JP4376240B2 - 音量調整装置 - Google Patents

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本発明は、音量調整装置に関し、特に、オーディオ信号の増幅度制御に使用される音量調整装置に関する。
オーディオ機器は、信号源となるソース機器(例えば、放送用記録媒体、スパーオーディオを含むCD、テープ等)から2Hz〜100kHz(普通は20Hz〜20kHz)のオーディオ信号を入力して、その前段増幅を行うプリアンプと、前段増幅されたオーディオ信号を電力増幅するパワーアンプ(又はメインアンプ)と、電力増幅されたオーディオ信号により駆動される電子音響機器(例えば、スピーカ)とを備え、プリアンプは、通常、増幅度制御のための音量調整装置を兼ねるが、プリアンプの次に音量調整装置を挿入しても良い。
こうした音量調整装置は、従来、可変抵抗器を用いて構成され、これにより、オーディオ信号の減衰度を調整していた。
図25に従来のオーディオ機器の音量調整装置VC20を示す。
この音量調整装置VC20は、ソース機器SA又はプレアンプPAからオーディオ信号が入力される入力端子Tiと、この入力端子Tiの接地ラインGに対する電位、つまり、入力電圧eINを分圧するポテンショメータとしての可変抵抗器1と、この可変抵抗器1の摺動子1aの接地ラインGに対する電位を、出力電圧eとして、次段のメインアンプMAへ出力する出力端子Toとを備えて構成される。入力電圧eINは可変抵抗器1の分圧抵抗R1,R2により分圧され、この分圧された電圧eIN・R2/(R1+R2)が、出力電圧eになるので、オーディオ信号が、その分、減衰し、対応した音量調整がなされる。
出力端子Toは、メインアンプMAを構成する増幅素子の制御端子、例えば、図27の三局真空管TRのグリッド端子g、に接続され、その浮遊入力容量、例えば、真空管TRのプレートpとグリッドgとの間の容量Cpg及びグリッドgとカソードkとの間の容量Cgk、が重畳される。これらの容量Cpg,Cgkは、可変抵抗器1の出力インピーダンスZoとローパスフィルタを構成して、高音域で減衰作用をもたらし、特に、容量Cpgは、ミラー効果により、増幅素子の電圧利得倍されるため、影響が大きい。
上記電圧利得をAとすれば、等価入力容量Ciは、Ci=Cgk+(A+1)Cpgとなり、上記ローパスフィルタの遮断周波数fcは、fc=1/(2πZoCi)になる。これは、減衰度ATT=6dB時に、高域遮断周波数がもっとも低くなることを意味する。
図27に音量調整装置VC20の減衰度ATTと出力インピーダンスZoとの関係を示し、図28に音量調整装置VC20の減衰度ATTと浮遊容量Ciによる高域減衰フィルターの遮断周波数fcとの関係を示す。
可変抵抗器1の分圧抵抗R1,R2は、和が一定で、積が反比例する。従って、R1=R2の状態、つまり、減衰度ATTが1/2(=−6dB)のときに、出力インピーダンスZoが最大となり、減衰度ATTが1/2(=−6dB)から離れるに従い、インピーダンスZoが低下して、最大音量あるいは最低音量のときに、Zoが最小(0Ω)になる。
最大音量又は最小音量に近い減衰領域では出力インピーダンスZoは低い。しかし、1/2減衰近傍では、出力インピーダンスZoが高くなり、分圧抵抗R1、R2の並列合成抵抗と音量調整装置VC20の出力側からメインアンプMAの増幅素子の入力側までの浮遊容量で形成される高域減衰フィルターの遮断周波数fcが低くなり、そこをオーディオ信号が通過すると音質が劣化する。
そこで、可変抵抗器に代えて降圧トランスを用いた音量調整装置が、特許文献1に示されている。
特開平10−327036号公報 図26に従来の降圧トランス61を用いた音量調整装置VC21を示す。図25と同じ要素は同じ参照符号で表す。
この音量調整装置VC21は、入力端子Tiに接続された降圧トランス2にn個の中間タップ2−1〜2―nを設け、これらのタップと1対1に接続されたn個の切り換え接点3−1〜3−nを有する切り換えスイッチ3を用いて、適宜な中間タップ2−i(i≦i≦n)を選択することにより、そのタップ2−iの位置に応じ減衰された信号を得、その信号を出力端子Toから出力している。
降圧トランス2による信号の減衰は磁気結合に基づくので、音量調整装置VC21は、1/2減衰近傍で音質劣化が見られない。
音量調整装置VC21は、最大減衰幅及び所望の分解能を満たす個数の中間タップ2―1〜2―nと、それに対応した個数のスイッチ接点3―1〜3―nを必要とし、その分、構成が複雑になる。例えば、2dBの分解能で60dBの減衰幅を確保するには、それぞれ30個もの中間タップとスイッチ接点が必要になる。
本発明は、以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、降圧トランスとスイッチとを用いた場合に、簡易な構成により、1/2近傍の減衰領域で音質劣化をより抑止可能とし、かつ降圧トランスにタップ数を多く設けなくとも多くの減衰された出力を得ることができる音量調整装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、ソース機器からのオーディオ信号を前段増幅するプリアンプを含む信号源と、パワーアンプとに接続される音量調整装置において、
一次側と二次側とで共用され前記信号源からのオーディオ信号が入力される巻線と、該巻線の一端に設けられた一方のタップと、前記巻線の他端に設けられた他方のタップと、前記一方のタップと前記他方のタップとの間に降圧ステップが2dBとなる位置毎に第2の中間タップと設け、減衰度が20dBの巻線比の位置に設けられた前記第2の中間タップを第1の中間タップとして備えた降圧トランスと、
第1の抵抗と第2の抵抗との直列回路の列を有し、各直列回路の第1の抵抗と第2の抵抗との合成抵抗値が1kΩ程度の値にされて、これらの直列回路がそれぞれ前記第1の中間タップからのオーディオ信号の対アース電圧を分圧し、ついで他方がアースに接続された第1の固定抵抗及び第2の固定抵抗と備えた抵抗減衰部と、
