JP4372284B2 - Shock absorber - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、衝撃力を吸収するための緩衝装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、過大なトルク伝達を遮断するために緩衝装置を備えたスタータがある(特開昭63−277859号公報参照)。このスタータに使用される緩衝装置は、回転ディスクを固定ディスクに押圧して両者間に摩擦力を発生させ、この摩擦力によって回転ディスクの回転が規制されることでトルク伝達を行い、回転ディスクに所定トルク以上の衝撃力が加わると、摩擦力に抗して回転ディスクが滑る(回転する)ことで衝撃力を吸収している。
回転ディスクは、摩擦面を形成するために、固定ディスクと対向する表面に多数のディンプル(凹部)をプレスにて形成し、そのディンプルの外周に約数十μの突起が盛り上がって形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
回転ディスクの表面に多数のディンプルを設ける場合、ディンプルに対応するパンチの形状を四角形(正方形)にすることで、プレス型を容易に製作することができる。ところが、四角形のディンプルを設けた場合、図5に示すように、ディンプル100の配列方向が回転ディスク200の素材の圧延方向と同一(平行または直交)であると、ディンプル100の形状である四角形の各辺に沿って形成される突起の高さ(肉の盛り上がり量)が均一ではなく、圧延方向と平行する二辺110に沿って形成される肉の盛り上がりが少なく、圧延方向と直交する二辺120に沿って形成される肉の盛り上がりが多くなってしまう。
【0004】
このため、四角形のディンプル100を設けて突起を四角形に形成しても、固定ディスクに対し2ヵ所でしか当たらないため、4ヵ所で当たる場合と比較して突起の摩耗が早くなり、緩衝装置の耐久性が低下するという問題を生じる。
また、初期に固定ディスクに当たっている2ヵ所が摩耗して、残りの2ヵ所も固定ディスクに当たるようになると、摩擦係数が急変するため、トルク管理が極めて困難であるという問題もある。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、回転ディスクの表面に四角形のディンプルを設けて形成される突起の高さ(肉の盛り上がり量)を略均一にできる緩衝装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(請求項1の手段)
緩衝装置に使用される回転ディスクは、固定ディスクと対向する表面に多数のディンプルがプレスにより形成され、ディンプルは、回転ディスクの表面上の形状が四角形に形成され、ディンプルの形成により、ディンプルの周囲に盛り上がって、四角形のディンプルの四辺に突起が形成され、この四辺の突起の高さが略均一になるように、四角形の四辺が、回転ディスクの素材の圧延方向に対しそれぞれ傾けて設けられている。
この場合、ディンプルを形成する四角形の各辺のうち、素材の圧延方向と平行する辺が無く、且つ各辺がそれぞれ圧延方向に対し傾けて設けられるため、ディンプルの配列方向が素材の圧延方向と同一に設けられる場合と比較すると、四角形の各辺に沿って形成される肉の盛り上がり量の差を小さくできる。その結果、固定ディスクに対し突起の4ヵ所が当たるように設けることができる。
【0006】
(請求項2の手段)
請求項1に記載した緩衝装置において、
ディンプルは、回転ディスクの表面上の形状が正方形に形成され、且つその正方形の四辺が素材の圧延方向に対しそれぞれ45度傾けて設けられている。
この場合、素材の圧延方向に対する各辺の傾きが同一であるため、肉の盛り上がり量も略同一に形成できる。
【0007】
(請求項3の手段)
緩衝装置に使用される固定ディスクは、回転ディスクと対向する表面に多数のディンプルがプレスにより形成され、ディンプルは、固定ディスクの表面上の形状が四角形に形成され、ディンプルの形成により、ディンプルの周囲に盛り上がって、四角形のディンプルの四辺に突起が形成され、この四辺の突起の高さが略均一になるように、四角形の四辺が、固定ディスクの素材の圧延方向に対しそれぞれ傾けて設けられている。
この場合、ディンプルを形成する四角形の各辺のうち、素材の圧延方向と平行する辺が無く、且つ各辺がそれぞれ圧延方向に対し傾けて設けられるため、ディンプルの配列方向が素材の圧延方向と同一に設けられる場合と比較すると、四角形の各辺に沿って形成される肉の盛り上がり量の差を小さくできる。その結果、固定ディスクに対し突起の4ヵ所が当たるように設けることができる。
【0008】
(請求項4の手段)
請求項3に記載した緩衝装置において、
ディンプルは、固定ディスクの表面上の形状が正方形に形成され、且つその正方形の四辺が素材の圧延方向に対しそれぞれ45度傾けて設けられている。
この場合、素材の圧延方向に対する各辺の傾きが同一であるため、肉の盛り上がり量も略同一に形成できる。
【0009】
(請求項5の手段)
