JP4373358B2 - 送気装置の制御方法及び送気装置及び送気装置を有する内視鏡システム - Google Patents

送気装置の制御方法及び送気装置及び送気装置を有する内視鏡システム Download PDF

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Description

本発明は、観察を行うための気体を内視鏡の送気管路を介して管腔内に供給する送気装置の制御方法、及び送気装置及び送気装置を有する内視鏡システムに関する。
近年、例えば大腸等の管腔内に内視鏡の挿入部を挿入して処置部位を治療する手技が行われている。この手技においては、患者の大腸等の管腔内に内視鏡の挿入部が挿入される。そして、内視鏡視野を確保する目的及び処置具を操作するための領域を確保する目的のために、前記内視鏡の送気管路を介して管腔内に気体が注入される。
管腔内に気体を注入することによって、管腔が膨らんだ状態になる。すると、管腔内に挿入された内視鏡によって、処置部位の観察及び内視鏡の処置具チャンネルを介して挿入された処置具の確認を行いながらの処置等を行うことができる。
なお、前記気体としては、例えば従来用いられていた空気に替えて、生体に吸収され易い二酸化炭素ガス(以下、炭酸ガスと記載する)が使用される。
このような手技を行う際には、大腸等の管腔内に挿入する軟性な挿入部を備えた軟性内視鏡(以下、内視鏡と称す)と、この内視鏡に接続される光源装置及びカメラコントロールユニットと、内視鏡の挿入部、操作部及びユニバーサルコード内に設けられている送気・送水管路を介して管腔内に観察用の気体として炭酸ガスを供給する送気装置及び炭酸ガスボンベと、を備えた内視鏡システムを構成して行われる。
前記従来の内視鏡システムは、前記炭酸ガスボンベから延出する高圧ガス用チューブを前記送気装置の入力側に連結し、この送気装置の出力側には、基端側が前記光源装置に接続された管腔用の送気チューブの一端側を連結する。
このことによって、前記光源装置に連結されている内視鏡の挿入部を、例えば患者の肛門から大腸内に挿入した状態にして、前記送気装置を動作状態にすることによって、炭酸ガスボンベ内の炭酸ガスが、光源装置に接続された内視鏡用コネクタに設けられている送気口金、ユニバーサルコード内及び内視鏡の操作部、挿入部に設けられている送気・送水管路を介して管腔内に供給される。
このような従来の内視鏡システムとしては、従来より数多く提案されている。例えば、特開2000−139827号公報には、前記送気装置の送気出力側に連結される送気チューブを内視鏡の鉗子孔に接続することにより、内視鏡の前記鉗子口に連通する鉗子管路(処置具管路)を介して気体を管腔内又は体腔内に送気する内視鏡用送気装置が開示されている。
特開2000−139827号公報
しかしながら、前記従来の内視鏡システムは、光源装置に接続される内視鏡の送気口金、送気・送水管路を介して管腔内に炭酸ガスを供給する構成であるため、内視鏡が接続される光源装置には、送気口金を介して送気管路に対して送気・送水ポンプから供給される空気の代わりに、送気装置からの炭酸ガスが連続的に供給される。
そして、術者が、送気・送水ボタンに設けられている孔部を塞ぐ操作を行ったとき、炭酸ガスが管腔内へ供給される。ところが、術者が送気・送水ボタンの孔部を塞いでいない状態においては、送気装置から送気管路内に炭酸ガスが供給されている間、孔部から大気中に炭酸ガスが放出され続けるので、非経済的であるいった問題点があった。
前記特開2000−139827号公報に記載の従来技術は、前記送気装置の送気出力側に連結される送気チューブを内視鏡の鉗子孔に接続し、内視鏡の前記鉗子口に連通する鉗子管路(処置具管路)を介して気体を管腔内又は体腔内に送気する構成であるので、送気動作中は処置具を鉗子管路に挿通できず、処置を行うことができないといった不具合が発生する。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、内視鏡観察に用いる気体の消費を軽減する送気装置の制御方法及び送気装置及び送気装置を有する内視鏡システムを提供することを目的とする。。
前記目的を達成するための本発明の送気装置の制御方法は、内視鏡の送気管路を介して気体を送気する送気手順と、前記送気管路内に送気される前記気体の流量を測定する測定手順と、前記測定手順による測定結果に基づき、前記内視鏡による送気の操作がなされているか否かを検知する検知手順と、前記検知手順により前記内視鏡による送気の操作がなされていないことを検知した場合には、前記送気手順による前記気体の送気流量を下げるように制御して前記気体の送気流量を調節する制御手順と、を有している。
また、本発明の送気装置は、内視鏡の送気管路を介して気体を送気する送気手段と、前記送気管路内に送気される前記気体の流量を測定する測定手段と、前記測定手段による測定結果に基づき、前記内視鏡による送気の操作がなされているか否かを検知する検知手段と、前記検知手段により前記内視鏡による送気の操作がなされていないことを検知した場合には、前記送気手段による前記気体の送気流量を下げるように制御して前記気体の送気流量を調節する制御手段と、を有している。
また、本発明の内視鏡システムは、送気管路を有する内視鏡と、前記送気管路を介して気体を送気する送気手段と、前記送気管路内に送気される前記気体の流量を測定する測定手段と、前記測定手段による測定結果に基づき、前記内視鏡による送気の操作がなされているか否かを検知する検知手段と、前記検知手段により前記内視鏡による送気の操作がなされていないことを検知した場合には、前記送気手段による前記気体の送気流量を下げるように制御して前記気体の送気流量を調節する制御手段と、を備えた送気装置と、を有している。
本発明によれば、ガスボンベ内に貯留されている検査用気体が無駄に消費されることを防止することができる送気装置の制御方法及び送気装置及び送気装置を有する内視鏡システムを実現することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1乃至図6は本発明の実施例1に係り、図1は送気装置を有する内視鏡システムの構成例を示す構成図、図2は図1の送気装置の構成例を説明するブロック図、図3は送気装置の制御例を示すフローチャート、図4は送気装置の作用を説明するタイミングチャート、図5は送気・送水ボタンに設けられている孔部から炭酸ガスが噴出しているリーク状態を説明する断面図、図6は送気・送水ボタンに設けられている孔部を塞いで炭酸ガスを挿入部側に送気している状態を説明する断面図である。