互いに連動する第1のスイッチ部と第2のスイッチ部とを備えた切換部を有し、
前記第1のスイッチ部は、
前記第1の中間タップに接続された第1のコモン端子と、前記直列回路の第1の抵抗の各々にそれぞれの接点が接続された第1のスイッチ接点群と、前記第1の固定抵抗の一方端に接続された第2のスイッチ接点と、前記第2の固定抵抗の一方端に接続された第3のスイッチ接点とを備え、
さらに、前記降圧トランスの一方のタップと各々の前記第2の中間タップとに対応して設けられそれぞれが共通接続されて前記第1の固定抵抗の一方端に接続された第4のスイッチ接点群とを備え、
切り換えに連動して前記第1のスイッチ接点群、前記第2のスイッチ接点、前記第3のスイッチ接点、第4のスイッチ接点群の内のいずれかの接点と当該第1のスイッチ部の第1のコモン端子とを接続し、
前記第2のスイッチ部は、
当該第2のスイッチ部の第2のコモン端子と、
前記直列回路の各々の分圧点にそれぞれの接点が接続された第5のスイッチ接点群と、前記降圧トランスの一方のタップと前記降圧トランスの他方のタップと前記各々の第2中間タップと前記第1の中間タップに対応し、それぞれの接点が対応する接点に接続された第6のスイッチ接点群とを備え、
前記切り換えに連動して第5のスイッチ接点群、第6のスイッチ接点群の内のいずれかの接点と前記第2のコモン端子とを接続し、この第2のコモン端子を前記メインアンプへの出力端子に接続し
前記抵抗減衰部は、
前記合成抵抗値に対する前記第1の抵抗の抵抗比が1/2近傍未満である第1の抵抗と第2の抵抗との組みの第1の直列回路の列と、前記抵抗比が前記1/2近傍を上回る第1の抵抗と第2の抵抗との組みの第2の直列回路の列と、前記合成抵抗値の第1の固定抵抗及び第2の固定抵抗とを備え、
前記第1及び第2の直列回路は、配列順に第1の抵抗は次第に増加する値にされ、該直列回路の第2の抵抗は、次第に減少する値にされていることを要旨とする。
すなわち、本願発明は、ソース機器からのオーディオ信号を前段増幅するプリアンプを含む信号源と、パワーアンプとに接続される音量調整装置において、
一次側と二次側とで共用され前記信号源からのオーディオ信号が入力される巻線と該巻線の一端に設けられた一方のタップ(81−1)と、前記巻線の他端に設けられた他方のタップ(81−12)と、前記一方のタップと前記他方のタップとの間に降圧ステップが2dBとなる位置毎に第2の中間タップと設け、減衰度が20dBの巻線比の位置に設けられた前記第2の中間タップを第1の中間タップ(81−11)として備えた降圧トランスと
第1の抵抗(R1)と第2の抵抗(R2)との直列回路の列を有し、各直列回路の第1の抵抗(R1)と第2の抵抗(R2)との合成抵抗値が1kΩ程度の値にされて、これらの直列回路がそれぞれ前記第1の中間タップ(81−11)からのオーディオ信号の対アース電圧を分圧し、ついで他方がアースに接続された第1の固定抵抗(R2のみ:1kΩ)及び第2の固定抵抗(R1のみ:1kΩ)と備えた抵抗減衰部と
互いに連動する第1のスイッチ部(TS)と第2のスイッチ部(RS)とを備えた切換部を有し、
前記第1のスイッチ部(TS)は、
前記第1の中間タップ(−20dB)に接続された第1のコモン端子と、前記直列回路の第1の抵抗(R1)の各々にそれぞれの接点が接続された第1のスイッチ接点群(83−12〜83−45)と、前記第1の固定抵抗(R2のみ)の一方端に接続された第2のスイッチ接点(83−11)と、前記第2の固定抵抗(R1のみ)の一方端に接続された第3のスイッチ接点(83−46)とを備え、
さらに、前記降圧トランスの一方のタップ(81−1:−0dB)と各々の前記第2の中間タップ(81−2〜81−10:−2dB〜18dB)とに対応して設けられそれぞれが共通接続されて前記第1の固定抵抗(R2のみ)の一方端に接続された第4のスイッチ接点群(83−1〜83−10)とを備え、
切り換えに連動して前記第1のスイッチ接点群(83−12〜83−45)、前記第2のスイッチ接点(83−11)、前記第3のスイッチ接点(83−46)、第4のスイッチ接点群(83−1〜83−10)の内のいずれかの接点と当該第1のスイッチ部の第1のコモン端子とを接続し、
前記第2のスイッチ部(RS)は、
当該第2のスイッチ部の第2のコモン端子と、
前記直列回路の各々の分圧点にそれぞれの接点が接続された第5のスイッチ接点群(82−12〜82−45)と、前記降圧トランスの一方のタップ(81−1:−0dB)と前記降圧トランスの他方のタップ(81−12(82−46))と前記各々の第2中間タップ(81−2〜81−10:−2dB〜18dB)と前記第1の中間タップ(81−11)に対応し、それぞれの接点が対応する接点に接続された第6のスイッチ接点群(82−1〜82−10、82−11、81−12(82−46))とを備え、
前記切り換えに連動して第5のスイッチ接点群(82−12〜82−45)、第6のスイッチ接点群(82−1〜82−10、82−11、82−46)の内のいずれかの接点(82−12〜82−45、82−1〜82−10、82−11、82−46のいずれか)と前記第2のコモン端子とを接続し、この第2のコモン端子を前記メインアンプへの出力端子に接続し
前記抵抗減衰部は、
前記合成抵抗値に対する前記第1の抵抗の抵抗比が1/2近傍未満である第1の抵抗と第2の抵抗との組みの第1の直列回路の列と、前記抵抗比が前記1/2近傍を上回る第1の抵抗と第2の抵抗との組みの第2の直列回路の列と、前記合成抵抗値の第1の固定抵抗及び第2の固定抵抗とを備え、
前記第1及び第2の直列回路は、配列順に第1の抵抗は次第に増加する値にされ、該直列回路の第2の抵抗は、次第に減少する値にされている
また、本発明の音量調整装置は、前記抵抗減衰部が前記第1の抵抗と第2の抵抗とは、同じ抵抗値の組みの直列回路を備えること要旨とする。
さらに、本発明の音量調整装置は、
前記第1の抵抗は、前記配列順に、110Ω〜1000Ω程度にされ、第2の抵抗は、887Ω〜1Ω程度にされていることを要旨とする。
さらに、本発明の音量調整装置は、
