JP4396806B2

JP4396806B2 - Filling filling device and filling filling method

Info

Publication number: JP4396806B2
Application number: JP2002345039A
Authority: JP
Inventors: 晴紀野田; 和幸鶴岡
Original assignee: Yamazaki Baking Co ltd
Current assignee: Yamazaki Baking Co ltd
Priority date: 2002-11-28
Filing date: 2002-11-28
Publication date: 2010-01-13
Anticipated expiration: 2022-11-28
Also published as: JP2004173621A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パン，シューパフ等のベーカリー製品を初めとする各種食品、あるいは、各種容器等の被充填物にフィリングを充填するフィリングの充填装置およびフィリング充填方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、フィリングを充填する被充填物としてベーカリー製品であるパンの場合で説明すると、例えば、細長状のパンに長手方向に沿って切れ目を入れ、この切れ目に、バター，クリームあるいは種々のジャム等のフィリングを充填した所謂「サンド」といわれるものが知られている。
このようなフィリングを充填したパンを製造するときは、例えば、図６に示すように、パンＰをその長手方向が搬送方向に沿うようにベルトコンベア１に載置して搬送し、この搬送過程で、カッタ（図示せず）により長手方向に沿って切れ目を入れ、それから、フィリング充填装置Ｔａによって切れ目にフィリングＦを充填する。
【０００３】
従来、フィリング充填装置Ｔａとして、例えば、図６に示すようなものが知られている。
このフィリング充填装置Ｔａは、下側に円錐筒状の円錐部２が形成されこの円錐部２の円錐面に設けた送出口３を有しフィリングＦを収容するホッパ４と、ホッパ４の円錐軸線に沿う回転軸線を有し円錐部２の先端を貫通した回転シャフト５及びこの回転シャフト５の上下に一枚ずつ設けられたブレード６を備えホッパ４内のフィリングＦを攪拌して送出口３に送出する攪拌体７と、ホッパ４の下方に設けられホッパ４を貫通した攪拌体７の回転シャフト５を回転駆動する駆動部８と、ホッパ４の送出口３に配管９を介して接続されホッパ４の送出口３から送出されたフィリングＦを被充填物としてのパンＰの切れ目に充填する充填ポンプ１０とを備えて構成されている。充填ポンプ１０は、例えば、ギヤポンプで構成され、配管９に接続される円形の入口１１及び吐出ノズル１２を備えている。
【０００４】
フィリングＦを充填する際には、パンＰの切れ目をくさび状の開け具（図示せず）によって開きながら、充填ポンプ１０の吐出ノズル１２に設けたシャッタ（図示せず）を開いてこの吐出ノズル１２からフィリングＦを吐出して行なう。フィリングＦの充填後は、次のパンＰが来るまでシャッタを閉じておく。
【０００５】
また、ホッパ４内においては、常時、攪拌体７が４０〜５０ｒｐｍ回転し、ブレード６によってフィリングＦを攪拌しながら送出口３に送出している。なお、ホッパの円錐部の母線と上記攪拌体７の回転シャフト５の軸線とのなす角度は４５度である。
このようなフィリング充填装置に係る刊行物としては、例えば、特許文献１がある。
これは、クリーム等の食品の送り込み装置であって、ホッパー内にクリーム等を下方へ送るための螺旋状の羽根付きスクリューを設けたものである。
【特許文献１】
特開平１０−８０２４７号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような従来のフィリング充填装置Ｔａにあっては、ホッパ４の円錐部２の円錐面に送出口３を有しているので、攪拌体７のブレード６を回転させているもののフィリングＦの押圧方向が送出口３の軸線に対して斜めになることから、フィリングＦの粘度や比重等の条件によっては、ホッパ４内で滞留し易く、送出が必ずしも円滑に行なわれないことがあるという問題があった。
詳しくは、近年、消費者の嗜好の変化から比重が充填前０．６未満（充填後０．８未満）の軽比重のフィリングＦが使用される傾向にあり、このような軽比重のフィリングＦを用いた場合、フィリングＦの比重が充填前０．６（充填後０．８）を越えるような旧来のフィリングであれば支障なく使用できたが、軽比重のフィリングＦはホッパ４内で滞留し易く、特に送出口３付近で外部から充填ポンプ１０により吸引されるフィリング量に、内部から攪拌体７による押圧でのフィリング供給が追いつかなくなることから、フィリング送給が途切れがちになり、さらには完全に止まってしまう（所謂フィリングが「切れる」）こともある。
【０００７】
また、軽比重のフィリングは攪拌体７による押圧で負荷がかかって変質，悪化しやすく、例えば、気泡を含むホイップクリームの場合には気泡が逃がされて硬化するおそれがある。
そして、前述したようにフィリングが滞留した場合には、フィリングの撹拌がより過度に行なわれることになるため、その負荷によるフィリングの変質，悪化もより顕著になる。
【０００８】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、軽比重のフィリングを用いた場合であっても、ホッパ内でのフィリングの滞留を抑制して、フィリングの送出を円滑に行なわせ、フィリングの硬化等の支障を防止し、フィリングを変質，悪化させないようにしつつ、長時間連続的に定量のフィリングを充填することができるフィリング充填装置を提供することを目的とする。
また、このフィリング充填装置を用いたフィリング充填方法を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するため、本発明のフィリング充填装置は、下側に円錐筒状の円錐部が形成され該円錐部に送出口を有してフィリングを収容するホッパと、該ホッパの円錐軸線に沿う回転軸線を有した回転シャフト及び該回転シャフトに設けられた複数のブレードを備え該ホッパ内のフィリングを押し下げ移送して送出口から送出する回転体と、該回転体の回転シャフトを回転駆動する駆動部と、上記ホッパの送出口に接続され該送出口から送出されるフィリングを被充填物に充填する充填ポンプとを備え、
上記ホッパの送出口を該ホッパの円錐軸線上であって該ホッパの円錐部の先端に設け、上記回転体の回転シャフトの駆動部をホッパの上方に設けて該回転シャフトの下端をホッパの送出口に対峙させるとともに、
上記回転体を、上記回転シャフトの下端部に設けられたブレードで構成される下端ブレード部と、上記回転シャフトの上記下端ブレード部より上に設けられたブレードで構成される上側ブレード部とを備えて構成している。
【００１０】
即ち、本発明において、回転シャフトに設けられるブレード部は少なくとも２箇所必要であり、そのうちの１箇所はフィリングの送出口の手前部である。各ブレード部におけるブレードの数は特に限定されず、１枚ブレードでも複数ブレードでも良い。また、上側ブレード部は、１箇所乃至２箇所以上に、ホッパの長さを考慮して適宜設ければよい。
