、45a:下切断線、46、46a:支持部材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method of repairing a part of an intermediate body portion of a vertical container such as an existing coke drum.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a method of repairing an old coke drum (first type pressure vessel) by replacing the old part (about 40 tons) with a new one (ie, a new part) due to corrosion or the like, the following method is used. This method is generally adopted.
(1) After dismantling the existing upper frame, the old part of the coke drum is carried out from the upper part by a crane as an integral part, and the new part is carried in the reverse manner in the same manner and fixed by welding.
(2) Lay rails or rollers on the existing frame, carry out the old part side by side with a winch, etc., and carry the new part in the same way in the reverse way, and fix it by welding.
(3) Divide the body into several parts, cut and remove each part in a strip shape, and carry new parts into the removed parts each time and fix them by welding.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional method for repairing the intermediate body portion of the vertical container still has the following problems to be solved.
In (1), in order to dismantle the upper existing frame, it is necessary to restore the upper existing frame after replacement of the old part, and to lift the old part from the upper part as a single unit with a crane. A large crane was required, and the work to be carried out for this purpose could be dangerous.
In (2), in order to attach a winch or the like to an existing frame, it is necessary to reinforce the existing frame depending on the weight of the part to be carried out or carried in. Since the work is carried out with rollers, workability is inferior. As a result, the work period becomes longer and a dangerous work may be forced.
In (3), each part is cut into a strip shape and the part is welded. Therefore, the amount of welding at the site increases compared to the case of a single piece, resulting in an increase in welding work and a considerably longer construction period. At the same time, there is a problem that the risk of quality assurance by welding greatly increases.
[0004]
This invention is made | formed in view of such a situation, and it aims at providing the repair method of the intermediate | middle trunk | drum of a vertical container which can shorten a construction period, can improve safety | security, and can ensure quality.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The method for repairing the intermediate body portion of the vertical container according to the present invention in accordance with the above object is to replace the old part by cutting and removing the old part to be repaired from the intermediate body part of the vertical container disposed on the frame. This is a method for repairing the intermediate body of a vertical container that carries in and repairs a new part on the ground, in order to transport the old part from the installation position to the temporary placement position and to carry the new part from the temporary placement position to the installation position. A pair of left and right traveling rails that pass through the outer sides of the saddle-shaped container and lay on each side of the auxiliary container, and a plurality of small dollies that can be moved up and down on the traveling rail are arranged in advance. After attaching the number of auxiliary brackets corresponding to the small dolly to the aging part on the side corresponding to the traveling rail, and placing the aging part on multiple small dollies via the auxiliary bracket, On the ground by a hoist Next, the newly installed part with another auxiliary bracket is mounted on the small dolly by lifting it with a lifting machine and mounted on multiple small dollies in the temporary placement position. Transport to the installation position and weld and fix the remaining vertical container. As a result, the old part and the newly installed part can be carried out or carried in as a single unit without cutting the strip into a strip shape, without disassembling the upper existing frame, and without reinforcing the existing frame.
[0006]
In the method for repairing the intermediate body portion of the vertical container according to the present invention, the auxiliary frame can be installed separately from the frame, thereby making it possible to omit the modification work of the frame.
In the method for repairing the intermediate body portion of the vertical container according to the present invention, support members for connecting a plurality of small dollies respectively traveling on the left and right traveling rails are provided, the left and right auxiliary bracket groups of the aged portion, and the newly installed portion The left and right auxiliary bracket groups can also be mounted. Thereby, the load of the old part or the newly installed part on the small dolly can be more uniformly distributed.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings for understanding of the present invention.
FIG. 1 is an overall front view of an intermediate barrel repair facility used in the method for repairing an intermediate barrel portion of a vertical container according to an embodiment of the present invention, and FIG. 2 is an intermediate barrel portion of the same bowl type container. FIG. 3 is an overall side view of the intermediate body repair equipment used for the repair method of the intermediate body of the same type container, and FIG. 4 is the same type container. FIG. 5 is a front view of the first small dolly used in the method for repairing the intermediate body of the same type container, and FIG. 6 is a front view of the same type container. It is a side view of the 1st small dolly used for the repair method of the intermediate | middle trunk | drum.
[0008]
As shown in FIG. 1, an intermediate
[0009]
As shown in FIGS. 1 to 3, the intermediate
[0010]
As shown in FIGS. 2 and 3, a pair of
[0011]
As shown in FIGS. 4 to 6, the first
[0012]
The elevating / mounting table 36 can be moved up and down by elevating means, and the elevating means has a driving force transmission mechanism (not shown) such as a worm gear or the like on the output shaft of the
The second
[0013]
Bolt holes (not shown) corresponding to the bolt holes 39 are formed on the lower surface of the
[0014]
As shown in FIG. 1, the aging
[0015]
Next, the work performed using the repairing
(Preliminary work)
(1) Of the
(2) The specifications of the traveling
[0016]
(3) The traveling rails 17 and 18 are installed on the site via the
(4)
(Cutting and unloading the old part 15)
(5) After the
(6) The traveling means of the traveling
[0017]
(7) A required number of chain blocks (not shown) having the required capacity are attached to the
(8) The
(9) Cut the lower intermediate body section cut along the
[0018]
(10) The
(11) The upper trunk part in which the upper and lower surfaces of the aging
(12) As shown in FIG. 1, after the traveling
[0019]
(Transportation / repair work of the new department)
(13) The new part that has been manufactured and placed on the
(14) The
(15) Driving the elevating means of the traveling
(16) The lower end portion of the newly installed portion and the upper end portion of the
[0020]
(17) The
(18) The upper end portion of the new portion and the lower end portion of the
(19) The lifting and lowering means of the traveling
(20) The traveling
[0021]
In the above embodiment, the traveling
The traveling rails 17 and 18 are supported by the
[0022]
In the work steps (6), (11), (15) and (19), the elevating means of the traveling
In (7), (8), (10), (17) and (18) of the work process, the chain block is attached to the
The traveling
[0023]
【The invention's effect】
In the repair method of the intermediate body part of the vertical container according to
In particular, in the method for repairing the intermediate body portion of the vertical container according to claim 2, the work for remodeling the frame can be omitted, so that the construction period is further shortened.
In the method for repairing the intermediate body portion of the vertical container according to claim 3, since the load of the aged part or the newly installed part can be more uniformly distributed to a plurality of small dollies, the small dollies can be made compact and lightweight. This can reduce the cost of repair work.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall front view of an intermediate barrel repair facility used in a method for repairing an intermediate barrel of a vertical container according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view of an essential part of repair equipment for an intermediate body used in the method for repairing the intermediate body of the same container.
FIG. 3 is an overall side view of an intermediate barrel repair facility used in the method for repairing an intermediate barrel of the same container.
FIG. 4 is a plan view of a first small dolly used in a method for repairing an intermediate body portion of the same container.
FIG. 5 is a front view of a first small dolly used in a method for repairing an intermediate body portion of the same container.
FIG. 6 is a side view of a first small dolly used in the method for repairing an intermediate body portion of the same container.
[Explanation of symbols]
10: Repair equipment for the middle torso, 11: Ground, 12: Foundation, 13: Frame, 14, 14a: Coke drum, 15, 15a: Old part, 16, 16a: Middle torso, 16b: Upper torso, 16c : Lower trunk, 17, 17a: Traveling rail, 18, 18a: Traveling rail, 19, 20: Inner rail, 21, 22: Rail support legs (auxiliary mount), 23, 23a: Rail support legs (auxiliary mount) ), 24, 25, 26: mounting bracket, 27, 27a: outer rail, 28: rail support leg (auxiliary mount), 29: traveling device, 30: first small dolly, 31: second small dolly, 32, 32a: Driving wheel, 33: Loading platform, 34, 35: Driven wheel, 36: Lifting / mounting table, 37: Motor with reduction gear, 38: Motor with reduction gear, 39: Bolt hole, 40: Reinforcement plate, 41 42, 42a: Auxiliary bracket 43: Tow crane (crane), 44, 44a: upper cut line, 45, 45a: lower cut line, 46, 46a: support member
Claims (3)
前記老朽部を設置位置から仮置き位置に搬送及び前記新設部を前記仮置き位置から前記設置位置に搬出するための補助架台を設け、該補助架台上に前記竪型容器の両外側を通過しそれぞれ対となる左右の走行レールを敷設し、該走行レール上に昇降及び走行可能な小型ドーリーをそれぞれ複数配置し、予め前記左右の走行レールに対応する側の前記老朽部に前記小型ドーリーに対応する数の補助ブラケットを取付けておき、該補助ブラケットを介して前記老朽部を前記複数の小型ドーリーに載置して前記仮置き位置に搬出した後、揚重機によって地上に降ろし、次いで、前記小型ドーリーへの搭載位置には別の補助ブラケットが設けられた前記新設部を前記揚重機によって吊り上げて前記仮置き位置にある前記複数の小型ドーリーに搭載し、該複数の小型ドーリーで前記新設部を前記設置位置に搬送し、残った前記竪型容器と溶接固定することを特徴とする竪型容器の中間胴部の補修方法。The middle torso of a saddle type container that is repaired by cutting and removing an old part to be repaired from the middle torso of a saddle type container placed on a frame, and carrying in a new part on the ground in place of the old part A repair method,
An auxiliary frame is provided for transporting the aging part from the installation position to the temporary placement position and carrying out the new installation part from the temporary placement position to the installation position, and passes on both sides of the vertical container on the auxiliary frame. A pair of left and right traveling rails are laid, and a plurality of small dollies that can be moved up and down are arranged on the traveling rails, and the small dollies are accommodated in the old part on the side corresponding to the left and right traveling rails in advance. A number of auxiliary brackets are attached, and the aging part is placed on the plurality of small dollies via the auxiliary brackets and is taken out to the temporary placement position. At the mounting position on the dolly, the newly installed portion provided with another auxiliary bracket is lifted by the lifting machine and mounted on the plurality of small dollies at the temporary storage position, Conveying a plurality of said new portion with small dollies in the installation position, remaining vertical repairing method of the intermediate body portion of the container, characterized in that welded to the vertical vessel.
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