JP4373891B2 - マルチメディアポート - Google Patents

マルチメディアポート Download PDF

Info

Publication number
JP4373891B2
JP4373891B2 JP2004305063A JP2004305063A JP4373891B2 JP 4373891 B2 JP4373891 B2 JP 4373891B2 JP 2004305063 A JP2004305063 A JP 2004305063A JP 2004305063 A JP2004305063 A JP 2004305063A JP 4373891 B2 JP4373891 B2 JP 4373891B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
wiring
box
video
subscriber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004305063A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006120741A (ja
Inventor
浩二 板東
栄次 荒木
利雄 倉嶋
敏明 稲毛
潤 徳田
洋一 国本
耕司 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Electric Works Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Nippon Telegraph and Telephone Corp, Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2004305063A priority Critical patent/JP4373891B2/ja
Publication of JP2006120741A publication Critical patent/JP2006120741A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4373891B2 publication Critical patent/JP4373891B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

本発明は、映像用機器や通信用機器等のマルチメディアポート用機器を内器としてボックスに収納し、宅内に設置された情報用コンセントへの配線を集線するマルチメディアポートに関するものである。
従来より、壁面に取り付けられる合成樹脂製のボディと、ボディの前面開口部に被着される合成樹脂製のカバーとで構成されるボックスを備え、このボックス内に映像用機器や通信用機器などの内器を収納し、宅内に設置された情報用コンセントへの配線を集線するマルチメディアポートが提供されている(例えば、特許文献1参照)。ここで、従来のマルチメディアポートの内器として、UHF及びVHFの地上波放送やBS又はCSの衛星放送を受信するアンテナと接続されそれぞれのアンテナで受信した信号の増幅や分配を行うU/V・BS・CSブースタ、ISDNによるデータ通信を利用するためのDSUやTA、あるいは宅内にLANを構築する際に用いられるスイッチングハブなどがあった。
特開2000−133960号公報
近年、一般家庭へのインターネットの普及に伴い、高速・大容量のデータ通信が可能なデータ伝送路として光ファイバが普及しつつある。また、データ通信だけなくテレビ放送を家庭に引き込まれた加入者光配線(光ファイバ)を使って配信するサービスも提供されている。かかるサービスにおいては、映像(テレビ放送)配信用の光信号と通信用の光信号が光波長多重方式により同一の加入者光配線で伝送され、映像配信用光信号と通信用光信号を分波する分波器、分波器で分波された映像配信用光信号を電気的な映像信号に変換する映像用端末装置(V−ONU)、分波器で分波された通信用光信号と通信用の電気信号を相互に変換する通信用端末装置(B−ONU)が加入者宅に設置され、映像用端末装置からセットトップボックスを介して、あるいは直接、テレビ受像機に映像信号を入力してテレビ放送を視聴するとともに、通信用端末装置とパーソナルコンピュータを通信ケーブルで接続してデータ通信を行うことができる。
