JP4392330B2 - アクセス管理機構 - Google Patents

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Description

本発明は、アクセス管理機構に係り、特に、端末がネットワークを経由してWebサイトにアクセスする通信システムにおけるアクセス管理機構に関する。
端末からのWebアクセスにおいては、Webコンテンツを提供しているプロバイダ(Contents Provider:以下CP)からコンテンツをダウンロードする際に、ゲートウェイシステムを経由する。ゲートウェイシステムには、CPからのコンテンツダウンロードの代行及びコンテンツのキャッシングを行うキャッシュサーバが設置されている。更にキャッシュサーバでは、特定URLへのアクセスが予め設定された閾値よりも多くなった場合にアクセスを規制することで、ゲートウェイシステムとCP間のトラフィックを制御し、安定したサービスを提供している。
また、通信網における負荷増大を抑えて輻輳の発生を未然に防止するために、放送番組の示す特定の接続先に接続するための電話番号、URL等の接続先情報とともに、接続先への接続を規制する接続規制情報(例えば、乱数に対する閾値、特定の情報通信端末の指定、問題と正解)を受信する輻輳防止方法等が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−281152号公報
従来の技術では、ゲートウェイシステムとCP間のトラフィックを考慮した接続規制のみを実施しており、端末とゲートウェイシステム間のトラフィックに関する考慮を行っていなかった。
そのため、ゲートウェイシステムまでのネットワークを共有する複数の端末が異なるCPから大容量コンテンツや映像等のストリームデータをダウンロードする場合では、接続規制が行われないが、端末とゲートウェイシステム間の帯域不足によりデータの輻輳が起こり、ダウンロードがタイムアウトする等の現象が起こることがある。
複数の端末が異なる複数のCPから大容量コンテンツやストリームデータをダウンロードする場合では、アクセス先CPが分散しているため、従来の「特定CPへのアクセス集中による接続規制」は行われない。しかし、ゲートウェイシステムから端末側のあるエリアや地点(以降エリアと地点は特に符号を用いない場合、同義としてエリアと記す)においては、複数の端末からのWebアクセスによりアクセス集中が発生しているものもある。同様の状況で同一もしくは複数のCPから大容量コンテンツやストリームデータのダウンロードを非常に多くの端末が行うと、エリアにおいて、アクセスが集中し、既にダウンロード中のユーザを含めタイムアウトする事象が発生する。そのため、ダウンロードが完了できない場合がある。
本発明は、以上の点に鑑み、端末からゲートウェイシステムまでのネットワークの全て又は一部を共有する複数の端末が、異なるCPから大容量コンテンツ、又は、映像等のストリームデータをダウンロードする際に、ネットワークの状況に従った規制を実施するアクセス管理機構を提供することを目的する。また、本発明は、ネットワークの状況としてコンテンツ属性とトラフィック情報を用い、接続規制することを目的とする。本発明は、端末とゲートウェイシステム間のトラフィックに基づいたアクセス管理機構を提供することを目的とする。また、本発明は、エリアによってネットワーク容量に差がある通信システムにおいても安定したサービスを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、端末がWebアクセスする際に、エリア情報に基づいてIPアドレスを割当てる。更に、端末がコンテンツダウンロードを要求した場合、要求を受け付けたゲートウェイシステムがCPからコンテンツの属性情報を取得し、予め設定しておいた規制条件と別途管理している要求コンテンツ情報および端末とゲートウェイ間のトラフィック情報を基に、ダウンロードの可否を判断する。ダウンロードが可能な場合には、受け付けた要求をCPに転送してCPの応答内容を端末に返信すると共に、ダウンロードコンテンツ情報、トラフィック情報の更新を行う。更にダウンロードが終了した際に、ダウンロード済みコンテンツ情報、トラフィック情報の再更新を行う。ダウンロードが不可能な場合には、端末に対して、ダウンロード規制を通知もしくは、指定時間経過後に受け付けた要求をCPに転送してCPの応答内容を端末に返信する。
上記接続規制機能を有するサーバには、例えば、接続元の端末のIPアドレス、該当端末が所在するエリア、接続先URLとコンテンツ属性情報を対応付けて格納する記憶手段を有し、トラフィックを演算しデータベースへ格納する機能、接続規制の判定を行う機能等を有する。
本発明の解決手段によると、
端末及びコンテンツサーバと通信可能なキャッシュサーバと、
所定のテーブルを記憶するためのデータベースと
を備え、
前記データベースは、
エリアの識別子に対応して、該エリアに属する前記端末に割り当てるための複数のアドレスが記憶されるエリア情報テーブルと、
エリアの識別子に対応して、予め定められた閾値と該エリアの帯域が記憶される閾値テーブルと、
エリアの識別子に対応して、該エリアにおける現在及び予め定められた時間経過毎の推定トラフィックを示す第1乃至第n(nは整数)のトラフィックが記憶されるトラフィックテーブルと、
コンテンツ容量の範囲とコンテンツ種別とエリアの識別子とに対応して、ダウンロード許容条件使用率が記憶されるコンテンツ分類テーブルと
を有し、
前記キャッシュサーバは、
接続先アドレスと、接続元アドレスとを含むコンテンツ要求を前記端末から受信し、
受信された接続先アドレスに応じた前記コンテンツサーバから、コンテンツ種別及びコンテンツ容量を含むコンテンツ属性情報を受信し、
受信されたコンテンツ種別及び/又はコンテンツ容量に従い、大容量コンテンツ又はストリームコンテンツであるか否かを判定し、
受信された接続元アドレスに基づき、前記エリア情報テーブルから対応するエリアの識別子を取得し、
取得されたエリアの識別子に基づき、前記閾値テーブルから対応する閾値を取得し、
