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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、捲回型の電極体を備えた蓄電素子に関する。より詳細には、該電極体を収納した容器の内圧を調整する放圧弁を備える蓄電素子に関する。
【0002】
【従来の技術】
正極シートと負極シートとがセパレータを介して捲回された電極体(捲回型電極体)を、電解質とともに容器に収容した蓄電素子が知られている。このような蓄電素子の一つのタイプとして、ラミネートフィルム等からなる袋状容器に捲回型電極体を収容するとともに袋状容器の開口部を封止してなる密閉型蓄電素子がある。
一般に、密閉型の蓄電素子(典型的には非水系電解液を用いた蓄電素子)には、電極体の種類(捲回型、積層型等)を問わず、容器の内圧が高まった際に容器を開放して内圧調整を図る放圧弁(安全弁)が装備されている。例えば特許文献1には、ラミネートフィルムの封止部分の一部に他の部分よりも薄い封止部分を設けた密閉型の非水系電池が記載されている。この薄い封止部分が安全弁として作用し、電池内圧力が増加した場合には当該封止部分が剥離することにより電池内圧が調整される。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−86823号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、容器に収容する電極体が捲回型であってその捲回軸に対して略直交する方向(横方向)に放圧弁を設けたタイプの蓄電素子を作製する場合、特許文献1に記載されるような構成では、その当該電極体の外周面によって安全弁(放圧弁)が塞がれる虞があり好ましくない。弁が塞がれてしまうと容器内外のガス流通が阻まれ、容器内圧を速やかに調整することが難しくなるからである。
【0005】
そこで本発明は、捲回型電極体の捲回軸に対して略直交する方向に放圧弁が形成されたタイプの蓄電素子であって、容器内圧を安定的に調整し得る蓄電素子を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用および効果】
本発明により提供される蓄電素子は、正極シートと負極シートとがセパレータを介して捲回されている捲回型電極体と、その電極体および電解質を収容する容器と、その容器の内外を連通させて該容器の内圧を調整する放圧弁であって前記電極体の捲回軸に対して略直交する方向に設けられている放圧弁とを備える。そして、前記電極体と前記放圧弁の間に配置されており、前記電極体の捲回軸方向の長さに略等しい長さであり、通気可能に形成されており、前記電極体が膨張若しくは変形したときに前記放圧弁に対向する前記電極体の外周部分が放圧弁側に張り出すのを抑制して放圧弁と前記電極体が接触するのを防止し、容器内でガスが発生したときにそのガスを容器外部へ逃がすためのガス抜き経路を確保する放圧補助部材をさらに備える。
なお、本明細書中において「蓄電素子」とは、電池(リチウムイオン電池、ニッケル水素電池等)およびキャパシタ(電気二重層キャパシタ等)の双方を包含する概念である。
【0007】
本発明の蓄電素子は、別途、放圧弁の閉塞を防止する放圧補助部材を備えることによって、放圧弁の作動(開閉)に対する捲回型電極体(典型的には電極体の外周面)の干渉(典型的には接触)を防止し、放圧弁の閉塞を防止することができる。このため、本発明の蓄電素子によると、捲回型電極体による放圧弁の放圧(開閉)機能妨害を防止し、当該放圧弁によって容器内圧を安定的に調整することができる。
【0008】
このような蓄電素子は、前記放圧補助部材が、放圧弁に対向する前記電極体の外周部分が放圧弁側に張り出すのを抑制するように構成されていることを特徴とする。この態様の蓄電素子によると、例えば捲回型電極体の内部でガスが発生して電極体が膨張若しくは変形し得る状態にある場合でも、放圧補助部材によって当該電極体の放圧弁方向への張り出し(進出)を抑止することができる。このため、電極体が放圧弁に接触することによる放圧弁の閉塞を防止することができる。典型的には、前記放圧補助部材は電極体と放圧弁との間に実質的に配置される。
【0010】
前記放圧補助部材は、捲回型電極体の放圧弁に対向する外面の少なくとも一部を被覆した状態で配置されていることが好ましい。この態様の蓄電素子では、当該被覆部分においてより確実に捲回型電極体と放圧弁との接触を防止することができる。この場合、放圧補助部材が板状またはシート状に形成されたものであることが好ましい。
【0011】
本発明の蓄電素子において、前記放圧補助部材は通気可能な材質又は通気可能に形成したものを用いて構成されている。この態様の蓄電素子によれば、該放圧補助部材を容器内に収容した場合でも、その放圧補助部材によって容器内におけるガスの流通(発生箇所から安全弁までのガスの移動)が妨げられることが少ない。したがってガスの放出を適切に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な実施の形態を、図面を参照しつつ具体的ないくつかの実施例に基づいて詳細に説明する。なお、本明細書において特に言及している内容以外の技術的事項であって本発明の実施に必要な事項は、従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。本発明は、本明細書および図面によって開示されている技術内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。
【0015】
(第1実施例)
本実施例は、捲回型電極体と放圧弁との間に、放圧補助手段を構成する放圧補助部材が配置されたリチウムイオン二次電池の一例である。図1は、本実施例に係る二次電池1を示す正面図である。また、図2は、図1の内部を示すためにその前面の絶縁フィルム17の図示を省略した状態を示す説明図である。
【0016】