尚、本発明でいう「充填」は、被充填物で形成される空間（例えば、パンの切れ目）に充填する場合に限らず、被充填物の表面（例えば、パイやケーキなどの表面、各種容器）に載置することを包含する概念である。
【００１１】
これにより、ホッパの円錐軸線上にある送出口に向けてフィリングを送出するので、送出が円滑に行なわれる。また、送出口に対峙した回転シャフトの先端部に下端ブレード部を設けたので、送出口へのフィリングの押し下げが確実に行なわれ、送出が円滑に行なわれる。そのため、充填前の比重０．６未満（充填後０．８未満）の軽比重のフィリングが使用されても、ホッパ内でのフィリングの滞留が抑制され、フィリングの送出が円滑に行なわれ、送出口付近でフィリング供給が途切れることなく、また、フィリングの硬化等の支障が防止されてフィリングの充填の安定化が図られる。特に比重０．２から０．３の超軽量フィリングの充填に有効である。
【００１２】
そして、必要に応じ、上記下端ブレード部を、互いに対称に設けられた複数のブレードの組で構成し、上記上側ブレード部を、互いに対称に設けられた複数のブレードの組で構成している。各ブレード部における複数ブレードでは、好ましくは対称に配置できるものが良く、より好ましくは２枚ブレードが良い。これにより、フィリングの押し下げ及び送出が確実に行なわれる。
【００１３】
また、必要に応じ、上記上側ブレード部を、上記回転体の回転シャフトの回転軸線に沿って複数設けた構成としている。即ち、ホッパ内に配置される上側ブレード部は、ホッパの長さを考慮して適宜設けられるが、好ましくは２個（即ち、ブレード部は全体で３個）がよい。これにより、フィリングの押し下げ及び送出が確実に行なわれる。
【００１４】
更に、必要に応じ、上記回転体の回転シャフトに直交し各ブレード部が設けられた部位における、ホッパの内部断面の面積に対する、当該ブレード部のブレードの合計面積の割合Ｒが、上記下端ブレード部においてＲ＝１２〜２２％、上記上側ブレード部においてＲ＝２５〜３５％である構成としている。
ここで、「ブレードの面積」とはブレードの表面積のうちのフィリング送出方向側（下側）の面積のことであり、各ブレード部において、ブレードの合計面積とは、ブレードが１枚ブレードの場合はその１枚の「ブレードの面積」であり、複数のブレードで構成されるブレードの場合は、そのブレードを構成する全てのブレードの「ブレードの面積」の合計である。
【００１５】
これにより、軽比重のフィリングが、より硬化しにくくなる。上記の割合Ｒがそれぞれの範囲より大きすぎると、ブレードによる負荷がかかりすぎて軽比重フィリングが硬化し易く、硬化したフィリングがポッパや充填ポンプにすぐに詰まり、長時間、連続的に定量のフィリング充填を行なえない。また、逆に該割合Ｒが低すぎるとフィリングの送出効率が悪くなる。
更にまた、上記下端ブレード部及び上側ブレード部を構成するブレードの角度であって羽根の下面が水平線に対する角度を５°〜３０°にした構成としている。これにより、従来に比較して角度がなく、そのため、フィリングに負荷がかからないことになり、軽比重のフィリングの硬化が防止される。
【００１６】
また、必要に応じ、上記回転体の回転シャフトに直交し各ブレード部が設けられた部位における、各ブレードの先端とホッパの内壁面の間隔ＥがＥ＝２ｍｍ〜１５ｍｍである構成としている。即ち、各ブレードの先端（ブレードが回転したときの最外線）とホッパ内壁面との間隔は２ｍｍ〜１５ｍｍが好ましく、間隔が小さすぎると装置の調整が困難となり、逆に大きすぎるとフィリングの送出効率が悪くなる。
【００１７】
更にまた、必要に応じ、最上位の上側ブレード部の各ブレードに貫通孔を形成した構成としている。最上位のブレードは、最も大きなブレードにすることができ、このように比較的大きいブレードを用いる場合、上記の割合Ｒを上記の通りに設定するにあたって好ましいブレード形状は、ブレードの中心部付近に貫通孔を開けたような形状である。このような形状のブレードによりまずフィリングを切るようにして脱気しつつ押し下げることにより、ホッパ内のフィリング中に空気塊ができないようにすることができる（もし空気塊が形成されると、フィリング供給が途切れやすくなるため、これを防止する）。
【００１８】
また、必要に応じ、上記ホッパの送出口の断面積Ｓ（ｃｍ^２）と、該送出口から充填ポンプへ送出されるフィリングの流量Ｖ（リットル／分）とが、Ｖ：Ｓ＝１：３〜１２を満足するように構成している。フィリングの送出が確実かつ円滑に行なわれる。
即ち、フィリングの流量Ｖに対してホッパの送出口の断面積Ｓが小さすぎると、該送出口通過時にフィリングの抵抗が大きくなり、フィリングに負荷がかかりすぎて硬化しやすくなる。逆に、流量Ｖに対して断面積Ｓが大きすぎるとフィリングの送出量が不均一となり、また、構造的に設計が困難となる。
【００１９】
更に、必要に応じ、上記ホッパの円錐部の母線と上記回転体の回転シャフトの回転軸線とのなす角度θをθ＝２０度〜４０度にした構成としている。角度が小さすぎるとフィリング容量が小さすぎて効率が悪くなり、逆に大きすぎると従来と同様にフィリングがスムーズに送出されにくいため軽比重フィリングが硬化しやすくなってしまう。これにより、フィリングの送出がスムーズになり、フィリングの送出が確実かつ円滑に行なわれ、軽比重のフィリングの硬化が防止される。
【００２０】
また、ブレードの角度は羽根の下面が水平線に対して５°〜３０°とするのが望ましい。従来では、３５°程度なので、これに比較して角度がなく、そのため、フィリングに負荷がかからないことになり、軽比重のフィリングの硬化が防止される。
【００２１】
更にまた、必要に応じ、上記ホッパの送出口と該送出口に接続される上記充填ポンプの入口とを長孔状に形成した構成としている。充填ポンプのフィリングの入口の断面積を大きくすることができるので、フィリング流量を大きくすることができ、より確実に送出効率を向上させることができる。
また、上記回転体の回転数を３０ｒｐｍ以下とする構成としている。フィリングに対する負荷が低減され、軽比重のフィリングの硬化が防止される。
【００２２】
そしてまた、本発明は、上記のフィリング充填装置により、充填前の比重が０．６未満（充填後０．８未満）のフィリングを被充填物に充填するフィリング充填方法にある。これにより、充填前の比重０．６未満（充填後０．８未満）の軽比重のフィリングの使用において、ホッパ内でのフィリングの滞留が抑制され、フィリングの送出が円滑に行なわれ、送出口付近でフィリング供給が途切れることなく、また、フィリングの硬化等の支障が防止されてフィリングの充填の安定化が図られるのである。
【００２３】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係るフィリング充填装置及びフィリング充填方法について詳細に説明する。尚、上記と同様のものには同一の符号を付して説明する。
図１に示すように、実施の形態に係るフィリング充填装置Ｔは、上記と同様に、フィリングＦを充填する被充填物としてベーカリー製品であるパンＰの製造システムに用いられる。
