JP4394310B2

JP4394310B2 - Roof structure of unit house

Info

Publication number: JP4394310B2
Application number: JP2001207332A
Authority: JP
Inventors: 直輝甲本
Original assignee: Misawa Homes Co Ltd
Current assignee: Misawa Homes Co Ltd
Priority date: 2001-07-09
Filing date: 2001-07-09
Publication date: 2010-01-06
Anticipated expiration: 2021-07-09
Also published as: JP2003020727A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユニット式住宅の屋根構造に関し、より詳しくは、補強梁を用いて天井の補強が行われたユニット式住宅の屋根構造に関する。
【０００２】
【背景技術】
従来より、箱状に形成された複数の建物ユニットを組み合わせて建築されるユニット式住宅が知られている。このユニット式住宅では、その屋根も複数のユニットすなわち屋根パネルを組合わせて形成されている。
【０００３】
より詳しくは、まず、建物ユニットの上面に軸組材を四角枠状に組んで形成した小屋パネルを設置して建物ユニットの上面を平坦にする。続いて、この小屋パネル上に屋根パネルを支持するためのブラケット及び束を設け、該屋根パネルの軒先側をブラケットにて支持する。また、束等で屋根パネルの棟側を支持し、当該屋根パネルを傾斜配置して勾配屋根を形成する。なお、小屋パネルは、ブラケットや束等の配置を容易にすると共に、小屋組（建物天井部分）の剛性を向上させるといった機能も有する。
【０００４】
また、近年の住宅では、本来室内の中央に配置すべき柱を取り除くことによって広い室内空間を得る工法、所謂スーパービーム工法によって建築される住宅も増えつつある。この工法によれば、まず、複数の建物ユニットを組み合わせて室内空間を形成する。続いて、その天井部分において複数の建物ユニット間を架け渡すように補強梁を設置し、天井部分の剛性を確保する。そして、室内の中央に配置していた仮柱を取り除き、柱のない大空間を形成している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の住宅では、補強梁によって天井部分の強度が十分に確保されるため、小屋パネルを必要としない場合もある。また、建物の斜線制限を満足し、ユニット式住宅の高さを低く抑えるために、小屋裏パネルを省略して屋根の勾配を急にする場合もある。
【０００６】
しかしながら、小屋パネルを省略すると、屋根パネルを支持させるための束の設置が困難になる。すなわち、束は、十分に剛性を有する場所に設ける必要があるため、その設置場所は自ずと補強梁上に定められる。ところが、補強梁は幅狭で、且つ建物ユニット上端面から突設した状態で取り付けられるため、その突出部分との干渉により束を安定して配置できなかった。
【０００７】
よって本発明は、補強梁を備えたユニット式住宅の屋根構造において、束の配置を容易にし、また、束を安定して設置できるユニット式住宅の屋根構造を提供することを課題とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するため本発明では、以下の構成とした。
すなわち、本発明の屋根構造は、箱状の建物ユニットを複数組み合わせて建物の室内空間を形成すると共に、その室内空間の天井部分に前記建物ユニットの上端面に対して突設させた状態で補強梁を架け渡した後、前記室内空間内部の仮柱を取り除いて建築されるユニット式住宅の屋根構造であって、
前記補強梁上に、前記建物の屋根を支持する束が設けられ、且つこの束の下端には、前記建物ユニットの上端面に突設した補強梁との干渉を避ける切欠きが設けられていることを特徴とする
【０００９】
このように構成された本発明のユニット式住宅の屋根構造では、室内空間の天井部分に補強梁が設けられ、その補強梁上に建物の屋根を支持するための束が設けられる。また、束の下端には、補強梁との干渉を避ける切欠きを設けている。従って、この切欠きによって補強梁との干渉が回避され、束の配置が容易になる。また、束を安定して配置できる。
【００１０】
また、切欠きは、その幅が前記補強梁の梁幅に等しく、その切欠き量は、前記建物ユニットの上端面から突出した補強梁の突出量に等しい値するのが望ましい。
【００１１】
この構成では、束の下端に設けられた切欠きと、補強梁の梁幅とが等しくなる。また、切欠き量が補強梁の突出量に等しくなるため、束の下端は、実質、補強梁に係合することとなる。また、束は、補強梁の上端面と建物ユニットの上端面の双方に接することとなる。このため束をさらに安定させて設置できる。
【００１２】
また、前記補強梁の両側には、建物ユニットに接続される接続部が設けられ、束の下端は、補強梁との干渉を避けて前記接続部に連結する構成としてもよい。この構成では、束の下端が接続部に連結されるため、束と補強梁とをより確実に固定できる。また、施工現場における束の取付作業も簡略化できる。
【００１３】
