JP4371938B2 - 複数の宛先アドレスを含むパケットのルーティング方法および当該ルータ装置 - Google Patents
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Description
1)到着したパケットの宛先アドレスリストに含まれるすべての宛先アドレスについて、各アドレス毎に一般的なルータ装置のルーティング処理と同様に方法で、配送先のネットワークを決定する。
2)これらの宛先アドレスのうち、配送先ネットワークが同一となるアドレスのみから構成される宛先アドレスリストを構成し、ヘッダ部にこれを含めたパケットを該当する配送先のネットワークインタフェースに出力する。
3)ルータ装置に接続されているネットワーク経路毎に上記2)の動作を繰り返す。但し、元のパケットが到着したネットワークについては、すでにパケットが一度ネットワーク上を流れているので対象外とする。
マスタリングTCP/IP 入門編 第3版 竹下隆史、村山公保、荒井透、苅田幸雄著 オーム社(図4.8、図4.12、図4.19、図4.21)
[数1]
Hv=Hv1+Hv2+……+Hvp
である。
[数2]
D=D1+D2+……+Dq
である。
[数3]
C(p,q)=Hf+B×K(N/p)+K(D/q)
で表すことができる。ここで、Nは宛先アドレス数、Bは1宛先アドレスあたりに必要となるバイト数(IPv6の場合16バイト)、K(x)はxの小数点以下を繰り上げて整数値を返す関数である。
[数4]
C(p,q)=Hf+B×K(N/p)+K(D/q)+Padding(N)
と表すことができる。ここで、Padding(N)は、宛先アドレス数によって決まるパディングのバイト数で、正しく規定されたプロトコルであればその仕様に応じて、一意に定めることができる関数である。
(1)ルータ装置1は、3つのコンピュータ・ネットワーク(第1のネットワーク、第2のネットワークおよび第3のネットワーク)と接続されており、第1のネットワークから、ヘッダに含まれる宛先アドレスNが50個、ペイロード・データ部のデータ長Dは500バイトのXcastパケットを受信した。
(2)第1のネットワークのMTUは1500バイト、第2のネットワークのMTUは500バイト、第3のネットワークのMTUは700バイトである。尚、本来ネットワーク用語としては、「オクテット」を使用するのが適切な場合もあるが、本説明では、ルータの構成にかかわる説明の観点から、すべて「バイト」で表現する。
(3)受信したXcastパケットの宛先アドレスのうち、第2のネットワークに配送すべき宛先アドレスN2は40個、第3のネットワークに配送すべき宛先アドレスN3は10個である。
(4)ルータ装置1において圧縮設定パラメータはonと設定されている(アドレスリストのデータ圧縮のみで対応できる場合には圧縮処理手順を行い、分割処理手順は行わない)。
[数5]
40+N×16+24+8+D=72+16×N+D
となる。この数式5を用いれば、出力されるパケットのサイズを計算することができる。
72+16×40+500=1212となり、1212バイトとなる。
72+16×10+500=732となり、732バイトとなる。
2 ネットワークインタフェース
3 データパケット処理部
4 単一宛先ルーティング処理部
5 複数宛先ルーティング処理部
7 制御パケット処理部
8 ルーティングテーブル
9 ルーティングテーブル更新部
11 複数宛先パケット伸張処理部
12 複数宛先パケット分割・圧縮処理部
Claims (7)
- データパケットのサイズの上限が異なる少なくとも2つの経路で複数の宛先アドレスを含むデータパケットを受信した後、受信した前記パケットのアドレスリストが圧縮されているか否かを判断して圧縮されている場合に伸張処理ステップを実行する複数宛先パケット伸張処理手順と、複数の宛先アドレスを含むデータパケットに対してルーティング処理を行う複数宛先ルーティング処理手順と、前記ルーティング処理後のデータパケットを必要に応じて分割または圧縮して出力する分割・圧縮処理手順とを具備し、
この分割・圧縮処理手順は、ルーティング処理後のデータパケットがそのまま送信可能であるか否かを判定する送信可否判定ステップと、送信可否判定ステップで送信できない場合にルーティング処理後のデータパケットのヘッダ部の宛先アドレスデータの分割数とペイロード・データ部の分割数を決定する分割数決定処理ステップと、この分割数決定処理ステップで決定した分割数にデータパケットを再分割するデータパケット分割処理ステップと、分割後のデータパケットを出力するデータパケット出力ステップとを備え、
