JP4396052B2 - 照明制御信号送信装置、照明制御システム、照明制御装置 - Google Patents
照明制御信号送信装置、照明制御システム、照明制御装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の照明装置を備え、照明制御装置により複数の照明装置を制御する照明制御システム、この照明制御システムにおいて照明制御装置と照明装置間に配設された照明制御信号送信装置、照明制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図19に示すように構成された照明制御システムが知られれている。この照明制御システムは、利用者に操作される複数の調光器コントローラ101から複数の照明装置102を制御するための照明制御信号を出力し、パッチパネル103や調光盤104と呼ばれる照明制御信号中継装置を介して複数の照明装置102を制御することが多い。
【0003】
この照明制御システムでは、調光器コントローラ101からパッチパネル103に接続されている信号線のうち、3本の信号線111Aがパッチパネル103を介して調光盤104に接続された調光器を制御するために配線され、1本の信号線111Bがパッチパネル103から直接接続された照明装置102を制御するために配線されている。
【0004】
従来の照明制御システムでは、照明装置102を制御するためには、主としてDMX512規格に従った方式を使用しているものが多い。このDMX512規格は、EIA/TIAのシリアル伝送規格であり、一又は複数の照明装置102をバスの形態で接続した一本の同軸ケーブルである一系統について最大512個の論理チャネルの使用を許可している。
【0005】
従来の照明制御システムにおいて、調光器コントローラ101から送信されるDMX512規格に準拠した照明制御信号は、パッチパネル103の物理的な接続関係に従って出力するチャネル番号が割り当てられている。すなわち、図19に示す照明制御システムでは、各信号線に伝送される照明制御信号ごとに異なるチャネル番号を調光器コントローラ101で割り当てていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の照明制御システムにおいて、チャネル番号の割り当てを変更するためには、パッチパネル103の物理的な接続を変更する手法、若しくはソフトパッチパネル等の電子的な切り替えが必要となる。
【0007】
また、従来の照明制御システムでは、一系統当たりで使用可能なチャネル数が512となっており、従って一系統当たりで制御可能な照明装置102が512台までという制限が存在した。したがって、既設の系統数に対応する接続可能台数よりも必要な照明装置102の数が多い場合には、系統数を増加させるために、新たにケーブルを施設する必要があった。
【0008】
このような問題を解決する手法としては、特開平9−320766号公報に開示されている、照明制御信号に伝送方式として汎用のLAN(Local Area Network)規格であるイーサネット(Ethernet)を採用したものがある。このような手法では、DMX512規格に従って動作する照明装置102のアドレスと、イーサネットで使用されるアドレスの対応付けが必要となる。
【0009】
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、チャネルの割り当てを柔軟且つ簡易に行うことができ、更に、物理的なケーブルを新たに施設する必要なくチャネルの割り当てをすることができる照明制御信号送信装置、照明制御システム、照明制御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、請求項1に係る発明では、照明装置を制御する照明制御信号を生成する照明制御装置と、当該照明制御装置と第1プロトコルに従って接続される照明制御信号送信装置と、上記照明装置と第1プロトコルに従って接続された照明制御信号受信装置とを備え、前記照明制御信号送信装置と前記照明制御信号受信装置とが第2プロトコルに従って接続された照明制御システムにおける、照明制御信号送信装置であって、上記照明制御装置からの照明制御信号を上記第1プロトコルに従って受信する受信手段と、上記受信手段で上記照明制御信号を受信するのに使用した受信チャネル番号情報と、上記照明制御信号受信装置から上記照明装置に第1プロトコルに従って照明制御信号を送信するのに使用する送信チャネル番号情報と、を対応付けしたアドレステーブルを記憶するアドレステーブル記憶手段と、上記アドレステーブル記憶手段に記憶された受信チャネル番号情報で設定されたチャネルで上記受信手段が上記照明制御信号を受信したときに、上記アドレステーブルを参照して受信チャネル番号情報に対応した送信チャネル番号情報を認識し、上記受信手段で受信した照明制御信号及び認識した送信チャネル番号情報を含む上記第2プロトコルに従ったデータに変換する変換手段と、上記変換手段で変換されたデータを、第2プロトコルに従って上記照明制御信号受信装置に送信する送信手段とを備え、上記アドレステーブルに、上記受信手段で上記照明制御信号を受信するのに使用した受信ポート番号情報と、上記照明制御信号の送信先である上記照明制御信号受信装置の送信先アドレス情報と、上記照明制御信号受信装置から上記照明装置に第1プロトコルに従って照明制御信号を送信するのに使用する送信ポート番号情報とが更に格納され、上記受信手段で上記照明制御信号を受信するのに使用した受信ポート番号情報及び受信チャネル番号情報と、上記照明制御信号の送信先である上記照明制御信号受信装置の送信先アドレス情報、上記照明制御信号受信装置から上記照明装置に第1プロトコルに従って照明制御信号を送信するのに使用する送信ポート番号情報、及び送信チャネル番号情報と、が対応付けされている。
【0011】
このような照明制御信号送信装置では、照明制御信号を照明装置まで送信するに際して、受信したときの受信チャネル番号情報に対応した送信チャネル番号情報により照明制御信号送信装置から照明装置に照明制御信号を送信するときの送信チャネル番号を認識し、認識した送信チャネル番号で照明制御信号受信装置から照明装置に照明制御信号を送信するためのデータを作成する。
【0012】
請求項2に係る発明では、上記アドレステーブルには、上記受信手段から上記照明装置に第1プロトコルに従って照明制御信号を送信するのに使用するチャネルを複数連続して指定する送信チャネル番号情報が格納され、上記変換手段は、複数の連続したチャネル番号を指定した送信チャネル番号情報を含み、第2プロトコルに従ったデータに変換する。
【0013】
請求項3に係る発明では、上記アドレステーブルには、一のチャネルを指定する受信チャネル番号情報と、チャネルを複数連続して指定する送信チャネル番号情報とを対応付けして格納され、上記変換手段は、上記一のチャネルを指定する受信チャネル番号情報で設定されたチャネルで上記受信手段が上記照明制御信号を受信したときに、上記アドレステーブルを参照して、上記一のチャネルを指定する受信チャネル番号情報に対応した、上記チャネルを複数連続して指定する送信チャネル番号情報を含む上記第2プロトコルに従ったデータに変換する。
【0014】
請求項4に係る発明では、上記アドレステーブルには、チャネルを複数連続して指定する受信チャネル番号情報と、一のチャネルを指定する送信チャネル番号情報とを対応付けして格納され、上記変換手段は、上記チャネルを複数連続して指定する受信チャネル番号情報で設定されたチャネルで上記受信手段が上記照明制御信号を受信したときに、上記アドレステーブルを参照して、上記チャネルを複数連続して指定する受信チャネル番号情報に対応した、上記一のチャネルを指定する送信チャネル番号情報を含む上記第2プロトコルに従ったデータに変換する。
【0016】
請求項5に係る発明では、利用者に操作されて上記アドレステーブルの設定をする端末装置と接続され、この端末装置からの情報に基づいてアドレステーブルを作成して上記アドレステーブル記憶手段に記憶する端末装置接続手段を更に備える。
【0017】
請求項6に係る発明では、上記端末装置は、上記照明制御装置であり、上記端末装置接続手段は、上記照明制御装置からの情報に基づいてアドレステーブルを作成する。
【0018】
請求項7に係る発明では、外部からの要求に応じてアドレステーブル設定画面画像データを送信し、このアドレステーブル設定画面画像データを送信したことに応じて受信したアドレステーブル設定情報に従ってアドレステーブルを作成して上記アドレステーブル記憶手段に記憶するサーバ機能を更に備える。
【0019】
