JP4374504B2 - 有限体上の2次多項式の求根回路 - Google Patents

有限体上の2次多項式の求根回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、楕円暗号等に用いる有限体上の1元2次多項式の求根方法及び求根回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術を説明するに先立って、まず有限体の演算について説明する。
【0003】
(有限体の演算)
有限体GF(2m)は2m個の元からなる集合であり、各々の元はベクトル表現で表現される。GF(2m)において位数2m−1である元を原始元と呼ぶ。ベクトル表現は、GF(2m)をGF(2)のm次元ベクトル空間とみなし、任意の元aをm次元数ベクトル(a0,a1,・・・,am-1)と表現するものである。ここで、ベクトルの各要素a1はGF(2)の元、即ち0または1である。ベクトル表現において、ベクトル空間の基底は一通りには決まらず、元の表現は用いる基底によって異なる。
【0004】
基底には、正規基底と多項式基底がある。正規基底は、
【数1】
Figure 0004374504
が一次独立である原始元を用いて
【数2】
Figure 0004374504
を基底とするものである。多項式基底は、GF(2)上m次モニック既約多項式fを生成多項式とし、fの根である元zを用いて、(1,z,z2,・・・,zm-1)を基底とする。また、このときxを変数として、a=(a0,a1,・・・,am-1)をGF(2)[x]の元とみなし、a=am-1xm-1+・・・+a1x+a0 と表現する。この表現を多項式表現という。
【0005】
GF(2m)上の2元a,bの加算は、a+b= (a0+ b0,a1+ b1,・・・,am-1+bm-1)であり、即ち2元を要素毎にGF(2)上で加算すればよい。GF(2)上の加算は排他論理和で実現される。GF(2m)上の2元a,bの乗算は、正規基底を用いる方法では、U.S. patent #4,587,627 "Computational Method and Apparatus for Finite Field Arithmetic"、#4,745,568 "Computational Method and Apparatus for Finite Field Multiplication"があるが、何れも実現時の回路が複雑であり、mが大きいとき回路規模は非常に大きくなるという欠点を有する。なお正規基底を用いた乗算についてはKluwer Academic Pub.出版A.J.Menezes,Ed. "Applications of Finite Fields"に詳しい記述がある。一方、多項式基底を用いる方法では、W.W.Wesley, E.J. Weldolon, Jr.の著書"Error-Correcting Codes" MIT Pressに詳しい記述があり、正規基底を用いた乗算と比較して回路がシンプルでmが大きいときもそれほど回路規模が大きくならず、また、高クロックで高速動作できる利点が有る。
【0006】
(楕円暗号)
楕円暗号はGF(2m)上の楕円曲線
【数3】
Figure 0004374504
のGF(2m)有理点の加算を用いた暗号方式である。すなわち、暗号化の際にメッセージを楕円曲線E上の有理点に写像してこれを暗号文とし、また復号化の際は暗号文を楕円曲線E上の有理点に写像してこれを元のメッセージに復元する暗号方式である。
【0007】
この楕円暗号では、暗号文が楕円曲線E上の有理点(xc,yc)であることから、mビットのメッセージは暗号化されたとき2mビットとなり、有限体上の乗法群を用いた他の暗号方式と比較して暗号文の大きさが2倍になるという欠点が有る。そこでこの欠点を解決するためには、暗号文を有限体上の乗法群暗号を用いたときの大きさ+1ビットにする方法があり、これを実現するためにGF(2m)上の2次多項式の根を求める必要が有る。
【0008】
(メッセージから有理点への写像)
ところで、メッセージを有理点に写像するためには、通常メッセージを2進展開しm'ビット毎にブロック化する。ここで、m'<mである。このメッセージをベクトル表現されたGF(2m)の元Mの上位m'ビットの要素とし、下位m-m'ビットの要素を乱数で埋める。この元Mを楕円曲線Eのx座標に対応付け、x座標が元Mとなる有理点を計算する。即ち、