【００２４】
図１乃至図５に示す実施の形態に係るフィリング充填装置Ｔにおいて、２０はホッパであって、下側に円錐筒状の円錐部２１が形成され、この円錐部２１の先端２３に送出口２２を有してフィリングＦを収容する。図４に示すように、ホッパ２０の円錐部２１の母線Ｌｂと、ホッパ２０の円錐軸線Ｌａ（後述の回転体３０の回転シャフト３１の回転軸線）とのなす角度θは、好ましい範囲であるθ＝２０度〜４０度に設定されている。本実施の形態ではθ＝３０度となっている。また、ホッパ２０の送出口２２は、ホッパ２０の円錐軸線Ｌａ上であってホッパ２０の円錐部２１の先端２３に設けられている。円錐部２１の先端２３は、軸線Ｌａと同軸の軸線を有した筒状に形成されている。送出口２２は、図５に示すように、長孔状に形成されており、所定の断面積Ｓ（ｃｍ^２）を有している。
【００２５】
図１乃至図３に示すように、３０はホッパ２０内のフィリングＦを押し下げ移送して送出口２２から送出する回転体であり、ホッパ２０の円錐軸線Ｌａに沿う軸線を有した回転シャフト３１と、回転シャフト３１に設けられた複数のブレード３２とを備えている。回転体３０の回転シャフト３１の下端３１ａは、ホッパ２０の送出口２２に対峙させられている。
【００２６】
また、回転体３０は、回転シャフト３１の下端３１ａ部に互いに対称に設けられた複数（本実施の形態では２枚）のブレード３２（Ａ）の組からなる下端ブレード部３３を備えて構成されている。更に、回転体３０は、回転シャフト３１の回転軸線Ｌａに沿って回転シャフト３１の下端ブレード部３３より上に複数の上側ブレード部を備えている。本実施の形態では、第一上側ブレード部３４と第二上側ブレード部３５とを備えている。最上位の上側ブレード部３４は、互いに対称に設けられた複数（本実施の形態では２枚）のブレード３２（Ｂ）の組からなる。２段目の上側ブレード部３５は、互いに対称に設けられた複数（本実施の形態では２枚）のブレード３２（Ｃ）の組からなる。最上位の第一上側ブレード部３４の各ブレード３２（Ｂ）には、外周と同じ形状の内周を有し貫通した貫通孔３６が形成されている。
【００２７】
また、ブレード３２の角度は羽根の下面が水平線に対して５°〜３０°とするのが望ましい。従来では、３５°程度なので、これに比較して角度がないことになる。
【００２８】
図４に示すように、各ブレード部３３，３４，３５において、回転体３０の回転シャフト３１に直交し各ブレード部３３，３４，３５が設けられた部位のホッパ２０の内部断面積Ｘに対する当該ブレード部のブレード３２の合計の面積の割合Ｒは、下端ブレード部３３において好ましい範囲であるＲ＝１２〜２２％、第一及び第二上側ブレード部３４，３５において夫々好ましい範囲であるＲ＝２５〜３５％であり、且つ、各ブレード３２の先端とホッパ２０の内壁面の間隔Ｅは、好ましい範囲であるＥ＝２ｍｍ〜１５ｍｍに定められている。
【００２９】
図１に戻り、４０は回転体３０の回転シャフト３１を回転駆動する駆動部であり、ホッパ２０の上方に設けられている。駆動部４０は、図示外のモータやギヤ等の減速機構を備えて構成されており、ホッパ２０の送出口２２の断面積Ｓ（ｃｍ2 ）と、送出口２２から後述の充填ポンプ５０へ送出されるフィリングＦの流量Ｖ（リットル／分）とが、好ましい範囲であるＶ：Ｓ＝１：３〜１２を満足するよう回転体３０を回転させる。
【００３０】
５０はホッパ２０の送出口２２に接続され送出口２２から送出されるフィリングＦを被充填物に充填する充填ポンプである。充填ポンプ５０の形式は特に限定されるものではなく、フィリングＦの充填ポンプとして使用可能であればどのようなものであっても差し支えないが、軽比重のフィリングＦを硬化させにくい点で好ましくはギア式ポンプ或いはロータリーポンプがよい。本実施の形態では、充填ポンプ５０は、図５に示すように、ギヤポンプで構成され、ホッパ２０の送出口２２に接続される入口５１及び吐出ノズル５２を備えている。この充填ポンプ５０の入口５１は、ホッパ２０の送出口２２と同じ大きさの長孔状に形成されている。
【００３１】
従って、本実施の形態に係るフィリング充填装置Ｔは、以下のように作用する。本実施の形態に係るフィリングＦの充填装置Ｔが用いられるパンＰの製造システムでは、図１に示すように、細長状のパンＰをその長手方向が搬送方向に沿うようにベルトコンベア１に載置して搬送し、この搬送過程で、カッタ（図示せず）により長手方向に沿って切れ目を入れ、それから、このフィリング充填装置Ｔによって、バター，クリームあるいは種々のジャム等のフィリングＦを切れ目に充填する。
【００３２】
フィリングＦを充填する際には、パンＰの切れ目をくさび状の開け具（図示せず）によって開きながら、充填ポンプ５０の吐出ノズル５２に設けたシャッタ（図示せず）を開いてこの吐出ノズル５２からフィリングＦを吐出して行なう。フィリングＦの充填後は、次のパンＰが来るまでシャッタを閉じておく。
この際、ホッパ２０内においては、常時、回転体３０が回転し、ブレード３２によってフィリングＦを押し下げ移送しながら送出口２２に送出しているが、ホッパ２０の円錐軸線Ｌａ上にある送出口２２に向けてフィリングＦが送出されるので、フィリングＦの押圧方向が送出口２２の軸線Ｌａに対して斜めになることがなく、そのため、送出が円滑に行なわれる。また、送出口２２に対峙した回転シャフト３１の下端部に下端ブレード部３３を設けたので、送出口２２へのフィリングＦの押し下げが確実に行なわれ、送出が円滑に行なわれる。このため、比重０．２〜０．７といった軽比重のフィリングＦが使用されても、ホッパ２０内でのフィリングＦの滞留が抑制され、フィリングＦの硬化が防止されてフィリングＦの送出が円滑に行なわれ、フィリングＦの充填の安定化が図られる。
【００３３】
また、下端ブレード部３３及び上側ブレード部３４，３５は、互いに対称に設けられた複数のブレード３２の組で構成されているので、フィリングの押し下げ及び送出がより一層確実に行なわれる。更に、上側ブレード部３４，３５は２個設けられ、ブレード部は全体では３個設けられることになるので、これによっても、押し下げ及び送出がより一層確実に行なわれる。
【００３４】
更にまた、ホッパ２０の内部断面積Ｘに対するブレード部のブレード３２の合計の面積の割合Ｒが、下端ブレード部３３において好ましい範囲であるＲ＝１２〜２２％、第一及び第二上側ブレード部３４，３５において夫々好ましい範囲であるＲ＝２５〜３５％であり、且つ、各ブレード３２の先端とホッパ２０の内壁面の間隔Ｅが好ましい範囲であるＥ＝２ｍｍ〜１５ｍｍに設定されているので、フィリングの押し下げ及び送出がより一層確実に行なわれ、軽比重のフィリングＦが、より硬化しにくくなる。
【００３５】
また、最上位の上側ブレード部３４の各ブレード３２（Ｂ）に貫通孔３６が形成されているので、このような形状のブレード３２により、フィリングを切るようにして脱気しつつ押し下げる。そのため、ホッパ２０内のフィリング中に空気塊ができないようにすることができ、空気塊が形成されてフィリング供給が途切れやすくなる事態が防止される。
【００３６】
