JP4393602B2

JP4393602B2 - Parking brake safety device

Info

Publication number: JP4393602B2
Application number: JP20057798A
Authority: JP
Inventors: 英紀柿崎; 秀幸瀬崎
Original assignee: Akebono Brake Industry Co Ltd
Current assignee: Akebono Brake Industry Co Ltd
Priority date: 1998-07-15
Filing date: 1998-07-15
Publication date: 2010-01-06
Anticipated expiration: 2018-07-15
Also published as: JP2000025589A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駐車時で車両が動き出した時に、車両を停止させるべく、車輪に装備されたブレーキユニットの発生する制動力を自動的に増大させる駐車ブレーキ安全装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、自動車等の車両において、ドライバのブレーキ操作の煩わしさを低減できるようにしたブレーキ補助装置が開発されている。このような従来のブレーキ補助装置は、ブレーキ操作により車両が停止するとコンピュータがこれを検出して、ドライバがブレーキペダルから足を離してもブレーキペダルの踏み込み時のブレーキ液圧を保持するような装置であり、これによりドライバはブレーキペダルを踏み続けることなく車両の停止状態を保つことができるようなものである。
【０００３】
このような装置について具体的に説明すると、例えば、車両のブレーキの作動油供給系路上にブレーキ液圧を保つようなアクチュエータが設けられており、ブレーキペダルを踏んだままで車両停止状態が所定時間継続し、その後ブレーキペダルから足を離すと、コンピュータがこれを検出して上記のアクチュエータにエア圧等を供給してブレーキ力を保持するのである。
【０００４】
これにより、渋滞や信号待ちでブレーキペダルを踏み続ける必要がなくなり、肉体的、精神的な疲労を低減することができるようになる。
しかしながら、このような従来のブレーキ補助装置では、作動時にブレーキ液圧を一定に保つものであり、例えば、坂道等で駐車中に駐車ブレーキを弱く掛けてしまった時に車両が動き出した場合などには、車両の停止による安全確保ができない。
【０００５】
そこで、最近では、駐車時に坂道などで自重により車両が動き出した時に、車両を停止させるべく、車輪に装備されたブレーキユニットの発生する制動力を自動的に増大させる駐車ブレーキ安全装置が開発されている。
この駐車ブレーキ安全装置として、具体的には、車両が駐車状態か否かを判定する駐車状態判定手段と、車輪の回転速度に応じたパルス信号を出力する車輪速度センサと、車輪に装備されたブレーキユニットの発生する制動力を増大させる駐車補助制動手段とを備えた構成で、図５に示す手順で、駐車補助制動手段を作動させるものが提案されている。
【０００６】
即ち、先ず、駐車状態判定手段によって駐車中で有るか否かを判定し（ステップ１０１）、駐車中と判定された時には、車輪速度センサの出力を監視し、車輪速度センサからパルス信号が出力されたら（ステップ１０２）、駐車中に車両が動き出したと判断して、直ちに駐車補助制動手段を作動させる（ステップ１０３）。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、車両が動き出していない場合でも、図５に示すように、駐車車両の周囲の電波障害や振動等の外乱ノイズ１０４の影響で、車輪速度センサがパルス信号を出力する場合がある。
このような場合でも、従来方式では、車輪速度センサがパルス信号を出力しただけで、直ちに、駐車補助制動手段を作動させていた。つまり、車両停止状態が維持されているにも拘わらず、外乱ノイズの作用で駐車補助制動手段が作動させられることとなり、その結果、ブレーキユニットやブレーキユニットへブレーキ液圧を供給する各種部材に過度の負担がかかり、無用のエネルギー消費と共に、ブレーキユニットやブレーキユニットへブレーキ液圧を供給する各種部材の寿命低下を招く虞があった。
【０００８】
