JP4390100B2 - 固体撮像装置およびその駆動方法 - Google Patents
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Description
そこで本発明は、できるだけ単純な構成により、広いダイナミックレンジを確保することが可能な固体撮像装置を提供することを目的とする。
この画素配列部内の特定の画素を選択画素として選択する画素選択部と、
時刻t1からt2に至る周期Tをもった1フレーム分の標準露光時間を計測するタイマー部と、
選択画素を1フレームの開始時刻t1のタイミングでリセットするとともに、選択画素から1フレームの終了時刻t2のタイミングで出力される電圧値を当該画素についての当該フレームにおける検出値として取り出す処理を行う検出制御部と、
を備える固体撮像装置において、
検出制御部に、時刻t1+T/k(但し、k>2)のタイミングで、選択画素から出力される電圧値をモニタし、モニタした電圧値がフルレンジの1/2を越えていた場合に、当該選択画素についての1フレーム分の実露光時間がT/kとなるように、時刻t2−T/kのタイミングで当該選択画素を再リセットする機能をもたせ、
個々の画素について、それぞれ1フレーム分の実露光時間を示すデータを記憶する露光時間記憶部と、
個々の画素の検出値に実露光時間を加味した値を撮像した画像データとして出力するデータ出力部と、
を更に設けるようにしたものである。
この画素配列部内の特定の画素を選択画素として選択する画素選択部と、
時刻t1からt2に至る周期Tをもった1フレーム分の標準露光時間を計測するタイマー部と、
選択画素を1フレームの開始時刻t1のタイミングでリセットするとともに、選択画素から1フレームの終了時刻t2のタイミングで出力される電圧値を当該画素についての当該フレームにおける検出値として取り出す処理を行う検出制御部と、
を備える固体撮像装置において、
検出制御部に、時刻t1+T/2n (nは2以上の自然数)のタイミングで、選択画素から出力される電圧値をモニタし、モニタした電圧値がフルレンジの1/2を越えていた場合に、当該選択画素についての1フレーム分の実露光時間がT/2nとなるように、時刻t2−T/2nのタイミングで当該選択画素を再リセットする機能をもたせ、
個々の画素について、それぞれ1フレーム分の実露光時間を示すデータを記憶する露光時間記憶部と、
個々の画素の検出値に実露光時間を加味した値を撮像した画像データとして出力するデータ出力部と、
を更に設けるようにしたものである。
この画素配列部内の特定の画素を選択画素として選択する画素選択部と、
時刻t1からt2に至る周期Tをもった1フレーム分の標準露光時間を計測するタイマー部と、
選択画素を1フレームの開始時刻t1のタイミングでリセットするとともに、選択画素から1フレームの終了時刻t2のタイミングで出力される電圧値を当該画素についての当該フレームにおける検出値として取り出す処理を行う検出制御部と、
を備える固体撮像装置において、
検出制御部に、時刻t1+T/2 n (nは自然数)のタイミングで、選択画素から出力される電圧値をモニタし、モニタした電圧値がフルレンジの1/2を越えていた場合に、当該選択画素についての1フレーム分の実露光時間がT/2 n となるように、時刻t2−T/2 n のタイミングで当該選択画素を再リセットする機能をもたせ、
個々の画素について、それぞれ1フレーム分の実露光時間を示すデータを記憶する露光時間記憶部と、
個々の画素の検出値に実露光時間を加味した値を撮像した画像データとして出力するデータ出力部と、
を更に設け、
複数通りのnを設定し、1フレーム内の複数通りのタイミングで電圧値のモニタを行い、過去に行われたモニタで再リセットのタイミング決定がなされていないことを条件として、再リセットのタイミング決定を行うようにしたものである。
この画素配列部内の特定の画素を選択画素として選択する画素選択部と、
時刻t1からt2に至る周期Tをもった1フレーム分の標準露光時間を計測するタイマー部と、
選択画素を1フレームの開始時刻t1のタイミングでリセットするとともに、選択画素から1フレームの終了時刻t2のタイミングで出力される電圧値を当該画素についての当該フレームにおける検出値として取り出す処理を行う検出制御部と、
を備える固体撮像装置において、