前記オーディオ信号は前記プリアンプを介して第1の信号ケーブルによって前記トランスに加えられ、
前記第2のコモン端子からの減衰されたオーディオ信号は、第2の信号ケーブルによって前記メインアンプに送出することを要旨とする。
また、本発明の音量調整装置は、
さらに、前記切換部からの減衰されたオーディオ信号を増幅するアンプを有することを要旨とする。
以上のように本発明によれば、簡易な構成ながらも、1/2近傍減衰領域でので音質劣化をより抑止可能とし、かつ降圧トランスにタップ数を多く設けなくとも多くの減衰された出力を得ることができる
以下に、本発明を実施するための最良の形態に係る音量調整装置を、添付図面に基づき詳細に説明する。図面中、同じ要素は同じ参照符号で表す。
(第1の実施の形態)
先ず、本発明の第1の実施の形態に係る音量調整装置VC1を、図1〜図6に基づいて説明する。図1は音量調整装置VC1の回路図、図2は音量調整装置VC1の出力レベルダイアグラム、図3は音量調整装置VC1の要部を示す写真、図4〜図6は音量調整装置VC1の降圧トランス11の特性線図である。
音量調整装置VC1は、不図示の信号源(ソース機器又はプリアンプ)から入力されるオーディオ信号を降圧して減衰する降圧トランス11と、このトランス11の減衰度の異なる複数(本例では5つ)の中間タップ11a,11b,11c,11d,11eの1つを選択することにより、対応するオーディオ信号を取得する信号取得部SACと、この信号取得部SACから入力されたオーディオ信号を減衰する抵抗減衰器RATとを備える。
降圧トランス11は信号源からオーディオ信号が入力される巻線11fを有し、中間タップ11a〜11eはこの巻線11fに設けられている。この降圧トランスは、図4に示すATT(減衰度)vsf(周波数)特性と、図5に示すTHD(全高調波歪)vseIN(入力電圧)特性と、図6に示すZin(入力インピーダンス)vs f(周波数)特性とを有する。
信号取得部SACは、中間タップ11a〜11dの切り換えにより中間タップの選択を行う中間タップ選択部TSとしての切り換えスイッチ12と、この切り換えスイッチ12から、抵抗減衰器RATに入力されるオーディオ信号を出力する信号出力部SOとを備える。
抵抗減衰器RATは信号取得部SACに接続された連続可変抵抗器13からなる。
即ち、音量調整装置VC1は、図1に示すように、入力されたオーディオ信号を降圧する複数の中間タップ11a〜11eを有する降圧トランス11と、スイッチ端子12a〜12dを有し、中間タップ11a〜11dの中の1つを選択する切り換えスイッチ12と、切り換えスイッチ12の出力端子12eに接続され、オーディオ信号を連続的に減衰して出力する可変抵抗器13とを備える。
中間タップ11a〜11dはそれぞれ異なる減衰度を有し、切り換えスイッチ12の端子12a〜12dに接続されている。可変抵抗器13は摺動部13aを有し、摺動部13aと端子12eの間の抵抗R1と、残部の抵抗R2とで分圧を行う。
音量調整装置VC1にオーディオ信号が入力されると、降圧トランス11により降圧される。降圧されたオーディオ信号は中間タップから切り換えスイッチ12を介して可変抵抗器13に出力される。例えば切り換えスイッチ12の端子12b,12eが接続されている場合、中間タップ11bから端子12b,12eを介して可変抵抗器13に信号が出力される。
可変抵抗器13に入力された信号はR1とR2とにより分圧されて減衰し、摺動部13aから出力される。
図2は、中間タップ11a〜11dの降圧ステップを10dBにしたときの音量調整装置VC1の出力レベルを示す。例えば、切り換えスイッチ12の端子12b,12eが接続され、中間タップ11bが選択されている場合、オーディオ信号は、降圧トランス11により−10dB降圧され、降圧された信号がさらに可変抵抗器13で減衰される。可変抵抗器13での減衰度は連続的に変化できる。
可変抵抗器13により減衰量を連続的に変化できるので、音量調整装置VC21のように多数の中間タップを設ける必要がなく、経済的に構成できる。
図2の中間タップは10dBステップで説明したが、中間タップは6dB以下のステップとするのが理想的である。しかしながら20dBステップで−60dBまで備えれば実用上充分であり、この場合、中間タップの数は4個で済ます事が出来る。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係る音量調整装置VC2を、図7に基づいて説明する。図7は音量調整装置VC2の回路図である。
音量調整装置VC2は、不図示の信号源から入力されるオーディオ信号を降圧して減衰する降圧トランス11と、このトランス11の減衰度の異なる複数(本例では5つ)の中間タップ11a,11b,11c,11d,11eの1つを選択することにより、対応するオーディオ信号を取得する信号取得部SACと、この信号取得部SACから入力されたオーディオ信号を減衰する抵抗減衰器RATとを備える。
降圧トランス11は信号源からオーディオ信号が入力される巻線11fを有し、中間タップ11a〜11eはこの巻線11fに設けられている。
信号取得部SACは、中間タップ11a〜11dの切り換えにより中間タップの選択を行う中間タップ選択部TSとしての切り換えスイッチ12と、この切り換えスイッチ12の出力を増幅して、抵抗減衰器RATに入力されるオーディオ信号を出力する信号出力部SOとしての増幅器15とを備える。
抵抗減衰器RATは信号取得部SACに接続された連続可変抵抗器13からなる。
即ち、音量調整装置VC2は、音量調整装置VC1の構成に加えて、降圧トランス11の中間タップ11a〜11dを選択する切り換えスイッチ12の出力側に増幅器15が接続され、増幅器15の出力側が可変抵抗器13に接続されたものである。増幅器15は、降圧トランス11の出力インピーダンスに比べ十分に高い(10倍以上)入力インピーダンスを持ち、降圧トランス11の出力に影響を与えず、また、可変抵抗器13を十分に駆動できる出力容量(電流、電圧)を持ち、可変抵抗器13に対して十分に低い(10分の1以下)出力インピーダンスを持つ。