そこで、本発明の目的は上記課題を解消することにあり、外乱ノイズの影響で車輪速度センサが出力するパルス信号によって駐車補助制動手段が誤作動させられることを防止でき、動作信頼性の高い駐車ブレーキ安全装置を提供することである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、駐車時に車両が動き出した時に、車両を停止させるべく、車輪に装備されたブレーキユニットの発生する制動力を自動的に増大させる駐車ブレーキ安全装置であって、車両が駐車状態か否かを判定する駐車状態判定手段と、車輪の回転速度に応じたパルス信号を出力する車輪速度センサと、車輪速度センサの出力する各パルス信号に基づいて算出される車両移動速度が規定速度以下を示すか否かを判定する速度判定手段と、車輪速度センサの出力するパルス信号が規定のパルス数に達したか否かを判定するパルス信号判定手段と、ブレーキユニットの発生する制動力を増大させる駐車補助制動手段とを備え、駐車状態判定手段の判定結果と車輪速度センサの出力とに基づいて、車両が駐車状態で、車輪速度センサからパルス信号が出力された場合に、速度判定手段によって規定速度以下を示すと判定されるパルス信号のみをパルス信号判定手段へ出力し、パルス信号判定手段によって規定パルス数に達し、車両の移動距離が規定量に達したと判定されると、駐車補助制動手段を作動させることを特徴とする駐車ブレーキ安全装置により達成される。
【００１２】
すなわち、車輪速度センサが正規の状態で検出して出力するパルス信号は、積算計数すること（パルス数を計数すること）で車両の移動距離を算出することができる。従って、パルス信号が規定パルス数に達したか否かの判定は、車両の移動距離が規定量に達したか否かを判定することを意味し、車両停止状態の判定の許容範囲としてこの規定量を利用している。本発明では、この判定を駐車補助制動手段の作動条件としたことで、外乱ノイズの影響で車輪速度センサがパルス信号を出力しても、パルス数が規定数に達しない場合には、停車中と見なせる範囲内であると判定し、駐車補助制動手段が誤って作動させられることを防止することができ、駐車ブレーキ安全装置の動作信頼性を高めることができる。
また、各パルス信号からはパルス間の間隔や１パルスの時間を基に各パルス信号毎に車両の移動速度を算出することができる。従って、各パルス信号毎に対応する車両の移動速度が規定速度以下か否かの判定は、各パルスが示す移動速度がその前の車両状態に関して不当に大きくないか否かを判定することに利用される。つまり、規定速度以下を示すと判定されるパルス信号のみをパルス信号判定手段へ出力するということは、規定速度以上を示すパルス信号をパルス信号判定手段へ入力させないということであり、問題のあるパルス信号を除外して、前述のパルス数による判定を実行するものである。よって、外乱ノイズの影響で車輪速度センサがパルス信号を出力しても、特に、外乱ノイズが高周波成分を有し、車両の動き始めとしては不相応な高速移動速度算出値となるような場合に対応し、駐車補助制動手段が誤って作動させられることを防止することができ、更に、駐車ブレーキ安全装置の動作信頼性を高めることができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態に係る駐車ブレーキ安全装置を詳細に説明する。
図１及び図２は本発明に係る駐車ブレーキ安全装置の第１実施形態を示したもので、図１は本発明の第１実施形態の駐車ブレーキ安全装置の構成を示すブロック図、図２は図１に示した第１実施形態の駐車ブレーキ安全装置の作動手順を示すフローチャートである。
【００１４】
この第１実施形態の駐車ブレーキ安全装置１は、図１に示すように、ブレーキペダル２の踏下を検出して踏下力に応じたブレーキ液圧を供給するマスタシリンダ３と、車両の車輪に装備されてマスタシリンダ３から供給される液圧で作動するブレーキユニット５と、マスタシリンダ３からブレーキユニット５への液圧供給路６に装備されてブレーキユニット５への供給液圧を内蔵しているピストンの進退動作により増減させてブレーキユニット５の発生する制動力を増減可能なアクチュエータ８と、アクチュエータ８のピストンを進退駆動するモータ９と、車輪の回転速度に応じたパルス信号を出力する車輪速度センサ１１と、運転者によるブレーキ操作や車輪速度センサ１１の出力を監視して車両の状況に応じてモータ９の動作を制御してブレーキユニット５を自動的に制動状態又は非制動状態に切り換えたり、ブレーキユニット５の発生する制動力を増減させる制御装置１３とを備えた構成である。
【００１５】
制御装置１３は、車両が駐車状態か否かを判定する駐車状態判定手段２１と、車輪速度センサ１１の出力するパルス信号が規定のパルス数に達したか否かを判定するパルス信号判定手段２２と、ブレーキユニット５の発生する制動力が増大するようにアクチュエータ８のモータ９を制御する駐車補助制動手段２３とを備えた構成である。