また、駆動部４０を、ホッパ２０の送出口２２の断面積Ｓ（ｃｍ2 ）と送出口２２から充填ポンプ５０へ送出されるフィリングＦの流量Ｖ（リットル／分）とが、好ましい範囲であるＶ：Ｓ＝１：３〜１２を満足するよう回転体３０を回転させるので、この点でも、フィリングＦの送出が確実かつ円滑に行なわれる。この際、ホッパ２０の送出口２２と送出口２２に接続される充填ポンプ５０の入口５１とが長孔状に形成されているので、充填ポンプ５０のフィリングＦの入口５１の断面積を大きくすることができ、フィリング流量を大きくすることができ、より確実に送出効率を向上させることができる。
更に、ホッパ２０の円錐部２１の母線Ｌｂが回転体３０の回転シャフト３１の回転軸線Ｌａとなす角度θをθ＝３０度にしているので、この点でも、フィリングＦの送出が確実かつ円滑に行なわれ、軽比重のフィリングＦの硬化が防止される。
【００３７】
【実施例】
次に、本発明の実施例について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。本実施例では、回転体３０の回転シャフト３１に直交し各ブレード部３３，３４，３５が設けられた部位のホッパ２０の内部断面積Ｘに対する当該ブレード部のブレード３２の合計面積の割合Ｒを、下端ブレード部３３においてＲ＝１８％、第一及び第二上側ブレード部３４，３５において夫々Ｒ＝３０％に設定した。
また、ブレード３２の角度は羽根の下面が水平線に対して１５°に設定した。各ブレード３２の先端とホッパ２０の内壁面の間隔Ｅを、Ｅ＝１５ｍｍに設定した。
更に、フィリングＦの送出口２２の断面積ＳをＳ＝１７．７ｃｍ^２とした。
フィリングＦとして旭電化工業株式会社製フィリング用クリーム（商品名：エクセレントライト：充填前の比重０．３２）を、フィリング充填装置Ｔのホッパ２０に投入し、回転シャフト３１を２１ｒｐｍで回転させてフィリングＦを送出した。
フィリングＦの送出口２２においてフィリング流量Ｖは、Ｖ＝１．９６リットル／分になり、Ｖ：Ｓは１：９であった。尚、充填後の比重は０．４程度であった。
充填ポンプ５０の吐出ノズル５２から、ベルトコンベア上を移動する被充填物に対してフィリングＦを、被充填物１個あたり８ｇ充填されるように調節して充填を行ない、総計５０００個の被充填物に対して充填を行なったところ、５分ごとの充填量の標準偏差は０．１２〜０．２３であり、良好な充填を行なうことが出来た。
【００３８】
尚、上記実施の形態において、フィリングＦを充填する被充填物としてベーカリー製品である所謂「サンド」といわれるパンＰに適用した場合で説明したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、それ以外のベーカリー製品を初めとする種々の食品、あるいは、種々の容器等にフィリングＦを充填する場合に適用して良い。
【００３９】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のフィリング充填装置及びフィリング充填方法によれば、ホッパの円錐軸線上にある送出口に向けてフィリングを送出するので、送出を円滑に行なわせることがきる。また、送出口に対峙した回転シャフトの下端部に下端ブレード部を設けたので、送出口へのフィリングの押し込みを確実に行なわせることができ、この点でも、送出を円滑に行なわせることができる。そのため、比重０．６未満といった軽比重のフィリングが使用されても、ホッパ内でのフィリングの滞留を抑制することができ、フィリングの硬化等を防止し、フィリングの送出を円滑に行なって、フィリングの充填の安定化を図ることができる。その結果、軽比重フィリング充填製品を工業的に大量生産するのに適したフィリング充填装置とすることができる。
【００４０】
そして、下端ブレード部及び上側ブレード部を、互いに対称に設けられた複数のブレードの組で構成した場合には、フィリングの押し下げ及び送出をより一層確実に行なわせることができる。
また、上側ブレード部を複数設けた場合には、これによっても、フィリングの押し下げ及び送出をより一層確実に行なわせることができる。
【００４１】
更に、ホッパの内部断面積に対するブレードの合計面積の割合Ｒを、下端ブレード部においてＲ＝１２〜２２％、上側ブレード部においてＲ＝２５〜３５％にした場合には、押し下げ及び送出をより一層確実に行なわせることができる。
また、各ブレードの先端とホッパの内壁面の間隔ＥをＥ＝２ｍｍ〜１５ｍｍにした場合にも、押し下げ及び送出をより一層確実に行なわせることができる。
この場合、最上位の上側ブレード部のブレードに貫通孔を形成すれば、このような形状のブレードによりまずフィリングを切るようにして脱気しつつ押し下げることにより、ホッパ内のフィリング中に空気塊ができないようにすることができ、空気塊が形成されることによりフィリング供給が途切れやすくなる事態を防止することができる。
【００４２】
また、ホッパの送出口の断面積Ｓ（ｃｍ^２）とフィリングの流量Ｖ（リットル／分）とが、Ｖ：Ｓ＝１：３〜１２を満足するよう構成した場合には、フィリングの押し下げ及び送出をより一層確実に行なわせることができる。
更に、ホッパの円錐部の母線と回転体の回転シャフトの回転軸線となす角度θをθ＝２０度〜４０度にした場合には、フィリングの送出をスムーズにして、途切れることなく確実かつ円滑に長時間連続して行なわせることができ、また軽比重のフィリングの硬化を防止することができる。
更にまた、ホッパの送出口と送出口に接続される充填ポンプの入口とを長孔状に形成した場合には、フィリング流量を大きくすることができ、より確実に送出効率を向上させることができる。
また、回転体の回転数を３０ｒｐｍ以下とした場合には、フィリングに対する負荷を低減して、軽比重のフィリングの硬化を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に係るフィリング充填装置をパンの製造システムにおいて示す図である。
【図２】本発明の実施の形態に係るフィリング充填装置の回転体の構成を示す斜視図である。
【図３】本発明の実施の形態に係るフィリング充填装置の回転体の構成を示す平面図である。
【図４】本発明の実施の形態に係るフィリング充填装置において、ホッパとブレードの関係を示す図である。
【図５】本発明の実施の形態に係るフィリング充填装置において、ホッパの送出口と充填ポンプの入口との関係を示す斜視図である。
【図６】従来のフィリング充填装置の一例をパンの製造システムにおいて示す図である。
【符号の説明】
Ｔフィリング充填装置
Ｆフィリング
Ｐパン（被充填物）
２０ホッパ
２１円錐部
２２送出口
２３先端
Ｌａホッパの円錐軸線（回転シャフトの回転軸線）
Ｌｂ円錐部の母線
３０回転体
３１回転シャフト
３１ａ下端
３２［３２（Ａ），３２（Ｂ），３２（Ｃ）］ブレード
３３下端ブレード部
３４第一上側ブレード部
３５第二上側ブレード部
３６貫通孔
４０駆動部
５０充填ポンプ
５１入口
５２吐出ノズル[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a filling device and a filling method for filling a filling in various foods such as bread and shoe puffs, or filling materials such as various containers.