なお、前記接続部は、前記建物ユニットの上端面に沿って延びる板状部材であり、束の下端には、前記板状部材の面板部分に面にて接する基板部が設けられている構成としてもよい。この構成では、接続部と束の下端とが面にて接するため、束をさらに安定させて接続部上に設置できる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図１には、本実施形態に係るユニット式住宅１０が示されている。このユニット式住宅１０は、基礎１１と、この基礎１１の上に形成される建物本体１２と、この建物本体１２の上に形成される屋根１３とを備えている。
【００１５】
このうち、建物本体１２は、箱状に形成された建物ユニットが複数組合わされて形成されている。より詳しくは、下側建物ユニットとしての１階建物ユニット２０と、上側建物ユニットとしての２階建物ユニット３０とを備えている。
【００１６】
１階建物ユニット２０は、図２に示すように、建物奥に隣接配置された２個の通常の建物ユニット２０Ａと、一点鎖線のハッチングで示すように、建物の手前側に配置された４個の大空間用建物ユニット２０Ｂとで構成されている。
【００１７】
また、２階建物ユニット３０も同様に、建物奥に隣接配置された２個の通常の建物ユニット３０Ａと、一点鎖線のハッチングで示すように、建物の手前側に配置された４個の大空間用建物ユニット３０Ｂとで構成されている。すなわち、２階建物ユニット３０の配置は、建物１階部分と同様になり、２階建物ユニット２０の配置は、図２に殉ずることとなる。
【００１８】
通常の建物ユニット２０Ａ、３０Ａは、図３に示すように、四隅の柱４１の上下端を連結する天井梁４２および床梁４３を有する箱状のフレーム４０を備えている。このうち、柱４１と天井梁４２とは、柱４１の柱頭側に配置される柱頭接合部材４５を介して連結され、柱４１と床梁４３とは、柱４１の柱脚側に配置された柱脚接合部材４６を介して連結されている。
【００１９】
天井梁４２としては、長さの異なる短辺天井梁４２Ａおよび長辺天井梁４２Ｂの二種類が設けられ、床梁４３としては、長さの異なる短辺床梁４３Ａおよび長辺床梁４３Ｂの二種類が設けられている。また、対向する長辺天井梁４２Ｂの間には、天井面材を支持するための天井小梁４２Ｃが掛け渡され、また、対向する長辺床梁４３Ｂの間には、床を形成するパーチクルボード等の床面材を支持するための根太４３Ｃが複数架け渡されている。
【００２０】
図４には、通常の建物ユニット２０Ａ、３０Ａの連結部分の分解斜視図が示されている。
柱頭接合部材４５の上面には、位置決めピン４５Ａと、挿通孔４５Ｂとが設けられ、柱脚接合部材４６の下面には、図示しない位置決め孔と、挿通孔４６Ｂとが設けられている。
【００２１】
また、通常の建物ユニット２０Ａ、３０Ａ同士の連結には、平板状の通常のシアプレート６０が用いられる。そして、通常のシアプレート６０が、隣接配置された１階建物ユニット２０Ａの柱頭接合部材４５、４５と、これら柱頭接合部材４５、４５の上に配置される２階建物ユニット３０Ａの柱脚接合部材４６、４６との間に介在されることにより、上下方向及び水平方向に隣接する建物ユニット２０Ａ、３０Ａ同士が連結される。なお、建物ユニット２０Ａ、３０Ａ同士の連結には、緊締具８１としてのボルト８１Ａとナット８１Ｂが用いられている。
【００２２】
より詳しく説明すると、通常のシアプレート６０には、位置決め孔６０Ａと挿通孔６０Ｂとが設けられている。また、１階建物ユニット２０Ａの柱頭接合部材４５の位置決めピン４５Ａが、通常のシアプレート６０における対応した位置決め孔６０Ａに挿通され、２階建物ユニット３０Ａの柱脚接合部材４６の位置決め孔に嵌合されることにより、建物ユニット２０Ａ、３０Ａ同士の位置決めがなされる。そして、１階建物ユニット２０Ａの柱頭接合部材４５の挿通孔４５Ｂ、通常のシアプレート６０の挿通孔６０Ｂおよび２階建物ユニット３０Ａの柱脚接合部材４６の挿通孔４６Ｂにボルト８１Ａが挿通され、このボルト８１Ａにナット８１Ｂが螺合されて緊締されることにより、建物ユニット２０Ａ、３０Ａ同士が連結される。
【００２３】
図５には、大空間用建物ユニット２０Ｂ、２０Ｂの連結部分の分解斜視図が示されている。
大空間用建物ユニット２０Ｂは、通常の建物ユニット２０Ａのフレーム４０の一本の柱４１が省略された角隅部２０Ｄを備えた箱状の大空間用フレーム５０を備え、各々の１つの角隅部２０Ｄ同士が寄せ合わされた状態で隣接配置されている。なお、図５においては、図の理解の便宜を図るために天井小梁及び根太を省略して図示している。このように４個の建物ユニット２０Ｂの内部には、天井と床との間に柱４１等の突出物が何ら存在しない広い大空間が形成される。
【００２４】
また、大空間用建物ユニット２０Ｂは、柱４１が省略されかつ寄せ合わされた角隅部２０Ｄを間において、その短辺方向両側に角隅部２０Ｃを備えており、この角隅部２０Ｃに配置される柱４１の間に補強梁７０が架け渡されている。
【００２５】
図６には、補強梁７０の全体斜視図が示されている。
補強梁７０は、断面縦長の長方形であって、継目なく一体成形された直線状の筒状部材である梁本体７１と、この梁本体７１の高さ方向中間の所定位置に設けられた平板状の接続部７２とを備えている。接続部７２は、角隅部２０Ｄに対応した位置であって梁本体７１の中央に設けられた中央接続部７３と、角隅部２０Ｄの両側の角隅部２０Ｃに対応した位置であって梁本体７１の端部に設けられた端部接続部７４とを含んで構成されている。
【００２６】
中央接続部７３は、梁本体７１の上端から高さ寸法Ｘだけ下がった箇所にスリットが設けられ、このスリットに通常のシアプレート６０が挿通されて溶接固定されることによって形成されている。また、中央接続部７３は、梁本体７１に接続される梁本体接続部分７３１と、この梁本体接続部分７３１の両端部であって、１階建物ユニット２０Ｂおよび２階建物ユニット３０Ｂに接続されるユニット接続部分７３２とを備えている。ユニット接続部分７３２には、複数の位置決め孔７３Ａおよび挿通孔７３Ｂが設けられている。