図1に示す本実施例の内視鏡システムは、管腔鏡下手術システム(以下、手術システムと称す)1である。この手術システム1は、内視鏡システム2と、送気システム3と、システムコントローラ4と、表示装置であるモニタ5と、集中表示パネル6と、集中操作パネル7と、カート8と、を有して主に構成されている。
なお、手術システム1が配置された手術室には、患者10が横たわる手術台9が設けられている。
内視鏡システム2は、例えば大腸等の管腔内に挿入される軟性な挿入部24を有する内視鏡(軟性内視鏡)21と、照明光供給手段である光源装置22と、カメラコントロールユニット(以下、CCUと称す)23と、を有している。
内視鏡21は、挿入部24と、操作部25と、ユニバーサルコード26と、を備えて構成されている。挿入部24の先端部には、図示はしないが撮像素子が設けられている。
操作部25には送気・送水ボタン25aや吸引ボタン25b、図示しない湾曲部を湾曲動作させる湾曲操作ノブ27、図示しない処置具チャンネルに連通する処置具挿通口28が設けられている。ユニバーサルコード26の基端部には内視鏡コネクタ26aが設けられている。
光源装置22は、内視鏡21に照明光を供給する照明手段である照明ランプ(図示せず)等を有している。この光源装置22には、光源コネクタを備えた内視鏡コネクタ26aが着脱自在に接続されるようになっている。
そして、内視鏡コネクタ26aを光源装置22に接続することによって、光源コネクタと照明ランプとが対峙する配置状態になる。したがって、照明ランプから出射された照明光が図示しないライトガイドファイバを伝送されて挿入部24の図示しない先端部に設けられている照明窓から出射される。
また、内視鏡コネクタ26aには、ユニバーサルコード26内の送気管路を介して上流側送気管路21aと連通する送気用コネクタ26cが設けられている。この送気用コネクタ26cには送気チューブ33の一端部が接続され、この送気チューブ33の基端部は、後述する送気システム3の送気装置31に連結して気体が供給されるようになっている。
なお、内視鏡コネクタ26aからは図示はしないが送水チューブが延出し、送水タンクに連結されている。送水タンク内には例えば液体として水が貯留される。
送気システム3から送られる気体は、内視鏡コネクタ26a内の送気管路(図示せず)、ユニバーサルコード26内の送気管路を通って、上流側送気管路21a(図5参照)を介して操作部35に設けられた送気・送水ボタン25aに送出される。また、同時に、送水チューブ(図示せず)内の管路を介して送水タンクの内部を加圧している。
このため、術者が送気・送水ボタン25aを操作して、上流側送水管路21aと後述する下流側送水管路21bとを連通した状態(図6参照)にすることによって、内視鏡21の送水管路に送られた気体または水が、挿入部24の図示しない先端部に設けられている送気ノズルから噴出されるようになっている。
CCU23は、内視鏡21の挿入部24の図示しない先端部に設けられている撮像素子の駆動制御や、この撮像素子に結像して光電変換された電気信号の映像信号への変換を行う。CCU23で変換された映像信号は、例えばモニタ5や集中表示パネル6に出力される。このことによって、モニタ5又は集中表示パネル6の画面上に内視鏡21でとらえた被写体の内視鏡画像が表示されるようになっている。なお、符号29は内視鏡コネクタ26aに設けられている電気コネクタ26bとCCU23とを電気的に接続する電気ケーブルである。
送気システム3は体腔内に所定の気体、例えば生体に吸収され易い炭素ガスを送気するためのシステムであり、気体供給装置である送気装置31と、所定の観察用気体である炭酸ガスが液化して貯留されている管腔用ガスボンベ(以下、ボンベと称す)32と、送気チューブ33と、を有して主に構成されている。
送気装置31には、高圧コネクタ31aと、送気用コネクタ31cとが設けられている。送気用コネクタ31cには送気チューブ33の一端部が連結され、この送気チューブ33の他端部は光源装置22に接続される内視鏡コネクタ26aの送気用コネクタ26cに連結されている。なお、送気チューブ33はシリコンやテフロン(登録商標)で形成されている。
ボンベ32から延出される高圧ガス用チューブ34は、送気装置31に設けられている高圧コネクタ31aに連結されている。
システムコントローラ4は、手術システム1全体を一括して制御を行う。システムコントローラ4には、図示しない通信回線を介して、集中表示パネル6及び集中操作パネル7や、光源装置22、CCU23、送気装置31が互いに通信を行えるように接続されている。
モニタ5の画面上にはCCU23から出力される映像信号を受けて、内視鏡21でとらえた被写体の内視鏡画像が表示されるようになっている。集中表示パネル6には液晶ディスプレイ等の表示画面が設けられている。集中表示パネル6はシステムコントローラ4に接続されている。したがって、表示画面上に被写体の内視鏡画像とともに、内視鏡周辺装置を有する場合にはこの内視鏡周辺装置の動作状態を集中表示させることが可能になっている。
集中操作パネル7は、液晶ディスプレイ等の表示部と、この表示部の表示面上に一体的に設けられたタッチセンサ部(図示せず)とで構成されている。集中操作パネル7の表示部には、内視鏡周辺装置の操作スイッチ等を設定画面として表示させる表示機能とともに、タッチセンサ部の所定領域を触れることによって表示させた操作スイッチを操作する操作機能とを有している。
つまり、集中操作パネル7がシステムコントローラ4に接続されていることにより、表示部に表示されているタッチセンサ部を適宜操作することによって、表示されている内視鏡周辺装置に対応する操作スイッチを直接操作した場合と同様の操作を行える。すなわち、集中操作パネル7上で、内視鏡周辺装置の各種操作或いは設定等を遠隔的に行える。
カート8には、周辺装置である光源装置22、CCU23及び送気装置31と、システムコントローラ4と、モニタ5と、集中表示パネル6と、集中操作パネル7とボンベ32等が搭載されている。
なお、本実施例の手術システム1においては、内視鏡システム2の他に、患者10の腹腔鏡下外科手術を行うための、光源装置11、CCU12や図示しない硬性内視鏡、内視鏡用カメラで構成される第2の内視鏡システム及び内視鏡周辺装置である電気メス装置13等を備えても良い。
次に、送気装置31の構成を図2を参照しながら説明する。
図2に示すように、送気装置31は、バルブユニット40と、検知手段である検知部44Aと、制御手段である管腔送気制御部(以下、制御部と称す)44と、を有している。
送気装置31の高圧コネクタ31aには、ボンベ22から延出される高圧ガス用チューブ34が連結され、この高圧ガス用チューブ34を介してボンベ22からの炭酸ガスが供給されるようになっている。そして、高圧コネクタ31aには送気管路31bが連結されており、この送気管路31bはバルブユニット40に連通している。