【0009】
【数4】
Figure 0004374504
なるyを求める。yが存在しない場合、元Mの下位m-m'ビットを別の乱数で埋めて、再びyを求める。yの値が存在し、Yと定まったならば、メッセージの有理点への写像を(M,Y)とする。
このとき、楕円曲線Eをz=y/xと変数変換すれば、
【数5】
Figure 0004374504
として、
【数6】
Figure 0004374504
なるzを求め、このzからY=Mzとすることで、メッセージから点への写像が行える。(暗号文の削減)
上述のように楕円曲線Eは2次多項式で表すことができるから、GF(2m)の元Xをx座標の値とする楕円曲線E上の有理点は2個しかない。従って、暗号文(X,Y)はXと1bitの情報で表現することができる。このためz=Y/Xを求め、その最下位ビットzo をXと共に暗号文とすれば、暗号文はm-1ビット削減される。この方法を用いた場合、復号時に
【数7】
Figure 0004374504
【数8】
Figure 0004374504
をzの最下位ビットをzo として解き、Y=XzとすることでXに対応するYを求めることができ、暗号文(X,Y)を再構成できる。なお楕円暗号の構成についてはKluwer Academic Pub.出版A.J.Menezes,"Elliptic Curve Public Key Cryptosystems"に詳しい記述がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、2次多項式の求根方法については、正規基底を用いた場合の方法が一般に知られているが、上述したように、多項式基底を用いた場合の方法及び回路は知られていないという問題があった。
【0011】
本発明は上記問題を解決する為になされたものであって、高速且つ実現時の回路規模を小さくすることができる、多項式基底を用いた有限体上の2次多項式の求根方法及び求根回路を提供することを目的とする。
【0012】
【発明を解決しようとする手段】
上述した目的を達成するため本発明の請求項1に係る2次多項式の求根回路においては、mはGF(2)上の多項式f=xm+xm-1+・・・x+1が既約となるように定めた拡大次数であり、前記多項式fをGF(2m)の生成多項式として用いた場合において、前記元aの対応するビットを一方の入力とし、前段素子の出力若しくはX(1,0)においては前段素子の出力の代わりにam-1を他方の入力とする従属接続されたm-3個の排他論理和素子X(1,0)〜X(1, m-4)と、am-1及びX(1,1), X(1,3),・・・, X(1, m-5)の出力を各々一方の入力とし、a0 を他方の入力とするm/2-1個の排他論理和素子X(2,0)〜X(2,m/2-2)から構成され、前記素子X(2,0)〜X(2,m/2-2)の出力、前記素子X(1,0), X(1,2),・・・, X(1, m-4)の出力及び前記a0をz2+z+aの根z=(z0,z1,・・・,zm-1)として出力することを特徴としている。
【0013】
また本発明の請求項2に係る2次多項式の求根回路においては、前記元aの対応するビットとX(1, m-4)の出力とを入力とする排他論理和素子X(1, m-3)を有し、該素子X(1, m-3)の出力を前記他の各素子と共に出力とすることを特徴としている。
【0014】
また本発明の請求項3に係る2次多項式の求根回路においては、前記元aの対応するビットを一方の入力とし、前段素子の出力若しくはX(1,0)においては前段素子の出力の代わりにam/2を他方の入力とする従属接続されたm-3個の排他論理和素子X(1,0)〜X(1, m-4)と、前記素子X(1,0), X(1,2),・・・, X(1, m-4)の出力を各々一方の入力とし、a0を他方の入力とするm/2-1個の排他論理和素子X(2,0)〜X(2,m/2-2)から構成され、X(2,0)〜X(2,m/2-2)の出力、X(1,1), X(1,3),・・・, X(1, m-5)の出力、am/2及びa0をz2+z+aの根z=(z0,z1,・・・,zm-1)として出力することを特徴としている。
【0015】
また本発明の請求項4に係る2次多項式の求根回路においては、前記元aの対応するビットとX(1, m-4)の出力とを入力とする排他論理和素子X(1, m-3)を有し、該素子X(1, m-3)の出力を前記他の各素子と共に出力とすることを特徴としている。
