JP4392532B2 - 変速装置 - Google Patents

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Description

本発明は、変速装置に関し、特に前進7段の変速装置に関する。
特許文献1又は特許文献2の変速装置は、多段化と低コストを図り6速を構成し、しかも部品点数を削減することにより5速も成立するものである。
特開2000−337458号公報
特開2001−41296号公報
上記特許文献1又は特許文献2の変速装置は、上述の意味で時代を先取りはしているが、近年の多段化及び商用トラック系への展開及び省エネルギー・低コスト化のニーズを考えるとさらなる多段化へ進んでゆくと考えられる。
本発明の目的は、少なくとも前進7段に多段化することができる変速装置を提供することである。
本発明は、第1の視点において、入力軸と、出力軸と、ラビニヨ式の第1のプラネタリギヤユニットと、シングルピニオン式の第2のプラネタリギヤユニットと、シングルピニオン式の第3のプラネタリギヤユニットと、を有し、前記第1のプラネタリギヤユニットは、前記入力軸に連結された第1−1のサンギヤと、第1−2のサンギヤと、前記第1−1のサンギヤ及び前記第1−2のサンギヤと噛合する第1のピニオンギヤセットと、前記第1のピニオンギヤセットを軸支する第1のキャリアと、前記第1のピニオンギヤセットと噛合する第1のリングギヤと、を備え、前記第2のプラネタリギヤユニットは、第2のサンギヤと、前記第2のサンギヤと噛合する第2のピニオンギヤセットと、前記出力軸に連結され且つ前記第2のピニオンギヤセットを軸支する第2のキャリアと、前記入力軸に直結可能かつ前記第1のキャリアに連結可能であって前記第2のピニオンギヤセットと噛合する第2のリングギヤと、を備え、前記第3のプラネタリギヤユニットは、前記第2のサンギヤに連結された第3のサンギヤと、前記第3のサンギヤと噛合する第3のピニオンギヤセットと、前記第2のリングギヤに連結され且つ前記第3のピニオンギヤセットを軸支する第3のキャリアと、前記第1のリングギヤに連結され且つ前記第3のピニオンギヤセットと噛合する第3のリングギヤと、を備え、さらに、前記第1のキャリアと前記第2のリングギヤとを選択的に連結するための第1のクラッチと、前記入力軸と前記第2のリングギヤとを選択的に連結するための第2のクラッチと、前記第1のプラネタリギヤユニットを構成する複数の回転要素のうち、少なくとも二つの該回転要素を選択的に互いに連結して該第1のプラネタリギヤユニットを一体回転させる第3のクラッチと、前記第1のキャリアを選択的に固定するための第1のブレーキと、前記第のサンギヤ及び前記第のサンギヤを選択的に固定するための第2のブレーキと、前記第1−2のサンギヤを選択的に固定するための第3のブレーキと、を有する、ことを特徴とする変速装置を提供する。
本発明の第1の視点に係る変速装置によれば、3列のプラネタリギヤユニットと6つの摩擦係合要素(3個のクラッチ、3個のブレーキ)を用いて、少なくとも前進7段の変速装置を構成することができる。また、本発明の第1の視点に係る変速装置によれば、変速段2速において、係合パターンを変更することによって、ギヤ比を選択することができるため、車両に応じて、発進性と通常走行性(燃費)のいずれを優先的に向上させるのか(ギヤ比をLow側又はHigh側に設定するのか)を選択することができる。加えて、本発明の第1の視点に係る変速装置は、ピニオン回転数が全変速段にて低く設計されているため、耐久性に優れている。なお、後述の図3などの速度線図中、速度線の傾きが小さい程、回転数が低いことになる。
本発明は、第2の視点において、入力軸と、出力軸と、ラビニヨ式の第1のプラネタリギヤユニットと、シングルピニオン式の第2のプラネタリギヤユニットと、シングルピニオン式の第3のプラネタリギヤユニットと、を有し、前記第1のプラネタリギヤユニットは、前記入力軸に連結された第1−1のサンギヤと、第1−2のサンギヤと、前記第1−1のサンギヤ及び前記第1−2のサンギヤと噛合する第1のピニオンギヤセットと、前記第1のピニオンギヤセットを軸支する第1のキャリアと、前記第1のピニオンギヤセットと噛合する第1のリングギヤと、を備え、前記第2のプラネタリギヤユニットは、第2のサンギヤと、前記第2のサンギヤと噛合する第2のピニオンギヤセットと、前記出力軸に連結され且つ前記第2のピニオンギヤセットを軸支する第2のキャリアと、前記入力軸に直結可能かつ前記第1のキャリアに連結可能であって前記第2のピニオンギヤセットと噛合する第2のリングギヤと、を備え、前記第3のプラネタリギヤユニットは、前記第2のサンギヤに連結された第3のサンギヤと、前記第3のサンギヤと噛合する第3のピニオンギヤセットと、前記第2のリングギヤに連結され且つ前記第3のピニオンギヤセットを軸支する第3のキャリアと、前記第1のリングギヤに連結され且つ前記第のピニオンギヤセットと噛合する第3のリングギヤと、を備え、さらに、前記第1のプラネタリギヤユニットを構成する複数の回転要素のうち、少なくとも二つの該回転要素を選択的に互いに連結して該第1のプラネタリギヤユニットを一体回転させる第1のクラッチと、前記入力軸と前記第2のリングギヤとを選択的に連結するための第2のクラッチと、前記第1のキャリアを選択的に固定するための第1のブレーキと、前記第2のサンギヤ及び前記第3のサンギヤを選択的に固定するための第2のブレーキと、前記第1−2のサンギヤを選択的に固定するための第3のブレーキと、前記第3のキャリアを選択的に固定するための第4のブレーキと、を有する、ことを特徴とする変速装置を提供する。
本発明の第2の視点に係る変速装置によれば、2個のクラッチ及び4個のブレーキにて少なくとも前進7段の変速装置が提供される。クラッチに代えてブレーキを追加した場合には、油路構成が簡単となり、ドラムやシールリング等の部品点数が増加せず、変速装置の軸方向長さが短縮するという傾向がある。また、本発明の第2の視点に係る変速装置によれば、後進を3段に設定することができるため、3段の後進段のうちから適切な段を選択することにより、後進時においても発進(スタックから脱出)が容易となる。なお、後進段の段数が少ない従来の変速装置では、例えばスノーモードなどにおいて、前進時は発進ギヤを高速段(2速)にすることにより発進トルクを抑えて雪上で発進(スタックから脱出)できるが、後進時は発進(スタックから脱出)できないおそれがある。このような機能は、特に、トラックなどの大型車両に有効である。加えて、本発明の第2の視点に係る変速装置は、ピニオン回転数が全変速段にて低く設計されているため、耐久性に優れている。