検出制御部に、時刻t1+T/2n(nは自然数)のタイミングで、選択画素から出力される電圧値をモニタし、モニタした電圧値がフルレンジ未満かつフルレンジの1/2を越えていた場合には、当該選択画素についての1フレーム分の実露光時間がT/2nとなるように、時刻t2−T/2nのタイミングで当該選択画素を再リセットし、モニタした電圧値がフルレンジであった場合には、当該選択画素についての1フレーム分の実露光時間がT/2(n+1)となるように、時刻t2−T/2(n+1)のタイミングで当該選択画素を再リセットする機能をもたせ、
個々の画素について、それぞれ1フレーム分の実露光時間を示すデータを記憶する露光時間記憶部と、
個々の画素の検出値に実露光時間を加味した値を撮像した画像データとして出力するデータ出力部と、
を更に設けるようにしたものである。
1つおきに連続した自然数からなる複数通りのnを設定し、1フレーム内の複数通りのタイミングで電圧値のモニタを行い、過去に行われたモニタで再リセットのタイミング決定がなされていないことを条件として、再リセットのタイミング決定を行うようにしたものである。
T/2nなる実露光時間を示すデータとして、値nを露光時間記憶部に記憶させるようにしたものである。
制御検出部に、個々の画素の検出値をmビットのデジタルデータの形式で取り出す機能をもたせ、
データ出力部が、個々の画素の実露光時間として記憶されている値nを参照し、個々の画素の検出値を示すデジタルデータをnビットだけ左方向にシフトさせ、LSB側のnビット分に0を入れることにより得られる(m+n)ビットのデジタルデータを、個々の画素の画素値を示す画像データとして出力するようにしたものである。
制御検出部に、個々の画素の検出値をmビットのデジタルデータの形式で取り出す機能をもたせ、
データ出力部が、個々の画素の実露光時間として記憶されている値nを参照し、個々の画素の検出値を示すデジタルデータをnビットだけ左方向にシフトさせ、LSB側のnビット分に0を入れることにより得られる(m+n)ビットのデジタルデータを、mビットのデジタルデータに圧縮する圧縮処理を行い、この圧縮されたデータを、個々の画素の画素値を示す画像データとして出力するようにしたものである。
データ出力部が、各画素の実露光時間についての統計量を求め、この統計量を考慮した圧縮処理を実施するようにしたものである。
データ出力部が、複数通りの実露光時間のそれぞれについて、対応する画素の頻度値を求め、mビットのデジタルデータで表現されるダイナミックレンジを、頻度値に応じた幅をもつ区間に按分し、個々の実露光時間ごとに得られるデジタルデータを、それぞれ対応する按分区間内に圧縮して割り当てる圧縮処理を行うようにしたものである。
画素配列部が、MOSイメージセンサによって構成されているようにしたものである。
時刻t1からt2に至る周期Tをもった1フレーム分の標準露光時間を設定し、各画素を時刻t1のタイミングでリセットするとともに、各画素から時刻t2のタイミングで出力される電圧値を当該画素についての当該フレームにおける検出値として取り出すようにし、
時刻t1+T/k(但し、k>2)のタイミングで、各画素から出力される電圧値をモニタし、モニタした電圧値がフルレンジの1/2を越えていた場合に、当該画素についての1フレーム分の実露光時間がT/kとなるように、時刻t2−T/kのタイミングで当該画素を再リセットするようにし、
各画素の検出値に当該検出値を得るのに要した実露光時間を加味した値を、撮像した画像データとして出力させるようにしたものである。
時刻t1からt2に至る周期Tをもった1フレーム分の標準露光時間を設定し、各画素を時刻t1のタイミングでリセットするとともに、各画素から時刻t2のタイミングで出力される電圧値を当該画素についての当該フレームにおける検出値として取り出すようにし、
時刻t1+T/2n (nは2以上の自然数)のタイミングで、各画素から出力される電圧値をモニタし、モニタした電圧値がフルレンジの1/2を越えていた場合に、当該画素についての1フレーム分の実露光時間がT/2nとなるように、時刻t2−T/2nのタイミングで当該画素を再リセットするようにし、
各画素の検出値に当該検出値を得るのに要した実露光時間を加味した値を、撮像した画像データとして出力させるようにしたものである。