請求項1〜4に記載した緩衝装置は、エンジンを始動するためのスタータに用いることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の緩衝装置をスタータに適用した実施例を図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
図1(a)は緩衝装置に使用される回転ディスクの断面図、(b)は平面図であり、図3はスタータの半断面図である。
本実施例のスタータ1は、図3に示すように、後述する始動モータの回転速度を減速して出力軸2に伝達する減速装置と、この減速装置に加わる過大トルク(衝撃力)を吸収するための緩衝装置とを備える。
【0011】
始動モータは、アーマチャ3、固定磁極4、ヨーク5、及びブラシ6等から構成される周知の直流電動機であり、図示しないキースイッチがONされてマグネットスイッチ7の内部接点(図示しない)が閉じると、ブラシ6を通じてアーマチャ3に給電されてアーマチャ3が回転する。
マグネットスイッチ7は、内蔵するプランジャ(図示しない)の移動に伴って前記内部接点の開閉を行うとともに、レバー8を介してピニオンギヤ9を一方向クラッチ10とともに出力軸2上を前後移動させる。
【0012】
ピニオンギヤ9は、出力軸2の外周に軸受11を介して摺動自在に嵌合し、上記レバー8を介して一方向クラッチ10と一体に出力軸2上を前方(図3の左側)へ押し出され、エンジンのリングギヤ12と噛み合うことでリングギヤ12に回転力を伝達する。
一方向クラッチ10は、出力軸2の外周にヘリカルスプラインを介して嵌合し、出力軸2の回転をピニオンギヤ9へ伝達するとともに、エンジンの始動によってピニオンギヤ9の回転速度が出力軸2の回転速度を上回ると、出力軸2とピニオンギヤ9との間で動力伝達を遮断する。
【0013】
減速装置は、図4に示すように、アーマチャシャフト3aの外周に外歯を形成するサンギヤ13と、このサンギヤ13の径方向外周に内歯を形成するリング状のインターナルギヤ14と、サンギヤ13とインターナルギヤ14との間に配されて、両ギヤ13、14に噛み合う遊星ギヤ15より構成され、後述の緩衝装置とともにセンタケース16に覆われている。
インターナルギヤ14は、センタケース16の外側円筒部16cの内周面に回転可能に嵌合する円筒状の外周壁14aを有し、この外周壁14aの軸方向先端部で緩衝装置の回転ディスク20と結合され、回転ディスク20が静止した状態で回転規制されている。なお、外周壁14aの軸方向先端部の内周には、複数の切欠き部14b(図4参照)が等間隔に形成されている。
【0014】
遊星ギヤ15は、出力軸2の後端部に圧入されたピン17に軸受18を介して回転自在に支持されている。
この減速装置は、アーマチャ3の回転によってサンギヤ13が回転すると、遊星ギヤ15がサンギヤ13とインターナルギヤ14とに噛み合い、サンギヤ13の外周を自転しながら公転することにより、その遊星ギヤ15の公転がピン17を介して出力軸2に伝達され、出力軸2を回転させる。
【0015】
センタケース16は、出力軸2に対し直交する円環形状の前端壁部16aと、この前端壁部16aの内周縁より軸方向後方へ円筒状に延びる内側円筒部16bと、前端壁部16aの外周縁より軸方向後方へ円筒状に延びる前述の外側円筒部16cとを有し、この外側円筒部16cの後端部がヨーク5の前端部に連結され、内側円筒部16bの内周に軸受19を介して出力軸2を回転可能に支持している。また、内側円筒部16bの外周面には雄ねじ16dが形成されている。
【0016】
緩衝装置は、図4に示すように、回転ディスク20、固定ディスク21、皿ばね22、調節螺子23等より構成される。
回転ディスク20は、金属板をプレス加工してリング状に形成されたもので(図1参照)、センタケース16の前端壁部16aに密着して配され、且つ回転ディスク20の外周に設けられた複数の爪部20aがインターナルギヤ14の外周壁14aの先端部に設けられた切欠き部14bに挿入されてインターナルギヤ14と回転不能に結合されている。
【0017】
回転ディスク20の両面には、それぞれ摩擦面を形成するために多数の突起24(図2(b)参照)が設けられている。この突起24は、図2に示すように、回転ディスク20の表面に多数のディンプル25(窪み)をプレスにより形成することで、そのディンプル25の周囲に盛り上がって形成される。
但し、ディンプル25は、四角柱のパンチ(図示しない)を使用して形成されるため、図2(a)に示すように、回転ディスク20の表面上に形成される形状が正方形であり、且つ正方形の四辺が回転ディスク20の素材の圧延方向に対し45度傾いて設けられている。
【0018】
固定ディスク21は、回転ディスク20と同様に金属板をプレス加工してリング状に形成され、回転ディスク20の摩擦面に密着して配される。この固定ディスク21は、周方向の複数箇所に穴21aが開けられ、この穴21aをセンタケース16の前端壁部16aに突設された突起部16eに嵌合させることで、センタケース16に対し回転不能に保持されている。
皿ばね22は、周知の弾性体で、固定ディスク21を回転ディスク20側へ押圧する手段として使用される。
調節螺子23は、センタケース16の内側円筒部16bに形成された雄ねじ16dに嵌合し、その螺子込み量に応じて皿ばね22の初期荷重を調節することができる。