請求項8に係る発明では、照明装置を制御する照明制御信号を生成する照明制御装置と、当該照明制御装置と第1プロトコルに従って接続される照明制御信号送信装置と、上記照明装置と第1プロトコルに従って接続された照明制御信号受信装置とを備え、前記照明制御信号送信装置と前記照明制御信号受信装置とが第2プロトコルに従って接続された照明制御システムであって、上記照明制御装置は、上記照明装置を制御する照明制御信号を生成し、上記照明制御信号送信装置は、上記照明制御装置と第1プロトコルに従って信号伝送をする信号線を介して接続され、上記照明制御装置からの照明制御信号を上記第1プロトコルに従って受信する受信手段と、上記受信手段で上記照明制御信号を受信するのに使用した受信チャネル番号情報と、上記照明制御信号受信装置から上記照明装置に第1プロトコルに従って照明制御信号を送信するのに使用する送信チャネル番号情報と、を対応付けしたアドレステーブルを記憶するアドレステーブル記憶手段と、上記アドレステーブル記憶手段に記憶された受信チャネル番号情報で設定されたチャネルで上記受信手段が上記照明制御信号を受信したときに、上記アドレステーブルを参照して受信チャネル番号情報に対応した送信チャネル番号情報を認識し、上記受信手段で受信した照明制御信号及び認識した送信チャネル番号情報を含む上記第2プロトコルに従ったデータに変換する変換手段と、上記変換手段で変換されたデータを、第2プロトコルに従って上記照明制御信号受信装置に送信する送信手段とを備える照明制御信号送信手段とを備え、上記照明制御信号受信装置は、上記照明制御信号送信装置と上記第2プロトコルに従って信号伝送をする通信回線を介して接続され、上記照明装置と第1プロトコルに従って接続され、上記アドレステーブルに、上記受信手段で上記照明制御信号を受信するのに使用した受信ポート番号情報と、上記照明制御信号の送信先である上記照明制御信号受信装置の送信先アドレス情報と、上記照明制御信号受信装置から上記照明装置に第1プロトコルに従って照明制御信号を送信するのに使用する送信ポート番号情報とが更に格納され、上記受信手段で上記照明制御信号を受信するのに使用した受信ポート番号情報及び受信チャネル番号情報と、上記照明制御信号の送信先である上記照明制御信号受信装置の送信先アドレス情報、上記照明制御信号受信装置から上記照明装置に第1プロトコルに従って照明制御信号を送信するのに使用する送信ポート番号情報、及び送信チャネル番号情報と、が対応付けされている。
【0020】
このような照明制御システムでは、照明制御装置で生成した照明制御信号を照明装置まで送信するに際して、受信したときの受信チャネル番号情報に対応した送信チャネル番号情報により照明制御信号送信装置から照明装置に照明制御信号を送信するときの送信チャネル番号を認識し、認識した送信チャネル番号で照明制御信号受信装置から照明装置に照明制御信号を送信するためのデータを照明制御信号送信装置で作成する。
【0021】
請求項9に係る発明では、照明装置を制御する照明制御信号を生成する照明制御装置と、上記照明装置と第1プロトコルに従って接続された照明制御信号受信装置とを備え、前記照明制御装置と前記照明制御信号受信装置とが第2プロトコルに従って接続された照明制御システムにおける、照明制御装置であって、利用者の操作に応じて上記照明装置を制御する照明制御信号を生成する照明制御信号生成手段と、上記照明制御信号受信装置から上記照明装置に第1プロトコルに従って照明制御信号を送信するのに使用する送信チャネル番号情報を指定するアドレステーブルを記憶するアドレステーブル記憶手段と、上記照明制御信号生成手段で照明制御信号を生成したときに、上記アドレステーブルを参照して送信チャネル番号情報を認識し、生成した照明制御信号及び認識した送信チャネル番号情報を含む上記第2プロトコルに従ったデータに変換する変換手段と、上記変換手段で変換されたデータを、第2プロトコルに従って上記照明制御信号受信装置に送信する送信手段とを備え、上記アドレステーブルには、上記受信手段で上記照明制御信号を受信するのに使用した受信ポート番号情報と、上記照明制御信号の送信先である上記照明制御信号受信装置の送信先アドレス情報と、上記照明制御信号受信装置から上記照明装置に第1プロトコルに従って照明制御信号を送信するのに使用する送信ポート番号情報とが更に格納され、上記受信手段で上記照明制御信号を受信するのに使用した受信ポート番号情報及び受信チャネル番号情報と、上記照明制御信号の送信先である上記照明制御信号受信装置の送信先アドレス情報、上記照明制御信号受信装置から上記照明装置に第1プロトコルに従って照明制御信号を送信するのに使用する送信ポート番号情報、及び送信チャネル番号情報と、が対応付けされている。
【0022】
このような照明制御装置では、照明制御信号生成手段装置で生成した照明制御信号を照明装置まで送信するに際して、照明制御信号送信装置から照明装置に照明制御信号を送信するときの送信チャネル番号を認識し、認識した送信チャネル番号で照明制御信号受信装置から照明装置に照明制御信号を送信するためのデータを作成する。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0024】
本発明は、例えば図1に示すように構成された照明制御システムに適用される。
【0025】
[照明制御システムの構成]
照明制御システムは、図1に示すように、利用者に操作される複数の照明制御装置1と、各照明制御装置1とDMX512規格により接続された入力側照明制御信号中継装置2と、各照明信号中継装置2を例えばイーサネットなどのLAN規格に準じたLAN回線11に接続する複数のハブ3と、複数の照明装置4と、一又は複数の照明装置4と接続された出力側照明制御信号中継装置5とを備える。
【0026】
更に、この照明制御システムは、出力側照明制御信号中継装置5に調光盤6が接続されていても良い。この調光盤6では、物理的な配線により複数の照明装置が接続されて、照明制御信号を各調光器に出力する。
【0027】
また、この照明制御システムでは、IPベースのLAN回線11に接続され、利用者により操作されて照明制御装置1の各種設定をする端末装置7を備える。この端末装置7は、入力側照明制御信号中継装置2と出力側照明制御信号中継装置5との接続関係、及び出力側照明制御信号中継装置5と照明装置4との接続関係を論理的に特定する情報を作成する。照明制御装置1においてDMX512信号の送信先や使用ポートや、使用チャネルを特定するための各種情報を設定する。この端末装置7は、TELNET(TELecommnication NETwork)やSNMP(Simple Network Management Protocol)などの通信プロトコルを利用して接続して広告依頼主端末2と接続する。
【0028】
この端末装置7は、例えばパーソナルコンピュータからなり、主として利用者に操作される操作入力機能、論理的な接続関係を表示する表示機能、作業領域として使用されるメモリ機能、入力側照明制御信号中継装置2との間で通信をする通信機能を有する。
【0029】
この照明制御システムにおいて、照明制御装置1と入力側照明制御信号中継装置2との間、出力側照明制御信号中継装置5と照明装置4との間、及び出力側照明制御信号中継装置5と調光盤6との間は、照明制御プロトコルであるDMX512規格に準じた信号の送受信が行われる。また、この照明制御システムにおいて、入力側照明制御信号中継装置2とハブ3との間、ハブ3同士間、ハブ3と出力側照明制御信号中継装置5との間は、例えばイーサネットなどの汎用のLAN規格に準じた信号の送受信が行われる。
【0030】
このような照明制御システムでは、照明制御装置1が利用者に操作されて、照明装置4を制御するときには、照明制御装置1から入力側照明制御信号中継装置2にDMX512規格に準じた信号の送信をする。次に、入力側照明制御信号中継装置2によりイーサネットの規格に準じた信号に変換してハブ3を介してLAN回線11に送信し、ハブ3を介して照明装置4に接続する出力側照明制御信号中継装置5に送信する。次に、出力側照明制御信号中継装置5によりイーサネットの規格に準じた信号から再度DMX512規格に準じた信号に変換して照明装置4に出力する。これにより、照明制御装置1の操作内容に従った動作を照明装置4に実行する。
【0031】
「照明制御システムで伝送される信号形態」
図2に、本発明を適用した照明制御システムにおける信号形態を示す。図2(A)に、照明制御装置1から入力側照明制御信号中継装置2に送信されるDMX512規格に準じた信号内容を示し、(B)に、入力側照明制御信号中継装置2により変換された後のデータであってLAN回線11上で伝送されるデータ内容を示し、(C)に、出力側照明制御信号中継装置5により再度変換された後のDMX512規格に準じた信号内容を示す。
【0032】
図2(A)によれば、DMX512信号は、時間的に連続したシリアルデータであり、スタートコード(Start Code)に続いてチャネル番号「1」〜チャネル番号「512」のチャネルデータまでが連続してサイクリックに照明制御装置1から入力側照明制御信号中継装置2に出力される。このチャネルデータは、チャネルを使用した照明装置4の照明制御内容を示す。なお、各チャネルデータの先頭にはチャネルデータ開始位置を示す情報、各チャネルのデータの後端にはチャネルデータのデータ終了位置を示す情報が付加される。
【0033】
図2(A)に示すDMX512信号は、入力側照明制御信号中継装置2により変換されることで、図2(B)における(a)のようにパケットデータに変換される。(a)のパケットデータは、UDP(User Datagram Protocol)、IP(Internet Protocol)及びイーサネットの規格に準じたパケット伝送をするために、図2(A)に示したDMX512データの先頭にUDPヘッダフィールド、IPヘッダフィールド、イーサネットヘッダフィールドが順番に設けられると共に、DMX512データの後端にFCSフィールドが設けられる。ここで、IPヘッダフィールドには、出力側照明制御信号中継装置5のIPアドレスが格納されるアドレスフィールドが設けられ、入力側照明制御信号中継装置2により設定される。
【0034】
(a)におけるDMX512フォーマットのDMX512データは、(b)に示すように構成されている。(b)によれば、DMX512データとしては、出力側照明制御信号中継装置5からDMX512信号を照明装置4に送信するためのポートIDフィールド、スタートチャネルフィールド、エンドチャネルフィールド、DMX512規格に準じた照明制御信号がチャネルごとに格納されるデータフィールドの順に格納される。
【0035】