本発明は、第3の視点において、入力軸と、出力軸と、ラビニヨ式の第1のプラネタリギヤユニットと、シングルピニオン式の第2のプラネタリギヤユニットと、シングルピニオン式の第3のプラネタリギヤユニットと、を有し、前記第1のプラネタリギヤユニットは、第1のサンギヤと、前記第1のサンギヤと噛合する第1のピニオンギヤセットと、前記第1のピニオンギヤセットを軸支する第1のキャリアと、前記第1のピニオンギヤセットと噛合する第1−1のリングギヤと、前記入力軸に連結され前記第1のピニオンギヤセットと噛合する第1−2のリングギヤと、を備え、前記第2のプラネタリギヤユニットは、第2のサンギヤと、前記第2のサンギヤと噛合する第2のピニオンギヤセットと、前記出力軸に連結され且つ前記第2のピニオンギヤセットを軸支する第2のキャリアと、前記入力軸に直結可能であって前記第2のピニオンギヤセットと噛合する第2のリングギヤと、を備え、前記第3のプラネタリギヤユニットは、前記第2のサンギヤに連結された第3のサンギヤと、前記第3のサンギヤと噛合する第3のピニオンギヤセットと、前記第2のリングギヤに連結され且つ前記第3のピニオンギヤセットを軸支する第3のキャリアと、前記第1のキャリアに連結され且つ前記第3のピニオンギヤセットと噛合する第3のリングギヤと、を備え、さらに、前記第1のプラネタリギヤユニットを構成する複数の回転要素のうち、少なくとも二つの該回転要素を選択的に互いに連結して該第1のプラネタリギヤユニットを一体回転させる第1のクラッチと、前記入力軸と前記第2のリングギヤとを選択的に連結するための第2のクラッチと、前記第1−1のリングギヤを選択的に固定するための第1のブレーキと、前記第のサンギヤ及び前記第のサンギヤを選択的に固定するための第2のブレーキと、前記第1のサンギヤを選択的に固定するための第3のブレーキと、前記第3のキャリアを選択的に固定するための第4のブレーキと、を備える、ことを特徴とする変速装置を提供する。
本発明の第3の視点に係る変速装置によれば、ラビニヨ式の第1のプラネタリギヤユニットが備える第1−1のリングギヤ上に、第1のブレーキを設けることにより、該変速装置の軸方向長さを短縮することができる。上記特徴以外、本発明の第3の視点に係る変速装置は、前記第2の視点に係る変速装置と同様の特徴を有している。
本発明は、第4の視点において、入力軸と、出力軸と、ダブルピニオン式の第1のプラネタリギヤユニットと、シングルピニオン式の第2のプラネタリギヤユニットと、シングルピニオン式の第3のプラネタリギヤユニットと、シングルピニオン式の第4のプラネタリギヤユニットと、を有し、前記第1のプラネタリギヤユニットは、前記入力軸に連結された第1のサンギヤと、前記第1のサンギヤと噛合するダブルピニオン式の第1のピニオンギヤセットと、前記第1のピニオンギヤセットを軸支する第1のキャリアと、前記第1のピニオンギヤセットと噛合する第1のリングギヤと、を備え、前記第2のプラネタリギヤユニットは、第2のサンギヤと、前記第2のサンギヤと噛合する第2のピニオンギヤセットと、前記第2のピニオンギヤセットを軸支する第2のキャリアと、前記第1のリングギヤと連結され前記第2のピニオンギヤセットと噛合する第2のリングギヤと、を備え、前記第3のプラネタリギヤユニットは、前記第2のサンギヤに連結された第3のサンギヤと、前記第3のサンギヤと噛合する第3のピニオンギヤセットと、前記出力軸に連結され前記第3のピニオンギヤセットを軸支する第3のキャリアと、前記第2のキャリアに連結され前記入力軸に連結可能であり且つ前記第3のピニオンギヤセットと噛合する第3のリングギヤR3と、を備え、前記第4のプラネタリギヤユニットは、第4のサンギヤと、第4のサンギヤと噛合する第4のピニオンギヤセットと、前記第1のリングギヤ及び前記第2のリングギヤに連結され前記第4のピニオンギヤセットを軸支する第4のキャリアと、前記第2のキャリアに連結され前記第4のピニオンギヤセットと噛合する第4のリングギヤと、を備え、さらに、前記第1のキャリアと前記第3のリングギヤとを選択的に連結するための第1のクラッチと、前記入力軸と前記第3のリングギヤとを選択的に連結するための第2のクラッチと、前記第1のプラネタリギヤユニットを構成する複数の回転要素のうち、少なくとも二つの該回転要素を選択的に互いに連結して該第1のプラネタリギヤユニットを一体回転させる第3のクラッチと、前記第1のキャリアを選択的に固定するための第1のブレーキと、前記第2のサンギヤ及び前記第3のサンギヤを選択的に固定するための第2のブレーキと、前記第4のサンギヤを選択的に固定するための第3のブレーキと、を有する、ことを特徴とする変速装置を提供する。
本発明の第4の視点に係る変速装置によれば、前進7段の変速装置が提供される。本発明の第4の視点に係る変速装置においては、ギヤ列を4列化したことにより、6速のギヤ比選定の自由度が向上されている。この特徴は、特に、商用トラック系の制動力制御において有利に作用する。なお、6速(6速ATの場合は、5速のオーバードライブ)のギヤ比は制動力制御において重要であり、そのギヤ比を車両特性に合わせて選定できるメリットは大きい。加えて、本発明の第4の視点に係る変速装置は、ピニオン回転数が全変速段にて低く設計されているため、耐久性に優れている。
本発明によれば、少なくとも前進7段に多段化することができる変速装置が提供される。
本発明の好ましい実施の形態に係る変速装置においては、入力軸に連結された第1のプラネタリギヤユニットを一体回転させることにより、前記入力軸のトルクを等速で該第1のプラネタリギヤユニットに連結された中間のプラネタリギヤユニットに伝達させる摩擦係合要素(クラッチないしブレーキ)が追加されている。好ましくは、前記第1のプラネタリギヤユニットが一体回転する場合、3速が達成される。
本発明の好ましい実施の形態に係る変速装置においては、互いに隣接するブレーキないしクラッチにおいて、油圧によって作動してプレートを移動させるピストン同士をダブルピストン化する。