取得されたエリアの識別子に基づき、前記トラフィックテーブルから、対応する第1のトラフィックを取得し、
受信されたコンテンツ容量と予め定められた係数を乗じて加算するための容量を求め、取得した第1のトラフィックに求められた加算するための容量を加算し、
取得された閾値と、加算された第1のトラフィックとを比較し、
(a)大容量コンテンツ若しくはストリームコンテンツではないと判定された場合に、又は、加算された第1のトラフィックが取得された閾値未満又は以下の場合に、受信されたコンテンツ要求を前記コンテンツサーバに転送し、コンテンツ要求に応じて前記コンテンツサーバから送信されるコンテンツを前記端末に転送し、
(b)一方、大容量コンテンツ若しくはストリームコンテンツであると判定され、かつ、加算された第1のトラフィックが取得された閾値より大きい又は閾値以上の場合に、
前記コンテンツ分類テーブルを参照して、コンテンツ容量とコンテンツ種別とエリアの識別子とに基づき、対応するダウンロード許容条件使用率を取得し、
取得されたエリアの識別子に基づき、前記トラフィックテーブルから、対応する第2乃至第nのトラフィックを取得し、
前記閾値テーブルからエリアの識別子に対応する帯域を取得し、取得された帯域と取得されたダウンロード許容条件使用率とを乗じてダウンロード許容条件の使用帯域を求め、
求められた使用帯域と第2乃至第nのトラフィックとを順に比較し、第2乃至第nのトラフィックのいずれかが、求められた使用帯域より小さい又は以下になるとき、該トラフィックに応じた時刻をダウンロード可能予定時刻とし、及び、
ダウンロード可能予定時刻を前記端末に送信する、又は、ダウンロード可能予定時刻に受信されたコンテンツ要求を前記コンテンツサーバに転送する
アクセス管理機構が提供される。
本発明によると、端末からゲートウェイシステムまでのネットワークの全て又は一部を共有する複数の端末が、異なるCPから大容量コンテンツ、又は、映像等のストリームデータをダウンロードする際に、ネットワークの状況に従った規制を実施するアクセス管理機構を提供することができる。また、本発明によると、ネットワークの状況としてコンテンツ属性とトラフィック情報を用い、接続規制することができる。本発明によると、端末とゲートウェイシステム間のトラフィックに基づいたアクセス管理機構を提供することができる。また、本発明によると、エリアによってネットワーク容量に差がある通信システムにおいても安定したサービスを提供することができる。
図1に、本実施の形態における通信システムの構成図を示す。
通信システムは、コンテンツプロバイダ(CP:101、102、103)と、端末(201、202・・・205)と、基地局(501、502、510、520)と、ゲートウェイシステム(600)と、IPアドレス割当サーバ(701)とを備える。また、例えば、ゲートウェイシステム(600)は、キャッシュサーバ(601)と、データベース(602)とを有する。基幹システム内に、IPアドレス割当てサーバ(701)、接続規制機能を有するキャッシュサーバ(601)、データベース(602)が備えられる。なお、本実施の形態では、接続制御機能を実装するのはキャッシュサーバ(601)であり、データベース(602)は外部記憶装置としているが、それぞれの機能を持つ専用のサーバをそれぞれ設置してもよいし、両方の機能を有するサーバを設置してもよい。あるいは、既設のサーバにいずれかまたは双方の機能を搭載するものであってもよい。また、CP、端末、基地局の数は、図に示す数に限らず適宜の数を備えることができる。
図1の例において、端末(201、202、203・・・)は、それぞれ異なるエリア(301、302、303・・・)のいずれかに属する。端末は、例えば無線通信端末とすることができる。個々の端末は、Webサイトにアクセスしてコンテンツをダウンロードする際、基地局(501、502、510・・・)、ゲートウェイシステム(600)を経由し、インターネットを介してCP(101、102、103・・・)からコンテンツをダウンロードする。なお、本実施の形態におけるエリアは、適宜定めることができる。図1の例では、例えば基地局(501、502)がカバーする範囲をエリア(301)、基地局(510)がカバーする範囲をエリア(302)等としているが、これに限らず、例えば基地局(501、502及び510)を収容する通信装置(550)がカバーする範囲をひとつのエリアとしてもよい。また、通信装置(551)がカバーする範囲をひとつのエリアとしてもよいし、ネットワーク上の予め定められた地点(ポイント)(401、402)をエリアとしてもよい。
データベース(602)は、エリア情報(例えばエリアの識別子)とそのエリア内の端末に割り当てるためのIPアドレスとを関連付けるエリア情報テーブル(610)と、端末の位置情報とコンテンツの属性情報とを関連付けるコンテンツ情報テーブル(620)と、エリア情報と予め設定した各エリアの閾値とを関連付ける閾値テーブル(630)と、エリア情報と各エリアのトラフィック情報についてのトラフィックテーブル(640)と、要求コンテンツを分類する際に用いるためのコンテンツ分類テーブル(650)とを有する。
エリア情報テーブル(610)、閾値テーブル(630)およびコンテンツ分類テーブル(650)は、例えば、システムの設備設計計画等に基づいて管理者などが予め設定することができる。なお、システムを一定期間運用した場合には、コンテンツ情報テーブル(620)により取得した統計情報を加味した設定を行うことが出来る。一方、要求コンテンツ情報テーブル(620)およびトラフィックテーブル(640)は、後述するシーケンス中に自動生成、更新されるものである。
図2は、エリア情報テーブル(610)の構成図である。エリア情報テーブル(610)では、設備設計に基づいたエリアに割当てるIPアドレス範囲を管理している。エリア情報テーブル(610)は、エリアの識別子と、そのエリアをカバーする基地局の識別子と、その基地局にアクセスする端末又はそのエリアに属する端末に割り当てるIPアドレスとを含む。なお、エリア情報テーブル(610)は、IPアドレス割り当てサーバ(701)が有してもよい。IPアドレス割り当てサーバ(701)は、エリア情報テーブル(610)を参照して、エリア又は基地局に応じたIPアドレスを端末に割り当てることができる。