【００２７】
端部接続部７４は、梁本体７１の上端から高さ寸法Ｙだけ下がった箇所にスリットが設けられ、このスリットに通常のシアプレート６０が挿通されて溶接固定されることによって形成されている。また、端部接続部７４は、梁本体７１に接続される梁本体接続部分７４１と、この梁本体接続部分７４１の両端部であって、１階建物ユニット２０Ｂおよび２階建物ユニット３０Ｂに接続されるユニット接続部分７４２とを備えている。ユニット接続部分７４２には、複数の位置決め孔７４Ａおよび挿通孔７４Ｂが設けられている。
【００２８】
ここで、高さ寸法Ｘは高さ寸法Ｙより小さい値に設定されている。つまり、中央接続部７３の梁本体接続部分７３１が、端部接続部７４の梁本体接続部分７４１より、梁本体７１に対して高さ寸法の差Ｙ−Ｘだけ高い位置となっている。よって、各接続部７２は平板状であるから、中央接続部７３のユニット接続部分７３２と、端部接続部７４のユニット接続部分７４２との高さ寸法の差もＹ−Ｘとなっている。なお、高さ寸法の差Ｙ−Ｘは、補強梁７０の中央の撓みに等しく設定され、実験等により適宜決められてよい。
【００２９】
図７には、補強梁７０の中央接続部７３の拡大断面図が示され、図８には、補強梁７０と大空間用建物ユニット２０Ｂとの連結部分の分解斜視図が示されている。
【００３０】
梁本体７１の梁幅Ｗは、隣接する２階建物ユニット３０Ｂの間に形成される隙間より僅かに狭くなっている。また、梁本体７１の梁背Ｈは、補強梁７０に必要な剛性によって適宜決められてよい。
【００３１】
中央接続部７３のユニット接続部分７３２は、通常のシアプレート６０と同様に、１階建物ユニット２０Ｂの隣接する複数の柱頭接合部材４５、４５と、これらの柱頭接合部材４５上に配置される２階建物ユニット３０Ｂの隣接する複数の柱脚接合部材４６、４６との間に介在されて連結されている。
【００３２】
具体的には、１階建物ユニット２０Ｂの柱頭接合部材４５の位置決めピン４５Ａが中央接続部７３の位置決め孔７３Ａに挿通され、２階建物ユニット３０Ｂの柱脚接合部材４６の位置決め孔に嵌合されている。また、１階建物ユニット２０Ｂの柱頭接合部材４５の挿通孔４５Ｂ、中央接続部７３の挿通孔７３Ｂおよび２階建物ユニット３０Ｂの柱脚接合部材４６の挿通孔４６Ｂにボルト８１Ａが挿通されてナット８１Ｂで緊締されている。
【００３３】
端部接続部７４のユニット接続部分７４２は、中央接続部７３のユニット接続部分７３２と同様に、１階建物ユニット２０Ｂおよび２階建物ユニット３０Ｂに連結されている。
具体的には、１階建物ユニット２０Ｂの柱頭接合部材４５の位置決めピン４５Ａが、端部接続部７４の位置決め孔７４Ａに挿通され、２階建物ユニット３０Ｂの柱脚接合部材４６の位置決め孔に嵌合されている。また、１階建物ユニット２０Ｂの柱頭接合部材４５の挿通孔４５Ｂ、端部接続部７４の挿通孔７４Ｂおよび２階建物ユニット３０Ｂの柱脚接合部材４６の挿通孔４６Ｂにボルト８１Ａが挿通されてナット８１Ｂで緊締されている。
【００３４】
次に、柱４１等の突出物が何ら存在しない大空間の組立手順を説明する。
まず、大空間用建物ユニット２０Ｂを、建物ユニット２０Ａ、３０Ａおよび補強梁７０と同様に工場で製作した後、建築現場に運搬する。運搬の際、建物ユニット２０Ｂの大空間用フレーム５０の変形を防止するために、角隅部２０Ｄに図示しない仮柱を設けておく、仮柱は、柱脚接合部材４６と、柱頭接合部材４５とに着脱可能に連結されている。そして、図９に示すように、４つの大空間用建物ユニット２０Ｂの角隅部２０Ｄを寄せ合わせて隣接配置する。
【００３５】
その後、角隅部２０Ｃに配置される柱４１間に補強梁７０を架け渡し、大空間用建物ユニット２０Ｂの柱頭接合部材４５の位置決めピン４５Ａを端部接続部７４の位置決め孔７４ａに挿通して、補強梁７０の位置を決定する。この時、中央接続部７３のユニット接続部分７３２は、梁本体７１に対して、端部接続部７４のユニット接続部分７４２よりＹ−Ｘだけ高い位置にあるから、角隅部２０Ｄの柱頭接合部材４５の上方に僅かに離れて位置している。
【００３６】
それから、２階建物ユニット３０Ｂを大空間用建物ユニット２０Ｂの上に積層する。すると、中央接続部７３が２階建物ユニット３０Ｂの加重により下方に押し下げられ、つまり、補強梁７０の中央部分が撓んで、各ユニット接続部分７３２、７４２の２階建物ユニット３０Ｂに対する高さが一定になる。そして、中央接続部７３が角隅部２０Ｄの柱頭接合部材４５にほぼ当接する位まで押し下げられた位置で、大空間用建物ユニット２０Ｂの荷重と補強梁７０に生じる内部応力とがほぼ釣り合う。この状態で、２階建物ユニット３０Ｂ、大空間用建物ユニット２０Ｂおよび補強梁７０を緊締具８１で連結して一体化させる。この後、仮柱を取外すと、天井および床との間に柱４１等の突出物が何ら存在しない大空間形成される。
【００３７】
続いて、建物の２階部分について説明する。なお、２階部分は、１階部分と同様の構成であるため、その連結部分の構造および施工手順は、上記した説明に殉ずる。従って、以下の説明では、２階建物ユニット３０Ａ、３０Ｂ上に設けられる屋根の構造について詳述し、その他、大空間用建物ユニット３０Ｂ同士の連結部分については簡略化して説明する。また、１階部分と同構造となる箇所には同一符号を付して説明する。
【００３８】
建物２階部分は、上記の如く建物奥に隣接配置された２個の通常の建物ユニット３０Ａと、建物の手前側に配置された４個の大空間用建物ユニット３０Ｂとで構成されている。
【００３９】