(b)に示すDMX512データの内容を具体的に説明すると、(c)に示すように、入力側照明制御信号中継装置2のポート番号「1」を使用すると共に、ポート番号「1」からチャネル番号「101」〜チャネル番号「200」までを使用して、チャネル番号「101」〜チャネル番号「200」に対応するデータを使用して照明装置4を制御するためには、(c)に示すようなパケットデータにする。
【0036】
そして、出力側照明制御信号中継装置5において、(c)に示すDMX512パケットのDMX512データを受信すると、(c)のチャネル番号「101」〜チャネル番号「200」に対応するデータを、図2(C)に示すようにDMX512信号の対応する領域に格納する。
【0037】
「照明制御装置1の構成」
図3に照明制御装置1の構成を示す。照明制御装置1は、照明装置4が照明する舞台などのシーンを示すシーンデータを記憶するデータ記憶部21と、シーンデータや照明制御内容を示すシーケンスデータなどを表示する表示部22と、シーンデータを再生する再生部23と、照明装置4の照明制御内容が利用者により入力されフェーダやその他のスイッチやダイヤル等からなる操作入力部24と、照明制御装置1の全体を制御するコンソール制御部25と、入力側照明制御信号中継装置2と接続されたDMX送信部26とを備えて構成されている。
【0038】
このような照明制御装置1では、利用者に操作入力部24が操作されることで、どの照明装置4を同様に制御するのかを示す照明制御信号をコンソール制御部25により生成し、生成した照明制御信号をDMX送信部26によりDMX512規格に準じた信号形態にして入力側照明制御信号中継装置2に送信する。
【0039】
また、この照明制御装置1では、操作入力部24が操作されるときに、正当なアクセス権を有する場合に利用者による各種設定を受け入れる。照明制御装置1は、入力側照明制御信号中継装置2内の後述のアドレステーブルに対して所望する値が入力され、入力された値を入力側照明制御信号中継装置2に送信する。なお、このアドレステーブルに対する値の入力に関しては、後述のチャネル番号割付処理にて説明する。
【0040】
「入力側照明制御信号中継装置2及び出力側照明制御信号中継装置5の構成」
図4に、入力側照明制御信号中継装置2及び出力側照明制御信号中継装置5の構成を示す。なお、図4の説明においては、入力側照明制御信号中継装置2及び出力側照明制御信号中継装置5を単に「照明制御信号中継装置」と呼ぶ。
【0041】
照明制御信号中継装置は、インターネットプロトコル(IP)とDMX512規格とでプロトコル変換をして、照明制御装置1からの照明制御信号の送信や、照明装置4の状態を示す状態信号の受信をする。
【0042】
この照明制御システムは、図4に示すように、照明制御装置1や照明装置4のDMX機器と接続されたDMX受信部31及びDMX送信部32と、LAN回線11と接続されたイーサネットインターフェイス33とを備える。
【0043】
DMX受信部31は、DMX機器と接続されたDMXインターフェイス41と、DMXインターフェイス41で受信したDMX512信号を受信するDMX受信部42と、受信したDMX512信号を一時的に記憶する受信バッファ43と、プロトコル変換をするプロトコル変換部44と、プロトコル変換を制御する制御部45と、アドレステーブルを記憶するアドレステーブル記憶部46と、アドレステーブルを設定する設定部47と、送信するデータを一時的に記憶する送信バッファ48と、LAN回線11と接続されたイーサネット送信部49とを備える。
【0044】
DMXインターフェイス41は、DMX512規格に準拠し、DMX機器(照明制御装置1)からのDMX512信号を受信し、DMX受信部42に出力する。
【0045】
DMX受信部42は、連続して送信されるDMX512信号を受信し、受信したDMX512信号を所定期間ごとに受信バッファ43に書き込む処理をする。
【0046】
受信バッファ43は、DMX受信部42で受信したDMX512信号を一時的に記憶して、その内容がプロトコル変換部44により読み込まれる。
【0047】
制御部45は、受信バッファ43の記憶量を監視し、記憶量に変化があれば受信バッファ43から変化のあったDMX512信号を取り出してプロトコル変換部44に入力する制御をする。また、この制御部45は、アドレステーブル記憶部46に記憶されたアドレステーブルを読み出してプロトコル変換部44に出力する処理をする。
【0048】
アドレステーブル記憶部46は、出力先、特に入力側照明制御信号中継装置2の場合において、出力側照明制御信号中継装置5でDMX512信号を送信するため、DMX512信号を入力したポート番号及びチャネル番号、出力側照明制御信号中継装置5のポート番号、出力側照明制御信号中継装置5のIPアドレス、ポート番号及びチャネル番号を示すアドレステーブルを記憶している。アドレステーブル記憶部46は、記憶しているアドレステーブルが設定部47により設定された状態で記憶されて制御部45により読み出される。
【0049】
設定部47は、端末装置7と接続するため、端末装置7と共通の通信プロトコル、例えばTELNETや、SNMPを実装し、端末装置7からの情報を受信する。設定部47は、アドレステーブル記憶部46に記憶するアドレステーブルを入力する。この設定部47は、端末装置7と接続されて端末装置7で設定されたアドレステーブルを受信してアドレステーブル記憶部46に出力する。
【0050】
プロトコル変換部44は、図2(A)に示すようなDMX512信号を、UDP及びIPに従ってプロトコル変換をしてIPパケットを生成する。すなわち、プロトコル変換部44は、受信バッファ43からのDMX512信号を受信し、アドレステーブル記憶部46に記憶されたアドレステーブルを参照して、出力先の照明制御信号中継装置のIPアドレスをIPヘッダのアドレスフィールドに格納し、更にポート番号をDMX512規格のポートIDフィールドに格納し、チャネル番号をDMX512規格のチャネル番号フィールドに設定する。
【0051】
送信バッファ48は、プロトコル変換部44でプロトコル変換されたIPパケットを一時的に記憶してイーサネット送信部49に出力する処理をする。
【0052】
イーサネット送信部49は、送信バッファ48に記憶されたIPパケットを所定時間ごとに読み出し、LAN回線11に送信するための処理をする。
【0053】
DMX送信部32は、イーサネットインターフェイス33と接続されたイーサネット受信部50と、受信したパケットデータを一時的に記憶する受信バッファ51と、プロトコル変換をするプロトコル変換部52と、送信するDMX512信号を一時的に記憶する送信バッファ53と、DMX512信号を送信するための処理をするDMX送信部54と、DMX機器と接続されたDMXインターフェイス55とを備える。
【0054】
イーサネット受信部50は、LAN回線11を介してイーサネットインターフェイス33と接続された機器から図2(A)(a)に示すフォーマットのデータを受信し、受信バッファ51に出力する。
【0055】
受信バッファ51は、イーサネット受信部50で受信したデータを一時的に保存してプロトコル変換部52に出力する。
【0056】
プロトコル変換部52は、UDPヘッダ、IPヘッダが付加されたDMX512データを含むIPパケットから、DMX512信号に変換し、変換したDMX512信号を送信バッファ53に出力する。すなわちプロトコル変換部52は、IPからDMX512規格へのプロトコル変換をする。
【0057】
送信バッファ53は、プロトコル変換部52からDMX512信号を一時的に記憶してDMX送信部54に出力する。
【0058】
DMX送信部54は、送信バッファ53に記憶されたDMX512信号を取り出し、図2(C)に示すように時間的に連続したシリアルデータにしてDMXインターフェイス55に出力する。
【0059】
DMXインターフェイス55は、DMX送信部54からのDMX512信号を接続されたDMX機器に送信する。
【0060】
イーサネットインターフェイス33は、LAN回線11と接続され、LAN回線11を介して接続された他のIPに対応した機器との送受信をする。このイーサネットインターフェイス33は、送信バッファ48からのUDPヘッダ及びIPヘッダが付加されたDMX512データを含むIPパケットにイーサネットヘッダを付加することで図2(B)(a)に示すデータにして送信する。また、このイーサネットインターフェイス33は、外部からのイーサネットの規格に従ったデータに含まれるイーサネットヘッダを解釈してイーサネット受信部50に出力する。
【0061】
「入力側照明制御信号中継装置2の動作」
上述した構成を有する入力側照明制御信号中継装置2は、操作する利用者の操作により端末装置7が設定部47にアクセスすることでアドレステーブルを設定するチャネル番号割付処理をし、設定部47により作成したアドレステーブルをアドレステーブル記憶部46に格納する。ここで、入力側照明制御信号中継装置2は、アドレステーブルにチャネルを割り当てる情報が設定されており、かつDMX512信号をDMXインターフェイス41により受信した場合にのみ、プロトコル変換部44によりアドレステーブルに従ったプロトコル変換処理をして照明制御装置1からのDMX512信号をIPパケットに変換してLAN回線11に送信する。
【0062】
これにより、入力側照明制御信号中継装置2は、アドレステーブルに従った出力側照明制御信号中継装置5のポート、チャネルを使用して、指定した照明装置4の照明制御をすることができる。
【0063】
「出力側照明制御信号中継装置5の動作」
上述した構成を有する出力側照明制御信号中継装置5は、イーサネット受信部50でLAN回線11を介して受信したデータを、受信バッファ51に一時的に蓄積し、プロトコル変換部52に出力する。そして、プロトコル変換部52では、IPヘッダに記述されたポート番号やチャネルの情報を参照し、DMX512データに変換し、送信バッファ53に出力する。そして、DMX512データは、DMX送信部54及びDMXインターフェイス55によりDMX512信号とされてDMX512規格に従ってIPヘッダに記述されたポート番号、チャネルを使用して、指定された照明装置4に照明制御信号を送信する。