音量調整装置VC2は、中間タップ11a〜11dから増幅器15に流れ込む信号電流が減少し、音量調整装置VC1と比較してさらなる音質の改善がなされる。また、可変抵抗器13として低い抵抗値の可変抵抗器を用いることができるので、出力端におけるインピーダンスを低くでき浮遊容量とで構成される高域減衰フィルターのカットオフ周波数をより高くする事ができ、特性音質面での向上が期待できる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態に係る音量調整装置VC3を、図8及び図9に基づいて説明する。図8は音量調整装置VC3の回路図、図9は音量調整装置VC3の出力レベルダイアグラムである。
音量調整装置VC3は、不図示の信号源から入力されるオーディオ信号を降圧して減衰する降圧トランス11と、このトランス11の減衰度の異なる複数(本例では5つ)の中間タップ11a,11b,11c,11d,11eの1つを選択することにより、対応するオーディオ信号を取得する信号取得部SACと、この信号取得部SACから入力されたオーディオ信号を減衰する抵抗減衰器RATとを備える。
降圧トランス11は信号源からオーディオ信号が入力される巻線11fを有し、中間タップ11a〜11eはこの巻線11fに設けられている。
信号取得部SACは、中間タップ11a〜11eの切り換えにより中間タップの選択を行う中間タップ選択部TSと、この中簡タップ選択部TSから、抵抗減衰器RATに入力されるオーディオ信号を出力する信号出力部SOとを備える。
中間タップ選択部TSは、中間タップ11a〜11eの内の異なる中間タップを選択する複数(本例では2つ)のセレクトスイッチ、つまり、互いに連動する切り換えスイッチ12,17を有し、信号出力部SOは切り換えスイッチ12,17により取得されたオーディオ信号間の差からなるオーディオ信号を抵抗減衰器RATに入力する。
抵抗減衰器RATは信号取得部SACに接続された連続可変抵抗器13からなる。
即ち、音量調整装置VC3は、図8に示すように、入力されたオーディオ信号を減衰する複数の中間タップ11a〜11eを有する降圧トランス11と、スイッチ端子12a〜12dを有し、中間タップ11a〜11dの中から1つを選択する切り換えスイッチ12と、スイッチ端子17a〜17dを有し、中間タップ11b〜11eの中から1つを選択する切り換えスイッチ17と、切り換えスイッチ12の出力端子12eに一方の入力端が接続され、切り換えスイッチ17の出力端子17eに他方の入力端が接続され、オーディオ信号を連続的に減衰して出力する可変抵抗器13とを備える。
中間タップ11a〜11eは異なる減衰度を有し、その内、タップ11a〜11dが、切り換えスイッチ12の端子12a〜12dに接続され、タップ11b〜11eが、切り換えスイッチ17の端子17a〜17dに接続される。切り換えスイッチ12と切り換えスイッチ17とは、切り換えスイッチ17で選択される中間タップが、切り換えスイッチ12で選択される中間タップの1ステップ下のものとなるように連動する。また、可変抵抗器13は摺動部13aを有し、摺動部13aと端子12eとの間の抵抗をR1、残りの部分の抵抗をR2で表している。
音量調整装置VC3では、入力されオーディオ信号が降圧トランス11で降圧され、降圧されたオーディオ信号が中間タップから切り換えスイッチ12及び切り換えスイッチ17を介して可変抵抗器13に出力される。
例えば切り換えスイッチ12の端子12b,12eが接続され、切り換えスイッチ17の端子17b,17eが接続されている場合、中間タップ11bから端子12b,12eを介し、また、中間タップ11cから端子17b,17eを介して可変抵抗器13に信号が出力される。
可変抵抗器13に入力された信号は、分圧抵抗R1,R2により分圧されて減衰し、摺動部13aから出力される。
図9は、中間タップ11a〜11eの減衰度が10dBステップの場合の、音量調整装置VC3の出力レベルを示す。例えば切り換えスイッチ12の端子12b,12eが接続され、切り換えスイッチ17の端子17b,17eが接続されている場合、降圧トランス11により−10dBだけ降圧された信号が端子12eに出力され、降圧トランス11により−20dB降圧された信号が端子17eに出力される。可変抵抗器13では端子12eと端子17eとのレベル差を連続的に変化させることができる。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態に係る音量調整装置VC4を、図10〜図12に基づいて説明する。図10は音量調整装置VC4の回路図、図11は音量調整装置VC4の出力レベルダイアグラム、図12は音量調整装置VC4のユーザーインターフェースである。
音量調整装置VC4は、不図示の信号源から入力されるオーディオ信号を降圧して減衰する降圧トランス11と、このトランス11の減衰度の異なる複数(本例では5つ)の中間タップ11a,11b,11c,11d,11eの1つを選択することにより、対応するオーディオ信号を取得する信号取得部SACと、この信号取得部SACから入力されたオーディオ信号を減衰する抵抗減衰器RATとを備える。
降圧トランス11は信号源からオーディオ信号が入力される巻線11fを有し、中間タップ11a〜11eはこの巻線11fに設けられている。
信号取得部SACは、中間タップ11a〜11dの切り換えにより中間タップの選択を行う中間タップ選択部TSと、この中間タップ選択部TSから、抵抗減衰器RATに入力されるオーディオ信号を出力する信号出力部SOとを備える。
中間タップ選択部TSは、中間タップ11a〜11dの1つを選択する切り換えスイッチ12からなる。
抵抗減衰器RATは、信号出力部SOに接続された連続可変抵抗器13と、信号出力部SOに接続された複数の端子41a,1b,41dcと、中間タップ選択部TSの中間タップの選択に連動して、連続可変抵抗器13の出力端子41d及び前記複数の端子41a〜41cの間で、端子の切り換え選択を行う端子選択部TMSとしての切り換えスイッチ41を備える。