バルブユニット40は、例えば減圧器41、送気手段である電磁弁42及び流量測定手段である流量センサ43等を有している。
減圧器41は、高圧コネクタ31aを介して供給された炭酸ガスを所定の圧力に減圧する。
電磁弁42は、制御部44から出力される制御信号に基づいて開閉動作する。このことにより、電磁弁42の出力側の送気流量が調整されるようになっている。
電磁弁42の出力は、流量センサ43、送気管路31bを介して送気用コネクタ31cに供給される。
流量センサ43は、送気用コネクタ31cに供給されていく炭酸ガスの流量を検出し、検出結果を検知部44Aに出力する。
検知部44Aは、検出結果を取り込み、この検出結果に基づいて体腔内に送気されるべき炭酸ガスが内視鏡21の送気・送水ボタン25aからリークしているか否かを検知し、検知結果を制御部44に供給する。
例えば、検知部44Aは、流量センサ43からの検出結果である流力測定値と、予め設定された閾値VL(図4参照)との比較を行い、流量測定値が閾値VLよりも大きい場合には体腔内に送気されるべき炭酸ガスが内視鏡21の送気・送水ボタン25aからリークしているものと検知し、一方、小さい場合には体腔内に送気されるべき炭酸ガスが内視鏡21の送気・送水ボタン25aからリークしていないものと検知する。
つまり、体腔内に挿入されるべき炭酸ガスが内視鏡21の送気・送水ボタン25aからリークしているものと検知した場合は、送気・送水ボタン25aが開状態(術者が送気・送水ボタン25aの孔部25dを塞いでない状態)である。一方、体腔内に挿入されるべき炭酸ガスが内視鏡21の送気・送水ボタン25aからリークしていないものと検知した場合は、送気・送水ボタン25aが閉状態(術者が送気・送水ボタン25aの孔部25dを塞いでいる状態)である。
制御部44は、バルブユニット40の動作を制御する。詳しくは、制御部44は、検知部44Aからの検知結果に基づいて、電磁弁42の開閉動作を制御する。なお、制御部44には図示しないタイマーが設けられており、制御部44はこのタイマーからの時刻情報を取得している。
制御部44は、図示しない記憶部に記憶された後述するプログラム(図3参照)に基づき、タイマーからの時刻情報を用いて検知部44Aによる検知及び判断処理及びこの検知結果に基づく電磁弁42の開閉制御を実行する。
次に、前記構成の手術システム1に設けられている送気装置31による管腔への炭酸ガスの供給動作について図3ないし図6を参照しながら説明する。
本実例の手術システム1に備えられている送気装置31においては、電源を投入すると、制御部44は、図3に示すプログラムを起動する。
図3に示すように、制御部44は、ステップS1の処理により、電磁弁42を開いて炭酸ガスを体腔内に送気するように制御する。
この場合、送気装置31の送気用コネクタ31cからの炭酸ガスは、送気チューブ33、内視鏡コネクタ26a内の送気管路(図示せず)、ユニバーサルコード26内の送気管路、上流側送気管路21a(図5参照)を介して操作部25に設けられている送気・送水ボタン25aが配設される送気・送水ボタン用シリンダ(以下、送気・送水シリンダと称す)25cに到達する。
ここで、送気・送水ボタン25aに設けられている孔部25dが開放状態である場合には、図5に示すように、炭酸ガスは図中の矢印a、矢印b、矢印cに示すように孔部25dから外部に噴出されるリーク状態になる。
一方、図6に示すように術者の手指で送気・送水ボタン25aに設けられている孔部25dが塞がれている場合においては、上流側送気管路21aを介して送気された炭酸ガスは、図中の矢印a、矢印d、矢印eに示すように孔部25dから外部に漏れ出ることなく屈曲管25eを介して下流側送気管路21bに供給される。このことによって、炭酸ガスがノズルを介して管腔内に送気される管腔内炭酸ガス送気状態になる。
なお、符号21cは上流側送水管路、符号21dは下流側送水管路、符号25fは逆止弁、符号25g、符号25hはパッキン及び符号25iはスプリングである。
また、図6に示す状態において、送気・送水ボタン25aをスプリング25iの付勢力に抗して所定量押し下げると、逆止弁25f及びパッキン25g、25hの位置が移動して、上流側送水管路21cと、下流側送水管路21dとが連通した状態になる。
制御部44は、ステップS2の判断処理において、検知部44Aによって、流量センサ43からの検出結果である流量測定値と、予め設定された閾値VL(図4参照)との比較を行わせる。
そして、制御部44は、この比較結果において、流量測定値が閾値VLよりも大きい場合には体腔内に送気されるべき炭酸ガスが内視鏡21の送気・送水ボタン25aからリークしているものと検知し、すなわち、送気・送水ボタン25aが開状態(図5に示すように術者が送気・送水ボタン25aの孔部25dを塞いでない状態)であると判断する。
一方、制御部44は、比較結果において、流量測定値が閾値VLよりも小さい場合には体腔内に送気されるべき炭酸ガスが内視鏡21の送気・送水ボタン25aからリークしていないものと検知し、すなわち、送気・送水ボタン25aが閉状態(図6に示すように術者が送気・送水ボタン25aの孔部25dを塞いでいる状態)であると判断する。
こうして、ステップS2判断処理によって、送気装置31の送気動作中に、送気・送水ボタン25aの開閉状態が検知される。
そして、制御部44は、ステップS2の判断処理により送気・送水ボタン25aが開状態(送気が行われていない状態)と判断した場合にはステップS3の処理に移行し、一方、送気・送水ボタン25aが閉状態(炭酸ガスの送気が行われている状態)と判断した場合にはステップS2を繰り返し実行する。
ステップS3の処理においては、制御部44は、送気・送水ボタン25aが開状態(リーク状態)であるので、炭酸ガスが無駄に消費されることを防止するために電磁弁42を閉じるように制御して送気を停止させた後、予め設定された設定時間が経過すると、続くステップS4の処理により設定時間後に電磁弁42を開くように制御して処理をステップS2に戻す。
前記制御例を実際に行った際の流量センサ43の流量測定値、送気・送水ボタン25aの開閉動作、及び電磁弁42の開閉動作のタイミングチャートが、図4に示されている。
図4に示すように、時刻t0以前では、送気装置31は、電磁弁42が制御部44によるステップS1の処理によって開状態に制御されて、炭酸ガスを送気用コネクタ31を介して内視鏡21へと送気する。
