JP4390234B2 - 測定データ格納装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】
この発明は、測定データの改変を防止し、信頼性を高める測定データ格納装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
温度等の測定データを収集し、表示したり、記録を行ってモニターを行い、必要に応じた処置をとるようにしている。また、これらデータを品質保証、証明のため、記録紙に記録し保管することが行われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
このため、記録紙の保管、管理に手間を要し、煩雑なものとなっていた。また、電子データとして保存することも考えられるが、データの改変、意図的な滅失のおそれがあり、データの信頼性に問題があった。
【０００４】
この発明の目的は、以上の点に鑑み、データの信頼性を確保できるデータ格納装置を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
この発明は、測定データを処理する処理手段及びデータを格納する記憶手段を備えた装置において、前記処理手段は、測定データを暗号化し暗号化したデータのチェックコードを作成して前記記憶手段に格納するとともに、記憶手段に格納された暗号化データ及びチェックコードを解読することを特徴とする測定データ格納装置である。
【０００６】
【実施例】
図１は、この発明の一実施例を示す構成説明図である。図１（ａ）において、１は、通信により又は直接に入力される各種測定データを取り込むデータ入力手段で、入力されたデジタル的なデータは、パソコンやμＣＰＵ等の処理手段２により、ＬＣＤ等の表示手段３に表示するとともに、後述するあらかじめ定められた手順で暗号化され、ＦＤ、ＭＯ、ＨＤＤなどの所望の記憶手段４に記憶される。また、表示の他に記録手段５で、デジタル印字、アナログ記録を行うことができる。そして、暗号化されたデータは再び処理手段２で解読され、表示、記録、確認ができる。
【０００７】
つまり、図１（ｂ）で処理手段２の動作を示すように、入力手段１で取り込み処理をなされたデータは、表示手段３への表示処理を行い表示を行うとともに、暗号化する。例えば「１２３．４５」の元データであれば、８を乗じて逆に並べると、「６．７８９」となり、この暗号化データのチェックサムを取ると「３０」で、このチェックコードとともに、記憶手段４に格納する。そして、各測定データを順次暗号化してチェックコードとともに記憶手段４に格納して行く。そして、必要時、記憶手段４に格納され暗号化された各データ及びチェックコードを解読し、元のデータを復元し、記録手段５に印字処理を行い記録手段５で印字させたり、表示処理を行って表示手段３に表示させることができ、又、他の記憶手段に格納して証明に用いることもできる。なお、これらの処理は、処理手段２で実行される。
【０００８】
つまり、暗号化されたデータをそのままでは、元データと異なったデータとなり、このままでは保証データとして用いることはできず、悪用などを防止できる。また、この暗号化データからチェックコードを生成しているので、データの改変があった場合は直ちに判別され、改変の防止ができる。つまり、解読の際、チェックコードに基き、暗号化データからチェックコードを作り、格納されたコードと一致していれば解読を行い、不一致のときはデータ改変があったとして判断する。そして、このデータが異常であるという情報を外部に知らせ、改変があったとし適切な処置をとる。なお、例えば元データをＤ、暗号化関数をＦ、チェックコードをＣ、解読関数をＧとすれば、格納される暗号化データは、［Ｆ（Ｄ）、Ｃ］で、これを解読すると［Ｇ・Ｆ（Ｄ）＝Ｄ］となる。
【０００９】
【発明の効果】
この発明は、測定データを処理する処理手段及びデータを格納する記憶手段を備えた装置において、前記処理手段は、測定データを暗号化し暗号化したデータのチェックコードを作成して前記記憶手段に格納するとともに、記憶手段に格納された暗号化データ及びチェックコードを解読することを特徴とする測定データ格納装置である。つまり、暗号化されたデータをそのままでは、元データと異なったデータとなり、このままでは保証データとして用いるのを防止できる。また、この暗号化データからチェックコードを生成しているので、データの改変があった場合は直ちに判別され、改変の防止ができる。つまり、解読の際、チェックコードに基き、暗号化データからチェックコードを作り、格納されたコードと一致していれば解読を行い、不一致のときはデータ改変があったとして判断する。このようにして、データの信頼性を確保でき、データの改変等に対応できる。また、電子データで保管できるので、保管スペースも少なくて済み、保存、取扱が容易なものとなり、品質保証、品質証明、検査成績書などに用いて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の一実施例を示す構成説明図である。
【符号の説明】
１ 入力手段
２ 処理手段
３ 表示手段
４ 記憶手段
５ 記録手段
【産業上の利用分野】
この発明は、測定データの改変を防止し、信頼性を高める測定データ格納装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
温度等の測定データを収集し、表示したり、記録を行ってモニターを行い、必要に応じた処置をとるようにしている。また、これらデータを品質保証、証明のため、記録紙に記録し保管することが行われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
このため、記録紙の保管、管理に手間を要し、煩雑なものとなっていた。また、電子データとして保存することも考えられるが、データの改変、意図的な滅失のおそれがあり、データの信頼性に問題があった。
【０００４】
この発明の目的は、以上の点に鑑み、データの信頼性を確保できるデータ格納装置を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
この発明は、測定データを処理する処理手段及びデータを格納する記憶手段を備えた装置において、前記処理手段は、測定データを暗号化し暗号化したデータのチェックコードを作成して前記記憶手段に格納するとともに、記憶手段に格納された暗号化データ及びチェックコードを解読することを特徴とする測定データ格納装置である。
【０００６】
【実施例】
図１は、この発明の一実施例を示す構成説明図である。図１（ａ）において、１は、通信により又は直接に入力される各種測定データを取り込むデータ入力手段で、入力されたデジタル的なデータは、パソコンやμＣＰＵ等の処理手段２により、ＬＣＤ等の表示手段３に表示するとともに、後述するあらかじめ定められた手順で暗号化され、ＦＤ、ＭＯ、ＨＤＤなどの所望の記憶手段４に記憶される。また、表示の他に記録手段５で、デジタル印字、アナログ記録を行うことができる。そして、暗号化されたデータは再び処理手段２で解読され、表示、記録、確認ができる。