即ち、音量調整装置VC4は、図10に示すように、音量調整装置VC1の構成に切り換えスイッチ41が接続されたものである。切り換えスイッチの41の端子41a〜41cは切り換えスイッチ12の出力端子12eに接続され、端子41dは摺動部13aに接続される。そして、切り換えスイッチ41は切り換えスイッチ12に連動し、端子12a,12eが接続されたときは端子41a,41eが接続され、端子12b,12eが接続されたときは端子41b,41eが接続され、端子12c,12eが接続されたときは端子41c,41eが接続され、端子12d,12eが接続されたときは端子41d,41eが接続される。
したがって、切り換えスイッチ41のスイッチ端子41a〜41cと出力端子41eとが接続されているときは降圧トランス11の中間タップ11a〜11cより直接、信号が出力される。
切り換えスイッチ41の端子41d,41eが接続されている場合、信号は可変抵抗器13より出力され、−∞dBまで連続して減衰できる。
図11は、中間タップ11a〜11dの減衰度を10dBステップで変化させた場合の音量調整装置VC4の出力レベルダイアグラムを示す。
切り換えスイッチ41のスイッチ端子41a〜41cが選択されているときは、降圧トランス11の中間タップ11a〜11cより直接に信号が出力されるので、段階(ステップ)的に減衰度が変化し、切り換えスイッチ41のスイッチ端子41dが選択されているときは、可変抵抗器13より信号が出力されるので、連続して減衰させることができる。
切り換えスイッチ12,41及び可変抵抗器13の操作は図12に示すユーザーインターフェースを使用して行う。例えば切り換えスイッチ操作用つまみ42をaの位置に合わせると、端子12a及び端子41aが選択される。切り換えスイッチ操作用つまみ42をdの位置に合わせると、端子12d及び端子41dが選択され、このときのみ可変抵抗器操作用つまみ43を用いて音量調整ができる。
音量調整装置VC4は、切り換えスイッチ41のスイッチ端子41a〜41cと出力端子41eとが接続されているときは、降圧トランス11の中間タップ11a〜11cより直接に信号が出力されるので、その信号が可変抵抗器13を経由することによる音質の悪化を避けることができる。
(第5の実施の形態)
次に、本発明の第5の実施の形態に係る音量調整装置VC5を、図13に基づいて説明する。図13は音量調整装置VC5の回路図である。
音量調整装置VC5は、不図示の信号源から入力されるオーディオ信号を降圧して減衰する降圧トランス11と、このトランス11の減衰度の異なる複数(本例では5つ)の中間タップ11a,11b,11c,11d,11eの1つを選択することにより、対応するオーディオ信号を取得する信号取得部SACと、この信号取得部SACから入力されたオーディオ信号を減衰する抵抗減衰器RATとを備える。
降圧トランス11は信号源からオーディオ信号が入力される巻線11fを有し、中間タップ11a〜11eはこの巻線11fに設けられている。
信号取得部SACは、中間タップ11a〜11dの切り換えにより中間タップの選択を行う中間タップ選択部TSと、この中間タップ選択部TSから、抵抗減衰器RATに入力されるオーディオ信号を出力する信号出力部SOとを備える。
中間タップ選択部TSは、中間タップ11a〜11eの1つを選択する切り換えスイッチ12からなり、信号出力部SOは増幅器15からなる。
抵抗減衰器RATは、信号出力部SOに接続された連続可変抵抗器13と、信号出力部SOに接続された複数のスイッチ端子41a,41b,41dcと、中間タップ選択部TSの中間タップの選択に連動して、連続可変抵抗器13の出力端子41d及び前記複数のスイッチ端子41a〜41cの間で、端子の切り換え選択を行う端子選択部TMSとしての切り換えスイッチ41を備える。
即ち、音量調整装置VC5は、図13に示すように、音量調整装置VC4の構成に加えて、降圧トランス11の中間タップ11a〜11dを選択する切り換えスイッチ12の出力側に増幅器15が接続され、増幅器15の出力側が可変抵抗器13と切り換えスイッチ41に並列接続されている。増幅器15は、降圧トランス11の出力インピーダンスに比べ十分に高い(10倍以上)入力インピーダンスを持ち、降圧トランス11の出力に影響を与えず、また、可変抵抗器13を十分に駆動できる出力容量(電流、電圧)を持ち、可変抵抗器13に対して十分に低い(10分の1以下)出力インピーダンスを持つ。
音量調整装置VC5は、中間タップ11a〜11dから増幅器15に流れ込む信号電流が少なく、音量調整装置VC4と比較してさらに音質が改善される。また、可変抵抗器13の抵抗を低く設定でき、特性及び音質が向上する。
(第6の実施の形態)
次に、本発明の第6の実施の形態に係る音量調整装置VC6を、図14、図15に基づいて説明する。図14は音量調整装置VC6の回路図、図15は音量調整装置VC6のユーザーインターフェースである。
音量調整装置VC6は、不図示の信号源から入力されるオーディオ信号を降圧して減衰する降圧トランス51と、このトランス51の減衰度の異なるn個の中間タップ51−1,51−2,51−3,...,51−(n−1),51−nのうちの1つを選択することにより、対応するオーディオ信号を取得する信号取得部SACと、この信号取得部SACから入力されたオーディオ信号を減衰する抵抗減衰器RATとを備える。
降圧トランス51は信号源からオーディオ信号が入力される巻線51fを有し、中間タップ51−1〜51−nはこの巻線51fに設けられる。
信号取得部SACは、上記n個の中間タップ51−1〜51−nに接続されたn個のスイッチ接点53−1,53−2,53−3,...,53−(n−1),53−nを備える。
抵抗減衰器RATは、上記n個のスイッチ接点53−1〜53−nの1つ53−nに直列に接続されたm個の固定抵抗器からなる切り換え式抵抗器52と、m個の固定抵抗器間のノードに接続されたm個のスイッチ接点52−1,52−2,...,52−mと、前記n個のスイッチ接点53−1〜53−nとm個のスイッチ接点52−1〜52−mとを選択可能なセレクタを有する切り換えスイッチ53とを備える。