[0002]
[Prior art]
In general, in the case of a bread which is a bakery product as a filling material to be filled with a filling, for example, a slit is cut along a longitudinal direction in an elongated bread, and butter, cream, various jams, etc. A so-called “sand” filled with a filling is known.
When manufacturing a bread filled with such a filling, for example, as shown in FIG. 6, the bread P is placed on the belt conveyor 1 so that its longitudinal direction is along the transport direction, and transported. Then, a cut is made along the longitudinal direction by a cutter (not shown), and then the filling F is filled in the cut by the filling filling device Ta.
[0003]
Conventionally, as the filling device Ta, for example, the one shown in FIG. 6 is known.
The filling filling device Ta includes a hopper 4 that has a conical cylindrical conical portion 2 formed on the lower side and has a delivery port 3 provided on a conical surface of the conical portion 2 to accommodate the filling F, and a conical axis of the hopper 4 , A rotating shaft 5 that passes through the tip of the conical portion 2, and blades 6 provided one by one above and below the rotating shaft 5, and the filling F in the hopper 4 is stirred to the delivery port 3. A hopper connected to a delivery port 3 of the hopper 4 via a pipe 9 and a drive unit 8 for rotating the rotating shaft 5 of the agitation body 7 provided below the hopper 4 and passing through the hopper 4. 4 and a filling pump 10 that fills the filling F delivered from the delivery port 3 into the cuts of the bread P as the filling material. The filling pump 10 is composed of, for example, a gear pump, and includes a circular inlet 11 and a discharge nozzle 12 connected to the pipe 9.
[0004]
When filling the filling F, the discharge nozzle 12 is opened by opening a shutter (not shown) provided on the discharge nozzle 12 of the filling pump 10 while being opened by a wedge-shaped opening tool (not shown) of the pan P. 12 is performed by discharging the filling F. After filling the filling F, the shutter is closed until the next pan P comes.
[0005]
In the hopper 4, the stirrer 7 always rotates at 40 to 50 rpm, and the filling F is stirred by the blade 6 and sent to the delivery port 3. The angle formed between the generatrix of the hopper cone and the axis of the rotating shaft 5 of the stirring member 7 is 45 degrees.
As a publication relating to such a filling and filling apparatus, there is, for example, Patent Document 1.
This is a device for feeding food such as cream, and is provided with a spiral bladed screw for feeding cream or the like downward in a hopper.
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-80247
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in such a conventional filling and filling apparatus Ta, since the delivery port 3 is provided on the conical surface of the conical portion 2 of the hopper 4, the filling F of the blade 6 of the stirring body 7 is rotated. Since the pressing direction is inclined with respect to the axis of the delivery port 3, depending on conditions such as the viscosity and specific gravity of the filling F, it tends to stay in the hopper 4 and the delivery may not always be performed smoothly. There was a problem.
Specifically, in recent years, there has been a tendency to use a light specific filling F having a specific gravity of less than 0.6 before filling (less than 0.8 after filling) due to changes in consumer preferences. In the case of the conventional filling, the filling F with a specific gravity exceeding 0.6 (0.8 after filling) can be used without any trouble, but the filling F with a light specific gravity stays in the hopper 4. In particular, since the filling supply by pressing with the stirring body 7 from the inside cannot catch up with the filling amount sucked by the filling pump 10 from the outside near the delivery port 3, the filling feeding tends to be interrupted, Sometimes it stops completely (the so-called filling “cuts”).
[0007]
In addition, the filling with a light specific gravity is subject to a load due to pressing by the stirrer 7 and is likely to be deteriorated and deteriorated. For example, in the case of whipped cream containing bubbles, the bubbles may escape and harden.
Then, as described above, when the filling is retained, the stirring of the filling is performed more excessively, so that the deterioration and deterioration of the filling due to the load becomes more remarkable.
[0008]
The present invention has been made in view of the above-described problems. Even when a light specific gravity filling is used, the filling stays smoothly in the hopper by suppressing the staying of the filling in the hopper. An object of the present invention is to provide a filling and filling apparatus capable of filling a fixed amount of filling continuously for a long time while preventing troubles such as hardening of the resin and preventing deterioration and deterioration of the filling.
It is another object of the present invention to provide a filling filling method using the filling filling apparatus.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve such an object, a filling and filling apparatus according to the present invention includes a hopper having a conical cylindrical shape formed on the lower side and having a delivery port in the conical portion to accommodate the filling, and a cone of the hopper. A rotating shaft having a rotating shaft along the axis and a plurality of blades provided on the rotating shaft, a rotating body that pushes down and transfers the filling in the hopper and sends it out from the delivery port, and rotates the rotating shaft of the rotating body A drive unit for driving, and a filling pump connected to the delivery port of the hopper and filling the filling material fed from the delivery port,
The outlet of the hopper is provided on the cone axis of the hopper at the tip of the cone of the hopper, the rotary shaft drive unit of the rotating body is provided above the hopper, and the lower end of the rotary shaft is fed to the hopper. While facing the exit,
The rotating body includes a lower end blade portion configured by a blade provided at a lower end portion of the rotating shaft, and an upper blade portion configured by a blade provided above the lower end blade portion of the rotating shaft. Is configured.
[0010]
That is, in the present invention, at least two blade portions are required on the rotating shaft, and one of them is the front portion of the filling outlet. The number of blades in each blade portion is not particularly limited, and may be one blade or a plurality of blades. Further, the upper blade portion may be appropriately provided at one place or two places or more in consideration of the length of the hopper.
The “filling” as used in the present invention is not limited to filling a space (for example, a bread cut) formed by the filling material, but also the surface of the filling material (for example, the surface of a pie or cake, various It is a concept including placing on a container.
[0011]
Thereby, since the filling is sent out toward the delivery port on the conical axis of the hopper, the delivery is performed smoothly. Further, since the lower end blade portion is provided at the tip of the rotating shaft facing the delivery port, the filling is surely pushed down to the delivery port, and the delivery is performed smoothly. Therefore, even if a filling with a light specific gravity of less than 0.6 (less than 0.8 after filling) is used before filling, the retention of the filling in the hopper is suppressed, and the filling is smoothly sent out. Filling supply is not interrupted in the vicinity of the outlet, and troubles such as hardening of the filling are prevented, so that filling of the filling is stabilized. It is particularly effective for filling an ultralight filling with a specific gravity of 0.2 to 0.3.
[0012]
If necessary, the lower end blade portion is constituted by a set of a plurality of blades provided symmetrically with each other, and the upper blade portion is constituted by a set of a plurality of blades provided symmetrically with each other. Of the plurality of blades in each blade portion, those that can be arranged symmetrically are preferable, and two blades are more preferable. This ensures that the filling is pushed down and delivered.
[0013]
Moreover, it is set as the structure which provided the said upper braid | blade part with multiple along the rotating shaft line of the rotating shaft of the said rotary body as needed. That is, the upper blade portion disposed in the hopper is appropriately provided in consideration of the length of the hopper, but preferably two pieces (that is, three blade portions in total) are preferable. This ensures that the filling is pushed down and delivered.