【0064】
「調光盤6の構成」
図5に、調光盤6の構成を示す。図5からわかるように、調光盤6は、出力側照明制御信号中継装置5などのDMX512規格に対応した機器と接続されたDMX受信部61と、DMX512信号を解釈して照明制御信号を生成する制御部62と、制御部62からの照明制御信号に従って物理的なチャネルを使用して照明制御信号を制御対象となる照明装置4に出力する調光器63とを備える。
【0065】
このような調光盤6では、照明制御装置1で生成された照明制御信号を入力側照明制御信号中継装置2、LAN回線11、ハブ3及び出力側照明制御信号中継装置5を介して受信し、シリアルデータ中に含まれるチャネル番号の領域を認識してチャネル番号に対応した照明装置4に照明制御信号を出力する。
【0066】
[入力側照明制御信号中継装置2のチャネル番号割付処理]
「第1チャネル番号割付処理」
図6に、入力側照明制御信号中継装置2による第1チャネル番号割付処理を行ったときのアドレステーブルの一例を示す。このアドレステーブルは、入力側照明制御信号中継装置2で照明制御装置1からのDMX512信号を受信するのに使用するポート番号71、チャネル番号72を指定し、更に、出力側照明制御信号中継装置5のIPアドレス73、DMX512信号を照明装置4に出力するのに使用するポート番号74及びチャネル番号75を指定するように構成されている。
【0067】
すなわち、第1チャネル番号割付処理は、設定部47により、入力側照明制御信号中継装置2でDMX512信号を受信するのに使用するチャネル番号を各ポートについて指定し、更に、指定したポート及びチャネルを使用して受信したDMX512信号をLAN回線11を介して受信する出力側照明制御信号中継装置5のIPアドレス、出力側照明制御信号中継装置5から照明装置4にDMX512信号を送信するのに使用するポート及びチャネルを指定する処理である。そして、端末装置7は、指定して得たポート番号71,チャネル番号72,IPアドレス73,ポート番号74,チャネル番号75を示す情報を入力側照明制御信号中継装置2に送信する。
【0068】
入力側照明制御信号中継装置2の設定部47では、端末装置7を介して適切な値が入力されることで、指定可能な情報を取得し、アドレステーブルを作成してアドレステーブル記憶部46に記憶する。
【0069】
図6に示す一例では、ポート番号「1」のポートのチャネル番号「1」、「2」、「10」を使用して受信したDMX512信号を、IPアドレスが「192.168.1.3」が付与された出力側照明制御信号中継装置5に送信し、出力側照明制御信号中継装置5のポート番号「1」、「1」、「2」のポートのチャネル「101」、「102」、「10」を使用して照明装置4に送信するアドレステーブルを作成する場合を示した。また、図6では、ポート番号「2」のポートのチャネル番号「1」、「10」、「100」を使用して受信したDMX512信号を、IPアドレスが「192.168.1.4」が付与された出力側照明制御信号中継装置5に送信し、出力側照明制御信号中継装置5のポート番号「1」、「2」、「2」のポートのチャネル「101」、「10」、「100」を使用して照明装置4に送信するアドレステーブルを作成する場合を示した。
【0070】
このようなアドレステーブルを使用してDMX512信号により照明装置4を制御するときには、指定されたDMXインターフェイス41のポート番号及びチャネル番号で受信したDMX512信号を、プロトコル変換部44でプロトコル変換するに際して、IPヘッダのアドレスフィールドに指定されたIPアドレスを格納し、DMX512データ内に出力側照明制御信号中継装置5から照明装置4にDMX512信号を送信するのに使用する指定されたポート番号及びチャネル番号を格納する。
【0071】
出力側照明制御信号中継装置5では、アドレステーブルに従って作成されたIPパケットを受信すると、IPヘッダのアドレスフィールドに格納されたIPアドレスを参照することで自身に送信されたIPパケットであることを認識する。次に、出力側照明制御信号中継装置5では、DMX512フォーマットのポートIDフィールドに格納された指定されたポート番号を参照してDMX512信号を出力するポートを認識する。次に、出力側照明制御信号中継装置5では、スタートフィールド又はエンドフィールドに格納された指定されたチャネル番号を参照することにより、出力するチャネルを認識し、これにより、指定されたポート、チャネルでデータフィールドに格納されたDMX512信号を照明装置4に送信する。
【0072】
このような第1チャネル割付処理を行う照明制御システムによれば、利用者が端末装置7を操作することで、チャネルの割付を全て設定して入力側照明制御信号中継装置2によりアドレステーブルを作成することができるので、物理的な配線を必要としない。したがって、この照明制御システムによれば、チャネルの割り当てを柔軟且つ簡易に行うことができ、更に、物理的なケーブルを新たに施設する必要なくチャネルの割り当てをすることができる。
【0073】
また、この照明制御システムによれば、チャネルを指定するアドレステーブルを作成し、このアドレステーブルを参照して入力側照明制御信号中継装置2によりIPパケットを生成して照明制御信号を送信することができるので、ポート単位で指定して信号を送信する場合と比較して細かいチャネルの割り当てが実現できる。
【0074】
更に、この照明制御システムによれば、端末装置7の操作によりアドレステーブルを作成するので、チャネル割付に際してDMX512信号の入力及び出力共に制限されることが無く、入力側照明制御信号中継装置2で受信した信号経路を自由に指定することができる。
【0075】
更にまた、この照明制御システムによれば、物理的なケーブルの敷設が必要なのを論理チャネルを使用して理論上で無数のチャネルを扱うことができる。
【0076】
更にまた、この照明制御システムによれば、出力側照明制御信号中継装置5の設定などを考慮することなく、入力側照明制御信号中継装置2のみの設定で全ての経路を指定することができる。
【0077】
「第2チャネル番号割付処理」
図7に、入力側照明制御信号中継装置2による第2チャネル番号割付処理を行ったときのアドレステーブルの一例を示す。このアドレステーブルは、入力側照明制御信号中継装置2で照明制御装置1からのDMX512信号を受信するのに使用するポート番号71、複数の連続したチャネルの範囲を指定するためのスタートチャネル番号76及びエンドチャネル番号77を指定し、更に、出力側照明制御信号中継装置5のIPアドレス73、DMX512信号を照明装置4に出力するのに使用するポート番号74及び複数の連続したチャネルの範囲を指定するためのスタートチャネル番号78及びエンドチャネル番号79を指定するように構成されている。
【0078】
すなわち、第2チャネル番号割付処理は、設定部47により、入力側照明制御信号中継装置2でDMX512信号を受信するのに使用するチャネル番号の範囲を各ポートについて指定し、更に、指定したポート及びチャネルを使用して受信したDMX512信号をLAN回線11を介して受信する出力側照明制御信号中継装置5のIPアドレス、出力側照明制御信号中継装置5から照明装置4にDMX512信号を送信するのに使用するポート及びチャネルの範囲を指定する処理である。そして、端末装置7は、指定して得たポート番号71,スタートチャネル番号76及びエンドチャネル番号77,IPアドレス73,ポート番号74、スタートチャネル番号78及びエンドチャネル番号79を示す情報を入力側照明制御信号中継装置2に送信する。
【0079】
入力側照明制御信号中継装置2の設定部47では、端末装置7を介して適切な値が入力されることで、指定可能な情報を取得し、アドレステーブルを作成してアドレステーブル記憶部46に記憶する。
【0080】
図7に示す一例では、ポート番号「1」のポートのスタートチャネル番号「1」からエンドチャネル番号「100」までの連続するチャネル、及びポート番号「101」のポートのスタートチャネル番号「101」からエンドチャネル番号「200」までの連続するチャネルを使用して受信したDMX512信号を、IPアドレスが「192.168.1.3」が付与された出力側照明制御信号中継装置5に送信し、出力側照明制御信号中継装置5のポート番号「1」のポートのスタートチャネル番号「1」からエンドチャネル番号「100」までの連続するチャネル、スタートチャネル番号「101」からエンドチャネル番号「200」までの連続するチャネルを使用して照明装置4に送信するアドレステーブルを作成する場合を示した。また、図7では、ポート番号「2」のポートのチャネル番号「1」、「10」、「100」を使用して受信したDMX512信号を、IPアドレスが「192.168.1.4」が付与された出力側照明制御信号中継装置5に送信し、出力側照明制御信号中継装置5のポート番号「1」、「2」、「2」のポートのチャネル「101」、「10」、「100」を使用して照明装置4に送信するアドレステーブルを作成する場合を示した。
【0081】
このようなアドレステーブルを使用してDMX512信号により照明装置4を制御するときには、指定されたDMXインターフェイス41のポート番号及びチャネル番号で受信したDMX512信号を、プロトコル変換部44でプロトコル変換するに際して、IPヘッダのアドレスフィールドに指定されたIPアドレスを格納し、DMX512データ内に出力側照明制御信号中継装置5から照明装置4にDMX512信号を送信するのに使用する指定されたポート番号、及び指定された範囲のチャネル番号を格納する。