図7は、東京駅周辺を幾つかのエリアに分割する例を示す。IPアドレスの割当て範囲は、Web利用者の偏在を考慮して分割したエリアに基づいて行う。例えば、図7のようにエリアの分割を行う。エリアの分割は、例えばエリア面積、基地局の配置、基地局が収容できる端末数に基づいて分割する等、適宜の設備設計の情報に基づいて分割してもよい。駅構内を含むエリアを図中のエリア(301)とした場合には、このエリア(301)をカバーする基地局(501、502)にアクセスした端末に対し割当てるIPアドレスを定義する。同様にして、エリア(302)、エリア(303)・・・エリア(305)に対しても定義する。その際、駅構内を含むエリア(301)のIPアドレスの数を多くする等、端末からのアクセス状況によって柔軟に変更することが考えられる。また、複数のエリアをまたがる位置からのアクセスに対しては、例えばエリアの番号(識別子)が小さい(又は大きい)エリアに属するなど、予めいずれのエリアに属するかを定めることができる。また、通信している基地局に応じたエリアに属することとしてもよいし、複数の基地局の電波状態(例えば送受信電力等)に応じていずれのエリアに属するか定めてもよい。
また、本実施の形態では、端末がエリアをまたいで移動した場合には、端末が最初にアクセスしたエリアに継続して存在することとする。例えば、端末(201)がエリア(301)内で接続開始し、エリア(304)に移動した場合、本実施の形態においては、エリア(301)内でアクセスしているものとする。なお、移動後のエリア(304)内でアクセスしているものとしてもよい。
図3は、コンテンツ情報テーブル(620)の構成図である。
コンテンツ情報テーブル(620)は、例えば、端末のIPアドレスと、端末が属するエリアの識別子と、接続先URLと、コンテンツ種別と、コンテンツ容量と、コンテンツ要求を受信した(又は端末が送信した)要求時刻とを含む。
端末のIPアドレスと接続先URLは、例えば、端末からのコンテンツ要求に含まれるものを用いることができる。エリアの識別子は、例えば、端末からのコンテンツ要求を受信した基地局に応じて、又は、コンテンツ要求に含まれる端末のIPアドレスに応じて、エリア情報テーブル(610)から取得された識別子を用いることができる。コンテンツ種別及びコンテンツ容量は、CPからのコンテンツ属性情報に含まれる。コンテンツ種別は、例えば、java、eizouなど、コンテンツの種別を示す適宜のデータ・フラグを用いることができる。コンテンツ容量は、端末が要求するコンテンツの容量(例えばKBの単位)を示す。要求時刻は、例えば、キャッシュサーバ(601)がコンテンツ要求を受信したときに、例えばキャッシュサーバ等のコンピュータの内部時計の時刻を用いることができる。なお、要求時刻は、日付(例えば、20040312)等であってもよい。
コンテンツ情報テーブル(620)は、端末が要求した大容量またはストリームデータのコンテンツの情報を蓄積するためのテーブルであり、コンテンツ情報テーブル(620)を整理・解析を行うことにより、前述の設備設計計画や、設定値への反映に用いる事が可能である。
図4は、閾値テーブル(630)の構成図である。
閾値テーブル(630)は、エリアの識別子に対応して、それぞれのエリアにおける予め定められた閾値および使用可能な帯域が予め格納されている。閾値および使用可能な帯域のデータは、KB/sまたはMB/s単位の容量で格納されることができる。また、閾値は、各エリアの最大通信帯域に応じた値(例えば最大通信帯域の数%)としてもよい。なお、使用可能な帯域は、次式を用いて求められることができる。
帯域=伝送効率×回線速度
図5に、トラフィックテーブルの構成図を示す。
トラフィックテーブル(640)は、エリアの識別子に対応して、現時点のトラフィック0(KB/s)、例えば30秒後のトラフィック1(KB/s)、例えば60秒後のトラフィック2(KB/s)・・・を含む。なお、時間間隔は、図5に示すような30秒間隔以外にも、60秒や15秒等適宜定めることができる。また、記憶されるトラフィックのフィールド数は、適宜の数とすることができる。
ここで、トラフィック0、1、2・・・とは、現在時刻の推定トラフィックをトラフィック0とした場合に、任意の時間が経過した時点の推定トラフィックを示す。時間間隔は、管理者などが予め設定することができる。例えば、トラフィック1は、30秒後のトラフィック、トラフィック2は、60秒後のトラフィック等が考えられる。
図6に、コンテンツ分類テーブル(650)の構成図を示す。コンテンツ分類テーブル(650)は、コンテンツ容量の範囲(KB)と、エリアの識別子と、コンテンツ種別と、ダウンロード許容条件使用率(%)とを含む。
コンテンツ容量の範囲(KB)は、例えば、最小値と最大値により表すことができる。また、本実施の形態では、例えば図6に示すように、50より大きく100以下(50<x≦100)等としているが、これに限らず50以上100未満(50≦x<100)等としてもよい。
次に、接続規制に関する流れを説明する。図8は、端末がコンテンツをダウンロードする時のフローチャートの概要である。
まず、端末(201等)がWebサイトにアクセス要求すると、IPアドレス割当てサーバ(701)が該当端末にIPアドレスを付与する(S11)。S11では、IPアドレス割当てサーバ(701)が、エリア情報テーブル(610)を参照して、ダウンロード要求のあった端末に対して、端末のエリア又は基地局に応じたIPアドレスのひとつを割当てる。なお、既に割り当て済みのIPアドレスは別途管理しておくことができる。
次に、該当端末は、割当てられたIPアドレスを接続元IPアドレスとして、コンテンツ要求をキャッシュサーバ(601)に送信する(S12)。コンテンツ要求には、例えば、接続元IPアドレス、接続先URL(接続先アドレス)、要求するコンテンツの識別情報等を含むことができる。キャッシュサーバ(601)が、該当コンテンツの属性情報をCP(101等)から取得し、該当コンテンツが大容量コンテンツまたはストリームなデータであるかの判別を行うコンテンツ種別判定を行う(S13)。コンテンツの属性情報は、例えば、コンテンツ種別、コンテンツ容量等を含む。