本発明の好ましい実施の形態に係る変速装置においては、本発明の効果が達成される限り、複数のプラネタリギヤユニットの軸方向に沿った配列順序を任意に入れ替えることができる。
[実施例1]
図1は、本発明の第1の実施例に係る変速装置のギヤトレーン図である。図1を参照すると、本発明の第1の実施例に係る変速装置10は、ハウジング1内に配設されている。変速装置10には、図示しないエンジンの動力がトルクコンバータ2を介して伝達される。変速装置10は、伝達された動力を複数の摩擦係合要素の切換えによって前進7段に増速又は減速して、図示しない車軸に出力する。
変速装置10は、入力軸11と、出力軸12と、入力軸11から出力軸12に向かう方向に沿って順に、第1列に配置されたラビニヨ式の第1のプラネタリギヤユニットG1と、第2列に配置されたシングルピニオン式の第2のプラネタリギヤユニットG2と、第3列に配置されたシングルピニオン式の第3のプラネタリギヤユニットG3と、を有する。
第1のプラネタリギヤユニットG1は、入力軸に連結された第1−1のサンギヤS1Aと、第1−2のサンギヤS1Bと、第1−1のサンギヤS1A及び第1−2のサンギヤS1Bと噛合する第1のピニオンギヤセット(半径方向内方から外方へ向かって順に、互いに噛合するショートピニオン及びロングピニオンを含む)PG1と、第1のピニオンギヤセットPG1を軸支する第1のキャリアPC1と、第1のピニオンギヤセットPG1と噛合する第1のリングギヤR1と、を備える。
第2のプラネタリギヤユニットG2は、第2のサンギヤS2と、第2のサンギヤS2と噛合する第2のピニオンギヤセットPG2と、出力軸12に連結され且つ第2のピニオンギヤセットPG2を軸支する第2のキャリアPC2と、入力軸11に直結可能かつ第1のキャリアPC1に連結可能であって第2のピニオンギヤセットPG2と噛合する第2のリングギヤR2と、を備える。
第3のプラネタリギヤユニットG3は、第2のサンギヤS2に連結された第3のサンギヤS3と、第3のサンギヤS3と噛合する第3のピニオンギヤセットPG3と、第2のキャリアPC2に連結され且つ第3のピニオンギヤセットPG3を軸支する第3のキャリアPC3と、第1のリングギヤR1に連結され且つ第3のピニオンギヤセットPG3と噛合する第3のリングギヤと、を備える。
第1のリングギヤR1と第3のリングギヤR3は、第1の軸要素J1を介して互いに連結されている。第2のリングギヤR2には第2の軸要素J2が連結されている。第2のキャリアPC2は、第3の軸要素J3を介して出力軸12に連結されている。第3のサンギヤS3には、第4の軸要素J4が連結されている。
変速装置10は、さらに、第1のキャリアPC1と第2のリングギヤR2とを選択的に連結するための第1のクラッチC1と、入力軸11と第2のリングギヤR2とを選択的に連結するための第2のクラッチC2と、第1−1のサンギヤS1と第1−2のサンギヤを選択的に連結するための第3のクラッチC3と、第1のキャリアPC1を選択的に固定するための第1のブレーキB1と、第4の軸要素J4を介して第2のサンギヤS2及び第3のサンギヤS3を選択的に固定するための第2のブレーキB2と、第1−2のサンギヤS1Bを選択的に固定するための第3のブレーキB3と、を備える。
第3のクラッチC3は、ラビニヨ式の第1のプラネタリギヤユニットG1を構成する複数の回転要素のうち、第1−1のサンギヤS1Aと第1−2のサンギヤS1Bを選択的に互いに連結するための締結要素である。なお、第3のクラッチC3は、ラビニヨ式の第1のプラネタリギヤユニットG1を一体回転させる機能を有すればよいため、上記構成以外に、ラビニヨ式の第1のプラネタリギヤユニットG1を構成する複数の回転要素のうち、任意の二つの回転要素を選択的に連結するよう構成してもよい。
図2に、図1に示した変速装置の各変速段において、それぞれ作動する摩擦係合要素を示す。図2において、○は係合状態を、空欄は開放状態をそれぞれ示している。図3は、図1に示した変速装置の変速線図である。図2及び図3を参照して、図1の変速装置の変速段について説明する。
[1速]
1速では、第1のブレーキB1によって第1のキャリアPC1が固定されることにより、入力軸11から第1−1のサンギヤS1Aに伝達されたトルクは、第1のリングギヤR1から増大されて出力されて、第1の軸要素J1に伝達され、第2のブレーキB2によって第2のサンギヤS2及び第3のサンギヤS3が固定されることにより、第3の軸要素J3が減速回転されて、1速が形成される。
[2速]
2速においては、第3のブレーキB3によって第1−2のサンギヤS1Bを固定することにより、入力軸11から第1−1のサンギヤS1Aに伝達されたトルクは、第1のリングギヤR1から増大されて出力されて、第1の軸要素J1に伝達され、第2のブレーキB2によって第2のサンギヤS2及び第3のサンギヤS3が固定することにより、第3の軸要素J3が減速回転されて、2速が形成される。
3速においては、第3のクラッチC3を締結することにより、第1−1のサンギヤS1Aと第1−2のサンギヤS1Bが連結されて、ラビニヨ式の第1のプラネタリギヤユニットG1が一体回転し、第2のブレーキB2によって第2のサンギヤS2及び第3のサンギヤS3が固定されることにより、第3の軸要素J3が減速回転されて、3速が形成される。
[4速]
4速においては、第2のクラッチC2を締結することにより、入力軸11のトルクが第2のリングギヤR2に伝達され、第2のブレーキB2により第2のサンギヤR2が固定されることにより、第3の軸要素J3が減速回転され、4速が形成される。
[5速]
5速においては、第1のクラッチC1及び第2のクラッチC2を締結することにより、入力軸11と第3の軸要素J3(出力軸12)が等速回転される。なお、第1のクラッチC1の代用として第3のクラッチC3を締結しても上記動作となる。
[6速]
6速においては、第2のクラッチC2を締結することにより、入力軸11のトルクが第2のリングギヤR2に伝達され、第3のブレーキB3により第2のサンギヤS1Bを固定することにより、入力軸11から第1−1のサンギヤS1Aに伝達されたトルクは、第1のリングギヤR1から出力されて、第1の軸要素J1に伝達されることにより、第3の軸要素J3が増速回転され、6速が形成される。