また、４個の大空間用建物ユニット３０Ｂにて形成される室内空間の天井部分には、上記した１階部分の大空間用建物ユニット２０Ｂと同様に、補強梁７０が架け渡されている。また、建物ユニット３０Ｂの上方には屋根１３が設けられるため、補強梁７０は、その建物ユニット３０Ｂの上端面から上半分突出した状態で、隣接する建物ユニット３０Ｂ、３０Ｂとを連結している。なお、図１０は、２階の大空間用建物ユニット３０Ｂの連結部分を示す図である。
【００４０】
そして、本実施の形態に示すユニット住宅の屋根構造では、本来、２階建物ユニット３０Ａ、３０Ｂの上に載置すべき小屋パネルを省略して、束５０などによる小屋組を行っている。すなわち、図１１に示されるように、補強梁７０の中央接続部７３及び端部接続部７４等の接続部７２を利用して束５０を設置し、その束５０を介して図示しない屋根パネルを傾斜配置するようにしている。
【００４１】
束５０は、図１０及び図１１に示されるように、建物上方に延びる束本体５１と、束本体の上端から束本体の一方に張り出したブラケット５２を備えている。そして、ブラケット５２には、屋根の傾斜に見合った傾斜面５２ａが形成されており、この傾斜面５２ａ上に屋根パネルがボルト及びナットにて固定される。
【００４２】
また、束本体５１の下端には、建物ユニット３０Ｂの上端面から突出した補強梁７０との干渉を避けるべく切欠き５３が形成されている。この切欠き５３は、その幅が梁幅Ｗに等しく、また、切欠き量（切り込み量）は、中央接続部７３に設けられたシアプレート６０の表面から補強梁７０の上端までの高さと略同じ量とされている。
【００４３】
また、束５０の最下端には、接続部７２に設けられたシアプレート６０の表面に沿って延びる基板部５４が設けられ、基板部５４とシアプレート６０とが補強梁７０の両側方にて、例えば、ボルト５５及びナット５６にて緊締されることにより束５０とシアプレート６０とが固定状態となる。なお、基板部５４とシアプレート６０との固定は、勿論、溶接固定などであってもよい。
【００４４】
また、端部接続部７４側に設けられる束５０は、中央接続部７３側に設けられる束５０に対して短く形成されており、図示しない屋根パネルの軒先側が、この端部接続部７４上に設けられた束５０によって支持され、屋根パネルの棟側が中央接続部７３上に設けられた束５０によって支持される。
【００４５】
このように本実施の形態に示す屋根構造によれば、束５０の下端に設けた切欠き５３によって、補強梁７０との干渉が回避されるため、補強梁７０及び建物ユニット３０Ｂ上に束５０を安定して設置できる。また、切欠き５４の幅は、補強梁７０の梁幅Ｗと等しく、また、切欠き量は補強梁７０の突出量に等しく設定されるため、束５０と補強梁７０とは実質係合状態となる。よって、束５０の位置決めなどが容易になり、また束５０を安定して補強梁７０上に設置できる。さらに、束５０は、補強梁７０の上端面およびシアプレート６０の表面の双方に面にて接するため、この点においても安定した固定状態が得られる。また、束５０を予めシアプレート６０の表面上に固定しておけば、施工現場での作業をさらに簡略化できる。
【００４６】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、補強梁を備えたユニット式住宅の屋根構造において、束の配置を容易にし、また、束を安定して設置できるユニット式住宅の屋根構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本実施の形態に係るユニット式住宅を示す全体斜視図である。
【図２】本実施の形態に係るユニット式住宅の１階概略平面図である。
【図３】本実施の形態に係る通常の建物ユニットのフレームを示す斜視図である。
【図４】本実施の形態に係る通常の建物ユニットの連結部分を示す分解斜視図である。
【図５】本実施の形態に係る大空間用建物ユニットを示す分解斜視図である。
【図６】本実施の形態に係る補強梁を示す全体斜視図である。
【図７】本実施の形態に係るユニット住宅の１階部分における補強梁と大空間用建物ユニットとの連結部分を示す断面図である。
【図８】本実施の形態に係る補強梁と大空間用建物ユニットとの連結部分を示す分解斜視図である。
【図９】本実施の形態に係る大空間用建物ユニットの連結方法を説明するための図である。
【図１０】本実施の形態に係るユニット住宅の２階部分における補強梁と大空間用建物ユニットとの連結部分を示す断面図である。
【図１１】本実施の形態に係る補強梁と束との連結状態を示す全体斜視図である。
【符号の説明】
１０ユニット式住宅
２０下側建物ユニットとしての１階建物ユニット
２０Ａ、３０Ａ通常の建物ユニット
２０Ｂ、３０Ｂ大空間用建物ユニット（建物ユニット）
２０Ｄ柱が省略された角隅部
３０上側建物ユニットとしての２階建物ユニット
４１柱
４２天井梁
４２Ｃ天井小梁
４３床梁
４３Ｃ根太
５０束
５１束本体
５２ブラケット
５２ａ傾斜面
５３切欠き
５４基板部
５５ボルト
５６ナット
７０補強梁
７１梁本体
７２接続部
７３中央接続部
７４端部接続部
８１Ａボルト
８１Ｂナット
Ｗ梁幅[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a roof structure of a unit type house, and more particularly to a roof structure of a unit type house in which a ceiling is reinforced using a reinforcing beam.
