JP4392571B2 - High pressure energy storage facility in bedrock - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリートプラグの長さを制限し、コンクリートの鉄筋構造を排除した岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設に関する。
【0002】
【従来の技術】
我が国では、エネルギー貯蔵の必要性から高圧ガスや高圧液体を地上に建設した球形や円筒状の高圧タンクに貯蔵せずに地下の岩盤に貯蔵するためと、施設を設置する地域の減少や環境問題を解決するためにも、岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設が必要になっている。
【0003】
特に、夜間に於ける余剰電力を貯蔵することによって、昼間の電力供給に振り向ける施設の一環として、夜間電力によって、空気等の気体や液体を地下の岩盤内に構築した貯蔵タンクに高圧で貯蔵しておき、電力需要のピーク時等にこれらを払い出すことで、発電機を運転して電力を供給する方式が注目されている。
【0004】
高圧気体や液体のエネルギー貯蔵は、岩盤内に空洞を形成して空洞周辺の地下水圧によって高圧気体を貯蔵する方式も検討されたが、貯蔵する気体の内圧と地下水圧をバランスさせるためには1000m以上の深度に空洞を形成する必要があることと地下水の浸出対策等から、岩盤内に形成した空洞内に気密性を有する貯蔵タンクを構築して貯蔵する、気体や液体の内圧を周辺の岩盤で支持する方式の大規模な岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設によって行われている。
高圧の空気、ガス等を岩盤内に貯蔵する施設50は、図10に示すように岩盤内に高圧エネルギー貯蔵施設51を築造しており、貯槽を築造する際に構築した地上施設52から岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設51に連絡しているアクセストンネル53を、貯槽築造後に塞ぐためにコンクリート製のプラグ54を設置している。
【0005】
コンクリートプラグ54は、図11に示すように構成しており、貯蔵内圧55による滑動をコンクリートプラグ54と岩盤56のせん断抵抗57で受け持つために、中央部58を膨大させて長い傾斜面59を形成しており、中心部に受け払い用のマンホール60を内蔵した洋梨形状を採用していることで、次のような問題点を抱えている。
【0006】
▲1▼ 貯蔵内圧の大きさ、コンクリートプラグを設置する位置の岩盤状態にもよるが、コンクリートプラグは非常に長く、使用するコンクリート量も多大になる。
【0007】
▲2▼ コンクリートプラグに、岩盤のせん断抵抗によって発生する引張応力が作用するために、鉄筋コンクリート構造もコンクリートプラグの軸、半径及び円周の3方向に対しての鉄筋が必要になり複雑な配筋になる。
【0008】
▲3▼ コンクリートプラグにマンホールを設置する必要があるために、鉄筋組み立て、マンホールの設置、コンクリートの打設等の困難な施工が多くなり、工期の長期化が避けられない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上の問題点に鑑みてこれを解決するために考案されたものであり、コンクリートプラグの長さを短縮してコンクリート量を削減し、引張応力の作用を回避することで鉄筋の使用を排除して、コンクリートプラグの滑動に対して安全確実な構造から成る岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設を提供している。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明である岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設は、アクセストンネルを塞ぐために内部にマンホールを内蔵してアクセストンネルの貯蔵施設端に設置される岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設におけるコンクリートプラグにおいて、貯蔵内圧と相対する岩盤面に貯蔵内圧による滑動力を受け持たせて設置するコンクリートプラグと、コンクリートプラグの滑動方向と交角を持って配置されるアクセストンネルから構成され、前記コンクリートプラグが、周面を岩盤と縁切りして構成され、コンクリートプラグに作用する貯蔵内圧による滑動力を周辺岩盤のせん断抵抗で受けずに相対する岩盤面への圧縮力として対応することで、コンクリート構造を鉄筋のない簡潔なものにしている。
【0011】
また、コンクリートプラグからのせん断力が岩盤に殆ど伝達されないのでコンクリートプラグの躯体に引張応力の発生が無くなり、上記機能をさらに増進している。
