JP4373347B2 - 超音波内視鏡装置及び超音波振動子アレイ - Google Patents

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Description

本発明は、連続して並べられる複数の超音波振動子のうち選択された超音波振動子が超音波を送信または受信する超音波振動子アレイを備える超音波内視鏡装置に関し、特に、その超音波振動子アレイの構造に関する。
図5は、既存の超音波内視鏡装置を示す図である。
図5に示す超音波内視鏡装置50は、電子走査型の超音波内視鏡装置であって、接続部51と、操作部52と、挿入部53とを備えて構成され、挿入部53は、先端部54を備えている。
上記接続部51は、例えば、ディスプレイを備える測定装置などに接続され、先端部54に設けられる超小型カメラなどにより得られた画像がそのディスプレイに表示される。
上記操作部52は、ユーザの操作により、例えば、挿入部53の上下左右の湾曲動作などを行う。
上記先端部54には、上記超小型カメラの他に、複数の超音波振動子が連続して並べられて構成される超音波振動子アレイが備えられ、この超音波振動子アレイの複数の超音波振動子のうち選択された超音波振動子において超音波の送受信が行われる。また、超音波振動子アレイが受信した超音波は、電気信号に変換され上記ディスプレイなどに画像として表示される。
図6は、図5に示す先端部54の拡大図である。
図6に示すように、先端部54は、上記超小型カメラや照明などの撮影機能を有するスコープ部55と、上記超音波振動子アレイ56とを備えて構成されている。
上記超音波振動子アレイ56は、複数の超音波振動子の外側に設けられる音響レンズ57と、音響レンズ57の一方端に設けられ後述するバルーンの端部を係止させるバルーン係止部材58と、音響レンズ57の他方端とスコープ部55との間に設けられるスコープ接続部材59とを備えて構成されている。
また、上述したように、一般に、超音波内視鏡装置50は、ゴムなどで構成されるバルーンを超音波振動子アレイ56に取り付けることにより使用される(例えば、特許文献1参照)。
図7は、バルーンが取り付けられた超音波振動子アレイ56の断面図である。なお、図6に示す構成と同じ構成には同じ符号を付している。
図7に示すバルーン60は、例えば、ゴムなどの弾性体であって筒状に構成されている。バルーン60の一方の開口部の端がスコープ部55の外周に設けられるバルーン係止溝61に引っ掛けられ、バルーン60の他方の開口部の端がバルーン係止部材58の外周に設けられるバルーン係止溝62に引っ掛けられることにより、音響レンズ57を覆うようにバルーン60が超音波振動子アレイ56に取り付けられている。
そして、バルーン60が超音波振動子アレイ56に取り付けられた状態において、バルーン60内に水などの超音波媒体63を充填すると、音響レンズ57の周囲をその超音波媒体63で満たすことができる。
このように、バルーン60に超音波媒体63を充填することにより、音響レンズ57の周囲を超音波媒体63で満たすことができるので、食道など超音波媒体63を留めておくことが難しい場所での超音波診断や超音波治療を行い易くすることができる。
また、体内の狭い箇所においては、バルーン60を膨らませることにより超音波振動子アレイ56と人体との間に所定の空間をつくることができるので、超音波診断や超音波治療を行い易くすることができる。
特公平6−13034号公報(第1〜3頁、第1〜5図)
しかしながら、上記超音波内視鏡装置50のように、音響レンズ57と、内視鏡構造部材であるバルーン係止部材58やスコープ接続部材59とにより超音波振動子アレイ56を構成する場合、一般に、音響レンズ57はゴムなど柔らかい材質で構成され、バルーン係止部材58やスコープ接続部材59はプラスチックなどで構成される。このように、音響レンズ57がバルーン係止部材58やスコープ接続部材59と異なる材質で構成されるため、音響レンズ57、バルーン係止部材58、及びスコープ接続部材59を一体に構成することができない。そのため、音響レンズ57とバルーン係止部材58とを接続すると共に、音響レンズ57とスコープ接続部材59とを接続するために、音響レンズ57とバルーン係止部材58との間や音響レンズ57とスコープ接続部材59との間に、接着剤などで構成される接合帯を設ける必要がある。ここでもし、音響レンズ57の両端部のいずれかがバルーン係止部材58やスコープ接続部材59よりも突出して構成されてしまうと、バルーン60を超音波振動子アレイ56に装着したり、バルーン60を超音波振動子アレイ56から取り外したりする際、音響レンズ57の端部がバルーン60から力を受けやすくなり、音響レンズ57の両端部にそれぞれ負荷がかかるという問題がある。
そして、このように、バルーン60の着脱時に、音響レンズ57の両端部にそれぞれ負荷がかかると、例えば、バルーン60の着脱が行い難くなったり音響レンズ57が剥離したりするなどの問題が発生する。
そこで、本発明では、バルーンの着脱時、音響レンズと内視鏡構造部材との接続部分にかかる負荷を低減できる超音波内視鏡装置及び超音波振動子アレイを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、以下のような構成を採用した。
すなわち、本発明の超音波内視鏡装置は、連続して並べられる複数の超音波振動子の外側に設けられる音響レンズと、バルーンの端を係止するバルーン係止部材とを備え前記複数の超音波振動子のうち選択された超音波振動子が超音波を送信または受信する超音波振動子アレイを備える超音波内視鏡装置であって、前記バルーン係止部材における前記音響レンズとの接続部の外径が前記音響レンズにおける前記バルーン係止部材との接続部の外径よりも大きく、かつ、前記各接続部の段差をなだらかにさせる接合帯を介して前記音響レンズと前記バルーン係止部材とが接続されていることを特徴とする。
また、本発明の超音波内視鏡装置は、連続して並べられる複数の超音波振動子の外側に設けられる音響レンズを備え前記複数の超音波振動子のうち選択された超音波振動子が超音波を送信または受信する超音波振動子アレイと、撮影機能を有するスコープ部とを備える超音波内視鏡装置であって、前記スコープ部における前記音響レンズとの接続部の外径が前記音響レンズにおける前記スコープ部との接続部の外径よりも大きく、かつ、前記各接続部との段差をなだらかにさせる接合帯を介して前記音響レンズと前記スコープ部とが接続されていることを特徴とする。
また、本発明の超音波内視鏡装置は、連続して並べられる複数の超音波振動子の外側に設けられる音響レンズと、撮影機能を有するスコープ部と前記音響レンズとの間に設けられるスコープ接続部材とを備え前記複数の超音波振動子のうち選択された超音波振動子が超音波を送信または受信する超音波振動子アレイを備える超音波内視鏡装置であって、前記スコープ接続部材における前記音響レンズとの接続部の外径が前記音響レンズにおける前記スコープ接続部材との接続部の外径よりも大きく、かつ、前記各接続部の段差をなだらかにさせる接合帯を介して前記音響レンズと前記スコープ接続部材とが接続されていることを特徴とする。
また、本発明の超音波内視鏡装置は、連続して並べられる複数の超音波振動子の外側に設けられる音響レンズとバルーンの端を係止するバルーン係止部材とを備え前記複数の超音波振動子のうち選択された超音波振動子が超音波を送信または受信する超音波振動子アレイと、撮影機能を有するスコープ部とを備える超音波内視鏡装置であって、前記バルーン係止部材における前記音響レンズとの接続部である部材接続部の外径が前記音響レンズにおける前記バルーン係止部材との接続部である第1のレンズ接続部の外径よりも大きく、かつ、前記第1のレンズ接続部及び前記部材接続部の段差をなだらかにさせる第1の接合帯を介して前記音響レンズと前記バルーン係止部材とが接続され、前記スコープ部における前記音響レンズとの接続部であるスコープ接続部の外径が前記音響レンズにおける前記スコープ部との接続部である第2のレンズ接続部の外径よりも大きく、かつ、前記第2のレンズ接続部及び前記スコープ接続部の段差をなだらかにさせる第2の接合帯を介して前記音響レンズと前記スコープ部とが接続されていることを特徴とする。
また、本発明の超音波内視鏡装置は、連続して並べられる複数の超音波振動子の外側に設けられる音響レンズと、バルーンの端を係止するバルーン係止部材と、撮影機能を有するスコープ部と前記音響レンズとの間に設けられるスコープ接続部材とを備え前記複数の超音波振動子のうち選択された超音波振動子が超音波を送信または受信する超音波振動子アレイを備える超音波内視鏡装置であって、前記バルーン係止部材における前記音響レンズとの接続部である第1の部材接続部の外径が前記音響レンズにおける前記バルーン係止部材との接続部である第1のレンズ接続部の外径よりも大きく、かつ、前記第1のレンズ接続部及び前記第1の部材接続部の段差をなだらかにさせる第1の接合帯を介して前記音響レンズと前記バルーン係止部材とが接続され、前記スコープ接続部材における前記音響レンズとの接続部である第2の部材接続部の外径が前記音響レンズにおける前記スコープ接続部材との接続部である第2のレンズ接続部の外径よりも大きく、かつ、前記第2のレンズ接続部及び前記第2の部材接続部の段差をなだらかにさせる第2の接合帯を介して前記音響レンズと前記スコープ接続部材とが接続されていることを特徴とする。
また、上記超音波内視鏡装置の音響レンズは、両端の少なくとも一方に平坦部を設けて構成してもよい。
また、上記超音波内視鏡装置の音響レンズは、両端に平坦部を設けずに構成してもよい。
また、本発明の超音波振動子アレイは、連続して並べられる複数の超音波振動子の外側に設けられる音響レンズと、バルーンの端を係止するバルーン係止部材とを備え前記複数の超音波振動子のうち選択された超音波振動子が超音波を送信または受信する超音波振動子アレイであって、前記バルーン係止部材における前記音響レンズとの接続部の外径が前記音響レンズにおける前記バルーン係止部材との接続部の外径よりも大きく、かつ、前記各接続部の段差をなだらかにさせる接合帯を介して前記音響レンズと前記バルーン係止部材とが接続されていることを特徴とする。
本発明によれば、バルーンを超音波振動子アレイに装着する際またはバルーンを超音波振動子アレイから取り外す際、音響レンズと内視鏡構造部材との間の接続部分にかかる負荷を低減できる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態の超音波内視鏡装置が備える超音波振動子アレイを示す図である。なお、図6に示す構成と同じ構成には同じ符号を付している。
図1に示す超音波振動子アレイ1は、図6に示す超音波振動子アレイ56と同様に、スコープ部55の先端に設けられる構成であり、音響レンズ2と、バルーン係止部材3と、スコープ接続部材4とを備えて構成されている。
また、音響レンズ2とバルーン係止部材3との間には、接着剤などから構成される接合帯5が設けられている。また、音響レンズ2とスコープ接続部材4との間には、接着剤などから構成される接合帯6が設けられている。
上記超音波振動子アレイ1の特徴とする点は、内視鏡構造部材であるバルーン係止部材3とスコープ接続部材4の両方の部材において、音響レンズ2と接続される各接続部のそれぞれの外径を、音響レンズ2のバルーン係止部材3及びスコープ接続部材4と接続される各接続部のそれぞれの外径よりも大きくしている点と、音響レンズ2とバルーン係止部材3との段差をなだらかにする接合帯5を介して音響レンズ2とバルーン係止部材3とを接続していると共に音響レンズ2とスコープ接続部材4との段差をなだらかにする接合帯6を介して音響レンズ2とスコープ接続部材4とを接続している点である。
すなわち、バルーン係止部材3における音響レンズ2との接続部である第1の部材接続部の外径が、音響レンズ2におけるバルーン係止部材3との接続部である第1のレンズ接続部の外径よりも大きくなるように、音響レンズ2及びバルーン係止部材3をそれぞれ形成する。また、第1のレンズ接続部及び第1の部材接続部の段差がなくなるように、接合帯5により音響レンズ2とバルーン係止部材3とを接続し接合帯5の表面をなだらかな傾面に加工する。
図2は、図1に示す破線枠Aの拡大図、すなわち、音響レンズ2とバルーン係止部材3との接続部付近の拡大図である。
図2に示すように、バルーン係止部材3の端(上記第1の部材接続部)は、音響レンズ2の端(上記第1のレンズ接続部)より外側に出ている。また、音響レンズ2の端とバルーン係止部材3の端とがなだらかな傾斜の表面をもつ接合帯5を介してつながっている。
ここで、音響レンズ2、接合帯5、及びバルーン係止部材3をそれぞれ接続する方法の一例を示す。
まず、音響レンズ2のバルーン係止部材3との接続面と、バルーン係止部材3の音響レンズ2との接続面のそれぞれの面に対して、接合帯5の塗れ性が向上するように、薬品塗布、コロナ放電、ガス、プラズマなどにより表面処理を行う。次に、各接続面に接合帯5を塗布し、音響レンズ2とバルーン係止部材3とを接続する。そして、接合帯5の表面を拭き取ったりならしたりしてなだらかな傾面に加工する。
また、スコープ接続部材4における音響レンズ2との接続部である第2の部材接続部の外径が、音響レンズ2におけるスコープ接続部材4との接続部である第2のレンズ接続部の外径よりも大きくなるように、音響レンズ2及びスコープ接続部材4をそれぞれ形成する。また、第2のレンズ接続部及び第2の部材接続部の段差がなくなるように、接合帯6により音響レンズ2とスコープ接続部材4とを接続し接合帯6の表面をなだらかな斜面に加工する。
図3は、図1に示す破線枠Bの拡大図、すなわち、音響レンズ2とスコープ接続部材4との接続部付近の拡大図である。
図3に示すように、スコープ接続部材4の端(第2の部材接続部)は、音響レンズ2の端(第2のレンズ接続部)より外側に出ている。また、音響レンズ2の端とスコープ接続部材4の端とがなだらかな傾斜の表面をもつ接合帯6を介してつながっている。
ここで、音響レンズ2、接合帯6、及びスコープ接続部材4をそれぞれ接続する方法の一例を示す。
まず、音響レンズ2のスコープ接続部材4との接続面と、スコープ接続部材4の音響レンズ2との接続面のそれぞれの面に対して、接合帯6の塗れ性が向上するように、薬品塗布、コロナ放電、ガス、プラズマなどにより表面処理を行う。次に、各接続面に接合帯6を塗布し、音響レンズ2とスコープ接続部材4とを接続する。そして、接合帯6の表面を拭き取ったりならしたりしてなだらかな傾面に加工する。
また、バルーン係止部材3やスコープ接続部材4を構成する材料としては、以下のような材料が考えられる。
例えば、樹脂系であれば、シリコーン系、エポキシ系・PEEK(登録商標)・ポリイミド・ポリエーテルイミド・ポリサルフォン・ポリエーテルサルフォン・フッ素系樹脂などの有機材料が考えられる。
また、例えば、上記有機材料に、金属、セラミックス、ガラス、カーボンなどの粉体や繊維を混合したものが考えられる。
また、例えば、金属系であれば、ステンレス・チタニウムやその合金・金属ガラスなどが考えられる。
また、例えば、他の無機材料系であれば、アルミナ・ジルコ二ア・窒化珪素などのセラミックスが考えられる。
また、音響レンズ2や後述する音響レンズ9を構成する材料としては、以下のような材料が考えられる。
例えば、シリコーン系・ウレタン系などのゴム類が考えられる。
また、例えば、上記ゴム類の材料に、金属、セラミックス、ガラス、カーボンなどの粉体や繊維を混合したものが考えられる。
また、接合帯5、6の材料としては、以下のような材料が考えられる。
例えば、エポキシ系・シリコーン系・ウレタン系などの接着剤が考えられる。
また、例えば、上記接着剤に、金属、セラミックス、ガラス、カーボンなどの粉体や繊維を混合したものが考えられる。
上記実施形態によれば、バルーン係止部材3及びスコープ接続部材4の両方の部材において、音響レンズ2と接続される各接続部のそれぞれの外径を、音響レンズ2がバルーン係止部材3及びスコープ接続部材4と接続される各接続部のそれぞれの外径よりも大きくし、かつ、バルーン係止部材3及びスコープ接続部材4の両方の部材と音響レンズ2とのそれぞれの接続部の段差がなだらかになるように、バルーン係止部材3及びスコープ接続部材4の両方の部材と音響レンズ2とを接合帯5、6により接続しているので、図7に示すようなバルーン60を超音波振動子アレイ1に装着する際またはバルーン60を超音波振動子アレイ1から取り外す際、バルーン60が接合帯5、6にガイドされることで音響レンズ57に引っ掛かり難くなる。これにより、バルーン60の装着または取外しの際、音響レンズ57にかかる負荷が低減されるので、スムーズにバルーン60の装着または取外しを行うことができる。
また、上記実施形態によれば、バルーン60の装着または取外しの際、バルーン60が超音波振動子アレイ1の表面を擦過するが、バルーン60が音響レンズ57の端部にあまり引っ掛かることなくバルーン60の装着または取外しをスムーズに行うことができるので、音響レンズ2の端にかかる力を低減することができる。これにより、バルーン60の装着または取外しの際、音響レンズ2が超音波振動子アレイ1から剥離したり音響レンズ2に傷がついたりすることなどを防止することができる。
また、上記実施形態によれば、超音波振動子アレイ1にバルーン60を装着し、そのバルーン60を水などで膨らませた後、バルーン60内の気泡をバルーン60の外に出す際、その気泡が接合帯5、6に引っ掛かり難くなるので、気泡をバルーン60の外にスムーズに出すことができる。
また、上記実施形態によれば、超音波振動子アレイ1が人体に挿入される際、音響レンズ2の端の外径よりも外径が大きいバルーン係止部材3を音響レンズ2よりも先に人体の挿入経路に通すことができる。これにより、バルーン係止部材3が人体の挿入経路の異物などを除くことができるので、音響レンズ2を異物などから保護することができる。
なお、上記実施形態の音響レンズ2は、図1に示すように、音響レンズ2の前後にショルダーと呼ばれる平坦部8が設けられる構成であるが、平坦部8が設けられていない音響レンズを使用して超音波内視鏡装置を構成してもよい。
図4は、本発明の他の実施形態の超音波内視鏡装置が備える超音波振動子アレイを示す図である。なお、図1に示す構成と同じ構成には同じ符号を付している。
図4に示す超音波振動子アレイ7は、図1に示すような平坦部8が設けられていない音響レンズ9を備えて構成されている。
また、音響レンズ9とバルーン係止部材3との間には、接着剤などから構成される接合帯5が設けられている。また、音響レンズ9とスコープ接続部材4との間には、接着剤などから構成される接合帯6が設けられている。なお、音響レンズ9は、どちらか一方の端に図1に示すような平坦部8が設けられていてもよい。
上記超音波振動子アレイ7は、図1に示す超音波振動子アレイ1と同様に、内視鏡構造部材であるバルーン係止部材3及びスコープ接続部材4の両方の部材において、音響レンズ9と接続される各接続部のそれぞれの外径を、音響レンズ9のバルーン係止部材3及びスコープ接続部材4と接続される各接続部のそれぞれの外径よりも大きく構成している。また、バルーン係止部材3及びスコープ接続部材4の両方の部材と音響レンズ9とのそれぞれの接続部の段差をなだらかにする接合帯5、6を介してバルーン係止部材3及びスコープ接続部材4の両方の部材と音響レンズ9とを接続している。
このように構成しても、バルーン60を超音波振動子アレイ7に装着する際またはバルーン60を超音波振動子アレイ7から取り外す際、バルーン60が音響レンズ57の端部に引っ掛かり難くなるので、バルーン60の装着または取外しをスムーズに行うことができる。また、バルーン60の装着または取外しの際、音響レンズ9が超音波振動子アレイ7から剥離することや音響レンズ9に傷がつくことなどを防止することができる。また、バルーン60内の気泡をバルーン60の外にスムーズに出すことができる。また、超音波振動子アレイ7が人体に挿入される際、音響レンズ9を異物などから保護することができる。
また、上記実施形態において、バルーン係止部材3及びスコープ接続部材4のどちらか一方の部材において、音響レンズ2(または音響レンズ9)と接続する接続部の外径を、音響レンズ2(または音響レンズ9)のバルーン係止部材3またはスコープ接続部材4と接続される接続部の外径よりも大きくし、かつ、それらの接続部の段差をなだらかにする接合帯5、6を介してバルーン係止部材3またはスコープ接続部材4と音響レンズ2(または音響レンズ9)とを接続してもよい。
また、上記実施形態において、音響レンズ2(または音響レンズ9)は、スコープ接続部材4を介してスコープ部55と接続される構成であるが、音響レンズ2(または音響レンズ9)とスコープ部55とを直接接続するように構成してもよい。このとき、スコープ部55の音響レンズ2(または音響レンズ9)との接続部の外径を、音響レンズ2(または音響レンズ9)のスコープ部55との接続部の外径よりも大きくし、それらの接続部の段差をなだらかにする接合帯6を介して音響レンズ2(または音響レンズ9)とスコープ部55とを接続する。
本発明の実施形態の超音波内視鏡装置が備える超音波振動子アレイを示す図である。 音響レンズとバルーン係止部材との接続部付近の拡大図である。 音響レンズとスコープ接続部材との接続部付近の拡大図である。 本発明の他の実施形態の超音波内視鏡装置が備える超音波振動子アレイを示す図である。 既存の超音波内視鏡装置を示す図である。 先端部の拡大図である。 バルーンが取り付けられた超音波振動子アレイの断面図である。
符号の説明
1 超音波振動子アレイ
2 音響レンズ
3 バルーン係止部材
4 スコープ接続部材
5 接合帯
6 接合帯
7 超音波振動子アレイ
8 平坦部
9 音響レンズ
50 超音波内視鏡装置
51 接続部
52 操作部
53 挿入部
54 先端部
55 スコープ部


Claims (8)

  1. 連続して並べられる複数の超音波振動子の外側に設けられる音響レンズと、バルーンの端を係止するバルーン係止部材とを備え前記複数の超音波振動子のうち選択された超音波振動子が超音波を送信または受信する超音波振動子アレイを備える超音波内視鏡装置であって、
    前記バルーン係止部材における前記音響レンズとの接続部の外径が前記音響レンズにおける前記バルーン係止部材との接続部の外径よりも大きく、かつ、前記各接続部の段差をなだらかにさせる接合帯を介して前記音響レンズと前記バルーン係止部材とが接続されている、
    ことを特徴とする超音波内視鏡装置。
  2. 連続して並べられる複数の超音波振動子の外側に設けられる音響レンズを備え前記複数の超音波振動子のうち選択された超音波振動子が超音波を送信または受信する超音波振動子アレイと、撮影機能を有するスコープ部とを備える超音波内視鏡装置であって、
    前記スコープ部における前記音響レンズとの接続部の外径が前記音響レンズにおける前記スコープ部との接続部の外径よりも大きく、かつ、前記各接続部との段差をなだらかにさせる接合帯を介して前記音響レンズと前記スコープ部とが接続されている、
    ことを特徴とする超音波内視鏡装置。
  3. 連続して並べられる複数の超音波振動子の外側に設けられる音響レンズと、撮影機能を有するスコープ部と前記音響レンズとの間に設けられるスコープ接続部材とを備え前記複数の超音波振動子のうち選択された超音波振動子が超音波を送信または受信する超音波振動子アレイを備える超音波内視鏡装置であって、
    前記スコープ接続部材における前記音響レンズとの接続部の外径が前記音響レンズにおける前記スコープ接続部材との接続部の外径よりも大きく、かつ、前記各接続部の段差をなだらかにさせる接合帯を介して前記音響レンズと前記スコープ接続部材とが接続されている、
    ことを特徴とする超音波内視鏡装置。
  4. 連続して並べられる複数の超音波振動子の外側に設けられる音響レンズとバルーンの端を係止するバルーン係止部材とを備え前記複数の超音波振動子のうち選択された超音波振動子が超音波を送信または受信する超音波振動子アレイと、撮影機能を有するスコープ部とを備える超音波内視鏡装置であって、
    前記バルーン係止部材における前記音響レンズとの接続部である部材接続部の外径が前記音響レンズにおける前記バルーン係止部材との接続部である第1のレンズ接続部の外径よりも大きく、かつ、前記第1のレンズ接続部及び前記部材接続部の段差をなだらかにさせる第1の接合帯を介して前記音響レンズと前記バルーン係止部材とが接続され、
    前記スコープ部における前記音響レンズとの接続部であるスコープ接続部の外径が前記音響レンズにおける前記スコープ部との接続部である第2のレンズ接続部の外径よりも大きく、かつ、前記第2のレンズ接続部及び前記スコープ接続部の段差をなだらかにさせる第2の接合帯を介して前記音響レンズと前記スコープ部とが接続されている、
    ことを特徴とする超音波内視鏡装置。
  5. 連続して並べられる複数の超音波振動子の外側に設けられる音響レンズと、バルーンの端を係止するバルーン係止部材と、撮影機能を有するスコープ部と前記音響レンズとの間に設けられるスコープ接続部材とを備え前記複数の超音波振動子のうち選択された超音波振動子が超音波を送信または受信する超音波振動子アレイを備える超音波内視鏡装置であって、
    前記バルーン係止部材における前記音響レンズとの接続部である第1の部材接続部の外径が前記音響レンズにおける前記バルーン係止部材との接続部である第1のレンズ接続部の外径よりも大きく、かつ、前記第1のレンズ接続部及び前記第1の部材接続部の段差をなだらかにさせる第1の接合帯を介して前記音響レンズと前記バルーン係止部材とが接続され、
    前記スコープ接続部材における前記音響レンズとの接続部である第2の部材接続部の外径が前記音響レンズにおける前記スコープ接続部材との接続部である第2のレンズ接続部の外径よりも大きく、かつ、前記第2のレンズ接続部及び前記第2の部材接続部の段差をなだらかにさせる第2の接合帯を介して前記音響レンズと前記スコープ接続部材とが接続されている、
    ことを特徴とする超音波内視鏡装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の超音波内視鏡装置であって、
    前記音響レンズは、両端の少なくとも一方に平坦部が設けられている、
    ことを特徴とする超音波内視鏡装置。
  7. 請求項1〜5の何れか1項に記載の超音波内視鏡装置であって、
    前記音響レンズは、両端に平坦部が設けられていない、
    ことを特徴とする超音波内視鏡装置。
  8. 連続して並べられる複数の超音波振動子の外側に設けられる音響レンズと、バルーンの端を係止するバルーン係止部材とを備え前記複数の超音波振動子のうち選択された超音波振動子が超音波を送信または受信する超音波振動子アレイであって、
    前記バルーン係止部材における前記音響レンズとの接続部の外径が前記音響レンズにおける前記バルーン係止部材との接続部の外径よりも大きく、かつ、前記各接続部の段差をなだらかにさせる接合帯を介して前記音響レンズと前記バルーン係止部材とが接続されている、
    ことを特徴とする超音波振動子アレイ。


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