[0002]
[Background]
Conventionally, a unit type house constructed by combining a plurality of building units formed in a box shape is known. In this unit type house, the roof is also formed by combining a plurality of units, that is, roof panels.
[0003]
More specifically, first, a hut panel formed by assembling a shaft assembly in a square frame shape is installed on the upper surface of the building unit to flatten the upper surface of the building unit. Subsequently, a bracket and a bundle for supporting the roof panel are provided on the cabin panel, and the eaves side of the roof panel is supported by the bracket. Moreover, the ridge side of the roof panel is supported by a bundle or the like, and the roof panel is inclined to form a sloped roof. The cabin panel has functions of facilitating the arrangement of brackets, bundles, and the like and improving the rigidity of the cabin assembly (the ceiling portion of the building).
[0004]
In recent years, an increasing number of houses are constructed by a so-called super beam method, which is a method of obtaining a wide indoor space by removing a pillar that should originally be arranged in the center of the room. According to this construction method, first, an indoor space is formed by combining a plurality of building units. Subsequently, a reinforcing beam is installed so as to span a plurality of building units on the ceiling portion, and the rigidity of the ceiling portion is ensured. And the temporary pillar arrange | positioned in the center of a room | chamber is removed and the large space without a pillar is formed.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in this kind of house, since the strength of the ceiling portion is sufficiently secured by the reinforcing beam, the hut panel may not be required. In addition, in order to satisfy the oblique line restriction of the building and keep the height of the unit type house low, the roof slope panel may be omitted to make the roof slope steep.
[0006]
However, omitting the shed panel makes it difficult to install a bundle for supporting the roof panel. That is, since the bundle needs to be provided in a sufficiently rigid place, the installation place is naturally determined on the reinforcing beam. However, since the reinforcing beam is narrow and attached in a state of protruding from the upper end surface of the building unit, the bundle cannot be stably arranged due to interference with the protruding portion.
[0007]
Therefore, an object of the present invention is to provide a roof structure of a unit type house that can easily arrange a bundle and can stably install the bundle in a roof structure of a unit type house provided with reinforcing beams.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, the present invention has the following configuration.
In other words, the roof structure of the present invention forms a room interior of a building by combining a plurality of box-shaped building units, and is reinforced in a state of protruding from the upper end surface of the building unit on the ceiling portion of the room space. After spanning the beam, the roof structure of the unit type house constructed by removing the temporary pillar inside the indoor space,
A bundle for supporting the roof of the building is provided on the reinforcing beam, and a notch is provided at the lower end of the bundle to avoid interference with the reinforcing beam protruding from the upper end surface of the building unit. [0009]
In the roof structure of the unit type house of the present invention thus configured, a reinforcing beam is provided on the ceiling portion of the indoor space, and a bundle for supporting the roof of the building is provided on the reinforcing beam. Moreover, the notch which avoids interference with a reinforcement beam is provided in the lower end of the bundle. Therefore, this notch avoids interference with the reinforcing beam and facilitates the arrangement of the bundle. Further, the bundle can be stably arranged.
[0010]
In addition, the width of the notch is preferably equal to the beam width of the reinforcing beam, and the notch amount is preferably equal to the protruding amount of the reinforcing beam protruding from the upper end surface of the building unit.
[0011]
In this configuration, the notch provided at the lower end of the bundle is equal to the beam width of the reinforcing beam. Further, since the notch amount becomes equal to the protruding amount of the reinforcing beam, the lower end of the bundle is substantially engaged with the reinforcing beam. In addition, the bundle comes into contact with both the upper end surface of the reinforcing beam and the upper end surface of the building unit. For this reason, the bundle can be installed more stably.
[0012]
Moreover, it is good also as a structure which the connection part connected to a building unit is provided in the both sides of the said reinforcement beam, and the lower end of a bundle is connected to the said connection part avoiding interference with a reinforcement beam. In this configuration, since the lower end of the bundle is coupled to the connection portion, the bundle and the reinforcing beam can be more reliably fixed. In addition, it is possible to simplify the bundle installation work at the construction site.
[0013]
In addition, the said connection part is a plate-shaped member extended along the upper end surface of the said building unit, As the structure by which the board | substrate part which contact | connects a face plate part of the said plate-shaped member in a surface is provided in the lower end of a bundle. Also good. In this configuration, since the connection portion and the lower end of the bundle are in contact with each other at the surface, the bundle can be further stabilized and installed on the connection portion.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 shows a unit type house 10 according to the present embodiment. The unit-type house 10 includes a foundation 11, a building body 12 formed on the foundation 11, and a roof 13 formed on the building body 12.
[0015]
Among these, the building body 12 is formed by combining a plurality of building units formed in a box shape. More specifically, a first-floor building unit 20 as a lower building unit and a second-floor building unit 30 as an upper building unit are provided.
[0016]
As shown in FIG. 2, the first-floor building unit 20 includes two normal building units 20 A arranged adjacent to the back of the building, and four pieces arranged on the near side of the building as indicated by the dashed line hatching. And a large space building unit 20B.