【0082】
出力側照明制御信号中継装置5では、アドレステーブルに従って作成されたIPパケットを受信すると、IPアドレスを参照して自身に送信されたIPパケットであることを認識し、ポートIDフィールドに格納された指定されたポート番号を参照してDMX512信号を出力するポートを認識する。次に、出力側照明制御信号中継装置5では、スタートフィールド及びエンドフィールドに格納された指定されたチャネル番号を参照することにより、出力するチャネルの範囲を認識する。これにより、出力側照明制御信号中継装置5は、指定されたポートを使用し、指定された範囲のチャネルと、データフィールドに格納されたチャネルに対応するDMX512信号を照明装置4に送信する。
【0083】
このような第2チャネル割付処理を行う照明制御システムによれば、連続した一連のチャネルを一括して指定することができるので、1チャネルごとに指定した場合と比較してより簡易に照明制御信号の送信を行うことができる。
【0084】
また、この照明制御システムによれば、相互に隣接した各照明装置4には連続したチャネル番号が割り当てられることが多いことを利用し、連続した一連のチャネル番号を割り当てることができるので、連続したチャネル番号を有する照明装置4に対するチャネル割り当てを容易とすることができる。
【0085】
[照明制御システムによるスプリット処理]
本発明を適用した照明制御システムにおいて、入力側照明制御信号中継装置2のDMX512信号を入力した一つのチャネルに対して複数の出力側照明制御信号中継装置5又は出力側照明制御信号中継装置5の複数のポートからDMX512信号を照明装置4に出力するスプリット処理を実現することができる。以下、第1スプリット処理〜第3スプリット処理を順次説明する。
【0086】
「第1スプリット処理」
第1スプリット処理では、図8に示すように、チャネル番号「1〜200」を指定して、照明制御装置1から入力側照明制御信号中継装置2のポート番号1のポートにDMX512信号が入力されるとする。
【0087】
ここで、アドレステーブル記憶部46に格納されるアドレステーブルは、図9のように端末装置7で設定されて設定部47によりアドレステーブル記憶部46に格納されている。
【0088】
すると、入力側照明制御信号中継装置2では、ポート番号「1」のチャネル番号「1〜200」を使用して受信したDMX512信号を含み、アドレステーブルを参照してプロトコル変換部44により作成したIPパケットを作成して、IPアドレスが「192.168.1.2」の出力側照明制御信号中継装置5A、IPアドレスが「192.168.1.3」の出力側照明制御信号中継装置5Bに送信する。
【0089】
出力側照明制御信号中継装置5A及び出力側照明制御信号中継装置5Bは、IPパケットのIPアドレスを参照して自身に送信されたIPパケットであることを認識して受信する。
【0090】
次に、出力側照明制御信号中継装置5Aでは、DMX5112フォーマットのポート番号フィールド、スタートチャネルフィールド及びエンドチャネルフィールドを参照して、DMX512信号を出力するポート番号「1」、チャネルの範囲を認識し、DMX512データから自身が送信するチャネル「1〜100」に対応するDMX512データを取り出して照明装置4に送信する。
【0091】
一方、出力側照明制御信号中継装置5Bでは、DMX5112フォーマットのポート番号フィールド、スタートチャネルフィールド及びエンドチャネルフィールドを参照して、DMX512信号を出力するポート番号「2」、チャネルの範囲を認識し、DMX512データから自身が送信するチャネル「101〜200」に対応するDMX512データを取り出して照明装置4に送信する。
【0092】
「第2スプリット処理」
第2スプリット処理は、図10に示すように、チャネル番号「1〜200」を指定して、照明制御装置1から入力側照明制御信号中継装置2のポート番号1のポートにDMX512信号が入力される。
【0093】
ここで、アドレステーブル記憶部46に格納されるアドレステーブルは、出力側照明制御信号中継装置5のポート番号「1」からチャネル番号「1〜100」のDMX512信号を出力すると共に、ポート番号「2」からチャネル番号「101〜200」のDMX512信号を出力するように設定されている。
【0094】
そして、入力側照明制御信号中継装置2では、このアドレステーブルを参照してIPパケットを生成して出力側照明制御信号中継装置5に出力し、出力側照明制御信号中継装置5によりIPアドレス、ポート番号「1」,「2」及び各ポート番号に対応したチャネル番号の範囲を認識する。これにより、出力側照明制御信号中継装置5は、アドレステーブルに従ってDMX512信号を照明装置4に送信する。
【0095】
「第3スプリット処理」
第3スプリット処理は、図11に示すように、チャネル番号「1〜512」を指定して、照明制御装置1から入力側照明制御信号中継装置2のポート番号1のポートにDMX512信号が入力される。なお、この第3スプリット処理を行う照明制御システムでは、入力側照明制御信号中継装置2A、2Bに直接照明装置4が接続されている場合について説明する。
【0096】
ここで、アドレステーブル記憶部46に格納されるアドレステーブルは、入力側照明制御信号中継装置2のポート番号「2」からチャネル番号「1〜50」のDMX512信号を出力し、出力側照明制御信号中継装置5Aのポート番号「1」からチャネル番号「50〜100」のDMX512信号を出力し、出力側照明制御信号中継装置5Bのポート番号「2」からチャネル番号「101〜2000」のDMX512信号を出力し、 出力側照明制御信号中継装置5Cのポート番号「1」からチャネル番号「201〜300」のDMX512信号を出力し、出力側照明制御信号中継装置5Cのポート番号「2」からチャネル番号「301〜400」のDMX512信号を出力し、入力側照明制御信号中継装置2Bのポート番号「1」からチャネル番号「501〜512」のDMX512信号を出力するように設定されている。
【0097】
そして、入力側照明制御信号中継装置2Aでは、このアドレステーブルを参照してIPパケットを生成して各装置2A、2B、6A、6B、6Cに出力し、各装置2A、2B、6A、6B、6CによりIPアドレス、ポート番号及び各ポート番号に対応したチャネル番号の範囲を認識する。これにより、各装置2A、2B、6A、6B、6Cは、アドレステーブルに従ってDMX512信号を送信する。
【0098】
このようなスプリット処理を行う照明制御システムによれば、一連のDMX512信号を照明制御装置1から入力側照明制御信号中継装置2に送信したときに、入力側照明制御信号中継装置2により複数の出力側照明制御信号中継装置5に同時に配信して、各出力側照明制御信号中継装置5により自身が照明装置4に送信するチャネル、チャネルに対応したDMX512データを認識して、同時に複数の照明装置4を動作させることができる。
【0099】
したがって、このような照明制御システムによれば、例えば照明制御装置1に設けられている一つのフェーダを利用者が操作した場合に、同時に複数の照明装置4に同じ動作をさせて同じ明るさで舞台を照明するような、同期回路的な使用方法が可能となる。また、この照明制御システムでは、入力側照明制御信号中継装置2にアドレステーブルを一度設定して記憶しておくだけで、照明制御装置1で利用者が改めて操作する必要なく、設定されたチャネルに照明制御信号を送出するだけで複数の照明装置4を同時に制御することができる。
【0100】
[照明制御システムにおけるマージ処理]
本発明を適用した照明制御システムにおいて、入力側照明制御信号中継装置2の複数のポート又は複数の入力側照明制御信号中継装置2に、一又は複数のチャネルを使用して入力されたDMX512信号を、一つの出力側照明制御信号中継装置5の一つのポートから照明装置4に出力するマージ処理を実現することができる。以下、第1マージ処理〜第3マージ処理を順次説明する。
【0101】
「第1マージ処理」
第1マージ処理は、図12に示すように、チャネル番号「1〜100」を指定して照明制御装置1から入力側照明制御信号中継装置2Aのポート番号1のポートにDMX512信号が入力されると共に、チャネル番号「1〜100」を指定して照明制御装置1から入力側照明制御信号中継装置2Bのポート番号2のポートにDMX512信号が入力される。
【0102】
ここで、入力側照明制御信号中継装置2Aのアドレステーブル記憶部46に格納されるアドレステーブルは図13のように端末装置7で設定されて設定部47によりアドレステーブル記憶部46に格納されており、入力側照明制御信号中継装置2Bのアドレステーブル記憶部46に格納されるアドレステーブルは図14のように端末装置7で設定されて設定部47によりアドレステーブル記憶部46に格納されている。
【0103】
すると、入力側照明制御信号中継装置2Aでは、ポート番号「1」のチャネル番号「1〜100」を使用して受信したDMX512信号を含み、アドレステーブルを参照してプロトコル変換部44により作成したIPパケットを作成して、IPアドレスが「192.168.1.3」の出力側照明制御信号中継装置5に送信する。また、入力側照明制御信号中継装置2Bでは、ポート番号「21」のチャネル番号「1〜100」を使用して受信したDMX512信号を含み、アドレステーブルを参照してプロトコル変換部44により作成したIPパケットを作成して、IPアドレスが「192.168.1.3」の出力側照明制御信号中継装置5に送信する。
【0104】