【００１６】
駐車状態判定手段２１は、具体的には、キースイッチ１４の設定やクラッチペダル１５の操作状況や変速機１６の作動状態やパーキングブレーキレバー１７の作動状態などの諸情報を監視していて、例えば、クラッチペダル１５が非動作中で、変速機１６がパーキング位置又はアイドリング位置にあり、パーキングブレーキレバー１７が作動中であれば、車両が駐車中であると判定する。
【００１７】
以上の制御装置１３は、駐車時に車両が動き出した時に車両を停止させるべく、図２に示す手順で、駐車補助制動手段２３を作動させる。
まず、駐車状態判定手段２１によって車両が駐車状態であると判定されると（ステップ２０１）、車輪速度センサ１１の出力の監視を開始し（ステップ２０２）、車輪速度センサ１１からパルス信号が出力された場合には、更に、パルス信号判定手段２２によって規定パルス数に達しているか否かを判定し、車両停止状態の判定の許容範囲にあるかどうかを見る（ステップ２０３）。パルス信号判定手段２２によって規定パルス数に達していると判定された場合に限って、実際に車両が動き出したと判断し、駐車補助制動手段２３を作動させる（ステップ２０４）。
【００１８】
よって、外乱ノイズ２１０の影響で車輪速度センサ１１がパルス信号を出力しても、パルス数が規定数に達しない（車両停止状態の判定の許容範囲内である）場合には、停車中であると判定し、駐車補助制動手段２３が誤って作動させられることを防止することができ、駐車ブレーキ安全装置１の動作信頼性を高めることができる。
【００１９】
なお、制御装置１３は、駐車状態から、新たに、クラッチペダル１５や変速機１６が操作され、また、パーキングブレーキレバー１７の非作動状態に切り換え操作されると、駐車状態が解除されたと判断して、駐車補助制動手段２３を介してアクチュエータ８に減圧動作をさせる。
【００２０】
図３及び図４は本発明に係る駐車ブレーキ安全装置の第２実施形態を示したもので、図３は本発明の第２実施形態の駐車ブレーキ安全装置の構成を示すブロック図、図４は図３に示した第２実施形態の駐車ブレーキ安全装置の作動手順を示すフローチャートである。
【００２１】
この第２実施形態の駐車ブレーキ安全装置３０は、図１に示した駐車ブレーキ安全装置１における制御装置１３の代わりに、制御装置３１を装備したものである。また、図１に示した駐車ブレーキ安全装置１に備わる同様の機能を有する要素には同じ符号を用いている。
この制御装置３１は、車両が駐車状態か否かを判定する駐車状態判定手段２１と、車輪速度センサ１１の出力するパルス信号が規定のパルス数に達したか否かを判定するパルス信号判定手段２２と、ブレーキユニット５の発生する制動力が増大するようにアクチュエータ８を作動させる駐車補助制動手段２３とを備える点では、制御装置１３と同様である。そして、この制御装置３１には、更に、車輪速度センサ１１から出力される各パルス信号に基づいて算出される車両の移動速度が規定速度以下か否かを判定する速度判定手段２５が追加装備されていて、図４に示す手順で、駐車補助制動手段２３を作動させる。
【００２２】
まず、駐車状態判定手段２１によって車両が駐車状態であると判定されると（ステップ３０１）、車輪速度センサ１１の出力の監視を開始する（ステップ３０２）。ここで、車輪速度センサ１１から出力される各パルス信号からはパルス間の間隔や１パルスの時間を基に各パルス信号毎に車両の移動速度を算出することができる。そこで、車輪速度センサ１１からパルス信号が出力された場合に、速度判定手段２５によって各パルス信号毎に車両の移動速度を算出し、この算出値が規定速度以下を示すと判定されるパルス信号のみをパルス信号判定手段２２へ伝達する（ステップ３０３）。更に、パルス信号判定手段２２によって伝達されたパルス信号を積算し、規定パルス数に達しているか否かを判定し、車両停止状態の判定の許容範囲にあるかどうかを見る（ステップ３０４）。パルス信号判定手段２２によって規定パルス数に達していると判定された場合に限って、実際に車両が動き出したと判断し、駐車補助制動手段２３を作動させる（ステップ３０５）。
【００２３】
すなわち、規定速度以下を示すと判定されるパルス信号のみをパルス信号判定手段２２へ出力するということは、規定速度以上を示すパルス信号をパルス信号判定手段２２へ入力させないということであり、問題のあるパルス信号を除外して、車両停止状態の判定許容範囲にあるかどうかの判定を実行するものである。よって、外乱ノイズの影響で車輪速度センサがパルス信号を出力しても、特に、外乱ノイズが高周波成分を有し、車両の動き始めとしては不相応な高速移動速度算出値となるような場合に対応し、駐車補助制動手段が誤って作動させられることを防止することができ、更に、駐車ブレーキ安全装置の動作信頼性を高めることができる。