【0012】
請求項2に記載の発明である岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設は、アクセストンネルを塞ぐために、内部にマンホールを内蔵してアクセストンネルの貯蔵施設端に設置される岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設におけるコンクリートプラグであって、貯蔵内圧と相対する岩盤面に貯蔵内圧による滑動力を受け持たせて設置するコンクリートプラグと、該コンクリートプラグの滑動方向と交角を持って配置されるアクセストンネルとから構成され、コンクリートプラグの周面に、縁切りされた金属板を配置して構成されることを特徴としており、貯蔵内圧の作用が3軸圧縮状態を形成することでコンクリートプラグの躯体に無筋コンクリートの採用を可能にして、上記機能をさらに増進している。
【0016】
請求項3に記載の発明である岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設は、アクセストンネルを塞ぐために、内部にマンホールを内蔵してアクセストンネルの貯蔵施設端に設置される岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設におけるコンクリートプラグであって、貯蔵内圧と相対する岩盤面に貯蔵内圧による滑動力を受け持たせて設置するコンクリートプラグと、該コンクリートプラグの滑動方向と90度の交角を持って配置されるアクセストンネルとから構成されており、貯槽本体施工時における施工機械、器材の搬入等の条件を最小限に満たしながら、貯槽内圧に相対する岩盤面を構成する拡幅工事を容易にしている。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明による岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設は、基本的に、アクセストンネルを塞ぐために内部にマンホールを内蔵してアクセストンネルの貯蔵施設端に設置され、貯蔵内圧と相対する岩盤面に貯蔵内圧による滑動力を受け持たせて設置するコンクリートプラグと、コンクリートプラグの滑動方向と交角を持って配置されるアクセストンネルから構成されている。
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
図1〜4は、本発明による岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設の実施の形態を説明するための断面図と部分詳細図である。図1は、図2の(1)−(1)矢視による平断面図、図2は、図1の(2)−(2)矢視による縦断面図であり、図3は、図1の(3)−(3)矢視によるコンクリートプラグの断面図である。そして、図4は、図3a部の拡大詳細図である。
【0019】
各図面が示すように、岩盤1内に構築されている貯槽2の側面には、これに結合して地上施設からのアクセストンネル3が構築されている。本実施の形態では、アクセストンネル3は、貯槽2に結合する端部4において交角90度の曲線形状に形成されている。
【0020】
尚、貯槽2の形状については、本発明が目的にしているコンクリートプラグの構造に関係しないものであるから、本発明による岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設は、サイロ型、トンネル型等の各種貯槽に適用可能である。
【0021】
端部4の交角部分はアクセストンネル形成後に拡幅されており、貯槽2の壁面5と直交して形成される拡幅壁面6とアクセストンネル3の接線方向に拡幅されて貯槽2の壁面5と平行な拡幅壁面7とが形成されている。
【0022】
コンクリートプラグ10は、貯槽2の壁面5に開放して一端8を形成しており、拡幅して形成された拡幅壁面7に密に接合させて他端9を形成している。又、拡幅壁面6とアクセストンネル3の部分にはコンクリートプラグ10の周面11が形成されている。
【0023】
コンクリートプラグ10には、中央部分に受払用のマンホール12が配置されており、マンホール12の一端13は貯槽2に対して開口している。マンホール12の他端14は、アクセストンネル3に臨んで開口するものであるが、本実施の形態では、コンクリートプラグ10の長手方向でアクセストンネル3側に露出している周面11の適切な位置に形成されている開放穴15に開口することでアクセストンネル3に臨んでいる。
【0024】
貯槽2に高圧エネルギーが保管された場合には、貯槽2の壁面5に発生する貯蔵内圧16によって、コンクリートプラグ10にも同様の圧力が加えられる。この圧力に対して、従来のコンクリートプラグでは、コンクリートプラグの周面と岩盤とのせん断応力で対処していたが、本発明では上記の構成によって、この貯蔵内圧16をこれに相対している拡幅壁面7において受け持っている。