出力側照明制御信号中継装置5は、入力側照明制御信号中継装置2AからのIPパケットと入力側照明制御信号中継装置2BからのIPパケットについて、IPヘッダのIPアドレスを参照して自身に送信されたIPパケットであることを認識して受信する。
【0105】
次に、出力側照明制御信号中継装置5では、入力側照明制御信号中継装置2A及び入力側照明制御信号中継装置2Bから受信した両方のIPパケットのデータフィールドを参照して、DMX512フォーマットのポート番号フィールド、スタートチャネルフィールド及びエンドチャネルフィールドを参照し、DMX512信号を出力するポート番号が双方とも「1」であることを認識する。そして、入力側照明制御信号中継装置2AからのDMX512データをチャネル番号「1〜100」までを使用して送信すると共に、入力側照明制御信号中継装置2BからのDMX512データをチャネル番号「101〜200」までを使用して照明装置4に送信する。
【0106】
「第2マージ処理」
第2マージ処理は、図15に示すように、チャネル番号「1〜100」を指定して入力側照明制御信号中継装置2Aのポート番号1のポートにDMX512信号が入力され、チャネル番号「101〜200」を指定して入力側照明制御信号中継装置2Bのポート番号1のポートにDMX512信号が入力され、チャネル番号「201〜300」、「301〜400」を指定して入力側照明制御信号中継装置2Cのポート番号1、2のポートにDMX512信号が入力される。
【0107】
ここで、入力側照明制御信号中継装置2A〜2Cのアドレステーブル記憶部46に格納される各アドレステーブルは、出力側照明制御信号中継装置5のポート番号「1」からDMX512信号を出力するように設定されている。
【0108】
入力側照明制御信号中継装置2A〜2Cは、記憶しているアドレステーブルを参照して、出力側照明制御信号中継装置5のIPアドレス、ポート番号及びチャネル番号を設定してIPパケットを送信する。
【0109】
出力側照明制御信号中継装置5では、入力側照明制御信号中継装置2A〜2Cから送信された複数のIPパケットに含まれる各DMX512データを、照明装置4に送信するためにDMX512信号の対応するチャネルに格納して、照明装置4に送信する。
【0110】
「第3マージ処理」
第3マージ処理は、図16に示すように、チャネル番号「1〜100」を指定して入力側照明制御信号中継装置2のポート番号1のポートにDMX512信号が入力され、チャネル番号「101〜200」を指定して入力側照明制御信号中継装置2のポート番号2のポートにDMX512信号が入力される。
【0111】
ここで、入力側照明制御信号中継装置2のアドレステーブル記憶部46に格納されるアドレステーブルは、出力側照明制御信号中継装置5のポート番号「1」からチャネル番号「1〜200」を使用してDMX512信号を出力するように設定されている。
【0112】
入力側照明制御信号中継装置2は、記憶しているアドレステーブルを参照して、出力側照明制御信号中継装置5のIPアドレス、ポート番号及びチャネル番号を設定してIPパケットを送信する。
【0113】
出力側照明制御信号中継装置5では、入力側照明制御信号中継装置2から送信された複数のIPパケットに含まれる各DMX512データを、照明装置4に送信するためにDMX512信号の対応するチャネルに格納して、照明装置4に送信する。
【0114】
「第4マージ処理」
第4マージ処理は、図17に示すように、チャネル番号「1〜100」を指定して入力側照明制御信号中継装置2のポート番号「1」のポートにDMX512信号が入力され、チャネル番号「101〜200」を指定してポート番号2のポートにDMX512信号が入力される。この第4マージ処理を行う照明制御システムでは、入力側照明制御信号中継装置2に直接照明装置4が接続されている場合について説明する。
【0115】
ここで、入力側照明制御信号中継装置2のアドレステーブル記憶部46に格納されるアドレステーブルは、入力側照明制御信号中継装置2のポート番号「3」からチャネル番号「1〜200」を使用してDMX512信号を出力するように設定されている。
【0116】
入力側照明制御信号中継装置2は、記憶しているアドレステーブルを参照して、入力側照明制御信号中継装置2のポート番号及びチャネル番号を設定してポート番号「3」に接続された照明装置4にDMX512信号を送出する。
【0117】
このようなマージ処理を行う照明制御システムによれば、複数の入力側照明制御信号中継装置2に、一つの出力側照明制御信号中継装置5から照明装置4にDMX512信号を送信するアドレステーブルを設定することにより、一つのケーブルに接続された一系統の同じ又は異なる照明装置4を複数の照明制御装置1から操作することができる。したがって、この照明制御システムによれば、アドレステーブルの設定のみにより、柔軟且つ簡単に複雑な経路を設定することができ、更には新たなケーブルなどを敷設する必要はない。
【0118】
[照明制御装置1の他の構成]
図17に、照明制御装置1の他の構成を示す。なお、上述と同じ部分については同じ符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0119】
この照明制御装置1は、上述した図3に示す照明制御装置1に、入力側照明制御信号中継装置2の機能を追加して構成されている。
【0120】
この照明制御装置1は、上述の照明制御装置1と同じ機能を有する照明制御機能部81を備える。この照明制御機能部81は、利用者に操作されることで、DMX512規格に準じた照明制御信号を生成してデータ送信部内のデータ制御部82に出力する。
【0121】
また、この照明制御機能部81は、アドレステーブルの設定を設定部47とコンソール制御部25との間で、利用者の操作入力部24の操作内容に従って行い、アドレステーブル記憶部46に格納する。
【0122】
データ制御部82は、設定部47により端末装置7との間で設定されたアドレステーブル記憶部46に格納されたアドレステーブルが制御部45から入力され、入力されたアドレステーブルを参照して、IPパケットを生成する。このとき、データ制御部82は、内部の照明制御機能部81から出力されたDMX512信号にIPヘッダ、UDPヘッダを付加するときに、アドレステーブルに記述された出力側照明制御信号中継装置5のIPアドレスをIPヘッダのアドレスフィールドに格納し、ポート番号をDMX512フォーマットのポートIDフィールドに格納し、チャネル番号をDMX512フォーマットのスタートチャネルフィールド及び/又はエンドチャネルフィールドに格納する。
【0123】
そして、データ制御部82により生成したIPパケットは、送信バッファ48に出力され、イーサネット送信部49、イーサネットインターフェイス33を介してLAN回線11に送信される。
【0124】
また、この照明制御装置1において、イーサネットインターフェイス33でLAN回線11を介してIPパケットを受信したときには、イーサネット受信部50、受信バッファ51を介してIPパケットを、データ受信部内のデータ制御部83に入力する。
【0125】
データ制御部83では、DMX512データに付加されているUDPヘッダ、IPヘッダを解析して、DMX512信号を取りだして照明制御機能部81に出力する。
【0126】
このような照明制御装置1によれば、図1に示す照明制御システムとは異なり、アドレステーブルの設定をDMX512信号を受信する為の信号線、TELNETやSNMPを利用して行う必要が無く、簡易な構成で照明制御システムを構築することができる。
【0127】
[照明制御システムの他の構成]
照明制御システムは、入力側照明制御信号中継装置2内の設定部47に、例えばIPを利用したインターネット内のWebサーバとして機能を追加する。そして、端末装置7では、Web閲覧機能を利用して入力側照明制御信号中継装置2にアクセス可能となる。設定部47は、端末装置7からのアクセス要求が発生すると、内部に保持したアドレステーブル設定用のWeb画面画像データを端末装置7に送信し、端末装置7からのアドレステーブルを設定するためのアドレステーブル設定情報に基づいてアドレステーブルの作成をする。そして、設定部47は、作成したアドレステーブルをアドレステーブル記憶部46に記憶する。
【0128】
これにより、照明制御システムでは、上述したように端末装置7や照明制御装置1を利用者が操作してアドレステーブルを設定する場合と比較して、アドレステーブルの設定をより簡易に行うことができる。
【0129】
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
【0130】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、照明制御信号を照明装置まで送信するに際して、アドレステーブルを参照し、受信したときの受信チャネル番号情報に対応した送信チャネル番号情報により照明制御信号送信装置から照明装置に照明制御信号を送信するときの送信チャネル番号を認識し、認識した送信チャネル番号で照明制御信号受信装置から照明装置に照明制御信号を送信するためのデータを作成するので、アドレステーブルの内容に応じて、チャネルの割付を全て設定することができ、物理的な配線を必要としない。
したがって、この照明制御信号送信装置によれば、チャネルの割り当てを柔軟且つ簡易に行うことができ、更に、物理的なケーブルを新たに施設する必要なくチャネルの割り当てをすることができる。更に、請求項1に係る発明によれば、アドレステーブルに、受信手段で照明制御信号を受信するのに使用した受信ポート番号情報と、照明制御信号の送信先である照明制御信号受信装置の送信先アドレス情報と、上記照明制御信号受信装置から照明装置に第1プロトコルに従って照明制御信号を送信するのに使用する送信ポート番号情報とが更に格納されているので、チャネルのみならず、受信手段で受信したときのポート、照明制御信号受信装置のアドレス及び照明装置に出力するときのポートを更に指定することができる。