【００２４】
なお、以上の実施形態では、制御装置１３，３１は、駐車時の車両の移動を防止するべく、ブレーキユニット５の制動力を制御するものであったが、これらの制御装置１３，３１に、アンチロックブレーキシステムやトラクションコントロールシステムなどとしてブレーキユニット５の動作を制御する機能を装備するようにしてもよい。
【００２５】
【発明の効果】
本発明の駐車ブレーキ安全装置では、パルス信号が規定パルス数に達したか否かの判定により、車両の移動距離が規定量に達したか否かを判定し、車両停止状態の判定の許容範囲を設定している。これにより、外乱ノイズの影響で車輪速度センサがパルス信号を出力しても、パルス数が規定数に達しない場合には、停車中であると判定し、駐車補助制動手段が誤って作動させられることを防止することができ、駐車ブレーキ安全装置の動作信頼性を高めることができる。
また、更に、精度を高めるため、各パルス信号毎に対応する車両の移動速度が規定速度以下か否かの判定により、各パルスが示す移動速度がその前の車両状態に関して不当に大きくないか否かを判定し、規定速度以上を示すパルス信号をパルス信号判定手段２２へ入力させないようにし、問題のあるパルス信号を除外して、前述のパルス数による判定を実行する。よって、外乱ノイズの影響で車輪速度センサがパルス信号を出力しても、特に、外乱ノイズが高周波成分を有し、車両の動き始めとしては不相応な高速移動速度算出値となるような場合に対応し、駐車補助制動手段が誤って作動させられることを防止することができ、更に、駐車ブレーキ安全装置の動作信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る駐車ブレーキ安全装置の第１実施形態の構成を示すブロック図である。
【図２】図１に示した第１実施形態の駐車ブレーキ安全装置の作動手順を示すフローチャートである。
【図３】本発明に係る駐車ブレーキ安全装置の第２実施形態の構成を示すブロック図である。
【図４】図３に示した第２実施形態の駐車ブレーキ安全装置の作動手順を示すフローチャートである。
【図５】従来の駐車ブレーキ安全装置の作動手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
１駐車ブレーキ安全装置
３マスタシリンダ
５ブレーキユニット
１１車輪速度センサ
１３制御装置
２１駐車状態判定手段
２２パルス信号判定手段
２３駐車補助制動手段
２５速度判定手段
３０駐車ブレーキ安全装置
３１制御装置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a parking brake safety device that automatically increases a braking force generated by a brake unit mounted on a wheel to stop the vehicle when the vehicle starts to move during parking.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a vehicle such as an automobile, a brake assist device has been developed that can reduce the troublesomeness of a driver's brake operation. Such a conventional brake auxiliary device is a device in which the computer detects when the vehicle stops due to a brake operation and maintains the brake fluid pressure when the brake pedal is depressed even if the driver removes his foot from the brake pedal. As a result, the driver can keep the vehicle stopped without stepping on the brake pedal.