【0025】
このことから、コンクリートプラグ10の躯体に加えられる応力は、引張応力ではなく全て圧縮応力である。加えて、コンクリートプラグの躯体に加えられる圧縮力は、コンクリートプラグ10の3軸方向に全て圧縮力として伝達され、この押圧力は、全てにおいて周辺の岩盤によって受け持たれるものであるから、コンクリートプラグのコンクリート構造は、無筋コンクリートでも充分な強度を保持できることになる。
【0026】
図3、4は、以上の根拠から構築されたコンクリートプラグを断面図によって詳細に示している。
【0027】
即ち、本実施の形態では、コンクリートプラグ10を施工するに当たって、岩盤掘削面の強度と平滑性を確保するために、岩盤1の各壁面に吹付けコンクリート17を施工している。そして、吹付けコンクリート17の表面に縁切材18を貼着してからコンクリートプラグ10を施工することで、コンクリートプラグ10と岩盤1との間にせん断応力を殆ど発生させないようにしている。
【0028】
そして、コンクリートプラグの躯体には、図示のようにコンクリートプラグ自体のひび割れを防止するためにひび割れ防止鉄筋19を配筋するのみで、コンクリートプラグを補強するための配筋は全く施されていない。
【0029】
図5〜8は、本発明による岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設における他の実施形態を説明するための断面図と部分詳細図である。
【0030】
図5は、図6の(5)−(5)矢視による平断面図、図6は、図5の(6)−(6)矢視による縦断面図であり、図7は、図5の(7)−(7)矢視によるコンクリートプラグの断面図である。そして、図8は、図7a部の拡大詳細図である。
【0031】
各図面が示すように、岩盤1内に構築されている貯槽2と、これに結合されて地上施設からのアクセストンネル3が構築され、アクセストンネル3が端部4において交角90度の曲線形状に形成されている点と、端部4の交角部分がアクセストンネル形成後に拡幅されて、貯槽2の壁面5と直交して形成される拡幅壁面6と貯槽2の壁面5と平行な拡幅壁面7とが形成されている点は、上記実施の形態と同様である。
【0032】
コンクリートプラグ20は、拡幅後のアクセストンネル3に設置した円筒形状の鉄板21中にコンクリートを流込んだ無筋コンクリート22として構成している。鉄板21としては、水力発電所の内張管に類似した構造等も考えられるが、材質的には通常の鉄板で充分である。
【0033】
コンクリートプラグ20は、貯槽2の壁面5に開放して一端を形成しており、拡幅して形成された拡幅壁面7に密に接合させて他端を形成している。又、拡幅壁面6とアクセストンネル3の部分にはコンクリートプラグ20の周面23が形成されている。
【0034】
コンクリートプラグ20には、中央部分に受払用のマンホール24が配置されており、マンホール24の一端25は貯槽2に対して開口している。無筋コンクリート22中に内蔵されたマンホール24の他端26は、途中から曲線状に形成しており、コンクリートプラグ10の長手方向でアクセストンネル3側に露出している周面23の適切な位置に開口することでアクセストンネル3に臨んでいる。
【0035】
尚、本実施の形態におけるマンホール24の形状は、これに限定されるものでなく、上記実施の形態と同様にマンホール24の曲線形状を回避して、コンクリートプラグ20の長手方向でアクセストンネル3側に露出している周面23の適切な位置に開放穴を形成することで、その開放穴に直線部を開口させることでアクセストンネル3に臨ませることもできる。
【0036】
本実施の形態の場合も、貯槽2に高圧エネルギーが保管された場合には、貯槽2の壁面5に発生する貯蔵内圧16によって、コンクリートプラグ20に同様の圧力が加えられるが、貯蔵内圧16に相対している拡幅壁面7において、これを受け持っている。
【0037】
従って、鉄板21で周辺を保持された無筋コンクリート22は3軸圧縮状態にに成ることで高耐力を発揮すると共に、その押圧力は、鉄板21を介しながら周辺の岩盤によって受け持たれるものであり、コンクリートプラグ20は、無筋コンクリートでも充分な強度を保持できる。
【0038】
図7、8は、構築されたコンクリートプラグ20を断面図によって詳細に示している。
【0039】
本実施の形態では、コンクリートプラグ20を施工するに当たって、岩盤1の各壁面に吹付けコンクリート17を施工している。そして、吹付けコンクリート17と構築されたコンクリートプラグ20との間には、裏込コンクリート27が充填されており、相互間を密接に結合することで応力の伝達を円滑にしている。前述のように、コンクリートプラグ20は、円筒形の鉄板21中にコンクリートを流込んだ無筋コンクリート22として構成しているが、鉄板21の内側にはアスファルト等の縁切材28を貼着してから無筋コンクリート22を施工しており、貯蔵内圧16を受ける無筋コンクリート22と鉄板21との間にせん断応力を殆ど発生させないようにしている。