大容量コンテンツまたはストリームデータの判定(コンテンツ種別判定)の条件は、設備条件、管理者のポリシーによって決められることができる。例えば、取得されたコンテンツ種別がjava、かつ、取得されたコンテンツ容量が50KB以上である場合、または、コンテンツ種別がeizouである場合などに大容量コンテンツまたはストリームデータに該当とすると判断できる。
また、キャッシュサーバ(601)は、適宜のタイミングでコンテンツ要求に含まれる接続元IPアドレス及び接続先URLと、コンテンツ属性情報に含まれるコンテンツ種別及びコンテンツ容量とを、コンテンツ情報テーブル620にそれぞれ対応させて記憶する。また、キャッシュサーバ(601)は、エリア情報テーブル(610)を参照して、接続元IPアドレスに応じたエリアの識別子又は端末が通信する基地局に応じたエリアの識別子を取得し、コンテンツ情報テーブル(620)に記憶する。そして、キャッシュサーバ(601)は、コンテンツ要求を受信した時刻をコンテンツ情報テーブル(620)に記憶する。なお、取得されたエリアの識別子を一時的に適宜のメモリに記憶してもよい。以下の説明において、「該当エリア」と記す場合、この取得されたエリアの識別子を用いることできる。
キャッシュサーバ(601)は、該当コンテンツが大容量コンテンツまたはストリームデータである場合は(S13:YES)、次のステップである「推定トラフィックと閾値の比較(即時返送可否判定)」(S14)に進む。なお、ステップS13でYESと判断される場合は、例えば、送信不可又は保留である場合を示す。一方、該当コンテンツが大容量コンテンツまたはストリームデータでない場合は(S13:NO)、ステップS17に進む。なお、ステップS13でNOと判断される場合は、例えば送信可能な場合を示す。
ステップS14では、キャッシュサーバ(601)が、トラフィックテーブル(640)から該当エリアに対応するトラフィック0(第1のトラフィック)を取得し、CPより受信した該当コンテンツの属性情報に含まれるコンテンツ容量に応じた値を取得したトラフィック0に加算する。また、キャッシュサーバ(601)は、閾値テーブル(630)を参照して、該当エリアに対応する閾値を取得し、取得された閾値と、上述の加算された結果とを比較する(S14:即時返送可能判定)。演算されたトラフィック0(加算結果)が、取得された閾値より大きい場合(S14:YES)、ステップS15へ進む。一方、演算されたトラフィック0が取得された閾値以下の場合には(S14:NO)、コンテンツ情報テーブル(620)を更新し、ステップS17へ進む。なお、ステップS14において、閾値以上と閾値未満として処理を分けてもよい。
ステップS17では、キャッシュサーバ(601)は、端末からのコンテンツ要求を、接続先URLに応じたCPに転送し、該当端末にCPからのコンテンツを送信する(S17)。また、コンテンツのダウンロードが完了すると(S18)、ステップS19へ移る。
なお、キャッシュサーバ(601)は、予め設定された時間経過毎にデータベース(602)のトラフィックテーブル(640)にアクセスし、全てのエリアのデータ更新を行う。例えば、トラフィック1が30秒後、トラフィック2が60秒後である場合は、30秒間隔でキャッシュサーバ(601)がトラフィック1のデータをトラフィック0のフィールドへ書き込み、トラフィック2のデータをトラフィック1のフィールドに書き込む。つまり、トラフィックn+1のデータをトラフィックnのフィールドに書き込む。また、最後のトラフィックのフィールドには、例えば、0を書き込む。
以上より、サービス開始時は、トラフィックテーブル(640)の全てのエリア及びトラフィックは0(又はNull)であり、図8のシーケンスを経てキャッシュサーバ(601)が各エリアのトラフィックのデータを更新することにより、トラフィックテーブル(640)のデータが変化する。
一方、それぞれのエリアのトラフィックは、大容量コンテンツまたはストリームデータである場合に、適宜のタイミングでキャッシュサーバ(601)がトラフィック0、1、2・・・を更新する。例えば、ステップS17やステップS16において、更新することができる。
トラフィック0、1、2、・・・は、コンテンツ属性情報から得られるコンテンツ容量から求めた値を各トラフィックに加算し算出される。この加算するコンテンツ容量の値は、該当コンテンツを単位時間あたりにダウンロードできる容量であり、ベストエフォート型のIPネットワークの特性を考慮した係数αを掛けることができる。係数αは、空いている帯域を全て利用出来ないことを考慮している。係数αは、一例として、0.02等とすることができる。
加算するコンテンツ容量=係数α×コンテンツ属性情報のコンテンツ容量
新たなトラフィックn=トラフィックn+加算するコンテンツ容量
(ただし、n=1、2、・・・)
更に、コンテンツ容量より、該当コンテンツをダウンロードする時間を求める。なお、ダウンロード時間は次式で求められる。
ダウンロード時間=コンテンツ属性情報のコンテンツ容量/加算するコンテンツ容量
トラフィックに応じた時間が、求められたダウンロード時間より小さいトラフィックnに対して、加算するためのコンテンツ容量を加算する。
例えば、帯域=1500(KB・S−1)、閾値=1050(KB・S−1)、トラフィック1=30秒後、トラフィック2=60秒後、トラフィック0=900(KB・S−1)、トラフィック1=800(KB・S−1)、トラフィック2=700(KB・S−1)、コンテンツ容量=1000KB、係数α=0.02(S−1)とした場合、加算するコンテンツ容量は20(KB・S−1)となる。この値をトラフィック0に加算すると、920(KB・S−1)となり、閾値である1050(KB・S−1)を下回る。更にダウンロード時間は、50秒となる。そこで、トラフィック0の900(KB・S−1)に20(KB・S−1)を加算し、トラフィック0の値を更新する。次に、トラフィック1は30秒後であり、ダウンロード時間の50秒よりも小さいため、トラフィック1の800(KB・S−1)に20(KB・S−1)を加算し、トラフィック1の値を更新する。トラフィック2は60秒後で、ダウンロード時間の50秒よりも大きいため、トラフィック2以降の値は更新しない。