【0131】
また、請求項1に係る発明によれば、アドレステーブルを参照して送信するデータを生成して照明制御信号を送信することができるので、ポート単位で指定して信号を送信する場合と比較して細かいチャネルの割り当てが実現できる。
【0132】
更に、請求項1に係る発明によれば、アドレステーブルのチャネル割付に際して照明制御信号の入力及び出力共に制限されることが無く、受信した信号経路を自由に指定することができる。
【0133】
更にまた、請求項1に係る発明によれば、物理的なケーブルの敷設が必要なのを論理チャネルを使用して理論上で無数のチャネルを扱うことができる。
【0134】
更にまた、請求項1に係る発明によれば、照明制御信号受信装置の設定などを考慮することなく、アドレステーブルの設定で全ての経路を指定することができる。
【0135】
請求項2に係る発明によれば、チャネルを複数連続して指定する送信チャネル番号情報を含むアドレステーブルを参照して第2プロトコルに従ったデータを送信するので、連続した一連のチャネルを一括して指定することができるので、1チャネルごとに指定した場合と比較してより簡易に照明制御信号の送信を行うことができる。
【0136】
また、請求項2に係る発明によれば、相互に隣接した各照明装置には連続したチャネル番号が割り当てられることが多いことを利用し、連続した一連のチャネル番号を割り当てることができるので、連続したチャネル番号を有する照明装置に対するチャネル割り当てを容易とすることができる。
【0137】
請求項3に係る発明によれば、一のチャネルを指定する受信チャネル番号情報と、チャネルを複数連続して指定する送信チャネル番号情報とを対応付けしたアドレステーブルを参照して、一のチャネルを指定する受信チャネル番号情報に対応した、チャネルを複数連続して指定する送信チャネル番号情報を含む上記第2プロトコルに従ったデータを送信するので、一連の照明制御信号を照明制御装置から受信したときに、複数の照明制御信号送信装置に同時に配信して、各照明制御信号送信装置により自身が照明装置に送信するチャネル、チャネルに対応した照明制御信号を認識して、同時に複数の照明装置を動作させることができる。
【0138】
請求項4に係る発明によれば、チャネルを複数連続して指定する受信チャネル番号情報と、一のチャネルを指定する送信チャネル番号情報とを対応付けしたアドレステーブルを参照して、チャネルを複数連続して指定する受信チャネル番号情報に対応した、一のチャネルを指定する送信チャネル番号情報を含む上記第2プロトコルに従ったデータを送信するので、一つのケーブルに接続された一系統の同じ又は異なる照明装置を複数の照明制御装置から操作することができる。
【0140】
請求項5に係る発明によれば、利用者に操作されてアドレステーブルの設定をする端末装置と接続され、この端末装置からの情報に基づいてアドレステーブルを作成してアドレステーブル記憶手段に記憶する端末装置接続手段を更に備えるので、利用者の要望に応じた照明装置を制御するようにアドレステーブルを参照した照明制御信号の送信を行うことができる。
【0141】
請求項6に係る発明によれば、端末装置が照明制御装置であるので、照明制御装置で利用者が照明制御信号と共にアドレステーブルの設定をすることができる。
【0142】
請求項7に係る発明によれば、外部からの要求に応じてアドレステーブル設定画面画像データを送信し、このアドレステーブル設定画面画像データを送信したことに応じて受信したアドレステーブル設定情報に従ってアドレステーブルを作成するので、アドレステーブルの作成を容易にすることができる。
【0143】
請求項8に係る発明によれば、照明制御装置で生成した照明制御信号を照明装置まで送信するに際して、受信したときの受信チャネル番号情報に対応した送信チャネル番号情報により照明制御信号送信装置から照明装置に照明制御信号を送信するときの送信チャネル番号を認識し、認識した送信チャネル番号で照明制御信号受信装置から照明装置に照明制御信号を送信するためのデータを照明制御信号送信装置で作成するので、アドレステーブルの内容に応じて、チャネルの割付を全て設定することができ、物理的な配線を必要としない。したがって、この照明制御信号送信装置によれば、チャネルの割り当てを柔軟且つ簡易に行うことができ、更に、物理的なケーブルを新たに施設する必要なくチャネルの割り当てをすることができる。更に、請求項8に係る発明によれば、アドレステーブルに、受信手段で照明制御信号を受信するのに使用した受信ポート番号情報と、照明制御信号の送信先である照明制御信号受信装置の送信先アドレス情報と、上記照明制御信号受信装置から照明装置に第1プロトコルに従って照明制御信号を送信するのに使用する送信ポート番号情報とが更に格納されているので、チャネルのみならず、受信手段で受信したときのポート、照明制御信号受信装置のアドレス及び照明装置に出力するときのポートを更に指定することができる。
【0144】
請求項9に係る発明によれば、照明制御信号生成手段装置で生成した照明制御信号を照明装置まで送信するに際して、照明制御信号送信装置から照明装置に照明制御信号を送信するときの送信チャネル番号を認識し、認識した送信チャネル番号で照明制御信号受信装置から照明装置に照明制御信号を送信するためのデータを作成するので、アドレステーブルの設定を信号線や通信を利用して行う必要が無く、簡易な構成のシステムを構築することができる。更に、請求項9に係る発明によれば、アドレステーブルに、受信手段で照明制御信号を受信するのに使用した受信ポート番号情報と、照明制御信号の送信先である照明制御信号受信装置の送信先アドレス情報と、上記照明制御信号受信装置から照明装置に第1プロトコルに従って照明制御信号を送信するのに使用する送信ポート番号情報とが更に格納されているので、チャネルのみならず、受信手段で受信したときのポート、照明制御信号受信装置のアドレス及び照明装置に出力するときのポートを更に指定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した照明制御システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した照明制御システムで伝送される信号形態を説明するためのずであり、(A)は照明制御装置から入力側照明制御信号中継装置に送信されるDMX512規格に準じた信号内容を示し、(B)は入力側照明制御信号中継装置により変換された後のデータであってLAN回線上で伝送されるデータ内容を示し、(C)は出力側照明制御信号中継装置により再度変換された後のDMX512規格に準じた信号内容を示し、(a)はLAN回線上で伝送されるIPパケットの構成を示し、(b)はDMX512フォーマットにおける信号形態を示し、(c)はDMX512フォーマットで照明制御信号を伝送するときの一例を示す。
【図3】本発明を適用した照明制御システムにおける照明制御装置の構成を示すブロック図である。
【図4】入力側照明制御信号中継装置及び出力側照明制御信号中継装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明を適用した照明制御システムにおける調光盤の構成を示すブロック図である。
【図6】入力側照明制御信号中継装置による第1チャネル番号割付処理を行ったときのアドレステーブルの一例を示す図である。
【図7】入力側照明制御信号中継装置による第2チャネル番号割付処理を行ったときのアドレステーブルの一例を示す図である。
【図8】本発明を適用した照明制御システムにおいて、入力側照明制御信号中継装置による第1スプリット処理を説明するための図である。
【図9】第1スプリット処理を行うために必要なアドレステーブルを説明するための図である。
【図10】本発明を適用した照明制御システムにおいて、入力側照明制御信号中継装置による第2スプリット処理を説明するための図である。
【図11】本発明を適用した照明制御システムにおいて、入力側照明制御信号中継装置による第3スプリット処理を説明するための図である。
【図12】本発明を適用した照明制御システムにおいて、入力側照明制御信号中継装置による第1マージ処理を説明するための図である。
【図13】第2マージ処理を行うために、一方の入力側照明制御信号中継装置に必要なアドレステーブルを説明するための図である。
【図14】第2マージ処理を行うために、他方の入力側照明制御信号中継装置に必要なアドレステーブルを説明するための図である。
【図15】本発明を適用した照明制御システムにおいて、入力側照明制御信号中継装置による第2マージ処理を説明するための図である。
【図16】本発明を適用した照明制御システムにおいて、入力側照明制御信号中継装置による第3マージ処理を説明するための図である。
【図17】本発明を適用した照明制御システムにおいて、入力側照明制御信号中継装置による第4マージ処理を説明するための図である。
【図18】本発明を適用した照明制御システムにおける照明制御装置の他の構成を示すブロック図である。
【図19】従来の照明制御システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 照明制御装置
2 入力側照明制御信号中継装置
3 ハブ
4 照明装置
5 出力側照明制御信号中継装置
6 調光盤
7 端末装置
11 LAN回線
21 データ記憶部
22 表示部
23 再生部
24 操作入力部
25 コンソール制御部
26 DMX送信部
31 DMX受信部
32 DMX送信部
33 イーサネットインターフェイス
41 DMXインターフェイス