[7速]
7速においては、第2のクラッチC2を連結することにより、入力軸11のトルクが第2の軸要素J2に伝達され、第1のブレーキB1により第1のキャリアPC1を固定することにより、入力軸11から第1−1のサンギヤS1Aに伝達されたトルクは、第1のリングギヤR1から出力されて、第1の軸要素J1に伝達され、結局、第3の軸要素J3が増速回転され、7速が形成される。
[Rev]
後進(Rev)では、第1のブレーキB1によって第1のキャリアPC1を固定することにより、入力軸11から第1−1のサンギヤS1Aに伝達されたトルクは、第1のリングギヤR1から増大されて出力されて、第1の軸要素J1に伝達され、第1のクラッチC1により第1のキャリアPC1と第2の軸要素J2とを連結することにより、第2の軸要素J2が固定される。これによって、第3の軸要素J3は入力軸11と逆回転し、後進(Rev)が形成される。
以上説明したように、3列のプラネタリギヤユニットG1、G2、G3と6つの摩擦係合要素C1、C2、C3、B1、B2、B3を用いて、1速から4速がアンダードライブ、5速が等速、6速と7速がオーバードライブの前進7段、後進1段の変速装置10を構成することができる。
変速装置10においては、図2に示した摩擦各係合要素の組み合せとは異なる組み合せでも変速段が形成される。第2ブレーキB2と第1のクラッチC1をそれぞれ係合させることにより、図2と異なるギヤ比で2速が形成される。このようにすれば、車両にあったギヤ比で変速段を構成可能となる。
[実施例2]
図4は、本発明の第2の実施例に係る変速装置のギヤトレーン図である。以下の第2の実施例においては、第2の実施例と前記第1の実施例との相違点について主として説明し、第2の実施例が前記第1の実施例と共通する点については、前記実施例1の記載を適宜参照することができるものとする。
前記実施例1においては、第3のクラッチC3を追加することにより、3クラッチ及び3ブレーキにて7速を構成した。本実施例2においては、クラッチではなくブレーキを追加することにより、2クラッチ及び4ブレーキにて7速を構成する。クラッチに代えてブレーキを追加した場合には、油路構成が簡単となり、ドラムやシールリング等の部品点数が増加せず、変速装置の軸方向長さが短縮するという傾向がある。
図4を参照すると、第2の実施例においては、第1のクラッチC1のクラッチハブC1Hと、中間軸(第2のクラッチC2のクラッチハブと第2のリングギヤR2を連結する軸)13との締結(通常スプライン連結)を廃止し、ラビニヨ式の第1のプラネタリギヤユニットG1の第1のサンギヤS1Aの軸S1AHを延長して、例えば、スプライン結合により、第1のクラッチC1のクラッチハブと連結している。この構成によって、第2の実施例に係る変速装置10は、前記第1の実施例と同様に、ラビニヨ式の第1のプラネタリギヤユニットG1を一体回転させることができる。
上述の構成によれば、第2列のリングギヤ+第3列のキャリア軸を停止する手段が失われるため、第2の実施例においては、第4のブレーキB4を設けている。第4のブレーキを設けたことにより、後退を3段に構成することができる。また、第2のブレーキB2に隣接して第4のブレーキB4を配置することができるため、第2のブレーキB2と第4のブレーキB4をダブルピストン化して、部品点数の低減と変速装置の軸方向の長さの短縮をより図ることができる。
図4を参照して、結局、第2の実施例に係る変速装置10は、図1に示した第3のクラッチC3を有さず、第3のキャリアPC3を固定する第4のブレーキB4と、ラビニヨ式の第1のプラネタリギヤユニットG1を一体回転させるための摩擦係合要素として、第1−1のサンギヤS1Aと第1のキャリアPC1とを選択的に連結するための第1のクラッチC1を有している。
第1のクラッチC1は、ラビニヨ式の第1のプラネタリギヤユニットG1を構成する複数の回転要素のうち、第1−1のサンギヤS1Aと第1のキャリアPC1を選択的に互いに連結するための締結要素である。なお、第1のクラッチC1は、ラビニヨ式の第1のプラネタリギヤユニットG1を一体回転させる機能を有すればよいため、上記構成以外に、ラビニヨ式の第1のプラネタリギヤユニットG1を構成する複数の回転要素のうち、任意の二つの回転要素を選択的に連結するよう構成してもよい。
図5に、図4に示した変速装置の各変速段において、それぞれ作動する摩擦係合要素を示す。図5において、○は係合状態を、空欄は開放状態をそれぞれ示している。図6は、図4に示した変速装置の変速線図である。図5及び図6を参照して、図4の変速装置の変速段について説明する。なお、3速、5速及び後進段以外の変速段については、前記第1の実施例の記載を参照するものとする。
[3速]
3速においては、第1のクラッチC1を締結することにより、第1−1のサンギヤS1Aと第1のキャリアPC1とが連結されて、ラビニヨ式の第1のプラネタリギヤユニットG1が一体回転し、第2のブレーキB2によって第2のサンギヤS2及び第3のサンギヤS3が固定されることにより、第3の軸要素J3が減速回転されて、3速が形成される。
[5速]
5速においては、第1のクラッチC1を締結することにより、第1−1のサンギヤS1Aと第1のキャリアPC1とが連結されて、ラビニヨ式の第1のプラネタリギヤユニットG1が一体回転し、第2のクラッチC2を締結することにより、第1のプラネタリギヤユニットG1、第2のプラネタリギヤユニットG2及び第3のプラネタリギヤユニットG3が一体回転し、結局、入力軸11と第3の軸要素J3(出力軸12)が等速回転される。
[Rev1]
第1の後進段Rev1では、第1のブレーキB1によって第1のキャリアPC1を固定することにより、入力軸11から第1−1のサンギヤS1Aに伝達されたトルクは、第1のリングギヤR1から増大されて出力されて、第1の軸要素J1に伝達され、第4のブレーキB4によって第3のキャリアPC3及び第2の軸要素J2が固定される。これによって、第3の軸要素J3は入力軸11と逆回転し、後進(Rev)が形成される。
[Rev2]
第2の後進段Rev2では、第3のブレーキB3により第2のサンギヤS1Bを固定することにより、入力軸11から第1−1のサンギヤS1Aに伝達されたトルクは、第1のリングギヤR1から増大されて出力されて、第1の軸要素J1に伝達される。第4のブレーキB4によって第3のキャリアPC3及び第2の軸要素J2が固定される。これによって、第3の軸要素J3は入力軸11と逆回転し、後進(Rev)が形成される。