【0019】
次に、スタータ1の作動を説明する。
キースイッチのON操作により、マグネットスイッチ7に内蔵されたコイル(図示しない)が通電されると、プランジャが図3の右方向へ吸引されることにより、レバー8を介してピニオンギヤ9が一方向クラッチ10と一体に出力軸2上を前方へ押し出される。
また、プランジャの移動によってマグネットスイッチ7の内部接点が閉じると、アーマチャ3が通電されて回転し、そのアーマチャ3の回転が減速装置で減速されて出力軸2に伝達される。
【0020】
出力軸2の回転は、一方向クラッチ10を介してピニオンギヤ9に伝達され、ピニオンギヤ9がリングギヤ12と噛み合い可能な位置まで回転してリングギヤ12に噛み合うと、ピニオンギヤ9の回転がリングギヤ12に伝達されてエンジンを始動させる。
エンジン始動後、キースイッチのOFF操作により、コイルへの通電が停止すると、それまで吸引されていたプランジャが初期位置へ復帰することにより、ピニオンギヤ9がリングギヤ12から離脱して、一方向クラッチ10と一体に出力軸2上を後退する。また、マグネットスイッチ7の内部接点が開くことにより、アーマチャ3への通電が停止して回転を停止する。
【0021】
次に、緩衝装置の作用について説明する。
緩衝装置は、回転ディスク20に所定トルク以上の衝撃力が加わると、それまで静止していた回転ディスク20が回転することで衝撃力を吸収することができる。即ち、ピニオンギヤ9がリングギヤ12に噛み合う時に生じる衝撃力が、出力軸2を介して減速装置のインターナルギヤ14に伝わると、摩擦力により静止していた回転ディスク20がセンタケース16の前端壁部16a及び固定ディスク21に対し回転方向に滑ることで、回転ディスク20に回転規制されていたインターナルギヤ14が回動することができる。これにより、所定トルク以上の衝撃力がアーマチャ3からピニオンギヤ9までの動力伝達系に加わることを防止できる。
【0022】
(第1実施例の効果)
本実施例の緩衝装置は、回転ディスク20の表面にプレスにより形成されるディンプル25の形状が正方形であり、且つ正方形の四辺が素材の圧延方向に対し45度傾いて設けられている。この場合、ディンプル25の形状である正方形の各辺のうち、素材の圧延方向と平行する辺が無く、且つ各辺がそれぞれ圧延方向に対し均等に傾いて設けられるため、正方形の各辺に沿って形成される肉の盛り上がり量を突起24の全体で略均一に設けることができる。
【0023】
上記の結果、固定ディスク21に対して突起24の4ヵ所が均一に当たるため、従来技術で説明した2ヵ所しか当たらない場合と比較すると、突起24の摩耗を低減でき、その分、緩衝装置の耐久性を高めることができる。また、固定ディスク21に対して最初から突起24の4ヵ所が均一に当たるため、使用途中で摩擦係数が急変することがなく、トルク管理を容易にできる効果がある。
【0024】
(変形例)
上記実施例では、回転ディスク20にディンプル25を形成しているが、固定ディスク21に本発明のディンプル25を形成しても良い。
また、図2(a)に示したディンプル25は、その角部がピン角に図示されているが、必ずしも角部がピン角である必要はなく、R(曲面)で面取りされた形状でも良い。
上記実施例では、本発明の緩衝装置をスタータに適用したが、スタータ以外の駆動装置に適用することもできる。
本発明の緩衝装置は、その機能上、ブレーキ装置やクラッチ装置としても使用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転ディスクの断面図(a)と平面図(b)である(第1実施例)。
【図2】ディンプルの配列を示す平面図(a)とディンプルの断面図(b)である。
【図3】スタータの半断面図である。
【図4】減速装置と緩衝装置の構成を示す断面図である。
【図5】ディンプルの配列を示す平面図である(従来技術の説明)。
【符号の説明】
1 スタータ
20 回転ディスク
21 固定ディスク
25 ディンプル[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a shock absorber for absorbing impact force.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, there is a starter provided with a shock absorber in order to cut off excessive torque transmission (see Japanese Patent Application Laid-Open No. 63-277859). The shock absorber used in this starter presses the rotating disk against the fixed disk to generate a frictional force between them, and the frictional force restricts the rotation of the rotating disk to transmit the torque. When an impact force of a predetermined torque or more is applied, the impact force is absorbed by the rotating disk sliding (rotating) against the friction force.
In order to form a friction surface, the rotating disk is formed by forming a large number of dimples (recesses) on the surface facing the fixed disk by pressing, and protrusions of about several tens of μ are raised on the outer periphery of the dimple. .
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
When a large number of dimples are provided on the surface of the rotating disk, the press die can be easily manufactured by making the shape of the punch corresponding to the dimple a square (square). However, when square dimples are provided, as shown in FIG. 5, when the arrangement direction of the
[0004]
For this reason, even if the quadrangular dimple 100 is provided and the projection is formed in a quadrangular shape, the projection hits only at two places against the fixed disk, so that the projection is worn faster than the case of hitting at four places. This causes a problem that durability is lowered.
In addition, if the two places that hit the fixed disk in the initial stage are worn and the remaining two places come into contact with the fixed disk, the friction coefficient changes abruptly, so that torque management is extremely difficult.
The present invention has been made based on the above circumstances, and its object is to provide a shock absorber capable of substantially uniforming the height (amount of rise of meat) of projections formed by providing square dimples on the surface of a rotating disk. Is to provide.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
(Means of Claim 1)
Rotating disk used in the dampener, multiple dimples are formed by a press to the fixed disk opposite to the surface, dimples, the shape of the surface of the rotating disk is formed into a square, by the formation of dimples, around the dimple Protrusions are formed on the four sides of the quadrangle dimples, and the four sides of the quadrangle are provided so as to be inclined with respect to the rolling direction of the material of the rotating disk so that the height of the projections on the four sides is substantially uniform. Yes.
In this case, among the sides of the quadrangle forming the dimple, there is no side parallel to the rolling direction of the material, and each side is provided inclined with respect to the rolling direction, so the arrangement direction of the dimples is the rolling direction of the material. Compared with the case where they are provided in the same manner, the difference in the amount of rising of the meat formed along each side of the quadrangle can be reduced. As a result, it can be provided so that the four positions of the protrusions are in contact with the fixed disk.
[0006]
(Means of Claim 2)
The shock absorber according to claim 1,
The dimples are formed in a square shape on the surface of the rotating disk, and the four sides of the square are inclined by 45 degrees with respect to the rolling direction of the material.
In this case, since the inclination of each side with respect to the rolling direction of the raw material is the same, the amount of rising of the meat can be formed substantially the same.
[0007]
(Means of claim 3)
Fixed disk used in the dampener, multiple dimples are formed by pressing the rotating disc opposite to the surface, dimples, the shape of the surface of the fixed disk is formed in a rectangular shape, by the formation of dimples, around the dimple Protrusions are formed on the four sides of the quadrangle dimples, and the four sides of the quadrangle are provided so as to be inclined with respect to the rolling direction of the material of the fixed disk so that the heights of the projections on the four sides are substantially uniform. Yes.
In this case, among the sides of the quadrangle forming the dimple, there is no side parallel to the rolling direction of the material, and each side is provided inclined with respect to the rolling direction, so the arrangement direction of the dimples is the rolling direction of the material. Compared with the case where they are provided in the same manner, the difference in the amount of rising of the meat formed along each side of the quadrangle can be reduced. As a result, it can be provided so that the four positions of the protrusions are in contact with the fixed disk.
[0008]
(Means of claim 4)
The shock absorber according to
The dimples are formed such that the shape on the surface of the fixed disk is a square, and the four sides of the square are inclined by 45 degrees with respect to the rolling direction of the material.
In this case, since the inclination of each side with respect to the rolling direction of the raw material is the same, the amount of rising of the meat can be formed substantially the same.
[0009]
(Means of claim 5)
The shock absorber described in claims 1 to 4 can be used for a starter for starting the engine.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment in which the shock absorber of the present invention is applied to a starter will be described with reference to the drawings.
(First embodiment)
FIG. 1A is a cross-sectional view of a rotating disk used in a shock absorber, FIG. 1B is a plan view, and FIG. 3 is a half cross-sectional view of a starter.
As shown in FIG. 3, the starter 1 of the present embodiment absorbs an over-torque (impact force) applied to the decelerator and a decelerator that decelerates the rotational speed of a starting motor, which will be described later, and transmits it to the
[0011]
The starting motor is a well-known DC electric motor composed of an
The
[0012]
The
The one-
[0013]
As shown in FIG. 4, the reduction gear includes a
The
[0014]
The
When the
[0015]
The
[0016]
As shown in FIG. 4, the shock absorber is composed of a
The
[0017]
A large number of protrusions 24 (see FIG. 2B) are provided on both surfaces of the
However, since the
[0018]
The fixed
The
The adjusting
[0019]
Next, the operation of the starter 1 will be described.
When a coil (not shown) built in the
Further, when the internal contact of the
[0020]
The rotation of the
When the energization of the coil is stopped by turning off the key switch after the engine is started, the plunger that has been sucked up to that time is returned to the initial position, so that the
[0021]
Next, the operation of the shock absorber will be described.
When an impact force of a predetermined torque or more is applied to the
[0022]
(Effects of the first embodiment)
In the shock absorber of this embodiment, the shape of the
[0023]
As a result, the four positions of the
[0024]
(Modification)
In the above embodiment, the
In addition, the
In the above embodiment, the shock absorber of the present invention is applied to the starter, but it can also be applied to a drive device other than the starter.
Needless to say, the shock absorber of the present invention can also be used as a brake device or a clutch device because of its function.
[Brief description of the drawings]
1A and 1B are a sectional view and a plan view of a rotating disk (first embodiment).
FIG. 2A is a plan view showing an arrangement of dimples, and FIG. 2B is a cross-sectional view of dimples.
FIG. 3 is a half sectional view of a starter.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a configuration of a reduction gear and a shock absorber.
FIG. 5 is a plan view showing the arrangement of dimples (explanation of the prior art).
[Explanation of symbols]
1
Claims (5)
前記回転ディスクは、前記固定ディスクと対向する表面に多数のディンプルがプレスにより形成され、
前記ディンプルは、前記回転ディスクの表面上の形状が四角形に形成され、
前記ディンプルの形成により、前記ディンプルの周囲に盛り上がって、四角形の前記ディンプルの四辺に突起が形成され、
この四辺の前記突起の高さが略均一になるように、四角形の四辺が、前記回転ディスクの素材の圧延方向に対しそれぞれ傾けて設けられていることを特徴とする緩衝装置。A shock absorber that absorbs an impact force by rotating the rotating disk when a rotating disk is pressed against the stationary disk to generate a frictional force between them and an impact force of a predetermined torque or more is applied to the rotating disk. ,
The rotating disk is formed by pressing a large number of dimples on the surface facing the fixed disk,
The dimple has a quadrangular shape on the surface of the rotating disk,
Due to the formation of the dimples, protrusions are formed on the four sides of the quadrangular dimples, which rises around the dimples.
The shock absorber according to claim 4, wherein the four sides of the quadrangle are provided so as to be inclined with respect to the rolling direction of the material of the rotating disk so that the heights of the protrusions on the four sides are substantially uniform .
前記ディンプルは、前記回転ディスクの表面上の形状が正方形に形成され、且つその正方形の四辺が前記素材の圧延方向に対しそれぞれ45度傾けて設けられていることを特徴とする緩衝装置。The shock absorber according to claim 1,
The dimple is a shock absorber characterized in that the shape on the surface of the rotating disk is formed in a square shape, and the four sides of the square are inclined by 45 degrees with respect to the rolling direction of the material.
前記固定ディスクは、前記回転ディスクと対向する表面に多数のディンプルがプレスにより形成され、
前記ディンプルは、前記固定ディスクの表面上の形状が四角形に形成され、
前記ディンプルの形成により、前記ディンプルの周囲に盛り上がって、四角形の前記ディンプルの四辺に突起が形成され、
この四辺の前記突起の高さが略均一になるように、四角形の四辺が、前記固定ディスクの素材の圧延方向に対しそれぞれ傾けて設けられていることを特徴とする緩衝装置。A shock absorber that absorbs an impact force by rotating the rotating disk when a rotating disk is pressed against the stationary disk to generate a frictional force between them and an impact force of a predetermined torque or more is applied to the rotating disk. ,
The fixed disk is formed by pressing a large number of dimples on the surface facing the rotating disk,
The dimple is formed in a square shape on the surface of the fixed disk,
Due to the formation of the dimples, protrusions are formed on the four sides of the quadrangular dimples, which rises around the dimples.
The shock absorber according to claim 4, wherein the four sides of the quadrangle are inclined with respect to the rolling direction of the material of the fixed disk so that the heights of the protrusions on the four sides are substantially uniform .
前記ディンプルは、前記固定ディスクの表面上の形状が正方形に形成され、且つその正方形の四辺が前記素材の圧延方向に対しそれぞれ45度傾けて設けられていることを特徴とする緩衝装置。The shock absorber according to claim 3,
The dimple is a shock absorber characterized in that the shape on the surface of the fixed disk is formed in a square shape, and four sides of the square are inclined by 45 degrees with respect to the rolling direction of the material.
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