[0017]
Similarly, the second-floor building unit 30 is also composed of two normal building units 30A arranged adjacent to the back of the building and four large spaces arranged on the near side of the building as shown by the dashed line hatching. And a building unit 30B. That is, the arrangement of the second-floor building unit 30 is the same as that of the first-floor portion of the building, and the arrangement of the second-floor building unit 20 is the same as in FIG.
[0018]
As shown in FIG. 3, the normal building units 20 A and 30 A include a box-shaped frame 40 having a ceiling beam 42 and a floor beam 43 that connect upper and lower ends of pillars 41 at four corners. Among these, the column 41 and the ceiling beam 42 are connected via a column head joint member 45 disposed on the column head side of the column 41, and the column 41 and the floor beam 43 are disposed on the column leg side of the column 41. The column base joint members 46 are connected to each other.
[0019]
There are two types of ceiling beams 42, short-side ceiling beams 42A and long-side ceiling beams 42B having different lengths, and floor beams 43 are short-side floor beams 43A and long-side floor beams 43B having different lengths. Two types are provided. Further, a ceiling beam 42C for supporting the ceiling surface material is spanned between the opposing long side ceiling beams 42B, and a particle board that forms a floor between the opposing long side floor beams 43B. A plurality of joists 43C for supporting a floor material such as the like are bridged.
[0020]
FIG. 4 shows an exploded perspective view of a connecting portion of ordinary building units 20A and 30A.
Positioning pins 45 A and insertion holes 45 B are provided on the upper surface of the stigma joining member 45, and positioning holes and insertion holes 46 B (not shown) are provided on the lower surface of the column base joining member 46.
[0021]
Moreover, the flat normal shear plate 60 is used for connection of normal building units 20A and 30A. And the normal shear plate 60 is the columnar joint members 45 and 45 of the first floor building unit 20 A arranged adjacent to each other, and the column base joint members of the second floor building unit 30 A disposed on these columnar joint members 45 and 45. By being interposed between 46 and 46, the building units 20A and 30A adjacent in the vertical direction and the horizontal direction are connected to each other. In addition, the bolt 81A and the nut 81B as the fastening tool 81 are used for the connection between the building units 20A and 30A.
[0022]
More specifically, the normal shear plate 60 is provided with positioning holes 60A and insertion holes 60B. Further, the positioning pin 45A of the stigma joining member 45 of the first floor building unit 20A is inserted into the corresponding positioning hole 60A in the normal shear plate 60, and is fitted into the positioning hole of the stilt joint member 46 of the second floor building unit 30A. By doing so, the building units 20A and 30A are positioned. Then, a bolt 81A is inserted into the insertion hole 45B of the stigma joining member 45 of the first floor building unit 20A, the insertion hole 60B of the normal shear plate 60, and the insertion hole 46B of the column base joining member 46 of the second floor building unit 30A. The building units 20A and 30A are connected to each other by screwing and tightening the nut 81B to the bolt 81A.
[0023]
FIG. 5 shows an exploded perspective view of a connecting portion of the large space building units 20B and 20B.
The large space building unit 20B includes a box-shaped large space frame 50 including a corner portion 20D from which one column 41 of the frame 40 of the normal building unit 20A is omitted, and each corner corner is provided. The parts 20D are arranged adjacent to each other in a state of being brought together. In FIG. 5, the ceiling beam and joists are omitted for the convenience of understanding the drawing. Thus, in the interior of the four building units 20B, a large large space is formed between the ceiling and the floor where no protrusions such as the pillars 41 exist.
[0024]
Further, the large space building unit 20B includes corner corners 20C on both sides in the short side direction between the corners 20D in which the columns 41 are omitted and brought together, and is disposed at the corners 20C. Reinforcing beams 70 are bridged between the columns 41.
[0025]
FIG. 6 is an overall perspective view of the reinforcing beam 70.
The reinforcing beam 70 has a vertically long rectangular cross section, a beam main body 71 that is a straight cylindrical member integrally formed seamlessly, and a flat plate shape provided at a predetermined position in the middle of the beam main body 71 in the height direction. The connection part 72 is provided. The connecting portion 72 is a position corresponding to the corner portion 20D and the center connecting portion 73 provided at the center of the beam body 71, and the position corresponding to the corner portions 20C on both sides of the corner portion 20D. And an end connection portion 74 provided at the end of the main body 71.
[0026]
The center connecting portion 73 is formed by providing a slit at a position lower than the upper end of the beam main body 71 by the height dimension X, and a normal shear plate 60 is inserted into the slit and fixed by welding. The central connecting portion 73 is a beam main body connecting portion 731 connected to the beam main body 71 and both ends of the beam main body connecting portion 731 and is connected to the first floor building unit 20B and the second floor building unit 30B. A unit connection portion 732. The unit connection portion 732 is provided with a plurality of positioning holes 73A and insertion holes 73B.
[0027]
The end connecting portion 74 is formed by providing a slit at a position lower than the upper end of the beam main body 71 by the height dimension Y, and a normal shear plate 60 is inserted into the slit and fixed by welding. The end connection portion 74 is a beam main body connection portion 741 connected to the beam main body 71, and both ends of the beam main body connection portion 741, and is connected to the first floor building unit 20B and the second floor building unit 30B. Unit connecting portion 742. The unit connection portion 742 is provided with a plurality of positioning holes 74A and insertion holes 74B.
[0028]
Here, the height dimension X is set to a value smaller than the height dimension Y. That is, the beam main body connection portion 731 of the central connection portion 73 is higher than the beam main body connection portion 741 of the end connection portion 74 by a height difference Y-X with respect to the beam main body 71. Therefore, since each connection part 72 is flat form, the difference of the height dimension of the unit connection part 732 of the center connection part 73 and the unit connection part 742 of the edge part connection part 74 is also YX. The height difference Y-X is set equal to the center deflection of the reinforcing beam 70, and may be appropriately determined by experiments or the like.