しかしながら、従来のマルチメディアポートには上記サービスに必要な分波器、映像用端末装置、通信用端末装置などを収納するスペースがボックスに設けられていないため、これらの機器の設置場所が別途必要となり、上記サービスの普及を阻害する要因の一つとなっている。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、加入者光配線を介してデータ通信と映像配信の双方を行うための内器が収納可能なマルチメディアポートを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、映像用機器や通信用機器等のマルチメディアポート用機器を内器としてボックスに収納し、宅内に設置された情報用コンセントへの配線を集線するマルチメディアポートにおいて、映像配信用の光信号と通信用の光信号が光波長多重方式で伝送される加入者光配線が引き込まれる光配線用引き込み口と、宅内に施工される情報用コンセントへの電気配線が引き込まれる電気配線用引き込み口とが前記ボックスに設けられるとともに、映像配信用光信号と通信用光信号を分波する分波器と、分波器で分波された映像配信用光信号を電気的な映像信号に変換する映像用端末装置と、分波器で分波された通信用光信号と通信用の電気信号を相互に変換する通信用端末装置と、情報用コンセントのうちで宅内に配設された複数のテレビコンセントに電気的な映像信号を分配する分配器と、情報用コンセントのうちで宅内に配設された複数のモジュラコンセントと通信用端末装置を接続する集線装置とが少なくとも収納可能なスペースが前記ボックスに設けられたことを特徴とする。
請求項2の発明は、上記目的を達成するために、映像用機器や通信用機器等のマルチメディアポート用機器を内器としてボックスに収納し、宅内に設置された情報用コンセントへの配線を集線するマルチメディアポートにおいて、映像配信用の光信号と通信用の光信号が光波長多重方式で伝送される加入者光配線が引き込まれる光配線用引き込み口、宅内に施工される情報用コンセントへの電気配線が引き込まれる電気配線用引き込み口が設けられた前記ボックスと、映像配信用光信号と通信用光信号を分波する分波器と、分波器で分波された映像配信用光信号を電気的な映像信号に変換する映像用端末装置と、分波器で分波された通信用光信号と通信用の電気信号を相互に変換する通信用端末装置と、情報用コンセントのうちで宅内に配設された複数のテレビコンセントに電気的な映像信号を分配する分配器と、情報用コンセントのうちで宅内に配設された複数のモジュラコンセントと通信用端末装置を接続する集線装置とを備え、前記分波器、映像用端末装置、通信用端末装置、分配器、集線装置が前記ボックスに収納されることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、ボックス内において光信号を伝送する光ファイバコードを備え、該光ファイバコードは、長さ方向の少なくとも一部が螺旋状にカールした光カールコードであることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1又は2の発明において、前記加入者光配線としての光ファイバコードを備え、該光ファイバコードは、長さ方向の少なくとも一部が螺旋状にカールした光カールコードであることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4の何れかの発明において、前記光配線用引き込み口から引き込まれた加入者光配線を成端する成端部を備えたことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記加入者光配線を保持する保持部を備えたことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項5の発明において、前記成端部は、前記加入者光配線としての光ファイバコードの先端に付設されている光コネクタが着脱自在に接続される第1の受け部と、ボックス内で光信号伝送に用いられる光ファイバコードの先端に付設されている光コネクタが着脱自在に接続される第2の受け部とを有し、第1及び第2の受け部に接続された光コネクタ間で光信号を伝送させるアダプタからなることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項5の発明において、前記情報用コンセントのうちで、光ファイバコードが接続される光コンセントへの光配線を前記ボックス内に引き込む宅内光配線用引き込み口が当該ボックスに設けられ、前記宅内光配線用引き込み口から引き込まれた宅内用光配線を成端する第2の成端部を備えたことを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1又は2の発明において、前記加入者光配線に代えて、屋外に設置された屋外光キャビネット内で加入者光配線と接続された宅内光配線が前記光配線用引き込み口から引き込まれることを特徴とする。
請求項1並びに請求項2の発明によれば、加入者光配線を介してデータ通信と映像配信の双方を行うための内器がボックス内に収納可能となり、データ通信と映像配信の双方の配線を宅内に先行配線することができるという効果がある。
請求項3の発明によれば、伸縮によって全長が変化する光カールコードを用いることにより、ボックス内における内器の配置や光ファイバコード(光カールコード)の引き回しの自由度が高くなるという効果がある。