ステップS15では、コンテンツ種別、容量、エリア等を考慮して、ダウンロードが可能な時間を求める(転送可能時刻判定)。つまり、前述のコンテンツ容量等の条件を基に優先度を付ける。キャッシュサーバ(601)は、端末がダウンロード要求したコンテンツの属性情報に基づき、コンテンツの分類を行う。
例えば、キャッシュサーバ(601)は、コンテンツ分類テーブル(650)を参照し、コンテンツの属性情報に対応するダウンロード許容条件使用率を取得する。また、キャッシュサーバ(601)は、閾値テーブル(630)から得られる帯域と取得された使用率とを乗じて、ダウンロード許容条件(使用帯域)を求める。求められたダウンロード許容条件と、トラフィックテーブル(640)のトラフィック(トラフィック1、2・・・)とを比較していき、ダウンロードが可能となる時刻を推測する。その後、ステップS16へ進む。詳細については、図11のシーケンスにて後述する。なお、キャッシュサーバ(601)は、ステップS14ではトラフィックと閾値を比較し、S15では、トラフィックと使用帯域を比較しているが、両ステップともトラフィックと閾値を比較してもよいし、又は、両ステップともトラフィックと使用帯域を比較してもよい。
ステップS16では、キャッシュサーバ(601)は、S15で得られたダウンロード可能予定時刻をダウンロード不可通知として該当端末に送信後、接続規制のフローは終了となる。又は、キャッシュサーバ(601)は、予定時刻にコンテンツ要求をCPに送信して、CPからのコンテンツを端末に送信してもよい。この後、別のサイトへアクセスする場合は(S19)、ステップS12へ遷移し、別のサイトへアクセスしない場合には(S19)、処理を終了し、割当てたIPアドレスを開放する。
図9、10、11及び14は、コンテンツ種別判定(S13)以降の接続規制に関するシーケンス図の例である。
図9は、コンテンツ種別判定(S13)で大容量コンテンツまたはストリームデータに該当しない場合(図8の(a)の流れの場合)のシーケンス図を表している。
まず、キャッシュサーバ(601)が端末からコンテンツ要求を受信すると(S12)、キャッシュサーバ(601)は、コンテンツ要求に含まれる接続先URLに応じたCPへコンテンツ属性情報送信要求を送信し、これに応じてCPから送信されるコンテンツ属性情報を取得する。また、キャッシュサーバ(601)は、取得されたコンテンツ属性情報に基づき、コンテンツ種別を判断する(S13)。この際取得するコンテンツ属性情報の中には、コンテンツ種別を示すフラグデータ、コンテンツ容量などコンテンツ情報テーブル(620)に記載の内容を含むことができる。
図9のシーケンスは、端末の要求コンテンツは条件を満たさない場合(接続規制をしない場合)の例であるため、キャッシュサーバ(601)は端末からのコンテンツ要求をCPに転送する。キャッシュサーバ(601)は、転送したコンテンツ要求に応じたコンテンツをCPから受信し、端末へ送信する(S17)。この際、大容量コンテンツまたはストリームデータでない場合は、規制対象外であるため、要求コンテンツ情報テーブル(620)およびトラフィックテーブル(640)は更新しない。
なお、該当コンテンツがキャッシュ可能であるコンテンツの場合は、CPへのコンテンツ要求の転送・その要求に応じたCPからのコンテンツ受信は行わず、キャッシュサーバ(601)が端末にキャッシュされたコンテンツを送信することができる。
図10は、S14で該当しない場合(図8の(b)の流れの場合)のシーケンス図を表している。
まず、キャッシュサーバ(601)が端末からコンテンツ要求を受信すると(S12)、上述と同様にキャッシュサーバ(601)がCPからコンテンツ属性情報の取得を行い、取得されたコンテンツ属性情報に基づきコンテンツ種別を判断する(S13)。なお、この例では、ステップS13で取得したコンテンツ属性情報により、該当コンテンツは大容量コンテンツまたはストリームデータであると判断された場合について説明する。
キャッシュサーバ(601)は、データベース(602)にアクセスし、エリア情報テーブル(610)、閾値テーブル(630)及びトラフィックテーブル(640)を参照して、該当エリアに対応する閾値と、トラフィック0、1、2・・・のデータを取得する。例えば、接続元IPアドレス(端末のIPアドレス)をキーにしてエリア情報テーブル(610)から対応するエリアの識別子を取得する。なお、既にエリアの識別子が取得されていればそれを用いてもよい。次に、取得されたエリアの識別子をキーにして閾値テーブル(630)から該当エリアに対応する閾値を取得する。さらに、取得されたエリアの識別子をキーにしてトラフィックテーブル(640)から、対応するトラフィック0、1、2・・・のデータを取得する。
次に、S13で取得済みのコンテンツ属性情報に含まれるコンテンツ容量から、現時点(トラフィック0)で増加するトラフィックと、ダウンロードが終了するまでに掛かる時間を演算する。演算された増加するトラフィックを取得したトラフィック0に加算することでダウンロードした場合のトラフィックを推測し、推測されたトラフィックと閾値テーブル(630)から取得した閾値と比較する(S14、即時返送可否判定)。
図10のシーケンスでは、推測したトラフィックが閾値を下回る例なので、S14の即時返送可否判定において「送信可」と判断され、S17に遷移する。キャッシュサーバ(601)は、データベース(602)へアクセスし、コンテンツ情報・トラフィック更新を行う。例えばキャッシュサーバ(601)は、ステップS13で取得したコンテンツの属性情報などに基づき、コンテンツ情報テーブル(620)の各項目のデータを追加する。また、トラフィックテーブル(640)のトラフィック0、1、2・・・を更新する。
上述のデータの更新と共に、端末から受信したコンテンツ要求をCPに転送し、CPからコンテンツ要求に応じたコンテンツを受信したのち、端末へコンテンツを送信する。