[Rev3]
第3の後進段Rev3では、第1のクラッチC1を締結することによって、第1−1のサンギヤS1Aと第1のキャリアPC1とが連結されてラビニヨ式の第1のプラネタリギヤユニットG1が一体回転し、トルクが第1の軸要素J1に伝達される。第4のブレーキB4によって第3のキャリアPC3及び第2の軸要素J2が固定される。これによって、第3の軸要素J3は入力軸11と逆回転し、後進(Rev)が形成される。
[実施例3]
図7は、本発明の第3の実施例に係る変速装置のギヤトレーン図である。以下の第3の実施例においては、第3の実施例と前記第2の実施例との相違点について主として説明し、第3の実施例が前記第2の実施例と共通する点については、前記実施例2の記載を適宜参照することができるものとする。
図10(A)は、本発明の第1の実施例又は第2の実施例に係る変速装置の第1のプラネタリギヤユニットの変速線図、図10(B)は、第3の実施例に係る変速装置の第1のプラネタリギヤユニットの変速線図である。
図10(A)を参照すると、前記第1の実施例1及び前記第2の実施例において、ラビニヨ式の第1のプラネタリギヤユニットG1が備える第1のリングギヤR1の出力は2段の減速となっている。しかし、前記第2の実施例においては、第4のブレーキB4が設けられたことにより、ラビニヨ式の第1のプラネタリギヤユニットG1が備える第1−1のリングギヤR1−1上に、第1のブレーキB1を設けることも可能である。図10(B)を参照して、以下の第3の実施例に係る変速装置はこのような構成を有する。前記ブレーキ配置によって、第3の実施例に係る変速装置はその軸方向長さを短縮することができる。
図7を参照すると、第3の実施例において、ラビニヨ式の第1のプラネタリギヤユニットG1は、第1のサンギヤS1と、第1のサンギヤS1と噛合する第1のピニオンギヤセット(半径方向内方から外方へ向かって順に、互いに噛合するロングピニオン及びショートピニオンを含む)PG1と、第1のピニオンギヤセットPG1を軸支する第1のキャリアPC1と、第1のピニオンギヤセットPG1と噛合する第1−1のリングギヤR1Aと、入力軸11に連結され第1のピニオンギヤセットPG1と噛合する第1−2のリングギヤR1Bを備える。
第1のキャリアPC1と第3のリングギヤR3は、第1の軸要素J1を介して互いに連結されている。
第1のクラッチC1は、ラビニヨ式の第1のプラネタリギヤユニットG1を構成する複数の回転要素のうち、第1のサンギヤS1と第1のキャリアPC1を選択的に互いに連結するための締結要素である。なお、第1のクラッチC1は、ラビニヨ式の第1のプラネタリギヤユニットG1を一体回転させる機能を有すればよいため、上記構成以外に、ラビニヨ式の第1のプラネタリギヤユニットG1を構成する複数の回転要素のうち、任意の二つの回転要素を選択的に連結するよう構成してもよい。
第2のクラッチC2は、入力軸11と、第2のリングギヤR2とを選択的に連結する。
第1のブレーキB1は、第1−1のリングギヤR1A上に配置され、第1−1のリングギヤR1Aを選択的に固定する。第3のブレーキB3は、第1のサンギヤS1を選択的に固定する。
図8に、図7に示した変速装置の各変速段において、それぞれ作動する摩擦係合要素を示す。図8において、○は係合状態を、空欄は開放状態をそれぞれ示している。図9は、図7に示した変速装置の変速線図である。図8及び図9を参照して、図7の変速装置の変速段について説明する。
[1速]
1速では、第1のブレーキB1によって第1−1のリングギヤR1Aを固定することにより、入力軸11から第1−2のリングギヤR1Bに伝達されたトルクは、第1のキャリアPC1から増大されて出力されて、第1の軸要素J1に伝達され、第2のブレーキB2によって第2のサンギヤS2及び第3のサンギヤS3が固定されることにより、第3の軸要素J3が減速回転されて、1速が形成される。
[2速]
2速においては、第3のブレーキB3によって第1のサンギヤS1を固定することにより、入力軸11から第1−2のリングギヤR1Bに伝達されたトルクは、第1のキャリアPC1から増大されて出力されて、第1の軸要素J1に伝達され、第2のブレーキB2によって第2のサンギヤS2及び第3のサンギヤS3が固定することにより、第3の軸要素J3が減速回転されて、2速が形成される。
[3速]
3速においては、第1のクラッチC1を締結することにより、第1のサンギヤS1と第1のキャリアPC1とが連結されて、ラビニヨ式の第1のプラネタリギヤユニットG1が一体回転し、第2のブレーキB2によって第2のサンギヤS2及び第3のサンギヤS3が固定されることにより、第3の軸要素J3が減速回転されて、3速が形成される。
[4速]
4速においては、第2のクラッチC2を締結することにより、入力軸11のトルクが第2のリングギヤR2に伝達され、第2のブレーキB2により第2のサンギヤR2が固定されることにより、第3の軸要素J3が減速回転され、4速が形成される。
[5速]
5速においては、第1のクラッチC1を締結することにより、第1のサンギヤS1と第1のキャリアPC1とが連結されて、ラビニヨ式の第1のプラネタリギヤユニットG1が一体回転し、第2のクラッチC2を締結することにより、第1のプラネタリギヤユニットG1、第2のプラネタリギヤユニットG2及び第3のプラネタリギヤユニットG3が一体回転し、結局、入力軸11と第3の軸要素J3(出力軸12)が等速回転される。
[6速]
6速においては、第2のクラッチC2を締結することにより、入力軸11のトルクが第1−2のリングギヤR2に伝達され、第3のブレーキB3により第1−1のサンギヤS1Aを固定することにより、入力軸11から第1−2のリングギヤR1Bに伝達されたトルクは、第1のキャリアPC1から出力されて、第1の軸要素J1に伝達されることにより、第3の軸要素J3が増速回転され、6速が形成される。
[7速]
7速においては、第2のクラッチC2を連結することにより、入力軸11のトルクが第2の軸要素J2に伝達され、第1のブレーキB1により第1のキャリアPC1を固定することにより、入力軸11から第1−2のリングギヤR1Bに伝達されたトルクは、第1のキャリアPC1から出力されて、第1の軸要素J1に伝達され、結局、第3の軸要素J3が増速回転され、7速が形成される。