【0040】
以上のように、本発明による岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設は、内部にマンホールを内蔵してアクセストンネルの貯蔵施設端に設置され、貯蔵内圧と相対する岩盤面に貯蔵内圧による滑動力を受け持たせて設置するものであるから、コンクリートプラグに作用する貯蔵内圧による滑動力を、周辺岩盤のせん断抵抗で受けることなく、相対する岩盤面への圧縮力として対応することで、コンクリートプラグのコンクリート構造を鉄筋のない簡潔なものにしている。
【0041】
次に、本発明による岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設の施工方法について説明する。
【0042】
本発明による岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設の施工方法は、貯槽に臨むアクセストンネルの端部を貯槽にほぼ90度の交角を持たせて掘削してから、アクセストンネルの端部を拡幅して貯槽内圧に相対する岩盤面を形成するものであり、しかる後に、アクセストンネルの端部と拡幅岩盤面とに貯蔵内圧による滑動力を受け持たせてコンクリートプラグを施工している。
【0043】
図9は、本発明による岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設の施工方法を、各工程に沿って説明するために示す施工平断面図である。
【0044】
図9(a)は、貯槽本体を施工するために構築するアクセストンネルの断平面図であり、貯槽2と接合するアクセストンネル3の端部4は、図示のように貯槽内圧と交角(W)の方向に掘削されており、本実施の形態では交角(W)を90度の円弧形状に形成させている。
【0045】
平面線形を従来の直線形でなく曲線形にするのは、本発明の目的であるコンクリートプラグを貯蔵内圧と相対する岩盤面で受け持たす拡幅施工を容易にするためである。従って、交角(W)は、90度を最善にして諸般の条件を勘案して任意の角度に設定しており、円弧半径(R)は、貯槽本体を施工する際に施工機械、器材の搬入等で決められる諸条件を満足させる最小値に設定されている。
【0046】
貯槽2の本体施工が完了すると、アクセストンネル3の端部4は造築するコンクリートプラグの構造に併せて、図9(b)のように円弧部27を拡幅している。本実施の形態では、拡幅施工が円弧部27の接線方向に沿って直線上に推進されており、貯槽2の壁面5と直交して形成される拡幅壁面6と、貯槽2の壁面5と平行に形成される拡幅壁面7とが形成されている。拡幅後の掘削壁面にはモルタルを吹き付けて吹付けコンクリート17を形成している。
【0047】
コンクリートプラグの造築は、上記実施の形態で示したコンクリートプラグのそれぞれの形態によって異なってくるが、図9(c)には、上記した他の実施の形態で説明したコンクリートプラグ20の例を示している。
【0048】
コンクリートプラグ20の造築は、拡幅後のアクセストンネル3内に円筒形状の鉄板21を設置してから、鉄板21の内部にマンホール24を据え付けて行われる。次いで、鉄板21の内面にアスファルト等を塗布してコンクリートとの縁切材28を設置してから、鉄板21の内部に無筋コンクリート22を打設することでコンクリートプラグ20を構築している。
【0049】
コンクリートプラグ20は、その後にアクセストンネルの壁面との間に裏込コンクリートを打設して造成を完了しているが、以上の工程において、鉄板21内の無筋コンクリート22は、貯蔵内圧が作用するコンクリートプラグの端面と反対側になる端面を、貯蔵内圧に相対する拡幅壁面7に密着させている。
【0050】
以上のように、本発明による岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設の施工方法は、貯槽本体施工時における施工機械、器材の搬入等の条件を最小限に満たしながら、貯槽内圧に相対する岩盤面を構成する拡幅工事を容易にすると共に、貯蔵内圧による滑動力を貯槽内圧に相対する岩盤面で直接的に受け持たせながら、内蔵するマンホールをアクセストンネルに臨ませるコンクリートプラグの施工を確実にしている。
【0051】
以上、本発明を実施の形態に基づいて詳細に説明してきたが、本発明による岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設とその施工方法は、上記実施の形態に何ら限定されるものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは当然のことである。
【0052】
【発明の効果】