そして、術者は、時刻t1において、送気・送水ボタン25aの孔部25dから手指を離してこの送気・送水ボタン25aを開状態にしたとする。このため、送気・送水ボタン25aはリーク状態となり、炭酸ガスの送気流量が増大する。
すると、時刻t0において、制御部44によるステップS2の判断処理が行われることで、検知部44Aは、流量測定値が閾値VLよりも大きくなったことを検知する。すなわち、送気・送水ボタン25aが開状態であると判断する。
そして、この検知結果に基づき、制御部44はステップS3の処理によって電磁弁42を閉じるように制御する。このことにより、電磁弁42が閉じられた結果、炭酸ガスの送気流量が低下することなる。
本実施例では、ステップS2の判断処理は、設定時間毎に行われる。なお、この設定時間は、図4の時刻t1〜時刻t2までの時間を示している。この設定時間は、例えば集中操作パネル7上に設定時間可能な操作部を設け、この操作部によって任意に設定可能である。
その後、設定時間経過後、つまり、時刻t2において、制御部44によるステップS4の処理によって電磁弁42が開かれるように制御されることにより、炭酸ガスの送気流量が増加することになる。
そして、時刻t3において、再度、制御部44によるステップS2の判断処理が行われることで、検知部44Aは、流量測定値が閾値VLよりも大きくなったことを検知する。この場合も、送気・送水ボタン25aが開状態であると判断することになる。
そして、この検知結果に基づき、制御部44は同様にステップS3の処理によって電磁弁42を閉じるように制御する。このことにより、時刻t3において、電磁弁42が閉じられた結果、炭酸ガスの送気流量が低下することなる。
このように送気・送水ボタン25aが開状態である期間内においては、ステップS2〜ステップS4の処理が実行される。
このことにより、送気・送水ボタン25が開状態である場合に、設定時間毎にステップS2の判断処理、ステップS3、及びステップS4の電磁弁42の開閉制御処理を行うことで、送気・送水ボタン25aの孔部25dからリークされる送気流量は、従来の炭酸ガスの送気流量よりも小さくすることができる。
時刻t6において、術者は送気・送水ボタン25aの孔部25dを手指で塞ぐ、すなわち、送気・送水ボタン25aを閉状態にしている。これにより、炭酸ガスの送気流量は低下する。
すると、時刻t7において、制御部44によるステップS2の判断処理が行われることで、検知部44Aは、流量測定値が閾値VLよりも小さくなったことを検知する。すなわち、送気・送水ボタン25aが閉状態であると判断する。このとき、制御部44は電磁弁42を閉じることなく炭酸ガスの供給を継続する。
したがって、本実施例によれば、術者が送気・送水ボタン25aの孔部25dから手指を離したときの炭酸ガスの送気量が少なくなるので、炭酸ガスの消費を軽減することができる。
図7乃至図9は本発明の実施例2に係り、図7は実施例2の送気装置の構成例を説明するブロック図、図8は送気装置の制御例を示すフローチャート、図9は送気装置の作用を説明するタイミングチャートである。なお、図7及び図8は、実施例1と同様の構成要素及び処理内容については同一の符号及びステップS番号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施例の手術システムの全体構成は、実施例1における図1の構成と略同様であるが、この手術システム1に用いられる送気装置31の構成が異なっている。
図7に示すように、送気装置31は、図7の構成と略同様であるが、吸引ポンプ45を有するバルブユニット40Aと、吸引ポンプ45に接続した接続チューブ31dと、この接続チューブ31dの基端側が連結され、吸引ポンプ45により吸引した気体を大気上に放出するための排気口31eと、を有している。
バルブユニット40Aにおいて、吸引ポンプ45は、電磁弁42と流量センサ43との間の送気管路31bに連通するように配置されている。
したがって、吸引ポンプ45は、送気管路31b、送気チューブ33、内視鏡コネクタ26a内の送気管路(図示せず)、ユニバーサルコード26内の送気管路、上流側送気管路21a(図5参照)を介して操作部25の送気・送水ボタン25aの孔部25d(図5参照)に連通している。
吸引ポンプ45は、駆動することによって送気管路31b内の気体を吸引するもので、制御部44によって制御されるようになっている。
吸引ポンプ45が駆動すると、送気管路31b内、すなわち、この送気管路31bと連通している送気・送水ボタン25aの孔部25d(図5参照)を介して大気中の気体を吸引する。
そして、吸引ポンプ45は、吸引した気体を、送気実行時とは逆の経路となる上流側送気管路21a(図5参照)、ユニバーサルコード26内の送気管路、内視鏡コネクタ26a内の送気管路(図示せず)、送気チューブ33、送気管路31b、吸引ポンプ45内、接続チューブ31d、排気口31eを介して大気中に放出する。
吸引ポンプ45が停止して電磁弁42が開いているとき、検知部44Aは、流量センサ43からの検出結果である流力測定値と、予め設定された閾値VL2(図9参照)との比較を行う。そして、流量測定値が閾値VL2よりも大きいときに、体腔内に送気されるべき炭酸ガスが内視鏡21の送気・送水ボタン25aからリークしている(送気・送水ボタン25aが開状態である)ことを検知する。
一方、電磁弁42が閉じて吸引ポンプ45が駆動しているとき、検知部44Aは、流量センサ43からの検出結果である流力測定値と、予め設定された閾値−VL1(図9参照)との比較を行う。そして、流量測定値が閾値−VL1より小さいときに、大気中の気体を内視鏡21の送気・送水ボタン25aから吸引している(送気・送水ボタン25aが開状態である)と検知する。
なお、閾値VL2と閾値−VL1とは、実施例1と同様に任意に設定可能である。
制御部44は、検知部44Aからの比較結果に基づき、電磁弁42及び吸引ポンプ45の駆動制御を行う。
その他の構成は、実施例1と同様である。
次に、本実施例の手術システム1に設けられている送気装置31による管腔への炭酸ガスの供給動作について図8及び図9を参照しながら説明する。
本実例の手術システム1に備えられている送気装置31においては、電源を投入すると、制御部44は、図示しない記憶部に記憶された図8に示すプログラムを起動する。
図8に示すように、制御部44は、ステップS1の処理により、電磁弁42を開いて炭酸ガスを体腔内に送気するように制御する。
これにより、送気装置31の送気用コネクタ31bからの炭酸ガスは、送気チューブ33,内視鏡コネクタ26a内の送気管路(図示せず)、ユニバーサルコード26内の送気管路、上流側送気管路21a(図5参照)を介して操作部25に設けられている送気・送水ボタン25aが配設される送気・送水シリンダ25cに到達する。