請求項4の発明によれば、加入者光配線を光カールコードとしたので、加入者光配線と直接接続する内器のボックス内における配置の自由度が高くなるという効果がある。
請求項5の発明によれば、加入者光配線を成端部に成端しておけば、ボックス内に内器を収納する前に加入者光配線を施工することができて施工作業の作業性が向上する、あるいは必要に応じて施工後に機器を設置できるという効果がある。
請求項6の発明によれば、保持部に保持することで光ファイバコードがボックスの外に引き戻されることを防止できるという効果がある。
請求項7の発明によれば、加入者光配線の光ファイバコードとボックス内における光配線の光ファイバコードに付設される光コネクタが異なる種類であってもアダプタを介して相互に接続することができ、光コネクタの取付や交換の作業が不要になるという効果がある。
請求項8の発明によれば、宅内光配線を宅内光配線用引き込み口からボックス内に引き込んで成端部に成端しておけば、宅内光配線を介して加入者光配線を宅内の任意の場所に配線することができるという効果がある。
以下、本発明を実施形態により詳細に説明する。
本実施形態のマルチメディアポートは、図1に示すように壁面に取り付けられる合成樹脂製のボディ2と、ボディ2の前面開口部に着脱自在に被着される合成樹脂製のカバー(図示せず)とで構成されるボックス1を備える。ボディ2は、平板状の底板3と、底板3の周縁から前方へ立ち上がる周壁4とで前面が開口した矩形箱状に形成されている。図1における上側の周壁4には、加入者光配線40が引き込まれる光配線用引き込み口5と、宅内に施工される情報用コンセントへの電気配線が引き込まれる電気配線用引き込み口とが設けられている。但し、電気配線用引き込み口には2種類あって、映像信号伝送用の同軸ケーブル50が引き込まれる同軸ケーブル用引き込み口6と、10BASE−Tや100BASE−Tなどの汎用のLANに使用されるツイストペアケーブル(LANケーブル60)や電話ケーブル61が引き込まれる通信ケーブル用引き込み口7とが各々3つずつ設けられている。また、加入者光配線40とLANケーブル60及び電話ケーブル61は円筒形の配管8内に通線されており、配管8の端部がボックス1の周壁4に当接させてある。尚、これらの引き込み口5〜7を周壁4に設ける代わりに底板3に設け、壁の裏に配線された加入者光配線40、同軸ケーブル50、LANケーブル60を底板3に設けた各引き込み口5〜7を通してボックス1内に引き込むようにしても構わない。
光配線用引き込み口5からボックス1内に引き込まれた加入者光配線40は分波器10に接続される。この分波器10は、加入者光配線40を介して光波長多重方式で伝送される映像配信用の光信号と通信用の光信号を分波するものであって、分波された2種類の光信号がボックス1内配線用の光ファイバコード11,12を介して映像用端末装置(V−ONU)13と通信用端末装置(B−ONU)14に伝送される。映像用端末装置13は、光ファイバコード11を介して分波器10から伝送される映像配信用の光信号を電気的な映像信号に変換するものであって、変換された映像信号が同軸ケーブル15を介して分配器16に入力される。分配器16は入力された映像信号を複数系統(例えば、3系統)に分配し、各系統毎に宅内に配設されているテレビコンセント(図示せず)と同軸ケーブル50で接続される。尚、分配器16は入力された映像信号を増幅する増幅器を内蔵する場合もある。また通信用端末装置14は、分波器10で分波された通信用光信号と通信用の電気信号(例えば、汎用のLAN規格であるIEEE802.3に準拠した信号)を相互に変換するものであって、LANケーブル17で接続されたルータ18との間で通信用の電気信号(以下、「LAN信号」と呼ぶ)が相互に伝送される。ここで、ルータ18にはLANケーブル19を介してハブ20が接続され、ハブ20が有する複数のポートと宅内に配設された情報用コンセント(LANコンセント)がLANケーブル60によって接続されている。ここで本実施形態におけるルータ18は、所謂IP電話対応機器であって、一般のアナログ電話機で使用される電気信号とIPプロトコルのパケットを相互に変換する機能を有し、通信用端末装置14から加入者光配線を介してアナログ電話機同士による通話を可能とするものである。尚、この種のIP電話対応機器は従来周知であるから詳細な説明は省略する。ルータ18の電話機接続用端子(図示せず)には電話ケーブル21を介して電話用端子台22が接続されている。この電話用端子台22は、宅内に設置されている複数の電話コンセントに接続された複数の電話ケーブル61とルータ18の電話機接続用端子に接続された電話ケーブル21をスター結線するものである。