[0003]
Specifically, for example, an actuator that maintains the brake fluid pressure is provided on the hydraulic oil supply system of the vehicle brake, and the vehicle stop state continues for a predetermined time while the brake pedal is depressed. After that, when the foot is released from the brake pedal, the computer detects this and supplies air pressure or the like to the actuator to maintain the braking force.
[0004]
This eliminates the need to keep stepping on the brake pedal in traffic jams or waiting for traffic lights, and reduces physical and mental fatigue.
However, in such a conventional brake auxiliary device, the brake fluid pressure is kept constant during operation, for example, when the vehicle starts to move when the parking brake is applied weakly while parking on a slope. Safety cannot be ensured by stopping the vehicle.
[0005]
Therefore, recently, a parking brake safety device has been developed that automatically increases the braking force generated by the brake unit mounted on the wheel when the vehicle starts to move due to its own weight on a slope when parking. Yes.
Specifically, the parking brake safety device is equipped with a parking state determining means for determining whether or not the vehicle is in a parked state, a wheel speed sensor for outputting a pulse signal corresponding to the rotational speed of the wheel, and the wheel. There has been proposed a configuration including parking assist braking means for increasing the braking force generated by the brake unit and operating the parking assist braking means in the procedure shown in FIG.
[0006]
That is, first, it is determined whether or not the vehicle is parked by the parking state determination means (step 101). When it is determined that the vehicle is parked, the output of the wheel speed sensor is monitored, and a pulse signal is output from the wheel speed sensor. Then (step 102), it is determined that the vehicle has started to move during parking, and the parking assist braking means is immediately activated (step 103).
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, even when the vehicle is not moving, the wheel speed sensor may output a pulse signal due to the influence of disturbance noise 104 such as radio interference or vibration around the parked vehicle, as shown in FIG.
Even in such a case, according to the conventional method, the parking assist braking means is immediately activated only by outputting the pulse signal from the wheel speed sensor. In other words, although the vehicle is stopped, the parking assist braking means is activated by the action of disturbance noise. As a result, the brake unit and various members that supply the brake fluid pressure to the brake unit are excessively operated. In addition to unnecessary energy consumption, the life of the brake unit and various members that supply brake fluid pressure to the brake unit may be reduced.
[0008]
Therefore, an object of the present invention is to eliminate the above-mentioned problem, and it is possible to prevent the parking assist braking means from being erroneously operated by a pulse signal output from the wheel speed sensor due to the influence of disturbance noise, and parking with high operation reliability. It is to provide a brake safety device.
[0011]
[ Means for Solving the Problems ]
The object of the present invention is a parking brake safety device that automatically increases a braking force generated by a brake unit mounted on a wheel to stop a vehicle when the vehicle starts to move during parking. A parking state determination means for determining whether the vehicle is in a state, a wheel speed sensor that outputs a pulse signal corresponding to the rotational speed of the wheel, and a vehicle moving speed that is calculated based on each pulse signal output by the wheel speed sensor Speed determining means for determining whether or not the speed is below, pulse signal determining means for determining whether or not the pulse signal output from the wheel speed sensor has reached a prescribed number of pulses, and braking force generated by the brake unit Parking assist braking means for increasing the vehicle speed, and based on the determination result of the parking state determination means and the output of the wheel speed sensor, the vehicle is parked and When the sensor signal is output, only the pulse signal determined to be below the specified speed by the speed determining means is output to the pulse signal determining means, the specified number of pulses is reached by the pulse signal determining means, and the moving distance of the vehicle is When it is determined that the specified amount has been reached, the parking brake safety device is characterized in that the parking assist braking means is activated.
[0012]
That is, the pulse distance that is detected and output by the wheel speed sensor in a normal state can be calculated by integrating and counting (counting the number of pulses). Therefore, the determination of whether or not the pulse signal has reached the specified number of pulses means determining whether or not the moving distance of the vehicle has reached a specified amount. Use quantity. In the present invention, since this determination is set as the operation condition of the parking assist braking means, even when the wheel speed sensor outputs a pulse signal due to the influence of disturbance noise, if the number of pulses does not reach the specified number, the vehicle is stopped. Therefore, it is possible to prevent the parking assist braking means from being operated by mistake, and to improve the operation reliability of the parking brake safety device.
Further, from each pulse signal, the moving speed of the vehicle can be calculated for each pulse signal based on the interval between pulses and the time of one pulse. Therefore, the determination as to whether the moving speed of the vehicle corresponding to each pulse signal is equal to or less than the specified speed is used to determine whether the moving speed indicated by each pulse is not unduly large with respect to the previous vehicle state. Is done. In other words, outputting only the pulse signal determined to indicate the specified speed or less to the pulse signal determining means means that the pulse signal indicating the specified speed or more is not input to the pulse signal determining means, and the problematic pulse The determination based on the number of pulses described above is executed by excluding signals. Therefore, even if the wheel speed sensor outputs a pulse signal due to the influence of disturbance noise, it is especially suitable for cases where the disturbance noise has a high-frequency component and the high-speed moving speed calculation value is inappropriate for the beginning of vehicle movement. In addition, it is possible to prevent the parking assist braking means from being operated accidentally, and to further improve the operation reliability of the parking brake safety device.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a parking brake safety device according to an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
1 and 2 show a first embodiment of the parking brake safety device according to the present invention. FIG. 1 is a block diagram showing the configuration of the parking brake safety device according to the first embodiment of the present invention. FIG. It is a flowchart which shows the operation | movement procedure of the parking brake safety device of 1st Embodiment shown in FIG.
[0014]
As shown in FIG. 1, the parking brake safety device 1 according to the first embodiment includes a master cylinder 3 that detects the depression of the brake pedal 2 and supplies a brake fluid pressure corresponding to the depression force, and a vehicle wheel. The brake unit 5 that operates with the hydraulic pressure supplied from the master cylinder 3 and the hydraulic pressure supply path 6 from the master cylinder 3 to the brake unit 5 is equipped with the supply hydraulic pressure to the brake unit 5. The actuator 8 that can increase or decrease the braking force generated by the brake unit 5 by increasing or decreasing the movement of the moving piston, the motor 9 that drives the piston of the actuator 8 to move forward and backward, and a pulse signal corresponding to the rotational speed of the wheel is output. The wheel speed sensor 11 and the brake operation by the driver and the output of the wheel speed sensor 11 are monitored to control the operation of the motor 9 according to the situation of the vehicle. Or switched automatically braking or non-braking state rake unit 5, a configuration in which a control unit 13 to increase or decrease the braking force generated by the brake unit 5.
[0015]
The control device 13 includes a parking state determination unit 21 that determines whether or not the vehicle is parked, and a pulse signal determination unit 22 that determines whether or not the pulse signal output from the wheel speed sensor 11 has reached a prescribed number of pulses. And a parking assist braking means 23 for controlling the motor 9 of the actuator 8 so that the braking force generated by the brake unit 5 is increased.
[0016]
Specifically, the parking state determination means 21 monitors various information such as the setting of the key switch 14, the operating state of the clutch pedal 15, the operating state of the transmission 16, the operating state of the parking brake lever 17, and the like. If the clutch pedal 15 is not operating, the transmission 16 is in the parking position or idling position, and the parking brake lever 17 is operating, it is determined that the vehicle is parked.
[0017]
The above control device 13 operates the parking assist braking means 23 according to the procedure shown in FIG. 2 in order to stop the vehicle when the vehicle starts to move during parking.
First, when the parking state determination means 21 determines that the vehicle is in a parking state (step 201), monitoring of the output of the wheel speed sensor 11 is started (step 202), and a pulse signal is output from the wheel speed sensor 11. If it is, the pulse signal determination means 22 determines whether or not the prescribed number of pulses has been reached, and sees whether the vehicle stop state is within the allowable range (step 203). Only when it is determined by the pulse signal determination means 22 that the specified number of pulses has been reached, it is determined that the vehicle has actually started moving, and the parking assist braking means 23 is activated (step 204).
[0018]
Therefore, even if the wheel speed sensor 11 outputs a pulse signal due to the influence of the disturbance noise 210, the vehicle is stopped when the number of pulses does not reach the specified number (within the allowable range of determination of the vehicle stop state). Therefore, it is possible to prevent the parking assist braking means 23 from being erroneously operated, and the operation reliability of the parking brake safety device 1 can be improved.
[0019]
The control device 13 determines that the parking state is released when the clutch pedal 15 and the transmission 16 are newly operated from the parking state and when the parking brake lever 17 is switched to the non-operating state. Thus, the actuator 8 is depressurized via the parking assist braking means 23.
[0020]
3 and 4 show a second embodiment of the parking brake safety device according to the present invention. FIG. 3 is a block diagram showing the configuration of the parking brake safety device according to the second embodiment of the present invention. It is a flowchart which shows the operation | movement procedure of the parking brake safety device of 2nd Embodiment shown in FIG.
[0021]
The parking brake safety device 30 of the second embodiment is equipped with a control device 31 instead of the control device 13 in the parking brake safety device 1 shown in FIG. Moreover, the same code | symbol is used for the element which has the same function with which the parking brake safety device 1 shown in FIG. 1 is equipped.
The control device 31 includes a parking state determination unit 21 that determines whether or not the vehicle is parked, and a pulse signal determination unit that determines whether or not the pulse signal output from the wheel speed sensor 11 has reached a predetermined number of pulses. 22 and the parking assist braking means 23 that actuates the actuator 8 so that the braking force generated by the brake unit 5 is increased. The control device 31 is further equipped with speed determining means 25 for determining whether or not the moving speed of the vehicle calculated based on each pulse signal output from the wheel speed sensor 11 is equal to or lower than a specified speed. The parking assist braking means 23 is operated according to the procedure shown in FIG.
[0022]
First, when the parking state determination means 21 determines that the vehicle is in a parking state (step 301), monitoring of the output of the wheel speed sensor 11 is started (step 302). Here, from each pulse signal output from the wheel speed sensor 11, the moving speed of the vehicle can be calculated for each pulse signal based on the interval between pulses and the time of one pulse. Therefore, when a pulse signal is output from the wheel speed sensor 11, the moving speed of the vehicle is calculated for each pulse signal by the speed determining means 25, and only the pulse signal that is determined that the calculated value indicates a specified speed or less. Is transmitted to the pulse signal determination means 22 (step 303). Further, the pulse signals transmitted by the pulse signal determination means 22 are integrated to determine whether or not the prescribed number of pulses has been reached, and whether or not the vehicle stop state is within an allowable range (step 304). Only when it is determined by the pulse signal determination means 22 that the specified number of pulses has been reached, it is determined that the vehicle has actually started moving, and the parking assist braking means 23 is activated (step 305).