前記m個の直列な固定抵抗器が接続されたスイッチ接点の1つ53−nは、n個の中間タップ51−1〜51−nの中の最も減衰度が大きい中間タップ51−nに接続されている。
即ち、音量調整装置VC6は、入力されたオーディオ信号を減衰するn個の中間タップ51―1〜51―nを有する降圧トランス51と、互いに直列に接続されたm個の固定抵抗を備え、減衰度が最大の中間タップ51―nから入力されたオーディオ信号が段階的に減衰出力されるm個のスイッチ端子52―1〜52―mを有する切り換え式抵抗器52と、中間タップ51―1〜51―nに接続されたn個のスイッチ端子53―1〜53―n及び上記m個のスイッチ端子52―1〜52―mの中から1つを選択可能なセレクタを有する切り換えスイッチ53とを備える。
音量調整装置VC6は、入力されたオーディオ信号が降圧トランス51により降圧される。降圧されたオーディオ信号は中間タップ51―1〜51―nに接続された切り換えスイッチ53の端子53―1〜53―nを介して出力される。
中間タップ51―nの減衰度(例えば−20dB)を超える減衰度を得る場合、オーディオ信号は、切り換え式抵抗器52でさらに減衰され、切り換えスイッチ53において、切り換え式抵抗器52の出力端子を兼ねる前記スイッチ端子52―1〜52―mを介し出力される。
音量調整装置VC6は、ユーザーインターフェースとして、図15に示す切り換えスイッチ操作つまみ54のみを備え、図12に示すユーザーインターフェースより操作の利便性が向上する。
(第7の実施の形態)
次に、本発明の第7の実施の形態に係る音量調整装置VC7を、図16に基づいて説明する。図16は音量調整装置VC7の要部の回路図である。
音量調整装置VC7は、図16に示すように、1次2次独立巻線構造の降圧トランス61を用いる点で、第1乃至第6の実施の形態VC1〜VC6と異なる。このトランス61は、コア61cに、入力端子Tiからオーディオ信号が入力される1次巻線61aと、信号取得部SACに接続される中間タップが設けられた2次巻線61bとが、巻回されているので、干渉が減少し、さらなる音質の改善がなされる。
トランス61は、昇圧トランスであっても良い。特に、音量調整装置VC7の前段に設置される増幅器が十分な出力電流容量をもっていれば、入力インピーダンスが低い昇圧トランスを用いる事により、更に音質を改善できる。
コア61cの材料は、トランス61の性能を高める為、パーマロイ或いはセンアロイであっても良い。トランス61の構造は、トロイダル形が理想的だが、カットコア形でも良い性能が得られる。
第1乃至第6の実施の形態においても、既述の降圧トランスに代え、1次2次独立巻線構造の降圧トランス61を使用できる。
(第8の実施の形態)
次に、本発明の第8の実施の形態に係る音量調整装置VC8を、図17、図18に基づいて説明する。図17は音量調整装置VC8の回路図、図18は音量調整装置VC8の写真である。
音量調整装置VC8は:複数の信号源(例えば、REC,TAPE,LINEIN1〜4)から、直接入力端子DIRECT又は入力セレクタISと、入力端子Tiとを介して、入力されるオーディオ信号を降圧して減衰する降圧トランス81と;このトランス81の減衰度の異なるn(本例ではn=11)個の中間タップ81−1,81−2,...,81−(n−1),81−nにそれぞれ接続されたn個のスイッチ接点82−1,82−2,...,82−(n−1),82−nを備え、それらのうちの1つを選択することにより、対応するオーディオ信号を取得する信号取得部SACと;この信号取得部SACから入力されたオーディオ信号を減衰する抵抗減衰器RATとを備える。
この抵抗減衰器RATは:前記n個のスイッチ接点82−1〜82−nのうち減衰度が最大(−20dB)のスイッチ接点82−nに接続された入力側スイッチ接点セレクタTSと;このセレクタTSにより選択可能なn+m(本例ではn+m=11+35=46)個のスイッチ接点83−1,83−2,...,83−(n+m)の内、ダミーとなる最初のn−1個を除く、m+1(本例ではm+1=35+1=36)個のスイッチ接点83−n,83−(n+1),...,83−(n+m)と;これらm+1個のスイッチ接点83−n,...,83−(n+m)と接地ラインGとの間にそれぞれ接続されたm+1個の抵抗回路84−0,84−1,...,84−(m−1),84−mとを備える。これらm+1個の抵抗回路の内、最初の抵抗回路84−0は固定抵抗R2からなり、続くm−1個の抵抗回路84−1〜84−(m−1)は固定抵抗R1及びR2を用いた固定分圧回路として構成され、最後の抵抗回路84−mは固定抵抗R1からなる。
上記抵抗減衰器RATは、更に:上記m+1個の抵抗回路の内、固定分圧回路として構成されたm−1個の抵抗回路84−1〜84−(m−1)の分圧出力端及び最後の抵抗回路84−mの接地端に接続された計m個のスイッチ接点82−(n+1),82−(n+2),...,82−(n+m)と;前記信号取得部SACのn個のスイッチ接点82−1〜82−n及び上記m個のスイッチ接点82−(n+1)〜82−(n+m)を選択可能な、つまり、全部でn+m個のスイッチ接点82−1〜82−(n+m)を選択可能な出力側スイッチ接点セレクタRSとを備え、このセレクタRSが出力端子Toに接続されている。
即ち、音量調整装置VC8は:−0d〜−20dBの減衰範囲で段階的減衰を行うn個の中間タップ81−1〜81−nを有する降圧トランス81と;図18に示すように円環状に配置されたn+m個のスイッチ接点82−1〜82−(n+m)及びそれらのセレクタRSを有する切り換えスイッチ82と;同じく円環状に配置されたn+m個のスイッチ接点83−1〜83−(n+m)及びそれらのセレクタTSを有する切り換えスイッチ83とを備え;更に、降圧トランス81の最大減衰(−20dB)中間タップ81−nとの直列併用により−21dB〜−80dBの減衰範囲で段階的減衰を行うm―1個の固定分圧回路84−1〜84−(m―1)と、−∽dBの減衰に対応するR1Ω対0Ωの固定分圧回路84−mとが並列に配設された減衰抵抗群84を備えてなる。