コンテンツ情報テーブル(620)については、例えば時間、日、週などの単位で一定時間保持し、統計情報としてデータを蓄積、取得した後、削除することができる。コンテンツ情報テーブル(620)の内容は、管理者等のポリシーにより項目は変わることが予想され、適宜の項目を含む構成することができる。なお、本実施の形態における各情報はそれぞれ以下に示す情報から取得することができる。IPアドレスは、ステップS12の端末からの接続元情報(例えばコンテンツ要求の受信時に受信することができる)を用いることができる。エリアはエリア情報テーブル(610)を参照して、端末のIPアドレスに対応するエリアの識別子から取得できる。接続先URL、コンテンツ種別およびコンテンツ容量は、コンテンツ属性情報に含まれる。要求時間は、キャッシュサーバ(601)のハードウェア時計を用いることができる。
なお、該当コンテンツがキャッシュ可能であるコンテンツの場合は、CPへのコンテンツ要求の転送は行わず、キャッシュサーバ(601)が端末にコンテンツを送信することができる。
図11は、S14で送信不可に該当する場合(図8の(c)の流れの場合)のシーケンス図を表している。まず、キャッシュサーバ(601)は、上述と同様に、端末からコンテンツ要求を受信すると(S12)、キャッシュサーバ(601)がCPからコンテンツ属性情報の取得を行い、キャッシュサーバ(601)でコンテンツ種別を判断する(S13)。この例では、該当コンテンツは大容量コンテンツまたはストリームデータである。図10のシーケンスと同様に、キャッシュサーバ(601)はエリア情報テーブル(610)、閾値テーブル(630)、トラフィックテーブル(640)を参照し、接続元IPアドレスとエリア情報テーブル(610)から求められるエリアをキーにして、閾値テーブル(630)から該当エリアの閾値を取得し、トラフィックテーブル(640)からトラフィック0、1、2・・・のデータを取得する。
次に、S13で取得済みのコンテンツ容量から、現時点(トラフィック0)で増加するトラフィックとダウンロードが終了するまでに掛かる時間を演算する。演算された増加するトラフィックを取得したトラフィック0に加算することで、ダウンロードした場合のトラフィックを推測する。キャッシュサーバ(601)は、推測されたトラフィックと、閾値テーブル(630)から取得した閾値とを比較する(S14、即時返送可否判定)。
図11のシーケンスでは、推測したトラフィックが閾値を上回る例であるので、コンテンツ情報テーブル(620)、トラフィックテーブル(640)の更新およびCPへのダウンロード要求の転送は行わず、S15へ遷移する。
図12は、ダウンロード可能予定時刻の算出(転送可能時刻判定)のフローチャートである。図13は、ダウンロード可能予定時刻の算出(転送可能時刻判定)の説明図である。ステップS15のダウンロード可能予定時刻の算出(転送可能時刻判定)及びステップS16について、図12および図13を用いて説明する。
まず、キャッシュサーバ(601)は、パラメータnを初期化する(S20)。ここでは、例えばn=1とする。これにより、後の処理でトラフィックテーブルのトラフィック1を参照することになる。キャッシュサーバ(601)は、データベース(602)にアクセスし、コンテンツ分類テーブル(650)を参照する。ステップS13で取得した該当コンテンツの属性情報に含まれるコンテンツ容量及びコンテンツ種別と、エリアの識別子とをキーとして、コンテンツ分類テーブル(650)の該当するダウンロード許容条件使用率の数値を取得する(S21)。例えば、コンテンツ容量が1500、エリアが303、コンテンツ種別がjavaの場合、図6に示す例では、ダウンロード許容条件使用率として60が取得される。併せて、キャッシュサーバ(601)は、エリアの識別子をキーとして、トラフィックテーブル(640)の対応するトラフィック(1、2・・・)のデータを抽出する。また、キャッシュサーバ(601)は、閾値テーブル(630)からエリアの識別子に対応する帯域を取得し、取得された帯域と取得されたダウンロード許容条件使用率とを乗じてダウンロード許容条件の使用帯域を求める。
次に、ダウンロード許容条件の使用帯域とトラフィックn(ループの最初の処理ではn=1)の値を比較する(S22)。ここで、トラフィックnが、ダウンロード許可条件の使用帯域を下回るとき(S22:NO)、トラフィックnに応じた時刻であるX秒後をダウンロード可能予定時刻とする。例えば、トラフィック1のデータがダウンロード許可条件の使用帯域を下回らず、トラフィック2が、ダウンロード許可条件の使用帯域を下回るとき、トラフィック2に応じた時刻である60秒後をダウンロード可能予定時刻とする。次に、キャッシュサーバ(601)は、ダウンロード可能予定時刻(例えばトラフィック2のデータに応じた時刻、X秒後)を端末に送信する(S25、図11のS16に相当)。端末は、ダウンロード可能予定時刻(X秒後)を受信すると、その時刻のデータを含むダウンロード可能予定時刻画面を表示する。図15に、ダウンロード可能予定時刻画面の例を示す。
一方、図12のステップS22において、トラフィックnが、ダウンロード許容条件の使用帯域を上回る場合は(S22:YES)、ステップS23へ遷移する。S23では、予め管理者などにより設定された上限値Nとnとを比較し、n≦NであればS24へ遷移し、参照されるトラフィックnをトラフィックn+1とし(S24)、ステップS22へ遷移する。すなわち、参照するデータをシフトさせる。一方、n>Nであれば(S23)、該当端末に対してコンテンツ送信が不可である旨を通知し(S26)、処理を終了する。端末は、コンテンツ送信が不可である旨を受信すると、ダウンロード送信不可画面を表示する。図16にダウンロード送信不可画面の例を示す。
図13は、エリア(303)からコンテンツ種別がeizouでコンテンツ容量=2000KBのコンテンツ要求した場合を例とした動作の説明図である。