[0029]
FIG. 7 shows an enlarged cross-sectional view of the central connection portion 73 of the reinforcing beam 70, and FIG. 8 shows an exploded perspective view of a connecting portion between the reinforcing beam 70 and the large space building unit 20B.
[0030]
The beam width W of the beam body 71 is slightly narrower than the gap formed between the adjacent second-floor building units 30B. Further, the beam back H of the beam main body 71 may be appropriately determined depending on the rigidity required for the reinforcing beam 70.
[0031]
The unit connection portion 732 of the central connection portion 73 is disposed on the plurality of adjacent stigma joining members 45, 45 of the first floor building unit 20 B and these stigma joining members 45, similarly to the normal shear plate 60. It is interposed and connected between a plurality of adjacent column base joint members 46, 46 of the floor building unit 30B.
[0032]
Specifically, the positioning pin 45A of the stigma joining member 45 of the first-floor building unit 20B is inserted into the positioning hole 73A of the center connection portion 73 and is fitted into the positioning hole of the pedestal joining member 46 of the second-floor building unit 30B. ing. In addition, a bolt 81A is inserted into the insertion hole 45B of the stigma joining member 45 of the first-floor building unit 20B, the insertion hole 73B of the central connection portion 73, and the insertion hole 46B of the column base joining member 46 of the second-floor building unit 30B, and the nut 81B. It is tightened with.
[0033]
The unit connection part 742 of the end connection part 74 is coupled to the first floor building unit 20B and the second floor building unit 30B, similarly to the unit connection part 732 of the center connection part 73.
Specifically, the positioning pin 45A of the stigma joining member 45 of the first floor building unit 20B is inserted into the positioning hole 74A of the end connection part 74, and is fitted into the positioning hole of the pedestal joint member 46 of the second floor building unit 30B. Are combined. In addition, a bolt 81A is inserted into the insertion hole 45B of the stigma joining member 45 of the first-floor building unit 20B, the insertion hole 74B of the end connection portion 74, and the insertion hole 46B of the column base joining member 46 of the second-floor building unit 30B. It is tightened with 81B.
[0034]
Next, a procedure for assembling a large space where there are no protrusions such as the pillars 41 will be described.
First, the large space building unit 20B is manufactured at the factory in the same manner as the building units 20A and 30A and the reinforcing beams 70, and then transported to the building site. In order to prevent deformation of the large space frame 50 of the building unit 20B during transportation, temporary columns (not shown) are provided at the corner corners 20D. The temporary columns are composed of the column base joint member 46 and the column head joint member 45. Are detachably connected to each other. Then, as shown in FIG. 9, the corner portions 20D of the four large space building units 20B are brought together and arranged adjacent to each other.
[0035]
After that, the reinforcing beam 70 is bridged between the pillars 41 arranged at the corners 20C, and the positioning pins 45A of the stigma joining member 45 of the large space building unit 20B are inserted into the positioning holes 74a of the end connection part 74. The position of the reinforcing beam 70 is determined. At this time, the unit connection portion 732 of the central connection portion 73 is located at a position higher by YX than the unit connection portion 742 of the end connection portion 74 with respect to the beam main body 71. Located slightly above 45.
[0036]
Then, the second floor building unit 30B is stacked on the large space building unit 20B. Then, the central connection portion 73 is pushed downward by the weight of the second floor building unit 30B, that is, the central portion of the reinforcing beam 70 is bent, and the height of each unit connection portion 732, 742 relative to the second floor building unit 30B is constant. become. Then, the load of the large space building unit 20B and the internal stress generated in the reinforcing beam 70 are substantially balanced at a position where the center connecting portion 73 is pushed down to a position where it substantially contacts the stigma joining member 45 of the corner portion 20D. In this state, the second floor building unit 30 B, the large space building unit 20 B, and the reinforcing beam 70 are connected and integrated by the fasteners 81. Thereafter, when the temporary pillar is removed, a large space is formed in which no protrusions such as the pillar 41 exist between the ceiling and the floor.
[0037]
Next, the second floor part of the building will be described. In addition, since the 2nd floor part is the structure similar to the 1st floor part, the structure and construction procedure of the connection part refer to above-mentioned description. Therefore, in the following description, the structure of the roof provided on the second-floor building units 30A and 30B will be described in detail, and the connecting portion between the large space building units 30B will be described in a simplified manner. Moreover, the same code | symbol is attached | subjected and demonstrated to the location which becomes the same structure as the 1st floor part.
[0038]
The second floor portion of the building is composed of two normal building units 30A arranged adjacent to the back of the building as described above, and four large space building units 30B arranged on the front side of the building.
[0039]
In addition, reinforcing beams 70 are bridged over the ceiling portion of the indoor space formed by the four large space building units 30B in the same manner as the large space building unit 20B on the first floor. Moreover, since the roof 13 is provided above the building unit 30B, the reinforcing beam 70 connects the adjacent building units 30B and 30B in a state of protruding from the upper end surface of the building unit 30B. In addition, FIG. 10 is a figure which shows the connection part of the building unit 30B for large spaces of the 2nd floor.
[0040]
In the roof structure of the unit house shown in the present embodiment, the shed panel to be placed on the second-floor building units 30A and 30B is omitted, and the hut assembly using the bundle 50 or the like is performed. That is, as shown in FIG. 11, the bundle 50 is installed using the connection portions 72 such as the central connection portion 73 and the end connection portion 74 of the reinforcing beam 70, and a roof panel (not shown) is connected via the bundle 50. It is arranged so as to be inclined.