[Rev1]
第1の後進段Rev1では、第1のブレーキB1によって第1−1のリングギヤR1Aを固定することにより、入力軸11から第1−2のリングギヤR1Bに伝達されたトルクは、第1のキャリアPC1から増大されて出力されて、第1の軸要素J1に伝達され、第4のブレーキB4によって第3のキャリアPC3及び第2の軸要素J2が固定される。これによって、第3の軸要素J3は入力軸11と逆回転し、後進(Rev)が形成される。
[Rev2]
第2の後進段Rev2では、第3のブレーキB3により第1のサンギヤS1を固定することにより、入力軸11から第1−2のリングギヤR1Bに伝達されたトルクは、第1のキャリアPC1から増大されて出力されて、第1の軸要素J1に伝達される。第4のブレーキB4によって第3のキャリアPC3及び第2の軸要素J2が固定される。これによって、第3の軸要素J3は入力軸11と逆回転し、後進(Rev)が形成される。
[実施例4]
図11は、本発明の第4の実施例に係る変速装置のギヤトレーン図である。図11を参照すると、本発明の第4の実施例に係る変速装置10は、ハウジング1内に配設されている。変速装置10には、図示しないエンジンの動力がトルクコンバータ2を介して伝達される。変速装置10は、伝達された動力を複数の摩擦係合要素の切換えによって前進7段に増速又は減速して、図示しない車軸に出力する。
変速装置10は、入力軸11と、出力軸12と、入力軸11から出力軸12に向かう方向に沿って順に、第1列に配置されたシングルピニオン式の第1のプラネタリギヤユニットG1と、第2列に配置されたシングルピニオン式の第3のプラネタリギヤユニットG3と、第3列に配置されたシングルピニオン式の第2のプラネタリギヤユニットG3と、第4列に配置されたシングルピニオン式の第4のプラネタリギヤユニットG4と、を有する。
第1のプラネタリギヤユニットG1は、入力軸11に連結された第1のサンギヤS1と、第1のサンギヤS1と噛合するダブルピニオン式の第1のピニオンギヤセットPG1と、第1のピニオンギヤセットPG1を軸支する第1のキャリアPC1と、第1のピニオンギヤセットPG1と噛合する第1のリングギヤR1と、を備える。
第2のプラネタリギヤユニットG2は、第2のサンギヤS2と、第2のサンギヤS2と噛合する第2のピニオンギヤセットPG2と、第2のピニオンギヤセットPG2を軸支する第2のキャリアPC2と、第1のリングギヤR1と連結され第2のピニオンギヤセットPG2と噛合する第2のリングギヤR2と、を備える。
第3のプラネタリギヤユニットG3は、第2のサンギヤS2に連結された第3のサンギヤS3と、第3のサンギヤS3と噛合する第3のピニオンギヤセットPG3と、出力軸12に連結され第3のピニオンギヤセットPG3を軸支する第3のキャリアPC3と、第2のキャリアPC2に連結され入力軸11に連結可能であり且つ第3のピニオンギヤセットPG3と噛合する第3のリングギヤR3と、を備える。
第4のプラネタリギヤユニットG4は、第4のサンギヤS4と、第4のサンギヤS4と噛合する第4のピニオンギヤセットPG4と、第1の軸要素J1を介して第1のリングギヤR1及び第2のリングギヤに連結され第4のピニオンギヤセットPG4を軸支する第4のキャリアPC4と、第2のキャリアPC2に連結され第4のピニオンギヤセットPG4と噛合する第4のリングギヤR4と、を備える。
第1のリングギヤR1と第2のリングギヤR2は、第1の軸要素J1を介して互いに連結されている。第3のリングギヤR2には第2の軸要素J2が連結されている。第3のキャリアPC3は、第3の軸要素J3を介して出力軸12に連結されている。第4のサンギヤS4には、第4の軸要素J4が連結されている。
変速装置10は、さらに、第1のキャリアPC1と第3のリングギヤR3とを選択的に連結するための第1のクラッチC1と、入力軸11と第3のリングギヤR3とを選択的に連結するための第2のクラッチC2と、第1のサンギヤS1と第1のキャリアPC1を選択的に連結するための第3のクラッチC3と、第1のキャリアPC1を選択的に固定するための第1のブレーキB1と、第2のサンギヤS2及び第3のサンギヤS3を選択的に固定するための第2のブレーキB2と、第4のサンギヤR4を選択的に固定するための第3のブレーキB2と、を備える。
第3のクラッチC3は、第1のプラネタリギヤユニットG1を構成する複数の回転要素のうち、第1のサンギヤS1と第1のキャリアPC1を選択的に互いに連結するための締結要素である。なお、第3のクラッチC3は、第1のプラネタリギヤユニットG1を一体回転させる機能を有すればよいため、上記構成以外に、第1のプラネタリギヤユニットG1を構成する複数の回転要素のうち、任意の二つの回転要素、好ましくは、第1のキャリアPC1と第1のリングギヤR1を選択的に連結するよう構成してもよい。
なお、図11に示した変速装置10においては、入力軸11から出力軸12へ向かう方向に沿って、複数のプラネタリギヤユニットがG1,G3,G2,G4の順番で配列されているが、変速装置10の大きさ等を考慮して、場合によっては、G1,G2,G4,G3等の順番でプラネタリギヤユニットを配列することもできる。
図12に、図11に示した変速装置の各変速段において、それぞれ作動する摩擦係合要素を示す。図12において、○は係合状態を、空欄は開放状態をそれぞれ示している。図13は、図11に示した変速装置の変速線図である。図12及び図13を参照して、図11の変速装置の変速段について説明する。
[1速]
1速では、第1のブレーキB1によって第1のキャリアPC1が固定されることにより、入力軸11から第1のサンギヤS1に伝達されたトルクは、第1のリングギヤR1から増大されて出力されて、第1の軸要素J1に伝達され、第2のブレーキB2によって第2のサンギヤS2及び第3のサンギヤS3が固定されることにより、第3の軸要素J3が減速回転されて、1速が形成される。
[2速]
2速においては、第1のクラッチC1によって、第2の軸要素J2を介して、第1のキャリアPC1と第3のリングギヤR3、第2のキャリア及び第4のリングギヤを連結し、且つ第2のブレーキB2によって、第4の軸要素J4を介して、第2のサンギヤS2及び第3のサンギヤS3を固定することにより、第3の軸要素J3が減速回転されて、2速が形成される。