【0016】
また本発明の請求項5に係る2次多項式の求根回路においては、請求項1記載の回路のうち初段から所定の段数までの素子によりn個(n< m-1)の出力zを求める第1の回路と、請求項3記載の回路のうち初段から所定の段数までの素子により前記第1の回路の出力zと重複しないm-1-n個の出力zを求める第2の回路とを互いに接続した構成からなり、前記z2+z+aの根z=(z,z)=(z0,z1,・・・,zm-1)を求めることを特徴としている。
【0017】
また本発明の請求項6に係る2次多項式の求根回路においては、前記互いに接続された回路のうち、前記第1の回路における従属接続された排他論理和素子の最終段の出力を一方の入力とし、前記第2の回路における従属接続された排他論理和素子の最終段の出力を他方の入力とする排他論理和素子を有し、該素子の出力を前記他の各素子と共に出力とすることを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の原理について詳細に説明する。
GF(2m)の生成多項式をf=xm+xm-1+・・・x+1であるとし、aの多項式基底を用いたベクトル表現が上述したように与えられているとする。ここで、z2+z=aを解く。このとき
z=(z0,z1,・・・,zm-1),z2=s=(s0,s1,・・・,sm-1)と表し、z0〜zm-1を求める。生成多項式fが上述の形であるとき、
【数9】
Figure 0004374504
・・・(1)
となることが知られている。(Itoh, Tsujii: "Structure of Paralel Multipliers for a Class of Fields GF(2m)", Information and Computation, Vol.83, No.1,(1989),Hasan, Wang, Bhargava: "Modular Construction of Low Complexity Parallel Multipliers for a Class of Finite Fields GF(2m)",IEEE Trans. on Comp.,Vol.41,No.8,(1992)参照)
なおabはaとbの排他論理和をとる演算を表す。
【0020】
ここで、
z2+z=b=(b0,b1,・・・,bm-1)
と表すと、式(1)から
【0021】
【数10】
Figure 0004374504
【数11】
Figure 0004374504
・・・(2)
を得る。式(2)をzについて解いて、
【0022】
【数12】
Figure 0004374504
【数13】
Figure 0004374504
・・・(3)
を得る。
式(3)においてb=aとすれば、zの解を得る。また、直ちにzm/2=a0を得る。
【0023】
ここで式(3)を更に変形し、
【数14】
Figure 0004374504
・・・(4)
を得る。
【0024】
式(4)からz1がzm-1 から逐次的に求まる。即ち、
【数15】
Figure 0004374504
・・・(5)
を得る。
【0025】
上述のシーケンス(5)で逐次的にz1 を求めると、最終的にm/2が偶数のときはzm/4、奇数のときはz(3m+2)/4 が得られる。これらが各々am/2と等しいとき、z2+z+aはGF(2m)上に根を持ち、そうでないときは根を持たないとする。またz0は用途に応じて0若しくは1としてよい。例えば、楕円暗号の有理点への写像に用いるときには0,1のどちらにしてもよいし、また削減された暗号文から有理点の再構成に用いる場合には、与えられた値とする。
【0026】
もちろんシーケンス(5)を逆にたどって、m/2が偶数ならばzm/4、奇数ならばz(3m+2)/4 からシーケンスを作ることも可能である。その場合、zm-1の値で根の存在をチェックできる。更に、シーケンス(5)とその逆シーケンスとを共に用いる構成も可能である。
【0027】
以下、本発明の実施例を図面と計算例に基づいて詳細に説明する。
ここではGF(210)、即ちm=10として説明する。また生成多項式fは、f=x10+x9+ x8+x7 +x6+x5+x4+x3+ x2+x+1とする。
【0028】
このときシーケンス(5)は以下のようになる。
【数16】
Figure 0004374504
・・・(S1)
【0029】