本発明の岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設は、貯蔵内圧と相対する岩盤面に貯蔵内圧による滑動力を受け持たせて設置するコンクリートプラグと、コンクリートプラグの滑動方向と交角を持って配置されるアクセストンネルから構成されているので、コンクリートプラグに作用する貯蔵内圧による滑動力を周辺岩盤のせん断抵抗で受けずに相対する岩盤面への圧縮力として直接対応することで、以下の効能を発揮させて安全性の向上とコスト低減、工期短縮を図る効果を奏している。
(1)アクセストンネルの配置を、必要最小半径の交角にしてコンクリートプラグのコンクリート量を低減できる。
(2)コンクリートプラグに引張応力を発生させないので、コンクリート補強配筋を不要にできる。
(3)コンクリートプラグの滑動に安全、確実に対応できる。
【0053】
本発明の岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設は、上述の岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設において、コンクリートプラグの周面を、岩盤と縁切りして構成することにより、コンクリートプラグからのせん断力が岩盤に殆ど伝達されずにコンクリートプラグには引張応力の発生が無くなり、上記効果をさらに増進する効果を発揮している。
【0054】
本発明の岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設は、上述の岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設において、コンクリートプラグの周面に、縁切りされた金属板を配置して構成されることにより、貯蔵内圧の作用がコンクリートプラグに3軸圧縮状態を形成して無筋コンクリートの採用を可能にする上記効果をさらに増進する効果を発揮している。
【0058】
本発明の岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設は、上述の岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設において、アクセストンネルを、コンクリートプラグの滑動方向と90度の交角を持たせて形成することを特徴としているので、上記効果に加えて、貯槽本体施工時における施工機械、器材の搬入等の条件を最小限に満たしながら、貯槽内圧に相対する岩盤面を構成する拡幅工事を容易にする効果を発揮している。
【図面の簡単な説明】
【 図1】本発明による岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設の平断面図
【 図2】図1の(2)−(2)矢視によるコンクリートプラグの縦断面図
【 図3】図1の(3)−(3)矢視によるコンクリートプラグの断面図
【 図4】図3a部の拡大詳細図
【 図5】本発明による岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設の他の実施形態の平断面図
【 図6】図5の(6)−(6)矢視によるコンクリートプラグの縦断面図
【 図7】図5の(7)−(7)矢視によるコンクリートプラグの断面図
【 図8】図7a部の拡大詳細図
【 図9】本発明による岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設の施工工程図
【 図10】従来の岩盤内高圧エネルギー貯蔵施設図
【 図11】従来のコンクリートプラグの断面図
【符号の説明】
1 岩盤、 2 貯槽、 3 アクセストンネル、
4 アクセストンネルの端部、 5 貯槽の壁面、 6、7 拡幅壁面、
8、9コンクリートプラグの各端、 10、20 コンクリートプラグ、
11 周面、 12 マンホール、 13、14 マンホールの各端、
15 開放穴、 16 貯蔵内圧、 17 吹付けコンクリート、
18 縁切材、 19 ひび割れ防止鉄筋、 21 鉄板、
22 無筋コンクリート、 23 周面、 24 マンホール、
25、26 マンホールの各端、 27 円弧部、 28 縁切材
50 施設、 51 高圧エネルギー貯蔵施設、 52 地上施設、
53 アクセストンネル、 54 コンクリートプラグ、 55 貯蔵内圧、
56 岩盤、 57 せん断抵抗、 58 コンクリートプラグの中央部、
59 傾斜面、 60 マンホール、[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an in-bed rock high-pressure energy storage facility that limits the length of a concrete plug and eliminates a concrete reinforcing bar structure.