従って、出力端子Toは、上記トランス81及び/又は抵抗群84により適宜減衰されたオーディオ信号を受け、このオーディオ信号が、端子Toから、直接出力端子DIRECT又は出力セレクタOSを介して、出力ライン接続端子LINE OUTPUT―1及び/又はLINE OUTPUT−2へ出力される。
第8の実施の形態VC8の降圧トランス81の巻線81fの仕様を、表1に示す。この表は、他の実施の形態の降圧トランスにも適用できる。
上記降圧トランス81も、第1〜第6の実施の形態VC1〜VC6同様に、入力セレクタISからオーディオ信号が入力される巻線に中間タップ81−1〜81−nが設けられた構成になっているが、第7実施例VC7に合わせ、信号源からのオーディオ信号が一次巻線に入力されるトランスの二次巻線に中間タップを設けるようにしても良い。

(第9の実施の形態)
次に、本発明の第9の実施の形態に係る音量調整装置VC9を含むオーディオシステムを、図19、図20に基づいて説明する。図19はオーディオシステムの背面側からみた斜視図、図20は同システムの正面側から見た斜視図である。
上記音量調整装置VC9は、音量調整装置VC1〜VC8のいずれであっても良く、単独のユニットとして所定のサイズに製作される。
上記オーディオシステムは、それぞれ、音量調整装置VC9に対応するサイズにユニット化されたCDプレーヤーSA、プリアンプPA、メインアンプMA、及び一対のスピーカーSPと、音量調整装置VC9とを、図示のように結線して構成される。
なお、第1乃至第8の実施の形態に係る音量調整装置VC−1〜VC−8は、いずれも、プリアンプ或いはメインアンプと一緒にユニット化しても良く、或いは、適宜な関連機器を含むアンプユニットとして構成しても良い。これによれば、良好なレベルバランスを実現でき、配線が少なく、浮遊容量も小さくなって、音質の劣化を最小限にとどめ得る。具体的な例を次に示す。
(第10の実施の形態)
本発明の第10の実施の形態に係る音量調整装置VC10を、図21、図22に基づいて説明する。図21は音量調整装置VC10のブロック図、図22は音量調整装置VC10の正面図である。
音量調整装置VC10は、イコライザ、入力セレクタIS、プリアンプPA、及びメインアンプMAを含むユニットとして構成される。VRは音量調整ツマミである。
(第11の実施の形態)
本発明の第11の実施の形態に係る音量調整装置VC11を、図23、図24に基づいて説明する。図23は音量調整装置VC11のブロック図、図24は音量調整装置VC11の正面図である。
音量調整装置VC11は、音量調整装置VC10に比し、更に出力セレクタOSを含む。
以上の説明により明らかなごとく、本発明の各実施の形態によれば、信号源からトランスに入力され高減衰されたオーディオ信号を信号取得部(セレクタTS)を取得する
の信号取得部から入力されたオーディオ信号さらに抵抗減衰器で減衰する。
また、実施の形態8によれば、信号取得部(セレクタTS)により抵抗減衰器を1/2減衰領域で使用せずに済む(−0dBが選択されたとき)。また、簡易な構成ながらもセレクタTSの選択時には1/2減衰領域付近での音質劣化をも、より抑制できると共に、降圧トランスに多数の中間タップを設けなくとも、多くの種類の減衰された出力を得ることができる
なお、以上の実施の形態の説明は、限定的説明ではなく、あくまで例示的なものであり、当業者であれば、請求の範囲において様々な変更が可能なことを理解できよう。
例えば、抵抗形分圧器の摺動接点より高電位側の抵抗をRa、低電位側の抵抗をRbと置くと、その電圧利得(減衰度)がRb/(Ra+Rb)で与えられ、出力インピーダンスがRaxRb/(Ra+Rb)で与えられることから、第6の実施の形態に係る音量調整装置VC6及び第8の実施の形態に係る音量調整装置VC8の抵抗減衰器RATに関し、次の構成を採用できる。
音量調整装置VC6の切り換え式抵抗器52に関し、i(1≦i≦m)番目のスイッチ端子52−iに接続されるi番目の固定抵抗の抵抗値をRiで表すとき、iがmに近づくに連れてRiが小さくなるように、抵抗値を設定する。これにより、直列抵抗群の減衰ステップ幅の均等化が容易になる。
また、音量調整装置VC8の減衰抵抗群84に関し、固定分圧回路84−i(1≦i≦m)の抵抗R1,R2の和を、iに関わらずほぼ一定に保ちつつ、iがmに近づくに連れてR1が大きくなるように(従ってR2が小さくなるように)抵抗値を設定する。
具体的には、音量調整装置VC8の音量調整回路(図29)に表2の仕様値を与える。
これによれば、並列抵抗を切り換える方式ため、信号が多数の固定抵抗を経由することが無くて、音質の劣化が少なく、その分、高音質が得られるだけでなく、並列抵抗群の減衰ステップ幅の均等化が容易になる。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る音量調整装置の回路図である。 図2は図1の音量調整装置の出力レベルダイアグラムである。 図3は図1の音量調整装置の要部を示す写真である。 図4は図1の音量調整装置の降圧トランスの特性線図である。 図5は図1の音量調整装置の降圧トランスの特性線図である。 図6は図1の音量調整装置の降圧トランスの特性線図である。 図7は本発明の第2の実施の形態に係る音量調整装置の回路図である。 図8は本発明の第3の実施の形態に係る音量調整装置の回路図である。 図9は図8の音量調整装置の出力レベルダイアグラムである。 図10は本発明の第4の実施の形態に係る音量調整装置の回路図である。 図11は図10の音量調整装置の出力レベルダイアグラムである。 図12は図10の音量調整装置のユーザーインターフェースを示す。 図13は本発明の第5の実施の形態に係る音量調整装置の回路図である。 図14は本発明の第6の実施の形態に係る音量調整装置の回路図である。 図15は図14の音量調整装置のユーザーインターフェースを示す。 図16は本発明の第7の実施の形態に係る音量調整装置の回路図である。 図17は本発明の第8の実施の形態に係る音量調整装置の回路図である。 図18は図17の音量調整装置の写真である。 図19は本発明の第9の実施の形態に係る音量調整装置を含むオーディオシステムの背面側から見た斜視図である。 図20は図19のオーディオシステムの正面側から見た斜視図である。 図21は本発明の第10の実施の形態に係る音量調整装置のブロック図である。 図22は図21の音量調整装置の正面図である。 図23は本発明の第11の実施の形態の係る音量調整装置のブロック図である。 図24は図23の音量調整装置の正面図である。 図25は従来のオーディオ機器の音量調整装置の回路図である。 図26は従来の降圧トランスを用いた音量調整装置の回路図である。 図27は図25の音量調整装置の減衰度と出力インピーダンスとの関係を示すグラフである。 図28は図25の音量調整装置の減衰度と浮遊容量による高域減衰フィルターの遮断周波数との関係を示すグラフである。 図29は図17の音量調整装置の音量調整回路の回路図である。
符号の説明
VC1,VC2,VC3,VC4,VC5,VC6,VC7,VC8,VC9,VC10,VC11 音量調整装置
Ti 入力端子
To 出力端子
11,51,61,81 降圧トランスとしてのトランス、
11a〜11e,51−1〜51−n,81−1〜81−n 中間タップ
SAC 信号取得部
RAT 抵抗減衰器
11f,51f,81f 巻線
61a 一次巻線
61b 二次巻線
TS 中間タップ選択部
SO 信号出力部
12,17,41,53,82,83 切り換えスイッチ
15 増幅器
13 連続可変抵抗器としての可変抵抗器
12a〜12d,17a〜17d,41a〜41d,52−1〜52−m,53−1〜53−n,82−1〜82−(n+m),83−1〜83−(n+m) スイッチ接点
12e,17e,41e 出力端子
13a 摺動部
52 切り換え式抵抗器
84 減衰抵抗群
84−1〜84−m 固定分圧回路
11 降圧トランス
12 切り換えスイッチ
11a〜11e 中間タップ
15 増幅器
52 切り換え式抵抗器

Claims (5)

  1. ソース機器からのオーディオ信号を前段増幅するプリアンプを含む信号源と、パワーアンプとに接続される音量調整装置において、
    一次側と二次側とで共用され前記信号源からのオーディオ信号が入力される巻線と、該巻線の一端に設けられた一方のタップと、前記巻線の他端に設けられた他方のタップと、前記一方のタップと前記他方のタップとの間に降圧ステップが2dBとなる位置毎に第2の中間タップと設け、減衰度が20dBの巻線比の位置に設けられた前記第2の中間タップを第1の中間タップとして備えた降圧トランスと、
    第1の抵抗と第2の抵抗との直列回路の列を有し、各直列回路の第1の抵抗と第2の抵抗との合成抵抗値が1kΩ程度の値にされて、これらの直列回路がそれぞれ前記第1の中間タップからのオーディオ信号の対アース電圧を分圧し、ついで他方がアースに接続された第1の固定抵抗及び第2の固定抵抗と備えた抵抗減衰部と、
    互いに連動する第1のスイッチ部と第2のスイッチ部とを備えた切換部を有し、
    前記第1のスイッチ部は、
    前記第1の中間タップに接続された第1のコモン端子と、前記直列回路の第1の抵抗の各々にそれぞれの接点が接続された第1のスイッチ接点群と、前記第1の固定抵抗の一方端に接続された第2のスイッチ接点と、前記第2の固定抵抗の一方端に接続された第3のスイッチ接点とを備え、
    さらに、前記降圧トランスの一方のタップと各々の前記第2の中間タップとに対応して設けられそれぞれが共通接続されて前記第1の固定抵抗の一方端に接続された第4のスイッチ接点群とを備え、
    切り換えに連動して前記第1のスイッチ接点群、前記第2のスイッチ接点、前記第3のスイッチ接点、第4のスイッチ接点群の内のいずれかの接点と当該第1のスイッチ部の第1のコモン端子とを接続し、
    前記第2のスイッチ部は、
    当該第2のスイッチ部の第2のコモン端子と、
    前記直列回路の各々の分圧点にそれぞれの接点が接続された第5のスイッチ接点群と、前記降圧トランスの一方のタップと前記降圧トランスの他方のタップと前記各々の第2中間タップと前記第1の中間タップに対応し、それぞれの接点が対応する接点に接続された第6のスイッチ接点群とを備え、
    前記切り換えに連動して第5のスイッチ接点群、第6のスイッチ接点群の内のいずれかの接点と前記第2のコモン端子とを接続し、この第2のコモン端子を前記メインアンプへの出力端子に接続し
    前記抵抗減衰部は、
    前記合成抵抗値に対する前記第1の抵抗の抵抗比が1/2近傍未満である第1の抵抗と第2の抵抗との組みの第1の直列回路の列と、前記抵抗比が前記1/2近傍を上回る第1の抵抗と第2の抵抗との組みの第2の直列回路の列と、前記合成抵抗値の第1の固定抵抗及び第2の固定抵抗とを備え、
    前記第1及び第2の直列回路は、配列順に第1の抵抗は次第に増加する値にされ、該直列回路の第2の抵抗は、次第に減少する値にされていることを特徴とする音量調整装置。
  2. 前記抵抗減衰部は、
    前記第1の抵抗と第2の抵抗とは、同じ抵抗値の組みの直列回路を備えることを特徴とする請求項1記載の音量調整装置。
  3. 前記第1の抵抗は、前記配列順に、110Ω〜1000Ω程度にされ、第2の抵抗は、887Ω〜1Ω程度にされていることを特徴とする請求項1又は2記載の音量調整装置。
  4. 前記オーディオ信号は前記プリアンプを介して第1の信号ケーブルによって前記降圧トランスに加えられ、
    前記第2のコモン端子からの減衰されたオーディオ信号は、第2の信号ケーブルによって前記メインアンプに送出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の音量調整装置。
  5. さらに、前記切換部からの減衰されたオーディオ信号を増幅するアンプを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の音量調整装置。
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