このシーケンスを逐次的に解き、z8=a5をチェックすることでzを得られる。また、逆のシーケンスは以下のようになる。
【数17】
Figure 0004374504
・・・(S2)
このシーケンスを逐次的に解き、
【数18】
Figure 0004374504
をチェックすることでzを得られる。
【0030】
更に、シーケンス(S1)(S2)の両方を任意のz1まで求め、両シーケンスのz1の一致をチェックすることでzを得ることができる。例えば、以下のシーケンスでzを求め、(S1)(S2)のz6の一致で根の存在をチェックする構成をとることができる。
【数19】
Figure 0004374504
・・・(S3)
【0031】
ここで例えば、削減された暗号文から有理点を再構成する場合等、GF(2m)上に必ず根が存在すると分かっている場合には、根の存在のチェックが必要ないことはいうまでもない。
【0032】
次に、上述の求根を実現する回路について説明する。
図1は本発明に係る求根回路の第1の実施例を示すブロック図である。当該回路は、シーケンス(S1)を実現したものであり、根の存在チェックは行わない。図中a0〜a9は入力であり、z2+z+aの根の計算を行う際のaを表現する各ビットa=(a0,a1,・・・,am-1)である。また、z1〜z9は出力であり、z2+z+a=0となる際のzを表現する各ビットz=(z0,z1,・・・,zm-1)である。また+は排他論理和素子を表す。当該回路にaを入力すると、排他論理和素子の動作時間をTと表したとき7Tでzを出力する。当該回路は、シーケンス(S1)と
【数20】
Figure 0004374504
から直ちに正しいzを出力する回路であることが示される。
【0033】
次に上述の第1実施例の一変形例を図2に示す。当該回路は、図1の回路に根の存在チェックを加えたものである。図中Chkは出力であり、根が存在するか否かにより各々0若しくは1を出力する。当該回路にaを入力すると8Tでz及び根の存在を出力する。
【0034】
図3は本発明に係る求根回路の第2の実施例を示すブロック図である。当該回路は、シーケンス(S2)を実現したものであり、根の存在チェックは行わない。なお図中の記号は図1に倣う。当該回路にaを入力すると8Tでzを出力する。当該回路は、シーケンス(S2)と
【数20】
Figure 0004374504
から直ちに正しいzを出力する回路であることが示される。
【0035】
次に上述の第2実施例の一変形例を図4に示す。当該回路は、図3の回路に根の存在チェックを加えたものである。なお図中の記号は図2に倣う。当該回路にaを入力すると8Tでz及び根の存在を出力する。当該回路の根の存在チェックは
【0036】
【数21】
Figure 0004374504
より正しい結果を出力することが示される。
【0037】
図5は本発明に係る求根回路の第3の実施例を示すブロック図である。当該回路は、シーケンス(S3)を実現したものであり、根の存在チェックは行わない。なお図中の記号は図1に倣う。当該回路にaを入力すると4Tでzを出力する。
【0038】
次に上述の第3実施例の一変形例を図6に示す。当該回路は、図5の回路に根の存在チェックを加えたものであり、z6の一致で根の存在をチェックする。図中の記号は図2に倣う。当該回路にaを入力すると5Tでz及び根の存在を出力する。
【0039】
なお上記第3の実施例およびその変形例では、z6を境とし、シーケンス(S1)により(z5,z9,z7,z3,z6)=zを求める回路と、その逆のシーケンス(S2)により(z8,z4,z2,z1,) =zを求める回路とを共に用いる構成としているが、本発明はこれに限らず、どのzを境にしてもよい。
【0040】
即ちシーケンス(S1)による回路のうち初段から所定の段数までの素子によりn個(n<m-1)の出力zを求める回路と、シーケンス(S2)に回路のうち初段から所定の段数までの素子により前記シーケンス(S1)による回路の出力zと重複しないm-1-n個の出力zを求める回路とを互いに接続することにより、前記z2+z+aの根z=(z0,z1,・・・,zm-1)を全て求める構成あればよい。
【0041】
以上、本発明を拡大次数m=10に適用したものを例として説明したが、本発明はこれのみに限定されるものではなく、fが既約である任意の拡大次数mに対して適用されるものである。