このとき、制御部44はステップS10の判断処理において、流量センサ43からの検出結果である流力測定値と、予め設定された閾値VL2(図9参照)との比較を、検知部44Aに行わせる。
制御部44は、流量測定値が閾値VL2よりも小さい場合には、炭酸ガスは送気・送水ボタン25aからリークすることなく体腔内に供給されている。すなわち、送気・送水ボタン25aが閉じた状態であると判断する。送気・送水ボタン25aが閉じた状態であると判断した場合、制御部44は、炭酸ガスの供給を継続したまま、ステップS10の処理を繰り返し実行する。
一方、流量測定値が閾値VL2よりも大きい場合には、体腔内に送気されるべき炭酸ガスが内視鏡21の送気・送水ボタン25aからリークしている、すなわち、送気・送水ボタン25aが開いた状態であると判断する。送気・送水ボタン25aが開いた状態であると判断した場合、制御部44は処理をステップS11に移行する。
制御部44は、ステップS11において電磁弁42を閉じ、ステップS12において吸引ポンプ45を駆動し、吸引を開始する。
制御部44は吸引を開始すると、大気中の気体が送気・送水ボタン25aの孔部25d(図5参照)より吸引されて、上流側送気管路21a(図5参照)、ユニバーサルコード26内の送気管路、内視鏡コネクタ26a内の送気管路(図示せず)、送気チューブ33,送気管路31bを介して吸引ポンプ45に到達する。吸引ポンプ45に到達した気体は、接続チューブ31d、排気口31eを介して大気中に放出される。
このとき、制御部44はステップS13の判断処理において、流量センサ43からの検出結果である流力測定値と、予め設定された閾値−VL1(図9参照)との比較を、検知部44Aに行わせる(負号は炭酸ガス送気時とは逆向きに気体が流れていることを表す)。
制御部44は、流量測定値が閾値−VL1よりも小さい(炭酸ガス送気時と逆向きに流れる気体の流量が大きい)場合には、大気中の気体が送気・送水ボタン25aから吸引されている、すなわち、送気・送水ボタン25aが開いた状態であると判断する。送気・送水ボタン25aが開いた状態であると判断した場合、制御部44は大気中の気体の吸引を継続したまま、ステップS13を繰り返し実行する。
一方、流量測定値が閾値−VL1よりも大きい(炭酸ガス送気時と逆向きに流れる気体の流量が小さい)場合には、大気中の気体が送気・送水ボタン25aから吸引されていない、すなわち、送気・送水ボタン25aが閉じた状態であると判断する。送気・送水ボタン25aが閉じた状態であると判断した場合、制御部44はステップS14において吸引ポンプ45を停止し、ステップS1の処理に移行して、炭酸ガスの送気を再開する。
制御例を実際に行った際の流量センサ43の流量測定値、術者による送気・送水ボタン25aの開閉動作、送気装置31における電磁弁42及び吸引ポンプ45の開閉動作を表したタイミングチャートが、図9に示されている。
図9に示す時刻t0以前では、術者は送気・送水ボタン25aの孔部25dを手指で塞いでいる、すなわち、送気・送水ボタン25aが閉じた状態である。また、制御部44はステップS1の処理によって電磁弁42を開いて、炭酸ガスを体腔内に送気するように制御する。
その後、制御部44は、ステップS10の判断処理を行うが、流量測定値が閾値VL2よりも小さいために送気・送水ボタン25aが開いたことを検知できず、時刻t0までステップS10の判断処理を繰り返すこととなる。
時刻t0において、術者は送気・送水ボタン25aの孔部25dから手指を離す、すなわち、送気・送水ボタン25aを開状態にしている。これにより、送気・送水ボタン25aの孔部25dから炭酸ガスがリークした状態になり、炭酸ガスの送気流量が増大する。
すると、時刻t1において、制御部44によるステップS10の判断処理が行われることで、検知部44Aは、流量測定値が閾値VL2よりも大きくなったことを検知する、すなわち、送気・送水ボタン25aが開状態であると判断する。
そして、この検知結果に基づき、制御部44はステップS11の処理によって電磁弁42を閉じ、ステップS12の処理によって吸引ポンプ45を駆動するように制御する。これにより、時刻t1において、炭酸ガスの供給が停止し、吸引ポンプ45による大気中の気体の吸引が開始する。この結果、炭酸ガス送気時と逆向きの送気流量が増大する。
その後、制御部44はステップS13の判断処理を行うが、流量測定値が閾値−VL1よりも小さいために送気・送水ボタン25aが閉じたことを検知できず、時刻t2までステップS13の判断処理を繰り返すこととなる。
時刻t2において、術者は送気・送水ボタン25aの孔部25dを手指で塞ぐ、すなわち、送気・送水ボタン25aを閉状態にしている。これにより、吸引ポンプ45は大気中の気体を吸引することができなくなり、炭酸ガス送気時と逆向きの送気流量が低下する。
すると、時刻t3において、制御部44によるステップS13の判断処理が行われることで、検知部44Aは、流量測定値が閾値−VL1よりも大きくなったことを検知する、すなわち、送気・送水ボタン25aが閉状態であると判断する。
そして、この検知結果に基づき、制御部44はステップS14の処理によって吸引ポンプ45を停止し、ステップS1の処理によって電磁弁42を開くように制御する。これにより、吸引ポンプ45による大気中の気体の吸引が停止し、炭酸ガスの供給が再開されることとなる。
したがって、本実施例によれば、術者が送気・送水ボタン25aの孔部25dから手指を離したときには炭酸ガスの送気を行わないので、炭酸ガスの消費を軽減することができる。
図10乃至図13は本発明の実施例3に係り、図10は実施例3の送気装置の構成例を説明するブロック図、図11は送気装置の制御例を示すフローチャート、図12は図11の流量絞り弁の電圧−流量特性を示すグラフ、図13は送気装置の作用を説明するタイミングチャートである。なお、図10及び図11は、実施例1と同様の構成要素及び処理内容については同一の符号及びステップS番号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施例の手術システムの全体構成は、実施例1における図1の構成と略同様である。この手術システム1に用いられる送気装置31は、図10に示すように、実施例1とは内部構成が異なるバルブユニット40Bを有している。
バルブユニット40Bは、図2のバルブユニット40Aにおける電磁弁42に替えて流量絞り弁46を設けて構成される。この流量絞り弁46は、制御部44からの制御信号における電圧に応じて絞りの開度を自在に可変することが可能である。