[0002]
[Prior art]
In Japan, due to the necessity of energy storage, high pressure gas and high pressure liquid are not stored in spherical or cylindrical high pressure tanks constructed on the ground, but are stored in underground rocks, and there is a decrease in the area where facilities are installed and environmental problems. In order to solve this problem, a high-pressure energy storage facility in the rock is needed.
[0003]
In particular, as a part of a facility that diverts surplus power at night to direct the supply of power during the daytime, gas and liquids such as air are stored at high pressure in a underground tank built by underground power at night. In addition, a method of operating the generator and supplying power by paying out these at the peak time of power demand has attracted attention.
[0004]
For energy storage of high-pressure gas and liquid, a method of forming a cavity in the rock and storing high-pressure gas by the groundwater pressure around the cavity has been studied, but in order to balance the internal pressure of the stored gas and the groundwater pressure, 1000m Due to the necessity of forming cavities at the above depth and countermeasures against leaching of groundwater, the internal pressure of gas and liquid is stored in the surrounding rocks by building and storing airtight storage tanks in the cavities formed in the rocks. It is carried out by a large-scale rock mass high-pressure energy storage facility supported by
The
[0005]
The
[0006]
(1) Depending on the size of the internal pressure of the storage and the condition of the bedrock where the concrete plug is installed, the concrete plug is very long and the amount of concrete used is large.
[0007]
(2) Because the tensile stress generated by the shear resistance of the rock mass acts on the concrete plug, the reinforced concrete structure also requires a reinforcing bar in the three directions of the axis, radius and circumference of the concrete plug, and complicated reinforcement become.
[0008]
(3) Since it is necessary to install a manhole in the concrete plug, there are many difficult constructions such as rebar assembly, manhole installation, concrete placement, etc., and the construction period is unavoidable.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been devised to solve this problem in view of the above problems. The length of the concrete plug is shortened to reduce the amount of concrete, thereby avoiding the action of tensile stress. The use of high-pressure energy storage facilities in the rock mass, which eliminates the use and has a structure that is safe and secure against the sliding of concrete plugs.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The high-pressure energy storage facility in the rock according to the invention of
[0011]
In addition, since the shearing force from the concrete plug is hardly transmitted to the rock mass, the generation of tensile stress is eliminated in the concrete plug frame, further enhancing the above function.
[0012]
The high-pressure energy storage facility in the rock according to
[0016]
The high-pressure energy storage facility in the rock according to the invention of
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The high-pressure energy storage facility in the rock according to the present invention is basically installed in the end of the access tunnel with a built-in manhole to block the access tunnel, and the sliding force by the storage internal pressure is applied to the rock surface opposite to the storage internal pressure. It is composed of a concrete plug that is installed in a controlled manner, and an access tunnel that is arranged at an angle of intersection with the sliding direction of the concrete plug.
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0018]
1 to 4 are a cross-sectional view and a partial detail view for explaining an embodiment of a high-pressure energy storage facility in a rock according to the present invention. FIG. 1 is a cross-sectional plan view taken along arrows (1)-(1) in FIG. 2, FIG. 2 is a vertical cross-sectional view taken along arrows (2)-(2) in FIG. 1, and FIG. (3)-(3) It is sectional drawing of the concrete plug by an arrow view. FIG. 4 is an enlarged detailed view of FIG.