[0023]
In other words, outputting only the pulse signal determined to indicate the specified speed or less to the pulse signal determining means 22 means that the pulse signal indicating the specified speed or more is not input to the pulse signal determining means 22. Excluding a certain pulse signal, it is determined whether or not the vehicle stop state is within the allowable determination range. Therefore, even if the wheel speed sensor outputs a pulse signal due to the influence of disturbance noise, it is especially suitable for cases where the disturbance noise has a high-frequency component and the high-speed moving speed calculation value is inappropriate for the beginning of vehicle movement. In addition, it is possible to prevent the parking assist braking means from being operated accidentally, and to further improve the operation reliability of the parking brake safety device.
[0024]
In the above embodiment, the control devices 13 and 31 control the braking force of the brake unit 5 in order to prevent the vehicle from moving at the time of parking. You may make it equip the function which controls operation | movement of the brake unit 5 as an anti-lock brake system or a traction control system.
[0025]
【The invention's effect】
In the parking brake safety device of the present invention, it is determined whether or not the moving distance of the vehicle has reached a specified amount by determining whether or not the pulse signal has reached the specified number of pulses, and the allowable range for determining the vehicle stop state Is set. As a result, even if the wheel speed sensor outputs a pulse signal due to the influence of disturbance noise, if the number of pulses does not reach the specified number, it is determined that the vehicle is stopped and the parking assist braking means is erroneously operated. This can be prevented, and the operation reliability of the parking brake safety device can be enhanced.
Further, in order to further improve the accuracy, whether or not the moving speed indicated by each pulse is not unreasonably large with respect to the previous vehicle state by determining whether or not the moving speed of the corresponding vehicle for each pulse signal is equal to or less than the specified speed. The pulse signal indicating the specified speed or higher is not input to the pulse signal determination means 22, the problematic pulse signal is excluded, and the determination based on the number of pulses is executed. Therefore, even if the wheel speed sensor outputs a pulse signal due to the influence of disturbance noise, it is especially suitable for cases where the disturbance noise has a high-frequency component and the high-speed moving speed calculation value is inappropriate for the start of vehicle movement. In addition, it is possible to prevent the parking assist braking means from being operated accidentally, and to further improve the operation reliability of the parking brake safety device.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a first embodiment of a parking brake safety device according to the present invention.
FIG. 2 is a flowchart showing an operation procedure of the parking brake safety device of the first embodiment shown in FIG.
FIG. 3 is a block diagram showing a configuration of a second embodiment of a parking brake safety device according to the present invention.
FIG. 4 is a flowchart showing an operation procedure of the parking brake safety device of the second embodiment shown in FIG. 3;
FIG. 5 is a flowchart showing an operation procedure of a conventional parking brake safety device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Parking brake safety device 3 Master cylinder 5 Brake unit 11 Wheel speed sensor 13 Control device 21 Parking state determination means 22 Pulse signal determination means 23 Parking auxiliary braking means 25 Speed determination means 30 Parking brake safety device 31 Control device

Claims

A parking brake safety device that automatically increases a braking force generated by a brake unit ( 5 ) mounted on a wheel to stop the vehicle when the vehicle starts to move during parking,
Parking state determination means ( 21 ) for determining whether or not the vehicle is parked, a wheel speed sensor ( 11 ) for outputting a pulse signal corresponding to the rotational speed of the wheel, and each pulse output from the wheel speed sensor ( 11 ) Speed determining means (25) for determining whether or not the vehicle moving speed calculated based on the signal is equal to or less than a specified speed, and pulse signal determining means for determining whether or not the pulse signal has reached a specified number of pulses ( 22 ) and parking assist braking means ( 23 ) for increasing the braking force generated by the brake unit ( 5 ) ,
Based on the determination result of the parking state determination means ( 21 ) and the output of the wheel speed sensor ( 11 ) , when the vehicle is in a parking state and a pulse signal is output from the wheel speed sensor ( 11 ) , the speed determination means ( 25) Only the pulse signal determined to show the specified speed or less is output to the pulse signal determining means ( 22 ) , and the pulse signal determining means ( 22 ) reaches the specified number of pulses , and the moving distance of the vehicle reaches the specified amount. When it is determined that the parking brake is applied, the parking auxiliary braking means ( 23 ) is operated.