時刻t1からt2に至る周期Tをもった1フレーム分の標準露光時間を設定し、各画素を時刻t1のタイミングでリセットするとともに、各画素から時刻t2のタイミングで出力される電圧値を当該画素についての当該フレームにおける検出値として取り出すようにし、
時刻t1+T/2 n (nは自然数)のタイミングで、各画素から出力される電圧値をモニタし、モニタした電圧値がフルレンジの1/2を越えていた場合に、当該画素についての1フレーム分の実露光時間がT/2 n となるように、時刻t2−T/2 n のタイミングで当該画素を再リセットするようにし、
各画素の検出値に当該検出値を得るのに要した実露光時間を加味した値を、撮像した画像データとして出力させるようにし、
複数通りのnを設定し、1フレーム内の複数通りのタイミングで電圧値のモニタを行い、過去に行われたモニタで再リセットのタイミング決定がなされていないことを条件として、再リセットのタイミング決定を行うようにしたものである。
時刻t1からt2に至る周期Tをもった1フレーム分の標準露光時間を設定し、各画素を時刻t1のタイミングでリセットするとともに、各画素から時刻t2のタイミングで出力される電圧値を当該画素についての当該フレームにおける検出値として取り出すようにし、
時刻t1+T/2n(nは自然数)のタイミングで、各画素から出力される電圧値をモニタし、モニタした電圧値がフルレンジ未満かつフルレンジの1/2を越えていた場合には、当該画素についての1フレーム分の実露光時間がT/2nとなるように、時刻t2−T/2nのタイミングで当該画素を再リセットし、モニタした電圧値がフルレンジであった場合には、当該画素についての1フレーム分の実露光時間がT/2(n+1)となるように、時刻t2−T/2(n+1)のタイミングで当該画素を再リセットするようにし、
各画素の検出値に当該検出値を得るのに要した実露光時間を加味した値を、撮像した画像データとして出力させるようにしたものである。
1つおきに連続した自然数からなる複数通りのnを設定し、1フレーム内の複数通りのタイミングで電圧値のモニタを行い、過去に行われたモニタで再リセットのタイミング決定がなされていないことを条件として、再リセットのタイミング決定を行うようにしたものである。
各画素の検出値をmビットのデジタルデータの形式で取り出した後、当該検出値を得るのに要した実露光時間T/2nの値nを参照し、mビットのデジタルデータをnビットだけ左方向にシフトさせ、LSB側のnビット分に0を入れることにより得られる(m+n)ビットのデジタルデータを、撮像した画像データとして出力させるようにしたものである。
各画素の検出値をmビットのデジタルデータの形式で取り出した後、当該検出値を得るのに要した実露光時間T/2nの値nを参照し、mビットのデジタルデータをnビットだけ左方向にシフトさせ、LSB側のnビット分に0を入れることにより得られる(m+n)ビットのデジタルデータを、mビットのデジタルデータに圧縮する圧縮処理を行い、この圧縮されたデータを、撮像した画像データとして出力させるようにしたものである。
各画素についての検出値を得るのに要した実露光時間の統計量を求め、この統計量を考慮した圧縮処理を実施するようにしたものである。
複数通りの実露光時間のそれぞれについて、対応する画素の頻度値を求め、mビットのデジタルデータで表現されるダイナミックレンジを、頻度値に応じた幅をもつ区間に按分し、個々の実露光時間ごとに得られるデジタルデータを、それぞれ対応する按分区間内に圧縮して割り当てる圧縮処理を行うようにしたものである。
<<< 第1章:固体撮像装置の基本構造 >>>
図1は、本発明の一実施形態に係る固体撮像装置の基本構成を示すブロック図である。図示のとおり、この固体撮像装置は、行選択部10、列選択部20、画素配列部30、検出制御部40、露光時間記憶部50、タイマー部60、データ出力部70なる構成要素を備えている。
いま、図3のグラフに示すように、1フレームの周期Tの中間時刻t1+T/2において、画素Pが出力する電圧値をモニタした場合を考えてみる。この場合、もし、この画素Pの電圧値の増加割合がグラフAのようなものだとしたら、中間時刻t1+T/2の時点でモニタされる電圧値は、図示のとおり、E/2より小さくなる。これに対して、もし、この画素Pの電圧値の増加割合がグラフBのようなものだとしたら、中間時刻t1+T/2の時点でモニタされる電圧値は、図示のとおり、E/2より大きくなる。別言すれば、中間時刻t1+T/2の時点で電圧値をモニタした結果、グラフAのように、E/2以下であれば、時刻t2の時点での電圧値はE以下であると予想できるが、グラフBのように、E/2を越えていれば、時刻t2に至る前に電圧値はEに達して飽和状態になると予想できる。