[0019]
As shown in the drawings, an
[0020]
In addition, since the shape of the
[0021]
The intersecting angle portion of the end portion 4 is widened after the access tunnel is formed. The widened
[0022]
The
[0023]
In the
[0024]
When high pressure energy is stored in the
[0025]
For this reason, the stress applied to the frame of the
[0026]
3 and 4 show concrete plugs constructed based on the above-mentioned details in detail by cross-sectional views.
[0027]
That is, in this embodiment, when the
[0028]
Further, as shown in the figure, the concrete plug housing is not provided with any reinforcement for reinforcing the concrete plug, but only a crack preventing reinforcing
[0029]
5 to 8 are a cross-sectional view and a partial detail view for explaining another embodiment in the rock mass high-pressure energy storage facility according to the present invention.
[0030]
5 is a cross-sectional plan view taken along arrows (5)-(5) in FIG. 6, FIG. 6 is a vertical cross-sectional view taken along arrows (6)-(6) in FIG. 5, and FIG. (7)-(7) It is sectional drawing of the concrete plug by an arrow view. FIG. 8 is an enlarged detail view of FIG.
[0031]
As shown in the drawings, a
[0032]
The
[0033]
The
[0034]
The
[0035]
Note that the shape of the
[0036]
Also in the case of the present embodiment, when high-pressure energy is stored in the
[0037]
Therefore, the unreinforced concrete 22 whose periphery is held by the
[0038]
7 and 8 show the constructed
[0039]
In the present embodiment, when the
[0040]
As described above, the high pressure energy storage facility in the rock according to the present invention has a manhole inside and is installed at the end of the storage facility of the access tunnel, and the rock surface opposite to the storage internal pressure receives the sliding force by the storage internal pressure. Therefore, the concrete structure of the concrete plug can be improved by responding as a compressive force to the opposite rock surface without receiving the sliding force due to the stored internal pressure acting on the concrete plug by the shear resistance of the surrounding rock mass. It is concise with no reinforcing bars.
[0041]
Next, the construction method of the high-pressure energy storage facility in the rock according to the present invention will be described.
[0042]
According to the construction method of the high pressure energy storage facility in the rock according to the present invention, the end of the access tunnel facing the storage tank is excavated with an angle of intersection of 90 degrees to the storage tank, and then the end of the access tunnel is widened to increase the internal pressure of the storage tank. After that, concrete plugs are constructed by applying sliding force due to internal pressure of storage to the end of the access tunnel and the widened rock surface.
[0043]
FIG. 9 is a construction plan cross-sectional view for explaining the construction method of the high-pressure energy storage facility in the rock according to the present invention along each step.
[0044]
FIG. 9A is a cross-sectional plan view of an access tunnel constructed to construct the storage tank body, and the end 4 of the
[0045]
The reason why the planar alignment is made curved instead of the conventional linear shape is to facilitate the widening construction in which the concrete plug, which is the object of the present invention, is held on the rock surface facing the storage internal pressure. Therefore, the intersection angle (W) is set to an arbitrary angle taking into account various conditions with the best 90 degrees, and the arc radius (R) is the loading of construction machines and equipment when constructing the storage tank body. It is set to the minimum value that satisfies the various conditions determined by the above.
[0046]
When the construction of the main body of the
[0047]
The construction of the concrete plug differs depending on the form of the concrete plug shown in the above embodiment. FIG. 9C shows an example of the
[0048]
Construction of the
[0049]
The
[0050]
As described above, the construction method of the high-pressure energy storage facility in the rock according to the present invention configures the rock surface relative to the internal pressure of the storage tank while satisfying the conditions such as the loading of the construction machine and equipment during the storage tank body construction to the minimum. In addition to facilitating widening work, the construction of concrete plugs that make the built-in manhole face the access tunnel is ensured while the sliding force due to the internal pressure of the storage is directly received by the rock surface facing the internal pressure of the storage tank.