ルータ18、ハブ20、電話用端子台22はそれぞれボックス1内において通信ケーブル用引き込み口7に対応する位置(図1における右側)に水平方向に並べて収納され、分配器16は同軸ケーブル用引き込み口6に対応する位置(図1における略中央)に収納される。そして、ボックス1内における左側の部分、すなわち、図1において破線で囲まれた部分が分波器10と映像用端末装置11と通信用端末装置12の収納スペースとなり、この収納スペースに分波器10、映像用端末装置11、通信用端末装置12が水平方向に並べて収納される。このように本実施形態のマルチメディアポートでは、加入者光配線40を介してデータ通信と映像配信の双方を行うための内器(分波器10、映像用端末装置11、通信用端末装置12)がボックス1内に収納可能となり、データ通信と映像配信の双方の配線を宅内に先行配線することができる。
ところで、本実施形態のマルチメディアポートを宅内に施工する場合、光ファイバコードを必要な長さに切り取るとともに端部に光コネクタを取り付ける作業が必要であった。かかる作業は熟練の作業者が高価な光ファイバ用カッタなどの専用治具を用いて行わなければならず、作業効率が低いものであった。また光ファイバコードには伝送損失を損なわない最小曲げ半径が規定されており、余った部分については最小曲げ半径を下回らないように束ねる処理(余長処理)とそのためのスペースが必要なため、さらに作業効率が低下していた。
一方、長さ方向の少なくとも一部が螺旋状にカールし、長さ方向の両端における非カール部の先端にそれぞれ光コネクタが付設された光ファイバコード(以下、「光カールコード」と呼ぶ)が開発されている。従って、図2に示すように光カールコードをボックス1内の光ファイバコード11,12として用いたり、あるいは図3に示すように加入者光配線40の光ファイバコードに用いれば、ボックス1内における内器の配置や光ファイバコード(光カールコード)11,12の引き回しの自由度が高くなるとともに、加入者光配線40と直接接続する内器(分波器10)のボックス1内における配置の自由度が高くなるという利点がある。
ところで、光配線用引き込み口5からボックス1内に引き込まれた加入者光配線40を内器(分波器10)に接続するに当たり、加入者光配線40に用いる光ファイバコードを直に接続するよりも成端部に成端する方が望ましい。例えば、図4に示すようにボックス1内に引き込まれた加入者光配線40の先端を光コネクタ41で成端するとともにボックス1内に設けられた取付板23(又は光アダプタ)に光コネクタ41を着脱自在に取り付けておく。この取付板23は、ボックス1の底板3に固定された固定片23aと、固定片23aの下端から前方へ延設された主片23bとからなり、主片23bの上面から突出する嵌合突起(図示せず)に光コネクタ41が着脱自在に嵌合して固定されるものである。従って、加入者光配線40の先端を光コネクタ41で成端し且つ取付板23に光コネクタ41を取り付ければ、加入者光配線40を介してデータ通信と映像配信の双方を行うための内器(分波器10、映像用端末装置11、通信用端末装置12)を必要に応じて後からボックス1内に収納し、取付板23から取り外した光コネクタ41を内器に接続することができるから、ボックス1内に内器が収納されているか否かに関わらず、加入者光配線40を施工することができて施工作業の作業性が向上するという利点がある。
また加入者光配線40、若しくは図5に示すように屋外の壁面に設置された屋外光キャビネット100内で加入者光配線40と接続されて宅内に引き込まれる宅内光配線40’として光カールコードを用いた場合、光カールコードがカール部分の復元力で縮むことによりボックス1の外へ引き戻される可能性があり、また、カール部分を持たない通常の光ファイバコードを用いた場合でも、光ファイバコードの自重や張力によってボックス1の外へ引き戻される可能性があるので、図6に示すように加入者光配線40(又は宅内光配線40’)の端部を保持する保持部42をボックス1の底板3に設けることが望ましい。この保持部42は、前面にすべり止め用の突条42bが列設されて底板3に固定される土台42aと、土台42aの前面に開閉自在に設けられる蓋体42cとで構成され、土台42aと蓋体42cとの間に加入者光配線40を挟み込んで保持する構造となっており、蓋体42cの保持面にもすべり止め用の突条42dが列設されている。尚、蓋体42cは図示しないロック機構によって土台42aに対して閉じた状態が保持される。従って、保持部42に保持することで光カールコード(若しくは通常の光ファイバコード)がボックス1の外へ引き戻されることが防止できる。