S13のステップで、キャッシュサーバ(601)は該当コンテンツのコンテンツ情報を取得する。また、エリア情報(303)に基づき閾値テーブル(630)より、帯域=2000(KB・S−1)、閾値=1400(KB・S−1)であることを得る。併せてトラフィックテーブル(640)よりエリア(303)に対応してトラフィック1=30秒後、トラフィック2=60秒後、トラフィック0=1350(KB・S−1)、トラフィック1=1300(KB・S−1)、トラフィック2=1200(KB・S−1)を取得する。係数α=0.08(S−1)とした場合、加算するコンテンツ容量は160(KB・S−1)となる。この値をトラフィック0に加算すると、1510(KB・S−1)となり、閾値である1400(KB・S−1)を上回るので、図8のステップS15へ遷移する。
次に、エリア情報であるエリア(303)とコンテンツ種別のeizouとコンテンツ容量をキーにコンテンツ分類テーブル(650)からダウンロード許容条件の使用帯域(%)の63%を得ることができる(図12のS21に相当)。取得された帯域は2000(KB・S−1)であるため、ダウンロード許容条件は、1260(KB・S−1)となる(S29)。続いて、トラフィック1とダウンロード許容条件の比較を行う(S22)。トラフィック1は1300(KB・S−1)であり、ダウンロード許容条件の1260(KB・S−1)を上回るので、ステップS23へ遷移する。上限値N=10としていた場合、S23では、条件を満たすので参照するデータをトラフィック1からトラフィック2として(S24)、S22へ遷移する。トラフィック2は1200(KB・S−1)であるため、ダウンロード許容条件である1260(KB・S−1)を下回る。従って、ダウンロード可能予定時刻は、トラフィック2の時間である60秒後となる。またダウンロード時間は、コンテンツ容量2000/加算するコンテンツ容量100により、12.5秒となる。
図14は、時刻を変動させて端末にコンテンツを送信する場合のシーケンスの例である。上述の図11のシーケンスにおいて、ダウンロード可能予定時刻の通知に代えて、ダウンロード可能予定時刻にコンテンツを送信する方法も考えられる。詳細のシーケンスを図14に示す。図14では、該当端末のユーザに対して、S15で算出したダウンロード可能予定時刻にダウンロードをするかどうかを提示し、該当端末のユーザが同意した場合のシーケンスであり、同意しない場合には、キャッシュサーバ(601)が非同意のリクエストを受けた時点でシーケンスは終了となる。
転送可能時刻判定(S15)までは、図11と同様であるため説明は省略する。図12のフロー中のステップS25において得られたダウンロード可能予定時刻(例えば60秒後)をダウンロード予定時刻として、該当端末に送信する。端末は、ダウンロード予定時刻を含むダウンロード可能予定時刻画面を表示する。図17に、ダウンロード可能予定時刻画面の例を示す。
該当端末の操作者は、表示されたダウンロード可能予定時刻画面に従い、同意または非同意を選択する。操作者は、非同意の場合は、ダウンロード可能予定時刻画面(図17)内の非同意(NO)処理ボタンを押下する。端末は、非同意を示すデータ(又は適宜のフラグ等)をキャッシュサーバ(601)に送信し、キャッシュサーバ(601)が非同意のリクエストを受けた時点でシーケンスは終了となる。
一方、同意の場合は、操作者は、ダウンロード可能予定時刻画面(図17)内の同意(YES)処理ボタンを押下する。端末は、同意を示すデータ(又は適宜のフラグ等)をキャッシュサーバ(601)に送信する。同意のリクエストを受けたキャッシュサーバ(601)は、データベース(602)へアクセスし、ステップS13で取得したコンテンツの属性情報からコンテンツ情報テーブル(620)の各項目のデータを追加し、S14で算出したコンテンツ容量を用いて、トラフィックテーブル(640)のトラフィック2を更新する。例えば、ダウンロード予定時刻(例えば60秒後)に応じたトラフィックn(例えばトラフィック2)について更新する。この時、ダウンロード時間は12.5秒であり、30秒未満であるため、トラフィック3以降は更新しない。キャッシュサーバ(601)は60秒後に、コンテンツ要求をCPに転送し、CPからコンテンツを受信したのち、端末へコンテンツを送信する。
コンテンツ情報テーブル(620)については、時間、日、週などの単位で一定時間保持し、統計情報としてデータを蓄積、取得した後に削除することができる。この場合、該当端末のユーザからの同意がキャッシュサーバ(601)に来た時点でコンテンツ情報テーブル(620)、トラフィックテーブル(640)を更新するため、該当コンテンツの使用トラフィックを予約したこととなる。なお、該当コンテンツがキャッシュ可能であるコンテンツの場合は、CPへのコンテンツ要求の転送は行わず、ダウンロード予定時刻にキャッシュサーバ(601)が端末にコンテンツを送信することができる。
なお、該当端末の同意を得なくてもよい。また、トラフィック0とトラフィック1、2・・・の間隔を短く設定した場合、例えば5秒等の場合は、該当端末への同意を求めずに予定時間だけキャッシュサーバ(601)が待って、コンテンツ要求をCPへ転送するシーケンス以降を実施しても構わない。
端末からの要求に応じてコンテンツ配信を行うシステムに関する産業に利用可能である。
本発明を実現するためのシステム構成の概要を示す構成図である。 エリア情報とIPアドレスの管理テーブルの構成例である。 接続元情報およびコンテンツ属性情報を記録する管理テーブル構成図の例である。 予め管理者により設定する閾値と各エリアの実効帯域の例である。 トラフィックを記録する管理テーブル構成図の例である。 コンテンツの分類をする際に、参照する判別表の例である。 エリア分割の例である。 接続規制の処理におけるフローチャートの概要である。 大容量コンテンツまたはストリームデータでない場合のシーケンスの例である。 コンテンツ容量が閾値を超えない場合のシーケンスの例である。 コンテンツ容量が閾値を超え、ダウンロードが可能となる時刻を送信するシーケンスの例である。 コンテンツ容量が閾値を超え、コンテンツ送信不可通知予定時間またはコンテンツ送信可能予定時間を算出するフローチャートの概要である。 コンテンツ容量が閾値を超え、コンテンツ送信不可通知予定時間またはコンテンツ送信可能予定時間を算出する方法の例である。 時刻を変動させて端末にコンテンツを送信する場合のシーケンスの例である。 ダウンロード可能予定時刻通知画面のイメージである。 ダウンロード送信不可通知画面のイメージである。 ダウンロード予定時刻通知画面のイメージである。