前記分割数決定処理ステップは、配送先のネットワークにおけるパケットのサイズの上限を超過する場合は、ペイロード・データ部の分割だけでなく、ヘッダ部に含まれる宛先アドレスの分割を試み、配送先ネットワークの1パケットのサイズの上限に収まるように、複数の分割パケットを構築して送出することを特徴とするルーティング方法。 - 前記分割数決定処理ステップは、宛先アドレスの分割数およびペイロード・データの分割数の2つの値について、構築する分割パケットのサイズが配送先ネットワークの1パケットのサイズの上限値以下となる2つの値の組合せのうち、送出するパケット数を最小にする組合せを選択することを特徴とする請求項1記載のルーティング方法。
- 前記分割数決定処理ステップは、前記宛先アドレスデータの分割数pと前記ペイロード・データ部の分割数qとを決定するために、p×q個に分割されたパケットの1パケット長が配送先ネットワークの1パケットのサイズの上限値MTUoutに収まるpおよびqの組み合わせを算出することを特徴とする請求項1記載のルーティング方法。
- 外部との入出力インタフェースとして、データパケットを受け取る複数のネットワークインタフェースと、
データパケットの送受信を担うデータパケット処理部と、
前記ネットワークインタフェースが受け取ったデータパケットのアドレスリストが圧縮されている場合にアドレスリストを伸張して出力する複数宛先パケット伸張処理部と、
前記ネットワークインタフェースが受け取ったデータパケットの宛先が単一のデータパケットのルーティング処理を行う単一宛先ルーティング処理部と、
前記ネットワークインタフェースが受け取ったデータパケットの宛先が複数のデータパケットのルーティング処理を行う複数宛先ルーティング処理部と、
前記ルーティング処理後のデータパケットを、配送先ネットワークの1パケットのサイズの上限を考慮して必要に応じてデータパケットの分割・圧縮処理を行い出力する複数宛先パケット分割・圧縮処理部と、
制御パケットの送受信を行う制御パケット処理部と、
ルーティング情報を格納したルーティングテーブルの情報を更新するルーティングテーブル更新部とを具備し、
前記複数宛先パケット分割・圧縮処理部は、ルーティング処理後のデータパケットがそのまま送信できない場合、ルーティング処理後のデータパケットを分割する際に、ペイロード・データ部の分割およびヘッダ部に含まれる宛先アドレスの分割を試み、分割後の各分割パケットは配送先ネットワークの1パケットのサイズの上限に収まる複数の分割パケットとして送出されるように構成されたことを特徴とするルータ装置。 - 前記複数宛先パケット分割・圧縮処理部は、ルーティング処理後のデータパケットがそのまま送信できない場合、ルーティング処理後のデータパケットを分割する際に、宛先アドレスの分割数およびペイロード・データの分割数の2つの値について、構築する分割パケットのサイズが配送先ネットワークの1パケットのサイズの上限値以下となる2つの値の組合せのうち、送出するパケット数を最小にする組合せを選択するように構成されたことを特徴とする請求項4記載のルータ装置。
- 前記複数宛先パケット分割・圧縮処理部は、ルーティング処理後のデータパケットがそのまま送信できない場合、ルーティング処理後のデータパケットを分割する際に必要となる宛先アドレスの分割数pおよびペイロード・データの分割数qの2つの値を、p×q個に分割されたパケットの1パケット長が配送先ネットワークの1パケットのサイズの上限値MTUoutに収まるpおよびqの組み合わせであるか否かで決定することを特徴とする請求項4記載のルータ装置。
- 前記複数宛先パケット分割・圧縮処理部は、ルーティング処理後のデータパケットがそのまま送信できない場合、まず、データパケットのアドレスリストの圧縮処理を試み、データパケットのアドレスリストの圧縮処理を行ってもなお送信できない場合にルーティング処理後のデータパケットを分割するように構成されたことを特徴とする請求項4記載のルータ装置。
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