[3速]
3速においては、第3のクラッチC3を締結することにより、第1のプラネタリギヤユニットG1が一体回転し、第2のブレーキB2によって、第4の軸要素J4を介して、第2のサンギヤS2及び第3のサンギヤS3が固定されることにより、第3の軸要素J3が減速回転されて、3速が形成される。
[4速]
4速においては、第2のクラッチC2を締結することにより、入力軸11のトルクが第2の軸要素J2を介して第3のリングギヤR2に伝達され、第2のブレーキB2によって、第4の軸要素J4を介して、第2のサンギヤR2及び第3のサンギヤS3が固定されることにより、第3の軸要素J3が減速回転され、4速が形成される。
[5速]
5速においては、第1のクラッチC1及び第2のクラッチC2を締結することにより、入力軸11と第3の軸要素J3(出力軸12)が等速回転される。なお、第1のクラッチC1の代用として、第3のクラッチC3を締結しても上記動作となる。
[6速]
6速においては、第2のクラッチC2を締結することにより、入力軸11のトルクが第3のリングギヤR3に伝達され、第3のブレーキB3により第4のサンギヤS4を固定することにより、入力軸11のトルクを増大して第4のリングギヤR4の出力が第1の軸要素J1に伝達され、この結果、第3の軸要素J3が増速回転され、6速が形成される。
[7速]
7速においては、第2のクラッチC2を連結することにより、入力軸11のトルクが第2の軸要素J2に伝達され、第1のブレーキB1により第1のキャリアPC1を固定することにより、入力軸11から第1のサンギヤS1に伝達されたトルクは、第1のリングギヤR1から出力されて、第1の軸要素J1に伝達され、結局、第3の軸要素J3が増速回転され、7速が形成される。
[Rev]
後進(Rev)では、第1のブレーキB1によって第1のキャリアPC1を固定することにより、入力軸11から第1のサンギヤS1に伝達されたトルクは、第1のリングギヤR1から増大されて出力されて、第1の軸要素J1に伝達され、第1のクラッチC1により第1のキャリアPC1と第2の軸要素J2とを連結することにより、第2の軸要素J2が固定される。これによって、第3の軸要素J3は入力軸11と逆回転し、後進(Rev)が形成される。
本発明の第1の実施例に係る変速装置のギヤトレーン図である。 図1の変速装置の係合表である。 図1の変速装置の変速線図である。 本発明の第2の実施例に係る変速装置のギヤトレーン図である。 図4の変速装置の係合表である。 図4の変速装置の変速線図である。 本発明の第3の実施例に係る変速装置のギヤトレーン図である。 図7の変速装置の係合表である。 図7の変速装置の変速線図である。 (A)は、本発明の第1の実施例又は第2の実施例に係る変速装置の第1のプラネタリギヤユニットの変速線図、(B)は、第3の実施例に係る変速装置の第1のプラネタリギヤユニットの変速線図である。 本発明の第4の実施例に係る変速装置のギヤトレーン図である。 図11の変速装置の係合表である。 図11の変速装置の変速線図である。
符号の説明
1 ハウジング
2 トルクコンバータ
10 変速装置
11 入力軸
12 出力軸
13 中間軸
G1,G2,G3,G4 プラネタリギヤユニット
PG1,PG2,PG3,PG4 ピニオンギヤセット
S1A,S1B,S1,S2,S3,S4 サンギヤ
S1AH 第1のサンギヤS1Aの軸
R1,R1A,R1B,R2,R3,R4 リングギヤ
PC1,PC2,PC3 キャリア
C1,C2,C3 クラッチ
C1H 第1のクラッチのハブ
B1,B2,B3,B4 ブレーキ
J1,J2,J3,J4 軸要素

Claims (4)

  1. 入力軸と、出力軸と、ラビニヨ式の第1のプラネタリギヤユニットと、シングルピニオン式の第2のプラネタリギヤユニットと、シングルピニオン式の第3のプラネタリギヤユニットと、を有し、
    前記第1のプラネタリギヤユニットは、前記入力軸に連結された第1−1のサンギヤと、第1−2のサンギヤと、前記第1−1のサンギヤ及び前記第1−2のサンギヤと噛合する第1のピニオンギヤセットと、前記第1のピニオンギヤセットを軸支する第1のキャリアと、前記第1のピニオンギヤセットと噛合する第1のリングギヤと、を備え、
    前記第2のプラネタリギヤユニットは、第2のサンギヤと、前記第2のサンギヤと噛合する第2のピニオンギヤセットと、前記出力軸に連結され且つ前記第2のピニオンギヤセットを軸支する第2のキャリアと、前記入力軸に直結可能かつ前記第1のキャリアに連結可能であって前記第2のピニオンギヤセットと噛合する第2のリングギヤと、を備え、
    前記第3のプラネタリギヤユニットは、前記第2のサンギヤに連結された第3のサンギヤと、前記第3のサンギヤと噛合する第3のピニオンギヤセットと、前記第2のリングギヤに連結され且つ前記第3のピニオンギヤセットを軸支する第3のキャリアと、前記第1のリングギヤに連結され且つ前記第3のピニオンギヤセットと噛合する第3のリングギヤと、を備え、
    さらに、
    前記第1のキャリアと前記第2のリングギヤとを選択的に連結するための第1のクラッチと、
    前記入力軸と前記第2のリングギヤとを選択的に連結するための第2のクラッチと、
    前記第1のプラネタリギヤユニットを構成する複数の回転要素のうち、少なくとも二つの該回転要素を選択的に互いに連結して該第1のプラネタリギヤユニットを一体回転させる第3のクラッチと、
    前記第1のキャリアを選択的に固定するための第1のブレーキと、
    前記第のサンギヤ及び前記第のサンギヤを選択的に固定するための第2のブレーキと、
    前記第1−2のサンギヤを選択的に固定するための第3のブレーキと、
    を有する、ことを特徴とする変速装置。
  2. 入力軸と、出力軸と、ラビニヨ式の第1のプラネタリギヤユニットと、シングルピニオン式の第2のプラネタリギヤユニットと、シングルピニオン式の第3のプラネタリギヤユニットと、を有し、
    前記第1のプラネタリギヤユニットは、前記入力軸に連結された第1−1のサンギヤと、第1−2のサンギヤと、前記第1−1のサンギヤ及び前記第1−2のサンギヤと噛合する第1のピニオンギヤセットと、前記第1のピニオンギヤセットを軸支する第1のキャリアと、前記第1のピニオンギヤセットと噛合する第1のリングギヤと、を備え、