符号の説明
101、102、103 コンテンツプロバイダ(サーバ)
201、202、203 端末
301、302、303 任意に分割したエリア
401、402 任意に定めた地点
501、502、503、550 基地局
600 ゲートウェイシステム
601 キャッシュサーバ
602 データベース
610 エリア情報テーブル
620 コンテンツ情報テーブル
630 閾値テーブル
640 トラフィックテーブル
650 コンテンツ分類テーブル
701 IPアドレス管理サーバ

Claims (4)

  1. 端末及びコンテンツサーバと通信可能なキャッシュサーバと、
    所定のテーブルを記憶するためのデータベースと
    を備え、
    前記データベースは、
    エリアの識別子に対応して、該エリアに属する前記端末に割り当てるための複数のアドレスが記憶されるエリア情報テーブルと、
    エリアの識別子に対応して、予め定められた閾値と該エリアの帯域が記憶される閾値テーブルと、
    エリアの識別子に対応して、該エリアにおける現在及び予め定められた時間経過毎の推定トラフィックを示す第1乃至第n(nは2以上の整数)のトラフィックが記憶されるトラフィックテーブルと、
    コンテンツ容量の範囲とコンテンツ種別とエリアの識別子とに対応して、ダウンロード許容条件使用率が記憶されるコンテンツ分類テーブルと
    を有し、
    前記キャッシュサーバは、
    接続先アドレスと、接続元アドレスとを含むコンテンツ要求を前記端末から受信し、
    受信された接続先アドレスに応じた前記コンテンツサーバから、コンテンツ種別及びコンテンツ容量を含むコンテンツ属性情報を受信し、
    受信されたコンテンツ種別及び/又はコンテンツ容量に従い、大容量コンテンツ又はストリームコンテンツであるか否かを判定し、
    受信された接続元アドレスに基づき、前記エリア情報テーブルから対応するエリアの識別子を取得し、
    取得されたエリアの識別子に基づき、前記閾値テーブルから対応する閾値を取得し、
    取得されたエリアの識別子に基づき、前記トラフィックテーブルから、対応する第1のトラフィックを取得し、
    受信されたコンテンツ容量と予め定められた係数を乗じて加算するための容量を求め、取得した第1のトラフィックに求められた加算するための容量を加算し、
    取得された閾値と、加算された第1のトラフィックとを比較し、
    (a)大容量コンテンツ若しくはストリームコンテンツではないと判定された場合に、又は、加算された第1のトラフィックが取得された閾値未満又は以下の場合に、受信されたコンテンツ要求を前記コンテンツサーバに転送し、コンテンツ要求に応じて前記コンテンツサーバから送信されるコンテンツを前記端末に転送し、
    (b)一方、大容量コンテンツ若しくはストリームコンテンツであると判定され、かつ、加算された第1のトラフィックが取得された閾値より大きい又は閾値以上の場合に、
    前記コンテンツ分類テーブルを参照して、コンテンツ容量とコンテンツ種別とエリアの識別子とに基づき、対応するダウンロード許容条件使用率を取得し、
    取得されたエリアの識別子に基づき、前記トラフィックテーブルから、対応する第2乃至第nのトラフィックを取得し、
    前記閾値テーブルからエリアの識別子に対応する帯域を取得し、取得された帯域と取得されたダウンロード許容条件使用率とを乗じてダウンロード許容条件の使用帯域を求め、
    求められた使用帯域と第2乃至第nのトラフィックとを順に比較し、第2乃至第nのトラフィックのいずれかが、求められた使用帯域より小さい又は以下になるとき、該トラフィックに応じた時刻をダウンロード可能予定時刻とし、及び、
    ダウンロード可能予定時刻を前記端末に送信する、又は、ダウンロード可能予定時刻に受信されたコンテンツ要求を前記コンテンツサーバに転送する
    アクセス管理機構。
  2. 前記端末は、ダウンロード可能予定時刻を前記キャッシュサーバから受信して表示し、操作者により該時刻におけるダウンロードについての同意指示が入力されると、同意を示すデータを前記キャッシュサーバに送信し、
    前記キャッシュサーバは、前記端末から同意を示すデータを受信すると、ダウンロード可能予定時刻に、受信されたコンテンツ要求を前記コンテンツサーバに転送し、コンテンツ要求に応じて該サーバから送信されるコンテンツを前記端末に転送する請求項1に記載のアクセス管理機構。
  3. 前記キャッシュサーバは、
    受信されたコンテンツ容量を、求められた加算するための容量で除してダウンロード時間を求め、
    前記トラフィックテーブルの、取得されたエリアに対応する第1乃至第nのトラフィックのうち、各トラフィックに対応する時間が求められたダウンロード時間よりも小さいトラフィックに、求められた加算するための容量を加算して、前記トラフィックテーブルに上書きに記憶する請求項1又は2に記載のアクセス管理機構。
  4. エリアの識別子と、そのエリアをカバーするひとつ又は複数の基地局の識別子と、その基地局にアクセスする前記端末又はそのエリアに属する前記端末に割り当てるためのIPアドレスとを含むエリア情報テーブルを有し、前記端末に、エリアに応じたIPアドレスを割り当てるIPアドレス割り当てサーバ
    をさらに備え、
    前記IPアドレス割り当てサーバは、前記端末から基地局を介して受信される所望のWebサイトへのアクセス要求に従い、前記エリア情報テーブルを参照して、前記端末が属するエリアに応じた、又は、前記端末を収容する基地局に応じたIPアドレスのひとつを、アクセス要求のあった前記端末に割り当てる請求項1乃至3に記載のアクセス管理機構。
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