続いて、上述した基本原理に基づく具体的な駆動方法を説明する。図4を用いて説明したように、中間時刻t1+T/2において、モニタした電圧値がE/2以下であった場合(たとえば、グラフAのような場合)には、再リセットを行うことなしにそのまま時刻t2まで静観することにすれば、最終的に得られる電圧値は飽和することなく、0〜Eという適正な範囲内の電圧値(グラフAの場合、0.75E)として検出されることになる。一方、中間時刻t1+T/2において、モニタした電圧値がE/2を越えていた場合(たとえば、グラフB1のような場合)には、その時点で再リセットを行えば(リセット信号R3)、最終的に得られる電圧値はやはり飽和することなく、0〜Eという適正な範囲内の電圧値(グラフB2の場合、0.63E)として検出されることになる。
前章では、図10に示す具体的な例に基づいて、n=3,n=2,n=1に対応する3つの中間時刻でモニタを行うことにより、実質的なダイナミックレンジを8倍まで広げる基本的な実施形態を述べた。ここでは、モニタ回数をより低減させることが可能な効率的な変形例を説明する。
これまで述べた実施形態では、データ出力部70からは、拡大されたダイナミックレンジをもつ画像データの出力が行われた。たとえば、実露光時間がT/2nに設定された画素から読み出された検出値に対しては、データ出力部70において、2n倍する補正が行われることになる。したがって、たとえば、検出制御部40がmビットのデジタルデータとして検出値を出力する機能を有していた場合、データ出力部70から出力される画像データは、(m+n)ビットのデジタルデータになることは、既に述べたとおりである。
11…行選択ライン
20…列選択部
21…列選択ライン
30…画素配列部
31…読出信号ライン
40…検出制御部
41…リセット信号ライン
50…露光時間記憶部
60…タイマー部
70…データ出力部
A〜D2…電圧値の増加を示すグラフ
E…電圧値のフルレンジ
L1〜L4…区間の幅
P…画素
R1〜R5…リセット信号
T…1フレームの周期(標準露光時間)
t1…1フレームの開始時刻
t2…1フレームの終了時刻
tb,tc…電圧値が飽和する時刻
Claims (20)
- リセット時からの受光量に応じて徐々に変化する電圧値を出力する機能をもった画素を、多数配列することにより構成される画素配列部と、
前記画素配列部内の特定の画素を選択画素として選択する画素選択部と、
時刻t1からt2に至る周期Tをもった1フレーム分の標準露光時間を計測するタイマー部と、
選択画素を1フレームの開始時刻t1のタイミングでリセットするとともに、選択画素から1フレームの終了時刻t2のタイミングで出力される電圧値を当該画素についての当該フレームにおける検出値として取り出す処理を行う検出制御部と、
を備える固体撮像装置において、
前記検出制御部に、時刻t1+T/k(但し、k>2)のタイミングで、選択画素から出力される電圧値をモニタし、モニタした電圧値がフルレンジの1/2を越えていた場合に、当該選択画素についての1フレーム分の実露光時間がT/kとなるように、時刻t2−T/kのタイミングで当該選択画素を再リセットする機能をもたせ、
個々の画素について、それぞれ1フレーム分の実露光時間を示すデータを記憶する露光時間記憶部と、
個々の画素の検出値に前記実露光時間を加味した値を撮像した画像データとして出力するデータ出力部と、
を更に備えることを特徴とする固体撮像装置。 - リセット時からの受光量に応じて徐々に変化する電圧値を出力する機能をもった画素を、多数配列することにより構成される画素配列部と、
前記画素配列部内の特定の画素を選択画素として選択する画素選択部と、
時刻t1からt2に至る周期Tをもった1フレーム分の標準露光時間を計測するタイマー部と、
選択画素を1フレームの開始時刻t1のタイミングでリセットするとともに、選択画素から1フレームの終了時刻t2のタイミングで出力される電圧値を当該画素についての当該フレームにおける検出値として取り出す処理を行う検出制御部と、
を備える固体撮像装置において、