ここで、加入者光配線40(光ファイバコード)の先端を成端する光コネクタ41と、内器に接続するための光ファイバコードの端部を成端する光コネクタが異種のもの、例えば、加入者光配線40の光コネクタ41が所謂MU形(JIS C5983に規定される「F14形単心光ファイバコネクタ」)、内器接続用の光コネクタが所謂SC形(JIS C5973に規定される「F04形単心光ファイバコネクタ」)であるとすれば、図7に示すように異なる2種の光コネクタ同士を接続する変換アダプタ43を取付板23に取り付けておけば、加入者光配線40の光ファイバコードとボックス1内における光配線の光ファイバコードの光コネクタが異なる種類であっても変換アダプタ43を介して相互に接続することができ、光コネクタの取付や交換の作業が不要になる。尚、変換アダプタ43は、加入者光配線40としての光ファイバコードの先端に付設されている光コネクタ41が着脱自在に接続される第1の受け部と、ボックス1内で光信号伝送に用いられる光ファイバコードの先端に付設されている光コネクタ(図示せず)が着脱自在に接続される第2の受け部とを有し、第1及び第2の受け部に接続された光コネクタ間で光信号を伝送させるものであって、詳細な構造については従来周知であるから説明は省略する。
ところで、マルチメディアポートを設置して映像信号伝送用の同軸ケーブル50や通信用のLANケーブル60を宅内に先行配線した場合であっても、例えば、LANケーブル60が先行配線されていない部屋に通信用端末装置14を設置する必要が生じたときにはマルチメディアポートまで先行配線されている加入者光配線40を、マルチメディアポートから通信用端末装置14を設置する部屋まで配線された宅内光配線とボックス1内で接続しなければならない。そこで、図8に示すように加入者光配線40の先端を成端する光コネクタ41と、ボックス1の下側の周壁4に設けられた宅内光配線用引き込み口(図示せず)から引き込まれた宅内光配線44の先端を成端する光コネクタ45と、2種の光コネクタ41,45を変換して接続する変換アダプタ46と、変換アダプタ46が取り付けられる取付板23からなる成端部を設ければ、宅内光配線44を介して加入者光配線40を宅内の任意の場所に配線することができる。
あるいは、図9に示すように加入者光配線40の先端を成端する成端部(光コネクタ41及び取付板23)と、複数(例えば4つ)の宅内光配線44の先端をそれぞれ成端する成端部(光コネクタ45、変換アダプタ46、取付板23)とをボックス1内に設け、加入者光配線40の光コネクタ41と、何れか一つの宅内光配線44の変換アダプタ46とを光ファイバコード47の先端を成端する光コネクタ48で接続する構成としてもよい。かかる構成とすれば、複数の宅内光配線44を宅内における任意の場所に先行配線し、何れか一つの宅内光配線44が加入者光配線40と接続されるから、予め複数の部屋に先行配線された宅内光配線44を介して加入者光配線40を宅内の任意の場所に配線することが可能となる。なお、加入者光配線40と宅内光配線44を任意に接続換えする構成については、同じ機能を有する光切替器、例えば、光スイッチを用いてもよい。この種の光スイッチには、機械的な通信路切替方式や電気光学効果を用いた高速切替方式などがあるが、それらは周知であるから説明は省略する。
ところで、マルチメディアポートのボックス1内に収納する内器には、通電や通信などの状態を表示する表示灯が前面に設けられているものがあるが、ボックス1のボディ2前面にカバーを被着した状態では表示灯を視認することができず、表示灯を視認可能とするためにはカバーに孔を設けて当該孔を通して表示灯をカバー前面に露出させる必要がある。しかしながら、このようにカバーに設ける孔の位置に合わせて表示灯を有する内器の収納位置が決まってしまい、かかる内器の収納位置の自由度が低下してしまうことになる。そこで、図10に示すように内器(例えば、映像用端末装置13)が前面に具備する複数の表示灯13aと、ボックス1のカバー1aに設けた孔1bとの間を光ファイバコード49で接続し、表示灯13aが発する光を光ファイバコード49を通してカバー1aの孔1bまで導光し、孔1bからカバー1aの前面に放射する構成とすればよい。かかる構成によれば、内器(映像用端末装置13)の収納位置が孔1bの位置で規制されることがなく、内器の収納の自由度が増すという利点がある。
本発明の実施形態を示す概略構成図である。 同上においてボックス内配線用に光カールコードを用いた場合の一部省略した概略構成図である。 同上において加入者光配線に光カールコードを用いた場合の一部省略した概略構成図である。 同上において加入者光配線の成端部を示す一部省略した概略構成図である。 加入者光配線と宅内光配線を接続する屋外光キャビネットを示し、(a)は設置状態を示す斜視図、(b)は一部破断した斜視図である。 同上において加入者光配線の成端部及び保持部を示す一部省略した概略構成図である。 同上において加入者光配線の成端部を示す一部省略した概略構成図である。 同上において加入者光配線並びに宅内光配線の成端部を示す一部省略した概略構成図である。 同上において加入者光配線並びに複数の宅内光配線の成端部を示す一部省略した概略構成図である。 同上の他の構成を示し、(a)はカバーを閉じた状態の概略構成図、(b)はカバーを開いた状態の概略構成図である。
符号の説明
1 ボックス
2 ボディ
5 光配線用引き込み口
7 通信ケーブル用引き込み口
10 分波器
13 映像用端末装置
14 通信用端末装置
16 分配器
18 ルータ
20 ハブ
40 加入者光配線