すなわち、制御部44は、制御信号の電圧を変化させるように制御して流量絞り弁46の絞りの開度を調整することで、供給する炭酸ガスの送気流量の調節が可能である。
流量絞り弁46の特性は、図12に示すように、横軸を制御信号の電圧値、縦軸を流量値とすると、電圧値P1のときに流量値F1となり、電圧値P1よりも大きな電圧値P2のときには流量値F1よりも大きな流量値F2となる特性を有している。
本実施例では、実施例2と同様に、検知部44Aによって流量センサ43による流量測定値と2つの閾値VLL、VLHとの比較を行うことにより、送気・送水ボタンの開閉状態を検知しているが、2つの閾値VLL、VLHは、図12に示すように流量値F1,F2にそれぞれ対応した閾値であり、VLH>VLLの関係を満足している。
この場合、閾値VLHは、送気・送水ボタン25aが開状態であると判断するための閾値であり、また、閾値VLLは、送気・送水ボタン25aが閉状態であると判断するための閾値である。
そして、本実施例では、流量絞り弁46の動作状態は、例えば流量値F1のときの絞り動作状態(以下、F1の状態と称す)と、流動値F2ののときの絞り動作状態(以下、F2の状態と称す)との2つの絞り動作状態としている。
なお、2つのF1、F2の状態は、それらの流量値に限定されるものではなく、任意に設定することが可能である。また2つの閾値VLH、VLLについても、実施例2と同様に任意に設定することが可能である。
その他の構成は、実施例1と略同様である。
次に、本実施例の手術システム1に設けられている送気装置31による管腔への炭酸ガスの供給動作について図11及び図13を参照しながら説明する。
本実例の手術システム1に備えられている送気装置31においては、電源を投入すると、制御部44は、図示しない記憶部に記憶された図11に示すプログラムを起動する。
図11に示すように、制御部44は、ステップS19の処理により、流量絞り弁46がF2の状態となるように絞りを開いて炭酸ガスを体腔内に送気するように制御する。
この場合、送気装置31の送気用コネクタ31からの炭酸ガスは、送気チューブ33、内視鏡コネクタ26a内の送気管路(図示せず)、ユニバーサルコード26内の送気管路、上流側送気管路21a(図5参照)を介して操作部25に設けられている送気・送水ボタン25aが配設される送気・送水シリンダ25cに到達する。
そして、制御部44は、ステップS20の判断処理において、検知部44Aによって、流量センサ43からの検出結果である流力測定値と、予め設定された閾値VLH、VLL(図12及び図13参照)との比較を行わせる。
そして、制御部44は、この比較結果において、流量測定値が閾値VLHよりも大きい場合には体腔内に送気されるべき炭酸ガスが内視鏡21の送気・送水ボタン25aからリークしているものと検知し、すなわち、送気・送水ボタン25aが開状態であると判断する。
一方、制御部44は、前記比較結果において、流量測定値が閾値VLLよりも小さい場合には体腔内に送気されるべき炭酸ガスが内視鏡21の送気・送水ボタン25aからリークしていないものと検知し、すなわち、送気・送水ボタン25aが閉状態であると判断する。
こうして、ステップS20の判断処理によって、送気装置31の送気動作中に、送気・送水ボタン25aの開閉状態が検知される。
そして、制御部44は、ステップS20の判断処理により送気・送水ボタン25aが開状態(送気が行われていない状態)と判断した場合にはステップS21の処理に移行し、一方、送気・送水ボタン25aが閉状態(炭酸ガスの送気が行われている状態)と判断した場合にはステップS22の処理に移行する。
ステップS21の処理においては、制御部44は、送気・送水ボタン25aが開状態(リーク状態)であるので、炭酸ガスが無駄に消費されることを防止するために流量絞り弁46をF1の状態になるように制御して送気流量を低下させる。その後、制御部44は、処理をステップS20に戻す。
一方、ステップS22の処理においては、制御部44は、炭酸ガスの送気が行われている状態(送気・送水ボタン25aが閉状態)であるので、流量絞り弁46をF2の状態になるように制御して送気流量を増加させる。その後、制御部44は、処理をステップS20に戻す。
前記制御例を実際に行った際の流量センサ43の流量測定値、送気・送水ボタン25aの開閉動作、及び流量絞り弁46の絞り動作のタイミングチャートが、図13に示されている。
図13に示すように、時刻t0以前では、送気装置31は、流量絞り弁46が制御部44によるステップS1の処理によってF2の状態に制御されて、炭酸ガスを送気用コネクタ31を介して内視鏡21へと送気する。
そして、術者は、時刻t0において、送気・送水ボタン25aの孔部25dから手指を離してこの送気・送水ボタン25aを開状態にしたとする。このため、送気・送水ボタン25aはリーク状態となり、炭酸ガスの送気流量が増大する。
すると、時刻t1において、制御部44によるステップS20の判断処理が行われることで、検知部44Aは、流量測定値が閾値VLHよりも大きくなったことを検知する。すなわち、送気・送水ボタン25aが開状態であると判断する。
そして、この検知結果に基づき、制御部44はステップS21の処理によって流量絞り弁46をF1の状態になるように制御する。このことにより、時刻t1において、炭酸ガスの送気流量が低下することとなる。
時刻t2において、術者は送気・送水ボタン25aの孔部25dを手指で塞ぐ、すなわち、送気・送水ボタン25aを閉状態にしている。これにより、炭酸ガスの送気流量は低下する。
すると、時刻t3において、制御部44によるステップS20の判断処理が行われることで、検知部44Aは、流量測定値が閾値VLLよりも小さくなったことを検知する、すなわち、送気・送水ボタン25aが閉状態であると判断する。
そして、この検知結果に基づき、制御部44はステップS22の処理によって流量絞り弁46をF2の状態になるように制御する。このことにより、炭酸ガスの送気流量が増大することとなる。
したがって、本実施例によれば、術者が送気・送水ボタン25aの孔部25dから手指を離したときに炭酸ガスの送気流量を低下させるので、炭酸ガスの消費を軽減することができる。
なお、実施例2における送気装置31は、後述する変形例1及び変形例2に示すように構成しても良い。図14乃至図18を参照しながら実施例2における送気装置31の変形例1及び変形例2を説明する。
図14及び図15は変形例1を説明するもので、図14は変形例1の送気装置の構成例を説明するブロック図、図15は送気装置の制御例を示すフローチャートであり、図16乃至図18は変形例2を説明するもので、図16は変形例2の送気装置の構成例を説明するブロック図、図17は図16の送気管路に設けられたオリフィスの断面図、図18は送気装置の制御例を示すフローチャートである。