42 DMX受信部
43 受信バッファ
44 プロトコル変換部
45 制御部
46 アドレステーブル記憶部
47 設定部
48 送信バッファ
49 イーサネット送信部
50 イーサネット受信部
51 受信バッファ
52 プロトコル変換部
53 送信バッファ
54 DMX送信部
55 DMXインターフェイス
71,74 ポート番号
72,75 チャネル番号
73 IPアドレス
76,78 スタートチャネル番号
77,79 エンドチャネル番号
Claims (9)
- 照明装置を制御する照明制御信号を生成する照明制御装置と、当該照明制御装置と第1プロトコルに従って接続される照明制御信号送信装置と、上記照明装置と第1プロトコルに従って接続された照明制御信号受信装置とを備え、前記照明制御信号送信装置と前記照明制御信号受信装置とが第2プロトコルに従って接続された照明制御システムにおける、照明制御信号送信装置であって、
上記照明制御装置からの照明制御信号を上記第1プロトコルに従って受信する受信手段と、
上記受信手段で上記照明制御信号を受信するのに使用した受信チャネル番号情報と、上記照明制御信号受信装置から上記照明装置に第1プロトコルに従って照明制御信号を送信するのに使用する送信チャネル番号情報と、を対応付けしたアドレステーブルを記憶するアドレステーブル記憶手段と、
上記アドレステーブル記憶手段に記憶された受信チャネル番号情報で設定されたチャネルで上記受信手段が上記照明制御信号を受信したときに、上記アドレステーブルを参照して受信チャネル番号情報に対応した送信チャネル番号情報を認識し、上記受信手段で受信した照明制御信号及び認識した送信チャネル番号情報を含む上記第2プロトコルに従ったデータに変換する変換手段と、
上記変換手段で変換されたデータを、第2プロトコルに従って上記照明制御信号受信装置に送信する送信手段とを備え、
上記アドレステーブルには、上記受信手段で上記照明制御信号を受信するのに使用した受信ポート番号情報と、上記照明制御信号の送信先である上記照明制御信号受信装置の送信先アドレス情報と、上記照明制御信号受信装置から上記照明装置に第1プロトコルに従って照明制御信号を送信するのに使用する送信ポート番号情報とが更に格納され、
上記受信手段で上記照明制御信号を受信するのに使用した受信ポート番号情報及び受信チャネル番号情報と、上記照明制御信号の送信先である上記照明制御信号受信装置の送信先アドレス情報、上記照明制御信号受信装置から上記照明装置に第1プロトコルに従って照明制御信号を送信するのに使用する送信ポート番号情報、及び送信チャネル番号情報と、が対応付けされていることを特徴とする照明制御信号送信装置。 - 上記アドレステーブルには、上記照明制御信号受信装置から上記照明装置に第1プロトコルに従って照明制御信号を送信するのに使用するチャネルを複数連続して指定する送信チャネル番号情報が格納され、
上記変換手段は、複数の連続したチャネル番号を指定した送信チャネル番号情報を含み、第2プロトコルに従ったデータに変換することを特徴とする請求項1記載の照明制御信号送信装置。 - 上記アドレステーブルには、一のチャネルを指定する受信チャネル番号情報と、チャネルを複数連続して指定する送信チャネル番号情報とを対応付けして格納され、
上記変換手段は、上記一のチャネルを指定する受信チャネル番号情報で設定されたチャネルで上記受信手段が上記照明制御信号を受信したときに、上記アドレステーブルを参照して、上記一のチャネルを指定する受信チャネル番号情報に対応した、上記チャネルを複数連続して指定する送信チャネル番号情報を含む上記第2プロトコルに従ったデータに変換することを特徴とする請求項1記載の照明制御信号送信装置。 - 上記アドレステーブルには、チャネルを複数連続して指定する受信チャネル番号情報と、一のチャネルを指定する送信チャネル番号情報とを対応付けして格納され、
上記変換手段は、上記チャネルを複数連続して指定する受信チャネル番号情報で設定されたチャネルで上記受信手段が上記照明制御信号を受信したときに、上記アドレステーブルを参照して、上記チャネルを複数連続して指定する受信チャネル番号情報に対応した、上記一のチャネルを指定する送信チャネル番号情報を含む上記第2プロトコルに従ったデータに変換することを特徴とする請求項1記載の照明制御信号送信装置。 - 利用者に操作されて上記アドレステーブルの設定をする端末装置と接続され、この端末装置からの情報に基づいてアドレステーブルを作成して上記アドレステーブル記憶手段に記憶する端末装置接続手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか一に記載の照明制御信号送信装置。
- 上記端末装置は、上記照明制御装置であり、
上記端末装置接続手段は、上記照明制御装置からの情報に基づいてアドレステーブルを作成することを特徴とする請求項5記載の照明制御信号送信装置。 - 外部からの要求に応じてアドレステーブル設定画面画像データを送信し、このアドレステーブル設定画面画像データを送信したことに応じて受信したアドレステーブル設定情報に従ってアドレステーブルを作成して上記アドレステーブル記憶手段に記憶するサーバ機能を更に備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか一に記載の照明制御信号送信装置。
- 照明装置を制御する照明制御信号を生成する照明制御装置と、当該照明制御装置と第1プロトコルに従って接続される照明制御信号送信装置と、上記照明装置と第1プロトコルに従って接続された照明制御信号受信装置とを備え、前記照明制御信号送信装置と前記照明制御信号受信装置とが第2プロトコルに従って接続された照明制御システムであって、
上記照明制御装置は、上記照明装置を制御する照明制御信号を生成し、
上記照明制御信号送信装置は、上記照明制御装置と第1プロトコルに従って信号伝送をする信号線を介して接続され、上記照明制御装置からの照明制御信号を上記第1プロトコルに従って受信する受信手段と、上記受信手段で上記照明制御信号を受信するのに使用した受信チャネル番号情報と、上記照明制御信号受信装置から上記照明装置に第1プロトコルに従って照明制御信号を送信するのに使用する送信チャネル番号情報と、を対応付けしたアドレステーブルを記憶するアドレステーブル記憶手段と、上記アドレステーブル記憶手段に記憶された受信チャネル番号情報で設定されたチャネルで上記受信手段が上記照明制御信号を受信したときに、上記アドレステーブルを参照して受信チャネル番号情報に対応した送信チャネル番号情報を認識し、上記受信手段で受信した照明制御信号及び認識した送信チャネル番号情報を含む上記第2プロトコルに従ったデータに変換する変換手段と、上記変換手段で変換されたデータを、第2プロトコルに従って上記照明制御信号受信装置に送信する送信手段とを備える照明制御信号送信手段とを備え、
上記照明制御信号受信装置は、上記照明制御信号送信装置と上記第2プロトコルに従って信号伝送をする通信回線を介して接続され、上記照明装置と第1プロトコルに従って接続され、
上記アドレステーブルには、上記受信手段で上記照明制御信号を受信するのに使用した受信ポート番号情報と、上記照明制御信号の送信先である上記照明制御信号受信装置の送信先アドレス情報と、上記照明制御信号受信装置から上記照明装置に第1プロトコルに従って照明制御信号を送信するのに使用する送信ポート番号情報とが更に格納され、
上記受信手段で上記照明制御信号を受信するのに使用した受信ポート番号情報及び受信チャネル番号情報と、上記照明制御信号の送信先である上記照明制御信号受信装置の送信先アドレス情報、上記照明制御信号受信装置から上記照明装置に第1プロトコルに従って照明制御信号を送信するのに使用する送信ポート番号情報、及び送信チャネル番号情報と、が対応付けされていることを特徴とする照明制御システム。 - 照明装置を制御する照明制御信号を生成する照明制御装置と、上記照明装置と第1プロトコルに従って接続された照明制御信号受信装置とを備え、前記照明制御装置と前記照明制御信号受信装置とが第2プロトコルに従って接続された照明制御システムにおける、照明制御装置であって、
利用者の操作に応じて上記照明装置を制御する照明制御信号を生成する照明制御信号生成手段と、
上記照明制御信号受信装置から上記照明装置に第1プロトコルに従って照明制御信号を送信するのに使用する送信チャネル番号情報を指定するアドレステーブルを記憶するアドレステーブル記憶手段と、
上記照明制御信号生成手段で照明制御信号を生成したときに、上記アドレステーブルを参照して送信チャネル番号情報を認識し、生成した照明制御信号及び認識した送信チャネル番号情報を含む上記第2プロトコルに従ったデータに変換する変換手段と、
上記変換手段で変換されたデータを、第2プロトコルに従って上記照明制御信号受信装置に送信する送信手段とを備え、
上記アドレステーブルには、上記受信手段で上記照明制御信号を受信するのに使用した受信ポート番号情報と、上記照明制御信号の送信先である上記照明制御信号受信装置の送信先アドレス情報と、上記照明制御信号受信装置から上記照明装置に第1プロトコルに従って照明制御信号を送信するのに使用する送信ポート番号情報とが更に格納され、
上記受信手段で上記照明制御信号を受信するのに使用した受信ポート番号情報及び受信チャネル番号情報と、上記照明制御信号の送信先である上記照明制御信号受信装置の送信先アドレス情報、上記照明制御信号受信装置から上記照明装置に第1プロトコルに従って照明制御信号を送信するのに使用する送信ポート番号情報、及び送信チャネル番号情報と、が対応付けされていることを特徴とする照明制御装置。
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