[0014]
Further, if necessary, the ratio R of the total area of the blades of the blade part to the area of the internal cross section of the hopper at the part where each blade part is provided orthogonal to the rotating shaft of the rotating body is the lower end blade part. R = 12 to 22%, and the upper blade portion has R = 25 to 35%.
Here, the “blade area” is the area on the filling delivery direction side (lower side) of the surface area of the blade, and in each blade part, the total area of the blade is when the blade is one blade. Is the “blade area” of one blade, and in the case of a blade composed of a plurality of blades, it is the sum of the “blade areas” of all the blades constituting the blade.
[0015]
Thereby, the filling of light specific gravity becomes harder to harden. If the above ratio R is larger than the respective range, the blade is overloaded and the light specific gravity filling tends to harden, and the hardened filling immediately clogs the popper or filling pump, providing a constant amount of filling over a long period of time. Can't fill. On the other hand, if the ratio R is too low, the filling efficiency is deteriorated.
Furthermore, the angle of the blades constituting the lower blade part and the upper blade part, and the lower surface of the blade is set to an angle of 5 ° to 30 ° with respect to the horizontal line. As a result, there is no angle compared to the conventional case, so that no load is applied to the filling and hardening of the light specific gravity filling is prevented.
[0016]
Further, if necessary, the distance E between the tip of each blade and the inner wall surface of the hopper is E = 2 mm to 15 mm in a portion orthogonal to the rotation shaft of the rotating body and provided with each blade portion. That is, the distance between the tip of each blade (the outermost line when the blade rotates) and the inner wall surface of the hopper is preferably 2 mm to 15 mm. If the distance is too small, it becomes difficult to adjust the apparatus. Inefficiency.
[0017]
Furthermore, if necessary, a through hole is formed in each blade of the uppermost upper blade portion. The uppermost blade can be the largest blade, and when using such a relatively large blade, the preferred blade shape for setting the ratio R as described above penetrates near the center of the blade. The shape is like a hole. It is possible to prevent air mass from being generated during filling in the hopper by first depressurizing the blade by cutting the filling with such a blade. (If the air mass is formed, the filling supply Will prevent this from happening).
[0018]
If necessary, the cross-sectional area S (cm²) And the flow rate V (liter / minute) of the filling fed from the delivery port to the filling pump satisfies V: S = 1: 3 to 12. Filling is sent out reliably and smoothly.
That is, if the cross-sectional area S of the hopper delivery port is too small with respect to the flow rate V of the filling, the resistance of the filling becomes large when passing through the delivery port, and the filling is excessively loaded and is easily cured. Conversely, if the cross-sectional area S is too large with respect to the flow rate V, the amount of filling delivered will be non-uniform, and structurally difficult to design.
[0019]
Furthermore, the angle θ formed by the generatrix of the cone portion of the hopper and the rotation axis of the rotating shaft of the rotating body is set to θ = 20 degrees to 40 degrees as necessary. If the angle is too small, the filling capacity is too small and the efficiency is deteriorated. On the other hand, if the angle is too large, the filling is difficult to be delivered smoothly as in the conventional case, so that the light specific gravity filling is easily cured. As a result, the filling is smoothly delivered, the filling is delivered reliably and smoothly, and the hardening of the light specific gravity filling is prevented.
[0020]
The blade angle is preferably 5 ° to 30 ° on the lower surface of the blade with respect to the horizontal line. Conventionally, since it is about 35 °, there is no angle compared to this, so that no load is applied to the filling and hardening of the light specific gravity filling is prevented.
[0021]
Furthermore, if necessary, the hopper delivery port and the filling pump inlet connected to the delivery port are formed in a long hole shape. Since the cross-sectional area of the filling inlet of the filling pump can be increased, the filling flow rate can be increased, and the delivery efficiency can be improved more reliably.
Moreover, it is set as the structure which makes the rotation speed of the said rotary body 30 rpm or less. The load on the filling is reduced and hardening of the light specific gravity filling is prevented.
[0022]
Further, the present invention is a filling filling method in which a filling material having a specific gravity before filling of less than 0.6 (less than 0.8 after filling) is filled in an object to be filled by the above filling filling apparatus. As a result, in the use of a filling having a light specific gravity of less than 0.6 (less than 0.8 after filling) before filling, the staying of the filling in the hopper is suppressed, and the filling is smoothly sent out. The filling supply is not interrupted in the vicinity, and troubles such as hardening of the filling are prevented and the filling of the filling is stabilized.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, based on an accompanying drawing, a filling filling device and a filling filling method concerning an embodiment of the invention are explained in detail. In addition, the same code | symbol is attached | subjected and demonstrated to the same thing as the above.
As shown in FIG. 1, the filling and filling apparatus T according to the embodiment is used in a production system for bread P, which is a bakery product, as an object to be filled with the filling F, as described above.
[0024]
In the filling filling apparatus T according to the embodiment shown in FIGS. 1 to 5, reference numeral 20 denotes a hopper, a conical cylindrical conical portion 21 is formed on the lower side, and a delivery port 22 is formed at a tip 23 of the conical portion 21. To accommodate the filling F. As shown in FIG. 4, the angle θ formed by the generatrix Lb of the conical portion 21 of the hopper 20 and the conical axis La of the hopper 20 (rotation axis of the rotating shaft 31 of the rotating body 30 described later) is a preferable range θ. = 20 degrees to 40 degrees. In the present embodiment, θ = 30 degrees. Further, the delivery port 22 of the hopper 20 is provided on the tip 23 of the cone portion 21 of the hopper 20 on the cone axis La of the hopper 20. The tip 23 of the conical portion 21 is formed in a cylindrical shape having an axis coaxial with the axis La. As shown in FIG. 5, the delivery port 22 is formed in a long hole shape, and has a predetermined cross-sectional area S (cm²)have.
[0025]
As shown in FIGS. 1 to 3, reference numeral 30 denotes a rotating body that pushes and transfers the filling F in the hopper 20 and sends it out from the delivery port 22, and includes a rotary shaft 31 having an axis along the conical axis line La of the hopper 20. And a plurality of blades 32 provided on the rotary shaft 31. The lower end 31 a of the rotating shaft 31 of the rotating body 30 is opposed to the delivery port 22 of the hopper 20.
[0026]
The rotating body 30 is configured to include a lower end blade portion 33 formed of a set of a plurality of (two in the present embodiment) blades 32 (A) provided symmetrically to the lower end 31 a portion of the rotating shaft 31. ing. Further, the rotating body 30 includes a plurality of upper blade portions above the lower end blade portion 33 of the rotating shaft 31 along the rotation axis La of the rotating shaft 31. In the present embodiment, a first upper blade portion 34 and a second upper blade portion 35 are provided. The uppermost upper blade portion 34 is composed of a set of a plurality of (two in the present embodiment) blades 32 (B) provided symmetrically to each other. The upper blade portion 35 in the second stage is composed of a set of a plurality of (two in the present embodiment) blades 32 (C) provided symmetrically to each other. Each blade 32 (B) of the uppermost first upper blade portion 34 is formed with a through hole 36 having an inner periphery having the same shape as the outer periphery.