【０００７】
つまり、図１（ｂ）で処理手段２の動作を示すように、入力手段１で取り込み処理をなされたデータは、表示手段３への表示処理を行い表示を行うとともに、暗号化する。例えば「１２３．４５」の元データであれば、８を乗じて逆に並べると、「６．７８９」となり、この暗号化データのチェックサムを取ると「３０」で、このチェックコードとともに、記憶手段４に格納する。そして、各測定データを順次暗号化してチェックコードとともに記憶手段４に格納して行く。そして、必要時、記憶手段４に格納され暗号化された各データ及びチェックコードを解読し、元のデータを復元し、記録手段５に印字処理を行い記録手段５で印字させたり、表示処理を行って表示手段３に表示させることができ、又、他の記憶手段に格納して証明に用いることもできる。なお、これらの処理は、処理手段２で実行される。
【０００８】
つまり、暗号化されたデータをそのままでは、元データと異なったデータとなり、このままでは保証データとして用いることはできず、悪用などを防止できる。また、この暗号化データからチェックコードを生成しているので、データの改変があった場合は直ちに判別され、改変の防止ができる。つまり、解読の際、チェックコードに基き、暗号化データからチェックコードを作り、格納されたコードと一致していれば解読を行い、不一致のときはデータ改変があったとして判断する。そして、このデータが異常であるという情報を外部に知らせ、改変があったとし適切な処置をとる。なお、例えば元データをＤ、暗号化関数をＦ、チェックコードをＣ、解読関数をＧとすれば、格納される暗号化データは、［Ｆ（Ｄ）、Ｃ］で、これを解読すると［Ｇ・Ｆ（Ｄ）＝Ｄ］となる。
【０００９】
【発明の効果】
この発明は、測定データを処理する処理手段及びデータを格納する記憶手段を備えた装置において、前記処理手段は、測定データを暗号化し暗号化したデータのチェックコードを作成して前記記憶手段に格納するとともに、記憶手段に格納された暗号化データ及びチェックコードを解読することを特徴とする測定データ格納装置である。つまり、暗号化されたデータをそのままでは、元データと異なったデータとなり、このままでは保証データとして用いるのを防止できる。また、この暗号化データからチェックコードを生成しているので、データの改変があった場合は直ちに判別され、改変の防止ができる。つまり、解読の際、チェックコードに基き、暗号化データからチェックコードを作り、格納されたコードと一致していれば解読を行い、不一致のときはデータ改変があったとして判断する。このようにして、データの信頼性を確保でき、データの改変等に対応できる。また、電子データで保管できるので、保管スペースも少なくて済み、保存、取扱が容易なものとなり、品質保証、品質証明、検査成績書などに用いて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の一実施例を示す構成説明図である。
【符号の説明】
１ 入力手段
２ 処理手段
３ 表示手段
４ 記憶手段
５ 記録手段
Claims (2)
- 測定データを処理する処理手段及びデータを格納する記憶手段を備えた測定データ格納装置において、
前記処理手段は、
測定データを暗号化し暗号化したデータのチェックコードを作成して前記記憶手段に格納し、
測定データを解読する際に、前記記憶手段に格納され暗号化されたデータからチェックコードを作成し、測定データの暗号化時に作成され記憶装置に格納されたチェックコードと一致していれば解読を行い、不一致のときはデータ改変があったとして判断する測定データ格納装置。 - データ改変があったとして判断した場合には、データが異常であるという情報を外部へ報知する請求項１に記載のデータ格納装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22328899A JP4390234B2 (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | 測定データ格納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22328899A JP4390234B2 (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | 測定データ格納装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001050780A JP2001050780A (ja) | 2001-02-23 |
| JP4390234B2 true JP4390234B2 (ja) | 2009-12-24 |
Family
ID=16795797
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22328899A Expired - Fee Related JP4390234B2 (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | 測定データ格納装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4390234B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP3922036B2 (ja) * | 2002-01-31 | 2007-05-30 | コニカミノルタホールディングス株式会社 | 画像処理システム |
| JP2005308402A (ja) * | 2004-04-16 | 2005-11-04 | Toshiba Corp | 不正判定方法および計量器 |
| CH698423B1 (de) * | 2005-06-14 | 2009-08-14 | Elpro Buchs Ag | Elektronisches Gerät zur Erfassung, Speicherung und Verarbeitung von Messdaten, insbesondere Datenlogger. |
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-
1999
- 1999-08-06 JP JP22328899A patent/JP4390234B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001050780A (ja) | 2001-02-23 |
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