前記検出制御部に、時刻t1+T/2n (nは2以上の自然数)のタイミングで、選択画素から出力される電圧値をモニタし、モニタした電圧値がフルレンジの1/2を越えていた場合に、当該選択画素についての1フレーム分の実露光時間がT/2nとなるように、時刻t2−T/2nのタイミングで当該選択画素を再リセットする機能をもたせ、
個々の画素について、それぞれ1フレーム分の実露光時間を示すデータを記憶する露光時間記憶部と、
個々の画素の検出値に前記実露光時間を加味した値を撮像した画像データとして出力するデータ出力部と、
を更に備えることを特徴とする固体撮像装置。 - リセット時からの受光量に応じて徐々に変化する電圧値を出力する機能をもった画素を、多数配列することにより構成される画素配列部と、
前記画素配列部内の特定の画素を選択画素として選択する画素選択部と、
時刻t1からt2に至る周期Tをもった1フレーム分の標準露光時間を計測するタイマー部と、
選択画素を1フレームの開始時刻t1のタイミングでリセットするとともに、選択画素から1フレームの終了時刻t2のタイミングで出力される電圧値を当該画素についての当該フレームにおける検出値として取り出す処理を行う検出制御部と、
を備える固体撮像装置において、
前記検出制御部に、時刻t1+T/2 n (nは自然数)のタイミングで、選択画素から出力される電圧値をモニタし、モニタした電圧値がフルレンジの1/2を越えていた場合に、当該選択画素についての1フレーム分の実露光時間がT/2 n となるように、時刻t2−T/2 n のタイミングで当該選択画素を再リセットする機能をもたせ、
個々の画素について、それぞれ1フレーム分の実露光時間を示すデータを記憶する露光時間記憶部と、
個々の画素の検出値に前記実露光時間を加味した値を撮像した画像データとして出力するデータ出力部と、
を更に備え、
複数通りのnを設定し、1フレーム内の複数通りのタイミングで電圧値のモニタを行い、過去に行われたモニタで再リセットのタイミング決定がなされていないことを条件として、再リセットのタイミング決定を行うことを特徴とする固体撮像装置。 - リセット時からの受光量に応じて徐々に変化する電圧値を出力する機能をもった画素を、多数配列することにより構成される画素配列部と、
前記画素配列部内の特定の画素を選択画素として選択する画素選択部と、
時刻t1からt2に至る周期Tをもった1フレーム分の標準露光時間を計測するタイマー部と、
選択画素を1フレームの開始時刻t1のタイミングでリセットするとともに、選択画素から1フレームの終了時刻t2のタイミングで出力される電圧値を当該画素についての当該フレームにおける検出値として取り出す処理を行う検出制御部と、
を備える固体撮像装置において、
前記検出制御部に、時刻t1+T/2n(nは自然数)のタイミングで、選択画素から出力される電圧値をモニタし、モニタした電圧値がフルレンジ未満かつフルレンジの1/2を越えていた場合には、当該選択画素についての1フレーム分の実露光時間がT/2nとなるように、時刻t2−T/2nのタイミングで当該選択画素を再リセットし、モニタした電圧値がフルレンジであった場合には、当該選択画素についての1フレーム分の実露光時間がT/2(n+1)となるように、時刻t2−T/2(n+1)のタイミングで当該選択画素を再リセットする機能をもたせ、
個々の画素について、それぞれ1フレーム分の実露光時間を示すデータを記憶する露光時間記憶部と、
個々の画素の検出値に前記実露光時間を加味した値を撮像した画像データとして出力するデータ出力部と、
を更に備えることを特徴とする固体撮像装置。 - 請求項4に記載の固体撮像装置において、
1つおきに連続した自然数からなる複数通りのnを設定し、1フレーム内の複数通りのタイミングで電圧値のモニタを行い、過去に行われたモニタで再リセットのタイミング決定がなされていないことを条件として、再リセットのタイミング決定を行うことを特徴とする固体撮像装置。 - 請求項2〜5のいずれかに記載の固体撮像装置において、
T/2nなる実露光時間を示すデータとして、値nを露光時間記憶部に記憶させることを特徴とする固体撮像装置。 - 請求項6に記載の固体撮像装置において、
制御検出部が、個々の画素の検出値をmビットのデジタルデータの形式で取り出す機能を有し、
データ出力部が、個々の画素の実露光時間として記憶されている値nを参照し、個々の画素の検出値を示すデジタルデータをnビットだけ左方向にシフトさせ、LSB側のnビット分に0を入れることにより得られる(m+n)ビットのデジタルデータを、個々の画素の画素値を示す画像データとして出力することを特徴とする固体撮像装置。 - 請求項6に記載の固体撮像装置において、
制御検出部が、個々の画素の検出値をmビットのデジタルデータの形式で取り出す機能を有し、
データ出力部が、個々の画素の実露光時間として記憶されている値nを参照し、個々の画素の検出値を示すデジタルデータをnビットだけ左方向にシフトさせ、LSB側のnビット分に0を入れることにより得られる(m+n)ビットのデジタルデータを、mビットのデジタルデータに圧縮する圧縮処理を行い、この圧縮されたデータを、個々の画素の画素値を示す画像データとして出力することを特徴とする固体撮像装置。 - 請求項8に記載の固体撮像装置において、
データ出力部が、各画素の実露光時間についての統計量を求め、この統計量を考慮した圧縮処理を実施することを特徴とする固体撮像装置。 - 請求項9に記載の固体撮像装置において、
データ出力部が、複数通りの実露光時間のそれぞれについて、対応する画素の頻度値を求め、mビットのデジタルデータで表現されるダイナミックレンジを、前記頻度値に応じた幅をもつ区間に按分し、個々の実露光時間ごとに得られるデジタルデータを、それぞれ対応する按分区間内に圧縮して割り当てる圧縮処理を行うことを特徴とする固体撮像装置。 - 請求項1〜10のいずれかに記載の固体撮像装置において、
画素配列部が、MOSイメージセンサによって構成されていることを特徴とする固体撮像装置。 - リセット時からの受光量に応じて徐々に変化する電圧値を出力する機能をもった画素を、多数配列することにより構成された固体撮像装置を駆動する方法であって、
時刻t1からt2に至る周期Tをもった1フレーム分の標準露光時間を設定し、各画素を時刻t1のタイミングでリセットするとともに、各画素から時刻t2のタイミングで出力される電圧値を当該画素についての当該フレームにおける検出値として取り出すようにし、
時刻t1+T/k(但し、k>2)のタイミングで、各画素から出力される電圧値をモニタし、モニタした電圧値がフルレンジの1/2を越えていた場合に、当該画素についての1フレーム分の実露光時間がT/kとなるように、時刻t2−T/kのタイミングで当該画素を再リセットするようにし、
各画素の検出値に当該検出値を得るのに要した実露光時間を加味した値を、撮像した画像データとして出力させるようにしたことを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。 - リセット時からの受光量に応じて徐々に変化する電圧値を出力する機能をもった画素を、多数配列することにより構成された固体撮像装置を駆動する方法であって、
時刻t1からt2に至る周期Tをもった1フレーム分の標準露光時間を設定し、各画素を時刻t1のタイミングでリセットするとともに、各画素から時刻t2のタイミングで出力される電圧値を当該画素についての当該フレームにおける検出値として取り出すようにし、
時刻t1+T/2n (nは2以上の自然数)のタイミングで、各画素から出力される電圧値をモニタし、モニタした電圧値がフルレンジの1/2を越えていた場合に、当該画素についての1フレーム分の実露光時間がT/2nとなるように、時刻t2−T/2nのタイミングで当該画素を再リセットするようにし、
各画素の検出値に当該検出値を得るのに要した実露光時間を加味した値を、撮像した画像データとして出力させるようにしたことを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。 - リセット時からの受光量に応じて徐々に変化する電圧値を出力する機能をもった画素を、多数配列することにより構成された固体撮像装置を駆動する方法であって、
時刻t1からt2に至る周期Tをもった1フレーム分の標準露光時間を設定し、各画素を時刻t1のタイミングでリセットするとともに、各画素から時刻t2のタイミングで出力される電圧値を当該画素についての当該フレームにおける検出値として取り出すようにし、
時刻t1+T/2 n (nは自然数)のタイミングで、各画素から出力される電圧値をモニタし、モニタした電圧値がフルレンジの1/2を越えていた場合に、当該画素についての1フレーム分の実露光時間がT/2 n となるように、時刻t2−T/2 n のタイミングで当該画素を再リセットするようにし、
各画素の検出値に当該検出値を得るのに要した実露光時間を加味した値を、撮像した画像データとして出力させるようにし、
複数通りのnを設定し、1フレーム内の複数通りのタイミングで電圧値のモニタを行い、過去に行われたモニタで再リセットのタイミング決定がなされていないことを条件として、再リセットのタイミング決定を行うことを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。 - リセット時からの受光量に応じて徐々に変化する電圧値を出力する機能をもった画素を、多数配列することにより構成された固体撮像装置を駆動する方法であって、
時刻t1からt2に至る周期Tをもった1フレーム分の標準露光時間を設定し、各画素を時刻t1のタイミングでリセットするとともに、各画素から時刻t2のタイミングで出力される電圧値を当該画素についての当該フレームにおける検出値として取り出すようにし、
時刻t1+T/2n(nは自然数)のタイミングで、各画素から出力される電圧値をモニタし、モニタした電圧値がフルレンジ未満かつフルレンジの1/2を越えていた場合には、当該画素についての1フレーム分の実露光時間がT/2nとなるように、時刻t2−T/2nのタイミングで当該画素を再リセットし、モニタした電圧値がフルレンジであった場合には、当該画素についての1フレーム分の実露光時間がT/2(n+1)となるように、時刻t2−T/2(n+1)のタイミングで当該画素を再リセットするようにし、
各画素の検出値に当該検出値を得るのに要した実露光時間を加味した値を、撮像した画像データとして出力させるようにしたことを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。 - 請求項15に記載の駆動方法において、
1つおきに連続した自然数からなる複数通りのnを設定し、1フレーム内の複数通りのタイミングで電圧値のモニタを行い、過去に行われたモニタで再リセットのタイミング決定がなされていないことを条件として、再リセットのタイミング決定を行うことを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。 - 請求項13〜16のいずれかに記載の駆動方法において、
各画素の検出値をmビットのデジタルデータの形式で取り出した後、当該検出値を得るのに要した実露光時間T/2nの値nを参照し、前記mビットのデジタルデータをnビットだけ左方向にシフトさせ、LSB側のnビット分に0を入れることにより得られる(m+n)ビットのデジタルデータを、撮像した画像データとして出力させるようにしたことを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。 - 請求項13〜16のいずれかに記載の駆動方法において、
各画素の検出値をmビットのデジタルデータの形式で取り出した後、当該検出値を得るのに要した実露光時間T/2nの値nを参照し、前記mビットのデジタルデータをnビットだけ左方向にシフトさせ、LSB側のnビット分に0を入れることにより得られる(m+n)ビットのデジタルデータを、mビットのデジタルデータに圧縮する圧縮処理を行い、この圧縮されたデータを、撮像した画像データとして出力させるようにしたことを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。 - 請求項18に記載の駆動方法において、
各画素についての検出値を得るのに要した実露光時間の統計量を求め、この統計量を考慮した圧縮処理を実施することを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。 - 請求項19に記載の駆動方法において、
複数通りの実露光時間のそれぞれについて、対応する画素の頻度値を求め、mビットのデジタルデータで表現されるダイナミックレンジを、前記頻度値に応じた幅をもつ区間に按分し、個々の実露光時間ごとに得られるデジタルデータを、それぞれ対応する按分区間内に圧縮して割り当てる圧縮処理を行うことを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
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