    前記第2のプラネタリギヤユニットは、第2のサンギヤと、前記第2のサンギヤと噛合する第2のピニオンギヤセットと、前記出力軸に連結され且つ前記第2のピニオンギヤセットを軸支する第2のキャリアと、前記入力軸に直結可能かつ前記第1のキャリアに連結可能であって前記第2のピニオンギヤセットと噛合する第2のリングギヤと、を備え、
    前記第3のプラネタリギヤユニットは、前記第2のサンギヤに連結された第3のサンギヤと、前記第3のサンギヤと噛合する第3のピニオンギヤセットと、前記第2のリングギヤに連結され且つ前記第3のピニオンギヤセットを軸支する第3のキャリアと、前記第1のリングギヤに連結され且つ前記第のピニオンギヤセットと噛合する第3のリングギヤと、を備え、
    さらに、
    前記第1のプラネタリギヤユニットを構成する複数の回転要素のうち、少なくとも二つの該回転要素を選択的に互いに連結して該第1のプラネタリギヤユニットを一体回転させる第1のクラッチと、
    前記入力軸と前記第2のリングギヤとを選択的に連結するための第2のクラッチと、
    前記第1のキャリアを選択的に固定するための第1のブレーキと、
    前記第2のサンギヤ及び前記第3のサンギヤを選択的に固定するための第2のブレーキと、
    前記第1−2のサンギヤを選択的に固定するための第3のブレーキと、
    前記第3のキャリアを選択的に固定するための第4のブレーキと、
    を有する、ことを特徴とする変速装置。
  3. 入力軸と、出力軸と、ラビニヨ式の第1のプラネタリギヤユニットと、シングルピニオン式の第2のプラネタリギヤユニットと、シングルピニオン式の第3のプラネタリギヤユニットと、を有し、
    前記第1のプラネタリギヤユニットは、第1のサンギヤと、前記第1のサンギヤと噛合する第1のピニオンギヤセットと、前記第1のピニオンギヤセットを軸支する第1のキャリアと、前記第1のピニオンギヤセットと噛合する第1−1のリングギヤと、前記入力軸に連結され前記第1のピニオンギヤセットと噛合する第1−2のリングギヤと、を備え、
    前記第2のプラネタリギヤユニットは、第2のサンギヤと、前記第2のサンギヤと噛合する第2のピニオンギヤセットと、前記出力軸に連結され且つ前記第2のピニオンギヤセットを軸支する第2のキャリアと、前記入力軸に直結可能であって前記第2のピニオンギヤセットと噛合する第2のリングギヤと、を備え、
    前記第3のプラネタリギヤユニットは、前記第2のサンギヤに連結された第3のサンギヤと、前記第3のサンギヤと噛合する第3のピニオンギヤセットと、前記第2のリングギヤに連結され且つ前記第3のピニオンギヤセットを軸支する第3のキャリアと、前記第1のキャリアに連結され且つ前記第3のピニオンギヤセットと噛合する第3のリングギヤと、を備え、
    さらに、
    前記第1のプラネタリギヤユニットを構成する複数の回転要素のうち、少なくとも二つの該回転要素を選択的に互いに連結して該第1のプラネタリギヤユニットを一体回転させる第1のクラッチと、
    前記入力軸と前記第2のリングギヤとを選択的に連結するための第2のクラッチと、
    前記第1−1のリングギヤを選択的に固定するための第1のブレーキと、
    前記第のサンギヤ及び前記第のサンギヤを選択的に固定するための第2のブレーキと、
    前記第1のサンギヤを選択的に固定するための第3のブレーキと、
    前記第3のキャリアを選択的に固定するための第4のブレーキと、
    を備える、ことを特徴とする変速装置。
  4. 入力軸と、出力軸と、ダブルピニオン式の第1のプラネタリギヤユニットと、シングルピニオン式の第2のプラネタリギヤユニットと、シングルピニオン式の第3のプラネタリギヤユニットと、シングルピニオン式の第4のプラネタリギヤユニットと、を有し、
    前記第1のプラネタリギヤユニットは、前記入力軸に連結された第1のサンギヤと、前記第1のサンギヤと噛合するダブルピニオン式の第1のピニオンギヤセットと、前記第1のピニオンギヤセットを軸支する第1のキャリアと、前記第1のピニオンギヤセットと噛合する第1のリングギヤと、を備え、
    前記第2のプラネタリギヤユニットは、第2のサンギヤと、前記第2のサンギヤと噛合する第2のピニオンギヤセットと、前記第2のピニオンギヤセットを軸支する第2のキャリアと、前記第1のリングギヤと連結され前記第2のピニオンギヤセットと噛合する第2のリングギヤと、を備え、
    前記第3のプラネタリギヤユニットは、前記第2のサンギヤに連結された第3のサンギヤと、前記第3のサンギヤと噛合する第3のピニオンギヤセットと、前記出力軸に連結され前記第3のピニオンギヤセットを軸支する第3のキャリアと、前記第2のキャリアに連結され前記入力軸に連結可能であり且つ前記第3のピニオンギヤセットと噛合する第3のリングギヤと、を備え、
    前記第4のプラネタリギヤユニットは、第4のサンギヤと、第4のサンギヤと噛合する第4のピニオンギヤセットと、前記第1のリングギヤ及び前記第2のリングギヤに連結され前記第4のピニオンギヤセットを軸支する第4のキャリアと、前記第2のキャリアに連結され前記第4のピニオンギヤセットと噛合する第4のリングギヤと、を備え、
    さらに、
    前記第1のキャリアと前記第3のリングギヤとを選択的に連結するための第1のクラッチと、
    前記入力軸と前記第3のリングギヤとを選択的に連結するための第2のクラッチと、
    前記第1のプラネタリギヤユニットを構成する複数の回転要素のうち、少なくとも二つの該回転要素を選択的に互いに連結して該第1のプラネタリギヤユニットを一体回転させる第3のクラッチと、
    前記第1のキャリアを選択的に固定するための第1のブレーキと、
    前記第2のサンギヤ及び前記第3のサンギヤを選択的に固定するための第2のブレーキと、
    前記第4のサンギヤを選択的に固定するための第3のブレーキと、
    を有する、ことを特徴とする変速装置。
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