Claims (9)

  1. 映像用機器や通信用機器等のマルチメディアポート用機器を内器としてボックスに収納し、宅内に設置された情報用コンセントへの配線を集線するマルチメディアポートにおいて、映像配信用の光信号と通信用の光信号が光波長多重方式で伝送される加入者光配線が引き込まれる光配線用引き込み口と、宅内に施工される情報用コンセントへの電気配線が引き込まれる電気配線用引き込み口とが前記ボックスに設けられるとともに、映像配信用光信号と通信用光信号を分波する分波器と、分波器で分波された映像配信用光信号を電気的な映像信号に変換する映像用端末装置と、分波器で分波された通信用光信号と通信用の電気信号を相互に変換する通信用端末装置と、情報用コンセントのうちで宅内に配設された複数のテレビコンセントに電気的な映像信号を分配する分配器と、情報用コンセントのうちで宅内に配設された複数のモジュラコンセントと通信用端末装置を接続する集線装置とが少なくとも収納可能なスペースが前記ボックスに設けられたことを特徴とするマルチメディアポート。
  2. 映像用機器や通信用機器等のマルチメディアポート用機器を内器としてボックスに収納し、宅内に設置された情報用コンセントへの配線を集線するマルチメディアポートにおいて、映像配信用の光信号と通信用の光信号が光波長多重方式で伝送される加入者光配線が引き込まれる光配線用引き込み口、宅内に施工される情報用コンセントへの電気配線が引き込まれる電気配線用引き込み口が設けられた前記ボックスと、映像配信用光信号と通信用光信号を分波する分波器と、分波器で分波された映像配信用光信号を電気的な映像信号に変換する映像用端末装置と、分波器で分波された通信用光信号と通信用の電気信号を相互に変換する通信用端末装置と、情報用コンセントのうちで宅内に配設された複数のテレビコンセントに電気的な映像信号を分配する分配器と、情報用コンセントのうちで宅内に配設された複数のモジュラコンセントと通信用端末装置を接続する集線装置とを備え、前記分波器、映像用端末装置、通信用端末装置、分配器、集線装置が前記ボックスに収納されることを特徴とするマルチメディアポート。
  3. ボックス内において光信号を伝送する光ファイバコードを備え、該光ファイバコードは、長さ方向の少なくとも一部が螺旋状にカールした光カールコードであることを特徴とする請求項1又は2記載のマルチメディアポート。
  4. 前記加入者光配線としての光ファイバコードを備え、該光ファイバコードは、長さ方向の少なくとも一部が螺旋状にカールした光カールコードであることを特徴とする請求項1又は2記載のマルチメディアポート。
  5. 前記光配線用引き込み口から引き込まれた加入者光配線を成端する成端部を備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のマルチメディアポート。
  6. 前記加入者光配線を保持する保持部を備えたことを特徴とする請求項5記載のマルチメディアポート。
  7. 前記成端部は、前記加入者光配線としての光ファイバコードの先端に付設されている光コネクタが着脱自在に接続される第1の受け部と、ボックス内で光信号伝送に用いられる光ファイバコードの先端に付設されている光コネクタが着脱自在に接続される第2の受け部とを有し、第1及び第2の受け部に接続された光コネクタ間で光信号を伝送させるアダプタからなることを特徴とする請求項5記載のマルチメディアポート。
  8. 前記情報用コンセントのうちで、光ファイバコードが接続される光コンセントへの光配線を前記ボックス内に引き込む宅内光配線用引き込み口が当該ボックスに設けられ、前記宅内光配線用引き込み口から引き込まれた宅内用光配線を成端する第2の成端部を備えたことを特徴とする請求項5記載のマルチメディアポート。
  9. 前記加入者光配線に代えて、屋外に設置された屋外光キャビネット内で加入者光配線と接続された宅内光配線が前記光配線用引き込み口から引き込まれることを特徴とする請求項1又は2記載のマルチメディアポート。
JP2004305063A 2004-10-20 2004-10-20 マルチメディアポート Expired - Fee Related JP4373891B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004305063A JP4373891B2 (ja) 2004-10-20 2004-10-20 マルチメディアポート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004305063A JP4373891B2 (ja) 2004-10-20 2004-10-20 マルチメディアポート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006120741A JP2006120741A (ja) 2006-05-11
JP4373891B2 true JP4373891B2 (ja) 2009-11-25