図14に示すように、変形例1の送気装置31は、実施例3における流量絞り弁46に替えて第1、第2電磁弁42a、42bを設けたバルブユニット40Cを有している。
バルブユニット40Cにおいて、第1、第2電磁弁42a、42bは、流量絞り弁46と同様に制御部44から出力される制御信号に基づいて開閉動作が制御される。なお、第2電磁弁42bは、第1電磁弁42aと並列になるように送気管路31bに配置される。
第1電磁弁42aは開状態に動作すると、大きな流量値Faで炭酸ガスを送気できる特性を有し、第2電磁弁42bは開状態に動作すると、小さな流量値Fbで炭酸ガスを送気できる特性を有している。
すなわち、実施例3の流量絞り弁46におけるF1の状態は、第1電磁弁42aを閉じ第2電磁弁42bを開くことによって送気流量が流量値Fbとなる状態としている。
また、実施例3の流量絞り弁46におけるF2の状態は、第1電磁弁42a及び第2電磁弁42bを開くことによって送気流量が(流量値Fa+流量値Fb)となる状態としている。
このことにより、実施例3の流量絞り弁46と同様の作用が得られる。
変形例1の送気装置31は、実施例3の送気装置と略同様の制御方法(図11に示すプログラム)で動作するが、図15に示すように、ステップS29、ステップS31及びステップS32の処理内容が異なる。
すなわち、変形例1における制御部44は、ステップS29の処理によって第1、第2電磁弁42a、42bがF2の状態となるように共に開いて炭酸ガスを体腔内に送気するように制御する。
そして、制御部44は、ステップS20(図11参照)と同様の判断処理を行うステップS30において、検知部44Aによって、流量センサ43からの検出結果である流力測定値と、予め設定された閾値VLH、VLL(図12及び図13参照)との比較を行わせる。このことにより、制御部44は、実施例3と同様に送気・送水ボタン25aの開閉状態を検知できる
そして、制御部44は、ステップS30の判断処理により送気・送水ボタン25aが開状態(リーク状態)と判断した場合にはステップS31の処理に移行し、一方、送気・送水ボタン25aが閉状態(リークしていない状態)と判断した場合にはステップS32の処理に移行する。
ステップS31の処理においては、制御部44は、送気・送水ボタン25aが開状態(リーク状態)であるので、炭酸ガスが無駄に消費されることを防止するために第1電磁弁42aを閉じ第2電磁弁42bを開いて送気流量が小さい流量値FbであるF1の状態(実施例3における流量絞り弁46のF1の状態)になるように制御して送気流量を低下させる。その後、制御部44は、処理をステップS30に戻す。
一方、ステップS32の処理においては、制御部44は、炭酸ガスの送気が行われている状態(送気・送水ボタン25aが閉状態)であるので、第1、第2電磁弁42a、42bを共に開いて送気流量が(流量値Fa+流量値Fb)の状態(実施例3における流量絞り弁46のF2の状態)になるように制御して送気流量を増加させる。その後、制御部44は、処理をステップS30に戻す。このことにより、実施例3と略同様の作用及び効果が得られる。
したがって、変形例1によれば、流量絞り弁46を用いずとも第1、第2電磁弁42a、42bを用いて流量絞り弁46と略同様の作用及び効果が得られるので、実施例3よりも安価な送気装置31を構成できる。
変形例2の送気装置31は、図16に示すように、実施例3における流量絞り弁46に替えて電磁弁42及び流量調整部材であるオリフィス47を設けたバルブユニット40Dを有している。
バルブユニット40Dにおいて、電磁弁42は、開状態に動作すると、変形例1と同様に大きな流量値Faで炭酸ガスを送気できる特性を有している。また、電磁弁42と並列になるようにオリフィス47が送気管路31bに設けられている。
オリフィス47は、例えば、図17に示すように、小さな気体送気孔47aを有することによって送気管路31bの管路径を小さくして送気流量を制限する流量調整部材であって、電磁弁42をパイパスする送気管路31bの所定箇所内に設けて連通管路を形成している。すなわち、このオリフィス47を設けることによって形成された送気管路31bの連通管路は、変形例1と同様に小さな流量値Fbで炭酸ガスを送気できる特性を有している。
したがって、電磁弁42を閉じるのみで送気流量が流量値Fbとなり、実施例3の流量絞り弁46におけるF1の状態としている。
また、電磁弁42を開くのみで送気流量が(流量値Fa+流量値Fb)となり、実施例3の流量絞り弁46におけるF2の状態としている。
なお、オリフィス47を設けることによって形成される連通管路(送気管路31b)は、常に送気用コネクタ31cに対し連通しているので、この送気用コネクタ31cに送気チューブ33が連結してない場合には炭酸ガスが送気用コネクタ31cから大気中に漏れてしまう。しかしながら、変形例2では、送気用コネクタ31cに図示はしないが逆止弁が設けられており、この逆止弁は送気チューブ33が連結されない場合には送気用コネクタ31c内の管路を遮断して炭酸ガスの漏洩を防止するようになっている。
上記構成によって、実施例3の流量絞り弁46と同様の作用が得られる。
変形例2の送気装置31は、実施例3の送気装置と略同様の制御方法(図11に示すプログラム)で動作するが、図18に示すようにステップS41及び図42の処理内容が異なる。
すなわち、制御部44は、ステップS40の判断処理により送気・送水ボタン25aが開状態(リーク状態)と判断した場合には、ステップS41の処理により、炭酸ガスが無駄に消費されることを防止するために第電磁弁を閉じオリフィス47を介する連通管路が形成されることにより送気流量が小さい流量値Fbの状態(実施例3における流量絞り弁46のF1の状態)になるように制御して送気流量を低下させる。その後、制御部44は、処理をステップS40に戻す。
一方、制御部44は、ステップS40の判断処理により送気・送水ボタン25aが閉状態(リークしていない状態)と判断した場合には、ステップS42の処理により、電磁弁42を開きオリフィス47を介する連通管路が形成されることにより送気流量が(流量値Fa+流量値Fb)の状態(実施例3における流量絞り弁46のF2の状態)になるように制御して送気流量を増加させる。その後、制御部44は、処理をステップS40に戻す。このことにより、実施例3と略同様の作用及び効果が得られる。
したがって、変形例2によれば、流量絞り弁46を用いずとも電磁弁42、オリフィス47を用いて同様の作用、効果が得られるので、実施例3よりも安価な送気装置31を構成できる。また、変形例1よりも簡単で且つ安価である。