[0027]
The angle of the blade 32 is desirably 5 ° to 30 ° on the lower surface of the blade with respect to the horizontal line. Conventionally, since it is about 35 °, there is no angle compared to this.
[0028]
As shown in FIG. 4, in each blade portion 33, 34, and 35, the cross-sectional area X with respect to the internal cross-sectional area X of the hopper 20 at a portion orthogonal to the rotation shaft 31 of the rotating body 30 and provided with each blade portion 33, 34, and 35 The ratio R of the total area of the blades 32 of the blade portion is R = 12 to 22%, which is a preferable range in the lower end blade portion 33, and R = 25 which is a preferable range in the first and second upper blade portions 34 and 35, respectively. The distance E between the tip of each blade 32 and the inner wall surface of the hopper 20 is set to a preferable range of E = 2 mm to 15 mm.
[0029]
Returning to FIG. 1, reference numeral 40 denotes a drive unit that rotationally drives the rotating shaft 31 of the rotating body 30, and is provided above the hopper 20. The drive unit 40 includes a speed reduction mechanism such as a motor or gear (not shown). The drive unit 40 is fed to the cross-sectional area S (cm 2) of the delivery port 22 of the hopper 20 and the filling pump 50 described later from the delivery port 22. The rotating body 30 is rotated so that the flow rate V (liter / minute) of the filling F satisfies the preferable range of V: S = 1: 3 to 12.
[0030]
A filling pump 50 is connected to the delivery port 22 of the hopper 20 and fills the filling material with the filling F delivered from the delivery port 22. The type of the filling pump 50 is not particularly limited, and any type can be used as long as it can be used as a filling pump for the filling F. Preferably, however, the filling pump 50 with a low specific gravity is difficult to cure. A gear pump or a rotary pump is preferable. In the present embodiment, as shown in FIG. 5, the filling pump 50 includes a gear pump, and includes an inlet 51 and a discharge nozzle 52 that are connected to the delivery port 22 of the hopper 20. The inlet 51 of the filling pump 50 is formed in a long hole shape having the same size as the delivery port 22 of the hopper 20.
[0031]
Therefore, the filling filling device T according to the present embodiment operates as follows. In the bread P manufacturing system in which the filling device T for the filling F according to the present embodiment is used, as shown in FIG. 1, the elongated bread P is mounted on the belt conveyor 1 so that the longitudinal direction thereof is along the transport direction. In this conveying process, a cut is made along the longitudinal direction by a cutter (not shown), and then a filling F such as butter, cream or various jams is cut by the filling filling device T. Fill.
[0032]
When filling the filling F, the discharge nozzle 52 is opened by opening a shutter (not shown) provided on the discharge nozzle 52 of the filling pump 50 while being opened by a wedge-shaped opening tool (not shown) of the pan P. The filling F is discharged from 52. After filling the filling F, the shutter is closed until the next pan P comes.
At this time, in the hopper 20, the rotating body 30 is always rotated, and the blade F 32 pushes down and transfers the filling F to the delivery port 22, but the delivery port 22 on the conical axis La of the hopper 20. Since the filling F is sent out toward the head, the pressing direction of the filling F is not inclined with respect to the axis La of the delivery port 22, so that the delivery is performed smoothly. Further, since the lower end blade portion 33 is provided at the lower end portion of the rotary shaft 31 facing the delivery port 22, the filling F is surely pushed down to the delivery port 22, and the delivery is performed smoothly. For this reason, even if a filling F having a light specific gravity of 0.2 to 0.7 is used, the retention of the filling F in the hopper 20 is suppressed, the hardening of the filling F is prevented, and the filling F is smoothly sent out. The filling of filling F is stabilized.
[0033]
Further, since the lower end blade portion 33 and the upper blade portions 34 and 35 are configured by a set of a plurality of blades 32 provided symmetrically to each other, the pressing and feeding of the filling are further reliably performed. Further, two upper blade portions 34 and 35 are provided, and three blade portions are provided as a whole, so that pressing and feeding are further reliably performed.
[0034]
Furthermore, the ratio R of the total area of the blades 32 of the blade portion to the internal cross-sectional area X of the hopper 20 is a preferable range in the lower end blade portion 33 R = 12 to 22%, and the first and second upper blade portions 34. 35, R = 25 to 35%, which is a preferable range, and the distance E between the tip of each blade 32 and the inner wall surface of the hopper 20 is set to a preferable range E = 2 mm to 15 mm. The filling is pushed down and delivered more reliably, and the light specific filling F is harder to harden.
[0035]
Further, since the through holes 36 are formed in each blade 32 (B) of the uppermost upper blade portion 34, the blade 32 having such a shape is pushed down while being deaerated so as to cut the filling. Therefore, it is possible to prevent the air mass from being generated during the filling in the hopper 20, and the situation where the air mass is formed and the filling supply is easily interrupted is prevented.
[0036]
Further, in the drive unit 40, the cross-sectional area S (cm 2) of the delivery port 22 of the hopper 20 and the flow rate V (liters / minute) of the filling F sent from the delivery port 22 to the filling pump 50 are in a preferable range. : Since the rotating body 30 is rotated so as to satisfy S = 1: 3 to 12, the filling F is reliably and smoothly delivered also in this respect. At this time, since the delivery port 22 of the hopper 20 and the inlet 51 of the filling pump 50 connected to the delivery port 22 are formed in a long hole shape, the sectional area of the inlet 51 of the filling F of the filling pump 50 is increased. The filling flow rate can be increased, and the delivery efficiency can be improved more reliably.
Further, since the angle θ formed by the generatrix Lb of the conical portion 21 of the hopper 20 and the rotation axis La of the rotating shaft 31 of the rotating body 30 is set to θ = 30 degrees, the filling F can be delivered reliably and smoothly at this point as well. This is done to prevent the filling F having a low specific gravity.
[0037]
【Example】
Next, examples of the present invention will be described, but the present invention is not limited thereto. In the present embodiment, the ratio R of the total area of the blades 32 of the blade part to the internal cross-sectional area X of the hopper 20 at a part orthogonal to the rotation shaft 31 of the rotating body 30 and provided with the blade parts 33, 34, and 35. In the lower end blade portion 33, R = 18%, and in the first and second upper blade portions 34, 35, R = 30%, respectively.
The angle of the blade 32 was set so that the lower surface of the blade was 15 ° with respect to the horizontal line. The distance E between the tip of each blade 32 and the inner wall surface of the hopper 20 was set to E = 15 mm.
Furthermore, the cross-sectional area S of the outlet 22 of the filling F is S = 17.7 cm.²It was.
Asahi Denka Kogyo Co., Ltd. filling cream (trade name: Excellent Light: specific gravity before filling 0.32) is put into the hopper 20 of the filling machine T as the filling F, and the rotary shaft 31 is rotated at 21 rpm for filling. F was sent out.
At the outlet F of the filling F, the filling flow rate V was V = 1.96 liters / minute, and V: S was 1: 9. The specific gravity after filling was about 0.4.
Filling F is adjusted so that 8 g per filling material is filled from the discharge nozzle 52 of the filling pump 50 to the filling material moving on the belt conveyor, and a total of 5000 filling materials are carried out. When the product was filled, the standard deviation of the filling amount every 5 minutes was 0.12 to 0.23, and satisfactory filling could be performed.
[0038]
In addition, in the said embodiment, although demonstrated when applied to the bread P called what is called "sand" which is a bakery product as a to-be-filled material filled with the filling F, it is not necessarily limited to this, Other than that It may be applied when filling the filling F into various foods such as the above bakery products or various containers.
[0039]
【The invention's effect】
As described above, according to the filling filling apparatus and the filling filling method of the present invention, since the filling is sent out toward the delivery port on the cone axis of the hopper, the delivery can be performed smoothly. Further, since the lower end blade portion is provided at the lower end portion of the rotating shaft facing the delivery port, the filling can be surely pushed into the delivery port, and also in this respect, delivery can be performed smoothly. . Therefore, even if a filling with a light specific gravity of less than 0.6 is used, the retention of the filling in the hopper can be suppressed, the hardening of the filling can be prevented, and the filling can be sent out smoothly. Stabilization of filling can be achieved. As a result, it is possible to provide a filling filling apparatus suitable for industrially mass-producing light specific filling filling products.
[0040]
When the lower end blade portion and the upper blade portion are configured by a set of a plurality of blades provided symmetrically to each other, the pressing and feeding of the filling can be more reliably performed.
In addition, when a plurality of upper blade portions are provided, this also makes it possible to more reliably push down and feed the filling.
[0041]
Furthermore, when the ratio R of the total area of the blades to the internal cross-sectional area of the hopper is R = 12 to 22% at the lower end blade portion and R = 25 to 35% at the upper blade portion, the pressing and feeding are further performed. It can be done reliably.
Further, even when the distance E between the tip of each blade and the inner wall surface of the hopper is set to E = 2 mm to 15 mm, the push-down and the feeding can be performed more reliably.
In this case, if a through-hole is formed in the blade of the uppermost upper blade portion, an air mass is generated in the filling in the hopper by first pushing down while deaerating by cutting the filling with the blade having such a shape. It is possible to prevent the filling supply from being easily interrupted by the formation of an air mass.
[0042]
The cross-sectional area S (cm²) And the filling flow rate V (liters / minute) satisfy V: S = 1: 3 to 12, the filling can be pushed down and delivered more reliably.
Furthermore, when the angle θ between the generatrix of the hopper cone and the rotation axis of the rotating shaft of the rotating body is set to θ = 20 ° to 40 °, the filling is smoothly sent out without fail and reliably and smoothly. It can be carried out continuously for a long time, and hardening of a light specific gravity filling can be prevented.
Furthermore, when the outlet of the hopper and the inlet of the filling pump connected to the outlet are formed in a long hole shape, the filling flow rate can be increased and the delivery efficiency can be improved more reliably. .
Moreover, when the rotation speed of the rotating body is set to 30 rpm or less, the load on the filling can be reduced, and the hardening of the light specific gravity filling can be surely prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a filling and filling apparatus according to an embodiment of the present invention in a bread manufacturing system.
FIG. 2 is a perspective view showing a configuration of a rotating body of the filling filling device according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a plan view showing a configuration of a rotating body of the filling filling device according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a diagram showing a relationship between a hopper and a blade in the filling filling apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a perspective view showing the relationship between the delivery port of the hopper and the entrance of the filling pump in the filling filling device according to the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a diagram showing an example of a conventional filling and filling apparatus in a bread manufacturing system.
[Explanation of symbols]
T filling filling device
F Filling
P bread (filled)
20 Hoppers
21 Conical part
22 Outlet
23 Tip
La Conical axis of hopper (rotating axis of rotating shaft)
Lb Conical section bus
30 Rotating body
31 Rotating shaft
31a bottom
32 [32 (A), 32 (B), 32 (C)] Blade
33 Lower end blade
34 First upper blade part
35 Second upper blade part
36 Through hole
40 Drive unit
50 filling pump
51 entrance
52 Discharge nozzle

Claims

A conical cylinder-shaped conical portion is formed on the lower side, a hopper that has a delivery port in the conical portion and accommodates a filling, a rotation shaft having a rotation axis along the cone axis of the hopper, and a rotation shaft provided on the rotation shaft A rotating body that has a plurality of blades and pushes down and transfers the filling in the hopper and sends it out from the delivery port; a drive unit that rotationally drives the rotary shaft of the rotator; and the delivery port connected to the delivery port of the hopper A filling pump for filling the filling material delivered from
The hopper delivery port is provided on the cone axis of the hopper at the tip of the cone of the hopper, the rotary shaft drive unit of the rotating body is provided above the hopper, and the lower end of the rotary shaft is fed to the hopper. While facing the exit,
The rotating body includes a lower end blade portion constituted by a blade provided at a lower end portion of the rotating shaft, and an upper blade portion constituted by a blade provided above the lower end blade portion of the rotating shaft. configure Te,
The lower end blade portion is composed of a set of a plurality of blades provided symmetrically to each other, the upper blade portion is configured of a set of a plurality of blades provided symmetrically to each other, and the upper blade portion is Provide a plurality along the rotation axis of the rotating shaft of the rotating body,
The ratio R of the total area of the blades of the blade part to the area of the internal cross section of the hopper at the part where the blade parts are provided perpendicular to the rotation shaft of the rotating body is R = 12-22 in the lower end blade part. %, R = 25 to 35% in the upper blade part,
A filling and filling apparatus, characterized in that the angle of the blades constituting the lower blade part and the upper blade part and the lower surface of the blades is set to an angle of 5 ° to 30 ° with respect to the horizontal line .

2. The filling according to claim 1 , wherein a distance E between the tip of each blade and the inner wall surface of the hopper is E = 2 mm to 15 mm in a portion where each blade portion is provided orthogonal to the rotating shaft of the rotating body. Filling equipment.

3. A filling and filling apparatus according to claim 1 , wherein a through hole is formed in the blade of the uppermost upper blade portion.

The cross-sectional area S (cm ² ) of the hopper delivery port and the filling flow rate V (liters / minute) delivered from the delivery port to the filling pump satisfy V: S = 1: 3-12. 4. The filling and filling apparatus according to claim 1 , wherein the filling and filling apparatus is configured as described above .

5. A filling and filling apparatus according to claim 1 , wherein an angle [theta] between a generatrix of the conical portion of the hopper and a rotation axis of the rotating shaft of the rotating body is set to [theta] = 20 [deg.] To 40 [deg.]. .

6. The filling and filling apparatus according to claim 1 , wherein the delivery port of the hopper and the entrance of the filling pump connected to the delivery port are formed in a long hole shape.

The filling device according to any one of claims 1 to 6 , wherein the rotational speed of the rotating body is 30 rpm or less.

8. A filling and filling method according to claim 1, wherein the filling material is filled with a filling whose specific gravity before filling is less than 0.6 (less than 0.8 after filling).