Family

ID=36538360

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004305063A Expired - Fee Related JP4373891B2 (ja) 2004-10-20 2004-10-20 マルチメディアポート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4373891B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4866330B2 (ja) * 2007-08-23 2012-02-01 積水化学工業株式会社 マルチメディアポート用ボックスおよびマルチメディアポート
JP4986872B2 (ja) * 2008-01-29 2012-07-25 積水化学工業株式会社 マルチメディアポート用ボックス
JP5616772B2 (ja) * 2010-12-20 2014-10-29 パナソニック株式会社 マルチメディア情報盤
CN109188634B (zh) * 2018-10-29 2024-05-14 国网新疆电力有限公司昌吉供电公司 终端接入网箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006120741A (ja) 2006-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6931183B2 (en) Hybrid electro-optic cable for free space laser antennas
US6108331A (en) Single medium wiring scheme for multiple signal distribution in building and access port therefor
US6983095B2 (en) Systems and methods for managing optical fibers and components within an enclosure in an optical communications network
US8218935B2 (en) Universal bracket for mounting a drop terminal
US6427035B1 (en) Method and apparatus for deploying fiber optic cable to subscriber
US6427237B1 (en) Network for distributing multimedia signals over a primary signal distribution path
US20080181570A1 (en) Multi-drop closure systems and methods for fiber optic cabling
EP2118697A1 (en) Universal bracket for mounting a drop terminal
CA2364133A1 (en) Local area and multimedia network using radio frequency transceivers and coaxial cable
CN104579861A (zh) FFT抽头WiFi扩展装置
US20080025723A1 (en) System and method for creating cheap efficient high-speed home networks.
US11249267B2 (en) Optical and power network for modular equipment
JP4373891B2 (ja) マルチメディアポート
EP2822199A1 (en) Low noise block (LNB) with optical output
JP4412606B2 (ja) 光フィルタ及びその伝送路
US8781285B2 (en) Multipurpose fiber termination unit
US20230168458A1 (en) Cable attachment device
KR20170095431A (ko) 광 케이블 어셈블리 일체형 광접속함체, 이의 제조방법, 및 이를 이용한 시공방법
JP2008129166A (ja) 光ファイバ配線系およびスプリッタボックス
KR20060078009A (ko) 세대용 광단자함
JP2004191883A (ja) 光情報コンセント
US8776162B2 (en) Plug and play fiber distribution hub
JP3563620B2 (ja) 光集線装置
JP2005094969A (ja) 複合ケーブルを用いた発展型省スペース屋内配線システム
JP2000137150A (ja) 光ファイバの接続装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070413

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090807

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090811

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090904

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120911

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120911

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130911

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees