JP4386108B2 - 時分割多重システムおよびその送信タイミング制御方法 - Google Patents

時分割多重システムおよびその送信タイミング制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、時分割多重システムおよびその送信タイミング制御方法に関し、特に同期P to MP(Point to Multi Point)方式の無線データ通信に好適な時分割多重システムおよびその送信タイミング制御方法に関する。
高速無線データ通信の規格(IEEE802.16)が定められている(非特許文献1参照)。IEEE802.16の物理レイヤでは、変調方式としてシングルキャリア、OFDM(orthoganal frequency division multiplexing:直交周波数分割多重)およびOFDMA(orthoganal frequency division multiple access:直交周波数分割多重多元接続)等がサポートされている。以下、IEEE802.16に準拠した無線データ通信方法を、変調方式としてOFDMAを採用した場合を例にして説明する。
IEEE802.16では、通信形態の一つとしてP to MPが規定されており、このP to MPでは、基地局(以下、BSと表示する)が全ての端末(以下、SSと表示する)の送受信機会をスケジューリングすることで効率が良く、かつQoS(サービス品質)を保証した通信を可能としている。
図8はP to MP方式でのOFDMAフレーム構成の一例を示す図であり、プリアンブル、FCH(frame control header)に続き、Down Linkバースト内のブロードキャストメッセージフィールドに含まれたMAPメッセージにDown Link、Up Linkのスケジューリング情報が格納されている。
このスケジューリング情報には、各SSに割り当てる下りリンク用のスロット情報および上りリンク用のスロット情報が格納されており、SSはこれらの情報を受信することで、自分用のデータが届くタイミングと自分がデータを送信してよいタイミングとを知ることができる。以下では、FCHに続くDown Linkバースト内のブロードキャストメッセージフィールドに含まれたMAPメッセージを単にMAPメッセージと表現する。
SSは、ネットワークに参加する際および参加後も定期的にBSとの送受信タイミングや送信電力を調整するためにレンジング(ranging)と呼ばれる処理を行う。ネットワークに参加する際は、BSからMAPメッセージによって割り当てられたイニシャルレンジング期間にレンジングを行う。なお、このイニシャルレンジング期間はコンテンション(contention)方式である。
図9はBSとSSとの間でのイニシャルレンジングのシーケンスの一例を示す図である。SSは、イニシャルレンジング期間にCDMA Code(code division multiple access code:レンジング要求)メッセージをBSへ送信する( ステップ701) 。
CDMA Codeを受信したBSは、SSからの受信信号に対して調整が必要であれば、送信出力、周波数および送信タイミング等の情報を、レンジング継続通知(RNG−RSP中のRanging Status=continue)を含むRNG−RSP (レンジング応答)としてSSへ送信する( ステップ702) 。
レンジング継続通知のRNG−RSPを受信したSSは、送信出力、周波数および送信タイミングを調整した後、BSからSSに割り当てられるイニシャルレンジング期間で再度CDMA CodeをBSへ送信する( ステップ703) 。
SSからの受信信号がBSで予め設定された値を満足する場合、BSはレンジング成功通知(RNG−RSP中のRanging Status=success)を含むRNG−RSPをSSへ送信する( ステップ704) 。
一連のイニシャルレンジングは、レンジング成功通知を伴ったRNG−RSPをSSで受信することで完了する。
一方、この種の通信システムの一例として、基地局からの受信電界強度に応じて送信タイミングの初期値を決定し、決定された初期値から送信タイミングをずらす発明が開示され(特許文献1参照)、また、下りフレームと上りフレームにオーバーラップが生じる場合に、夫々上りフレーム及び下りフレーム中で同一の遠隔局に割り当てられるタイムスロットの一致を避ける発明が開示されている(特許文献2参照)。また、その他の関連技術が特許文献3〜6に開示されている。
特開2002−094606号公報(段落0015、0069,0071および図2) 特開平06−013998号公報(段落0008,0011,0031〜0036および図2) 特開2006−303802号公報 特開平11−331228号公報 特表2001−524268号公報 特表平11−510667号公報 IEEE Standard for Local and metropolitan area networks Part 16: "Air Interface for Fixed and Mobile Broadband Wireless Access Systems Amendment 2", IEEE Std 802.16e−2005 and IEEE Std 802.16−2004/Cor 1−2005,2006.
IEEE802.16e−2005において、SSとBS間のイニシャルレンジングはOFDMシンボルに付加されたガードインターバル時間で許容できる距離領域での使用が可能である。
しかし、BSを大規模セルとして長距離間のP to MP通信として運用、もしくは長距離間のPoint to Point(以下、P to Pと表示する)通信として運用すると、イニシャルレンジングが成功せず、SS側の初期送信タイミングを距離に応じた値に変更しないと通信ができないという問題があった。
具体例として、図10に関連する時分割多重システムの一例の構成図を示す。同図にはBS101と、複数のSS102〜104が表示され、BS101とSS102〜104とが通信を行う。この例では、BS101とSS102〜104間の距離が異なる。BS101とSS102間の距離はA、BS101とSS103間の距離はB、BS101とSS104間の距離はCである(A<B<Cとする)。このように、BS101とSS102〜104間の距離が異なる場合、イニシャルレンジングを行うためのSS102〜104側の最適な送信タイミングの初期値はそれぞれ異なる。
SS102〜104はいかなる距離で使用されるか明確でないため、イニシャルレンジングにおけるCDMA Codeは予めSSに定められたタイミングで送信を試みようとする。伝搬距離が変わることでおのずと伝搬遅延時間も変化するが、OFDMに付加されたガードインターバルによりBSで受信するCDMA Codeの時間変動を吸収することで、多少タイミングが規定値を超えていたとしても受信は可能である。
しかし、ガードインターバルで吸収できない伝搬遅延環境ではBSはそもそもCDMA Codeを受信できず、イニシャルレンジングは成功しない。
図11は関連する時分割多重システムの送信タイミングの一例の説明図である。同図において、BS201とSS202間の距離は大きく離れていると仮定する。SS202は受信したDown Linkデータの先頭203から予め定められた時間204後にCDMACode206をBS201に向けて送信する。しかしながら、前述したようにBS201には受信可能な時間領域209を超えて受信時間208でCDMACodeが到達してしまっている。
これらを解決するように、BS201でのCDMA Code受信時間変動を広く許容するようにガードインターバルを大きく設定することは可能であるが、OFDM1シンボルあたりの使用可能なデータ領域が狭まるため好適な手段とはいえない。
図12は関連する時分割多重システムのBS−SS間で受信データと送信データとが競合する例を示す図である。同図において、BS301とSS302間の距離は他のSS311、312よりも離れていると仮定する。図10に示すBS101とSS104と同様に、BS301とSS302間の距離が大きく離れている場合、図12に示すようにSS302がBS301からのDown Linkデータの受信を完了する前に、Up Linkデータの送信開始タイミングが発生することがある(同図のD3(305)のタイミング)。
ここで、図12のD1(303)はSS311に対するDown Linkデータ領域、D2(304)はSS312に対するDown Linkデータ領域、D3(305)はSS302に対するDown Linkデータ領域をそれぞれ示している。
しかし、関連する時分割多重システムではBS301から距離が大きく離れたSS302に対する送信でも、Down Linkフレーム内のどの位置にデータをマッピングするか考慮されていないため、図12に示すように、Down Linkデータの後半部分(同図のデータ領域D3(305))にSS302に対するデータがマッピングされた場合にはUp Linkデータを送信し始めなければならない時間と競合してしまうため、データを正しく受信できないという問題があった。
または、Down Linkのデータ領域として使用可能な領域を制限し、Down Linkの長さを短くすることでUp LinkとDown Linkの時間間隔を空け、長距離でもDown Linkデータが正常に受信できるようにしていた。
一方、特許文献1開示の発明は、送信タイミングをずらすという点で本発明と共通するが、その処理の前に基地局からの受信電界強度に応じて送信タイミングの初期値を決定するという処理が設けられており、予め端末から基地局に対する有効な送信タイミングの初期値が設定されているという点で構成が本発明と全く相違する。
また、特許文献2開示の発明は、上りフレーム及び下りフレーム中で同一の遠隔局に割り当てられるタイムスロットの一致を避けるという点で本発明と共通するが、この構成と前述の送信タイミングをずらす構成の両者を備える時分割多重システムは全く開示されていない。
また、特許文献3〜6および非特許文献1に開示の発明に課題を解決する手段は記載されていない。
そこで本発明の目的は、端末からのレンジング要求メッセージの送信タイミングが基地局で受信できないほどずれている場合でも、そのレンジング要求メッセージを基地局で受信することが可能な時分割多重システムおよびその送信タイミング制御方法を提供することにある。
前記課題を解決するために本発明による時分割多重システムは、基地局と、前記基地局と通信する1個または複数個の端末とを含む時分割多重システムであって、前記端末は、前記基地局からイニシャルレンジング期間として割り当てられた送信タイミングでレンジング要求メッセージを前記基地局に送信しても前記基地局からこれに対する応答が得られない場合に、前記送信タイミングよりも早く前記レンジング要求メッセージを前記基地局に再送信する第1の送信タイミング変更手段を含むとともに、前記基地局は、複数の端末に対し予め設定されたデータの送信順序を変更する第2の送信タイミング変更手段を含み、前記第2の送信タイミング変更手段は、前記端末において前記基地局からのデータの受信時間と前記基地局へのデータの送信時間とが競合する場合に、前記端末に対する送信データ領域を予め設定したデータ領域よりも前方にマッピングすることを特徴とする。
また、本発明による送信タイミング制御方法は、基地局と、前記基地局と通信する1個または複数個の端末とを含む時分割多重システムにおける送信タイミング制御方法であって、前記端末は、前記基地局からイニシャルレンジング期間として割り当てられた送信タイミングでレンジング要求メッセージを前記基地局に送信しても前記基地局からこれに対する応答が得られない場合に、前記送信タイミングよりも早く前記レンジング要求メッセージを前記基地局に再送信する第1の送信タイミング変更ステップを含むとともに、前記基地局は複数の端末に対し予め設定されたデータの送信順序を変更する第2の送信タイミング変更ステップを含み、前記第2の送信タイミング変更ステップは、前記端末において前記基地局からのデータの受信時間と前記基地局へのデータの送信時間とが競合する場合に、前記端末に対する送信データ領域を予め設定したデータ領域よりも前方にマッピングすることを特徴とする。
本発明によれば、端末からのレンジング要求メッセージの送信タイミングが基地局で受信できないほどずれている場合でも、そのレンジング要求メッセージを基地局で受信することが可能となる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
まず、第1の実施形態について説明する。図1は本発明に係る時分割多重システムにおける端末の一例の構成図である。同図を参照すると、端末1は送信部11と、受信部12と、制御部13と、プログラム格納部14と、受信用アンテナ15と、送信用アンテナ16とを含んで構成される。
制御部13はプログラム格納部14から後述する送信タイミング制御用プログラムを読み出し、そのプログラムにしたがって送信部11および受信部12を制御する。
図2は本発明に係る時分割多重システムにおける基地局の一例の構成図である。同図を参照すると、基地局2は送信部21と、受信部22と、制御部23と、プログラム格納部24と、受信用アンテナ25と、送信用アンテナ26とを含んで構成される。
制御部23はプログラム格納部24から後述する送信タイミング制御用プログラムを読み出し、そのプログラムにしたがって送信部21および受信部22を制御する。
本発明に係る時分割多重システムの構成は、図10に示すものと同様であるので、同図を用いてその構成について説明する。同図を参照すると、本発明に係る時分割多重システムは基地局(以下、BSと表示する)101と、端末(以下、SSと表示する)102〜104とを含んで構成される。いま、BS101とSS102間の距離をA、BS101とSS103間の距離をB、BS101とSS104間の距離をCとする。ここに、A<B<Cという関係がある。
また、BS101とSS102間およびBS101とSS103間は、SSに予め定められた送信タイミングで正常にイニシャルレンジングが完了できる距離(AおよびB)に配置され、BS101とSS104間はSSに予め定められた送信タイミングでは正常にイニシャルレンジングが完了できない距離(C)に配置されている。
なお、BS101は図2の基地局2に対応し、SS102〜104は図1の端末1に対応し、SS102〜104は同様の構成となっている。
次に、本発明に係る時分割多重システムの第1実施形態の動作について説明する。図3は第1実施形態の動作の一例を示すシーケンスチャート、図4および図5は第1実施形態の動作の一例を示すフローチャートである。図3〜図5は本発明に関わる長遅延環境におけるSSの送信タイミング制御方法を示している。
図3を参照すると、SS104は前述したイニシャルレンジングが予め定められた送信タイミングでは完了できないSSである。同図はBS101とSS104間の通信手順を示している。なお、図4および図5は図3に対応する。
BS101からのDown LinkのMAPメッセージ(DL−Burst)がSS104に到達すると(図3のステップS403,図4のステップS1)、SS104はBS101に対して、予めイニシャルレンジング期間として定められたタイミングでCDMA Code(レンジング要求)を送信する(図3のステップS404,図4のステップS2)。
次に、SS104はBS101から所定期間内に応答(RNG−RSP)があるか否かを調べる(図4のステップS3)。
しかし、SS104の送信タイミング206(図11参照)は、BS101にCDMA Codeが到達したときは前述のとおり受信可能な時間領域209(図11参照)を超えているため、BS101はCDMA Codeを受信できない。したがって、BS101からの応答は得られない。
BS101からの応答がなかった場合は(図4のステップS3にて“No”の場合)、SS104は送信電力を増加させてCDMA Codeを送信する(図3のステップS405,図4のステップS4)。
次に、SS104はBS101から所定期間内に応答(RNG−RSP)があるか否かを調べる(図4のステップS5)。
しかし、前述と同様の理由により、BS101はCDMA Codeを受信できない。したがって、BS101からの応答は得られない。
BS101からの応答がなかった場合は(図4のステップS5にて“No”の場合)、SS104は送信タイミングを前回のCDMA Code(ステップS404および405参照)よりも早くしてCDMA Codeを送信する(図3のステップS406,図4のステップS6)。なお、このステップにおいても図3のステップS405,図4のステップS4と同様に送信電力を増加させる。
次に、SS104はBS101から所定期間内に応答(RNG−RSP)があるか否かを調べる(図4のステップS7)。
SS104が送信タイミングを変更したことにより、CDMA Codeが図11に示す受信可能な受信領域209に適合する。したがって、BS101からの応答が得られる(図4のステップS7にて“Yes”の場合)。
すなわち、BS101からRNG−RSP(continued)という継続応答がSS104へ送信される(図3のステップS407,図4のステップS8)。応答が継続応答であるのは、いまだBS101に受け入れができない状態(continued)であるためである。
BS101から通知されたRNG−RSP(continued)の内容にしたがって、SS104はCDMA Codeのタイミングと電力とを再調整し、BS101へ再度送信する(図3のステップS408,図4のステップS9)。
次に、SS104からのCDMA Code(ステップS408参照)がBS101において受け入れ可能か否かを調べる(図4のステップS5)。
この例では受け入れ可能なので(図4のステップS10にて“Yes”の場合)、BS101からSS104に対し、レンジングが完了した旨を示すRNG−RSP(success)を送信する(図3のステップS409,図4のステップS11)。
このRNG−RSP(success)は成功応答である。この成功応答がSS104に通知されることにより、イニシャルレンジングにおけるタイミングと電力調整の処理が完了する。
なお、図5のステップS10にて“No”の場合はステップS9の処理を繰り返す。また、図5のステップS4およびS6の処理はそれぞれステップS5およびS7にて応答が得られるまで所定回数繰り返して行う。
また、上記実施形態では、SS104はイニシャルレンジングが予め定められた送信タイミングでは完了できないSSであるとして説明したが、予め定められた送信タイミングで完了できるSSである場合は図4のステップS3あるいはステップS5では“Yes”となり、その後の処理は図5のステップS8にジャンプする。
また、図1の端末1の制御部13には図4および図5に示す送信タイミング制御方法のプログラムが格納されており、制御部13がこのプログラムにしたがって送信部11および受信部12を制御する。
また、本実施形態ではSSが複数個存在する場合について説明したが、SSが1個の場合にも本発明の適用が可能である。
以上説明したように、本発明の第1実施形態によれば、SSからのCDMA Codeの送信タイミングがBSで受信できないほど大幅にずれている場合でも、SSが能動的に送信タイミングを変更することでイニシャルレンジングを完了させることが可能となる。
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態における時分割多重システムの構成は第1の実施形態と同様であるが、BSとSS間の距離が大きく離れている場合において発生する問題について工夫している。
図6は本発明に係る時分割多重システムのBS−SS間で受信データと送信データとが競合する例を示す図である。同図を参照すると、BS101とSS102〜104とが通信している。
同図ではSS104がBS101から距離が大きく離れており、図12に示すようにSS302がBS301からDown Linkデータを受け終わる前にUp Linkデータの送信を開始しなければならない状態にある。このため、データ領域D3(305)がUp Linkの送信時間と競合している場合を仮定している。
次に、本発明に係る時分割多重システムの第2実施形態の動作について説明する。図7は本発明に係る時分割多重システムの第2実施形態の動作の一例を示すフローチャートである。
SS104にてDown Linkデータの受信時間とUp Linkデータの送信時間とが競合している場合(図7のステップS21)、BS101はSS104のように距離が他のSSよりも離れているものに対するDown Linkのデータ領域を予め設定したデータ領域よりも前方にマッピングする(図7のステップS21)。
すなわち、図12にて競合していたデータD3(305)を、図6のデータD3(504)に示すように、領域505よりも前方の領域504にマッピングしなおす。
また、図2の基地局2の制御部23には図7に示す送信タイミング制御方法のプログラムが格納されており、制御部23がこのプログラムにしたがって送信部21および受信部22を制御する。
以上説明したように、本発明の第2実施形態によれば、Down Linkの後方の時間領域がUp Linkの送信開始時間と競合する場合でも、SS104宛のDown LinkデータD3(504)は、SS104からのUp Link送信開始よりも前に受信が終了しているため、Down Linkの通信に支障は生じない。また、SS104からのUp Linkの送信開始時間に競合しているDown LinkデータD1 (505)はSS102宛であり、SS104では無視してUp Linkの送信開始ができるため、正常に通信することができる。すなわち、SS104とBS101との距離が大きく離れている場合でも正常に通信することができる。
本発明に係る時分割多重システムにおける端末の一例の構成図である。 本発明に係る時分割多重システムにおける基地局の一例の構成図である。 第1実施形態の動作の一例を示すシーケンスチャートである。 第1実施形態の動作の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る時分割多重システムのBS−SS間で受信データと送信データとが競合する例を示す図である。 本発明に係る時分割多重システムの第2実施形態の動作の一例を示すフローチャートである。 P to MP方式でのOFDMAフレーム構成の一例を示す図である。 BSとSSとの間でのイニシャルレンジングのシーケンスの一例を示す図である。 関連する時分割多重システムの一例の構成図である。 関連する時分割多重システムの送信タイミングの一例の説明図である。 関連する時分割多重システムのBS−SS間で受信データと送信データとが競合する例を示す図である。
符号の説明
1、102〜104 端末
2、101 基地局
11、21 送信部
12、22 受信部
13、23 制御部
14、24 プログラム格納部
15、25 受信用アンテナ
16、26 送信用アンテナ

Claims (2)

  1. 基地局と、前記基地局と通信する1個または複数個の端末とを含む時分割多重システムであって、
    前記端末は、前記基地局からイニシャルレンジング期間として割り当てられた送信タイミングでレンジング要求メッセージを前記基地局に送信しても前記基地局からこれに対する応答が得られない場合に、前記送信タイミングよりも早く前記レンジング要求メッセージを前記基地局に再送信する第1の送信タイミング変更手段を含むとともに、
    前記基地局は、複数の端末に対し予め設定されたデータの送信順序を変更する第2の送信タイミング変更手段を含み、
    前記第2の送信タイミング変更手段は、前記端末において前記基地局からのデータの受信時間と前記基地局へのデータの送信時間とが競合する場合に、前記端末に対する送信データ領域を予め設定したデータ領域よりも前方にマッピングすることを特徴とする時分割多重システム。
  2. 基地局と、前記基地局と通信する1個または複数個の端末とを含む時分割多重システムにおける送信タイミング制御方法であって、
    前記端末は、前記基地局からイニシャルレンジング期間として割り当てられた送信タイミングでレンジング要求メッセージを前記基地局に送信しても前記基地局からこれに対する応答が得られない場合に、前記送信タイミングよりも早く前記レンジング要求メッセージを前記基地局に再送信する第1の送信タイミング変更ステップを含むとともに、
    前記基地局は複数の端末に対し予め設定されたデータの送信順序を変更する第2の送信タイミング変更ステップを含み、
    前記第2の送信タイミング変更ステップは、前記端末において前記基地局からのデータの受信時間と前記基地局へのデータの送信時間とが競合する場合に、前記端末に対する送信データ領域を予め設定したデータ領域よりも前方にマッピングすることを特徴とする送信タイミング制御方法。
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