また上述の各実施例では、論理素子のみを用いて構成しているが、順序回路を用いて構成することも可能である。
【0042】
【発明の効果】
本発明は以上説明した如く構成するものであるから、高速且つ実現時の回路規模が小さい有限体上の2次多項式の求根方法及び求根回路を提供することができ、楕円暗号方式による暗号分のビット数を削減する上で著しい効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路の構成図
【図2】本発明の第1の実施例の変形例を示す回路の構成図
【図3】本発明の第2の実施例を示す回路の構成図
【図4】本発明の第2の実施例の変形例を示す回路の構成図
【図5】本発明の第3の実施例を示す回路の構成図
【図6】本発明の第3の実施例の変形例を示す回路の構成図

Claims (6)

  1. 有限体GF(2)上の任意の元a=(a,a,・・・,am−1)に対し2次多項式z+z+aのGF(2)上の根を求める回路であって、mはGF(2)上の多項式f=x+xm−1+・・・x+1が既約となるように定めた拡大次数であり、前記多項式fをGF(2)の生成多項式として用いた場合において、前記元aの対応するビットを一方の入力とし、前段素子の出力若しくはX(1,0)においては前段素子の出力の代わりにam−1を他方の入力とする従属接続されたm−3個の排他論理和素子X(1,0)〜X(1,m−4)と、am−1及びX(1,1),X(1,3),・・・,X(1,m−5)の出力を各々一方の入力とし、aを他方の入力とするm/2−1個の排他論理和素子X(2,0)〜X(2,m/2−2)とから構成され、前記素子X(2,0)〜X(2,m/2−2)の出力、前記素子X(1,0),X(1,2),・・・,X(1,m−4)の出力及び前記aをz+z+aの根z=(z,z,・・・,zm−1)として出力することを特徴とする有限体上の2次多項式の求根回路。
  2. 前記元aの対応するビットとX(1,m−4)の出力とを入力とする排他論理和素子X(1,m−3)を有し、該素子X(1,m−3)の出力を前記他の各素子と共に出力とすることを特徴とする請求項1記載の有限体上の2次多項式の求根回路。
  3. 有限体GF(2)上の任意の元a=(a,a,・・・,am−1)に対し2次多項式z+z+aのGF(2)の上の根を求める回路であって、mはGF(2)上の多項式f=x+xm−1+・・・x+1が既約となるように定めた拡大次数であり、前記多項式fをGF(2)の生成多項式として用いた場合において、前記元aの対応するビットを一方の入力とし、前段素子の出力若しくはX(1,0)においては前段素子の出力の代わりにam/2を他方の入力とする従属接続されたm−3個の排他論理和素子X(1,0)〜X(1,m−4)と、前記素子X(1,0),X(1,2),・・・,X(1,m−4)の出力を各々一方の入力とし、aを他方の入力とするm/2−1個の排他論理和素子X(2,0)〜X(2,m/2−2)とから構成され、X(2,0)〜X(2,m/2−2)の出力、X(1,1),X(1,3),・・・,X(1,m−5)の出力、am/2及びaをz+z+aの根z=(z,z,・・・,zm−1)として出力することを特徴とする有限体上の2次多項式の求根回路。
  4. 前記元aの対応するビットとX(1,m−4)の出力とを入力とする排他論理和素子X(1,m−3)を有し、該素子X(1,m−3)の出力を前記他の各素子と共に出力とすることを特徴とする請求項3記載の有限体上の2次多項式の求根回路。
  5. 請求項1記載の回路のうち初段から所定の段数までの素子によりn個(n<m−1)の出力zを求める第1の回路と、請求項3記載の回路のうち初段から所定の段数までの素子により前記第1の回路の出力zと重複しないm−1−n個の出力zを求める第2の回路とを互いに接続した構成からなり、前記z+z+aの根z=(z,z,・・・,zm−1)を求めることを特徴とする有限体上の2次多項式の求根回路。
  6. 前記互いに接続された回路のうち、前記第1の回路における従属接続された排他論理和素子の最終段の出力を一方の入力とし、前記第2の回路における従属接続された排他論理和素子の最終段の出力を他方の入力とする排他論理和素子を有し、該素子の出力を前記他の各素子と共に出力とすることを特徴とする請求項5記載の有限体上の2次多項式の求根回路。
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