なお、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
図1は本発明の実施例1に係る送気装置を有する内視鏡システムの構成例を示す構成図。 図1の送気装置の構成例を説明するブロック図。 図1の送気装置の制御例を示すフローチャート。 図1の送気装置の作用を説明するタイミングチャート。 送気・送水ボタンに設けられている孔部から炭酸ガスが噴出しているリーク状態を説明する断面図。 送気・送水ボタンに設けられている孔部を塞いで炭酸ガスを挿入部側に送気している状態を説明する断面図。 本発明の実施例2に係る送気装置の構成例を説明するブロック図。 図7の送気装置の制御例を示すフローチャート。 図7の送気装置の作用を説明するタイミングチャート。 本発明の実施例3に係る送気装置の構成例を説明するブロック図。 図11の送気装置の制御例を示すフローチャート。 図11の流量絞り弁の電圧−流量特性を示すグラフ。 図11の送気装置の作用を説明するタイミングチャート。 実施例3の変形例1における送気装置の構成例を説明するブロック図。 変形例1の送気装置の制御例を示すフローチャート。 実施例3の変形例2における送気装置の構成例を説明するブロック図。 図16の送気管路に設けられたオリフィスの断面図。 変形例2の送気装置の制御例を示すフローチャート。
符号の説明
1…手術システム、
2…内視鏡システム、
3…送気システム、
4…システムコントローラ、
5…モニタ、
6…集中表示パネル、
7…集中操作パネル、
21…内視鏡、
21a…上流側送気管路、
21b…下流側送気管路、
22…ボンベ、
22…光源装置、
23…CCU、
24…挿入部、
25…操作部、
25a…送気・送水ボタン、
25d…孔部、
26…ユニバーサルコード、
31…送気装置、
31a…高圧コネクタ、
31b…送気管路、
31c…送気用コネクタ、
31e…排気口、
32…ボンベ、
33…送気チューブ、
34…高圧ガス用チューブ、
40…バルブユニット、
41…減圧器、
42…電磁弁、
43…流量センサ、
44…制御部、
44A…検知部、
45…吸引ポンプ。

Claims (9)

  1. 内視鏡の送気管路を介して気体を送気する送気手順と、
    前記送気管路内に送気される前記気体の流量を測定する測定手順と、
    前記測定手順による測定結果に基づき、前記内視鏡による送気の操作がなされているか否かを検知する検知手順と、
    前記検知手順により前記内視鏡による送気の操作がなされていないことを検知した場合には、前記送気手順による前記気体の送気流量を下げるように制御して前記気体の送気流量を調節する制御手順と、
    を有することを特徴とする送気装置の制御方法。
  2. 前記制御手順は、
    前記検知手順により前記内視鏡による送気の操作がなされていないことを検知した場合には、前記送気手順の前記気体の送気停止状態と前記送気手順の前記気体の送気状態とを、予め設定された設定時間毎に切替えるように制御して前記気体の送気流量を下げることを特徴とする請求項1に記載の送気装置の制御方法。
  3. 前記内視鏡の送気管路を介して前記体腔から前記気体を吸引する吸引手順を有し、
    前記制御手順は、
    前記検知手順により前記内視鏡による送気の操作がなされていないことを検知した場合には、前記送気手順による前記気体の送気を停止すると同時に、前記吸引手順による前記気体の吸引を行うように制御して前記気体の送気流量を下げることを特徴とする請求項1に記載の送気装置の制御方法。
  4. 内視鏡の送気管路を介して気体を送気する送気手段と、
    前記送気管路内に送気される前記気体の流量を測定する測定手段と、
    前記測定手段による測定結果に基づき、前記内視鏡による送気の操作がなされているか否かを検知する検知手段と、
    前記検知手段により前記内視鏡による送気の操作がなされていないことを検知した場合には、前記送気手段による前記気体の送気流量を下げるように制御して前記気体の送気流量を調節する制御手段と、
    を有することを特徴とする送気装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記検知手段により前記内視鏡による送気の操作がなされていないことを検知した場合には、前記送気手段の前記気体の送気停止状態と前記送気手段の前記気体の送気状態とを、予め設定された設定時間毎に切替えるように制御して前記気体の送気流量を下げることを特徴とする請求項4に記載の送気装置。
  6. 前記内視鏡の送気管路を介して前記体腔から前記気体を吸引する吸引手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記検知手段により前記内視鏡による送気の操作がなされていないことを検知した場合には、前記送気手段による前記気体の送気を停止すると同時に、前記吸引手段による前記気体の吸引を行うように制御して前記気体の送気流量を下げることを特徴とする請求項4に記載の送気装置。
  7. 送気管路を有する内視鏡と、
    前記送気管路を介して気体を送気する送気手段と、前記送気管路内に送気される前記気体の流量を測定する測定手段と、前記測定手段による測定結果に基づき、前記内視鏡による送気の操作がなされているか否かを検知する検知手段と、前記検知手段により前記内視鏡による送気の操作がなされていないことを検知した場合には、前記送気手段による前記気体の送気流量を下げるように制御して前記気体の送気流量を調節する制御手段と、を備えた送気装置と、
    を有することを特徴とする内視鏡システム。
  8. 前記制御手段は、
    前記検知手段により前記内視鏡による送気の操作がなされていないことを検知した場合には、前記送気手段の前記気体の送気停止状態と前記送気手段の前記気体の送気状態とを、予め設定された設定時間毎に切替えるように制御して前記気体の送気流量を下げることを特徴とする請求項7に記載の内視鏡システム。
  9. 前記送気装置は、
    前記内視鏡の送気管路を介して前記体腔から前記気体を吸引する吸引手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記検知手段により前記内視鏡による送気の操作がなされていないことを検知した場合には、前記送気手段による前記気体の送気を停止すると同時に、前記吸引手段による前記気体の吸引を行うように制御して前記気体の送気流量を下げることを特徴とする請求項7に記載の内視鏡システム。
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