図1および図2に示すように、この二次電池1は、正極シート(正極)3と負極シート(負極)5とを備える捲回型の電極体7と、この電極体7を収容する容器9と、電極体7の軸方向両端7a,7bにそれぞれ一端11a,13aが接続された正極端子11および負極端子13と、本実施例に係る放圧補助部材15とを備える。容器9は、二枚の絶縁フィルム17,19を合わせ、それらの外周にわたって熱溶着部21を形成して構成されている。また、図示されるように、正極端子11および負極端子13の他端(開放末端)11b,13bは、絶縁フィルム17,19の合わせ目(熱溶着部21)から容器9を貫通して外方に突出している。これら正極端子11および負極端子13を介して、電極体7の側方(捲回軸に対して略直交する方向:図1および図2の上側)から電流を取り出すことができる。さらに、正極端子11と負極端子13との間にある熱溶着部21には、後述する放圧弁23が形成されている。そして、図2に示すように、放圧弁23が形成された側の熱溶着部21と電極体7との間には、当該電極体7の外周の一部を被覆した状態で、放圧補助部材15が配置されている。
【0017】
まず、捲回型電極体7について説明する。この電極体7は、長尺状の正極集電体の両面に正極活物質層が形成された正極シート3と、長尺状の負極集電体の両面に負極活物質層が形成された負極シート5と、二枚の長尺状のセパレータシート(図示せず)とを備える。これらのシートを、正極シート3、セパレータ、負極シート5、セパレータの順に積層し、捲回機等を用いて長尺方向に捲回する。この捲回体を径方向にプレスすることにより、偏平状に捲回された電極体7を作製することができる。このような捲回型電極体7において、正極シート3と負極シート5とは捲回軸方向に対して互いに位置をずらして積層されている。その結果、図2に模式的に示すように、電極体7の軸方向の一端7aは主として正極シート3から構成され、軸方向の他端7bは主として負極シート5から構成されている。この電極体7の一端7aにおいて、アルミニウム材料により板状に形成された正極端子11の一端11aが正極シート3に接続(固定)されている。また、電極体7の他端7bにおいて、銅材料により板状(正極端子11と同様の形状)に形成された負極端子13の一端13aが負極シート5に接続(固定)されている。これらの端子11,13と電極体7との接続は超音波溶接等により実施することができる。
【0018】
なお、正極シート3を構成する正極集電体としてはアルミニウム箔等を、負極シート5を構成する負極集電体としては銅箔等を用いることができる。上記正極活物質層を構成する正極活物質としては、LiMn2O4、LiCoO2、LiNiO2等の、従来のリチウムイオン二次電池に用いられる正極活物質の一種または二種以上を特に限定なく使用することができる。上記負極活物質層を構成する負極活物質としては、アモルファスカーボン、グラファイトカーボン等の、従来のリチウムイオン二次電池に用いられる負極活物質の一種または二種以上を特に限定なく使用することができる。これらの活物質層には、従来公知の結着剤、導電化剤等を適宜含有させることができる。また、セパレータシートとしては、例えば多孔質ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)シートを用いることができる。
【0019】
このような電極体7を収容している容器9は、二枚の絶縁フィルム17,19により構成され、それらの絶縁フィルム17,19を外周にわたって相互に熱溶着した熱溶着部21により封止されている。熱溶着部21には、捲回型電極体7の捲回軸に対して略直交する方向であって放圧補助部材15に対向する中央部分に、熱溶着部21の他の部分に比べて相対的に接着強度(ここでは熱溶着の強度)の低い部分である放圧弁23が形成されている。放圧弁23は、このように他の部分に比べて接着強度が低い結果、容器9の内圧が増大した際に絶縁フィルム17,19間の接着(熱溶着)が破れ易い構造となっており、ここから容器9内(例えば電極体7)で発生したガスを容器外に放出して内圧増大を防止することができる。なお、放圧弁23の設置部位を上とすると、捲回型電極体7はその捲回軸が横倒しとなるようにして容器9に収容されている。また、容器9内には図示しない液状電解質(電解液)が収容されており、電極体7に含浸されている。使用する電解液は特に限定されず、例えばジエチルカーボネートとエチレンカーボネートとの7:3(質量比)混合溶媒に1mol/リットルのLiPF6を溶解させたものを用いることができる。
【0020】
次に、本実施例に係る放圧補助手段を構成する放圧補助部材15について説明する。このような放圧補助部材15の構成材料としては、蓄電素子の種類に応じて、その蓄電素子(本実施例ではリチウムイオン二次電池)を構成する電解質や蓄電素子の使用により生じる反応生成物に対して耐性を有する材料を適宜選択して用いることができる。通常は絶縁性材料を選択することが好ましい。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)等が好ましく選択される。また、PPS(ポリフェニレンスルフィド樹脂)、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、フッ素樹脂、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン樹脂)、PES(ポリエーテルスルホン樹脂)等を用いてもよい。このような材料を通気可能に成形したものを放圧補助部材15として用いることができる。例えば、厚み方向に貫通する孔、溝および/または外周の切欠きを有する形状としたものを用いることができる。あるいは、上記材料からなる多孔質体を用いてもよい。これにより、蓄電素子の過充電時等において容器内に発生し得るガスを放圧弁23へと逃すためのガス抜き経路を、適切に確保することができる。
【0021】
放圧補助部材15の厚さは特に限定されない。一般に、放圧弁23と電極体7との間に配置した放圧補助部材15の厚さを大きくすると、電極体7の放圧弁23方向への張り出し(進出)を強い押圧力で阻止し、優れた放圧弁23の閉塞防止効果を発揮し得る。一方、放圧補助部材15の厚さを過剰に大きくすると蓄電素子が大型化する傾向にある。これらのバランスから、電池および電極体のサイズによって異なり得るが、通常は放圧補助部材15の厚さを凡そ0.2〜2mm程度とすることが適当である。また、放圧補助部材15の幅は、捲回電極体7の張り出しを抑制し得る限り特に限定はないが、捲回電極体7(典型的には偏平状に捲回された電極体)の厚さに対して例えば0.5〜1.2倍程度とすることができる。また、放圧補助部材15の長さは、本実施例のような一体形状の放圧補助部材15では、電極体7の軸長とほぼ同等かやや短い程度の長さが好ましい。このことにより、容器9の内部空間において、捲回型電極体7の軸方向の両端付近に、容器9内で発生したガスが放圧補助部材の設置に阻害されることなく上方に抜ける隙間を確保することができる。なお、剛性の高い材料から形成された容器(例えば、後述する第2実施例のような金属製の角型容器)を用いる場合等には、蓄電素子の組み立てが容易であること等から、容器開口部の最大開口幅よりも放圧補助部材の幅を小さくすることが好ましい。
【0022】
本実施例では、放圧補助部材15として厚さ約0.5mmのポリエチレンシートを用いた。放圧補助部材15の幅は偏平状に捲回された電極体7の厚さとほぼ同等である。また、放圧補助部材15の長さは、電極体7の両端に接続された正極端子11と負極端子13との間にほぼ収まる程度の長さである。この放圧補助部材15には、気体の流通が可能な貫通孔またはスリット(図示せず)が多数設けられている。
【0023】
次いで、正極端子11および負極端子13の接続された電極体7および放圧補助部材15を容器9に収容して二次電池1を作製する方法について説明する。
図1および図2に示すように、容器9は二枚の長方形状の絶縁フィルム17,19からなる。図3にその断面を示すように、絶縁フィルム17,19の各々は、熱可塑性樹脂等からなる熱溶着層17a,19a、アルミニウム蒸着層17b,19b、および保護樹脂層17c,19cをこの順に積層した構造を有する。これらの絶縁フィルム17,19を、互いの熱溶着層17a,19aが向き合うように重ね合わせ、図1および図2に示すように、端子11,13の接続された電極体7をその間に挟む。このとき、両端子の一端27,31が絶縁フィルム17,19の間(合わせ目)から突出するように電極体7を配置する。そして、放圧補助部材15を電極体7の軸方向に対して略垂直な方向であって正極端子11と負極端子13との間に配置し、二つの絶縁フィルム17,19を、その外周部に相当する熱溶着部21において互いに熱溶着させる。これにより容器9が形成される。このとき、放圧弁23に相当する部分は、絶縁フィルム17,19の熱溶着面積(その部分における熱溶着部21の形成幅)を小さくすることで、その接着強度(熱溶着の強度)が熱溶着部21の他の部分に比べて低くなるようにする。また、絶縁フィルム17,19の間に両端子11,13の他端11b,13bが挟まれている部分では、絶縁フィルム17、19をその熱溶着部21において両端子11,13の表面に熱溶着させるようにする。以上の手順によって図1および図2に示す構成の二次電池1が作製される。
【0024】
このような二次電池1における本実施例の放圧補助部材15の作用を説明する。例えば、二次電池1の過充電時等において容器9内でガスが発生する場合、電極体7の内部で発生したガスによって電極体7が膨張または変形することがある。本実施例のように電極体7が捲回型であってその捲回軸に対して略直交する方向に放圧弁23が設けられた構成では、例えば捲回型電極体の捲回軸方向(図2の左右端)に放圧弁が設けられた構成に比べて、このような事象がより発生しやすい傾向にある。本実施例によると、かかる膨張または変形によって捲回型電極体7の外周面が放圧弁23方向に張り出す(進行する)ようになったとしても、放圧弁23と電極体7との間に配置された放圧補助部材15が張り出してきた電極体7の外周面と当接し、その結果、電極体7を押圧してその放圧弁23側への移動を阻止することができる。このことによって、電極体7が放圧弁23を塞いでしまうことを未然に防止することができる。また、放圧補助部材15に設けた貫通孔またはスリット(図示せず)によって、容器9内で生じたガスの放圧弁23への移動が順調に行われ得る。
【0025】
なお、本実施例の正極端子11および負極端子13においては、電極体7の捲回軸にほぼ直交する方向(ここでは図1および図2の上側)に正極端子11および負極端子13が延びているが、正極端子11および負極端子13はいずれの方向に延びていてもよい。例えば、本実施例の変更例である図4に示す蓄電素子1Aのように、電極体7の軸方向の一端および他端(図4の左右方向)に正極端子11および負極端子13を、それぞれ電極体7の捲回軸方向に水平に接続し、それらの端子11,13が電極体7の軸方向において互いに反対方向に延びるように構成してもよい。
【0026】
容器9の封止手段は熱溶着に限定されず、例えば接着剤等により封止してもよい。接着剤のタイプや組成は特に限定されず、例えばホットメルト型接着剤、エポキシ樹脂系接着剤等を用いることができる。また、上記実施例では容器9を絶縁フィルム製としたが、容器の材質はこれに限られない。例えば本実施例の変更例である図5に示す蓄電素子1Bのように、金属箔等の金属材料を袋状に形成して合わせ目(外周)を接着剤で接着し、その接着部分の一部の接着強度を他の部分よりも弱くして放圧弁23を形成した金属製の容器9Bを使用して、第1実施例と同様の位置(放圧弁23と電極体7の間)に放圧補助部材15を配置してもよい。この場合、例えば電極体7の外周を図示しない絶縁シート(セパレータシートと同様のものでよい。)で覆うことにより、電極体7と金属製容器9Bとが導通することを回避することができる。
また、第1実施例の変更例である図6に示す蓄電素子1Cのように、円筒状に捲回された電極体7Cが金属製の円筒型容器9Cに収容された構成としてもよい。この場合にも、電極体7Cの捲回軸に直交する方向(円筒型容器9Cの外周壁)に、内圧上昇により容器9Cを開放し得る放圧弁23C(例えば、円筒型容器9Cに設けられた図示しない貫通孔を弱く封止するシート状の封止部材等)を設け、電極体7Cの放圧弁23Cに対向する外周を覆うように放圧補助部材15Cを配置することにより、上記実施例と同様の効果を得ることができる。なお、図6では正極端子および負極端子の図示を省略している。
【0027】
(第2実施例)
本実施例は、放圧補助手段として、正極端子および負極端子が電極体の外周に沿って延びる部分(フランジ部)と電極体外周との間に板状の放圧補助部材を配置したリチウムイオン二次電池の一例である。以下の説明では、第1実施例に係る部材と同様の機能を果たす部材については同じ符号を付し、その説明は省略する。図7は、本実施例に係る二次電池を示す分解斜視図である。また、図8は、図7におけるVIII−VIII線断面図である。
これらの図に示されるように、本実施例に係る二次電池41は、捲回型電極体7と、電極体7を収容する偏平な直方体状(角型または平型ともいう。)の容器43と、電極体7の軸方向両端部に接続された正極端子50および負極端子60とを備える。正極端子50および負極端子60は、電極体7の軸方向両端からそれぞれ電極体7の外周に沿って延びる正フランジ部54および負フランジ部64を有する。正フランジ部54および負フランジ部64と電極体7の外周との間には、板状の放圧補助部材70が配置されている。
【0028】
この容器43はアルミニウム製であって、有底四角筒状のケース体45と、ケース体45の上端開口部を封止する蓋体47とを備える。蓋体47には、その中央部分に、薄肉に形成された放圧弁49が設けられている。放圧弁49の中央部には、特に薄肉に形成された線状の薄肉部49aが形成されており、容器43内圧の増大により破れ易い構造となっている。これにより容器43内で発生したガスを放出して内圧増大を防止することができる。また、放圧弁の設置部位を上とすると、捲回型電極体7はその捲回軸が横倒しとなるようにして(すなわち、放圧弁49の設置部位が電極体7の捲回軸に対して略直交する方向となる姿勢で)容器43に収容されている。なお、電極体7の外周は、図示しない絶縁シート(ここでは上述のセパレータシートと同じもの)により覆われている。これにより、電極体7と容器43とが導通することを回避している。容器43内には図示しない液状電解質(電解液)が収容されており、電極体7に含浸されている。
【0029】
正極端子50はアルミニウム材料から成形され、電極体7の軸方向の一端において偏平方向(すなわち図7の上下方向)に延びる正接触部52と、電極体7の捲回軸に対して略直交する方向(ここでは図7および図8の上方向)に延びる正端子部56と、正接触部52と正端子部56の間にあって電極体7の外周に沿って延びる正フランジ部54とを有する。図8に示すように、正接触部52のうち正フランジ部54と反対側の端部は、電極体7の軸方向の端部で正極シート3に溶接等により接続されている。
一方、負極端子60は、銅材料を正極端子50とほぼ同形状に成形したものであって、負接触部62、負フランジ部64および負端子部66を有する。この負極端子60は、正極端子50とほぼ対称形となるように電極体7に取り付けられている。図8に示すように、負接触部62のうち負フランジ部64と反対側の端部は、電極体7の軸方向の端部で負極シート5に溶接等により接続されている。また、図8に示すように、正端子部56および負端子部66は、蓋体47を貫通して容器43の外方に延びている。これら正負の端子部56,66を介して、電極体7の側方(捲回軸にほぼ直交する方向)から電流を取り出すことができる。そして、正負のフランジ部54,64と電極体7の外周との間に放圧補助部材70が配置されている。以下、この放圧補助部材70につき説明する。
【0030】
放圧補助部材70の構成材料としては、第1実施例と同様なものを使用可能である。軟化温度が120℃以上である樹脂が好適に用いられる。このような材料を板状、シート状あるいはフィルム状等に成形したものを放圧補助部材として用いることができる。その放圧補助部材70は、電極体7の蓋体47に面する側(図8において上側)を被覆するように配置されている。放圧補助部材70の幅は、偏平状に捲回された電極体7の厚さに対して例えば1〜1.2倍程度とすることができる。また、放圧補助部材70の長さは、正フランジ部54と負フランジ部64との距離よりも長くすることが好ましい。例えば、捲回型電極体7の軸長とほぼ同等の長さとすることができる。
放圧補助部材70の厚さは特に限定されないが、電極体7の外周と容器43との隙間の80%以下に相当する厚さとすることが好ましく、より好ましくは60%以下、さらに好ましくは40%以下である。この範囲の厚さであると、図8に矢印で示すように電極体7から発生したガスを図7に示す放圧弁49へと容易に流通(移動)させるスペースを確保することができ、内圧の増加を適切に防止することができる。特に、放圧補助部材70の厚さが上記隙間の40%以下であると、ガスの放出がスムーズであり、内圧の増加防止効果に特に優れる。
【0031】
本実施例では、放圧補助部材70として厚さ約0.5mmのポリプロピレンプレート(板状部材)を用い、電極体7と蓋体47に約2mmの隙間を設けた。また、放圧補助部材70の幅は電極体7の厚さとほぼ同等とし、長さは電極体7の軸長とほぼ同等とした。
なお、この放圧補助部材70は、電極体7の破片等の異物の通過を阻止し得る一方でガスを通過可能な形状、例えば厚み方向に貫通する適度な大きさの孔および/または外周の切欠きを有する形状とすることができる。これにより、電池の過充電時等において発生し得るガスを容器外部へと逃すためのガス抜き経路をより適切に確保することができる。
【0032】
かかる構成の二次電池41を製造する際には、例えば図7に示すように、まず電極体7と正極端子50と負極端子60と放圧補助部材70とを組み立てる。また、両端子50,60のフランジ部54,64の上にそれぞれ絶縁部材80を配置し、その上から蓋体47を被せる。蓋体47を貫通した端子部56,66の周囲に絶縁パッキン82を配置し、ナット58,68をネジ止めして端子部56,66と蓋体47との間をシールする。そして、蓋体47と連結された電極体7等を、ケース体45の上端開口部からその内部に収容する。その後、ケース体45の上端開口部に蓋体47をレーザ溶接等により取り付けて容器43を構成する。このようにして二次電池41を得ることができる。なお、液状電解質(電解液)は、蓋体47に設けられた電解液注入孔(図示せず)を通じて容器43内に注入され、電極体7に含浸される。また、図8では絶縁パッキン82およびナット58,68の図示を省略している。
【0033】
次に本実施例の放圧補助部材70の作用を説明する。例えば二次電池41の過充電時等において、電極体7がガス発生(特に電極体7の内部からのガス発生)によって膨張または変形してその外周面が放圧弁49方向に張り出す(進行する)ようになったとき、放圧弁49と電極体7との間に配置された放圧補助部材70が張り出してきた電極体7の外周面と当接する結果、電極体7を押圧してその放圧弁49側への移動を阻止することができる。このため、電極体7が放圧弁23を塞いでしまうことを未然に防止することができる。また、図8中に矢印で示すように、電極体7と容器43との隙間から、発生したガスを放圧弁49へと流通(移動)させて外部へと逃すことができる。
また、本実施例の二次電池41では、図示されるように放圧補助部材70が電極体7の上面部分を被覆しているので、電極体7が物理的影響若しくは電気化学的影響を受けて破損した場合、その遊離生成物(例えば電極体の断片)の放圧弁49方向への移動を阻止することができる。このため、当該遊離生成物が放圧弁23を塞いでしまうことを未然に防止することができる。
なお、正極端子および負極端子が電極体の軸方向に対していずれの方向に設けられていてもよいことは、第1実施例と同様である。
【0034】
(第3実施例)
本実施例は、放圧補助手段として、容器の電極体収容部分よりも放圧弁形成部分が窄まるように容器の一部を外部から拘束する形状の放圧補助部材を容器外に備えたリチウムイオン二次電池の一例である。
図9は本実施例に係る二次電池100を示す正面図であり、図10はそのX−X線断面図である。この二次電池100は、第1実施例の放圧補助部材15の代わりに本実施例の放圧補助部材90を設けたこと以外は、実質的に前記第1実施例と同様の構成である。したがって、第1実施例に係る部材と同様の機能を果たす部材については同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0035】
二次電池100は、捲回型の電極体7と、この電極体7を収容する絶縁フィルム製の容器9と、電極体7の軸方向両端にそれぞれ一端が接続された正極端子11および負極端子13と、放圧補助部材90とを備える。この放圧補助部材90は、容器9の外側に配置されて、容器9の一部すなわち電極体7の側方部分(捲回軸に対して略直交する方向:図9〜図10において上側)を拘束している。以下、放圧補助部材90につきさらに詳細に説明する。
【0036】
放圧補助部材90は、二枚の長尺状の拘束部材92と、これらを結合するボルト94により構成される。これら二枚の拘束部材92は、容器9の側方部9a(すなわち正極端子11および負極端子13が突出している側であって第1実施例と同様の放圧弁23が設けられている側方部9a)を両サイドから挟むような状態で(図10参照)、電極体7の捲回軸とほぼ平行に配置されている。その状態で、これら二枚の拘束部材92は長手方向の両端付近においてボルト94により締結されている。
なお、上記ボルト94で締結されたときの2枚の拘束部材92の間隔は、図10によく示されるように、膨張もしくは変形した電極体7が放圧弁23方向に張り出す(進行する)のを阻止し得る程度に容器9の側方部9aを他の部分(電極体を収容している部分:例えば他の側方部分)よりも窄める(厚みが薄くなる)程度であればよい。一般に上記間隔が狭いほど電極体7の放圧弁23方向への張り出し(進出)をより確実に阻止し得るが、同時に容器9内で発生したガスを速やかに放圧弁方向へ導き得るという観点からは、上記間隔は捲回型電極体7の厚さに対して例えば0.5〜1.0倍程度とすることが好ましい。また、拘束部材92の長手方向の長さは、捲回型電極体7の軸長と同等かそれ以上とすることが好ましい。典型的には、本実施例のように、ボルトで締結された二枚の拘束部材92間の間隔(幅)は、偏平状に捲回された電極体7の厚さの0.7〜0.9倍とすることができる。拘束部材92の長手方向の長さは、例えば電極体7の軸長の0.8〜2倍(より好ましくは1.1〜1.5倍)とすることができる。
【0037】
なお、正極端子11および負極端子13を電極体7に接続すること、および、容器9に電極体7を収容して二次電池100を構築することは、第1実施例の放圧補助部材15(図2参照)を容器9内に収容しない点を除いて、いずれも第1実施例と同様にすればよく、重複した説明は省略する。
そして、電極体7が収容された容器9に対し、上述した構成の放圧補助部材90を配置する。まず、容器9の熱溶着部21(放圧弁23)が設けられた側(側方部9a)に、該容器9を挟んで二枚の拘束部材92を、それらの長手方向が電極体7の捲回軸とほぼ平行になるように配置する。このとき、図9に示すように、拘束部材92のうち電極体の捲回軸中心側(図9および図10の下辺)の側端部92bが熱溶着部21(放圧弁23)よりも上記捲回軸中心側に配置されるようにする。そして、放圧弁23よりも捲回軸中心側において各拘束部材92の側端部92bを容器9(側方部9a)に外面から当接させ、これら二枚の締結部材92を容器9よりも捲回軸方向の外方でボルト94によって締結する。このことによって、図10によく示されるように、容器9の側方部9aを他の部分(電極体収容部分)よりも窄めて、所定の厚みに調整する(拘束する)ことができる。
【0038】
本実施例の放圧補助部材90の作用を説明する。例えば二次電池100の過充電時等において、電極体7がガス発生によって膨張または変形してその外周面が放圧弁23方向に張り出す(進行する)ようになったとき、二枚の放圧補助部材90(拘束部材92)が放圧弁23よりも捲回軸中心側の容器9の幅を外側から拘束して容器9の一部(側方部分9a)を窄めていることから、図10によく示されるように、その部分への電極体7への張り出し(進行)を阻止することができる。このため、電極体7が図9に示す放圧弁23を塞いでしまうことを未然に防止することができる。一方、第2実施例と同様に、電極体7と容器9との隙間から、容器内で発生したガスを放圧弁23へと逃すことができる。なお、正極端子および負極端子が電極体の軸方向のいずれの方向に設けられていてもよいことは、第1実施例と同様である。
【0039】
(第4実施例)
本実施例は、容器(蓋体)に一体に形成された凸部が放圧補助手段としての放圧補助部材を構成し、その凸部に対応して形成される溝部によって通気路も確保されていることを特徴とするリチウムイオン二次電池の一例である。図11は、本実施例に係る二次電池の容器の一部に相当する蓋体110であって、電極体7に面する側(すなわち電池の内側:図8参照)からみた平面図である。図12は図11のXII−XII線断面図である。
本実施例の二次電池は、第2実施例の放圧補助部材70が配置される代わりに、放圧補助部材として、凸部116が形成された蓋体110が配置されている以外は、前記第2実施例と同様の構成である。以下、第2実施例に係る部材と同様の構造・機能を有する部材については同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0040】
以下、蓋体110の構成について詳細に説明する。図11および図12に示すように、蓋体110の中央部分には薄肉に構成された放圧弁取付部111が設けられている。その放圧弁取付部111では蓋体110の電極体7に面する側(図12の下側)が窪んでいる。また、放圧弁取付部111は開口部111aを有し、この開口部111aを閉塞するように放圧弁112が設置されている。放圧弁112の中心部は電極体7に面する側(図12の下側)が窪んでおり、ここに特に薄肉に形成された線状薄肉部112aが形成されて、容器内圧が増大した際に破れ易い構造となっている。これにより、容器内(例えば電極体)で発生したガスを放出して内圧増大を防止することができる。また、放圧弁取付部111の窪みに連なって、その窪みよりもやや小さい深さ(図12参照)の溝部114が、蓋体110の長尺方向に放圧弁取付部111から線対称に三本づつ延びて、蓋体110の長尺方向の両端部よりも少し手前まで形成されている。溝部114の周囲は、溝部114よりも電極体7方向に隆起した(突出した)凸部116を構成している。
なお、溝部114の幅は、容器内で発生したガスを放圧弁112方向に誘導し得る程度であればよく特に限定されないが、電極体7の破片等の異物によって詰り難い程度の幅であることが好ましい。同様に、溝部114の深さは、ガスを放圧弁112方向に誘導し得る程度であればよく、異物によって詰り難い程度の深さであることが好ましい。また、図11に示すように、溝部114は複数形成されていることが好ましい。
本実施例に係る二次電池は、第2実施例に係る放圧補助部材70(図7,図8参照)を配置しない点、および、容器43の蓋体47を上述した本実施例に係る蓋体110に変更した点以外は、第2実施例と同様のプロセスにより製造することができる。
【0041】
本実施例の放圧補助部材としての蓋体110の作用を説明する。例えば二次電池の過充電時等において、電極体7がガス発生によって膨張または変形してその外周面が放圧弁112方向に張り出す(進行する)ようになったとき、図11に示すように蓋体110の下面に上述した凸部116が設けられている結果、当該凸部116が張り出してきた電極体7の外周面と当接し、その結果、電極体7を押圧してその移動を阻止することができる。このため、電極体7が容器(蓋体110)に設けられた放圧弁112を塞いでしまうことを未然に防止することができる。また、上述の溝部114によって、容器内で生じたガスの放圧弁112への移動は順調に行われ得る。本実施例の二次電池によれば、溝部114を設けることによって、ガス通路を確保しつつ電極体7と蓋体110との距離を比較的近づけることができる。このため、電池自体の体積効率を高め、その全体形状を小型化することができる。なお、正極端子および負極端子が電極体の軸方向のいずれの方向に設けられていてもよいことは、第1実施例と同様である。
【0042】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、上記実施例ではリチウムイオン二次電池につき説明したが、本発明は蓄電素子全般、例えばニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池等の他の種類の二次電池や、電気二重層キャパシタ等の各種蓄電素子にも適用することができる。電極を構成する活物質、集電体および端子ならびにセパレータ等の材質や電解液の組成等は、蓄電素子の種類に応じて適当に選択され得る。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例に係る二次電池を示す正面図である。
【図2】 図1の前面の絶縁フィルムを省略した状態を示す説明図である。
【図3】 第1実施例において使用した絶縁フィルムの積層構造を示す断面図である。
【図4】 第1実施例の変形例を示す模式図である。
【図5】 第1実施例の変形例を示す模式図である。
【図6】 第1実施例の変形例を示す模式図である。
【図7】 第2実施例に係る二次電池を示す分解斜視図である。
【図8】 図7におけるVIII−VIII線断面図である。
【図9】 第3実施例に係る二次電池を示す正面図である。
【図10】 図9におけるX−X線断面図である。
【図11】 第4実施例に係る二次電池の蓋体110を示す平面図である。
【図12】 図11におけるXII−XII線断面図である。
【符号の説明】
1,41,100:リチウムイオン二次電池(蓄電素子)
7:捲回型電極体
9,43:容器
11,50:正極端子
13,60:負極端子
15,70,90:放圧補助部材
21:熱溶着部
23,49,112:放圧弁
92:拘束部材
94:ボルト
110:蓋体(放圧補助部材)
114:溝部
116:凸部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a power storage device including a wound electrode body. More specifically, the present invention relates to a power storage device including a pressure release valve that adjusts the internal pressure of a container that houses the electrode body.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art An electric storage element is known in which an electrode body (winding electrode body) in which a positive electrode sheet and a negative electrode sheet are wound via a separator is housed in a container together with an electrolyte. As one type of such an electricity storage element, there is a sealed electricity storage element in which a wound electrode body is accommodated in a bag-like container made of a laminate film or the like and the opening of the bag-like container is sealed.
In general, a sealed type storage element (typically a storage element using a non-aqueous electrolyte) is used when the internal pressure of a container increases regardless of the type of electrode body (winding type, stacked type, etc.). Equipped with a pressure relief valve (safety valve) that adjusts the internal pressure by opening the container. For example,
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 11-86823
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, when producing the electrical storage element of the type which the electrode body accommodated in a container is a winding type and provided the pressure release valve in the direction (lateral direction) substantially orthogonal to the winding axis | shaft, it describes in
[0005]
Therefore, the present invention provides a storage element of a type in which a pressure release valve is formed in a direction substantially orthogonal to the winding axis of the wound electrode body, and can stably adjust the internal pressure of the container. For the purpose.
[0006]
[Means, actions and effects for solving the problems]
An electricity storage device provided by the present invention includes a wound electrode body in which a positive electrode sheet and a negative electrode sheet are wound via a separator, a container containing the electrode body and an electrolyte, and communication between the inside and outside of the container. And a pressure release valve that adjusts the internal pressure of the container and is provided in a direction substantially orthogonal to the winding axis of the electrode body. And it is arranged between the electrode body and the pressure relief valve, has a length substantially equal to the length of the electrode body in the winding axis direction, and is formed so as to allow ventilation, and the electrode body expands or Prevents the pressure relief valve and the electrode body from contacting each other by preventing the outer peripheral portion of the electrode body facing the pressure relief valve from projecting toward the pressure relief valve when deformed. When a gas is generated in the container, a gas venting path is provided to release the gas to the outside of the container. A pressure relief assisting member is further provided.
In this specification, the “storage element” is a concept including both a battery (such as a lithium ion battery and a nickel metal hydride battery) and a capacitor (such as an electric double layer capacitor).
[0007]
The electricity storage device of the present invention is provided with a pressure relief assist that separately prevents the pressure relief valve from being blocked. Element By preventing the interference (typically contact) of the wound electrode body (typically the outer peripheral surface of the electrode body) to the operation (opening / closing) of the pressure release valve, the pressure release valve is prevented from being blocked. Can do. For this reason, according to the electrical storage element of the present invention, it is possible to prevent the pressure release (opening / closing) function of the pressure release valve from being disturbed by the wound electrode body, and to stably adjust the container internal pressure by the pressure release valve.
[0008]
Such a storage element The child is , Said pressure relief assist Element However, the outer peripheral portion of the electrode body facing the pressure release valve is configured to suppress overhanging toward the pressure release valve side. Have It is characterized by that. According to the electricity storage device of this aspect, for example, even when gas is generated inside the wound electrode body and the electrode body can be expanded or deformed, the pressure relief assisting member moves the electrode body toward the pressure relief valve. Overhang (advance) can be suppressed. For this reason, it is possible to prevent the pressure relief valve from being blocked by the electrode body coming into contact with the pressure relief valve. Typically, the pressure relief assisting member is substantially disposed between the electrode body and the pressure relief valve.
[0010]
The pressure relief assisting member is preferably arranged in a state of covering at least part of the outer surface facing the pressure relief valve of the wound electrode body. In the electricity storage device of this aspect, it is possible to more reliably prevent contact between the wound electrode body and the pressure release valve at the covering portion. In this case, the pressure relief assisting member is preferably formed in a plate shape or a sheet shape.
[0011]
Of the present invention In the electric storage element, the pressure relief assisting member is a material that allows ventilation. Or formed to be breathable Consists of The According to the electricity storage device of this aspect, even when the pressure relief assisting member is accommodated in the container, the gas relief assisting member prevents gas flow (gas movement from the generation point to the safety valve) in the container. Less is. Therefore, the gas can be released appropriately.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Preferred embodiments of the present invention will be described in detail based on some specific examples with reference to the drawings. It should be noted that technical matters other than the contents particularly mentioned in the present specification and necessary for the implementation of the present invention can be grasped as design matters for those skilled in the art based on the prior art. The present invention can be carried out based on the technical contents disclosed in the present specification and drawings and the common general technical knowledge in the field.
[0015]
(First embodiment)
The present embodiment is an example of a lithium ion secondary battery in which a pressure relief assisting member that constitutes a pressure relief assisting means is disposed between the wound electrode body and the pressure relief valve. FIG. 1 is a front view showing a
[0016]
As shown in FIGS. 1 and 2, the
[0017]
First, the
[0018]
As the positive electrode current collector constituting the
[0019]
A
[0020]
Next, the pressure
[0021]
The thickness of the pressure
[0022]
In this example, a polyethylene sheet having a thickness of about 0.5 mm was used as the pressure
[0023]
Next, a method for manufacturing the
As shown in FIGS. 1 and 2, the
[0024]
The operation of the pressure
[0025]
In the
[0026]
The sealing means of the
Moreover, it is good also as a structure by which the electrode body 7C wound by the cylindrical shape was accommodated in the metal
[0027]
(Second embodiment)
In this embodiment, as a pressure release assisting means, a lithium ion in which a plate-shaped pressure relief assisting member is disposed between a portion (flange portion) where the positive electrode terminal and the negative electrode terminal extend along the outer periphery of the electrode body and the electrode body outer periphery. It is an example of a secondary battery. In the following description, the members having the same functions as those of the members according to the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted. FIG. 7 is an exploded perspective view showing the secondary battery according to the present embodiment. 8 is a cross-sectional view taken along line VIII-VIII in FIG.
As shown in these drawings, the
[0028]
The
[0029]
The
On the other hand, the
[0030]
As a constituent material of the pressure
The thickness of the pressure
[0031]
In this embodiment, a polypropylene plate (plate member) having a thickness of about 0.5 mm was used as the pressure
The pressure
[0032]
When manufacturing the
[0033]
Next, the operation of the pressure
Further, in the
In addition, it is the same as that of the 1st Example that the positive electrode terminal and the negative electrode terminal may be provided in any direction with respect to the axial direction of the electrode body.
[0034]
(Third embodiment)
In this embodiment, as a pressure relief assist means, a lithium pressure relief member having a shape that restrains a part of the container from the outside so that the pressure relief valve forming part is narrower than the electrode body housing part of the container is provided outside the container. It is an example of an ion secondary battery.
FIG. 9 is a front view showing the
[0035]
The
[0036]
The pressure
The interval between the two restraining
[0037]
Note that connecting the
And the pressure relief
[0038]
The operation of the pressure
[0039]
(Fourth embodiment)
In the present embodiment, the convex portion formed integrally with the container (lid body) constitutes a pressure relief assisting member as the pressure relief assisting means, and the air passage is also secured by the groove portion formed corresponding to the convex portion. It is an example of the lithium ion secondary battery characterized by the above-mentioned. FIG. 11 is a plan view of the
The secondary battery of the present embodiment has a configuration in which, instead of the pressure
[0040]
Hereinafter, the configuration of the
The width of the
The secondary battery according to the present embodiment relates to the present embodiment in which the pressure relief assisting member 70 (see FIGS. 7 and 8) according to the second embodiment is not disposed and the
[0041]
The operation of the
[0042]
Specific examples of the present invention have been described in detail above, but these are merely examples and do not limit the scope of the claims. The technology described in the claims includes various modifications and changes of the specific examples illustrated above.
For example, although the lithium ion secondary battery has been described in the above embodiment, the present invention is not limited to the general storage element, for example, other types of secondary batteries such as a nickel metal hydride battery and a nickel cadmium battery, and various kinds of power storage such as an electric double layer capacitor. It can also be applied to elements. The material of the active material, current collector and terminal, separator, and the like, the composition of the electrolytic solution, and the like constituting the electrode can be appropriately selected according to the type of the storage element.
In addition, the technical elements described in the present specification or the drawings exhibit technical usefulness alone or in various combinations, and are not limited to the combinations described in the claims at the time of filing. In addition, the technology illustrated in the present specification or the drawings achieves a plurality of objects at the same time, and has technical utility by achieving one of the objects.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a secondary battery according to a first embodiment.
FIG. 2 is an explanatory view showing a state in which an insulating film on the front surface of FIG. 1 is omitted.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a laminated structure of insulating films used in the first example.
FIG. 4 is a schematic diagram showing a modification of the first embodiment.
FIG. 5 is a schematic diagram showing a modification of the first embodiment.
FIG. 6 is a schematic diagram showing a modification of the first embodiment.
FIG. 7 is an exploded perspective view showing a secondary battery according to a second embodiment.
8 is a cross-sectional view taken along line VIII-VIII in FIG.
FIG. 9 is a front view showing a secondary battery according to a third embodiment.
10 is a cross-sectional view taken along line XX in FIG.
FIG. 11 is a plan view showing a
12 is a cross-sectional view taken along line XII-XII in FIG.
[Explanation of symbols]
1, 41, 100: Lithium ion secondary battery (storage element)
7: Winding electrode body
9, 43: Container
11, 50: Positive terminal
13, 60: negative terminal
15, 70, 90: Pressure relief member
21: Thermal welding part
23, 49, 112: Relief valve
92: Restraint member
94: Bolt
110: Lid (pressure release assisting member)
114: Groove
116: Convex part
Claims (2)
その電極体および電解質を収容する容器と、
その容器の内外を連通させて該容器の内圧を調整する放圧弁であって、前記電極体の捲回軸に対して略直交する方向に設けられている放圧弁と、
前記電極体と前記放圧弁の間に配置されており、前記電極体の捲回軸方向の長さに略等しい長さであり、通気可能に形成されており、前記電極体が膨張若しくは変形したときに前記放圧弁に対向する前記電極体の外周部分が放圧弁側に張り出すのを抑制して放圧弁と前記電極体が接触するのを防止し、前記容器内でガスが発生したときにそのガスを該容器外部へ逃がすためのガス抜き経路を確保する放圧補助部材と、
を備える蓄電素子。A wound electrode body in which a positive electrode sheet and a negative electrode sheet are wound through a separator;
A container for containing the electrode body and the electrolyte;
A pressure release valve for adjusting the internal pressure of the container by communicating the inside and outside of the container, the pressure relief valve provided in a direction substantially perpendicular to the winding axis of the electrode body;
It is arranged between the electrode body and the pressure relief valve, has a length substantially equal to the length of the electrode body in the winding axis direction, is formed to be ventilated, and the electrode body has expanded or deformed. When the outer peripheral part of the electrode body facing the pressure release valve is prevented from projecting to the pressure release valve side to prevent the pressure release valve and the electrode body from contacting each other, when gas is generated in the container A pressure relief assisting member that secures a gas venting path for escaping the gas to the outside of the container ;
A power storage device comprising:
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