[0051]
As mentioned above, although the present invention has been described in detail based on the embodiment, the high-pressure energy storage facility in the rock mass and the construction method thereof according to the present invention are not limited to the above-described embodiment at all, and the gist of the present invention. Naturally, various modifications can be made without departing from the scope of the invention.
[0052]
【The invention's effect】
The high-pressure energy storage facility in a rock according to the present invention includes a concrete plug that is installed by applying a sliding force to the rock surface opposite to the storage internal pressure by the storage internal pressure, and an access tunnel that is arranged with an angle of intersection with the sliding direction of the concrete plug. Therefore, the following effects can be demonstrated safely by directly responding to the compressive force on the opposite rock surface without receiving the sliding force due to the internal storage pressure acting on the concrete plug by the shear resistance of the surrounding rock mass. This has the effect of improving performance, reducing costs, and shortening the construction period.
(1) The concrete amount of the concrete plug can be reduced by arranging the access tunnels at the intersection angle of the necessary minimum radius.
(2) Since no tensile stress is generated in the concrete plug, the concrete reinforcing bar arrangement can be eliminated.
(3) Safe and reliable for sliding concrete plugs.
[0053]
Rock in the high pressure energy storage facility of the present invention is the rock in the high pressure energy storage facility described above, the circumferential surface of the concrete plug, by constructing in rock and edge cutting, shearing force from the concrete plug is almost transmitted to the rock However, the concrete plug is free from the generation of tensile stress and exhibits the effect of further enhancing the above effect.
[0054]
The high-pressure energy storage facility in a rock according to the present invention is the above-described high-pressure energy storage facility in a rock, which is configured by arranging an edged metal plate on the peripheral surface of the concrete plug, so that the action of the storage internal pressure is applied to the concrete plug. The effect of further enhancing the above-described effect that enables the use of unreinforced concrete by forming a triaxial compression state is exhibited.
[0058]
Rock in the high pressure energy storage facility of the present invention is the rock in the high pressure energy storage facility described above, the access tons, channel, so is characterized by formed to have a crossing angle of the sliding direction and 90 degrees in the concrete plugs, the In addition to the effect, it demonstrates the effect of facilitating the widening work that constitutes the rock surface relative to the internal pressure of the storage tank while satisfying the conditions such as the loading of construction machines and equipment at the time of construction of the storage tank body.
[Brief description of the drawings]
1 is a cross-sectional plan view of a high-pressure energy storage facility in a rock mass according to the present invention. FIG. 2 is a vertical cross-sectional view of a concrete plug as viewed from (2)-(2) in FIG. -(3) Cross-sectional view of the concrete plug as viewed from the arrow [Fig. 4] Enlarged detail view of Fig. 3a [Fig. 5] Plan sectional view of another embodiment of the high-pressure energy storage facility in rock according to the present invention (6)-(6) Longitudinal sectional view of the concrete plug as viewed from the arrow of FIG. 5 [FIG. 7] Cross sectional view of the concrete plug as viewed from the (7)-(7) arrow of FIG. 5 [FIG. [Fig. 9] Construction process diagram of high-pressure energy storage facility in bedrock according to the present invention [Fig. 10] Diagram of conventional high-pressure energy storage facility in bedrock [Fig. 11] Cross-sectional view of conventional concrete plug [Explanation of symbols]
1 bedrock, 2 storage tank, 3 access tunnel,
4 End of access tunnel, 5 Wall surface of storage tank, 6, 7 Widened wall surface,
8, 9 each end of concrete plug, 10, 20 concrete plug,
11 circumferential surface, 12 manholes, 13, 14 each end of manhole,
15 open hole, 16 storage internal pressure, 17 shotcrete,
18 edge cutting material, 19 crack prevention rebar, 21 iron plate,
22 unreinforced concrete, 23 circumferences, 24 manholes,
25, 26 Each end of a manhole, 27 arc portion, 28
53 access tunnel, 54 concrete plug, 55 storage internal pressure,
56 bedrock, 57 shear resistance, 58 center part of concrete plug,
59 inclined surface, 60 manhole,
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