[0041]
As shown in FIGS. 10 and 11, the bundle 50 includes a bundle main body 51 extending above the building, and a bracket 52 projecting from the upper end of the bundle main body to one side of the bundle main body. The bracket 52 is formed with an inclined surface 52a corresponding to the inclination of the roof, and the roof panel is fixed on the inclined surface 52a with bolts and nuts.
[0042]
Further, a notch 53 is formed at the lower end of the bundle main body 51 so as to avoid interference with the reinforcing beam 70 protruding from the upper end surface of the building unit 30B. The width of the notch 53 is equal to the beam width W, and the notch amount (notch amount) is substantially equal to the height from the surface of the shear plate 60 provided at the central connection portion 73 to the upper end of the reinforcing beam 70. The same amount.
[0043]
Further, at the lowermost end of the bundle 50, a substrate portion 54 extending along the surface of the shear plate 60 provided at the connection portion 72 is provided, and the substrate portion 54 and the shear plate 60 are located on both sides of the reinforcing beam 70. For example, the bundle 50 and the shear plate 60 are fixed by being fastened by the bolt 55 and the nut 56. Note that the substrate portion 54 and the shear plate 60 may be fixed by welding or the like.
[0044]
Further, the bundle 50 provided on the end connection portion 74 side is formed shorter than the bundle 50 provided on the center connection portion 73 side, and the eaves side of a roof panel (not shown) is placed on the end connection portion 74. It is supported by the bundle 50 provided, and the ridge side of the roof panel is supported by the bundle 50 provided on the central connection portion 73.
[0045]
Thus, according to the roof structure shown in the present embodiment, interference with the reinforcing beam 70 is avoided by the notch 53 provided at the lower end of the bundle 50, and thus the bundle 50 is placed on the reinforcing beam 70 and the building unit 30B. Can be installed stably. Further, the width of the notch 54 is equal to the beam width W of the reinforcing beam 70, and the notch amount is set to be equal to the protruding amount of the reinforcing beam 70, so that the bundle 50 and the reinforcing beam 70 are in a substantially engaged state. It becomes. Therefore, positioning of the bundle 50 is facilitated, and the bundle 50 can be stably installed on the reinforcing beam 70. Furthermore, since the bundle 50 is in contact with both the upper end surface of the reinforcing beam 70 and the surface of the shear plate 60, a stable fixed state can be obtained also in this respect. Further, if the bundle 50 is fixed on the surface of the shear plate 60 in advance, the work at the construction site can be further simplified.
[0046]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, in the roof structure of a unit type house provided with reinforcing beams, it is possible to provide a roof structure of a unit type house that facilitates the arrangement of the bundle and can stably install the bundle.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall perspective view showing a unit type house according to the present embodiment.
FIG. 2 is a schematic plan view of the first floor of a united house according to the present embodiment.
FIG. 3 is a perspective view showing a frame of a normal building unit according to the present embodiment.
FIG. 4 is an exploded perspective view showing a connecting portion of a normal building unit according to the present embodiment.
FIG. 5 is an exploded perspective view showing a large space building unit according to the present embodiment.
FIG. 6 is an overall perspective view showing a reinforcing beam according to the present embodiment.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a connecting portion between a reinforcing beam and a large space building unit in the first floor portion of the unit house according to the present embodiment.
FIG. 8 is an exploded perspective view showing a connecting portion between a reinforcing beam and a large space building unit according to the present embodiment.
FIG. 9 is a diagram for explaining a method of connecting large space building units according to the present embodiment.
FIG. 10 is a cross-sectional view showing a connecting portion between a reinforcing beam and a large space building unit in the second floor portion of the unit house according to the present embodiment.
FIG. 11 is an overall perspective view showing a connection state between a reinforcing beam and a bundle according to the present embodiment.
[Explanation of symbols]
10 Unit type house 20 1st floor building unit 20A, 30A as lower building unit Normal building unit 20B, 30B Large space building unit (building unit)
20D Corner section 30 in which pillar is omitted Second-floor building unit 41 as upper building unit Column 42 Ceiling beam 42C Ceiling beam 43 Floor beam 43C joist 50 Bundle 51 Bundle body 52 Bracket 52a Inclined surface 53 Notch 54 Substrate portion 55 Bolt 56 Nut 70 Reinforcement beam 71 Beam body 72 Connection portion 73 Center connection portion 74 End connection portion 81A Bolt 81B Nut W Beam width

Claims

A plurality of box-shaped building units are combined to form an indoor space of the building, and a reinforcing beam is bridged over the ceiling portion of the indoor space so as to protrude from the upper end surface of the building unit. It is a roof structure of a unit type house constructed by removing the temporary pillars in the space,
A bundle for supporting the roof of the building is provided on the reinforcing beam, and a notch is provided at the lower end of the bundle to avoid interference with the reinforcing beam protruding from the upper end surface of the building unit. The roof structure of the unit type house characterized by this.

The width of the notch is equal to the beam width of the reinforcing beam, and the amount of the notch is equal to the protruding amount of the reinforcing beam protruding from the upper end surface of the building unit. The roof structure of the unit type house of Claim 1.

Connection parts connected to the building unit are provided on both sides of the reinforcing beam,
3. The roof structure of a unit type house according to claim 1, wherein a lower end of the bundle is connected to the connection portion while avoiding interference with the reinforcing beam.

The connecting portion is a plate-like member extending along the upper end surface of the building unit,
The roof structure of a unit-type house according to claim 3, wherein a substrate portion that is in contact with a face plate portion of the plate-like member is provided at a lower end of the bundle.